JP2014069894A - 搬送装置および搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送される紙葉類のスキュー補正を行い、小型化や軽量化を向上することのできる搬送装置および搬送方法を提供する。
【解決手段】給紙装置は、搬送路によって搬送される紙葉類のスキューを検知する検知部と、検知されたスキューの正負に応じて、紙葉類の搬送方向の右側又は左側を押さえる押圧部G1〜G3を備える。
【選択図】図3
【解決手段】給紙装置は、搬送路によって搬送される紙葉類のスキューを検知する検知部と、検知されたスキューの正負に応じて、紙葉類の搬送方向の右側又は左側を押さえる押圧部G1〜G3を備える。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、紙葉類(書類や帳票等)を装置本体に搬送する搬送装置および搬送方法に関する。
近年、検出部で紙葉類の傾きや位置ずれ等の姿勢誤差を検出し、この姿勢誤差に応じて、 ロータを駆動するモータを始動させ、押圧部でロータに紙葉類を押し付けることで、搬送される紙葉類のスキュー補正を行うものが知られている。
ロータを駆動するモータを使用すると、姿勢制御機構の大型化、重量化を招き、実装スペースの確保が困難になったり、ジャム発生時などに実装された搬送部の開閉が困難になるなどの問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、小型化や軽量化を向上することのできる搬送装置および搬送方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、小型化や軽量化を向上することのできる搬送装置および搬送方法を提供することにある。
実施形態の給紙装置は、搬送路によって搬送される紙葉類のスキューを検知する検知部と、検知されたスキューの正負に応じて、紙葉類の搬送方向の右側又は左側を押さえる押圧部を備える。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、一実施形態の光学的文字読取装置を構成するイメージスキャナーの構成を示す図である。図2は、搬送装置の駆動系の構成を示すブロック図である。
(実施形態1)
図1は、一実施形態の光学的文字読取装置を構成するイメージスキャナーの構成を示す図である。図2は、搬送装置の駆動系の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、このイメージスキャナーは、搬送装置1を備える。搬送装置1は、帳票のイメージを光学的に読み取る装置本体2と、この装置本体2の一端上部側に設けられ、帳票Aを装置本体2に給紙する給紙装置3を有する。給紙装置3は、傾斜されて積層された複数枚の帳票Aを載置している。
給紙装置3の送出側には、帳票Aを装置本体2内に送り込むためのフィーダ部4が配設されている。このフィーダ部4には、帳票Aを取り込むための各種ローラ40,41が設けられている。図2に示すように、ローラ40,41は、ドライバ42,44によって回転制御されるモータ43,45の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ42,44は、制御部8によって動作制御される。
図1に示すように、装置本体2は、フィーダ部4から帳票Aを取り込むためのローラ46と、内部に設けられた水平搬送路5と、上面部に設けられた読取部6と、帳票Aを搬送するための搬送ローラ7と、制御部8と、制御ホスト100等を有する。
図2に示すように、ローラ46は、ドライバ47によって回転制御されるモータ48の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ47は、制御部8によって動作制御される。
図2に示すように、ローラ46は、ドライバ47によって回転制御されるモータ48の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ47は、制御部8によって動作制御される。
図1に示すように、水平搬送路5は、フィーダ部4から送り込まれた帳票Aを装置本体2の水平方向に搬送するためのガイドである。水平搬送路5は、搬送ベルト51を有する(図3参照)。図2に示すように、この搬送ベルト51は、ドライバ53によって回転制御されるモータ54の回転駆動に伴って、それぞれ駆動する。このドライバ53は、制御部8によって動作制御される。
図1に示すように、読取部6は、水平搬送路5によって搬送される帳票Aに記録されている情報(画像)を光学的に読み取るためのものである。図2に示すように、この読取部6は、制御部8によって動作制御される。
図1に示すように、搬送ローラ7は、光学的に読み取られた帳票Aを搬送するためのものである。図2に示すように、この搬送ローラ7は、ドライバ70によって回転制御されるモータ71の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ70は、制御部8によって動作制御される。
制御部8は、図1に示した制御ホスト100からの指示に基づいて、搬送装置1内の各種ドライバの動作制御を行い、帳票Aの搬送制御を行なう。
制御ホスト100は、帳票Aの一端を搬送路の一側に揃え帳票Aをアライニングさせ、読取部6で画像が読み取られるように、制御部8に指示を与える。この指示に基づいて、制御部8が各種ドライバおよび読取部6の動作制御を行なう。
制御ホスト100は、帳票Aの一端を搬送路の一側に揃え帳票Aをアライニングさせ、読取部6で画像が読み取られるように、制御部8に指示を与える。この指示に基づいて、制御部8が各種ドライバおよび読取部6の動作制御を行なう。
制御部8は、図1に示した制御ホスト100からの指示に基づいて、搬送装置1内の各種ドライバの動作制御を行い、帳票Aの搬送制御を行なう。
制御ホスト100は、帳票Aの一端を搬送路の一側に揃え帳票Aをアライニングさせ、読取部6で画像が読み取られるように、制御部8に指示を与える。この指示に基づいて、制御部8が各種ドライバおよび読取部6の動作制御を行なう。
制御ホスト100は、帳票Aの一端を搬送路の一側に揃え帳票Aをアライニングさせ、読取部6で画像が読み取られるように、制御部8に指示を与える。この指示に基づいて、制御部8が各種ドライバおよび読取部6の動作制御を行なう。
図3は、実際の搬送装置に装備された水平搬送路を示し、ガイド板を取り除いた水平搬送路の内部構成の詳細を示す図である。図4は、図3の水平搬送路の内部構成を概略的に示す側面図で、図3で示す右側面を示すものである。図5は、図3の水平搬送路の概略構成を示す斜視図で、ガイド板50を取り付けた水平搬送路を示す。
図3および図4に示すように、水平搬送路5は、ガイド板50、搬送ベルト51、吸着ファン52、センサS0〜S3、押圧部G1〜G3を備える。ガイド板50の長手方向(帳票Aの搬送方向)には、各搬送ベルト51が延出される複数の溝が形成されている(図5参照)。
図3および図4に示すように、水平搬送路5は、搬送ベルト51のベルト駆動機構部を構成する回転軸51a、ローラ51b、モータ54と、吸着ファン52を有する。この搬送ベルト51は、帳票Aを水平搬送路5の下流側に搬送する一般の搬送ベルトで、複数本(実施の形態では3本)のベルトを有する。この搬送ベルト51は、ガイド板50の長手方向に沿ってそれぞれ平行に設けられる(図5参照)。
この搬送ベルト51のベルト駆動機構部は、帳票Aの搬送方向(図3参照)と直交する方向に配置される。この搬送ベルト51のベルト駆動機構部のうちの回転軸51aは、帳票Aの搬送方向と直交する方向(ガイド板50の幅方向)に軸支されている。つまり、回転軸51aは、搬送方向と90°で設置されている。回転軸51a間には、それぞれの軸に回動自在に支持された複数のローラ51bが設けられている。これらローラ51bには、それぞれ搬送ベルト51が架けられている。それぞれの搬送ベルト51は、モータ54によって駆動される(図2参照)。
吸着ファン52は、搬送ベルト51の下方に配置され、上方の空気を吸引することで、帳票Aを搬送ベルト51の表面に吸い付ける機能を有する。なお、この吸着ファン52は、帳票Aを搬送ベルト51に強く吸着させるものではなく、帳票Aを搬送ベルト51に軽く押し付けて搬送ベルト51上を若干スリップするように搬送させるものである。
図2に示すように、この吸着ファン52は、ドライバ55によって回転制御されるモータ56の回転駆動に伴って駆動する。このドライバ55は、制御部8によって動作制御される。
なお、吸着ファン52は、例えば搬送ベルト51の上方に配置し、下方に空気を吹き付けることで、帳票Aを搬送ベルト51に押し付けるように構成してもよい。
なお、吸着ファン52は、例えば搬送ベルト51の上方に配置し、下方に空気を吹き付けることで、帳票Aを搬送ベルト51に押し付けるように構成してもよい。
図5に示すように、センサS0〜S3は、水平搬送路5によって搬送される帳票Aのスキューを検知する検知部の第1のセンサ部1Sを構成している。センサS0〜S3は、ガイド板50の帳票Aの取り込み側に、このガイド板50の幅方向(帳票Aの搬送方向と直交する方向)に配置され、ローラ46によって搬送路5に繰り出される帳票Aの先端を検知している。
センサS0〜S3は、搬送ベルト51のガイド板50の取り込み側に配置されている。センサS0は、帳票Aのスキューを検知する基準となるセンサである。センサS1〜S3は、3本の搬送ベルト51にそれぞれ対応し、搬送ベルト51のガイド板50の取り込み側の近傍に配置されている。
図6は第1のセンサ部のタイムチャートの一例を示す図である。図7は、帳票のスキューの検知を説明するための図である。
制御部8は、センサS0〜S3とともに水平搬送路5によって搬送される帳票Aのスキューを検知する検知部を構成している。ここで、第1のセンサ部1Sの各センサS0〜S3が、図6に示すタイミングで帳票Aの先端A1を検知した場合の制御部8によるスキュー検知を説明する。
制御部8は、センサS0〜S3とともに水平搬送路5によって搬送される帳票Aのスキューを検知する検知部を構成している。ここで、第1のセンサ部1Sの各センサS0〜S3が、図6に示すタイミングで帳票Aの先端A1を検知した場合の制御部8によるスキュー検知を説明する。
なお、図6では、センサS0〜S3が帳票Aによって遮られ、明から暗に変化した状態を帳票Aの先端A1の検知としている。また、この実施形態では、例えば帳票Aの搬送方向に対して、帳票Aの基準軸(先端A1の軸)方向が右回転した方向であることをスキューが正とし、帳票Aの基準軸(先端A1の軸)方向が左回転した方向であることをスキューが負とする。このスキューの正、負は、センサS0〜S3のうちの最も早く帳票Aの先端を検知したセンサと、最も遅く帳票Aの先端を検知したセンサの配置位置によって判断できる。
図6に示すように、制御部8は、ローラ46によって取り込まれた帳票Aの先端A1を検知したセンサS0〜S2のうちの例えば最も早く帳票Aを検知したセンサS0の検知タイミングt0[msec]と、もっとも遅く帳票Aを検知したセンサS2の検知タイミングt2[msec]とから、時間差t(=t2−t0)[msec]を求める。次に、制御部8は、この時間差t[msec]と帳票Aの搬送速度V[mm/s]とを乗算して、帳票Aの検知タイミングt0における位置と帳票Aの検知タイミングt2における位置との間の距離L1[=V・(t2−t0)]を求める。
次に、制御部8は、この求めた距離L1とセンサS0,S2間の距離L2とから帳票A正又は負の傾き角θ[=tan−1(L1/L2)]を求めて検知する(図7参照)。
制御部8は、このように検知した帳票Aの傾き角θの分だけ、帳票Aのスキューを補正するように、スキュー制御を行う。すなわち、帳票Aが図7に示すように、左方向(負)に傾いて傾き角θを有している場合には、右方向に角度θの分だけスキューを補正し、図7とは逆に右方向(正)に傾いて傾き角θを有している場合には、左方向に角度θの分だけスキューを補正する。なお、このスキュー制御は後述する。
制御部8は、このように検知した帳票Aの傾き角θの分だけ、帳票Aのスキューを補正するように、スキュー制御を行う。すなわち、帳票Aが図7に示すように、左方向(負)に傾いて傾き角θを有している場合には、右方向に角度θの分だけスキューを補正し、図7とは逆に右方向(正)に傾いて傾き角θを有している場合には、左方向に角度θの分だけスキューを補正する。なお、このスキュー制御は後述する。
図8は、図5の押圧部を示す拡大斜視図である。図9は、押圧部の動作を示す図で、(a)は押圧部の回転体の吸引を停止した状態を示し、(b)は押圧部の回転体の吸引を実行した状態を示す。
図5に示すように、押圧部G1〜G3は、帳票Aのスキューを補正する第1の押圧部1Gを構成している。押圧部G1〜G3は、各搬送ベルト51に対応し、搬送ベルト51の上方の図示しないガイド板の幅方向(帳票Aの搬送方向に直交する方向)にそれぞれ配置される。押圧部G1〜G3は、搬送ベルト51によって搬送される帳票Aを後述する回転体と搬送ベルト51で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加している。押圧部G1〜G3は、同一の構成からなるので、ここでは代表して押圧部G1の構成を説明する。
図8に示すように、押圧部G1は、電磁石65a、回転体66a、内部に電磁石65aと回転体66aを保持するホルダ67aを備える。
電磁石65aは、磁性材料の芯のまわりにコイルを巻いた一般的な磁石で、通電することによって一時的に磁力を発生させ、通電を停止すると磁力が失われる。電磁石65aは、ドライバ62によって通電されて磁力を発生する(図2参照)。このドライバ62は、制御部8によって動作制御される。
電磁石65aは、磁性材料の芯のまわりにコイルを巻いた一般的な磁石で、通電することによって一時的に磁力を発生させ、通電を停止すると磁力が失われる。電磁石65aは、ドライバ62によって通電されて磁力を発生する(図2参照)。このドライバ62は、制御部8によって動作制御される。
回転体66aは、例えば鉄球等の剛性の磁性体からなる。図9に示すように、この回転体66aは、電磁石65aの磁力の発生により、磁力を帯びて電磁石65aに吸引され、搬送ベルト51によって搬送される帳票Aへの応力の印加を停止する(図9(b)参照)。また、回転体66aは、電磁石65aの磁力の停止により、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と例えば点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。また、この回転体66aは、搬送ベルト51の駆動に伴って回転しながら帳票Aと接触している。
制御部8は、第1の押圧部1Gとともに押圧部を構成している。制御部8は、押圧部G1〜G3のドライバ61〜63を制御し、電磁石65a〜65cの通電を制御している。
図10は、押圧部、この実施形態では押圧部G2による帳票のスキュー補正の動作を説明するための図である。
図10は、押圧部、この実施形態では押圧部G2による帳票のスキュー補正の動作を説明するための図である。
制御部8は、検知した帳票Aの左方向の傾き角θの分だけ(図7参照)、図7中、右方向に帳票Aのスキューを補正する。図10に示すように、制御部8は、帳票Aの先端の検知結果(図6参照)から、帳票Aの先端検知の最も遅いセンサS2に対応する押圧部G2を制御し、電磁石65aの磁力を停止し、回転体66bを帳票Aの先端A1側に落下させ、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aの図10中の搬送方向の前側、すなわち上流側の左上端部に応力を印加する。
この応力により、帳票Aの左上端部は搬送ベルト51と強く接触して水平搬送路5上を搬送される。この時、帳票Aは、左上端部以外はスリップして重心gを中心として、検知した帳票Aの傾き角θの分だけ左方向に回転する。なお、この帳票Aの傾き角θと、図6に示した回転体(鉄球)66bを落とす時間との関係は、予め実験で測定しておき、おの関係を制御部8の図示しない記憶テーブルに記憶させておく(他の回転体66a,66cについても同様)。なお、この実施形態では、図10中の帳票Aの搬送方向の前側、すなわち上流側の左上端部に応力を印加したが、これに限らず、図10中の帳票Aの搬送方向の後側、すなわち下流側の右上端部に応力を印加してもよい。つまり、押圧部G2は、制御部8の動作制御によって、帳票Aの搬送方向の前側又は後側から応力の印加を開始することが可能である。
また、検知した帳票Aが右方向に傾いて傾き角θを有している場合には、制御部8は、センサS1に対応した押圧部G1を制御し、電磁石65aの磁力を停止し、回転体66aを帳票Aの先端A1側に落下させ、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aの図10中の搬送方向の前側、すなわち上流側の左下端部に応力を印加する。
この応力により、帳票Aの左下端部は搬送ベルト51と強く接触して水平搬送路5上を搬送される。この時、帳票Aは、左下端部以外はスリップして重心gを中心として、検知した帳票Aの傾き角θの分だけ右方向に回転する。なお、この実施形態では、図10中の帳票Aの左下端部に応力を印加したが、これに限らず、図10中の帳票Aの搬送方向の後側、すなわち下流側の右下端部に応力を印加してもよい。
また、この実施形態では、回転体66a〜66cによって帳票Aに局所的(点接触)に応力を印加することができるので、傾き角θをスキュー補正するための帳票Aの回転動作が容易になり、スキュー補正の時間を削減することができる。
このように、この実施形態では、簡易な電磁石65a〜65cと回転体66a〜66cを有する押圧部G1〜G3を用いて、帳票Aのスキューを補正するので、装置の小型化や軽量化を向上することができる。
次に、この実施形態の搬送装置の帳票のスキュー補正の動作について説明する。
図11は、搬送装置の帳票のスキュー補正の動作を説明するためのフローチャートである。
図11は、搬送装置の帳票のスキュー補正の動作を説明するためのフローチャートである。
図11に示すように、まず制御部8は、ドライバ53を駆動制御して搬送ベルト51を駆動させる(ステップS101)。次に、第1のセンサ部1Sでの帳票Aの先端の検知があるかどうか判断する(ステップS102)。
ここで、第1のセンサ部1Sでの帳票Aの先端検知があると(ステップS102のYesの場合)、第1のセンサ部1SのセンサS0〜S3のうち、最初と最後に検知したセンサによる帳票Aのスキューの量を算出する(ステップS103)。図6の場合を説明すると、最初に検知したセンサS0の検知タイミングt0と最後に検知したセンサS2の検知タイミングt2との時間差t=(t2−t0)を算出し、この時間差tを帳票Aのスキュー量とする。この実施形態では、予めこの帳票Aのスキュー量を「大」、「中」、「小」の3段階に分け、それぞれの帳票Aのスキュー量に対応する電磁石のオフ時間を実験的に求めて設定し、制御部8の図示しない記憶テーブルに記憶させておく。
この記憶テーブルは、押圧部G1〜G3の電磁石65a〜65c毎に設けられており、例えば「大」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がx[sec]、「中」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がy[sec]、「小」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がz[sec]に設定されている。ここで、帳票Aのスキュー量は、「大」>「中」>「小」の関係にあり、電磁石のオフ時間は、x>y>zの関係にある。
次に、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」かどうか判断する(ステップS104)。
ここで、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」でない場合(ステップS104のNoの場合)、この算出した帳票Aのスキューの量が「大」、「中」、「小」のいずれか判断する(ステップS105)。
ここで、算出した帳票Aのスキューの量が「大」の場合、ステップS106に進み、対応した電磁石のオフ時間xで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
ここで、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」でない場合(ステップS104のNoの場合)、この算出した帳票Aのスキューの量が「大」、「中」、「小」のいずれか判断する(ステップS105)。
ここで、算出した帳票Aのスキューの量が「大」の場合、ステップS106に進み、対応した電磁石のオフ時間xで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、算出した帳票Aのスキューの量が「中」の場合、ステップS107に進み、対応した時間yで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、算出した帳票Aのスキューの量が「小」の場合、ステップS108に進み、対応した時間zで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する(図9(a)参照)。
そして、オフ時間が終了すると、制御部8は、電磁石G2に通電して磁力を発生させる(ステップS109)。搬送ベルト51と帳票Aを挟んでいた回転体66bは、この電磁石65bの磁力の発生により、磁力を帯びて電磁石65bに吸引され、搬送ベルト51によって搬送される帳票Aへの応力の印加を停止する(図9(b)参照)。
このように、この実施形態では、前述した計算で帳票Aのスキュー量を求めるのではなく、最初に帳票Aの先端を検知したセンサの検知タイミングt0と最後に帳票の先端を検知したセンサの検知タイミングt2との時間差tを帳票Aのスキュー量とする。このスキュー量を簡易的に3つに分け、これに対応する電磁石のオフ時間を予め記憶テーブルに記憶させておき、時間差tに対応した電磁石のオフ時間でスキュー量を補正する。この結果、迅速、かつ容易に帳票Aのスキュー補正を行うことができる。
(他の例)
図12は、押圧部の他の一例を示す拡大斜視図である。
実施形態1では、回転体66aを球体としたが、これに限らず、図12に示すように円筒形の回転体68aで形成することも可能である。この実施形態では、制御部8はセンサS1に対応した押圧部G1を制御し、電磁石65aの磁力を停止し、回転体68aを帳票Aの先端A1側に落下させ、帳票Aを搬送ベルト51と線接触(水平搬送路5の幅方向に線接触)で挟んで、帳票Aの図10中の左下端部に応力を印加する。
図12は、押圧部の他の一例を示す拡大斜視図である。
実施形態1では、回転体66aを球体としたが、これに限らず、図12に示すように円筒形の回転体68aで形成することも可能である。この実施形態では、制御部8はセンサS1に対応した押圧部G1を制御し、電磁石65aの磁力を停止し、回転体68aを帳票Aの先端A1側に落下させ、帳票Aを搬送ベルト51と線接触(水平搬送路5の幅方向に線接触)で挟んで、帳票Aの図10中の左下端部に応力を印加する。
また、この実施形態では、例えば回転体68aの外周面の中央を、外周面に沿って山型の凸形状に形成させれば、回転体68aが帳票Aに局所的に応力を印加することが可能となる。この結果、傾き角θをスキュー補正するための帳票Aの回転動作が容易になり、スキュー補正の時間を削減することができる。
(実施形態2)
図13は、実施形態2の水平搬送路の概略構成を示す斜視図である。
図13に示すように、この実施形態では、第1のセンサ部1S及び第1の押圧部1Gの他に、第2のセンサ部2S及び第2の押圧部2Gを有している。
図13は、実施形態2の水平搬送路の概略構成を示す斜視図である。
図13に示すように、この実施形態では、第1のセンサ部1S及び第1の押圧部1Gの他に、第2のセンサ部2S及び第2の押圧部2Gを有している。
センサS10〜S13は、第1の押圧部1Gでスキュー補正がなされた帳票Aのスキューを検知する検知部の第2のセンサ部2Sを構成している。センサS10〜S13は、ガイド板57の中央部付近に配置されている。センサS10〜S13は、第1の押圧部1Gの帳票Aの排出側に、このガイド板50の幅方向(帳票Aの搬送方向と直交する方向)に配置され、スキュー補正がなされた帳票Aの先端を検知している。
センサS10〜S13は、押圧部G1〜G3の下流側の近傍に配置されている。センサS10は、帳票Aのスキューを検知する基準となるセンサである。センサS11〜S13は、3本の搬送ベルト51にそれぞれ対応し、搬送ベルト51のガイド板50の取り込み側の近傍に配置されている。
制御部8は、第2の押圧部2Gとともに第2の押圧部を構成している。制御部8は、押圧部G10〜G13の図示しないドライバを制御し、図示しない電磁石の通電を制御している。
図14は、第1および第2のセンサ部1S,2Sのタイムチャートである。
なお、センサS0〜S3は、図6と同様のタイミングで帳票Aの先端A1(図7参照)を検知している。この場合、帳票Aのスキュー量が大きい時には、帳票Aの姿勢制御が完全でない場合がある。
なお、センサS0〜S3は、図6と同様のタイミングで帳票Aの先端A1(図7参照)を検知している。この場合、帳票Aのスキュー量が大きい時には、帳票Aの姿勢制御が完全でない場合がある。
そこで、この実施形態では、帳票Aの先端A1の検知とスキュー補正を2回ずつ行い、完璧に近い帳票Aの姿勢制御を実行するものである。この実施形態でも、なお、図14では、図6と同様に、センサS0〜S3,S10〜S13が帳票Aによって遮られ、明から暗に変化した状態を帳票Aの先端A1の検知としている。また、この実施形態では、帳票Aの搬送方向に対して、帳票Aの基準軸(先端A1の軸)方向が右回転した方向であることをスキューが正とし、帳票Aの基準軸(先端A1の軸)方向が左回転した方向であることをスキューが負とする。
ところで、最初に検知したセンサの検知タイミングと最後に検知したセンサの検知タイミングとの時間差tが長くなり、傾き角θが大きくなる場合がある。このような場合、1回のスキュー補正では、帳票Aの大きさ(サイズ)によっては帳票Aの姿勢を完全に制御できない場合がある。
そこで、この実施形態では、帳票の通過時間P[sec]を設定する。そして、P<x、P<y、P<zならば、電磁石のオフ時間を帳票Aの通過時間と同じPとする。なお、この帳票Aの通過時間Pは、例えば帳票Aのピックアップの時などに帳票Aを検知するセンサの明暗の時間に基づいて制御部8が検知してもよいし、センサS0〜S3などの明暗の時間に基づいて制御部8が検知してもよい。
次に、この実施形態の搬送装置の帳票のスキュー補正の動作を説明する。
図15、図16は、搬送装置の帳票のスキュー補正の動作を説明するためのフローチャートである。
図15、図16は、搬送装置の帳票のスキュー補正の動作を説明するためのフローチャートである。
図15に示すように、まず制御部8は、ドライバ53を駆動制御して搬送ベルト51を駆動させる(ステップS201)。次に、第1のセンサ部1Sでの帳票Aの先端の検知があるかどうか判断する(ステップS202)。
ここで、第1のセンサ部1Sでの帳票Aの先端検知があると(ステップS202のYesの場合)、第1のセンサ部1SのセンサS0〜S3のうち、最初と最後に検知したセンサによる帳票Aのスキューの量を算出する(ステップS203)。図14の場合を説明すると、最初に検知したセンサS0の検知タイミングt0と最後に検知したセンサS2の検知タイミングt2との時間差t=(t2−t0)を算出し、この時間差tを帳票Aのスキュー量とする。この実施形態では、予めこの帳票Aのスキュー量を「大」、「中」、「小」の3段階に分け、それぞれの帳票Aのスキュー量に対応する電磁石のオフ時間を実験的に求めて設定し、制御部8の図示しない記憶テーブルに記憶させておく。
この記憶テーブルは、押圧部G1〜G3の電磁石65a〜65c毎に設けられており、例えば「大」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がx[sec]、「中」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がy[sec]、「小」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がz[sec]に設定されている。ここで、帳票Aのスキュー量は、「大」>「中」>「小」の関係にあり、電磁石のオフ時間は、x>y>zの関係にある。
次に、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」かどうか判断する(ステップS204)。
ここで、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」でない場合(ステップS204のNoの場合)、この算出した帳票Aのスキューの量が「大」、「中」、「小」のいずれか判断する(ステップS205)。
また、制御部8は、図示しないセンサからの帳票Aの検知に基づいて、この帳票Aの通過時間Pを検知する。
ここで、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」でない場合(ステップS204のNoの場合)、この算出した帳票Aのスキューの量が「大」、「中」、「小」のいずれか判断する(ステップS205)。
また、制御部8は、図示しないセンサからの帳票Aの検知に基づいて、この帳票Aの通過時間Pを検知する。
このステップS205で、算出した帳票Aのスキューの量が「大」の場合、ステップS206に進み、このスキュー量に対応した電磁石のオフ時間xと帳票Aの通過時間Pとが、P<xかどうか判断する。
ここで、P<xの場合(ステップS206のYesの場合)、電磁石のオフ時間をPに設定して、対応した電磁石のオフ時間Pで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する(ステップS209)。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、ステップS206で、P<xでない場合(ステップS206のNoの場合)、ステップS209に進み、対応した電磁石のオフ時間xで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、ステップS205で、算出した帳票Aのスキューの量が「中」の場合、ステップS207に進み、このスキュー量に対応した電磁石のオフ時間xと帳票Aの通過時間Pとが、P<yかどうか判断する。
ここで、P<yの場合(ステップS207のYesの場合)、電磁石のオフ時間をPに設定して、対応した電磁石のオフ時間Pで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する(ステップS209)。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、ステップS207で、P<yでない場合(ステップS207のNoの場合)、ステップS211に進み、対応した時間yで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、ステップS205で、算出した帳票Aのスキューの量が「小」の場合、ステップS207に進み、このスキュー量に対応した電磁石のオフ時間zと帳票Aの通過時間Pとが、P<zかどうか判断する。
ここで、P<zの場合(ステップS208のYesの場合)、電磁石のオフ時間をPに設定して、対応した電磁石のオフ時間Pで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する(ステップS209)。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、ステップS208で、P<zでない場合(ステップS208のNoの場合)、ステップS212に進み、対応した時間zで押圧部G2の電磁石65bの磁力を停止する。この磁力の停止により、回転体66bは、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
そして、オフ時間が終了すると、制御部8は、電磁石G2に通電して磁力を発生させる(ステップS213)。搬送ベルト51と帳票Aを挟んでいた回転体66bは、この電磁石65bの磁力の発生により、磁力を帯びて電磁石65bに吸引され、搬送ベルト51によって搬送される帳票Aへの応力の印加を停止する(図9(b)参照)。
次に、制御部8は、第2のセンサ部2Sでの帳票Aの先端の検知があるかどうか判断する(ステップS214)。
ここで、第2のセンサ部2Sでの帳票Aの先端検知があると(ステップS214のYesの場合)、図16のステップS215に進み、第2のセンサ部2SのセンサS10〜S13のうち、最初と最後に検知したセンサによる帳票Aのスキューの量を算出する(ステップS215)。最初に検知したセンサの検知タイミングと最後に検知したセンサの検知タイミングとの時間差を算出し、この時間差を帳票Aのスキュー量とする。この実施形態では、予めこの帳票Aのスキュー量を「大」、「中」、「小」の3段階に分け、それぞれの帳票Aのスキュー量に対応する電磁石のオフ時間を実験的に求めて設定し、制御部8の図示しない記憶テーブルに記憶させておく。
ここで、第2のセンサ部2Sでの帳票Aの先端検知があると(ステップS214のYesの場合)、図16のステップS215に進み、第2のセンサ部2SのセンサS10〜S13のうち、最初と最後に検知したセンサによる帳票Aのスキューの量を算出する(ステップS215)。最初に検知したセンサの検知タイミングと最後に検知したセンサの検知タイミングとの時間差を算出し、この時間差を帳票Aのスキュー量とする。この実施形態では、予めこの帳票Aのスキュー量を「大」、「中」、「小」の3段階に分け、それぞれの帳票Aのスキュー量に対応する電磁石のオフ時間を実験的に求めて設定し、制御部8の図示しない記憶テーブルに記憶させておく。
この記憶テーブルは、押圧部G11〜G13の図示しない電磁石毎に設けられており、例えば「大」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がx[sec]、「中」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がy[sec]、「小」の帳票Aのスキュー量に対しては、電磁石のオフ時間がz[sec]に設定されている。ここで、帳票Aのスキュー量は、「大」>「中」>「小」の関係にあり、電磁石のオフ時間は、x>y>zの関係にある。
次に、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」かどうか判断する(ステップS216)。
ここで、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」の場合(ステップS216のYesの場合)、図14の場合を説明すると、検知したセンサS0〜S2の検知タイミングが同一時間のt10なので、帳票Aのスキュー量を「0」とする。
また、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」でない場合(ステップS216のNoの場合)、この算出した帳票Aのスキューの量が「大」、「中」、「小」のいずれか判断する(ステップS217)。
ここで、算出した帳票Aのスキューの量が「大」の場合、ステップS218に進み、例えば対応した電磁石のオフ時間xで押圧部G12の図示しない電磁石の磁力を停止する。この磁力の停止により、押圧部G12の回転体は、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
ここで、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」の場合(ステップS216のYesの場合)、図14の場合を説明すると、検知したセンサS0〜S2の検知タイミングが同一時間のt10なので、帳票Aのスキュー量を「0」とする。
また、この算出した帳票Aのスキューの量が「0」でない場合(ステップS216のNoの場合)、この算出した帳票Aのスキューの量が「大」、「中」、「小」のいずれか判断する(ステップS217)。
ここで、算出した帳票Aのスキューの量が「大」の場合、ステップS218に進み、例えば対応した電磁石のオフ時間xで押圧部G12の図示しない電磁石の磁力を停止する。この磁力の停止により、押圧部G12の回転体は、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、算出した帳票Aのスキューの量が「中」の場合、ステップS219に進み、例えば対応した時間yで押圧部G12の図示しない電磁石の磁力を停止する。この磁力の停止により、回転体は、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
また、算出した帳票Aのスキューの量が「小」の場合、ステップS220に進み、例えば対応した時間zで押圧部G12の図示しない電磁石の磁力を停止する。この磁力の停止により、押圧部G12の回転体は、磁力が失われて搬送ベルト51の方向に落下し、帳票Aを搬送ベルト51と点接触で挟んで、帳票Aに局所的に応力を印加する。
そして、オフ時間が終了すると、制御部8は、押圧部G12の電磁石に通電して磁力を発生させる(ステップS221)。搬送ベルト51と帳票Aを挟んでいた押圧部G12の回転体は、この電磁石の磁力の発生により、磁力を帯びて電磁石に吸引され、搬送ベルト51によって搬送される帳票Aへの応力の印加を停止する。
このように、この実施形態では、帳票Aのスキュー量が大きい場合には、帳票Aの通過時間Pで電磁石のオフ時間を設定するので、最大限に帳票Aの姿勢制御を行うことができる。
また、この実施形態では、センサ部と押圧部を2組配置して、帳票Aのスキュー補正を行うので、帳票Aのスキュー量が大きい場合でも帳票Aの姿勢制御を確実に行うことができる。
以上説明した実施形態によれば、簡易な電磁石と回転体を有する押圧部を用いるので、小型化や軽量化を向上することができる。
また、この実施形態によれば、帳票を回転体と搬送ベルトで挟んで応力を局所的に印加することで、帳票Aが傾き角を是正する方向に回転してスキューを補正するので、帳票の姿勢制御を確実に行うことができる。
また、この実施形態によれば、帳票を回転体と搬送ベルトで挟んで応力を局所的に印加することで、帳票Aが傾き角を是正する方向に回転してスキューを補正するので、帳票の姿勢制御を確実に行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…搬送装置
2…装置本体
3…給紙装置
4…フィーダ部
5…水平搬送路
6…読取部
7…搬送ローラ
8…制御部
61〜63…ドライバ
65a〜65c…電磁石
66a〜66c…回転体
1G,2G…押圧部
1S,2S…センサ部
40,41,46,51b…ローラ
42,44,47,53,62,70…ドライバ
43,45,48,54,56,63,71…モータ
50…ガイド板
51…搬送ベルト
51a…回転軸
52…吸着ファン
57…ガイド板
67a…ホルダ
100…制御ホスト
A…帳票
G1〜G3,G10〜G13…押圧部。
2…装置本体
3…給紙装置
4…フィーダ部
5…水平搬送路
6…読取部
7…搬送ローラ
8…制御部
61〜63…ドライバ
65a〜65c…電磁石
66a〜66c…回転体
1G,2G…押圧部
1S,2S…センサ部
40,41,46,51b…ローラ
42,44,47,53,62,70…ドライバ
43,45,48,54,56,63,71…モータ
50…ガイド板
51…搬送ベルト
51a…回転軸
52…吸着ファン
57…ガイド板
67a…ホルダ
100…制御ホスト
A…帳票
G1〜G3,G10〜G13…押圧部。
Claims (15)
- 紙葉類を搬送する搬送部と、
前記搬送される紙葉類のスキューを検知する検知部と、
前記検知されたスキューの正負に応じて、前記紙葉類の搬送方向の右側又は左側に応力を印加する押圧部と、
を具備する搬送装置。 - 前記紙葉類の搬送方向に対して、前記紙葉類の基準軸方向が右回転した方向であることを前記スキューが正として、前記押圧部が前記紙葉類の搬送方向に対して右側に応力を印加する請求項1記載の搬送装置。
- 前記押圧部が、前記紙葉類に局所的に応力を印加する請求項1又は2記載の搬送装置。
- 前記押圧部が、剛性の回転体を有する請求項3記載の搬送装置。
- 前記回転体が、磁性体を有し、
前記押圧部が、磁力による前記回転体の吸引を実行又は停止することで、前記紙葉類に応力を印加し又は前記印加を停止する請求項4記載の搬送装置。 - 前記押圧部が、前記検知されたスキューの量に応じた時間で、前記紙葉類に応力を印加する請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送装置。
- 前記押圧部が、前記紙葉類の搬送方向の前側又は後側から応力の印加を開始する請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬送装置。
- 前記押圧部が、前記紙葉類の搬送方向と直交する方向に複数配置され、前記紙葉類の大きさに応じて、前記紙葉類の搬送方向の右側又は左側に応力を印加する押圧部を変更する請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬送装置。
- 前記検知部が、前記紙葉類の搬送方向の前側又は後側のスキューを検知する請求項1記載の搬送装置。
- 前記押圧部による応力の印加の停止後の前記紙葉類のスキューを検知する第2の検知部を、
さらに具備する請求項1記載の搬送装置。 - 前記第2の検知部で検知されたスキューの正負に応じて、前記紙葉類の搬送方向の右側又は左側に応力を印加する第2の押圧部を、
さらに具備する請求項10記載の搬送装置。 - 搬送路が、紙葉類を搬送するステップと、
検知部が、前記搬送される紙葉類のスキューを検知するステップと、
押圧部が、前記検知されたスキューの正負に応じて、前記紙葉類の搬送方向の右側又は左側に応力を印加するステップと、
を含む搬送方法。 - 前記印加するステップでは、前記紙葉類の搬送方向に対して、前記紙葉類の基準軸方向が右回転した方向であることを前記スキューが正として、前記押圧部が前記紙葉類の搬送方向に対して右側に応力を印加する請求項12記載の搬送方法。
- 第2の検知部が、前記押圧部によって押さえられた前記紙葉類のスキューを検知するステップを
さらに含む請求項12記載の搬送方法。 - 第2の押圧部が、前記第2の検知部で検知されたスキューの正負に応じて、前記紙葉類の搬送方向の右側又は左側に応力を印加するステップを、
さらに含む請求項14記載の搬送方法。
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