JP2014069861A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装体本体から蓋が分離しにくい技術を提供する。
【解決手段】本体110は、物品150を前記物品収容空間110Hから取り出すための開口112とを有している。
蓋120は、本体110の開口を覆う開閉部120Bと、前記開閉部120Bから伸びている基部120Aと、本体110の表面に対し剥離可能に接着される接着剤123とを有している。蓋120は、基部120Aの一部に、接着剤123の接着力を低減する接着力低減部140を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品を取り出し可能に収容する包装体に関し、特に、物品の取り出し性を向上させた収容体に関する。
繊維材料をシート状に形成したティッシュペーパーや不織布等に薬剤、化粧水やアルコール等の液体を含浸させた種々のウェットティッシュが使用されている。このようなウェットティッシュの収容形態としては、柔軟性を有する材料で形成された本体を有する包装体に収容する収容形態が用いられている。包装体は、ウェットティッシュ収容空間と、ウェットティッシュ収容空間から取り出すための開口を有する本体と、本体の開口を開閉する蓋により構成されている。蓋は、接着剤によって繰り返し剥離可能に本体の表面に接着される。
この点、特許文献1、特許文献2には蓋を開いた際に、蓋が本体から離脱しにくい構造が示されている。
特開平11−268783号公報 特開昭63−33280号公報
図12〜13により、特許文献1に記載された包装体を説明する。包装体400は、本体410と蓋420とにより構成される。
蓋420は、本体410の開口412に対し着脱される開閉部420Bと、開閉部420Bから延び本体410の上壁410Aに接着される基部420Aとを有する。また、開閉部420Bの端部には使用者により把持される摘み部420Cが形成される。
蓋420は、第1のシート421と、第2のシート422と、第1のシート421を本体410に対し剥離可能に接着する第1の接着剤423と、第2のシートと第1のシートおよび本体410とを強固に接着する第2の接着剤424とを有する。
すなわち、蓋420における開閉部420Bは、第2のシート422、第2の接着剤424、第1のシート421、第1の接着剤423の積層構造により構成される。また、基部420Aは、第2のシート422と第2の接着剤424の積層構造により構成される。
この包装体400からウェットティッシュ450を取り出す場合、使用者は、蓋420の摘み部420Cを指で摘まんで基部420A方向に引っ張る。そして、開閉部420Bを基部420Aまで剥離させる。これにより、蓋420は本体410の開口412を露出させた状態となる。この状態で使用者が摘み部420Cから指を離すと、蓋420は、基部420Aと開閉部420Bの境界にて折り返される。
この特許文献1に係る包装体400の構造にあっては、蓋420の基部420Aが第2のシート422のみの構造となっている。さらに、基部420Aにおける第2の接着剤424の接着力が、開閉部420Bにおける第1の接着剤423よりも大きく構成されている。
よって、使用者が蓋を開く作業を継続し、基部420Aまで到達した場合は、第2の接着剤424に対する剥離が行われることとなる。よって、使用者の指にかかる負担が増加するため、使用者は蓋420の開き作業が終了したことを認識することができる。
一方、使用者が、指にかかる負担の増加に気が付かない場合は、さらに蓋420の開き作業を継続してしまい、最終的には蓋420と本体410とが完全に分離される恐れがあった。
図14〜15に基づき特許文献2に記載された包装体を説明する。包装体500は本体510と蓋520とからなる。
蓋520は、本体510の開口512に対し着脱される開閉部520Bと、開閉部520Bから延び本体510に接着される基部520Aとを有する。また、開閉部520Bの端部には使用者により把持される摘み部520Cが形成される。
蓋520は、第1のシート521と開閉部520Bを、本体510に対し剥離可能に接着する第1の接着剤523と、基部520Aを本体510に対し強固に接続する第2の接着剤524とを有する。
なお、蓋520の基部520Aに対応する本体510の一部には、切り込み510Cが設けられる。
この特許文献2に係る包装体500にあっては、蓋520の基部520Aが第2のシート522のみの構造となっている。さらに、第2の接着剤524の接着力が第1の接着剤523よりも大きく構成されている。
よって、使用者が蓋を開く作業を継続し、基部520Aまで到達した場合は、第2の接着剤524に対する剥離が行われることとなる。よって、使用者の指にかかる負担が増加するため、使用者は蓋520の開き作業が終了したことを認識することができる。
一方、使用者が、指にかかる負担の増加に気が付かない場合は、さらに蓋520の開き作業を継続することとなる。この場合、第2の接着剤524の剥離が本体510の切込み710Cまで達する。すると、第2の接着剤524にて接着されている本体510の部分が切込み710Cから分離した状態にて引っ張られるため、使用者の指にかかる負担に大きな変化を来す。これによって、使用者は蓋520の開き作業が終了したことを認識することができる。
しかし、使用者が蓋520を剥離する力は、上記のどのような段階においても蓋を操作する方向と平行の方向へ向かう。よって、例えば使用者が強い力を入れ、早い動作にて蓋520の開操作を行った場合には、第2の接着剤524や切込み510Cによる指にかかる抵抗の差を感じにくい場合があった。この結果、最終的には蓋520と本体510とが完全に分離される恐れがあった。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、簡単な構成で、包装体本体から蓋が分離しにくい技術を提供することを目的とする。
本発明は、本体と蓋とを有している。本体は、物品を収容する物品収容空間と、物品を前記物品収容空間から取り出すための開口とを有している。包装体の本体は、例えば、ラミネートフィルム、典型的には、熱融着フィルムによって形成される。包装体の本体に収容される物品には、繊維材料によってシート状に形成した基材に液体を含浸させたウェットティッシュ等が含まれる。
本体の蓋は、本体の開口を覆う開閉部と、前記開閉部から伸びている基部と、本体の表面に対し剥離可能に接着される接着材とを有している。
蓋は、基部の一部に、接着剤の接着力を低減する接着力低減部を有している。
接着力低減部は、前記蓋の前記開閉部と基部の境界から前記基部の所定の位置に亘り形成することができる。
接着力低減部には接着剤が配置されていない構造とすることができる。
蓋の開閉には第2の接着力低減部を設けることができる。
本発明では、包装体の蓋を開いた場合、基部に構成された接着力低減部により、使用者が蓋を開ける力の方向が、蓋を破断する方向へと変化する。これによって、使用者の指にかかる力が増加され、使用者は蓋の開き操作が完了したことを認識できる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態を図1〜図8により説明する。ここで、図1には、蓋を閉じた状態の包装体の斜視図が示されている。図2から図6には、図1のII−II線断面に関し、蓋を開く方向へ段階的に移動させた状態がそれぞれ示されている。図7および図8には、図1〜6に示した蓋を、開く方向へ段階的に移動させた平面図が示されている。
包装体100は、ウェットティッシュ150を取り出し可能に収容するため構成されている。ウェットティッシュ150は、繊維材料をシート状に形成した基材(例えば、不織布、ガーゼ、コットンシート、ティッシュペーパー)に液体(例えば、アルコール、消毒液、化粧水)等を含浸させたものを意味する。ウェットティッシュ150が本発明の「物品」に対応する。
包装体100は、本体110と蓋120により構成されている。本体110が本発明の「包装体の本体」に対応し、蓋120が本発明の「包装体の蓋」に対応する。
包装体100の本体110は、上壁110Aと底壁110Bにより形成され、ウェットティッシュ150を収容するウェットティッシュ収容空間110Hを有している。また、本体110の上壁110Aには、ウェットティッシュ150をウェットティッシュ収容空間110Hから取り出すための開口112が形成されている。
ウェットティッシュ収容空間110Hが本発明の「物品収容空間」に対応し、開口112が本発明の「物品を物品収容空間から取り出すための、包装体の本体の開口」に対応する。
ウェットティッシュ150は、開口112から順次取り出すことができるように、ウェットティッシュ収容空間110H内に収容される。好ましくは、開口112からウェットティッシュ150を取り出した時、次に取り出されるウェットティッシュ150の一部が開口112から飛び出した状態となるように収容される。例えば、折り返したウェットティッシュ150を、折り返し方向が交互に逆になるように積層する。この時、ウェットティッシュ150の下方側(積層体の下方側)の端部が、次に取り出されるウェットティッシュ150の上方側(積層体の上方側)の端部の下方に配置されるように積層する。
包装体100の本体110は、例えば、加熱することによって融着可能なフィルム(「熱融着フィルム」という)によって形成される。典型的には、包装体100の本体110は、熱融着フィルムによってウェットティッシュ150を包み、熱融着フィルムが重ねられている縦シール部(図示省略)および横シール部111A、111Bを押圧および加熱し、縦シール部および横シール部111A、111Bで熱融着フィルムを結合することによって形成される。縦シール部は、本体110の下部に、包装体100の製造時における熱融着フィルムの搬送方向に沿って形成される。また、横シール部111A、111Bは、包装体100の製造時における熱融着フィルムの搬送方向に沿って離れた前後の箇所に、熱融着フィルムの搬送方向に直交する方向に沿って形成される。
包装体100の本体110を形成する熱融着フィルムとしては、加熱することによって融着可能な種々のフィルムを用いることができる。なお、本実施の形態では、ウェットティッシュ150を収容するため、熱融着フィルムとしては、ウェットティッシュ150の湿潤状態を保持可能(乾燥を防止可能)なフィルムを用いるのが好ましい。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂により形成された保護層、アルミニウムにより形成された湿潤保持層(乾燥防止層)、二軸延伸ポリプロピレン樹脂により形成された熱融着層(ヒートシール層)が積層された積層フィルム(ラミネートフィルム)が用いられる。このような熱融着フィルムを用いて本体110を形成する場合には、縦シール部および横シール部において、熱融着層(二軸延伸ポリプロプレン樹脂層)が対向するように、熱融着フィルムを重ねる。これにより、縦シール部および横シール部が加熱されると、対向する熱融着層(二軸延伸ポリプロピレン樹脂層)が溶融して接合される。なお、保護層は省略することができる。また、湿潤保持層(乾燥防止層)は、ウェットティッシュ収容空間110Hに収容されているウェットティッシュ150の湿潤状態を維持する(乾燥を防止する)ことができればよく、アルミニウム層に限定されない。例えば、湿潤保持層として、ポリエチレン層や、アルミニウムを蒸着したポリエチレンテレフタレート層を使用することができる。
また、熱融着層は、加熱されることによって融着されればよく、二軸延伸ポリプロピレン樹脂層に限定されない。
本実施の形態では、本体110を形成する熱融着フィルムには、本体110の上壁110Aに対応する箇所にミシン目状の切込みが形成されている。このミシン目状の切込みが開口縁112Aを構成する。熱融着フィルムのうち、このミシン目状の切込み(開口縁112A)によって囲まれた開口形成部110Dは、後述するように、本体110の表面に接着された蓋120の開閉部120Bが最初に本体110の表面から剥がされる時に、本体110から剥がされる。開口形成部110Dが本体110から剥がされることによって、本体110の上壁110Aに開口112が形成される。
開口112(開口縁112A)は、ウェットティッシュ150をウェットティッシュ収容空間110Hから取り出すことができる種々の形状に形成することができる。例えば、長軸と短軸を有する楕円形状、円形形状、四角形状に形成することができる。本実施の形態では、本体110には、楕円形状を有する開口112(開口縁112A)が形成されている。なお、開口112の楕円形状は、長軸が、本体110の長手方向L(図2〜図8では、縦シール部の方向と同じ左右方向)を向き、短軸が、本体110の長手方向Lに直交する方向W(横シール部の方向と同じ方向)を向くように形成されている。
なお、予め開口112が形成された熱融着フィルムを用いて本体110を形成する方法を用いることもできる。
包装体100の蓋120は、開閉部120Bと、開閉部120Bから一方側に延びている基部120Aと、開閉部120Bから他方側(基部120Aと反対側)に延びている摘み部(先端部)120Cを有している。開閉部120Bは、本体110の開口112の面積より大きい面積を有している。また、蓋120は、基部120A側の端部である固定側端部120Dと、摘み部側Cの端部である可動側端部120Eを有する。
そして、蓋120は、一つの面に塗布された接着剤によって、本体110の上壁110Aの表面に接着される。この時、基部120Aは、開口112が形成されていない箇所に接着され、開閉部120Bは、開口112を覆う箇所に接着される。摘み部120Cは、開閉部120Bを操作する摘みとして用いられる。このため、摘み部120Cには接着剤を塗布しないのが好ましい。接着剤としては、少なくとも開閉部120Bを繰り返し剥離可能に本体110の上壁110Aの表面に接着する接着剤が用いられる。例えば、感圧接着剤が用いられる。
なお、蓋120の開閉部120Bが本体110の上壁Aに接着されており、開閉部120Bが開口112を閉塞している状態から、使用者が摘み部120Cを把持し、開閉部120Bが開口112を露出させるべく移動させることを、蓋を開く、蓋を開く行動、蓋を開く動作、蓋を開く操作、開く方向への蓋の移動、などと表す。また、開閉部120Bが開口112を閉塞していない状態から、使用者が摘み部120Cを把持し、開閉部120Bが開口112を閉塞させるべく移動させることを、蓋を閉じる、蓋を閉じる行動、蓋を閉じる動作、蓋を閉じる操作、閉じる方向への蓋の移動、などと表す。
ウェットティッシュ150をウェットティッシュ収容空間110Hから取り出す時には、蓋120の摘み部120Cを摘んで引っ張ることにより、開閉部120Bを本体110の上壁110aの表面から剥離することができる。そして、開閉部120Bを基部120A側に折り返して、開口112を露出させる。この状態で摘み部120Cが指から離れた時、蓋120の弾性によって、開閉部120Bが閉方向へ移動し、本体110の上壁110Aの表面側に倒れると、ウェットティッシュ130を取り出すことができない。この場合、開閉部120Bの操作およびウェットティッシュ150の取り出し操作を片手で行うのが困難である。
本実施の形態では、片手で包装体100からウェットティッシュ150を取り出すことができるようにするために、図2から図6に示されているように、包装体100の蓋120は、第1のシート121と第2のシート122を積層して構成されている。第1のシート121および第2のシート122は、基部120A、開閉部120Bおよび摘み部120Cを構成すべくそれぞれ同一形状を有している。
第1のシート121は、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等を使用したシートまたは合成紙によって形成される。第1のシート121は30μm〜120μmの厚さ、好適には、50μmの厚さに形成される。
第2のシート122は、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂やポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を使用したシート又は合成紙によって形成される。また、二軸ポリプロピレン(OPP)シートを使用することができる。第2のシート122は10μm〜50μmの厚さ、好適には、20μmの厚さに形成される。
すなわち、第1のシート121の厚さは、第2のシート122の厚さより大きく設定されている。これにより、第1のシート121の曲げ剛性が、第2のシート122の曲げ剛性より大きい。なお、第1のシート121の曲げ剛性を第2のシート122の曲げ剛性より大きくする方法としては、厚さを変える方法に限定されず、材料を変える方法を用いることもできる。
第1のシート121の一つの面には、第1の接着剤123が塗布される。また、第2のシート122の一つの面には、第2の接着剤124が塗布される。本実施の形態では、第1の接着剤123は、摘みとして用いられる摘み部120Cに対応する箇所には塗布されていない。
第1の接着剤123によって、蓋120と本体110の上壁120Aとが接着される。第2の接着剤124によって、第1のシート121と第2のシート122が接着される。すなわち、第1のシート121と第2のシート122が積層される。
なお、第2の接着剤124の粘着力の方が、第1の接着剤123の粘着力よりも大きい。これにより、蓋120の開閉部120Aは本体110の上蓋120Aに対して繰り返し剥離可能に構成することができる。さらに、蓋120を構成する第1のシート121と第2のシート122の積層構造を強固なものとできる。
第1の接着剤123および第2の接着剤124としては、例えば、アクリル系接着剤が用いられる。
この第1の接着剤123が本発明に係る「前記本体の表面に対し剥離可能に接着される接着剤」に対応する。
図1〜図8に示されるヒンジ部130は、開閉部120Bと基部120Aの境界に構成される。ヒンジ部130は、蓋120の開き作業が終了し、開閉部120Bを折り返す際のヒンジの役割を果たす。
ヒンジ部130は、第1のシート121に形成された惰弱部131により構成される。惰弱部131は、第1のシート121における幅方向Wに沿って線状に設けられ、切り込み、ミシン目状の切り込み、ある程度の幅をもつ厚みの減少などにより形成される。
惰弱部131は、第1のシート121の全ての厚み方向に亘り設けられるのではなく、第1のシート121の厚み方向の一部を残した状態で設けられることが好ましい。これは例えば、第1のシート121の厚み方向の途中まで、切り込みを施すことにより構成することができる。
惰弱部131を第1のシート121の厚み方向の一部にのみ設けることにより、蓋120全体の強度を大きく損ねることが無くなる。さらに、蓋120を本体121に貼り付ける製造工程において、蓋120の一部の強度不足に起因した皺入りを防止することができる。
第1のシート121の惰弱部131に対応する第1の接着剤123の位置には、接着剤非連続部132を設けることができる。接着剤非連続部132を設けた場合、蓋120が本体110に接着されない部分を設けることができるため、より蓋120の開方向への折り返しが容易となる。
ヒンジ部130を構成する惰弱部131と接着剤非連続部132は、第1のシート121と第1の接着剤123を積層させるとともに、所定位置に同時に切り込みを設けることなどにより構成することができる。
この際、例えば第1のシートに切り込みを入れ惰弱部131を設けた後、この切り込みを避けて第1の接着剤123を塗布することにより接着剤非連続部132を形成することも可能である。
基部120Aの第1の接着剤123には、接着力低減部140が設けられている。この接着力低減部140においては、基部120Aにおける第1の接着剤123の一部の接着力が低減されている。具体的には、基部120Aにおける接着力低減部おける所定の箇所の全体において接着剤を塗布しないこと、所定の箇所の一部をドット状の接着剤塗布とすること、接着剤の厚みを他の箇所よりも薄くすることなどにより構成される。この際、第1の接着剤123の接着力と接着力低減部140の接着力との関係は、第1の接着剤123の接着力 > 接着力低減部140の接着力 ≧ 0.0N/15mmにて示される。すなわち、接着剤低減部140の接着力は、第1の接着剤123の接着力よりも低ければ足りるものである。
接着力低減部140の基部120Aへの配置位置は、所望する機能により適宜選択できる。すなわち、接着力低減部140における蓋120の可動側端部120E方向の端部141においては、基部120Aと開閉部120Bの境界に配置することができる。またこの端部141は、基部120Aと開閉部120Bの境界から蓋120の固定端部120D方向に向けて距離を空けた状態で配置することができる。
この接着力低減部140が、本発明の「基部の一部に、接着剤の接着力を低減する接着力低減部」に相当する。
後述するように、使用者が蓋120を開いた場合、接着力低減部140の存在により使用者の操作に係る負荷を増加させることができる。この場合、接着力低減部140の端部141が、基部120Aと開閉部120Bの境界に存在する構造は、蓋120を開く動作が本来的に終了すべき位置に達したことを、使用者が認識することができる。
一方、接着力低減部140の端部141が、基部120Aと開閉部120Bの境界よりも蓋120の固定側端部120D側にある場合は、使用者による蓋120を開く動作が、本来終了すべき位置よりも大きくなされていることを警告することが可能となる。
また、接着力低減部140における、蓋部120の固定側端部120D方向の端部142においては、蓋120の固定側端部Dに達するまで設けることや、蓋120の固定側端部120Dから開閉部120B方向に所定の距離を空けた状態で配置することができる。すなわち、接着力低減部140の端部142が蓋120の固定側端部120Dに達するまで設けられている場合は、接着力低減部140の機能を最大限の距離まで発揮させることが可能となる。一方、この端部142が、蓋120の固定側端部120Dから開閉部120B側に所定の距離を空けた状態で配置された場合には、蓋120の端部120Dの幅方向において、第1の接着剤123が連続することとなる。よって、蓋120と本体110の接着を強固なものとすることができる。
なお、本実施例においては、接着力低減部140の端部141は、基部Aと開閉部120Bとの境界よりも蓋120の固定側端部120D寄りに位置されている。また、接着力低減部の端部142は、蓋120の固定側端部120Dまで達するように配置されている。
図2〜6に基づき、ウェットティッシュ収容空間110Hに収容されているウェットティッシュ130を、本体110の開口112から取り出す操作を説明する。図中、160は剥離境界である。剥離境界160は、使用者が蓋120を開く操作を行う場合の、本体110の上壁110Aと蓋120の第1の接着剤123とにおける剥離の境界を示すものである。
使用者が、ウェットティッシュ150を開口112から取り出す時には、蓋120の開き操作を行う。つまり図2に示される、蓋120が本体110に完全に接着している状況において、摘み部120Cを基部120A側に引っ張る。これにより、第1の接着剤123によって上壁110Aに接着されている開閉部120Bは、摘み部120C側から順に上壁110Aから剥離される。
開閉部120Bを最初に剥がす時には、図3に示すように、上壁110Aの楕円状の切込み線によって囲まれた開口形成部110Dが、第1の接着剤123によって第1のシート121に接着された状態で剥離される。これにより、本体110の上壁110Aに開口112が形成される。また、本体110の開口112周縁には開口縁112Aが形成される。
使用者が、図2の状態からさらに蓋120の開き操作を続行することにより剥離境界160がヒンジ部130まで進行される。このヒンジ部130では、蓋120の第1のシート121に設けられた切り込みである惰弱部131と、第1の接着剤123に設けられた接着剤非連続部132により、使用者の指にかかっていた負荷が減少する。この負荷の変化により、使用者は蓋120を開く作業の完了を認識することができる。
この状態においては、蓋120が折り返されている。ここで使用者が摘み部120Cから指を離すと、ヒンジ部130がヒンジとして機能し、開閉部120Bが基部120A上に倒れこむ。この際、ヒンジ部130における蓋120は、第1のシート121における惰弱部131が設けられていない部分、第2のシート122、第2の接着剤124のみにより構成されている。よって、ヒンジ部130における反発力は低くなるため、蓋120の開閉部120Bおよび摘み部120Cが閉じる側に自動的に移動されることはない。
一方、図4で示した剥離境界160がヒンジ部130に達した状態において、使用者が誘発部130に基づく指の負荷減少に気付かない場合がある。この場合は、使用者が蓋120を開く操作を続行するため、図5に示す如く剥離境界160が基部120Aまで進行する。
ここで、剥離境界160が図6に示す如く接着力低減部140の端部141に到達する。この場合、接着力低減部140により使用者の指にかかる負荷が増大するため、使用者はこれ以上の蓋120の開き操作は不要であることを認識できる。
ここで、剥離境界160が接着力低減部140に到達した場合に、指の負担が増加する作用につき、図7および図8に基づき説明する。
図7のように、剥離境界160が接着力低減部140に到達していない場合は、剥離境界160は蓋120の幅方向に連続された状態となる。すなわち、蓋120を本体110から剥離する力F1は、蓋120が移動する方向と平行な状態となる。
ここで、図8の如く剥離境界160が接着力低減部140の端部141に到達する。この場合、剥離されるべき第1の接着剤123は、接着力低減部140が形成されていない箇所に存在する。従って、蓋120を本体から剥離する力F2の方向は、剥離すべき接着剤123の存在方向となる。つまり、力F2は力F1に対し交わる方向となる。この力F2の一部は、蓋120の基部120Aを破断する方向を向くため、結果として使用者の指にかかる負荷は増大する。
(第2の実施形態)
次に、図9に基づき本発明に係る第2の実施形態を説明する。本発明において、第1のシートの惰弱部および第1の接着剤の接着剤非連続部は複数形成することができる。この第2の実施形態では、惰弱部および接着剤非連続部が複数形成される例を説明する。
本実施形態において、包装体200は、ウェットティッシュ250を収容するとともにウェットティッシュを取り出すための開口212を有する本体210と、蓋220とを有する。なお、本体210、蓋220において上述した第1の実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。
蓋220の第1のシート221には5つの惰弱部231が設けられる。さらに、第1のシートにおける5つの惰弱部231に対応する第1の接着剤の位置には、5つの接着剤非連続部232がそれぞれ設けられている。
なお、このように複数の惰弱部231が構成されている場合は、最も蓋220の可動側端部220E方向の惰弱部231と、最も蓋220の固定側端部220D方向の惰弱部231に囲まれた領域がヒンジ部230とされる。
この第2実施形態において、使用者に開かれた蓋220は、複数の惰弱部231を経由することとなる。よって、経由した惰弱部231の数に応じて、使用者は、指にかかる負荷の低減を感ずることができる。すなわち、使用者は多くのタイミングで蓋220の開き操作完了を認識できる。
また図9は、使用者が蓋220を開いた際に、最も固定側端部220D方向の惰弱部231まで剥離境界260を進行させ、蓋220を折り返した状態を示す。この場合、ヒンジ部230の複数の惰弱部231により、蓋220の折り返しによる半径が減少される。よって、蓋220が自動的に閉じる方向へ移動することを確実に防止できる。
(第3の実施形態)
次に図10、図11に基づき第3の実施形態を説明する。
本実施形態において、包装体300は、本体310と、蓋320とを有する。なお本体は、第1の実施形態における本体110と同様の構成であるため図示および説明を省略する。また、蓋320において上述した第1の実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。
蓋320において、基部320Aと開閉部320Bと間には、惰弱部331が二つ形成されている。この二つの惰弱部331の内、可動側端部320E方向の惰弱部331を第1の惰弱部331Aとし、固定側端部320D側の惰弱部331を第2の惰弱部331Bとする。図示しないが、第1の惰弱部331Aおよび第2の惰弱部331Bに対応する蓋320の第1の接着剤の位置には、接着剤非連続部がそれぞれ形成されている。
この二つの惰弱部331Aおよび331Bにより挟まれた領域がヒンジ部330とされる。
蓋320の基部320Aには、第1の接着力低減部340Aが2つ形成される。第1の接着力低減部340Aにおける可動側端部320E方向の端部340A1は、第1の惰弱部331Aと一致されている。また、第1の接着力低減部340Aにおける固定側端部320D方向の端部340B1は、蓋320の固定側端部320Dまで連続している。
蓋320には、その幅方向に一対の切欠き部370が形成される。この一対の切欠き部370の頂部371から固定側端部320D方向に向かい、第1の切り込み部380がそれぞれ設けられる。この第1の切り込み部380の固定側端部320D方向の先端は、さらに可動側端部320Eへ向かって弧状に切り込まれる。この弧状の切込みは、蓋320を空けた際に指に大きな負荷をかけるためのストッパ部381Sとされる。
また、基部320Aにおける第1の切り込み部380は、第1の接着力低減部340Aの外側側縁と一致するよう配置される。
蓋320において、一対の第1の切り込み部380の間には一対の第2の切り込み部382が設けられる。この第2の切り込み部382は、可動側端部320Eから固定側端部320D方向へと連続的に切り込まれる直線部382Aと、該直線部382Aの可動側端部320E方向の先端から斜め内側方向に連続的に切り込まれる傾斜部382Bと、一対の傾斜部382B同士をつなぐために連続的に切り込まれる連続部382Dとを有する。直線部382Aの固定側端部320D方向の先端は、さらに可動側端部320Eへ向かって弧状に切り込まれる。この弧状の切込みは、蓋320を空けた際に指に大きな負荷をかけるためのストッパ部382Sとされる。
また、直線部382Aは、第1の接着力低減部340Aの内側側縁と一致するよう配置される。連続部382Cは、第1の惰弱部331Aと一致するよう配置される。
第2の切り込み382のストッパ部382Sの頂部は、第1のストッパ部381のストッパ部382Sの頂部よりも固定端部320E方向にある。
第1の切り込み381と第2の切り込み382との間には、第2の接着力低減部340Bおよび第3の接着力低減部340Cがそれぞれ設けられる。本第3の実施体様の場合、第1の切り込み381と第2の切り込み382はそれぞれ一対存在するため、第2の接着力低減部340Bと第3の接着力低減部340Cもそれぞれ一対設けられる。
第2の接着力低減部340Bおよび第3の接着力低減部340Cにおいて、第1の接着剤(図示しない)の接着力を低減させる構造は、第1の実施態様にて説明したものと同様である。
第2の接着力低減部340Bは、第3の接着力低減部よりも幅方向外側に配置される。
第2の接着力低減部340Bにおける可動側端部320E方向の縁部340B1には、幅方向外側の頂部340B2と、幅方向内側の頂部340B3が構成される。外側頂部340B2は、内側頂部340B3よりも可動側端部320E方向に配置される。
よって、この縁部340B1は、外側頂部340B2から内側頂部340B3に亘り、可動側端部320Eから固定側端部320Dへ向かう傾斜形状とされる。
また、第2の接着力低減部340Bにおける固定側端部320D側の端部340B4の位置は、第1の惰弱部331Aの位置と一致する。
第3の接着力低減部340Cにおける可動側端部320E方向の縁部340C1には、幅方向外側の頂部340C2と、幅方向内側の頂部340C3が構成される。外側頂部340C2は、内側頂部340C3より可動側端部320E方向に配置される。
よって、第3の接着力低減部340Cの縁部340C1は、外側頂部340C2から内側頂部340C3に亘り、可動側端部320Eから固定側端部320Dへ向かう傾斜形状とされる。
また、第3の接着力低減部340Cにおける固定側端部320D側の端部340C4の位置は、第1の惰弱部331Aの位置と一致する。
なお、第3の接着力低減部340Cの外側頂部340C2は、第2の接着力低減部340Bの内側頂部340B3よりも、固定側端部320D方向とされる。
このように、惰弱部331、第1の接着力低減部340A、切欠き部371、第1の切り込み381、第2の切り込み382、第2の接着力低減部340B、第3の接着力低減部340Cのそれぞれの構成要素を、蓋320の可動側端部320Eから固定側端部320D方向に向かって確認すると、次の順番となる。
すなわち、(1)切欠き部371の可動側端部320E方向の端部、(2)切欠き部371の頂部、(3)第1の切り込み381における可動側端部320E方向の端部、(4)第2の接着力低減部340Bの外側頂部340B2、(5)第2の接着力低減部340Bの内側頂部340B3、(6)第3の接着力低減部340Cの外側頂部340C2、(7)第3の接着力低減部340Cの内側頂部340C3、(8)第2の切り込み382における可動側端部320E方向の頂部、(9)第1の惰弱部331Aの位置と一致する構成として、第2の接着力低減部340Bにおける固定側端部320D方向の端部340B4、第3の接着力低減部340Cにおける固定側端部320D方向の端部340C4および第2の切り込み382の連続部382C、(10)第2の惰弱部331Bの位置と一致する構成として、第1の接着力低減部340Aにおける可動側端部320E方向の端部340A1、(11)第2の切り込み382のストッパ部382S、(12)第1の切り込み381のストッパ部S、(13)第1の接着力低減部340Aにおける固定側端部320D方向の端部340B1、となる。
次に図11に基づき、蓋320を開いた場合の作用につき説明する。使用者は蓋320の摘み部320Cを把持し、蓋320の開き操作を行う。ここで、蓋320の第1の接着剤と、本体の上壁(ともに図示せず)の剥離境界360Aが、切欠き部371における可動側端部320E方向の端部まで移動する。
次に、使用者が蓋320の開き操作を続行すると、剥離境界360Aは切欠き部317の頂部まで移動し、剥離境界360Bを形成する。この剥離境界360Aから剥離境界360Bまでの移動は、蓋320の幅方向の長さが暫時短くなる構成である。よって、使用者の指にかかる負荷もそれに伴い暫時減少する。
次に、使用者が蓋320の開き操作を続行すると剥離境界360Bは、第2の接着力低減部340Bの外側頂部340B2まで移動し、剥離境界360Cを形成する。この剥離境界360Bから剥離境界360Cまでの移動においては、剥離されるべき開閉部320Bの幅方向の長さが一対の第1の切込み381により減少される。よって、使用者の指にかかる負荷もそれに伴い減少する。
次に、使用者が蓋320の開き操作を続行すると、剥離境界360Cは第2の接着力低減部340Bの内側頂部340B3まで移動し、剥離境界360Dを形成する。この剥離境界360Cから剥離境界360Dまでの移動においては、第2の接着力低減部340Bの縁部340B1の形状に伴い、第2の接着力低減部340Bの面積が暫時増加する。よって、使用者の指にかかる負荷もそれに伴い暫時減少する。
次に、使用者が蓋320の開き操作を続行すると、剥離境界360Dは第3の接着力低減部340Cの外側頂部340C3まで移動し、剥離境界360Eを形成する。この剥離境界360Dから剥離境界360Eまでの移動においては、第2の接着力低減部340Bにより剥離されるべき第一の接着剤の幅方向の長さが減少される。よって、使用者の指にかかる負荷もそれに伴い減少する。
次に、使用者が蓋320の開き操作を続行する。剥離境界360Eは、第3の接着力低減部340Cの内側頂部340C2を経由し、第2の切込み382における可動側端部320E方向の頂部382まで移動し、剥離境界360Fを形成する。この剥離境界360Eから剥離境界360Fまでの移動は、第3の接着力低減部340Cの縁部340C1の形状に伴い、第3の接着力低減部340Cの面積が暫時増加する。よって、使用者の指にかかる負荷もそれに伴い暫時減少する。
次に、使用者が蓋320の開き操作を続行する。剥離境界360Fは、第1の惰弱部331Aまで移動し、剥離境界360Gを形成する。第1の惰弱部331Aは、第2の切込み382の連続部382Cと、第2の接着力低減部340Bにおける固定側端部320D方向の端部340B4および第3の接着力低減部340Cにおける固定側端部320D方向の端部340C4と一致されている。
この剥離境界360Fから剥離境界360Gまでの移動は、第2の切込み382の傾斜部382Bの形状に伴い、剥離されるべき開閉部320Bの幅方向の長さが暫時減少される。よって、使用者の指にかかる負担もそれに伴い減少する。
なお、剥離境界360Gに到達した時は、第1の惰弱部331Aおよび第1のシートに形成された接着剤非連続部(図示せず)により、使用者の指にかかる負担が瞬間的に減少する。これにより、使用者は、蓋320を開く作業が終了したことを認識できる。
一方、使用者が剥離境界360Gにて蓋320の開き操作終了を認識できなかった場合は、さらに蓋320の開き操作が続行される。そして、剥離境界360Gは、第2の惰弱部331Bまで移動し、剥離境界360Hを形成する。この剥離境界360Gから剥離境界360Hまでの移動においては、接着力を低減させる構成や、剥離されるべき幅方向の長さを減少させる構成が存在しない。従って、使用者にかかる指の負担は増加する。
その一方で、蓋320の開き作業が剥離境界360Hに到達した場合は、第2の惰弱部331B、および第1のシートに形成された接着剤非連続部(図示せず)により、使用者の指にかかる負担が瞬間的に減少する。この結果、使用者は蓋320を開く作業が終了したことを認識できる。
一方、使用者が剥離境界360Hにて蓋320の開き作業終了を認識できなかった場合は、さらに蓋320の開き作業が続行される。そして、剥離境界360Hは、第1の接着力低減部340Aにおける可動側端部320E方向の端部340A1を経過し、第2の切込み382のストッパ382Sまで移動し、剥離境界360Iを形成する。
この際、剥離境界Hを通過した時点で、第1の接着力低減部340Aの存在により、蓋320を開く力の一部は蓋320を破断する方向に働く。よって、使用者の指には大きな負荷がかかる。それにも拘わらずさらに蓋を開く作業を進行させた場合は、第2の切込み382のストッパ382Sにより、使用者はさらに大きな負荷を感ずる。この結果、使用者は蓋320を開く作業が終了したことを認識できる。
一方、使用者が剥離境界360Iにて蓋320の開き作業終了を認識できなかった場合は、さらに蓋320の開き作業が進行する。そして、剥離境界360Iは、第1の切込み381のストッパ381Sまで移動し、剥離境界360Jを形成する。
この際、剥離境界Iを通過した時点で、一対の第2の切込み382が存在しなくなる。すなわち、蓋320おける剥離されるべき幅方向の長さは、一対の第1の切込み381間の長さとなる。これに加えて、第1の接着力低減部340Aが存在していることから、使用者はさらに強い負荷を感ずることとなる。
それにも拘わらずさらに蓋320の開き作業を進行させた場合は、第1の切込み381のストッパ381Sにより、使用者はさらに大きな負荷を感ずる。この結果、使用者は蓋320を開く作業が終了したことを認識できる。
すなわち、蓋320を開く作業に伴う構造としては、使用者の指にかかる負荷が暫時減少する領域(剥離境界360Aから360Gまで)、使用者の指にかかる負荷が増加する領域(剥離境界360Gから剥離境界360Hまで)、使用者の指にかかる負荷がさらに増加する領域(剥離境界360Hから360Jまで)が連続することとなる。
この際、使用者の指にかかる負荷が暫時減少する領域と負荷が増加する領域の境界、および使用者の指にかかる負荷が増加する領域とさらに増加する領域との境界においてはそれぞれ惰弱部331A、331Bが形成されている。
上述したごとく、使用者の指にかかる負荷を増加させることは、使用者に蓋320の開き操作終了を伝達させることにある。よって、使用者が蓋320の開き作業終了を認識し、摘み部320Cから指を離した場合は、開閉部320Bが折り返される。この際、折り返された蓋320が、惰弱部331の存在により自動的に閉じられないことは、前述のとおりである。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
本発明の包装体は、ウェットティッシュ等のシート状物品に限定されず、種々の物品を収容する包装体として構成することができる。
包装体の開口は、本体の上壁に形成したが、少なくとも一部が本体の上壁に形成されていればよい。
包装体の蓋を基部、開閉部および摘み部(先端部)により構成したが、基部と開閉部により構成することもできる。
包装体の蓋を、第1のシートと第2のシートを積層して形成したが、3以上のシートを積層して構成してもよい。
本体の上壁に開口縁に沿って切込み線を形成し、切込み線によって囲まれる開口形成部を、蓋に塗布された接着剤を用いて剥がすことによって開口を形成したが、開口が形成された本体を用いることもできる。この場合には、蓋の第1の接着剤は、開口に対応する箇所を除いた箇所に塗布するのが好ましい。
包装体は、実施の形態で説明した構成に限定されない。例えば、包装体の形状、開口の形状や配設位置、蓋の形状や配設位置は、適宜変更可能である。また、物品を包装体に収容する態様としては、種々の態様を用いることができる。
以上の本発明の特質に鑑み、以下の各種の構成態様が構築できる。
(態様1)
物品を収容する物品収容空間と、前記物品を前記物品収容空間から取り出すための開口とを有する本体と、
前記本体の開口を覆う開閉部と、前記開閉部から伸びている基部と、前記本体の表面に対し剥離可能に接着される接着剤とを有する蓋とからなる包装体であって、
前記基部の一部に、前記接着剤の接着力を低減する接着力低減部が設けられていることを特徴とする包装体。
(態様2)
態様1に記載の包装体において、前記接着力低減部は、前記蓋の前記開閉部が前記本体の表面から剥離され折り返されるべき境界から、前記基部の所定の位置に亘り形成されていることを特徴とする包装体。
(態様3)
態様1に記載の包装体において、前記接着力低減部には前記接着剤が配置されていないことを特徴とする包装体。
(態様4)
態様1に記載の包装体において、前記蓋の前記開閉部には第2の接着力低減部が設けられていることを特徴とする包装体。
(態様5)
態様1に記載された包装体において、接着力低減部における蓋の可動側端部方向の端部が、前記基部と前記開閉部の境界と一致することを特徴とする包装体。
(態様6)
態様1に記載された包装体において、前記接着力低減部における蓋の可動側端部方向の端部が、前記基部と前記開閉部の境界よりも蓋の固定側端部方向にあることを特徴とする包装体。
(態様7)
態様1に記載された包装体において、前記接着力低減部における前記蓋の固定側端部方向の端部が、該蓋の固定側端部に達するまで設けられることを特徴とする包装体。
(態様8)
態様1に記載された包装体において、前記接着力低減部における前記蓋の固定側端部方向の端部が、該蓋の固定側端部から可動側端部側に所定の距離を空けた状態で配置されていることを特徴とする包装体。
(態様9)
態様1に記載された包装体であって、前記蓋は、第1のシートと、第2のシートと、前記第1のシートと本体とを剥離可能に接着する第1の接着剤と、前記第1のシートと前記第2のシートを接着する第2の接着剤とにより構成され、前記開閉部と基部との間における前記第1のシートには、他の部分よりも強度が低く構成された惰弱部を有することを特徴とする包装体。
(態様10)
態様9に記載された包装体において、前記接着剤における前記惰弱部と対応する位置には接着剤の非連続部が形成されていることを特徴とする包装体。
(態様11)
態様9に記載された包装体において、前記惰弱部が複数設けられていることを特徴とする包装体。
(態様12)
態様9に記載された包装体において、前記惰弱部がヒンジ部を構成することを特徴とする包装体。
(態様13)
態様9に記載された包装体において、前記第1のシートの曲げ剛性が、前記第2のシートの曲げ剛性より大きいことを特徴とする包装体。
(態様14)
態様9に記載された包装体において、前記第2の接着剤の粘着力の方が、前記第1の接着剤の粘着力よりも大きいことを特徴とする包装体。
(態様15)
態様9に記載された包装体において、前記惰弱部は、第1のシートの厚み方向の一部を残した状態で設けられることを特徴とする包装体。
(態様16)
態様1から15までのいずれか1項に記載の包装体において、前記蓋の幅方向に一対の切欠き部が形成されることを特徴とする包装体。
(態様17)
態様1〜16までのいずれか1項に記載の包装体において、前記一対の切欠き部の頂部のそれぞれから蓋の固定側端部方向に向かい、一対の第1の切り込み部が設けられることを特徴とする包装体。
(態様18)
態様17に記載の包装体において、第1の切り込み部における前記蓋の固定側端部方向の先端は、さらに前記可動側端部へ向かって弧状に切り込まれることによりストッパ部を構成することを特徴とする包装体。
(態様19)
対応17または18に記載の包装体において、基部における第1の切り込み部は、接着力低減部の外側側縁と一致するよう配置されることを特徴とする包装体。
(態様20)
態様16から19のいずれか1項に記載の包装体において、前記一対の第1の切り込み部の間には一対の第2の切り込み部が設けられることを特徴とする包装体。
(態様21)
態様20に記載の包装体において、前記第2の切り込み部は、前記蓋の可動側端部から固定側端部方向へと連続的に切り込まれる一対の直線部と、該直線部における前記蓋の可動側端部方向の先端から斜め内側方向に連続的に切り込まれる一対の傾斜部と、該一対の傾斜部同士をつなぐために連続的に切り込まれる連続部とを有することを特徴とする包装体。
(態様22)
態様21に記載の包装体において、前記直線部における前記蓋の固定側端部方向の先端は、さらに前記蓋の可動側端部へ向かって弧状に切り込まれることによりストッパ部が形成されることを特徴とする包装体。
(態様23)
態様21または22のいずれか1項に記載の包装体において、前記直線部は、前記接着力低減部の内側側縁と一致するよう配置されることを特徴とする包装体
(態様24)
態様21から23のいずれか1項に記載の包装体において、前記連続部は、前記惰弱部と一致するよう配置されることを特徴とする包装体。
(態様25)
態様21から24のいずれか1項に記載の包装体において、前記第2の切り込みにおける前記ストッパ部の頂部は、前記第1のストッパ部における前記ストッパ部の頂部よりも前記蓋の固定側端部方向にあることを特徴とする包装体。
(態様26)
態様16から25のいずれか1項に記載の包装体において、前記第1の切り込みと前記第2の切り込みとの間には、一対の第2の接着力低減部が構成されることを特徴とする包装体。
(態様27)
態様26に記載の包装体において、前記第2の接着力低減部における蓋の可動側端部方向の縁部には、幅方向外側の頂部と幅方向内側の頂部が構成されており、該外側頂部は該内側頂部よりも前記蓋の可動側端部方向に配置されることにより、該縁部は、前記外側頂部から前記内側頂部に亘る傾斜形状とされることを特徴とする包装体。
(態様28)
態様26または27のいずれか1項に記載の包装体において、前記第2の接着力低減部における前記蓋の固定側端部方向の端部の位置は、前記惰弱部の位置と一致することを特徴とする包装体。
(態様29)
態様16から28のいずれか1項に記載の包装体において、前記第1の切り込みと前記第2の切り込みとの間には、一対の第3の接着力低減部が構成されることを特徴とする包装体。
(態様30)
態様21に記載の包装体において、前記第3の接着力低減部における蓋の可動側端部方向の縁部には、幅方向外側の頂部と幅方向内側の頂部が構成されており、該外側頂部は該内側頂部よりも前記蓋の可動側端部方向に配置されることにより、該縁部は、前記外側頂部から前記内側頂部に亘る傾斜形状とされることを特徴とする包装体。
(態様31)
態様29または30のいずれか1項に記載の包装体において、前記第3の接着力低減部における前記蓋の固定側端部方向の端部の位置は、前記惰弱部の位置と一致することを特徴とする包装体。
(態様32)
態様26から31のいずれか1項に記載の包装体において、前記第2の接着力低減部は、前記第3の接着力低減部よりも幅方向外側に配置されることを特徴とする包装体。
(態様33)
態様32に記載の包装体において、前記第3の接着力低減部の外側頂部は、前記第2の接着力低減部の内側頂部よりも、前記蓋の固定側端部方向とされることを特徴とする包装体。
(態様34)
態様16から33のいずれか1項に記載の包装体において、第1の惰弱部および第2の惰弱部が構成されており、該第1および第2の惰弱部と、前記第1の接着力低減部と、前記切欠き部と、前記第1の切り込みと、前記第2の切り込みと、前記第2の接着力低減部と、前記第3の接着力低減部のそれぞれの構成要素が、前記蓋の可動側端部から固定側端部方向に向かい、(1)前記切欠き部の前記可動側端部方向の端部、(2)前記切欠き部の頂部、(3)前記第1の切り込みにおける前記可動側端部方向の端部、(4)前記第2の接着力低減部の外側頂部、(5)前記第2の接着力低減部の内側頂部、(6)前記第3の接着力低減部の外側頂部、(7)前記第3の接着力低減部の内側頂部、(8)前記第2の切り込みにおける前記可動側端部方向の頂部、(9)前記第1の惰弱部の位置と一致する構成として、前記第2の接着力低減部における前記固定側端部方向の端部、前記第3の接着力低減部における前記固定側端部方向の端部および前記第2の切り込みの連続部、(10)前記第2の惰弱部の位置と一致する構成として、前記第1の接着力低減部における前記可動側端部方向の端部、(11)前記第2の切り込みのストッパ部、(12)前記第1の切り込みのストッパ部、(13)前記第1の接着力低減部における固定側端部方向の端部、とされていることを特徴とする包装体。
本発明の第1実施の形態で用いる包装体の斜視図(開口が閉じている状態)である。 図1のII−II線断面図である。 図2における蓋の開き動作を進行させた状態の断面図である。 図3における蓋の開き動作を進行させた状態の断面図である。 図4における蓋の開き動作を進行させた状態の断面図である。 図5における蓋の開き動作を進行させた状態の断面図である。 蓋の開き動作を説明する平面図である。 図7における蓋の開き動作を進行させた状態の平面図である。 本発明の第2実施形態で用いる包装体の断面図である。 本発明の第3実施形態で用いる包装体の平面図である。 図10における蓋の開き動作を説明する平面図である。 従来技術である特許文献1に係る包装体の断面図である。 図12における蓋の開き動作を説明する断面図である。 従来技術である特許文献2に係る包装体の斜視図である。 図14における蓋の開き動作を説明する断面図である。
100、200、400、500 包装体
110、210、410、510 包装体の本体
110A 上壁
110B 底壁
110C 縁部
110D 開口形成部
110H ウェットティッシュ収容空間(物品収容空間)
111A、111B 横シール部
112、212、412、512 開口
112A 開口縁
120、220、320、420、520 包装体の蓋
120A、220A、320A、420A、520A 基部
120B、220B、320B、420B、520B 開閉部
120C、220C、320C、420C 520C 摘み部(先端部)
120D、320D 固定側端部
120E、320E 可動側端部
121、221、421、521 第1のシート
122、222、422、522 第2のシート
123、223、423、523 第1の接着剤
124、224、424、524 第2の接着剤
130、230、330 ヒンジ部
131、231、331 惰弱部
331A 第1の惰弱部
331B 第2の惰弱部
132、232 接着剤非連続部
140、240 接着力低減部
340A 第1の接着力低減部
340B 第2の接着力低減部
340C 第3の接着力低減部
150、250、450、550 ウェットティッシュ(物品)
160、260、360A、360B、360C、360D、360E、360F、360G、360H、360I、360J 剥離境界
370 切欠き部
371 頂部
381 第1の切り込み部
382 第2の切込み部
381S、382S ストッパ部
F1、F2 本体から蓋を剥がそうとする力の向き

Claims (4)

  1. 物品を収容する物品収容空間と、前記物品を前記物品収容空間から取り出すための開口とを有する本体と、
    前記本体の開口を覆う開閉部と、前記開閉部から伸びている基部と、前記本体の表面に対し剥離可能に接着される接着剤とを有する蓋とからなる包装体であって、
    前記基部の一部に、前記接着剤の接着力を低減する接着力低減部が設けられていることを特徴とする包装体。
  2. 請求項1に記載の包装体において、前記接着力低減部は、前記蓋の前記開閉部と基部の境界から前記基部の所定の位置に亘り形成されていることを特徴とする包装体。
  3. 請求項1に記載の包装体において、前記接着力低減部には前記接着剤が配置されていないことを特徴とする包装体。
  4. 請求項1に記載の包装体において、前記蓋の前記開閉部には第2の接着力低減部が設けられていることを特徴とする包装体。
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