JP2014069489A - リフィル検知機能を有する画像形成装置、及びリフィル検知方法 - Google Patents

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【課題】装置本体のメモリ容量を大きくすることなく、且つ装置本体が異なっても、カートリッジがリフィル品か否かを正確に検知する。
【解決手段】インクジェット記録装置は、筐体内に画像形成動作を行うヘッドと、カートリッジメモリを備えインクが収納されるカートリッジが装着されるタンクと、制御部とを備えている。制御部は、タンクに装着されたカートリッジのインクを使用するヘッドの動作によってその値が変化するものであって、所定の関係式によって関係付けることができる複数のデータを、タンクに装着されたカートリッジのカートリッジメモリに書き込む書き込み処理と、タンクに装着されたカートリッジのカートリッジメモリから、複数のデータを読み出し、これらのデータが所定の関係式を満たす関係にあるか否かを判定する判定処理とを実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、インク等の消耗品が充填されるカートリッジに、消耗品が再充填されたか否かを検知するリフィル検知機能を有する画像形成装置、及びリフィル検知方法に関する。
画像形成装置にてインクを用いて画像を多数形成すると、カートリッジ内のインクが空になる。該カートリッジ内のインクが空になった後に、インク詰め替え業者や使用者によって、インクを詰め替えられたカートリッジを使用することがある。これをリフィル品と呼ぶ。このようなリフィル品を使用することにより、画像形成時に所望の画質が得られない場合や、インクを記録媒体に吐出するヘッドの目詰まりなどの不具合を発生する可能性がある。このため、リフィル品の使用を検知し、リフィル品を使用することによる不具合発生の可能性を使用者に報知することが行われている。
このリフィル品の使用を検知する技術として、特許文献1に示すものが開示されている。これは、画像形成装置の装置本体のメモリに、カートリッジ内のインクが空になったことを示すインク空フラグとカートリッジの識別番号を記憶させる。カートリッジが装置本体から取り外され、再度装着されると、装置本体は装着されたカートリッジの識別番号と記憶している識別番号を比べる。両識別番号が一致すれば、インク空フラグを確認するとともに、カートリッジ内のインク残量を確認する。インク残量が0よりも大きな値であれば、インクが充填されたものとして、カートリッジがリフィル品である旨の警報を発する。
特開2010-173180号公報
従来の構成では、装置本体のメモリにインク空フラグとカートリッジの識別番号を記憶させるから、装置本体のメモリの容量が大きくなる。また、カートリッジが装着されていたのとは別の装置本体にカートリッジが装着されると、該装置本体にはインク空フラグが記憶されていないから、カートリッジがリフィル品か否かの判断ができない問題がある。
本発明の目的は、装置本体のメモリ容量を大きくすることなく、且つ装置本体が異なっても、カートリッジがリフィル品か否かを正確に検知することにある。
画像形成装置は、画像形成動作を行う装置本体と、メモリを備え消耗品が収納されるカートリッジが装着される被装着部と、制御部とを備え、
前記制御部は、
前記被装着部に装着されたカートリッジの消耗品を使用する前記装置本体の動作によってその値が変化するものであって、所定の関係式によって関係付けることができる複数のデータを、前記被装着部に装着されたカートリッジのメモリに書き込む書き込み処理と、前記被装着部に装着されたカートリッジのメモリから、前記複数のデータを読み出し、これらのデータが前記所定の関係式を満たす関係にあるか否かを判定する判定処理とを実行する。
カートリッジに消耗品が詰め替えられたか否かは、装置本体の制御部が、被装着部に装着されたカートリッジのメモリから複数のデータを読み出し、これらのデータが所定の関係式を満たす関係にあるか否かによって判定される。これにより、カートリッジに消耗品が詰め替えられたか否かを判定するための情報を装置本体内のメモリに記憶する必要がなくなるため、装置本体内のメモリの容量を小さくすることができる。
また、カートリッジのメモリから読み出した複数のデータから、カートリッジに消耗品が詰め替えられたか否かを判定するから、装置本体が変わっても、カートリッジに消耗品が詰め替えられたか否かが正確に判定される。
インクジェット記録装置の内部構成を示す図である。 カートリッジの斜視図である。 コントローラの内部ブロック図である。 カートリッジメモリ内のテーブルを示す図である。 カートリッジメモリのデータ更新動作を示すフローチャートである。 印刷処理を示すフローチャートである。 リフィル品判断動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図を用いて詳述する。本実施形態では、本発明の「消耗品」としてシートに吐出されて画像を形成するインクを例示し、「画像形成装置」としてインクジェット記録装置1を例示する。
図1は、インクジェット記録装置1の内部構成を示す図である。インクジェット記録装置1は直方体状の筐体10を有し、該筐体10の天板上部には、トレイ11が設けられている。筐体10内には、上方から下方に向かって、搬送ユニット5、ヘッド4、給紙ユニット6が配置されている。
ヘッド4の下方にはプラテン41が配置され、ヘッド4はブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各インクの液滴をプラテン41上に搬送されたシートPに吐出する。搬送ユニット5は、3つの送りローラ対50を備えて、ヘッド4を通過したシートPを水平に搬送した後にトレイ11に送る。給紙ユニット6は、シートPが積層された給紙トレイ60からシートPを取り出す給紙ローラ61と、該給紙ローラ61によって取り出されたシートPをヘッド4に送る搬送ローラ対62を備えている。前記送りローラ対50及び搬送ローラ対62は、別個のモータによって回転駆動される。
給紙ローラ61によって給紙トレイ60から取り出されたシートPは搬送ローラ対62によってプラテン41に送られる。シートPは、ヘッド4によってインクが吐出された後に、送りローラ対50によってトレイ11に搬送される。
筐体10の内側上部にて、ヘッド4に干渉しない位置には、筐体10内の各機構及び電気回路の動作を司るコントローラ8が配置されている。筐体10上には、コントローラ8に接続されてインクジェット記録装置1の動作状態を表示するパネル12が設けられている。
ヘッド4の側方には、タンク13が設けられ、該タンク13内に夫々異なる色のインクが収納された4つのカートリッジ7が挿脱可能に収納される。タンク13内にはスイッチ(図示せず)が設けられ、カートリッジ7がタンク13に装着されると、該スイッチはオンとなる。該タンク13が、本発明の「被装着部」を構成する。
タンク13はチューブ14を介してヘッド4に接続され、各カートリッジ7からのインクがヘッド4に供給される。所定枚数だけシートPを印刷した後は、ヘッド4の下面にキャップ(図示せず)を被せて、ヘッド4に残留したインクを吐出させる。これをフラッシング動作と呼び、ヘッド4をメインテナンスする際に行われる。ヘッド4と筐体10とによって、本発明の「装置本体」を構成する。
図2は、カートリッジ7の斜視図である。カートリッジ7にはカートリッジメモリ70が設けられ、該カートリッジメモリ70に該カートリッジ7の識別番号であるシリアルID等が書き込まれている。該カートリッジメモリ70にはまた、後記の如く、インクの使用量等が書き込まれる。
多数枚のシートPにインクを吐出して、カートリッジ7が空になると、使用者はタンク13からカートリッジ7を取り出す。この際に、空のカートリッジ7をインク詰め替え業者に提出し、インクが再充填されたカートリッジ7を再びタンク13に装着することがある。このインクが再充填されたカートリッジ7をリフィル品と呼ぶ。これとは逆に、インクが再充填されていないカートリッジ7を純正品と呼ぶ。
図3は、コントローラ8の内部ブロック図である。コントローラ8は、インクジェット記録装置1の全体の制御を司る制御部80と、該制御部80が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM81と、カートリッジメモリ70内のデータ等を一時的に格納するRAM82と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持する不揮発性メモリであるEEPROM83と、例えばシートPの搬送動作及びヘッド4のインク吐出動作を制御する本体IC84と、カートリッジメモリ70との間でデータの送受を行うためのI/O部85と、前記送りローラ対50及び搬送ローラ対62を駆動するモータに給電するモータ駆動部86を備える。制御部80は、前記のパネル12にも接続されている。
制御部80には、外部からの印刷指令である印刷ジョブ及びタンク13のスイッチからの信号が入力される。該印刷ジョブには、印刷されるシートPの枚数、シートPへの印刷面積等のデータが含まれる。I/O部85とカートリッジメモリ70との間のデータ送受は有線によるものでも、無線によるもの何れであってもよい。
制御部80は、1つのCPUで構成されるが、複数のCPUの組み合わせであってもよい。また、制御部80として、CPUとASIC(Application Specific Integrated Circuit)とを組み合わせて用いてもよい。制御部80は内部クロックを分周して、タイマーとして用いる。
図4は、カートリッジメモリ70内のテーブルを示し、アドレスとデータ内容が格納されたエリアを示す図である。アドレス0001には、前記の如く、カートリッジ7のシリアルIDが格納され、アドレス0002には印刷後におけるインクの使用総量が格納される。このインクの使用総量は、印刷ジョブに含まれるシートPへの印刷面積から制御部80が求めた印刷時のインクの使用量にメインテナンス時のインク使用量、即ちフラッシング動作時のインク吐出量を加えたものである。
アドレス0003には、メインテナンス時のインク使用量(フラッシング動作時及びパージ動作時のインク排出量)が格納され、アドレス0004には、該カートリッジ7がタンク13に装着されてから以降の印刷されたシートPの枚数が格納される。フラッシング動作時のインク吐出量は、例えばヘッド4の下面に被せるキャップにセンサ等を設けて計測することができる。
アドレス0005には、カバレッジ、即ちシートP1枚当たりの平均インク使用量の割合をパーセントで示した値が格納されている。具体的には、シートPの余白以外を全てインクにて印刷した場合、カバレッジの値は100となる。カバレッジをパーセントで示すことにより、アドレス0005のエリアの容量、ひいてはカートリッジメモリ70の容量を少なくすることができる。このアドレス0002から0005の値は、制御部80からI/O部85を介してカートリッジメモリ70に入力される。
空のカートリッジ7をインク詰め替え業者に提出すると、該インク詰め替え業者は、カートリッジ7に同じ色のインクを再充填する。この際に、該インク詰め替え業者は、カートリッジ7内にインクを満タンにするとともに、カートリッジメモリ70内のインク使用総量の値を0に設定する、即ちアドレス0002内のデータを0に設定する。この結果、あたかもカートリッジ7が新品の如く設定される。該インク詰め替え業者は、その他のアドレス、即ち0001、0003―0005のデータを書き換えることはできない。
制御部80内には、以下の式(1)が格納されて、アドレス0002のデータであるインク使用総量の値を、アドレス0003-0005に格納されたデータから演算される値と比較することができる。前記の如く、カバレッジはシートP1枚当たりの平均インク使用量の割合を示したものであるから、カバレッジからシートP1枚当たりの平均インク使用量が求められる。
ここで、印刷枚数にカバレッジを乗じ、これにメインテナンスでのインク使用量を加算して求められたインクの使用総量の値をT1とする。即ち、アドレス0003―0005に格納されたデータを組み合わせて演算されたインク使用総量の値をT1とする。
T1×0.9≦アドレス0002のインク使用総量の値≦T1×1.1 (1)
T1は、印刷枚数分のシートPを印刷し、メインテナンスした後のインク使用総量の値であるから、カートリッジ7が純正品であれば、アドレス0002のインク使用総量の値は式(1)を充たす筈である。ところが、カートリッジ7がリフィル品に交換されていれば、前記の如く、インク詰め替え業者は、カートリッジメモリ70内のインク使用総量の値を0に設定するから、インク使用総量の値は式(1)を充たさない。これにより、制御部80はカートリッジ7がリフィル品か否かを判断することができる。
ここで、インク使用総量がT1に0.9を乗じた値及びT1に1.1を乗じた値の範囲内としたのは、平均インク使用量及びメインテナンスでのインク使用量を求める際の演算誤差を考慮したのである。従って、T1に乗じる値は、0.9及び1.1の値に限定されない。
また、式(1)は加算と乗算とから構成され、除算を含まない。一般にデータの演算に除算を用いると、計算速度が遅くなる。従って、制御部80は除算以外の演算方法にて関係式を構成し、演算速度の低下を防いでいる。従って、式(1)に減算を含めてもよい。
(カートリッジメモリのデータ更新動作)
カートリッジ7がリフィル品か否かを判断する為には、通常の印刷動作にて、カートリッジメモリ70内のアドレス0003−0005のデータの値を更新しておく必要がある。この動作が本発明の「書き込み処理」であり、図5のフローチャートを用いて説明する。
使用者が装置の電源をオンにした際には、制御部80は、外部から印刷ジョブが制御部80に入力されているか否かを確認する(S1)。制御部80は印刷ジョブが入力されていれば、印刷処理を行う(S2)。
印刷処理は図6のフローチャートに示すように、先ずシートPを1枚印刷する(S10)。制御部80は、カートリッジメモリ70内のアドレス0004の印刷枚数の値を更新する、即ち枚数を1だけ増加させる(S11)。次に、制御部80は印刷ジョブ内のデータから、インク使用量を求める。
このインク使用量からカバレッジを演算して、カートリッジメモリ70のアドレス0005のデータであるカバレッジの値を更新する(S12)。次に、制御部80は印刷ジョブ内に更に印刷すべきデータが残っているかを判断し(S13)、更に印刷すべきデータが残っているならば、ステップS10に戻る。制御部80は、印刷すべきデータが残っていなければ、印刷処理を終了する。
印刷ジョブがもはや入力されない又は印刷処理後は、既に印刷した枚数等からメインテナンスが必要か否かを判断する(S3)。メインテナンスが必要であれば、制御部80は本体IC84を駆動して、ヘッド4に電圧を供給してフラッシング動作を行い(S4)、該フラッシング動作時のインク使用量を求め、カートリッジメモリ70のアドレス0003のエリアの値を更新する(S5)。印刷処理にてカバレッジの値と印刷枚数の値が更新されているから、カバレッジの値に印刷枚数の値を乗じて、フラッシング動作時のインク使用量を加算すれば、インクの使用総量が判る。制御部80は、カートリッジメモリ70のアドレス0002のインクの使用総量のデータを更新する(S6)。これにより、カートリッジメモリ70内のアドレス0002−0005のデータの値が更新された。
ステップS3にてメインテナンスが不要と判断され、又はステップS6にてインクの使用総量のデータが更新されれば、カートリッジメモリ70内のデータの更新動作を終了する。
(リフィル品判断動作)
カートリッジ7がタンク13に装着されると、制御部80は該カートリッジ7がリフィル品か否かを判断し、リフィル品と判断すれば、使用者に注意を促す。この動作が本発明の「判定処理」であり、図7のフローチャートを用いて説明する。
制御部80はカートリッジメモリ70のアドレス0001−0005から、該アドレスに対応したデータを取得する(S20)。仮に制御部80が良好に各データを取得できなかった場合は、制御部80はパネル12にエラー表示を映し出し(S21、S22)、カートリッジ7が純正品でもリフィル品でもない所謂海賊品である旨の注意を使用者に喚起する。
次に、制御部80はアドレス0003―0005から取得したデータに基づいてインク使用総量の値であるT1を求め、該T1とアドレス0002のデータ、即ちインクの使用総量の値が前記の式(1)を充たすか否かを判断する(S23)。
即ち、制御部80は、本発明の「判定手段」を構成し、本発明の「第1処理」を実行する。
式(1)を充たせば、制御部80はカートリッジ7が純正品であると判断する(S24)。制御部80は例えばパネル12に「Ready」等の表示を映し出し、カートリッジ7に何ら支障がないことを表示する。
T1とインクの使用総量の値が前記の式(1)を充たさない場合は、前記の如く、カートリッジ7がリフィル品である可能性がある。制御部80は、カートリッジ7をリフィル品と判断し(S25)、使用者にその旨を報知する(S26)。具体的には、パネル12にカートリッジ7がリフィル品である旨の警告を表示する。即ち、制御部80は、本発明の「第2処理」を実行する。
この警告を表示するのは、前記の如く、リフィル品を使用することにより、画像形成時に所望の画質が得られない場合や、ヘッド4の目詰まりなどの不具合を発生する可能性があるからである。
この警告を表示する際に、制御部80は該カートリッジ7のシリアルIDをEEPROM83に格納してもよい。これにより、次回からカートリッジ7がタンク13に装着されたときは、EEPROM83からシリアルIDを読み出す。このシリアルIDがカートリッジメモリ70内のシリアルIDと一致すれば、該カートリッジ7がリフィル品であることが直ぐに判る。
また、パネル12にカートリッジ7がリフィル品である旨が表示された際に、同時にパネル12に「はい」「いいえ」の表示を映し出し、使用者が何れかを選択できるようにしてもよい。この場合、使用者が「はい」の表示を選択すると、リフィル品のカートリッジ7を使用することができ、「いいえ」を選択すると、該カートリッジ7からインクがヘッド4に供給されない。
更に、パネル12にはカートリッジ7内のインクの残量を表示する領域が設けられている。リフィル品のカートリッジ7を使用する場合は、該領域に残量表示が正しくないことが判るマークを表示してもよい。また、パネル12に表示されるカートリッジ7がリフィル品である旨の警告は、電子メールにて使用者に転送されてもよい。
本実施形態の効果
カートリッジ7にインクが充填されたか否かは、制御部80が、タンク13に装着されたカートリッジ7のカートリッジメモリ70から複数のデータを読み出し、これらのデータが式(1)を満たす関係にあるか否かによって判定される。これにより、カートリッジ7にインクが充填されたか否かを判定するための情報をコントローラ8内のEEPROM83に記憶する必要がなくなるため、該EEPROM83の容量を小さくすることができる。
また、カートリッジメモリ70から読み出した複数のデータから、カートリッジ7にインクが充填されたか否かを判定するから、別の筐体10にカートリッジ7を装着しても、カートリッジ7にインクが充填されたか否かが正確に判定される。
上記実施形態では、印刷ジョブから直接に得られるインクの使用総量の値と、該インクの使用総量とは別の値である印刷枚数やカバレッジの値から演算されるインクの使用総量の値とを比較して、カートリッジ7がリフィル品か否かを判断した。
しかし、これに代えて、例えばフラッシング動作時に直接得られるメインテナンス時のインク使用量と、該メインテナンス時のインク使用量とは別の値である印刷枚数やカバレッジの値から演算されるメインテナンス時のインク使用量とを比較して、カートリッジ7がリフィル品か否かを判断してもよい。
即ち、印刷動作時に直接得られる1のデータの値と、インクジェット記録装置1の印刷動作によって変化する値であって、該1のデータとは別である複数のデータの値を組み合わせて得られる値とを比較して、カートリッジ7がリフィル品か否かを判断すればよい。
また、インクの使用総量の値に代えて、インク残量の値を用いて、カートリッジ7がリフィル品か否かを判断してもよい。ここで、インク残量とはカートリッジ7のインク容量からインクの使用総量を減じた値である。
更に、前記の如く、タンク13には複数色、具体的には4色のインクに対応した複数のカートリッジ7が装着可能である。制御部80は、カートリッジ7がリフィル品か否かの式として、インクの色またはカートリッジ7の種類に応じて異なるものを用いてもよい。
本発明は、インク等の消耗品が充填されるカートリッジに、消耗品が再充填されたか否かを検知するリフィル検知機能を有する画像形成装置に適用すると有用である。
1 インクジェット記録装置
4 ヘッド
7 カートリッジ
8 コントローラ
10 筐体
70 カートリッジメモリ
80 制御部

Claims (7)

  1. 画像形成動作を行う装置本体と、
    メモリを備え消耗品が収納されるカートリッジが装着される被装着部と、制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記被装着部に装着されたカートリッジの消耗品を使用する前記装置本体の動作によってその値が変化するものであって、所定の関係式によって関係付けることができる複数のデータを、前記被装着部に装着されたカートリッジのメモリに書き込む書き込み処理と、
    前記被装着部に装着されたカートリッジのメモリから、前記複数のデータを読み出し、これらのデータが前記所定の関係式を満たす関係にあるか否かを判定するする判定処理と、
    を実行する、画像形成装置。
  2. 前記判定処理は、前記所定の関係式が所定の誤差範囲内で成立するか否かを判定する第1処理と、前記第1処理において前記式が所定の誤差範囲内で成立しないと判定したとき、前記カートリッジに前記消耗品が充填された旨の信号を発信する第2処理と、を含む、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記消耗品は、インクであり、前記メモリ内に格納される前記複数のデータのひとつは、インク使用量又はインク残量を示すデータである、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被装着部には、複数色のインクに対応した複数のカートリッジが装着可能であり、
    前記制御部は、前記判定処理のため前記関係式として、インクの色またはカートリッジの種類に応じて異なるものを用いる、請求項1乃至3の何れか1の項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部が前記判定処理のために用いる前記関係式は、加算、減算、乗算の少なくとも1つを含み、かつ、除算を含まない、請求項1乃至4の何れか1の項に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成動作を行う装置本体と、
    メモリを備え消耗品が収納されるカートリッジが装着される被装着部と、を備えた画像形成装置のリフィル検知方法であって、
    前記被装着部に装着されたカートリッジの消耗品を使用する前記装置本体の動作によってその値が変化するものであって、所定の関係式によって関係付けることができる複数のデータを、前記被装着部に装着されたカートリッジのメモリに書き込む書き込み処理工程と、
    前記被装着部に装着されたカートリッジのメモリから、前記複数のデータを読み出し、これらのデータが前記所定の関係式を満たす関係にあるか否かを判定するする判定処理工程と、
    を有する、リフィル検知方法。
  7. 画像形成を行う装置本体と、
    メモリを備え消耗品が収納されるカートリッジが装着される被装着部と、
    判定手段とを備え、
    前記カートリッジの前記メモリには、複数のデータが夫々格納される複数のエリアが設けられ、
    前記複数のデータは、前記被装着部に装着されたカートリッジの消耗品を使用する前記装置本体の動作によって、その値が変化してゆくデータであり、
    前記複数のエリアに格納される複数のデータは、互いに所定の関係式によって関係付けることができるものであり、
    前記判定手段は、前記複数のデータを夫々前記関係式に代入し、前記関係式が成立するか否かを判定する、画像形成装置。
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