JP2014069460A - 熱転写受像シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ひび割れおよびざらつきを低減させた熱転写受像シートの提供。
【解決手段】熱転写受像シート10は、基材11と、該基材上に、中空層A12、中空層B13、プライマー層14、受容層15をこの順に有してなる、熱転写受像シートであって、該受容層が、エポキシ当量が125〜420であり、かつ官能基数が1.7〜2.3である第1のエポキシ架橋剤を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写受像シートに関し、より詳細には、基材と、基材上に、中空層と、プライマーと、受容層とをこの順に有してなる、熱転写受像シートに関する。
従来、種々の印字方法が知られているが、その中でも熱拡散型転写方式(昇華型熱転写方式)は、昇華性染料を色材としているため、濃度階調を自由に調節でき、中間色や階調の再現性にも優れ、銀塩写真に匹敵する高品質の画像を形成することができる。
この熱拡散型転写方式とは、色素(昇華性染料)を含有する熱転写インクシートと熱転写受像シートとを重ね合わせ、次いで、電気信号によって発熱が制御されるサーマルヘッドによってインクシートを加熱することでインクシート中の色素を受像シートに転写して画像情報の記録を行うものである。このような熱拡散型転写方式が普及するなかで、印画速度の高速化が進んでおり、従来の熱転写インクシートと熱転写受像シートを用いて従来の熱エネルギーを印画しても十分な発色濃度を得られない等の問題が生じている。
さらに、熱拡散型転写方式では、その他の種々の問題も存在している。例えば、受像シートの離型性不足に起因して、印画の際にインクシートが受像シートの受容層表面に貼り付き、印画後にインクシートを画像受容層から剥離する際に、剥離音の発生、走行不良、および画像上の剥離線の発生等の問題が生じている。
特開2010−234590号公報
本発明者らは、上記の背景技術を検討した結果、酸価の高いスチレン・アクリル樹脂を熱転写受像シートの形成材料に採用し、保存性、特に高温若しくは高湿時の滲みを著しく改善することができた。一方、該スチレン・アクリル樹脂は、一般的なハードレジンであり、樹脂の性状は堅くて脆い。水系塗布により熱転写受像シートを製造する場合、塗布工程での作業性の観点から、担体樹脂としてゼラチンも採用しており、ゼラチンも乾燥皮膜の性状は堅くて脆い性質を持つ。このような樹脂系を含む皮膜は乾燥や折り曲げによって、しばしばひび割れを発生して熱転写受像シートとしての商品価値を損なうことがある。受容層面のひび割れ抑制のために、基材と受容層との間に特定の構成成分で多層を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、本発明者らは、水系樹脂をバインダーとして用いた熱転写受像シートは、印画の際にサーマルヘッドとの密着性が低下して、ざらつきと呼ばれる印画欠陥を生じることを知見した。発明者らはひび割れやざらつきの発生部位を詳細に観察したところ、ひび割れは、プリンター内部の用紙搬送機構となる金属性キャプスタンロール両端部にある滑り止めのローレット加工部分と位置的に一致することを知見した。通常、業務用プリンターは用紙交換頻度を下げるために、用紙のロールが長く重量も増えている。この用紙を正確に搬送するため金属ロールに滑り止め加工している。なお、ゴムロールは、ロールの変形や劣化が起こる。この滑り止め加工の凸部によって、搬送中の用紙裏側へ局部的な応力が加わり塗布層内にひび割れが発生すると考えられる。
さらに、プリンター内部には、用紙の巻き癖(カール)を緩和するデカール機構があり、印画後の用紙に逆反りを加えてプリント物の平坦化を図っている。従って、ローレット加工で生じたひび割れや潜在的なひび割れが、デカール機構通過に伴う強制的な褶曲を受けて、ひび割れの部位が拡大すると考えられる。ざらつきはプリンターの機械的部位に依存せず、印画濃度やプリンター個体差に依存することを知見した。
本発明は上記の背景技術および新たに知見した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ひび割れおよびざらつきを低減させた熱転写受像シートを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、特定の層構成を有する熱転写受像シートにおいて、受容層に特定のエポキシ架橋剤を含有させることで、上記課題を解決できることを知見した。本発明は、かかる知見に基づいて完成されたものである。
すなわち、本発明の一態様によれば、
基材と、前記基材上に、中空層と、プライマー層と、受容層とをこの順に有してなる、熱転写受像シートであって、
該受容層が、エポキシ当量が125〜420であり、かつ官能基数が1.7〜2.3である第1のエポキシ架橋剤を含んでなる、熱転写受像シートが提供される。
本発明の態様においては、第1のエポキシ架橋剤は、主鎖長が11〜37であることが好ましい。
本発明の態様においては、該受容層が、エポキシ当量が140〜230であり、かつ官能基数が4以上である第2のエポキシ架橋剤をさらに含んでなる、ことが好ましい。
本発明の態様においては、第2のエポキシ架橋剤は、主鎖長が15〜31であることが好ましい。
本発明の態様においては、該受容層が、バインダー樹脂と、ウレタン会合型増粘剤とをさらに含んでなることが好ましい。
本発明の態様においては、該バインダー樹脂が、ポリマーラテックスを含んでなることが好ましい。
本発明の態様においては、該バインダー樹脂が、スチレン・アクリル系樹脂を含んでなることが好ましい。
本発明の態様においては、該基材の該受容層を有する面側を構成する全ての層が、水系塗布かつ同時重層塗布により形成されたものであることが好ましい。
本発明の態様においては、該基材の該受容層と反対側の面に、裏面層をさらに有してなることが好ましい。
本発明の熱転写受像シートによれば、ひび割れおよびざらつきを低減させることができる。
本発明による熱転写受像シートの一実施形態を示した模式断面図である。
熱転写受像シート
本発明の熱転写受像シートは、基材と、基材上に、中空層と、プライマー層と、受容層とをこの順に有してなり、受容層が、特定のエポキシ架橋剤を含んでなるものである。好ましい態様では、熱転写受像シートは、受容層と反対側の面に、裏面層をさらに有してもよい。以下、本発明の熱転写受像シートの構成を、図面を参照しながら説明する。
本発明の一態様によれば、基材の一方の面上に、2層の中空層と、プライマー層と、受容層とをこの順に有してなり、基材の受容層と反対側の面上に、裏面層を有してなる、熱転写受像シートが提供される。具体的に、本発明による熱転写受像シートの一実施形態の模式断面図を図1に示す。図1に示される熱転写受像シート10は、基材11と、該基材11の一方の面に、中空層A(下層)12と、中空層B(上層)13と、プライマー層14と、受容層15とをこの順に有してなり、基材の受容層と反対側の面上に、裏面層16を有してなるものである。以下、本発明の熱転写受像シートを構成する各層について説明する。
基材
本発明における基材は、中空層と、プライマーと、受容層とを保持するという役割を有するとともに、熱転写時には熱が加えられるため、加熱された状態でも取り扱い上支障のない程度の機械的強度を有する材料であることが好ましい。
このような基材の材料としては、例えば、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、またはサイズ度の高い紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート紙、レジンコート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、あるいはポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等のフィルムが挙げられ、また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム、または多孔質フィルムも使用でき、特に限定されない。また、上記基材の任意の組み合わせによる積層体も使用できる。代表的な積層体の例として、セルロース繊維紙と合成紙或いはセルロース繊維紙とプラスチックフィルム或いはプラスチックフィルムと合成紙の組み合わせ等が挙げられる。更にセルロース繊維紙の表裏をポリエチレンやポリプロピレン樹脂で被覆したレジンコート紙(RCペーパー)を使用することができる。本発明においては、市販の基材を用いることもでき、例えば、三菱製紙(株)社製の写真用のRCペーパー等が好ましい。なお、基材厚みは、熱転写受像シートに要求される強度や耐熱性等や、基材として採用した素材の材質に応じて、適宜変更可能であり、具体的に、基材の厚みは、50μm〜1000μmの範囲内であることが好ましく、100μm〜300μmの範囲内であることがより好ましい。
受容層
本発明における受容層は、熱転写による画像形成時に熱転写インクシートから転写される昇華性染料を受容するとともに、受容した昇華性染料を受容層に保持することで、受容層の面に画像を形成かつ維持することができる。受容層は、下記のエポキシ架橋剤を含むものであり、バインダー樹脂、ワックス添加剤、ウレタン会合型増粘剤、および離型剤等を、各種目的に応じてさらに含むことができる。また、受容層は、水系塗布方式により形成されたものであることが好ましい。
受容層は、エポキシ当量(g/eq)が125〜420であり、好ましくは175〜305であり、より好ましくは200〜285であり、かつ官能基数が1.7〜2.3であり、好ましくは1.8〜2.2である第1のエポキシ架橋剤を含んでなる。第1のエポキシ架橋剤は、主鎖長が好ましくは11〜37であり、より好ましくは31〜37である。受容層は、エポキシ当量が140〜230であり、好ましくは159〜183であり、より好ましくは165〜175であり、かつ官能基数が4以上であり、好ましくは4以上10以下である第2のエポキシ架橋剤をさらに含んでもよい。第2のエポキシ架橋剤は、主鎖長が好ましくは15〜31であり、より好ましくは20〜26である。第1のエポキシ樹脂の含有量は、エポキシ樹脂の総量に対して、好ましくは10〜100質量%であり、より好ましくは10〜20質量%である。なお、エポキシ当量(g/eq)とは、官能基一個当たりのエポキシ架橋剤の分子量の値のことである。また、官能基数とは、エポキシ架橋剤1分子中のエポキシ基の数のことである。つまり、エポキシ当量が小さく、官能基数が多いものほど架橋剤としての架橋効果が高いといえる。なお、本発明者らは、印画時、特に、高温高湿環境下での印画において、中空粒子を含む層(例えば、下記の断熱層や中間層)を2層以上設けた場合、その層間の境界面に空隙が発生して、受像シート表面にひび割れやざらつきが生じることを知見した。そこで本発明者らは鋭意工夫した結果、特定のエポキシ架橋剤を受容層に添加することで、製造工程中に架橋剤成分が浸透・拡散して、境界面の空隙発生を抑制し、受像シート表面のひび割れやざらつきを低減するという驚くべき効果を知見した。これは、特定のエポキシ当量および官能基数を有するエポキシ架橋剤を用いることで、架橋剤のエポキシ基が塗布層中の成分のカルボキシル基と反応して、ゼラチンやバインダー樹脂の一部または全部を架橋するため、熱転写受像シートのひび割れやざらつきを低減できると考えられる。
受容層に含有されるバインダー樹脂としては、ポリマーラテックスが用いられ、具体的には、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(塩酢ビ系樹脂)、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル等のビニルポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ましいものは、塩酢ビ系樹脂である。
受容層に含有されるワックス添加剤としては、カルナバワックスやパラフィンワックスが挙げられ、これらを単独で用いても、混合して用いてもよい。本発明において、カルナバワックスとは、天然のカルナバワックスならびにその精製物および誘導体を含み、添加剤等により改質されたものも含むものである。好ましい態様によれば、カルナバワックスの融点は80〜90℃であり、酸価は10mg・KOH/g以下であり、けん化価は78〜88mg・KOH/gである。また、パラフィンワックスとは、天然のパラフィンワックスならびにその精製物および誘導体を含み、添加剤等により改質されたものも含むものである。パラフィンワックスの融点は、好ましくは40〜105℃であり、より好ましくは40〜90℃であり、さらに好ましくは40〜75℃である。
ワックス添加剤としては、カルナバワックスおよびパラフィンワックスを乳化剤により乳化させたエマルジョン型のものを用いてもよく、乳化方法は公知の方法を用いることができる。本発明においては、ワックス添加剤として、カルナバワックスとパラフィンワックスの混合物を用いることが好ましく、受容層用塗布液の安定性を向上させ、製造工程における生産性を向上することができる。カルナバワックスとパラフィンワックスの混合比は、好ましくは1:0.1〜1:5であり、より好ましくは1:0.5〜1:2である。混合比が上記範囲程度であれば、受容層用塗布液の安定性をより向上できる。また、受容層中のカルナバワックスとパラフィンワックスの合計含有量は、バインダー樹脂の固形分質量に対して、好ましくは1〜50質量%、より好ましくは1〜30質量%、さらに好ましくは5〜20質量%である。カルナバワックスおよびパラフィンワックスの合計含有量が上記範囲程度であれば、受容層用塗布液の安定性をより向上できる。本発明においては、市販のワックス添加剤を用いることもでき、例えば、Q526(カルナバワックスとパラフィンワックスの1:1混合物、中京油脂(株)製)等が好ましい。
受容層に含有されるウレタン会合型増粘剤は、固形分濃度が30%の際に、B型粘度計を用いて、JIS Z8803に準拠して、液温25℃で測定した時の粘度が、好ましくは1000〜100000mPa・sであり、より好ましくは2000〜60000mPa・sであることが好ましい。さらに、粘度比が、下記式(1):
粘度比=V30,6/V30,60 (1)
(式中、V30,6はB型粘度計を用いて、JIS Z8803に準拠して、液温25℃で回転数6rpmの時の粘度(mPa.s)を示し、V30,60はB型粘度計を用いて、JIS Z8803に準拠して、液温25℃で回転数60rpmの時の粘度(mPa.s)を示す)
で表され、好ましくは2.0〜5.0であり、より好ましくは2.0〜4.5であることが好ましい。なお、この粘度比は、一般に、チキソトロピーインデックス(TI)と呼ばれ、タレ難さと相関する指標である。粘度および粘度比が上記範囲程度のウレタン会合型増粘剤を用いることで、受容層用塗布液にレベリング性の粘性を与え、面質を向上させるのと同時に、粒子の状態で存在しているバインダー同士を結着させ、膜を形成しているのに近い状態となり、画像印画時の熱融着を抑えることができる。
ウレタン会合型増粘剤の含有量は、受容層のバインダー樹脂の固形分質量に対して、好ましくは5〜20質量%、より好ましくは6〜15質量%である。ウレタン会合型増粘剤の含有量が上記範囲内であれば、受容層の膜形成を十分にでき、画像印画時の熱融着を抑えることができる。本発明においては、市販のウレタン会合型増粘剤を用いることもでき、例えば、UH−450、UH−526、UH−530、UH−540、UH−550(以上、ADEKA(株)製)、SNシックナーA812(サンノプコ(株)製)等が好ましい。
受容層に含有される離型剤としては、シリコーンオイル(反応硬化型シリコーンを含む)、リン酸エステル系化合物、およびフッ素系化合物を挙げることができ、特にシリコーンオイルが好ましい。シリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーン等の各種の変性シリコーンを用いることができる。具体的には、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ビニル変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン、ポリエステル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリエステル変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコーン、アミド変性シリコーン等を用い、これらを混合したり、各種の反応を用いて重合させて用いることもできる。また、2種以上の離型剤を混合して用いてもよい。このような離型剤を用いることで、印画時に熱転写インクシートと熱転写受像シートの受容層との融着および印画感度低下などの問題を改善することができる。本発明においては、ポリエーテル変性シリコーン型の離型剤を用いることが特に好ましい。ポリエーテル変性シリコーン型の離型剤を2種以上用いてもよく、その他の離型剤と併用しても良い。本発明においては、市販の離型剤を用いることもでき、X22−3000TおよびKF410(以上、信越化学工業(株)製)等が挙げられる。このようなエポキシ変性シリコーンを用いることが、上記のバインダー樹脂との組み合わせの観点から好ましい。
プライマー層
本発明におけるプライマー層は、中空層と受容層とを良好に接着する役割を有するとともに、高温高湿度環境下における、染料の中空層側への移行を防止して画像保存性を向上させる機能を有するものである。プライマー層の厚みとしては特に限定されるものではないが、例えば1μm〜40μmであることが好ましく、1μm〜20μmがより好ましく、1μm〜10μmがさらに好ましい。
プライマー層は、ポリイソブチレン、グリセリン、ポリエチレングリコール、およびトリエタノールアミンからなる群から選択される少なくとも1種の可塑剤を含むことが好ましく、可塑剤はポリイソブチレンおよび/またはグリセリンであることがより好ましい。可塑剤の含有量は、プライマー層の総固形分質量に対して、好ましくは1〜20質量%、より好ましくは6〜18質量%、さらに好ましくは8〜15質量%である。可塑剤として、上記の化合物を含有させることで、プライマー層のクッション性や可とう性を向上させ、ひび割れやざらつきを低減することができる。なお、可塑剤は、従来公知の方法でラッテクス化させたものをプライマー層に含有させてもよい。
プライマー層は、好ましくは1〜20質量%、より好ましくは2〜15質量%のバインダー樹脂をさらに含んでもよい。バインダー樹脂は、ポリマーラテックスを含むことが好ましく、スチレン・アクリル系樹脂を含むことがさらに好ましい。
プライマー層は、好ましくは18〜32質量%、より好ましくは20〜26質量%のゼラチンをさらに含んでもよい。ゼラチンは、アルカリ処理ゼラチンであることが好ましい。アルカリ処理ゼラチンを含有させることで、ゼリー強度の組み合わせや、分子修飾の有無を選択し、所望の膜物性に最適化できる。
プライマー層は、上記の特定の可塑剤と、スチレン・アクリル系樹脂と、ゼラチンとを組み合わせて含むことで、ひび割れ耐性をより向上させることができる。
中空層
本発明における中空層は、熱転写による画像形成時に加えられた熱が、基材等への伝熱によって損失されることを防止できる断熱性を有するものである。好ましい態様によれば、中空層は2層以上からなるものであってもよい。本発明における中空層は中空粒子を含むものであり、中空粒子を含むことによりクッション性を備える。ここで、中空層のクッション性の程度は、熱転写受像シートの用途等に応じて適宜調整することができるものである。なお、中空層のクッション性の程度についても、例えば、中空層の厚みを変更することにより任意の範囲に調整することができる。中空層の厚みは、断熱性、クッション性等を所望の程度に調整できる範囲内であれば特に限定されるものではないが、10μm〜100μmの範囲内であることが好ましく、10μm〜50μmの範囲内であることがより好ましい。また、中空層の密度は、例えば0.1g/cm〜0.8g/cmの範囲内、なかでも0.2g/cm〜0.7g/cmの範囲内であることが好ましい。
本発明で用いる中空粒子の平均粒子径は、好ましくは0.1〜10μm、より好ましくは0.3〜5μmである。中空粒子の平均粒子径が、上記範囲程度であれば、断熱性およびクッション性を中空層に与えることができる。本発明において、中空粒子の体積平均粒子径は、コールター法(Sysmex FPIA−3000 マルバーン社製)等の従来公知の方法により測定することができる。また、中空粒子の平均中空率は、好ましくは20%以上、より好ましくは30〜80%である。中空粒子の平均中空率が、上記範囲程度であれば、断熱性およびクッション性を中空層に与えることができる。さらに、樹脂等から構成される有機系中空粒子であってもよく、ガラス等から構成される無機系中空粒子であってもよい。また、上記中空粒子は、架橋中空粒子であってもよい。本発明においては、市販の中空粒子を用いることもでき、例えば、ローペイクHP−1055、ローペイクHP−91、ローペイクOP−84J、ローペイクウルトラおよびローペイクSE(ローム・アンド・ハース(株)製)、二ポールMH−5055(日本ゼオン(株))、SX8782、SX866(JSR(株))等が好ましい。
中空層は、好ましくは10〜27質量%、より好ましくは12〜25質量%のバインダー樹脂をさらに含んでもよい。バインダー樹脂は、ポリマーラテックスを含むことが好ましく、スチレン・アクリル系樹脂を含むことがさらに好ましい。
中空層は、親水性バインダーやその他の添加剤をさらに含んでもよい。中空層に含有される親水性バインダーとしては、ゼラチンおよびその誘導体、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオイキサイド、ポリビニルピロリドン、プルラン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、デキストラン、デキストリン、ポリアクリル酸およびその塩、寒天、κ−カラギーナン、λ−カラギーナン、ι−カラギーナン、カゼイン、キサンテンガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、ならびにアラビアゴムを挙げることができ、特にゼラチンが好ましい。このような親水性バインダーを用いることで、各層の層間接着性を向上させることができる。特に、水系塗布および同時重層塗布方式により各層を形成する場合には、ゼラチンを用いることで、各塗布液の粘度を所望の範囲に調整し、所望の膜厚を得ることができる。本発明においては、市販のゼラチンを用いることもでき、例えば、RR、R、CLV、G1177およびN1236(新田ゼラチン(株)製)等が好ましい。
その他の層
本発明の熱転写受像シートは、上記の層以外の他の層をさらに有してもよい。好ましい態様では、熱転写受像シートは、受容層側に、中間層および離型層等のその他の層をさらに有することができる。また、受容層と反対側に、裏面層をさらに有することができる。
中間層
本発明においては、中空層とプライマー層の間やプライマー層と受容層の間に少なくとも1層の中間層を設けてもよい。中間層を設けることで、耐溶剤、高温/高湿下での画像保存時の染料拡散バリア、層間接着、白色付与、基材のギラつき感/ムラの隠蔽、および帯電防止等の機能を付加するこができる。中間層の形成手段としては公知の手段を用いることができ、例えば、中間層に、蛍光増白剤、無機微粒子、中空微粒子、および導電性フィラーやポリアニリンスルホン酸のような有機導電材等を添加する方法が挙げられる。
離型層
本発明においては、上記の離型剤を受容層に添加せず、受容層上に別途離型層として設けても良い。
裏面層
本発明における裏面層は、インクジェット方式やドットインパクト方式、筆記具等で使用するインキの定着性を有しており、記録部のにじみが生じ難く速乾性に優れたバックプリントを可能とする(バックプリント適性を向上させる)ものである。さらに、以下に示す受像紙裏面としての基本特性を有するものでもある。
1.受容層面と重ね合わせた際に、温度や加重をかけて保存しても貼り付き(ブロッキング)を生じない。
2.誤って受像紙の表裏面を逆にしてプリンターに装着し、熱転写シートと重ね合わせて熱転写を行った場合であっても、熱転写シートと貼り付いてプリンター内で詰まる事が無く、印字物が排出される(裏面離型性を有している)。
3.受容層面と擦れても受容層面を傷付けず、また、裏面層からの粒子成分の脱落(粉落ち)を生じない。
また、裏面層は、バインダー樹脂および無機微粒子を含むことが好ましく、その他の添加剤、例えば、消泡剤や帯電防止剤等を裏面層に適宜添加することができる。近年では環境配慮の観点から水系塗布方式が好まれているが、本発明の裏面層は、 水系塗布方式で受容層を形成した受像紙の裏面として特に好適に用いることができる。
裏面層に含有されるバインダー樹脂は、スチレン・アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、およびアクリル樹脂からなる群から選択される少なくとも1種である。このようなバインダー樹脂を用いることで、基材への接着性が良好であり、かつ、良好なバックプリント適性を持たせることが可能になる。本発明においては、市販のバインダー樹脂を用いることもでき、ルシデン375CI、ルシデン606APEF、プライマルASR PlUS S25、プライマルI−2183N(以上、ローム・アンド・ハース社製)、ジョンクリル60J、61J、62J、63J、354J、PDX7700、PDX7641、PDX7643(以上、BASF社製)、バイロナールMD−1500、MD−2000(東洋紡社製)、ポリエスターWR−905S20WO、WR−961(以上、日本合成化学社製)、プラスコートZ−690、Z−687(以上、互応化学工業社製)、パテラコールIJ−150R、RSI−001、RSI−017(以上、DIC社製)、スーパーフレックス130(以上、第一工業製薬社製)等が好ましい。
裏面層に含有される無機微粒子は、コロイダルアルミナ、コロイダルシリカ、およびシリカ粒子からなる群から選択される少なくとも1種である。このような無機微粒子を用いることで、バックプリント適性を向上させ、ブロッキングを防止することができる。
本発明において、裏面層の塗布量は特に限定されるものではないが、塗布量は乾燥後0.1g/m〜3.0g/mの範囲内であることが好ましく、0.3g/m〜1.5g/mの範囲内であることがより好ましい。塗布量が上記範囲程度であれば、十分なバックプリント適性が得られる。
熱転写受像シートの製造方法
本発明の熱転写受像シートの製造には、公知の製造方法を用いることができる。熱転写受像シートの各層の塗布には、ロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート、ダイコート、スライドコート、およびカーテンコート等の公知の方法を用いることができ、受容層を有する面側においてはスライドコートやカーテンコート等の複数の層を同時重層塗布できる方法が用いられる。本発明においては、受容層を有する面側において、受容層を有する面側を構成する全ての層を、水系塗布かつ同時重層塗布方式により形成する。このような製造方法により、熱転写受像シートの各層の層間接着性の向上やコスト改善等の効果が得られる。
熱転写インクシート
本発明の熱転写受像シートと共に用いる熱転写インクシートは、基材シートの一方の面に熱転写性色材層が設けられており、基材シートの他方の面に耐熱滑性層が設けられている層構成を有するものがよい。以下、熱転写インクシートを構成する各層について説明する。
基材シート
本発明に用いられる熱転写インクシートを構成する基材シートの材料は、従来公知のものを使用することができ、また、それ以外のものであっても、ある程度の耐熱性と強度とを有していれば使用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリイミド、ナイロン、酢酸セルロース、アイオノマー等の樹脂フィルム、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等が挙げられる。これらを単独で使用してもよいし、これらを任意に組み合わせた積層体を使用してもよい。これらの中でも、薄膜化可能で安価な汎用性プラスチックであるポリエチレンテレフタレートが好ましい。
基材シートの厚さは、強度、耐熱性等が適切になるように材料に応じて適宜選択することができるが、通常は0.5〜50μm程度が好ましく、より好ましくは1〜20μm、さらに好ましくは1〜10μmである。
基材シートは、隣接する層との接着性を向上させるため、表面処理が施されていてもよい。上記表面処理としては、コロナ放電処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処理、およびグラフト化処理等の、公知の樹脂表面改質技術を適用することができる。上記表面処理は、1種のみ施されてもよいし、2種以上施されてもよい。
さらに、上記基材シートの接着処理として、基材シート上に接着層を塗工して形成することも可能である。接着層は、例えば、以下の有機材料および無機材料から形成することができる。上記有機材料としては、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂やポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドンおよびその変性体等のビニル系樹脂、ならびにポリビニルアセトアセタールやポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール系樹脂等が挙げられる。上記無機材料としては、シリカ(コロイダルシリカ)、アルミナあるいはアルミナ水和物(アルミナゾル、コロイダルアルミナ、カチオン性アルミニウム酸化物またはその水和物、疑ベークマイト等)、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、および酸化チタン等のコロイド状無機顔料超微粒子等が挙げられる。
また、上記の表面処理として、プラスチックフィルムを延伸処理して製造する場合、未延伸フィルムにプライマー液を塗布し、その後に延伸処理して行うこともできる(プライマー処理)。
熱転写性色材層
本発明に用いられる熱転写インクシートは、基材シートの一方の面に熱転写性色材層が設けられている。熱転写インクシートが昇華型熱転写インクシートの場合には、熱転写性色材層として昇華性染料を含有する層を形成し、熱溶融型熱転写インクシートの場合には、着色剤を含む熱溶融組成物からなる熱溶融性のインクを含有する層を形成する。なお、昇華性染料を含有する層領域と、着色剤を含む熱溶融組成物からなる熱溶融性のインクを含有する層領域と、を連続した1枚の基材シート上に面順次に設けてもよい。
熱転写性色材層の材料は、従来公知の染料を使用することができるが、印画材料として良好な特性を有するもの、例えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色しないものが好ましい。例えば、赤色染料としては、MS Red G(三井東圧化学社製)、Macrolex Red Violet R(バイエル社製)、CeresRed 7B(バイエル社製)、Samaron Red F3BS(三菱化学社製)等が、黄色染料としては、ホロンブリリアントイエロー6GL(クラリアント社製)、PTY−52(三菱化成社製)、マクロレックスイエロー6G(バイエル社製)等が、青色染料としては、カヤセットブルー714(日本化薬社製)、ワクソリンブルーAP−FW(ICI社製)、ホロンブリリアントブルーS−R(サンド社製)、MSブルー100(三井東圧化学社製)等が挙げられる。その他、市販されている昇華型熱転写方式で使用されるリボンに含まれる染料も使用できる。
上記染料を担持するためのバインダー樹脂としては、例えば、エチルセルロース樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、エチルヒドロキシセルロース樹脂、メチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、およびポリエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中でも、セルロース系、ビニル系、アクリル系、ポリウレタン系、ポリエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等の点から好ましい。
熱転写性色材層の形成方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。上記染料およびバインダー樹脂に、必要に応じて離型剤等の添加剤を加え、トルエン、メチルエチルケトン等の適当な有機溶剤に溶解させ、あるいは、水に分散させ、得られた熱転写性色材層用塗布液(溶解液または分散液)を、例えば、グラビア印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法、ロールコーター、バーコーター等の形成手段により、基材シートの一方の面に塗布し、乾燥させることにより形成することができる。熱転写性色材層は、厚みが0.2〜5.0μm程度であり、また、熱転写性色材層中の昇華性染料の含有量は、5〜90質量%、好ましくは5〜70質量%であることが好ましい。
保護層
本発明に用いられる熱転写インクシートは、熱転写性色材層と同一面側に面順次で保護層を設けてもよい。熱転写受像シートに色材を転写した後、この保護層を転写して画像を被覆することにより、画像を光、ガス、液体、擦過等から保護することができる。保護層として接着層、剥離層、離型層、または、下引き層等のその他の層を設けてなるものであってもよい。
耐熱滑性層
耐熱滑性層は、主に耐熱性樹脂からなるものである。耐熱性樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンまたはエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロースアセテートプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロースアセテート−ヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、および塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
耐熱滑性層は、上記耐熱性樹脂に加え、滑り性付与剤、架橋剤、離型剤、有機粉末、無機粉末等の添加剤を配合してなるものであってもよい。
耐熱滑性層は、一般に、上述の耐熱性樹脂、並びに、所望により添加する上記滑り性付与剤および添加剤を溶剤中に加えて、各成分を溶解または分散させて耐熱滑性層塗布液を調製した後、該耐熱滑性層塗布液を基材の上に塗工し、乾燥させて形成することができる。上記耐熱滑性層塗布液における溶剤としては、上述の染料インキにおける溶剤と同様のものを使用することができる。
耐熱滑性層塗布液の塗工法としては、例えば、ワイヤーバーコーティング、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等が挙げられるが、なかでもグラビアコーティングが好ましい。耐熱滑性層塗布液は、乾燥塗布量が好ましくは0.1〜3g/m、より好ましくは1.5g/m以下となるよう塗布すればよい。
画像形成方法
本発明の熱転写受像シートを用いる画像形成方法においては、熱転写受像シートと、熱拡散性色素を含有する熱転写インクシートとを重ね合わせて、記録信号に応じて加熱することにより、該熱転写インクシートが含有する熱拡散性色素を、該熱転写受像シートに転写することにより画像形成することできる。
このような画像形成方法で用いることのできる熱転写記録装置としては、公知のものを用いることができ、特に限定されない。本発明においては、市販の熱転写記録装置を用いることができ、例えば、昇華型熱転写プリンター(ALTECH ADS社製、型式:MEGAPIXELIII)が挙げられる。
以下に、実施例と比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定解釈されるものではない。なお、表記の質量部は固形分で記載し、必要に応じて純水にて希釈した。
実施例1
熱転写受像シート1の作製
基材としてRCペーパー(三菱製紙(株)製)を用い、一方の面に、下記組成の裏面層用塗布液1をワイヤーバーコーティングを用いて、乾燥後の塗布量が1.0g/mとなるように塗布し、120℃で30秒間乾燥した。
裏面層用塗布液1の組成
・バインダー樹脂(スチレン・アクリル樹脂、ローム・アンド・ハース(株)製、商品名:ルシデン606APEF) 50質量部
・バインダー樹脂(スチレン・アクリル樹脂、ローム・アンド・ハース(株)製、商品名:ルシデン375CI) 50質量部
・アルミナ(平均粒子径1μm(レーザー回折法)、住友化学工業(株)製、商品名:AM−27) 70質量部
続いて、下記組成の中空層A用塗布液1、中空層B用塗布液1、プライマー層用塗布液1、および受容層用塗布液1を40℃にそれぞれ加熱し、スライドコーティングを用いて、乾燥後の塗布量がそれぞれ2.0g/m、3.0g/m、3.0g/m、3.5g/mとなるように同時重層塗布し、5℃にて30秒間冷却した後、50℃にて2分間乾燥し、熱転写受像シート1(層構成:裏面層/基材/中空層A/中空層B/プライマー層/受容層)を得た。なお、塗布速度は、毎分250mであった。この熱転写受像シートは、図1に示されるような層構成を有していた。
中空層A用塗布液1(下層用)の組成
・中空粒子(体積平均粒径:0.5μm、平均中空率:45%、ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)製、商品名:OA−45) 55質量部
・ゼラチン(新田ゼラチン(株)製、商品名:N1236) 20質量部
・バインダー樹脂(スチレン・アクリル樹脂、BASFジャパン(株)製、商品名:ジョンクリル352J) 12.5質量部
・バインダー樹脂(スチレン・アクリル樹脂、BASFジャパン(株)製、商品名:ジョンクリル62J) 12.5質量部
中空層B用塗布液1(上層用)の組成
・中空粒子(体積平均粒径:0.5μm、平均中空率:45%、ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)製、商品名:OA−45) 59質量部
・ゼラチン(新田ゼラチン(株)製、商品名:N1236) 28質量部
・バインダー樹脂(スチレン・アクリル樹脂、BASFジャパン(株)製、商品名:ジョンクリル352J) 5.0質量部
・バインダー樹脂(スチレン・アクリル樹脂、BASFジャパン(株)製、商品名:ジョンクリル62J) 8.0質量部
プライマー層用塗布液1の組成
・中空粒子(体積平均粒径:0.3μm、平均中空率:39%、ロームアンドハース(株)製、商品名:OA−39) 66.0質量部
・ゼラチン(アルカリ処理ゼラチン、新田ゼラチン(株)製、商品名:N1236)
20.5質量部
・バインダー樹脂(スチレン・アクリル樹脂、BASFジャパン(株)製、商品名:ジョンクリル62J) 2.0質量部
・可塑剤(ポリイソブチレン分散体、BASFジャパン((株))製、商品名:ジョンクリルPDX−7522、旧品名PIB−787) 8.0質量部
・蛍光増白剤(昭和化学工業(株)製、商品名:WN−1) 3.3質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 0.2質量部
受容層用塗布液1の組成
・受容層樹脂1(塩ビ/酢ビ=99/1、東ソー株式会社製リューロンペーストL80)
100質量部
・離型剤(シリコーン分散液、中京油脂株式会社製 R767) 11.0質量部
・離型剤(ワックス分散液 、中京油脂株式会社製 R835) 7.0質量部
・第1のエポキシ架橋剤(阪本薬品工業(株)製、商品名:SR−8EGS)
3.0質量部
・第2のエポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製、商品名:デナコールEX512) 1.5質量部
・増粘剤((株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−526) 5.0質量部
・水性ポリエステル樹脂(互応化学工業(株)製、プラスコートZ−561)4.5質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 2.9質量部
バインダー樹脂1の調製
上記のバインダー樹脂1は、以下のように調製した。2.5Lオートクレーブ中に脱イオン水600g、塩化ビニル単量体438.8g(全仕込み単量体に対して97.5質量%)、過硫酸カリウム2.25gを仕込んだ。この反応混合物を撹拌翼で回転数120rpmを維持するように撹拌し、反応混合物の温度を60℃に上げて重合を開始した。グリシジルメタクリレート11.2g(全仕込み単量体に対して2.5質量%)を、重合開始〜4hr後まで2.8g/hrで連続添加し、重合圧が60℃における塩化ビニル単量体の飽和蒸気圧から0.6MPa降下した時に重合を停止して、塩化ビニル系樹脂ラテックスを得た。
シリコーン分散液の調製
上記のシリコーン分散液は、以下のように分散させて、水系分散液を調製した。まず、下記の組成となるように、水系溶液1および溶剤系溶液1を調製した。この水系溶液1と溶剤系溶液1とを、混合・撹拌した後、ホモジナイザーを用いて分散を行い、分散体を調製した。その後、分散体を30〜60℃に加温しながら減圧下で脱溶剤し、脱溶剤分の体積変化を純水の追添加により補正し、固形分が18%になるように調製して、水系分散液を得た。
水系溶液1の組成
・トリイソプロピルナフタレンスルフォン酸Na塩(分散剤、固形分10%)10質量部
・純水 56質量部
溶剤系溶液1の組成
・シリコーン(信越化学工業(株)製、商品名:X−22−3000T) 11質量部
・シリコーン(信越化学工業(株)製、商品名:KF−410) 6質量部
・酢酸エチル 17質量部
実施例2
熱転写受像シート2の作製
受容層用塗布液の組成を下記のとおりにした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シート2を作製した。
受容層用塗布液2の組成
・受容層樹脂1(塩ビ/酢ビ=99/1、東ソー株式会社製リューロンペーストL80)
100質量部
・離型剤(シリコーン分散液、R767) 11.0質量部
・離型剤(ワックス分散液、R835) 7.0質量部
・第1のエポキシ架橋剤(阪本薬品工業(株)製、商品名:SR−8EGS)
3.0質量部
・第2のエポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製、商品名:デナコールEX512) 1.0質量部
・増粘剤((株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−526) 5.0質量部
・水性ポリエステル樹脂(互応化学工業(株)製、プラスコートZ−561)4.5質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 2.9質量部
実施例3
熱転写受像シート3の作製
受容層用塗布液の組成を下記のとおりにした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シート3を作製した。
受容層用塗布液3の組成
・受容層樹脂1(塩ビ/酢ビ=99/1、東ソー株式会社製リューロンペーストL80)
100質量部
・離型剤(シリコーン分散液、R767) 11.0質量部
・離型剤(ワックス分散液、R835) 7.0質量部
・第1のエポキシ架橋剤(阪本薬品工業(株)製、商品名:SR−8EGS)
2.0質量部
・第2のエポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製、商品名:デナコールEX512) 2.0質量部
・増粘剤((株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−526) 5.0質量部
・水性ポリエステル樹脂(互応化学工業(株)製、プラスコートZ−561)4.5質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 2.9質量部
実施例4
熱転写受像シート4の作製
受容層用塗布液の組成を下記のとおりにした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シート4を作製した。
受容層用塗布液4の組成
・受容層樹脂1(塩ビ/酢ビ=99/1、東ソー株式会社製リューロンペーストL80)
100質量部
・離型剤(シリコーン分散液、R767) 11.0質量部
・離型剤(ワックス分散液、R835) 7.0質量部
・第1のエポキシ架橋剤(阪本薬品工業(株)製、商品名:SR−8EGS)
6.0質量部
・増粘剤(ADEKA(株)製、商品名:UH−526) 5.0質量部
・水性ポリエステル樹脂(互応化学工業(株)製、プラスコートZ−561)4.5質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 2.9質量部
実施例5
熱転写受像シート5の作製
受容層用塗布液の組成を下記のとおりにした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シート5を作製した。
受容層用塗布液5の組成
・受容層樹脂1(塩ビ/酢ビ=99/1、東ソー株式会社製リューロンペーストL80)
100質量部
・離型剤(シリコーン分散液、R767) 11.0質量部
・離型剤(ワックス分散液、R835) 7.0質量部
・第1のエポキシ架橋剤(阪本薬品工業(株)製、商品名:SR−8EGS)
6.0質量部
・第2のエポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製、商品名:デナコールEX512) 3.0質量部
・増粘剤((株)ADEKA製、商品名:UH−526) 5.0質量部
・水性ポリエステル樹脂(互応化学工業(株)製、プラスコートZ−561)4.5質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 2.9質量部
比較例1
熱転写受像シート6の作製
プライマー層用塗布液および受容層用塗布液の組成を下記のとおりにした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シート6を作製した。
プライマー層用塗布液2の組成
・中空粒子(体積平均粒径:0.3μm、平均中空率:39%、ロームアンドハース(株)製、商品名:OA−39) 69.0質量部
・ゼラチン(アルカリ処理ゼラチン、新田ゼラチン(株)製、商品名:N1236)
20.5質量部
・バインダー樹脂(天然ゴムラテックス/メタクリル酸メチルグラフト重合エマルション、メタクリル酸メチルが67%付加、レヂテックス(株)製、商品名:レヂテックスMG−67) 7.0質量部
・蛍光増白剤(昭和化学工業(株)製、商品名:WN−1) 3.3質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 0.2質量部
受容層用塗布液6の組成
・受容層樹脂1(塩ビ/酢ビ=99/1、東ソー株式会社製リューロンペーストL80)
100質量部
・離型剤(シリコーン分散液、R767) 11.0質量部
・離型剤(ワックス分散液、R835) 7.0質量部
・第2のエポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製、商品名:デナコールEX512)
5.0質量部
・増粘剤((株)ADEKA製、商品名:デナコールUH−526) 6.3質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 2.9質量部
比較例2
熱転写受像シート7の作製
受容層用塗布液の組成を下記のとおりにした以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シート7を作製した。
受容層用塗布液7の組成
・受容層樹脂1(塩ビ/酢ビ=99/1、東ソー株式会社製リューロンペーストL80)
100質量部
・離型剤(シリコーン分散液、R767) 11.0質量部
・離型剤(ワックス分散液、R835) 7.0質量部
・第2のエポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製、商品名:デナコールEX512) 3.0質量部
・増粘剤((株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−526) 5.0質量部
・水性ポリエステル樹脂(互応化学工業(株)製、プラスコートZ−561)4.5質量部
・界面活性剤(竹本油脂(株)製、商品名:TKB−20) 2.9質量部
上記の実施例1〜5および比較例1および2で用いたエポキシ架橋剤の詳細を表1に示す。
Figure 2014069460
熱転写受像シートの評価
上記で作製した熱転写受像シート1〜7について、(1)ひび割れ評価、(2)ざらつき評価、および(3)画像濃度評価を行った。
(1)ひび割れ評価
上記で作製した熱転写受像シートに、昇華型熱転写プリンター(ALTECH ADS社製、型式:MEGAPIXELIII)を用いて、黒ベタ画像を印画した。印画直後、ならびに印画物を(35℃20%環境)で3日間保存後に、印画物1画面中の任意の4cm部分を目視または低倍率のルーペや光学顕微鏡で観察し、ひび割れの有無を評価した。
評価基準
4:ひび割れが全く発生しなかった。
3:目視では確認できないひび割れが発生していた。
2:目視でわずかに確認できるひび割れが発生していた。
1:見た目に明らかなひび割れが発生していた。
(2)ざらつき評価
上記で作製した熱転写受像シートに、昇華型熱転写プリンター(ALTECH ADS社製、型式:MEGAPIXELIII)にて、作製した熱転写受像シートに、RGB値が15×n(n=0〜17)の18階調グラデーション画像を印画し、印画物に白抜けやムラがないかを目視にて官能評価した。なお、下記の基準で2以上であれば実使用上の問題にならない。
評価基準
5:白抜けやムラが全く発生していなかった。
4:白抜けやムラがごくわずかに発生していた。
3:白抜けやムラがわずかに発生していた。
2:白抜けやムラが多少発生していた。
1:白抜けやムラが発生していた。
(3)画像濃度評価
上記で作製した熱転写受像シートに、昇華型熱転写プリンター(ALTECH ADS社製、型式:MEGAPIXELIII)と、インクリボン(メガピクセルIII用、アルテックエーディーエス(株)純正品)とを使用して、RGB値が15×n(n=0〜17)の18階調グラデーション画像を印画し、光学濃度計(グレタグマクベス社製spectrolino)(Ansi−A、D65))による光学反射濃度が最大となる値を測定し、ブラックのOD値(光学的濃度)を示した。また、同様に、10階調グラデーション画像を印画し、ブラックのOD値(光学的濃度)を示した。
上記の各評価の結果を表2に示す。本発明の組成を満たす実施例の熱転写受像シートは、比較例の熱転写受像シートと比較して、画像濃度を向上しながら、ひび割れおよびざらつきを低減できたことがわかる。
Figure 2014069460
10 熱転写受像シート
11 基材
12 中空層A(下層)
13 中空層B(上層)
14 プライマー層
15 受容層
16 裏面層

Claims (9)

  1. 基材と、前記基材上に、中空層と、プライマー層と、受容層とをこの順に有してなる、熱転写受像シートであって、
    前記受容層が、エポキシ当量が125〜420であり、かつ官能基数が1.7〜2.3である第1のエポキシ架橋剤を含んでなる、熱転写受像シート。
  2. 第1のエポキシ架橋剤は、主鎖長が11〜37である、請求項1に記載の熱転写受像シート。
  3. 前記受容層が、エポキシ当量が140〜230であり、かつ官能基数が4以上である第2のエポキシ架橋剤をさらに含んでなる、請求項1または2に記載の熱転写受像シート。
  4. 第2のエポキシ架橋剤は、主鎖長が15〜31である、請求項3に記載の熱転写受像シート。
  5. 前記受容層が、バインダー樹脂と、ウレタン会合型増粘剤とをさらに含んでなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
  6. 前記バインダー樹脂が、ポリマーラッテクスを含んでなる、請求項5に記載の熱転写受像シート。
  7. 前記バインダー樹脂が、塩酢ビ系樹脂を含んでなる、請求項5に記載の熱転写受像シート。
  8. 前記基材の前記受容層を有する面側を構成する全ての層が、水系塗布かつ同時重層塗布により形成されたものである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
  9. 前記基材の前記受容層と反対側の面に、裏面層をさらに有してなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
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