JP2014069188A - 抵抗溶接用電極、抵抗溶接用電極の使用方法、抵抗溶接用電極の製造方法、抵抗溶接方法、及び、抵抗溶接装置 - Google Patents

抵抗溶接用電極、抵抗溶接用電極の使用方法、抵抗溶接用電極の製造方法、抵抗溶接方法、及び、抵抗溶接装置 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に製造できるとともに小型で長寿命化を図ることができ、しかも、限られた狭い空間での溶接加工が可能な抵抗溶接用電極、抵抗溶接用電極の使用方法、抵抗溶接用電極の製造方法、抵抗溶接方法、及び、抵抗溶接装置を提供することにある。
【解決手段】主電極67及び副電極57は、その電極本体が中心軸線O方向から見て断面8角形の多角柱であって、中心軸線Oを中心として周方向に等ピッチで形成された8つの平坦な各面がそれぞれ被溶接部材を溶接するための第1〜第8当接面f1〜f8となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、抵抗溶接用電極、抵抗溶接用電極の使用方法、抵抗溶接用電極の製造方法、抵抗溶接方法、及び、抵抗溶接装置に関するものである。
2つの導電性被溶接部材を2つの電極で挟持し、その2つの電極間に電流を流すことで、2つの被溶接部材を接合する抵抗溶接が知られている。この種の抵抗溶接装置において、下側の固定電極に対して、多角形で板状電極を上方に配置し、下側の固定電極と板状電極の各面のうちの1つ面との間に、被溶接部材を挟持し電流を流すことによって、同被溶接部材を溶接する抵抗溶接装置が提案されている(特許文献1)。特許文献1の抵抗溶接装置は、多角形で板状電極では、回転させることで、先の溶接加工に使用した面から新しい未使用な面に変更できることから、板状電極を長く使用することができる。
特開平5−234657号公報
しかしながら、上記の板状電極は大径の多角形であることから、電極の製造が複雑で高価となる。また、板状電極であることから、1周して全ての面が溶接加工に使用されると、該板状電極をまるごと交換しなければならず、1つの板状電極の寿命は短かった。そこで、1つの板状電極の寿命を長くするために、多角形の角数をさらに多くすることが考えられるが、板状電極の大径がさらに大きくなり、抵抗溶接装置の大型化に繋がり、限られた狭い空間での溶接加工に限界があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、容易に製造できるとともに小型で長寿命化を図ることができ、しかも、限られた狭い空間での溶接加工が可能な抵抗溶接用電極、抵抗溶接用電極の使用方法、抵抗溶接用電極の製造方法、抵抗溶接方法、及び、抵抗溶接装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、棒状の電極本体を多角柱状に形成し、中心軸線を中心として周方向に等ピッチで形成された平坦な各面を、それぞれ被溶接部材を溶接するための当接面とした抵抗溶接用電極。
請求項1に記載の発明によれば、平坦な各面が溶接のための面として使用できることから電極寿命を延長することができる。しかも、柱状に形成したので、製作が容易で、電極本体の外径を小さくでき、限られた狭い空間での溶接加工に使用することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の抵抗溶接用電極において、前記棒状の電極本体は、断面8角形で形成されている。
請求項2に記載の発明によれば、平坦な8つの面が溶接のための面として使用できることから電極寿命を延長することができる。しかも、8角柱に形成したので、製作が容易で、電極本体の外径を小さくでき、限られた狭い空間での溶接加工に使用することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の抵抗溶接用電極において、前記棒状の電極本体は、タングステン系の電極材料である。
請求項3に記載の発明によれば、融点が高く高温でも変形し難く、確実な溶接ができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の抵抗溶接用電極の使用方法であって、電極本体の先端部分の平坦な各面を順番に消耗するまで使って複数の被溶接部材の抵抗溶接を行い、前記各面が消耗した時、その消耗した各面の有する前記先端部分を前記電極本体から切断し、その切断によって新たに形成された電極本体の先端部分の未使用の各面を順番に消耗するまで複数の被溶接部材の抵抗溶接を行い、前記未使用の各面が消耗した時、その消耗した各面の有する先の切断によって形成された前記先端部分を前記電極本体から切断し、その切断によって前記電極本体の形成された新たな先端部分の未使用の各面を順番に消耗するまで複数の被溶接部材の抵抗溶接を行い、以後、先端部分の各面が消耗する毎に、その先端部分を切断して新たな未使用の各面を有する先端部の形成を繰り返しながら複数の被溶接部材の抵抗溶接を行う。
請求項4に記載の発明によれば、電極本体の外径が小さくても電極寿命を延長することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の抵抗溶接用電極の製造方法であって、軸線方向から見て断面円形の棒状の電極本体を用意し、その棒状の電極本体の外周面を、前記中心軸線を中心として周方向に等ピッチで切削して軸線方向から見て断面多角形の被溶接部材を溶接するための平坦な面を形成する。
請求項5に記載の発明によれば、丸棒を多角柱状に切削するだけなので、安価でかつ容易に製作することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載された主電極の各面の1つの面と、同じく請求項1〜3のいずれか1つに記載された副電極の各面の1つの面とを対向配置し、その対向配置された前記主電極及び前記副電極の両1つの面の先端部分間に、被溶接部材を圧接挟持した後、前記主電極と前記副電極との間に電流を流して被溶接部材を溶接するようにした抵抗溶接方法。
請求項6に記載された発明によれば、主電極及び副電極の電極寿命を延長することができ生産効率を上げることができる。しかも、電極本体の外径を小さくできことから、限られた狭い空間での溶接加工が可能となる。
請求項7に記載の発明は、棒状の電極本体が多角柱状に形成され、その中心軸線を中心として周方向に等ピッチで形成された平坦な各面を有する主電極及び副電極と、前記主電極及び前記副電極を、それぞれ前記中心軸線を中心として回動させて、前記主電極の各面の1つの面と前記副電極の各面の1つの面とが互いに相対向するように、それぞれ固定する主電極固定装置及び副電極固定装置と、前記主電極固定装置に固定された前記主電極と前記副電極固定装置に固定された前記副電極との間で、被溶接部材を圧接挟持する挟持装置と、前記被溶接部材を圧接挟持した状態で、前記主電極と前記副電極との間に電流を流す電源ユニットとを備えた抵抗溶接装置。
請求項7に記載の発明によれば、主電極及び副電極の電極寿命を延長することができ生産効率を上げることができる。しかも、電極本体の外径を小さくできことから、限られた狭い空間での溶接加工が可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の溶接装置において、前記主電極及び前記副電極は、その棒状の電極本体がそれぞれ断面8角形で形成されている。
請求項7に記載の発明によれば、主電極及び副電極の電極寿命を延長することができ生産効率を上げることができる。しかも、電極本体の外径を小さくできことから、限られた狭い空間での溶接加工が可能となる。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の抵抗溶接装置において、前記主電極及び副電極は、その棒状の電極本体がタングステン系の電極材料である。
請求項9に記載の発明によれば、融点が高く高温でも変形し難く、確実な溶接を可能にする。
本発明によれば、長寿命の抵抗溶接用電極を提供することできる。
本実施の形態における減速機付きモータの一部断面図。 本実施の形態におけるブラシホルダの斜視図。 本実施の形態におけるブラシホルダの平面図。 本実施の形態におけるブラシホルダの一部分解斜視図。 本実施の形態における抵抗溶接装置の説明正面図。 同じく抵抗溶接装置の要部拡大図。 (a)は本実施の形態における主電極及び副電極を説明する正面図、(b)は同じく主電極及び副電極の拡大断面図。 主電極と副電極の溶接時の配置状態を示す図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、減速機付きモータ1は、車両のフロントガラスに付着した雨滴等を払拭する車両用ワイパ装置の駆動源として用いられるものである。この減速機付きモータ1は、モータ本体2及び減速部3から構成されている。
モータ本体2のヨークハウジング4は、導電性金属材料からなり、略有底円筒状に形成されている。ヨークハウジング4の内周面には対向する二対(計4つ)のマグネット5が固定され、各マグネット5の内側にはアーマチャ(回転子)6が回転軸7に固着され回転可能に収容されている。ヨークハウジング4の底部には、アーマチャ6の回転軸7の基端部を回転可能に支持する軸受8が設けられている。ヨークハウジング4の開口部4aには、減速部3のギヤハウジング10の開口部10aが連結され、その開口部10a内には回転軸7に固定した整流子9が配置されている。
ギヤハウジング10は、アルミニウム合金等の導電性金属材料からなり、ヨークハウジング4の開口部4aとほぼ同形状をなす開口部10aを有している。そして、ギヤハウジング10の開口部10aとヨークハウジング4の開口部4aとが連結され、ギヤハウジング10とヨークハウジング4が一体化されている。
ギヤハウジング10の開口部10aの奥底部には、軸受11が設けられ、ヨークハウジング4の開口部4aから突出した回転軸7の中央部を回転可能に支持している。また、回転軸7の先端部は、開口部10aの奥底部を貫通し、ギヤハウジング10内に案内されている。ギヤハウジング10内に案内された回転軸7は、その先端が軸受け(図示略)回転可能に支持されているとともに、その先端を支持している軸受より開口部10a寄りにはウォームホイールが形成されている。
ギヤハウジング10は、図示しないウォームホイールが収容されていて、そのウォームホイールが回転軸7に形成されたウォームと噛合されるようになっている。そして、ウォームホイールの軸中心には出力軸(図示略)が設けられ、その出力軸は回転軸7の回転が減速されて出力される。
尚、このギヤハウジング10は、導電性金属材料からなる図示しない取付ブラケットを介して車両のボディに対して取り付けられて電気的にグランド接続されている。そして、出力軸には、車両用ワイパ装置のリンク機構を介してワイパアームが駆動連結されることになり、出力軸が回転することにより、ワイパアームが所定の払拭動作を行うことになる。
また、ギヤハウジング10の開口部10a内には、前記モータ本体2の一部を構成するブラシホルダ21(図2参照)が組み付けられている。このブラシホルダ21は、絶縁材からなり略円環状をなすホルダベース22を備えている。このホルダベース22(ブラシホルダ21)は、その中央部に回転軸7及び該回転軸7に固定された整流子9が挿通されるように配置される。
図2に示すように、ホルダベース22には、2つのノイズ防止用の第1及び第2チョークコイル30a,30bが組付けられている。
第1及び第2チョークコイル30a,30bは、例えば棒状の第1及び第2フェライト磁心31a,31bにコイルがそれぞれ巻かれたものであり、ホルダベース22に立設された第1及び第2コイル収容部23a,23b内にそれぞれ収容される。そして、第1及び第2チョークコイル30a,30bは、その下端部が、ギヤハウジング10のコネクタ部10b(図1参照)に接続される図示しない外部電源の外部コネクタ(その正極側ターミナル)にそれぞれ電気的に接続されることになる。
また、ホルダベース22には、第1〜第3ブラシ支持ターミナルT1〜T3と、第1〜第3ブラシホルダ部材H1〜H3が組付けられている。
第1〜第3ブラシ支持ターミナルT1〜T3は、導電性金属板材からプレス装置等により打ち抜かれて折曲形成され、それぞれホルダベース22の上面に敷設される第1〜第3ブラシベース部T1a〜T3aが折り曲げ形成されている。
また、第1〜第3ブラシホルダ部材H1〜H3は、導電性金属板材からプレス装置等により打ち抜かれて折曲形成されてなり、一対の平行な側壁とそれらの上端を繋ぐ上壁とからなる。
そして、第1〜第3ブラシホルダ部材H1〜H3は、側壁の下端から延びる固定片がそれぞれの第1〜第3ブラシベース部T1a〜T3a及びホルダベース22を貫通して折曲げられる(かしめられる)ことで固定されている。
詳述すると、第1ブラシホルダ部材H1は、側壁の下端から延びる固定片が第1ブラシ支持ターミナルT1の第1ブラシベース部T1a及びホルダベース22を貫通してかしめられることで、第1ブラシ支持ターミナルT1とともにホルダベース22に固定されている。
そして、第1ブラシベース部T1aと第1ブラシホルダ部材H1とで形成される略四角筒状の内部に、正極側低速用の第1ブラシB1が径方向に移動可能に収容保持される。この第1ブラシB1は、第1ピッグテールB1aを介して第1ブラシベース部T1aに電気的に確実に接続される。ちなみに、第1ブラシB1は、ホルダベース22に立設された第1バネ支柱24aに外嵌されて支持された第1捩りコイルバネ34aによって径方向内側(整流子9側)に付勢されている。
また、第2ブラシホルダ部材H2は、側壁の下端から延びる固定片が第2ブラシ支持ターミナルT2の第2ブラシベース部T2a及びホルダベース22を貫通してかしめられることで、第2ブラシ支持ターミナルT2とともにホルダベース22に固定されている。
そして、第2ブラシベース部T2aと第2ブラシホルダ部材H2とで形成される略四角筒状の内部に、正極側高速用の第2ブラシB2が径方向に移動可能に収容保持される。この第2ブラシB2は、第2ピッグテールB2aを介して第2ブラシベース部T2aに電気的に確実に接続される。ちなみに、第2ブラシB2は、ホルダベース22に立設された第2バネ支柱24bに外嵌されて支持された第2捩りコイルバネ34bによって径方向内側(整流子9側)に付勢されている。
さらに、第3ブラシホルダ部材H3は、側壁の下端から延びる固定片が第3ブラシ支持ターミナルT3の第3ブラシベース部T3a及びホルダベース22を貫通してかしめられることで、第3ブラシ支持ターミナルT3とともにホルダベース22に固定されている。
そして、第3ブラシベース部T3aと第3ブラシホルダ部材H3とで形成される略四角筒状の内部に、負極側共通用の第3ブラシB3が径方向に移動可能に収容保持される。この第3ブラシB3は、第3ピッグテールB3aを介して第3ブラシベース部T3aに電気的に確実に接続される。ちなみに、第3ブラシB3は、ホルダベース22に立設された第3バネ支柱24cに外嵌されて支持された第3捩りコイルバネ34cによって径方向内側(整流子9側)に付勢されている。
尚、低速用の第1ブラシベース部T1aは、第1及び第2チョークコイル30a,30bから機械的にほぼ180°離間した負極側の第3ブラシベース部T3aに対して回転方向(図3において時計回り方向)に機械的に90°離間した位置に設けられる。
また、高速用の第2ブラシベース部T2aは、第3ブラシベース部T3aに対して、第1ブラシベース部T1aの反対側で反回転方向(図3において反時計回り方向)に機械に90°より大きな角度離間した位置に設けられる。
この配置状態において、低速用の第1ブラシ支持ターミナルT1は、第1チョークコイル30aの上端部に接続される。また、高速用の第2ブラシ支持ターミナルT2は、第2チョークコイル30bの上端部に接続される。
また、図3に示すように、ホルダベース22には、第2バネ支柱24bと負極側の第3ブラシB3との間であって負極側の第3ブラシB3寄りにブレーカー保持部25が形成されている。ブレーカー保持部25は、下方(ホルダーベース22の減速部3側の面)が開口した有底四角筒状に上方に膨出するように形成されている。
そして、ブレーカー保持部25には、サーキットブレーカー35が下方から挿入されて保持されている。サーキットブレーカー35は、内部にバイメタルスイッチが収容されていて、過電流により温度が第1設定温度(例えば、170度)まで上昇するとオフ状態となり回路を遮断する。また、サーキットブレーカー35は、第1の設定温度より低い第2設定温度(例えば、130度)まで下降するとオン状態に復帰するようになっている。
サーキットブレーカー35は、第1及び第2端子35a,35bを有している。第1及び第2端子35a,35bは、サーキットブレーカー35がこの開口した有底四角筒状のブレーカー保持部25に挿入されると、同ブレーカー保持部25の底部(上方を覆う面)を貫通して上方に突出して配置される。
このとき、図3に示すように、この第1端子35aには、第3ブラシ支持ターミナルT3の接続端子T3cが電気的に接続される。詳述すると、第3ブラシ支持ターミナルT3の接続端子T3cは、その径方向外側の幅広の面が第1端子35aの径方向内側の幅広の面と接合して、第1端子35aと電気的に接続されている。
また、ホルダベース22には、図3に示すように、第2バネ支柱24bとブレーカー保持部25との間には、第1取付部26aが形成されているとともに、また、第3バネ支柱24cと第1ブラシB1との間には、第2取付部26bが形成されている。
第1及び第2取付部26a,26bは、ホルダベース22を貫通するとともに径方向外側が開口した形状に形成され、貫通する開口部に筒状の第1及び第2ゴムブッシュ36a,36bが径方向外側からそれぞれ嵌着されている。
第1取付部26aであって、第1ゴムブッシュ36a上には、アースターミナルT4が組付けられる。
アースターミナルT4は、導電性金属板材からプレス装置等により打ち抜かれて折曲形成されてなる。そして、アースターミナルT4は、基端部に第1ゴムブッシュ36aの上面に面接触する接地側端子T4aが形成されている。アースターミナルT4は、接地側端子T4a、第1ゴムブッシュ36a及び第1取付部26aの順に貫通してギヤハウジング10の開口部10aの奥底部に形成した雌ねじに螺着する第1ネジ37aによってギヤハウジング10に固定されている。
また、ホルダベース22の第2取付部26bは、第2ゴムブッシュ36b、第2取付部26bの順に貫通してギヤハウジング10の開口部10aの奥底部に形成した雌ねじに螺着する第2ネジ37bによってギヤハウジング10に固定されている。
従って、図1に示すように、ホルダベース22は、第1及び第2ネジ37a,37bにてギヤハウジング10に固定される。このとき、アースターミナルT4は、第1ネジ37aを介してギヤハウジング10に電気的に接続されている。
第1ゴムブッシュ36aを介して第1取付部26aに固定されたアースターミナルT4は、接地側端子T4aのブレーカー保持部25寄りから同ブレーカー保持部25の周方向側面に沿って迂回路部T4bが蛇行しながら延出形成されその先端部に折り曲げ形成された接続端子T4cが形成されている。
迂回路部T4bは、サーキットブレーカー35(接続端子T4c)とグランド側(接地側端子T4a)の放熱部品(本実施の形態ではギヤハウジング10)との間の熱伝導を抑制すべく迂回した形状とされている。
図2及び図3に示すように、アースターミナルT4の接続端子T4cは、サーキットブレーカー35の第2端子35bに接続される。詳述すると、接続端子T4cは、その径方向外側の幅広の面が第2端子35bの径方向内側の幅広の面と接合して、同第2端子35bと電気的に接続されている。
このように構成したことにより、減速機付きモータ1では、例えば、外部電源から第1チョークコイル30a→第1ブラシ支持ターミナルT1→低速用の第1ブラシB1→整流子9(アーマチャ6の巻線)→負極側の共通の第3ブラシB3→第3ブラシ支持ターミナルT3→サーキットブレーカー35→アースターミナルT4→ギヤハウジング10の順に電流が流れることになる。
次に、サーキットブレーカー35の第1端子35aと第3ブラシ支持ターミナルT3の接続端子T3c及びサーキットブレーカー35の第2端子35bとアースターミナルT4の接続端子T4cをそれぞれ抵抗溶接にて電気的に接続するための溶接装置について説明する。
図5に示すように、抵抗溶接装置50は、サーキットブレーカー35、第3ブラシ支持ターミナルT3、アースターミナルT4等を組み付けたホルダベース22を載置固定する基台51を備えている。基台51は、図5において左右方向、上下方向及び前後方向(図5に対して垂直方向)に移動可能に制御されるようになっている。
基台51の上方位置には、図5において左右方向に延びる支持ブロック52が配置されている。支持ブロック52も同様に、左右方向、上下方向及び前後方向に移動可能に制御されるようになっている。
支持ブロック52の右側部下面には、連結部材53を介して副電極ユニット54が固設されている。副電極ユニット54の左側面には、副電極固定装置55が設けられている。副電極固定装置55は、図5及び図6では、1つであるが、本実施形態では後方にもう1つの同じ構成の副電極固定装置55が設けられ、合計2組の副電極固定装置55が設けられている。
各副電極固定装置55は、それぞれ前後一対の副電極固定板56(図では1つのみ)が設けられ、前後一対の副電極固定板56間に副電極57がそれぞれ配置される。そして、各副電極固定装置55の副電極57は、それぞれの前後一対の副電極固定板56間に設けられた締め付けボルト58によって、前後一対の副電極固定板56間に強固に締め付け固定される。
支持ブロック52の左側部下面には、スライドレール59が長手方向に沿って形成され、そのスライドレール59に対して主電極ユニット60がスライドレール59に沿って移動可能には連結されている。
主電極ユニット60は、支持ブロック52の左側部に設けた駆動シリンダ61によって、スライドレール59に沿って移動制御されるようになっている。従って、主電極ユニット60は、支持ブロック52(副電極ユニット54)に対して左右方向において相対配置されるようになっている。つまり、主電極ユニット60が支持ブロック52に沿って移動制御されることによって、主電極ユニット60の右側面と副電極ユニット54の左側面との間の離間距離が制御される。
主電極ユニット60の下側には、主電極ユニット本体に対して左右方向に移動可能な移動ブロック62が設けられている。
移動ブロック62は、主電極ユニット本体の左側部に設けた加圧バネ装置63によって、移動ブロック62を右方に押圧移動させるようになっている。詳述すると、加圧バネ装置63は、同加圧バネ装置63に設けた図示しないコイルバネの弾性力で移動ブロック62を右方に弾圧されるようになっている。
移動ブロック62の右側面には、2組の主電極固定装置65が前後方向に設けられ、副電極ユニット54に設けた2組の副電極固定装置55とそれぞれ相対向するように配置されている。
各主電極固定装置65は、それぞれ前後一対の主電極固定板66(図では1つのみ)が設けられ、前後一対の主電極固定板66間に主電極67がそれぞれ配置される。これら前後一対の主電極固定板66は、相対向する前後一対の副電極固定板56と同じ高さ位置に設けられている。そして、各主電極固定装置65の主電極67は、それぞれの前後一対の主電極固定板66間に設けられた締め付けボルト68によって、前後一対の主電極固定板66間に強固に締め付け固定される。
ここで、副電極固定装置55に固定される副電極57と主電極固定装置65の固定される主電極67について図7(a)(b)に従って説明する。
図7(a)(b)に示すように、副電極57と主電極67は、その電極本体が同一形状、同一材料で形成されていて、8角柱のタングステン系の電極材料からなっている。
副電極57と主電極67は、例えば長さD1が100mm、直径D2が10mmのタングステン系電極材料からなる丸棒を8面削りして、図7(b)に示すように断面正8角形(稜線がアール状になっていてアール部分を除く一辺の長さD3が3.5mm)の角柱を形成する。従って、副電極57と主電極67には、中心軸線O方向から見て8つの平坦の側面が周方向に連続して形成される。そして、8つの側面は、中心軸線O方向を縦幅したときの横幅が全て同じとなるとともに、隣り合う2つの側面の横幅方向の中間点と中心軸線Oを結ぶなす角度が45度となる。
ここで、8つの側面を、図7(b)において時計回り方向に第1〜第8当接面f1〜f8という。
このように形成された副電極57と主電極67は、中心軸線Oが上下方向に向くように、それぞれ副電極固定装置55と主電極固定装置65に固定される。このとき合わせて、副電極57及び主電極67は、副電極57の第1当接面f1と主電極67の第1当接面f1が相対向するように固定される。つまり、副電極57はその第3当接面f3と第7当接面が前後一対の副電極固定板56が面接触して挟持されるとともに、主電極67はその第3当接面f3と第7当接面が前後一対の主電極固定板66が面接触して挟持される。
さらにこのとき、副電極57と主電極67は、それら下端を同じ高さ位置に揃えて固定される。その高さ位置は、それら下端が締め付けられる副電極固定板56及び主電極固定板66の下端から溶接する被溶接部材(第1端子35aと接続端子T3c及び第2端子35bと接続端子T4c)と当接する長さだけ下方の位置に設定されている。
次に、上記抵抗溶接装置50を使って第1端子35aと接続端子T3c及び第2端子35bと接続端子T4cを溶接し電気的に接続する方法について説明する。
今、サーキットブレーカー35、第3ブラシ支持ターミナルT3、アースターミナルT4が組み付けられたホルダベース22が基台51に載置固定されている。
このとき、第3ブラシ支持ターミナルT3の接続端子T3cであってその径方向外側の幅広の面とサーキットブレーカー35の第1端子35aであってその径方向内側の幅広の面とが相対向して配置されている。また、アースターミナルT4の接続端子T4cであってその径方向外側の幅広の面と、サーキットブレーカー35の第2端子35bであってその径方向内側の幅広の面とが相対向して配置されている。
この状態で、第1端子35aの径方向外側の面に前側の副電極固定装置55に固定した副電極57の第1当接面f1を当接させるとともに、第2端子35bの径方向外側の面に後側の副電極固定装置55に固定した副電極57の第1当接面f1を当接させる。
次に、主電極ユニット60を副電極ユニット54側に移動させる。このとき、接続端子T3cの径方向内側の面に前側の主電極固定装置65に固定した主電極67の第1当接面f1、及び、接続端子T4cの径方向内側の面に後側の主電極固定装置65に固定した主電極67の第1当接面f1が、それぞれ当接する位置まで、主電極ユニット60を移動させる。
各主電極67の第1当接面f1がそれぞれ接続端子T3c,T4cに当接すると、加圧バネ装置63を駆動して、同加圧バネ装置63に設けたコイルバネの弾性力で移動ブロック62を右方に移動させる。これによって、各主電極の第1当接面f1はそれぞれ接続端子T3c,T4cの径方向内側の面を弾圧する。そして、図8に示すように、第1端子35aと接続端子T3c、及び、第2端子35bと接続端子T4cが、それぞれの主電極67の第1当接面f1と副電極57の第1当接面f1にて加圧された状態で挟持される。
その後、主電極67と副電極57の間に、予め定めた時間、設定された電流を流すことにより、第1端子35aと接続端子T3c、及び、第2端子35bと接続端子T4cが溶接・接合される。
第1端子35aと接続端子T3c、及び、第2端子35bと接続端子T4cが溶接・接合されると、主電極ユニット60が後退し、次の新しい第1端子35aと接続端子T3c、及び、第2端子35bと接続端子T4cが溶接に移る。
やがて、所定の回数又は主電極67の第1当接面f1及び副電極57の第1当接面f1が消耗すると、主電極67及び副電極57の主電極固定装置65及び副電極固定装置55による固定を緩める。そして、緩めた状態で、主電極67及び副電極57を高さ位置はその保持したままで中心軸線Oを回転中心として回動させて主電極67の第2当接面f2及び副電極57の第2当接面f2が相対向するようにセッティングし、再び固定する。
従って、主電極67及び副電極57の新しい当接面を使って溶接加工が開始される。そして以後、主電極67の第8当接面f8及び副電極57の第8当接面f8が使用されるまで、同様な作業が繰り返される。
そして、主電極67の第8当接面f8及び副電極57の第8当接面f8が消耗すると、主電極固定板66及び副電極固定板56より下側にあるそれぞれの先端部分の第1〜第8当接面f1〜f8が消耗したことになる。
そこで、消耗した主電極固定板66及び副電極固定板56より下側にある主電極67及び副電極57の先端部分を切断する。そして、その切断して主電極67及び副電極57の新たな下端について、その高さ位置をそれぞれ先の切断前の下端の高さ位置となるように設定するとともに、主電極67の第1当接面f1と副電極57の第1当接面f1が相対向するように固定する。つまり、下方に引き出した未使用の新たな先端部分の主電極67の第1〜第8当接面f1〜f8と副電極57の第1〜第8当接面f1〜f8を使って同様な溶接加工が繰り返される。
そして、以後同様に、主電極67の第1〜第8当接面f1〜f8と副電極57の第1〜第8当接面f1〜f8を使って同様な作業が繰り返される。
やがて、主電極67の第8当接面f8及び副電極57の第8当接面f8が消耗すると、前記と同様に、消耗した主電極固定板66及び副電極固定板56より下側にある主電極67及び副電極57の先端部分を切断し、未使用の新たな部分を下方に出す。そして、新たなに下方に引き出された先端部分の主電極67の第1〜第8当接面f1〜f8と副電極57の第1〜第8当接面f1〜f8を使って同様な溶接加工が繰り返される。
以後、下方に引き出される未使用の新たな部分がなくなるまで、即ち、主電極67及び副電極57がそれぞれ主電極固定板66及び副電極固定板56にて固定できなくなるまで繰り返される。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)本実施形態によれば、主電極67及び副電極57は、中心軸線Oから見て断面8角形に形成し、8つの平坦な第1〜第8当接面f1〜f8を形成した。そして、主電極67及び副電極57の先端部分の1つの面が消耗したら、主電極67及び副電極57を、それぞれ中心軸線Oを中心として回動させて、それぞれ主電極67及び副電極57の残りの面の1つの面を使用するようにした。
従って、主電極67及び副電極57の先端部において、8つの平坦な第1〜第8当接面f1〜f8が溶接のための面として使用できることから、主電極67及び副電極57の先端部における電極寿命を8倍に延長することができる。
しかも、主電極67及び副電極57を、それぞれ中心軸線Oを中心として回動させるだけで、主電極67及び副電極57の溶接のための未使用の面を設定できることから、その時々で、電極の溶接ための面をドレッシングしながら溶接を行う必要がない。その結果、生産性の向上を図ることができるとともに、ドレッシングのための高価な工具を不要とすることができる。
(2)本実施形態によれば、主電極67及び副電極57の先端部分の第1〜第8当接面f1〜f8の全てが消耗したとき、その先端部分を切断した。そして、新たな主電極67及び副電極57の先端部となる未使用の8つの第1〜第8当接面f1〜f8を溶接のための面とした。
従って、主電極67及び副電極57のさらなる長寿命化を図ることができる。
(3)本実施形態によれば、主電極67及び副電極57の材質をタングステン系の電極材料としたので、融点が高く高温でも変形し難く、確実な溶接ができる。
(4)本実施形態によれば、主電極67及び副電極57は、中心軸線O方向に長い棒状の電極本体で構成したことから、板状の電極に較べて電極体積を大きくすることができる。その結果、溶接熱によるダメージを一定の場所に集中させることがなく溶接熱による電極ダメージを低減させることができる。
(5)本実施形態によれば、主電極67及び副電極57は、主電極67及び副電極57は、その棒状の電極本体の外周面を、前記中心軸線を中心として周方向に等ピッチで切削して軸線方向から見て断面8角形の平坦な第1〜第8当接面f1〜f8を形成した。つまり、φ10mmの丸棒から8面削りして製作した。
従って、1面あたりの切削量は、最大0.35mmと少ないため加工性がよく、レアメタル(タングステン等の金属)の廃棄量も最小限ですむ。
(6)本実施形態によれば、抵抗溶接装置50は、電極ダメージが小さく長寿命の主電極67及び副電極57を使った。従って、減速機付きモータ1のブラシホルダ21に搭載されるサーキットブレーカー35の第1及び第2端子35a,35bと接続端子T3c,T4cとの溶接工程の生産効率を上げることができることから、減速機付きモータ1のコストダウンを図ることができる。
しかも、主電極67及び副電極57が、外径が小さな8角柱にて形成されているため、ホルダベース22のブレーカー保持部25上の限られた狭い空間での溶接加工を可能にすることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、主電極67及び副電極57が断面8角形であったがこれに限定されるものではなく、それぞれ2枚の固定板66,56で挟持しやすい、断面4角形、断面6角形、断面12角形等のその他偶数多角形で実施してもよい。勿論、断面3角形、断面5角形、断面7角形断等のその他奇数多角形で実施してもよい。
○上記実施形態では、主電極67及び副電極57の材質をタングステン系の電極材料で実施したがこれに限定されることはなく、例えば、モリブデン系の電極材料等、その他電極材料で実施してもよい。
○上記実施形態の抵抗溶接装置50では、ブラシホルダ21に搭載したサーキットブレーカー35の第1及び第2端子35a,35bの溶接に使用したが、その他の電子部品の溶接に使用してもよい。勿論、電子部品以外であって、抵抗溶接できる部材の溶接に使用してもよい。
○上記実施形態の抵抗溶接装置50では、それぞれ2組の主電極67及び副電極57を備え、同時に2つの溶接対象を溶接加工できるようにしたが、1組又は3組以上の主電極67及び副電極57を備えた抵抗溶接装置に具体化してもよい。
1…減速機付きモータ、2…モータ本体、3…減速部、4…ヨークハウジング、4a…開口部、5…マグネット、6…アーマチャ、7…回転軸、8…軸受、9…整流子、10…ギヤハウジング、10a…開口部、10b…コネクタ部、11…軸受、21…ブラシホルダ、22…ホルダベース、23a,23b…第1及び第2コイル収容部、24a〜24c…第1〜第3バネ支柱、25…ブレーカー保持部、26a,26b…第1及び第2取付部、30a,30b…第1及び第2チョークコイル、31a,31b…第1及び第2フェライト磁心コア、34a〜34c…第1〜第3捩りバネ、35…サーキットブレーカー、35a,35b…第1及び第2端子、36a,36b…第1及び第2ゴムブッシュ、37a,37b…第1及び第2ネジ、50…抵抗溶接装置、51…基台、52…支持ブロック、53…連結部材、54…副電極ユニット、55…副電極固定装置、56…副電極固定板、57…副電極、58…締め付けボルト、59…スライドレール、60…主電極ユニット、61…駆動シリンダ(挟持装置)、62…移動ブロック、63…加圧バネ装置(挟持装置)、65…主電極固定装置、66…主電極固定板、67…主電極、68…締め付けボルト、T1〜T3…第1〜第3ブラシ支持ターミナル、H1〜H3…第1〜第3ブラシホルダ部材、B1〜B3…第1〜第3ブラシ、B1a〜B3c…第1〜第3ピッグテール、T4…アースターミナル、T4a…接地側端子、T4b…迂回路部、T4c…接続端子、T1a〜T3a…第1〜第3ブラシベース部、T3c…接続端子、O…中心軸線、D1,D3…長さ、D2…直径、f1〜f8…第1〜第8当接面。

Claims (9)

  1. 棒状の電極本体を多角柱状に形成し、中心軸線を中心として周方向に等ピッチで形成された平坦な各面を、それぞれ被溶接部材を溶接するための当接面としたことを特徴とする抵抗溶接用電極。
  2. 請求項1に記載の抵抗溶接用電極において、
    前記棒状の電極本体は、断面8角形で形成されていることを特徴とする抵抗溶接用電極。
  3. 請求項1又は2に記載の抵抗溶接用電極において、
    前記棒状の電極本体は、タングステン系の電極材料であることを特徴とする抵抗溶接用電極。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の抵抗溶接用電極の使用方法であって、
    電極本体の先端部分の平坦な各面を順番に消耗するまで使って複数の被溶接部材の抵抗溶接を行い、
    前記各面が消耗した時、その消耗した各面の有する前記先端部分を前記電極本体から切断し、
    その切断によって新たに形成された電極本体の先端部分の未使用の各面を順番に消耗するまで複数の被溶接部材の抵抗溶接を行い、
    前記未使用の各面が消耗した時、その消耗した各面の有する先の切断によって形成された前記先端部分を前記電極本体から切断し、
    その切断によって前記電極本体の形成された新たな先端部分の未使用の各面を順番に消耗するまで複数の被溶接部材の抵抗溶接を行い、
    以後、先端部分の各面が消耗する毎に、その先端部分を切断して新たな未使用の各面を有する先端部の形成を繰り返しながら複数の被溶接部材の抵抗溶接を行うことを特徴とする抵抗溶接用電極の使用方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の抵抗溶接用電極の製造方法であって、
    軸線方向から見て断面円形の棒状の電極本体を用意し、その棒状の電極本体の外周面を、前記中心軸線を中心として周方向に等ピッチで切削して軸線方向から見て断面多角形の被溶接部材を溶接するための平坦な面を形成することを特徴とする抵抗溶接用電極の製造方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1つに記載された主電極の各面の1つの面と、同じく請求項1〜3のいずれか1つに記載された副電極の各面の1つの面とを対向配置し、その対向配置された前記主電極及び前記副電極の両1つの面の先端部分間に、被溶接部材を圧接挟持した後、前記主電極と前記副電極との間に電流を流して被溶接部材を溶接するようにしたことを特徴とする抵抗溶接方法。
  7. 棒状の電極本体が多角柱状に形成され、その中心軸線を中心として周方向に等ピッチで形成された平坦な各面を有する主電極及び副電極と、
    前記主電極及び前記副電極を、それぞれ前記中心軸線を中心として回動させて、前記主電極の各面の1つの面と前記副電極の各面の1つの面とが互いに相対向するように、それぞれ固定する主電極固定装置及び副電極固定装置と、
    前記主電極固定装置に固定された前記主電極と前記副電極固定装置に固定された前記副電極との間で、被溶接部材を圧接挟持する挟持装置と、
    前記被溶接部材を圧接挟持した状態で、前記主電極と前記副電極との間に電流を流す電源ユニットと
    を備えたことを特徴とする抵抗溶接装置。
  8. 請求項7に記載の溶接装置において、
    前記主電極及び前記副電極は、その棒状の電極本体がそれぞれ断面8角形で形成されていることを特徴とする抵抗溶接装置。
  9. 請求項7又は8に記載の抵抗溶接装置において、
    前記主電極及び副電極は、その棒状の電極本体がタングステン系の電極材料であることを特徴とする抵抗溶接装置。
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