JP2014068771A - 歯科治療システム - Google Patents

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一夫 安藤
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【課題】施術の内容及び患者の体格も含めた細かい歯科用椅子の姿勢を容易に再現することが可能な歯科治療システムを提供する。
【解決手段】昇降可能な座部24、座部に一端側を傾倒起立可能に配置されたバックレスト25、及びバックレストの端部に移動及び傾倒起立可能に配置されたヘッドレスト26を備える歯科ユニット2と、歯科ユニットに対して信号の送受信が可能とされている電子カルテシステム3と、を備え、歯科ユニットは、ヘッドレストの姿勢を定量的に検知して電気信号に変換するセンサを具備し、電子カルテシステムは、センサからヘッドレストの姿勢情報を受信する受信手段41と、受信したヘッドレストの姿勢情報を記憶する患者情報記憶手段43と、記憶したヘッドレストの姿勢情報に基づいてヘッドレストに移動、傾倒、及び起立の少なくとも1つの作動を指令する歯科用椅子姿勢演算手段42と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯科治療の際に患者が着座する歯科用椅子を含む歯科治療システムに関する。
歯科治療では、周知のように患者が歯科用椅子に着座し、患者が口を開き、施術者が患者の口腔内に対して施術する。口腔内の施術は作業スペースが狭小であり、その施術内容も非常に繊細であるので、決して作業がしやすい環境であるとはいえない。そこで、少しでも作業をしやすくする観点から患者の姿勢を調整する必要があり、歯科用椅子はこれに対応するためにバックレスト及びヘッドレストが移動及び傾倒起立できるように構成されている。また、患者が取るべき姿勢も施術内容によって異なるため、歯科用椅子の当該移動、傾倒起立も無段階に調整することができる。
一方、施術を受ける対象者である患者は、体格が個々で大きく異なり、このような体格が異なる患者が同じ歯科用椅子に着座した際には同様の治療をする場合であっても、歯科用椅子が取るべき姿勢は必ずしも同じになるとは限らない。そこで施術者は都度、患者の体格に合わせて最適な姿勢となるように歯科用椅子の姿勢を調整する必要がある。このような歯科用椅子のたびたびの調整は施術者にとって非常に手間であり、解消したい事項の1つである。
これに対して、特許文献1には、ヘッドレストの高さに応じてバックレストの高さを自動に調整する機構が開示されている。ここには耳の位置及び肩の位置に基づいてヘッドレスト及びバックレストの高さ位置を決めることが説明されている。
特開2008−99863号公報
特許文献1の技術によれば、歯科用椅子の調整がある程度自動化され、施術者の負担を軽減することは可能である。しかしながら、治療の内容の種別と患者の体格との組み合わせにより生じる歯科用椅子の多様な姿勢に対する調整は、毎回施術者が行う必要がある。
そこで本発明は、施術の内容及び患者の体格も含めた細かい歯科用椅子の姿勢を容易に再現することが可能な歯科治療システムを提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。ここでは分かりやすさのため、図面に付した参照符号を括弧書きで併せて記載するが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、昇降可能な座部(24)、座部に一端側を傾倒起立可能に配置されたバックレスト(25)、及びバックレストの端部に移動及び傾倒起立可能に配置されたヘッドレスト(26)を備える歯科ユニット(2)と、歯科ユニットに対して信号の送受信が可能とされている電子カルテシステム(3)と、を備え、歯科ユニットは、ヘッドレストの姿勢を定量的に検知して電気信号に変換するセンサを具備し、電子カルテシステムは、センサからヘッドレストの姿勢情報を受信する受信手段(41)と、受信したヘッドレストの姿勢情報を記憶する患者情報記憶手段(43)と、記憶したヘッドレストの姿勢情報に基づいてヘッドレストに移動、傾倒、及び起立の少なくとも1つの作動を指令する歯科用椅子姿勢演算手段(42)と、を備える、歯科治療システム(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の歯科治療システム(1)において、歯科ユニット(2)は座部(24)、及びバックレスト(25)の少なくとも一方の姿勢を定量的に検知して電気信号に変換するセンサを具備し、受信手段(41)は具備されたセンサから座部、及びバックレストの少なくとも一方の姿勢情報を受信する手段としても機能し、患者情報記憶手段(43)は座部、及びバックレストの少なくとも一方の姿勢情報も記憶しており、歯科用椅子姿勢演算手段(42)は、記憶された座部、及びバックレストの少なくとも一方の姿勢情報に基づいて座部、及びバックレストの少なくとも一方に移動、傾倒、及び起立の少なくとも1つの作動を指令する手段としても機能する。
本発明によれば、一度歯科用椅子の姿勢を決定すれば、治療記録等の患者情報の中に含まれた歯科用椅子の姿勢情報を呼び出すのみで、自動に歯科用椅子の姿勢を精度よく再現することができ、施術者が都度調整をする必要がなく利便性を高めることが可能である。
歯科治療システム1の構成を概念的に示す図である。 バックレスト25の傾倒起立を表す図である。 ヘッドレスト26の移動を表す図である。 ヘッドレスト26の傾倒起立を表す図である。 歯科治療システム1の構成を説明するブロック図である。 形成されるデータ例の内容を説明する図である。 演算及び制御の過程S10の流れを示す図である。 姿勢記憶過程S20の流れを示す図である。 姿勢再現過程S30の流れを示す図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
図1は、1つの実施形態にかかる歯科治療システム1の構成を概念的示した図である。歯科治療システム1は、歯科ユニット2及び電子カルテシステム3を備えている。
歯科ユニット2は、歯科用椅子21を含み、不図示のドクターユニットやアシスタントユニットが歯科用椅子21の周辺に配置されている。これらドクターユニットやアシスタントユニットの構成は公知のものを適用することができる。
歯科用椅子21は、患者が着座して治療を受ける椅子であり、必要に応じて姿勢を変えることができる椅子である。本実施形態では歯科用椅子21は台座部22及び着座部23を備え、着座部23は、座部24、バックレスト25、ヘッドレスト26、及びレッグレスト27を有して構成されている。
台座部22は着座部23の下方に配置されており、着座部23の土台となる部位である。当該台座部22は、筐体により外郭が形成されるとともに、該筐体内には、各種制御機器が内包されている。ここに含まれる制御機器としては、例えば、着座部23の昇降、傾倒起立等をさせるための油圧回路、及び該油圧回路を制御する油圧制御手段を挙げることができる。従って、台座部22のうち背面側にはフットスイッチ22aが設けられる。施術者はこのフットスイッチ22aやドクターユニットの操作スイッチ等を操作して油圧制御手段に対して指令を出し、油圧回路を制御して着座部23の上下動、傾倒起立をさせることが可能である。
座部24は、上記した台座部22の上方に昇降可能に取り付けられている。座部24の昇降は、台座部22内に収められた油圧回路により行われる。具体的には、フットスイッチ22aや後述する電子カルテシステム3からの指令により、該指令を受けた油圧制御回路が、上記油圧回路に組み込まれた油圧シリンダを適切に作動させることで座部24が昇降する。そしてバックレスト25、ヘッドレスト26、及びレッグレスト27は座部24と一体に昇降する。
バックレスト25は、座部24の一端側を軸に回動可能に設けられている部材で、患者の胴部を支持するものである。バックレスト25は、図2に示したように、患者が着座の姿勢(図2(a))、仰向けの姿勢(図2(b))になることができるように傾倒、起立が可能とされている。バックレスト25の傾倒起立は、台座部22内から連結される油圧回路により行われる。具体的には、フットスイッチ22aや後述する電子カルテシステム3からの指令により、その指令を受けた油圧制御回路が、上記油圧回路に組み込まれた油圧シリンダを適切に作動させることで当該バックレスト25が傾倒起立する。
ヘッドレスト26は、バックレスト25の端部のうち、座部24が配置される側とは反対側の端部に配置される部材で、患者の頭部を支持する部材である。ヘッドレスト26は、患者の頭部位置を施術に都合よい姿勢にさせるため、図3、図4に示したように移動(図3(b))、傾倒(図4(b))及び起立(図4(a))可能に形成されている。
ヘッドレスト26のこのような動作はバックレスト25の内部に組み込まれたモータを含む機構により行われる。具体的には、バックレスト25又はヘッドレスト26の背面側に設けられた不図示のスイッチや後述する電子カルテシステム3からの指令により、その指令を受けた上記機構が作動することでヘッドレスト26が移動、傾倒起立する。
レッグレスト27は、座部24の端部のうち、上記バックレスト25が配置される側に対向する端部側を軸に回動可能に設けられている部材で、患者の脚部を支持するものである。レッグレスト27は、バックレスト25の傾倒起立の姿勢に合わせて鉛直、水平の姿勢となることができるように回動可能である。このようなレッグレスト25の回動は、バックレスト25の傾倒起立にリンクして作動するリンク機構により行われる。具体的には、上記のようにバックレスト25がフットスイッチ22aや後述する電子カルテシステム3からの指令により傾倒起立し、これにリンクしてレッグレスト27が回動する。
以上のような、各部の移動及び傾倒起立、回動により歯科用椅子21は治療の種類及び患者の体格の組み合わせによって決まる取るべき姿勢を細かく設定することができる。
さらに、本実施形態では、歯科ユニット2には、歯科用椅子21の座部24、バックレスト25、及びヘッドレスト26の姿勢を定量的に検知し、電気信号に変換して出力可能な手段であるセンサが配置されている。このようなセンサは特に限定されることはないが、例えばリニアボリューム(リニア可変抵抗)、ロータリーボリューム(ロータリー可変抵抗)、リニアエンコーダを挙げることができる。
次に電子カルテシステム3について説明する。電子カルテシステム3は患者の情報を蓄積するいわゆるカルテをデータ化して電子データとして取り扱うことができるように構成されたシステムである。図5は歯科治療システム1の構成を概念的に表したブロック図である。電子カルテシステム3は、図5から分かるように入力手段31、情報処理手段40、及び表示手段32を有して構成されている。
入力手段31は、歯科治療システム1の利用者(施術者等)の操作に供される手段である。利用者は入力手段31に備えられる各種キー等を操作することにより、利用者の意思を歯科治療システム1に反映させることができる。
このような入力手段31は、特に限定されるものでなく、公知のものを適用することができ、その形式は特に限定されるものではない。これには例えばキーボードやマウス等を挙げることができる。
情報処理手段40は、患者の各種情報を保存、入出力する演算をするいわゆる電子カルテの機能を発揮させる演算をするとともに、歯科ユニット2から着座部23の姿勢情報を取得して記憶し、記憶した姿勢情報を歯科ユニット2に出力して指令をする手段である。
情報処理手段40は、受信手段41、中央演算子42、記憶手段43、RAM44、及び送信手段45を有して構成されている。
受信手段41は、上記した歯科ユニット2の着座部23のセンサからの姿勢情報を適切に取り入れる機能を有する手段であり、歯科ユニット2が接続される。いわゆる入力ポート、入力コネクタ等もこれに含まれる。
中央演算子42はいわゆるCPUであり、電子カルテための演算手段、及びこれに含まれる歯科用椅子姿勢演算手段として機能する。従って後述する各種演算はこの中央演算子42で行われる。また、中央演算子42は、その他にも情報処理手段40に含まれる各部材に接続されて、これらを制御することができるように構成されている。すなわち、中央演算子42は、記憶媒体として機能する記憶手段43に記憶された各種プログラムを実行し、これに基づいて歯科用椅子が取るべき姿勢の演算を行い、後述するような歯科用椅子の制御を実行させる。具体的な演算内容については後で詳しく説明する。
記憶手段43は、患者情報記憶手段として機能し、中央演算子42が演算する各種プログラムやデータが保存される記憶媒体である。従って電子カルテに記載された患者情報、及びここに含まれる患者特有の歯科用椅子21の姿勢情報もここに保存されている。図6には保存されている情報の例を示した。この例では、患者の氏名、識別番号、生年月日、X線画像データ、X線画像の撮影日、口腔内撮影画像データ、及び歯科用椅子の姿勢データを記憶している。ここで歯科用椅子の姿勢データは、その姿勢の数に応じて複数の姿勢が記憶されている。
RAM44は、中央演算子42による演算の作業領域や一時的なデータの記憶手段として機能する部材である。RAM44は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等で構成することができ、公知のRAMと同様である。
送信手段45は、中央演算子42による指令や演算結果を出力すべき機器へ適切に出力する機能を有する部材であり、本実施形態では歯科ユニット2、及び表示装置32が接続される。いわゆる出力ポート、出力コネクタ等もこれに含まれる。
表示装置32は、測定した位置や患者氏名等の患者情報等、その他利用者に伝えるべき事項を表示する装置であり、いわゆるディスプレイである。
このような電子カルテシステム3を形成する具体的な態様の例としては、コンピュータを挙げることができる。コンピュータのキーボードやマウスを入力手段31として用い、コンピュータ本体を情報処理手段40、コンピュータのディスプレイを表示手段32として用いることが可能である。
以上のように構成される歯科治療システム1によれば、一度歯科用椅子21の姿勢を決定すれば、治療記録等の患者情報の中に含まれた歯科用椅子21の姿勢情報を呼び出すのみで、自動に歯科用椅子21の姿勢を精度よく再現することができ、施術者が都度調整をする必要がなく利便性を高めることが可能である。
以下に具体的に電子カルテシステム3で行われる演算及びこれによる歯科用椅子21の制御について説明する。
図7に、1つの例である演算及び制御の過程S10(「過程S10」と記載することがある。)の流れを示した。過程S10は、姿勢記憶過程S20、及び姿勢再現過程S30を含む。図7及び後述するように、過程S20はある1つの条件に対しては1回行えばよく、その後は過程S30を繰り返すことが可能である。これにより施術者の利便性が大きく向上する。
姿勢記憶過程S20(「過程S20」と記載することがある。)は、歯科用椅子21が取るべき姿勢を最初に記憶手段43にデータとして記憶する過程である。過程S20は、図8に示したように姿勢確定過程S21、姿勢記憶操作過程S22、及び姿勢受信記録過程S23を備えている。
姿勢確定過程S21は、対象とする患者をある対象とする特定の姿勢にするための適した歯科用椅子21の姿勢を確定させる過程である。姿勢の確定は施術者がフットスイッチ22aや他の手段を用いて実際に歯科用椅子21を操作して行う。
姿勢記憶操作過程S22は、姿勢確定過程S21で確定した歯科用椅子21の姿勢を電子カルテシステム3に記憶する過程である。ここでは、施術者が電子カルテシステム3の操作手順に基づいて、電子カルテシステム3を操作して記憶するべき旨の指令を与える。
姿勢受信記録過程S23では、姿勢記憶操作過程S22で指令を受けた電子カルテシステム3が中央演算子42の演算及び指令により歯科ユニット2に具備された上記センサから歯科用椅子21の姿勢情報を受信する。受信された姿勢情報を患者情報記憶手段として機能する記憶手段43に記憶する。これにより図6に示したように、患者情報に歯科用椅子の姿勢データが蓄積される。
以上により電子カルテシステム3に歯科用椅子21の姿勢情報が保存される。過程S20は1つの姿勢に対して1回行えばよく、以後は同じ姿勢に対して過程S20を行う必要がない。従って施術者はその姿勢にするために1回だけ歯科用椅子を調整すればよいので、利便性が高い。
次に姿勢再現過程S30について説明する。姿勢再現過程S30(「過程S30」と記載することがある。)は、過程S20で記憶された歯科用椅子21の姿勢情報に基づいて歯科用椅子21に具備される所望の部位を移動、傾倒及び起立させる等により動作させ、記憶した姿勢にさせる過程である。過程S30は、図9に示したように姿勢情報呼び出し過程S31、情報の出力過程S32、及び歯科用椅子の作動過程S33を備えている。
姿勢情報呼び出し過程S31は、過程S20にて記憶された歯科用椅子21の姿勢のうち、これからその姿勢となることを希望する姿勢の情報を呼び出す過程である。情報の呼び出しは施術者が電子カルテシステム3に対して入力手段31を操作することにより行うことができる。入力手段31から指令に基づいて歯科用椅子姿勢演算手段として機能する中央演算子は患者情報記憶手段として機能する記憶手段から所定の歯科用椅子の姿勢情報を呼び出す。
なお、ここで予め施術者の身体的特徴をデータとして電子カルテシステム3に記憶させておきこれを読み出したり、又は施術者が自己の情報を入力したりすることにより、上記所定の歯科用椅子の姿勢情報に加え、当該施術者の特徴を考慮して歯科用椅子姿勢演算手段により最終的な歯科用椅子の姿勢を演算してもよい。これによれば、例えば施術者名を入力することにより自動にその身体的特徴が読み出される態様や、施術者が立って施術するか、座って施術するかを選択することにより歯科用椅子の高さ位置が変更される例を挙げることができる。
情報の出力過程S32は、姿勢情報呼び出し過程S31で決定された姿勢情報を歯科ユニット2に対して送信する過程である。ここでは、電子カルテシステム3が中央演算子42の演算及び指令により歯科ユニット2に具備された上記説明した各種の駆動手段に対して指令を送信する。
歯科用椅子の作動過程S33は、情報の出力過程S32により、指令を受けた歯科ユニット2が当該指令に基づき歯科用椅子21の姿勢を変更する。姿勢の変更は上記した油圧回路やモーター等により行われる。これにより歯科用椅子21は自動に所望の姿勢に変形する。
以上のように、歯科用椅子21は、施術者の調整を要することなく自動に精度よい適切な姿勢に変形する。これにより施術者の手間が大きく軽減される。
また、本実施形態のように歯科用椅子21の姿勢情報を電子カルテシステム3に含め、他の患者情報とともに取り扱うことにすれば、電子カルテは患者に対応するときには必ず呼び出される情報なので、改めて歯科用椅子21の情報を呼び出す必要がなく、利便性が高い。
以上示した実施形態では、座部24、バックレスト25、ヘッドレスト26、及びレッズレスト27のいずれにもその姿勢を定量的に検知するセンサを備えることとしたが、必ずしも全てに対してセンサを備える必要はない。ただし、ヘッドレスト26は、口腔が存在する頭部を直接保持するため、治療における姿勢が特に繊細で細かい制御が必要であることから、歯科ユニット2は少なくとヘッドレスト26のために姿勢を定量的に検知するセンサが備えられ、上記したように自動に姿勢を制御することができるように構成されている。
1 歯科治療システム
2 歯科ユニット
3 電子カルテシステム
21 歯科用椅子
22 台座部
23 着座部
24 座部
25 バックレスト
26 ヘッドレスト
27 レッグレスト

Claims (2)

  1. 昇降可能な座部、前記座部に一端側を傾倒起立可能に配置されたバックレスト、及び前記バックレストの端部に移動及び傾倒起立可能に配置されたヘッドレストを備える歯科ユニットと、
    前記歯科ユニットに対して信号の送受信が可能とされている電子カルテシステムと、を備え、
    前記歯科ユニットは、前記ヘッドレストの姿勢を定量的に検知して電気信号に変換するセンサを具備し、
    前記電子カルテシステムは、前記センサから前記ヘッドレストの姿勢情報を受信する受信手段と、
    前記受信した前記ヘッドレストの姿勢情報を記憶する患者情報記憶手段と、
    前記記憶したヘッドレストの姿勢情報に基づいて前記ヘッドレストに移動、傾倒、及び起立の少なくとも1つの作動を指令する歯科用椅子姿勢演算手段と、を備える、歯科治療システム。
  2. 前記歯科ユニットは前記座部、及び前記バックレストの少なくとも一方の姿勢を定量的に検知して電気信号に変換するセンサを具備し、
    前記受信手段は具備された前記センサから前記座部、及び前記バックレストの少なくとも一方の姿勢情報を受信する手段としても機能し、
    前記患者情報記憶手段は前記座部、及び前記バックレストの少なくとも一方の姿勢情報も記憶しており、
    前記歯科用椅子姿勢演算手段は、前記記憶された前記座部、及び前記バックレストの少なくとも一方の姿勢情報に基づいて前記座部、及び前記バックレストの少なくとも一方に移動、傾倒、及び起立の少なくとも1つの作動を指令する手段としても機能する、請求項1に記載の歯科治療システム。
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