JP2014068304A - 無線通信システム、無線通信装置、および、通信制御プログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、および、通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】比較的遠い距離で無線通信がされることによる不都合が生じることを抑制すること。
【解決手段】無線通信システム1は、携帯端末10およびMFP20を備え、携帯端末10から、無線通信の確立状態が、短距離無線通信および長距離無線通信の接続が確立している両方確立状態であるか、短距離無線通信の接続が切断しており、且つ長距離無線通信の接続が確立している片方確立状態であるか、を判断し、両方確立状態であると判断している場合、携帯端末10から、長距離無線通信により、データを、MFP20に送信し、その送信されたデータに基づく機能を実行し、その機能の実行過程で、無線通信の確立状態が片方確立状態になったと判断した場合、データの送受信および機能の実行の少なくとも一方の動作を停止する。
【選択図】図3

Description

複数の通信装置間で無線通信を行うための技術に関する。
従来から、データを送信する側の無線通信装置であるイニシエータと、データを受信する側の無線通信装置であるターゲットとから構成される無線通信システムがある(特許文献1参照)。この無線通信システムでは、イニシエータは、送信予定のデータのサイズが閾値以下である場合、通信方式としてNFC(Near Field Communication 近接無線通信や近距離無線通信と呼ばれる)を選択して、データをターゲットに送信する。一方、イニシエータは、送信予定のデータのサイズが閾値以上である場合、通信方式をNFCから、当該NFCよりも通信可能距離が遠いBluetooth(登録商標)に切り替えて、データをターゲットに送信する。
特開2010−178002号公報
ところで、上記したように、Bluetooth(登録商標)等の通信方式は、通信可能距離がNFCよりも遠いため、Bluetooth等の通信方式を利用する場合、NFCを利用する場合に比べて、イニシエータのユーザは、ターゲットから比較的に遠く離れた場所に移動してしまう場合がある。この場合、例えば、ユーザがターゲット側で発生したエラー等に直ぐに対処できない等、比較的遠い距離間で無線通信がされることによる様々な不都合が生じ得る。
本明細書では、比較的遠い距離で無線通信がされることによる不都合が生じることを抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される無線通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置とを備える無線通信システムであって、前記第1の通信装置は、短距離無線通信および当該短距離無線通信よりも通信可能距離が長い長距離無線通信を実行するための第1インターフェース、および、第1制御部を有し、前記第2の通信装置は、前記短距離無線通信および前記長距離無線通信を実行するための第2インターフェースおよび第2制御部を有し、前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、前記無線通信の確立状態が、前記短距離無線通信および前記長距離無線通信の接続が確立している両方確立状態であるか、前記短距離無線通信の接続が切断しており、且つ前記長距離無線通信の接続が確立している片方確立状態であるか、を判断する状態判断処理と、前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態であると判断している場合、前記第1の通信装置から、前記長距離無線通信により、データを、前記第2の通信装置に送信し、その送信されたデータに基づく機能を実行する機能実行処理と、前記機能の実行過程で、前記無線通信の確立状態が前記片方確立状態になったと判断した場合、前記データの送受信および前記機能の実行の少なくとも一方の動作を停止する停止処理と、を実行する構成を有する。
この無線通信システムは、無線通信の確立状態が両方確立状態であると判断している場合、第1の通信装置から、長距離無線通信により、データを、第2の通信装置に送信し、その送信されたデータに基づく機能を実行する。また、この実行過程で、無線通信の確立状態が片方確立状態になったと判断した場合、データの送受信および機能の実行の少なくとも一方の動作を停止する。これにより、片方確立状態で、データの送受信や機能の実行がそのまま継続されることが抑制されるため、比較的遠い距離で無線通信がされることによる不都合が生じることを抑制することができる。
上記無線通信システムでは、前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、前記データが、特定データであるか、非特定データであるかを判断するデータ判断処理を実行する構成を有し、前記機能実行処理では、前記データが前記非特定データであると判断した場合、前記無線通信の確立状態が前記片方確立状態になったかどうかに関係なく、前記データの送受信および前記機能の実行を停止しない構成でもよい。
この無線通信システムは、データが非特定データであると判断した場合、無線通信の確立状態が片方確立状態になっても、データの送受信および機能の実行を停止しない。これにより、データが非特定データである場合には、比較的遠い距離で無線通信がされることによる不都合が生じることを抑制することよりも、データの送受信および機能の実行の継続を優先させることができる。
上記無線通信システムでは、前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、前記データの送受信および前記機能の実行の少なくとも一方を停止した後、前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態になったと判断した場合、前記停止処理により停止した動作を開始する開始処理を実行する構成を有してもよい。
この無線通信システムは、データの送受信および機能の実行の少なくとも一方を停止した後、無線通信の確立状態が両方確立状態になったと判断した場合、停止した動作を開始する。これにより、無線通信の確立状態が両方確立状態になった場合、ユーザによる操作を要することなく、停止した動作を自動で開始させることができる。
上記無線通信システムでは、前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、前記開始処理では、前記データの送受信および前記機能の実行の少なくとも一方を停止した後の経過時間が基準時間に達するまでに、前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態になったと判断した場合、前記前記停止処理により停止した動作を開始し、更に、前記経過時間が前記基準時間に達しても、前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態になったと判断しない場合、前記停止処理により停止した動作を中止する中止処理を実行する構成を有してもよい。
この無線通信システムは、データの送受信および機能の実行の少なくとも一方を停止した後の経過時間が基準時間に達しても、無線通信の確立状態が両方確立状態になったと判断しない場合、停止処理により停止した動作を中止する。これにより、無線通信の確立状態が両方確立状態に復帰しないために、データの送受信および機能の実行の停止状態が長時間継続することを抑制することができる。
上記無線通信システムでは、前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、前記データおよび前記第2の通信装置の少なくともいずれか1つに関する情報に基づき、前記機能の実行でエラーが発生する可能性の有無を判断するエラー判断処理を実行する構成を有し、前記機能実行処理では、前記エラーが発生する可能性が無いと判断した場合、前記無線通信の確立状態が前記片方確立状態になったと判断した場合でも、前記データの送受信および前記機能の実行を停止しない構成でもよい。
この無線通信システムは、データおよび第2の通信装置の少なくともいずれか1つに関する情報に基づき、機能の実行でエラーが発生する可能性の有無を判断し、可能性が無いと判断した場合、無線通信の確立状態が片方確立状態になったと判断した場合でも、データの送受信および機能の実行を停止しない。これにより、機能の実行でエラーが発生する可能性が無い場合には、比較的遠い距離で無線通信がされることによる不都合が生じることを抑制することよりも、データの送受信および機能の実行の継続を優先させることができる。
上記無線通信システムでは、前記第1の通信装置から、前記長距離無線通信の接続を確立するための設定情報を、前記短距離無線通信により、前記第2の通信装置に送信し、前記長距離無線通信の接続を確立する通信確立処理を実行する構成を有してもよい。
この無線通信システムは、第1の通信装置から、長距離無線通信の接続を確立するための設定情報を、短距離無線通信により、第2の通信装置に送信し、長距離無線通信の接続を確立する。これにより、ユーザ自身が上記設定情報を入力する構成に比べて、長距離無線通信の接続を効率良く確立させることができる。
なお、この発明は、無線通信システム、無線通信装置、無線通信切断方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、比較的遠い距離で無線通信がされることによる不都合が生じることを抑制することができる。
一実施形態の無線通信システムを示すブロック図 携帯端末処理を示すフローチャート MFP処理を示すフローチャート 中断要求の必要有り、且つNFC通信接続が切断された場合のシーケンス図
一実施形態について図1〜図4を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の無線通信システム1は、携帯端末10と、多機能機(以下、MFP(Multi Function Peripheralの略))20と、アクセスポイント(以下では「AP」と呼ぶ)30とを備える。
(携帯端末の構成)
携帯端末10は、第1の通信装置の一例であり、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等である。携帯端末10は、端末制御部11、無線LANインターフェース12、NFCインターフェース13、操作部14、および、表示部15を備える。
端末制御部11(第1制御部の一例)は、中央処理装置(以下、CPU)11Aおよびメモリ11Bを有する。メモリ11Bは、例えばROMやRAM等を有し、ROMには、OS、印刷データを作成可能なアプリケーションソフト、MFP20を制御するためのプリンタドライバ、MFP20からの読取データを処理可能なアプリケーションソフトや、後述する携帯端末処理(通信制御プログラムの一例)を実行するためのプログラムなど、各種のプログラムが記憶されている。CPU11Aは、ROMから読み出したプログラムに従って、携帯端末10の各部を制御する。なお、上記各種のプログラムが記憶される記憶媒体は、ROMやRAM以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ(登録商標)などの不揮発性メモリでもよい。
無線LANインターフェース12は、第1インターフェースの一例であり、端末制御部11が、Wi−Fi Directの方式(以下、WFD方式)に従った無線通信と、通常Wi−Fiに従った無線通信と、を実行するためのインターフェースである。両無線通信は長距離無線通信の一例である。WFD方式では、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば802.11a,11b,11g,11n等)に基づいて、無線通信が実行される。また、WFD方式に従った無線通信は、AP30を利用しない直接無線通信であり、1対1の無線装置間でのみ独占的に無線通信が可能であり、その無線通信の接続を切断しない限り、別の無線装置とは無線通信に行うことができない。通常Wi−Fiに従った無線通信は、AP30を利用する間接無線通信であり、1対多の無線装置間で無線通信が可能である。
NFCインターフェース13は、第1インターフェースの一例であり、端末制御部11が、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従って近距離無線通信を実行するためのインターフェースである。NFC方式の無線通信は短距離無線通信の一例である。なお、NFC方式の無線通信は、ISO/IEC21481又はISO/IEC18092の国際標準規格に基づいて実行される。また、NFC方式とWi−Fi方式とは、無線通信方式が異なり、Wi−Fi方式の無線通信の通信速度は、NFC方式の無線通信の通信速度よりも速い。また、Wi−Fi方式の無線通信の通信可能距離は、NFC方式の無線通信の通信可能距離よりも長い。
操作部14は、複数のボタンを有し、ユーザにより各種の入力操作が可能である。表示部15は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。
(MFPの構成)
MFP20は、第2の通信装置の一例であり、MFP制御部21、無線LANインターフェース22、NFCインターフェース23、操作部24、表示部25、印刷実行部26、および、読取実行部27を備える。
MFP制御部21(第2制御部の一例)は、CPU21Aおよびメモリ21Bを有する。メモリ21Bは、例えばROMやRAM等を有し、ROMには、後述するMFP処理を実行するためのプログラムや、この印刷実行部26や読取実行部27の各種の動作を実行するためのプログラム等が記憶されている。CPU21Aは、ROMから読み出したプログラムに従って、MFP20の各部を制御する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、ROMやRAM以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリでもよい。
無線LANインターフェース22は、第2インターフェースの一例であり、MFP制御部21が、WFD方式に従った無線通信と、通常Wi−Fiに従った無線通信とを実行するためのインターフェースである。NFCインターフェース23は、第2インターフェースの一例であり、MFP制御部21が、NFC方式に従って近距離無線通信を実行するためのインターフェースである。
操作部24は、複数のボタンを有し、ユーザにより各種の入力操作が可能である。表示部25は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。印刷実行部26は、処理実行部の一例であり、インクジェット方式、電子写真方式等の印刷機構であり、携帯端末10から受信した印刷データに基づく画像を、図示しない印刷用シート上に印刷する。読取実行部27は、CCD(Charge Coupled Drive Image Sensor)、CIS(Contact Image Sensor)等の読取デバイスを有し、図示しない原稿シート上の画像を読み取る。
(携帯端末処理)
携帯端末10のユーザは、操作部14により、アプリケーションプログラムを起動させ、MFP20に印刷機能又はスキャン機能を実行させるための指示を入力することができる。以下、印刷機能の実行指示が入力された場合を例に挙げて説明する。なお、MFP20が電源ONにされている間、NFCI/F23は、検出電波を発することでNFC方式の無線通信を実行可能なデバイスを検出する状態となっている。
ユーザが、上記印刷機能の実行指示を入力した後、携帯端末10をMFP20に近づけて、携帯端末10とMFP20との間の距離が、互いに電波が届く距離(例えば10cm)より短くなると、NFCインターフェース13は、MFP20から検出電波を受信して、応答電波をMFP20に送信する。その後、端末制御部11は、携帯端末10とMFP20との間にNFC通信接続(NFC通信セッション)が確立させるための通信を、NFCインターフェース13,23を介して、MFP20のMFP制御部21との間で実行する。
端末制御部11は、NFC通信接続が確立されると、図2に示す携帯端末処理を開始し、MFP20との間でNFC通信を開始する(S1)。端末制御部11は、NFC通信により、Wi−Fi接続要求をMFP20に送信する(S2)。S2の処理は通信確立処理の一例であり、このとき端末制御部11は通信確立部として機能する。なお、このWi−Fi接続要求には、Wi−Fi通信接続(Wi−Fi通信セッション)を確立するためのWi−Fi接続情報(設定情報の一例)が含まれる。このWi−Fi接続情報には、例えば通信方式、認証方式、暗号化方式、無線ネットワークを識別するための識別子であるSSID(Service Set Identifier)や、無線ネットワークを構築するアクセス先の固有の識別子であるBSSID(Basic Service Set Identifier)等が含まれる。
端末制御部11は、上記Wi−Fi接続要求を送信後、それに対するWi−Fi接続応答を、MFP20から受信したかどうかを判断し(S3)、当該Wi−Fi接続応答を受信しないと判断した場合(S3:NO)、待機し、Wi−Fi接続応答を受信したと判断した場合(S3:YES)、携帯端末10とMFP20との間でWi−Fi通信接続が確立する。これにより、ユーザ自身が上記Wi−Fi接続情報をMFP20に手入力する構成に比べて、Wi−Fi通信接続を効率良く確立させることができる。そして、端末制御部11は、Wi−Fi通信により、上記印刷機能の実行指示に基づき印刷ジョブをMFP20に送信するデータ送信処理を開始する(S4)。このS4の処理は機能実行処理の一例であり、このとき端末制御部11は機能実行部として機能する。
印刷ジョブには、印刷データおよび設定情報が含まれている。印刷データは、データの一例であり、上記印刷機能の処理対象である画像データである。また、設定情報には、ジョブに関する情報や処理条件情報が含まれる。ジョブに関する情報には、パスワード等の認証成功により処理可能になる鍵付きジョブであるかどうかの情報や、印刷データのデータ量、印刷枚数等のデータに関する情報等が含まれる。処理条件情報には、例えば印刷用シートの種類(厚紙、普通紙等)、印刷方式(片面印刷、両面印刷、1枚に複数頁印刷(Nin1印刷ともいう)等)など、各種の印刷条件が含まれる。
端末制御部11は、印刷ジョブの送信を開始した後、印刷ジョブの送信に対する中断要求を、MFP20から受信したかどうかを判断する(S5)。端末制御部11は、上記中断要求を受信せずに印刷ジョブの送信を完了したと判断した場合(S5:NO、且つS10:YES)、本携帯端末処理を終了し、例えば、MFP20とのWi−Fi通信接続を切断する。
一方、例えば、ユーザが携帯端末10を持ったままMFP20からNFCの通信可能距離より離れた場所に移動したことにより、NFC通信接続が切断されると、後述するように、MFP20は携帯端末10に上記中断要求を送信する。S5で、端末制御部11は、上記中断要求を受信したと判断した場合(S5:YES)、Wi−Fi通信接続が切断されていなくても、当該Wi−Fi通信による印刷ジョブの送信を中断する(S6)。このS6の処理は停止処理の一例である。次に、端末制御部11は、印刷ジョブの送信の中断時から第1基準時間(例えば10分)以内にNFC再開要求を、MFP20に送信したかを判断する(S7)。
例えばユーザが携帯端末10を再びMFP20に近づけることによりNFC通信接続が確立されると、端末制御部11は、NFC再開要求をMFP20に送信する。端末制御部11は、第1基準時間以内にNFC再開要求を送信していないと判断した場合(S7:NO)、上記印刷ジョブをキャンセルし、報知動作を行った後に(S11)、本携帯端末処理を終了する。このS11の処理は中止処理の一例である。印刷ジョブをキャンセルする処理には、例えば、端末制御部11が、印刷ジョブを送信候補から外したり、メモリ11Bから削除したりして、待機中の処理や他の通信装置との通信処理などの実行を優先する処理が含まれる。また、報知する処理には、例えば、端末制御部11が、印刷ジョブをキャンセルしたことを、表示部15に表示させる等、外部に報知する処理が含まれる。
端末制御部11は、第1基準時間以内にNFC再開要求を送信し(S7:YES)、上記NFC再開要求の送信時から第2基準時間(例えば1分)以内に、後述する再開応答をMFP20から受信したと判断した場合(S8:YES)、Wi−Fi通信により、印刷ジョブの送信を再開する(S9)。その後、端末制御部11は、印刷ジョブの送信を完了していないと判断した場合(S10:NO)、S5に戻り、印刷ジョブの送信を完了したと判断した場合(S10:YES)、本携帯端末処理を終了する。なお、S8で、端末制御部11は、第2基準時間以内に再開応答をMFP20から受信していないと判断した場合には(S8:NO)、S11に進む。
(MFP処理)
上述したようにユーザが携帯端末10をMFP20に近づけて、NFCインターフェース23が上記応答電波を携帯端末10から受信し、MFP制御部21が、携帯端末10とMFP20との間にNFC通信接続(NFC通信セッション)が確立させるための通信を実行すると、MFP制御部21は、図3に示すMFP処理を実行する。
MFP制御部21は、上記Wi−Fi接続要求を携帯端末10から受信しないと判断した場合(S21:NO)、待機し、Wi−Fi接続要求を受信したと判断した場合(S21:YES)、NFC通信により、Wi−Fi接続応答を、携帯端末10に送信し(S22)、携帯端末10からの上記印刷ジョブの受信を開始する(S23)。また、MFP制御部21は、受信した印刷データに基づき印刷を開始する(S23)。S23の処理は、機能実行処理の一例である。
次に、MFP制御部21は、Wi−Fi通信による印刷ジョブの送受信を中断する必要の有無を判断する(S24)。MFP制御部21は、この判断を、上述した印刷ジョブに含まれる設定情報、MFPに関する情報の少なくともいずれかを利用して行う。このS24の処理はデータ判断処理、エラー判断処理の一例であり、このときMFP制御部21は、データ判断部、エラー判断部として機能する。具体的に、MFP制御部21は、次に示す複数の判断要素のうち2つ以上の判断要素を利用する場合、少なくとも1つの判断要素による判断結果が中断必要有りであれば、中断の必要有りと判断することが好ましい。
[ジョブに関する情報を利用する場合]
印刷ジョブに含まれる設定情報を利用する一例である。MFP制御部21は、印刷ジョブが特定ジョブであるかどうかに基づき、印刷ジョブの送受信の中断の要否を判断する。具体的には、MFP制御部21は、印刷ジョブが、他人から秘密にする必要があるジョブであると判断した場合、印刷ジョブの送受信の中断の必要有りと判断する。MFP制御部21は、例えば、印刷ジョブが鍵付きジョブで有ったり、印刷データに要秘密等の文字が含まれていたりした場合に、印刷ジョブの送受信の中断の必要有りと判断する。この場合、ユーザがMFP20から遠く離れた場所に移動していると、その印刷データに基づき生成された印刷部が他人に取り去られるおそれがあるからである。一方、MFP制御部21は、印刷ジョブが、他人から秘密にする必要があるジョブでないと判断した場合、印刷ジョブの送受信の中断の必要無しと判断する。
また、MFP制御部21は、印刷のデータ量や印刷枚数が規定値以上であると判断した場合、印刷ジョブは印刷異常エラーが発生する可能性がある、あるいは高いジョブであると判断し、印刷ジョブの送受信の中断の必要有りと判断する。この場合、印刷途中で印刷用シートや着色剤等の消耗品または交換品が無くなる等の印刷エラーが発生する可能性が有る、あるいは高い。この印刷異常エラーが実際に発生したときにユーザがMFP20から遠く離れた場所に移動していると、その印刷異常エラーに気づかなかったり、その解消作業が遅くなったりする等の不都合が生じる。このため、MFP制御部21は、印刷ジョブの送受信の中断の必要有りと判断する。
なお、このときの印刷異常エラーは、印刷用シートや着色剤の補充等により、印刷データに基づく処理の禁止状態を解消できる解消可能エラーである。一方、MFP制御部21は、印刷のデータ量等が規定値未満であると判断した場合、上記印刷異常エラーが発生する可能性が無いため、印刷ジョブの送受信の中断の必要無しと判断する。
[処理条件情報を利用する場合]
印刷ジョブに含まれる設定情報を利用する一例である。MFP制御部21は、印刷用シートの種類が厚紙や特殊サイズであったり、印刷方式が両面印刷やNin1印刷である等、シート詰まり等の印刷異常エラーが発生する可能性が有る、あるいは高いと判断した場合も、印刷ジョブの送受信の中断の必要有りと判断する。この場合も、この印刷異常エラーの解消作業が遅くなる等の不都合が生じるからである。なお、この印刷異常エラーは、詰まった印刷用シートを取り除くなどして、印刷データに基づく処理の禁止状態を解消できる解消可能エラーである。一方、MFP制御部21は、印刷用シートの種類が普通紙や定型サイズであったり、印刷方式が片面印刷である等、上記印刷異常エラーが発生する可能性が無い、あるいは低いと判断した場合、印刷ジョブの送受信の中断の必要無しと判断する。
[MFPに関する情報を利用する場合]
MFP制御部21は、MFP20の状態に基づきエラーが発生する可能性の有無を判断する。MFP制御部21は、例えばMFP20における印刷用シートや着色剤の残量が規定量以下であるで状態で印刷ジョブを受信したと判断した場合、印刷ジョブの送受信の中断の必要有りと判断する。この場合、印刷途中で印刷用シートや着色剤が無くなり上記印刷異常エラーが発生する可能性が高いからである。一方、MFP制御部21は、印刷用シート等の残量が規定量を超える状態で印刷ジョブを受信したと判断した場合、上記印刷異常エラーが発生する可能性が低いため、印刷ジョブの送受信の中断の必要無しと判断する。
MFP制御部21は、印刷ジョブの送受信の中断の必要有りと判断した場合(S24:YES)、NFC通信接続が切断状態であるかどうかを判断する状態判断処理を実行する(S25)。MFP制御部21は、例えば、NFCインターフェース23が、常時携帯端末からNFC通信の電波を監視し、携帯端末10からNFC通信の電波を予め定めた時間だけ受信していないと判断した場合、NFC通信接続が切断状態であると判断する。このとき、NFC通信接続は切断されており、Wi−Fi通信接続は確立している状態であり、この状態は片方確立状態の一例である。
一方、MFP制御部21は、NFCインターフェース23が、携帯端末10からNFC通信の電波を受信していると判断した場合、NFC通信接続が確立した状態であると判断する。このとき、NFC通信接続およびWi−Fi通信接続いずれも確立している状態であり、この状態は両方確立状態の一例である。
MFP制御部21は、NFC通信接続が切断状態であると判断した場合(S25:YES)、Wi−Fi通信により、中断要求を携帯端末10に送信する(S26)。この中断要求は、携帯端末10に対して、印刷ジョブの送信を中断することを要求するものである。また、MFP制御部21は、S23で開始した印刷を中断する(S26)。このS26の処理は停止処理の一例である。
次に、MFP制御部21は、中断要求の送信時から第3基準時間(例えば10分)以内に、上記NFC再開要求を受信したと判断した場合(S27:YES)、Wi−Fi通信により、再開応答を携帯端末10に送信する(S28)。そして、MFP制御部21は、Wi−Fi通信による印刷ジョブの受信と、当該印刷ジョブに基づく印刷を再開する(S29)。このS29の処理は開始処理の一例である。これにより、無線通信の確立状態が両方確立状態になった場合、ユーザによる操作を要することなく、中断した印刷ジョブの送受信や印刷を自動で開始させることができる。なお、MFP制御部21は、印刷ジョブの全データ部分について、受信および印刷を最初からやり直す構成でもよい。
MFP制御部21は、受信および印刷の再開後、印刷ジョブの受信および印刷を完了したと判断した場合(S30:YES)、本MFP処理を終了する。一方、S24で、MFP制御部21は、印刷ジョブの送受信の中断の必要無しと判断した場合(S24:NO)、上記S25等の処理を実行せずに、印刷ジョブの受信および印刷を続行し、その後、完了したと判断した場合(S31:YES)、本MFP処理を終了する。これにより、例えば印刷ジョブがエラーの発生が低いジョブ等である場合には、比較的遠い距離で無線通信がされることによる不都合が生じることを抑制することよりも、印刷ジョブの送受信および機能の実行の継続を優先させることができる。
また、S24で、MFP制御部21は、印刷ジョブの送受信の中断の必要有りと判断した場合(S24:YES)でも、NFC通信接続が確立した状態であると判断した場合(S25:NO)、S27等の処理を実行せずに、S30に進む。更に、S27で、MFP制御部21は、上記第3基準時間以内にNFC再開要求を受信していないと判断した場合(S27:NO)、印刷ジョブをキャンセルし(S32)、本MFP処理を終了する。このS32の処理は中止処理の一例である。これにより、無線通信の確立状態が両方確立状態に復帰しないために、データの送受信および機能の実行の停止状態が長時間継続することを抑制することができる。
(中断要求の必要有り、且つNFC通信接続が切断された場合のシーケンス)
図4に示すように、MFP制御部21は、中断必要有りと判断し(S24:YES)、且つ、NFC通信接続が切断されたと判断した場合(S25:YES)、中断要求を携帯端末10に送信し、印刷を中断する(S26)。その後、ユーザが携帯端末10をMFP20に近づけると、端末制御部11は、NFC再開要求をMFP20に送信する(S7:YES)。
これに対し、MFP制御部21が、再開応答を携帯端末10に送信すると(S28)、端末制御部11は印刷ジョブの送信を再開し(S9)、MFP制御部21は印刷を再開する(S29)。これにより、印刷ジョブの送受信等は、NFC通信接続およびWi−Fi通信接続がともに確立状態であることを条件に実行され、NFC通信接続が切断された場合には、Wi−Fi通信接続が確立状態であっても中断される。
(本実施形態の効果)
この無線通信システム1は、無線通信の確立状態が両方確立状態であると判断している場合、携帯端末10から、長距離無線通信により、データを、MFP20に送信し、その送信されたデータに基づく機能を実行する。また、この実行過程で、無線通信の確立状態が片方確立状態になったと判断した場合、データの送受信および機能の実行の少なくとも一方の動作を停止する。これにより、片方確立状態で、データの送受信や機能の実行がそのまま継続されることが抑制されるため、比較的遠い距離で無線通信がされることによる不都合が生じることを抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
「第1の通信装置」は、上記携帯端末10に限られず、パーソナルコンピュータやサーバなどでもよい。
上記実施形態では、端末制御部11およびMFP制御部21は、CPUにより図2,3の各処理を実行する構成であった。しかし、これに限らず、端末制御部11およびMFP制御部21は、複数のCPUにより図2,3の各処理を実行する構成、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみにより図2,3の各処理を実行する構成や、CPUおよびハード回路により図2,3の各処理を実行する構成でもよい。
上記無線LANインターフェース12,22は、Wi−Fi Directの方式(以下、WFD方式)に従った無線通信および通常Wi−Fiに従った無線通信のいずれか一方だけ実行可能な構成でもよい。また、「第1インターフェース、第2インターフェース」は、NFC方式の無線通信やWi−Fi方式の無線通信以外に、NFC方式の無線通信、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、Transfer Jetなどを実行するためのインターフェースでもよい。
「短距離無線通信」は、NFC方式の無線通信以外に、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、Transfer Jetなどでもよい。また、「長距離無線通信」は、Wi−Fi方式の無線通信以外に、NFC方式の無線通信、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、Transfer Jetなどを実行するためのインターフェースでもよい。「短距離無線通信」および「長距離無線通信」は、それぞれの通信可能距離が具体的にどれ程長いかどうかは関係なく、後者の方が、前者よりも通信可能距離が長い関係であればよい。
「第2の通信装置」は、印刷機能及びスキャン機能を実行可能なMFPに限られず、印刷機能及びスキャン機能のうちの印刷機能のみを実行可能なプリンタ、スキャン機能のみを実行可能なスキャナでもよい。また、「第2の通信装置」は、印刷機能及びスキャン機能とは異なる機能や処理(例えば、画像の表示機能、データの演算機能、ファクシミリ機能)を実行する装置(例えば、PC、サーバ、携帯電話、スマートフォン等)でもよい。
「機能実行処理」は、印刷ジョブの送受信処理や印刷処理に限られず、データに基づく処理を実行するものであればよく、例えば、読取実行部27による画像の読取処理や、表示部15,25に画像を表示する処理、データの演算処理等でもよい。
上記実施形態において、ユーザによりスキャン機能の実行指示が入力された場合、MFP制御部21は、読取実行部27により読み取った読取データを、携帯端末10に送信する処理を実行する。この処理が機能実行処理の一例であり、このときMFP制御部21は機能実行部として機能する。
上記実施形態では、MFP制御部21は、印刷ジョブの受信開始時に、印刷も開始した(S23)。しかし、これに限らず、MFP制御部21は、印刷ジョブ全ての受信完了後に、印刷を開始する構成でもよい。
MFP制御部21は、印刷ジョブの送受信を中断する必要の有無の判断を、印刷ジョブの受信前(S23の前)に行ってもよい。例えばMFP制御部21は、上記設定情報だけを携帯端末10から先に受信し、接続継続の必要の有無の判断を行った後に、印刷ジョブの受信を開始してもよい。この場合、MFP制御部21は、設定情報を、NFC通信により受信してもよい。また、携帯端末10の端末制御部11が、送受信を中断する必要の有無の判断を行う構成でもよい。但し、この場合、MFPに関する情報だけは、MFP20から受信する必要がある。
上記実施形態において、MFP制御部21は、S24の判断をせずに、全印刷ジョブに対してS25以降の処理を実行する構成でもよい。また、MFP制御部21は、中断の必要無しと判断した場合(S24:NO)、S25の処理自体実行しない構成であった。しかし、これに限らず、MFP制御部21は、中断の必要無しと判断した場合(S24:NO)、S25の処理を実行するが、その判断結果に関係なく、印刷ジョブの送受信や印刷を続行する構成でもよい。
上記実施形態に対して、端末制御部11が、上記S25の状態判断処理に相当する処理を実行してもよい。具体的には、端末制御部11は、NFCインターフェース13が、MFP20からNFC通信の電波を予め定めた時間だけ受信していないと判断した場合、NFC通信接続が切断状態であると判断する。
「停止処理」は、印刷ジョブの送信の試行および印刷のいずれか一方だけを停止する処理でもよい。また、「中止処理」は、端末制御部11およびMFP制御部21のいずれかが、Wi−Fi通信接続を切断する処理でもよい。
1:無線通信システム 10:携帯端末 11:端末制御部 12:無線LANインターフェース 13:NFCインターフェース 20:MFP 22:無線LANインターフェース 23:NFCインターフェース 21:MFP制御部 30:アクセスポイント

Claims (8)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置とを備える無線通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、短距離無線通信および当該短距離無線通信よりも通信可能距離が長い長距離無線通信を実行するための第1インターフェース、および、第1制御部を有し、
    前記第2の通信装置は、前記短距離無線通信および前記長距離無線通信を実行するための第2インターフェースおよび第2制御部を有し、
    前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、
    前記無線通信の確立状態が、前記短距離無線通信および前記長距離無線通信の接続が確立している両方確立状態であるか、前記短距離無線通信の接続が切断しており、且つ前記長距離無線通信の接続が確立している片方確立状態であるか、を判断する状態判断処理と、
    前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態であると判断している場合、前記第1の通信装置から、前記長距離無線通信により、データを、前記第2の通信装置に送信し、その送信されたデータに基づく機能を実行する機能実行処理と、
    前記機能の実行過程で、前記無線通信の確立状態が前記片方確立状態になったと判断した場合、前記データの送受信および前記機能の実行の少なくとも一方の動作を停止する停止処理と、を実行する構成を有する、無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、
    前記データが、特定データであるか、非特定データであるかを判断するデータ判断処理を実行する構成を有し、
    前記機能実行処理では、前記データが前記非特定データであると判断した場合、前記無線通信の確立状態が前記片方確立状態になったかどうかに関係なく、前記データの送受信および前記機能の実行を停止しない、無線通信システム。
  3. 請求項1または2に記載の無線通信システムであって、
    前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、
    前記データの送受信および前記機能の実行の少なくとも一方を停止した後、前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態になったと判断した場合、前記停止処理により停止した動作を開始する開始処理を実行する構成を有する、無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムであって、
    前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、
    前記開始処理では、前記データの送受信および前記機能の実行の少なくとも一方を停止した後の経過時間が基準時間に達するまでに、前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態になったと判断した場合、前記前記停止処理により停止した動作を開始し、
    更に、前記経過時間が前記基準時間に達しても、前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態になったと判断しない場合、前記停止処理により停止した動作を中止する中止処理を実行する構成を有する、無線通信システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信システムであって、
    前記第1制御部および前記第2制御部の少なくとも一方は、
    前記データおよび前記第2の通信装置の少なくともいずれか1つに関する情報に基づき、前記機能の実行でエラーが発生する可能性の有無を判断するエラー判断処理を実行する構成を有し、
    前記機能実行処理では、前記エラーが発生する可能性が無いと判断した場合、前記無線通信の確立状態が前記片方確立状態になったと判断した場合でも、前記データの送受信および前記機能の実行を停止しない、無線通信システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の無線通信システムであって、
    前記第1の通信装置から、前記長距離無線通信の接続を確立するための設定情報を、前記短距離無線通信により、前記第2の通信装置に送信し、前記長距離無線通信の接続を確立する通信確立処理を実行する構成を有する、無線通信システム。
  7. 外部機器からデータを受信する無線通信装置であって、
    短距離無線通信および当該短距離無線通信よりも通信可能距離が長い長距離無線通信を実行するためのインターフェースと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記無線通信の確立状態が、前記短距離無線通信および前記長距離無線通信の接続が確立している両方確立状態であるか、前記短距離無線通信の接続が切断しており、且つ前記長距離無線通信の接続が確立している片方確立状態であるか、を判断する状態判断処理と、
    前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態であると判断している場合、前記外部機器から、前記長距離無線通信により、データを受信し、その受信したデータに基づく機能を実行する機能実行処理と、
    前記機能の実行過程で、前記無線通信の確立状態が前記片方確立状態になったと判断した場合、前記データの受信および前記機能の実行の少なくとも一方の動作を停止する停止処理と、を実行する構成を有する無線通信装置。
  8. 短距離無線通信および当該短距離無線通信よりも通信可能距離が長い長距離無線通信を実行するためのインターフェースを有する無線通信装置に、
    前記無線通信の確立状態が、前記短距離無線通信および前記長距離無線通信の接続が確立している両方確立状態であるか、前記短距離無線通信の接続が切断しており、且つ前記長距離無線通信の接続が確立している片方確立状態であるか、を判断する状態判断処理と、
    前記無線通信の確立状態が前記両方確立状態であると判断している場合、前記長距離無線通信により、データを、外部機器に送信するデータ送信処理と、
    前記データの送信過程で、前記無線通信の確立状態が前記片方確立状態になったと判断した場合、前記データの送信を停止する停止処理と、を実行させる通信制御プログラム。
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