JP2014066565A - 磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】検出精度の低下を抑制できる磁気センサを提供する。
【解決手段】印加される磁界に応じて抵抗値の変化する複数の磁気抵抗素子61〜68、91、92の少なくとも一部の磁気抵抗素子61〜68を用いて構成されたブリッジ回路を有するセンシング部10と、磁気抵抗素子61、64上に形成された圧電膜71、72を用いて構成される調整抵抗部30と、センシング部10からの出力が入力されると共に、電極端子21a、21bの一方が調整抵抗部と接続されるオペアンプ21と、磁気抵抗素子61〜68、91、92および圧電膜71、72が覆われる状態で基板40上に配置される保護膜80とを備える。そして、オペアンプ21には、ブリッジ回路における基板40および保護膜80に起因するオフセット電圧の変化方向に対し、調整抵抗部30からオフセット電圧の変化方向と反対方向にオペアンプ21の基準電位を変化させる電位が入力されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、印加される磁界に応じたセンサ信号を出力するセンシング部が基板上に形成され、このセンシング部が保護膜に覆われてなる磁気センサに関するものである。
従来より、印加される磁界に応じたセンサ信号を出力するセンシング部が基板上に形成され、このセンシング部が腐食等することを抑制する保護膜に覆われてなる磁気センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、このような磁気センサでは、センシング部は、印加される磁界に応じて抵抗値が変化する複数の磁気抵抗がブリッジ回路を構成することで形成されている。そして、ブリッジ回路の中点の電位差がオペアンプを介して出力されるようになっており、オペアンプから出力された信号を用いて磁界の検出が行われる。
特開2007−333587号公報
しかしながら、上記磁気センサでは、保護膜を形成する際や使用環境等によって応力が発生し、この応力が基板や保護膜からセンシング部(磁気抵抗)に印加される。この場合、磁気抵抗は応力によっても抵抗値が変化する。すなわち、基板や保護膜から印加される応力によってブリッジ回路のオフセット電圧が変化し、検出精度が低下するという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、検出精度の低下を抑制できる磁気センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、基板(40)と、基板上に形成され、印加される磁界に応じて抵抗値の変化する複数の磁気抵抗素子(61〜68、91、92)の少なくとも一部の磁気抵抗素子を用いて構成されたブリッジ回路を有するセンシング部(10)と、磁気抵抗素子上に形成された圧電膜(71、72)を用いて構成される調整抵抗部(30)と、センシング部からの出力が入力されると共に、電極端子(21a、21b)の一方が調整抵抗部と接続されるオペアンプ(21)と、磁気抵抗素子および圧電膜が覆われる状態で基板上に配置される保護膜(80)と、を備え、オペアンプは、ブリッジ回路の基板および保護膜に起因するオフセット電圧の変化方向に対し、調整抵抗部からオフセット電圧の変化方向と反対方向にオペアンプの基準電位を変化させる電位が入力されることを特徴としている。
これによれば、オペアンプには調整抵抗部からオフセット電圧の変化方向と反対方向に基準電位を変化させる電位が入力されるため、オペアンプからブリッジ回路(センシング部)のオフセット電圧の変化を低減した信号を出力することができる。このため、検出精度が低下することを抑制できる。
また、磁気抵抗素子上に形成された圧電膜にて調整抵抗部を形成している。このため、使用環境によって応力が発生した場合、つまり、磁気抵抗素子と基板および保護膜との線膨張係数の違いに起因して応力が発生した場合、磁気抵抗素子に印加される応力と圧電膜に印加される応力とをほぼ同じにすることができる。したがって、使用環境によって磁気抵抗素子の抵抗値が変化したとしても、同じように圧電膜(調整抵抗部)の抵抗値も変化するため、使用環境によって検出精度が低下することも抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における磁気センサの回路図である。 本発明の第1実施形態における磁気センサの平面模式図である。 図2中のIII−III線に沿った断面図である。 図2中のIV−IV線に沿った断面図である。 図1に示すブリッジ回路の詳細を示す図である。 本発明の第2実施形態における磁気センサの平面模式図である。 本発明の他の実施形態における磁気センサの回路図である。 本発明の他の実施形態における磁気センサの回路図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。なお、本実施形態の磁気センサは、例えば、磁性材料を用いて構成された回転体の回転数や回転角度等を検出するものに利用されると好適である。まず、本実施形態の磁気センサの回路構成について説明する。
図1に示されるように、磁気センサは、センシング部10と、回路部20と、調整抵抗部30とを備えている。
センシング部10は、印加される磁界に応じて抵抗値が変化する第1〜第4磁気抵抗11〜14がフルブリッジ回路を構成することで形成されている。そして、このフルブリッジ回路は、第2、第3磁気抵抗12、13の中点が電源電圧Vccに接続されていると共に、第1、第4磁気抵抗11、14の中点が接地されている。
回路部20は、オペアンプ21、コンパレータ22、トランジスタ23を有する構成とされている。
オペアンプ21は、非反転入力端子が第1、第2磁気抵抗11、12の中点に接続されていると共に、反転入力端子が第3、第4磁気抵抗13、14の中点に接続されており、これらの中点の電位差Va−Vb(センサ信号)を差動増幅して出力する。また、このオペアンプ21は、正電極端子21aが電源電圧Vccに接続されており、負電極端子21bが調整抵抗部30と接続されている。
コンパレータ22は、非反転入力端子がオペアンプ21の出力端子に接続されていると共に、反転入力端子が第1、第2基準抵抗24、25の中点に接続されている。すなわち、反転入力端子には、第1、第2基準抵抗24、25によって電源電圧Vccが分圧された電位が入力されるようになっている。そして、オペアンプ21の出力に応じてハイ信号またはロー信号を出力する。
なお、基準抵抗とは、拡散抵抗等で形成されるものであり、磁界や圧力に応じて抵抗値が変化しにくい抵抗のことである。
トランジスタ23は、本実施形態ではNPN型とされており、制御端子(ベース)がコンパレータ22の出力端子に接続され、コレクタが抵抗26に接続されていると共にエミッタが接地されている。そして、コンパレータ22からの出力によってオン、オフが制御されるようになっている。つまり、センサ信号に応じてオン、オフが制御されるようになっている。
調整抵抗部30は、印加される圧力に応じて抵抗値が変化する第1、第2調整抵抗31、32が直列接続されて構成されている。そして、第1、第2調整抵抗31、32の中点がオペアンプ21の負電極端子21bと接続されている。つまり、オペアンプ21は、負電極端子21bに第1、第2調整抵抗31、32によって電源電圧Vccが分圧された電位が入力されるようになっており、第1、第2調整抵抗31、32の抵抗値によって基準電位が変化するようになっている。
以上が本実施形態における磁気センサの回路構成である。次に、上記磁気センサの全体構造について説明する。
図2〜図4に示されるように、磁気センサは、第1〜第4角部41〜44と、第1、第2角部41、42を繋ぐ第1辺45、第2、第3角部42、43を繋ぐ第2辺46、第3、第4角部43、44を繋ぐ第3辺47、第1、第4角部41、44を繋ぐ第4辺48を有する矩形板状の基板40を用いて構成されている。そして、この基板40上に酸化膜等の絶縁膜50が形成されており、絶縁膜50上に、上記センシング部10、回路部20、調整抵抗部30を構成する各構成要素が形成されている。
具体的には、絶縁膜50上には、第1〜第8磁気抵抗素子61〜68が形成されており、これら第1〜第8磁気抵抗素子61〜68が図示しない配線を介して適宜接続されることで上記センシング部10が構成されている。
詳述すると、第1磁気抵抗素子61は、第1角部41近傍に最も近接するように形成されており、第2磁気抵抗素子62は、第1磁気抵抗素子61より第1辺45に沿った内側に形成されている。また、第3磁気抵抗素子63は、第1磁気抵抗素子61より第4辺48に沿った内側に形成されており、第4磁気抵抗素子64は第2磁気抵抗素子62と第3磁気抵抗素子63とを結ぶ基準線に対して第1磁気抵抗素子61と対称となる領域に形成されている。
第5磁気抵抗素子65は、第2角部42近傍に最も近接するように形成されており、第6磁気抵抗素子66は、第5磁気抵抗素子65より第1辺45に沿った内側に形成されている。また、第7磁気抵抗素子67は、第5磁気抵抗素子65より第2辺46に沿った内側に形成されており、第8磁気抵抗素子68は、第6磁気抵抗素子66と第7磁気抵抗素子67とを結ぶ基準線に対して第5磁気抵抗素子65と対称となる領域に形成されている。
そして、図5に示されるように、第1磁気抵抗素子61と第4磁気抵抗素子64とが直列接続されることで第1磁気抵抗11が構成され、第2磁気抵抗素子62と第3磁気抵抗素子63とが直列接続されることで第2磁気抵抗12が構成されている。また、第5磁気抵抗素子65と第8磁気抵抗素子68とが直列接続されることで第3磁気抵抗13が構成され、第6磁気抵抗素子66と第7磁気抵抗素子67とが直列接続されることで第4磁気抵抗14が構成されている。
すなわち、本実施形態では、フルブリッジ回路を構成する第1〜第4磁気抵抗11〜14は、それぞれ2つの磁気抵抗素子がたすきがけに直列接続されることで構成されており、誤差を低減する構造とされている。
なお、本実施形態では、第1〜第8磁気抵抗素子61〜68は、ニッケル−鉄等の合金等で構成され、所定方向に延設された後に折り返された折れ線形状とされている。すなわち、第1〜第8磁気抵抗素子61〜68は、延設方向と印加される磁界との成す角度に応じて抵抗値が変化するものとされている。
そして、第1、第4、第5、第8磁気抵抗素子61、64、65、68は同じ方向に延設されており、第2、第3、第6、第7磁気抵抗素子62、63、66、67は、第1、第4、第5、第8磁気抵抗素子61、64、65、68の延設方向と90°ずれた方向に延設されている。
つまり、第1、第4、第5、第8磁気抵抗素子61、64、65、68と、第2、第3、第6、第7磁気抵抗素子62、63、66、67とは、磁界が印加されたときに抵抗値の増減が反対となるように構成されている。
また、図2に示されるように、絶縁膜50上のうちセンシング部10が形成される領域と異なる領域に回路部20が形成されている。特に限定されるものではないが、本実施形態では、回路部20は第3辺47に沿って形成されている。
さらに、図2および図3に示されるように、第1磁気抵抗素子61および第4磁気抵抗素子64上には、印加される圧力に応じて抵抗値が変化する圧電膜71、72が形成されており、各圧電膜71、72が図示しない配線を介して直列に接続されることで調整抵抗部30が構成されている。具体的には後述するが、本実施形態では、第4磁気抵抗素子64上に形成された圧電膜71にて第1調整抵抗31が形成され、第1磁気抵抗素子61上に形成された圧電膜72にて第2調整抵抗32が形成されている。
そして、これら第1〜第8磁気抵抗素子61〜68(センシング部10)、回路部20、圧電膜71、72(調整抵抗部30)が覆われるように、基板40上にSiN等からなる保護膜80が配置されている。この保護膜80は、例えば、CVD法等により形成される。
以上が本実施形態における磁気センサの基本的な構成である。このような磁気センサでは、保護膜80を形成する際に応力が発生する。この場合、基板40(絶縁膜50)には、第1〜第4角部41〜44に大きな応力が発生し、中心に向かうにつれて応力が小さくなる。
つまり、上記磁気センサでは、第1、第5磁気抵抗素子61、65に基板40および保護膜80から大きな応力が印加され、第1、第5磁気抵抗素子61、65の抵抗値が小さくなる。このため、第1、第3磁気抵抗11、13の抵抗値が小さくなり、フルブリッジ回路の中点の電位差Va−Vbが−側にシフトする。言い換えると、センシング部10のオフセット電圧が−側にシフトする。
この場合、オペアンプ21からセンシング部10のオフセット電圧の変化を低減した信号を出力するためには、オペアンプ21の基準電位をオフセット電圧の変化方向と反対方向に変化させることが必要になる。つまり、オペアンプ21の基準電位を+側に変化させることが必要になる。
ここで、本実施形態のオペアンプ21は、上記のように、負電極端子21bが第1、第2調整抵抗31、32の中点に接続されており、第1、第2調整抵抗31、32の抵抗値によって基準電位を適宜変化させることができるようになっている。そして、オペアンプ21の基準電位を+側に変化させるためには、第2調整抵抗32(圧電膜72)の抵抗値を大きくし、第1調整抵抗31(圧電膜71)の抵抗値を小さくすればよい。
したがって、本実施形態では、圧電膜71を印加される応力が小さい第4磁気抵抗素子64上に形成して第1調整抵抗31の抵抗値を小さくし、圧電膜72を印加される応力が大きい第1磁気抵抗素子61上に形成して第2調整抵抗32の抵抗値を大きくしている。これにより、保護膜80が形成される前よりオペアンプ21の基準電位が+側に変化し、オペアンプ21からセンシング部10のオフセット電圧の変化を低減した信号を出力することができる。
次に、本実施形態の磁気センサの作動について簡単に説明する。
このような磁気センサは、センシング部10に磁界が印加されると、第1〜第4磁気抵抗11〜14の抵抗値が変化し、オペアンプ21でセンサ信号(フルブリッジ回路の中点の電位差Va−Vb)が差動増幅される。
このとき、オペアンプ21は、負電極端子21bが調整抵抗部30に接続されており、基準電位が+側に変化するようになっている。このため、基板40および保護膜80からの応力によってセンシング部10のオフセット電圧が−側に変化したとしても、オペアンプ21からセンシング部10のオフセット電圧の変化を低減した信号を出力することができる。
その後は、コンパレータ22でオペアンプ21からの出力と基準電位とが比較され、オペアンプ21の出力に応じてトランジスタ23のオン、オフが制御されることによって、センシング部10に印加される磁界が検出される。
以上説明したように、本実施形態では、オペアンプ21の負電極端子21bが調整抵抗部30と接続されており、オペアンプ21には、センシング部10のオフセット電圧の変化方向と反対方向に基準電位を変化させる電位が調整抵抗部30から入力されるようになっている。このため、オペアンプ21からセンシング部10のオフセット電圧の変化を低減した信号を出力することができ、検出精度が低下することを抑制できる。
また、本実施形態では、第1、第4磁気抵抗素子61、64上に圧電膜71、72を形成し、この圧電膜71、72にて調整抵抗部30を形成している。このため、使用環境によって応力が発生した場合、つまり、第1〜第8磁気抵抗素子61〜68と基板40や保護膜80との線膨張係数の違いに起因して応力が発生した場合、第1、第4磁気抵抗素子61、64に印加される応力と圧電膜71、72に印加される応力とをほぼ同じにすることができる。したがって、使用環境によって第1、第4磁気抵抗素子61、64の抵抗値が変化したとしても、同じように圧電膜71、72の抵抗値も変化するため、使用環境によって検出精度が低下することも抑制できる。
さらに、本実施形態では、オペアンプ21に調整抵抗部30から電位を入力して基準電位を変化させることで検出精度の低下を抑制しており、特別な演算回路を新たに用意する必要がない。すなわち、簡素な構成でオペアンプ21からセンシング部10のオフセット電圧の変化を低減した信号を出力することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、調整抵抗部30を構成する圧電膜71、72を形成する場所を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6に示されるように、絶縁膜50上には、第1〜第8磁気抵抗素子61〜68と異なる場所に、第1〜第8磁気抵抗素子61〜68と同じ材料で構成された第9、第10磁気抵抗素子91、92が形成されている。具体的には、発生する応力が大きい第4角部44近傍に第9磁気抵抗素子91が形成されており、発生する応力が小さい中心部近傍に第10磁気抵抗素子92が形成されている。
なお、第9、第10磁気抵抗素子91、92は、配線と接続されておらず、回路部20等とは電気的に接続されていない。つまり、第9、第10磁気抵抗素子91、92は、いわゆるダミー膜とされている。
これによれば、第9、第10磁気抵抗素子91、92を形成する場所を適宜変更することにより、基板40および保護膜80から圧電膜71、72に印加される応力を適宜調整することができる。つまり、第1、第2調整抵抗31、32の抵抗値を詳細に設定することができ、オペアンプ21の基準電位を高精度に調整できる。このため、さらにオペアンプ21からセンシング部10のオフセット電圧の変化を低減した信号を出力することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、センシング部10がフルブリッジ回路で構成されている例について説明したが、センシング部10の構成はこれに限定されるものではない。例えば、図7に示されるように、センシング部10を第1、第2磁気抵抗11、12からなるハーフブリッジ回路で構成し、オペアンプ21の非反転入力端子を第1、第2磁気抵抗11、12の中点に接続すると共に反転入力端子を第3、第4基準抵抗27、28の中点に接続するようにしてもよい。
また、図8に示されるように、調整抵抗部30を第1調整抵抗31と、第5基準抵抗29とを直列接続することにより構成してもよい。
そして、上記各実施形態において、オペアンプ21の正電極端子21aを調整抵抗部30に接続し、負電極端子21bを接地するようにしてもよい。このような磁気センサとしても、オペアンプ21の基準電位を調整抵抗部30によって変化させることができるため、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、第1〜第8磁気抵抗素子61〜68がニッケル−鉄等の合金等を用いて構成されるものを説明したが、第1〜第8磁気抵抗素子61〜68は、磁化方向が所定方向に固定されたピン層、絶縁体で構成されるトンネル層、外部磁化に応じて磁化方向が変化するフリー層が順に積層されて構成されるものでもよい。
さらに、上記各実施形態では、基板40上に回路部20が形成されたものを説明したが、基板40上に回路部20が形成されていなくてもよい。すなわち、外部回路にて本実施形態の回路部20と同様の作動を行わせるようにしてもよい。
10 センシング部
11〜14 第1〜第4磁気抵抗
20 回路部
21 オペアンプ
21a 正電極端子
21b 負電極端子
30 調整抵抗部
40 基板
61〜68 第1〜第8磁気抵抗素子
71、72 圧電膜
80 保護膜

Claims (3)

  1. 基板(40)と、
    前記基板上に形成され、印加される磁界に応じて抵抗値の変化する複数の磁気抵抗素子(61〜68、91、92)の少なくとも一部の前記磁気抵抗素子を用いて構成されたブリッジ回路を有するセンシング部(10)と、
    前記磁気抵抗素子上に形成された圧電膜(71、72)を用いて構成される調整抵抗部(30)と、
    前記センシング部からの出力が入力されると共に、電極端子(21a、21b)の一方が前記調整抵抗部と接続されるオペアンプ(21)と、
    前記磁気抵抗素子および前記圧電膜が覆われる状態で前記基板上に配置される保護膜(80)と、を備え、
    前記オペアンプは、前記ブリッジ回路の前記基板および前記保護膜に起因するオフセット電圧の変化方向に対し、前記調整抵抗部から前記オフセット電圧の変化方向と反対方向に前記オペアンプの基準電位を変化させる電位が入力されることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記センシング部は、前記複数の磁気抵抗素子の一部の前記磁気抵抗素子を用いて構成され、
    前記圧電膜は、前記複数の磁気抵抗素子のうち前記センシング部を構成しない前記磁気抵抗素子上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記オペアンプは、負電極端子が前記調整抵抗部と接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ。
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CN113093070A (zh) * 2021-04-30 2021-07-09 珠海多创科技有限公司 Tmr磁场传感器

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