JP2014066278A - すべり軸受 - Google Patents

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Akira Iijima
章 飯島
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Abstract

【課題】すべり軸受を大型化することなく、負荷能力を向上させる。
【解決手段】回転軸4を回転可能に支持する円筒形状の軸受本体11を備えるすべり軸受10において、軸受本体11の内周面14の両端部にそれぞれ、一端が軸受本体11の端面17に開口されると共に、回転軸4の軸方向に対して回転方向に傾斜して延び、他端が軸受本体11の内周面14の端部内に配置される溝18が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンのクランクシャフト等の軸受として用いられるすべり軸受に関する。
従来、回転軸の軸受として至る所にすべり軸受が用いられている。例えば、エンジンのクランクシャフト等の軸受としてすべり軸受が用いられている(特許文献1から3参照)。
図6に示すように、すべり軸受30は、一般的に、回転軸31を回転可能に支持する円筒形状の軸受本体32を備えている。この軸受本体32は、二個(一対)の半円筒形状の上部軸受33と下部軸受34とから構成されており、回転軸31を挟み込むように軸受孔(図示せず)に取り付けられる。また、軸受本体32の内周面35には潤滑油を供給するための油供給孔(図示せず)及び半環状の油供給溝36が設けられており、これら油供給孔及び油供給溝36を介して供給される潤滑油によりすべり軸受30の摺動面(軸受本体32の内周面35)が潤滑されるようになっている。
特開2001−241442号公報 特開2004−245388号公報 特開2005−256966号公報
このようなすべり軸受30においては、摺動面の潤滑油が回転軸31の回転に伴うくさび効果により摺動面と回転軸31との間に油膜を形成し、荷重を支持するための油圧が発生している。しかしながら、すべり軸受30の両端が開放されているため、すべり軸受30の両端では油圧は発生せずゼロとなる。そのため、すべり軸受30の負荷能力は限られてしまう。
そこで、本発明の目的は、すべり軸受を大型化することなく、負荷能力を向上させることができるすべり軸受を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明に係るすべり軸受は、回転軸を回転可能に支持する円筒形状の軸受本体を備えるすべり軸受において、前記軸受本体の内周面の両端部にそれぞれ、一端が前記軸受本体の端面に開口されると共に、前記回転軸の軸方向に対して回転方向に傾斜して延び、他端が前記軸受本体の内周面の端部内に配置される溝が設けられるものである。
前記溝が、前記軸受本体の内周面の両端部にそれぞれ、前記軸受本体の周方向に間隔を隔てて複数設けられるものであっても良い。
前記回転軸が、エンジンのクランクシャフトのクランクジャーナルであっても良い。
本発明によれば、すべり軸受を大型化することなく、負荷能力を向上させることができるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るすべり軸受を備えるシリンダブロックの断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のB部拡大図である。 本発明の他の実施形態に係るすべり軸受を備えるシリンダブロックの断面図である。 図4のC−C線断面図である。 従来例に係るすべり軸受の断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態に係るすべり軸受は、エンジン(ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等)のクランクシャフトのクランクジャーナルを回転可能に支持するメインベアリングに適用したものである。
図1に示すように、エンジンのシリンダブロック1とベアリングキャップ2とに断面半円形状の凹部をそれぞれ設けて軸受孔3が形成されている。この軸受孔3に、一定方向に回転するクランクシャフトのクランクジャーナル4(図2参照)を回転可能に支持するすべり軸受(メインベアリング)10が取り付けられている。また、シリンダブロック1には潤滑油を供給するための油供給通路5が設けられており、その油供給通路5の先端は後述する軸受本体11(上部軸受12)の油供給孔15に連通している。
図1及び図2に示すように、すべり軸受10は、クランクシャフトのクランクジャーナル4を回転可能に支持する円筒形状の軸受本体11を備えている。この軸受本体11は、二個(一対)の半円筒形状の上部軸受12と下部軸受13とから構成されており、クランクジャーナル4を挟み込むように軸受孔3に取り付けられている。また、軸受本体11の内周面14には潤滑油を供給するための油供給孔15及び半環状の油供給溝16が設けられており、これら油供給孔15及び油供給溝16を介して供給される潤滑油によりすべり軸受10の摺動面(軸受本体11の内周面14)が潤滑されるようになっている。
なお、図示例では、油供給孔15は上部軸受12に設けられると共に、油供給溝16は上部軸受12のみに設けられているが、油供給溝16を下部軸受13にも設けても良い。即ち、油供給溝16を軸受本体11(上部軸受12及び下部軸受13)に対して周方向全体に亘って環状に設けても良い。
図2に示すように、本実施形態では、すべり軸受10の両端にポンプ作用を生じさせるため、軸受本体11の内周面14(すべり軸受10の摺動面)の両端部にそれぞれ、一端が軸受本体11の端面17に開口されると共に、クランクジャーナル4の軸方向に対して回転方向に所定の傾斜角度θ(図3参照)だけ傾斜して延び、他端が軸受本体11の内周面14の端部内に配置される螺旋状(ねじ状)の溝(ねじ目)18を設けている。
この溝18は、軸受本体11(上部軸受12及び下部軸受13)の内周面14の両端部にそれぞれ、軸受本体11の周方向に所定の間隔(ピッチ)P(図3参照)を隔てて複数設けられている。また、これら複数の溝18は、軸受本体11(上部軸受12及び下部軸受13)の内周面14に全周に亘って設けられている。
図3にも示すように、溝18は軸受本体11の内周面14の両端部にそれぞれクランクジャーナル4の軸方向に対して回転方向に所定の傾斜角度θだけ傾斜して延びており、この傾斜角度θは、潤滑油をすべり軸受10内に的確に移送することができるように20°から40°程度(好ましくは、30°)である。また、クランクジャーナル4の軸方向に対する溝18の長さLが長すぎるとすべり軸受10の両端に油圧が発生しないため、溝18の長さLは1mmから2mm程度である。また、溝18の大きさ(幅W及び深さD)が小さすぎても大きすぎても潤滑油を溝18内に保持できず油圧が発生しないため、溝18の幅W及び深さDは共に0.5mm程度である。さらに、軸受本体11の周方向に対する複数の溝18の間隔(ピッチ)Pは、1mmから2mm程度である。なお、本実施形態においては、すべり軸受10は、内径DDが60mm程度であり、幅WWが40mm程度である(図2参照)。
次に、本実施形態に係るすべり軸受10の作用効果を説明する。
本実施形態では、すべり軸受10の両端にポンプ作用を生じさせるため、軸受本体11の内周面14(すべり軸受10の摺動面)の両端部にそれぞれ、一端が軸受本体11の端面17に開口されると共に、クランクジャーナル4の軸方向に対して回転方向に所定の傾斜角度θだけ傾斜して延び、他端が軸受本体11の内周面14の端部内に配置される螺旋状の溝18を設けている。
クランクシャフトのクランクジャーナル4がすべり軸受10(軸受本体11)内で回転すると、クランクジャーナル4の回転に潤滑油が連れ回り、螺旋状の溝18により、潤滑油がすべり軸受10内に移送(圧送)される。そのため、すべり軸受10の両端における油膜厚さが厚くなり、すべり軸受10の両端にも油圧が発生する。よって、軸受本体11の内周面14全体の油膜厚さが厚くなって、同じサイズ(内径DD、幅WW)でもすべり軸受10の負荷能力が向上するため、すべり軸受10を大型化することなく負荷能力を向上させることができる。
また、本実施形態では、溝18が軸受本体11の内周面14の両端部にそれぞれ軸受本体11の周方向に所定の間隔(ピッチ)Pを隔てて複数設けられているので、軸受本体11の周方向に対してほぼ均等に油膜が形成されるようになる。そのため、軸受本体11の内周面14全体の油膜厚さがより厚くなって、すべり軸受10の負荷能力をより向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態には限定されず他の様々な実施形態を採ることが可能である。
例えば、本発明は、メインベアリングには限定はされず、一定方向に回転する回転軸を支持する他の様々なすべり軸受へも適用可能である。例えば、本発明は、コネクティングロッド(コンロッド)のビッグエンドに取り付けられクランクシャフトのクランクピンを回転可能に支持するコネクティングロッドベアリング(コンロッドベアリング)や、クランクシャフトの回転を受けて回転されるバランスシャフトを回転可能に支持するバランスシャフトベアリング等へも適用可能である。
また、複数の溝18は軸受本体11の内周面14に全周に亘って設けられる必要はなく、荷重が低い箇所については省略が可能である。例えば、図4及び図5に示すすべり軸受(メインベアリング)10の場合、複数の溝18は、上部軸受12及び下部軸受13に対してそれぞれ、荷重が比較的高い箇所を中心として所定の角度範囲R内(例えば、140°から150°程度)にのみ設けている。
4 回転軸(クランクシャフトのクランクジャーナル)
10 すべり軸受(メインベアリング)
11 軸受本体
12 上部軸受
13 下部軸受
14 軸受本体の内周面
17 軸受本体の端面
18 溝(ねじ目)

Claims (3)

  1. 回転軸を回転可能に支持する円筒形状の軸受本体を備えるすべり軸受において、
    前記軸受本体の内周面の両端部にそれぞれ、一端が前記軸受本体の端面に開口されると共に、前記回転軸の軸方向に対して回転方向に傾斜して延び、他端が前記軸受本体の内周面の端部内に配置される溝が設けられることを特徴とするすべり軸受。
  2. 前記溝が、前記軸受本体の内周面の両端部にそれぞれ、前記軸受本体の周方向に間隔を隔てて複数設けられる請求項1に記載のすべり軸受。
  3. 前記回転軸が、エンジンのクランクシャフトのクランクジャーナルである請求項1又は2に記載のすべり軸受。
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