JP2014065122A - パラレルリンクロボット - Google Patents

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Masahiro Shirai
雅浩 白井
Kimikazu Miyamoto
侯一 宮本
Hironobu Sato
博信 佐藤
Ramoya Uchida
頼望也 内田
Kazuki Fujimoto
一樹 藤本
Daisuke Okahara
大介 岡原
Nobuyoshi Matsushima
伸好 松嶌
Ryuichi Negishi
隆一 根岸
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Abstract

【課題】出力部材103の移動位置に拘らず、出力部材103の姿勢と向きを一定に保つことが可能な構造を実現する。
【解決手段】第1アーム109は、複数の第1リンク109aからなり、一端を出力部材103の第1軸105に対して2自由度を有する状態で接続し、他端を第1リンク軸107bに接続することで平行リンク機構を構成する。第2アーム110は、少なくとも1本の第2リンク110aからなり、一端が出力部材103に対して2自由度を有する状態で接続される。第3アーム112は、複数の第3リンク112aからなり、一端を出力部材103の第2軸106に対して2自由度を有する状態で接続し、他端を第3リンク軸111bに接続することで平行リンク機構を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のアクチュエータとリンク機構とを組み合わせて構成され、物品の加工や組立等の作業に用いられるパラレルリンクロボットに関する。
パラレルリンクロボットは、基礎部となる固定部材に支持された複数のアクチュエータと出力部材との間に、それぞれアームとしてのリンク機構を設けている。そして、複数のアクチュエータをそれぞれ駆動して、各リンクの先端に接続された出力部材及び出力部材に装着されたエンドエフェクタの位置、姿勢を制御する。
例えば、駆動機構(アクチュエータ)により駆動される3本のアームを構成するリンクを、それぞれ3自由度を有するジョイント装置を用いてマニピュレータ(出力部材)に連結した構造が提案されている(特許文献1参照)。
特許第4901057号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された構造の場合、各アームが3自由度を有するジョイント装置でマニピュレータに接続されるため、マニピュレータの先端に設置されるエンドエフェクタの姿勢を保持できない可能性がある。即ち、特許文献1には、マニピュレータの出力軸を左右から保持するアームを平行リンク機構とした構造が記載されているが、このアームを構成するリンクが3自由度で接続されるため、平行リンクにねじれが生じ、エンドエフェクタが傾いてしまう可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑み、出力部材の移動位置に拘らず、出力部材の姿勢を一定に保つことが可能な構造を実現すべく発明したものである。
本発明は、第1軸を有する出力部材と、固定部材に支持された第1アクチュエータ、第2アクチュエータ及び第3アクチュエータと、前記出力部材と前記第1アクチュエータとの間、及び、前記出力部材と前記第2アクチュエータとの間にそれぞれ配設され、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの駆動により前記出力部材を前記第1軸に交差する方向に移動させる第1アーム及び第2アームと、前記出力部材と前記第3アクチュエータとの間に設けられ、前記第3アクチュエータの駆動により前記出力部材を前記第1軸と略平行な方向に移動させる第3アームと、を備え、前記第1アクチュエータ、前記第2アクチュエータ及び前記第3アクチュエータの駆動により、所定の空間内で前記出力部材を位置決め可能であり、前記第1アームは、前記第1軸と平行な方向に離間して互いに平行に配設される複数の第1リンクからなり、一端が前記出力部材に対して、前記第1軸又は前記第1軸に平行な軸を中心とする回動、及び、前記第1軸又は前記第1軸に平行な軸と前記第1アームの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続され、他端が、前記第1アクチュエータの駆動部に傾動不能に、且つ、前記第1軸と平行に設けられた第1リンク軸に接続されることで平行リンク機構を構成し、前記第2アームは、少なくとも1本の第2リンクからなり、一端が前記出力部材に対して、前記第1軸を中心とする回動、及び、前記第1軸と前記第2アームの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続され、前記第3アームは、前記第1軸と交差する第2軸と平行な方向に離間して互いに平行に配設される複数の第3リンクからなり、一端が前記出力部材に対して、前記第2軸を中心とする回動、及び、前記第2軸と前記第3アームの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続され、他端が、前記第3アクチュエータの駆動部に傾動不能に、且つ、前記第2軸と平行に設けられた第3リンク軸に接続されることで平行リンク機構を構成する、ことを特徴とするパラレルリンクロボットにある。
本発明によれば、出力部材の移動位置に拘らず、出力部材の姿勢を一定に保つことができる。即ち、第1アームが、第1軸と平行な方向に離間して互いに平行に配設される複数の第1リンクからなり、一端が出力部材に対して2自由度で接続され、他端が傾動不能に設けられた第1リンク軸に接続されることで平行リンク機構を構成する。このため、出力部材の移動位置に拘らず、出力部材の第1軸に対する傾き、即ち、出力部材の姿勢が、傾動不能に設けられた第1リンク軸と平行に保持される。また、平行リンク機構により構成される第3アームが出力部材を保持するため、より安定的に姿勢を保持できる。更に、第3アームが、第1軸と交差する第2軸と平行な方向に離間して互いに平行に配設される複数の第3リンクからなり、一端が出力部材に対して2自由度で接続され、他端が傾動不能に設けられた第3リンク軸に接続されることで平行リンク機構を構成する。このため、出力部材の移動位置に拘らず、出力部材の第1軸を回転軸とした向きが、傾動不能に設けられた第3リンク軸と平行に保持される。また、出力部材の姿勢と向きがこのように保持されるため、第2アームは、少なくとも1本の第2リンクを備えていれば良く、装置の小型化及び低コスト化を図り易い。
本発明の第1の実施形態に係るパラレルリンクロボットの概略構成を示す、(a)は正面図、(b)は側面図。 同じくパラレルリンクロボットの概略構成を示す(a)は斜視図、(b)は出力部材周りの構成の拡大斜視図。 (a)は2自由度のジョイント部の1例を拡大斜視図、(b)は3自由度のジョイン部を使用した構成で、2本のリンクにブリッジ部材を掛け渡した状態を示す模式図。 第1の実施形態のパラレルリンクロボットを、図2(a)とは別の角度からみた斜視図。 第1の実施形態の第4モータによる回動部の駆動状態の3例を示す、パラレルリンクロボットの一部を省略した平面図。 第1の実施形態の出力部材に設けられた増速回転機構周りの構成を、一部を切断して示す斜視図。 同じく出力部材に設けられた増速回転機構の断面図。 増速回転機構を構成する遊星歯車機構を示す平面図。 第1の実施形態に係るパラレルリンクロボットの制御系の一部を示すブロック図。 第1の実施形態でステッピングモータに出力される2相励磁方式のパルス信号の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るパラレルリンクロボットの概略構成を示す、(a)は正面図、(b)は側面図。 同じくパラレルリンクロボットの概略構成を示す(a)は斜視図、(b)は出力部材周りの構成の拡大斜視図。 第2の実施形態のパラレルリンクロボットを、図12(a)とは別の角度からみた斜視図。 第2の実施形態の第4モータによる回動部の駆動状態の3例を示す、パラレルリンクロボットの一部を省略した平面図。 第2の実施形態の出力部材に設けられた増速回転機構周りの構成を、一部を切断して示す斜視図。 同じく出力部材に設けられた増速回転機構の断面図。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図10を用いて説明する。図1及び図2に示すように、パラレルリンクロボット100は、固定部材としてのベース部材100Aと、出力部材103と、複数のモータ107、108、111、113と、複数のアーム109、110、112、119と、を有する。第1モータ107は第1アクチュエータに、第2モータ108は第2アクチュエータに、第3モータ111は第3アクチュエータに、第4モータ113は第4アクチュエータに、それぞれ相当する。また、109は第1アームに、110は第2アームに、112は第3アームに、119は第4アームに、それぞれ相当する。
ベース部材100Aは、略水平方向に配置された水平板101と、水平板101から略鉛直方向に設けられた鉛直板102とから構成され、上述の複数のモータ107、108、111、113を支持する。複数のモータ107、108、111、113は、それぞれ鉛直板102の所定位置に固定されている。本実施形態では、鉛直板102の幅方向中央の鉛直方向上側に第3モータ111を、鉛直板102の鉛直方向中間部で、幅方向中央を挟んだ両側に、それぞれ第1モータ107、第2モータ108、第4モータ113を配置している。水平板101上には、ワークなどが配置される。
出力部材103は、ワークの把持や移動を行うロボットハンド等のエンドエフェクタ104を装着するためのマニピュレータである。出力部材103には、後述する複数のアームを構成するリンク機構が結合され、エンドエフェクタ104を支持する出力軸としての第1軸(第1軸部)105が同軸上に設けられている。第1軸105には、第1軸105と交差する第2軸(第2軸部)106が固定されている。本実施形態では、第2軸106は、鉛直板102と略平行に配置されると共に第1軸105に直交する。また、第1軸105は略鉛直方向に、第2軸106は略水平方向に、それぞれ配置される。また、第1軸105の鉛直方向上端が第2軸106の水平方向中央部に結合されている。
[出力部材の位置決め]
まず、パラレルリンクロボット100による出力部材103の位置決めの構成について、図1ないし図3を用いて説明する。第1アーム109及び第2アーム110は、出力部材103と第1モータ107との間、及び、出力部材103と第2モータ108との間にそれぞれ配設される。第1アーム109及び第2アーム110は、第1軸103をその両側から保持する。そして、第1モータ107及び第2モータ108の駆動により出力部材103を第1軸105に交差する方向(略水平方向)に移動させる。なお、厳密に言えば第3モータ111を停止している場合は、第1モータ107及び第2モータ108によって出力部材103は仮想的な球面上を移動することになる。
第3アーム112は、出力部材103と第3モータ111との間に設けられている。第3アーム112は、出力部材103を鉛直方向上方側から保持する。そして、第3モータ111の駆動により出力部材103を第1軸105と略平行な方向に移動させる。厳密に言えば、第1モータ107と第2モータ108を停止している場合は、第3モータ111の駆動により出力部材103は仮想的な円弧上を移動することになる。そして、第1モータ107、第2モータ108及び第3モータ111の駆動により、所定の空間内で出力部材103を位置決め可能としている。これら第1アーム109、第2アーム110及び第3アーム112は、出力部材103の姿勢を保持する保持手段を構成する。また、このような保持手段及び出力部材103とでパラレルリンク構造体を構成する。以下、より具体的に説明する。
第1アクチュエータとしての第1モータ107は、第1回転アーム107aを略水平方向に回動させて第1リンク軸107bを位置決めする回転型アクチュエータである。第2アクチュエータとしての第2モータ108は、第2回転アーム108aを略水平方向に回動させて第2リンク軸108bを位置決めする回転型アクチュエータである。本実施形態では、第1回転アーム107aの長さと第2回転アーム108aの長さとを同じとしている。
第1リンク軸107b、第2リンク軸108bは、それぞれ第1モータ107の回転軸、第2モータ108の回転軸に略平行となるように、且つ、傾動不能に、第1回転アーム107a及び第2回転アーム108aの先端に設けられている。本実施形態では、第1モータ107及び第2モータ108の回転軸は、第1軸105と略平行に配置されているため、第1リンク軸107b及び第2リンク軸108bも、第1軸105と略平行に配置される。
第1アーム109は、第1軸105と平行な方向に離間して互いに平行に配設される複数の第1リンク109aからなる。本実施形態では、同じ長さの2本の第1リンク109aにより第1アーム109を構成している。このような第1アーム109は、一端が出力部材103に対して、第1軸105を中心とする回動、及び、第1軸105と第1アーム109の配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続される。また、他端が、第1モータ107の駆動部としての第1回転アーム107aに傾動不能に設けられた第1リンク軸107bに接続される。これにより、第1アーム109は、平行リンク機構を構成している。
具体的には、2本の第1リンク109aは、それぞれ、一端はエンドエフェクタ104を支持する第1軸105に2自由度のジョイント部109bで接続され、他端は第1リンク軸107bに2自由度のジョイント部109cで接続されている。ここで、ジョイント部109cは、第1リンク軸107bを中心とする回動、及び、第1リンク軸107bと第1リンク109aの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能である。
即ち、2本の第1リンク109aは、両端を第1軸105上と第1リンク軸107b上に、それぞれ2自由度で接続している。そして、第1軸105、第1リンク軸107b、2本の第1リンク109aで平行リンク機構を構成している。これにより、エンドエフェクタ104を支持する第1軸105と、傾動不能に設けられた第1リンク軸107bとは、常に平行が保たれる。そして、第1回転アーム107aがどの位置に回動しても、エンドエフェクタ104の姿勢(傾き)が一定(略鉛直方向)に保持される。
第2アーム110は、第1軸105に対する第1アーム109の一対の接続部分(ジョイント部109b)の間に対応して接続される、少なくとも1本の第2リンク110aからなる。本実施形態では、1本の第2リンク110aにより第2アーム110を構成している。また、1本の第2リンク110aの長さは、第1アーム109の2本の第1リンク109aの長さと同じとしている。このような第2アーム110は、一端が出力部材103に対して、第1軸105を中心とする回動、及び、第1軸105と第2アーム110の配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続される。また、他端が、第2モータ108の駆動部としての第2回転アーム108aに傾動不能に設けられた第2リンク軸108bに接続される。
具体的には、1本の第2リンク110aは、一端はエンドエフェクタ104を支持する第1軸105に2自由度のジョイント部110bで接続され、他端は第2リンク軸108bに2自由度のジョイント部110cで接続されている。ここで、ジョイント部110cは、第2リンク軸108bを中心とする回動、及び、第2リンク軸108bと第2リンク110aの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能である。即ち、1本の第2リンク110aは、両端を第1軸105上と第2リンク軸108b上に、それぞれ2自由度で接続している。これにより、第2アーム110は、リンク機構を構成している。
第3アクチュエータとしての第3モータ111は、第3回転アーム111aを略垂直方向に回動させて第3リンク軸111bを位置決めする回転型アクチュエータである。第3リンク軸111bは、第3モータ111の回転軸に略平行となるように、且つ、傾動不能に、第3回転アーム111aの先端に設けられている。本実施形態では、第3モータ111の回転軸は、第2軸106と略平行に配置されているため、第3リンク軸111bも、第2軸106と略平行に配置される。
第3アーム112は、第2軸106と平行な方向に離間して互いに平行に配設される複数の第3リンク112aからなる。本実施形態では、同じ長さの2本の第3リンク112aにより第3アーム112を構成している。このような第3アーム112は、一端が出力部材103に対して、第2軸106を中心とする回動、及び、第2軸106と第3アーム112の配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続される。また、他端が第3モータ111の駆動部としての第3回転アーム111aに傾動不能に設けられた第3リンク軸111bに接続される。これにより、第3アーム112は、平行リンク機構を構成している。
具体的には、2本の第3リンク112aは、それぞれ、一端は第2軸106に2自由度のジョイント部112bで接続され、他端は第3リンク軸111bに2自由度のジョイント部112cで接続されている。ここで、ジョイント部112cは、第3リンク軸111bを中心とする回動、及び、第3リンク軸111bと第3リンク112aの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能である。また、第3アーム112の一対の第3リンク112aは、第2軸106の第1軸105が接合された部分から水平方向の対称位置で接続されている。
即ち、2本の第3リンク112aは、両端を第2軸106上と第3リンク軸111b上に、それぞれ2自由度で接続している。そして、第2軸106、第3リンク軸111b、2本の第3リンク112aで平行リンク機構を構成している。これにより、エンドエフェクタ104を支持する第2軸106と、傾動不能に設けられた第3リンク軸111bとは、常に平行が保たれる。そして、第3回転アーム111aがどの位置に回動しても、エンドエフェクタ104の第1軸105の軸周りの回転が拘束され、向きが一定に保たれる。
図1、図2に円形のジョイントとして図示されている2自由度のジョイント部109b、109c、110b、110c、112b、112cは、図3(a)に例示する構造のものが好適である。図3(a)のジョイント部では、矢印Aに示す支持軸の周りに1回転以上回転する自由度と、この支持軸に垂直な軸を回転軸として矢印Bに示す所定の角度範囲内で回動する自由度を有する。これらのジョイント部は、少なくともこの2自由度を有していれば機能的に問題ないが、ボールジョイントやロッドエンドジョイント等の3自由度を有するジョイントを使用しても良い。これにより、ジョイント部自体をコンパクトにすることが可能である。但し、この場合には、図3(b)に示すように、平行リンク機構のねじれを防止するために、リンクの軸周りの回転を規制する規制部材としてのブリッジ部材201、202が必要となる。
ブリッジ部材201、202は、2本のリンク203、204の両端寄りに、それぞれ2本のリンク203、204に掛け渡されるように配置される。このようなブリッジ部材201、202は、それぞれ、リンク203、204に直交する軸を有し、この軸にリンク203、204をそれぞれ回転自在に支持することで、リンク203、204と接続される。これにより、リンクの軸回りの回転を防止すると共に、2本のリンク同士が配設方向に相対移動可能としている。そして、2本のリンクが3自由度のジョイント部で接続されても、リンクの軸回りの自由度を拘束して、結果的に、2本のリンクにより構成されるアームを2自由度で接続することができる。なお、2本のリンク同士が配設方向に相対移動可能としているため、2本のリンクが平行状態を維持したまま、2本のリンクが接続される軸とリンクの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能である。
例えば、第3アーム112を構成する2本の第3リンク112aを、それぞれが、出力部材103に対して、上述の2自由度に加えて第3リンク112aの軸回りの回動が可能な3自由度を有する状態で接続する。この場合、2本の第3リンク112a同士が第3アーム112の配設方向に相対移動可能に、且つ、それぞれの第3リンクの軸回りの回転を不能に、2本の第3リンクにブリッジ部材201、202を掛け渡す。これにより、第3アーム112が出力部材103や第3リンク軸111bに対して2自由度で接続される。第1アーム109についても同様である。
なお、本実施形態では、第1軸105と第2軸106との成す角度が90度で互いに直交するように設けられているが、立体的に直交するようにしても良いし、90度に限らず所定の角度を成すように配置しても良い。
このように、本実施形態では、第1アーム109の形成する平行リンク機構と、第3アーム112の形成する平行リンク機構とによって、出力部材103に装着されたエンドエフェクタ104は一定の姿勢(傾き)と向きとの両方を保つように支持される。
このように構成される本実施形態の場合、第1モータ107による第1回転アーム107aの駆動と、第2モータ108による第2回転アーム108aの駆動とを行うことで、出力部材103は略水平方向に移動する。また、第3モータ111により第3回転アーム111aを駆動することで、出力部材103を上下方向に移動させると、第1アーム109と第2アーム110は水平からずれる。このため、出力部材103の3次元空間内(所定の空間内)の位置は、第1アーム109と第2アーム110の傾斜を考慮して、第1、第2、第3回転アームの駆動量から幾何学的に算出することが可能である。また、逆運動学の計算により、出力部材103の空間位置座標から第1、第2、第3モータの駆動量を算出することが可能である。
[出力部材の向き変更]
次に、出力部材103の向き変更のための構成について、図1、図4及び図5を用いて説明する。これは、出力部材103に装着されたエンドエフェクタ104の傾き(略鉛直)を保持したまま、第1軸105の軸周りの回転角度の制御を行うものである。
図1、図4、図5において、第4アクチュエータとしての第4モータ113は、回転型アクチュエータの一例である。第4モータ113は、回転軸が、第2モータ108の回転軸と同軸に位置するように配置されている。本実施形態では、第4モータ113を第2モータ108の鉛直方向下側に配置している。
第4モータ113の回転軸には、プーリ114が軸支固定されている。一方、第2モータ108の回転軸に軸支された第2回転アーム108aの先端に設けられた第2リンク軸108bには、プーリ115が回転自在に軸支されている。プーリ114とプーリ115の歯数及び径は同一であり、2つのプーリ間にはタイミングベルト116が張架されている。また、プーリ115には、リンクプレート117がプーリ115と共に回転するように連結されている。
また、出力部材103には、第1軸105を回転軸とする回動部103aが設けられている。回動部103aと第4モータ113との間には、第4モータの駆動により回動部103aを回動させる伝達部材としての第4アーム119が配設されている。更に、回動部103aには、後述する増速回転機構300を介してリンクプレート118が連結されている。
第4アーム119は、第2リンク110aと平行に配置される少なくとも1本の第4リンク119aからなる。本実施形態では、1本の第4リンク119aにより第4アーム119を構成している。このような第4アーム119は、一端が回動部103aに連結されるリンクプレート118に対して、少なくとも、第1軸105と平行な軸を中心とする回動、及び、第1軸105に平行な軸と第4アーム119の配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続される。また、他端が、第2リンク軸108bを中心として回動する駆動回動部としてのリンクプレート117の、第2リンク軸上から外れた位置で接続される。
具体的には、1本の第4リンク119aは、一端をリンクプレート118の先端に2自由度のジョイント部119bで接続し、他端をリンクプレート117の先端に2自由度のジョイント部119cで接続している。ここで、ジョイント部119cは、第2リンク軸108bに平行な軸を中心とする回動、及び、第2リンク軸108bに平行な軸と第4リンク119aの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能である。
ジョイント部119b、119cは、前述の図3に示す構造のものと同様であり、少なくとも2自由度を有すれば良い。また、ジョイント部119b、119cとして、ボールジョイントやロッドエンドジョイント等の3自由度を有するジョイントを使用しても良い。
また、第4リンク119aの一端が接続される回動部側の位置(ジョイント部119b)と第1軸105との距離と、第4リンク119aの他端が接続される駆動回動部側の位置(ジョイント部119c)と第2リンク軸108bとの距離とを同じとしている。本実施形態では、リンクプレート117とリンクプレート118として、同じ形状、同じ大きさのものを使用し、それぞれの回転中心とジョイント部との長さを互いに一致させている。また、第2リンク110aと第4リンク119aとの長さを同じとしている。そして、第4リンク119aと第2リンク110aとで平行リンク機構を構成するようにしている。これにより、第4アーム119は、出力部材103の位置及び回動部103aの回動状態に拘らず、第2アーム110との平行状態が維持されるように配置される。
次に、第4モータ113の駆動により回動部103aを回動させる場合の動作について、図5を用いて説明する。図5(a)において、第4モータ113を矢印α方向に回動させると、プーリ114、115とタイミングベルト116によりリンクプレート117が矢印β方向に回動する。そして、リンクプレート117と連結した第4アーム119により、リンクプレート118が矢印γ方向に回動する。第4アーム119を構成する第4リンク119aと第2アーム110を構成する第2リンク110aとが平行リンク機構を構成するため、図5(b)に示すようにリンクプレート117の回動角度とリンクプレート118の回動角度は一致する。
また、図5(c)に示すように、プーリ114とプーリ115の歯数及び径を同一としているので、第2モータ108を駆動し、第2回転アーム108aがどの位置に回動しても、第4モータ113を駆動させずに保持すれば、リンクプレート117の角度は一定に保持される。従って、第2アーム110と第4アーム119との平行リンク機構により、リンクプレート118の角度もまた一定に保持される。
[増速回転機構]
次に、第1軸上に配置され、第4アーム119の回動を増速して回動部103aに伝達する増速手段としての増速回転機構300について、図6ないし図8を用いて説明する。まず、リンクプレート118の回動軸を、エンドエフェクタ104を支持する第1軸105に直接又は間接的に連結することによって、エンドエフェクタ104の回転制御を行うことが可能である。しかも、エンドエフェクタ104の回転量は第4モータ113の駆動量によって一意的に定まり、第1乃至第3モータの駆動量に影響を受けることはない。
しかしながら、平行リンク機構によるエンドエフェクタ104の回転制御においては、リンクプレート118が回動することにより、第4アーム119がエンドエフェクタ104に干渉する為、回動角度が制限され十分な回転量を得ることは困難である。
このため、本実施形態では、リンクプレート118に連結する回動部103aに増速回転機構300を設けて、エンドエフェクタ104の回動角度を増大させるようにしている。増速回転機構300は、回動部103aの回転軸上、即ち、第1軸105と同軸上に配置され、伝達部材としての第4アーム119の回動を増速して回動部103aに伝達する。本実施形態の増速回転機構300は、遊星歯車機構により構成している。
即ち、増速回転機構300は、図8に示すように、太陽歯車301と、内歯車302と、複数の遊星歯車303と、キャリア304とから構成される。太陽歯車301及び内歯車302は、回動部103aの回転軸上にそれぞれ配置されている。複数の遊星歯車303は、太陽歯車301と内歯車302との間に配置され、太陽歯車301及び内歯車302と噛合する。キャリア304は、複数の遊星歯車303を回転可能に保持する。そして、太陽歯車301を回動部103aに接続され、内歯車302とキャリア304とのうちの何れか一方が第4アーム119に接続され、他方が出力部材103の第1軸(出力軸)105に固定される。
なお、増速回転機構300は、内歯車302が回動部103aに接続され、キャリア304が第4アーム119に接続され、太陽歯車301が出力部材に固定されようにしても良い。何れの構造であっても、第4アーム119による入力が、遊星歯車機構により増速されて回動部103aに出力される。本実施形態では、太陽歯車301を回動部103aに接続され、キャリア304が第4アーム119に接続され、内歯車302が第1軸(出力軸)105に固定される。図6及び図7を用いて具体的に説明する。
第4アーム119にジョイント部119bを介して連結されたリンクプレート118は、キャリア304が一体に形成され、キャリア304には、同一円周上に等分配置された3つのギア軸305が固定されている。そして、各ギア軸305には、それぞれ同一の遊星歯車303が回転自在に軸支されている。
複数の遊星歯車303の外側には、これと噛合うリング状の内歯車302がケース306に固定され、ケース306は出力部材103の第1軸105にセットビス307で固定されている。
一方、複数の遊星歯車303の内側には、これと噛合う太陽歯車301が設けられている。太陽歯車301は、図7に示すように、軸受308aと軸受308bによって第1軸105と同軸上にこの第1軸105に対して回転自在に支持されている。また、第1軸105の下端部に設けられたEリング309により、軸受308bを介して太陽歯車301が第1軸105から軸方向に抜けることを防止している。
太陽歯車301の下端には回動部103aが一体に形成されており、回動部103aには、エンドエフェクタ104の装着部310が形成されている。装着部310は、エンドエフェクタ104の精確な位置決めを行うための嵌合部310a、切欠溝310b及びビス固定用のタップ穴310cを有している。
第4アーム119が接続されるリンクプレート118は、内歯車302及び太陽歯車301と同軸に配置されたホルダ311にビス312で固定されている。ホルダ311は、スペーサ313により所定間隔で配置された2つの軸受314によって、太陽歯車301のスリーブ部分301aに回転自在に軸支されている。
このような構成において、リンクプレート118が回動すると、3つの遊星歯車303が公転しながら自転して、太陽歯車301を回転させる。本実施形態では、太陽歯車301の歯数Za=18、遊星歯車303の歯数Zb=18、内歯車302の歯数Zc=54とし、内歯車302を固定、遊星歯車のキャリア304を入力、太陽歯車301を出力とする構成としている。このため、遊星歯車機構の増速比は、
(Za+Zc)/Za=(18+54)/18=4
となる。
この結果、第4アーム119によるリンクプレート118の回動角度が4倍に増大されて、エンドエフェクタ104が回動する。したがって、エンドエフェクタ104がどの位置にあっても、第4アーム119がエンドエフェクタ104に干渉することなく、エンドエフェクタ104の1回転以上の回動動作を得ることが可能である。しかも、エンドエフェクタ104の回転量及び回転速度は、第4モータ113の回転駆動量及び駆動速度に常に比例するので、精確な回転制御が可能である。
なお、上述のように、内歯車302を固定、キャリア304を入力、太陽歯車301を出力とすることで、最も高い増速比を得られる利点がある。但し、部品の配置や構成上の都合により、キャリア304を固定、内歯車302を入力、太陽歯車301を出力とする構成としてもよい。この場合の遊星歯車機構の増速比は、
−Zc/Za=−54/18=−3
となり、第4アーム119によるリンクプレート118の回動角度が3倍に増大されて、エンドエフェクタ104が回動する。但し、入力に対する出力の回転方向は反転する。
また、太陽歯車301を固定、キャリア304を入力、内歯車302を出力とする構成としても良い。この場合の遊星歯車機構の増速比は、
(Za+Zc)/Zc=(18+54)/54=1.33・・・
となり、第4アーム119によるリンクプレート118の回動角度が約1.3倍に増大されて、エンドエフェクタ104が回動する。この場合、増速比が小さいため、エンドエフェクタ104の回動角度を少し増速させたいような構成に用いることが好ましい。
なお、上述の説明では、第4アーム119を第2アーム110と常に平行となるように設けたが、第1アーム109と常に平行となるように設けても良い。その場合には、第4モータ113の回転軸は、第1モータ107の回転軸と同軸の位置に配置し、同様のプーリとタイミングベルトによる回転伝達機構を採用することが可能である。
また、上述の説明では、エンドエフェクタ104を支持する第1軸105の軸周りの回転角度を制御する構成としたが、第1軸105と所定の角度を成す第2軸106の軸周りの回転角度を制御する構成としても良い。その場合には、第4アーム119を第3アーム112と常に平行となるように設け、第4モータ113の回転軸は、第3モータ111の回転軸と同軸の位置に配置し、同様のプーリとタイミングベルトによる回転伝達機構を採用することが可能である。
更に、上述の説明では、第4モータ113の駆動を回動部103aに伝達する伝達部材を第4アーム119としたが、伝達部材の構成は、これに限らない。例えば、第4モータ113の回転軸上に固定された回転部材と回動部103aとをワイヤにより接続して、回転を伝達するようにしても良い。
[ステッピングモータ]
また、本実施形態の場合、上述の第1モータ107(第1アクチュエータ)、第2モータ108(第2アクチュエータ)、第3モータ111(第3アクチュエータ)、第4モータ113(第4アクチュエータ)をステッピングモータとしている。即ち、出力部材103を駆動する全てのアクチュエータを、ステッピングモータとしている。本実施形態のステッピングモータは、回転子が永久磁石により構成され、固定子が巻線により構成される。そして、巻線に所定のパルスで電流を印加することで、回転子を回転させる。
このような本実施形態のステッピングモータについて、図9及び図10を用いて説明する。図9において、11は、パラレルリンクロボットの出力部材103を駆動するためのステッピングモータであり、第1モータ107、第2モータ108、第3モータ111、第4モータ113に相当する。12は、ステッピングモータ11に動作指令を出力する制御装置であり、モータドライバ13を介してステッピングモータ11に接続される。モータドライバ13は、ステッピングモータ11を駆動するためのパワートランジスタ15と、制御装置12からの指令を受けて所定のタイミングでパルス信号を出力する信号出力ポート14とから構成されている。
ステッピングモータ11は、制御装置12からの指令に応じて図10に示すパルス信号p1〜p4が信号出力ポート14から出力されると、パルス信号p1〜p4を受けたパワートランジスタ15により、ステップ角を単位として回転駆動される。このように駆動されるステッピングモータ11は、回転量下降時にハンチングせず、停止時に高保持トルクで位置を保つことができる。
図1及び図2を参照しつつ、より具体的に説明する。パラレルリンクロボット100は、出力部材103を並進運動させるために、第1モータ107、第2モータ108、第3モータ111の回転量を協調させて制御すればよく、第4モータ113の回転量は出力部材103の位置の決定に作用しない。即ち、第1、第2、第3モータ107、108、111が位置決定のためのアクチュエータ、第4モータ113が姿勢変更のためのアクチュエータであり、出力部材の並進運動と回転運動は互いに干渉しない。
例えば、出力部材103の位置を現在位置Xnから目標位置Xn+1に移動させる作業の場合、第1、第2、第3モータ107、108、111を必要量駆動させると、第1、第2、第3アーム109、110、112は協調して出力部材103の位置を移動させる。出力部材103の位置が目標位置Xn+1に到達すると同時に第1、第2、第3モータ107、108、111の駆動量は0とならなければ作業は遂行できない。したがって、第1モータ107、第2モータ108、第3モータ111をステッピングモータとすることで、回転量下降時にハンチングせず、第1、第2、第3モータ107、108、111の駆動量に影響を受けずに、出力部材の位置を要求に即して静定させることができる。よってパラレルリンクロボットにおいて出力部材の位置を保持しつつ姿勢を変える微小な動作を含む、精密な作業の信頼性を高める効果がある。
また、パラレルリンクロボット100は、出力部材103を回転運動させるために、第4モータ113の回転量を制御すればよく、第1モータ107、第2モータ108、第3モータ111の回転量は出力部材103の姿勢の変更に作用しない。例えば、出力部材103の姿勢を現在姿勢Rnから目標姿勢Rn+1に変更する作業の場合、第4モータ113を必要量駆動させると、第4アーム119は出力部材103の姿勢を変更する。出力部材103の姿勢が目標姿勢Rn+1に到達すると同時に第4モータ113の駆動量は0とならなければ作業は遂行できない。したがって、第4モータ113をステッピングモータとすることで、回転量下降時にハンチングせず、第4モータ113の駆動量に影響を受けずに、出力部材103の姿勢を要求に即して静定させることができる。よってパラレルリンクロボットにおいて出力部材の姿勢を保持しつつ位置を移動させる微小な動作を含む、精密な作業の信頼性を高める効果がある。
このように、本実施形態の場合、出力部材103を駆動する第1モータ107、第2モータ108、第3モータ111、第4モータ113をステッピングモータとしている。ステッピングモータは、回転量下降時にハンチングせず、停止時に高保持トルクで位置を保つことができる。このため、モータの駆動量に影響を受けずに、出力部材103の位置や姿勢を要求に即して静定させることができ、位置を保持しつつ姿勢を変える微小な動作及び姿勢を保持しつつ位置を移動させる微小な動作を含む、精密な作業の信頼性を高めたパラレルリンクロボットを提供することができる。
なお、上述の説明では、パラレルリンクロボットの制御系は、オープンループ制御として説明したが、セミクローズド又はクローズドループ制御として、更に適宜組み合わせて実現してもよい。また、パルス信号は2相励磁方式に限定されない。また、上述の説明では、姿勢変更のためのアクチュエータは第4アクチュエータのみであるが、より多数のアクチュエータを第4アクチュエータと並列に備え、出力部材に更に複雑な姿勢変更を遂行させても良い。
本実施形態の場合、出力部材103を鉛直方向に移動させる第3モータ111を、回転子が永久磁石により構成されるステッピングモータとしている。このため、第3モータ111への通電が遮断されても、コギングにより出力部材103の落下を抑制できる。即ち、第3モータ111への通電が遮断された場合でも、回転子を構成する永久磁石と固定子との間に作用する磁力によりコギングが発生して、少なくとも出力部材103が落下する速度を遅くできる、或いは、落下を防止できる。この結果、電磁ブレーキを設けることなく、出力部材103が急激に落下することを防止でき、出力部材103に保持されたワークなどがステージなどに衝突して破損することを防止できる。本実施形態では、このように電磁ブレーキを設ける必要がなく、また、安価なステッピングモータを使用しているため、パラレルリンクロボットの低コスト化を図れる。
なお、本実施形態の場合、出力部材103を駆動する全てのモータをステッピングモータとしているが、通電が遮断された場合の出力部材103の落下を抑制するためには、少なくとも第3モータ111がステッピングモータであれば良い。また、各モータの配置等を変更し、複数のモータにより出力部材を鉛直方向に移動させる場合には、これら複数のモータをステッピングモータとする。要は、駆動を停止することで出力部材の鉛直方向の移動を支えられるモータをステッピングモータとする。
このように構成される本実施形態の場合、上述したように、出力部材103の移動位置に拘らず、出力部材103の姿勢と向きを一定に保つことができる。例えば、上述の特許文献1に記載された構造の場合、マニピュレータが出力軸周りの回転に対して拘束されていないため、マニピュレータに取り付けられるエンドエフェクタの向きが移動位置によって変わってしまう。即ち、3本のアームが3自由度を有するジョイント装置でマニピュレータに連結されるため、マニピュレータの回転は拘束されない。このため、3本のアームを用いてマニピュレータを移動させた場合に、移動の前後でマニピュレータの回転角度(向き)が変わってしまう。このように移動位置によってマニピュレータの向きが変わってしまうと、ロボットの作業として、ワークの搬送や位置決めを行い難い。これに対して本実施形態では、上述のように構成することで、出力部材103の移動位置に拘らず、出力部材103の姿勢と向きを一定に保つことができる。そして、上述の構成で出力部材103の位置決め制御を行うことで、出力部材103に装着されたエンドエフェクタ104の姿勢(傾き)と向きを保持したまま、エンドエフェクタ104を移動させることができる。
また、出力部材103の姿勢と向きが第1アーム109及び第3アーム110により保持されるため、第2アーム110は、少なくとも1本の第2リンク110aを備えていれば良く、本実施形態では、第2アーム110を1本の第2リンク110aにより構成しているため、装置の小型化及び低コスト化を図れる。
更に、本実施形態の場合、出力部材103に回動部103aを設け、回動部103aを回動させることで、エンドエフェクタ104の回転を制御するようにしている。このため、第3アーム112が接続される第1軸105を回転させる必要がなく、第3アーム112と第1軸105との接続部を簡単な構成にできる。この結果、出力部材103の可動範囲が大きく制限されることなく、簡単な構成でエンドエフェクタ104の向きの変更を行うことができ、装置の低コストも図れる。
例えば、前述した特許文献1には、3本のアームのうちの1本のアームを構成するリンクを、ユニバーサル/カルダンジョイントによりマニピュレータに連結した構造も記載されている。このように1本のアームを構成するリンクを、ユニバーサル/カルダンジョイントによりマニピュレータに連結した構造の場合、このアームを軸回転させることにより、マニピュレータ及びこれに装着するエンドエフェクタの回転を制御できる。
但し、このようにアームをユニバーサル/カルダンジョイントによりマニピュレータに連結した場合、マニピュレータの回転を制御するために、このユニバーサル/カルダンジョイントを介して行うことになる。このため、このアームの駆動機構が非常に複雑となりコストアップの要因となる。また、ユニバーサル/カルダンジョイントは、作動角度の制限が存在するので、マニピュレータの制御可能な位置範囲(可動範囲)が大きく制限されてしまう。
これに対して本実施形態の場合、第3アーム112と出力部材103の第1軸105との接続部に、ユニバーサル/カルダンジョイントを使用することなく、エンドエフェクタ104の回転を制御している。このため、簡単な構成で出力部材103の回動部103aの回転制御を行え、エンドエフェクタの向きの変更を行うことが可能である。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図11ないし図16を用いて説明する。なお、上述の第1の実施形態との相違は、第1アーム109の2本の第1リンク109aを出力部材103の第1軸105と平行に配設された第3軸(第3軸部)400に連結した点と、第2アーム110を2本の第2リンク110aとした点である。このため、第1の実施形態と共通する構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第1軸105には、図11及び図12に示すように、連結部材401がノックピン等で固定され、更に連結部材401には、第1軸上から外れ、且つ、第1軸105と平行な第3軸400がノックピンなどで固定されている。これにより、第1軸105と第3軸400は、所定の間隔(オフセット)を置いて常に平行が保たれている。
第1アーム109は、平行リンク機構を形成する2本の第1リンク109aからなり、一端は第3軸400に2自由度のジョイント部109bで接続され、他端は第1リンク軸107bに2自由度のジョイント部109cで接続されている。
第2アーム110は、平行リンク機構を形成する同じ長さの2本の第2リンク110aからなり、一端は第1軸105に2自由度のジョイント部110bで接続され、他端は第2リンク軸108bに2自由度のジョイント部110cで接続されている。なお、このような第2アーム110についても、ジョイント部110b、110cを3自由度としても良い。この場合には、前述の図3(b)に示したように、平行リンク機構のねじれを防止するために、リンクの軸周りの回転を規制する規制部材としてのブリッジ部材201、202を配置する。
第1アーム109と第2アーム110の平行リンクにより、エンドエフェクタ104を支持する第1軸105は、第1リンク軸107b及び第2リンク軸108bと常に平行が保たれる。これにより、第1回転アーム107a及び第2回転アーム108aがそれぞれどの位置に回動しても、エンドエフェクタ104の姿勢(傾き)が一定(略鉛直)に保たれる。本実施形態の場合、上述の第1の実施形態の構成と比較して、より安定して姿勢(傾き)を一定(略鉛直)に保つことが可能である。
第1アーム109及び第2アーム110の形成する2つの平行リンク機構と、第3アーム112の形成する平行リンク機構とによって、出力部に装着されるエンドエフェクタ104は一定の姿勢(傾き)と向きの両方を保つように支持される。
また、本実施形態の場合、上述の第1の実施形態と比較して、第1モータ107のベース部材100Aに対する固定位置を、第1軸105と第3軸400との軸間距離(オフセット値)と同じ方向に同じ距離にオフセットさせている。このように第1モータ107の位置をオフセットすることによって、第1回転アーム107a及び第1アーム109の長さや第1モータ107の回転制御量を変えることなく、上述の第1の実施形態の構成と同じ条件でエンドエフェクタ104の移動制御を行うことができる。
また、エンドエフェクタ104の装着中心軸である第1軸105の軸周りの回転角度制御機構に関しても、図13及び図14に示すように、第1の実施形態と同様である。本実施形態においても、第4アーム119を第2アーム110と常に平行となるように設けられており、第1の実施形態と同様にエンドエフェクタ104の回転量は第4モータ113の駆動量によって一意的に定まり、第1乃至第3モータの駆動量に影響を受けることはない。更に、本実施形態の場合も、図15及び図16に示すように、第1の実施形態と同様の増速回転機構300を設けている。
このように構成される本実施形態の場合、第1アーム109の出力部材103に接続する位置を、第2アーム110が接続される第1軸105に対してオフセットしているため、第1軸105の長さを短くできる。即ち、第1の実施形態のように、第1アーム109及び第2アーム110を第1軸105に接続する必要がないため、第1軸105をその分短くできる。この結果、出力部材103のコンパクト化を図れる。
なお、本実施形態の場合も、第1の実施形態と同様に、第2アーム110を1本の第1リンク110aにより構成しても良い。また、第1アーム109を出力部材103に対してオフセットする構成として、上述の第3軸400を設ける以外に、例えば、第1軸105に突起部を設け、その突起部に第1アーム109を接続するようにしても良い。この場合、第1アーム109は、第1軸105と平行な、上述の第3軸400に相当する仮想軸上で突起部に接続する。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様である。
<他の実施形態>
なお、上述の説明では、第1、第2、第3、第4アクチュエータは、それぞれ電動の回転型アクチュエータ(モータ)としたが、例えば直線方向に駆動力を変換する機構を追加し、リニア(直動)アクチュエータとしても良い。
100 パラレルリンクロボット
103 出力部材(マニピュレータ)
104 エンドエフェクタ
105 第1軸
106 第2軸
107 第1モータ(第1アクチュエータ)
107a 第1回転アーム(駆動部)
107b 第1リンク軸
108 第2モータ(第2アクチュエータ)
108a 第2回転アーム(駆動部)
108b 第2リンク軸
109 第1アーム
109a 第1リンク
109b、109c ジョイント部
110 第2アーム
110a 第2リンク
110b、110c ジョイント部
111 第3モータ(第3アクチュエータ)
111a 第3回転アーム(駆動部)
111b 第3リンク軸
112 第3アーム
112a 第3リンク
112b、112c ジョイント部
113 第4モータ(第4アクチュエータ)
114、115 プーリ
116 タイミングベルト
117 リンクプレート(駆動回転部)
118 リンクプレート(駆動部)
119 第4アーム(伝達部材)
119a 第4リンク
119b、119c ジョイント部
300 増速回転機構(増速手段)
400 第3軸

Claims (10)

  1. 第1軸を有する出力部材と、
    固定部材に支持された第1アクチュエータ、第2アクチュエータ及び第3アクチュエータと、
    前記出力部材と前記第1アクチュエータとの間、及び、前記出力部材と前記第2アクチュエータとの間にそれぞれ配設され、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの駆動により前記出力部材を前記第1軸に交差する方向に移動させる第1アーム及び第2アームと、
    前記出力部材と前記第3アクチュエータとの間に設けられ、前記第3アクチュエータの駆動により前記出力部材を前記第1軸と略平行な方向に移動させる第3アームと、を備え、
    前記第1アクチュエータ、前記第2アクチュエータ及び前記第3アクチュエータの駆動により、所定の空間内で前記出力部材を位置決め可能であり、
    前記第1アームは、前記第1軸と平行な方向に離間して互いに平行に配設される複数の第1リンクからなり、一端が前記出力部材に対して、前記第1軸又は前記第1軸に平行な軸を中心とする回動、及び、前記第1軸又は前記第1軸に平行な軸と前記第1アームの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続され、他端が、前記第1アクチュエータの駆動部に傾動不能に、且つ、前記第1軸と平行に設けられた第1リンク軸に接続されることで平行リンク機構を構成し、
    前記第2アームは、少なくとも1本の第2リンクからなり、一端が前記出力部材に対して、前記第1軸を中心とする回動、及び、前記第1軸と前記第2アームの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続され、
    前記第3アームは、前記第1軸と交差する第2軸と平行な方向に離間して互いに平行に配設される複数の第3リンクからなり、一端が前記出力部材に対して、前記第2軸を中心とする回動、及び、前記第2軸と前記第3アームの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続され、他端が、前記第3アクチュエータの駆動部に傾動不能に、且つ、前記第2軸と平行に設けられた第3リンク軸に接続されることで平行リンク機構を構成する、
    ことを特徴とするパラレルリンクロボット。
  2. 前記第1軸と前記第2軸とが直交する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のパラレルリンクロボット。
  3. 前記第1アームは、前記出力部材に設けられ、前記第1軸上から外れ、且つ、前記第1軸と平行な第3軸に接続される、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のパラレルリンクロボット。
  4. 前記出力部材に設けられ、前記第1軸又は前記第2軸を回転軸とする回動部と、
    前記固定部材に支持された第4アクチュエータと、
    前記回動部と前記第4アクチュエータとの間に設けられ、前記第4アクチュエータの駆動により前記回動部を回動させる伝達部材と、を有する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載のパラレルリンクロボット。
  5. 前記回動部の回転軸上に配置され、前記伝達部材の駆動を増速して前記回動部に伝達する増速手段を有する、
    ことを特徴とする、請求項4に記載のパラレルリンクロボット。
  6. 前記回動部は、前記第1軸を回転軸とし、
    前記伝達部材は、前記回動部と前記第4アクチュエータとの間に配設された第4アームであり、
    前記第4アームは、前記第2リンクと平行に配設される少なくとも1本の第4リンクからなり、一端が前記回動部に対して、少なくとも、前記第1軸と平行な軸を中心とする回動、及び、前記第1軸に平行な軸と前記第4アームの配設方向とに直交する軸を中心とする回動が可能な2自由度を有する状態で接続され、前記出力部材の位置及び前記回動部の回動状態に拘らず、前記第2アームとの平行状態が維持されるように配置される、
    ことを特徴とする、請求項4又は5に記載のパラレルリンクロボット。
  7. 前記第2アクチュエータ及び前記第4アクチュエータは、前記第1軸と平行な回転軸を有する回転型アクチュエータであり、
    前記第2アームは、前記第2リンクの他端が、前記第1軸と平行で、前記第2アクチュエータの駆動部に傾動不能に設けられた第2リンク軸に接続され、
    前記第4アームは、前記第4リンクの他端が、第4アクチュエータの駆動により前記第2リンク軸を中心として回動する駆動回動部の、前記第2リンク軸上から外れた位置で接続され、
    前記第2リンクと前記第4リンクとの長さが同じで、且つ、前記第4リンクの一端が接続される前記回動部側の位置と前記第1軸との距離と、前記第4リンクの他端が接続される前記駆動回動部側の位置と前記第2リンク軸との距離とが同じである、
    ことを特徴とする、請求項6に記載のパラレルリンクロボット。
  8. 軸方向を鉛直方向とした第1軸を有する出力部材と、前記出力部材の姿勢を複数のアームによって保持する保持手段とを備え、
    前記保持手段は、前記出力部材の前記第1軸をその両側から保持する第1アーム及び第2アームと、前記出力部材を鉛直方向上方側から保持する第3アームとを有し、
    前記第1アーム及び前記第3アームは、平行リンク機構から形成され、前記第2アームは、前記第1軸に対する前記第1アームの一対の接続部分の間に対応して接続される少なくとも1本のリンクから形成されたことを特徴とするパラレルリンク構造体。
  9. 軸方向を鉛直方向とした第1軸の鉛直方向上端が軸方向を水平方向とした第2軸の水平方向中央部に結合されてなる出力部材と、前記出力部材の姿勢を複数のアームによって保持する保持手段とを備え、
    前記保持手段は、前記出力部材の前記第1軸をその両側から保持する第1アーム及び第2アームと、前記出力部材を鉛直方向上方側から保持する第3アームとを有し、
    前記第1アーム及び前記第3アームは、平行リンク機構から形成され、前記第2アームは、前記第1軸と前記第1アームとの一対の接続部分の間に対応して接続される少なくとも1本のリンクから形成されたことを特徴とするパラレルリンク構造体。
  10. 軸方向を鉛直方向とした第1軸の鉛直方向上端が軸方向を水平方向とした第2軸の水平方向中央部に結合されてなる出力部材と、前記出力部材の姿勢を複数のアームによって保持する保持手段とを備え、
    前記保持手段は、前記出力部材の前記第1軸をその両側から保持する第1アーム及び第2アームと、前記出力部材を鉛直方向上方側から保持する第3アームとを有し、
    前記第1アーム及び前記第3アームは、平行リンク機構から形成され、前記第2アームは、前記第1軸に対する前記第1アームの一対の接続部分の間に対応して接続される少なくとも1本のリンクから形成され、
    前記第3アームは、前記第2軸の前記第1軸が接合された部分から水平方向の対称位置で前記平行リンク機構を構成する一対のリンクが接続されて前記出力部材を鉛直方向上方側から保持したことを特徴とするパラレルリンク構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102015220413A1 (de) * 2015-10-20 2017-04-20 Krones Aktiengesellschaft Parallelkinematik-Roboter und Verfahren zu dessen Handhabung

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