JP2014064260A - アンテナ及び携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末の小型化とともに、装備されるアンテナには、収納時に可能な限り小さくなることが求められている。そこで、本発明は、収納時の大きさを小さくすることにより伸長時の長さがさらに大きくなるアンテナ及びそのアンテナを備える携帯端末を提供する
【解決手段】本発明の一実施形態として、2つ以上のエレメントと、ヒンジ部と、ベースとを有するアンテナが提供される。ここに、2つ以上のエレメントは、隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納可能となっている。ヒンジ部は、2以上のエレメントの端部のエレメントに接続するヒンジを先端に有する。ベースは、ヒンジ部の先端のヒンジを内部に収容可能となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、アンテナ及びそのアンテナを備える携帯端末に関する。特に、ヒンジ部をベースに収納することにより、伸長時の長さを大きくし、収納時の長さを小さくするアンテナ及びそのアンテナを備える携帯端末に関する。
従来、携帯電話に代表される携帯端末には、伸縮可能なアンテナが、装着されていた。その後の技術の進歩により、携帯電話に用いられる周波数帯のアンテナは携帯端末の筐体内部に装着されることが多くなってきた。
一方、地上デジタルテレビ放送の開始とともに、携帯端末向けのワンセグ放送が開始された(例えば、特許文献1参照。)。地上デジタルテレビ放送に用いられる周波数は、携帯電話に用いられる周波数とは異なるため、再び携帯電話には、伸縮可能なアンテナが、装着されるようになってきた。
特開2009−272863号公報
携帯端末の小型化とともに、装備されるアンテナには、収納時に可能な限り小さくなることが求められている。そこで、本発明は、収納時の大きさを小さくすることにより伸長時の長さがさらに大きくなるアンテナ及びそのアンテナを備える携帯端末を提供することを目的の一つとする。
本発明の一実施形態として、2つ以上のエレメントと、ヒンジ部と、ベースとを有するアンテナが提供される。ここに、2つ以上のエレメントは、隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納可能となっている。ヒンジ部は、2以上のエレメントの端部のエレメントに接続するヒンジを先端に有する。ベースは、ヒンジ部の先端のヒンジを内部に収容可能となっている。
また、本発明の一実施形態として、隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納可能な2以上のエレメントと、2以上のエレメントの端部のエレメントに接続するヒンジを先端に有するヒンジ部と、ヒンジ部の先端のヒンジを内部に収容可能なベースと、2以上のエレメント、ヒンジ部およびベースが内部を移動可能な筒状のホルダを有するアンテナが、ホルダを筐体に固定することにより、装着され、前記アンテナの伸長時にベースがホルダから抜け出るのを防止する係止手段を有していることを特徴とする携帯端末が提供される。
本発明によれば、収納時の大きさを小さくするととともに、伸長時の長さをより大きくすることができるアンテナ及びそのアンテナを備える携帯端末が提供される。
本発明の一実施形態に係るアンテナを備える携帯端末の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナを備える携帯端末の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナの構成及び収納を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナに用いることができるスプリングの一例図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナにおいてスプリングを用いないで係止を実現する形態の一例図である。 本発明の一実施例と比較例とを示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明を行う。なお、本発明は、以下の説明に限定されることはなく、種々に変形を加えて実施することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナを備える携帯端末の斜視図である。携帯端末1の上面2にアンテナが装備される孔3が設けられている。アンテナは、ベース11、ヒンジ部12、第1エレメント13、第2エレメント14及び先端部100を有している。また、アンテナは、携帯端末1の筐体に固定されたホルダ15を介してアンテナが装着される。
ベース11、ヒンジ部12、第1エレメント13及び第2エレメント14は、金属などの導電体により構成され、携帯端末1内のRF回路に接続される。このために、アンテナを、ホルダ15を介してRF回路に接続することができる。
ホルダ15は筒状の形状を有しており、その内側をベース11が軸方向に摺動して移動可能となっている。また、ベース11も筒状の形状を有しており、その内側をヒンジ部12が摺動して移動可能となっている。また、ヒンジ部12の先端である第1エレメント13を屈曲可能に接続するヒンジをベース11の内側に収納することができるようになっている。また、ベース11は、ヒンジ部12の全体を収納可能としていてもよい。
上述のように、ヒンジ部12の先端には、第1エレメント13を屈曲可能に接続するヒンジが配置される。ヒンジの構造としては任意の構造を用いることができる。ただし、ヒンジをベース11の内側に収納することができる形状をヒンジが有している必要がある。このため、ヒンジの外径がベース11の上部の開口の径より小さくなっている必要がある。図1においては、ヒンジは、ヒンジ部12の先端に2つの挟持片が配置され、挟持片の間に第1エレメント13の下端の回転部材片が差し込まれ、挟持片と回転部材片とを貫通する連結ピンが挿通されて構成されている。これにより挟持片により挟まれる平面内を第1エレメント13が連結ピンを中心に回転することができる。また、ヒンジ部12及び/又はベース11は、その軸を回転軸として回転可能となっている。以上により、第1エレメント13を上面2の上方において所望の方向に向けることが可能となっている。
第1エレメント13と第2エレメント14との少なくともいずれか一方は筒状の形状を有しており、他方を内部に摺動させて収納することが可能となっている。図1においては、少なくとも第2エレメント14が筒状の形状を有し、第1エレメント13を内部に収納することが可能となっている。第1エレメント13も筒状の形状を有することもできるが、アンテナに加わる外力による恒常的な変形を回避するために、第1エレメント13は超弾性を有するNT合金などにより形成された芯線の形状となっていてもよい。
なお、図1においては、アンテナは、第1エレメント13と第2エレメント14との2つのエレメントから構成されて示されているが、アンテナは、3つ以上のエレメントから構成されていてもよい。また、第1エレメント13が第2エレメント14を収納する形態であってもよい。
先端部100は、上面2と同じ材料で形成されているのが好ましく、上面2から孔3を構成するために切り取られた部分の形状を有しているのが好ましい。これにより、アンテナを収納した場合に、上面2が滑らかな面となるようにすることができる。
アンテナを収納する際には、図1においては、第1エレメント13が第2エレメント14の内部に収納され、また、ヒンジ部12がベース11内部に収納される。そして、第1エレメント13を収納した第2エレメント14とヒンジ部12を収納したベース11がホルダ15の内側を摺動して携帯端末1内部に収納される。この結果、携帯端末1の外観は、図2に示す態様となる。
本実施形態においては、第1エレメント13が第2エレメント14に収納され、ヒンジ部12がベース11に収納されるので、アンテナが携帯端末1内に収納される際の長さを小さくできる。これに加えて、ヒンジ部12がベース11に収納されることによりヒンジ部12とベース11の長さが小さくなった分を第2エレメント14の長さに加えることができる。また、第2エレメント14に第1エレメント13が収納されるので、第1エレメント13にも、ヒンジ部12とベース11の長さが小さくなる分を加えることができる。したがって、アンテナの伸長時の長さ(軸方向の長さ)を、ヒンジ部12とベース11の長さが小さくなった分の2倍だけ長くすることが可能である。図1では、アンテナは、第1エレメント13と第2エレメント14との2段の構成であるが、より多くの段数とすることにより、アンテナの伸長時の長さを、ヒンジ部12とベース11の長さが小さくなる分の段数倍の値大きくすることが可能となる。
図3は、アンテナのホルダ15、ベース11、ヒンジ部、第1エレメント13及び第2エレメント14の構成及び伸縮を説明する図である。
図3(a)は、本実施形態に係るアンテナを最大限に伸長させた状態を示す。図3(a)は、図1の状態に対応している。アンテナは、上述したように、ベース11、ヒンジ部12、第1エレメント13及び第2エレメント14を有する。また、アンテナは、ホルダ15を有する。なお、図3においては、図1及び図2に示した先端部100は省略してある。
ホルダ15は、上述したように携帯端末の筐体に固定される。ホルダ15は筒状の形状を有しており、その内部をベース11が軸方向に摺動して、ホルダの開口152の方向に移動可能となっている。また、ホルダ15からベース11が開口152の反対側の開口から抜け出ないようにするために、係止手段が備わっている。図3(a)において、係止手段は、ベース11の底面114の周囲にフランジ113が形成され、また、開口152の反対側の開口に突出部151が形成されそのフランジ113より径が小さくなることにより形成されている。なお、係止手段はこのような構成に限定されることはなく、例えば、ホルダ15の内部の径が開口152からその反対側の開口に向かうにしたがって小さくなり、また、ベース11の外形も、底面114から開口115に向かうにしたがって小さくなっていてもよい。
また、突出部151とフランジ113との間の空間153には、ベース11の外面とホルダ15の内面とに摩擦力を生じさせる手段が備えられているのが好ましい。これにより、アンテナが伸長した状態を保持することができる。この摩擦力を生じさせる手段としては、例えば、図4に示すスプリング(弾性体)を用いることができる。図4において、スプリングは、開口部401、402を有し、スプリングの外側へ若干湾曲している板バネ403、404および405により、開口部401、402が接続されている。例えば、開口部402からベース11を開口115側から挿入し、スプリングをフランジ113へ向けて移動させ、さらにホルダ15の開口152からベース11を挿入し、スプリングを空間153に配置する。板バネ403、404、405がスプリングの外側へ若干湾曲しているので、ホルダ15の内側と接触させることができ、摩擦力を発生させることができる。
上述したように、ベース11は筒状の形状を有しており、その内側をヒンジ部12が摺動して移動可能となっている。また、ベース11は、ヒンジ部12の先端である第1エレメント13を屈曲可能に接続するヒンジをベース11の内部に収納することができるようになっている。また、ベース11は、ヒンジ部12の全体を収納可能としていてもよい。
また、ヒンジ部12がベース11の開口115から抜け出ないようにするための第2の係止手段が備わっている。図3(a)において、第2の係止手段は、上述の係止手段と同様に、ヒンジ部12にフランジ121が形成され、ベース11の開口115に突出部111が形成されることにより構成することなどができる。フランジ121と突出部111との間の空間112には、図4に示すようなスプリングなどを配置することにより、摩擦力を発生させ、アンテナの伸長時にヒンジ部12をベース11に対して固定することができる。
ヒンジ部の先端に形成されるヒンジは、挟持片122とそれに対向する挟持片とにより第1エレメント13の回転部材片を挟み、連結ピンが挿通される。
図3(a)において、第2エレメント14の内部に第1エレメント13が収納可能となっている。ただし、ヒンジ部12がベース11に収納することができるので、第1エレメント13の回転部材片131を収納しなくてもよい。また、第1エレメント13が第2エレメント14から抜け出ないようにするための第3の係止手段が備わっている。第3の係止手段は、上述の係止手段と同様に、第1エレメント13の先端にフランジ132が形成され、第2エレメント14の開口に突出部141が形成されることにより構成することなどができる。フランジ132と突出部141との間の空間142には、図4に示すようなスプリングなどを配置することにより、摩擦力を発生させ、アンテナの伸長時に第2エレメント14を第1エレメント13に対して固定することができる。
図3(b)は、ヒンジ部12をベース11の内部に収納することにより、アンテナの長さを小さくした状態を示す。図3(a)において、ヒンジ部12がベース11より出ている部分の軸方向の長さをL1とすると、図3(b)におけるアンテナの長さは、図3(a)における長さよりもL1だけ小さくなる。なお、ベース11は、第1エレメント13の先端の部分を収納してもよい。この場合は、図3(b)におけるアンテナの長さは、さらに短くなる。また、ベース11が第1エレメント13の一部を収納することにより、アンテナの軸と垂直の方向に力が加わった場合などにおいて、第1エレメント13の先端の部分の破損を防止することができる。
図3(c)は、第1エレメント13を第2エレメント14の内部に収納することにより、アンテナの長さをさらに小さくした状態を示す。図3(a)において、第1エレメント13が第2エレメント14より出ている部分、言い換えると、図3(b)において第1エレメント13がベース11より出ている部分の軸方向の長さをL2とすると、図3(c)におけるアンテナの長さは、図3(b)における長さよりもL2だけ小さくなる。
図3(d)は、図3(c)の状態を維持したまま、ベース11をホルダ15の反対側の開口部152に移動させた状態を示す。ここで、第1エレメント13及び第2エレメント14の最大外径がホルダ15の開口152と反対側の開口の径よりも小さければ、第1エレメント13を収納した第2エレメント14の先端143をホルダ15の開口152と反対側の開口に移動させることができる。この状態を図3(e)に示す。この状態は、図2に対応する。
ここで、第2エレメント14の軸方向の長さをL0とし、ベース11の軸方向の長さをBとすると、アンテナを伸長した状態でのアンテナの軸方向の長さ(ここでは、ベース11の開口114から第2エレメント14の先端143までの長さとする)は、図3(a)より、
L0+L2+L1+B (1)
となる。一方、図3(e)を参照すると、アンテナの長さを小さくし、携帯端末1の内部に収納されているときのアンテナの軸方向の長さ(ベース11の開口114から第2エレメント14の先端143までの長さ)は、
L0+B (2)
となる。
一方、本実施形態のアンテナと異なり、ヒンジ部12がベース内部に収納できないアンテナ(「比較形態のアンテナ」という)を考えると、このようなアンテナの長さを小さくし、携帯端末1の内部に収納されているときの軸方向の長さの最小値は、
L0+L1+B (3)
となる。
一般に、アンテナの長さを短くし、携帯端末1の内部に収納されるときのアンテナの軸方向の長さは、携帯端末1の仕様により決定されるので、定数と考えることができる。そうすると、式(2)と式(3)とを較べると、本実施形態のアンテナは、比較形態のアンテナよりも、第2エレメント14の長さL0は、L1の値を加算した値とすることができる。
また、第1エレメント13は、第2エレメント14の内部に収納可能であるので、第1エレメント13の長さL2の最大値はL0とすることができる。このことより、本実施形態のアンテナは、比較形態のアンテナよりも、第1エレメント13の長さもL1だけ大きくすることが可能である。したがって、本実施形態のアンテナを伸長させたときの長さは、比較形態のアンテナを伸長させたときの長さよりも、2*L1大きくすることが可能となる。
これまで、第1エレメント13と第2エレメント14との2つのエレメントを有するアンテナについて考えてきたが、3つ以上の多段アンテナについて考えると、本実施形態のアンテナを伸長させたときの長さは、比較形態のアンテナを伸長させたときの長さよりも、L1の段数倍大きくすることが可能となる。したがって、本実施形態のアンテナによれば、携帯端末1に収納したときの長さを小さくしつつ、伸長させたときの長さを大きくするという効果を有することとなる。
なお、図3においてアンテナを収納するために縮めるときの様子を示したが、アンテナを収納するときの縮み方は、図3に示す順序に限定されることはなく、例えば係止手段、第2の係止手段、第3の係止手段における摩擦の力の大きさを調整することにより、任意の順序に変更することができる。
また、第1エレメント13のヒンジ部12の側にフランジを配置することができる。図5は、そのような形態のアンテナを示す。第1エレメント13のヒンジ部12の側にフランジ16が設けられている。このフランジ16は、アンテナの長さを縮めたときに、第2エレメント14の符号143の反対側の開口と接することにより、アンテナの先端部を指などで押してスムーズにアンテナを収納するようにすることができる。また、第2エレメント14がヒンジを収納することを規制して防止し、さらにスムーズにアンテナを収納することができる。
なお、アンテナが収納される際には、第1エレメント13が第2エレメント14に収容されかつ、ヒンジ部12がベース11に収容された状態になってから、ベース11がホルダ15内部を移動して携帯端末1の筐体に収容されるのが好ましい。例えばもしヒンジ部12がベース11に収容されない状態でベース11がホルダ15内部を移動すると、ベース11の底面114が筐体内部の部品に衝突し、その部品を破損させてしまう可能性があるからである。
また、図5に示すように第1エレメント13のヒンジ部12側にフランジを配置する場合には、フランジもベース11に収納されることが好ましい。この理由は、ヒンジ部12の破損の可能性が大きくなる場合があるからである。すなわち、図5Aに示すように、フランジ16がベース11に収納されない場合において、ヒンジ部12がベース11に収納されているが、フランジ16がホルダ15の内部に収納されず、かつ、フランジ16がベース11と接しているときに、第2エレメント14(及びその内側に収納される第1エレメント13、エレメント13−1、エレメント13−2)に図5Aに示すように力Fが軸と垂直に加わると、フランジ16がベース11と接している箇所符号16−1が支点となり、第1エレメント13のヒンジ部12側のフランジ16に大きな力が加わり、破損が、特に符号16−2により示される箇所に、発生してしまう可能性がある。
なお、図5Aにおいて、エレメント13−1は、第1エレメントを収容可能なエレメントであり、エレメント13−2は、エレメント13−1を収容可能なエレメントであり、第2エレメント14に収納可能なエレメントである。
この問題を解決するためには、上述したようにフランジもベース11に収納される構成を採用することが考えられる。この構成の一例を図5Bに示す。図5Aと図5Bとを比較すると、図5Bにおいては、図5Aに示すよりもベース11の長さが大きくなり、ベース11がフランジ16を収納可能となっている。図5Bでは、ベース11の先端は、第2エレメント14と位置16−3で接することが可能となっている。また、第2エレメントに収納されているエレメント13、13−1、13−2の先端は、ベース11に収容されフランジ16と接している。図5Bに示す状態で第2エレメント14(及びその内側に収納される第1エレメント13、エレメント13−1、エレメント13−2)に力Fが軸と垂直に加わっても、支点が位置16−3となるので、第1エレメント13、エレメント13−1、エレメント13−2に力が分散され、第1エレメント13のヒンジ部12の側に大きな力が加わることが防止され、破損の発生を回避することができる。
なお、図5Bにおいては、第1エレメント13、エレメント13−1、エレメント13−2の先端がベース11に収納され、第2エレメント14の先端はベース11に収納されていないが、これに限定されることはなく、第2エレメント14、エレメント13−2の先端がベース11に収納されないようにして、任意の構成とすることができる。また、エレメントが4つ示されているが、4に限定されることはない。
アンテナが収納される際には、第1エレメント13が第2エレメント14に収容されかつ、ヒンジ部12がベース11に収容された状態になってから、ベース11がホルダ15内部を移動して携帯端末1の筐体に収容されるようにするには、特に、第2の係止手段(ヒンジ部12がベース11の開口115から抜け出ないようにするためのもの)による摩擦力を係止手段(ホルダ15からベース11が開口152の反対側の開口から抜け出ないようにするためのもの)による摩擦力よりも小さくするのが好ましい。しかしながら、このように第2係止手段の摩擦力を小さく設定すると、アンテナを伸長させた状態でヒンジにおいて第1エレメント13より先の向きを変えた場合、ヒンジ部12がベース11に対してベース11の軸を中心に相対的に回転してしまい、第1エレメント13より先の部分を固定することができなくなってしまう。
そこで、ヒンジ部12がベース11に対して軸を中心に相対的に回転しないように規制を行う手段(以下、「回転規制手段」という)が備わっていることが好ましい。例えば、ヒンジ部12を軸に対して垂直な面で切断した場合の切断面が円形ではない形状(例えば、楕円、小判形、多角形)になっており、それに対応して、ベース11を軸に対して垂直な平面で切断した場合に、その内部の切断面が円形ではない形状になっていてもよい。また、これらの切断面は楕円、小判形や正多角形のように回転対称である必要はなく、ベース11の側面に軸方向に伸びるスリットや溝が形成されており、そのスリットや溝にヒンジ部12に形成された突部が嵌合することにより、ヒンジ部12がベース11に対して軸を中心に相対的に回転しないようにしてもよい。
このように、回転規制手段がアンテナに備わっていることにより、筐体内部の部品の損傷を防ぎ、また、係止手段と第2の係止手段とによる摩擦力の調整が容易に行えるという効果が得られる。
また、図1に示すように、筐体1の上面2が曲面となっている場合には、アンテナの先端部100は、上面2の曲面にあわせられるため、先端部100の上面が斜めとなる。この結果、アンテナの伸長させた後にアンテナを収納するために、斜めになっている上面を押すと、力がアンテナの軸方向とずれてしまい、ヒンジによりアンテナが屈曲してしまう。このため、従来は、アンテナの収納がスムーズに行うことが難しくなってしまうという問題があった。
しかし、上記のように係止手段と第2の係止手段とによる摩擦力の調整を行い、収納の最初の段階でヒンジ部12のヒンジをベース11の内部に収納するようことが可能となり、ヒンジでのアンテナの屈曲を規制し、スムーズにアンテナを収納することができる。
なお、以上の説明において、係止手段、第2の係止手段及び第3の係止手段についてスプリングを用いる形態を主に説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、ベース11とヒンジ部12との断面図として図6に第2の係止手段の一形態として示すように、ベース11の先端の一部分61の内径が他の部分よりも小さく形成されていてもよい。言い換えると、前記一部分61が内部に絞りこまれるようになっていてもよい。これにより、内径が小さく形成されている部分がヒンジ部12に強くあたることにより、摩擦力が形成されていてもよい。これにより、スプリングの使用を省き、部品点数を低減させることができる。このような形態は、第2の係止手段の実現に限定されるものではなく、係止手段および第3の係止手段にも適用が可能である。ただし、上述したように、第2の係止手段による摩擦力を係止手段による摩擦力を小さくするのが好ましいので、第2の係止手段に適用するのが好適である。
本実施形態と比較形態との比較
図7は、本発明の本実施形態と比較形態とに係るアンテナの伸長時と収納時との寸法を示す。
図7(a)は、本実施形態に係るアンテナの伸長時と収納時との寸法を示す。図7(a)に示すアンテナにおいて、第1エレメント、第2エレメント、第3エレメント、第4エレメント及び第5エレメントの長さをそれぞれ27mm、23mm、24mm、24mm及び27mmとし、伸長時のアンテナの軸方向の最大の長さを120.5mmとし、収納時には、最小の長さが36mmとなるように設計を行った。
一方、図7(b)は、ヒンジ部がベースに収納されない上述の比較形態のアンテナの一例の伸長時と収納時との寸法を示す。図7(b)においては、収納時の長さが図7(a)における収納時の長さと同じ36mmとなるようにした。すると、各エレメントの長さは短くなるため伸長時の長さは、図7(a)よりも小さくなり、97mmとなることが示されている。
一方、図7(c)も、ヒンジ部がベースに収納されない上述の比較形態のアンテナの一例の伸長時と収納時との寸法を示す。図7(c)においては、伸長時の長さが図7(a)における伸長時の長さと同じ120.5mmとなるようにした。すると、収納時の長さが図7(a)よりも、大きくなり、40.7mmとなることが示されている。
11…ベース、12…ヒンジ部、13…第1エレメント、14…第2エレメント、15…ホルダ、111…突出部、112…空間、113…フランジ、114…底面、115…開口、121…フランジ、122…挟持片、131…回転部材片、132…フランジ、141…突出部、142…空間、143…先端、151…突出部、152…開口、153…空間

Claims (13)

  1. 隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納可能な2以上のエレメントと、
    前記2以上のエレメントの端部のエレメントに接続するヒンジを先端に有するヒンジ部と、
    前記ヒンジ部の前記先端の前記ヒンジを内部に収容可能なベースと、
    を有するアンテナ。
  2. 請求項1に記載のアンテナにおいて、前記2以上のエレメントが、隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納され、前記ヒンジ部の前記先端の前記ヒンジが前記ベースの内部に収容されたときにおける前記アンテナの前記ベースから露出する部分の最小の長さと、
    比較対象のアンテナであって、隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納可能な2以上のエレメントと、前記2以上のエレメントの端部のエレメントに接続するヒンジを先端に有するヒンジ部と、前記ヒンジ部の先端の前記ヒンジ部を内部に収容不可能な前記比較対象のアンテナにおいて、前記2以上のエレメントが隣接する2つのエレメントの一方が他方に収容されたときにおける前記第2のアンテナの前記ベースから露出している部分の最小の長さと、
    が同一であり、前記請求項1に記載のアンテナの前記2つ以上のエレメントの数と前記比較対象のアンテナの前記2つ以上のエレメントの数とが同じである場合、前記比較対象のアンテナを伸長させた最大限の長さは、前記請求項1に記載のアンテナを伸長させた最大限の長さより、前記請求項1に記載のアンテナの前記ベースから露出する前記ヒンジ部の長さの最大値に前記2つ以上のエレメントの数を乗じた値を減じた値となることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記ヒンジ部の全体が前記ベースの内部に収容可能な請求項1又は2に記載のアンテナ。
  4. 前記ヒンジ部が前記ベースの軸を中心に前記ベースに対して相対的に回転することを規制する回転規制手段を有する請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ。
  5. 前記ベースは、前記2以上のエレメントの端部のエレメントの一部を内部に収容可能とする請求項1から4のいずれかに記載のアンテナ。
  6. 前記ヒンジに接続される前記2以上のエレメントの端部のエレメントは、他のエレメントが前記ヒンジを内部に収容することを規制するフランジを有する請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ。
  7. 前記フランジが前記ベースの内部に収容可能な請求項6に記載のアンテナ。
  8. 前記2以上のエレメント、前記ヒンジ部および前記ベースが内部を移動可能な筒状のホルダを有し、
    前記アンテナの伸長時に前記ベースが前記ホルダから抜け出るのを防止する係止手段を有する請求項1から7のいずれかに記載のアンテナ。
  9. 前記係止手段は、前記アンテナの伸長時に前記ベースと前記ホルダの間に位置するバネを有する請求項6に記載のアンテナ。
  10. 隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納可能な2以上のエレメントと、前記2以上のエレメントの端部のエレメントに接続するヒンジを先端に有するヒンジ部と、前記ヒンジ部の前記先端の前記ヒンジを内部に収容可能なベースと、前記2以上のエレメント、前記ヒンジ部および前記ベースが内部を移動可能な筒状のホルダを有するアンテナが、前記ホルダを筐体に固定することにより、装着され、前記アンテナの伸長時に前記ベースが前記ホルダから抜け出るのを防止する係止手段を有していることを特徴とする携帯端末。
  11. 前記ヒンジ部が前記ベースの軸を中心に前記ベースに対して相対的に回転することを規制する回転規制手段を有する請求項10に記載の携帯端末。
  12. 隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納可能な2以上のエレメントと、
    前記2以上のエレメントの端部のエレメントに接続するヒンジを先端に有するヒンジ部を内部に収容可能なベースと、
    を有するアンテナ。
  13. 請求項12に記載のアンテナにおいて、前記2以上のエレメントが、隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納され、前記ヒンジ部が前記ベースの内部に収容されたときにおける前記アンテナの前記ベースから露出する部分の最小の長さと、
    比較対象のアンテナであって、隣接する2つのエレメントの一方が他方の内部に収納可能な2以上のエレメントと、前記2以上のエレメントの端部のエレメントに接続するヒンジを先端に有するヒンジ部と、前記ヒンジ部を内部に収容不可能な前記比較対象のアンテナにおいて、前記2以上のエレメントが隣接する2つのエレメントの一方が他方に収容されたときにおける前記第2のアンテナの前記ベースから露出している部分の最小の長さと、が同一であり、前記請求項12に記載のアンテナの前記2つ以上のエレメントの数と前記比較対象のアンテナの前記2つ以上のエレメントの数とが同じである場合、前記比較対象のアンテナを伸長させた最大限の長さは、前記請求項12に記載のアンテナを伸長させた最大限の長さより、前記請求項12に記載のアンテナの前記ベースから露出する前記ヒンジ部の長さの最大値に前記2つ以上のエレメントの数を乗じた値を減じた値となることを特徴とするアンテナ。
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