JP2014062455A - 沈砂池の夾雑物捕捉用スクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】大小を問わず、漂流物又は浮遊物及び小石や礫等も捕捉でき、しかも,目詰まりが発生しない夾雑物捕捉用のスクリーンを提供する。
【解決手段】沈砂池に流入する直前の雨水等の下水に混入している夾雑物を捕捉するスクリーンにおいて、そのスクリーンを、沈砂池の上流側端部における底面からそのスクリーンの上流側における想定される時間最高水位よりも上方まで起立する高さを有するものとし、スクリーンの下端部から想定される通常水位よりも低い位置までの下側部分の目開きを25〜75mmの細かいものとし、その位置から上側部分の目開きを75〜200mmの粗いものとした。
【選択図】図3

Description

本発明は、下水処理設備における流入渠から沈砂池に流入する直前の下水から夾雑物を取り除くためのスクリーンに関する。
一般的に、下水管から流入渠に集められる汚水や雨水等の土砂混じりの下水は、下水処理設備の沈砂池にその一端から流入し、その沈砂池において土砂が沈殿により分離される。土砂を分離された下水は、沈砂池の他端に設置したろ過機を経てポンプ井に流出し、ポンプ井に設置された排水ポンプにより汲み出されて、終末処理場等に移送される。沈砂池への下水流入が、沈砂池の底部の全面に堆積する土砂の量が所定量に達すると想定される時間続いた後は、沈砂池への下水流入が止められる。しかし、ポンプ井からの下水排出は継続され、ポンプ井の水面が沈砂池とポンプ井の間に設けてある堰の上面と等しい所定の位置まで低下した排水状態になると、排水ポンプの運転が停止されるとともに、沈砂池の集砂装置が起動される。
集砂装置は、排水ポンプの運転停止に引き続き、ポンプ井に設置された給水ポンプの運転を開始し、その給水ポンプから0.003〜最大でも0.3Mpa程度の低圧力水を沈砂池の底部に沈砂池内の水流方向と平行に形成された主トラフの両端部に設置したノズルと沈砂池の側壁近傍に設置したノズル群に供給して、沈砂池の底面に堆積した土砂を主トラフに流し、さらにその主トラフから沈砂池の底部中央に設けられた集砂ピットに集めるように構成されている(特許文献1)。
この集砂装置による集砂動作と並行して、集砂ピットに設置した揚砂ポンプの運転と停止を、その集砂ピット内の水位の変化(上限と下限)に応じて自動的に繰り返し行なって、排水状態を維持しながら、その集砂ピットに集められた土砂を水とともに汲み上げて排出するようになっている。
沈砂池には、流入渠から汚水や雨水等の土砂混じりの下水だけではなく、様々な夾雑物、例えば、小さくて軽いゴミや、ペットボトルや発泡スチロール等の軽くて大きい物や、小石・礫・瓶・空き缶等の小さくて重い物などが流入することがある。これらの夾雑物は、集砂ピットまで流れ込むと揚砂ポンプの故障に繋がるので、従来は、排水状態になったときに、沈砂池の底面に散在する夾雑物を係員が道具を使って集め、排除していた。
このような手作業は、能率が悪く、重労働であるので、沈砂池に流入する前に下水に混入している種々の夾雑物を捕捉するためのスクリーンを設置することが提案された。
この提案に係るスクリーンは、夾雑物のうち、軽くて大きな漂流物又は浮遊物、例えば、ペットボトルや発泡スチロール等を捕捉するため、沈砂池の上流側端部の底面からその沈砂池における時間最高水位よりも高い位置までの高さを有し、その全面に渡って一様に目の粗いものであった。そのため、下水の水流に対する抵抗は少なく、軽くて大きな漂流物又は浮遊物の捕捉性能には問題はないが、小さくて軽いゴミや小さくて重い小石や礫等がスクリーンを通過してしまう虞があった。
小さくて軽いゴミや小さくて重い小石や礫等がスクリーンを通過してしまうと、上述のように、揚砂ポンプの故障の原因になる。そこで、小石や礫等をも捕捉するため、全面の目を細かくしたスクリーンの使用が提案された。この場合は、軽くて大きな漂流物又は浮遊物のほか、重くて比較的小さな小石や礫等も捕捉される長所がある。しかし、軽くて小さな漂流物又は浮遊物までも、すなわち、大小全ての夾雑物が捕捉されることとなるため、スクリーンに目詰まりが発生し易く、例えば大雨の時等には、スクリーンの上流側の水位が異常に高くなって、マンホール等から下水が逆噴出する事態となる虞があった。
特許第3315489号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、大小を問わず、漂流物又は浮遊物及び小石や礫等も捕捉でき、しかも,目詰まりが発生しない夾雑物捕捉用のスクリーンを提供することを第1の目的とする。
本発明の第2の目的は、スクリーンに万一目詰まりが発生しても、マンホール等から下水が逆噴出する事態となることを予防できる夾雑物捕捉用のスクリーンを提供することにある。
本発明は、上記第1の目的を達成するため、沈砂池に流入する直前の雨水等の下水に混入している夾雑物を捕捉するスクリーンにおいて、そのスクリーンは、沈砂池の上流側端部における底面からそのスクリーンの上流側における想定される時間最高水位よりも上方まで起立する高さを有し、スクリーンの下端部から想定される通常水位よりも低い位置までの下側部分の目開きを25〜75mmと細かくし、その位置から上側部分の目開きを75〜200mmと粗くしたことを特徴としている(請求項1)。
本発明の他の特徴は、沈砂池に流入する直前の雨水等の下水に混入している夾雑物を捕捉するスクリーンにおいて、そのスクリーンは、沈砂池の上流側端部における底面からそのスクリーンの上流側における想定される時間最高水位よりも上方まで起立する高さを有し、スクリーンの下端部から想定される通常水位の位置までの下側部分の目開きを25〜75mmと細かくし、その位置から上側部分の目開きを75〜200mmと粗くしたことである(請求項2)。
本発明のさらに他の特徴は、沈砂池に流入する直前の雨水等の下水に混入している夾雑物を捕捉するスクリーンにおいて、そのスクリーンは、沈砂池の上流側端部における底面からそのスクリーンの上流側における想定される時間最高水位よりも上方まで起立する高さを有し、沈砂池の上流側端部における底面から想定される通常水位と想定される時間最高水位の間の位置までの下側部分の目開きを25〜75mmと細かくし、その位置から上側部分の目開きを75〜200mmと粗くしたことである(請求項3)。
請求項1の発明によれば、沈砂池に流入する下水の水位が通常水位よりも低い場合であっても、沈砂池に流入しようとする夾雑物を、それが漂流物又は浮遊物もしくは小石や礫等のいずれであれ、大小又は軽重を問わず、スクリーンの下側部分で効果的に捕捉することができる。そして、とくに下側部分の目開きを25〜75mmと細かくしたので、この目開きよりも大きい夾雑物、すなわち、揚砂ポンプの故障の原因になる夾雑物の通過を阻止することができる。さらに、スクリーンの下側部分に小さな夾雑物により目詰まりが発生しても、流入水位がスクリーンの下側部分の高さよりも高くなったときに、下水はその目詰まり発生部位よりも高い位置の目の粗い部分、すなわち、通水性に優れた上側部分をオーバーフローするので、マンホール等から下水が噴出することが防止される。
請求項2の発明によれば、下水の流入水位が通常水位と等しい場合は、沈砂池に流入しようとする夾雑物を、それが漂流物又は浮遊物もしくは小石や礫等のいずれであれ、大小又は軽重を問わず、スクリーンの下側部分で効果的に捕捉することができる。そして、とくに下側部分の目開きを25〜75mmと細かくしたので、この目開きよりも大きい夾雑物、すなわち、揚砂ポンプの故障の原因になる夾雑物の通過を阻止することができる。さらに、スクリーンの下側部分に小さな夾雑物により目詰まりが発生しても、大雨等により流入水位が通常水位より高くなったときに、下水はその目詰まり発生部位よりも高い位置の目の粗い部分、すなわち、通水性に優れた上側部分をオーバーフローするので、マンホール等から下水が噴出することが防止される。
請求項3の発明によれば、下水の流入水位が想定される通常水位と想定される時間最高水位との間の位置よりも高くなった場合にも、沈砂池に流入しようとする夾雑物を、それが漂流物又は浮遊物もしくは小石や礫等のいずれであれ、大小又は軽重を問わず、効果的に捕捉することができる。そして、とくに下側部分の目開きを25〜75mmと細かくしたので、この目開きよりも大きい夾雑物、すなわち、揚砂ポンプの故障の原因になる夾雑物の通過を阻止することができる。さらに、スクリーンの目の細かい部分に小さな夾雑物により目詰まりが発生しても、大雨等により水位が想定される通常水位と想定される時間最高水位の間の位置よりも高くなったときに、下水はその目詰まり発生部位よりも高い位置の目の粗い部分をオーバーフローするので、マンホール等から下水が噴出することが防止される。
夾雑物捕捉用スクリーンが設置された雨水処理設備の縦断面図である。 図1のX−X線の範囲の一部省略平面図である。 図2のY−Y線断面図である。 図3のZ矢視方向の一実施の形態に係るスクリーンの正面図である。 図4のスクリーンによる夾雑物捕捉状況を示す概念図である。 他の実施の形態のスクリーンによる夾雑物捕捉状況を示す概念図である。 さらに他の実施の形態を示すスクリーンの正面図である。 図7のスクリーンによる夾雑物捕捉状況を示す概念図である。 本発明に係るスクリーンの各種構造例を示す概略断面図である。
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1において、1は雨水処理設備であり、両側の側壁Wa,Wbの間に形成された沈砂池2とポンプ井3とを有する。沈砂池2は図外の下水管路から雨水や汚水等の下水が集められる流入渠4に接続されている。流入渠4の下流側端部には、流入渠4から沈砂池2への下水Wの流入を許容し又は阻止するためのダム装置5が設置され、そのダム装置5の下流側で、沈砂池2の上流側端部の直前に、本発明に係るスクリーン100が設置されている。このスクリーン100については、後に詳述する。
ダム装置5が開放されたときは、下水Wは沈砂池2に流入し、さらにポンプ井3まで流入して、その水位が所定の高さ(図1のL1)になると、ポンプ井3に設けてある排水ポンプ6が運転されて、ポンプ井3内の水が汲み上げられ、図外の終末処理場等に移送されるようになっている。
その移送の間に、沈砂池2に流入した土砂混じりの下水Wから土砂が沈殿し、沈砂池の底部7の表面7aに堆積する。沈砂池2への下水流入後、土砂の堆積量が所定値に達すると想定される一定時間経過後にダム装置5が閉鎖して、沈砂池2への下水の流入が阻止される。そして、排水ポンプ6による排水により沈砂池2とポンプ井3の水位が下がり、L2(図1)になると、排水ポンプ6の運転が止められる。これにより、集砂装置による集砂動作の準備が完了する。
続いて、沈砂池2の底部中央に形成されている集砂ピット8内に設置されている揚砂ポンプ9の自動運転が開始される。集砂ピット8内の水面が所定の高位置にあるときは、運転が自動的に開始し、沈砂池2内の水が汲み上げられて同水面が所定の低位置まで下がると、自動的に運転が停止されるようになっている。すなわち、揚砂ポンプ9は運転開始と停止を繰り返して、沈砂池2の水面を集砂ピット内に位置する排水状態に維持する機能を有する。揚砂ポンプ9により沈砂池2内から汲み上げられる水は、図外の沈砂分離機において土砂を分離された後、汚水沈砂池に移送されるようになっている。
揚砂ポンプ9の運転開始とともに、ポンプ井3に設けてある給水ポンプ10が運転を開始され、その給水ポンプ10からの水が沈砂池2の底部7付近に設置された多数のノズル11(図1には省略されている。図3を参照。)に送られ、それらのノズル11から沈砂池2の底面7aに向けて噴射されて、その底面7aの全面に堆積した土砂がその底面に沿って流され、沈砂池2の底部に両側の側壁Wa,Wbの間において沈砂池内の水流方向と平行に形成されている主トラフ12に集められる。
図3には、複数個のノズル11を所定の間隔で母管11aに取り付けてなるノズルヘッダーH1,H2・・・を用いている例が示されている。
給水ポンプ10からの水は、主トラフ12の上端部に設置されたノズル13にも送られ、そのノズルから供給される水により、主トラフ12に流下した土砂は、水とともに主トラフ12内を流れて集砂ピット14に集められるようになっている。
給水ポンプ10からの水は、また、沈砂池2の長手方向中央において、側壁Wa,Wbから集砂ピット10の底面まで下り傾斜する傾斜面15の側壁側端部に設置されたノズル16にも送られ、そのノズルから供給される水により、傾斜面15に流下した土砂も、水とともに集砂ピット14に集められるようになっている。
給水ポンプ10からの水は、さらに、集砂ピット14の中に揚砂ポンプ9の吸い込み口に向けて水を噴射する撹拌用ノズル17にも供給され、集砂ピット10内の土砂を撹拌するようになっている。
こうして、集砂ピット10に集められ、撹拌された土砂混じりの下水は、揚砂ポンプ9により汲み上げられ、沈砂分離機(不図示)を経て汚水沈砂池(不図示)に移送される。
図2の18は、沈砂池2の底面に一定の間隔をもって平行に形成された小トラフであり、図1の19は、沈砂池2の下流側端部に設置されているろ過機である。
両側の側壁Wa,Wb間に複数の、図3の例では3本の、水平な支持部材101が沈砂池2側に一例として60度傾いた直線上の適宜の距離を隔てた位置において懸架され、それらの支持部材101に側壁Wa,Wb間の距離と等しい幅を有する本発明に係るスクリーン100が取付けられている。
スクリーン100は、図4に示すように、その下側部分100aを従来よりも目が細かいものとし、上側部分100bを従来と同様に目が粗いものとしてある。下側部分100aの細かい目の間隔(目開き)は25〜75mm、上側部分100bの粗い目の間隔(目開き)は75〜200mmである。
図5に示すように、スクリーン100の下側部分100a、すなわち、スクリーン100の下端部から流入渠4又は沈砂池2における想定される通常水位Laよりも低い位置までの部分の目開きを25〜75mmとし、上側部分100bの目開きを75〜200mmとしてある。したがって、流入渠4より沈砂池2方向に流れる下水Wに混入している夾雑物のうち、揚砂ポンプ9の性能に悪影響を与えないような、例えば25mm未満の小さなものはスクリーンの下側部分100aを通過できるが、例えば25mm以上の比較的重い小石や礫や空き缶やビン等201は、そのスクリーンの下側部分100aにより良く捕捉される。小さくて比重が比較的大きなゴミ等202もその下側部分100aに捕捉される。また、ペットボトルや発泡スチロール等の軽くて大きな物203は、目が粗い上側部分100bにより捕捉されるので、ほとんど全ての夾雑物が目詰まりを発生することなく、捕捉することができる。
スクリーンの下側部分100aは、捕捉された小石や礫等201及び小さなゴミ等202により目詰まりが発生する可能性があるが、スクリーンの上側部分100bは目が粗く、通水性に優れているので、下水はその流れを止められることなく、目詰まり発生箇所をオーバーフローすることができる。従って、大雨などの際に、流入渠4の下水が溢れてマンホールから逆噴出する事態の発生を未然に防止することができる。
図6は、スクリーンの下側部分を上側部分よりも目を細かくする場合に、スクリーンの下端から想定される通常水位Laの高さ位置H1までの目を細かくし、それ以上の部分の目を粗くした例を示す。
このように、スクリーンの下端から沈砂池の想定される通常水位Laの位置までの下側部分100aの目を細かくし、それ以上の上側部分100bの目を粗く構成してある場合は、小石や礫及び小さなゴミなどの比較的比重の大きな夾雑物の目の細かい部分で捕捉される量を増やすことができる。そして、万一、目詰まりが生じた状態で、大雨などにより水位Lh1が通常水位Laを超える場合は、目詰まり部分の上方をオーバーフローすることができるので、マンホールから逆噴出する事態の発生を未然に防止することができる。
スクリーン100は、図7に例示されたように、その下端から沈砂池2の想定される通常水位Laと想定される時間最高水位Lmとの間の高さ位置H2までの目を細かくし、それ以上の部分の目を粗く構成しても良い。
想定される時間最高水位Lmは、流入渠からの時間最大流入量、沈砂池の容量、排水ポンプ6の排水能力に基づいて求められる概算値である。
このように、通常水位Laと時間最高水位Lmとの間の高さ位置H2までの目を細かくし、それ以上の部分の目を粗く構成した場合は、図8に示すように、沈砂池に流入する下水の水位が通常水位Laよりも高くなった場合にも、沈砂池に流入しようとする夾雑物を、それが漂流物又は浮遊物もしくは小石や礫等のいずれであれ、大小又は軽重を問わず、効果的に捕捉することができる。そして、スクリーンの目の細かい部分に小さな夾雑物により目詰まりが発生しても、大雨等により水位Lh2が通常水位と時間最高水位の間の位置H2より高くなったときに、下水はその目詰まり発生部位よりも高い位置の目の粗い部分をオーバーフローするので、マンホールから下水が噴出することが防止される。
下側部分と上側部分とで目の大きさが異なるスクリーンは、目開きの異なる2種類のスクリーンの端部を上下に接して溶接したり、連結部材により連結したりして構成してもよく、また、図9に示すように、面積が大きく目の粗い第1スクリーン100Aと、面積が小さく目の細かな第2スクリーン100Bとを、両スクリーンの下端部を揃えて重ね合わせた状態で、通常用いられる連結部材により連結して構成することもできる。そして、いずれの場合も、直接に支持部材101に固定しても良く、また、矩形フレーム(不図示)の中に固定し、そのフレームを支持部材101に取付けても良い。図9の(a)(b)(c)は、スクリーンの目の細かい部分と目の粗い部分の位置関係において、それぞれ図5,6,8に対応する。
1 雨水処理設備
2 沈砂池
3 ポンプ井
4 流入渠
5 ダム装置
100 スクリーン
100a 下側部分
100b 上側部分
201,202,203 夾雑物
La 通常水位
Lm 時間最高水位
100A 目の粗いスクリーン
100B 目の細かいスクリーン

Claims (3)

  1. 沈砂池に流入する直前の雨水等の下水に混入している夾雑物を捕捉するスクリーンにおいて、そのスクリーンは、沈砂池の上流側端部における底面からそのスクリーンの上流側における想定される時間最高水位よりも上方まで起立する高さを有し、スクリーンの下端部から想定される通常水位よりも低い位置までの下側部分の目開きを25〜75mmと細かくし、その位置から上側部分の目開きを75〜200mmと粗くしたことを特徴とする沈砂池の夾雑物捕捉用スクリーン。
  2. 沈砂池に流入する直前の雨水等の下水に混入している夾雑物を捕捉するスクリーンにおいて、そのスクリーンは、沈砂池の上流側端部における底面からそのスクリーンの上流側における想定される時間最高水位よりも上方まで起立する高さを有し、スクリーンの下端部から想定される通常水位の位置までの下側部分の目開きを25〜75mmと細かくし、その位置から上側部分の目開きを75〜200mmと粗くしたことを特徴とする沈砂池の夾雑物捕捉用スクリーン。
  3. 沈砂池に流入する直前の雨水等の下水に混入している夾雑物を捕捉するスクリーンにおいて、そのスクリーンは、沈砂池の上流側端部における底面からそのスクリーンの上流側における想定される時間最高水位よりも上方まで起立する高さを有し、スクリーンの下端部から想定される通常水位と想定される時間最高水位との間の位置までの下側部分の目開きを25〜75mmと細かくし、その位置から上側部分の目開きを75〜200mmと粗くしたことを特徴とする沈砂池の夾雑物捕捉用スクリーン。
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