JP2014062345A - 蝶ネクタイ - Google Patents

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Abstract

【課題】装着先となるワイシャツ類に特別な加工が不要でどのようなワイシャツに対しても着脱・位置決めが容易であり、しかも、装着時に首を締め付けることがない蝶ネクタイを提供する。
【解決手段】ワイシャツ類30に装着される蝶ネクタイ1において、布状の蝶ネクタイ本体10と、蝶ネクタイ本体10に取り付けられ、ワイシャツ類30のボタン40を表面40a側と裏面40b側とから挟持して蝶ネクタイ本体10をワイシャツ類30に装着するクリップ20とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、どのようなワイシャツ類に対しても着脱・位置決めが容易で、装着時の首の締め付け感がない蝶ネクタイに関する。
従来、ネクタイや蝶ネクタイは、1本の細長い布の中間を首に巻き付けて、両端を体の正面で結んで結び型を作って装着する。このため、着脱が煩雑である。また、結び型の長さを調整したり、結び型の形を整えたりするのが結構難しい。さらに、首の締め具合の調整も面倒である。
このような不具合を解消するため、種々のものが提案されている。
例えば、ピアネス・タイ(クリップ・オン、プレ・タイド)と呼ばれるものが提案され、実用化されている。このものは、初めから結び型が形成されていて、首に巻き付ける部分を、首の側面や後ろ側で金具、面ファスナーなどで止めて環状にするものである。
また、着脱が容易で、首を不要に締め付けることがないものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1のものは、あらかじめ結び型が整ったものに、プラスチック等の弾性体からなる「C」型の首嵌付体を取り付けたものである。ネクタイを着脱するには、首嵌付体を少し開いて首に嵌めるだけで装着することができ、また、同様に首嵌付体を少し開いて簡単に取り外すことができる。
一方、特許文献2のものは、ネクタイの結び型に面ファスナーの一方側が取り付けられていて、この面ファスナーの一方側を、ワイシャツ側に取り付けられている面ファスナーの他方側に係合させるものである。これによると、面ファスナーの係合及び係合解除によって、簡単にネクタイを着脱することが可能である。
実用新案登録第3106990号 実用新案登録第3142893号
しかしながら、上述のピアネス・タイ、特許文献1,2のものは、いずれも、あらかじめネクタイの結び型が形成されているので、結び型の形を整える必要はなく、また、着脱は容易であるものの、以下のような問題がある。
ピアネス・タイは、首の締め付け具合を調整するための、首に巻き付ける部分の長さ調整が煩雑であり、また、首を不要に締め付けるおそれもある。
また、特許文献1のものは、「C」型の首嵌付体を首に嵌めるため、緩い場合には、ネクタイがずり下がるおそれがあって、結び型の位置決めが難しく、逆にきつい場合には、首を不要に締め付けるという問題があった。
さらに、特許文献2のものは、結び型を装着できるワイシャツが限定されるという問題がある。すなわち、ワイシャツ側の襟の裏面に面ファスナーの他方側を取り付ける必要があるため、面ファスナーの他方側が取り付けられていないワイシャツには装着できないという問題があった。つまり、結び型の装着先となるワイシャツに、面ファスナーの他方側を取り付けるといった特別な加工が必要となる。
なお、特許文献1,2については、ネクタイの問題点を説明したが、蝶ネクタイについても同様の問題点がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、結び型の装着先となるワイシャツ類に特別な加工が不要でどのようなワイシャツに対しても結び型の着脱・位置決めが容易であり、しかも、装着時に首を締め付けることがない蝶ネクタイを提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、ワイシャツ類に装着される蝶ネクタイにおいて、布状の蝶ネクタイ本体と、前記蝶ネクタイ本体に取り付けられ、前記ワイシャツ類のボタンを表面側と裏面側とから挟持して前記蝶ネクタイ本体を前記ワイシャツ類に装着するクリップと、を備える、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る蝶ネクタイにおいて、前記クリップは、それぞれ前記ボタンを挟持する挟持部と前記挟持部を開放操作する把持部とを有するとともに相互に開閉自在に連結された第1挟持片と第2挟持片と、それぞれの前記挟持部を閉方向に付勢するばね部材と、を備え、前記第1挟持片は、前記蝶ネクタイ本体に固定されるとともに、前記蝶ネクタイ本体の装着時に前記挟持部が前記ボタンの表面側に位置し、前記第2挟持片は、前記ボタンが通過不能なスリットを介して対向する二股部を有するとともに、前記蝶ネクタイ本体の装着時に前記ボタンの取付糸が前記スリットに挿入されて前記二股部が前記ボタンの裏面側に位置して前記第1挟持片の前記挟持部との間に前記ボタンを挟持する、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る蝶ネクタイにおいて、前記蝶ネクタイ本体は、装飾部と、前記装飾部の左右方向の中間部を絞る環状の絞り部とを有し、前記第1挟持片は、前記挟持部の少なくとも一部が前記装飾部と前記絞り部との間に挿入されている、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る蝶ネクタイにおいて、前記第1挟持片は、前記装飾部及び前記絞り部に直接接触することを防止すべく、布状のカバー部材によって覆われている、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る蝶ネクタイにおいて、前記第1挟持片の前記挟持部は、前記第2挟持片の前記挟持部との間に前記ボタンを挟持する際に、前記カバー部材を介して前記絞り部の一部を前記ボタンの表面に押圧する、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、クリップによって、例えば、ワイシャツの第1ボタンをその表面側と裏面側から挟持することにより、蝶ネクタイ本体(結び型)を第1ボタン装着し、また、第1ボタンを基準に位置決めすることができるので、装着、位置決めが容易である。また、蝶ネクタイ本体の、第1ボタンからの取り外しも容易である。また、蝶ネクタイ本体をワイシャツ類に装着するために、ワイシャツ類には特別な加工は不要である。また、蝶ネクタイ本体の装着時に首を絞める部分がないので、装着によって首を締め付けることはない。
請求項2の発明によれば、第1挟持片の挟持部と、ボタンの取付糸がスリットに挿入された状態の第2挟持片の挟持部の二股部との間で、ボタンをその表面側と裏面側とから確実に挟持することができる。また、スリットに挿入されたボタンの取付糸を基準として、ボタンに対し高い精度で蝶ネクタイ本体を位置決めすることができる。また、蝶ネクタイ本体の装着後は、取付糸が二股部に対するストッパの役目をするので、蝶ネクタイ本体の位置が不要に移動するのを防止することができる。
請求項3の発明によれば、第1挟持片は、挟持部の少なくとも一部が、装飾部(ウイング)と絞り部(結び目)との間に挿入された状態で、蝶ネクタイ本体(結び型)に取り付けられているので、例えば、接着剤のみで取り付けられている場合と比較して、クリップと蝶ネクタイ本体が不要に分離しにくい。つまり、蝶ネクタイ本体がクリップから脱落しにくい。
請求項4の発明によれば、装飾部及び絞り部が直接接触するのが防止されるので、クリップの一部が装飾部や絞り部に直接接触して引っ掛かったりするおそれがない。また、クリップを蝶ネクタイ本体に取り付ける(固定する)際に、例えば、接着によって固定する場合、第1挟持片を直接、蝶ネクタイ本体に接着するのではなく、それぞれ布状で同様の性状の、カバー部材と蝶ネクタイ本体とを接着することができるので、確実な接着を実現することができる。
請求項5の発明によれば、第1挟持片と第2挟持片とでボタンを表面側と裏面側とから挟持する際に、布状の絞り部がボタン表面を押圧するため、第1挟持片の挟持部が直接、ボタンの表面に接触して押圧する場合と比較して、滑りが発生しにくい。このため、装着後の蝶ネクタイ本体の位置がずれにくい。
蝶ネクタイ1の正面図である。 蝶ネクタイ1の背面図である。 蝶ネクタイ1の背面側を上方から見た際の、絞り部12、クリップ20の拡大斜視図である。 ボタン40を挟持した状態のクリップ20を上方から見た模式図である。
以下、本発明を適用した実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同一又は類似の構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図4を参照して本発明を適用した実施形態1に係る蝶ネクタイ1について説明する。
なお、本発明を適用し得る蝶ネクタイとしては、蝶が羽を広げたような形状のバタフライ、結び目の両翼が一直線になるクラブボウタイ、このクラブボウタイの幅が3cm以下のスクエアボウタイ、クラブボウタイを極端に小ぶりにしたチビタイ、先端が三角形にとがった形状のポインテッドエンドボウタイ等の種々のものがある。
以下では、このうち蝶ネクタイ1がバタフライである場合について説明する。
図1は、蝶ネクタイ1の正面図である。また、図2は、蝶ネクタイ1の背面図である。
ここで、以下の説明では、説明の便宜上、図1,図2中の左上に矢印で示す上下左右の方向が、蝶ネクタイ1の上下左右に対応するものとして説明する。この上下左右は、蝶ネクタイ1を付ける使用者を基準として決めている。また、蝶ネクタイ1の、図1に現れる側を正面側(前側、表面側)、図2に現れる側を背面側(後側、裏面側)とする。
図1,図2に示すように、蝶ネクタイ1は、蝶ネクタイ本体(結び型)10と、この蝶ネクタイ本体10をワイシャツ類30に取り付けるためのクリップ20とを備えて構成されている。クリップ20は、蝶ネクタイ本体10の背面側(裏面側)に配設されている。
ここで、ワイシャツ類30とは、前身頃の表前立て31(図4参照)と裏前立て32とを、ファスナーや紐類ではなく、ボタン40によって止めるシャツのことをいい、例えば、背広の下に着用するワイシャツ、ドレスシャツ、フォーマルシャツ、ブラウス等がこれに含まれる。
蝶ネクタイ本体10は、それぞれ布状の装飾部(ウイング)11と絞り部(結び目)12とによって構成されている。
装飾部11は、布状部材を二重の袋状にしてボリューム感を持たせた横長のほぼ長方形状に形成されている。絞り部12は、帯状の布状部材を環状にして、装飾部11の左右方向の中間部を上下方向に絞っている。これにより、装飾部11の左端側及び右端側は、蝶の羽のように広がっている。
図3は、蝶ネクタイ1の背面側を上方から見た際の、絞り部12、クリップ20の拡大斜視図である。なお、同図では、クリップ20の構成、動作の理解を容易にすべく、ボタン40とその取付糸Tとを追加図示している。ここで取付糸Tとは、ボタン40をワイシャツ類30の裏前立て32に取り付けるための糸である。
図4は、ボタン40を挟持した状態のクリップ20を上方から見た模式図である。
図3,図4に示すように、クリップ20は、第1挟持片21と、第2挟持片22と、捩じりコイルばね(ばね部材)23とを有している。
まず、第2挟持片22について説明する。第2挟持片22は、全体として左右方向に長い薄板状に形成されている。第2挟持片22は、左端側(一端側)に挟持部22aを有し、右端側(他端側)に把持部22bを有し、これら挟持部22aと把持部22bとの境界にブラケット部22cを有している。
挟持部22aは、図3に示すように、スリットSを介して対向する二股部22dを有している。スリットSは、左右方向に長く形成されていて、左端側に開口部S1を有し、右端側に底部S2を有している。開口部S1は、取付糸TがスリットSに挿入される際の、挿入口となる。底部S2は、第2挟持片22全体の左右方向の中心よりも右端側に位置している。さらに詳しくは、後述のように、クリップ20でボタン40を挟持した際に、ボタン40の取付糸Tの位置よりも右方に位置している。
スリットSは、上下方向の幅が、後述するように、クリップ20でボタン40を挟持した際に、ボタン40が通過不能となるように設定されている。例えば、ボタン40の直径よりも幅狭に形成されていて、ボタン40が通り抜けできない寸法に設定されている。すなわち、スリットSは、ボタン40の取付糸Tは、挿入可能であるが、ボタン40は通り抜け不能となっている。スリットSの開口部S1は、ボタン40の取付糸Tが挿入されやすいように、先端側(左端側)ほど幅広になっている。二股部22dは、クリップ20がボタン40を挟持する際には、挟持部22aの左右方向の長さの中央近傍において、ボタン40の裏面40b側の上端側と下端側とを挟持する。
把持部22bは、クリップ20をワイシャツ類30に着脱する際に、第2挟持片22の挟持部22aと、後述の第1挟持片21の挟持部21aとを離間させて開くために使用者が握る部分である。
ブラケット部22cは、ほぼ半円状に形成されていて、挟持部22aと把持部22bとの境界における上端側と下端側とにおいて前方に向けて屈曲されている。これらブラケット部22cは相互に対向していて、後述する軸24が上下方向に貫通されている。
第1挟持片21は、上述の第2挟持片22とほぼ同形に形成されている。第1挟持片21は、第2挟持片22の挟持部22a、把持部22b、ブラケット部22cと同様の、挟持部21a、把持部21b、ブラケット部21cを有している。
第1挟持片21は、布状のカバー部材25によって覆われている。カバー部材25は、第1挟持片21の上下方向の幅とほぼ同様の幅を有する短冊状の部材であり、図3,図4に示すように、第1挟持片21の挟持部21aのブラケット部21c近傍から始まって、左方に延びて挟持部21aの内面(後面)を覆い、挟持部21aの左端で外面側(前側)に折り返されて右方に延びて挟持部21aの外面(前面)、把持部21bの外面を覆い、把持部21bの内面側(後側)に折り返されて左方に延びて把持部21bの内面(後面)を覆っている。
つまり、カバー部材25は、第1挟持片21の内面[後面)のうちのブラケット部21cに対応する部分を除いて、第1挟持片21の表面(外面及び内面)のほぼ全体を覆っている。カバー部材25は、例えば、接着剤によって、第1挟持片21に固定されている。なお、第1挟持片21は、このように、ほぼ全体がカバー部材25にい追って覆われているので、挟持部21aは、第2挟持片22の挟持部22aとは異なり、特にスリットを有する必要はない。
上述の第1挟持片21及び第2挟持片22は、弾性に富んだ金属板、例えば、薄板状のばね鋼によって形成されている。なお、プラスチック等の合成樹脂によって形成することも可能である。
第1挟持片21と第2挟持片22とは、それぞれのブラケット部21c,22cを上下方向に貫通する軸24によって揺動自在に支持されていて、相互の挟持部21a,22aが開閉自在となっている。
ばね部材としての捩じりコイルばね23は、中間のコイル部が軸24によって貫通され、一方の端部が第1挟持片21の把持部21bの内面に係合し、他方の端部が第2挟持片22の把持部22bに係合している。クリップ20は、第1挟持片21の挟持部21aと第2挟持片22の挟持部22aとがこの捩じりコイルばね23によって閉方向に付勢された状態で閉鎖されている。使用者は、第1挟持片21の把持部21bと第2挟持片22の把持部22bとを握ることにより、捩じりコイルばね23の付勢力に抗して、挟持部21a,22aを開放することができる。
上述の、開閉自在な第1挟持片21と第2挟持片22とを備えたクリップ20は、第1挟持片21が蝶ネクタイ本体10に取り付けられている。
クリップ20は、第1挟持片21の挟持部21aがカバー部材25とともに、蝶ネクタイ本体10の装飾部11の後面側(裏面側)と絞り部12の内面との間に挿入され、さらに挟持部21aの先端側(左端側)を絞り部12の左端から突出させている。カバー部材25は、この状態で、装飾部11の後面における絞り部12に対応する部分、及び絞り部12の内面に接着されている。
蝶ネクタイ本体10に取り付けられたクリップ20は、図1に示すように、蝶ネクタイ本体10の正面側からは、見えないようになっている。
以下、図3,図4を参照して、上述構成の蝶ネクタイ1の動作(使用方法)を説明する。なお、以下では、ワイシャツ類30を、その表前立て31を裏前立て32に重ね合わせて複数のボタンを嵌めて着用した使用者が、複数のボタンのうちの一番上に位置するボタン(第1ボタン)40に、蝶ネクタイ1を装着する場合を例に説明する。
使用者は、右手の人さし指と親指とでクリップ20の把持部21b,22bを握り、捩じりコイルばね23の付勢力に抗して、挟持部21a,22aの先端側(左端側)を少し開放する。この開放状態を維持したまま、クリップ20をボタン40に向けて左方に移動し、第2挟持片22の挟持部22aの先端(左端)をボタン40の裏面40bと表前立て31との間に挿入し、スリットSの開口部S1に取付糸Tが位置するようにする。
この状態で、クリップ20をさらに左方に移動させて、取付糸TをスリットSに挿入する。蝶ネクタイ本体10の絞り部12の左右方向の中央がボタン40に一致したら、クリップ20の移動を停止するとともに、把持部21b,22bから指を離す。これにより、第1挟持片21の挟持部21aと第2挟持片22の挟持部22aとによって、ボタン40を表面40a側と裏面40b側とから挟持することができる。
さらに詳しくは、ボタン40の表面40aには、第1挟持片21の挟持部21aによってカバー部材25を介して付勢された絞り部12の一部が押圧され、一方、ボタン40の裏面40bには、第2挟持片22の挟持部22aの二股部22dが直接当接し、この状態で、ボタン40を表面40a側と裏面40b側とから挟持する。
このように、蝶ネクタイ1は、使用者が把持部21b,22bを握って、第2挟持片22のスリットSに取付糸Tを挿入させた後、把持部21b,22bを離す、といった簡単な操作で、蝶ネクタイ1をワイシャツ類30に装着することができる。
なお、ワイシャツ類30から蝶ネクタイ1を取り外す際には、把持部21b,22bを握ってクリップ20を右方に移動させるだけで簡単に取り外すことができる。
実施形態1の蝶ネクタイ1によると、以下のような作用・効果を奏することができる。
(1)ワイシャツ類30に対する蝶ネクタイ1の着脱が容易である。
(2)ワイシャツ類30に対する蝶ネクタイ1の位置決めが容易である。すなわち、ワイシャツ類30に対する蝶ネクタイ1の上下方向の位置は、第2挟持片22のスリットSに、ボタン40の取付糸Tを挿入することで、おのずと決定される。また、左右方向の位置、及び回転方向の位置については、蝶ネクタイ1を鏡等にうつしながら、把持部21b,22bを握って挟持部21a,22aを少し開いて、左右方向、回転方向の位置合わせをし、その後、把持部21b,22を離せば、簡単に位置決めすることができる。
(3)一旦、装着した蝶ネクタイ1は、ずれにくい。すなわち、上下方向については、取付糸TがスリットSに挿入されているため、ずれるおそれがない。また、左右方向、回転方向については、クリップ20がボタン40を挟持する際に、ボタン40の表面40aに金属製の挟持部21aが直接当接するのではなく、布製の絞り部12が当接するので、当接部で滑りが発生しにくく、したがって、位置ずれが発生しにくい。つまり、絞り部12における、ボタン40の表面40aに当接する部分が滑り止め部として作用する。
(4)クリップ20は、第1挟持片21の挟持部21aを、蝶ネクタイ本体10の装飾部11と絞り部12との間に、カバー部材25を介して挿入することで取り付けられているので、蝶ネクタイ本体10からクリップ20が脱落しにくい。さらに、金属製の第1挟持片21を布状の装飾部11や絞り部12に直接接着するのではなく、布状のカバー部材25を介して接着しているので、取り付けを一層確実なものとすることができる。
以上の実施形態1において、第2挟持片22の挟持部22aに設けられたスリットSの底部S2の位置を、蝶ネクタイ本体10の左右方向の中心(絞り部12の左右方向の中心)近傍に設定しておけば、蝶ネクタイ1の装着時に、スリットSに挿入された取付糸Tがこの底部S2に当接した際に、握っていた把持部21b,22bを離すようにすれば、おのずと左右方向の位置決めがなされる。つまり、底部S2が、蝶ネクタイ1の左右方向の位置決めのためのストッパとして作用する。
また、図3に示すように、第2挟持片22のスリットSにおける、絞り部12の左右方向の中心に対応する位置に、凹部S3(二点鎖線参照)を設け、蝶ネクタイ1の装着時に、スリットSに挿入された取付糸Tがこの凹部S3に入ったときに、握っていた把持部21b,22bから指を離して、ボタン40を挟持するようにすれば、これにより、蝶ネクタイ1の左右方向の位置決めを高い精度で行うことができる。
また、上述では、蝶ネクタイ1を装着する際に、挟持部21a,22aを開いて、第2挟持片22の二股部22dの先端(左端)を、図4に示すように、ボタン40の裏面40bと表前立て31との間に挿入し、この状態で、クリップ20を作用に移動させてスリットSの取付糸Tが挿入されるようにした。
これに代えて、第2挟持片22の二股部22dを、表前立て31と裏前立て32との間に挿入するようにしてもよい。すなわち、蝶ネクタイ1を装着する際に、挟持部21a,22aを開いて、二股部22dを、表前立て31と裏前立て32との間に挿入し、この状態で、クリップ20を左方に移動しつつ、スリットSに取付糸Tが挿入されるようにしてもよい。
この場合には、クリップ20で、ボタン40をその表面40a側と裏面40b側とから挟持する際に、ボタン40の表面40aには、絞り部12が押圧され、さらに、ボタン40の裏面40bには、表前立て31が押圧される。このため、挟持部21a,22aが直接、ボタン40の表面40a、裏面40bに当接する(押圧される)場合と比較して、一層、滑りが発生し区にくなる。このため、装着後の蝶ネクタイ1は、さらに、位置ずれしにくくなる。
なお、以上では、本発明を蝶ネクタイ1に適用した場合について説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、蝶ネクタイ本体10に代えて、アクセサリー等の装飾具を使用することも可能である。この場合には、ワイシャツ類の任意のボタンに対して、着脱・位置決めが容易となる。
1 蝶ネクタイ
10 蝶ネクタイ本体(結び型)
11 装飾部(ウイング)
12 絞り部(結び目)
20 クリップ
21 第1挟持片
21a 挟持部
21b 把持部
22 第2挟持片
22a 挟持部
22b 把持部
22d 二股部
23 捩じりコイルばね(ばね部材)
25 カバー部材
30 ワイシャツ類
40 ボタン
40a 表面
40b 裏面
S スリット
S1 開口部
S2 底部
S3 凹部
T 取付糸

Claims (5)

  1. ワイシャツ類に装着される蝶ネクタイにおいて、
    布状の蝶ネクタイ本体と、
    前記蝶ネクタイ本体に取り付けられ、前記ワイシャツ類のボタンを表面側と裏面側とから挟持して前記蝶ネクタイ本体を前記ワイシャツ類に装着するクリップと、を備える、
    ことを特徴とする蝶ネクタイ。
  2. 前記クリップは、
    それぞれ前記ボタンを挟持する挟持部と前記挟持部を開放操作する把持部とを有するとともに相互に開閉自在に連結された第1挟持片と第2挟持片と、
    それぞれの前記挟持部を閉方向に付勢するばね部材と、を備え、
    前記第1挟持片は、前記蝶ネクタイ本体に固定されるとともに、前記蝶ネクタイ本体の装着時に前記挟持部が前記ボタンの表面側に位置し、
    前記第2挟持片は、前記ボタンが通過不能なスリットを介して対向する二股部を有するとともに、前記蝶ネクタイ本体の装着時に前記ボタンの取付糸が前記スリットに挿入されて前記二股部が前記ボタンの裏面側に位置して前記第1挟持片の前記挟持部との間に前記ボタンを挟持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の蝶ネクタイ。
  3. 前記蝶ネクタイ本体は、
    装飾部と、
    前記装飾部の左右方向の中間部を絞る環状の絞り部とを有し、
    前記第1挟持片は、前記挟持部の少なくとも一部が前記装飾部と前記絞り部との間に挿入されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の蝶ネクタイ。
  4. 前記第1挟持片は、前記装飾部及び前記絞り部に直接接触することを防止すべく、布状のカバー部材によって覆われている、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の蝶ネクタイ。
  5. 前記第1挟持片の前記挟持部は、前記第2挟持片の前記挟持部との間に前記ボタンを挟持する際に、前記カバー部材を介して前記絞り部の一部を前記ボタンの表面に押圧する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の蝶ネクタイ。
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JP (1) JP2014062345A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014196A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 丸山 加奈子 簡易蝶ネクタイ又は簡易ネクタイ
JP2017101376A (ja) * 2017-03-13 2017-06-08 加奈子 丸山 簡易蝶ネクタイ又は簡易ネクタイ

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JP2016014196A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 丸山 加奈子 簡易蝶ネクタイ又は簡易ネクタイ
JP2017101376A (ja) * 2017-03-13 2017-06-08 加奈子 丸山 簡易蝶ネクタイ又は簡易ネクタイ

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