JP2014061783A - 車両用フットレスト - Google Patents

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Takamitsu Kuramoto
隆充 蔵本
Yasutomo Obuchi
泰知 大渕
Shingo Hasumi
伸吾 蓮見
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Abstract

【課題】前方衝突時における乗員の足の載置部からの滑り上がりを抑制することで、乗員の下肢への負荷を低減した車両用フットレストを提供する。
【解決手段】載置部12の裏面側に肉抜き部15を設ける一方、載置部12の表面に、車両の左右方向に沿って窪み部16を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の乗員、例えば、ドライバが足を載せるための車両用フットレストに関する。
従来、車両の運転席には、ドライバが運転時にはあまり使用しない足(左足)を載せるためのフットレストが設けられている。フットレストは、一般的に、ドライバがシートに着座した状態で楽に足を載せられるように設けられている。例えば、シート高等に合わせて、ドライバの足が載せられる載置部が車両の床面に対して所定角度で傾斜して設けられている。
このようなフットレストの載置部に足を載置した状態で車両の前方衝突(前突)が起こると、その衝撃によってドライバの足がフットレストから外れて、ドライバの下肢、特に、足首に大きな負荷が加わってしまう虞がある。具体的に説明すると、車両の前方衝突が生じると、その衝撃に起因して乗員の足がフットレストの載置部を前方側に滑り上がってしまう。その際、つま先がトーボードに干渉し、つま先を支点としてドライバの下肢が回転してしまい、足首等に大きな負荷が加わってしまう虞がある。さらに、その状態から踵がフットレスト或いは車両の床面に着地する際にも、足首等に大きな負荷が加わってしまう虞がある。
このような前突時におけるドライバの足首等への負担を軽減することを目的としたフットレストの構造は様々提案されている。例えば、ダッシュボードにおけるトーボードとの連結部近傍にエネルギ吸収体を設けた構造や、エネルギに吸収体に加えて、前突時にフットレストの載置部が座屈変形するようにした構造等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−331895号公報
特許文献1に係る発明によっても、前突時における乗員の下肢への負荷を抑制することはできる。しかしながら、上記構造によっても前方衝突時の十分な安全性が確保されているとは言い切れず、さらになる安全性の向上が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、前方衝突時における乗員の足の載置部からの滑り上がりを抑制することで、乗員の下肢への負荷を低減した車両用フットレストを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車両の床面に対して所定角度で傾斜して設けられ乗員の足が載せられる載置部を備える車両用フットレストであって、前記載置部の裏面側には肉抜き部が設けられる一方、前記載置部の表面には、窪み部が前記車両の左右方向に沿って設けられていることを特徴とする車両用フットレストにある。
本発明の第2の態様は、第1の態様の車両用フットレストにおいて、前記載置部の表面が、前記車両の床面に対して所定角度で傾斜する第1の平面と、該第1の平面から前記車両の前方側に連続して設けられ前記床面に対する傾斜角度が前記第1の平面よりも大きい第2の平面と、を含み、前記窪み部が、これら第1の平面及び第2の平面によって形成されていることを特徴とする車両用フットレストにある。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様の車両用フットレストにおいて、前記窪み部の底部が、前記肉抜き部の前端部よりも後方側に設けられていることを特徴とする車両用フットレストにある。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか一つの態様の車両用フットレストにおいて、前記窪み部の底部が、前記肉抜き部に対向する部分に設けられていることを特徴とする車両用フットレストにある。
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか一つの態様の車両用フットレストにおいて、前記載置部は、前記肉抜き部に対向する部分の厚さが前記車両の前方側から後方側に向かって漸小していることを特徴とする車両用フットレストにある。
かかる本発明によれば、前方衝突が起こった際に、乗員の踏み込み力で載置部が撓み変形することで、載置部上に足がホールドされ易くなる。これにより、足の滑り上がりが抑えられ、足の滑り上がりに伴う乗員の下肢への負荷を低減することができる。
本発明の一実施形態に係るフットレストの使用態様を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るフットレストの概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフットレストの断面図である。 本発明の一実施形態に係るフットレストの変形状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るフットレストの変形例を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用フットレストついて、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、車両1の運転席部分には、車室2内でシート3に着座した状態のドライバ(乗員)100が、左足の足先101を載置するための車両用フットレスト10が設けられている。車室2の前席のフロア部分は、例えば、車室2の床面を形成するフロアパネル4と、車室2とその前方のエンジンルームとを仕切るトーボード5と、によって構成されており、フットレスト10はこれらフロアパネル4及びトーボード5に固定されている。なおフットレスト10には、トーボード5に立設された位置決めピン6が挿入される貫通孔11が設けられている。そしてフットレスト10は、この貫通孔11に位置決めピン6を挿入することで位置合わせされて、フロアパネル4及びトーボード5に固定されている。
フットレスト10は、ドライバ100の足先101が載置される載置部12と、載置部12の前端側に設けられるストッパ部13と、載置部12の後端側に設けられるパッド部14と、を備えている。ストッパ部13は、載置部12に載置された足先101の先端部(つま先)が当接するように、載置部12の前端から上方に向かって延設されている。すなわちストッパ部13は、足先101の車両1の前方側への移動を規制する役割を果たす。パッド部14は、載置部12の後端から右側方(運転席の中央側)に張り出して設けられている。このパッド部14は、載置部12に載置された足先101の踵部101aがフットレスト10から滑り落ちるのを抑制する。
ここで、フットレスト10の載置部12には、その裏面側に凹部である肉抜き部15が設けられている。これに伴い、載置部12の肉抜き部15に対向する部分は、載置部12の他の部分よりも厚さの薄い薄肉部12aとなっている。一方、載置部12の表面には、その厚さ方向で窪んだ窪み部16が設けられている。この窪み部16は、図3に示すように、車両1の前後方向で載置部12の両端を繋いだ直線(図3中に点線で示す)よりも下側に窪んだ部分であり、車両1の左右方向に亘って連続的に設けられている。つまり載置部12の表面は、本実施形態では、車両の前後方向で略くの字状に形成されている。
具体的には、載置部12の表面は、車室2の床面に対して所定角度θ1で傾斜する第1の平面17と、第1の平面17から車両1の前方側に連続して設けられ床面に対する傾斜角度が第1の平面17よりも大きい傾斜角度θ2である第2の平面18と、で構成されている。そして窪み部16は、これら第1の平面17及び第2の平面18によって形成されている。つまり本実施形態では、載置部12の表面は、下側が凸となるように略くの字状に屈曲して形成されている。そして載置部12の表面全体が、窪み部16を構成している。
このように本実施形態に係るフットレスト10は、載置部12に肉抜き部15と共に窪み部16を備えており、載置部12は比較的撓み変形し易くなっている。したがって、例えば、前方衝突時が起こりドライバの足先101によって載置部12が踏み込まれると、図4中に二点鎖線で示すように、載置部12は、その踏み込み力によって撓み変形する。特に、薄肉部12aが大きく撓み変形する。これに伴い、ドライバの足先101も若干反った状態となり載置部12上にホールドされ、足先101の滑り上がりが抑えられる。これにより、前方衝突時のドライバ100の下肢への負荷を低減することができる。
また図3に示すように、第1の平面17と第2の平面18との境界部分である窪み部16の底部16aは、載置部12の裏面側に設けられた肉抜き部15の前端部15aよりも車両1の後方側、特に、肉抜き部15の中央よりも後方側に設けられていることが好ましい。すなわち、窪み部16の底部16aは、載置部12の肉抜き部15に対向する部分である薄肉部12aか、それよりも後方に設けられていることが好ましい。本実施形態では、窪み部16の底部16aは、薄肉部12aに設けられている。
また載置部12の表面が第1の平面17及び第2の平面18で構成されている結果、載置部12の肉抜き部15に対向する部分である薄肉部12aには、車両1の前方側から後方側に向かって厚さが漸小している部分が存在する。すなわち本実施形態では、薄肉部12aの厚さは、肉抜き部15の前端部15aから窪み部16の底部16aまで徐々に漸小している。
このような構成とすることで、ドライバ100の踏み込み力によって載置部12がより撓み変形しやすくなる。したがって、前方衝突が起こった際に、ドライバ100の足先101をより確実に載置部12にホールドさせることができる。
なお本実施形態では、載置部12の表面全体に窪み部16が設けられた構成を例示したが、例えば、図5に示すように、第1の平面17と第2の平面18とで構成された窪み部16が、載置部12の一部に設けられていてもよい。また窪み部16は、本実施形態では、第1の平面17と第2の平面18とで構成されているが、窪み部16の形状は特に限定されるものではない。
何れの構成としても、窪み部16が設けられていることで、前方衝突が起こった際に、載置部12はドライバ100の踏み込み力によって容易に撓み変形する。したがって、足先101の滑り上がりを抑制して、ドライバ100の下肢への負荷を低減することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、車両1の運転席のフットレストを例示して、本発明を説明したが、本発明は、運転席以外、つまり助手席や後部座席に設けられるフットレストにも適用可能なものである。
1 車両
2 車室
3 シート
4 フロアパネル
5 トーボード
6 位置決めピン
10 フットレスト
11 貫通孔
12 載置部
12a 薄肉部
13 ストッパ部
14 パッド部
15 肉抜き部
15a 前端部
16 窪み部
16a 底部
17 第1の平面
18 第2の平面
100 ドライバ
101 足先
101a 踵部

Claims (5)

  1. 車両の床面に対して所定角度で傾斜して設けられ乗員の足が載せられる載置部を備える車両用フットレストであって、
    前記載置部の裏面側には肉抜き部が設けられる一方、
    前記載置部の表面には、窪み部が前記車両の左右方向に沿って設けられていることを特徴とする車両用フットレスト。
  2. 請求項1に記載の車両用フットレストにおいて、
    前記載置部の表面が、
    前記車両の床面に対して所定角度で傾斜する第1の平面と、
    該第1の平面から前記車両の前方側に連続して設けられ前記床面に対する傾斜角度が前記第1の平面よりも大きい第2の平面と、
    を含み、
    前記窪み部が、これら第1の平面及び第2の平面によって形成されていることを特徴とする車両用フットレスト。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用フットレストにおいて、
    前記窪み部の底部が、前記肉抜き部の前端部よりも後方側に設けられていることを特徴とする車両用フットレスト。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用フットレストにおいて、
    前記窪み部の底部が、前記肉抜き部に対向する部分に設けられていることを特徴とする車両用フットレスト。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用フットレストにおいて、
    前記載置部は、前記肉抜き部に対向する部分の厚さが前記車両の前方側から後方側に向かって漸小していることを特徴とする車両用フットレスト。
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