JP2014060839A - 分散型電源の自立運転システム及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池による自立運転中の際、重要負荷より太陽電池の発電電力が大きい場合、蓄電池の充電量が満充電以上/以下とで頻繁に切り替わらず、太陽電池の蓄電池に対する充電を制御する分散型電源の自立運転システムを提供する。
【解決手段】本発明の自立分散型電源の自立運転システムは、商用系統からの電力供給を軽減する分散型電源のシステムであり、商用系統と系統連系して、商用系統から電力が供給される給電系統の電力変動補償を、蓄電池を用いて行う電力変換部と、自然エネルギー発電による電力を給電系統に供給する自然エネルギー発電機と、商用系統が給電系統と切り離され、自然エネルギー発電機の発電電力と蓄電池の電力とで負荷を駆動する場合、蓄電池の充電制御において、蓄電池の電圧が第1の閾値を超えると自然エネルギー発電機の運転を停止し、予め設定された充電開始の条件となると自然エネルギー発電機の運転を再開する制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、分散型電源(マイクログリッド)の自立運転システム及びその方法に関する。
近年、分散型電源の負荷追従運転によって商用系統への負担を軽減する「マイクログリッド」への取り組みが活発化している。マイクログリッドの思想を取り込んだ分散型電源によるエネルギー供給システム(以下、単にマイクログリッドという)には、通常時は系統連系により商用系統からの買電量が一定となるように発電量を制御する連系運転を行い、停電等の非常時はマイクログリッド系統内に高品質な(電圧・周波数の変動が小さい)電力を供給する自立運転を行う負荷追従運転が求められている。
建物における電力供給の利便性を考慮すると、停電等の非常時において連系運転から自立運転への移行を、高品質な電力供給を保った状態で無瞬断で移行するシステムを構築することが望ましい。
これにより、例えばコンピュータのような電力品質(電圧・周波数の変動)に比較的敏感な機器を含め、マイクログリッド系統内では、外部の停電の影響を内部の電力供給に全く受けることなく建物の継続運用が可能となる。
また、近年、CO削減を目的として、太陽光発電や風力発電に代表される自然エネルギーの活用が各分野において盛んに行われている。例えば、上述したマイクログリッドにおいて太陽光発電を有効に利用する方法として、通常時には商用系統の電源と連系してピークカット運転を行い、商用系統の電源が停電するなどの非常時において、BCP(Business Continuity Plan、事業継続用計画)用の電源として利用することが考えられる。
しかし、太陽光や風力などの自然エネルギーを用いた自然エネルギー発電は、天候や環境の変化により、発電する電力が大きく変動する。
このため、商用系統の電源と連系して運転する連系運転時に、確実なピークカットを行うためには、変動に応じて蓄電池(バッテリ)130の出力を調整するとともに、蓄電池の充放電を制御する必要がある。例えば、特許文献1あるいは特許文献2には、自立運転中に蓄電池が満充電となった場合、蓄電池130の抑制や停止を行うシステムが開示されている。
特開2000−116010号公報 特開平10−23673号公報
図5を参照して従来のマイクログリッドの構成例を説明する。図5は、商用連系運転時に停電が発生した場合に無瞬断電力供給を行なうためのシステム構成の従来例を示す図である。
図5に示す電源システム90においては、商用系統200との連系運転時は、第1遮断器191とACSW(交流半導体スイッチ)120が投入状態、第2遮断器192が開放状態となっている。また、太陽光発電や電力負荷の変動に応じて、INV135を介して蓄電池130の出力制御を行うことにより、ピークカット運転を行い、重要負荷150、保安負荷160、防災負荷170及び一般負荷180に対して電力の供給を行う。
一方、電圧検出部181が受電点P1の電圧を検出し、停電時は第1遮断器191及び受電点遮断機201を開放する。また、第1遮断器191の開放を示す状態信号によって非常用発電機190の起動を開始し、ACSW120は電圧低下を検出して開放し、重要負荷に対して無瞬断による自立範囲(A)内に対して電源供給を行う。非常用発電機190の起動後は、第2遮断器192とACSW120を投入することにより、かつ太陽電池140による太陽光発電出力を活用しながら、制御部902が自立範囲(B)の範囲内における自立運転を行う。
また、商用系統における停電が長期化することにより、非常用発電機190の燃料が枯渇した場合、蓄電池130の残量が継続する限り、自立範囲(A)における自立運転が継続される。
重要負荷の電力値が太陽電池の発電電力より少ない状態において、蓄電池130が満充電となった場合、蓄電池130の直流過電圧によりPCS(Power Conditioning System、電力変換装置)901が停止してしまう。このPCS901の停止により、重要負荷150に対する電力の供給が無くなり、重要負荷150が停電することになる。
このため、蓄電池130が満充電となった場合、制御部902は特許文献1及び特許文献2と同様に、太陽電池140からの蓄電池130に対する充電を停止することになる。
しかしながら、蓄電池130が満充電となって充電を停止した後、蓄電池130の充電電圧が満充充電の電圧に対して低下すると、蓄電池130に対する充電が再開されることになる。
このため、頻繁にPCS601が蓄電池130と太陽電池140との接続を遮断することになり、PCSにおける機械的な動作部分が劣化することになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、蓄電池による自立運転中において、重要負荷に対して太陽電池の発電電力が大きい場合、蓄電池の充電量が満充電以上と満充電以下とに頻繁に切り替わることなく、太陽電池による蓄電池に対する充電を制御することを可能とする分散型電源の自立運転システム及びその方法を提供することを目的とする。
本発明の自立分散型電源の自立運転システムは、商用系統からの電力供給を軽減する分散型電源の自立運転システムであり、前記商用系統と系統連系して、前記商用系統から電力が供給される給電系統における電力変動の補償を、蓄電池を用いて行う電力変換部と、自然エネルギー発電を行い、当該発電による電力を前記給電系統に対して供給する自然エネルギー発電機と、前記商用系統が前記給電系統と切り離され、前記自然エネルギー発電機の発電電力と前記蓄電池の電力とにより負荷を駆動する場合、前記蓄電池の充電制御において、当該蓄電池の電圧が第1の閾値を超えると、自然エネルギー発電機の運転を停止し、予め設定された充電開始の条件となると自然エネルギー発電機の運転を再開する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の自立運転システムは、前記制御部が、自然エネルギー発電機の運転開始の条件として、前記蓄電池の電圧が前記第1の閾値より低い第2の閾値以下となると自然エネルギー発電機の運転を開始することを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の自立運転システムは、前記第1の閾値が満充電を示す電圧値であり、前記第2の閾値が前記負荷を駆動可能とする規定電圧であることを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の自立運転システムは、前記制御部が、前記充電開始の条件として、前記蓄電池の電圧が前記第1の閾値を超えて充電を停止した時点から予め設定した停止時間を超えると自然エネルギー発電機の運転を開始することを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の自立運転システムは、前記制御部が、前記負荷の単位時間における消費電力量に対応させ、前記停止時間を設定することを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の自立運転方法は、商用系統からの電力供給を軽減する分散型電源の自立運転方法であり、前記商用系統と系統連系して、前記商用系統から電力が供給される給電系統における電力変動の補償を、蓄電池を用いて行う電力変換過程と、自然エネルギーを用いた発電を行い、当該発電による電力を前記給電系統に対して供給する自然エネルギー発電過程と、前記商用系統が前記給電系統と切り離され、前記自然エネルギー発電機の発電電力と前記蓄電池の電力とにより負荷を駆動する場合、前記蓄電池の充電制御において、当該蓄電池の電圧が第1の閾値を超えると自然エネルギー発電機の運転を停止し、予め設定された充電開始の条件となると自然エネルギー発電機の運転を再開する制御過程とを含むことを特徴とする。
この発明によれば、蓄電池による自立運転中において、重要負荷に対して自然エネルギーの発電電力が大きい場合、蓄電池の充電量が満充電以上と満充電以下とに頻繁に切り替わることなく、自然エネルギーによる蓄電池に対する充電を制御することが可能となり、発電停止と発電開始との切り替えを短い周期で連続して行うことによる機構の劣化を抑制することができる。
この発明の第1の実施形態による分散型電源の自立運転システム10の構成例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態における自立運転システム10の充電制御を説明する波形図である。 第2の実施形態による自立運転システム10の充電制御を説明する波形図である。 この発明の第3の実施形態による分散型電源の自立運転システム10Aの構成例を示す図である。 商用連系運転時の停電時の無瞬断電力供給を行なうためのシステム構成の従来例を示す図である
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による分散型電源の自立運転システム(以下、自立運転システム10)の構成例を示す図である。図1において、100は無停電電源装置、101は入力部、102は出力部、103は電圧検出部、110は制御部、120は交流半導体スイッチ(ACSW)、130は蓄電池、135はINV(インバータ、電力変換部)、140は太陽電池、をそれぞれ示す。また、145はPCS(パワーコンディショナ)、150は重要負荷、160は保安負荷、170は防災負荷、180は一般負荷、181は電力検出部、190は非常用発電機、191は第1遮断器、192は第2遮断器、をそれぞれ示す。また、200は商用電源、201は受電点遮断器、P1は受電点、400は給電ライン、をそれぞれ示す。この図1において、自立運転システム10は、商用連系運転(商用系統と系統連係を行う運転)時の停電時において、無停電電源装置100により、重要負荷150に対して無瞬断電力供給を行なう。
なお、図1において、重要負荷150を含み、停電直後と非常用発電機190が燃料枯渇により発電不能となった後の第1の自立範囲(A)、停電時に非常用発電機190の運転中に自立する範囲である第2の自立範囲(B)が定義されている。第1の自立範囲(A)は、自立運転システム10のうち、商用電源200側からみて入力部101を含み、当該入力部101よりも後段側に接続される各構成を含んでいる。また、第2の自立範囲(B)は、第1遮断器191を含み、当該第1遮断器191よりも後段側に接続される各構成を含んでいる。
自立運転システム10は、無停電電源装置100、PCS145、太陽電池140、重要負荷150、保安負荷160、防災負荷170、一般負荷180、電力検出部181、非常用発電機190、第1遮断器191、及び第2遮断器192を含んで構成される。
一般負荷180は、商用系統である商用電源200による給電ラインに受電点P1を介して接続され、給電ラインが停電その他の異常状態に陥った時には、受電点遮断器201により給電が遮断される。
保安負荷160、及び防災負荷170は、保安用途の負荷や防災用途の負荷などであり、重要度の高い負荷であって、給電ライン400に接続されている。給電ライン400は、第1遮断器191を介して一般負荷180と同様に、受電点P1に接続される。
この給電ライン400には、第2遮断器192を介して非常用発電機190が接続されるとともに、交流スイッチ120を介して重要負荷150が接続される。この重要負荷150は、給電ライン400が停電したときには非常用発電機190から電力が供給される。重要負荷150は、例えばサーバーなどであり、保安負荷160、及び防災負荷170よりさらに重要度の高い負荷である。この重要負荷150の接続ラインには、給電ライン400が停電し、さらに非常用発電機190が停止しても自立運転を可能にするため、インバータ135を介して蓄電池130が接続されるとともに、パワーコンディショナ145を介して太陽電池140が接続される。
非常用発電機190は、重油やその他の燃料を動力源とし、商用電源200の給電ラインが異常状態に陥った時(すなわち停電時)に起動される。非常用発電機190は、異常発生中は継続して運転され、第2の自立範囲(B)内において、商用電源200に代わって保安負荷160、防災負荷170及び重要負荷150に電力供給する。また、商用電源200の給電ラインが長時間にわたり異常状態が継続して、非常用発電機190が長時間運転を継続すると、燃料枯渇(燃料切れ)になり、運転停止に至る。なお、非常用発電機190の燃料切れ後においても、太陽電池140による発電が維持され、蓄電池130が蓄電している状態である限りは、第1の自立範囲(A)内で重要負荷150への電力供給が継続される。
蓄電池130は、例えば、充電及び放電が繰り返して可能なコンデンサや二次電池などであり、インバータ135を介して重要負荷150の接続ラインに接続される。蓄電池130は、商用電源200、太陽電池140、及び非常用発電機190により適宜充電され、保安負荷160、防災負荷170及び重要負荷150に対し(第2の自立範囲(B)内で自立運転している場合)、または重要負荷150(第1の自立範囲(A)内で自立運転している場合)に対して放電する。
インバータ135は、交流と直流との間を双方向に電力変換する双方向型の電力変換装置である。インバータ135は、給電ライン400の電力変動の補償を蓄電池130の電力を用いて行う。インバータ135は、商用電源200、太陽電池140、及び非常用発電機190から蓄電池130を充電するときの動作モードでは交流を直流に変換し、重要負荷150に蓄電池130から放電するときの動作モードでは直流を交流に変換する。なお、このインバータ135は、二次電池の充放電を制御するための充放電制御回路を内蔵する。この充放電制御回路は、後述する制御部110からの蓄電池指令値(制御指令値)が入力され、蓄電池指令値に応じて蓄電池130を構成する二次電池の充放電をコントロールする。
太陽電池140は、パワーコンディショナ145を介して重要負荷150の接続ラインに接続され、一般負荷180、保安負荷160、防災負荷170、及び重要負荷150に独立して発電出力を供給するものである。パワーコンディショナ145は、重要負荷150の接続ラインの所定の周波数や電圧に適合していない太陽電池140の直流出力を所定の交流電力に変換し、周波数や電圧を給電ラインの電力に適合させる。また、本実施形態において、太陽電池140を用いているが、自然エネルギーを用いた発電機(自然エネルギー発電機)であれば良く、例えば風力発電、水力発電などによる発電機を用いてもよい。
第1遮断器191は、一般負荷180が接続される商用電源200の給電ラインが給電状態にある通常の負荷運転時に投入され、商用電源200の給電ラインが停電状態になると開放(遮断)される。
第2遮断器192は、第1遮断器191が投入されて商用電源200の給電ラインが給電状態にあるとき開放され、商用電源200の給電ラインが停電状態となって非常用発電機190の電圧が確立する(接続ラインの所定の電圧に達する)と投入される。この第2遮断器192が投入されると、非常用発電機190の発電出力が保安負荷160、防災負荷170、及び重要負荷150に給電される。また、非常用発電機190が停止すると第2遮断器192は開放される。
電圧検出部181は、商用電源200の給電ラインが停電しているか否かの検出を行い、第1遮断器191、第2遮断器192の投入/開放、非常用発電機190の起動/停止の制御を行う。電圧検出部181は、商用電源200の給電ラインが停電すると、受電点遮断器201の非導通を検出して、第1遮断器191を開放するとともに、非常用発電機190を起動し、非常用発電機190の電圧確立後、第2遮断器192を投入する。電力検出部181は、商用電源200の給電ラインの停電が復旧すると、受電点遮断器201の導通を検出して、第1遮断器191を投入するとともに、第2遮断器192を開放して非常用発電機190を停止する。
電力検出部182は、受電点P1において、重要負荷150を含む総負荷(ただし、蓄電池130、太陽電池140、非常用発電機190からの電力供給分は除く)による消費電力を検出する総負荷消費電力検出手段として機能する。電力検出部182は、検出した検出値(受電点電力とする)を制御部110に送信する。
第1の自立範囲(A)内には、制御部110、交流スイッチ120、インバータ135、蓄電池130、太陽電池140、PCS145及び重要負荷150が含まれる。商用電源200が健全な状態(復帰状態も含む)であり、第1の自立範囲(A)に電力供給が必要であるとき、交流半導体スイッチ120において順方向に潮流が流れる。これにより、蓄電池130、重要負荷150は、交流スイッチ120を介して、商用電源200からの交流電力が供給される。
一方、商用電源200が停電状態になると、交流スイッチ120が遮断状態になり、商用電源200からの交流電力の供給が停止される。また、商用電源200に異常が発生すると、停電状態と同様に交流半導体スイッチ120が遮断状態になり、商用電源200からの交流電力の供給が停止される。この場合、蓄電池130からの電力が出力部102を介して重要負荷150に対して供給される。その後、非常用発電機190が発電を開始すると、非常用発電機190からの電力が第2遮断器192、交流スイッチ120を介して重要負荷150に対して一旦供給される。また、第2の自立範囲(B)における保安負荷160、及び防災負荷170には、非常用発電機190からの電力が供給される。その後、非常用発電機190が発電を停止すると、交流スイッチ120が遮断され、再び蓄電池130からの電力が出力部102を介して重要負荷150に対して供給される。
また、第1の自立範囲(A)内において、蓄電池130が放電し、あるいは太陽電池140が出力して余剰電力が発生している場合、交流スイッチ120において逆方向に潮流が流れる。これにより、商用電源200からの交流電力の供給が停止されている場合であっても、蓄電池130、太陽電池140から第2の自立範囲(B)における保安負荷160、防災負荷170に対する給電を行うことができる。
無停電電源装置100は、入力部101と出力部102との間に設けられた交流スイッチ120、蓄電池130、インバータ135、制御部110、及び電力検出部103を含んで構成される。インバータ135は、交流スイッチ120と蓄電池130との間に設けられている。この制御部110は、より上位のコントローラなどによる制御を受けるように構成することもできるが、本実施形態では制御部110が無停電電源装置100の制御を行うものとする。
インバータ135と蓄電池130との間には、電力検出部103が設けられる。
電力検出部103は、蓄電池130における蓄電池直流電圧である充電電圧を検出し、検出した検出値(蓄電池電圧とする)を制御部110に送信する。
制御部110は本発明に係る自立運転システム10の各制御を行うためのメインコントローラである。制御部110は、例えばCPU(中央処理演算装置)やRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)等を備える汎用の情報処理装置により構成される。制御部110は、CPUが予めROMに記憶させたプログラムをRAM上で実行することにより、入力された所定情報(検出値)に基づいて所定ブロックへの命令(制御指令値等)を出力する動作を行う。
制御部110は、交流スイッチ120、パワーコンディショナ145、インバータ135の充放電制御回路に対して、制御信号、制御指令値を出力し、それぞれを制御する。
また、制御部110は、内部に内部記憶部110aを有している。この内部記憶部110aには、停止閾値電圧V1と、停止閾値電圧V1より低い起動閾値電圧V2との2つの充電制御のための閾値電圧が、予め書き込まれて記憶されている。停止閾値電圧V1は、蓄電池130の満充電としてインバータ135が直流過充電圧として動作を停止する電圧より若干低い電圧(例えば、満充電の99%程度の電圧値)として設定されている。一方、起動閾値電圧V2は、停止閾値電圧V1よりも若干低く(例えば、満充電の90%程度の電圧値であり)、かつ重要負荷150の稼働可能な仕様電圧を超える電圧値の範囲内において設定されている。
商用電源200の給電ラインが停電し、かつ非常用発電機190の燃料が枯渇して、蓄電池130の放電と太陽電池140の発電により、第1の自立範囲(A)内における自立運転が行われている際、制御部110は蓄電池130の充電制御を以下の様に行う。
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が停止閾値電圧V1を超えた場合、蓄電池130の蓄電池電圧が満充電を超えるとして、パワーコンディショナ145の動作を停止させ(すなわち、自然エネルギー発電機の運転を停止させ)、太陽電池140からの給電ラインに対する電力の供給を停止する。これにより、給電ラインに対する太陽電池140からの電力の供給が行われなくなり、蓄電池130に対する充電処理が停止される。そして、蓄電池130に蓄電された電力のみによる重要負荷150に対する電力の供給が行われることで、蓄電池130の放電状態となる。
一方、制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が起動閾値電圧V2以下となった場合、蓄電池130が一定時間は充電可能となるとして、パワーコンディショナ145の動作を開始させ、太陽電池140からの給電ラインに対する電力の供給を開始する。これにより、給電ラインに対する太陽電池140からの電力の供給が行われ、重要負荷150に対して供給される電力より、太陽電池140の発電電力が大きい場合、余った電力による蓄電池130に対する充電処理が行われる。そして、蓄電池130に蓄電された電力と、太陽電池140の発電する電力とにより重要負荷150に対する電力の供給が行われ、上述したように、重要負荷150に対して供給される電力より、太陽電池140の発電電力が大きい場合、余った電力によって蓄電池130が充電状態となる。
次に、図2は、第1の実施形態における自立運転システム10の充電制御を説明する波形図である。この図2において、縦軸が蓄電池直流電圧(充電電圧、単位V)を示し、横軸が時間(t)を示している。
図2を用いて、図1に示す自立運転システム10における充電制御について説明する。ここで、商用電源200の給電ラインが停電し、かつ非常用発電機190の燃料が枯渇して、蓄電池130の放電と太陽電池140の発電電力により、第1の自立範囲(A)内における自立運転が行われている状態である。また、重要負荷150に対して供給される電力より、太陽電池140の発電電力が大きい場合として以下の説明を行う。
時刻t1:
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が、内部記憶部110aの起動閾値電圧V2未満であり、かつパワーコンディショナ145が停止している場合、パワーコンディショナ145を起動させる。
これにより、パワーコンディショナ145は、太陽電池140の発電電力を給電ラインに対して供給する。
この結果、重要負荷150には、蓄電池130及び太陽電池140から給電ラインを介して電力の供給が行われる(時刻t1から時刻t3の間、PCS(パワーコンディショナ145)運転)。
時刻t2:
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が、内部記憶部110aの起動閾値電圧V2以上に到達するが、何ら処理を行わない。
時刻t3:
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が、内部記憶部110aの停止閾値電圧V1以上となった場合、パワーコンディショナ145を停止させる。
これにより、パワーコンディショナ145は、太陽電池140の発電電力を給電ラインに対して供給する動作を停止する。
この結果、重要負荷150には、蓄電池130から給電ラインを介して電力の供給が行われ、蓄電池130は充電がなされない放電状態となる(時刻t3から時刻t5の間、PCS(パワーコンディショナ145)停止)。
時刻t4:
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が、停止閾値電圧V1以上の電圧から内部記憶部110aの停止閾値電圧V1以下となるが、何ら処理を行わない。
時刻t5:
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が、時刻t1と同様に、内部記憶部110aの起動閾値電圧V2未満となった場合、パワーコンディショナ145を起動させる。
これにより、パワーコンディショナ145は、太陽電池140の発電電力を給電ラインに対して供給する。
この結果、重要負荷150には、蓄電池130及び太陽電池140から給電ラインを介して電力の供給が行われる。
時刻t6:
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が、内部記憶部110aの起動閾値電圧V2に到達するが、何ら処理を行わない。
上述したように、本実施形態では、蓄電池130に対する充電処理において、停止閾値電圧V1と起動閾値電圧V2との電圧値の異なる2つの閾値を用いて充電停止及び充電開始の制御をそれぞれを制御している。
これにより、本実施形態によれば、パワーコンディショナ145を停止させる蓄電池電圧を停止閾値電圧V1により判定し、パワーコンディショナ145を起動させる蓄電池電圧を、停止閾値電圧V1よりも低い電圧である起動閾値電圧V2により判定するため、パワーコンディショナ145の起動及び停止を短い間隔で行うチャタリング処理が無くなるため、パワーコンディショナ145などの劣化を抑制することが可能となる。
<第2の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施形態における分散型電源の自立運転システム(以下、自立運転システム10)は、図1に示す第1の実施形態と構成は同様である。
以下、第2の実施形態の第1の実施形態と異なる点について説明する。
第2の実施形態による分散型電源の自立運転システム10が第1の実施形態と異なる点は、制御部110がパワーコンディショナ145を停止から起動させる際、停止してからの経過時間を用いることである。すなわち、第1の実施形態においては、制御部110が、停止閾値電圧V1を超えた場合にパワーコンディショナ145を停止させ、起動閾値電圧V2以下となるとパワーコンディショナ145を起動させていた。
しかしながら、第2の実施形態においては、制御部110が、停止閾値電圧V1を超えた場合にパワーコンディショナ145を停止させ、停止されてから所定の時間Tsが経過するとパワーコンディショナ145を起動させる。このため、制御部110における内部記憶部110aには、停止閾値電圧V1及び時間Tsが予め書き込まれて記憶されている。この時間Tsは、蓄電池130の満充電における蓄電電力量と重要負荷150の消費電力とにより、すなわち単位時間あたりの放電電力量から求められて設定されている。この時間Tsが経過すると、蓄電池130の蓄電電圧が第1の実施形態における起動閾値電圧V2以下となる。
また、制御部110は、内部にカウンター(計数器)を有しており、このカウンターにより時間のカウント(計数)を行う。そして、制御部110は、カウントしたカウント(計数)値と、時間Tsとの比較を行い、カウント値が時間Ts以上となると、パワーコンディショナ145の運転を停止させる。
次に、図3は、第2の実施形態による自立運転システム10の充電制御を説明する波形図である。この図3において、縦軸が蓄電池直流電圧(充電電圧、単位V)を示し、横軸が時間(t)を示している。
図3を用いて、第2の実施形態による自立運転システム10における充電制御について説明する。ここで、商用電源200の給電ラインが停電し、かつ非常用発電機190の燃料が枯渇して、蓄電池130の放電と太陽電池140の発電電力により、第1の自立範囲(A)内における自立運転が行われている状態である。また、重要負荷150に対して供給される電力より、太陽電池140の発電電力が大きい場合として以下の説明を行う。図3においては、パワーコンディショナ145が稼働状態にある時点から説明を行う。
時刻t11:
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が、内部記憶部110aの停止閾値電圧V1以上となった場合、パワーコンディショナ145を停止させる。
また、制御部110は、内部のタイマーをリセットした(「0」とした)後、このタイマーによるカウントを開始する。
これにより、パワーコンディショナ145は、太陽電池140の発電電力を給電ラインに対して供給する動作を停止する。
この結果、重要負荷150には、蓄電池130から給電ラインを介して電力の供給が行われ、蓄電池130は充電がなされない放電状態となる(時刻t11から時刻t13の間、PCS(パワーコンディショナ145)停止)。
時刻t12:
制御部110は、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が、内部記憶部110aの停止閾値電圧V1以下となった場合、何ら処理を行わない。
時刻t13:
制御部110は、内部のカウンターのカウント値が、内部記憶部110aの時間Tsを超えた場合、パワーコンディショナ145を起動させる。
これにより、パワーコンディショナ145は、太陽電池140の発電電力を給電ラインに対して供給する。
この結果、重要負荷150には、蓄電池130及び太陽電池140から給電ラインを介して電力の供給が行われる(時刻t13以降、PCS(パワーコンディショナ145)運転)。
上述したように、本実施形態では、蓄電池130に対する充電処理において、充電電圧が停止閾値電圧V1以上となった場合に充電を停止させ、充電を停止させてから時間Tsが経過すると充電を開始する制御を行っている。
これにより、本実施形態によれば、パワーコンディショナ145を停止させる蓄電池電圧を停止閾値電圧V1により判定し、パワーコンディショナ145を起動させる場合、停止させてから所定の時間Ts経過したことにより判定するため、パワーコンディショナ145が停止してから起動するまでの時間を一定時間確保することができる。これにより、パワーコンディショナ145の起動及び停止を短い間隔で行うチャタリング処理が無くなるため、パワーコンディショナ145などの劣化を抑制することが可能となる。
<第3の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。図4は、この発明の第3の実施形態による分散型電源の自立運転システム(以下、自立運転システム10A)の構成例を示す図である。図4の第3の実施形態による自立運転システム10Aにおいて、図1の第1及び第2の実施形態と異なる点は、給電ライン400とパワーコンディショナ145との間にスイッチ142が介挿されていることである。
第1の実施形態及び第2の実施形態の自立運転システム10Aにおいては、蓄電池130に対する充電を停止させる場合、パワーコンディショナ145を停止させて、太陽電池140からの発電電力を給電ライン400に対して出力させないようにしていた。
この第3の実施形態においては、パワーコンディショナ145を停止及び起動により蓄電池130に対する充電制御を行わず、スイッチ142をオンオフすることにより蓄電池130に対する充電制御を行う。
第1の実施形態と同様に、停止閾値電圧V1と起動閾値電圧V2とを用いた、蓄電池130に対する充電の停止及び開始の制御を行う場合を以下に説明する。
商用電源200の給電ラインが停電し、かつ非常用発電機190の燃料が枯渇して、蓄電池130の放電と太陽電池140の発電電力により、第1の自立範囲(A)内における自立運転が行われている際、制御部110Aは蓄電池130の充電制御を以下の様に行う。
制御部110Aは、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が停止閾値電圧V1を超えた場合、蓄電池130の蓄電池電圧が満充電を超えるとして、スイッチ142をオフし、パワーコンディショナ145を給電ライン400から切り離して(すなわち、自然エネルギー発電機の運転を停止させ)、太陽電池140からの給電ライン400に対する電力の供給を停止する。これにより、給電ライン400に対する太陽電池140の発電した電力の供給が行われなくなり、蓄電池130に対する充電処理が停止される。そして、蓄電池130に蓄電された電力のみによる重要負荷150に対する電力の供給が行われることで、蓄電池130の放電状態となる。
一方、制御部110Aは、電力検出部103から供給される蓄電池電圧が停止閾値電圧V2以下となった場合、蓄電池130が一定時間は充電可能となるとして、スイッチ142をオンし、パワーコンディショナ145と給電ライン400とを接続させ、太陽電池140からの給電ラインに対する電力の供給を開始する。これにより、給電ラインに対する太陽電池140からの電力の供給が行われ、重要負荷150に対して供給される電力より、太陽電池140の発電電力が大きい場合、余った電力による蓄電池130に対する充電処理が行われる。そして、蓄電池130に蓄電された電力と、太陽電池140の発電する電力とにより重要負荷150に対する電力の供給が行われ、上述したように、重要負荷150に対して供給される電力より、太陽電池140の発電電力が大きい場合、余った電力によって蓄電池130が充電状態となる。
次に、第2の実施形態と同様に、停止閾値電圧V1と時間Tsとを用いた、蓄電池130に対する充電の停止及び開始の制御を行う場合を以下に説明する。
制御部110Aは、停止閾値電圧V1を超えた場合に、蓄電池130に対する充電を停止させるため、スイッチ142をオフとして、パワーコンディショナ145と給電ライン400とを切り離す。
また、制御部110Aは、スイッチ142がオフされて充電が停止されてから所定の時間Tsが経過すると、蓄電池130に対する充電を開始するため、スイッチ142をオン状態とし、パワーコンディショナ145と給電ライン400とを接続する。すなわち、制御部110Aは、内部にカウンター(計数器)を有しており、このカウンターにより時間のカウント(計数)を行う。そして、制御部110Aは、カウントしたカウント(計数)値と、時間Tsとの比較を行い、カウント値が時間Ts以上となると、パワーコンディショナ145の運転を停止させる。
また、図1における制御部110及び図4における制御部110Aの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより蓄電池130に対する充電制御の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10,10A…自立運転システム
100…無停電電源装置
101…入力部
102…出力部
103…電圧検出部
110,110A…制御部
110a…内部記憶部
120…交流スイッチ(ACSW)
130…蓄電池
140…太陽電池
142…スイッチ
145…パワーコンディショナ(PCS)
150…重要負荷
160…保安負荷
170…防災負荷
180…一般負荷
181…電圧検出部
182…電力検出部
190…非常用発電機
191…第1遮断器
192…第2遮断器
200…商用電源
201…受電点遮断機
400…給電ライン
P1…受電点

Claims (6)

  1. 商用系統からの電力供給を軽減する分散型電源の自立運転システムであり、
    前記商用系統と系統連系して、前記商用系統から電力が供給される給電系統における電力変動の補償を、蓄電池を用いて行う電力変換部と、
    自然エネルギーを用いた発電を行い、当該発電による電力を前記給電系統に対して供給する自然エネルギー発電機と、
    前記商用系統が前記給電系統と切り離され、前記自然エネルギー発電機の発電電力と前記蓄電池の電力とにより負荷を駆動する場合、前記蓄電池の充電制御において、当該蓄電池の電圧が第1の閾値を超えると自然エネルギー発電機の運転を停止し、予め設定された充電開始の条件となると自然エネルギー発電機の運転を再開する制御部と
    を備えることを特徴とする分散型電源の自立運転システム。
  2. 前記制御部が、
    前記充電開始の条件として、前記蓄電池の電圧が前記第1の閾値より低い第2の閾値以下となると自然エネルギー発電機の運転を開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分散型電源の自立運転システム。
  3. 前記第1の閾値が満充電を示す電圧値であり、前記第2の閾値が前記負荷を駆動可能とする規定電圧であることを特徴とする請求項2に記載の分散型電源の自立運転システム。
  4. 前記制御部が、
    前記充電開始の条件として、前記蓄電池の電圧が前記第1の閾値を超えて自然エネルギー発電機の運転を停止した時点から予め設定した停止時間を超えると自然エネルギー発電機の運転を開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分散型電源の自立運転システム。
  5. 前記制御部が、
    前記負荷の単位時間における消費電力量に対応させ、前記停止時間を設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の分散型電源の自立運転システム。
  6. 商用系統からの電力供給を軽減する分散型電源の自立運転方法であり、
    前記商用系統と系統連系して、前記商用系統から電力が供給される給電系統における電力変動の補償を、蓄電池を用いて行う電力変換過程と、
    自然エネルギーを用いた発電を行い、当該発電による電力を前記給電系統に対して供給する自然エネルギー発電過程と、
    前記商用系統が前記給電系統と切り離され、前記自然エネルギー発電機の発電電力と前記蓄電池の電力とにより負荷を駆動する場合、前記蓄電池の充電制御において、当該蓄電池の電圧が第1の閾値を超えると自然エネルギー発電機の運転を停止し、予め設定された充電開始の条件となると自然エネルギー発電機の運転を再開する制御過程と
    を含むことを特徴とする分散型電源の自立運転方法。
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