JP2014060571A - 報知音生成システム、報知音生成装置、報知音生成方法およびプログラム - Google Patents

報知音生成システム、報知音生成装置、報知音生成方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所望の位置において安定した定位で出力される報知音を生成することを可能とする。
【解決手段】ダミーヘッド装置200は、ダミーヘッド210およびマイクロフォン220を備える。音声出力装置100は、測定信号を出力するスピーカ150を備える。報知音生成装置300は、スピーカ150からマイクロフォン220までの伝達関数を測定する音場測定制御部311、伝達関数に基づき、マイクロフォン220が装着されている位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成制御部312、クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証部313、抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成制御部314、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内等の反射が多い室内において、所望の位置に定位した警告音等の報知音を生成する、報知音生成システム、報知音生成装置、報知音生成方法およびプログラムに関する。
従来、自動車運転時における運転者に対する警告音等の報知音は、メータボックスに内蔵された圧電スピーカにより発生させるため、音の定位が不明瞭であった。報知音は、音の発生とともに、その報知音が何に対する報知音か、報知する対象者に理解させることが重要である。このため、発明者らは、先に特願2011−089915号として、報知音による報知の対象となる対象物あるいは対象物の方向に報知音を定位させる技術を提案している。
特開2004−226189号公報
特許文献1においては、音像を定位させるために加工された音声ガイダンスの組み合わせを抽出して出力することが開示されている。このように予め音像を定位させるための加工が行われている音声データを用いた場合であっても、再生するスピーカの位置や報知音の周波数によっては、所望の定位位置以外にも音像が確認されることがある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、所望の位置において安定した定位で出力される報知音を生成することを可能とする、報知音生成システム、報知音生成装置、報知音生成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る報知音生成システム(10)は、ダミーヘッド(210)および前記ダミーヘッド(210)の左右の耳部に装着されたマイクロフォン(220)を備えるダミーヘッド装置(200)、測定信号を出力するスピーカ(150)を備える音声出力装置(100)、 前記スピーカ(150)から出力され前記マイクロフォン(220)から入力された前記測定信号に基づき、前記スピーカ(150)から前記マイクロフォン(220)までの伝達関数を測定する音場測定制御部(311)、前記音場測定制御部(311)により測定された前記伝達関数に基づき、前記マイクロフォン(220)が装着されている位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成制御部(312)、前記クロストークキャンセルフィルタ生成制御部(312)によって生成した前記クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証部(313)、前記クロストークキャンセル検証部(313)により抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成制御部(314)、を備える報知音生成装置(300)、から構成されることを特徴とする。
また、本発明に関わる報知音生成装置(300)は、報知音を出力するスピーカ(150)から報知音聴取位置までの伝達関数を測定する音場測定制御部(311)、前記音場測定制御部(311)により測定された前記伝達関数に基づき、前記報知音聴取位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成制御部(312)、前記クロストークキャンセルフィルタ生成制御部(312)によって生成した前記クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証部(313)、前記クロストークキャンセル検証部(313)により抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成制御部(314)、を備えることを特徴とする。
また、本発明に関わる報知音生成方法は、報知音を出力するスピーカ(150)から報知音聴取位置までの伝達関数を測定する音場測定ステップ、前記音場測定ステップにおいて測定された前記伝達関数に基づき、前記報知音聴取位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成ステップ、前記クロストークキャンセルフィルタ生成ステップにおいて生成した前記クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証ステップ、前記クロストークキャンセル検証ステップにおいて抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成ステップ、を備えることを特徴とする。
また、本発明に関わるプログラムは、報知音を生成する報知音生成装置(300)が備えるコンピュータ(310)に、報知音を出力するスピーカ(150)から報知音聴取位置までの伝達関数を測定する音場測定ステップ、前記音場測定ステップにおいて測定された前記伝達関数に基づき、前記報知音聴取位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成ステップ、前記クロストークキャンセルフィルタ生成ステップにおいて生成した前記クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証ステップ、前記クロストークキャンセル検証ステップにおいて抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成ステップ、を実行させることを特長とする。
本発明によれば、所望の位置において安定した定位で出力される報知音を生成することを可能とする。
本発明に係る報知音生成システムの構成ブロック図の例である。 図1におけるセンサ部の構成ブロック図の例である。 図1における報知音データの構成ブロック図の例である。 本発明の第1の実施形態を表すフローチャートである。 本発明の実施形態における、伝達関数を説明した概念図である。 本発明の実施形態における、伝達関数の実測例を示す図である。 本発明の実施形態における、逆フィルタの周波数特性例を示す図である。 本発明の実施形態における、時間応答の実測例を示す図である。 本発明の実施形態における、周波数特性の実測例を示す図である。 本発明の実施形態における、無響室での伝達関数の実測結果とクロストークキャンセルフィルタの例を示す図である。 本発明の実施形態における、無響室でのクロストークキャンセルフィルタの検証結果の例を示す図である。 本発明の実施形態における、報知音デザイン時の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を表すフローチャートである。
以下、本発明における報知音生成システム10について、図1から図3を参照して説明する。
報知音生成システム10は、その構成として、音声出力装置100、ダミーヘッド装置200、報知音生成装置300から構成される。
音声出力装置100は、報知音生成システム10が例えば車室内における報知音を生成する場合は、車室内で音声を再生する車載オーディオ装置や、ナビゲーション装置である。また、音声出力装置100は、報知音再生専用の装置であってもよい。
音声出力装置100は、増幅部100、記憶部120、第1の制御部130、スピーカ150、センサ部180を備える。
増幅部100は、オーディオ用アンプであり、第1の制御部130からの制御信号に基づく増幅率で音声信号を増幅し、スピーカ150へ出力する。記憶部120は、HDD(Hard Disk Drive)装置やメモリ等により構成され、音声出力装置100において再生可能なオーディオデータや、報知音データを記憶する。また、記憶部120は、第1の制御部130からの操作信号に基づき、各種データの記憶や読み出しが制御される。
スピーカ150は、右スピーカ150Rおよび左スピーカ150Lから構成され、増幅部100から出力される音声信号を音波に変換する。
第1の制御部130は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)に加えてRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等により構成される。第1の制御部130は、音声出力装置100が備える各部を制御するとともに、音声出力装置100に入力される各種信号やデータに対する処理や演算を行う。
センサ部180は、報知音生成システム10が車両において用いられる場合、車両内外の各種状態を検出するセンサより構成される。ここで、センサ部180の具体的な構成を、図2により説明する。センサ部180は、一例として、窓センサ181、燃料センサ182、方向指示センサ183、ブレーキセンサ184、搭乗者センサ185、障害物センサ186等がある。
窓センサ181は、車両の窓の開閉状態を測定するセンサであり、車両における開閉可能な窓全てにおける、開閉および開状態における開度合いを示す信号を、第1の制御部130に出力する。燃料センサ182は、車両の燃料の量を測定し、燃料の残量を示す信号を第1の制御部130に出力する。燃料センサ182は、車両の動力源が電気または電気と内燃機関のハイブリッドである場合、電力量を測定するセンサが含まれてもよい。
方向指示センサ183は、周辺における他の車両に進行方向等を表示するウィンカーの動作を検出し、検出した信号を第1の制御部130に出力する。方向指示センサ183は、特にセンサを設けなくとも、ウィンカーを動作させるリレーに基づく信号を取得してもよい。ブレーキセンサ184は、サイドブレーキのオン/オフを検出し、検出した信号を第1の制御部130に出力する。
搭乗者センサ185は、車両におけるシート毎の搭乗者の有無を検出し、検出した信号を第1の制御部130に出力する。搭乗者センサ185は、シート毎に装着される重量センサや、車内を撮影する撮像装置による人物検出、シートベルト装着による電気的な導通の検出によるものなどがある。
障害物センサ186は、車外を撮影する撮像装置や、赤外線センサ、超音波センサ等によるものであり、車両を中心に複数の方向に対して障害物を検出できるよう、複数のセンサが備えられる。障害物センサ186は、車両の進行方向に、車両の進行を妨げる障害物を検出した場合、障害物を検出したことを示す信号を第1の制御部130に出力する。
記憶部120には、センサ部180における各種センサから出力された信号に基づき、スピーカ150から出力される報知音データ121が記憶されている。報知音データ121の具体的な例を、図3に示す。図3において、燃料センサ182からの出力に基づき出力される燃料切れ警告用報知音データ1212、方向指示センサ183からの出力に基づき出力される方向指示用報知音データ1213、ブレーキセンサ184からの出力に基づき出力されるブレーキ解除忘れ警告用報知音データ1214、障害物センサ186からの出力に基づき出力される障害物警告用報知音データ1216などである。
これらの各報知音データ121は、記憶部120にPCMデータなどのデジタル音声データとして記憶されている。また、MP3形式のデータや、MIDI(登録商標)形式のデータであってもよい。
また、第1の制御部130は、ROMに記憶されているプログラムの動作により、センサデータ取得制御部131、再生制御部132として機能する。
センサデータ取得制御部131は、センサ部180を構成する各種センサより、適切なタイミングで信号を取得し、取得した信号に対して報知音を出力する対象を選択する処理等を行う。再生制御部132は、記憶部120に記憶されている各種コンテンツデータの再生を実行する制御を行うとともに、センサデータ取得制御部131における報知音出力タイミングに、適切な報知音を出力させる制御を行う。
具体例としては、センサデータ取得制御部131が燃料センサ182より取得した信号が、残燃料が所定数量以下となったことを示している場合、再生制御部132は、燃料切れ警告用報知音データ1212を出力させる制御を行う。同様に、センサデータ取得制御部131が方向指示センサ183より取得した信号が、方向指示を動作させていることを示している場合、再生制御部132は、方向指示用報知音データ1213を出力させる制御を行う。同様に、センサデータ取得制御部131がブレーキセンサ184より取得した信号が、サイドブレーキを動作させている状態であることを示している場合に、他のセンサにより車両の移動開始が検出された場合、再生制御部132は、ブレーキ解除忘れ警告用報知音データ1214を出力させる制御を行う。同様に、センサデータ取得制御部131が障害物センサ186より取得した信号が、車両の進行方向に障害物が存在することを示している場合、再生制御部132は、障害物警告用報知音データ1216を出力させる制御を行う。
ダミーヘッド装置200は、ダミーヘッド210およびダミーヘッド210の耳の位置に装着されるマイクロフォン220から構成される。ダミーヘッド210は、車両における例えば運転者が着座する位置に配置される。ダミーヘッド210に代えて、人の両耳にマイクロフォン220を装着し、運転席に着座させてもよい。この場合、報知音を生成する対象の車両を通常運転する人物であれば、その人物の聴覚特性および伝達関数等を用いることができるため、なお、好ましい。
マイクロフォン220は、ダミーヘッド210の左右の耳に各々装着されたステレオマイクロフォンであり、マイクロフォン220が取得した音声信号は、報知音生成装置300に入力される。
報知音生成装置300は、汎用的なPC(Personal Computer)や専用の装置により構成される。報知音生成装置300は、第2の制御部310、表示部350、操作部360を備える。報知音生成装置300は、音声出力装置100と一体に構成されていてもよく、その場合は、第2の制御部310、表示部350、操作部360は、音声出力装置100において共用される。
第2の制御部310は、例えばCPUやDSPに加えてRAMおよびROM等により構成される。第2の制御部310は、報知音生成装置300が備える各部を制御するとともに、報知音生成装置300に入力される各種信号やデータに対する処理や演算を行う。
表示部350は、例えば液晶表示素子や有機EL(Electro Luminescence)表示素子等からなり、第2の制御部310の処理によって表示内容や表示形態が制御される。表示部350の表示例としては、報知音生成画面等である。
操作部360は、報知音生成装置300に対してユーザが各種処理や動作指示を行うためのユーザインターフェースであり、例えば、押ボタン式や回転式の操作手段、各種キーやマウスなどである。または表示部350に重ねて設けられたタッチパネルであってもよい。操作部360が操作されることにより、操作に基づく信号が第2の制御部310に出力され、操作に基づく各部の動作や各種処理が実行される。
また、第2の制御部310は、ROMに記憶されているプログラムの動作により、音場測定制御部311、クロストークキャンセルフィルタ生成制御部312、クロストークキャンセル検証部313、報知音生成制御部314として機能する。
音場測定制御部311は、操作部360による指示に基づき、スピーカ150から出力された測定用信号および測定用信号が車室内等の空間を経由してマイクロフォン220が取得したデータに基づき、スピーカ150からマイクロフォン220までの伝達関数を測定する。
クロストークキャンセルフィルタ生成制御部312は、音場測定制御部311が測定した伝達関数から、クロストーク信号を含む、車室内等における空間の影響をキャンセルするためのクロストークキャンセルフィルタを生成する。
クロストークキャンセル検証部313は、クロストークキャンセルフィルタ生成制御部312が生成したクロストークキャンセルフィルタに対して、クロストークキャンセルが周波数帯域毎にどの程度行われるのか検証する。検証結果は、表示部350に表示される。
報知音生成制御部314は、クロストークキャンセル検証部313の検証結果に基づき、ユーザが操作部360を操作することにより適切な報知音が生成される制御を行う。具体的には、クロストークキャンセル検証部313の検証結果の表示に基づく適切な音階表示などである。
次に、図4から図12を参照して、本発明の第1の実施形態としての報知音生成処理を説明する。本実施形態は、車両において運転席に着座している運転者に対して、車両やその周囲における異常や危険を報知するための報知音を生成する事例として説明する。本発明は、車両以外にも、鉄道や航空機、船舶、オペレーションを伴う各種設備など、報知音を聴取するユーザの位置がある程度特定できる対象であれば、適用可能である。
先ず、報知音を生成したい環境(この場合は車室内)に、報知音生成システム10を設置する。そして、実際に報知音が再生される環境で測定を行うことで、本発明の報知音生成システム10において生成された報知音は、生成に用いられた車両または車種に対して最適な報知音となる。
先ず、報知音生成システム10が車室内に設置された状態において、音場測定制御部311の制御により、スピーカ150からマイクロフォン220までの伝達関数を測定する(ステップS101)。
ステップS101における伝達関数の測定には、スピーカ150より出力しマイクロフォン220によって取得する測定用信号を、幅の狭いパルス性(15μs〜20μs、50〜100V)の信号を多数回取得して平均化する同期加算法、M系列雑音やピンクノイズ信号を用い、音源(スピーカ150)のパワースペクトルと音源・受音点(マイクロフォン220)間のクロスパワースペクトルから周波数伝達特性を求め、フーリエ逆変換により計測するクロススペクトル法、さらに、タイムストレッチドパルス信号の応答と時間軸を反転させた駆動信号との畳み込みにより伝達関数を求めるタイムストレッチドパルス法などがある。
音場測定制御部311は、上述したような測定方法を用いて、図5に示すように、右スピーカ150Rから左耳に相当するマイクロフォン220Lまでの伝達関数hRO(t)、右スピーカ150Rから右耳に相当するマイクロフォン220Rまでの伝達関数hRS(t)、左スピーカ150Lから左耳に相当するマイクロフォン220Lまでの伝達関数hLS(t)、左スピーカ150Lから右耳に相当するマイクロフォン220Rまでの伝達関数hLO(t)を測定する。なお、伝達関数hRO(t)及び伝達関数hLO(t)をクロストーク信号と呼んでいる。
図6は、本実施形態として、窓を密閉した車室内において計測した各伝達関数であり、横軸は時間、縦軸は音圧振幅である。また、図6(A)は伝達関数hLS(t)、図6(B)は伝達関数hLO(t)、図6(C)は伝達関数hRO(t)、図6(D)は伝達関数hRS(t)である。
次に、クロストークキャンセルフィルタ生成制御部312は、ステップS101において測定した伝達関数に基づき、クロストークキャンセルフィルタを生成する(ステップS102)。ここで生成するクロストークキャンセルフィルタは、クロストーク信号及び車室内などの再生環境に基づく反射音などをキャンセルするものであり、スピーカ150に入力された測定信号とマイクロフォン220が取得する信号(両耳で聴取する信号)とが同一となることである。
したがって、両耳に位置するマイクロフォン220Lおよびマイクロフォン220Rおける応答pl(t)およびpr(t)が、数式1に表されるシステムフィルタFを求める。
Figure 2014060571
また、pl(t)およびpr(t)は同時に数式2を満足させる。
Figure 2014060571
これをフーリエ変換し、行列を使って表すと数式3のように表される。
Figure 2014060571
このため、クロストークキャンセルフィルタFは、数式4で表される空間伝達関数行列Hの逆行列となるため、数式5で表される。
Figure 2014060571
Figure 2014060571
数式5における逆フィルタ部1/D(ω)の算出は、最小二乗法を用いる算出法、QR法、レギュラリゼーションパラメータを用いた手法など既存の算出法を用いることができる。
図7は、本実施形態において求めた逆フィルタ部1/D(ω)のデータであり、横軸は周波数、縦軸は音圧レベルである。
次に、ステップS102において生成されたクロストークキャンセルフィルタに対して、クロストークキャンセル検証部313は、実際の音場におけるクロストークキャンセルの実効値を検証する(ステップS103)。ステップS103におけるクロストークキャンセルの検証とは、数式1の成立度合いを検証する。本実施形態においては、数式6および数式7による2種類の検証を行う。
Figure 2014060571
Figure 2014060571
図8および図9は、本実施形態として車室内における検証結果である。図8は、時間応答を示し、横軸は時間、縦軸は音圧振幅である。また、図9は、周波数特性を示し、横軸は周波数、縦軸は音圧レベルである。また、比較のために、無響室において測定した伝達関数およびクロストークキャンセルフィルタの特性を図10に示し、同様に検証結果を図11に示す。
無響室における検証結果である図11(A)では、Lchのスピーカ150Lに検証信号を入力した場合の左耳に相当するマイクロフォン220Lの応答pLchLeの振幅は大きく、右耳に相当するマイクロフォン220Rの応答pLchReは殆ど無音である。また、図11(C)ではRchのスピーカ150Rに検証信号を入力した場合の右耳に相当するマイクロフォン220Rの応答pRchReの振幅は大きく、左耳に相当するマイクロフォン220Lの応答pRchLeは殆ど無音である。
また、図11に示す周波数特性(B)(D)においても、低周波数領域(例えば、数十Hz)から高周波数領域(例えば20kHz)まで、両耳のレベル差が大きくとれている。このため、図11に示す無響室での検証結果は、数式6および数式7が成り立っているといえる。
図8および図9に示した、車室内における検証結果においては、図8(B)、(C)を見てもわかるとおり、無音ではないことがわかる。また図9においては、両耳のレベル差が大きい周波数領域は狭く、約300Hz〜約1kHzの範囲において、15dB前後のレベル差が、効果として示される。
レベル差の大きい周波数領域が狭くなる要因としては、車室内において設置されるスピーカ150は、ダッシュボード上に設置されているため、スピーカ150の振動板の口径は例えば直径3cmなど小さいものに限られ、低周波数領域の再生能力を欠いているためである。また、高周波数領域については、車室周辺に設置されている各種ガラスによる反射によって、高周波数領域の残響時間が長く、さらに位相がランダムに乱れるため、マイクロフォン220の位置においては、反射音をキャンセルするキャンセル用の音波が正確に逆相とならず、キャンセルしきれないことが考えられる。
このような音場環境は、使用するスピーカ150、測定対象の車両、車種によって異なるため、実際の再生音場を用いて検証を行うことが効果的である。
次に、ステップS103における検証結果に基づき、報知音生成制御部314は、表示部350にクロストークキャンセル効果が比較的高い周波数帯域を表示させる(ステップS104)。
ステップS104の処理は、先ず、ステップS103において測定されたそれぞれの応答について、周波数特性のエンベロープを算出する。エンベロープ算出は、周波数振幅値の移動平均やヒルベルト変換などを用いて算出する。
例えば、数式8に示すように、LchLeのエンベロープとLchReのエンベロープを周波数毎に比較して、その差が約15dB以上となる周波数を、クロストークキャンセル効果が高い周波数であると判断する。RchLeのエンベロープとRchReのエンベロープについても同様であり、数式8における結果として、Dl(i)≧15、Dr(i)≧15である周波数について、クロストークキャンセル効果が高い周波数として表示させる。数式8において、Mは音圧レベルを意味し、iは離散周波数のインデックスを表す。なお、15dBという数値に関しては、本実施例により限定されるものではなく、測定対象の車両、車種により最適値に変更することができる。
Figure 2014060571
ステップS104における表示形態としては、例えば、300Hz〜1kHzのように周波数帯域を数値で表示してもよく、図12に示すように、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域を、ピアノの鍵盤400に対応付けて表示してもよい。図12は、鍵盤400上に斜線の無い範囲を、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域として示している。図面の都合上、白鍵のみを用いてクロストークキャンセル効果が高い周波数帯域を示しているが、黒鍵についても同様の表示を行ってもよい。
ステップS104において、表示部350にクロストークキャンセル効果が高い周波数帯域を表示した後、報知音生成制御部314は、ユーザによる操作部360の操作を受け付けて、報知音をデザインする(ステップS105)。
ステップS105の処理は、例えば図12のように、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域を鍵盤400に対応付けて表示している場合、ユーザが操作部360を操作し、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域に該当する鍵盤400を選択することにより、報知音がデザインされる。この場合、操作部360は、表示部350に表示された鍵盤400を直接タッチ操作可能なタッチパネルであることが好ましい。
また、ステップS105の処理は、ユーザの操作によらなくとも、報知音生成制御部314が自動的に報知音をデザインしてもよい。この場合、自動生成された報知音に対して、ユーザが操作部350の操作によって報知音を修正可能としてもよい。
ステップS105においてデザインされる報知音の例としては、例えば障害物警告用報知音データ1216のように緊急性のある報知音である場合は、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域内の複数の鍵盤400に該当する不協和音とし、2〜3種類の和音を早いテンポで繰り返す報知音とする。また、例えばブレーキ解除忘れ警告用報知音データ1214のように緊急性を要しない報知音である場合は、1種類の不協和音が1回の報知音とする。また、例えば方向指示用報知音データ1213の例としては、2つの音を交互に繰り返す報知音とする。また、例えば燃料切れ警告用報知音データ1212の例としては、下降音階を用いた報知音とする。
次に、報知音生成制御部314は、ステップS105でデザインされた報知音を元に、実際に用いる報知音を生成する(ステップS106)。ステップS106における報知音生成は、ステップS105でデザインされた報知音を、指定された定位方向に音像が定位するような処理を行う。
例えば、運転席に着座した人物から見た所定の定位方向が、その人物の正面を0度として、右45度である場合、数式9に示すように、右45度の頭部伝達関数hTL45(t)、hTR45(t)と、ステップS102において作成したシステムフィルタFを、ステップS105においてデザインされた報知音に畳み込むことで、スピーカ150から出力するための報知音データl(t)、r(t)が生成される。
Figure 2014060571
数式9において、s(t)は、ステップS105においてデザインされた報知音のデータである。また、所望の音像定位方向を任意に選択する場合は、予め方向別の頭部伝達関数を記録したデータベースを用意し、指定された方向の頭部伝達関数が選択されるようにしてもよい。方向別の頭部伝達関数は、無響室で測定された伝達関数でもよいが、実際の車室内において測定された伝達関数を用いる場合は、さらに音像定位の精度が向上する。また、音像の定位方向ではなくピンポイントの位置に音像を定位させたい場合は、対象となる位置にスピーカ150を設置して測定された頭部伝達関数を用いることにより、精度よく音像を定位させることができる。
このようにして生成された報知音は、音声出力装置100の記憶部120に報知音データ121として記録され、センサ部180からの出力に対応した報知音が選択されて出力される。このように、報知音には予め音像定位のための伝達関数が畳み込まれているため、報知音の出力時に、所望の音像定位を行うための演算を不要とする。
それぞれの報知音には、再生される環境に応じた伝達関数が畳み込まれているため、実際の運転中などに、車内の音場の変化に合わせるように伝達関数を切り替えたり、演算する必要がない。例えば、窓センサ181から取得した窓の開閉度合いや、搭乗者センサ185から取得した搭乗者の人数や搭乗位置に応じた報知音データを記憶部120から読み出すこととなるため、音声出力装置100において複雑な演算を不要とする。このため、音声出力装置100における第1の制御部130には、高価な高速演算素子等を用いる必要がなく、コスト的にもメリットがある。
次に、図13を参照して、本発明の第2の実施形態としての報知音生成処理を説明する。第2の実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の内容については、説明を省略する。
第2の実施形態においては、報知音を新たに生成せず、予め記憶部120に記憶されている報知音を、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域に基づき加工するものである。従って、図13においては、ステップS101からステップS104までの処理及びステップS106は、第1の実施形態と同一である。
ステップS104において、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域の確認表示を行った後、報知音生成制御部314は、予め記憶されている報知音の周波数特性を分析し、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域との比較を行い、予め記憶されている報知音の周波数帯域が、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域に含まれているか否かを分析する(ステップS205)。予め記憶されている報知音とは、記憶部120に記憶されている報知音でもよく、例えば、音声出力装置100または報知音生成装置300に備えられる図示しない光ディスクドライブやメモリカードスロット等を介して、光ディスクやメモリカード等の外部記憶媒体から読み込んでもよい。
ステップS205において、予め記憶されている報知音の周波数帯域が、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域に含まれている場合は、報知音の加工は行わない。予め記憶されている報知音の周波数帯域が、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域に含まれていない場合は、予め記憶されている報知音の周波数帯域に対して、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域に含まれるよう、報知音を加工する(ステップS206)。
例えば、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域より、予め記憶されている報知音の周波数帯域が高い周波数帯域である場合は、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域に入るように音の高さをピッチシフトダウンにより低くする。また、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域より、予め記憶されている報知音の周波数帯域が低い周波数帯域である場合は、クロストークキャンセル効果が高い周波数帯域に入るように音の高さをピッチシフトアップにより高くする。
このような第2の実施形態においては、予め提供されている報知音に対しても、適切に音像が定位した報知音とすることができる。
本発明における各ステップを実行するためのプログラムは、例えばネットワークや可搬型の記憶媒体によって、PCやタブレット端末等にインストールされることにより、報知音生成装置300が実現される構成としてもよい。
10:報知音生成システム100:音声出力装置、110:増幅部、120:記憶部、130:第1の制御部、150:スピーカ、180:センサ部、200:ダミーヘッド装置、210:ダミーヘッド、220:マイクロフォン、300:報知音生成装置、310:第2の制御部、311:音場測定制御部、312:クロストークキャンセルフィルタ生成制御部、313:クロストークキャンセル検証部、314:報知音生成制御部、350:表示部、360:操作部

Claims (6)

  1. 報知音生成システムクレーム
    ダミーヘッドおよび前記ダミーヘッドの左右の耳部に装着されたマイクロフォンを備えるダミーヘッド装置、
    測定信号を出力するスピーカを備える音声出力装置、
    前記スピーカから出力され前記マイクロフォンから入力された前記測定信号に基づき、前記スピーカから前記マイクロフォンまでの伝達関数を測定する音場測定制御部、前記音場測定制御部により測定された前記伝達関数に基づき、前記マイクロフォンが装着されている位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成制御部、前記クロストークキャンセルフィルタ生成制御部によって生成した前記クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証部、前記クロストークキャンセル検証部により抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成制御部、
    を備える報知音生成装置、
    から構成されることを特徴とする報知音生成システム。
  2. 前記音声出力装置は、報知音を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記報知音生成制御部は、前記記憶部に記憶されている報知音に対し、前記クロストークキャンセル検証部により抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を加工する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の報知音生成システム。
  3. 前記報知音生成装置は、表示部および操作部を更に備え、
    前記報知音生成制御部は、前記クロストークキャンセル検証部により抽出された前記周波数帯域を前記表示部に表示させるとともに、前記表示部に表示された前記周波数帯域が前記操作部による操作によって選択されることにより前記報知音を生成する、
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の報知音生成システム。
  4. 報知音生成装置クレーム
    報知音を出力するスピーカから報知音聴取位置までの伝達関数を測定する音場測定制御部、
    前記音場測定制御部により測定された前記伝達関数に基づき、前記報知音聴取位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成制御部、
    前記クロストークキャンセルフィルタ生成制御部によって生成した前記クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証部、
    前記クロストークキャンセル検証部により抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成制御部、
    を備えることを特徴とする報知音生成装置。
  5. 報知音生成方法クレーム
    報知音を出力するスピーカから報知音聴取位置までの伝達関数を測定する音場測定ステップ、
    前記音場測定ステップにおいて測定された前記伝達関数に基づき、前記報知音聴取位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成ステップ、
    前記クロストークキャンセルフィルタ生成ステップにおいて生成した前記クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証ステップ、
    前記クロストークキャンセル検証ステップにおいて抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成ステップ、
    を備えることを特徴とする報知音生成方法。
  6. プログラムクレーム
    報知音を生成する報知音生成装置が備えるコンピュータに、
    報知音を出力するスピーカから報知音聴取位置までの伝達関数を測定する音場測定ステップ、
    前記音場測定ステップにおいて測定された前記伝達関数に基づき、前記報知音聴取位置におけるクロストークをキャンセルさせるクロストークキャンセルフィルタを生成するクロストークキャンセルフィルタ生成ステップ、
    前記クロストークキャンセルフィルタ生成ステップにおいて生成した前記クロストークキャンセルフィルタにおいてクロストークキャンセルの効果が高い周波数帯域を抽出するクロストークキャンセル検証ステップ、
    前記クロストークキャンセル検証ステップにおいて抽出された前記周波数帯域に基づき報知音を生成する報知音生成ステップ、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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