JP2014060544A - アンテナ装置および無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】好適にアンテナ特性を向上させるアンテナ装置を実現する。
【解決手段】アンテナ装置(10)は、基板(1)と、基板(1)の平面とは異なる角度の面であって、基板(1)のエッジ方向に位置する面に設けられたスルーホール(3)を有するアンテナ土台(2)と、アンテナとして動作するアンテナパターン(4)であって、アンテナ土台(2)上に設けられ、スルーホール(3)を通るアンテナパターン(4)と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】アンテナ装置(10)は、基板(1)と、基板(1)の平面とは異なる角度の面であって、基板(1)のエッジ方向に位置する面に設けられたスルーホール(3)を有するアンテナ土台(2)と、アンテナとして動作するアンテナパターン(4)であって、アンテナ土台(2)上に設けられ、スルーホール(3)を通るアンテナパターン(4)と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明はアンテナ装置および上記アンテナ装置を備えた無線通信装置に関する。
近年、携帯電話端末のような移動体無線装置は、小型化および薄型化の傾向にある。このような移動体無線装置の筐体に配置されたアンテナのアンテナ特性を向上させる技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、アンテナとして動作するエレメント部を基板の上面に配置し、エレメント部に給電するための給電ランドを基板の下面に配置し、上記エレメント部と上記給電ランドとをスルーホールを介して接続してエレメント部とGND部との距離を大きくすることによって、アンテナ特性を向上させる方法が記載されている。
また、スルーホールの孔径を小さくし、パターンの高密度化を図る技術が特許文献2に開示されている。
アンテナ特性を向上させるために、アンテナのアンテナパターンは、アンテナ整合回路、無線回路、グランド(GND)などを有した基板(無線基板)から可能な限り遠ざけることが好ましい。しかしながら、アンテナ土台(アンテナ基板)上の面であって、基板の平面に対向する面を含む天面部にスルーホールを設けると、当該基板に対向するアンテナ土台上に設けられた給電点からスルーホールまでの間に、アンテナパターンが配置され、アンテナ特性が劣化してしまうという問題がある。また、特許文献1の技術のように、基板(無線基板)とアンテナパターンとが重ならないように配置した場合、基板の実装面積が小さくなってしまうという問題がある。
これを、図面を用いて説明すれば、以下の通りである。図6は、アンテナ土台の天面部にスルーホールが設けられ、アンテナパターンが基板と重ならないように配置された場合におけるアンテナ装置の構成例を示す図である。アンテナ装置60は、アンテナ整合回路、伝送線路、無線回路、グランド(GND)などを有する基板(無線基板)61と、スルーホール(貫通孔)63を有するアンテナ土台(絶縁体)62と、アンテナ土台62上に設けられ、スルーホール63を通るアンテナパターン64と、アンテナパターン64に給電するための給電点65と、給電点65と基板61とを接続するための給電バネ66と、を備えている。
アンテナ土台62は、天面部のエッジ側にスルーホール63を設け、天面部のエッジから離れた位置に給電点65を設けている。また、基板61には、基板61のエッジ側に給電バネ66が配置されている。
アンテナ装置60は、アンテナパターン64と基板61とが重ならないように配置されているため、アンテナパターン64が配された箇所に対向する位置(図中に双方向矢印で示した部分)に基板61が配置されない。そのため、アンテナパターン64が配された箇所に対向する位置(図中に双方向矢印で示した部分)に基板61が配されている場合に比べ、基板61の実装面積が小さくなってしまうという問題がある。
また、アンテナパターン64が配された箇所に対向する位置に基板61が配された場合、基板61の影響を受け、アンテナ特性が劣化してしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、好適にアンテナ特性を向上させるアンテナ装置を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るアンテナ装置は、基板と、貫通孔を有する絶縁体と、前記絶縁体上に設けられたアンテナパターンであって、前記貫通孔を通るアンテナパターンと、を備えており、前記貫通孔は、前記絶縁体における前記基板の平面とは異なる角度の面であって、前記基板のエッジ方向に位置する面に設けられていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、アンテナ特性を好適に向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の例を示す上面斜視図である。また、図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の例を示す断面図であり、図2におけるA−Aで示す面の断面図である。また、図3は、図2に示したアンテナ装置を底面から見た場合における図である。なお、説明の便宜上、図3におけるアンテナ装置10では、基板を省略している。
図1〜3に示すように、アンテナ装置10は、基板1と、スルーホール(貫通孔)3を有するアンテナ土台(絶縁体)2と、アンテナ土台2上に設けられ、スルーホール3を通るアンテナパターン4と、アンテナパターン4に給電するための給電点5と、給電点5と基板1とを接続するための給電バネ6と、を備えている。
(基板)
基板1は、アンテナ整合回路、伝送線路、無線回路、グランド(GND)などを有している。図1に示すように、基板1は、基板1のエッジ側(外側)に設けられた給電バネ6を介して給電点5に接続している。
基板1は、アンテナ整合回路、伝送線路、無線回路、グランド(GND)などを有している。図1に示すように、基板1は、基板1のエッジ側(外側)に設けられた給電バネ6を介して給電点5に接続している。
(アンテナ土台)
アンテナ土台2は、図1および図2に示すように、金型等を用いて、天面部21と天面部21の端部から略直角に延出した側面部22とを有するように形成された絶縁性の樹脂構造物である。図1において、アンテナ土台2は、L字状であることを例に説明を行うが、本発明はこれに限定されず、例えば、バスタブ状であってもよい。また、図1において、側面部22は天面部21から略直角に延出するように形成されているが、側面部22は天面部21から丸みを帯びて延出するように形成されていてもよい。また、天面部21の平面と側面部22の平面とは、2平面の成す角が直角になるように形成されていてもよいし、傾斜を有するように形成されてもよい。
アンテナ土台2は、図1および図2に示すように、金型等を用いて、天面部21と天面部21の端部から略直角に延出した側面部22とを有するように形成された絶縁性の樹脂構造物である。図1において、アンテナ土台2は、L字状であることを例に説明を行うが、本発明はこれに限定されず、例えば、バスタブ状であってもよい。また、図1において、側面部22は天面部21から略直角に延出するように形成されているが、側面部22は天面部21から丸みを帯びて延出するように形成されていてもよい。また、天面部21の平面と側面部22の平面とは、2平面の成す角が直角になるように形成されていてもよいし、傾斜を有するように形成されてもよい。
天面部21は、図2に示すように板状に形成されている。天面部21は、その裏面(z軸正方向から天面部21を見た面)が基板1の平面と対向するように配されている。なお、天面部21は、平面であってもよいし、丸みを有していてもよい。天面部21の裏面には、図3に示すように、給電点5が設けられている。
側面部22は、アンテナ土台2における基板1の平面とは異なる角度の面であって、基板1のエッジ方向に位置する面を有した部分である。ここで、基板1のエッジ方向とは、基板1の中心から外側に向かう方向のことである。側面部22には、側面部22を厚さ方向に貫通するスルーホール3が設けられている。また、側面部22には、図2に示すように、アンテナとして動作するアンテナパターン4が設けられている。
なお、アンテナ土台2における基板1の平面とは異なる角度の面であって、基板1のエッジ方向に位置する面とは、「基板1の平面」と「基板1のエッジ方向に位置する面」とが平行でないことを示している。
また、説明の便宜上、アンテナ土台2の天面部21における基板1と対向する面を裏面(対向面)21a、天面部21における裏面21aの反対側の面を表面21bと称する。また、側面部22上の面であって、裏面21aから延出した面を側裏面(延出面)22a、側面部22における側裏面22aの反対側の面であって、表面21bから延出した面を側表面22bと称する。
なお、アンテナ土台2を構成する物質は、例えば、樹脂、ガラス、セラミックなどが挙げられるがこれに限定されるものではない。
(スルーホール)
スルーホール3は、アンテナ土台2の側面部22を厚さ方向に貫通する孔である。スルーホール3の各開口部の形状は限定されず、円形の他、例えば、楕円形、多角形(三角形および四角形を含む)、円または楕円と多角形とが複合した形状等が挙げられる。
スルーホール3は、アンテナ土台2の側面部22を厚さ方向に貫通する孔である。スルーホール3の各開口部の形状は限定されず、円形の他、例えば、楕円形、多角形(三角形および四角形を含む)、円または楕円と多角形とが複合した形状等が挙げられる。
また、スルーホール3は、スルーホール3の側表面22bの開口部から側裏面22aの開口部に向かって段階的に細くなるように形成されている。なお、スルーホール3の形状はこれに限定されず、たとえば、図1のスルーホール3の傾斜とは反対に、スルーホール3の側表面22bの開口部から側裏面22aの開口部に向かって段階的に太くなるように形成されてもよいし、側表面22bの開口部から側裏面22aの開口部に向かって同じ径を有する形状であってもよい。
(アンテナパターン)
アンテナパターン4とは、任意の形状に形成された膜状または板状または線状の導電体である。アンテナパターン4は、光照射を伴う加工法によってアンテナ土台2上に設けられている。アンテナパターン4は、図1および図2に示すように、アンテナ土台2におけるスルーホール3の開口を有する面(側面部22の2つの面(側裏面22aおよび側表面22b))のうち、基板1とは反対側の面(側表面22b)上に形成されており、スルーホール3を通って、アンテナ土台2の側表面22bから、側裏面22aおよび裏面21aまで延伸し、裏面21a上に設けられた給電点5に接続している。
アンテナパターン4とは、任意の形状に形成された膜状または板状または線状の導電体である。アンテナパターン4は、光照射を伴う加工法によってアンテナ土台2上に設けられている。アンテナパターン4は、図1および図2に示すように、アンテナ土台2におけるスルーホール3の開口を有する面(側面部22の2つの面(側裏面22aおよび側表面22b))のうち、基板1とは反対側の面(側表面22b)上に形成されており、スルーホール3を通って、アンテナ土台2の側表面22bから、側裏面22aおよび裏面21aまで延伸し、裏面21a上に設けられた給電点5に接続している。
アンテナパターン4を側表面22bに形成することにより、アンテナパターン4と基板1とを、アンテナ土台2の厚さ分、離れた位置に配置することができる。また、アンテナパターン4と基板1とが重ならないように配置することができる。よって、アンテナ特性を好適に向上させることができる。
なお、アンテナパターン4を構成する物質は特に限定されず、導電性を有する物質(例えば、金属)を用いればよい。なお、アンテナパターン4の形成方法は上記方法に限定されず、例えば、アンテナ土台2上に公知の手法により導電膜を形成した後、光硬化型のレジストを積層し、マスクを用いて露光(光照射)し、現像およびエッチングを行うことにより、アンテナパターン4を形成することができる。
(給電点)
給電点5は、アンテナパターン4に給電するためのものであり、スルーホール3の近傍に設けられている。具体的には、図1に示すように、アンテナ土台2における基板1の平面と対向する面上(裏面21a上)のうち、スルーホール3側のエッジに設けられている。なお、給電点5の位置はこれに限定されず、例えば、アンテナ土台2における基板1の平面とは異なる角度の面上(側裏面22a上)に形成されていてもよい。給電バネ6は、このように形成された給電点5と基板1とを接続するように、基板1におけるスルーホール3側のエッジに設けられている。
給電点5は、アンテナパターン4に給電するためのものであり、スルーホール3の近傍に設けられている。具体的には、図1に示すように、アンテナ土台2における基板1の平面と対向する面上(裏面21a上)のうち、スルーホール3側のエッジに設けられている。なお、給電点5の位置はこれに限定されず、例えば、アンテナ土台2における基板1の平面とは異なる角度の面上(側裏面22a上)に形成されていてもよい。給電バネ6は、このように形成された給電点5と基板1とを接続するように、基板1におけるスルーホール3側のエッジに設けられている。
これにより、基板1をアンテナ土台2により近づけることができる。よって、基板1のサイズを小さくすることなく、基板1の実装面積をより広くすることができる。
(アンテナ土台2の製造方法)
次に、図4を参照して、アンテナ土台2の製造方法について説明する。図4は、アンテナ土台2を製造するための金型の一例を示す断面概略図である。
次に、図4を参照して、アンテナ土台2の製造方法について説明する。図4は、アンテナ土台2を製造するための金型の一例を示す断面概略図である。
図6に示したアンテナ土台62は、上型と、スルーホール63部分の型を有した下型とを用いて、樹脂を挟んだ金型の上下の型を上下方向に開くことにより形成することができる。
しかし、本実施形態に係るアンテナ土台2は、上下の型を上下方向に開いて取り出すことができない形状である。そのため、本実施形態にかかるアンテナ土台2を製造するための金型は、図4に示すように、上型31、下型32およびスルーホール3部分を形成するためのスライド部33を有している。
まず、図4に示すように、上型31と下型32とを閉じた状態において、スライド部33を、スルーホール3を形成する状態(図4においては、右方向にスライドした状態)にする。そして、アンテナ土台2を形成するための材料(例えば、樹脂)を当該金型内に注入し、硬化させる。その後、スライド部33を硬化した樹脂(アンテナ土台2)から取り外し(図4においては、左方向にスライドする)、上型31と下型32とを上下方向に開いて、アンテナ土台2を金型から取り外す。
このように、本実施形態に係るアンテナ土台2は、このような金型を用いて製造することができる。なお、アンテナ土台2の製造方法はこれに限定されるものではない。
以上のように、本実施形態に係るアンテナ装置10は、基板1と、スルーホール3を有するアンテナ土台2と、アンテナとして動作するアンテナパターン4であって、アンテナ土台2上に設けられ、スルーホール3を通るアンテナパターン4と、を備えている。そして、スルーホール3は、アンテナ土台2における基板1の平面とは異なる角度の面であって、基板1のエッジ方向に位置する側裏面22aに設けられている。
ここで、図5を参照して、アンテナ土台の天面部にスルーホールが設けられた場合のアンテナ装置について説明する。図5の(a)および(b)は、アンテナ土台の天面部にスルーホールが設けられた場合におけるアンテナ装置の構成例を示す図である。図5の(a)および(b)のアンテナ装置50a、50bは、アンテナ整合回路、伝送線路、無線回路、グランド(GND)などを有する基板(無線基板)51と、スルーホール(貫通孔)53を有するアンテナ土台(絶縁体)52と、アンテナ土台52上に設けられ、スルーホール53を通るアンテナパターン54と、アンテナパターン54に給電するための給電点55と、給電点55と基板51とを接続するための給電バネ56と、を備えている。
図5の(a)に示すアンテナ装置50aは、給電バネ56が基板51のエッジ側に配されるように給電点55をアンテナ土台52の天面部のエッジ側に設け、天面部における給電点55とは異なる位置にスルーホール53を設けている。アンテナ装置50aにおけるアンテナパターン54は、給電点55が配された天面部の裏面の位置に対応する天面部の表面の位置からスルーホール53を介し、給電点55が配された天面部の裏面の位置までの経路(図中に矢印で示した経路)が必要となる。このように図5の(a)に示すアンテナ装置50aでは、アンテナパターン54を折り返して配置しているため、無駄な経路が発生し、アンテナパターン54の長さが長くなってしまう。また、アンテナパターン54が基板51の平面と対向する面(天面部の裏面)上および天面部の表面上に配置されることにより、当該基板51の影響を受け、アンテナ特性が劣化してしまう。
また、図5の(b)に示すアンテナ装置50bは、天面部のエッジ側にスルーホール53を設け、天面部のエッジから離れた位置に給電点55を設けている。給電バネ56は、図5の(b)に示すように、給電点55に合わせて、基板51のエッジから離れた位置に設けられている。アンテナ装置50bにおけるアンテナパターン54は、スルーホール53から給電点55が配された天面部の裏面の位置までの経路(図中に双方向矢印で示した経路)が必要となる。このように図5の(b)に示すアンテナ装置50bでは、給電点55がエッジから離れた位置にあるため、基板51の平面と対向する面(天面部の裏面)上に配されたアンテナパターン54の長さが長くなってしまう。これにより、当該基板51の影響を受け、アンテナ特性が劣化してしまう。
しかしながら、本実施形態に係るアンテナ装置10では、スルーホール3が側面部22に形成されているため、アンテナ土台2の天面部21上に形成されるアンテナパターン4を短くすることができる。そのため、本実施形態に係るアンテナ装置10は、アンテナ特性を好適に改善することができる。
また、アンテナ土台2は、基板1の平面に対向する裏面21aと、裏面21aのエッジから0度より大きい角度を有して延出した面であって、スルーホール3が形成された側裏面22aと、を有している。これにより、アンテナパターン4と基板1とが重ならないように配置することができるため、基板1をアンテナ土台2の側面部22に近接する位置まで近づけて形成することができる。
したがって、アンテナ装置10は、図6のアンテナ装置60に比べ、例えば、図1の双方向矢印で示した分、基板1の実装面積を大きくすることができる。
本実施形態に係るアンテナ装置10は、様々な用途に用いることができる。例えば、アンテナ装置10は、携帯電話端末等の無線通信装置に搭載して使用することができる。また、アンテナ装置10のアンテナ土台2は、無線通信装置における筐体として使用することが可能である。このように、アンテナ土台2を無線通信装置の筐体として使用することにより、筐体とアンテナ土台とを別個に設ける場合に比べ、製造コストを抑えることができる。
また、側面部22の側裏面22aが基板1の平面に対して略直角に形成されている場合、側面部22の側表面22bに形成されたアンテナパターン4と基板1とは重ならない。したがって、基板1を、よりアンテナ土台2の側面部22に近づけることができる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係るアンテナ装置は、基板と、貫通孔(スルーホール3)を有する絶縁体(アンテナ土台2)と、前記絶縁体上に設けられたアンテナパターンであって、前記貫通孔を通るアンテナパターンと、を備えており、上記貫通孔は、上記絶縁体における上記基板の平面とは異なる角度の面であって、上記基板のエッジ方向に位置する面(側裏面22a)に設けられていることを特徴としている。
本発明の一態様に係るアンテナ装置は、基板と、貫通孔(スルーホール3)を有する絶縁体(アンテナ土台2)と、前記絶縁体上に設けられたアンテナパターンであって、前記貫通孔を通るアンテナパターンと、を備えており、上記貫通孔は、上記絶縁体における上記基板の平面とは異なる角度の面であって、上記基板のエッジ方向に位置する面(側裏面22a)に設けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記アンテナ装置では、貫通孔が上記絶縁体における上記基板の平面とは異なる角度の面であって、上記基板のエッジ方向に位置する面に形成されているため、上記絶縁体のうち、上記基板に対向する面を有する部分(天面部21)に形成されるアンテナパターンを短くすることができる。よって、上記アンテナ装置は、アンテナ特性を好適に向上させることができる。
さらに、本発明の一態様に係るアンテナ装置における上記絶縁体は、上記基板の平面に対向する対向面(裏面21a)と、当該対向面のエッジから角度を有して延出した延出面(側裏面22a)と、を有し、上記絶縁体における上記基板の平面とは異なる角度の面とは、上記延出面であることが好ましい。
上記の構成によれば、アンテナパターンと基板とが重ならないように配置することができるため、上記基板を上記絶縁体の上記延出面に近接する位置まで近づけて形成することができる。したがって、上記アンテナ装置は、上記基板の実装面積を大きくすることができる。
さらに、本発明の一態様に係るアンテナ装置における上記アンテナパターンは、上記絶縁体における上記貫通孔の開口を有する面のうち、上記基板とは反対側の面上に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、アンテナパターンを、上記基板と上記絶縁体の厚さ分、離れた位置に形成することができる。また、アンテナパターンと上記基板とが重ならないように形成することができる。よって、アンテナ特性を好適に向上させることができる。
さらに、本発明の一態様に係るアンテナ装置の上記基板には、上記アンテナパターンに給電するための給電バネが設けられており、上記給電バネは、上記基板における上記貫通孔側のエッジに設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記基板を上記絶縁体により近づけることができる。これにより、上記基板のサイズを小さくすることなく、上記基板の実装面積をより広くすることができる。
更に、本発明の一態様に係る無線通信装置は、本発明の一様態に係る上記アンテナ装置を備えており、上記絶縁体は、当該無線通信装置の筐体であることが好ましい。
無線通信装置の筐体が上記絶縁体であることにより、上記筐体と上記絶縁体とを別個に設ける場合に比べ、製造コストを抑えることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、携帯電話端末等の無線通信装置の製造分野において利用することができる。
1 基板
2 アンテナ土台(絶縁体)
3 スルーホール(貫通孔)
4 アンテナパターン
5 給電点
6 給電バネ
10 アンテナ装置
21 天面部
21a 裏面(対向面)
21b 表面
22 側面部
22a 側裏面(延出面)
22b 側表面
31 上型
32 下型
33 スライド部
50a、50b アンテナ装置
51 基板
52 アンテナ土台
53 スルーホール
54 アンテナパターン
55 給電点
56 給電バネ
2 アンテナ土台(絶縁体)
3 スルーホール(貫通孔)
4 アンテナパターン
5 給電点
6 給電バネ
10 アンテナ装置
21 天面部
21a 裏面(対向面)
21b 表面
22 側面部
22a 側裏面(延出面)
22b 側表面
31 上型
32 下型
33 スライド部
50a、50b アンテナ装置
51 基板
52 アンテナ土台
53 スルーホール
54 アンテナパターン
55 給電点
56 給電バネ
Claims (5)
- 基板と、
貫通孔を有する絶縁体と、
前記絶縁体上に設けられたアンテナパターンであって、前記貫通孔を通るアンテナパターンと、を備えており、
前記貫通孔は、前記絶縁体における前記基板の平面とは異なる角度の面であって、前記基板のエッジ方向に位置する面に設けられていることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記絶縁体は、前記基板の平面に対向する対向面と、当該対向面のエッジから角度を有して延出した延出面と、を有し、
前記絶縁体における前記基板の平面とは異なる角度の面とは、前記延出面であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記アンテナパターンは、前記絶縁体における前記貫通孔の開口を有する面のうち、前記基板とは反対側の面上に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
- 前記基板には、前記アンテナパターンに給電するための給電バネが設けられており、
前記給電バネは、前記基板における前記貫通孔側のエッジに設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のアンテナ装置。 - 請求項1から4の何れか1項に記載のアンテナ装置を備えた無線通信装置であって、
前記絶縁体は、当該無線通信装置の筐体であることを特徴とする無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012203622A JP2014060544A (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | アンテナ装置および無線通信装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012203622A JP2014060544A (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | アンテナ装置および無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014060544A true JP2014060544A (ja) | 2014-04-03 |
Family
ID=50616647
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012203622A Pending JP2014060544A (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | アンテナ装置および無線通信装置 |
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---|---|
JP (1) | JP2014060544A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016203842A1 (ja) * | 2015-06-16 | 2016-12-22 | 株式会社村田製作所 | 電子機器、およびアンテナ素子 |
-
2012
- 2012-09-14 JP JP2012203622A patent/JP2014060544A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016203842A1 (ja) * | 2015-06-16 | 2016-12-22 | 株式会社村田製作所 | 電子機器、およびアンテナ素子 |
JPWO2016203842A1 (ja) * | 2015-06-16 | 2017-06-29 | 株式会社村田製作所 | 電子機器、およびアンテナ素子 |
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