JP2014059858A - ユーザ状況確認システム、ユーザ状況確認方法、サーバ装置、通信端末装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

ユーザ状況確認システム、ユーザ状況確認方法、サーバ装置、通信端末装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】地震等の異常事態が発生した場合、複数人の状況を詳細に確認可能にする。
【解決手段】ユーザ状況確認システム1は、ユーザが日常的に使用するテレビジョン装置10を、見守りサービスを提供するサーバ装置2と通信可能に接続する。テレビジョン装置10は、異常事態を検知すると、サーバ装置2へ異常事態を通知し、サーバ装置2は異常事態が通知されると、発生した異常事態の種類に応じた質問及びニュース情報をテレビジョン装置10へ送信する。テレビジョン装置10は、サーバ装置2から送信されてきた質問及びニュース情報を配置した異常時質問画面を表示し、ユーザの質問に係る回答等をサーバ装置2へ送信する。サーバ装置2は受信した回答等を受信日時と共に記憶し、サーバ装置2に記憶された各種情報を参照することで、見守られる人の状況を確認できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザが用いる通信端末装置を、サーバ装置により提供されるクラウド・コンピューティングシステムと連携させることで、地震、火災、高温、気圧の急変、放射能濃度の変化、電磁波の急変等の環境の異常事態における複数のユーザの状況を集約できると共に、各ユーザの詳細状況までも確認できるようにした上で、迅速にユーザの安否も確認できるようにしたユーザ状況確認システム、ユーザ状況確認方法、サーバ装置、通信端末装置、及びコンピュータプログラムに関する。
従来、離れて暮らす人の状況を遠隔的に確認できるようにしたシステムが多数存在している。下記の特許文献1では、確認対象となる人の宅内に複数の監視用の各種センサを配置し、通信網を介して遠隔的に確認対象となる人の状況を確認及び監視できるようにしたシステムが開示されている。
一方、環境の異常事態として、地震等の災害、高温又は気圧の急変等の異常気象、火災、放射能濃度の変化又は電磁波の急変等が生じた場合、離れて暮らす人の安否は、もっぱら電話、電子メール等で本人に安否を尋ねることが一般的である。
特開2002−324291号公報
上述した特許文献1に係るシステムでは、状況の確認にセンサを用いており、センサの検知結果は一般に、検知したか否かの二値的なものに留まることから、上述した環境の異常事態が発生した場合、確認対象となる人の状況が具体的にどのようなものであるかを細かく確認することはできないという問題がある。さらに、監視側としては、上述した地震等の環境の異常事態が発生した場合、なにはともあれ、ユーザの安否を迅速に確認したいという要望がある。
また、環境の異常事態が発生した場合、従来は電話、電子メール等の一対一のやりとりで安否を確認することになるので、ある地域の複数人の安否を集約的に確認するには、時間と手間がかかり、救助を要する人を見極めて迅速に救助対応を行うことが困難であるという問題がある。例えば、ある自治体の管理地域の各居住者の安否を、自治体の監視者が一覧的に確認するには、電話、電子メール等で個別に確認した結果を集めて整理する必要があることから、救助先を特定して救助の手配を整えるのに手間と時間を要する。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、各ユーザが用いる通信端末装置を、サーバ装置により運営されるクラウド・コンピューティングシステムと連携させて、質問形式で各ユーザの状況を問うことで、環境の異常事態が発生した場合、各ユーザの状況を細やかに確認できるようにしたユーザ状況確認システム、ユーザ状況確認方法、通信端末装置、サーバ装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、質問に対するユーザの対応情報をサーバ装置が受信することで、サーバ装置で各ユーザの状況に関する情報を集約し、複数人の安否を迅速に確認できるようにしたユーザ状況確認システム、ユーザ状況確認方法、サーバ装置、通信端末装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、質問形式でのユーザへの問い合わせに先行して、ユーザの安否を確認するための対応操作が可能な異常通知を出力することで、環境の異常事態が発生した場合、迅速にユーザの安否を確認できるようにしたユーザ状況確認システム、ユーザ状況確認方法、サーバ装置、通信端末装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るユーザ状況確認システムは、サーバ装置及び通信端末装置を備え、通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報をサーバ装置が受信することで、通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認可能としたユーザ状況確認システムにおいて、前記通信端末装置は、環境の異常事態を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段とを備え、前記サーバ装置は、環境の異常事態に係る質問を記憶するサーバ記憶手段と、異常通知信号を受信した場合、記憶していた質問を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う送信処理手段とを備え、前記通信端末装置は更に、前記質問を受信した場合、受信した質問を出力する質問出力手段と、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記サーバ装置が、異常通知信号を受信した場合、受信した異常通知信号で通知された異常事態を知らせる旨の異常情報を前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、前記通信端末装置は、前記異常情報を受信した場合、受信した異常情報を出力する異常情報出力手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記サーバ装置が、環境の異常事態を検知する検知手段を備え、前記送信処理手段は、前記検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行うことを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記サーバ記憶手段が、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、前記送信処理手段は、受信した異常通知信号で通知された異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して送信することを特徴とする。
また、本発明に係るユーザ状況確認システムは、サーバ装置及び通信端末装置を備え、通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報をサーバ装置が受信することで、通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認可能としたユーザ状況確認システムにおいて、前記通信端末装置は、環境の異常事態に係る質問を記憶する記憶手段と、環境の異常事態を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して出力する質問出力手段と、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記記憶手段が、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、前記質問出力手段は、前記異常検知手段が検知した異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記通信端末装置が、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段を備え、前記サーバ装置は、異常通知信号を受信した場合、受信した異常通知信号で通知された異常事態を知らせる旨の異常情報を前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、前記通信端末装置は更に、前記異常情報を受信した場合、受信した異常情報を出力する異常情報出力手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記サーバ装置が、環境の異常事態に係る質問を記憶するサーバ記憶手段と、環境の異常事態を検知する検知手段と、前記検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う送信処理手段とを備え、前記通信端末装置は、前記サーバ装置から質問を受信した場合、受信した質問を出力する手段と、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記サーバ記憶手段が、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、前記送信処理手段は、前記検知手段が検知した異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して送信することを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記通信端末装置が、閾値時間を記憶しており、前記質問を出力してからの時間を計測する手段と、計測した時間が前記閾値時間を超過したか否かを比較する手段とを備え、計測した時間が前記閾値時間を超過しない場合で、前記質問に係る回答を受け付けたとき、前記回答を示す対応情報を送信するようにしてあり、前記質問に係る回答を受け付けないで、計測した時間が前記閾値時間を超過した場合、前記質問の回答なしという旨を示す対応情報を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記サーバ装置が、閾値時間を記憶しており、前記質問を送信する処理を行ってからの時間を計測する手段を備え、計測した時間が前記閾値時間を超過しない場合で、前記対応情報を受信した場合、前記対応情報の記憶処理を行うようにしており、前記対応情報を受信しないで、計測した時間が前記閾値時間を超過した場合、前記質問の回答なしという旨を記憶するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記サーバ装置が、前記検知手段が異常事態を検知した場合、検知した異常事態を知らせる旨の異常情報を前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、前記通信端末装置は、前記異常情報を受信した場合、受信した異常情報を出力する異常情報出力手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記通信端末装置が、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、前記質問に先行して、ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を出力する先行出力手段と、前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付ける操作受付手段とを備え、前記質問出力手段は、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記通信端末装置が、前記ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を記憶しており、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、前記先行出力手段は、記憶している前記異常通知を読み出して出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記サーバ装置が、前記ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を記憶しており、前記異常通知信号を受信した場合、記憶している前記異常通知を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、前記通信端末装置は、前記異常通知を受信した場合、前記質問に先行して、受信した異常通知を出力する先行出力手段と、前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付ける操作受付手段とを備え、前記質問出力手段は、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記異常通知が、複数の要素を含んでおり、前記サーバ装置は、前記複数の要素の中の一部分を記憶しており、前記異常通知信号を受信した場合、記憶している前記一部分を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、前記通信端末装置は、前記複数の要素の中の他部分を記憶しており、前記一部分を受信した場合、記憶している前記他部分を読み出すと共に、受信した前記一部分及び読み出した前記他部分に基づき、前記先行出力手段により前記異常通知を出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記通信端末装置が、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合、ユーザの対応操作が有った旨を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記通信端末装置が、基準時間を記憶しており、前記先行出力手段が異常通知を出力してからの時間が前記基準時間を超過した場合で、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けていないとき、ユーザの対応操作が無い旨を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記先行出力手段が、異常通知を出力してからの時間が前記基準時間を超過した場合、出力を停止すると共に、停止した出力を再び出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認システムは、前記通信端末装置が、基準時間及び基準回数を記憶しており、前記先行出力手段が異常通知を出力してからの時間が前記基準時間を超過した場合で、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けていないとき、ユーザの対応操作が無い旨を前記サーバ装置へ送信する処理を行う送信手段を備え、前記先行出力手段は、異常通知を出力してからの時間が前記基準時間を超過した場合、出力を停止すると共に、停止した出力を再び出力するようにしてあり、再び出力される前記異常通知に対して、前記操作受付手段が対応操作を受け付けなければ、前記送信手段による前記ユーザの対応操作が無い旨の送信、並びに前記先行出力手段による前記異常通知の出力停止及び再出力を繰り返すようにしており、繰り返しに係る回数が前記基準回数を超過した場合、ユーザに異常が発生した旨を前記サーバ装置へ送信する処理を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認方法は、サーバ装置が、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報を受信することで、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認するユーザ状況確認方法において、前記サーバ装置は、環境の異常事態に係る質問を予め記憶しており、外部の通信端末装置から送信された異常通知信号を受信した場合、記憶していた質問を読み出して、前記異常通知信号の送信元となる外部の通信端末装置へ送信する処理を行うステップと、前記質問の送信に応じて、外部の通信端末装置から送信されてきた前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を受信して記憶するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認方法は、通信端末装置がユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ送信することで、ユーザの状況を外部で確認できるようにしたユーザ状況確認方法において、前記通信端末装置は、環境の異常事態を検知する異常検知ステップと、前記異常検知ステップで異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を外部のサーバ装置へ送信する処理を行うステップと、前記異常通知信号の送信に応じて外部のサーバ装置から送信される環境の異常事態に係る質問を受信した場合、受信した質問を出力する質問出力ステップと、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を外部のサーバ装置へ送信する処理を行うステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認方法は、通信端末装置がユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ送信することで、ユーザの状況を外部で確認できるようにしたユーザ状況確認方法において、前記通信端末装置は、環境の異常事態に係る質問を予め記憶しており、環境の異常事態を検知する異常検知ステップと、前記異常検知ステップで異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して出力する質問出力ステップと、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を外部のサーバ装置へ送信する処理を行うステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るユーザ状況確認方法は、前記通信端末装置が、前記異常検知ステップで異常事態を検知した場合、前記質問に先行して、ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を出力するステップを備え、前記質問出力ステップでは、前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力することを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置は、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報を受信することで、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認可能としたサーバ装置において、環境の異常事態に係る質問を予め記憶しており、外部の通信端末装置から送信された異常通知信号を受信した場合、記憶していた質問を読み出して、前記異常通知信号の送信元となる外部の通信端末装置へ送信する処理を行う送信処理手段と、前記質問の送信に応じて、外部の通信端末装置から送信されてきた前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を受信して記憶する処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置は、環境の異常事態を検知する検知手段を備え、前記送信処理手段は、前記検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して外部の通信端末装置へ送信する処理を行うことを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置は、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、前記送信処理手段は、受信した異常通知信号で通知された異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して送信することを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置は、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、前記送信処理手段は、前記検知手段が検知した異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して送信することを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置は、閾値時間を記憶しており、前記質問を送信する処理を行ってからの時間を計測する手段を備え、計測した時間が前記閾値時間を超過しない場合で、前記対応情報を受信した場合、前記対応情報の記憶処理を行うようにしており、前記対応情報を受信しないで、計測した時間が前記閾値時間を超過した場合、前記質問の回答なしという旨を記憶するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、ユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ送信することで、ユーザの状況を外部で確認できるようにした通信端末装置において、環境の異常事態を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を外部のサーバ装置へ送信する処理を行う手段と、前記異常通知信号の送信に応じて外部のサーバ装置から送信される環境の異常事態に係る質問を受信した場合、受信した質問を出力する質問出力手段と、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を外部のサーバ装置へ送信する処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、ユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ送信することで、ユーザの状況を外部で確認できるようにした通信端末装置において、環境の異常事態に係る質問を記憶する記憶手段と、環境の異常事態を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して出力する質問出力手段と、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を外部のサーバ装置へ送信する処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、前記記憶手段が、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、前記質問出力手段は、前記異常検知手段が検知し異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を外部のサーバ装置へ送信する処理を行う手段と、前記異常通知信号の送信に応じて、外部のサーバ装置から送信される前記異常事態を知らせる旨の異常情報を受信した場合、受信した異常情報を出力する異常情報出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、閾値時間を記憶しており、前記質問を出力してからの時間を計測する手段と、計測した時間が前記閾値時間を超過したか否かを比較する手段とを備え、計測した時間が前記閾値時間を超過しない場合で、前記質問に係る回答を受け付けたとき、前記回答を示す対応情報を送信するようにしてあり、前記質問に係る回答を受け付けないで、計測した時間が前記閾値時間を超過した場合、前記質問の回答なしという旨を示す対応情報を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、前記質問に先行して、ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を出力する先行出力手段と、前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付ける操作受付手段とを備え、前記質問出力手段は、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、通信手段及び環境の異常事態に係る質問を予め記憶した記憶手段を有するサーバコンピュータに、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報を前記通信手段を用いて受信させることにより、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認できるようにするためのコンピュータプログラムにおいて、前記サーバコンピュータを、外部の通信端末装置から送信された異常通知信号を前記通信手段を用いて受信した場合、記憶していた質問を読み出して、前記異常通知信号の送信元となる外部の通信端末装置へ送信する処理を行う手段と、前記質問の送信に応じて、外部の通信端末装置から送信されてきた前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を受信して記憶する処理を行う手段として機能させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、通信手段を有するコンピュータで、ユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信することにより、ユーザの状況を外部で確認できるようにするためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、環境の異常事態を検知する処理を行う手段と、異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信する処理を行う手段と、前記異常通知信号の送信に応じて外部のサーバ装置から送信される質問を前記通信手段を用いて受信した場合、受信した質問を出力する処理を行う質問出力手段と、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を、外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信する処理を行う手段として機能させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、通信手段及び環境の異常事態に係る質問を記憶した記憶手段を有するコンピュータで、ユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信することにより、ユーザの状況を外部で確認できるようにするためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、環境の異常事態を検知する処理を行う手段と、異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して出力する処理を行う質問出力手段と、前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を、外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信する処理を行う手段として機能させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、前記コンピュータを、異常事態を検知した場合、前記質問に先行して、ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を出力する処理を行う先行出力手段と、前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付ける手段として機能させると共に、前記質問出力手段は、前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力する処理を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、環境の異常事態の発生を通信端末装置で検知すると、質問を出力し、その質問に対するユーザの対応を示す対応情報をサーバ装置へ送信するので、各ユーザの質問に対する情報がサーバ装置へ集約されるようになり、各ユーザの詳細な情報をサーバ装置で確認できると共に、複数人のユーザの状況を迅速に確認できるようになる。なお、ユーザの状況をより詳細に確認できるようにするには、出力する質問を複数の選択肢にすることなどが好適である。
本発明にあっては、検知した異常事態の種類に対応付けられた質問を出力するので、発生した異常事態に合致する内容の質問をユーザに出力できるようになり、それにより、ユーザの状況を異常事態の実態に合わせて細かく確認できるようになる。すなわち、異常事態として地震が発生した場合は、「建物の倒壊の危険性はあるか」という内容を質問に含ませることが想定でき、異常事態として熱中症の危険性のある高温になった場合は、上記のような「建物の倒壊の危険性はあるか」という質問ではなく、「意識は明確か」という適切な質問をユーザに問うことができる。そのため、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶することで、発生した異常事態の種類に合わせてユーザの状況を確認できるようになる。
本発明にあっては、異常事態が検知された場合、サーバ装置で取得された異常情報が通信端末装置で出力されるので、通信端末装置で現在の異常事態の詳細等を異常情報で確認できるようになり、異常事態の発生時におけるユーザへの情報提供をスムーズに行える。
本発明にあっては、通信端末装置に加えてサーバ装置側でも異常事態を検知し、異常事態に係る質問を通信端末装置へ送信して出力させるので、通信端末装置及びサーバ装置の二重で異常事態を検知することになり、仮に一方の装置が検知できなくても、他方の装置による異常事態の検知に従って質問が出力されることから、異常事態における各ユーザの状況管理について安全性の高いシステムを構築できるようになる。
本発明にあっては、通信端末装置で異常事態を検知すると共に、出力する質問はサーバ装置で記憶する質問を用いるので、通信端末装置では質問を記憶しておくことが不要になると共に、サーバ装置で質問を記憶することで、質問内容を臨機応変に設定することや、質問内容のアップデート等を行うことも容易になり、異常事態の最新状況に応じた内容の質問をユーザに提供することが可能となる。
本発明にあっては、ユーザに出力する質問をサーバ装置で記憶する場合において、通信端末装置に加えてサーバ装置側でも異常事態を検知して、異常事態に係る質問を通信端末装置へ送信して出力させるので、通信端末装置及びサーバ装置で二重に異常事態を検知することになり、異常事態の発生に対してユーザの状況を確認するという点で安全性の高いシステムを構築できる。
本発明にあっては、通信端末装置で検知した異常事態の種類に対応付けられた質問をサーバ装置が通信端末装置へ送信し、通信端末装置では、その受信した質問を出力するので、発生した異常事態に合致する内容の質問をユーザに出力でき、ユーザの状況を異常事態の実態に合わせて細かく確認できるようになる。
本発明にあっては、サーバ装置側で異常事態を検知した場合にも、その検知した異常事態の種類に対応付けられた質問をサーバ装置が通信端末装置へ送信し、通信端末装置では、その受信した質問を出力するので、異常事態の実態に合わせて、ユーザの状況を細かく確認できるようになる。
本発明にあっては、通信端末装置で質問の出力からの時間を計測し、その計測した時間が閾値時間を超過したか否かを比較し、閾値時間を超過しない場合で回答があれば、その回答を示す対応情報を送信し、閾値時間を超過した場合は、対応なしという対応情報を送信するので、ユーザが、どのような対応(回答しないという対応も含む)を取ったとしても、対応情報がサーバ装置へ送信されることになり、ユーザの様々な対応に対して柔軟にサーバ装置は以降の処理を進めることが可能となると共に、対応情報に基づきユーザの状況等を判断又は推測できるようになる。
本発明にあっては、サーバ装置に閾値時間を記憶させて、サーバ装置側で質問に対する回答が、閾値時間内にあったか否かを判断するので、ユーザが閾値時間内に回答を示す対応情報を送信しなくても、サーバ装置自体は、その後の処理を進めることができると共に、現在のユーザは閾値時間内に回答できるような状況でないと推測することができるので、救助等を行うにあたっても、ユーザがそのような状況であることを考慮して、救助等のために出動でき、被害の大きいユーザから救助を行う場合等に効率的な救助活動を行うことに貢献できる。
本発明にあっては、通信端末装置が、環境の異常事態を検知した場合、環境の異常事態に係る質問に先行して、ユーザの対応操作が可能な異常通知を出力するので、異常発生の際、ユーザ自身の安否をサーバ装置側へ迅速に知らせるための手段を提供できるようになる。
また、本発明にあっては、通信端末装置が異常通知を記憶しており、異常事態の検知に応じて、記憶している異常通知を読み出して出力するので、スムーズに異常通知を出力できるようになり、ユーザの安否を確認できる操作を受け付けられる機会を素早く提供できるようになる。
本発明にあっては、サーバ装置が異常通知を記憶しており、通信端末装置からの異常通知信号の受信に伴って、異常通知を通信端末装置へ送信するので、異常通知を通信端末装置側で記憶しておくことが不要になると共に、サーバ装置側で異常通知を記憶する方が、様々な種類の異常事態に応じた異常通知を準備しやすいことから、実際に発生した異常事態に合った内容の異常通知をユーザに提供しやすくなる。
本発明にあっては、サーバ装置が異常通知の一部分を記憶し、通信端末装置が異常通知の他部分を記憶すると共に、通信端末装置で一部分及び他部分を組合せて異常通知として出力するので、多様な異常事態の種類に対応した内容を含んだ上で、定型的な内容も確保した異常通知をユーザに提供できるようになる。
本発明にあっては、異常通知についてのユーザの対応操作を通信端末装置が受け付けると、ユーザの対応操作が有った旨をサーバ装置へ送信するので、環境の異常事態が発生した際に、サーバ装置側でユーザの安否を素早く確認できるようになる。
本発明にあっては、異常通知を出力してから基準時間を超過しても、異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けなければ、ユーザの対応操作が無い旨をサーバ装置へ送信するので、ユーザの無事が確認できない状態であることをサーバ装置側で把握できるようになり、次善の策等を早い段階で準備しやすくなることに貢献できる。
本発明にあっては、異常通知を出力してからの時間が基準時間を経過すれば、一旦、出力を停止し、それから再出力するので、何らかの事情でユーザが異常通知への対応操作ができなかった場合でも、再度、対応操作が行える機会が与えられるようになり、異常通知の再出力が、ユーザに対応操作を行うように促すような存在になることも期待できる。
本発明にあっては、基準回数になるまで異常通知の出力及び停止を繰り返し、それでもユーザの対応操作が無い場合に、ユーザに異常が発生した旨をサーバ装置へ送信するので、何らかの事情により、しばらくの間、ユーザが対応操作をできない状況を、誤ってユーザに異常が発生したとサーバ装置側が判断してしまう状況を回避できるようになり、環境の異常発生時に正確な判断を行える信頼性のあるシステムを提供できるようになる。
本発明にあっては、環境の異常事態を通信端末装置で検知すると、質問を出力し、その質問に対するユーザの対応を示す対応情報をサーバ装置へ送信するので、各ユーザの質問に対する情報をサーバ装置で集約できると共に、質問形式を用いることによって、センサーを用いた場合に比べて詳細なユーザの状況をサーバ装置で確認でき、その結果、異常事態の発生時における複数人のユーザの詳細な状況を迅速且つ一元的に確認できる。
本発明にあっては、検知した異常事態の種類に対応付けられた質問を出力するので、発生した異常事態に合致する内容の質問をユーザに出力でき、その結果、発生した異常事態の種類に応じて、ユーザの状況を細かく確認できる。
本発明にあっては、異常事態が発生した場合、質問だけでなく、サーバ装置から取得した異常情報も出力するので、発生した異常事態の状況を客観的に把握できるような材料をユーザに提供できる。
本発明にあっては、通信端末装置に加えてサーバ装置側でも異常事態を検知し、異常事態に係る質問を通信端末装置へ送信して出力させるので、通信端末装置及びサーバ装置の二重で異常事態を検知でき、安全性の高いシステムを構築できる。
本発明にあっては、通信端末装置で異常事態を検知すると共に、出力する質問はサーバ装置で記憶する質問を用いるので、通信端末装置における質問の記憶を不要にできると共に、質問内容を状況に応じてサーバ装置側で変更できるので、異常事態の最新状況に応じた内容の質問をユーザに提供できる。
本発明にあっては、サーバ装置が異常事態の種類に対応付けられた質問を記憶するので、発生した異常事態に合致する内容の質問をユーザに提供でき、異常事態の実態に合わせて細かくユーザの状況を確認できる。
本発明にあっては、ユーザが、どのような対応(回答しないという対応も含む)を取ったとしても、対応情報がサーバ装置へ送信されるので、ユーザの様々な対応に対して柔軟にサーバ装置は以降の処理を進められると共に、対応情報に基づきユーザの状況等を判断又は推測できる。
また、本発明にあっては、サーバ装置が閾値時間に係る比較判断の処理を行うので、ユーザから質問の回答を示す対応情報が閾値時間内に送信されなかったとしても、閾値時間内に対応情報を受信したか否かで、サーバ装置自体は、その後の処理を進めることができ、また、対応情報を受信できなかった場合は、現在のユーザは閾値時間内に回答できるような状況でないと推測することもでき、ユーザの様々な状況を判断又は推測することができる。
本発明にあっては、環境の異常事態に係る質問に先行して、ユーザの対応操作が可能な異常通知をユーザに身近な通信端末装置で出力するので、異常発生の際、ユーザは自己の安否を迅速にサーバ装置側へ知らせる手段を確保できる。
また、本発明にあっては、通信端末装置が異常通知を記憶して、異常事態を検知した場合、記憶している異常通知を読み出して出力するので、スムーズに異常通知をユーザに提供できる。
本発明にあっては、サーバ装置が異常通知を記憶し、通信端末装置からの異常通知信号の受信に伴って、サーバ装置は異常通知を通信端末装置へ送信するので、様々な種類の異常事態を準備でき、実際に発生した異常事態の種類に合った内容の異常通知をユーザに提供できる。
本発明にあっては、サーバ装置が異常通知の一部分を記憶し、通信端末装置が異常通知の他部分を記憶すると共に、通信端末装置で一部分及び他部分を組合せて異常通知として出力するので、多様な異常事態の種類に対応した内容を含んだ上で、定型的な内容も確保した異常通知をユーザに提供できる。
本発明にあっては、異常通知についてのユーザの対応操作を通信端末装置が受け付けると、ユーザの対応操作が有った旨をサーバ装置へ送信するので、環境の異常事態が発生した際、質問に対してユーザが回答を考えることを不要にして、ユーザは単に対応操作を行えばよい状況を提供し、ユーザの安否をサーバ装置側で迅速に確認可能とすることを実現できる。
本発明にあっては、異常通知を出力した場合に、基準時間を超過してもユーザの対応操作を受け付けないと、ユーザの対応操作が無い旨をサーバ装置へ送信するので、ユーザの無事を確認できない状態であることをサーバ装置側でスムーズに把握できる。
本発明にあっては、異常通知を出力してからの時間が基準時間を経過すれば、一旦、出力を停止してから再出力するので、何らかの事情でユーザが、しばらくの間、異常通知への対応操作ができなかった場合でも、再度、対応操作が行える機会を提供でき、この再出力によって、ユーザが対応操作を行うように促せることも期待できる。
本発明にあっては、基準回数になるまで異常通知の出力及び停止を繰り返し、それでもユーザの対応操作が無い場合に、ユーザに異常が発生した旨をサーバ装置へ送信するので、ユーザに異常が発生した旨を不用意にサーバ装置側へ通知する事態を回避でき、環境の異常発生時に信頼性のあるシステムを確立できる。
本発明の実施形態に係るユーザ状況確認システムを用いた自治体の見守りサービスの概要を示す概略図である。 実施形態のユーザ状況確認システムを示す概略図である。 テレビジョン装置の主要な内部構成を示すブロック図である。 リモコン装置の概要を示す概略図である。 (a)は第1質問画面を示す概略図、(b)は回答画面を示す概略図である。 (a)は自治体トップ画面を示す概略図、(b)はくらし情報画面を示す概略図である。 (a)は自治会情報画面を示す概略図、(b)は第2質問画面を示す概略図である。 異常時質問画面を示す概略図である。 サーバ装置の主要な内部構成を示すブロック図である。 ある自治体用のユーザDB(データベース)の一例を示す図表である。 ある自治体用のある日の平常時回答DBの一例を示す図表である。 (a)は登録自治体DBを示す図表、(b)は異常質問DBを示す図表である。 ある自治体用のある異常事態に対する異常回答DBの一例を示す図表である。 トップページ画面の概要を示す概略図である。 (a)は平常時一覧画面を示す概略図、(b)は平常時詳細画面を示す概略図である。 (a)は異常時一覧画面を示す概略図、(b)は異常時メッセージ編集画面を示す概略図である。 ユーザ状況確認方法の平常時における第1質問に係る処理手順を示す第1フローチャートである。 ユーザ状況確認方法の平常時における第2質問に係る処理手順を示す第2フローチャートである。 ユーザ状況確認方法のトップ画面表示に係る処理手順を示す第3フローチャートである。 ユーザ状況確認方法の異常時に係る処理手順を示す第4フローチャートである。 ユーザ状況確認方法の一覧画面表示に係る処理手順を示す第5フローチャートである。 (a)は平常時一覧画面の表示に係るユーザ状況確認方法の処理手順を示す第6フローチャートであり、(b)は異常時一覧画面の表示に係るユーザ状況確認方法の処理手順を示す第7フローチャートであり、 ユーザ状況確認方法の異常時の変形例に係る処理手順を示す第8フローチャートである。 ユーザ状況確認方法の異常時の別の変形例に係る処理手順を示す第9フローチャートである。 (a)は本発明の第2実施形態に係るポップアップを画面右隅に表示した状態を示す概略図、(b)はポップアップの中身を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るユーザ状況確認方法の処理手順を示す第10フローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例に係るユーザ状況確認方法の処理手順を示す第11フローチャートである。 第2実施形態の別の変形例に係るユーザ状況確認方法の処理手順を示す第12フローチャートである。 本発明の第2実施形態の更に別の変形例に係るユーザ状況確認方法の処理手順を示す第13フローチャートである。 本発明の第2実施形態の更に別の変形例に係るユーザ状況確認方法の処理手順を示す第14フローチャートである。 本発明の第2実施形態の更に別の変形例に係るユーザ状況確認方法の処理手順を示す第15フローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るユーザ状況確認方法の処理手順の要部を示す第16フローチャートである。 本発明の第4実施形態に係るユーザ状況確認方法の処理手順の要部を示す第17フローチャートである。
図1は、本発明に係るユーザ状況確認システム1を、自治体による見守りサービスに利用した場合の全体的な概要を示したものである。図1に示す見守りサービスは、自治体に属する地域の家屋H1に居住する人(見守られる人M1)の状況を、ユーザ状況確認システム1を利用して、自治体Aの監視者K1が遠隔的に監視するものである。ユーザ状況確認システム1においては、平常時の監視に加えて、地震等の災害、高温等の異常気象、火災、放射能濃度の変化等といった環境の異常事態が生じた場合には異常事態用の処理を行うことで、緊急性を有する救助等をスムーズに行えるようにしている。
平常時における監視の結果、その見守られる人H1を実際に訪問する必要があると判断された場合、自治体Aの監視者K1から、自治会・民生委員の実際に見守る人K11、K12へと連絡(例えば、訪問要請の連絡)が通知され、そのような通知を受けた見守る人K11、K12は、見守られる人M1を実際に訪問し、状況を確認することになる。また、異常事態における監視の結果、その見守られる人H1を救助する必要があると判断した場合、自治体Aの監視者K1から、最寄りの消防署、医療機関、契約している警備事業者(警備会社)等へ救助依頼が通知されるようになっている。
図1の見守りサービスは、見守りサービス向けクラウド・コンピューティングシステムを構成するサーバ装置2が中心的な役割を担っている。このサーバ装置2は、自治体サービス提供システム、及び複数の他の情報提供システム(各地の気象・災害等に関するニュース情報(異常情報に該当)などを配信するシステム、各地における火事等の事件に関するニュース情報を配信するシステム、市の情報を提供するサービス、商店街の情報を提供するサービスなど)等と通信網を介して連携しており、これらの各種システムを構築する各サーバから提供される各種情報を取得して、見守られる人H1へ提供できるようにしている。
また、サーバ装置2は、見守られる人M1の家屋H1内に設置されたテレビジョン装置10と通信網(インターネット等のネットワーク)を介して通信可能に接続されており、各種情報・データを相互に通信できるようにして、平常時及び異常時における各見守られる人の状況を示す情報を集約して一元的に確認できるようにしている。さらに、サーバ装置2は、自治体の監視者用のウェブサイト等をインターネット上に開設しており、このウェブサイト等を通じて集約した情報を閲覧可能にし、それにより、見守りサービスに加入登録している各自治体の監視者K1が通信端末D1を用いて遠隔的に監視対象の見守られる人M1の状況を適宜確認可能にすると共に、監視者K1からの指示を、見守る人K11、K12等が用いる携帯通信端末D11、D12等、消防署、医療機関、警備事業者等の通信装置へ通知可能にしている。
監視者K1の通信端末D1としては、通信機能を有するパーソナルコンピュータ、携帯型通信端末(通信機能を具備するノート型パソコン、スマートフォン、通信機能付きPDA、携帯電話等)を適用できる。この通信端末D1の通信手段としては、有線による通信の他に、各種規格の無線通信も適用できる。また、見守る人K11、K12等が用いる携帯通信端末D11等としては、通信機能を具備するノート型パソコン、スマートフォン、通信機能付きPDA、携帯電話等を適用でき、これらの携帯通信端末D11等の通信手段としては、各種規格の無線通信が好適である。さらに消防署、医療機関、警備事業者等の通信装置としては、電話機、携帯電話機、スマートフォン、通信機能を具備するパーソナルコンピュータ等が適用できる。
なお、図1では、図示内容を簡潔に表すために、見守られる人M1を1人しか示していないが、本発明に係る見守りサービスは当然、複数の見守られる人が利用できる状況に対応し得る構成になっている。同様に、図1では、自治体Aの監視者K1を1人のみ示しているが、本発明に係る見守りサービスは、複数人の監視者に対応したものになっている。さらに、図1では、一つの自治体Aのみを示す内容になっているが、本発明に係る見守りサービスは、複数の自治体(自治体A以外の自治体B、自治体C・・・等)に対応し得る内容になっており、自治体ごとに、見守られる人、監視者及び実際に見守る人等を含んだ構成でシステムを構築できる。以下、図1に示す見守りサービスの主要部を構成するユーザ状況確認システム1について詳説していく。
図2は、本発明の実施形態に係るユーザ状況確認システム1(最小基本構成)を示している。ユーザ状況確認システム1は、サーバ装置2と、家屋H1に設置されるテレビジョン装置10をネットワークNWで接続したものである。テレビジョン装置10は、通常のテレビジョン機能に加えて通信機能及びテレビ電話機能を具備しており、それによりテレビジョン装置10は通信端末装置に該当する。テレビジョン装置10は、筐体の前面に表示画面10a及びスピーカ10bを設けると共に、テレビ電話機能に用いるカメラ10c(CCDカメラ又はCMOSカメラ)及びマイク10d、並びに操作部11f(電源スイッチ等を含む)を筐体に設けたものであり、リモコン装置19によって、ユーザ(例えば、見守られる人M1)の各種操作を受け付け可能にしている。
図3は、テレビジョン装置10の主要な内部構成の概要を示している。テレビジョン装置10は、前処理部11a、デコード部11b、表示出力処理部11c、音声出力処理部11d、赤外線処理部11e、制御部12、メモリ13、操作部11f、通信部11g、及び接続インタフェース部11h等を内部接続線Lで接続した構成になっている。また、これらの各部11a〜11h等は、内部接続線Lを通じて制御部12と信号の送受を行っており、各部11a〜11h等は現在の処理状況等を示す信号を制御部12へ伝えると共に、制御部12は各部11a〜11h等から伝えられた処理状況等により現在の処理状況を把握し、把握した状況に応じて次に行う処理を制御するための制御信号を各部11a〜11h等へ送っている。以下、テレビジョン装置10の各部を説明する。
前処理部11aは、チューナ部、A/D変換部、直交検波部、FFT部、及び復調部を含み、アンテナで受信されたRF信号(デジタル放送信号)が入力されており、この入力信号に対し所定の処理を行ってトランスポートストリーム(TS)を復調し、次の処理を行うデコード部11bへ伝送する。なお、デジタル放送信号は、放送事業者の放送施設から送信されるものであり、このデジタル放送信号には、放送番組及び広告等のコンテンツデータに加えて、各種情報が含まれている。デジタル放送信号に含まれる各種情報としては、放送対象地域を示す地域コード、地震が発生した場合に含まれることになる緊急地震速報等がある。この緊急地震速報は後述するように、環境の異常事態の一つに該当する地震の発生を検知する際に用いられる。
また、デコード部11bは、前処理部11aで復調されたトランスポートストリームに対して、デコード処理を行い、コンテンツに係る映像及び音声、その他のデータに分離し、分離した映像ストリームに対しては映像デコード処理を行って表示出力処理部11cへ出力し、分離した音声ストリームに対しては音声デコード処理を行って音声出力処理部11dへ出力し、分離したその他のデータ(地域コード、緊急地震速報等を示すデータ)は、メモリ13に適宜記憶され、制御部12の各種制御の処理等に用いられる。
表示出力処理部11cは、所定の映像表示に必要な処理を行って映像信号を生成し、生成した映像信号を表示画面10aへ出力し、それにより表示画面10aには、放送番組等の放送映像が表示出力される。なお、表示出力処理部11cは、制御部12の制御により放送映像以外の各種画面(図5〜8等に示す画面等)の表示出力も可能にしている。また、音声出力処理部11dは、増幅等の音声出力に必要な所定の処理を行って音声信号を生成し、生成した音声信号をスピーカー10bへ出力して、スピーカー10cから各種音声を出力する。制御部12の制御に基づき音声出力処理部11dにより出力処理される音声の種類としては、放送番組等の音声以外に、リモコン操作音、選択等に伴うクリック音等を表す効果音、表示画面のテキスト文章読上音声、各種効果音等があり(図2参照)、後述する図5〜8等の画面の表示に合わせてテキスト読上音声、各種効果音、注意音、警告音等の出力も可能にしている。
一方、ユーザとのインタフェース系に関する部分として、赤外線処理部11eは、周知の赤外線規格(例えば、IrDA系の各規格)に応じた通信処理(信号・データの送受処理)を行うものであり、基本的には、ユーザからの操作を受け付けるリモコン装置19から発せられる操作信号を含む赤外線を受光して、制御部12へ伝える処理を行う。制御部12は、テレビジョン装置10が具備する各種機能を実行する際に中心的な役割を担うものであり、メモリ13に記憶された基本プログラムP1及び見守りプログラムP2に規定される様々な処理内容に基づき、各種処理(通信制御処理、OSD表示処理、情報出力処理等)を行う手段として機能する。
操作部11fは、テレビジョン装置10の筐体に設けられたユーザインタフェースであり、電源オン/オフの切替を行う電源スイッチ18、音量切替ボタン、チャンネル切替ボタン、入力切替ボタン等を設けている。また、通信部11gは通信手段に相当し、周知の通信規格(例えば、IEEE等によるLAN規格、又はDLNA等による規格等)に基づく通信の処理を制御部12の制御に従って行うものであり、LANケーブルのような通信ケーブルを接続できる構造を有する。
接続インタフェース部11hは、各種機器等を接続可能にした入出力部であり、本実施形態では、この接続インタフェース部11hに、カメラ10c及びマイク10d、温度測定器14、気圧測定器15、放射能測定器16、電磁波測定器17を接続している。カメラ10c及びマイク10dは基本的にテレビ電話機能で用いるものであるが、マイク10dにおいては、ユーザ(見守られる人M1)の音声を適宜取得しており(電源オフのリモコン装置19の操作待機状態でも取得)、取得した音声の認識処理を制御部12が行って、マイク10dで取得された音声の中に「特定の言葉(異常事態の事例を表す言葉)」が含まれるかについて検出されるようになっている。本実施形態では、「特定の言葉」の例としては、「火事」又は「火災」が含まれており、このような「火事(又は火災)」は、環境の異常事態の一つに該当し、そのため、マイク10dは、「火事(又は火災)」の発生を検知する検知手段(異常検知手段の一つ)として機能する。なお、「特定の言葉」の他の例として、「地震」、「洪水」、「竜巻」等が含まれるようにしてもよく、これらの「地震」、「洪水」、「竜巻」等も異常事態に該当する。
温度測定器14は、テレビジョン装置10が設置された周囲温度を測定するものであり、測定した温度の値を出力して、その出力値を制御部12が終始検知する(電源オフのリモコン操作待機状態でも測定)。この温度測定器14は、高温が続く状態を検知するのに利用されており、高温が続く状態は、環境の異常事態の一つに該当することから、温度測定器14も、異常検知手段の一つとして機能する。なお、高温が続く状態は、人体に熱中症による健康被害(高体温、脱水症状等)をもたらすので、見守られる人の監視に注意を払う必要がある。
気圧測定器15は、テレビジョン装置10が設置された周囲の気圧を測定するものであり、測定した気圧の値を出力して、その出力値を制御部12が終始検知する(電源オフのリモコン操作待機状態でも測定)。この気圧測定器15は、気圧が低く変化した状態を検知するのに利用されており、気圧が不安定となって、低く変化した状態は、環境の異常事態の一つに該当することから、気圧測定器15も、異常検知手段の一つとして機能する。なお、気圧が低く変化した状態は、酸素が薄くなったりすることで、頭蓋内の脳、血管、末梢神経等が圧迫され、人によって「低気圧頭痛(偏頭痛、緊張型頭痛)」をもたらすので、見守られる人の監視に注意を払う必要がある。
放射能測定器16は、テレビジョン装置10が設置された周囲の放射能に関する値(放射線量、放射能濃度等)を測定するものであり、測定した値を出力して、その出力値を制御部12が終始検知する(電源オフのリモコン操作待機状態でも測定)。この放射能測定器16は、放射線に関する値が変化した状態を検知するのに利用されており、放射線に関する値が高くなった状態は、環境の異常事態の一つに該当することから、放射能測定器16も、異常検知手段の一つとして機能する。なお、放射線は人体に悪影響を及ぼすことから、放射線に関する値が高くなった状態では、見守られる人の監視に注意を払う必要がある。
電磁波測定器17は、テレビジョン装置10が設置された周囲の電磁波に関する値を測定するものであり、測定した値を出力して、その出力値を制御部12が終始検知する(電源オフのリモコン操作待機状態でも測定)。この電磁波測定器16は、電磁波に関する値が変化した状態を検知するのに利用されており、電磁波に関する値が高くなった状態は、環境の異常事態の一つに該当することから、電磁波測定器17も、異常検知手段の一つとして機能する。なお、電磁波に関する値が高く変化すると、人によって「めまい」又は「吐き気」等をもたらすので、見守られる人の監視に注意を払う必要がある。
また、テレビジョン装置10は、記憶媒体としてメモリ13(記憶手段)を具備している。メモリ13に記憶されるものとしては、テレビジョン装置の基本機能に関するものと、本発明に係る見守りサービスに関するものがあり、前者に関するものとしては、基本プログラムP1、OSD表示テーブルT1、及び装置識別情報I1等があり、後者に関するものとしては、見守りサービス用表示テーブルT2、ユーザ情報I2、異常判断テーブルT3、及び見守りプログラムP2等がある。
基本プログラムP1は、テレビジョン装置10のファームウェア及びシステムプログラム等に相当するものであり、テレビジョン装置10がテレビジョン装置としての各種機能(テレビジョンを視聴するための各種機能、通信機能等)を働かせるために必要な制御部12の各種処理を規定したものである。OSD表示テーブルT1とは、各種メニュー又は警告等に用いる画像及びテキスト等を適宜OSD表示するための複数の表示パーツデータを格納したテーブルである。装置識別情報I1とは、テレビジョン装置10の識別コードを示す情報であり、通信を行う際、他の通信装置等と識別するために使用できる情報となっている。
また、見守りサービス用表示テーブルT2とは、見守りサービスに関する画面に係る画像及びテキスト等をテレビジョン装置10の表示画面10aに表示するために用いられる各種表示パーツデータを格納したものであり、本実施形態では、図5〜図8に示す各種画面に応じた表示パーツデータを含んでいる。
例えば、図5(a)に示す第1質問画面21については、質問(第1質問)を示すテキストと、その質問に対する複数の回答を示す選択肢として、第1ボタン21a〜第3ボタン21cを含んだ表示パーツデータになっている。なお、テキストに含まれる「○○○さん」の部分には、後述するユーザ情報I2に含まれるユーザ名称(又はニックネーム)等がメモリ13より読み出されて貼り付けられている。また、テキストに含まれる「おはようございます」という文言は、時間帯に応じた挨拶文が貼り付けられるようになっており、「こんにちは」、「こんばんは」というような他の挨拶文に応じたテキストが見守りサービス用表示テーブルT2に含まれている。なお、図5(a)に示す第1質問画面21では、一つの質問のみを提示しているが、複数の質問を提示することも勿論可能である。また、第1質問画面21の最上段の「くらしサポート」というテキスト、及び最下段のバー状のテキスト(終了ボタンを押すと次の画面に切り替わります)に応じたパーツデータも、見守りサービス用表示テーブルT2に含まれるものである。
図5(b)に示す回答画面22については、中央がサーバ装置2から送信されてきた回答情報22aが貼り付けられる箇所になっており、最上段の「くらしサポート」というテキスト、回答情報22aの上部に配置されるテキスト及び最下段のバー状のテキスト(決定ボタンを押すと次の画面に切り替わります)に応じたパーツデータが見守りサービス用表示テーブルT2に含まれる。なお、回答情報22aの上部のテキストに含まれる「○○○さん」の部分は、上記図5(a)と同様であり、「△△△」には、図5(a)で選択された回答の内容が貼り付けられるようになっている。
図6(a)に示す自治体トップ画面23は、基本的に、図1に示す自治体サービス提供システムが開設するウェブサイトのトップページを配置したものになっており、最上段の「くらしサポート」というテキスト及び最下段のバー状のテキスト(終了ボタンを押すとテレビ画面に切り替わります)の間の箇所に、ウェブサイトのトップページが配置されたものになっている。
なお、自治体サービス提供システムのトップページは、複数の選択欄23a〜23gを配置したものになっており、最上段のバー状の選択欄23gは、リモコン装置19の「10」の数字ボタンに対応付けられると共に、最新情報を提供するウェブページ(例えば、放射能関連情報を提供するウェブサイト)へのリンクが付されており、「10」の数字ボタンの押圧操作がなされると、上記のウェブページへアクセスして、そのウェブページに表示内容が遷移することになる。また、上段左端の第1選択欄23aは、リモコン装置19の「1」の数字ボタンに対応付けられると共に、天気予報を提供するウェブページへのリンクが付されている。
上段真ん中の第2選択肢23bは、リモコン装置19の「2」の数字ボタンに対応付けられると共に、自治会のくらしに関する情報を提供するページへのリンクが付されており、「2」の数字ボタンが選択されると、図6(b)のくらし情報(ごみ収集日)画面24へと表示が遷移する。上段右端の第3選択肢23cは、リモコン装置19の「3」の数字ボタンに対応付けられると共に、自治会情報を提供するページへのリンクが付されており、「3」の数字ボタンが選択されると、図7(a)の自治会情報画面25へ表示が遷移する。
さらに、下段左端の第4選択欄23dは、リモコン装置19の「4」の数字ボタンに対応付けられると共に、市の情報を提供するウェブページへのリンクが付されている。また、下段真ん中の第5選択肢23eは、リモコン装置19の「5」の数字ボタンに対応付けられると共に、商店街に関する情報を提供するページへのリンクが付されている。そして、下段右端の第6選択肢23fは、リモコン装置19の「6」の数字ボタンに対応付けられると共に、サーバ装置2を運営する企業に関する情報を提供するページへのリンクが付されている。
図7(b)は、第2質問画面26を示しており、第2質問画面は、質問(第2質問)を示すテキスト26dと、その質問に対する選択肢を示す第1ボタン26a〜第3ボタン26cが配置された内容になっており、これらのテキスト26d及び第1ボタン26a〜第3ボタン26cのテキスト内容は、サーバ装置2から送信された情報であり、これらの送信された情報を図7(b)に示す形態で配置したものが第2質問画面26になっている。なお、図7(b)に示す第2質問画面21でも、一つの質問のみを提示しているが、上述した第1質問画面21と同様に、複数の質問を提示することも可能である。
図8は、異常事態(環境の異常事態)として地震が発生した場合を例とした異常時質問画面27を示している。この異常時質問画面27において、地震発生に関する質問を示すテキスト27g、その質問に対する複数の回答を示す選択肢である第1ボタン27a〜第6ボタン27fに配置された回答テキスト、及び、現在の地震に関する状況(ニュース情報)を示す情報テキスト27h等が、後述するようにサーバ装置2から送信されてくるものになっており、これらの各テキスト等を配置する枠、及び各ボタン27a〜27f等が見守りサービス用表示テーブルT2に含まれる表示パーツデータに該当する。なお、質問を示すテキスト27g及び各ボタン27a〜27fに配置された回答の内容が、サーバ装置2から送信されてくる異常時の質問に係るデータに相当し、情報テキスト27hに配置されたテキストがサーバ装置2から送信されてくるニュース情報に相当する。なお、情報テキスト27hとしてサーバ装置2から送信されてくるニュース情報の例としては、テレビジョン装置10で地震が検知されたことに対して、その地震が本震であるのか、又は余震であるのかを示す内容等のニュース情報がサーバ装置2から送信されてくることが想定される。
また、図3に示すメモリ13に記憶されているユーザ情報I2とは、見守りサービスに登録しているユーザ(見守られる人M1)の情報であり、その中身としては、ユーザの氏名、ニックネーム、ユーザを識別するための識別番号(ユーザID)等がある。このような中身のユーザ情報12は、見守りサービスを使用するためのユーザ登録の際、所定のフォーマットに従ってユーザ自身が入力した必要事項(氏名、ニックネーム、住所、年齢、性別、見守る人の連絡先、パスワード等)がサーバ装置2へ送られて、ユーザ登録が完了すると、ユーザ自身が入力した必要事項のいくつかを含む情報がユーザ情報12として、サーバ装置2からテレビジョン装置10へ送信され、その送信されてきたユーザ情報12がメモリ13に記憶されることになる。
さらにまた、異常判断テーブルT3は、制御部12が環境の異常事態を検知する際に参照する各種データが格納されたテーブルであり、上述した接続インタフェース部11hに接続された中で、温度測定器14、気圧測定器15、放射能測定器16、及び電磁波測定器17で計測された値に対する参照値のデータが格納されている。すなわち、異常判断テーブルT3は、温度、気圧、放射線、及び電磁波について、人体に影響が生じると云われている値を、それぞれ参照温度、参照気圧、参照放射線量、参照電磁波として格納したものになっている。
さらに、メモリ13に記憶される見守りプログラムP2は、本発明に係る見守りサービス(ユーザ状況確認システム1に係るサービス)を行う上で、テレビジョン装置10側の処理を規定したアプリケーションプログラムであり、テレビジョン装置10のメモリ13にアプリとして適宜インストールされるものである(なお、テレビジョン装置10の製造時に、メモリ13へ予めインストールしておくことも勿論可能である)。見守りプログラムP2は、見守りサービスに関して、制御部12が行う処理内容を規定したものであり、平常時に関する処理内容と、異常時に関する処理内容に大別される。
見守りプログラムP2が規定する平常時に関する処理内容の例としては、先ず、電源オン操作に関するものがある。ユーザにより電源オン操作がなされて、電源オフ状態から電源オン状態へ遷移すると、その電源オン操作が一日において最初のものであれば、メモリ13に電源オン済みを示すフラグ(電源オンフラグ)を立てる処理を規定すると共に、1日で最初の電源オン状態になった旨を示す一回目電源オン情報を、装置識別情報I1及びユーザIDと共にサーバ装置2へ通信部11gを用いて送信する処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。一日において、二回目以降の電源オン操作であるかは、メモリ13に電源オンフラグが立っているか否かで制御部12は判断できるようになり、一日で二回目以降の電源オン操作がなされた場合は、1日で二回目以降の電源オン状態である旨を示す二回目以降電源オン情報を、装置識別情報I1及びユーザIDと共にサーバ装置2へ通信部11gを用いて送信する処理を行うことを、見守りプログラムP2は規定している。
なお、テレビジョン装置10の制御部12は、受信するデジタル放送信号に含まれる日時を示す情報に基づいて現在の日時を常時検知しており、その検知により、日が変わったことを検知すると、メモリ13に電源オンフラグが立っていれば、電源オンフラグをリセットして立っていない状態にする処理を行うことも、見守りプログラムP2は規定している。日時については、上記以外にも、通信部11gを介してインターネットに接続できれば、インターネット経由で日時を取得することも可能である。
また、見守りプログラムP2は、電源オン操作に基づき、一回目電源オン情報を送信してから、図5(a)に示す第1質問画面21を表示画面10aに表示するために、第1質問要求情報をサーバ装置2へ送信する処理を規定している。この第1質問要求情報の送信により、サーバ装置2から第1質問用のデータ(テキストデータ等)を受信すると、メモリ13に記憶されている見守りサービス用表示テーブルT2から読み出した第1質問画面21に応じた表示パーツデータと、受信したデータに基づき第1質問画面21を生成して、表示画面10aに表示出力する処理を規定している。その他のことについても、見守りプログラムP2は様々な処理内容を規定しており、例えば、図5(a)〜図7(b)の最下段のバー状に記載のテキスト(例えば、「決定ボタンを押すと次の画面に切り替わります」というテキスト)に応じた処理を行うことも規定している。
一例として、図5(b)の回答画面22の表示出力中に、「決定ボタン」が選択される操作を受け付けると、第2質問要求情報を装置識別情報I1及びユーザIDと共にサーバ装置2へ送信する処理を見守りプログラムP2は規定している。サーバ装置2から第2質問を表すデータ(テキストデータ等)が送信されてくると、送信されてきたデータを、見守りサービス用表示テーブルT2から読み出した第2質問画面26に応じた表示パーツデータと共に用いて、図7(b)に示す第2質問画面26を生成して表示出力する処理も、見守りプログラムP2は規定している。
また、見守りプログラムP2は、ユーザにより電源オフ操作がなされると、電源オフ状態になった旨を示す電源オフ情報を、装置識別情報I1及びユーザIDと共にサーバ装置2へ通信部11gを用いて送信する処理を行うこと等も規定する。
一方、異常時に関する処理内容として、見守りプログラムP2は、先ず、制御部12が異常検知手段として機能するように、環境の異常事態を検知する処理を規定している(異常事態の発生を検知する処理を規定)。本実施形態では、環境の異常事態として「地震」、「火事(又は火災)」、「高温」、「気圧変化(低気圧への変化)」、「放射線量変化(高い値への変化)」、「電磁波の変化(高い値への変化)」という計六種類の異常事態を検知するようにしている。なお、本実施形態に係る異常事態の検知は一例にすぎず、これら六種類の中から必要なものだけを検知する仕様にしてもよく、さらには、他の種類の異常事態を検知するために必要な測定器を接続インタフェース部11hに接続して、他の種類の異常事態も検知する仕様にしてもよい。
「地震」に関する処理として、前処理部11aのチューナ部で受信されるデジタル放送信号に緊急地震速報を示すデータが含まれるか否かを、制御部12が常時(電源オフのリモコン操作待機時も含む)、他の処理等と平行して検知することを見守りプログラムP2は規定している(制御部12は異常検知手段として機能)。緊急地震速報が含まれることを検知した場合、制御部12が、異常事態として「地震」が発生したことを通知する旨の異常通知信号をサーバ装置2へ送信する制御処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。
「火事(又は火災)」に関する処理として、マイク10dで集音された音声データについて、制御部12が音声認識処理を行い、その音声認識処理の結果の中に「火事(又は火災」という言葉が含まれているかを常時(電源オフのリモコン操作待機時も含む)、他の処理等と平行して検知することを見守りプログラムP2は規定している(制御部12は異常検知手段として機能)。「火事(又は火災」という言葉が含まれていることを検知した場合、制御部12が、異常事態として「火事(又は火災」が発生したことを通知する旨の異常通知信号をサーバ装置2へ送信する制御処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。
「高温」に関する処理として、温度測定器14で測定された温度が、異常判断テーブルT3に格納される参照温度を超過するか否かを、制御部12が常時(電源オフのリモコン操作待機時も含む)、他の処理等と平行して検知することを見守りプログラムP2は規定している(制御部12は異常検知手段として機能)。測定温度が参照温度を上回ることを検知した場合、制御部12が、異常事態として「高温」が発生したことを通知する旨の異常通知信号をサーバ装置2へ送信する制御処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。
「気圧変化(低気圧への変化)」に関する処理として、気圧測定器15で測定された気圧の値が、異常判断テーブルT3に格納される参照気圧を下回るか否かを、制御部12が常時(電源オフのリモコン操作待機時も含む)、他の処理等と平行して検知することを見守りプログラムP2は規定している(制御部12は異常検知手段として機能)。測定した気圧の値が参照気圧を下回ることを検知した場合、制御部12が、異常事態として「気圧変化(低気圧への変化)」が発生したことを通知する旨の異常通知信号をサーバ装置2へ送信する制御処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。
「放射線量変化(高い値への変化)」に関する処理として、放射能測定器16で測定された放射線に係る値が、異常判断テーブルT3に格納される参照放射線量の値を超過するか否かを、制御部12が常時(電源オフのリモコン操作待機時も含む)、他の処理等と平行して検知することを見守りプログラムP2は規定している(制御部12は異常検知手段として機能)。放射線に係る値が参照放射線量の値を上回ることを検知した場合、制御部12が、異常事態として「放射線量変化(高い値への変化)」が発生したことを通知する旨の異常通知信号をサーバ装置2へ送信する制御処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。
「電磁波の変化(高い値への変化)」に関する処理として、電磁波測定器17で測定された電磁波に係る値が、異常判断テーブルT3に格納される参照電磁波の値を超過するか否かを、制御部12が常時(電源オフのリモコン操作待機時も含む)、他の処理等と平行して検知することを見守りプログラムP2は規定している(制御部12は異常検知手段として機能)。電磁波に係る値が参照電磁波の値を上回ることを検知した場合、制御部12が、異常事態として「電磁波の変化(高い値への変化)」が発生したことを通知する旨の異常通知信号をサーバ装置2へ送信する制御処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。
なお、上述した異常通知信号の送信後は、図8に示すような異常質問画面27を表示出力するための異常時に係る質問のテキストデータ及び異常事態に係るニュース情報等をサーバ装置2から受信することになり、受信した質問のテキストデータ及びニュース情報等と、メモリ13に記憶する見守りサービス用表示テーブルT2に格納された表示データパーツ等を用いて、制御部12が異常質問画面27を生成して、表示画面10aに表示出力する処理を行うことも見守りプログラムP2は規定し、この場合、制御部12は質問出力手段として機能する。なお、サーバ装置2から送信されてくるものの中に、ニュース情報が含まれない場合もあり、その場合は、異常質問画面27における情報テキスト27hは空欄となる。また、見守りプログラムP2において、各ボタン27a〜27fのいずれかがの選択する操作を受け付ける場合は、その受け付けたボタンが示す回答を示す異常時における対応情報(異常時対応情報)を、サーバ装置2へ送信する制御処理を制御部12が行うことも、見守りプログラムP2は規定している。
図4は、上述した赤外線処理部11eに赤外線を発するリモコン装置19を示している。リモコン装置19は、先端側にテレビジョン装置10の電源オン/オフの切替を行う電源スイッチ19aを有し、計12個のボタンからなる数字ボタン20、上下左右キー、決定ボタン19g、音量調整キー、チャンネル切替キー、質問要求ボタン19f、戻るボタン19i、終了ボタン19h、メニューボタンに加えて、計4個のカラーボタン(青ボタン19b、赤ボタン19c、緑ボタン19d、黄ボタン19e)を有している。これらの各ボタン、スイッチでユーザからの操作を受け付けると、操作を受け付けた内容を示す赤外線がリモコン装置19より発せられる。このような図4に示すリモコン装置19のデザイン及び各スイッチ・ボタン等のレイアウトは一例にすぎず、図4に示されるもの以外の形態のリモコン装置も勿論、本発明に適用可能である。なお、上述した操作部11fの電源スイッチ18又はリモコン装置の電源スイッチ19aのいずれかがユーザにより操作されることで、電源オン操作又は電源オフ操作がなされる。
図9は、見守りサービス(ユーザ状況確認システム1)のサーバ装置2の主要な内部構成を示している。本実施形態のサーバ装置2には一般的なサーバコンピュータを適用しており、全体的な制御及び各種処理を行うMPU2aに、各種デバイス等を内部接続線2hで接続したものになっており、各種デバイス等には、通信モジュール2b、RAM2c、ROM2d、入力インタフェース2e、出力インタフェース2f、大容量記憶システム(HDDシステム)2g等がある。
通信モジュール2bは、ネットワークNWとの接続モジュールに相当する通信デバイスであり、所要の通信規格に応じたものである(例えばLANモジュール)。通信モジュール2bは、所要の通信機器(図示は省略。例えばルータ等が該当)を介してネットワークNWと接続されており、ユーザ(見守られる人)のテレビジョン装置10、自治体の通信端末D1、自治会又は民生委員の見守る人K11、12等が使用する携帯通信端末D11、12等との通信を可能にしている。
RAM2cは、MPU2aの処理に伴う内容、ファイル等を一時的に記憶するものであり、ROM2dは、MPU2aの基本的な処理内容を規定したプログラム等を記憶するものである。入力インタフェース2eは、自治体見守りサービス向けクラウドシステムのオペレータからの操作指示等を受け付けるキーボード2i、マウス等が接続されるものであり、オペレータから受け付けた操作指示等をMPU2aへ伝える。出力インタフェース2fは、ディスプレイ2j(表示出力装置)が接続されるものであり、MPU2aの処理に伴う内容をディスプレイ2jへ出力し、オペレータが現在の処理内容等を確認できるようにしている。
大容量記憶システム2g(記憶デバイスに相当)は、見守りサービスを提供するに当たり必要なデータを含む各種データベース(DB)及びプログラム等を記憶するものであり、具体的には、サーバプログラムP10、見守りサービスプログラムP11、ユーザDB3、平常時回答DB4、平常時質問DB5、登録自治体DB6、異常時質問DB7、異常時回答DB8、ウェブサイトテーブル9、閾値時間F、ニュース情報N等を記憶する。
サーバプログラムP10は、サーバ用のオペレーションシステムに応じた各種処理を規定したものであり、この規定内容に基づいた処理をMPU2aが行うことで、サーバ装置2はサーバコンピュータとしての基本的な機能を果たす。見守りサービスプログラムP11の説明は後述し、先に、ユーザDB3等の説明を行う。
図10は、ユーザDB3の中の自治体Aに属する登録ユーザに関する自治体A用ユーザDB3aの中身の概要を示している。ユーザDB3は、見守りサービスを利用する自治体ごとのユーザ情報を含むDBの集合体(ユーザDB3は、自治体A用ユーザDB、自治体B用ユーザDB、自治体C用ユーザDB・・・の集合体)であり、図10は、その中の自治体A用ユーザDB3aを示したものである。
自治体A用ユーザDB3aは、登録ユーザを識別するための「ユーザID」に、そのユーザの使用するテレビジョン端末装置10の「装置識別情報」、ユーザの「氏名」、「ニックネーム」、「住所」、「地域コード」、「年齢」、「性別」、「見守る人の連絡先」、「パスワード」等の項目に応じた情報・データが格納されている。なお、自治体A用ユーザDB3には、上述した項目以外に、テレビジョン装置10が通信(テレビ電話、メッセージの送受信等を含む)を行う上で必要な情報(通信の設定情報等)も格納されており、この情報に基づき、テレビジョン装置10は、サーバ装置2及び監視者K1の通信端末D1との間で通信を行えるようにしている。なお、自治体A用ユーザDB3a等に格納されるユーザに関する各種情報は、見守りサービスの登録時にユーザから送られてくる情報であり、この中の必要事項が、上述したユーザ情報I2としてサーバ装置2からテレビジョン装置10へ送信されて、テレビジョン装置10のメモリ13のユーザ情報I2として格納されることになる。
図11は、平常時回答DB4の中の自治体Aに属する登録ユーザの平常時(異常事態が発生していない時)における回答状況を示す自治体A用平常時回答DB4aの概要を示している。平常時回答DB4も、一日における自治体ごとのユーザの回答を示すDBの集合体になっている。そのため、平常時回答DB4は、日ごとの情報が順次蓄積されていくデータベースになっており、平常時回答DB4は例えば、平成24年1月1日〜6月6日までの自治体A用平常時回答DB、平成24年1月1日〜6月6日までの自治体B用平常時回答DB、平成24年1月1日〜6月6日までの自治体C用平常時回答DB・・・の集合体になっている。
図11は、そのような平常時回答DB4の中の2012年6月6日における自治体A用平常時回答DB4aを示す。具体的に、自治体A用平常時回答DB4aは、「ユーザID」に、「装置識別情報」、ユーザの「氏名」、「電源オン時間(電源オン時間が複数回の場合は、複数の電源オン時間を含む)」、「第1回答」、「第2質問」、「第2回答」等の項目に応じた情報を格納すると共に、1回目の電源オン時刻の平均時刻を「電源オン平均時刻」の項目に格納する。
上述した自治体A用平常時回答DB4aの各欄の中で、「電源オン時間(電源オン時間が複数回の場合は、複数の電源オン時間を含む)」、「第1回答」、「第2回答」は、テレビジョン装置10から送信されてくる情報を、受信日時と共に格納されるようになっており、空欄の場合は、その時点で未だ送信されていないことを示す。なお、「電源オン時間」の項目には、電源オンになった時間と、電源オフになった時間が随時、格納される。また、「第2質問」は、サーバ装置2が送信した第2質問の種類を示すものであり、サーバ装置2が第2質問を送信すると、その第2質問の種類が格納される。また、「電源オン平均時刻」の項目に格納された1回目の電源オン時刻の平均時刻は、今まで格納された1回目の電源オン時刻の平均が、サーバ装置2のMPU2aにより算出されたものである。
サーバ装置2の大容量記憶システム2gに記憶される平常時質問DB5とは、図5(a)の第1質問画面21及び図7(b)の第2質問画面26のそれぞれに含まれる質問及び回答選択肢を示す内容データが格納されたものである。平常時質問DB5に格納される第1質問画面21に係る質問及び回答選択肢の内容データは一種類であるが、第2質問画面26に係る質問及び回答選択肢の内容データは、第1質問画面21の質問に対する回答の仕方に応じて複数種類(本実施形態では4種類)、格納されている。
すなわち、第2質問画面26に係る質問及び回答選択肢の内容データとしては、図5(a)に示す第1質問画面21の「よい」、「ふつう」、「いまひとつ」という回答及び閾値時間超過(タイムオーバー)のそれぞれに、第2質問候補−1、第2質問候補−2、第2質問候補−3、第2質問候補−4の計4種類が格納されている。なお、各第2質問候補−1〜4は、第1質問に対するユーザの対応ごとに質問内容が異なったものになっている。
例えば、第2質問候補−1は「その後も、調子は良い状態ですか?」という内容であり(回答としては「良いです」、「普通です」、「悪くなった」という選択肢を含む)、第2質問候補−2は「その後も、調子に変化はありますか?」という内容であり(回答としては「変化なし」、「良くなった」、「悪くなった」という選択肢を含む)、第2質問候補−3は「その後、調子は良くなりましたか?」という内容であり(回答としては「良くなった」、「少し良くなった」、「悪いまま」という選択肢を含む)、第2質問候補−4は「本日の調子は如何ですか?」という内容になっている(回答としては「良い」、「ふつう」、「いまひとつ」という選択肢を含む)。
図12(a)は、登録自治体DB6の概要を示している。登録自治体DB6は、見守りサービスに加入登録している複数の自治体A、B、C等に関する情報を格納したデータベースであり、各自治体が見守りサービスに加入登録する際に提出する各種情報を格納している。登録自治体DB6が格納している情報の項目としては、「自治体ID」、「自治体名」、「監視者名」、「PW(パスワード)」、「連絡先」、「管轄機関」等がある。
なお「自治体ID」とは、自治体が見守りサービスに加入登録する際に、見守りサービスの運営側(サーバ装置2)から発行される識別情報である。また「自治体名」には、自治体の名称と共に、その自治体の範囲に応じた地域情報(市町村レベルの住所)が含まれる。さらに「監視者名」の項目には、複数人を格納できる。さらにまた「PW(パスワード)」は見守りサービスの提供を受ける際に必要となる情報であり、見守りサービスへの加入登録時に自治体側が申請したパスワードが格納される。そして「連絡先」の項目には、自治体の監視者の電話番号、メールアドレス等が格納されるようになっている(複数の連絡先の格納も可能)。また、「管轄機関」の項目には、その自治体を管轄する消防署、医療機関、警備機関(警察署又は契約している警備会社等)が、連絡先(電話番号又はメールアドレス等)と共に格納されるようになっている。
図12(b)は、異常時質問DB7の概要を示している。異常時質問DB7は、環境の異常事態が発生した場合に、サーバ装置2からテレビジョン装置10へ送信される質問のデータが格納されたものであり、本実施形態では、異常事態の種類として、「地震」、「火事(又は火災)」、「高温」、「気圧変化(低気圧への変化)」、「放射線量変化(高い値への変化)」、「電磁波の変化(高い値への変化)」の計6種類に応じた質問−1〜6を、それぞれの質問の種類ごとに対応付けて記憶(格納)したものになっている。
「地震」に対する質問−1の質問及び回答の一例は、図8の緊急時質問画面27に示すテキストが該当し、具体的に質問−1の中身としては、質問内容が「先ほど大きな地震がありました。被害状況をお知らせ下さい。」というものになっており、回答の選択肢として「(1)人・建物の被害なし」、「(2)人的被害なし」、「(3)不明」、「(4)怪我人あり 救助不要」、「(5)怪我人あり 要救助」、「(6)建物の被害あり 倒壊の危険」という内容を含むデータになっている。
「火事(又は火災)」に対する質問−2の具体的な質問内容の例は「先ほど、火災が発生しました。被害状況をお知らせ下さい。」というものであり、回答の選択肢の例としては「(1)人・建物の被害なし」、「(2)人的被害なし」、「(3)不明」、「(4)怪我人あり 救助不要」、「(5)怪我人あり 要救助」、「(6)建物の被害あり 倒壊の危険」という内容を含むデータになっている。
また、「高温」に対する質問−3の具体的な質問内容の例は「現在、気温が高い状態が続いています。お体の具合をお知らせ下さい。」というものであり、回答の選択肢の例としては「(1)不具合なし」、「(2)体がだるい」、「(3)頭がボーッとする」、「(4)吐き気がする」、「(5)体温が高い」、「(6)全般に体調が悪い」という内容を含むデータになっている。
さらに、「気圧変化(低気圧への変化)」に対する質問−4の具体的な質問内容の例は「現在、気圧が低く変化した状態になっています。お体の具合をお知らせ下さい。」というものであり、回答の選択肢の例としては「(1)不具合なし」、「(2)体がだるい」、「(3)頭痛がする」、「(4)吐き気がする」、「(5)めまいがする」、「(6)全般に体調が悪い」という内容を含むデータになっている。
さらにまた、「放射線量変化(高い値への変化)」に対する質問−5の具体的な質問内容の例は「現在、放射線量が高くなっています。今後の予定をお知らせ下さい(外出を控えられることをお薦めします)。」というものであり、回答の選択肢の例としては「(1)一日中、家にいる」、「(2)しばらくは家にいる」、「(3)しばらくしてから外出する」、「(4)外出する」、「(5)未定」という内容を含むデータになっている。
そして、「電磁波の変化(高い値への変化)」に対する質問−6の具体的な質問内容の例は「現在、電磁波の値が高くなっています。お体の具合をお知らせ下さい。」というものであり、回答の選択肢の例としては「(1)不具合なし」、「(2)頭痛がする」、「(3)めまいがする」、「(4)耳鳴りがする」、「(5)体がだるい」、「(6)全般に体調が悪い」という内容を含むデータになっている。
なお、上述した各種異常事態のそれぞれに対応付けられる質問−1〜6の例としては、一つの質問を含む場合で説明したが、複数の質問を含むようにすることも勿論可能であり、複数の質問を含ませることで、より詳細な情報をサーバ装置2で集約できる。
図13は、異常時回答DB8の中の自治体Aに属する登録ユーザの異常時として地震が発生した場合における回答状況を示す自治体A用異常時回答DB8aの概要を示している。異常時回答DB8は、環境の異常事態が発生するごとに、その発生日時における自治体ごとのユーザの回答を示すDBの集合体になっている。そのため、異常時回答DB8は、環境の異常事態が発生するごとに、ユーザからの回答等を示す情報が順次蓄積されていくデータベースになっている。よって、異常時回答DB8は例えば、2012年1月1日以降で異常事態が発生した日の自治体A用異常時回答DB、2012年1月1日以降で異常事態が発生した日の自治体B用異常時回答DB、2012年1月1日以降で異常事態が発生した日の自治体C用異常時回答DB・・・の集合体になっている。
図13は、そのような異常時回答DB8の中の2012年○月×日の異常事態(地震)が発生したときの自治体A用異常時回答DB8aを示す(午後8時1分の回答状況)。自治体A用異常時回答DB8aは、「ユーザID」に、「装置識別情報」、ユーザの「氏名」及び「回答」の項目を対応付けたものになっている。「回答」の項目には、図8の緊急時質問画面27で選択された回答を示す情報が、受信日時と共に格納されるようになっており、空欄の場合は、その時点で未だ回答を示す情報が送信されていないことを示す。
また、大容量記憶システム2gに記憶されているウェブサイトテーブル9は、一例として図14〜16等に示すウェブページ画面を構成するページデータ(HTML又はXML等に基づくデータ)を格納したものである。例えば、自治体Aの監視者K1の通信端末D1から、サーバ装置2が構築するウェブサイトのURLへアクセスがあると、サーバ装置2は図14に示すようなウェブページ画面(トップページ画面30)のページデータを大容量記憶システム2gから読み出して、アクセス元の通信端末D1へ送信することになる。以降、サーバ装置2は、通信端末D1から送信されてくる操作内容又は異常事態の発生に応じて、図15(a)(b)、図16(a)(b)の各ウェブページ画面に応じたページデータを適宜、大容量記憶システム2gから読み出して通信端末D1へ送信する。なお、ウェブサイトテーブル9は、図14〜16に示すウェブページ画面以外の各種ページデータも格納している。
図14に示すトップページ画面30は、見守りサービスの自治体の監視者向けに提供されるウェブサイトのトップページ画面になっており、自治体ID入力欄30a、PW(パスワード)入力欄30b及びログインボタン30cを配置したものになっている。
また、図15(a)に示す平常時一覧画面31は、トップページ画面30でログインを行った場合、異常事態が発生していないときに提示されるものであり、ログインされた自治体に属する見守られる人の現在の状況の平常時一覧表31aを配置したものになっている。この平常時一覧表31aは、上述した平常時回答DB4の中から、ログインした自治体用の最新の回答DBに含まれる情報を用いてサーバ装置2のMPU2aで作成されたものになっており、平常時一覧表31aに含まれる各氏名は選択可能になっている。なお、異常事態が発生したときは、後述する異常時一覧画面33と切替可能となっており、その場合は、下方に配置された異常時ボタン31bがアクティブとなり、この異常時ボタン31bが選択されると、異常時一覧画面33が提示されるようになっている。
図15(b)は、平常時一覧画面31の平常時一覧表31aで選択された氏名に応じた見守られる人の平常時詳細画面32を示している。この平常時詳細画面32は、平常時一覧画面31から遷移して表示出力される画面であり、平常時一覧画面31で選択された見守られる人の複数日分(例えば一週間分)の電源オン時間が、上述した平常時回答DB4から読み出され、その読み出された情報に基づきサーバ装置2のMPU2aで生成された水平バーグラフ32aが配置されたものになっている。なお、表示時詳細画面32は、下方に詳細ボタン32b、戻りボタン32c、終了ボタン32dを配置しており、詳細ボタン32bが選択されると、平常時回答DB4の「第1回答」、「第2質問」及び「第2回答」の項目に格納されている情報を配置した画面に切り替わり、戻りボタン32cが選択されると、平常時一覧画面31に切り替わり、終了ボタン32dが選択されると、トップページ画面30に切り替わるようになっている。
また、図16(a)に示す異常時一覧画面33は、トップページ画面30でログインを行った場合、異常事態が発生しているときに提示されるものであり、ログインされた自治体に属する見守られる人の現在の状況等を示す異常時一覧表33aを配置したものになっている。この異常事態一覧表33aは、サーバ装置2のMPU2aで作成されたものになっており、各氏名は選択可能になっている。
この異常時一覧表33aの中の「備考」の欄は、上述した異常時回答DB8の中から、ログインした自治体用の最新の異常時回答DBの「回答」の項目に含まれる情報が読み出されたものである。また、「緊急度」の欄は、上記「回答」の情報を数値化したものであり、見守りサービスプログラムP11に規定される内容により、例えば、異常事態が地震の場合、「(1)人・建物の被害なし」という回答には「0」という緊急度の数値が割り当てられ、以下、「(2)人的被害なし」には「0」、「(3)不明」には「5」、「(4)怪我人あり 救助不要」には「2」、「(5)怪我人あり 要救助」には「9」、「(6)建物の被害あり 倒壊の危険」には「8」という数値が、それぞれ割り当てられる。なお、異常時一覧画面33は、平常時ボタン33bを配置しており、この平常時ボタン33bが選択されると、上述した平常時一覧画面31に提示が切り替わり、異常事態が発生した場合でも、それ以前の平常時の各人の状況を確認できるようになっている。
図16(b)は、異常時メッセージ編集画面34を示している。この異常時メッセージ編集画面34は、上述した異常時一覧画面33の異常時一覧表33aで選択された氏名に応じた見守られる人に応じたものである。異常時メッセージ編集画面34は、メッセージ編集欄34a、テレビ電話ボタン34b、メッセージ送信ボタン34c、戻りボタン34d、終了ボタン34eを有している。
メッセージ編集欄34aは、テキストの入力及び編集が可能となっており、監視者K1の通信端末D1(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話等)のキーボード等を用いて、監視者K1によりテキストの入力及び編集がなされる。テレビ電話ボタン34bは、監視者K1により選択されると、異常時メッセージ編集画面34に係る見守られる人のテレビジョン装置10へ向けてテレビ電話用の発呼を行うようになっている。また、メッセージ送信ボタン34cは、監視者K1により選択されると、異常時メッセージ編集画面34に係る見守られる人のテレビジョン装置10へ向けて、メッセージ編集欄34aで編集されたテキストの送信処理が行われるようになっている。なお、戻りボタン34dが選択されると、異常時一覧画面33に切り替わり、終了ボタン34eが選択されると、トップページ画面30に切り替わるようになっている。
大容量記憶システム2gに記憶されている閾値時間Fは、図5(a)の第1質問画面21、図7(b)の第2質問画面26、図8の異常時質問画面27で、各ボタン21a〜21c、26a〜26c、27a〜27fが選択されないで、タイムオーバーとしてサーバ装置2の処理を進めるためのものであり、本実施形態では、デフォルトの値として3分が設定されているが、図示しない設定メニューにより、10秒から10分の間で、所望の値に設定できる。
次に、サーバ装置2の見守りサービスプログラムP11について説明する。見守りサービスプログラムP11は、サーバコンピュータ用のコンピュータプログラムに相当し、見守りサービスを提供するために、MPU2aが行う各種処理を規定している。本実施形態の見守りサービスプログラムP11は、主に二種類の処理に大別され、一つ目は、上述した平常時回答DB4及び異常時回答DB8を随時作成して、見守られる人の回答(対応)に関する情報を集約し、蓄積していく処理に関するものであり、二つ目は、蓄積した情報をサーバ装置2が開設するウェブページを通じて、各自治体の監視者に提供する処理に関するものである。
見守りサービスプログラムP11の一つ目に関する処理内容(回答等の集約、蓄積)としては、平常時の処理と、異常時の処理があり、まず、前者の平常時の処理を説明する。見守りサービスプログラムP11は、見守られる人の通信端末装置(例えば、テレビジョン装置10)から送信されてきた電源オン情報を受信すると、その電源オン情報を受信した日時と共に、上述した平常時回答DB4に格納(記憶)する処理を規定している。この際、電源オン情報に付帯する装置識別情報I1及びユーザIDを参照して、平常時回答DB4における所定のユーザIDに対応づけて、「電源オン時間」の項目に電源オン情報を格納する。
また、見守りサービスプログラムP11は、受信した電源オン情報が一回目電源オン情報であるか、又は二回目以降電源オン情報であるかを見極める処理を規定しており、受信したのが一回目電源オン情報である場合、次に、第1質問要求情報の受信を待ち、第1質問要求情報を受信すると、平常時質問DB5から第1質問(第1質問を示すデータ)を読み出して、見守られる人の通信端末装置へ送信する処理を規定している。
さらに、見守りサービスプログラムP11は、第1質問を送信してからの時間を計時する処理も規定しており、計時した時間が閾値時間Fを超過するか否かを比較する処理を規定している。計時した時間が閾値時間Fを超過しない間に、見守られる人の通信端末装置から第1回答を受信した場合、受信した日時と共に、受信した第1回答を、上述した平常時回答DB4の「第1回答」の項目に格納する処理を見守りサービスプログラムP11は規定している。また、第1回答を受信する前に、計時した時間が閾値時間Fを超過した場合、見守りサービスプログラムP11は、タイムオーバーとして、回答なしという旨を、タイムオーバー時の時間と共に、平常時回答DB4の「第1回答」の項目に格納する処理を規定している。なお、「第1回答」の項目への格納は、上述した一回目電源オン情報に付帯する装置識別情報I1及びユーザiDを参照して、平常時回答DB4における所定のユーザIDに対応づけて行うことになる。
そして、「第1回答」の項目への格納処理を行った後、上述した平常時回答DB4から、受信したユーザIDに応じた直近の複数日分(例えば5日分)の「第1回答」の項目に格納された情報を読み出して、回答履歴情報としてアクセス元の通信端末装置(例えば、テレビジョン装置10)へ送信する処理を行うことを、見守りサービスプログラムP11は規定している。なお、受信した電源オン情報が二回目以降電源オン情報である場合、見守りサービスプログラムP11は、第2質問要求情報の受信を待つ段階となる。
また、回答履歴情報の送信後又は二回目以降電源オン情報を受信して記憶した後で、第2質問要求情報を受信すると、見守りサービスプログラムP11は、平常時回答DB4において、上述のユーザIDに対応付けられた「第1回答」の項目に格納されている内容に基づいて、その内容に一致する第2質問候補を読み出して、第2質問として、アクセス元の通信端末装置へ送信する処理を規定する。この際、選択した第2質問の種類(第2質問候補)を、平常時回答DB4の「第2質問」の項目に格納することも、見守りサービスプログラムP11は規定している。第2質問の送信処理を行った後は、上述した第1質問の送信処理を行った場合の処理と同様のことを見守りサービスプログラムP11は規定している。
第2質問に対する回答等を格納する処理の後は、電源オフ情報の受信待ちの状態となり、見守られる人の通信端末装置(例えば、テレビジョン装置10)から送信されてきた電源オフ情報を装置識別情報I1及びユーザIDと共に受信すると、見守りサービスプログラムP11は、装置識別情報I1及びユーザIDを参照して、平常時回答DB4における所定のユーザIDに対応づけて、「電源オフ時間」の項目に電源オフ情報を受信時刻と共に格納することを規定している。見守りサービスプログラムP11が、上述した処理を規定することで、平常時回答DB4の「電源オン時間」の項目には、一日における電源オンの日時から電源オフの日時が順次蓄積され、それにより、見守られる人がテレビジョン装置10を視聴できるほどの状態であることを遠隔的に確認できるようになる。
一方、異常時の処理については、まず、その前提として、図1に示す各情報提供システムが配信する最新のニュース情報を随時取得して、異常事態に関する情報(異常ニュース情報)を大容量記憶システム2gに記憶する処理を見守りサービスプログラムP11は規定している。また、異常時の処理の開始は、上述したテレビジョン装置10(通信端末装置)での異常事態の検知で処理が始まる場合と、サーバ装置2における異常事態の検知で処理が始まる場合の二通りがある。テレビジョン装置10(通信端末装置)で異常事態を検知する場合は、テレビジョン装置10(通信端末装置)から送信されてくる異常通知信号を受信することで、処理を開始することを見守りサービスプログラムP11は規定する。
サーバ装置2における環境の異常事態の検知として、見守りサービスプログラムP11は、テレビジョン装置10と同様に、「地震」、「火事(又は火災)」、「高温」、「気圧変化(低気圧への変化)」、「放射線量変化(高い値への変化)」、「電磁波の変化(高い値への変化)」という計六種類を検知する。サーバ装置2での異常事態の検知は、他の情報提供システムから配信される最新ニュース情報(異常事態を知らせる旨の異常情報に相当し、具体的には気象、災害等に関するニュース情報が該当)を常時取得し、その取得した情報をキーワード検索することで行っている。検索のキーワードとしては、上記の六種類の異常事態を示す「言葉(類義語も含む)」と、図12(a)の登録自治体DB6に登録されている各自治体に応じた「市町村レベルの住所」が用いられる。
具体的には、異常事態の中の「地震」を検知する場合、図1に示す各情報提供システムから随時取得した最新ニュース情報に対して、「地震」、「中震」、「強震」、「烈震」、「大震」、「激震」、「余震」、「マグニチュード」という言葉と、自治体Aの「□○市」、自治体Bの「△□○市」、及び自治体Cの「△○市」等の登録自治体の住所等を示す語を、キーワードに用いて、いわゆるアンド検索を行うことになる。同様に、「火事(又は火災)」を検知する場合は、最新ニュース情報に対して、「火事」、「火災」、「放火」、及び「不審火」という言葉と、自治体Aの「□○市」、自治体Bの「△□○市」、及び自治体Cの「△○市」等の住所をキーワードに用いてアンド検索を行うことになる。
「高温」を検知する場合は、「高温」、「気温が高い」、「猛暑」、「酷暑」、「極暑」、「大暑」、「炎暑」等の言葉と、上述した各自治体の住所をキーワードに用いてアンド検索を行う。「気圧変化(低気圧への変化)」を検知する場合は、「気圧低下」、「低気圧」、「気圧急変」等の言葉と、上述した各自治体の住所をキーワードに用いてアンド検索を行う。「放射線量変化(高い値への変化)」を検知する場合は、「高放射濃度」、「放射能の高濃度」、「高放射線量」、「シーベルト」等の言葉と、上述した各自治体の住所をキーワードに用いてアンド検索を行う。「電磁波の変化(高い値への変化)」を検知する場合は、「高電磁波」、「電磁波が高い」、「電磁波急変」、「電磁波上昇」等の言葉と、上述した各自治体の住所をキーワードに用いてアンド検索を行う。見守りサービスプログラムP11は、このような処理をサーバ装置2のMPU2aが行うことを規定することから、MPU2aは、サーバ装置2における異常検知手段として機能する。
異常通知信号の受信又はサーバ装置2自体が異常事態を検知すると、見守りサービスプログラムP11は、図12(b)に示す異常時質問DB7の中から、通知又は検知された異常事態の種類に応じた質問(質問−1〜6の中の一つ)を読み出すと共に、通知又は検知された異常事態の種類に応じた異常事態を示す情報(ニュース情報)を、取得した最新ニュース情報の中から検索して読み出し、アクセス元の通信端末装置(テレビジョン装置10)へ送信する処理を行うことを規定する。例えば、地震発生の旨の異常通知信号の受信に伴い、サーバ装置2は地震に関するニュース情報として、発生した地震が本震であるのか、又は余震であるのかを通知する情報等を検索することになり、このように検索した情報をテレビジョン装置10へ送信し、それにより、テレビジョン装置10では、図8に示す情報テキスト27hの欄に、送信されてきたニュース情報(「ただいま発生した地震は本震です。」又は「ただいま発生した地震は余震です。」という内容のニュース情報)が配置されることになる。なお、ニュース情報については、検索により該当しない場合もあり得る。この後は、上述した第1質問の送信処理を行った場合の処理と同様のことを見守りサービスプログラムP11は規定している。
次に、見守りサービスプログラムP11の二つ目に関する処理内容(平常時回答DB4及び異常時回答DB8に蓄積した情報を、ウェブサイトを通じて各自治体の監視者に提供する処理)に関して説明する。まず、サーバ装置2が開設するウェブサイトに係るURLにアクセスがあった場合、見守りサービスプログラムP11は、アクセス元に、図14に示すトップページ画面30に応じたページデータを送信する処理を規定している。
また、上記のページデータの送信に応じて、アクセス元から送信されてきた自治体ID及びパスワードを受信すると、図12(a)に示す登録自治体DB6の中に、受信した自治体ID及びパスワードと、一致する自治体ID及びパスワードが存在するか否かを判断する処理を、見守りサービスプログラムP11は規定している。受信した自治体ID及びパスワードが登録自治体DB6に格納されているものと一致しない場合、自治体ID及びパスワードを再入力する旨を記したウェブページのページデータをアクセス元へ送信する処理を行うことを見守りサービスプログラムP11は規定している。
受信した自治体ID及びパスワードが登録自治体DB6に格納されているものと一致した場合、現在が異常事態であるか否かを判断する。現在が異常事態であるか否かは、異常通知信号の受信又は異常事態の検知から24時間が経過したか否かで判断する。なお、この24時間という値はデフォルト値であり、発生した異常事態の種類等を考慮して、図示しない設定メニューにより、適宜変更することは可能であり、例えば、「火事(又は火災)」、「高温」、「気圧変化(低気圧への変化)」、「放射線量変化(高い値への変化)」、「電磁波の変化(高い値への変化)」については、それほど、異常事態の影響が続かないと一般に考えられるので、24時間より短い12時間、6時間、3時間等の値に設定してもよく、反対に、「地震」の場合は、影響が長く続くこともあるので、24時間より長い、30時間、36時間、48時間等の値に設定してもよい。
現在が異常事態でないと判断した場合、該当する自治体用の平常時回答DB(最新日時のもの)を、平常時回答DB4から特定し、その特定した自治体回答DBの中の「電源オン時間」の項目に含まれる情報から、「3時間以内にテレビ視聴」、「24時間以内にテレビ視聴」、「前日にテレビ視聴」、「2日間テレビ視聴なし」という状況を、現在の日時を参照して特定する処理を行うことを、見守りサービスプログラムP11は規定している。
そして、特定した状況の内容、及び自治体回答DBの中の「氏名」及び「第1回答」の項目から読み出した各情報に対応付けて、アクセス元へ送信出力する処理を行うことを、見守りサービスプログラムP11は規定している。この処理により、例えば、自治体Aの監視者K1の通信端末D1には、図15(a)に示すような平常時一覧画面31が表示されるようになる。
さらに、図15(a)の平常時一覧画面31の一覧表31aで選択された人のユーザID(ユーザ情報I2)がアクセス元より送信されてくると、そのユーザIDの直近の複数日分(例えば一週間分)の電源オン時間の情報を、平常時回答DB4の「電源オン時間」の項目から読み出して、それを水平バーグラフとして表した画像を生成し、その生成した画像データをアクセス元へ送信出力する処理を、見守りサービスプログラムP11は規定している。この処理により、例えば、自治体Aの監視者K1の通信端末D1には、図15(b)に示すような詳細画面32が表示されるようになる。
一方、現在が異常事態であると判断した場合、該当する自治体用の異常時回答DB(最新日時のもの)を、異常時回答DB8から特定し、その特定した自治体用の異常時回答DBの中の「回答」の項目に格納されている回答情報を読み出し、読み出した回答情報の緊急度を数値化して図16(a)に示す異常時一覧画面33を生成して、アクセス元へ送信出力する処理を行うことを見守りサービスプログラムP11は規定している。この処理により、例えば、自治体Aの監視者K1の通信端末D1には、図16(a)に示すような異常時一覧画面33が表示されるようになる。
さらに、図16(a)の異常時一覧画面33の一覧表33aで選択された人のユーザID(ユーザ情報I2)がアクセス元より送信されてくると、そのユーザIDに係る回答及びメッセージ編集欄34a等を配置した異常時メッセージ編集画面34を生成して、アクセス元へ送信出力する処理を行うことを見守りサービスプログラムP11は規定している。この処理により、例えば、自治体Aの監視者K1の通信端末D1には、図16(b)に示すような異常時メッセージ編集画面34が表示されるようになる。
なお、見守りサービスプログラムP11は、上記以外のウェブページ画面を監視者K1の通信端末D1で表示できるようにするための処理を規定しており、例えば、詳細画面32の詳細ボタン32bが選択された旨をアクセス元から受信すると、平常時回答DB4から「第1回答」、「第2質問」及び「第2回答」の項目に格納されている情報を読み出して、アクセス元へ送信する処理等も規定している。それにより、監視者K1は、平常時回答DB4に格納されている見守られる人の各情報を様々な観点で確認でき、見守られる人を訪問する必要があるか否か等を判断する材料として、それらの各情報を利用できる。これらの各種ウェブページ画面は、自治体の監視者K1の通信端末D1だけでなく、自治体ID及びパスワードさえ一致すれば、自治会・民生委員等が所有する携帯端末装置D11、12等でも表示することが可能であり、また当然、サーバ装置2のディスプレイ2jにも表示可能である。
なお、上述した説明では、見守りサービスプログラムP11が、上述した情報の蓄積処理と、蓄積した情報の出力という計二種類の処理を含むようにしていたが、上述した一つ目の処理と、二つ目の処理をそれぞれ別のプログラムで規定するようにして、これら別々のプログラムを用いるようにすることも可能である。また、上述した説明では、一つのサーバ装置2が各種処理を行うように説明したが、複数のサーバ装置を連携したサーバ装置システムを構築して、各種処理を分散して行わせるようにすることも当然、可能である。
図17〜図22は、上述したユーザ状況確認システム1が行う各種処理を時系列的に整理した手順(ユーザ状況確認方法の内容を示す手順に相当)を示す第1フローチャート〜第7フローチャートである。以下、これら第1フローチャート〜第7フローチャートに基づいて、テレビジョン装置10、サーバ装置2等が連携して行う各種処理の手順等を説明する。
図17の第1フローチャート〜図20の第4フローチャートは、主に、見守られる人の状況を示す情報をサーバ装置2が取得して蓄積する処理手順を示したものであり、第1〜3フローチャートが平常時の処理、第4フローチャートが異常時の処理になっている。
まず、図17の第1フローチャートにおいて、テレビジョン装置10(制御部12)は、ユーザによる電源オン操作の有無を判断する(S1)。電源オン操作の無い場合(S1:NO)、電源オン操作待ちの状態となり、電源オン操作が有った場合(S1:YES)、メモリ13の電源オンフラグが立っているか否かで、その日の1回目の電源オン操作であるか否かを、テレビジョン装置10は判断する(S2)。1回目の電源オン操作でないと判断した場合(S2:NO)、テレビジョン装置10は、二回目以降電源オン情報を、装置識別情報I1及びユーザIDと共にサーバ装置2へ送信する(S3)。なお、この場合は、図19の第3フローチャートの「C」の段階へ進むことになる。
また、1回目の電源オン操作であると判断した場合(S2:YES)、テレビジョン装置10は、メモリ13に電源オンフラグを立てると共に、一回目電源オン情報を、装置識別情報I1及びユーザIDと共にサーバ装置2へ送信する(S4)。
一方、サーバ装置2は、テレビジョン装置10から、(一回目又は二回目以降)電源オン情報を受信すると、受信した電源オン情報を、一緒に受信したユーザIDに対応付けて、平常時回答DB4に含まれる所定の自治体用回答DB(例えば、自治体A用平常時回答DB4a)の「電源オン情報」の項目に受信日時と共に記憶する処理を行う(S11)。それから、サーバ装置2は、受信した電源オン情報が一回目電源オン情報であるか否かを判断し(S12)、一回目電源オン情報でなかった場合(S12:NO)、サーバ装置2は図18の第2フローチャートの「D」の段階へ処理は進むことになる。また、一回目電源オン情報であった場合(S12:YES)、サーバ装置2は、次の情報(第1質問要求情報)の受信待ちの状態となる。
テレビジョン装置10側の処理に戻り、S4の段階の後、テレビジョン装置10は、第1質問要求情報をサーバ装置2へ送信する処理を行う(S5)。そして、サーバ装置2は、第1質問要求情報を受信すると、平常時質問DB5から第1質問のデータを読み出して、テレビジョン装置10へ送信する処理を行う(S13)。テレビジョン装置10は、受信した第1質問のデータを、メモリ13から読み出した表示データパーツと組み合わせて図5(a)に示す第1質問画面21を生成し、表示画面10aに表示出力する(S6)
なお、サーバ装置2は、第1質問のデータを送信してから時間を計測する処理を開始している。
そして、テレビジョン装置10は、第1質問画面21に配置された第1ボタン21a〜第3ボタン21cのいずれか一つの選択を受け付けたか否かを判断する(S7)。いずれか一つのボタンの選択を受け付けた場合(S7:YES)、テレビジョン装置10は、選択を受け付けたボタンに係る回答を示す第1回答(第1対応情報)をサーバ装置2へ送信し(S8)。図18の第2フローチャートの「A」の段階へ進む。
また、いずれか一つのボタンが選択されていない場合(S7:NO)、テレビジョン装置10は、リモコン装置19の終了ボタン19hが選択されたか否かを判断する(S9)。終了ボタンが選択された場合(S9:YES)、図19の第3フローチャートの「C」の段階へ進む。また、終了ボタンが選択されていない場合(S9:NO)、サーバ装置2から時間超過情報を受信したか否かを判断する(S10)。時間超過情報を受信していない場合(S10:NO)、S7の段階へ戻る。また、時間超過情報を受信した場合(S10:YES)、図18の第2フローチャートの「A」の段階へ進む。
一方、サーバ装置2では、上述したテレビジョン装置10の処理に合わせて、計測した時間が閾値時間Fを超過してタイムオーバーになったか否かを判断している(S14)。タイムオーバーになっていない場合で(S14:NO)、テレビジョン装置10から第1回答を受信すると、受信した第1回答を、S11の段階で用いた同じ自治体用回答DBの上記と同一のユーザIDの「第1回答」の項目に、受信時刻と対応付けて記憶する処理を行う(S15)。
また、第1回答を受信しない状態で、計測した時間が閾値時間Fを超過してタイムオーバーになった場合(S14:YES)、サーバ装置2は、S11の段階で用いた同じ自治体用回答DBの上記と同一のユーザIDの「第1回答」の項目に、回答無しという旨の情報を、タイムオーバーになった時刻と対応付けて記憶する処理を行う(S16)。それから、サーバ装置2は、時間超過を示す情報(時間超過情報)をテレビジョン装置10へ送信する処理を行い(S17)、図18の第2フローチャートの「B」の段階へ進む。
図18の第2フローチャートにおいて、サーバ装置2は、サーバ装置2は、上記の自治体用回答DBの5日分の「第1回答」の項目から、上記のユーザIDに対応付けられた第1対応情報を受信日時と共に読み出して、計5日分の回答履歴情報を作成して、テレビジョン装置10へ送信する処理を行う(S18)。
テレビジョン装置10は、回答履歴情報を受信すると、受信した回答履歴情報を配置した図5(b)に示す回答画面22を、メモリ13から読み出した表示パーツデータも用いて生成し、生成した回答画面22を表示画面10aに表示出力する(S30)。なお、このように回答画面22を自動で表示することにより、見守られる人も直近の5日間の具合を自ら確認できるようになる。
回答画面22を表示してから、テレビジョン装置10は、ユーザがリモコン装置19の決定ボタン19gの操作がなされたか否かを判断し(S31)、決定ボタン19gの操作がなされていない場合(S31:NO)、S30の段階へ戻り、回答画面22の表示を続けることになる。一方、決定ボタン19gの操作がなされた場合(S31:YES)、テレビジョン装置10は、第2質問要求情報をサーバ装置2へ送信する処理を行う(S32)。
サーバ装置2は、第2質問要求情報を受信すると、サーバ装置2は、平常時質問DB5から第2質問のデータを読み出して、テレビジョン装置10へ送信する処理を行う(S19)。この際、サーバ装置2は、S15の段階で記憶した第1回答に対応する第2質問候補を読み出して、第2質問のデータとして送信することになる。また、サーバ装置2は、第2質問のデータを送信してから時間を計測する処理を開始している。そして、テレビジョン装置10では、受信した第2質問のデータを、メモリ13から読み出した表示データパーツと組み合わせて図7(b)に示す第2質問画面26を生成し、表示画面10aに表示出力する(S33)
なお、図18の第2フローチャートにおいて、この後のテレビジョン装置10の処理段階(S34〜S37)及びサーバ装置2の処理段階(S20〜S23)は、上述した第1フローチャートにおけるテレビジョン装置10の処理段階(S7〜S10)及びサーバ装置2の処理段階(S14〜S17)と、表示対象となるのが第2質問画面26であることは以外は、同様であるので説明を省略する。
次に、図19の第3フローチャートを説明すると、テレビジョン装置10は、図1に示す自治体サービス提供システムが開設するウェブサイトを運営するサーバへアクセスして、自治体トップ画面の情報要求を行って、そのウェブサイトのトップページのメニュー内容等を受信し、受信したメニュー内容等と、メモリ13から読み出した表示パーツデータとを用いて、図6(a)の自治体トップ画面23を生成して、表示画面10aに表示出力する(S40)。なお、S40の段階で表示する自治体トップ画面23の情報は、図1に示す自治体サービス提供システムに係るサーバの替わりに、見守りサービス向けサービスに係るサーバ装置2が提供するようにしてもよく、この場合、テレビジョン装置10はサーバ装置2へ、トップ画面情報の要求を行うことになる。
それから、テレビジョン装置10は、リモコン装置19の数字ボタン20のいずれかの操作及び戻りボタンの各操作を受け付けて、図6(b)のくらし情報画面24、図7(a)の自治会情報画面25等へ適宜表示を切り替えて、様々な情報画面をユーザ操作に基づき表示画面10aに表示することになる(S41)。そして、テレビジョン装置10は、リモコン装置19の戻りボタン19iの操作がなされたかを判断する(S42)。
戻りボタン19iの操作がなされた場合(S42:YES)、自治体トップ画面23の表示出力の段階(S40)へ戻り、戻りボタン19iの操作がなされていない場合(S42:NO)、次に、リモコン装置19の終了ボタン19hの操作がなされたかを判断する(S43)。終了ボタン19hが操作されていない場合(S43:NO)、S41の段階へ戻り、終了ボタン19hが操作された場合(S43:YES)、テレビジョン装置10はラストチャンネル(前回の電源オフ時に同調していたチャンネル)の放送信号を受信して、そのチャンネルの放送映像を表示画面10aに表示し、さらには、ユーザのチャンネル切替操作があれば、所定のチャンネルの放送映像を表示画面10aに表示することになる(S44)。
そして、テレビジョン装置10は、ユーザの電源オフ操作があったか否かを判断し(S45)、電源オフ操作が無い場合(S45:NO)、S44の段階へ戻り、放送映像の表示を続ける。また、電源オフ操作があった場合(S45:YES)、テレビジョン装置10は、電源オフ情報を、装置識別情報I1及びユーザIDと共にサーバ装置2へ送信する(S46)。なお、テレビジョン装置10は、電源オフ情報の送信後、装置自体の起動を停止して、電源オン操作待ちの状態となる(この状態でも異常事態の検知は行う)。
サーバ装置2は、テレビジョン装置10から送信されてきた電源オフ情報を受信すると、受信した電源オフ情報を、一緒に受信したユーザIDに対応付けて、平常時回答DB4の所定の自治体用回答DB(例えば、自治体A用平常時回答DB4a)の「電源オン情報」の項目に受信日時と共に記憶する処理を行う(S24)。このような第1〜3フローチャートに示す処理により、サーバ装置2には、平常時の各ユーザの状況を示す情報が順次蓄積されることになる。
次に、図20の第4フローチャートについて説明する。この第4フローチャートの処理手順を開始するにあたり、テレビジョン装置10は電源オンの状態、又はリモコン装置19による電源オン操作の受け付けが可能な待機状態(リモコン操作を待機する電源オフ状態)になっており、このような状態で異常事態を検知したか否かを判断する(S50)。異常事態を検知していない場合(S50:NO)、異常事態の検知待ちの状態となる。また、異常事態を検知した場合(S50:YES)、テレビジョン装置10は、検知した異常事態の種類を示す情報を含む異常通知信号をサーバ装置2へ送信する処理を行う(S51)。
一方、サーバ装置2も独自に異常事態を検知したか否かを判断しており(S60)、異常事態を検知しない場合(S60:NO)、テレビジョン装置10から異常通知信号を受信したか否かを判断する(S61)。異常通知信号を受信していない場合(S61:NO)、S60の段階へ戻り、異常通知信号を受信した場合(S61:YES)、又は異常事態を検知した場合(S60:YES)、大容量記憶システム2gに記憶されている最新のニュース情報の中から、異常通知信号で示される異常事態の種類又は検知した異常事態の種類を示すキーワード(例えば、異常事態の種類が「地震」であれば、キーワードとして「地震」、「中震」、「強震」、「烈震」、「大震」、「激震」、「余震」、「マグニチュード」等を用いる)を含む異常ニュース情報を検索する(S62)。
検索で該当する異常ニュース情報が無い場合(S62:NO)、サーバ装置2は、異常時質問DB7の中から、通知又は検知に係る異常事態の種類に応じた質問を読み出して、読み出した質問(異常時質問)に係るデータをテレビジョン装置10へ送信する(S63)。また、検索で該当するニュース情報がある場合(S62:YES)、サーバ装置2は、異常時質問DB7の中から読み出した通知又は検知に係る異常事態の種類に応じた質問のデータと、検索で該当したニュース情報をテレビジョン装置10へ送信する(S64)。なお、サーバ装置2は、質問等の送信を行うと、経過時間の計測を開始する。
テレビジョン装置10では、受信した異常時の質問のデータを、メモリ13から読み出した表示データパーツと組み合わせて図8に示す異常時質問画面27を生成し、表示画面10aに表示出力する(S52)。なお、この際、S64の段階を経過した場合は、異常時質問画面27の情報テキスト27hの欄には、送信されたニュース情報が配置されるが、S63の段階を経過した場合は、ニュース情報が送信されないので、情報テキスト27hは空欄となる。よって、テレビジョン装置10が、地震、火事等の環境の異常を検知したとき、どのような異常を検知したかということをサーバ装置2へ通知すれば、後は、サーバ装置2によるニュース情報の検索により、その時々の状況にマッチしたニュース情報が届けられるので、図8に示す異常時質問画面27は状況に応じて、その画面内容が適宜変更されることになる。
図20の第4フローチャートにおいて、この後のテレビジョン装置10の処理段階(S53〜S56)及びサーバ装置2の処理段階(S65〜S68)は、上述した第1フローチャート又は第2フローチャートの処理段階と、表示対象となるのが図8の異常時質問画面27であることは以外は、同様であるので詳細は省略する。また、テレビジョン装置10で表示される異常時質問画面27を介して、見守られる人(ユーザ)からの質問を受け付けることにより、サーバ装置2には、異常時の各ユーザの状況を示す情報が順次蓄積されることになる。
一方、図21の第5フローチャートは、自治体の監視者が通信端末D1を用いて、サーバ装置2の平常時回答DB4又は異常時回答DB8に蓄積された見守られる人の情報を閲覧して、見守られる人の状況を確認する処理手順を示したものである。まず、監視者K1は通信端末D1を用いて、サーバ装置2の開設する見守りサービス用のウェブサイトに係るURLへアクセスを行い(S80)、サーバ装置2はアクセスを受け付けたか否かを判断する(S70)。アクセスを未だ受け付けていない場合(S70:NO)、アクセス待ちの状態となり、アクセスを受け付けた場合(S70:YES)、アクセス元となる監視者K1の通信端末D1へ図14に示すトップページ画面30に応じたページデータを送信出力する(S71)。
通信端末D1は、トップページ画面30に応じたページデータを受信すると、トップページ画面30を表示出力し(S81)、それから、自治体ID及びパスワードが入力されてからログインボタン31cが監視者K1により操作されたか否かを判断する(S82)。ログインボタン31cが操作されていない場合(S82:NO)、ログインボタン31cの操作待ちの段階となる。また、ログインボタン31cが操作された場合(S82:YES)、通信端末D1は、自治体ID及びパスワードをサーバ装置2へ送信する(S83)。
サーバ装置2は、自治体ID及びパスワードを受信すると、図12(a)に示す登録自治体DB6の中に、受信した自治体ID及びパスワードと、一致する自治体ID及びパスワードが存在するか否かを判断する(S72)。受信した自治体ID及びパスワードが登録自治体DB6に格納されているものと一致しない場合(S72:NO)、S71の段階へ戻り、一致しない旨を記したトップページ画面30に応じたページデータを通信端末D1へ送信出力する。
受信した自治体ID及びパスワードが登録自治体DB6に格納されているものと一致した場合(S72:YES)、次に、サーバ装置2は、現在が異常事態であるか否かを判断する(S73)。現在が異常事態でない、すなわち、平常であると判断した場合(S73:NO)、図22(a)の第6フローチャートの処理に進み、異常事態であると判断した場合(S73:YES)、図22(b)の第7フローチャートへ進む。
図22(a)の第6フローチャートにおいて、サーバ装置2は、S72の段階で一致した自治体IDに係る自治体用回答DB(最新日時のもの)を平常時回答DB4の中から特定し、「3時間以内にテレビ視聴」、「24時間以内にテレビ視聴」、「前日にテレビ視聴」、「2日間テレビ視聴なし」というテレビ視聴に関する内容を判断し、判断した内容、及び自治体回答DBの中の「氏名」及び「第1回答」の項目に格納されている情報を含む図15(a)に示す平常時一覧画面31を生成し、そのページデータを通信端末D1へ送信出力する(S74)。
通信端末D1は、ページデータを受信して平常時一覧画面31を表示出力する(S84)。これにより、通信端末D1の監視者K1は、その日の複数の見守られる人の状況を一目で確認できる。それから、通信端末D1は、監視者K1の操作により、平常時一覧画面31の一覧表31aの中から見守られる人の選択があったか否かを判断する(S85)。選択が無い場合(S85:NO)、選択待ちの状態となる。選択があった場合(S85:YES)、通信端末D1は、選択された見守られる人のユーザID(ユーザ情報I2)をサーバ装置2へ送信する(S86)。
サーバ装置2は、ユーザID(ユーザ情報I2)を受信すると、そのユーザIDの複数日分(例えば一週間分)の電源オン時間を、平常時回答DB4の「電源オン時間」の項目から読み出して、それを水平バーグラフとして表した画像を配置した図15(b)に示す平常時詳細画面32のページデータを通信端末D1へ送信出力する(S75)。
通信端末D1は、ページデータを受信すると、平常時詳細画面32を表示出力する(S87)。このような処理手順を経て、監視者K1は、平常時一覧画面31、平常時詳細画面32等を閲覧することで、複数の見守られる人の中で、訪問が必要な人がいるかを判断し、訪問が必要な人がいると判断した場合、図1に示す自治会・民生委員の見守る人K11、K12へ電話、メール等で連絡を入れて訪問を要請する。見守る人K11、K12は、この要請を受けて訪問を行い、直接、見守られる人の状況を確認することになる。
また、図22(b)の第7フローチャートにおいて、サーバ装置2は、S72の段階で一致した自治体IDに係る自治体用回答DB(最新日時のもの)を異常時回答DB8の中から特定し、「回答」の項目に格納された回答、及び、各回答に応じた緊急度を特定し、これら回答及び緊急度を示すデータを、異常時回答DBの中の「氏名」と対応付けて配置した図16(a)に示す異常時一覧画面33を生成し、そのページデータを通信端末D1へ送信出力する(S76)。
通信端末D1は、ページデータを受信して異常時一覧画面33を表示出力する(S84′)。これにより、通信端末D1の監視者K1は、異常事態が発生した場合においても、複数の見守られる人の状況を一目で確認できる。それから、通信端末D1は、監視者K1の操作により、異常時一覧画面33の一覧表33aの中から見守られる人の選択があったか否かを判断する(S85′)。選択が無い場合(S85′:NO)、選択待ちの状態となる。選択があった場合(S85′:YES)、通信端末D1は、選択された見守られる人のユーザID(ユーザ情報I2)をサーバ装置2へ送信する(S86′)。
サーバ装置2は、ユーザID(ユーザ情報I2)を受信すると、そのユーザIDに応じた氏名、住所、回答等を異常時回答DB8から読み出して、図16(b)に示す異常時メッセージ編集画面34のページデータを通信端末D1へ送信出力する(S77)。
通信端末D1は、ページデータを受信すると、異常時メッセージ編集画面34を表示出力する(S87′)。このような処理手順を経て、監視者K1は、異常時一覧画面33、異常時メッセージ編集画面34等を閲覧でき、異常時一覧画面33により、救助等が必要な見守られる人がいるかを判断すると共に、救助等が必要な人がいると判断した場合、図1に示す自治会・民生委員の見守る人K11、K12、又は最寄りの消防署、医療機関、契約している警備事業者等へ救助依頼を通知して、救助を要請することになる。また、特に、緊急性が高く、直接、見守られる人に連絡等を入れる必要があると、監視者K1が判断した場合は、異常時メッセージ編集画面34を表示して、必要なメッセージを送信することや、テレビ電話機能を用いて、見守られる人の状況の確認を試みることもできる。
以上のことから、本発明は、見守られる人が日常的に利用するテレビジョン装置10を、サーバ装置2により運営されるクラウド・コンピューティングシステムと連携させて、質問形式で各ユーザの状況を問うことで、平常時の状況に加えて、環境の異常事態が発生した場合の状況までも、遠隔的に素早く確認でき、しかも、一度に複数人の状況も一目で確認できることから、救助等への活動を効率的に行うことなどに役立てることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が存在する。たとえば、図5(a)の第1質問画面21、図7(b)の第2質問画面26、及び図8の異常時質問画面27の表示された質問のテキスト等は、テレビジョン装置10にテキスト読み出し機能を具備させて、音声でスピーカ10bから出力するようにしてもよい。また、図5(a)の第1質問画面21又は図7(b)の第2質問画面26で用いられる第1質問又は第2質問(第2質問候補)を格納した平常時質問DB5は、テレビジョン装置10のメモリ13に記憶させておいて、メモリ13から読み出すようにしてもよい。
同様に、図8に示す異常時質問画面27で用いられる各質問を格納した異常時質問DB7は、サーバ装置2に加えてテレビジョン装置10のメモリ13にも記憶させることや、テレビジョン装置10のメモリ13のみに記憶させることも可能である。テレビジョン装置10のメモリ13に異常時質問DB7を記憶させた場合は、テレビジョン装置10が異常事態を検知すると、検知した異常事態の種類に応じた質問を、メモリ13に記憶させた異常時質問DB7から読み出すようにすると、サーバ装置2から質問を受信しなくても、異常時質問画面27の質問に関する内容を表示出力でき、表示出力をスムーズかつ迅速に行えるという点で好適である。なお、質問を迅速に表示するという点を重視する場合は、ニュース情報27hの欄を省略する仕様にすることが考えられる(この場合は、サーバ装置2における異常ニュース情報の送信処理も省略され、処理負担の軽減を図れる)。
また、第1質問画面21、第2質問画面26、異常時質問画面27に対してユーザが質問についての回答を行わない場合のタイムオーバーに関する処理は、サーバ装置2が行うのではなく、テレビジョン装置10で行うようにすることも可能である。この場合、テレビジョン装置10のメモリ13に、閾値時間Fを記憶させると共に、各質問画面21、26、27を出力してからの時間をテレビジョン装置10の制御部12が計測するようにし、計測した時間が閾値時間Fを超過しない場合で、各質問画面21、26、27で質問に係る回答の選択を受け付ければ、その選択を受け付けた回答を示す情報(回答を示す対応情報)をテレビジョン装置10はサーバ装置2へ送信する処理を行い、一方、回答の選択を受け付けない状態で、計測した時間が閾値時間Fを超過した場合は、質問の回答なしという旨を示す対応情報をサーバ装置2へ送信する処理を行うようにする。
図23は、サーバ装置2での異常事態の検知及び質問の読み出しに加えて、テレビジョン装置10側でもメモリ13にも異常時質問DB7を記憶させて、テレビジョン装置10での異常事態の検知に応じてメモリ13から質問を読み出すと共に、テレビジョン装置10でタイムオーバーに関する処理を行う処理手順を示す変形例の第8フローチャートを示す。
この第8フローチャートの処理手順を開始するにあたっても、テレビジョン装置10は、上述した図21の第4フローチャートの場合と同様に、電源オンの状態、又はリモコン装置19の電源オン操作待ちの電源オフ状態になっており、このような状態で異常事態を検知したか否かを判断する(S90)。異常事態を検知していない場合(S90:NO)、サーバ装置2から送信される異常事態に係る質問等を受信したか否かを判断しており(S91)、質問等を受信していない場合(S91:NO)、異常事態の検知待ちの状態となる。
また、異常事態を検知した場合(S90:YES)、テレビジョン装置10は、検知した異常事態の種類を示す情報を含む異常通知信号をサーバ装置2へ送信する処理を行う(S92)。一方、サーバ装置2も独自に異常事態を検知したか否かを判断しており(S100)、異常事態を検知しない場合(S100:NO)、テレビジョン装置10から異常通知信号を受信したか否かを判断する(S101)。異常通知信号を受信していない場合(S101:NO)、S100の段階へ戻り、異常通知信号を受信した場合(S101:YES)、大容量記憶システム2gに記憶されている最新のニュース情報の中から、異常通知信号で示される異常事態の種類を示すキーワードを含む異常ニュース情報を検索する(S105)。検索で該当する異常ニュース情報がある場合(S105:YES)、該当した異常ニュース情報をテレビジョン装置10へ送信する(S106)。
この場合、テレビジョン装置10は、S90の段階で検知した異常事態に応じた質問をメモリ13に記憶する異常時質問DB7から読み出し(S93)、読み出した質問と、サーバ装置2から送信された異常ニュース情報とを用いて、図8の異常時質問画面27を生成し、表示画面10aに表示出力する(S94)。
また、サーバ装置2において、異常事態を検知した場合(S100:YES)、大容量記憶システム2gに記憶されている最新のニュース情報の中から、検知した異常事態の種類を示すキーワードを含む異常ニュース情報を検索する(S102)。検索で該当する異常ニュース情報が無い場合(S102:NO)、サーバ装置2は、異常時質問DB7の中から、検知に係る異常事態の種類に応じた質問を読み出して、読み出した質問のデータをテレビジョン装置10へ送信する(S103)。また、検索で該当する異常ニュース情報がある場合(S102:YES)、サーバ装置2は、異常時質問DB7の中から読み出した検知に係る異常事態の種類に応じた質問のデータと、該当した異常ニュース情報をテレビジョン装置10へ送信する(S104)。
サーバ装置2の処理におけるS103の段階での質問送信又はS104の段階での質問等の送信を受けて、テレビジョン装置10は、S91の段階において、質問等を受信した場合(S91:YES)となり、それから、質問のみを配置、又は質問及び異常ニュース情報を配置した異常時質問画面27を生成し、表示画面10aに表示出力する(S94)。なお、S94の段階におけるテレビジョン装置10は、異常時質問画面27の表示出力から時間の計測を開始している。
そして、テレビジョン装置10は、異常時質問画面27に配置された各ボタン27a〜27fのいずれか一つの選択を受け付けたか否かを判断する(S95)。いずれか一つのボタンの選択を受け付けた場合(S95:YES)、テレビジョン装置10は、選択を受け付けたボタンに係る回答を示す対応情報(異常時の回答)を、ユーザIDと共にサーバ装置2へ送信する(S96)。
また、いずれか一つのボタンが選択されていない場合(S95:NO)、テレビジョン装置10は、次に計時した時間が閾値時間Fを超過してタイムオーバーになったか否かを判断する(S97)。タイムオーバーになっていない場合(S97:NO)、S95の段階へ戻り、再度、いずれか一つのボタンが選択されたかを判断する。タイムオーバーになった場合(S97:YES)、テレビジョン装置10は、異常時の質問への回答なしという旨を示す対応情報を、ユーザIDと共にサーバ装置2へ送信する(S98)。
次の情報の受信待ちの状態になっていたサーバ装置2は、回答に応じた対応情報又は質問への回答なしを示す対応情報を、ユーザIDと共に受信すると、図13の異常時回答DB8において、そのユーザIDに対応付けられた「回答」の項目に、受信時刻と対応付けて、受信した対応情報を記憶する処理を行う(S108)。なお、テレビジョン装置10及びサーバ装置2において、上述した後の処理手順は、図20の第4フローチャートと同様であり、それぞれ「C」又は「F」の段階へ進むことになる。
また、図24は、テレビジョン装置10側のみで、メモリ13に異常時質問DB7を記憶させて、テレビジョン装置10での異常事態の検知に応じてメモリ13から質問を読み出すと共に、テレビジョン装置10でタイムオーバーに関する処理を行う処理手順を示す変形例の第9フローチャートを示す(サーバ装置2では異常事態の検知は行っていない)。なお、この第9フローチャートの処理手順を開始するにあたっても、テレビジョン装置10は、電源オンの状態、又はリモコン装置19の電源オン操作待ちの電源オフ状態になっており、このような状態で異常事態を検知したか否かを判断する(S111)。異常事態を検知していない場合(S111:NO)、異常事態の検知待ちの状態となる。
また、異常事態を検知した場合(S111:YES)、テレビジョン装置10は、検知した異常事態の種類を示す情報を含む異常通知信号をサーバ装置2へ送信する処理を行う(S112)。一方、サーバ装置2はテレビジョン装置10から異常通知信号を受信したか否かを判断しており(S120)、。異常通知信号を受信していない場合(S120:NO)、異常通知信号の受信待ちの状態となり、異常通知信号を受信した場合(S120:YES)、大容量記憶システム2gに記憶されている最新のニュース情報の中から、異常通知信号で示される異常事態の種類を示すキーワードを含む異常ニュース情報を検索する(S121)。検索で該当する異常ニュース情報がある場合(S121:YES)、該当した異常ニュース情報をテレビジョン装置10へ送信し(S123)、該当する異常ニュース情報が無い場合(S121:NO)、異常ニュース情報のナシを通知する情報(ニュースなし情報)をテレビジョン装置10へ送信する(S122)。
テレビジョン装置10は、S111の段階で検知した異常事態に応じた質問をメモリ13に記憶する異常時質問DB7から読み出し(S113)、異常ニュース情報を受信した場合は、読み出した質問と、受信した異常ニュース情報とを用いて、図8の異常時質問画面27を生成し、表示画面10aに表示出力する(S114)。なお、サーバ装置2から異常ニュース情報のナシを通知する情報(ニュースなし情報)を受信した場合は、読み出した質問を用いて、テキスト情報27hが空欄の異常質問画面27を生成して表示出力する。なお、この後の処理手順は、テレビジョン装置10及びサーバ装置20とも、上述した図23の第8フローチャートと同様なので処理を説明を省略する。
以上のように、本発明では、テレビジョン装置10側にも異常質問DB7を記憶させて処理を行うことも可能であり、この場合は、質問をサーバ装置2から受信することが不要となるので、処理の迅速化を図れる。なお、上述した各フローチャートに示す処理において、異常ニュース情報は省略する仕様にすることも可能であり、この場合は、異常ニュース情報の検索(第9フローチャート等ではテレビジョン装置10からの異常通知信号の送信処理)を省略できるので、処理負担の低減を図れる。また、テレビジョン装置10でタイムオーバーに関する処理を行うことは、図17、18、20の第1、2、4フローチャートに示したサーバ装置2のみに質問DB(平常時質問DB5、異常時質問DB7)を記憶させる場合にも適用できる。
また、各質問画面(第1質問画面21、第2質問画面26、異常時質問画面27)の形態としては、いわゆるピクチャ・イン・ピクチャ又はピクチャ・アウト・ピクチャで放送映像と共に表示することも可能である。
また、監視者K1へは、メールで平常時一覧画面、平常時詳細画面、異常時一覧画面等の内容を連絡するようにすることも可能であり、例えば、監視者K1による閲覧が所定時間、無いような場合は、サーバ装置2から監視者K1の通信端末D1へメールを送信するようにしてもよい。メールの内容としては、「本日、赤坂A夫様は7時15分に「快適に目覚めた」と回答されました」、「自治体A監視者様 本日 9時38分現在、山下A子様1名からの状況が届いていません」、「自治体A監視者様 7時59分ごろ、山下A子様宅で要救助事案発生。至急対応お願いします。」というメール文が想定される。さらに、このようなメールでの連絡は定期的に送信する仕様にすることも可能であり、例えば、毎日、午前9時にサーバ装置2から監視者の通信端末D1へ連絡のメールを送信するようにしてもよい。
また、見守られる人が使用する装置に用いられる、テレビジョン装置10の仕様は上述したものに限定されるものではなく、例えば、通信手段としては、有線による通信部11g以外に、Wi−Fi等の無線通信を行える無線通信部を設けるようにしてもよく、また、仕様を簡易化する場合などには、テレビ電話機能を省略することも可能である。さらに、見守られる人が使用する装置には、テレビジョン装置10以外にも、通信機能、ユーザからの操作入力を受け付ける機能、及びユーザへ情報を出力する機能を具備する装置であれば、全て適用可能であり、例えば、スマートフォン、携帯電話機等の通信端末装置もテレビジョン装置10の替わりに用いることも勿論可能であり、表示画面の無い無線機等を用いるようにしてもよい(無線機等の場合、音声により各種情報、質問等を出力することになる)。
さらに、上述した各質問画面(第1質問画面21、第2質問画面26、異常時質問画面27)においては、質問数を単数の場合で説明したが、質問数を複数にすることも勿論、可能である。このような場合は、例えば、第1質問画面にQ1という質問文、及びQ2という質問文を記載した上で、質問文ごとに複数の回答をチェックボックスと共に配置し、ユーザは、質問文ごとに、自らの思う回答のチェックボックスにチェックを入れるような形態にする。このように複数の質問を第1質問に配置すれば、ユーザの体調、気分等を、より細やかに確認できるようになり好適である。
また、質問数を複数にする場合は、複数の質問の中の一部分をサーバ装置2に記憶させ、複数の中の他部分をテレビジョン装置10(通信端末装置)に記憶させて、この一部分と他部分を組み合わせて各質問画面をテレビジョン装置10(通信端末装置)で生成し、出力するようにしてもよい。この変形例では、サーバ装置2で記憶する一部分の質問内容を、サーバ装置側で自由に変更できることから、ユーザに提供される各質問内容は、自由に変わる一部分と、固定的な他部分とで構成されることになり、ユーザへの質問内容のバリエーションを豊富にでき、ユーザ状況(ユーザの体調、気分、異常時のユーザの状況等)をきめ細かく確認するのに役立つ。
さらにまた、テレビジョン装置10で表示する各種質問等の画面は、OSD表示、ウェブブラウザで表示、ウィジェットで表示など、様々なユーザインタフェース表示仕様を適用可能である(モジュールを用いること、アプリを用いることも可能)。そのため、システム仕様又は装置仕様の要求に応じて、適切な表示の仕方を採用すればよく、さらには、複数の表示の仕方を組み合わせることも可能であり、例えば、平常時の質問画面はブラウザで表示し、異常時の質問画面はOSD表示を用いるなどの表示の仕方にしてもよい。
さらに、上述した説明では、一回目の電源オンであるか、二回目以降の電源オンであるかは、テレビジョン装置10のメモリ13に記憶される電源オンフラグに基づき判断するようにしたが、サーバ装置2側で電源オン情報の送信されてくる回数を計数して、サーバ装置2側で何回目かの電源オンであるかを判断し、その判断結果をテレビジョン装置10側へ送信するようにしてもよい。このようにサーバ装置2で電源オンの回数を判断する場合は、1回目の電源オンであれば、第1質問をサーバ装置2がテレビジョン装置10へ送信し、2回目以降の電源オンであれば、自治体トップ画面をサーバ装置2が送信するような仕様を適用することも可能である。
また、サーバ装置2において、環境の異常事態の検知は、他の情報提供システムから配信されるニュース情報に含まれるテキストデータに対してキーワード検索を行う以外に、他の検知の仕方を用いることも可能である。例えば、他の情報提供システムから配信される情報提供サービスの中にはXML等のフォーマットに従って異常情報が提供される場合があるので、XMLに係るタグの抽出を行うことで、各種情報を検出するようにしてもよい。
XMLなどの特定のフォーマットでは、以下に示す天気情報の場合、XMLのタグの中に「地域」、「気温」等の情報が埋め込まれている。
<weather>
<area>□○市</area>
<temp>37.5℃</temp>
<warn>熱中症に注意</warn>
</weather>
上記のフォーマットの場合、「□○市」といったキーワードそのものの検索の前に、まず、「<area>」、「<temp>」、「<warn>」等のタグの抽出を行うことで、タグの中身が、地名、温度、又は警告を示す情報であるかを容易に判別して取り出すことができ、この取り出した情報に基づき、場所に応じた異常事態の検知を行うことが可能となる。
また、異常事態の検知に用いられる情報提供システムから配信される異常情報(異常事態を知らせる旨の異常情報)としては、報道されるニュース情報以外に、各個人ユーザの投稿情報、各自治体から発せられる情報、各公共機関から発せられる情報等も、異常事態を知らせる旨の情報であれば、異常情報に該当し、これらの各種情報を利用して、異常事態の検知等を行うことも勿論可能である。
また、本発明に係るユーザ状況確認システム1は、自治体による見守りサービス以外にも幅広く適用可能であり、例えば、離れて暮らす人々において、一方の人を見守られる人、他方の人を監視者及び見守る人としてシステムを構築することも可能である。さらに、サーバ装置2は、ユーザの状況に関する情報(平常時一覧画面、平常時詳細画面、異常時一覧画面等の内容等)を自治体の監視者K1へ連絡する以外に、ユーザ状況確認システム1の構成によっては、直接、見守る人K11、K12等の携帯通信端末へ連絡するようにしてもよく、このように連絡する場合は、メールで情報を送信することが好適であるが、見守る人K11、K12等からのアクセスを受けて、ウェブサイトを通じて必要な情報を送信する形態も勿論、適用できる。
図25(a)、(b)は、本発明の第2実施形態に係るユーザ状況確認システムのテレビジョン装置(通信端末装置)で表示されるポップアップ51(異常通知の一例に相当)を示している。本発明の第2実施形態は、環境の異常事態が生じた場合、図8の異常時質問画面27の表示出力に先行して、ユーザーの対応操作が可能であると共に環境の異常事態の発生の旨をユーザに通知する役割のポップアップ51をテレビジョン装置10の表示画面10aに表示出力することが特徴になっており、このようにポップアップ51を表示することで、監視側が、異常事態の発生時に、ユーザの安否を迅速に確認できるようになる(ポップアップ51に対する操作を確認できれば、とりあえず、そのユーザは生存していることを確認できる)。なお、第2実施形態におけるシステム構成及びハード的な構成は、上述した第1実施形態と同等であるので、同等である部分については、第1実施形態と同じ符号を用いて、以下、第2実施形態の説明を行う。
テレビジョン装置10(図3参照)は、制御部12等を有すると共に、この制御部12が行う各種制御処理を見守りプログラムP2で規定するようになっている関係上、一種のコンピュータとしても把握できる構成になっている。この第2実施形態においてテレビジョン装置10は、図25(a)(b)に示すようなポップアップ51を表示画面10aに表示するため、メモリ13に記憶される見守りサービス用表示テーブルT2に、ポップアップ51を表示するための表示パーツデータ(ポップアップデータ)を格納している。
ポップアップ51は、図25(b)に示すように、テキスト部分51aと、選択可能なボタン51b、及び矩形状の背景部分51c等を含むことから、ポップアップ51のポップアップデータは、テキスト部分51aに加えて、ボタン51b及び背景部分51c等の複数の要素を組み合わせてポップアップ51を構成させるデータを有する。
テキスト部分51aに含まれる「地震発生!! 下の通知するボタンを選択して下さい。」という文言は、見守りサービス用表示テーブルT2に含まれているものである。第2実施形態の見守りサービス用表示テーブルT2は、テキスト部分51aの一部分として異常事態の種類に応じた文言を異常事態の種類ごとに格納しており、具体的には、「地震」、「火事(又は火災)」、「高温」、「気圧変化(低気圧への変化)」、「放射線量変化(高い値への変化)」、「電磁波の変化(高い値への変化)」という異常事態の種類ごとに、「地震発生!!」、「火事発生!!」、「注意高温!!」、「注意、気圧変化!!」、「注意、放射線量!!」、「注意、電磁波!!」等の文言を記憶する。なお、「下の通知するボタンを選択して下さい。」という文言は、テキスト部分51aの中の定型部分に相当し、上述した異常事態の種類に応じた文言の部分と、定型部分とが組み合わさってポップアップ51のテキスト部分51aが構成される。
また、ポップアップ51は、ボタン51bを有することで、このポップアップ51に対応した操作が可能であることをユーザに示すことになる。このボタン51bに付された「通知する(リモコンの決定ボタンを押す)」という文言も見守りサービス用表示テーブルT2に格納されている。なお、このようなポップアップ51は異常事態を知らせるものであることから、ユーザに気づかせることが重要であるから、ポップアップ51の背景部分51cの色は、目立たつような「赤色」、「オレンジ色」等にすることが好適である。また、危険度が特に高い「地震」、「火事」は「赤色」、その他は「オレンジ色」というように、異常事態の種類ごとに背景部分51cの背景色を設定することも可能であり、このような背景色のデータも見守りサービス用表示テーブルT2に含まれている。
テレビジョン装置10のメモリ13には、上述したポップアップ51を表示させるため、第2実施形態用の見守りプログラムP2が記憶されると共に、表示したポップアップ51の表示時間及び表示回数等を制御するために、基準時間及び基準回数等も記憶されている。
基準時間とは、ポップアップ51を表示させておく時間の設定値に該当し、一例としては30秒という時間が設定されているが、第1実施形態で説明した閾値時間Fと同様に、図示しない設定メニューにより、5秒から3分の範囲で所望の値に設定可能となっている。また、基準回数とは、表示出力していたポップアップ51を一旦、停止してから再出力するというように、ポップアップ51を繰り返し表示させる回数の上限の設定値に該当し、一例としては5回という回数が設定されているが、基準時間と同様に、1回から15回の範囲で所望の回数に設定可能となっている。なお、監視者が迅速にユーザの安否を確認することを希望する場合は、基準時間の設定値として30秒以下(10秒〜20秒の範囲が好適)を設定すると共に、基準回数としては4回以下の数値を設定することが好ましい。一方、ボタン51bの選択操作のしやすさを重視する場合は、基準時間の設定値としては30秒以上(40秒〜50秒の範囲が好適)を設定すると共に、基準回数としては5回以上の数値を設定することが好ましい。
第2実施形態用の見守りプログラムP2は、第1実施形態で説明した処理内容に、ポップアップ51を表示するための処理が追加されたものになっている。具体的には、第1実施形態の場合、テレビジョン装置10では、環境の異常事態を検知した場合、その異常検知に合わせて図8の異常時質問画面27を表示する処理を制御部12が行うことを見守りプログラムP2は規定していたが、第2実施形態の場合は、環境の異常事態を検知した場合、図8の異常時質問画面27の表示に先行して、ポップアップ51を表示出力する処理を行い、ポップアップ51に対してボタン51bを選択するという操作(ユーザの対応操作)を受け付けた場合に、図8の異常時質問画面27の表示処理を行うようにしている。
なお、ポップアップ51は、テレビジョン装置10で環境の異常事態を検知できる状態であれば表示できるようになっており、例えば、リモコン装置19の操作待受状態で(リモコン装置19の電源ボタン19aで電源オフ操作を行った場合の電源オフ状態に相当)、テレビジョン装置10の表示画面10aに何も表示されていない状態であっても、環境の異常事態が検知されると、突然、ポップアップ51が表示されることになり、また、ユーザがテレビ放送映像の視聴中に環境の異常事態が検知されると、丁度、図25(a)に示すように、テレビ放送映像に重ねてポップアップ51が表示されるようになる。なお、ポップアップ51の現れ方としては、表示画面10aの右下隅から、せり上がるように表示させる仕方などが可能である。
また、ポップアップ51を表示した場合、表示出力が行われてからの時間の経過を制御部12が計測(計時)すると共に、ポップアップ51のボタン51bに示されているように、リモコン装置19(ユーザインタフェース部)の決定ボタン19g(操作受付手段に相当)に対してユーザによる押し下げ操作を受け付けたか否かを制御部12が判断(検知)する処理を行うことを、見守りプログラムP2は規定している。なお、表示画面10aに表示出力されたポップアップ51に対してユーザがリモコン装置19の決定ボタン19gを押す操作を行うことは、先行出力に対するユーザの対応操作に該当し、リモコン装置19の決定ボタン19gで、このような対応操作を受け付ける。
決定ボタン19gを押し下げる操作の受け付けがあったことを制御部12が検知した場合、「ユーザ操作が有った旨の通知」を、メモリ13に記憶される装置識別情報I1及びユーザIDと共に通信部11g(通信手段に相当)を用いてサーバ装置2へ送信する処理を制御部12が行って制御することを見守りプログラムP2は規定している。このような通知を送信することで、第1実施形態のように、図8の異常時質問画面27に対するユーザ回答を待つことなく、早い段階で、少なくともユーザが無事であることをサーバ装置2は把握でき、それに伴い、監視側(自治体Aの監視者K1)も迅速にユーザの生存を確認できるメリットがある。なお、ユーザの決定ボタン19gの押し下げ操作を受け付けた場合に、第1実施形態で説明した図8の異常時質問画面27の表示出力以降の処理を制御部12が行うことを見守りプログラムP2は規定している。
一方、決定ボタン19gの押し下げ操作を受け付けていないことを制御部12が判断(検知)した場合、計時した時間とメモリ13に記憶されている基準時間とを比較し、計時した時間が基準時間を超過したか否かを制御部12が判断する処理を見守りプログラムP2は規定している。計時した時間が基準時間を超過していなければ、制御部12は、ユーザによる決定ボタン19gの押し下げ操作の受け付けを待つ状態となり、計時した時間が基準時間を超過すれば、「ユーザ操作が無い旨の通知」を、装置識別情報I1及びユーザIDと共に通信部11gを用いてサーバ装置2へ送信する処理を制御部12が行って制御することを見守りプログラムP2は規定している。このような通知を送信することで、早い段階でユーザに異常が発生している可能性があることをサーバ装置2は把握でき、それに伴い、監視側(自治体Aの監視者K1)もスムーズにユーザの異常に備えることができるメリットがある。
「ユーザ操作が無い旨の通知」を送信すると、ポップアップ51の表示出力を一旦停止し、ポップアップの表示出力回数を1回カウントしてメモリ13に記憶すると共に、メモリ13に記憶されているカウント数を、メモリ13に記憶されている基準回数と比較することを制御部12は規定している。カウント数が基準回数を超過していなければ、一定時間経過後(例えば、5秒経過後)、再度、ポップアップ51を表示出力を行い、以降、上述した各処理を制御部12が繰り返すことを見守りプログラムP2は規定している。なお、上記の一定時間の数値もメモリ13に記憶されており、1秒から3分程度の範囲で適宜、時間の数値を、上述した基準時間等と同様に設定して記憶する。
再びポップアップ51の表示出力を行うこと、及び「ユーザ操作が無い旨の通知」の送信を繰り返し、カウント数が基準回数を超過しても、ユーザによる決定ボタン19gの押し下げ操作を受け付けていない場合、「ユーザに異常が発生した旨の通知」を、装置識別情報I1及びユーザIDと共に通信部11gを用いてサーバ装置2へ送信する処理を制御部12が行って制御することを見守りプログラムP2は規定している。なお、ポップアップ51を繰り返し表示しても、ユーザが決定ボタン19gの押し下げ操作を受け付けていない状態とは、ユーザがリモコン装置19の決定ボタン19gを操作できない程の状況になっていると考えられるので、上述した「ユーザに異常が発生した旨の通知」を行うようにしている。また、このような通知を送信することで、早い段階でユーザが危険な状況であることをサーバ装置2は把握でき、それに伴い、監視側(自治体Aの監視者K1)も危険な状況にあるユーザへ迅速な対応を行いやすくなるメリットがある。なお、第2実施形態のテレビジョン装置10については、上述した内容以外は、第1実施形態と同等の処理を行う。
一方、第2実施形態のサーバ装置2は、テレビジョン装置10が上述したように、「ユーザ操作が有った旨の通知」、「ユーザ操作が無かった旨の通知」、又は「ユーザに異常が発生した旨の通知」を送信してくることになるので、これらの送信内容の受信の有無を判断すると共に、受信した場合は、受信内容を受信日時と共に、大容量記憶システム2g(図9参照)に記憶される異常時回答DB8(図13参照)の中にユーザ別に保存することになり、このような保存に係る処理を第2実施形態の見守りサービスプログラムP11は新たに規定することになる。
また、「ユーザに異常が発生した旨の通知」をサーバ装置2が受信すると、早急な対応が必要であることから、サーバ装置2より監視者へ、ユーザに異常が発生していることを電子メールで連絡するために、第2実施形態のユーザDB3には、「ユーザID」に対応付けて、ユーザの「氏名」、「ニックネーム」等の他に、ユーザのテレビジョン装置10の通信用アドレス、監視者K1が使用する通信端末D1の電子メールアドレス等も格納されているものとする。
そのため、サーバ装置2は「ユーザに異常が発生した旨の通知」と一緒に受信するテレビジョン装置10の装置識別情報I1及びユーザIDを参照して、受信したユーザIDに対応付けられた監視者K1が使用する通信端末D1の電子メールアドレスを、ユーザDB3より特定し、その特定した電子メールアドレス宛へ、見守られる人を早急に見守りに行く必要がある旨の指示(定型文)を記載した電子メールを自動作成して送信する処理を行うことを、第2実施形態の見守りサービスプログラムP11は新たに規定している。なお、このような電子メールに使用される定型文等も、第2実施形態のサーバ装置2は大容量記憶システム2gに記憶している。また、上記指示を含む電子メールを受信した監視者K1は、見守る人K11、K12へ電話等により、見守られる人の家屋へ行って、見守られる人(ユーザ)の状況をすぐにでも見に行くべき旨の指示を出すことになる。
図26は、上述した第2実施形態に係るテレビジョン装置10及びサーバ装置2の処理手順の一例を整理した第10フローチャートである。この第10フローチャートは、第1実施形態で説明した環境の異常事態の検知に係る図20の第4フローチャート、図23の第8フローチャート、又は図24の第9フローチャートのいずれかに追加される第2実施形態の処理手順を示したものである。
第10フローチャートの詳しい追加の状況としては、第4、8、9フローチャートにおけるテレビジョン装置側の異常通知信号送信の段階(S51、S92、S112)の後に、第10フローチャートのテレビジョン装置側の処理が割り込み的に追加されると共に、第10フローチャートのサーバ装置側の処理は、第4、8、9フローチャートにおけるサーバ装置側の異常通知信号受信の段階(S61、S101、S120:YES)の後に割り込み的に追加される。なお、図26に示す第10フローチャートについては、ユーザの電源オン操作に伴い、前回の電源オフ時等のチャンネルに同調して、テレビジョン装置10がテレビジョン放送を受信し、ユーザがテレビ放送映像を視聴している場合を前提として説明するが、リモコン装置19の電源オン操作待ちとなるテレビジョン装置10の表示画面10aに何も映っていない状態等であっても、処理の流れは同等である。
この第10フローチャートに従って、第2実施形態に係るテレビジョン装置10及びサーバ装置2の連携した処理手順を説明していくと、まず、テレビジョン装置10は、第4、8、9フローチャートにおける環境の異常を検知した場合(S50、S90、S111:YES)において、異常通知信号を送信する処理を行い(S51、S92、S112)、そして、検知した異常事態の種類に応じたポップアップデータをメモリ13の見守りサービス用表示テーブルT2から読み出し(S131)、表示画面10aの右下から、せり上がるようにポップアップ51を表示中の放送映像50に重ねて表示出力する(S132)。この表示出力の際、テレビジョン装置10は、ポップアップ51の表示出力を行ってから、時間の経過の計測(計時)を開始する。
それから、テレビジョン装置10は、ポップアップ51の中のボタン51bに対応したユーザ操作(リモコン装置19の決定ボタン19gの押し下げ操作)を受け付けたか否かを判断する(S133)。ユーザ操作が有った場合(S133:YES)、テレビジョン装置10は、ユーザ操作有りの通知をサーバ装置2へ送信する(S134)。なお、ユーザ操作有りの通知を送信した後は、図20、23、24の第4、8、9フローチャートに示すステップS52、S93、S113のいずれかの段階へ進み、テレビジョン装置10は、図8の異常時質問画面27を表示画面10aに表示出力して、表示内容を異常時質問画面27に切り替える。
テレビジョン装置10の上述した処理に対して、サーバ装置2は、ユーザ操作有りの通知を受信したか否かを判断しており(S150)、受信した場合は(S150:YES)、受信日時と共に、大容量記憶システム2g(図9参照)の異常時回答DB8の中に、受信したユーザ操作有りの通知をユーザ別に記憶する(S151)。なお、受信しなかった場合は(S150:NO)、サーバ装置2は、特に処理を行うことなく次の段階へ進むことになる。
テレビジョン装置10側の処理に説明を戻し、ユーザ操作が無かった場合(S133:NO)、テレビジョン装置10は、計時した時間が基準時間を超過したか否かを判断し(S135)、基準時間を超過していない場合(S135:NO)、ユーザ操作を受け付けか否かを判断する段階(S133)へ戻り、以降、基準時間を超過するまで、ユーザ操作の受け付けを待つ状態となる。
基準時間を超過した場合(S135:YES)、テレビジョン装置10は、ユーザ操作無しの通知をサーバ装置2へ送信する(S136)。このような通知の送信に対して、サーバ装置2は、ユーザ操作無しの通知を受信したか否かを判断しており(S152)、受信した場合は(S152:YES)、受信日時と共に、大容量記憶システム2gの異常時回答DB8の中に、受信したユーザ操作有りの通知をユーザ別に記憶する(S153)。なお、受信しなかった場合は(S152:NO)、サーバ装置2は、特に処理を行うことなく次の段階へ進むことになる。
テレビジョン装置10側の処理に説明を戻し、ユーザ操作無しの通知の後、テレビジョン装置10は、ポップアップ51の表示出力を一旦停止し(S137)、また、それに伴い、時間の計測も停止すると共に、計時時間もリセットする。それから、テレビジョン装置10は、ポップアップ51を表示した回数(カウント数)を1増加して、現在のカウント数をメモリ13に保存する(S138)。そして、テレビジョン装置10は、現在のカウント数が基準回数を超過したか否かを判断し(S139)、基準回数を超過していないと判断した場合(S139:NO)、一定時間(例えば、5秒)の経過をカウントしてから(S140)、ポップアップ表示出力の段階(S132)へ戻り、これにより、テレビジョン装置10は、再びポップアップ51の表示出力を行うことなる。
ポップアップ51の表示の再出力を行ってからは、以降、ユーザ操作が無いと共に、カウント数が基準回数を超過しなければ、上述したユーザ操作無しの通知の送信(S136)、ポップアップ51の表示出力の停止(S137)、及びポップアップ51の表示の再出力(S132)等の各処理をテレビジョン装置10は繰り返すことになる。
一方、現在のカウント数が基準回数を超過した場合(S139:YES)、テレビジョン装置10は、「ユーザに異常が発生した旨の通知」をサーバ装置2へ送信する(S141)。「ユーザに異常が発生した旨の通知」を送信すると、テレビジョン装置10での異常検知に伴うポップアップ51の表示処理は終了となる。
また、上記のようなテレビジョン装置10からの「ユーザに異常が発生した旨の通知」の送信に対し、サーバ装置2は、「ユーザに異常が発生した旨の通知」を受信したか否かを判断している(S154)。受信した場合は(S154:YES)、通知と共に送信されてきたユーザID等に対応付けられた監視者の電子メールアドレスをサーバ装置2は、ユーザDB3等より特定し(S155)、その特定した電子メールアドレス宛に、見守られる人を早急に見守りに行く必要がある旨の指示を記載した電子メールを自動作成して送信する処理を行い(S156)、一旦、この時点で、今回の環境の異常検知に係る処理を終了することになる。なお、「ユーザに異常が発生した旨の通知」を受信しなかった場合(S154:NO)、サーバ装置2は、図20、23、24の第4、8、9フローチャートに示すステップS62、S105、S121のいずれかの段階へ進むことになる。
以上に説明したように、第2実施形態のユーザ状況確認システムでは、異常事態を検知した場合、直ちに図8の異常時質問画面27が表示出力されるのではなく、異常時質問画面27に先行して、図25(a)(b)で示すポップアップ51が表示出力されるので、見守られる人は質問に対する回答を考慮することなく、ポップアップ51に対して、とりあえずリモコン装置19の決定ボタン19gを押す操作を行えば、無事であることをシステム側(サーバ側)へ伝えることができ、一方、システム側としては、異常時質問画面27のように質問に回答させるのではなく、何も考えなくても、単純に決定ボタン19gを押すという機会を見守られる人(ユーザ)に提供することで、迅速にユーザの安否を確認できることになる。
なお、本発明の第2実施形態も上記の内容に限定されるものではなく、種々の多様な変形例が考えられる。例えば、ポップアップ51の表示出力の仕方としては、表示画面10aの右下から、せり上がるように表示させる以外に、表示画面10aの他の箇所から、現れるようにすることも可能であり、ユーザ(見守られる人)の注意を引きつけるために、ポップアップ51を点滅するように表示することや、表示されたポップアップ51が表示画面10aの中を動き回るようにしてもよい。さらに、ポップアップ51をユーザが必ず見るようにするためには、ポップアップ51の寸法を大きくして、重ねられる放送映像50を見えにくくすることも有効であり、ポップアップ51は最大限の寸法としては、表示画面10aに対して全画面表示にすることまで可能である。
また、上述した図26の第10フローチャートでは、テレビジョン装置10で、ポップアップ51に対するユーザ操作を待つ時間と基準時間との比較、ポップアップ51を繰り返し表示する回数と基準回数との比較を行うようにしたが、このような比較に関する処理をサーバ装置2で行うようにすることも可能である。
図27は、サーバ装置2で基準時間との比較、及び基準回数との比較を行うようにした第2実施形態の変形例の処理手順を示す第11フローチャートである。この第11フローチャートの変形例の場合、テレビジョン装置10は、図26の第10フローチャートに比べて、計時に関する処理、基準時間超過の判断(第10フローチャートのステップS135)、操作ナシの通知送信(第10フローチャートのステップS136)、繰り返しに係るカウント数を1増加(第10フローチャートのステップS138)、基準回数超過の判断(第10フローチャートのステップS139)、異常アリの通知送信(第10フローチャートのステップS141)等を省略したものになっている。
そのため、この変形例のテレビジョン装置10では、基準時間及び基準回数の記憶が不要になっていると共に、制御部12の各処理を規定した見守りプログラムP2においても、上述した第10フローチャートに比べて省略された内容の各処理を、規定内容から削除したものになっている。また、上述した各処理の削除以外に、見守りプログラムP2は規定する処理内容を一部変更しており、例えば、ポップアップ51に対するユーザ操作を待つ時間に関する判断について、サーバ装置2からのサーバ基準時間超過通知に基づき判断するようにしており(第11フローチャートのステップS165参照)、さらに、ポップアップ51の再表示出力に関する判断についても、サーバ装置2からのサーバ基準回数超過通知に基づき判断するようにしている(第11フローチャートのステップS168参照)。
一方、この変形例に応じたサーバ装置2は、上述したテレビジョン装置10で省略された処理を替わりに行うようになっており、図26の第10フローチャートに比べて、計時に関する処理(第11フローチャートのステップS180)、サーバ基準時間超過の判断(第11フローチャートのステップS182)、サーバ基準時間超過通知(第11フローチャートのステップS183)、繰り返しに係るカウント数を1増加(第11フローチャートのステップS185)、サーバ基準回数超過の判断(第11フローチャートのステップS186)、サーバ基準回数超過通知(第11フローチャートのステップS187)等の各処理を追加で行うようになっている。
そのため、この変形例のサーバ装置2では、ポップアップ51に対するユーザ操作を待つ時間の基準となるサーバ基準時間、ポップアップ51の再表示出力を行う回数の基準となるサーバ基準回数をRAM2c又は大容量記憶システム2gに記憶するようになっている。なお、サーバ基準時間とは、上述したテレビジョン装置10の基準時間に該当するものであり、基準時間と同等の時間が適用可能であり、サーバ基準回数も上述したテレビジョン装置10の基準回数に該当し、基準回数と同等の値が適用可能である。また、上述しMPU2aの見守りサービスに関する各種処理を規定した見守りサービスプログラムP11においても、上述した第10フローチャートに比べて追加された内容の各処理を、規定内容に加えたものになっている。さらに、追加に伴って見守りサービスプログラムP11が規定する各処理の流れ等も変更になっており、追加及び変更された処理流れ等については、以下、図27の第11フローチャートに従って説明する。
図27の第11フローチャートにおいて、まず、テレビジョン装置10は、ステップS161からステップS164までの各処理を、基本的に、図26の第10フローチャートのステップS131からステップS134までと同様に行うが、ステップS162の段階で、時間の経過の計測(計時)を開始することは省略している。
一方、サーバ装置2側の処理は、図20、23、24の第4、8、9フローチャートにおけるステップS61、S101、S120のそれぞれがYESとなる段階から開始されることになり、テレビジョン装置10からの異常通知信号を受信すると(第4、8、9フローチャートのステップSS61、S101、S120:YES)、MPU2aが計時を開始し(S180)、テレビジョン装置10からのユーザ操作有りの通知を受信したか否かを判断する処理を行う(S181)。ユーザ操作有りの通知を受信した場合(S181:YES)、サーバ装置2は、受信日時と共に、大容量記憶システム2gの異常時回答DB8の中に、受信したユーザ操作有りの通知をユーザ別に記憶し(S191)、以降、図20、23、24の第4、8、9フローチャートにおけるステップS62、S105、S121のいずれかの段階へ進む。
また、サーバ装置2は、ユーザ操作有りの通知を受信しなかった場合(S181:NO)、計時した時間がサーバ基準時間を超過したか否かを判断し(S182)、超過していない場合は(S182:NO)、ステップS181の段階へ戻り、ユーザ操作有りの通知を待つ状態となる。ユーザ操作有りの通知を受信せずに、計時した時間がサーバ基準時間を超過した場合(S182:YES)、サーバ装置2のMPU2aは第2処理手段として、サーバ基準時間超過の旨の通知をテレビジョン装置10へ送信する処理を行い(S183)、今まで計時した時間も一旦、ゼロにリセットする。
テレビジョン装置10は、ポップアップ51に対するユーザ操作を受け付けていない場合(S163:NO)、次に、サーバ装置2からのサーバ基準時間超過の旨の通知を受信したか否かを判断しており(S165)、受信していない場合(S165:NO)、ステップS163の段階へ戻り、ユーザ操作の受け付けを待つ状態となる。サーバ基準時間超過の旨の通知を受信した場合(S165:YES)、テレビジョン装置10は、、ポップアップ51の表示出力を一旦停止し(S166)、一定時間(例えば、5秒)の経過をカウントしてから(S167)、サーバ装置2からのサーバ基準回数超過の旨の通知を受信したか否かを判断する(S168)。
一方、サーバ装置2は、サーバ基準時間超過の旨の通知をテレビジョン装置10へ送信すると、ポップアップ51に対するユーザ操作無しの旨を、その判断日時と共に、大容量記憶システム2gの異常時回答DB8の中に記憶し(S184)、繰り返し処理に係る回数(カウント数)を1増加して、現在のカウント数をRAM2cに保存する(185)。それから、サーバ装置2は、現在のカウント数がサーバ基準回数を超過したか否かを判断する(S186)。
現在のカウント数がサーバ基準回数を超過していなければ(S186:NO)、サーバ装置2のMPU2aは、再び計時を行うため、計時開始の段階(S180)へ戻り、上述したサーバ基準時間超過の旨の通知送信に伴う計時をリセットする段階(S183)からステップS186のサーバ基準回数超過の判断の段階を経由して、再び計時を行う段階(S180)へ戻る処理を行い、テレビジョン装置10からのユーザ操作有りの旨の通知を受信しなければ、上述した各処理を繰り返す。
上述した各処理を繰り返しにより、現在のカウント数がサーバ基準回数を超過した場合(S186:YES)、サーバ装置2は、サーバ基準回数超過の旨の通知をテレビジョン装置10へ送信して、カウント数を一旦ゼロにリセットする(S187)。そして、このような状態は、ユーザがポップアップ51に対して操作をできない程の異常状態が発生していると考えられることから、サーバ装置2は、ユーザに異常が発生した旨を、その判断日時と共に、異常時回答DB8の中に記憶し(S188)、それ以降は、図26の第10フローチャートのステップS155、156と同様に、監視者の電子メールアドレスを特定し(S189)、その特定した電子メールアドレス宛に、見守られる人を早急に見守りに行く必要がある旨の指示を記載した電子メールを自動作成して送信する処理を行い(S190)、一旦、この時点で、今回の異常検知に係る処理を終了することになる。
さらに、テレビジョン装置10は、サーバ装置2からのサーバ基準回数超過の旨の通知について、その通知を受信していない場合(S168:NO)、ポップアップ表示出力の段階(S162)へ戻るので、ポップアップ51が再び表示画面10aに表示されるようになり、サーバ基準回数超過の旨の通知を受信しない間、ポップアップの表示出力と表示出力停止を繰り返すことで、表示画面10aには、ポップアップ51を何度も表示して、ユーザの注意を引きつけて、対応操作を行うように促す。また、サーバ装置2からサーバ基準回数超過の旨の通知を受信すると(S168:YES)、テレビジョン装置10での処理を一旦終了する。
上述した図27の第11フローチャートに係る処理では、図26の第10フローチャートに比べて、テレビジョン装置10での処理負担を低減できるメリットがある。また、テレビジョン装置10からサーバ装置2への送信数も、第11フローチャートの処理では、第10フローチャートの場合に比べて低減できるので、何らかの理由により、通信端末装置側からサーバ装置へ送信を行いにくい環境等である場合に対して、第11フローチャートに係る処理は好適に活用できる。
なお、上述した第10、11フローチャートに係る説明では、ポップアップ51を一定時間表示して、ユーザ操作が無ければ、一旦表示を停止してから、再度の表示を行うことを、繰り返すようにしていたが、ポップアップ51を表示し続けるという出力の仕方を採用することも勿論可能である。
図28は、ポップアップ51を表示し続けるという第2実施形態の変形例の処理手順を示す第12フローチャートを示している。この変形例では、上述した基準時間が、ポップアップ51を最大限、表示し続ける時間となるので、基準時間として設定する値は、上述した場合より長いものとなり、例えば、1分〜5分の範囲で値を設定することが好ましい。また、この変形例では、ポップアップ51を繰り返し表示しないので、基準回数の設定及び処理が不要になる。
図28の変形例において、テレビジョン装置10は、まず、図26の第10フローチャートのステップS131〜ステップS133の段階の内容と同様に、ステップS201〜ステップS203の段階の処理を行うことになる。また、表示されたポップアップに対してユーザ操作が有った場合(S203:YES)、第10フローチャートと同様に、テレビジョン装置10は、ユーザ操作有りの通知をサーバ装置2へ送信し(S204)、この通知の送信に対し、サーバ装置2も、上述した第10フローチャートと同様な処理(S210、S211)を行うことになる。
一方、ユーザ操作が無い場合は(S203:NO)、テレビジョン装置10は、ポップアップ51を表示してからの時間(計時時間)が基準時間を超過したか否かを判断し(S205)、基準時間を超過していない場合(S205:NO)、ユーザ操作の受け付けがあったか否かを判断する段階(S203)へ戻り、基準時間を超過するまで、ユーザ操作の受け付けを待つ状態となる。なお、この待つ状態において、ポップアップ51は継続して表示されたままになっている。そして、基準時間を超過した場合は(S205:YES)、テレビジョン装置10は直ちに、「ユーザに異常が発生した旨の通知」をサーバ装置2へ送信して(S206)、テレビジョン装置10の処理を終了し、また、この通知の送信に対し、サーバ装置2も、上述した第10フローチャートのS154〜S156の段階と同様な処理(S212〜S214)を行うことになる。
このように図28の第12フローチャートに示す変形例では、図26の第10フローチャートの処理に比べて、「ユーザ操作が無い旨の通知」の送信等に関係する処理(S136等)が省略されているので、一連の処理をシンプルにできるメリットがあり、また、ポップアップ51を表示し続けることで、ユーザ(見守られる人)に終始、操作を行える機会を提供できるという点において好適となる。
さらにまた、図28に示す第12フローチャートのようにポップアップ51を表示し続ける場合に対しても、図27の第11フローチャートのように、サーバ装置2側で基準時間超過の判断等を行って各処理を負担することも可能である。
図29の第13フローチャートは、図28の第12フローチャートにおけるポップアップ51を表示し続ける場合に対して、サーバ装置2で基準時間超過等の判断等を行う場合の変形例となる処理手順を示している。このような変形例の処理を行うに当たり、テレビジョン装置10及びサーバ装置2の仕様は、図27の第11フローチャートについて説明した場合と同等なものとなっており、サーバ装置2はサーバ基準時間(第12フローチャートで用いられる基準時間と同等の時間を適用)を記憶する等の仕様になっている。テレビジョン装置10は、ステップS221からステップ224までは、基本的に、図28の第12フローチャートと同様の処理を行うが、ステップS222の段階で、時間の経過の計測(計時)を開始することは省略している。
一方、サーバ装置2は、上述した図27の第11フローチャートのステップS180からステップS183と同様に、ステップS230の計時からステップS233のサーバ基準時間超過の旨の通知を送信する処理を行う。なお、ステップS231の段階で、テレビジョン装置10からユーザ操作有りの通知を受信すると(S231:YES)、サーバ装置2は、受信日時と共に、大容量記憶システム2gの異常時回答DB8の中に、受信したユーザ操作有りの通知をユーザ別に記憶し(S237)、以降、、図20、23、24の第4、8、9フローチャートにおけるステップS62、S105、S121のいずれかの段階へ進む。
また、ステップS233でサーバ基準時間超過の通知を送信すると、サーバ装置2は、ユーザに異常に異常発生した旨を、その判断日時と共に、大容量記憶システム2gの異常時回答DB8の中に記憶し(S234)、以降は、上述した第10、11、12フローチャートと同様に、監視者の電子メールアドレスを特定し(S235)、その特定した電子メールアドレス宛に、見守られる人を早急に見守りに行く必要がある旨の指示を記載した電子メールを自動作成して送信する処理を行い(S236)、一旦、この時点で今回の異常検知に係る分の処理を終了する。
テレビジョン装置10は、ユーザ操作が無い場合(S223:NO)、サーバ装置2からのサーバ基準時間超過の旨の通知を受信したか否かを判断し(S225)、受信しない場合(S225:NO)、ユーザ操作の有無を判断する段階(S223)へ戻り、ユーザ操作が無い間、ステップS223からS225の間を繰り返すことになり、それにより、ステップS222の段階で表示したポップアップデータの表示出力を続けて、ポップアップ51を表示し続けることになる。また、サーバ基準時間通知の旨を受信した場合(S225:YES)、テレビジョン装置10は、一旦、この時点で、今回の異常検知に係る分の処理を終了する。このようにポップアップ51を表示し続ける場合においても、サーバ装置2側で基準時間超過の判断等を行い、テレビジョン装置10からサーバ装置2への送信を減らすことが可能になる。
さらにまた、ポップアップ51の繰り返し表示、ユーザ操作の有無に基づく異常発生の判断等については、テレビジョン装置10とサーバ装置2との間で同期を取らずに、双方が独立して処理を行うという内容の変形例を適用することも可能である。
図30に示す第14フローチャートは、テレビジョン装置10とサーバ装置2との間で同期を取らずに、双方で独自に処理を行う場合の変形例の処理手順を示す。この図30の第14フローチャートに示す処理を行うために、テレビジョン装置10は、図26の第10フローチャートの場合と同様に基準時間及び基準回数を記憶している。この図30の第14フローチャートにおけるテレビジョン装置10が行うステップS241からステップS250の段階に至る一連の処理手順は、図26の第10フローチャートにおけるテレビジョン装置10のステップS131からステップS141の段階に至る一連の処理手順に対して、操作ナシの通知送信(S136)及び異常アリの通知送信(S141)というサーバ装置2への通知送信処理を省略したこと以外は、基本的に第10フローチャートと同等な内容になっている。
一方、図30の第14フローチャートに示す処理を行うために、サーバ装置2は、図27の第11フローチャートの場合と同様にサーバ基準時間及びサーバ基準回数を記憶している。また、図30の第14フローチャートにおけるサーバ装置2が行うステップS260からステップS271の段階に至る一連の処理手順は、図27の第11フローチャートにおけるサーバ装置2のステップS180からステップS191の段階に至る一連の処理手順に対して、サーバ基準時間超過の通知(S183)及びサーバ基準回数超過の通知(S187)というテレビジョン装置10への通知送信処理を省略したこと以外は、基本的に第11フローチャートと同等な内容になっている。
このように図30の第14フローチャートに示す処理においては、テレビジョン装置10は、ポップアップ51の繰り返し表示に係る処理を独自に行い、また、サーバ装置2もユーザの異常発生の判断に係る処理を独自に行うので、操作アリの通知送信(S244)以外、両者間での通知送信を無くし、同期処理を省略したので、無駄な通信を極力抑えることができ、通信環境が良好でない場所でも所要の処理を進められるというメリットがある。
また、図31に示す第15フローチャートは、ポップアップ51を繰り返し表示するのではなく、継続的に表示する場合に、テレビジョン装置10とサーバ装置2との間で同期を不要にしたときの処理手順を示している。この図31の第15フローチャートに示す処理を行うために、テレビジョン装置10は、基準時間を記憶している。この図31の第15フローチャートにおけるテレビジョン装置10が行うステップS281からステップS286の段階に至る一連の処理手順は、図28の第12フローチャートにおけるテレビジョン装置10のステップS201からステップS206の段階に至る一連の処理手順に対して、異常アリの通知送信(S206)というサーバ装置2への通知送信処理を省略したこと以外は、基本的に第12フローチャートと同等な内容になっている。
一方、図31の第15フローチャートに示す処理を行うために、サーバ装置2は、サーバ基準時間を記憶している。この図31の第15フローチャートにおけるサーバ装置2が行うステップS290からステップ297の段階に至る一連の処理手順は、図29の第13フローチャートにおけるサーバ装置2のステップS230からステップS237の段階に至る一連の処理手順に対して、サーバ基準時間超過の通知(S233)というテレビジョン装置10への通知送信処理を省略したこと以外は、基本的に第13フローチャートと同等な内容になっている。このように図31の第15フローチャートに示す処理においても、テレビジョン装置10とサーバ装置2との間で、操作アリの通知送信(S284)以外の通知送信処理を無くし、同期処理を省略したので、無駄な通信を極力抑えて、通信環境が良好でない場所でも、両装置において独自に所要の処理を進めることができるメリットを確保できる。
さらにまた、上述した図26のポップアップ51に表示に係る第10フローチャートでは、テレビジョン装置10側の最後で、一旦処理を終了するとしたが、一旦処理を終了する替わりに、ポップアップ表示出力の段階(S132)へ戻り、ユーザの操作があるまで、基準時間(サーバ基準時間)を超過してもテレビジョン装置10でポップアップ51を延々と表示させるようにしてよい。ただし、このようにした場合、基準回数超過(S139:YES)となる毎に、異常発生の旨の通知をサーバ装置2へ送信することになるので(S141)、このような送信を避けるため、ポップアップ51を再表示させるときは、次回以降にステップS141の段階へ進んでも、異常発生の旨の通知の送信を行わないで、ステップS132の段階へ戻るようにすることが好適である。なお、このようにポップアップ51を延々と表示させることは、図27〜31の第11〜15フローチャートにおいても適用可能であり、この場合も各フローチャートで示すテレビジョン装置10側で最後に処理を一旦終了する替わりに、各フローチャートにおけるポップアップ表示出力の段階(S162、S202、S222、S242、S282)へ戻ることにより、ユーザ操作があるまで、ポップアップ51を延々と表示させるようにする。
さらに、別の変形例としては、図26の第10フローチャートのステップS139の段階で用いる基準回数として、第1基準回数及び第2基準回数という二種類を準備し、最初は第1基準回数を用いて第10フローチャートに示す処理を行うと共に、ステップS139の段階で最初の第1基準回数を超過すれば(S139:YES)、ステップS132の段階へ戻り、「回答操作をしないと、見守る人にメールが送られます」という文言を追加したポップアップをテレビジョン装置10で表示するようにしてもよい。そして、上記文言を追加したポップアップを表示出力してからの処理は、ステップS132以降の各処理を行ってステップS139の段階へ進み、このときのステップS139の段階で、第2基準回数を用いるようにする。
そして、第2基準回数を用いたステップS139の段階で、繰り返し回数が第2基準回数を超過すると(S139:YES)、初めて、ステップS141の段階へ進み、「ユーザに異常が発生した旨」をサーバ装置2へ送信するようにしてもよい。このような変形例では、ユーザ操作が無くても、すぐに異常発生の旨をサーバ装置2へ送信するのではなく、上記文言を含むポップアップを複数回、表示してから、それでも回答操作が無ければ、「ユーザに異常が発生した旨」をサーバ装置2へ送信するので、ユーザの異常発生の通知をより慎重に行える。
さらに、上記の第1基準回数及び第2基準回数を用いた変形例では、更なる変形例が存在し、第1基準回数を超過した後、第2基準回数を超過するまでは、第10フローチャートのステップS135の段階で用いる基準時間の長さ、及びステップS140の段階で用いる一定時間の長さを毎回変更するようにしてもよい。この場合、ユーザの確実な操作を期待するときは、基準時間をデフォルト値より長く変更すると共に、一定時間をデフォルト値より短く変更して、できるだけポップアップ51が長い間、表示されるようにすることが好適であり、また、ユーザの回答を極力待つことを重視する場合は、基準時間はデフォルト値程度にすると共に、一定時間をデフォルト値より長く変更することが好ましい。
また、上述したポップアップ51を延々と表示させる変形例と同様に、基準時間を超過してユーザ操作が無ければ、異常時質問画面27も延々と表示させる変形例も考えられる。この変形例としては、図26の第10フローチャートでテレビジョン装置10は、ユーザに異常が発生した旨の通知を送信すると(S141)、処理を一旦終了する替わりに、図20、23、24の第4、8、9フローチャートのステップS52、93、113のいずれかの段階へ戻り、ユーザの回答があるまで、テレビジョン装置10で異常時質問画面27が延々と表示されるようにしてよい。
ただし、このように基準回数を超過して(S139:YES)、異常時質問画面27を再表示させるときは、次回以降に第10フローチャートのステップS141に至っても、「ユーザに異常が発生した旨の通知」をサーバ装置2へ送信することは行わないで、第10フローチャートのステップS52の段階へ戻るようにして、何度も無駄に、異常発生の通知がサーバ装置2へ送信されるのを防ぐようにする。なお、上述したように異常時質問画面27を延々と表示させることは、図27〜31の第11〜15フローチャートにおいても適用可能であり、この場合も各フローチャートで示すテレビジョン装置10側で最後に処理を一旦終了する替わりに、図20、23、24の第4、8、9フローチャートのステップS52、93、113のいずれかの段階へ戻ることにより、ユーザの回答があるまで、異常時質問画面27を延々と表示させるようにする。
また、第2実施形態において、図8に示す異常時質問画面27に先行して出力される異常通知の形態は、上述したポップアップ51に限定されるものではなく、ユーザ(人体)が知覚できるような種類の通知であれば、様々な形態が適用可能であり、たとえば、視覚的に知覚できるものであれば、ポップアップ以外にアイコン、ウインドウのような表示物を異常通知として出力してもよく、これら表示物に音声を組み合わせて、組み合わせたものを異常通知にすることも可能である。
さらには、音声のみを異常通知にすることも可能であり、この場合は、上述したポップアップ51のテキスト部分51aの内容を音声で出力すると共に、操作の仕方も音声で出力して、ユーザの対応操作が可能であることを示すことになる。たとえば、「地震発生。安否確認のため、リモコン装置の決定ボタンを押して下さい。」という内容を音声で出力することになる。
また、見守られる人が使用する通信端末装置が、テレビジョン装置10ではなく、スマートフォン又は携帯電話機のようなバイブレーション機能を有するものであれば、異常通知として、バイブレーション機能を起動させる振動出力を適用することも可能である。この場合、ユーザは、振動が生じれば、何らかのキー、スイッチ、又はボタンを操作することで、異常通知に対する操作を行うことになり、さらには、上記のようなバイブレーション機能を有するスマートフォン又は携帯電話機が加速度センサー等を有して、スマートフォン又は携帯電話機をユーザが動かすことを検知できる仕様であれば、振動を生じているスマートフォン又は携帯電話機をユーザが動かすことで、異常通知に対応するユーザ操作にすることも可能である。さらにまた、見守られる人が使用する通信端末装置がLED等より構成される発光部を有するものであれば、この発光部を光らせる又は点滅させることを、異常通知にすることも可能であり、このような発光による異常通知の出力についても、ユーザが何らかのキー、スイッチ、又はボタンを操作することで、異常通知に対する操作を行ったことにすることも可能である。なお、第2実施形態でも、第1実施形態で説明した各種変形例の適用が可能である。
図32は、本発明の第3実施形態に係るユーザ状況確認システムの処理手順の要部を示す第16フローチャートである。本発明の第3実施形態は、上述した第2実施形態で説明したポップアップ等の異常通知に係るデータ(例えば、ポップアップデータのような表示パーツデータ)をテレビジョン装置側で記憶しているのを用いるのではなく、サーバ装置から送られてくるものを用いるようにしたものである。このようにすることで、第3実施形態では、テレビジョン装置等の通信端末装置において、環境の異常事態が生じた場合の内容を、サーバ装置側で制御できるようになり、出力する異常通知の内容を、発生した異常事態の種類に応じたものや、状況に応じたタイムリーなものを提供できるようになる。なお、第3実施形態においても、基本的なシステム構成及びハード構成は上述した第1実施形態と同等であるので、同等である部分については、第1実施形態と同じ符号を用いて、以下、第3実施形態の説明を行う。
第3実施形態のサーバ装置2は、テレビジョン装置2へ送信する異常通知に係るポップアップ用の表示パーツデータ(ポップアップデータ)を大容量記憶システム2g(サーバ記憶手段)に記憶している。記憶されるポップアップデータは複数種類存在すると共に、環境の異常事態の様々な種類に応じた内容のテキスト部分を含む表示パーツデータを随時、オペレータ等により作成されて、大容量記憶システム2gに追加されていくものとする。大容量記憶システム2に記憶又は追加記憶されるポップアップデータに含まれるテキスト部分の例としては、「震度5の地震発生!!」というように、地震の程度を付加した内容や、「高温注意!! 今後さらに気温上昇」というように今後の予報まで付加した内容など、第2実施形態に比べて、より詳細な情報を含ませることが可能になっている。
第3実施形態のポップアップデータには、テキスト部分のデータ及びポップアップ51の描写データ(ボタン51bや、背景部分51c等を描写するためのデータ)の他に、制御文データも含まれている。制御文データの中身としては、ポップアップ51を表示させる時間(表示時間)、次に、ポップアップを表示させるまでの時間(インターバル時間)、及び表示・表示停止を繰り返す回数(繰り返し回数)も含んだもののなっており、これらの数値に従って、表示出力及び出力停止を行う旨を規定したものとなっている。
また、制御文データに含まれる表示時間、インターバル時間、及び繰り返し回数の中で、表示時間及び繰り返し回数は上述した第2実施形態の基準時間(たとえば、5秒から3分程度の範囲で所望の値)及び基準回数(たとえば、1回から15回程度の範囲で所望の回数)と同等な値を用いることが可能である。また、インターバル時間は、図26の第10フローチャートにおけるステップS140の段階の一定時間に応じたものであり、1秒から3分程度の範囲で所望の数値を用いることが可能である。
第3実施形態のポップアップデータは、このデータに基づくポップアップ51をテレビジョン装置10に表示させるために、サーバ装置2が、上述した図20、23、24の第4、8、9フローチャートにおけるステップS61、S101、S120のそれぞれがYESとなる段階のいずれかより処理を開始する。すなわち、サーバ装置2は、テレビジョン装置10からの異常通知信号を受信すると(第4、8、9フローチャートのステップSS61、S101、S120:YES)、大容量記憶システム2gから、受信した異常通知信号で示される異常事態の種類に応じたポップアップデータを読み出し、異常通知信号の送信元のテレビジョン装置10へ、異常通知信号の返信として、読み出したポップアップデータを送信する処理を行うことになる。送信元のテレビジョン装置10の通信アドレスは、異常通知信号と共にサーバ装置2へ送信されてくる装置識別情報及びユーザIDを用いて、ユーザDB3等から特定できるようになっている(第3実施形態のユーザDB3にはテレビジョン装置10の通信アドレスが、ユーザID等に対応付けて格納されているものとする)。大容量記憶システム2gに記憶される見守りサービスプログラムP11は、このような処理をMPU2aが行う旨を規定したプログラム内容になっている。
また、第3実施形態のテレビジョン装置10は、上述したポップアップデータを受信すると、その受信したポップアップデータを用いて、ポップアップ51を表示するようになっており、そのため、テレビジョン装置10の見守りプログラムP2は、メモリ13に記憶しているポップアップデータを読み出すのではなく、受信したポップアップデータに基づき、ポップアップ51を表示する制御を制御部12が行うことを規定している。また、第3実施形態では、第2実施形態と異なり、テレビジョン装置10に、ポップアップデータ、基準時間及び、基準回数をメモリ13に記憶させることは不要である。第3実施形態のテレビジョン装置10は、上述した箇所以外は第1、第2実施形態と同等になっている。
第3実施形態のテレビジョン装置10及びサーバ装置2の連携した処理手順を図32の第16フローチャートに基づき説明する。なお、この第16フローチャートも、図20、23、24の第4、8、9フローチャートのいずれかに追加されるものである。
まず、サーバ装置2は、第4、8、9フローチャートにおいて、テレビジョン装置10からの異常通知信号を受信したことに伴って(第4、8、9フローチャートのステップSS61、S101、S120:YES)、第16フローチャートの処理を開始し、大容量記憶システム2gから、見守りサービスプログラムP11の規定内容に従って、受信した異常通知信号が通知する異常事態の種類に応じたポップアップデータを読み出し(S300)、読み出したポップアップデータを、異常通知信号の送信元の通信アドレスへ送信する(S301)。なお、以降のサーバ装置2が行う処理は、上述した図26〜31の第10〜15フローチャートにおけるS150、S180、S210、S230、S260、S290のいずれかの段階へ進むことになる。
一方、テレビジョン装置10は、サーバ装置2から送信されてきたポップアップデータを受信し(S310)、受信したポップアップデータに基づきポップアップ51を生成し、表示画面10aの右下から、せり上がるようにポップアップ51を表示中の放送映像に重ねて表示出力する(S311)。なお、テレビジョン装置10の以降の処理は、上述した図26〜31の第10〜15フローチャートにおけるポップアップ51に対するユーザ操作の有無の判断段階(S133、S163、S203、S223、S243、S283)へと進むことになるが、基準時間超過に係る判断で用いられる基準時間には、サーバ装置2から送信される表示時間の数値が用いられ、基準回数超過に係る判断で用いられるス基準回数には、サーバ装置2から送信される繰り返し回数の値が用いられ、ステップS140等の段階の一定時間には、サーバ装置2から送信されるインターバル時間の値が用いられることになる。
以上のように、第3実施形態に係るユーザ状況確認システムでは、サーバ装置2側で、ポップアップ51の内容、表示時間、インターバル回数、繰り返し回数を制御でき、ポップアップ51の表示形態を、発生した環境の異常事態の種類、規模、危険度等に応じて多彩にできる点において有効となる。なお、第3実施形態においても様々な変形例が存在し、例えば、サーバ装置2から送信するポップアップデータには、表示時間、インターバル回数、インターバル時間を含ませないで、これらに相当する基準時間、基準回数、一定時間を第2実施形態と同様にテレビジョン装10に記憶させて、処理を進めるようにしてもよい。この変形例の場合では、基準時間、基準回数、一定時間についてはユーザ側で設定可能となるので、ポップアップの表示の仕方はユーザで制御できるメリットがある。また、第3実施形態でも、上述した第1実施形態及び第2実施形態で説明した各種変形例の適用が可能である。
図33は、本発明の第4実施形態に係るユーザ状況確認システムの処理手順の要部を示す第17フローチャートである。本発明の第4実施形態は、上述した第2実施形態及び第3実施形態の各処理を組み合わせてポップアップ等の異常通知を出力するようにしたものであり、異常通知の多様な形態を可能にしたものとなっている。なお、第4実施形態においても、基本的なシステム構成及びハード構成は上述した第1実施形態と同等であるので、同等である部分については、第1実施形態と同じ符号を用いて、以下、第4実施形態の説明を行う。
第4実施形態では、図25(a)(b)に示すポップアップ51の表示内容の一部分をサーバ装置2が記憶すると共に、他部分をテレビジョン装置10が記憶するようになっている。すなわち、ポップアップ51は、まず、テキスト部分51aと、ボタン51b及び背景部分51等の複数の要素を含んでおり、さらに、テキスト部分51aも文章の内容によっては、複数の要素を含む。そのため、サーバ装置2は、ポップアップ51を構成する複数の要素の中で、テキスト部分として、発生する環境の異常事態の種類、規模、危険度等の多様な内容に応じた多様部分のデータを記憶し、一方、複数の要素の中で、テキスト部分51aの定型文、ボタン51bの形状、ボタン51bに係る文言、背景部分51c等の定型的な部分のデータをテレビジョン装置10が記憶する。
例えば、表示すべきポップアップ51のテキスト部分51aが「震度7の地震発生!! 下の通知するボタンを押して下さい。」という内容であれば、前半の「震度7の地震発生!!」という部分が多様部分に相当し、サーバ装置2の大容量記憶システム2gで記憶されるデータとなり、一方、後半の「下の通知するボタンを押して下さい。」という部分は定型部分に該当し、テレビジョン装置10のメモリ13における見守りサービス用表示テーブルT2の中に記憶されるデータとなる。
なお、サーバ装置2には、多様部分のデータとして、「三丁目で火事発生!!」、「高温発生!更に気温上昇の予想!」等のデータ等も、環境の異常事態の発生や予報に応じて適宜生成されて、記憶されている。そして、サーバ装置2の大容量記憶システム2gに記憶されている見守りサービスプログラムP11は、上述した第3実施形態と同様に、上述した多様部分のデータをテレビジョン装置10へ送信する処理を規定する。なお、上述した箇所以外について、第4実施形態のサーバ装置2は第1〜3実施形態と同等なものになっている。
一方、テレビジョン装置10は、上述したテキスト部分51aの定型部分のテキストのデータと、ボタン51b及び背景部分51c等の描写データとを、ポップアップデータの他部分としてメモリ13の見守りサービス用表示テーブルT2(図3参照)の中に記憶する。また、テレビジョン装置10は、基準時間、基準回数等も第2実施形態と同様に、メモリ13に記憶する。さらに、テレビジョン装置10の見守りプログラムP2は、サーバ装置2から送信されてくるポップアップデータの一部分を受信すると、メモリ13からポップアップデータの他部分を読み出して、受信した一部分と読み出した他部分とを組み合わせてポップアップ51を生成して表示出力の制御を制御部12が行うことを規定している。なお、上述した箇所以外について、第4実施形態のテレビジョン装置10は第1〜3実施形態と同等なものになっている。
次に、第4実施形態のテレビジョン装置10及びサーバ装置2の連携した処理手順を図33の第17フローチャートに基づき説明する。なお、この第17フローチャートも、第3実施形態と同様に、図20、23、24の第4、8、9フローチャートのいずれかに追加されるものである。
先ず、サーバ装置2は、第4、8、9フローチャートにおいて、テレビジョン装置10からの異常通知信号を受信したことに伴って(第4、8、9フローチャートのステップSS61、S101、S120:YES)、第17フローチャートの処理を開始し、大容量記憶システム2gから、見守りサービスプログラムP11の規定内容に従って、受信した異常通知信号が通知する異常事態の種類に応じたポップアップデータの一部分を読み出し(S320)、読み出したポップアップデータの一部分を、異常通知信号の送信元の通信アドレスへ送信する(S321)。なお、以降のサーバ装置2が行う処理は、上述した図26〜31の第10〜15フローチャートにおけるS150、S180、S210、S230、S260、S290のいずれかの段階へ進むことになる。
一方、テレビジョン装置10は、サーバ装置2から送信されてきたポップアップデータの一部分を受信し(S330)、このポップアップデータの一部分の受信に応じて、ポップアップデータの他部分をメモリ13から読み出し(S331)、受信した一部分のデータ及び読み出した他部分のデータに基づきポップアップ51を生成し、表示画面10aの右下から、せり上がるようにポップアップ51を表示中の放送映像に重ねて表示出力する(S332)。なお、テレビジョン装置10の以降の処理は、第3実施形態の説明と同様であり、上述した図26〜31の第10〜15フローチャートにおけるポップアップ51に対するユーザ操作の有無の判断段階(S133、S163、S203、S223、S243、S283)へと進む。
以上のように、第4実施形態に係るユーザ状況確認システムでは、サーバ装置2でポップアップ51の多様部分を記憶するので、発生する環境の異常事態の内容等に応じてポップアップ51のテキスト部分51aの一部を様々に変更することができると共に、定型部分はテレビジョン装置10で対応することから確実な表示出力処理を行うことができ、ユーザの注意を引きつけるようにポップアップの内容を多様にした上で、安定した異常通知の出力を確保できる。なお、第4実施形態においても様々な変形例が存在し、例えば、テレビジョン装置10で、基準時間等を記憶させるのではなく、上述した第3実施形態と同様にサーバ装置2からポップアップデータの一部分に含ませて、これらの数値(基準時間、基準回数、及び一定時間に応じた表示時間、インターバル回数、繰り返し回数の値)をテレビジョン装置10へ送信するようにしてもよく、このようにすることで、第3実施形態と同様に、ポップアップ51の表示出力の仕方をサーバ装置側で制御できるようになる。また、第4実施形態でも、上述した第1〜3実施形態で説明した各種変形例の適用が可能である。
本発明は、ユーザが日常的に使用する通信端末装置(例えば、通信機能を具備したテレビジョン装置10)を、見守りサービスを提供するクラウドシステムのサーバ装置2と連携させることで、平常時の見守られる人の監視、及び異常時の各見守られる人の状況を詳細に確認できると共に、一度に多数の見守られる人を遠隔的に確認でき、さらに環境の異常事態が発生した際に見守られる人の安否を迅速に確認できるるという点において好適な利用が可能である。
1 ユーザ状況確認システム
2 サーバ装置
3 ユーザDB
4 平常時回答DB
5 平常時質問DB
6 登録自治体DB
7 異常時質問DB
8 異常時回答DB
10 テレビジョン装置
12 制御部
13 メモリ
19 リモコン装置
19g 決定ボタン
K1 監視者
D1 通信端末
K11、K12 見守る人
D11、D12 携帯通信端末
M1 見守られる人
H1 家屋
NW ネットワーク

Claims (39)

  1. サーバ装置及び通信端末装置を備え、通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報をサーバ装置が受信することで、通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認可能としたユーザ状況確認システムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    環境の異常事態を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    環境の異常事態に係る質問を記憶するサーバ記憶手段と、
    異常通知信号を受信した場合、記憶していた質問を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う送信処理手段と
    を備え、
    前記通信端末装置は更に、
    前記質問を受信した場合、受信した質問を出力する質問出力手段と、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段と
    を備えることを特徴とするユーザ状況確認システム。
  2. 前記サーバ装置は、
    異常通知信号を受信した場合、受信した異常通知信号で通知された異常事態を知らせる旨の異常情報を前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記異常情報を受信した場合、受信した異常情報を出力する異常情報出力手段を備える請求項1に記載のユーザ状況確認システム。
  3. 前記サーバ装置は、
    環境の異常事態を検知する検知手段を備え、
    前記送信処理手段は、前記検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う請求項1又は請求項2に記載のユーザ状況確認システム。
  4. 前記サーバ記憶手段は、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、
    前記送信処理手段は、受信した異常通知信号で通知された異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して送信する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  5. サーバ装置及び通信端末装置を備え、通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報をサーバ装置が受信することで、通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認可能としたユーザ状況確認システムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    環境の異常事態に係る質問を記憶する記憶手段と、
    環境の異常事態を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して出力する質問出力手段と、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段と
    を備えることを特徴とするユーザ状況確認システム。
  6. 前記記憶手段は、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、
    前記質問出力手段は、前記異常検知手段が検知した異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して出力するようにしてある請求項5に記載のユーザ状況確認システム。
  7. 前記通信端末装置は、
    前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    異常通知信号を受信した場合、受信した異常通知信号で通知された異常事態を知らせる旨の異常情報を前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、
    前記通信端末装置は更に、
    前記異常情報を受信した場合、受信した異常情報を出力する異常情報出力手段を備える請求項5又は請求項6に記載のユーザ状況確認システム。
  8. 前記サーバ装置は、
    環境の異常事態に係る質問を記憶するサーバ記憶手段と、
    環境の異常事態を検知する検知手段と、
    前記検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う送信処理手段と
    を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記サーバ装置から質問を受信した場合、受信した質問を出力する質問出力手段と、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段と
    を備える請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  9. 前記サーバ記憶手段は、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、
    前記送信処理手段は、前記検知手段が検知した異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して送信する請求項3又は請求項8に記載のユーザ状況確認システム。
  10. 前記サーバ装置は、
    閾値時間を記憶しており、
    前記質問を送信する処理を行ってからの時間を計測する手段を備え、
    計測した時間が前記閾値時間を超過しない場合で、前記対応情報を受信した場合、前記対応情報の記憶処理を行うようにしており、
    前記対応情報を受信しないで、計測した時間が前記閾値時間を超過した場合、前記質問の回答なしという旨を記憶するようにしてある請求項1、2、3、4、8、又は9のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  11. 前記通信端末装置は、
    閾値時間を記憶しており、
    前記質問を出力してからの時間を計測する手段と、
    計測した時間が前記閾値時間を超過したか否かを比較する手段と
    を備え、
    計測した時間が前記閾値時間を超過しない場合で、前記質問に係る回答を受け付けたとき、前記回答を示す対応情報を送信するようにしてあり、
    前記質問に係る回答を受け付けないで、計測した時間が前記閾値時間を超過した場合、前記質問の回答なしという旨を示す対応情報を送信するようにしてある請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  12. 前記サーバ装置は、
    前記検知手段が異常事態を検知した場合、検知した異常事態を知らせる旨の異常情報を前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記異常情報を受信した場合、受信した異常情報を出力する異常情報出力手段を備える請求項3、8、9のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  13. 前記通信端末装置は、
    前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、前記質問に先行して、ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を出力する先行出力手段と、
    前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付ける操作受付手段と
    を備え、
    前記質問出力手段は、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力するようにしてある請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  14. 前記通信端末装置は、
    前記ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を記憶しており、
    前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、前記先行出力手段は、記憶している前記異常通知を読み出して出力するようにしてある請求項13に記載のユーザ状況確認システム。
  15. 前記サーバ装置は、
    前記ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を記憶しており、
    前記異常通知信号を受信した場合、記憶している前記異常通知を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記異常通知を受信した場合、前記質問に先行して、受信した異常通知を出力する先行出力手段と、
    前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付ける操作受付手段と
    を備え、
    前記質問出力手段は、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力するようにしてある請求項1、2、3、4、7のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  16. 前記異常通知は、複数の要素を含んでおり、
    前記サーバ装置は、
    前記複数の要素の中の一部分を記憶しており、
    前記異常通知信号を受信した場合、記憶している前記一部分を読み出して前記通信端末装置へ送信する処理を行う手段を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記複数の要素の中の他部分を記憶しており、
    前記一部分を受信した場合、記憶している前記他部分を読み出すと共に、受信した前記一部分及び読み出した前記他部分に基づき、前記先行出力手段により前記異常通知を出力するようにしてある請求項15に記載のユーザ状況確認システム。
  17. 前記通信端末装置は、
    前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合、ユーザの対応操作が有った旨を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段を備える請求項13乃至請求項16のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  18. 前記通信端末装置は、
    基準時間を記憶しており、
    前記先行出力手段が異常通知を出力してからの時間が前記基準時間を超過した場合で、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けていないとき、ユーザの対応操作が無い旨を前記サーバ装置へ送信する処理を行う手段を備える請求項13乃至請求項17のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  19. 前記先行出力手段は、異常通知を出力してからの時間が前記基準時間を超過した場合、出力を停止すると共に、停止した出力を再び出力するようにしてある請求項18に記載のユーザ状況確認システム。
  20. 前記通信端末装置は、
    基準時間及び基準回数を記憶しており、
    前記先行出力手段が異常通知を出力してからの時間が前記基準時間を超過した場合で、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けていないとき、ユーザの対応操作が無い旨を前記サーバ装置へ送信する処理を行う送信手段を備え、
    前記先行出力手段は、異常通知を出力してからの時間が前記基準時間を超過した場合、出力を停止すると共に、停止した出力を再び出力するようにしてあり、
    再び出力される前記異常通知に対して、前記操作受付手段が対応操作を受け付けなければ、前記送信手段による前記ユーザの対応操作が無い旨の送信、並びに前記先行出力手段による前記異常通知の出力停止及び再出力を繰り返すようにしており、
    繰り返しに係る回数が前記基準回数を超過した場合、ユーザに異常が発生した旨を前記サーバ装置へ送信する処理を行うようにしてある請求項13乃至請求項17のいずれか1項に記載のユーザ状況確認システム。
  21. サーバ装置が、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報を受信することで、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認するユーザ状況確認方法において、
    前記サーバ装置は、
    環境の異常事態に係る質問を予め記憶しており、
    外部の通信端末装置から送信された異常通知信号を受信した場合、記憶していた質問を読み出して、前記異常通知信号の送信元となる外部の通信端末装置へ送信する処理を行うステップと、
    前記質問の送信に応じて、外部の通信端末装置から送信されてきた前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を受信して記憶するステップと
    を備えることを特徴とするユーザ状況確認方法。
  22. 通信端末装置がユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ送信することで、ユーザの状況を外部で確認できるようにしたユーザ状況確認方法において、
    前記通信端末装置は、
    環境の異常事態を検知する異常検知ステップと、
    前記異常検知ステップで異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を外部のサーバ装置へ送信する処理を行うステップと、
    前記異常通知信号の送信に応じて外部のサーバ装置から送信される環境の異常事態に係る質問を受信した場合、受信した質問を出力する質問出力ステップと、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を外部のサーバ装置へ送信する処理を行うステップと
    を備えることを特徴とするユーザ状況確認方法。
  23. 通信端末装置がユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ送信することで、ユーザの状況を外部で確認できるようにしたユーザ状況確認方法において、
    前記通信端末装置は、
    環境の異常事態に係る質問を予め記憶しており、
    環境の異常事態を検知する異常検知ステップと、
    前記異常検知ステップで異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して出力する質問出力ステップと、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を外部のサーバ装置へ送信する処理を行うステップと
    を備えることを特徴とするユーザ状況確認方法。
  24. 前記通信端末装置は、
    前記異常検知ステップで異常事態を検知した場合、前記質問に先行して、ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を出力するステップを備え、
    前記質問出力ステップでは、前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力する請求項22又は請求項23に記載のユーザ状況確認方法。
  25. 外部の通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報を受信することで、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認可能としたサーバ装置において、
    環境の異常事態に係る質問を予め記憶しており、
    外部の通信端末装置から送信された異常通知信号を受信した場合、記憶していた質問を読み出して、前記異常通知信号の送信元となる外部の通信端末装置へ送信する処理を行う送信処理手段と、
    前記質問の送信に応じて、外部の通信端末装置から送信されてきた前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を受信して記憶する処理を行う手段と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  26. 環境の異常事態を検知する検知手段を備え、
    前記送信処理手段は、前記検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して外部の通信端末装置へ送信する処理を行う請求項25に記載のサーバ装置。
  27. 異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、
    前記送信処理手段は、受信した異常通知信号で通知された異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して送信する請求項25又は請求項26に記載のサーバ装置。
  28. 異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、
    前記送信処理手段は、前記検知手段が検知した異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して送信する請求項26に記載のサーバ装置。
  29. 閾値時間を記憶しており、
    前記質問を送信する処理を行ってからの時間を計測する手段を備え、
    計測した時間が前記閾値時間を超過しない場合で、前記対応情報を受信した場合、前記対応情報の記憶処理を行うようにしており、
    前記対応情報を受信しないで、計測した時間が前記閾値時間を超過した場合、前記質問の回答なしという旨を記憶するようにしてある請求項25乃至請求項28のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  30. ユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ送信することで、ユーザの状況を外部で確認できるようにした通信端末装置において、
    環境の異常事態を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を外部のサーバ装置へ送信する処理を行う手段と、
    前記異常通知信号の送信に応じて外部のサーバ装置から送信される環境の異常事態に係る質問を受信した場合、受信した質問を出力する質問出力手段と、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を外部のサーバ装置へ送信する処理を行う手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  31. ユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ送信することで、ユーザの状況を外部で確認できるようにした通信端末装置において、
    環境の異常事態に係る質問を記憶する記憶手段と、
    環境の異常事態を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して出力する質問出力手段と、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を外部のサーバ装置へ送信する処理を行う手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  32. 前記記憶手段は、異常事態の種類に応じた内容の質問を、異常事態の種類ごとに対応付けて記憶しており、
    前記質問出力手段は、前記異常検知手段が検知し異常事態の種類に対応付けられた質問を読み出して出力するようにしてある請求項31に記載の通信端末装置。
  33. 前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を外部のサーバ装置へ送信する処理を行う手段と、
    前記異常通知信号の送信に応じて、外部のサーバ装置から送信される前記異常事態を知らせる旨の異常情報を受信した場合、受信した異常情報を出力する異常情報出力手段と
    を備える請求項30乃至請求項32のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  34. 閾値時間を記憶しており、
    前記質問を出力してからの時間を計測する手段と、
    計測した時間が前記閾値時間を超過したか否かを比較する手段と
    を備え、
    計測した時間が前記閾値時間を超過しない場合で、前記質問に係る回答を受け付けたとき、前記回答を示す対応情報を送信するようにしてあり、
    前記質問に係る回答を受け付けないで、計測した時間が前記閾値時間を超過した場合、前記質問の回答なしという旨を示す対応情報を送信するようにしてある請求項30乃至請求項33のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  35. 前記異常検知手段が異常事態を検知した場合、前記質問に先行して、ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を出力する先行出力手段と、
    前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付ける操作受付手段と
    を備え、
    前記質問出力手段は、前記操作受付手段が前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力するようにしてある請求項30乃至請求項34のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  36. 通信手段及び環境の異常事態に係る質問を予め記憶した記憶手段を有するサーバコンピュータに、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を示す情報を前記通信手段を用いて受信させることにより、外部の通信端末装置に係るユーザの状況を離隔的に確認できるようにするためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記サーバコンピュータを、
    外部の通信端末装置から送信された異常通知信号を前記通信手段を用いて受信した場合、記憶していた質問を読み出して、前記異常通知信号の送信元となる外部の通信端末装置へ送信する処理を行う手段と、
    前記質問の送信に応じて、外部の通信端末装置から送信されてきた前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を受信して記憶する処理を行う手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  37. 通信手段を有するコンピュータで、ユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信することにより、ユーザの状況を外部で確認できるようにするためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    環境の異常事態を検知する処理を行う手段と、
    異常事態を検知した場合、異常事態を通知する旨の異常通知信号を外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信する処理を行う手段と、
    前記異常通知信号の送信に応じて外部のサーバ装置から送信される質問を前記通信手段を用いて受信した場合、受信した質問を出力する処理を行う質問出力手段と、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を、外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信する処理を行う手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  38. 通信手段及び環境の異常事態に係る質問を記憶した記憶手段を有するコンピュータで、ユーザの状況を示す情報を外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信することにより、ユーザの状況を外部で確認できるようにするためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    環境の異常事態を検知する処理を行う手段と、
    異常事態を検知した場合、記憶していた質問を読み出して出力する処理を行う質問出力手段と、
    前記質問に対するユーザの対応を示す対応情報を、外部のサーバ装置へ前記通信手段を用いて送信する処理を行う手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  39. 前記コンピュータを、
    異常事態を検知した場合、前記質問に先行して、ユーザの対応操作が可能であると共に異常発生の旨を示す異常通知を出力する処理を行う先行出力手段と、
    前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付ける手段として機能させると共に、前記質問出力手段は、前記異常通知に対するユーザの対応操作を受け付けた場合に前記質問を出力する処理を行うようにしてある請求項37又は請求項38に記載のコンピュータプログラム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105825387A (zh) * 2016-04-20 2016-08-03 成都顺势为科技有限公司 一种基于云系统的便捷服务呼叫应答系统
WO2018078864A1 (ja) * 2016-10-31 2018-05-03 株式会社オプティム テレビ遠隔制御システム、テレビ遠隔制御方法及びプログラム
JP2020035056A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 チェックト エルエルシーCHeKT LLC アラーム検証方法
CN112528745A (zh) * 2020-11-10 2021-03-19 广州金域医学检验中心有限公司 目标物检测方法、装置、计算机设备及存储介质

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