JP2014059291A - 繊維状材料で作製された長尺要素の検査方法 - Google Patents

繊維状材料で作製された長尺要素の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】喫煙用品のための長尺要素中に挿入された非繊維状材料のカプセルの品質を決定するために、ロッド形の長尺要素を検査する方法を提供する。
【解決手段】第1の測定可能な物理量及び第2の測定可能な物理量を、同じ長尺要素に沿って相互作用する少なくとも1つのセンサーにより得るステップ;長尺要素中に挿入された芳香をつける添加剤で作製された少なくとも1つカプセルの存在を判定するステップ;カプセルが存在すれば、第1の参照閾値16、17及び第2の参照閾値とそれぞれ比較してカプセルの無損傷を評価するステップを含む。該方法は、第1のプロファイル2及び第2のプロファイルを、長尺要素に沿ってカプセルの理想的参照位置に移動するステップ;第1の参照閾値16、17を第1のプロファイル2の統計的処理により確立するステップ;第2の参照閾値を第2のプロファイルの統計的処理により確立するステップをさらに含む。
【選択図】図9

Description

本発明は、長尺要素(elongated element)中に挿入された非繊維状材料のカプセルの品質を決定するために、長尺要素、特に繊維状材料で作製されたロッド形の長尺要素を検査する方法に関する。
特に、「繊維状素材」という用語により、フィルター材料の繊維は、シガレットフィルターなどの喫煙用品を製造するための1系列か2系列のいずれかの機械において、フィルターのロッドを形成することを意図したフィルター材料(例えばセルロースアセテート)、あるいは、シガレットなどの喫煙用品を製造するためのタバコのロッドを、1系列か2系列のいずれかの機械において形成することを意図したタバコ繊維を意味する。ロッド形の長尺要素は、それ故、シガレット中の連続したフィルターロッド、又はロッド形のフィルターの一部、又は喫煙用品中のフィルターの一部又は連続したタバコのロッド、又はタバコのロッドの一部であってよい。
シガレットは、紙により巻かれて、タバコの燃焼により発生する物質を保持することができるフィルターの部分に接合したタバコの部分を含むタバコ産業の製品の1つである。既にかなり前から、フィルター材料中に、特にその中に浸漬する添加物を組み込んだフィルター部分の製造の提案が知られている。例えば、メントールの場合のように、液体形態で供給されるそのような芳香をつける添加物がカプセル中に含有される。そのようなカプセルは、球形又は細長い形状であり、1種又は複数種の芳香をつける添加物を含有することができる。後者の場合、異なった芳香物質の各々は、カプセルの別の区画で受け入れられる。
カプセルは、機械的作用により、即ち、喫煙用品の消費直前に使用者が押しつぶすことにより破壊することができる。したがって、使用者は、フィルターに芳香がつけられたシガレットを吸うか否か決定することができる。
芳香をつける添加物を含有するカプセルがタバコ繊維と混合された、タバコのロッド部分の作製の提案も知られている。この場合にも、芳香をつける添加物は、液体形態で提供されてマイクロカプセル中に含有されるが、この場合にマイクロカプセルは感熱性の殻を含む。喫煙用品の消費中に、タバコ繊維の燃焼により生じた熱の作用がカプセルの殻を弱体化して、殻は破壊されると、タバコ繊維に浸漬するのに適した芳香物質を放出する。したがって、使用者は、消費の瞬間にだけ芳香が分散される、芳香をつけた喫煙用品の利点を使うことができる。
それ故、非繊維状材料で作製されたカプセルを内部に含む繊維状材料で作製された長尺要素の品質をさらに改善するために、時がたつにつれて、益々洗練された長尺要素を検査する方法が提案されている。特に、繊維状素材中に挿入されたカプセル(単数又は複数)の位置が、必要とされる品質標準に合うことを確認する検査方法が提案されている。検査は、オンラインで、即ち製造される全ての長尺要素の制御により製造中に、又はオンラインで使用される機器より精密であるが時間のかかる測定機器が必要なオフラインで、製造プロセスの終了時にある選択された長尺要素についてだけ行うことができる。本発明者らは、最初に、芳香物質を含有するカプセルが、先験的に確立された基準の位置で、要素の縦方向及び縦軸に対して半径方向の両方に、長尺要素の内側に装入されなければならないことを観察している。各カプセルについて先験的に確立された理想的な基準位置が考慮すると、カプセルが内部に存在して許容される品質のものであると考えられる最小の受容位置と最大の受容位置との間で定義される受容間隔が与えられる。カプセルが存在しても受容間隔の範囲外であれば、長尺要素は品質要件に合わないので、不合格にすべきである。
したがって、各カプセルの存在及び正しい位置取りは、カプセルがセンサーの測定野に入ったときにセンサーが相互作用する、センサーの出力シグナルの変化量として検出される長尺要素の特徴的な性質を検出することができるセンサーにより制御される。そのような変化量は、長尺要素のいくつかの点における「走査」により得られ、典型的には、等距離の取得は、長尺要素の全長にわたり行われる(例えば1mmごと)。これは、連続したロッド若しくはフィルターロッドの部分の場合に、又は連続したタバコのロッド若しくはタバコロッドの部分の場合に、又は、数個の長尺要素が接合して一緒になった複数の部分からなる要素の場合にも適用される。実際、たとえ他の要素と接合していても各々長尺要素の始点と終点を製造中に確定することは、常に可能である。
センサーの数種の異なるタイプが、繊維状材料で作製された長尺要素中のカプセルの存在を特定するために必要とされ、例えば、光学的容量センサー、又はレーザなども、組合せで一緒に使用される。この目的のため、マイクロ波共鳴機も密度及び湿度センサーとして使用可能であることが首尾よく主張され、連続したタバコのロッドの重量を測定するために、製造中に、既に長年使用されてきた。マイクロ波共鳴器により取得された等距離の試料からのフィルターロッドなどの長尺要素の密度を再構成することにより得られたプロファイルは、検出された密度の最大ピークが、フィルターロッド中に存在する各カプセルの位置に存在することを示す。したがって、各カプセルの理想的位置に対する移動の有無又はパーセンテージを、最大密度位置と対応する受容性の間隔とを単に比較することにより特定することが可能である。
それにも拘わらず、理想的位置に対するカプセルの存在/移動は、繊維状素材中の不完全なカプセルの存在が喫煙用品の品質をさらに損なうので、喫煙用品の品質を決定する唯一のパラメータではない。
実際、押しつぶすことにより破壊が可能なカプセルが、カプセルを組み込むフィルター材料の製造プロセス中又は後のカプセルの破壊により、消費の時期に対して早々に芳香物質を放出するならば、フィルター材料は使用者に対して消費の時期に既に芳香をつけたとして提供されるので、使用者は、芳香をつけた喫煙用品を使用するか使用しないか選択することが最早できなくなり得る。同様に、タバコ繊維と混合された感熱性カプセルが喫煙用品の製造プロセスの前又は後に破壊されると、使用者は、喫煙用品の消費の時点で必要な芳香族品質が欠けたタバコを有するであろう。芳香物質は、実際非常に揮発性であるので、喫煙用品は、既に芳香をつけてあるが非常に弱くつけたものとして、使用者に提供されるであろう。
長尺要素に挿入されたカプセルの無損傷を検出するために、その密度に加えてその湿度を検出し、湿度の変化量を参照と比較して確認することが必要とされてきた。実際、カプセルがその中に含まれる液体を繊維状素材中に放出すれば、液体は繊維状素材中に広がって、カプセルを取り巻く繊維状素材の量塊中の湿度の変化量が決定され、その結果として密度の変化量も決定する。フィルターロッドなどの長尺要素の湿度曲線を再構成して得られたプロファイルでは、カプセルが完全ならば各カプセルの位置に、検出された湿度の最大ピークが存在し、それは、不完全なカプセルが存在すれば増大することを示す。
密度プロファイルも、図1及び図2に示した実験によりそれぞれ明確に示されるように、破壊されたカプセルの存在で改変され、図はそれぞれ、第1及び第2の長尺要素、即ち、4つのカプセルを含有するフィルターロッドの密度プロファイル及び湿度プロファイルを示す。
1により、参照の密度プロファイルが、カプセルが完全な第1の長尺要素について示され、2で、カプセル2及び4が破壊された第2の長尺要素の存在で検出される密度プロファイルが示される。
3で、第1の長尺要素の湿度プロファイルが完全なカプセルについて示され、4で、カプセル2及び4が破壊された第2の長尺要素の検出された湿度プロファイルが示される。したがって、例えば、閾値プロファイルとして又は検出されたプロファイルが含まれなければならない所定の幅の閾値帯として境界を決められた対応する参照プロファイルに関して、各カプセルが存在する位置における最大密度又は湿度のピークを比較することにより、各カプセルの無損傷を特定することが可能である。それにも拘わらず、実験的に、カプセルの重量及び寸法につながる繊維状素材の検出可能な特徴の無視できない変り易さが存在することが注目されてきた。例えば、製造バッチに依存して、フィルター材料はアセテート又はトリアセチンの可変量を含有し得る。この可変性のために、フィルター内部の完全なカプセルの密度プロファイルも、寧ろ互いに異なり得る。これら全ては、閾値プロファイル又は許容帯の幅の決定は複雑であることを意味し、それは、1つの製造バッチについて定義された閾値プロファイルは厳格過ぎることがあり(したがって、良好な品質の長尺要素に不合格を押しつける)又は同様な製造バッチに対してさえ、緩やか過ぎる(したがって、不合格とすべき長尺要素を良好な品質とみなす)こともあるからである。
カプセル及び/又は繊維状素材の可変性にも拘わらず、フィルターを正しく検査するという問題を克服するために、WO2011/083406から、オンライン又はオフラインで、連続したロッド又はフィルター部分と相互作用してフィルター材料の内部の成分を検出することができる、複数の異なったタイプの光学的、レーザ容量性、誘導性の又はマイクロ波センサーを組み立てることが知られている。この複数のセンサーのパラメータの構成は、PLC装置の制御システムのライブラリーに貯蔵されており、各製造バッチ又は各ブランドと関連して、そのような構成パラメータは、システムの操作中に変化させて許容される品質であるかそれとも不合格と考えられる濾過要素の数についての統計に対する応答におけるシステムの感度を改善することができる。
構成パラメータの変更は、特に較正手順が必要で、センサーの数種の構成可能なパラメータを必要とし、且つ装置の操作者の介入の必要な可能性があると考えられる複雑なセンサーが考慮される場合には、それは、自動装置における製造中に常に可能とは限らず、装置の停止を必要として、したがって望ましくない様式で装置による製造を低下させることがあることが認められるべきである。しかしながらさらに、フィルター材料及びカプセルの特徴が先験的に知られている製造バッチにおいて、フィルター材料及びカプセル両方の特徴の極端な変わり易さがあると、センサーの構成パラメータの変化はフィルター材料中の不完全なカプセルを決定するのに適しないことがある。既知の検査方法のさらなる問題は、検査がカプセルの破壊後にある程度の時間が経過した後に実施される場合に、不完全なカプセルを含む長尺要素を正しく画定することが可能でないことである。このことは、とりわけ、検査のために選択された長尺要素が、製造してからある程度の時間が経過した後でも検査可能であるオフライン検査で起こる。
実験的に、同じ長尺要素の検査が時間をおいて繰り返された場合に、密度及び湿度プロファイルは再現されないという意味で、検査結果は、検査が実施された時期に依存することが実際に確立されている。これは、添加物の高い揮発性の性質に基づく。図7及び8に、10日後に記録した図1及び2の長尺要素の密度及び湿度プロファイルを示す。特にフィルターロッド中のカプセル2及び4の破壊が誘発されており、破壊の2時間以内の検査結果は図1及び2に、10日後は図7及び8に示す。
長尺要素をカプセルの破壊から短時間経過後に検査すれば(図1及び2)、繊維状素材に含浸している液体は容易に検出可能であるが、それに対して、長尺要素をカプセルの破壊から長時間経過後に検査した場合にはそうではないことが実験的に観察することができる。
図7の密度プロファイル2は、カプセルが破壊される2及び4の位置で、図1で検出された値よりはるかに小さい最大密度値ピークを示す。図8で、実際、湿度プロファイル4は参照プロファイル3と殆ど重なり合う。
長尺要素の性質を、時間をかけて変化させることによる、測定に使用されたセンサーの構成パラメータの改変は、長尺要素中の不完全なカプセルが特定されることを可能にしない。
WO2011/083406
本発明の目的は、繊維状素材中に挿入された非繊維状材料で作製されたカプセルの存在及び無損傷を確認することができて、繊維状素材で作製された長尺要素を検査するための、上で開示した問題を含まず、同時に、開発が容易で且つ費用効果的な方法を案出することである。特に本発明の目的は、検査システムの作動中の期間、測定センサーの同じ構成を保つ検査方法を提供することである。
さらなる目的は、不完全なカプセルが、カプセル破壊の直後及び検査が実施される時期と無関係な破壊の長時間後の両方で測定されることを可能にする検査方法を提供することである。
これらの目的及びさらに他の目的は、請求項1及びその下に並ぶさらなる請求項により確立された、非繊維状材料が挿入された繊維状素材で作製されたカプセルの存在及び無損傷を特定するための非繊維状材料で作製された長尺要素を検査する方法により全て達成される。
本発明は、それらの実施形態を非限定的例により例示する添付図面を参照して、より理解し且つ実行することができる。
図1は、第1及び第2の長尺要素、例えば4つのカプセルを含有する複数部分のフィルターロッドなどの密度プロファイルを示し、ここで、第1の長尺要素が完全なカプセルを有するのに対して第2の長尺要素は破壊されたカプセル2及び4を有する。 図2は、図1で検査された同じ第1及び第2の長尺要素について、図1の密度プロファイルと同時に検出されたそれぞれの湿度プロファイルを示す。 図3は、100本のフィルターロッドの試料を考える、本発明による検査方法により得られた密度プロファイルを示す。 図4は、100本のフィルターロッドの試料を考慮に入れる、図3の密度プロファイルで検出された湿度プロファイルを示す。 図5は、本発明の方法により計算された下限密度プロファイル及び上限密度プロファイルに関連して図1の密度プロファイルを示す。 図6は、本発明の方法により計算された下限湿度プロファイル及び上限湿度プロファイルに関連して図2の湿度プロファイルを示す。 図7は、図1で検査された同じ第1及び第2の長尺要素の密度プロファイルを示し、検査は図1の検査の10日後に実施された。 図8は、図7で検査された同じ第1及び第2の長尺要素の湿度プロファイルを示し、検査は図7の検査と同時に実施された。 図9は、本発明の方法の一実施形態により計算された下限密度プロファイル及び上限密度プロファイルに関連して図1の密度プロファイルを示し、それは取得されたプロファイルの移動を示す。 図10は、本発明の方法の一実施形態により計算された下限湿度プロファイル及び上限湿度プロファイルに関連して図2の湿度プロファイルを示し、それは取得されたプロファイルの移動を規定する。 図11は、プロファイルの移動を考慮せずに計算した下限密度プロファイル及び上限密度プロファイルに関連して図7の密度プロファイルを示す。 図12は、プロファイルの移動を考慮せず計算した下限湿度プロファイル及び上限湿度プロファイルに関連して図8の湿度プロファイルを示す。 図13は、本発明の方法により計算された下限密度プロファイル及び上限密度プロファイルに関連して図7の密度プロファイルを示し、それは取得されたプロファイルの移動を規定する。 図14は、本発明の方法により計算された下限湿度プロファイル及び上限湿度プロファイルに関連して図8の湿度プロファイルを示し、それは取得されたプロファイルの移動を規定する。
喫煙用品のための長尺要素(例示せず)の検査ユニット(例示せず)は、長尺要素と相互作用して少なくとも第1及び第2の測定可能な物理量を検出することができる1以上のセンサーを含む。長尺要素は、前に定義したように、ロッド形であり、第1の「繊維状素材」で作製される。
検査ユニットは、センサーにより又は複数のセンサーにより検出されたシグナル(単数又は複数)を受け取り、シグナルを処理して繊維質要素中に挿入された非繊維状材料で作製された少なくとも1つのカプセルの存在を判定することができる制御デバイスを含む。カプセルは、球形であるか又は細長く、前に定義したメントールのような1種以上の芳香性添加剤を含有する。
特に、第1及び第2の測定可能な物理量によりそれぞれ得ることができる第1及び第2のプロファイルは処理可能である。マイクロ波共鳴器(例示せず)は、決まった幾何学的形態を有し、送信アンテナにより共鳴マイクロ波の場を作り、この場に挿入された材料の性質が受信アンテナにより受け取られる周波数の変化の分析により測定されることを可能にするデバイスである。マイクロ波の場が発射される周波数を変化させて、発射された各周波数で受け取られたパワーを測定して、ピーク値及びピーク高さの半分における応答曲線のバンドの幅を処理することにより、例えば検査にかけられる材料の第1の測定可能な物理量、例えば密度、即ち質量など、及び第2の測定可能な物理量、例えば湿度などを決定することが可能である。マイクロ波共鳴器は、2つの特徴的なパラメータを同時に測定することができる仮想の2つセンサーを備えた測定ユニットであるとみなすことができる。
円筒形のマイクロ波共鳴器は、検査にかけるべき材料を受け入れるための軸方向の穴を有し、それらは、特に、シガレットフィルターを製造するための1系列若しくは2系列の装置で、連続したフィルターロッド若しくはそれらの部分の密度及び湿度を測定するために、又はタバコロッドを製造するための1系列若しくは2系列の装置で、タバコのロッド若しくはそれらの部分の密度及び湿度を測定するために使用される。連続したロッド又は部分は、穴を通して供給されて、検査のためにマイクロ波共鳴器を通る。円筒形の共鳴器は、典型的には、製造中に装置から採取されたフィルター又はタバコのロッドの部分の試料の統計的分析又は品質分析により設計された検査ユニットを含むオフライン装置でも有利に使用することができる。また一方では、異なった幾何学的形態、例えば平坦な幾何学的形態の共鳴器が、中で円筒形の共鳴器が嵩張り過ぎる長尺要素を変形させるための装置の域、例えばドラム中に位置することができて有利である。一般性を失わずに、以下の論議は、マイクロ波共鳴器により第1の測定可能な物理量として得られるべき密度及び第2の測定可能な物理量として得られるべき湿度を提供する検査方法に言及する。それにも拘わらず、マイクロ波共鳴器以外の他のタイプの密度及び湿度のセンサーも、特定の繊維状素材の変化を検出するのにより適するか又は寸法が小さいのでより適当という理由で使用することができ、又は密度若しくは湿度と異なる測定可能なパラメータを検出するためのセンサーも、例えばNIR型光学的センサーも使用することができる。
プロファイル、例えば、長尺要素の検査中にマイクロ波共鳴器から得ることができて、添付図で示した、長尺要素の検査中に光学的センサーにより得ることができる湿度プロファイル(例えば、カプセルの存在は、プロファイル中で最大ではなく最小により明確にされ得る)と異なった形になる湿度プロファイルにも拘わらず、本発明の方法は、センサーのタイプ及び考慮される測定されたパラメータのタイプで比較して不変であることが指摘される。
検査ユニットは、繊維状素材中の長尺要素を検査して長尺要素中に挿入された非繊維状材料のカプセル品質の特徴を決定する本発明の方法を使用する。一般性を失わずに、以下の論議は、オンライン又はオフラインで使用することができる検査方法に言及する。
本発明による検査方法を実施するためのコードを含むプログラムは、検査ユニットと関連して提供され、その場合、このプログラムは検査ユニットそれ自体で実行される。プログラムは、検査ユニット中に保存されている場合、例えば検査ユニットの制御デバイスにより実施され得る。
使用に際して、検査ユニットの作動のステップ中に、カプセルが繊維状素材の内部に存在すれば、カプセルの無損傷などの品質特徴は、第1のプロファイル又は第2のプロファイルを動的に確立されたそれぞれの第1の参照閾値及び第2の参照閾値と比較することにより評価される。第1の参照閾値は、第1のプロファイルの統計的処理により確立され、第2の参照閾値は第2のプロファイルの統計的処理により確立される。第1の及び第2の統計的処理は、所定の数の前に検査された要素により規定された、それに先立つ検査サイクルにより得られたプロファイルで実施される。
したがって、各統計的処理は各検査サイクルの結果に基づいて実施され、検査サイクルの所定の数の検査された長尺要素から得られたプロファイルに基づき、その結果は、その後の検査サイクルで検査される長尺要素のために提供される。
第1のプロファイル及び第2のプロファイルの統計学的処理が未だ利用可能でない検査ユニットのスイッチを一時的に入れている間に、以前の統計分析又は第1及び第2の参照閾値の範囲を決める、先験的な前もって設定されたプロファイルから誘導された検査ユニット中に貯蔵された第1の参照及び第2の参照を提供することが可能である。
カプセルの存在を確認するために、既知の様式で、第1の又は第2のプロファイルが処理されて最大値を確認特定し、その対応する位置は、長尺要素中のカプセルの位置である。カプセルの位置が、最小参照位置と最大参照位置の間の間隔により限定される、理想的参照位置を含む調査域にあれば、カプセルは、以下のような様式で存在する。
式1
カプセルの最大参照位置=理想的参照位置+調査閾値
式2
カプセル最小参照位置=理想的参照位置―調査閾値
したがって、長尺要素の調査域は、第1の又は第2のプロファイルが、カプセルの位置を限定するために処理される域である。
一方、カプセルの位置が受容域の内部に存在して配列されていれば、カプセルは、先験的に確立された仕様にしたがって、カプセルが予め規定された品質基準に合致し得るように位置しなければならない正しい位置に存在する。したがって、この受容域は、調査域の範囲を限定する間隔の内側に含まれるか又はそれと一致する長尺要素の間隔である。製造中に、検査ユニットが自動装置の制御システムに接続されてオンライン制御で作動している場合に、カプセルが対応する予想された受容域の外側にあれば、カプセルを含有する長尺要素は不合格としなければならない。
それにも拘わらず、カプセルが調査域に存在すれば、たとえそれが受容域の外側にあっても、下に示すように、このカプセルは、さらに分析してそれらの無損傷を評価することができる。調査域が受容域と一致すれば、無損傷の分析は、予め規定した品質基準にしたがって存在し且つ位置するカプセルについてのみ実施されることが理解される。
少なくとも図1ないし4に示された密度及び湿度プロファイルは、長尺要素に沿った、密度又は湿度値が最大であり、対応するカプセルの範囲を限定する4箇所の位置を示すことは注目すべきである。
カプセルは、カプセルの縦の軸に対して半径方向に移動することもできる。簡単にするために、半径方向の移動はここでは考慮しない。
長尺要素中のカプセルの存在を決定するために、密度プロファイル及び湿度プロファイル即ち第1の又は第2のプロファイルの両方を区別せずに考慮することが可能である。一般性を失わずに、カプセルの存在の決定は、密度プロファイルのみを処理することにより達成されると考えられる。
各々非繊維状材料で作製された、対応する理想的参照位置が関連するそれぞれのカプセルを含む所定の長さの複数の部分が接合して一緒になった、フィルター24と呼ばれる長さ108mmの長尺要素は、実験によりに検査されてきた。複数の部分を含む長尺要素中に挿入されたカプセルの無損傷の判定は、各カプセルについて、又はカプセルが供給されている長尺要素に沿った対応する調査域又は受容域について繰り返されなければならない。
カプセルが存在して、さらに分析されれば、装置の制御ユニットが、欠陥のあるカプセルを含む長尺要素を、不合格とすることができるような様式で、検査ユニットがライン中にある場合には、必要であれば、検査ユニットは、各カプセルの無損傷などの品質特徴と関連して、品質特徴を装置の制御ユニットの配置で評価する。
本発明者らは、第1の及び第2のプロファイルが、動的に確立されたそれぞれの第1の及び第2の参照閾値と比較されることを既に述べた。第1の参照閾値を第1のプロファイルの統計的処理により確立するために、第1のプロファイルの平均参照プロファイルが確立され、この平均参照プロファイルと、平均参照プロファイルが含まれ、平均参照プロファイルの関数である下限プロファイル及び上限プロファイルにより制限される第1の許容参照帯とが関係づけられる。特に、第1の許容参照帯の下限及び上限プロファイルは、第1のプロファイルの平均参照プロファイル及び第1のプロファイルの標準偏差の両方の関数であり、前に検査されたこの所定の数の長尺要素から、以下の式により計算される。
式3
下限プロファイル=第1のプロファイルの平均参照プロファイル−3×標準偏差
式4
上限プロファイル=第1のプロファイルの平均参照プロファイル+3×標準偏差
第1の密度プロファイルについて前に述べたことは、同じ様式で第2の湿度プロファイルに適用され、それは密度プロファイルと同時に又は別に処理することができる。第2の参照閾値は、この前に検査された所定の数のフィルター要素から得られた第2のプロファイルの平均参照プロファイルを計算する第2のプロファイルの統計により確立される。平均参照プロファイルに係る下限プロファイル及び上限プロファイルにより制限される第2の許容参照帯は、第2のプロファイルの平均参照プロファイルに関連し、それを含む。第2のバンドの下限プロファイル及び上限プロファイルも、平均参照プロファイル及び第2のプロファイルの標準偏差の両方の関数であり、この前に検査された所定の数のフィルター要素から以下の式にしたがって得られる。
式5
下限プロファイル=第2のプロファイルの平均参照プロファイル−3×標準偏差
式6
上限プロファイル=第2のプロファイルの平均参照プロファイル+3×標準偏差
下でさらに説明するように、第1のプロファイルが第1の許容参照帯の中にあり且つ第2のプロファイルが第2の許容参照帯の中にあれば、カプセルは完全である。
図3及び4において、それぞれ第1のプロファイル及び第2のプロファイルに対する第1の参照及び第2の参照についての統計的判定のために検査した長尺要素の所定の数は100である。検査サイクルは、所定の数、即ち100個の長尺要素のプロファイルの検査を含み、各検査サイクルの終了時に、統計的処理により計算されたプロファイルの閾値が前のサイクルで計算された閾値を置き換える。
図3において、密度測定、したがって、第1のプロファイルが参照される。5により、第1のプロファイルの平均参照プロファイルが示される。6により、平均プロファイル+3×標準偏差として得られた上限プロファイルが示される。7により、第1のプロファイルの平均参照プロファイル−3×標準偏差として得られた下限プロファイルが示される。8により、さらに続けて示すような最大のプロファイルが示される。9により、さらに続けて示すような最小のプロファイルが示される。
図4においては、湿度測定、したがって、第2のプロファイルが参照される。10により、第2のプロファイルの平均参照プロファイルが示される。11により、平均プロファイル+3×標準偏差として得られる上限プロファイルが示される。12により、第2のプロファイル−3×標準偏差の平均参照プロファイルとして得られる下限プロファイルが示される。13により、最大のプロファイルが示される。14により、最小のプロファイルが示される。
第1のプロファイルは、第1の測定可能な物理量及び即ち密度を表すシグナルのサンプリングにより得られる。複数の試料のセットがこのように取得され、長尺要素の縦の広がりに沿って内挿されて、第1の密度プロファイルが再構成されることを可能にする。既に述べたことが、第2の測定可能な物理量即ち湿度により得ることができる第2のプロファイルの再構成に、同様に適用される。
第1の及び/又は第2の測定可能な物理量のシグナルのサンプリングは、図において各々mmで示した長尺要素の縦の広がりの及び長尺要素全体に沿って等距離の位置で実施され、第1の及び/又は第2のプロファイルのそれぞれi番目の試料は、長尺要素の対応する縦のi番目の位置に対応する。例えば、検査が製造中にラインで実施され且つ長尺要素が測定センサーに対して前進すれば、サンプリングが等距離の位置で実施されるという条件で、取得は、各装置の周期で又は異なった時間間隔で行うことができる。サンプリングの指令を出すことができる検査ユニットの制御ユニット又は自動装置の制御ユニットは、この制約に関する装置の速度及びサンプリングの瞬間に対する適当な処理を行う。
検査サイクルで検査された多数の要素の全ての取得された試料は、第1のプロファイル及び第2のプロファイル両方のために、検査ユニットに貯蔵される。特に、検査された各k番目の要素について、第1の及び/又は第2のプロファイルの取得された各i番目の試料は、長尺要素の対応するi番目の位置と関連させて貯蔵される。したがって、貯蔵された試料の2次元の表が貯蔵され、検査された各要素「k」及び要素中の試料の位置「i」により順序づけられている。検査サイクルの100本の長尺要素の検査後、貯蔵された試料が処理されて、第1の及び/又は第2のプロファイルの平均参照プロファイルは、このようにして計算することができる。各i番目の位置で、i番目の位置に貯蔵された第1のプロファイル及び/又は第2のプロファイルの全ての検査された要素の「i」の試料から得られるi番目の試料の平均が計算され、及び平均参照プロファイルは、この複数のi番目の試料の平均を内挿することにより再構成される。図3及び図4において、本発明者らは、5により平均参照密度プロファイルが示され、それに対して10により平均参照湿度プロファイルが示されることを、既にそれぞれ述べた。
第1のプロファイル及び/又は第2のプロファイルの標準偏差は、上で既に述べたように、検査サイクルの終了時に計算される。各i番目の位置において、i番目の標準偏差が、i番目の位置に貯蔵された第1のプロファイルの全ての検査された要素のi番目の試料から得られて計算され、標準偏差は、前記複数のi番目の標準偏差を挿入することにより得られる。各検査サイクルの終了時に、各i番目の試料の平均及びi番目の標準偏差が、前のサイクルで計算された偏差を置き換える。
図3及び4の下限プロファイル及び上限密度プロファイル及び湿度プロファイルは、それぞれ7及び6及び12及び11により示され、各i番目の位置について式3ないし6を使用することにより得られ、ここでi番目の試料の平均及びi番目の標準偏差が計算される。図3及び4には、最小密度及び最大密度のそれぞれのプロファイル(9及び8により示される)及び最小湿度及び最大湿度のそれぞれのプロファイル(14及び13で示される)も示され、各々i番目の位置で取得された全ての試料に記録された最小のi番目の値及び最大のi番目の値をそれぞれ考慮に入れることにより得られる。
最小のプロファイル及び最大のプロファイルに関する考察は下で述べる。
前に述べたように、図3及び4のプロファイルは、4つのカプセルを含有する長尺要素に関するが、各カプセルについてのプロファイルの処理も、先験的に確立された仕様にしたがって、カプセルが存在しなければならない長尺要素の域及び/又は許容される位置、即ち調査域及び/又は受容域においてのみ行うことができる。
プロファイルを、長尺要素の縦の広がりの一部の部分でのみサンプリングされる値から再構成することは、それが検査方法の処理速度を増大させるので有利である。この理由で、本発明者らが考慮に入れる図において、密度及び湿度プロファイルは、長尺要素の全長に沿った調査域においてのみ示されている。
図5及び6が示すように、破壊されたカプセル2及び4を含む長尺要素の密度プロファイル2及び湿度プロファイル4は、本発明の方法により計算された許容限界と重なり、特に平均密度プロファイル5及び平均湿度プロファイル10、上限密度プロファイル6及び上限湿度プロファイル11及び下限密度プロファイル7及び下限湿度プロファイル12は、密度プロファイル2及び湿度プロファイル4と重なる。
図5において注目すべきことは、長尺要素は、密度プロファイル2が下限プロファイル7及び上限プロファイル6により特定される参照帯の内側にあるので、完全なカプセル2及び4を有するであろうということである。図6の湿度プロファイルでは、そうではなくて、湿度プロファイルが対応する許容参照帯の内側になくて、少なくとも調査域の一部の部分で外側であるので、カプセル2及び4は完全でないカプセルとして正しく特定される。換言すれば、カプセルが検査された後、完全であるためには、第1のプロファイル及び第2のプロファイルも完全に許容参照帯に含まれなければならない。
たとえ第1の又は第2のプロファイルだけを、カプセルの存在を特定するために分析することができるとしても、無損傷を判定するという目的のためには、第1の及び第2のプロファイルの両方を吟味しなければならないことが観察される。実際、ただ一つの測定可能なパラメータ即ち密度を分析するだけでは、カプセルが誤って完全であるとみなされることがあるであろう。他方、湿度分析はカプセルの不無損傷を正しく特定する。
これまでに述べたことから、完全でないカプセルが長尺要素において非常に簡単に特定されることを可能にする第1の及び第2のプロファイルの統計的処理が注目される。実際、統計的処理により動的に計算された参照帯と関連する第1の閾値プロファイル及び第2の閾値プロファイルは、考慮される長尺要素のタイプに、並びに長尺要素及び/又はカプセルの重量における大きい可変性に常に適合することができる。それ故、所定数の長尺要素の第1の取得サイクル中の最初のサイクル中の一時的な構成を除いて、検査ユニットに供給されて検査されるべき試料の性質に、検査ユニットが自動的に適応することができる限り、オンラインで製造中に、検出センサー又はこれらのセンサーのパラメータを再構成するという手のかかる操作を実施する必要はない。
許容帯の最大及び最小の参照プロファイルは動的に確立され、やはり動的に確立されるプロファイルの平均プロファイルの関数なので、長尺要素の検査は、先験的に予知可能でない各長尺要素の性質、例えば、製造バッチの変化に適合することができる。さらに、製造バッチの仕様が次の製造バッチの仕様に似ていれば似ているほど、検査方法も新しいバッチにより迅速に適合することができるであろう。
オンラインで実施される検査のために、第1の又は第2のプロファイルのみの分析は、完全でないカプセルを完全であると誤判定し得るので、常に2通りの異なる測定可能なパラメータを処理することの重要性を実験的に調べた。
本発明の検査方法をさらに効果的にするために、第1のプロファイル及び第2のプロファイルは、長尺要素に沿ってカプセルの理想的参照位置に移動される。これまでに述べたことと同様に、第1の参照閾値は第1のプロファイル2の統計的処理により確立され、第2の参照閾値は第2のプロファイル4の統計的処理により確立されるが、第1のプロファイル2及び第2のプロファイル4の統計的処理は、前の検査サイクルの移動されたプロファイルについて実施される。
次に、図3及び4の検討に戻ると、図3の最大の平均密度プロファイルの近くに、最大のプロファイル8が、式4により平均プロファイル及び標準偏差の関数として構成されたプロファイル6から一定の間隔をあけて離れていることが注目される。同様に、最大を特定するものと異なった勾配の変化の近くで、最小のプロファイル9は、式3により平均プロファイル及び標準偏差の関数として構成されたプロファイル7から離れている。一方、他の域において、最大のプロファイル8はプロファイル6の近くにあり、最小のプロファイル9はプロファイル7の近くにある。
次に図6の湿度プロファイルを観察すると、やはり、最大のプロファイル13はプロファイル11から一定の間隔で離れており、最小のプロファイル12はプロファイル14からかなりの間隔で離れている。
長尺要素に沿ったカプセルの特定された位置に基づく、攪乱が排除されれば、許容帯の限界のさらに精密な定義が得られ、取得された密度及び/又は湿度プロファイルの形態に影響する。この攪乱を排除するために、第1のプロファイル2及び第2のプロファイル4は、カプセルの特定された位置を、カプセルが参照仕様により位置されているべき理想的参照位置に重ね合わせることにより、移動される。
貯蔵され、移動された各取得プロファイルについて移動を実施し、平均プロファイル及び標準偏差の計算は、最初に得られたプロファイルによってではなく、移動されたプロファイルに基づく。したがって、理想的位置からのプロファイルの移動に基づく可能な攪乱は、統計的処理で排除される。換言すれば、平均プロファイル及び標準偏差の計算は、検査サイクルの終局に、検査サイクル自体の間に得られたプロファイルについて実施され、移動した各プロファイルは理想的位置で再整列されて、それから取得サイクルの終了時に実施される統計的処理のために貯蔵される。
それに反して、第1の物理量及び第2の物理量から得られた第1のプロファイル及び第2のプロファイルは、長尺要素中のカプセルの位置を特定するために取得されたままで使用されるが、前の取得サイクルの間に貯蔵されて移動されたプロファイルの統計的処理により確立された第1の参照閾値及び第2の参照閾値とそれぞれ比較するために移動される。
詳細に述べれば、検査サイクルで検査された各長尺要素について、第1の及び第2のプロファイルが、移動されないプロファイルに関して既に以前例示したように、取得されたi番目の試料により再構成される。したがって、再構成された第1の又は第2のプロファイルにより、長尺要素中におけるカプセルの位置が特定される。
しかしながら、i番目の試料は、カプセルの理想的位置と特定された位置とを一致させるために移動される。移動されたi番目の試料から再構成された第1の及び第2のプロファイルは、前の検査サイクルの移動されたプロファイルから得られた第1の参照閾値及び第2の参照閾値と比較するために使用される。
i番目の試料は、さらに貯蔵される。この様式で、i番目のプロファイルの平均及びi番目の標準偏差は、移動された「i」が開始試料について、式3ないし6にしたがって計算される。実際、検査された各「k」要素及び要素中における試料の位置「i」について順序づけられた試料の2次元の表に、移動されたi番目の試料が貯蔵される。
前に述べたことと同様に、カプセルの存在が予想される調査域又は受容域のみが処理される。
プロファイルの移動後に参照プロファイルが計算された図9及び10をここで検討すると、平均値及び標準偏差を使用して、平均プロファイル15、上限プロファイル16及び下限プロファイル17により再構成された許容帯は、図9の密度プロファイルについて特に言及したように、図5の密度プロファイルと比較して狭いことが注目される。最大のプロファイル及び最小のプロファイルは、それらが上限プロファイル16及び下限プロファイル17と実質的に重なり合うので、示されない。同様に、図10において平均プロファイル20及び上限湿度プロファイル21及び下限湿度プロファイル22は、それらが、最小のプロファイル及び最大のプロファイルとそれぞれ実質的に一致するので、さらに適当である。
図9では、密度プロファイル2が、カプセル2及び4の位置に対して上限プロファイル16及び下限プロファイル17により特定される参照帯の外側にあることがわかる。特に、カプセル4の密度プロファイル2は上限プロファイルと重なり合っている。
それ故、カプセル2及び4は、密度測定によっても完全ではないが、図5及び6を参照して前に述べたように、それらは湿度測定のみによっても完全ではないことが見出されるであろう。
次に図9に示した密度と関連する第1の参照閾値は、プロファイルの移動後の、さらに厳密であるがさらに精密な限界を表す。図6を参照して前に述べた通りに、プロファイルを移動せずに不完全なカプセルを既に正確に特定することができた図10に示した湿度と関連する第2の参照閾値は、益々同様に、カプセル2及び4における無損傷の欠如を指摘する。
それにも拘わらず、本発明の方法は、カプセルの破壊の長時間後に分析された長尺要素が、完全でないカプセルとみなされれば、さらにより有利であることが観察される。
図11及び12は、式3ないし6によるが統計的処理のためのプロファイル移動ステップなしで計算された上限プロファイル(6は密度プロファイル及び11は湿度プロファイルについてのもの)及び下限プロファイル(7は密度プロファイル及び12は湿度プロファイルについてのもの)と重なり合うカプセル破壊の10日後に分析された破壊されたカプセル2及び4を含む長尺要素の密度プロファイル2及び湿度プロファイル4を示す。これらのカプセルは全て、密度プロファイル2及び湿度プロファイル4を両方使用すれば、対応する許容帯に関して完全とみなされたであろうことが注目される。密度プロファイルと対応する参照プロファイルとの比較、湿度プロファイルと対応する参照プロファイルとの比較は、参照プロファイルに対して目立った差は有しないであろう。
カプセル2及び4の不無損傷は検出されなかったであろう。一方、プロファイルの移動を適用することにより、即ち、第1の及び第2のプロファイルを理想的参照位置に移動して、移動されたプロファイルから平均プロファイル及び標準偏差を計算することにより、たとえ長尺要素がカプセルの破壊の10日後に分析されても、破壊されたカプセル2及び4を特定することは可能である。前に述べたことが、図13及び14に示したように実験により確立された。実際、2及び4の位置にあるカプセルの密度プロファイルは限界の外側にあるが、湿度プロファイルは限界の外側に出ることはないことが注目される。密度プロファイルの分析により示されるように、長尺要素は、検査後に不完全なカプセルを含有するとみなされる。
統計的処理及びプロファイルの移動により、第1の参照閾値及び第2の参照閾値を確立して、第1の移動されたプロファイル及び第2の移動されたプロファイルを、それぞれ第1の参照閾値及び第2の参照閾値と比較する本発明のおかげで、検査される長尺要素のタイプに関してだけでなく、検査が実施される時期に関しても検査方法を変形するという問題が解決されることを可能にする非常に感度のよい検査方法を提供することが可能である。この理由で、本発明による検査方法は、オンラインの検査ユニットにおいてだけでなく、とりわけ細長い検査すべき要素を、製造後若干の時間をおいて供給することができるオフラインの検査ユニットにおいても使用することができて有利である。
このことにより、センサーのパラメータの配置に改変を必要とせず、及び検査ユニットが製造バッチの物理的性質を知らされることを必要とせずに、とりわけ長期間にわたっても常に適当な参照プロファイルを得ることが可能になるので、非常に簡単な且つ安価な本発明の検査方法に、大きな信頼性が保証される。
1 カプセルが完全な参照の第1の長尺要素の密度プロファイル
2 カプセル2及び4が破壊された第2の長尺要素の存在で検出される密度プロファイル
3 カプセルが完全な第1の長尺要素の湿度プロファイル
4 カプセル2及び4が破壊された第2の長尺要素の検出された湿度プロファイル
5 第1のプロファイルについて示される密度の平均プロファイル
6 図3における平均プロファイル+3×標準偏差として得られた上限密度プロファイル
7 第1のプロファイルの平均参照プロファイル−3×標準偏差
として得られた下限密度プロファイル
8 図3における最大の密度プロファイル
9 図3における最小の密度プロファイル
10 第2のプロファイルの平均参照プロファイル
11 図4における平均プロファイル+3×標準偏差として得られる上限湿度プロファイル
12 第2のプロファイル−3×標準偏差の平均参照プロファイルとして得られる下限湿度プロファイル
13 図4における最大の湿度プロファイル
14 図4における最小の湿度プロファイル
15 参照密度プロファイル(図1のプロファイル)
16 一実施形態により計算された上限密度プロファイル
17 一実施形態により計算された下限密度プロファイル
20 平均プロファイル
21 上限湿度プロファイル
22 下限湿度プロファイル

Claims (14)

  1. 喫煙用品のための、長尺要素を検査する方法であって、前記要素はロッド状であり、かつ、繊維状素材から作製されており、
    少なくとも第1の測定可能な物理量、例えば密度の第1のプロファイル(2)、及び第2の測定可能な物理量、例えば湿度の第2のプロファイル(4)を、同じ長尺要素に沿って前記長尺要素と相互作用する少なくとも1つのセンサーにより得るステップ;
    前記第1のプロファイル(2)及び前記第2のプロファイル(4)の少なくとも1つを処理して、非繊維状材料、例えば前記長尺要素中に挿入された芳香をつける添加剤で作製された少なくとも1つのカプセルの存在を判定するステップ;
    前記カプセルが存在する場合、前記第1のプロファイル(2)及び前記第2のプロファイル(4)を、それぞれ第1の参照閾値(16、17)及び第2の参照閾値(21、22)と比較して、カプセルの無損傷を評価するステップを含み;
    さらに、
    前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)を前記長尺要素に沿って、前記カプセルの理想的参照位置に移動させるステップ;
    前記機能作動中に前記第1のプロファイル(2)の統計的処理により前記第1の参照閾値(16、17)を確立し、且つ前記第2のプロファイル(4)の統計的処理により前記第2の参照閾値(21、22)を確立するステップ;
    前記第1及び第2の統計的処理を、検査される要素の所定の数により規定される、先立つ検査サイクルの移動されたプロファイルに対してそれぞれ実施するステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第1の参照閾値(16、17)を、前記第1のプロファイル(2)の統計的処理により確立するステップが、
    先立つ検査サイクルにおける前記第1のプロファイル(2)の平均参照プロファイル(15)を計算するステップ、及び
    前記平均参照プロファイル(15)と、前記平均参照プロファイル(15)が含まれ、前記第1のプロファイル(2)の前記平均参照プロファイル(15)の関数として下限プロファイル(17)及び上限プロファイル(16)により境界を決められる第1の許容参照帯(16、17)とを関連づけるステップ;
    を含み、並びに
    その上/任意により、前記第2のプロファイル(4)の統計的処理により前記第2の参照閾値(21、22)を確立するステップが、
    先立つ検査サイクルにおける前記第2のプロファイル(4)の平均参照プロファイル(20)を計算するさらなるステップ、及び
    前記平均参照プロファイル(20)と、前記平均参照プロファイル(20)が含まれ、前記第2のプロファイル(4)の前記平均参照プロファイル(20)の関数として下限プロファイル(22)及び上限プロファイル(21)により境界を決められる前記第2の許容参照帯(21、22)とを関係づけるステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記カプセルの無損傷を評価するステップが、前記第1のプロファイル(2)を前記第1の許容参照帯(16、17)と、及び前記第2のプロファイル(4)を前記第2の許容参照帯(21、22)と比較して、第1のプロファイル(2)がこの第1の許容参照帯(16、17)の内部にあり且つ第2のプロファイルがこの第2の許容参照帯(21,22)の内部にあれば、カプセルは完全であるとすることを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の許容参照帯(16、17)の下限プロファイル(17)及び上限プロファイル(16)が、先立つ検査サイクルにおける前記第1のプロファイル(2)の平均参照プロファイル(15)及び前記第1のプロファイル(2)の標準偏差の、以下の式:
    下限プロファイル=第1のプロファイルの平均参照プロファイル―3×標準偏差;
    上限プロファイル=第1のプロファイルの平均参照プロファイル+3×標準偏差
    による関数である、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記第2の許容参照帯(21、22)の下限プロファイル(22)及び上限プロファイル(21)が、先立つ検査サイクルにおける前記第2のプロファイル(4)の平均参照プロファイル(20)及び前記第2のプロファイル(4)の標準偏差の、以下の式:
    下限プロファイル=第2のプロファイルの平均参照プロファイル−3×標準偏差;
    上限プロファイル=第2のプロファイルの平均参照プロファイル+3×標準偏差
    による関数である、請求項2又は3に記載の方法。
  6. 少なくとも1つのカプセルの存在を判定するために前記第1のプロファイル(2)、又は前記第2のプロファイル(4)を処理するステップが、前記長尺要素中の前記カプセルの位置を特定するステップ;及び
    特に前記カプセルの位置の前記特定が、前記長尺要素における第1のプロファイル(2)、又は第2のプロファイル(4)の最大値をそれぞれ特定するステップを含み、
    前記長尺要素中における最大値に対応する位置が、カプセルの位置に対応し、特定された前記位置を、理想的参照位置を含む最小参照位置及び最大参照位置と比較して、特定された位置が最小参照位置と最大参照位置の間の調査域に含まれればカプセルは存在するとする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)を理想的参照位置に移動するステップが、前記カプセルの特定された位置を理想的参照位置に重ね合わせるステップを含み、及び
    前記第1のプロファイル(2)及び前記第2のプロファイル(4)の統計的処理を、移動されたプロファイルで実施するステップが、先立つ検査サイクルの検査された各長尺要素について、各第1のプロファイル(2)及び/又は各第2のプロファイル(4)を、前記カプセルの特定された位置を理想的参照位置に重ね合わせるように移動して、前記第1のプロファイル及び前記第2のプロファイルの統計的処理を、前記移動されたプロファイルに基づいて実施するステップを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 移動された第1のプロファイル及び移動された第2のプロファイルの各々を保存するさらなるステップ、並びに前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)の前記平均参照プロファイル(15;20)及び/又は前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)の前記標準偏差を、貯蔵され、移動されたプロファイルから計算するステップを含む請求項2に付帯する、又は請求項4又は5に付帯する、請求項7に記載の方法。
  9. 第1のプロファイル(2)及び/又は第2のプロファイル(4)を得るステップが、前記第1の測定可能な物理量の第1のシグナルを得ることができ、第2の測定可能な物理量の第2のシグナルを得ることができる予め定めた複数の試料をそれぞれ取得するステップ、及び
    この予め定めた複数のサンプリングされた値を内挿することにより前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)を再構成するステップを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. このサンプリングを、長尺要素の縦の広がりに沿って予め定めた複数の等距離の位置で実施し、前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2プロファイル(4)の各i番目の試料が、長尺要素の対応するi番目の縦の位置に対応することを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記長尺要素中における前記カプセルの位置を特定するステップ、前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2の再構成されたプロファイル(4)を、カプセルの特定された位置を理想的位置に重ね合わせることにより移動するステップをさらに含み;
    検査サイクルの各k番目の検査された要素について、前記長尺要素の対応するi番目の位置と関連する、前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)の、取得され及び移動されたi番目の各試料を保存するステップをさらに含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 先立つ検査サイクルにおける前記第1のプロファイル(2)の平均参照プロファイル(15)及び/又は前記第2のプロファイル(4)の平均参照プロファイル(20)を計算するステップが、各i番目の位置において、i番目の位置に貯蔵された前記第1のプロファイル(2)又は前記第2のプロファイル(4)のi番目の移動された試料から得られた前記第1のプロファイル(2)又は前記第2のプロファイル(4)の平均のi番目の試料を計算するステップ、及び
    前記平均参照プロファイル(15、20)を、先立つ検査サイクルにおける移動された前記第1のプロファイル(2)又は前記第2のプロファイル(4)のi番目の試料から得られたこの複数の平均のi番目の試料を内挿することにより再構成するステップを含む、請求項2に付帯する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)の標準偏差の計算が、各i番目の位置において、前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)のi番目位置に貯蔵されたi番目の移動された試料から得られる前記第1のプロファイル及び/又は前記第2のプロファイルのi番目の標準偏差を計算して、前記第1のプロファイル及び/又は前記第2のプロファイルの標準偏差を、先立つ検査サイクルにおいて移動された前記第1のプロファイル(2)及び/又は前記第2のプロファイル(4)の標準偏差のこの複数のi番目試料を内挿することにより再構成することを含む、請求項4、又は請求項5に付帯する請求項11に記載の方法。
  14. 要素がロッド形であり、繊維状素材で作製された喫煙用品のための長尺要素の検査ユニットであって、
    第1のプロファイル及び第2のプロファイルがそれからそれぞれ得られる第1の測定可能な物理量及び第2の測定可能な物理量であり、繊維状要素中に挿入された非繊維状材料、例えば芳香をつける添加剤の少なくとも1つのカプセルの存在を決定するために、検査ユニットの制御デバイスにより処理され得る、第1の測定可能な物理量及び第2の測定可能な物理量の1以上を検出するセンサーを含む、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の検査方法を使用する検査ユニット。
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