JP2014058375A - 倉庫制御装置、倉庫制御システム、倉庫制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】製品等の生産完了により不要となった部品等を倉庫の格納棚から自動的に出庫し、棚卸等の管理が不要となる倉庫制御装置等を提供する。
【解決手段】倉庫制御装置13は、生産ライン15での完成品の生産完了後に、完成品の生産に必要な構成品9を格納する格納棚5から、完成品の生産完了により不要となった構成品9を出庫する制御を行う。倉庫制御装置13は、完成品と完成品の生産に必要な構成品9の情報とを対応付けた完成品構成情報、格納棚5に格納している構成品9の在庫数を示す構成品在庫情報等を参照し、生産完了した完成品に対応する、格納棚5の構成品9を不要とする。そして、必要に応じて出庫の承認を受付けて、構成品9の格納棚5における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の構成品9を格納棚5から出庫する制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】倉庫制御装置13は、生産ライン15での完成品の生産完了後に、完成品の生産に必要な構成品9を格納する格納棚5から、完成品の生産完了により不要となった構成品9を出庫する制御を行う。倉庫制御装置13は、完成品と完成品の生産に必要な構成品9の情報とを対応付けた完成品構成情報、格納棚5に格納している構成品9の在庫数を示す構成品在庫情報等を参照し、生産完了した完成品に対応する、格納棚5の構成品9を不要とする。そして、必要に応じて出庫の承認を受付けて、構成品9の格納棚5における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の構成品9を格納棚5から出庫する制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、製品等の生産完了後、残った部品等の出庫を制御する倉庫制御装置、倉庫制御システム、倉庫制御方法、プログラムに関する。
従来、自動倉庫制御システムとして、格納棚から生産ラインへの部品の供給を自動的に行うものが知られている。その例が特許文献1の自動倉庫制御システムである。このシステムは、生産計画等に基づいて、生産ラインにおける製品の生産に必要な部品の供給を自動的に行うものである。
しかしながら、特許文献1の自動倉庫制御システムでは、生産ラインへの部品の供給は自動的に行うことができるが、生産完了後に、それまで供給されずに残った部品は格納棚に保管され続ける。
従って、倉庫内の空棚の数が少なくなり、新たな部品の入庫ができなくなる恐れがある。このような場合、空棚を確保するためには、作業者が定期的に棚卸等の管理を行う必要があり、管理負担が大きいという問題があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、製品等の生産完了により不要となった部品等を倉庫の格納棚から自動的に出庫し、棚卸等の管理が不要となる倉庫制御装置等を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、完成品の生産に必要な構成品を格納する格納棚から、前記構成品を出庫する制御を行う倉庫制御装置であって、完成品の生産完了後、完成品と前記完成品の生産に必要な構成品の情報とを対応付けた完成品構成情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応する、前記格納棚の構成品を出庫対象と判定する判定手段と、構成品の前記格納棚における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の前記構成品を前記格納棚から出庫する制御を行う出庫手段と、を具備することを特徴とする倉庫制御装置である。
本発明では、上記のようにして、完成品の生産完了により不要となった構成品を倉庫の格納棚から自動的に出庫できるので、格納棚の空棚を自動的に確保することができ、作業者による棚卸等の管理が不要となり管理負担を軽減できる。
前記判定手段は、前記格納棚に格納している構成品の在庫数を示す構成品在庫情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応し、前記在庫数が1以上の構成品を出庫対象と判定することが望ましい。
これにより、格納棚にあるが完成品の生産完了により不要となった構成品を出庫対象として好適に判定できる。
これにより、格納棚にあるが完成品の生産完了により不要となった構成品を出庫対象として好適に判定できる。
前記判定手段は、出庫に承認を要することを予め設定されている構成品については、出庫の承認を受付けた場合に限り、出庫対象と判定することが望ましい。
このように、出庫対象の構成品を判定する際に作業者等による承認を条件とすることで、構成品の出庫に関して柔軟な制御が可能になる。
このように、出庫対象の構成品を判定する際に作業者等による承認を条件とすることで、構成品の出庫に関して柔軟な制御が可能になる。
前記判定手段は、出庫を行わないことを予め設定されている構成品については、出庫対象と判定しないことが望ましい。
これによって、異なる複数の品目の完成品の生産において必要となる汎用性のある構成品や、生産予定のある別の品目の完成品の生産に必要な構成品などについて、出庫しないことを予め設定することにより、構成品の出庫に関して柔軟な制御が可能になる。
これによって、異なる複数の品目の完成品の生産において必要となる汎用性のある構成品や、生産予定のある別の品目の完成品の生産に必要な構成品などについて、出庫しないことを予め設定することにより、構成品の出庫に関して柔軟な制御が可能になる。
第2の発明は、完成品の生産に必要な構成品を格納する格納棚と、前記構成品を出庫する制御を行う倉庫制御装置とによる倉庫制御システムであって、前記倉庫制御装置は、完成品の生産完了後、完成品と前記完成品の生産に必要な構成品の情報とを対応付けた完成品構成情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応する、前記格納棚の構成品を出庫対象と判定する判定手段と、構成品の前記格納棚における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の前記構成品を前記格納棚から出庫する制御を行う出庫手段と、を具備することを特徴とする倉庫制御システムである。
第3の発明は、完成品の生産に必要な構成品を格納する格納棚から、前記構成品を出庫する制御を行う倉庫制御方法であって、倉庫制御装置が、完成品の生産完了後、完成品と前記完成品の生産に必要な構成品の情報とを対応付けた完成品構成情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応する、前記格納棚の構成品を出庫対象と判定するステップと、構成品の前記格納棚における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の前記構成品を前記格納棚から出庫する制御を行うステップと、を実行することを特徴とする倉庫制御方法である。
第4の発明は、完成品の生産に必要な構成品を格納する格納棚から、前記構成品を出庫する制御を行う倉庫制御装置を、完成品の生産完了後、完成品と前記完成品の生産に必要な構成品の情報とを対応付けた完成品構成情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応する、前記格納棚の構成品を出庫対象と判定する判定手段と、構成品の前記格納棚における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の前記構成品を前記格納棚から出庫する制御を行う出庫手段と、して機能させるためのプログラムである。
本発明により、製品等の生産完了により不要となった部品等を倉庫の格納棚から自動的に出庫し、棚卸等の管理が不要となる倉庫制御装置等を提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(倉庫制御システム1の構成)
図1は、第1の実施形態に係る倉庫制御システム1の概要を示す図である。この倉庫制御システム1は、製品等の生産時に必要な部品等を倉庫の格納棚から生産ラインへ自動供給するとともに、生産完了時には、不要となった部品等を自動的に出庫して空棚を確保し、棚卸に係る作業者の管理負担を軽減するものである。
(倉庫制御システム1の構成)
図1は、第1の実施形態に係る倉庫制御システム1の概要を示す図である。この倉庫制御システム1は、製品等の生産時に必要な部品等を倉庫の格納棚から生産ラインへ自動供給するとともに、生産完了時には、不要となった部品等を自動的に出庫して空棚を確保し、棚卸に係る作業者の管理負担を軽減するものである。
図1に示すように、倉庫制御システム1は、倉庫3、端末装置11、倉庫制御装置13、生産ライン15、生産管理装置17等から構成される。
倉庫3は、格納棚5、入出庫口7、構成品9等を有する。
格納棚5は複数の棚を有し、各棚に構成品9を格納する。
入出庫口7は、生産ライン15に供給する構成品9や、格納棚5から出庫する不要となった構成品9、あるいは格納棚5に入庫する構成品9などを一時配置するスペースである。
構成品9は、生産ライン15で生産される完成品を構成する部分であり、完成品を生産するために必要となる。完成品は、例えば各種の製品である。構成品9には、完成品である製品を生産するために必要な、部品あるいは複数の部品を組み立てた半製品などが含まれる。
入出庫口7は、生産ライン15に供給する構成品9や、格納棚5から出庫する不要となった構成品9、あるいは格納棚5に入庫する構成品9などを一時配置するスペースである。
構成品9は、生産ライン15で生産される完成品を構成する部分であり、完成品を生産するために必要となる。完成品は、例えば各種の製品である。構成品9には、完成品である製品を生産するために必要な、部品あるいは複数の部品を組み立てた半製品などが含まれる。
倉庫制御装置13は、生産ライン15で管理される生産計画や、生産ライン15での生産進行状況等に従って、スタッカクレーンなどの入出庫装置(不図示)を制御し、格納棚5の構成品9の生産ライン15への供給、不要となった構成品9の出庫、あるいは構成品9の格納棚5への入庫などを行う。
図2は、倉庫制御装置13のハードウエア構成図である。尚、図2のハードウエア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
図に示すように、倉庫制御装置13は、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、通信部25等がバス26を介して接続されて構成されたコンピュータ等で実現できる。
制御部21は、CPU(Central
Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
CPUは、記憶部22、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス26を介して接続された各部を駆動制御し、倉庫制御装置13が行う後述する処理を実現する。ROMは、不揮発性メモリであり、プログラムやデータ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部22、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部21が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部22は、HDD(ハードディスクドライブ)やフラッシュメモリ等であり、制御部21が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ等が格納される。プログラムは、CPUにより必要に応じて読み出されてRAMに移され、各種の手段として実行される。
入力部23は、データの入力を行い、例えば、タッチパネル、キー等の入力装置を有する。入力部23を介して、倉庫制御装置13に対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部24は、液晶パネル等のディスプレイ装置、およびディスプレイ装置と連携して表示機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
表示部24は、液晶パネル等のディスプレイ装置、およびディスプレイ装置と連携して表示機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
通信部25は、ネットワーク等を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、他の装置等と通信を行う。
バス26は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
バス26は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
図1の説明に戻る。生産ライン15は、生産管理装置17により管理される生産計画等に従って、倉庫3の格納棚5から供給される構成品9を使用して完成品を生産する。
端末装置11は、構成品9の供給数や生産ライン15での完成品の生産数、あるいは完成品の生産を完了したことを示す生産完了情報など、完成品の生産進行状況を生産ライン15から取得する。端末装置11は、これらの情報を取得すると、倉庫制御装置13と生産管理装置17に送信する。
生産管理装置17は、予め定められた生産計画等に沿って生産ライン15や倉庫制御装置13等の制御を行うことで、構成品9の供給数や生産ライン15での完成品の生産数など、生産ライン15での生産進行状況を管理するものである。
なお、端末装置11や生産管理装置17は、図2で説明したものと同様のハードウエア構成を有するコンピュータ等で実現できる。
次に、図3を参照して倉庫制御装置13の機能構成について説明する。
図に示すように、倉庫制御装置13は、判定手段71、出庫手段72を有し、完成品構成情報31、構成品在庫情報32、構成品位置情報33、構成品情報34等を記憶部22に格納する。
判定手段71は、生産ライン15における完成品の生産完了後、端末装置11から生産完了情報を取得して、完成品構成情報31、構成品在庫情報32、構成品情報34等を参照し、出庫対象の構成品9を判定するものである。
出庫手段72は、構成品位置情報33を参照し、判定手段71で出庫対象とされた構成品9の出庫を制御するものである。
完成品構成情報31は、生産ライン15において完成品を生産するために必要となる構成品9の情報を登録したものである。
図4に完成品構成情報31の一例を示す。図に示すように、完成品構成情報31は、完成品品目41、構成品品目42、必要量43等を有する。
完成品品目41は、生産ライン15で生産する完成品の品目名である。
構成品品目42は、完成品の生産に必要となる構成品9の品目名である。
必要量43は、所定数の完成品の生産に必要となる構成品9の数である。
構成品品目42は、完成品の生産に必要となる構成品9の品目名である。
必要量43は、所定数の完成品の生産に必要となる構成品9の数である。
図の完成品構成情報31では、所定数の完成品Aを生産するために、構成品a1が20単位、a2が30単位、A’が20単位必要であることが示されている。また、所定数の完成品Bを生産するためには、構成品b1が20単位、b2が20単位、x1が50単位、B’が10単位必要であることが示されている。また、所定数の完成品Cを生産するためには、構成品c1が40単位、c2が10単位必要であることが示されている。
なお、図において構成品a1、a2、b1、b2、x1、c1、c2はそれぞれ部品を示し、構成品A’、B’は、それぞれ半製品を示す。
図3に示す構成品在庫情報32は、倉庫3の格納棚5に格納されている構成品9の在庫数を記録するものである。
図5に構成品在庫情報32の一例を示す。図に示すように、構成品在庫情報32は、構成品品目42、在庫数51等を有する。
構成品品目42は、構成品9の品目名であり、完成品構成情報31の構成品品目42と同様である。
在庫数51は、構成品品目42の構成品9の在庫の数である。
在庫数51は、構成品品目42の構成品9の在庫の数である。
図3に示す構成品位置情報33は、構成品9が格納されている格納棚5の位置情報を記録するものである。
図6に構成品位置情報33の一例を示す。図に示すように、構成品位置情報33は、構成品ID61、構成品品目42、棚番号62等を有する。
構成品ID61は、構成品9を一意に識別する識別情報である。
構成品品目42は、構成品9の品目名であり、完成品構成情報31の構成品品目42と同様である。
棚番号62は、構成品9を格納する各格納棚5を一意に識別する情報である。
構成品品目42は、構成品9の品目名であり、完成品構成情報31の構成品品目42と同様である。
棚番号62は、構成品9を格納する各格納棚5を一意に識別する情報である。
上記のような構成品在庫情報32あるいは構成品位置情報33の内容は、生産ライン15での生産進行状況に応じて刻々と変化する。そのため、本実施形態では、端末装置11を介して倉庫制御装置13に入力される生産ライン15の生産進行状況に基づいてこれらの情報を随時更新し、常に最新の情報を保持するようにしておく。
図3に示す構成品情報34は、構成品9の出庫に関する情報を登録したものである。
図7に構成品情報34の一例を示す。図に示すように、構成品情報34は、構成品品目42、承認フラグ63等を有する。
構成品品目42は、構成品9の品目名であり、完成品構成情報31の構成品品目42と同様である。
承認フラグ63は、構成品品目42の構成品9の出庫時に承認を要するかどうかを予め設定したフラグ情報である。
承認フラグ63は、構成品品目42の構成品9の出庫時に承認を要するかどうかを予め設定したフラグ情報である。
(倉庫制御システム1の処理の流れ)
次に、図8を参照して倉庫制御システム1における出庫処理の流れについて説明する。図8は、出庫処理時の倉庫制御装置13の処理手順を示したフローチャートである。
次に、図8を参照して倉庫制御システム1における出庫処理の流れについて説明する。図8は、出庫処理時の倉庫制御装置13の処理手順を示したフローチャートである。
本実施形態では、生産ライン15において、ある品目の完成品の生産が完了すると、生産ライン15から端末装置11に生産完了情報が送られる。生産完了情報は、生産完了した完成品の品目名(完成品品目41)を含んでいる。
ここでは、完成品品目41が「A」である完成品(図4等参照)を所定数生産し、生産完了したものとする。端末装置11は、倉庫制御装置13ならびに生産管理装置17へと生産完了情報を送信する。
倉庫制御装置13の制御部21は、端末装置11から生産完了情報を取得すると、完成品構成情報31(図4)を参照し、生産完了した完成品の完成品品目41に対応する全ての構成品品目42を読み込む(S101)。
次いで、倉庫制御装置13は、構成品在庫情報32(図5)を参照し、S101で読み込んだ各構成品品目42の構成品9の在庫数51を読み込む(S102)。
そして、倉庫制御装置13は、各構成品品目42の構成品9の在庫数51について、「0」であるか判定する(S103)。
在庫数51が「0」である構成品品目42の構成品9(S103:Yes)は、格納棚5にないので、出庫の必要はなくそのまま処理を終了する。
一方、在庫数51が1以上である構成品品目42の構成品9(S103:No)は、格納棚5にあるが、完成品の生産完了により不要となったものである。本実施形態では、在庫数51が1以上である構成品品目42について、さらに構成品情報34(図7)を参照し、承認フラグ63が「ON」であるか判定する(S104)。
承認フラグ63が「OFF」である場合(S104:No)、倉庫制御装置13は、その構成品品目42の構成品9を、出庫対象の構成品9であるとし、そのまま後述するS106以降の処理に移る。
一方、承認フラグ63が「ON」である場合(S104:Yes)、その構成品品目42の構成品9を出庫するには承認が必要である。倉庫制御装置13は、作業者等の端末(不図示)もしくは倉庫制御装置13の表示部24上に承認画面を表示させ、作業者等に対し出庫の承認を要求する。
図9に承認画面の一例を示す。図に示す承認画面100では、承認ボタン101および拒否ボタン102と、完成品Aの生産完了後に在庫として格納棚5に残った、完成品Aに対応する構成品9の品目名および在庫数が表示される。
承認画面100に表示されている構成品9を出庫する場合は、承認ボタン101を選択し、出庫を承認する。出庫しない場合は拒否ボタン102を選択する。倉庫制御装置13は、これらの承認可否の選択を受付ける。
なお、図9の承認画面100は、完成品Aに対応する部品a1および半製品A’の出庫の承認を一括して行う例であるが、これらの構成品9の出庫の承認は個々に行えるようにしてもよい。
倉庫制御装置13は、出庫が承認されなかった場合(S105:No)、出庫処理を行わずそのまま処理を終了する。
一方、倉庫制御装置13は、出庫の承認を受付けた場合(S105:Yes)、その構成品品目42の構成品9を出庫対象とする。
以上のS101〜S105により、倉庫制御装置13が、格納棚5にあるが完成品の生産完了によって不要となった出庫対象の構成品9の構成品品目42を判定する。次いで、倉庫制御装置13は、構成品位置情報33(図6)を参照し、出庫対象の構成品品目42の構成品9が格納されている格納棚5の棚番号62を全て読み込む(S106)。
そして、スタッカクレーン等の入出庫装置に対し、S106で読み込んだ各棚番号62の格納棚5にある構成品9の出庫指示を出力する(S107)。入出庫装置は、この出庫指示に従って、構成品9を入出庫口7まで搬送し、出庫する。
以上説明したように、本実施形態の倉庫制御システム1では、完成品の生産完了により不要となった構成品9を倉庫3の格納棚5から自動的に出庫できるので、格納棚5の空棚を自動的に確保することができ、作業者による棚卸等の管理が不要となり管理負担を軽減できる。
また、出庫対象の構成品9の判定の際には、構成品在庫情報32を参照し、生産完了した完成品に対応し、在庫数51が1以上の構成品品目42の構成品9を出庫対象とするので、格納棚5にあるが完成品の生産完了により不要となった構成品9を出庫対象として好適に判定できる。
また、承認フラグ63の設定によって、構成品9を出庫対象とする際に作業者等による承認を条件とすることができ、構成品9の出庫に関して柔軟な制御が可能になる。
なお、本実施形態では、生産ライン15で生産する完成品を製品としたが、完成品は生産ライン15で生産するものであればよく、例えば半製品である場合もある。この場合、構成品9としては、半製品を生産するために必要な、部品あるいは半製品などが含まれる。
その他、本発明は第1の実施形態で説明したものに限ることはない。例えば、承認フラグ63以外にも、構成品9の品目に応じて様々な情報を設定することで、より柔軟な出庫制御が可能になる。以下その例を第2の実施形態として説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と異なる点について主に説明し、同様の点については説明を省略する。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、構成品9の品目に応じて、完成品の生産完了時に出庫しないものを定めておく例である。例えば、異なる複数の品目の完成品の生産時において、共通して使用されるような汎用性のあるネジ等の構成品9であれば、ある品目の完成品の生産完了後に在庫があっても、その他の品目の完成品の生産時に使用できるため問題とはならないこともあるので、出庫しないでおくことが望ましい。
第2の実施形態は、構成品9の品目に応じて、完成品の生産完了時に出庫しないものを定めておく例である。例えば、異なる複数の品目の完成品の生産時において、共通して使用されるような汎用性のあるネジ等の構成品9であれば、ある品目の完成品の生産完了後に在庫があっても、その他の品目の完成品の生産時に使用できるため問題とはならないこともあるので、出庫しないでおくことが望ましい。
そのため本実施形態では、図10に示すように、構成品情報34のなかで出庫の可否を定めた出庫禁止フラグ64の項目を更に設けておく。そして、その値を、生産完了時に出庫を許可しない場合「ON」とし、許可する場合「OFF」とする。図の例では、部品x1が上記のような汎用性のある部品であり、出庫禁止フラグ64の値が「ON」とされている。
次に、第2の実施形態における出庫処理の流れについて、図11を参照して説明する。
図に示すように、本実施形態では、S204において上記の出庫禁止フラグ64を参照し、生産完了した完成品に対応し、かつ在庫数51が1以上である構成品品目42の構成品9が出庫可能か否かを判定する。その他のS201〜S203、S205〜S208の処理は、第1の実施形態で説明したS101〜S103、S104〜S107の処理と同様であるので、説明を省略する。
S204では、出庫禁止フラグ64が「OFF」の場合(S204:No)、S205以降の処理に移り前記のS104〜S107と同様の処理を行う。一方、出庫禁止フラグ64が「ON」の場合(S204:Yes)、その構成品品目42の構成品9は汎用性があり異なる品目の完成品の生産時にも使用できるので、出庫は行わず処理を終了する。
以上説明した第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。加えて、汎用性のある構成品9については、出庫をしないことを予め定めておくことで、さらに柔軟な出庫制御が可能になる。
なお、出庫禁止フラグ64は、上記のような汎用性の有無により設定するものに限らない。例えば、生産ライン15の生産計画を参照して、生産予定のある別の品目の完成品の生産に必要な構成品9であれば、出庫禁止フラグ64を「ON」とするようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:倉庫制御システム
3:倉庫
5:格納棚
7:入出庫口
9:構成品
11:端末装置
13:倉庫制御装置
15:生産ライン
17:生産管理装置
31:完成品構成情報
32:構成品在庫情報
33:構成品位置情報
34:構成品情報
41:完成品品目
42:構成品品目
43:必要量
51:在庫量
62:棚番号
63:承認フラグ
64:出庫禁止フラグ
71:判定手段
72:出庫手段
100:承認画面
3:倉庫
5:格納棚
7:入出庫口
9:構成品
11:端末装置
13:倉庫制御装置
15:生産ライン
17:生産管理装置
31:完成品構成情報
32:構成品在庫情報
33:構成品位置情報
34:構成品情報
41:完成品品目
42:構成品品目
43:必要量
51:在庫量
62:棚番号
63:承認フラグ
64:出庫禁止フラグ
71:判定手段
72:出庫手段
100:承認画面
Claims (7)
- 完成品の生産に必要な構成品を格納する格納棚から、前記構成品を出庫する制御を行う倉庫制御装置であって、
完成品の生産完了後、完成品と前記完成品の生産に必要な構成品の情報とを対応付けた完成品構成情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応する、前記格納棚の構成品を出庫対象と判定する判定手段と、
構成品の前記格納棚における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の前記構成品を前記格納棚から出庫する制御を行う出庫手段と、
を具備することを特徴とする倉庫制御装置。 - 前記判定手段は、
前記格納棚に格納している構成品の在庫数を示す構成品在庫情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応し、前記在庫数が1以上の構成品を出庫対象と判定することを特徴とする請求項1記載の倉庫制御装置。 - 前記判定手段は、
出庫に承認を要することを予め設定されている構成品については、出庫の承認を受付けた場合に限り、出庫対象と判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の倉庫制御装置。 - 前記判定手段は、
出庫を行わないことを予め設定されている構成品については、出庫対象と判定しないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の倉庫制御装置。 - 完成品の生産に必要な構成品を格納する格納棚と、前記構成品を出庫する制御を行う倉庫制御装置とによる倉庫制御システムであって、
前記倉庫制御装置は、
完成品の生産完了後、完成品と前記完成品の生産に必要な構成品の情報とを対応付けた完成品構成情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応する、前記格納棚の構成品を出庫対象と判定する判定手段と、
構成品の前記格納棚における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の前記構成品を前記格納棚から出庫する制御を行う出庫手段と、
を具備することを特徴とする倉庫制御システム。 - 完成品の生産に必要な構成品を格納する格納棚から、前記構成品を出庫する制御を行う倉庫制御方法であって、
倉庫制御装置が、
完成品の生産完了後、完成品と前記完成品の生産に必要な構成品の情報とを対応付けた完成品構成情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応する、前記格納棚の構成品を出庫対象と判定するステップと、
構成品の前記格納棚における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の前記構成品を前記格納棚から出庫する制御を行うステップと、
を実行することを特徴とする倉庫制御方法。 - 完成品の生産に必要な構成品を格納する格納棚から、前記構成品を出庫する制御を行う倉庫制御装置を、
完成品の生産完了後、完成品と前記完成品の生産に必要な構成品の情報とを対応付けた完成品構成情報を参照し、生産完了した前記完成品に対応する、前記格納棚の構成品を出庫対象と判定する判定手段と、
構成品の前記格納棚における位置を示す構成品位置情報を参照して、出庫対象の前記構成品を前記格納棚から出庫する制御を行う出庫手段と、
して機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012204314A JP2014058375A (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | 倉庫制御装置、倉庫制御システム、倉庫制御方法、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012204314A JP2014058375A (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | 倉庫制御装置、倉庫制御システム、倉庫制御方法、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014058375A true JP2014058375A (ja) | 2014-04-03 |
Family
ID=50615231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012204314A Pending JP2014058375A (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | 倉庫制御装置、倉庫制御システム、倉庫制御方法、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014058375A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111709688A (zh) * | 2020-06-18 | 2020-09-25 | 中国银行股份有限公司 | 出库数据处理方法及装置 |
-
2012
- 2012-09-18 JP JP2012204314A patent/JP2014058375A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111709688A (zh) * | 2020-06-18 | 2020-09-25 | 中国银行股份有限公司 | 出库数据处理方法及装置 |
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