JP2014057737A - イオン発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオンの有効な範囲を可視化することができ、肌水分量を向上させることができるイオン発生装置の提供。
【解決手段】送風ハウジング1内に設けたイオン発生手段により各別に発生させたプラスイオン及びマイナスイオンを送気口17を通じて所定方向へ送り出すと共に、ミストSW102が押操作された場合、送風ハウジング1に連設されるタンクハウジング5内で霧状化した液体を、タンクハウジング5に設けた噴射口62を通じて、イオンを送り出す方向(前記所定方向)と同方向に噴射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオンにより肌水分量を向上させるイオン発生装置に関する。
イオンによって居住空間内の空気を清浄化する空気清浄機が実用化されている。このような空気清浄機では、送風機が外部から吸い込んだ空気が流れる送風路内にプラスイオン及びマイナスイオンを発生させるイオン発生器が配設され、発生したイオンを吹出口から吹き出される空気と共に外部へ放出させている(例えば、特許文献1を参照)。放出されたイオンは、室内等の居住空間において空気中の浮遊細菌等を不活性化させ、死滅させると共に臭気成分を変性させる。その結果、居住空間内の空気が清浄化される。
また、近年では、イオンによる除菌効果だけでなく、人の肌に照射することにより肌水分量を向上させる保湿効果が注目されつつある。例えば、プラスイオンとして、H+ (H2 O)m (mは0又は任意の自然数)、マイナスイオンとして、O2 -(H2 O)n (nは0又は任意の自然数)を人の肌に照射した場合、肌水分量が増加することが知られている(特許文献2を参照)。H+ イオン及びO2 -イオンを同時的に照射することで肌表面に・OH基が付着し、肌表面が局所的に親水化されて水分子が付着し、肌に浸透しやすくなるという効果が得られる。
特開2006−29665号公報 特許第4790068号公報
しかしながら、前述したH+ イオン及びO2 -イオンは、ナノサイズの粒子であり、人の眼には見えないため、イオンの有効な範囲が利用者からは分かりにくいという問題点を有していた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、イオンの有効な範囲を可視化することができ、肌水分量を向上させることができるイオン発生装置を提供することを目的とする。
本発明に係るイオン発生装置は、吸気口及び送気口を有し、該吸気口から送気口に至る通気路を設けてある送風ハウジング内に、プラスイオン及びマイナスイオンを各別に発生させて前記通気路へ放出するイオン発生手段と、前記吸気口から吸入される空気を前記送気口を通じて所定方向へ送り出すための空気流を発生させる送風手段とを備えるイオン発生装置において、液体を貯留するタンクと、該タンクに貯留された液体を霧状化する霧状化手段とを収容するタンクハウジングを、前記送風ハウジングに連設してあり、前記霧状化手段により霧状化した液体を、前記所定方向と同方向に前記タンクハウジングの外部へ噴射する噴射手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るイオン発生装置は、前記イオン発生手段は、プラスイオンを発生させるプラスイオン発生部と、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生部とを備え、前記プラスイオン発生部及びマイナスイオン発生部を前記所定方向と交差する交差方向に離隔して設けてあり、前記送気口は、前記プラスイオン発生部及びマイナスイオン発生部の間隔よりも前記交差方向に長い開口であることを特徴とする。
本発明に係るイオン発生装置は、前記噴射手段は、前記霧状化手段により霧状化した液体を噴射する噴射口を前記タンクハウジングに有し、前記噴射口を、前記交差方向と直交する方向に前記送気口の中央から離隔して設けてあることを特徴とする。
本発明に係るイオン発生装置は、前記送風ハウジングは、前記所定方向に湾曲した外周面を有し、該外周面に前記送気口を設けてあることを特徴とする。
本発明に係るイオン発生装置は、前記プラスイオン発生部より発生させたプラスイオンを含む空気と前記マイナスイオン発生部より発生させたマイナスイオンを含む空気とを区画する区画壁を、前記送気口に設けてあることを特徴とする。
本発明に係るイオン発生装置は、前記霧状化手段により霧状化した液体を噴射させる指示を受付ける手段を備え、前記イオン発生手段によりイオンを発生させている間に、前記指示を受付けた場合、所定時間だけ前記液体を噴射させるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送風ハウジング内に設けたイオン発生手段により各別に発生させたプラスイオン及びマイナスイオンを送気口を通じて所定方向へ送り出すと共に、送風ハウジングに連設されるタンクハウジング内で霧状化した液体を、イオンを送り出す方向(前記所定方向)と同方向に噴射する構成としている。
送気口より送り出したプラスイオン及びマイナスイオンは、その多くが送気口の付近で結合しないため、照射部位に到達し易くなる。イオン発生手段により発生させるイオンを、例えば、H+ イオン及びO2 -イオンとした場合、照射部位である肌表面に・OH基が付着し、肌表面が局所的に親水化されて水分子が付着しやすい状態となる。本願では、イオンの照射と共に、イオンの照射方向と同方向にミストを噴射することが可能であるため、照射部位である肌表面付近にてイオン及びミストが混在した状態となる。このため、肌表面に付着した・OH基の周囲に十分な水分子が供給され、より効率的にナノサイズの水分子が生成される。
本発明によれば、イオンの照射方向と同方向にミストを噴射するため、例えば、照射するイオンをH+ イオン及びO2 -イオンとした場合、肌表面に付着した・OH基の周囲に十分な水分子を供給することができ、より効率的にナノサイズの水分子を生成させることができ、この結果、水分子が肌に浸透しやすくなり、肌水分量を増加させることができるという効果を奏する。
本実施の形態に係るイオン発生装置の使用例を示す模式図である。 本実施の形態に係るイオン発生装置の使用例を示す模式図である。 本実施の形態に係るイオン発生装置の正面図である。 本実施の形態に係るイオン発生装置の正面図である。 本実施の形態に係るイオン発生装置の斜視図である。 本実施の形態に係るイオン発生装置の縦断面図である。 イオン発生装置の制御系の構成を示すブロック図である。 イオン発生装置の動作手順を説明するフローチャートである。 プラズマクラスタユニット及び送気口の位置関係を示す図である。 イオン及びミストの照射方向を示す模式図である。
本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1及び図2は本実施の形態に係るイオン発生装置の使用例を示す模式図である。本実施の形態に係るイオン発生装置は、バッテリを内蔵した携帯型の美容器であり、イオンを発生させる機能とミストを発生させる機能とを有する。図1は、利用者の手により把持された状態での使用例を示し、図2は、充電機能を備えたクレードルに載置された状態での使用例を示している。利用者は、イオン発生装置を手に持った状態で装置正面を顔や腕などの照射部位に近づけ、イオン及びミストを発生させることにより、肌表面の保湿を行う。また、イオン発生装置をクレードルに載置した状態でイオン及びミストを発生させ、顔や腕などの照射部位を装置正面に近づけることにより、肌表面の保湿を行う。
イオン発生装置は、平面視で共に楕円形をなす有底筒状の送風ハウジング1及びタンクハウジング5を有しており、これら2つのハウジングを筒軸方向に連設した構成としている。送風ハウジング1内には、イオンを発生させるためのプラズマクラスタユニット3が設けられ、タンクハウジング5には、ミストを発生させるためのミスト発生器6が設けられている(図6を参照)。イオン発生装置を手持ちで使用する場合、図1に示すように、利用者は、送風ハウジング1が下側、タンクハウジング5が上側となるように、送風ハウジング1の中央付近を把持してイオン及びミストを発生させる。
送風ハウジング1の側面には装置全体の電源を入切りするための電源スイッチ101(以下、電源SW101という)が設けられている。また、タンクハウジング5の上面にはミストを発生させるためのミストスイッチ102(以下、ミストSW102という)が設けられている。本実施の形態では、電源SW101をスライド式のスイッチにより構成し、ミストSW102をプッシュ式のスイッチにより構成している。
イオン発生装置は、電源SW101が入操作された場合、プラズマクラスタユニット3を作動させ、電源SW101が入状態の間だけ継続的にイオンを発生させる。また、イオン発生装置は、ミストSW102が押操作された場合、ミスト発生器6を作動させ、所定時間(例えば、30秒)だけミストを発生させる。
送風ハウジング1の上端付近の位置(イオン発生装置の中央から少しだけ上側の位置)に、横方向に長い送気口17を設けてあり、プラズマクラスタユニット3で発生させたイオンを送気口17を通じて装置正面の所定方向(以下、照射方向という)に送り出す構成としている。また、送気口17より適長だけ上側に離隔したタンクハウジング5の正面にミストの噴射口62を設けてあり、ミスト発生器6で発生させたミストを、イオンの照射方向と同方向に噴射する構成としている。
図3及び図4は本実施の形態に係るイオン発生装置の正面図、図5は斜視図、図6は縦断面図である。本実施の形態に係るイオン発生装置は、タンクハウジング5及び送気口17の周囲を覆うキャップを取り付け可能になしてある。図3はイオン発生装置にキャップを取り付けた状態、図4はイオン発生装置からキャップを取り外した状態を示している。また、図6は図4のVI−VI線における断面図を示している。以下では、正面側を前とし、背面側を後ろとして説明を行う。
本実施の形態に係るイオン発生装置は、有底筒状の送風ハウジング1の内部に、送風手段としての送風ファン2、及びイオン発生手段としてのプラズマクラスタユニット3を備えている。図6に示すように、送風ハウジング1の内部は、隔壁11により後側の吸気室12と前側の送気室13とに分割されている。吸気室12は、送風ハウジング1の後面側の上端付近に開設された吸気口15を介して外部に連通し、また送気室13は、送風ハウジング1の前面側の上端付近に開設された送気口17を介して外部に連通している。吸気室12及び送気室13は、隔壁11の下部に設けた開口11aを経て相互に連通しており、吸気口15から送気口17に至る通気路を形成している。
送風ファン2は、羽根車21と、羽根車21を駆動するファンモータ22とを備えている。ファンモータ22は、送風ハウジング1の底部に固定されたケーシング23内に取り付けられ、隔壁11下部の開口11aに対向配置してある。送風ファン2の羽根車21は、ファンモータ22の駆動によって回転する。羽根車21が回転した場合、図6の白抜矢符で示すように、送風ハウジング1後側の上端付近に設けた吸気口15を経て、吸気室12の内部に外気が吸入される。吸気室12に吸入された外気は、吸気室12の内部を下向きに流れ、隔壁11下部の開口11aを経て羽根車21に吸い込まれ、上向きに方向を変えて送気室13の内部に導出される。そして、送気室13の末端に設けられた案内路16によって、送風方向が前記照射方向となるように変更されて、送気口17を経て外部に送り出される。
送風ファン2と送気口17との間には、プラスイオン及びマイナスイオンをそれぞれ同時的に発生させるプラズマクラスタユニット3が配設されている。プラズマクラスタユニット3を駆動している場合、送風ファン2から送気口17へ向かう通気路中にプラスイオン及びマイナスイオンが放出され、イオンを含んだ空気が送気口17より前記照射方向に送り出される。
イオン発生装置は、送風ハウジング1の筒軸方向に連設され、送風ハウジング1の外径よりも少しだけ小さな外径を有するタンクハウジング5を備える。タンクハウジング5の背面には開口部51が設けられており、この開口部51を閉塞するように裏蓋52が着脱可能に取り付けられる。タンクハウジング5から裏蓋52を取り外すことによって、内部を開放できるように構成している。
タンクハウジング5の内部には、水や化粧水などの液体を貯留するタンク50が着脱自在に装着される。タンク50内には、所定時間(例えば、30秒)のミストの発生を所定回数(例えば、5回)だけ行える量の液体が貯留される。ミストの噴射によりタンク50内の液体がなくなった場合、タンクハウジング5から取り出され、利用者によってタンク50内に液体が補充される。
タンクハウジング5下部の前面側には、タンク50と連設するようにミスト発生器6を設けてある。ミスト発生器6は、公知の手法によりミストを発生させる装置であり、不図示の吸水材や給水管を用いてタンク50内の液体がミスト発生器6の内部に導入される。本実施の形態では、圧電素子を用いてタンク50から導入された液体を霧状化することにより、ミストを発生させる構成としている。すなわち、ミストSW102が押操作された場合、圧電素子に高周波信号を印加して、タンク50から導入された液体中に超音波を発生させることにより、ミスト発生器6内で液体を霧状化し、ミストを発生させる。
ミスト発生器6内で発生させたミストは、ノズル61を通じて噴射口62よりタンクハウジング5の外部へ噴射される。ミスト発生器6のノズル61は、イオンの照射方向と同方向を向くように方向が定められて設置されており、ノズル61の先端に開設された噴射口62よりミストを噴射することで、イオンと同方向にミストを噴射させることができる。
図7はイオン発生装置の制御系の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るイオン発生装置は、制御系の構成として、制御部100、電源SW101、ミストSW102、プラズマクラスタユニット3、モータ駆動部20、ファンモータ22、ミスト制御部60、ミスト発生器6を備える。
制御部100は、CPU、ROM、RAMなどを備え、電源SW101及びミストSW102の入切りの状態に応じて、プラズマクラスタユニット3、モータ駆動部20、ミスト制御部60の動作を制御する。
具体的には、電源SW101の入操作を検知した場合、制御部100は、プラズマクラスタユニット3及びモータ駆動部20に対して動作開始信号を送出し、プラズマクラスタユニット3よりイオンを発生させると共に、送風ファン2を駆動して送風ハウジング1内に空気流を発生させる制御を行う。また、ミストSW102の入操作を検知した場合、制御部100は、ミスト制御部60に対して動作開始信号を送出し、所定時間だけミストを発生させる制御を行う。
プラズマクラスタユニット3は、パルス発生回路、トランス、放電電極31b,32b(図9を参照)などを備え、制御部100からの動作開始信号を受信した場合、放電電極31b,32bに交流波形またはインパルス波形からなる電圧を印加することによって、後述するようなイオンを発生させる。
モータ駆動部20は、送風ファン2のファンモータ22を駆動するための駆動回路である。本実施の形態では、イオン発生装置が手持ちで使用されているか、クレードルに載置して使用されているかによって、ファンモータ22の回転数を異ならせるようにしている。イオン発生装置が手持ちで使用され、内蔵バッテリからの電源供給を受けて動作している場合、制御部100は、第1の回転数(回転速度)でファンモータ22を駆動すべく制御信号をモータ駆動部20に送出する。また、イオン発生装置がクレードルに載置され、商用電源からの電源供給を受けて動作している場合、第1の回転数より高い第2の回転数(回転速度)でファンモータ22を駆動すべく制御信号をモータ駆動部20に送出する。
モータ駆動部20は、制御部100からの指示に応じた回転数でファンモータ22を駆動する。これにより、クレードルに載置して使用している場合には、手持ちで使用している場合と比較して風速を上げることができるので、イオンの到達距離を延ばすことができる。
ミスト制御部60は、タイマ等を有し、制御部100からの動作開始信号を受信した場合、ミスト発生器6によるミストの生成及び噴射を開始させると共に、ミストの生成及び噴射を開始してからの経過時間をタイマにより計時する。そして、経過時間が所定時間(例えば、30秒)に達した場合、ミスト制御部60は、ミスト発生器6によるミストの生成及び噴射を停止させる制御を行う。
図8はイオン発生装置の動作手順を説明するフローチャートである。イオン発生装置の電源SW101が入操作(オン)された場合(ステップS11)、制御部100は、プラズマクラスタユニット3及びモータ駆動部20に対して駆動開始信号を送出し、プラズマクラスタユニット3及びモータ駆動部20を駆動する(ステップS12)。制御部100は、内蔵バッテリからの電源供給を受けている場合、第1回転数でファンモータ22を駆動するようにモータ駆動部20に制御信号を与え、商用電源からの電源供給を受けている場合、第2回転数でファンモータ22を駆動するようにモータ駆動部20に制御信号を与える。
次いで、制御部100は、ミストSW102が入操作(オン)されたか否かを判断する(ステップS13)。ミストSW102が入操作されていない場合(S13:NO)、制御部100は、処理をステップS18に移行させる。
ミストSW102が入操作されたと判断した場合(S13:YES)、制御部100は、ミスト制御部60に対して動作開始信号を送出し、ミスト発生器6を駆動する(ステップS14)。
制御部100から送出された動作開始信号を受信した場合、ミスト制御部60は、ミスト発生器6によるミストの生成及び噴射を開始させると共に、内蔵タイマを作動させて経過時間の計時を開始する(ステップS15)。
次いで、ミスト制御部60は、計時を開始してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS16)。所定時間が経過していないと判断した場合(S16:NO)、ミスト制御部60は、所定時間が経過するまで待機する。
所定時間が経過したと判断した場合(S16:YES)、ミスト制御部60は、ミスト発生器6によるミストの生成及び噴射を停止させる(ステップS17)。
次いで、制御部100は、電源SW101が切操作(オフ)されたか否かを判断する(ステップS18)。電源SW101が切操作されていない場合(S18:NO)、制御部100は、処理をステップS13へ戻す。
電源SW101が切操作されたと判断した場合(S18:YES)、制御部100は、プラズマクラスタユニット3及びモータ駆動部20に対して動作停止信号を送出し、プラズマクラスタユニット3及びファンモータ22の駆動を停止する(ステップS19)。
以下、本実施の形態に係るイオン発生装置が照射するイオン及びミストによる作用について説明する。
図9はプラズマクラスタユニット3及び送気口17の位置関係を示す図である。プラズマクラスタユニット3は、送風ハウジング1内の送気室13に面する側が開口した2つの凹部31a,32aを有し、これらの凹部31a,32a内にはそれぞれ針状の放電電極31b,32bが立設されている。
プラズマクラスタユニット3には、パルス発生回路、トランスなどが内蔵されていて、放電電極31b,32bには、交流波形またはインパルス波形からなる電圧が印加される。一方の放電電極31bには正電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して、主として、H+ (H2 O)m (mは0又は任意の自然数)の組成からなるプラスイオン(クラスタイオン)が形成される。また、他方の放電電極32bには負電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して、主として、O2 -(H2 O)n (nは0又は任意の自然数)の組成からなるマイナスイオン(クラスタイオン)が形成される。
本実施の形態では、送気口17からのイオン濃度が10万個/cm3 程度となるように、放電電極31b,32bに印加する電圧の大きさ及びパルス周期を調整している。
前述したように、プラズマクラスタユニット3では、プラスイオン及びマイナスイオンを各別に発生させている。送風ハウジング1の上端付近に設けた送気口17は、2つの放電電極31b,32bの間隔よりも横方向に長い開口を形成している。また、送気口17には、プラスイオンを含む空気とマイナスイオンを含む空気とを区画する区画壁18を設けている。このため、送気口17からは、プラスイオンを含む空気とマイナスイオンを含む空気とが分離した状態で前記照射方向へ送り出され、プラスイオン及びマイナスイオンは、その多くが送気口17付近で結合することなく、照射部位である肌表面に到達し易くなる。
図10はイオン及びミストの照射方向を示す模式図である。本実施の形態では、イオンの照射と共に、イオンの照射方向と同方向にミストを噴射することが可能である。ミストは、数μm程度の大きさの粒子により構成されており、空気中を浮遊する間に重力の作用を受けて鉛直下方に少しだけ流下する。一方のイオンは、比較的軽いナノサイズの粒子であるから、空気中を浮遊する間にその高度が若干上昇する。そのため、送気口17及び噴射口62から照射方向に適宜の距離を隔てた領域でイオン及びミストが混在した状態となる。
したがって、送風ファン2による風速及び噴射口62からのミストの噴射速度を調整しておくことにより、照射部位である肌表面付近にてイオン及びミストを混在させた状態を作り出すことができる。
イオン発生装置から送り出されたプラスイオン及びマイナスイオンは、照射部位である肌表面において、以下のような反応を起こす。
(1)H+ (H2 O)m +O2 -(H2 O)n →・OH+1/2O2 +(m+n)H2
(2)H+ (H2 O)m +H+ (H2 O)m’+O2 -(H2 O)n +O2 -(H2 O)n’→2・OH+O2 +(m+m’+n+n’)H2
(3)H+ (H2 O)m +H+ (H2 O)m’+O2 -(H2 O)n +O2 -(H2 O)n’→ H22 +O2 +(m+m’+n+n’)H2
すなわち、H+ イオン及びO2 -イオンを同時的に肌表面に照射することにより、肌表面に・OH基が付着し、肌表面が局所的に親水化されて水分子が付着しやすい状態となる。特に、本実施の形態では、イオンの照射と共に、イオンの照射方向と同方向にミストを噴射することが可能であるため、肌表面に付着した・OH基の周囲に十分な水分子を供給することができ、より効率的にナノサイズの水分子を生成させることができ、この結果、水分子が肌に浸透しやすくなり、肌水分量を増加させることができるという効果を奏する。
1 送風ハウジング
2 送風ファン
3 プラズマクラスタユニット
5 タンクハウジング
6 ミスト発生器
15 吸気口
17 送気口

Claims (6)

  1. 吸気口及び送気口を有し、該吸気口から送気口に至る通気路を設けてある送風ハウジング内に、プラスイオン及びマイナスイオンを各別に発生させて前記通気路へ放出するイオン発生手段と、前記吸気口から吸入される空気を前記送気口を通じて所定方向へ送り出すための空気流を発生させる送風手段とを備えるイオン発生装置において、
    液体を貯留するタンクと、該タンクに貯留された液体を霧状化する霧状化手段とを収容するタンクハウジングを、前記送風ハウジングに連設してあり、
    前記霧状化手段により霧状化した液体を、前記所定方向と同方向に前記タンクハウジングの外部へ噴射する噴射手段を備える
    ことを特徴とするイオン発生装置。
  2. 前記イオン発生手段は、プラスイオンを発生させるプラスイオン発生部と、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生部とを備え、
    前記プラスイオン発生部及びマイナスイオン発生部を前記所定方向と交差する交差方向に離隔して設けてあり、
    前記送気口は、前記プラスイオン発生部及びマイナスイオン発生部の間隔よりも前記交差方向に長い開口である
    ことを特徴とする請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 前記噴射手段は、前記霧状化手段により霧状化した液体を噴射する噴射口を前記タンクハウジングに有し、
    前記噴射口を、前記交差方向と直交する方向に前記送気口の中央から離隔して設けてある
    ことを特徴とする請求項2に記載のイオン発生装置。
  4. 前記送風ハウジングは、前記所定方向に湾曲した外周面を有し、
    該外周面に前記送気口を設けてあることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のイオン発生装置。
  5. 前記プラスイオン発生部より発生させたプラスイオンを含む空気と前記マイナスイオン発生部より発生させたマイナスイオンを含む空気とを区画する区画壁を、前記送気口に設けてあることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか1つに記載のイオン発生装置。
  6. 前記霧状化手段により霧状化した液体を噴射させる指示を受付ける手段を備え、
    前記イオン発生手段によりイオンを発生させている間に、前記指示を受付けた場合、所定時間だけ前記液体を噴射させるようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1つに記載のイオン発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019019556A1 (zh) * 2017-07-21 2019-01-31 广州市拓丰电器有限公司 一种纳米水离子发生装置

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