JP2014056855A - Led配線基板 - Google Patents

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Kaname Furuyama
要 古山
Munsung Jung
文成 鄭
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Abstract

【課題】LED素子の実装が容易であり、曲げが可能で、自由な形状に切断することができるLED配線基板を提供することである。
【解決手段】積層された陰極層と第1絶縁層とLED素子電極層と第2絶縁層とを有し、LED素子電極層は格子状の陽極部とこの陽極部に囲まれた閉領域に配置された帯状の陰極部を有し、第2絶縁層に用いられた熱硬化性エポキシ樹脂は陽極部と陰極部との空隙を満たし、LED素子を接着するためのハンダからなるLED素子接着面が陰極部と陽極部の表面に第2絶縁層から露呈して設けられており、陰極部のLED素子接着面には第1絶縁層と陰極層とを貫通する少なくとも1つの貫通孔が設けられ、LED素子を接着する際にLED素子接着面に塗布して用いたハンダが貫通孔に流れ込んで満たすことにより陰極部と陰極層とを通電可能状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED素子の実装が容易であり、曲げが可能で、自由な形状に切断することができるLED配線基板に関するものである。
従来のLED配線基板(以下、誤解がない場合には、単に「基板」と略す場合がある。)は、通常1mm以上の厚みを有しており、自由な形状に切断するためには、専用の工具を必要とし、また、基板を曲げることができなかった。なお、簡単に切断できるものとして、あらかじめ切れ目を入れておくという手法が提案されている(特許文献1)。
通常、LED素子を希望する位置に配置して発光させようとする場合には、基板に個々のLED素子を配置した後で配線しハンダ付けするか、あらかじめ配線してからLED素子をハンダ付けして接着していた。
また、場合によっては、配線回路の設計をする必要があり、そのためにLED素子を接着する場所の選択が限られていたという状況にあった。
特開2012−59793
従来のLED配線基板が曲げにくく、また、切断するのに専用の工具が必要であったのは、曲げにくい材料を用いて基板を構成していたからである。また、切断しにくいのは、基板に切断しにくい材料を用いていたということのほかに、基板自体に厚みがあったからである。
配線の問題は、配線回路を設計する必要があることにある。また、基板に予め回路を形成しておいた場合には、基板を切断するともう一度回路を形成しなければならないという問題が生じる。また、LED素子の実装に手間がかかるのは、LED素子を一つ一つ基板にハンダ付けする必要があることにある。
そこで、本発明の目的は、基板に配置したLED素子を半田こてを使用することなく、容易に基板に実装することができ、また、LED素子の配線回路を設計してLED素子の配線を行う必要がなく、更に、曲げが可能で、切断するのに専用の工具が必要ではないLED配線基板を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、表面にLED素子が実装されるLED配線基板であって、銅板を用いた陰極層と、前記陰極層の上に積層されたガラスエポキシ樹脂からなる第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上に積層されLED素子を通電させることを可能とするLED素子電極層と、前記LED素子電極層の上に積層された熱硬化性エポキシ樹脂からなる第2絶縁層とを有する。
そして、前記LED素子電極層は、銅を用いた格子状の陽極部と、前記格子状の陽極部に囲まれた閉領域に前記格子状の陽極部に接触することなく配置された銅を用いた帯状の陰極部とを有し、前記第2絶縁層の熱硬化性エポキシ樹脂は、前記格子状の陽極部と前記帯状の陰極部との空隙を満たしている。そして、前記格子状の陽極部と前記帯状の陰極部とにLED素子を接着するためのハンダからなるLED素子接着面が、前記格子状の陽極部の表面と前記帯状の陰極部の表面とに前記第2絶縁層から露呈して設けられている。
前記帯状の陰極部の前記LED素子接着面には前記第1絶縁層と前記陰極層とを貫通する少なくとも1つの貫通孔が設けられ、LED素子を接着する際に前記LED素子接着面に塗布して用いたハンダが前記貫通孔に流れ込んで満たすことにより前記帯状の陰極部と前記陰極層とを通電可能状態にしている。
本発明のLED配線基板では、LED素子電極層が格子状の陽極部と帯状の陰極部とを有しており、格子状の陽極部とその格子に囲まれた閉領域に配置された帯状の陰極部という位置関係により、概ね碁盤の目状態にLED素子接着面を作成することが可能となっている。碁盤の目状態にLED素子接着面を作成されるので、LED素子の配置位置の自由度が高くなっている。
また、本発明のLED配線基板では、陽極部が格子状の形状であるので、LED配線基板を切断しても、陽極部は繋がっている。また、陰極部が格子状の陽極部に囲まれた閉領域に位置し、LED素子を実装した場合には、LED素子を接着した帯状の陰極部が陰極層と通電可能な状態で繋がるように構成されている。従って、本発明のLED配線基板は、陽極部と陰極部を含んでいれば、切断しても、通電可能な状態を維持することが可能となる。
本発明のLED配線基板では、第2絶縁層として、熱硬化性エポキシ樹脂を用いており、格子状の陽極部と帯状の陰極部との間の絶縁をすると同時に、ハンダからなるLED素子接着面の周りの領域にハンダが付着することを防止している。仮にハンダが外に流れ出して他の導電体に繋がるとそこが通電可能な状態になってしまう。つまり、熱硬化性エポキシ樹脂は、絶縁機能のほかにソルダーレジストの機能を担っている。従って、本発明のLED配線基板にLED素子を接着するために使用したハンダペーストがLED素子接着面以外に広がることも防止している。
更に、本発明は、一番下の層を銅板からなる陰極層とし、配線のための空間が別途形成する必要ないので、厚みを少なくして作成することが可能である。つまり、曲げやすく、切断しやすくなっている。
また、本発明のLED配線基板では、LED素子を実装したい箇所のLED素子接着面に自動ハンダ用ハンダペーストを付着し、その上に適切な大きさのLED素子を陰極と陽極との間違えないように配置して、このLED配線基板を適切な温度で加熱すれば、LED素子は一度にそれぞれの陽極部と陰極部とに接着する。また、溶けたハンダペーストが帯状の陰極の貫通孔に流れ込み、陰極層とLED素子電極層の帯状の陰極部とが通電可能の状態になる。本発明のLED素子接着面に予め塗布されたハンダは、ハンダペーストが付着しやすくするためと、貫通孔の通電状態を高めるためのものである。
従って、本発明のLED配線基板は、LED素子を1つ1つハンダ付けする必要もないし、また、後からLED素子を配線する必要もない。陽極は格子状の陽極部として繋がっているし、LED素子を本発明の基板に接着させるために用いたハンダが貫通孔を満たすことで帯状の陰極部と陰極層とが貫通孔を介して繋がるからである。このような構成により、LED素子を接着すれば、LED素子の配線が自動的に完了することが可能となる。
本発明のLED配線基板は、概ね厚さ0.5mm程度に作成することが可能である。その結果、曲げやすく、切断することも容易である。また、LED素子の回路設計する必要もなく、切断することで、配線の設計をやり直す必要もない。更に、LED素子の配線を繋いでいくという手間を省くことができるし、一つ一つのLED素子をハンダ付けして接着するという作業も必要がない。
本発明の一実施例のLED配線基板を、帯状の陰極部と格子状の陽極部とが交互に並ぶ方向(横方向)で、帯状の陰極部にあけられた貫通孔を含むように、切断した切断面の模式図である。 同実施例のLED配線基板を、図1の切断面の方向とは直交する方向(縦方向)で、LED素子接着面を含むように、格子状の陽極部を切断した切断面の模式図である。 同実施例のLED配線基板を、図1の切断面の方向とは直交する方向(縦方向)で、帯状の陰極部にあけられた貫通孔を含むように、帯状の陰極部を切断した切断面の模式図である。 LED素子を実装した状態の同実施例のLED配線基板を、図1と同じ地点で切断した切断面の模式図である。 上から見た同実施例のLED配線基板の帯状の陰極部と格子状の陽極部の大きさと位置関係及びLED素子接着面の大きさと位置関係を模式的に示した図である。 上から見た同実施例のLED配線基板の写真である。 同実施例のLED配線基板を鋏で切断している状態を示した写真である。 文字「あ」に切断した同実施例のLED配線基板の写真である。 同実施例のLED配線基板にLED素子を実装するために注射器でハンダペーストを塗布している状態の写真である。 LED素子を実装した同実施例のLED配線基板の写真である。 曲げた状態の同実施例のLED配線基板の写真である。
以下において、本発明のLED配線基板の一実施例を、図面を参照しつつ、説明する。なお、本発明のLED配線基板は、本実施例に限定されるものではない。本発明の範囲内で、変形して実施することは可能である。
なお、本実施例では、使用が好適と想定しているLED素子の仕様は以下のとおりである。
製造者:Wellypower(台湾)
品番 :LED3020
入力電圧:DC3.1V−3.2V
動作電流:20mA (最大30mA)
消費電力:0.11W
サイズ:3.0mm(縦)、2.0mm(幅)、1.3mm(高)
このLED素子以外でも、同じタイプのLED素子であれば勿論好適であるし、それ以外に適当なLED素子を選択して使用することができる。
(構成)
本実施例のLED配線基板の構成について、説明する。実施例のLED配線基板100は、縦が390mm、横が440mmの長方形で、厚みが概ね0.56mmの板状の積層体である。本実施例のLED配線基板100に関する記載では、縦、横、厚みという語は上述の縦、横、厚みの意味で使用する。
本実施例のLED配線基板は、下から銅板の陰極層10、その上にガラスエポキシ樹脂の第1絶縁層20が積層されている。この第1絶縁層20の上には、銅板を用いて作成された帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bが積層されている。この帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bとでLED素子電極層が構成される。
これら帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bの形状、位置関係は以下のとおりである。
格子状の陽極部30bは、横方向ラインの幅が0.96mm、縦方向ラインの幅が3.0mmである。そして、格子状の陽極部30bに囲まれた閉領域は、縦方向が6.08mmで横方向が3.5mmである。
帯状の陰極部30aは縦方向(長い方)の長さが5.28mmで、横方向の長さが1.5mmである。
格子状の陽極部30bに囲まれた閉領域に帯状の陰極部30aの長い方を縦方向にして1つの閉領域に1つの帯状の陰極部30aが設けられている。
格子状の陽極部30bと帯状の陰極部30aの空隙は、縦方向はいずれも0.4mmであり、横方向はいずれも1.0mmである。
このように配置された帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bの上に、熱硬化性エポキシ樹脂の第2絶縁層40が積層されている。この熱硬化性エポキシ樹脂は、帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bの空隙も満たしている。
第2絶縁層40の熱硬化性エポキシ樹脂が帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bとの空隙を満たしているので、帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bとが電気的に通電することを防止している。
熱硬化性エポキシ樹脂を用いた第2絶縁層40は、帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bの全て覆っているのではなく、帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bの表面にはハンダを用いたLED素子接着面50が設けられており、このLED素子接着面50には、第2絶縁層40の熱硬化性エポキシ樹脂の皮膜は形成されていない。
この熱硬化性エポキシ樹脂は、上述したように、LED素子電極層を構成する格子状の陽極部30bと帯状の陰極部30aの空隙を満たし、格子状の陽極部30bと帯状の陰極部30aとの電気絶縁を行う。また、ソルダーレジストの役割も担っている。従って、LED素子接着面50を形成するハンダが格子状の陽極部30bと帯状の陰極部30aのLED素子接着面50以外の表面に付着することを防止している。
格子状の陽極部30bと帯状の陰極部30aの表面に設けられているLED素子接着面50の大きさ、位置は次の通りである。
いずれのLED素子接着面50も、横方向の辺と縦方向の辺からなる4角形であって、横方向の長さが1.5mmであり、縦方向の長さが1.76mmである。
帯状の陰極部30a上のLED素子接着面50は、図5に示すように、帯状の陰極部30aの縦方向の両端に設けられている。このLED素子接着面50の横方向の長さは帯状の陰極部30aの長さと同じである。帯状の陰極部30aは、縦方向に大きさが等しい3つの領域に分割されることになる。つまり、縦方向の上からLED素子接着面50、第2絶縁層40そしてLED素子接着面50の順である。
格子状の陽極部30b上のLED素子接着面50は、帯状の陰極部30aに設けられたLED素子接着面50の横方向に3.25mm離れた領域に設けられている。
帯状の陰極部30aの上に設けられたLED素子接着面50には、全て、直径が0.25mmの貫通孔70が設けられている。位置は、貫通孔が開けられるLED素子接着面50の概ね中心である。これは、陰極層10と帯状の陰極部30aとを電気的に繋ぐ役割を有している。1つの帯状の陰極部30aは、2つのLED素子接着面50を有しているので、1つの帯状の陰極部30aは、2つの貫通孔を有することになる。
この場合、縦方向に隣り合う貫通孔70の距離は全て3.52mmとなる。また、貫通孔70と横方向に隣にある格子状の陽極部30bのLED素子接着面50の横方向の真ん中との距離は3.25mmとなる。この距離は、本実施例において使用を想定している長さが概ね3.0mm程度のLED素子を実装するのに好適な距離である。
更に本実施例のLED配線基板100では、傷、錆びを防ぐために、第2絶縁層40の表面とLED素子接着面50とに、TAN処理によるコーティング層60が形成されている。
本実施例のLED配線基板の厚みは、概ね0.56mmである。
本実施例のLED配線基板100は、以下のように製造することができる。
(工程1)
陰極層10として、縦×横が390mm×440mm、厚さが0.06mmの銅板を1枚、ガラスエポキシ樹脂の第1絶縁層20として、縦×横が390mm×440mm、厚さが0.28mmのガラスエポキシFlame Retardant Type 4(以下、「ガラスエポキシFR4」と略す。)の板を1枚、LED素子電極層として、縦×横が390mm×440mm、厚さが0.06mmの銅板を1枚用意する。そして、銅板、ガラスエポキシFR4板、銅板の順に積層し、350℃〜400℃の温度で、概ね82,712Paの圧力をかけて圧着する。
(工程2)
工程1で圧着された3層構成の積層体の下から3層目の銅板を、格子状の陽極部30bと格子状の陽極部30aに囲まれた閉領域に配置された帯状の陰極部30aを作成するために、上述した形状、位置関係になるように切断して、帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bになる銅の部分を残し、残りの部分はガラスエポキシFR4板から引き剥がす。なお、この切断及び引き剥がしは、IC基板を作成する機械に、帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bの大きさ及び位置関係が上述の大きさ、位置関係になるようにデータを入力して行うことができる。
(工程3)
工程2で作成された帯状の陰極部30aについて、針で0.25mmの貫通孔70を上述した位置に開けて、陰極層10と帯状の陰極部30aとを繋ぐ。
(工程4)
工程3で作成された3層の積層体の表面に、熱硬化性エポキシ樹脂を用いて皮膜を形成する。本実施例では具体的な材料としては、TAIWAN TAIYO INK CO.,LTDのソルダーレジスト(商品品番はPSR4000 CA−40 WT02)を用いる。帯状の陰極部30aのLED素子接着面50と格子状の陽極部30bのLED素子接着面50の形成が予定されている部分が露呈するように、これらのLED素子接着面50が予定されている領域以外の表面をソルダーレジストである熱硬化性エポキシ樹脂で全面的に印刷して第2絶縁層40を皮膜する。また、この工程では、黒の塗料で、図6の写真に写されている陰極を示す記号(−)と、陽極を示す記号(+)も同時に印刷する。
(工程5)
工程4で作成された4層の積層体を自動ハンダ槽に通して、銅で形成された陰極層10の裏側と、帯状の陰極部30aと格子状の陽極部30bの表面の熱硬化性エポキシ樹脂の皮膜が形成されていない領域にハンダを付着する。このハンダの付着によりLED素子接着面50が形成される。なお、裏側に付着するハンダは広がってしまい、ほとんど厚みを有することはないが、熱硬化性エポキシ樹脂からなる第2絶縁層40に囲まれた領域に付着したハンダはある程度の厚みを有して、LED素子接着面50を形成することになる。なお、貫通孔70に接する箇所のハンダは貫通孔70の壁に沿って流れ込み、貫通孔70を塞ぐことはない。
(工程6)
更に、本実施例では、傷、錆びを防ぐために、第2絶縁層40の表面とLED素子接着面50とに、TAN処理によって、コーティング層60を形成する。
なお、工程1と工程2においては、先に3層目の銅板(LED素子電極層)を適切なフィルムの上で工程2の所定の形状及び位置に切断する作業を先にしておいて、所定の形状及び位置に切断された銅板をフィルムの上に置いた状態でそのフィルムをガラスエポキシFR4の層の上に積層し、工程1の手法で、3層の積層体を作ることもできる。
(使用法)
上述の実施例で製造したLED配線基板は、以下のように使用することができる。
図7の写真が示すように、このLED配線基板100は、一般的な鋏を使用し、任意の形状に切り取ることができる。使用する工具は、鋏に限らず、切削工具を選ばない。図8の写真が示すように、「あ」という文字に切り取ることもできる。
このLED配線基板100にLED素子を実装する場合は、LED素子を実装したい部位の陰極部のLED接着面と陽極部のLED接着面に、図9の写真が示すように、自動ハンダ用のハンダペーストを注射器で10mg程度塗布する。ここでは、松尾ハンダ株式会社の商品名松尾ハンダFLF01−BZを用いた。そして、自動ハンダ用のハンダペーストの塗布された陰極部と陽極部に、LED素子の陰極と陽極とを正しく合わせて配置する。このとき、LED素子の配置する位置を選択することで、LED素子の配列によって形成される形状を所望の形状にすることができる。
LED素子の配置が終了したら、このLED配線基板100を概ね160℃から180℃に調整加熱された電熱器の上に乗せて、塗布されたすべての自動ハンダ用のハンダペーストが溶融するまで加熱する。全てのハンダペーストが溶融したら、LED配線基板100を電熱器より外し、溶融したハンダペーストが固体化するまで自然冷却する。加熱は、前記温度でドライヤーで用いて加熱してもよい。図10の写真で、LED素子を実装した状態を示す。
ここで、本実施例のLED配線基板100にLED素子80を実装した状態における切断面の模式図を図4に示す。切断箇所は、図1と同じである。
LED素子80が接着されたLED素子接着面50に塗布されたハンダペーストは、貫通孔70を充填して、帯状の陰極部30aと陰極層10とが電気的に繋がることになる。
すべての自動ハンダ用のハンダペーストが固体化したら、陰極層又はLED素子が配置されていない帯状の陰極部のLED素子接着面、LED素子が配置されていない格子状の陽極部のLED接着面にそれぞれ各1本の電源供給の電線を配線して、LED配線基板の必要電圧の供給部に結線する。
このLED配線基板は、図11の写真が示すように、曲げることが可能なので、曲げた状態で使用することもできる。
(変形例)
なお、本発明のLED配線基板は、上述の実施例に限定されるものではない。例えば、陰極層の銅板、ガラスエポキシ樹脂からなる第1絶縁層等の大きさ、形状、厚さ等を適切な範囲で変更することが可能である。また、格子状の陽極部、帯状の陰極部の位置関係、大きさも、実装することを予定しているLED素子のタイプに応じて、適切に変更することが可能である。
例えば、格子状の陽極部の形状については、格子状の陽極部に囲まれた閉領域が本実施例で示した4角形の形状でなくてもよい。丸みを帯びた楕円形でも、円形でもよいし、5角形、6角形等の多角形でもよい。
また、閉領域におかれる帯状の陰極部の形状も、本実施例で示した長方形でなくても、楕円形、円形等のように丸みを帯びていてもよいし、多角形でもよい。
要は、LED素子接着面を形成するだけの面の広さがあればよい。
更に、LED素子接着面は、本実施例のような4角形の形状でなくてもよい。他の形状でもよい。要はLED素子が接着できるような面積を有していればよい。また、LED素子接着面は、本実施例では、帯状の陰極部に2つ形成されていたが、別に1つでもよいし、形成できるのであれば3つ以上でもよい。
また、その位置も本実施例に限定されない。要は、陰極部を担うLED素子接着面と陽極部を担うLED素子接着面とが電気的に絶縁できる距離があればよい。
更に、実装を予定しているLED素子の大きさによっても、上に述べた格子状の陽極部、帯状の陰極部、LED素子接着面等の形状、位置関係、大きさ等は変更され得る。つまり、本実施例では、3V用のLED素子の使用を想定したLED配線基板であったが、5V又は12V用のLED素子であれば、それに合わせてLED配線基板を設計すればよい。
本発明のLED配線基板は、LED素子を用いて、発光するいろいろな形状の文字、マーク等を安価で簡単に作成することができ、安全な低電圧と低消費電力を実現することができるので、店舗等の看板、照明等、屋内照明、案内板等に用いるのに好適である。
100 ・・・ LED配線基板
10 ・・・ 陰極層
20 ・・・ 第1絶縁層
30a ・・・ 帯状の陰極部(LED素子電極層の)
30b ・・・ 格子状の陽極部(LED素子電極層の)
40 ・・・ 第2絶縁層
50 ・・・ LED素子接着面
60 ・・・ コーティング層
70 ・・・ 貫通孔
80 ・・・ LED素子

Claims (1)

  1. 表面にLED素子が実装されるLED配線基板であって、銅板を用いた陰極層と、前記陰極層の上に積層されたガラスエポキシ樹脂からなる第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上に積層されLED素子を通電させることを可能にするLED素子電極層と、前記LED素子電極層の上に積層された熱硬化性エポキシ樹脂からなる第2絶縁層とを有し、
    前記LED素子電極層は、銅を用いた格子状の陽極部と、前記格子状の陽極部に囲まれた閉領域に前記格子状の陽極部に接触することなく配置された銅を用いた帯状の陰極部とを有し、
    前記第2絶縁層の熱硬化性エポキシ樹脂は、前記格子状の陽極部と前記帯状の陰極部との空隙を満たしており、
    前記格子状の陽極部と前記帯状の陰極部とにLED素子を接着するためのハンダからなるLED素子接着面が、前記格子状の陽極部の表面と前記帯状の陰極部の表面とに前記第2絶縁層から露呈して設けられ、
    前記帯状の陰極部の前記LED素子接着面には前記第1絶縁層と前記陰極層とを貫通する少なくとも1つの貫通孔が設けられ、
    LED素子を接着する際に前記LED素子接着面に塗布して用いたハンダが前記貫通孔に流れ込んで満たすことにより前記帯状の陰極部と前記陰極層とを通電可能状態にすることを特徴とするLED配線基板。
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