JP2014056629A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクが未記録状態の場合と、光ディスクが記録された状態の場合とで、光ピックアップから照射される光の出力調整の結果がばらつくのを抑制することが可能な光ディスク装置を提供する。
【解決手段】この光ディスク装置100は、光ディスク200に光を照射し、光ディスク200によって反射された光を検出する光ピックアップ1と、光ディスク200のPCAを用いて光ピックアップ1から照射される光の出力調整(OPC)を行う制御部8とを備える。そして、制御部8は、光ディスク200が未記録状態である場合に、光ディスク200のPCAに仮記録を行ってから仮記録を消去するとともに、PCAに調整用記録を行ってから調整用記録を用いて光ピックアップ1から照射される光の出力調整を行うように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ディスク装置に関し、特に、光ピックアップを備えた光ディスク装置に関する。
従来、光ピックアップを備えた光ディスク装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、片面二層ディスク(光ディスク)に光ビーム(光)を照射し、片面二層ディスクによって反射された光ビームを検出する光ピックアップと、片面二層ディスクのパワーキャリブレーション領域(テスト領域)を用いて光ピックアップから照射される光ビームの出力調整を行うシステムコントローラ(制御部)とを備えた光ディスク装置が開示されている。この光ディスク装置では、システムコントローラは、片面二層ディスクが未記録状態である場合に、片面二層ディスクのパワーキャリブレーション領域を通常の消去出力より大きい出力の光ビームを用いてDC消去するとともに、パワーキャリブレーション領域にテスト信号の試し書きを行ってから試し書きを用いて光ピックアップから照射される光ビームの出力調整(オプティマムパワーキャリブレーション)を行うように構成されている。
特開2007−115386号公報
しかしながら、上記特許文献1の光ディスク装置では、未記録状態の片面二層ディスク(光ディスク)のパワーキャリブレーション領域(テスト領域)を通常の消去出力より大きい出力の光ビームを用いてDC消去してから、パワーキャリブレーション領域にテスト信号の試し書きを行う構成であるため、光ピックアップから照射される光ビーム(光)の出力調整を行う場合に、初めて記録領域に試し書きを行う(光ディスクが未記録状態である)場合と、1度以上書き込みを行い消去した記録領域に試し書きを行う(光ディスクが記録された状態である)場合とで、試し書きの出力が同じでも記録特性が異なり、その結果、光ピックアップから照射される光ビームの出力調整(オプティマムパワーキャリブレーション)の結果がばらつくと考えられる。このように、光ピックアップから照射される光ビームの出力調整の結果がばらつく場合には、光ディスクへの記録品位のばらつきが大きくなる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、光ディスクが未記録状態の場合と、光ディスクが記録された状態の場合とで、光ピックアップから照射される光の出力調整の結果がばらつくのを抑制することが可能な光ディスク装置を提供することである。
この発明の一の局面による光ディスク装置は、光ディスクに光を照射し、光ディスクによって反射された光を検出する光ピックアップと、光ディスクのテスト領域を用いて光ピックアップから照射される光の出力調整を行う制御部とを備え、制御部は、光ディスクが未記録状態である場合に、光ディスクのテスト領域のうち少なくとも一部の記録領域に仮記録を行ってから仮記録を消去するとともに、上記記録領域に調整用記録を行ってから調整用記録を用いて光ピックアップから照射される光の出力調整を行うように構成されている。
この発明の一の局面による光ディスク装置では、上記のように、光ディスクが未記録状態である場合に、光ディスクのテスト領域のうち少なくとも一部の記録領域に仮記録を行ってから仮記録を消去するとともに、上記記録領域に調整用記録を行ってから調整用記録を用いて光ピックアップから照射される光の出力調整を行う制御部を設けることによって、光ディスクが未記録状態である場合に、テスト領域に仮記録を行い消去した後で調整用記録を行うので、光ディスクが未記録状態であるか否かに係らず、常に、テスト領域に1度以上記録が行われた後に記録された調整用記録を用いて光ピックアップから照射される光の出力調整を行うことができる。これにより、光ディスクが未記録状態の場合と、光ディスクが記録された状態の場合とで、光ピックアップから照射される光の出力調整の結果がばらつくのを抑制することができる。その結果、光ディスクへの記録品位のばらつきを低減することができる。
上記一の局面による光ディスク装置において、好ましくは、制御部は、光ディスクの記録管理領域の記録情報に基づいて光ディスクが未記録状態であると判断した場合に、光ディスクのテスト領域のうち少なくとも一部の記録領域に仮記録を行ってから仮記録を消去するように構成されている。このように構成すれば、記録管理領域の記録情報に基づいて光ディスクが未記録状態か否かを容易に判断して、光ディスクが未記録状態である場合に、光ディスクのテスト領域に仮記録を行ってから仮記録を消去することができる。
上記一の局面による光ディスク装置において、好ましくは、制御部は、光ディスクのテスト領域の全領域に仮記録を行ってから仮記録を消去するように構成されている。このように構成すれば、テスト領域内のいずれの領域でも調整用記録を行うことができるので、調整用記録の記録特性がばらつくのを抑制しつつ、テスト領域の全領域を有効に利用することができる。
上記一の局面による光ディスク装置において、好ましくは、制御部は、光ディスクのテスト領域に調整用記録を行う記録領域が無くなった場合に、所定の出力の光を照射して調整用記録を消去するとともに、仮記録を消去する場合に、上記所定の出力と略等しい出力の光を照射するように構成されている。このように構成すれば、仮記録を消去する場合に、調整用記録を消去する所定の出力の光と略等しい出力の光が照射されるので、調整用記録を消去する光の出力よりも大きい出力の光を照射して仮記録の消去を行う場合と異なり、光ディスクのテスト領域が傷むのを抑制することができる。また、調整用記録を消去する光の出力よりも小さい出力の光を照射して仮記録の消去を行う場合と異なり、テスト領域に記録された仮記録を確実に消去することができる。また、テスト領域の調整用記録を消去することによって、再びテスト領域に調整用記録を行って光ピックアップから照射される光の出力調整を行うことができる。
上記一の局面による光ディスク装置において、好ましくは、制御部は、調整用記録を行う場合に、出力を変化させながら光を照射するとともに、仮記録を行ってから仮記録を消去する場合に、一定の出力の光を照射して仮記録を行い、一定の出力の光を照射して仮記録を消去するように構成されている。このように構成すれば、一定の出力の光を照射して仮記録が行われてから消去されるので、テスト領域にむらなく記録して消去することができる。これにより、光ピックアップから照射される光の出力調整の結果がばらつくのを効果的に抑制することができる。また、出力を変化させることなく一定の出力の光により仮記録を容易に行うことができ、一定の出力の光により仮記録を確実に消去することができる。
上記一の局面による光ディスク装置において、好ましくは、制御部は、仮記録が行われて仮記録が消去された光ディスクにデータを記録する場合に、仮記録を行わずに、調整用記録を行ってから調整用記録を用いて光ピックアップから照射される光の出力調整を行うように構成されている。このように構成すれば、1度仮記録が行われた光ディスクにデータを記録する場合は、仮記録を行わずに、調整用記録が行われるので、その分、光ピックアップから照射される光の出力調整を行う時間を短縮することができる。
本発明によれば、上記のように、光ディスクが未記録状態の場合と、光ディスクが記録された状態の場合とで、光ピックアップから照射される光の出力調整の結果がばらつくのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による光ディスク装置の全体の構成を示した概略図である。 本発明の一実施形態による光ディスクの記録領域を説明するための図である。 本発明の一実施形態による光ディスク装置の制御部によるOPC処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による光ディスク装置100の構成について説明する。
本実施形態による光ディスク装置100は、光ディスク200としてのDVD(デジタル多用途ディスク)にデータを記録可能に構成されている。また、光ディスク装置100は、光ディスク200を再生可能に構成されている。また、光ディスク装置100は、光ピックアップ1と、RFアンプ2と、再生処理回路3と、出力回路4と、ドライバ5と、送りモータ6と、スピンドルモータ7と、制御部8とを備えている。
光ピックアップ1は、光ディスク200にレーザビーム(光)を照射して光ディスク200によって反射された光を検出することにより、光ディスク200に記録された各種情報(音声情報や映像情報など)を読み取る機能を有している。また、光ピックアップ1は、光ディスク200にレーザビーム(光)を照射して記録可能な光ディスク200にデータを記録する機能を有している。また、光ピックアップ1は、DVD用として、波長650nm帯の赤色レーザビームを光ディスク200に照射可能に構成されている。
RFアンプ2は、光ピックアップ1により読み取られた各種情報に基づく再生信号を増幅する機能を有している。再生処理回路3は、制御部8を介してRFアンプ2により増幅された再生信号を取得し、その再生信号に対して再生のための各種の処理(たとえば、画像処理など)を施すように構成されている。出力回路4は、光ディスク200に記録された映像および音声をそれぞれ図示しないモニタおよびスピーカにより出力するために、再生処理回路3により処理が施された信号に対してD/A変換処理を行うように構成されている。
ドライバ5は、制御部8からの指示に基づいて、送りモータ6およびスピンドルモータ7の動作を制御するように構成されている。また、ドライバ5は、制御部8からの指示に基づいて、光ピックアップ1の動作を制御するように構成されている。送りモータ6は、光ピックアップ1を光ディスク200の半径方向に移動させる機能を有している。スピンドルモータ7は、光ディスク200を回転させる機能を有している。
制御部8は、光ディスク200のデータ領域(図2参照)にデータを記録する場合に、光ディスク200のPCA(パワーキャリブレーションエリア)(図2参照)を用いて光ピックアップ1から照射される光(レーザビーム)の出力調整(OPC(オプティマムパワーキャリブレーション))を行うように構成されている。具体的には、制御部8は、光ディスク200にデータを記録する場合に、光ディスク200のPCAに光ピックアップ1から段階的に出力を変化させながら光を照射して調整用記録を行う。そして、制御部8は、調整用記録を再生した信号に基づいて、光ディスク200にデータを記録する際の光の最適記録出力を取得して、光ピックアップ1から照射される光の出力調整を行うように構成されている。また、制御部8は、光ディスク200の再生時に、FE(フォーカスエラー)信号に基づいてフォーカスサーボ制御を行うとともに、TE(トラッキングエラー)信号に基づいてトラッキングサーボ制御を行うように構成されている。なお、PCAは、本発明の「テスト領域」の一例である。
ここで、本実施形態では、制御部8は、光ディスク200が未記録状態(新品ディスク)である場合に、光ディスク200のPCAに仮記録を行ってから仮記録を消去するとともに、PCAに調整用記録を行ってから調整用記録を用いて光ピックアップ1から照射される光の出力調整(OPC)を行うように構成されている。つまり、制御部8は、OPCを行う場合は、1度仮記録が行われ仮記録が消去されたPCAの領域に、調整用記録を行うように構成されている。また、制御部8は、光ディスク200のRMA(レコーディングマネージメントエリア)(図2参照)の記録情報に基づいて、光ディスク200が未記録状態であるか否かを判断するように構成されている。具体的には、制御部8は、RMAに記録がされていない場合に、光ディスク200が未記録状態(新品ディスク)であると判断するように構成されている。なお、RMAは、本発明の「記録管理領域」の一例である。また、光ディスクの未記録状態とは、一度も記録(書き込み)が行われていない新品の状態をいう。
また、制御部8は、光ディスク200が未記録状態である場合に、光ディスク200のPCAの全領域に仮記録を行ってから仮記録を消去するように構成されている。また、制御部8は、光ディスク200のPCAに調整用記録を行う記録領域が無くなった場合に、光ピックアップ1から所定の出力の光を照射して調整用記録を消去するように構成されている。また、制御部8は、仮記録を消去する場合に、調整用記録を消去する所定の出力と略等しい出力の光を光ピックアップ1から照射して仮記録を消去するように構成されている。具体的には、制御部8は、仮記録の消去および調整用記録の消去を行う場合に、光ピックアップ1から一定の出力の光を照射して光ディスク200のPCAから記録を消去するように構成されている。
また、制御部8は、仮記録を行ってから仮記録を消去する場合に、光ピックアップ1から一定の出力の光を照射して仮記録を行い、一定の出力の光を照射して仮記録を消去するように構成されている。また、制御部8は、仮記録が行われて仮記録が消去された光ディスク200にデータを記録する場合に、仮記録を行わずに、調整用記録を行ってから調整用記録を用いて光ピックアップ1から照射される光の出力調整(OPC)を行うように構成されている。つまり、制御部8は、未記録状態(新品ディスク)の光ディスク200にデータを記録する場合に、光ディスク200のPCAに仮記録を行ってから仮記録を消去するように構成されている。
光ディスク200は、書き換え可能に構成されている。つまり、光ディスク200は、データの記録およびデータの消去をすることが可能に構成されている。また、光ディスク200は、一層の記録層を有する。また、光ディスク200は、たとえば、図2に示す例のような、DVD−RW規格のディスクである。光ディスク200の記録領域は、図2に示すように、内周側のR−Information Areaと、外周側のInformation Areaとに分割されている。R−Information Areaは、内周から外周に向かって、PCAおよびRMAを含む。Information Areaは、内周から外周に向かって、リードイン領域、データ領域およびリードアウト領域を含む。
光ディスク200のPCAは、光ディスク200にデータの記録を行う場合に、光ピックアップ1の光の出力を調整するために用いられる。また、PCAは、光ピックアップ1の光の出力調整(OPC)のための調整用記録を約400回分行える領域を有している。RMAは、光ディスク200に記録されたデータを管理するための記録管理情報を記録するために用いられる。たとえば、RMAには、データ領域におけるデータの記録位置などに関する情報が記録される。
光ディスク200のリードイン領域およびリードアウト領域は、光ピックアップ1がデータ領域にアクセスする際のオーバーランに備える緩衝領域の機能を有する。データ領域は、映像データなどのデータを記録するために用いられる。
次に、図3を参照して、本実施形態の光ディスク装置100の制御部8による光ピックアップ1から照射される光の出力調整(OPC)処理について説明する。この処理は、光ディスク200のデータ領域にデータを記録する前に実行される。
図3のステップS1において、制御部8は、光ディスク200が新品ディスクであるか否かを判断する。つまり、制御部8は、光ディスク200が一度も記録(書き込み)が行われていない未記録状態であるか否かを判断する。具体的には、制御部8は、光ディスク200のPCAの記録情報に基づいて、光ディスク200が未記録状態であるか否かを判断する。光ディスク200が新品ディスクであれば、ステップS2に進み、光ディスク200が新品ディスクでなければ、ステップS4に進む。
ここで、本実施形態では、光ディスク200が新品ディスク(未記録状態)であれば、制御部8は、ステップS2において、光ディスク200のPCA全体に仮記録を行う。制御部8は、ステップS3において、光ディスク200のPCA全体の仮記録の消去を行う。
制御部8は、ステップS4において、光ピックアップ1から照射される光の出力調整(OPC)を実行する。具体的には、制御部8は、光ディスク200のPCAに光ピックアップ1から出力を変化させながら光を照射して調整用記録を行い、調整用記録に基づいて光ピックアップ1から照射される光の出力調整(OPC)を行う。制御部8は、ステップS5において、最適なレーザ出力を決定する。つまり、制御部8は、出力を変化させながら光が照射されて行われた調整用記録に基づいて、光ディスク200のデータ領域にデータを記録する際の光ピックアップ1の最適な光の出力を決定する。その後、制御部8は、OPC処理を終了する。
本実施形態では、上記のように、光ディスク200が未記録状態(新品ディスク)である場合に、光ディスク200のPCAに仮記録を行ってから仮記録を消去するとともに、PCAに調整用記録を行ってから調整用記録を用いて光ピックアップ1から照射される光(レーザビーム)の出力調整(OPC)を行う制御部8を設けることによって、光ディスク200が未記録状態である場合に、PCAに仮記録を行い消去した後で調整用記録を行うので、光ディスク200が未記録状態であるか否かに係らず、常に、PCAに1度以上記録が行われた後に記録された調整用記録を用いて光ピックアップ1から照射される光の出力調整を行うことができる。これにより、光ディスク200が未記録状態(新品ディスク)の場合と、光ディスク200が記録された状態の場合とで、光ピックアップ1から照射される光の出力調整の結果がばらつくのを抑制することができる。その結果、光ディスク200への記録品位のばらつきを低減することができる。
また、本実施形態では、制御部8を、光ディスク200のRMAの記録情報に基づいて光ディスク200が未記録状態であると判断した場合に、光ディスク200のPCAに仮記録を行ってから仮記録を消去するように構成することによって、RMAの記録情報に基づいて光ディスク200が未記録状態か否かを容易に判断して、光ディスク200が未記録状態である場合に、光ディスク200のPCAに仮記録を行ってから仮記録を消去することができる。
また、本実施形態では、制御部8を、光ディスク200のPCAの全領域に仮記録を行ってから仮記録を消去するように構成することによって、PCA内のいずれの領域でも調整用記録を行うことができるので、調整用記録の記録特性がばらつくのを抑制しつつ、PCAの全領域を有効に利用することができる。
また、本実施形態では、制御部8を、光ディスク200のPCAに調整用記録を行う記録領域が無くなった場合に、所定の出力の光を照射して調整用記録を消去するとともに、仮記録を消去する場合に、上記所定の出力と略等しい出力の光を照射するように構成する。これにより、仮記録を消去する場合に、調整用記録を消去する所定の出力の光と略等しい出力の光が照射されるので、調整用記録を消去する光の出力よりも大きい出力の光を照射して仮記録の消去を行う場合と異なり、光ディスク200のPCAが傷むのを抑制することができる。また、調整用記録を消去する光の出力よりも小さい出力の光を照射して仮記録の消去を行う場合と異なり、PCAに記録された仮記録を確実に消去することができる。また、PCAの調整用記録を消去することによって、再びPCAに調整用記録を行って光ピックアップ1から照射される光の出力調整を行うことができる。
また、本実施形態では、制御部8を、調整用記録を行う場合に、出力を変化させながら光を照射するとともに、仮記録を行ってから仮記録を消去する場合に、一定の出力の光を照射して仮記録を行い、一定の出力の光を照射して仮記録を消去するように構成することによって、一定の出力の光を照射して仮記録が行われてから消去されるので、PCAにむらなく記録して消去することができる。これにより、光ピックアップ1から照射される光の出力調整(OPC)の結果がばらつくのを効果的に抑制することができる。また、出力を変化させることなく一定の出力の光により仮記録を容易に行うことができ、一定の出力の光により仮記録を確実に消去することができる。
また、本実施形態では、制御部8を、仮記録が行われて仮記録が消去された光ディスク200にデータを記録する場合に、仮記録を行わずに、調整用記録を行ってから調整用記録を用いて光ピックアップ1から照射される光の出力調整を行うように構成することによって、1度仮記録が行われた光ディスク200にデータを記録する場合は、仮記録を行わずに、調整用記録が行われるので、その分、光ピックアップ1から照射される光の出力調整(OPC)を行う時間を短縮することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明を、DVDに対応した光ディスク装置に適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明を、CD(コンパクトディスク)またはBD(ブルーレイディスク)に対応した光ディスク装置に適用してもよいし、CD、DVDおよびBD以外の光ディスク装置に本発明を適用してもよい。また、CD、DVDおよびBDなどの複数の種類の光ディスクに対応した光ディスク装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、光ディスクとしてDVD−RW規格のディスクを用いる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光ディスクは、書き換え可能であれば、DVD−RW規格以外の規格のディスクであってもよい。たとえば、光ディスクは、CD−RW規格、DVD+RW規格またはBD−RE規格などの規格のディスクであってもよい。
また、上記実施形態では、光ディスクのPCA(テスト領域)の全領域に仮記録を行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光ディスクのテスト領域のうち少なくとも一部の記録領域に仮記録を行う構成であれば、テスト領域の全領域に仮記録を行わなくてもよい。
また、上記実施形態では、光ディスクのRMA(記録管理領域)に記録が無い場合に、光ディスクが未記録状態であると判断する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光ディスクの記録管理領域に未記録状態であることを示す所定の記録がされている場合に未記録状態であると判断してもよい。また、光ディスクの記録管理領域以外の記録領域の記録情報に基づいて、光ディスクが未記録状態であると判断してもよい。
また、上記実施形態では、光ディスクが未記録状態である場合に、光ディスクのPCA(テスト領域)に仮記録を行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光ディスクに記録がある場合にも、光ディスクのテスト領域に仮記録を行う構成であってもよい。
また、上記実施形態では、光ディスクが一層の記録層を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光ディスクが二層以上の多層の記録層を有する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、光ディスクが未記録状態である場合に、仮記録を行ってから仮記録を消去することを1回行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光ディスクが未記録状態である場合に、仮記録を行ってから仮記録を消去することを複数回行う構成であってもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、本発明の制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 光ピックアップ
8 制御部
100 光ディスク装置
200 光ディスク

Claims (6)

  1. 光ディスクに光を照射し、前記光ディスクによって反射された光を検出する光ピックアップと、
    前記光ディスクのテスト領域を用いて前記光ピックアップから照射される光の出力調整を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記光ディスクが未記録状態である場合に、前記光ディスクのテスト領域のうち少なくとも一部の記録領域に仮記録を行ってから前記仮記録を消去するとともに、前記記録領域に調整用記録を行ってから前記調整用記録を用いて前記光ピックアップから照射される光の出力調整を行うように構成されている、光ディスク装置。
  2. 前記制御部は、前記光ディスクの記録管理領域の記録情報に基づいて前記光ディスクが未記録状態であると判断した場合に、前記光ディスクのテスト領域のうち少なくとも一部の記録領域に前記仮記録を行ってから前記仮記録を消去するように構成されている、請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記制御部は、前記光ディスクのテスト領域の全領域に前記仮記録を行ってから前記仮記録を消去するように構成されている、請求項1または2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記制御部は、前記光ディスクのテスト領域に前記調整用記録を行う記録領域が無くなった場合に、所定の出力の光を照射して前記調整用記録を消去するとともに、前記仮記録を消去する場合に、前記所定の出力と略等しい出力の光を照射するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  5. 前記制御部は、前記調整用記録を行う場合に、出力を変化させながら光を照射するとともに、前記仮記録を行ってから前記仮記録を消去する場合に、一定の出力の光を照射して前記仮記録を行い、一定の出力の光を照射して前記仮記録を消去するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  6. 前記制御部は、前記仮記録が行われて前記仮記録が消去された前記光ディスクにデータを記録する場合に、前記仮記録を行わずに、前記調整用記録を行ってから前記調整用記録を用いて前記光ピックアップから照射される光の出力調整を行うように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
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