JP2014056335A - 仮想マシン配置システム及び仮想マシン配置方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ端末における使用感を損なわないようにネットワーク遅延及びデータセンタにおける負荷に応じて仮想マシンの配置を変更する仮想マシン配置システム等を提供することである。
【解決手段】仮想マシン配置システム1におけるクライアント端末2は、自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報3を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求4を仮想マシン配置部5に送信し、仮想マシン配置部5は、クライアント端末2からの応答性能向上要求4を受信した場合に、データセンタにおける通常時の遅延情報3と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報6に応じて、特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるよう制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、ユーザ端末におけるネットワーク遅延や、データセンタにおける情報処理装置等の負荷状況に応じて仮想マシンを再配置する技術分野に関する。
今日、データセンタ(Data_Center;以下、「DC」と略称する)において、情報処理装置等における物理的な資源を論理的に分割し再構成する仮想マシンに関連する技術が利用されている。
係るDCにおける仮想マシンは、情報処理装置である例えば、サーバ装置やストレージ装置等における運用管理を柔軟にする。
また、係る仮想マシンは、これらの情報処理装置における負荷を分散したり、ユーザ端末からサーバ装置等を利用する際の利用効率を向上させることができる。
より具体的には複数のDCにおけるサーバ装置等を統合的に運用管理する管理センタは、関連するDCにおけるサーバ装置等の負荷を監視することにより、その監視結果に応じてDCが有する例えばサーバ装置等における資源(つまり、Central_Proccessing_Unit(以下、「CPU」と略称する)や、メモリやストレージ及びネットワーク機能等)を、ソフトウェア(Soft_Ware(以下、「SW」と略称する)を用いて論理的に分割すると共に再構成した仮想マシンを、DC内やDCを跨って移動(つまり、仮想マシンを再配置)させることが可能である。
しかしながら、管理センタにおける、上述したDCにおける負荷の監視や、その監視結果に基づく判断だけでは、ユーザが使うユーザ端末と、例えばサーバ装置との間の距離によるネットワーク遅延(つまり、通信回線による信号の伝播遅延時間等)は考慮されていないため、サーバ装置間で負荷を分散することができたとしても、仮想マシンの移動により、かえってレスポンスが低下する可能性がある。
より具体的には、管理センタにおける仮想マシンは、例えばサーバ装置等が有する資源を、何処のデータセンタに存在するかを隠蔽するため、それらの資源が存在する場所はそれほど意識されずに、例えば、管理センタは、夜間に、あるサーバ装置へ仮想マシンを集約する際に、ユーザから距離が遠いDCへ仮想マシンが移動した場合、かえってレスポンスが低下して、ユーザにおける使用感を損なう場合がある。
また、ユーザが使用するアプリケーション(Application;以下、「AP」と略称する)SWの種類によっては、ユーザが使う端末と、仮想マシンを構成するサーバ装置における各資源との距離が、ユーザが操作する際に影響しない(つまり、ユーザが遅延を体感し得ない)場合もあり、必ずしもユーザに近いデータセンタに仮想マシンを配置する必要がない場合もある。
ここで特許文献1は、クライアントが、サービスレベル・アグリーメント(Service_Level_Agreement;サービスを提供する際に、提供するサービス品質をサービスを受ける側との間で合意した基準。以下「SLA」と略称する)に合致するか否かの品質情報を都度測定し、サービスを提供する複数のサーバ装置を管理する管理サーバ装置において、品質を満足し、且つ、利用費用が安くなると思われるサーバ装置を選択し、選択されたサーバ装置をクライアントから利用できるようにする。
そして、特許文献1に記載された管理サーバ装置は、これによりSLAや利用費用に応じて、利用者の体感品質を維持させながら、情報システムを構築する費用を低減させる技術を開示する。
また、特許文献2に記載されたサーバ管理システムは、サービスレベルに関わる情報を基に、仮想マシンによって構成された複数の情報処理システムのうち、SLA違反が発生する危険性のある情報処理システムを高可用性の環境に移行させる技術を開示する。
より具体的には、特許文献2に記載されたサーバ管理システムは、冗長構成をとることが可能な場合には仮想マシンを物理サーバに論理的に追加してクラスタを構成する一方で、冗長構成をとることができない場合には、Fault_Tolerant(以下、「FT」と略称する)サーバに移行することにより、コストを抑えると共にSLA違反を回避する技術を開示する。
また、特許文献3に記載されたDCは、APをマイグレーション(つまり、異なるOperating_System(以下、「OS」と略称する)や、ハードウェア(Hard_Ware(以下、「HW」と略称する)を有するプラットフォームへプログラムや、データ資産を移行する)する際に、ネットワークや、サーバや、ストレージ装置等が有する資源における要件を指定する要求によって、マイグレーション後にパフォーマンスレベルを維持することを保証できるか否かの検証を行なう。
そして、特許文献3に記載されたDCは、その検証結果を要求側DCに返送し、要求側DCは、マイグレーションを実施するか否かを決定することにより、APのマイグレーションを実行可能なDCを特定する技術を開示する。
また、特許文献4に記載された各ロケーション毎のユーザ収容サーバ装置は、ユーザ端末からの利用要求を受け付けると、現在対応付けられているユーザ収容サーバ装置を、滞留ユーザ記憶部若しくは中央サーバ装置における各ユーザ滞留ロケーション記憶部を参照して、収容先のサーバ装置を変更するか否かを決定する技術を開示する。
そして、特許文献4に記載されたユーザ収容サーバ装置は、各AP毎のユーザ用コピーを保持しているユーザ収容サーバ装置を特定するためのプロパティにより特定されるユーザ収容装置から、ユーザにより指定されたAPのユーザ用コピーを呼び寄せ、自装置が保持するユーザ用コピーを用いてAPサービスを提供する技術を開示する。
これにより、複数のユーザ収容サーバ装置を分散配置したサービス提供システムにおいて、ユーザが何れのロケーションに移動しても、ユーザ端末と実行中のAPとの間の遅延が少なく、同一のAPサービスを継続的に利用することができる技術を開示する。
特開2012−022555号公報 特開2011−039740号公報 特開2009−134687号公報 特開2009−252075号公報
特許文献1は、他ユーザの利用状況が変化することによる負荷の変化や、クラウド基盤提供サービス利用料がサービス事業者間競争等に伴い変化することに対して、都度、品質情報を測定し、管理サーバ装置において、品質及びコストを満足しうるサーバ装置を選択するのに留まる。
また、特許文献2は、SLAに関する情報を収集してSLA違反を回避する際に冗長構成をとることができない場合は、例えば追加のFTサーバ装置等を準備することが前提であり、コストがかさむという課題が残る。
また、特許文献3は、期待するパフォーマンスを維持する指標としてネットワークや、サーバや、ストレージ装置等が有する資源における要件を指定しているが、ユーザの使用感に直結する、ネットワークを通した応答遅延時間等の外部要因を含んだ要件は、DCに閉じた指標だけでは測定できないという課題がある。
また、特許文献4は、ユーザ端末が移動するのに応じて、ユーザがアクセスする最も近いDCに、ユーザ収容サーバ装置によって構成される仮想マシンを配置すると、その移動先のサーバ装置やDC内における負荷については考慮されていないので、仮想マシン移動後が、ユーザにとって必ずしも最適な配置であるとは限らないという課題が残る。
つまり、特許文献1乃至特許文献4が開示する技術は、ユーザ端末を使用する際のユーザ体感及びサーバ装置における負荷に基づいて仮想マシンを再配置する際に、ユーザ端末が、AP_SW毎のネットワーク遅延情報を測定したその結果をサーバ装置における負荷情報と共に、判断に用いることについては考慮されていない。
また、特許文献1乃至特許文献4が開示する技術は、ユーザの起動アプリケーションや利用状況によっては、再配置の必要がないケースがあるにも関わらず、常にユーザに近いDCに仮想マシン等を配置することを意図しており、仮想マシンの移動に伴い、かえってネットワーク負荷が増加する問題についても考慮されていない。
さらに、特許文献1乃至特許文献4が開示する技術は、ユーザが利用する無線アクセス(つまり、ユーザ端末をネットワーク環境に接続することが可能な、Wireles_WAN(Wide_Area_Network;以下、「ワイヤレスWAN」若しくは「WWAN」と略称する)や、Wireless_MAN(Metroporitan_Area_Network;以下、「ワイヤレスMAN」若しくは「WMAN」と略称する)や、Wireless_LAN(以下、「ワイヤレスLAN」若しくは「WLAN」と略称する)等)の環境による更なる遅延の要素なども考慮されていない。
即ち、本発明の主たる目的は、上述した課題を解決するために、ユーザ端末における使用感を損なわないようにネットワーク遅延及びデータセンタにおける負荷に応じて仮想マシンの配置を変更する仮想マシン配置システム等を提供することである。
本発明は、上述した課題の解決を目的としてなされた。
即ち、本発明に係る仮想マシン配置システム等は、
クライアント端末と仮想マシン配置部とが通信可能に接続される仮想マシン配置システムであり、
前記クライアント端末は、自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求を前記仮想マシン配置部に送信し、
該仮想マシン配置部は、前記クライアント端末からの前記応答性能向上要求を受信した場合に、前記データセンタにおける通常時の前記遅延情報と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報に応じて、前記特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも前記特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるよう制御することを特徴とする。
また、本発明の他の見地として、本発明に係る仮想マシン配置方法は、
クライアント端末と仮想マシン配置部とを通信可能に接続し、
前記クライアント端末は、自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求を前記仮想マシン配置機能に送信し、
該仮想マシン配置部は、前記クライアント端末からの前記応答性能向上要求を受信した場合に、前記データセンタにおける通常時の前記遅延情報と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報に応じて、前記特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも前記特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるよう制御する、
ことを特徴とする。
なお、同目的は、上記構成を有する仮想マシン配置方法をコンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及びそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、ユーザ端末における使用感を損なわないようにネットワーク遅延及びデータセンタにおける負荷に応じて仮想マシンの配置を変更することができる。
本発明の第1の実施形態に係る仮想マシン配置システムの構成を概念的に表すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る仮想マシン配置システムの構成を概念的に表すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る仮想マシン配置システムにおける概略の処理フローを表す図である。 本発明の第2の実施形態に係る仮想マシン配置システムにおける詳細の制御シーケンスを表す図である。 本発明の第2の実施形態に係る仮想マシン配置システムにおける詳細の制御シーケンスを表す図である。 本発明の第2の実施形態に係る仮想マシン配置システムにおける詳細の制御シーケンスを表す図である。 本発明の第2の本実施形態に係る仮想マシン配置システムにおいてレスポンス向上要求に応じて仮想マシンを再配置する例を表す図である。 本発明の第3の実施形態に係る仮想マシン配置システムにおけるユーザ端末の機能を情報処理装置を用いて実現した際の構成を概念的に表すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る仮想マシン配置システムにおける管理センタの機能を情報処理装置を用いて実現した際の構成を概念的に表すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る仮想マシン配置システムにおける仮想マシン配置管理機能が、仮想マシンを再配置する様子を表す画面例である。
以下、本発明を実施する形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態の構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る仮想マシン配置システム1の構成を概念的に表すブロック図である。
本実施形態に係る仮想マシン配置システム1は、クライアント端末2及びと仮想マシン配置部5とを有する。
本実施形態に係る仮想マシン配置システム1におけるクライアント端末2は、自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報3を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求4を仮想マシン配置部5に送信する。
そして、仮想マシン配置システム1における仮想マシン配置部5は、クライアント端末2からの応答性能向上要求4を受信した場合に、データセンタにおける通常時の遅延情報3と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報6に応じて、特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるよう制御する。
尚、説明の都合上、データセンタは、「DC」と略称する場合がある。
また、クライアント端末2は、例えば通信可能な通信ネットワーク(不図示。以下、「ネットワーク」と略称する)を介して、DCにおける情報処理装置の一例であるサーバ装置(不図示)との間で動作するAP_SWによってユーザがサービスを受けることが可能な端末である。
また、仮想マシン配置部5は、例えばDCにおけるサーバ装置を基にした仮想マシンを必要に応じて再配置させる、例えば管理サーバ装置である。
そして、クライアント端末2は、ネットワークを介して、例えば仮想マシン配置部5の管理下にあるDCにおける仮想マシン(不図示)との間で動作するAP_SWのうちのクライアント端末2側のAP_SWを用いて、例えば試験信号(不図示)のやり取りを行い、ネットワークにおける、当該AP_SWが取り扱うデータにおける遅延時間を測定すると共に、ネットワークにおける遅延情報3としてクライアント端末2において記憶する。
そして、クライアント端末2は、記憶された当該遅延情報3をクライアント端末2が有する所定の閾値と比較して、遅延情報3が表すネットワークにおける遅延時間が閾値以上であれば、当該遅延時間をネットワークにおける遅延情報3として、応答性能向上要求4に付加して、仮想マシン配置部5に送信する。
つまり、応答性能向上要求4は、クライアント端末2から仮想マシン配置部5に対して、応答性能が向上するように、DCにおける仮想マシンの配置を変更するよう要求する信号である。
また、仮想マシン配置部5は、クライアント端末2からの応答性能向上要求4を受け付け、クライアント端末2において、ネットワークにおける応答性能を向上させることが可能な移動先の仮想マシンを配置することを検証する。その際に、仮想マシン配置部5は、適時に収集した通常利用時の遅延情報3を含むデータセンタ情報6を参照する。
尚、以下の説明を判りやすくするために、仮想マシンを配置する際に、仮想マシンの元の構成を「移動元」と表し、仮想マシンを配置した後の構成を「移動先」と表す。しかし、「移動元」及び「移動先」と表現した際には、後述する論理的な再構成を表す「配置」、或いは「再配置」を表す概念も含むものとする。
また、データセンタ情報6は、DCにおける負荷であるDC負荷情報(不図示。以下同様)と、DCにおける例えばサーバ装置とサーバ装置を論理的に再構成した仮想マシンに関する情報である仮想化情報(不図示。以下同様)とを含む。
より具体的には、データセンタ情報6における、DC負荷情報は、例えばクライアント端末2が接続される対象のDC内における例えばサーバ装置毎の負荷情報を表す。
また、データセンタ情報6における仮想化情報は、例えばクライアント端末2が接続される対象のDCにおける、例えばサーバ装置(不図示)と、そのサーバ装置における物理的な資源を基にして論理的に再構成された仮想サーバ装置との配置関係を表す情報である。
つまり、本実施形態に係る仮想マシン配置システム1によれば、クライアント端末2において測定したネットワークにおけるAP_SW毎の遅延情報3を基に、その応答遅延を少なくするように要求する応答性能向上要求4を仮想マシン配置部5に送信する。
そして、仮想マシン配置部5は、クライアント端末2からのネットワークにおける遅延情報3における応答遅延時間を短くすることが可能な仮想マシンを検証すると共に、データセンタ情報6を参照して、DCにおける負荷情報と仮想化情報とを基にして移動先の仮想マシンを決定し、その仮想マシンへ移動させることができる。
即ち、本発明によれば、ユーザ端末(クライアント端末)における使用感を損なわないようにネットワーク遅延及びデータセンタにおける負荷に応じて仮想マシンの配置を変更することができる。
以上、本発明の第1の実施形態として、上述した構成及び動作を例に説明したが、本発明は、必ずしも係る構成や動作には限定されない。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について図2乃至図5を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る仮想マシン配置システム10の構成を概念的に表すブロック図である。
本実施形態に係る仮想マシン配置システム10は、ユーザ端末11と、管理センタ12と、ネットワーク13と、データセンタ14とを有する。また、ユーザ端末11は、レスポンス測定機能17を有する。
また、管理センタ12は、レスポンス向上要求受付機能18と、仮想マシン配置管理機能19と、サーバ負荷監視機能20と、仮想マシン配置実行機能21と、管理ポリシ23と、仮想マシン配置情報24とを有する。
また、仮想マシン配置システム10におけるデータセンタ14は、データセンタ14aと、データセンタ14bと、データセンタ14c並びにデータセンタ14d(以下、「DC14a乃至14d」若しくは「DC14」と略称する場合あり)とを有する。
また、DC14aは、仮想基盤保有サーバ装置22と、その仮想基盤保有サーバ装置22において、仮想マシン15並びに仮想化基盤16とを有する。そして、仮想マシン15は仮想マシン15aと仮想マシン15bとを有する。
尚、本実施形態において、DC14におけるデータセンタの数、及び仮想マシン15における仮想マシンの数は、説明の都合から一例として挙げているものであり、第2の実施形態を例に説明する本発明は、この数に限定されない。
また、一例としてDC14aにおける仮想マシン15aや15bについて説明するが、DC14b乃至14dについても同様に仮想マシン15を有するものとする。
また、本実施形態におけるユーザ端末11は、第1の実施形態におけるクライアント端末2に対応する。
また、本実施形態におけるレスポンス向上要求受付機能18と仮想マシン配置管理機能19及び仮想マシン配置実行機能21は、第1の実施形態における仮想マシン配置部5に対応する。
また、本実施形態におけるサーバ負荷監視機能20と、管理ポリシ23及び仮想マシン配置情報24とは、第1の実施形態におけるデータセンタ情報6に対応する。
即ち、本実施形態は、第1の実施形態をより詳細な構成にした実施形態と捉えることができる。
ここで、図3に示す、ユーザ端末11と、管理センタ12及びデータセンタ14の間における、要求と、応答並びに結果を表す処理フローも用いて仮想マシン配置システム10における各機能と動作概要を説明する。図3は、本実施形態に係る仮想マシン配置システム10における概略の処理フローを表す図である。
ユーザ端末11は、ユーザがDC14からサービスを受ける際に用いる端末であり、例えば情報処理装置である。そしてユーザ端末11は、レスポンス測定機能17を有し、そのレスポンス測定機能17を用いてユーザ端末11がDC14からサービスを受ける際に使用するAP_SWにおける、ネットワーク13を介したDC14の何れかの仮想マシン15との間の応答遅延時間(つまり、図3に示すネットワーク遅延測定結果)を測定する。
そして、ユーザ端末11は、レスポンス測定機能17を用いて、そのネットワーク遅延測定結果をユーザ端末11において、例えば、接続先のDCを表すDC番号と、当該DCにおける仮想マシンを表す当該仮想マシン番号と、当該ユーザ端末11において使用するAP_SWの種類と、ネットワーク遅延測定結果とを紐付けて記録(不図示)する。
そして、ユーザ端末11は、測定したネットワーク遅延測定結果をネットワーク13を介して管理センタ12へ送信する。
ここで、ユーザ端末11におけるレスポンス測定機能17を用いたネットワーク遅延時間の測定方法は、ユーザ端末11から仮想マシン15a若しくは仮想マシン15bへ、使用するAP_SW毎に、例えばPing(不図示。つまり、Internet_Control_Message_Protocol(以下、「ICMP」と略称する)におけるエコー要求通知を対象端末に送信し、その対象端末からエコー応答通知が返ってくるまでの間の往復の時間を計測する方法)等を用いて仮想マシン15a若しくは仮想マシン15bからのレスポンス(即ち、ネットワーク遅延時間)を測定することが可能である。
また、レスポンス測定機能17は、ユーザ端末11において用いられるAP_SW毎に、そのAP_SWで取り扱うデータ特性に応じてそれぞれ後述する所定の閾値(不図示)を有するものとする。
ここで、ユーザ端末11においてAP_SWを操作してサービスを受けるユーザは、ネットワーク遅延時間が大きいほど、サービスを提供するネットワークを含むシステムの動作が遅くなったと感じるので、ネットワーク遅延測定結果とユーザが体感する操作感とは相関性がある。
そして、ユーザ端末11におけるレスポンス測定機能17は、測定したそのネットワーク遅延時間を所定の閾値と比較し、そのネットワーク遅延時間が閾値を越えた際に、管理センタ12へ、図3に示す、ネットワーク遅延測定結果をレスポンス向上要求に付加して送信する。
そして、レスポンス測定器機能17を有するユーザ端末11は、レスポンス向上要求受付機能18からのレスポンス向上応答を待つ。
尚、ネットワーク遅延時間の測定方法は、一例としてPingを用いたが、これに限らず、ネットワーク遅延時間を測定できるのであれば、例えば使用するAP_SW毎に適した他の測定方法を用いてもよい。
また、ネットワーク遅延時間の測定方法は、サーバ装置における負荷による遅延を排除するために、他の負荷がないか若しくは少ない、例えばネットワーク遅延時間測定用サーバ装置(不図示)を設けて、当該ユーザ端末11はネットワーク遅延時間測定用サーバ装置との間で、ネットワーク遅延時間を求めるようにしてもよい。
また、複数のDC14a乃至14dを有するDC14を統合的に管理する管理センタ12は、ユーザ端末11において、ユーザ端末11が接続したDC14における仮想マシン15との間で測定されたネットワーク遅延測定結果が、AP_SW毎に設定された閾値を超えた際に、該ネットワーク遅延測定結果が付加されたレスポンス向上要求を受け付けるレスポンス向上要求受付機能18を有する。
そして、レスポンス向上要求受付機能18は、ユーザ端末11におけるレスポンス測定機能17からレスポンス向上要求とネットワーク遅延測定結果とを受け付けると、仮想マシン配置管理機能19に対して、図3に示す仮想マシン再配置要求を上述したネットワーク遅延測定結果を付加して送信し、ユーザ端末11がアクセスする仮想マシンを別の仮想マシンに移動させることを要求する。
そして、レスポンス向上要求受付機能18は、仮想マシン配置管理機能19からの、仮想マシン再配置結果を待つ。
また、仮想マシン配置管理機能19は、DC14a乃至14dにおけるそれぞれの仮想マシン15(例えば、データセンタ14aであれば、仮想マシン15aと仮想マシン15b)における現在の仮想マシンの配置状況を管理する。
その際に、仮想マシン配置管理機能19は、各DCにおいて、例えば物理サーバ装置における構成要素と、その構成要素を基に論理的に再構成した仮想マシンとの関連を、後述する仮想マシン配置情報24に記録(若しくは更新)し、その記録された情報を参照することができる。
ここで、物理サーバ装置における構成要素とは、例えば、CPU機能や、メモリ機能や、ハードディスク等のストレージ機能や、或いは通信制御を行うネットワーク機能等である。
次に、サーバ負荷監視機能20は、DC14に対して、DC14に属する各サーバ装置の負荷状況を収集する負荷状況サーバ負荷状況要求を送信し、各サーバ装置における負荷状況を表す負荷状況が付加されたサーバ負荷状況応答を待つ。
その際に、サーバ負荷監視機能20は、DC14に対して、図3に示すサーバ負荷状況要求として例えば、仮想マシン15aや仮想マシン15bなどのそれぞれの元となる例えば物理サーバ装置におけるそれぞれの構成要素毎の処理能力に対して占有する負荷の割合を表す負荷率を要求し、DC14からのサーバ負荷状況応答として負荷状況を定期的に収集(若しくは監視)すると共に、サーバ負荷監視機能20自身に記録する(不図示)。
また、サーバ負荷監視機能20は、例えば、上述した物理的な構成要素から論理的に再構成された仮想マシン15aや仮想マシン15bにおいて、それぞれの論理的な構成要素における処理能力に占める負荷の割合を示す仮想マシン負荷率(不図示)も併せて記録する。
そして、仮想マシン配置管理機能19は、サーバ負荷監視機能20が収集したサーバ負荷状況を、DC14に亘って収集するためのデータセンタ負荷状況収集要求をサーバ負荷監視機能20に対して送信し、サーバ負荷監視機能20からの各データセンタにおける負荷状況が付加されたデータセンタ負荷状況応答を待つ。
そして、図3に示すように、管理センタ12における仮想マシン配置管理機能19は、レスポンス向上要求受付機能18から受け取った仮想マシン再配置要求に付加されたネットワーク遅延測定結果と、サーバ負荷監視機能20における各DCのサーバ負荷状況及び、後述する管理ポリシ23並びに現状の仮想マシンの配置状況を表す仮想マシン配置情報24とに基づいて、移動先の仮想マシンに関するシミュレーション(検証)を行う。
ここで、管理ポリシ23は、ユーザ端末11と、DC14との間で取り決めた、AP_SWを実行する上で、ユーザにおいて操作感を損なわないネットワーク遅延時間や、DC14における負荷率を取り決めた要件を記録する。
また、仮想マシン配置情報24は、通常利用の際のユーザ端末11と、仮想マシン15との間における記憶されたネットワーク遅延時間をユーザ端末11から適時に収集しておくものとする。
即ち、通常利用の際とは、ユーザ端末11からレスポンス向上要求が送信されない場合における、ユーザが遅延を感じず、操作感を損ねない状況におけるネットワーク遅延時間である。
そして、仮想マシン配置管理機能19は、仮想マシン配置情報24を参照し、現状の移動元仮想マシンから移動することにより、上述したユーザ端末11において測定したネットワーク遅延測定結果における遅延時間が所定の閾値を超えずに、且つ、より少ない移動先の仮想マシンを決定する。
そして、仮想マシン配置管理機能19は、上述した検証結果に基づいて、仮想マシン配置実行機能21に対して、仮想マシン再配置要求を送信し、仮想マシン配置管理機能19は、仮想マシン配置実行機能21からの仮想マシン再配置結果を待つ。
そして、仮想マシン配置実行機能21は、DC14に対して仮想マシン再配置要求を送信し、仮想マシン配置実行機能21は、DC14からの仮想マシン再配置応答を待つ。
続いて、本実施形態に係る仮想マシン配置システム10における制御方法について、図4A乃至図4Cを用いて更に詳しく説明する。図4A乃至図4Cは、本実施形態に係る仮想マシン配置システム10における詳細の制御シーケンスを表す図である。
尚、ここでは、説明の便宜上、図4A乃至図4Cの3つに分けて説明する。
図4Aに示すように、ユーザ端末11におけるレスポンス測定機能17は、レスポンスを測定する際の例えばPingによるエコー要求パケットの送信から、仮想マシン15からのエコー応答パケット受信までのネットワーク遅延測定結果をAP_SW毎に記憶する。
そして、レスポンス測定機能17は、レスポンス向上要求を送信するか否かの判断を、ネットワークにおける遅延測定結果の大小を判定する所定の遅延閾値(つまり第1閾値、不図示)及び継続閾値(つまり第2閾値、不図示)を用いて判断する。
具体的には、例えば、遅延閾値は、100ミリセカンド(mili_second;以下「ms」と略称する。以下同様)以上のネットワーク遅延で、且つ、その遅延閾値を一定期間継続して超える継続閾値が、例えば、200msを超える場合に送信するようにすればよい。
しかし、上述した遅延閾値及び継続閾値の時間は一例であり、これらの数値に限定しているわけではない。
尚、レスポンス向上要求受付機能18は、仮想マシン再配置要求を仮想マシン配置管理機能19に送信する。そして、レスポンス向上要求受付機能18は、仮想マシン配置管理機能19からの仮想マシン再配置結果を待つ。これについては、説明済みであるため、ここでの説明は省略する。
次に、サーバ負荷監視機能20は、DC14a乃至14dにおけるそれぞれの負荷状況を監視すると共に、負荷状況に関する情報を収集する。
つまり、サーバ負荷監視機能20は、図4Aに示すように、DC14における仮想マシン15を構成する例えば物理サーバ装置における構成要素毎に、当該構成要素における処理能力に対して占有する負荷の割合である負荷率を所定の周期毎に収集し、記録する。
また、サーバ負荷監視機能20は、上述したサーバ装置から再構成された仮想マシン15における論理的構成要素における処理能力に占める負荷の割合を示す仮想マシン負荷率(不図示)も併せて記録する。
より具体的には、サーバ負荷監視機能20は、仮想マシンを構成する例えば、物理サーバ装置における各構成要素の処理能力に占める負荷の割合を負荷率として、例えば、0~60%未満が移動先として受け入れ可能状態であり、60〜80%未満が移動先として多少混んではいるが、受け入れ可能な状態。そして、80%を超える場合は移動先として受け入れ不可状態などと定義すればよい。
また、サーバ負荷監視機能20は、DC14における仮想マシン15を構成するサーバ装置における負荷率を測定する際の測定間隔は、測定対象とするサーバ装置や、当該サーバ装置を構成する構成要素の数に応じて適宜に調整可能であり、例えば1分間隔で測定することが可能である。
しかし、仮想マシン配置システム10に過大な負荷がかからない範囲で、負荷状態を監視することができ、例えば、前回の測定から、今回の測定において閾値を越えたとしても、すぐに測定を実施するのではなく、急激に上がった負荷状態なのか、例えば数分程度で収まる程度かの判断ができる程度の時間間隔で負荷率を収集できればよく、上述した閾値の時間は一例であり、この数値に限定しているわけではない。
次に、図4Bに示す、仮想マシン配置管理機能19は、サーバ負荷監視機能20に対して、データセンタ負荷状況収集要求を送信し、仮想マシン配置管理機能19は、サーバ負荷監視機能20からの各データセンタの負荷状況に関する情報が付加されたデータセンタ負荷状況応答を待つ。これについては、説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
そして、図4Bに示すように、管理センタ12における仮想マシン配置管理機能19は、管理ポリシ23を参照し、ユーザ端末11に対するサービス品質を確保するためのDCにおける管理指標(例えば、ユーザ端末11との間におけるネットワーク遅延時間や、サーバ装置の資源における負荷率等)を確認すると共に、仮想マシン配置情報24を参照し、現在の仮想マシンの配置情報(つまり、DC14におけるサーバ装置と仮想サーバ15との関係)を取得する。
そして、図4Cに示すように、仮想マシン配置管理機能19は、上述した管理ポリシ23と、仮想マシン配置情報24及びネットワーク遅延測定結果が付加された仮想マシン再配置要求とに基づいて、ユーザ端末11にとって最も遅延の小さいDC14における仮想マシン15の移動先へ、対象の仮想マシン(つまり、現在、通信接続している仮想マシン)を移動させることが可能か否かのシミュレーションを行う。
その際、仮想マシン配置管理機能19は、仮想マシン配置情報24に収集された通常利用の際にユーザ端末11からレスポンス向上要求が送信されない状況におけるネットワーク遅延時間が小さい仮想マシンの情報を用いる。
そして、仮想マシン配置管理機能19は、最も遅延の小さいデータセンタに仮想マシンの配置を移動可能であれば、その仮想マシンの移動先へ仮想マシンを移動させることを決定する。
そして、仮想マシン配置管理機能19は、仮想マシン配置実行機能21に対して移動元サーバ及び移動先サーバを指定する情報を付加した仮想マシン再配置要求を送信する。
そして、仮想マシン配置管理機能19は、仮想マシン移動実行機能21からの仮想マシン再配置結果を待つ。
尚、移動先の仮想マシンの決め方については、説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
その際に、仮想マシン配置管理機能19は、管理ポリシ23を参照した際に、ユーザ端末11と仮想マシン15との間のネットワーク遅延時間以外の、例えば、DC14における負荷率を管理する要件を満たすことができないことにより、最も遅延の小さい移動先に移動元の仮想マシンを移動させることが不可能であると判明した場合は、DC14において、例えば負荷率が80%未満で、且つ、ユーザ端末11と仮想マシン15とのネットワーク遅延が改善される別の仮想マシン15の配置をシミュレーションする。
尚、その際に、ユーザ端末11から最も遅延が小さい何れかのDC14における仮想マシン15に配置されるとは限らない。
そして、管理センタ12における仮想マシン配置管理機能19は、上述した仮想マシンの移動先を検証するシミュレーションを行った結果(つまり、図4Cに示す、サーバ負荷状況応答に各データセンタにおける負荷状況が付加された情報)に基づいて、2番目に遅延が小さく、移動可能なDC14における仮想マシン15への移動を決定する。
尚、仮想マシン配置実行機能21は、決定された移動先のDC14に対して仮想マシン再配置要求を出力し、仮想マシン配置実行機能21は、仮想マシン再配置応答をDC14から受信し、仮想マシン配置管理機能19へ、その再配置実行結果である仮想マシン再配置結果を送信する。これについては、説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
また、上述した、一例としての仮想マシン15の再配置は、仮想マシン再配置要求に伴って、仮想マシン配置管理機能19において仮想マシン配置情報24における通常利用の際のネットワーク遅延測定結果を基に、最も遅延が少ない仮想マシン15の移動先を検証し、その検証結果に基づいて、次にDC14における負荷が過大とならないかを検証して負荷が過大となる可能性がある場合に、ネットワーク遅延が2番目に少ない仮想マシン15に再配置することを示した。
しかし、仮想マシン15における再配置は、ネットワーク遅延が少なくて、且つ、DC14における負荷が過大とならない仮想マシン15の移動先を同時に検証し、最初から遅延が例えば2番目に少ない仮想マシン15に再配置するように制御するようにしてもよい。
これにより、一度の判断でネットワーク遅延と負荷率の両方が管理ポリシ23における記載に合致する組み合わせの条件に基づいて仮想マシンの移動先を検証することができる。
その際には、仮想マシン配置管理機能19は、仮想マシン配置情報24における仮想マシンの配置状況と適時に収集された通常利用の際のネットワーク遅延測定結果と、各DC14における負荷状況とを基に、例えばネットワーク遅延測定結果と各DCにおける負荷状況との組み合わせを順位リスト化して記憶しておき、適時に参照できるようにしておけばよい。
そして、仮想マシン配置管理機能19は、図4Cに示すように仮想マシンを移動した結果である仮想マシン再配置結果を、レスポンス向上要求受付機能18へ送信すると共に、仮想マシン配置情報24に記録されている仮想マシンの配置状況を表す情報を、上述した最新の再配置結果によって更新する。
そして、レスポンス向上要求受付機能18は、仮想マシン配置管理機能19から受信した仮想マシン再配置結果をユーザ端末11に対して、レスポンス向上応答として再配置実行結果を付加して送信する。
ここで、ユーザ端末11は、レスポンス向上要求を送信する際に、仮想マシン配置管理機能19において、最も遅延が小さいデータセンタにおける仮想マシンの情報が取得済みである場合は、既に仮想マシンの最適配置は実施済みであるので、新たな仮想マシンの再配置は行なわないで、仮想マシン再配置結果としてその結果をレスポンス向上要求受付機能18へ通知する。
続いて図5を用いて、本実施形態に係る仮想マシン配置システム10における仮想マシンを移動させる例について説明する。図5は、本実施形態に係る仮想マシン配置システム10においてレスポンス向上要求に応じて仮想マシンを再配置する例を表す図である。
図5に示すDCの例は、東京と札幌のDCを収容するネットワーク(東日本)と、大阪と福岡のDCを収容するネットワーク(西日本)とを有する。
そして、ユーザA及びユーザBは、東日本(例えば、東京)におけるネットワークから、また、ユーザCは、西日本(例えば、大阪)におけるネットワークから、それぞれの端末を用いてDCに接続する。
そして、ユーザA、ユーザB及びユーザCは、これらのDCを管理する管理センタ12により一旦再配置された結果として、図5における上段に示すレスポンス向上要求前にあるように、大阪のDCに配置され、それぞれが用いる端末からそれぞれが接続する仮想マシンA乃至Cへアクセスしているものとする。
ここで、大阪からアクセスするユーザCは、ユーザCが使用する端末及び仮想マシンCは共に大阪にあるため、ネットワーク遅延はなく、ユーザCが自身の端末を使用する際の使用感に問題はない。
一方、大阪のDCに、東京からアクセスするユーザAが使用するAP_SWでは、仮想マシンAからのレスポンスが悪く、ユーザAが端末を使用する際に、ネットワーク遅延よってユーザAにおける使用感が悪く、また、ユーザAにおける作業に支障がでている。
また、ユーザBは、ユーザAと同様に東京から大阪のDCにある仮想マシンBにアクセスしている。しかし、使用するAP_SWが、ユーザAが使用しているAP_SWとは異なっており、ネットワーク遅延の影響はないため、ユーザBが端末を使用する際の使用感は悪化しておらず、また、ユーザBにおける作業への支障はない。
このような場合、DCを管理する管理センタ12は、再配置後のユーザAの使用感の悪化を、ユーザAが用いるユーザ端末11側からネットワーク遅延時間を測定し、レスポンスの向上要求を受信することにより検知して、ユーザAの仮想マシンAをネットワーク遅延が小さいDC(つまり、東京のDC)へ移動するように仮想マシンAの再配置を実施する。これによって、ユーザAが使用する当該AP_SWの使用感は改善され、また、作業への支障はなくなる。
尚、ある仮想マシンにおいて、複数のAP_SWが動作する場合は、例えば、ネットワーク遅延の影響があるAP_SWのみを仮想マシン毎、別の仮想マシンに再配置するようにしてもよい。
また、管理センタ12は、DC全体の負荷を、例えばサーバ負荷監視機能20を用いて周期的に監視しているので、管理センタ12に属するDC内或いはDC間における負荷分散も行うことができる。
さらに、ユーザ端末11からのユーザ端末11と仮想マシン15との間の距離によるネットワーク遅延によって使用感が悪化した際にだけ、遅延を改善するための要求を受信した管理センタ12は対応すればよいので、管理センタ12のネットワーク遅延への対応に関する負荷を減らすことができる。
また、ユーザ端末11は、DCにアクセスする際に、例えばWLANや、WMAN或いはWWANなどの無線アクセスを使用する場合、管理センタ12からでは、ユーザ端末11におけるユーザの使用感を的確に評価することができないというこれまでの課題に対して、ユーザ端末11において使用するAP_SWが、各DCとの間のネットワーク遅延を、無線アクセス区間を含めて測定し、その測定した遅延時間情報を管理センタ12へ通知することによって、管理センタ12は、遅延が少ない移動先を決定する処理を行うことができる。
尚、無線アクセス区間に用いる無線技術は、上述したWLANや、WMANや、WWANに限定しているわけではなく、それ以外にも例えばWireless_PAN(Personal_Area_Network;以降、「ワイヤレスPAN」若しくは「WPAN」と略称する)または、Wireless_BAN(Body_Area_Network;以降、「ワイヤレスBAN」若しくは「WBAN」と略称する)等の無線アクセス技術の何れか、若しくは、これらを組み合わせたネットワークを用いる場合も含まれる。
また、ユーザ端末11からDC14への通信は、有線ネットワークと、上述したような無線アクセスとを組み合わせた場合も含まれる。
さらに、ユーザ端末11は、使用するAP_SWにおけるネットワーク遅延時間をユーザ端末11が有する閾値によって判断した結果、当該AP_SWにおいてネットワーク遅延の影響を受けないこが判明し、それによってユーザ端末11において仮想マシン15の再配置を行う必要がないと判断された場合には、管理センタ12へレスポンス向上要求を送信しない。
そのため、管理センタ12は、ユーザ端末11に最も近いDCに仮想マシンを再配置しなくてもよいので、仮想マシンを移動させることに伴う管理センタ12やネットワーク13における負荷を軽減できる。
また、ユーザ端末11が携帯可能な端末である場合は、その携帯端末を所持して移動した際でも管理センタ12において仮想マシン15の再配置を行なうことによりレスポンスが向上するため、例えば、その携帯端末のバッテリーを節約することができ、それによって当該ユーザの作業時間の短縮や作業効率化を向上させることができる。
つまり、本実施形態に係る仮想マシン配置システム10よれば、ネットワークにおけるAP_SW毎のネットワーク遅延時間情報を基に、ユーザ端末11と仮想マシン15との間における応答時間を向上するよう要求する要求と、DC14における負荷情報と、仮想化情報と、管理ポリシ23とを基に、仮想マシン15を移動させることができる。
また、本実施形態は、第1の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態によれば、ユーザ端末における使用感を損なわないようにネットワーク遅延及びデータセンタにおける負荷に応じて仮想マシンの配置を変更することができる。
以上、本発明の第2の実施形態として、上述した構成及び動作を例に説明したが、本発明は、必ずしも係る構成や動作には限定されない。
(第2の実施形態の応用例)
本実施形態における応用例は、ユーザ端末11が、ネットワーク遅延時間を測定し、管理センタ12へネットワーク遅延状況を伝える仕組みと、サービスを提供する仮想マシン15における負荷を測定する仕組みとを用いる。
そして、ユーザ端末11は、マルチメディア情報の1つである例えば動画をダウンロードする際に、当該動画ダウンロードAP_SWにおいて、例えば、Ping(不図示。つまり、Internet_Control_Message_Protocol(以下、「ICMP」と略称する)におけるエコー要求通知を対象端末に送信し、その対象端末からエコー応答通知が返ってくるまでの間の往復の時間を計測する方法)を用いて、ネットワーク遅延測定結果を取得する。
そして、ユーザ端末11は、測定したネットワーク遅延測定時間が所定の閾値よりも大きければ、取得したネットワーク遅延測定結果を付加したレスポンス向上要求をレスポンス向上要求受付機能18を経由して、仮想マシン配置管理機能19へ送付する。
尚、通常利用の際のユーザ端末11と、仮想マシン15との間における記憶されたネットワーク遅延時間は、仮想マシン配置情報24において適時収集される。
次に、仮想マシン配置管理機能19は、サーバ負荷監視機能20からの仮想マシンにおける負荷率を収集する。
つまり、仮想マシン配置管理機能19は、各DCからの負荷状況を基に、動画をスムーズにダウンロード若しくは再生するための帯域(つまり、CPU機能や、メモリ機能や、ストレージ機能及びネットワーク機能における処理能力からそれぞれにかかる負荷を差し引いた残りの使用可能な各処理能力)を確保可能か否かを検証する。
さらに、仮想マシン配置管理機能19は、管理ポリシ23及び、通常利用の際のネットワーク遅延時間と仮想マシンの配置に関する情報を保持する仮想マシン配置情報24を参照する。
そして、仮想マシン配置管理機能19は、動画を提供する仮想マシンが必要とする帯域を確保するために構成要素である上述した各処理能力を適切に配分した移動先の仮想マシンを決定する。
これによって、ユーザは、ユーザ端末11において、移動先の仮想マシンからの動画を最適な動画パラメータでダウンロード若しくは視聴することができる。
つまり、ユーザ端末における使用感を損なわないようにネットワーク遅延及びデータセンタにおける負荷に応じて、仮想マシンの配置を移動させ、動画をダウンロードする際にスムーズにダウンロードや、動画視聴を行なうことができる。
以上、本発明の第2の実施形態における応用例として、上述した構成及び動作を例に説明したが、本発明は、必ずしも係る構成や動作には限定されない。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態の構成について図6及び図7を用いて説明する。
図6は、本実施形態に係る仮想マシン配置システムにおけるユーザ端末11の機能を情報処理装置100を用いて実現した際の構成を概念的に表すブロック図である。
図6を参照すると、ユーザ端末11(クライアント端末)の機能を実現する情報処理装置100は、CPU101と、メモリ102と、レスポンス測定プログラム103と、不揮発性主記憶装置104と、記憶媒体リーダライタ105と、データバス106と、通信インタフェース107と、入出力コントローラ108と、ディスプレー109と、記憶媒体110と、レスポンス記憶装置111と、AP_SW112と、入力デバイスであるキーボード(Keyboard;以下、「KB」と略称する)及びマウス(以下、「KB/マウス113」と略称する)とを有する。
尚、レスポンス測定プログラム103は、AP_SW112の一部であってもよい。
また、レスポンス記憶装置111に記憶されたネットワーク遅延測定は、後述する仮想マシン配置情報216に適時記録され、配置先の決定の際に用いられる。
ここで、本実施形態において、情報処理装置100は、図2に示すブロック図におけるユーザ端末11が有するレスポンス測定機能17と、図3や、図4A及び図4Cに示す処理フロー及び制御シーケンスにおけるユーザ端末の処理を、図6に示す情報処理装置100が有するCPU101と、そのCPU101において動作するソフトウェアであるOS並びに、メモリ102に展開したコンピュータ・プログラムであるレスポンス測定プログラム103とが協働することにより実現する。
また、ユーザ端末である本情報処理装置100におけるメモリ102に展開されるレスポンス測定プログラム103は、ユーザ端末が通信可能に接続するDCとの間におけるネットワーク遅延時間を測定する。情報処理装置100は、測定したネットワーク遅延測定結果を、データを記録するレスポンス記憶装置111において記憶する。
このネットワーク遅延測定方法は、第2の実施形態において説明しているので、本実施形態での説明は省略する。
そして、上述した処理を有するコンピュータ・プログラムを本情報処理装置100による仮想マシン配置システムにおけるユーザ端末の処理機能を制御する方法として用意した上記CPU101と、協働するOS並びに、レスポンス測定プログラム103をメモリ102に読み出して実行することによって、第2の実施形態で説明した仮想マシン配置システム10におけるユーザ端末11の動作が達成される。
一方、図7は本実施形態に係る仮想マシン配置システム10における管理センタ12の機能を情報処理装置200を用いて実現した際の構成を概念的に表すブロック図である。
図7を参照すると、本実施形態に係る管理センタ12における各機能を実現する情報処理装置200は、CPU201と、メモリ202と、仮想マシン配置管理プログラム203と、不揮発性主記憶装置204と、記憶媒体リーダライタ205と、データバス206と、通信インタフェース207と、入出力コントローラ208と、ディスプレー209と、記憶媒体210とを有する。
本実施形態において、情報処理装置200は、図2に示すブロック図における管理センタ12が有する各機能と、図3や、図4A乃至図4Cに示す処理フローや制御シーケンスにおける各処理とを、図7に示す情報処理装置200が有するCPU201と、そのCPU201において動作するソフトウェアであるOS並びに、メモリ202に展開したコンピュータ・プログラムである仮想マシン配置管理プログラム203とが協働することにより実現する。 また、本実施形態に係る
管理センタ12における各機能を実現する情報処理装置200は、上述した仮想マシン配置システム10(図2)における各ブロック及びその制御を表すフローやシーケンス(図3や図4)とを、実現可能なコンピュータ・プログラム即ち、仮想マシン配置管理プログラム203として供給する。
また、メモリ202に展開される仮想マシン配置管理プログラム203は、管理センタ12が有する各機能を対応するSW処理モジュールとして有する。つまり、仮想マシン配置管理プログラム203は、レスポンス向上要求受付処理211と、仮想マシン配置管理処理212と、サーバ負荷監視処理213と、仮想マシン配置実行処理214とを有している。
これら各SW処理モジュールの動作は、第2の実施形態におけるそれぞれに対応する機能を有する、レスポンス向上要求受付機能18と、仮想マシン配置管理機能19と、サーバ負荷監視機能20と、仮想マシン配置実行機能21とにおいて説明しているので、本実施形態での説明は省略する。
また、情報処理装置200は、管理ポリシ215を有する。管理ポリシ215は、例えばユーザ端末11と、DC14との間で、取り決めたSLAを実現するための、例えば、ネットワーク遅延時間や、仮想マシンを構成する例えばサーバ装置等における負荷率などを規定する情報が記録されている。
そして、仮想マシン配置管理プログラム203における仮想マシン配置管理処理212は、管理ポリシ215や、後述する仮想マシン配置情報216を参照して仮想マシンの移動先を検証する。
また、情報処理装置200は、仮想マシン配置情報216を有する。仮想マシン配置情報216は、現状の仮想マシンの配置情報や、その仮想マシンを構成するサーバ装置や、そのサーバ装置における構成要素との関係を記録する。さらに、ユーザ端末11における通常利用時のネットワーク遅延時間も記録する。
尚、管理ポリシ215は、予め取り決められた情報であるので、図7に示す、例えば固定メモリ(管理ポリシ215)や、不揮発性主記憶装置204に配置すればよい。
また、仮想マシン配置情報216は、ユーザ端末11におけるレスポンス記憶装置111に記録された各DCとの間におけるネットワークにおける遅延測定結果や、或いは、サーバ負荷監視処理213で取得された各仮想マシンにおける負荷状況を表す情報を適時に収集する。
また、ディスプレー209は、図5に示すようにレスポンス向上要求を送信するのに伴って、図8に示すような仮想マシン配置システム10が仮想マシンを移動する際にネットワーク13や、DC14や、仮想マシン15における地理的な配置や接続関係及び再配置を実行する様子を表示することができる。
図8は、本実施形態に係る仮想マシン配置システム10における仮想マシン配置管理機能19(つまり、仮想マシン配置管理処置212)が、仮想マシンを再配置する様子を表す画面例である。
そして、仮想マシン配置管理プログラム203は、例えば図8に示すように、レスポンス向上要求を送信したユーザ端末名や、そのユーザ端末が通信接続する仮想マシン名や、AP_SWのおおまかな種類や、ネットワーク遅延測定結果や、DCや仮想マシンにおける負荷率等の情報及び、これらの情報を判断するための閾値情報と共に表示させることも可能である。
その際に、仮想マシン配置管理プログラム203は、ユーザ端末11において通常時におけるネットワーク遅延測定結果を適時に収集し、仮想マシン配置情報216に記憶した遅延時間少ない、配置先に決定された遅延時間をネットワーク遅延予測として表示する。
これにより、管理センタ12における例えば管理者は、容易にユーザの使用感に繋がる情報に基づいて再配置が実行される状況を確認することができ、仮想マシン15を管理することができる。尚、図8に示すディスプレー209における画面表示内容は、説明をするために一例を示したものであり、この内容や記載した数値に限定しているわけではない。
そして、上述した処理を有するコンピュータ・プログラムを本情報処理装置200による仮想マシン配置システムにおける管理センタ12の処理機能を制御する方法として用意した上記CPU201と、協働するOS並びに、仮想マシン配置管理プログラム203をメモリ202に読み出して実行することによって、第2の実施形態で説明した仮想マシン配置システム10における管理センタ12の動作が達成される。
また、情報処理装置100や、情報処理装置200へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM(Compact_Disc−Read_Only_Memory)等のディスクメディア及び、ユニバーサルシリアルバス(Universal_Serial_Bus;以下「USB」と略称する)メモリ等のメモリメディア等の各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体110や210を介して当該情報処理装置100や200内へ、記憶媒体リーダライタ105や205を用いてインストールする方法を採用可能である。
また、当該情報処理装置100や200へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、データバス106や206を介して外部装置からインストールする方法或いは、通信インタフェース107や207を用いてインターネット等の有線や無線等の通信可能な通信回線を介して外部装置よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができる。
そして、このような場合において、本実施形態は、係るコンピュータ・プログラムを構成するコード、或いは係るコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体110や210によって構成されると捉えることができる。
また、係る汎用の情報処理装置100や200を用いた仮想マシン最適配置システムは、専用の装置によって実現してもよい。
つまり、本実施形態に係る仮想マシン配置システムにおけるユーザ端末11や管理センタ12の機能を実現する情報処理装置100及び情報処理装置200によれば、ネットワークにおけるAP_SW毎のネットワーク遅延時間情報を基に、ユーザ端末11と仮想マシン15との間における応答時間を向上するよう要求する要求と、DC14における負荷情報と、通常時のネットワーク遅延時間と、仮想化情報と、管理ポリシ215とを基に、仮想マシン15を移動させることができる。
また、本実施形態は、第1及び第2の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1及び第2の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本発明によれば、ユーザ端末における使用感を損なわないようにネットワーク遅延及びデータセンタにおける負荷に応じて仮想マシンの配置を変更することができる。
尚、上述した各実施形態およびその変形例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。しかしながら、上述した実施形態及びその実施例により例示的に説明した本発明は、以下には限らない。即ち、
(付記1)
クライアント端末と仮想マシン配置部とが通信可能に接続される仮想マシン配置システムであり、
前記クライアント端末は、
自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求を前記仮想マシン配置部に送信し、
該仮想マシン配置部は、
前記クライアント端末からの前記応答性能向上要求を受信した場合に、前記データセンタにおける通常時の前記遅延情報と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報に応じて、前記特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも前記特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるよう制御する
ことを特徴とする仮想マシン配置システム。
(付記2)
前記クライアント端末は、
通信可能に接続された前記仮想マシンとの間において動作するアプリケーションソフトウェア毎に、試験データを送信してから受信するまでの往復時間を、自端末が通信接続されるネットワークにおける前記遅延情報として測定するレスポンス測定機能を有する
ことを特徴とする付記1に記載の仮想マシン配置システム。
(付記3)
前記レスポンス測定機能は、
前記アプリケーションソフトウェア毎に、前記遅延情報が表す遅延時間を判定する閾値として、前記遅延時間が所定時間を超えるか否かを判定する第1閾値と、前記遅延時間が継続する時間が所定の継続時間を超えるか否かを判定する第2閾値とを用いて、前記第1閾値を超え、且つ、前記第2閾値を超えた際に、前記仮想マシンの配置変更を要求する前記応答性能向上要求を、前記仮想マシン配置部が含まれた前記仮想マシンを管理する管理センタが有するレスポンス向上要求受付機能へ送信することにより、前記仮想マシンの配置変更を要求する
ことを特徴とする付記1若しくは付記2に記載の仮想マシン配置システム。
(付記4)
前記クライアント端末であるユーザ端末は、
前記データセンタにおける前記仮想マシンとの間において、有線ネットワークか、無線ネットワーク若しくは、これらを組み合わせたネットワークを介して通信可能に接続し、前記無線ネットワークには、無線アクセス回線であるワイヤレスWAN(Wide_Area_Network)または、ワイヤレスMAN(Metroporitan_Area_Network)または、ワイヤレスLAN(Local_Area_Network)または、ワイヤレスPAN(Personal_Area_Network)または、ワイヤレスBAN(Body_Area_Network)の少なくとも何れか、若しくは、これらのうち少なくとも一部を組み合わせた通信ネットワークを用いる
ことを特徴とする付記1乃至付記3の何れか1つに記載の仮想マシン配置システム。
(付記5)
前記ユーザ端末が有する前記レスポンス測定機能は、
前記管理センタにおける前記レスポンス向上要求受付機能に対して、測定された当該ネットワークにおける前記遅延情報であるネットワーク遅延測定結果をレスポンス向上要求に付加して送信し、該レスポンス向上要求を受信した前記レスポンス向上要求受付機能は、仮想マシンの配置を管理する仮想マシン配置管理機能に対して、前記ネットワーク遅延測定結果を付加した仮想マシン再配置要求を送信し、
前記データセンタにおける前記仮想マシンを論理的に構成する前記情報処理装置であるサーバ装置における負荷を監視するサーバ負荷監視機能は、所定の周期で前記データセンタにサーバ負荷状況要求を送信し、
前記サーバ負荷監視機能は、前記データセンタにおける負荷状態を表す負荷状況が付加されたサーバ負荷状況応答を受信する
ことを特徴とする付記1乃至付記4の何れか1つに記載の仮想マシン配置システム。
(付記6)
前記仮想マシン配置管理機能は、
前記サーバ負荷監視機能に対して、前記サーバ装置における負荷に関する情報を求めるデータセンタ負荷状況収集要求を送信し、前記サーバ負荷監視機能からの各データセンタの負荷状況が付加されたデータセンタ負荷状況応答を受信し、
前記仮想マシン配置管理機能は、
更に前記ユーザ端末と前記仮想マシンとの間における前記ネットワーク遅延時間と、前記データセンタにおける前記負荷状況とを規定した管理ポリシと、前記ユーザ端末が接続する前記仮想マシン並びに該仮想マシンを構成する前記サーバ装置における構成要素との関係を表す仮想マシン配置情報とを参照し、前記データセンタ情報である前記各データセンタにおける負荷状況及び前記仮想マシンの配置情報と、前記管理ポリシと、前記ネットワーク遅延測定結果とを基に、前記レスポンス向上要求を送信した前記ユーザ端末がアクセスする前記仮想マシンを構成する対象サーバ装置の配置先を決定する
ことを特徴とする付記1乃至付記5の何れか1つに記載の仮想マシン配置システム。
(付記7)
前記仮想マシン配置管理機能は、
仮想マシン配置実行機能に対して、現状の配置元における仮想マシンを構成する配置元サーバ装置と、前記決定された配置先における仮想マシンを構成する配置先サーバ装置とを指定した仮想マシン再配置要求を送信し、
該仮想マシン再配置要求を受信した前記仮想マシン配置実行機能は、前記データセンタに対して、前記配置元サーバ装置を前記配置先サーバ装置へ再配置させる前記仮想マシン再配置要求を送信し、
該仮想マシン再配置要求を受信した前記データセンタは、前記仮想マシンを構築する仮想基盤保有サーバ装置における仮想化基盤を用いて前記配置元サーバ装置を前記配置先サーバ装置へ配置させ、
前記仮想化基盤は、
前記仮想マシン配置実行機能に対して、前記配置先サーバ装置へ配置した結果である仮想マシン再配置応答を送信し、
該仮想マシン再配置応答を受信した前記仮想マシン配置実行機能は、前記仮想マシン配置管理機能に対して、再配置実行結果として前記配置元サーバ装置と前記配置先サーバ装置に関する情報を付加した仮想マシン再配置結果を送信し、
該仮想マシン再配置結果を受信した前記仮想マシン配置管理機能は、前記レスポンス向上要求受付機能に対して、前記再配置実行結果を表す前記仮想マシン再配置結果を送信し、
該仮想マシン再配置結果を受信した前記レスポンス向上要求受付機能は、前記ユーザ端末における前記レスポンス測定機能に対して、前記再配置実行結果を表すレスポンス向上応答を送信する
ことを特徴とする付記1乃至付記6の何れか1つに記載の仮想マシン配置システム。
(付記8)
前記仮想マシン配置管理機能は、
前記仮想マシン配置実行機能に対して、前記仮想マシン再配置要求を指示した際に、前記ユーザ端末と、前記データセンタと、該データセンタにおける前記仮想マシンとの地理的な配置関係と、前記ユーザが使用する前記アプリケーションソフトウェアと、前記データセンタにおける前記配置元及び前記配置先のネットワーク遅延情報と、該データセンタにおける負荷情報とを表す表示画面を表示可能であり、その表示画面によって、前記仮想マシンを前記配置元から前記配置先に再配置する様子を表示する
ことを特徴とする付記1乃至付記7の何れか1つに記載の仮想マシン配置システム。
(付記9)
クライアント端末と仮想マシン配置部とを通信可能に接続し、
前記クライアント端末によって、自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求を前記仮想マシン配置部に送信し、
該仮想マシン配置部によって、前記クライアント端末からの前記応答性能向上要求を受信した場合に、前記データセンタにおける通常時の前記遅延情報と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報に応じて、前記特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも前記特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるよう制御する、
ことを特徴とする仮想マシン配置方法。
(付記10)
仮想マシン配置部と通信可能に接続する機能と、
自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求を送信する機能とを有するクライアント端末としてコンピュータに実現させる
ことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
(付記11)
クライアント端末と通信可能に接続する機能と、
特定のデータセンタとの通信接続における応答性能を向上させるよう要求する応答性能向上要求を受信した場合に、データセンタにおける通常時の前記遅延情報と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報に応じて、前記特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも前記特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるように制御する機能とを有する仮想マシン配置部としてコンピュータに実現させる
ことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
本発明は、上述した各実施形態には限定されず、データセンタにおける仮想マシンの配置を変更するクライアント端末及び管理サーバ等を実現する情報処理装置や、情報処理システム等に適用可能である。
1 仮想マシン配置システム
2 クライアント端末
3 遅延情報
4 応答性能向上要求
5 仮想マシン配置部
6 データセンタ情報
10 仮想マシン配置システム
11 ユーザ端末
12 管理センタ
13 ネットワーク
14 データセンタ
14a データセンタ
14b データセンタ
14c データセンタ
14d データセンタ
15 仮想マシン
15a 仮想マシン
15b 仮想マシン
16 仮想化基盤
17 レスポンス測定機能
18 レスポンス向上要求受付機能
19 仮想マシン配置管理機能
20 サーバ負荷監視機能
21 仮想マシン配置実行機能
22 仮想基盤保有サーバ装置
23 管理ポリシ
24 仮想マシン配置情報
100 情報処理装置
101 CPU
102 メモリ
103 レスポンス測定プログラム
104 不揮発性主記憶装置
105 記憶媒体リーダライタ
106 データバス
107 通信インタフェース
108 入出力コントローラ
109 ディスプレー
110 記憶媒体
111 レスポンス記憶装置
112 AP_SW
113 KB/マウス
200 情報処理装置
201 CPU
202 メモリ
203 仮想マシン配置管理プログラム
204 不揮発性主記憶装置
205 記憶媒体リーダライタ
206 データバス
207 通信インタフェース
208 入出力コントローラ
209 ディスプレー
210 記憶媒体
211 レスポンス向上要求受付処理
212 仮想マシン配置管理処理
213 サーバ負荷監視処理
214 仮想マシン配置実行処理
215 管理ポリシ
216 仮想マシン配置情報

Claims (10)

  1. クライアント端末と仮想マシン配置部とが通信可能に接続される仮想マシン配置システムであり、
    前記クライアント端末は、
    自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求を前記仮想マシン配置部に送信し、
    該仮想マシン配置部は、
    前記クライアント端末からの前記応答性能向上要求を受信した場合に、前記データセンタにおける通常時の前記遅延情報と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報に応じて、前記特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも前記特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるよう制御する
    ことを特徴とする仮想マシン配置システム。
  2. 前記クライアント端末は、
    通信可能に接続された前記仮想マシンとの間において動作するアプリケーションソフトウェア毎に、試験データを送信してから受信するまでの往復時間を、自端末が通信接続されるネットワークにおける前記遅延情報として測定するレスポンス測定機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想マシン配置システム。
  3. 前記レスポンス測定機能は、
    前記アプリケーションソフトウェア毎に、前記遅延情報が表す遅延時間を判定する閾値として、前記遅延時間が所定時間を超えるか否かを判定する第1閾値と、前記遅延時間が継続する時間が所定の継続時間を超えるか否かを判定する第2閾値とを用いて、前記第1閾値を超え、且つ、前記第2閾値を超えた際に、前記仮想マシンの配置変更を要求する前記応答性能向上要求を、前記仮想マシン配置部が含まれた前記仮想マシンを管理する管理センタが有するレスポンス向上要求受付機能へ送信することにより、前記仮想マシンの配置変更を要求する
    ことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の仮想マシン配置システム。
  4. 前記クライアント端末であるユーザ端末は、
    前記データセンタにおける前記仮想マシンとの間において、有線ネットワークか、無線ネットワーク若しくは、これらを組み合わせたネットワークを介して通信可能に接続し、前記無線ネットワークには、無線アクセス回線であるワイヤレスWAN(Wide_Area_Network)または、ワイヤレスMAN(Metroporitan_Area_Network)または、ワイヤレスLAN(Local_Area_Network)または、ワイヤレスPAN(Personal_Area_Network)または、ワイヤレスBAN(Body_Area_Network)の少なくとも何れか、若しくは、これらのうち少なくとも一部を組み合わせた通信ネットワークを用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の仮想マシン配置システム。
  5. 前記ユーザ端末が有する前記レスポンス測定機能は、
    前記管理センタにおける前記レスポンス向上要求受付機能に対して、測定された当該ネットワークにおける前記遅延情報であるネットワーク遅延測定結果をレスポンス向上要求に付加して送信し、該レスポンス向上要求を受信した前記レスポンス向上要求受付機能は、仮想マシンの配置を管理する仮想マシン配置管理機能に対して、前記ネットワーク遅延測定結果を付加した仮想マシン再配置要求を送信し、
    前記データセンタにおける前記仮想マシンを論理的に構成する前記情報処理装置であるサーバ装置における負荷を監視するサーバ負荷監視機能は、所定の周期で前記データセンタにサーバ負荷状況要求を送信し、
    前記サーバ負荷監視機能は、前記データセンタにおける負荷状態を表す負荷状況が付加されたサーバ負荷状況応答を受信する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の仮想マシン配置システム。
  6. 前記仮想マシン配置管理機能は、
    前記サーバ負荷監視機能に対して、前記サーバ装置における負荷に関する情報を求めるデータセンタ負荷状況収集要求を送信し、前記サーバ負荷監視機能からの各データセンタの負荷状況が付加されたデータセンタ負荷状況応答を受信し、
    前記仮想マシン配置管理機能は、
    更に前記ユーザ端末と前記仮想マシンとの間における前記ネットワーク遅延時間と、前記データセンタにおける前記負荷状況とを規定した管理ポリシと、前記ユーザ端末が接続する前記仮想マシン並びに該仮想マシンを構成する前記サーバ装置における構成要素との関係を表す仮想マシン配置情報とを参照し、前記データセンタ情報である前記各データセンタにおける負荷状況及び前記仮想マシンの配置情報と、前記管理ポリシと、前記ネットワーク遅延測定結果とを基に、前記レスポンス向上要求を送信した前記ユーザ端末がアクセスする前記仮想マシンを構成する対象サーバ装置の配置先を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の仮想マシン配置システム。
  7. 前記仮想マシン配置管理機能は、
    仮想マシン配置実行機能に対して、現状の配置元における仮想マシンを構成する配置元サーバ装置と、前記決定された配置先における仮想マシンを構成する配置先サーバ装置とを指定した仮想マシン再配置要求を送信し、
    該仮想マシン再配置要求を受信した前記仮想マシン配置実行機能は、前記データセンタに対して、前記配置元サーバ装置を前記配置先サーバ装置へ再配置させる前記仮想マシン再配置要求を送信し、
    該仮想マシン再配置要求を受信した前記データセンタは、前記仮想マシンを構築する仮想基盤保有サーバ装置における仮想化基盤を用いて前記配置元サーバ装置を前記配置先サーバ装置へ配置させ、
    前記仮想化基盤は、
    前記仮想マシン配置実行機能に対して、前記配置先サーバ装置へ配置した結果である仮想マシン再配置応答を送信し、
    該仮想マシン再配置応答を受信した前記仮想マシン配置実行機能は、前記仮想マシン配置管理機能に対して、再配置実行結果として前記配置元サーバ装置と前記配置先サーバ装置に関する情報を付加した仮想マシン再配置結果を送信し、
    該仮想マシン再配置結果を受信した前記仮想マシン配置管理機能は、前記レスポンス向上要求受付機能に対して、前記再配置実行結果を表す前記仮想マシン再配置結果を送信し、
    該仮想マシン再配置結果を受信した前記レスポンス向上要求受付機能は、前記ユーザ端末における前記レスポンス測定機能に対して、前記再配置実行結果を表すレスポンス向上応答を送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の仮想マシン配置システム。
  8. 前記仮想マシン配置管理機能は、
    前記仮想マシン配置実行機能に対して、前記仮想マシン再配置要求を指示した際に、前記ユーザ端末と、前記データセンタと、該データセンタにおける前記仮想マシンとの地理的な配置関係と、前記ユーザが使用する前記アプリケーションソフトウェアと、前記データセンタにおける前記配置元及び前記配置先のネットワーク遅延情報と、該データセンタにおける負荷情報とを表す表示画面を表示可能であり、その表示画面によって、前記仮想マシンを前記配置元から前記配置先に再配置する様子を表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の仮想マシン配置システム。
  9. クライアント端末と仮想マシン配置部とを通信可能に接続し、
    前記クライアント端末によって、自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求を前記仮想マシン配置部に送信し、
    該仮想マシン配置部によって、前記クライアント端末からの前記応答性能向上要求を受信した場合に、前記データセンタにおける通常時の前記遅延情報と負荷及び仮想マシンの配置状況を表すデータセンタ情報に応じて、前記特定のデータセンタで動作していた仮想マシンが、少なくとも前記特定のデータセンタ以外のデータセンタにおける仮想マシンとして配置されるよう制御する、
    ことを特徴とする仮想マシン配置方法。
  10. 仮想マシン配置部と通信可能に接続する機能と、
    自端末がサービスを受けている特定のデータセンタとの間におけるデータの遅延情報を参照した結果に応じて、応答性能を向上するよう要求する応答性能向上要求を送信する機能とを有するクライアント端末としてコンピュータに実現させる
    ことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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