JP2014055727A - 乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥装置内部を外部からシールする乾燥装置を提供する。
【解決手段】被乾燥物を加熱ガスで乾燥する乾燥装置において、上部に軸孔を有する乾燥室と、前記乾燥室内に設けられ、且つ軸孔を有する複数の搬送面21と、前記軸孔を貫通する複数の駆動軸25と、前記複数の駆動軸周囲に設けられて、回転することにより、前記被乾燥物を、前記搬送面の一端側から他端側へと搬送し、かつ、前記開口から下段にある搬送面に落下させるレーキ22と、前記乾燥室の上部で、前記駆動軸を回転する駆動部80と、前記乾燥室の最下段の搬送面に設けられる固定軸と、を備え、前記駆動部は、前記駆動軸を吊り下げて、支持し、前記駆動軸の下端に、前記固定軸を挿入して、前記駆動軸を軸支することを特徴とする乾燥装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、有機性廃棄物などの被乾燥物を乾燥する乾燥装置に関する。
従来、食品残渣、発酵汚泥等の有機性廃棄物は水分含有が多く、廃棄物の減容化、無害化の観点から、焼却処分が行われていた。
一方、多段配置した棚に、被乾燥物を配置し、駆動軸により回転する回転レーキで棚上の有機性廃棄物を、移動させながら、スーパーヒートしたスチーム等の熱媒体としての加熱ガスと向流接触もしくは並流接触させて、乾燥する乾燥機が提案されている。
この種の乾燥装置は、乾燥室内に複数段の棚が設けられ、これら棚上には、この棚の一端側から他端側へと被乾燥物を攪拌しながら搬送する複数のレーキが設けられている。これらレーキには中心部に軸貫通孔が開いており、この軸貫通孔には、乾燥室の上下に亘って設けられた駆動軸が挿通されて、これら駆動軸により各レーキが回転される。ここで、駆動軸は、上端部に駆動軸駆動手段が連結され、下端部が最下段の乾燥面に開口形成された開口部を有する有底円筒状の軸挿入部材としてのポット内に挿入され、このポット内にて回転可能に軸支されている。さらに、各棚の上は、熱媒体流通路になっている。この熱媒体流通路内には、被乾燥物を乾燥させる熱媒体の加熱蒸気が通過する。そして、この乾燥装置は、上段の乾燥面に搬入された被乾燥物を、駆動軸を介して回転するレーキで攪拌しながら搬送し、熱媒体で乾燥しつつ下段の乾燥面へと順次搬出する。
下記特許文献1に示される乾燥装置では、ポットは、外部と乾燥室とをシールするために設けられ、シール液に油分を加えて、シール液内の水分が、乾燥室に蒸発するのを防いでいる。
特開2005−351503号公報
しかしながら、下部に液シールのポットを設けると、乾燥室内の被乾燥物がポット内に堆積し、駆動軸が上方向に移動し、安定した運転ができない等の不都合が生じるという課題があった。
上記課題を解決する形態は、以下の項目に示すようなものである。
1.被乾燥物を加熱ガスで乾燥する乾燥装置において、
上部に軸孔を有する乾燥室と、
前記乾燥室内に設けられ、且つ軸孔及び開口を有する複数の搬送面と、
前記軸孔を貫通する複数の駆動軸と、
前記複数の駆動軸周囲に設けられて、回転することにより、前記被乾燥物を、前記搬送面の一端側から他端側へと搬送し、かつ、前記開口から下段にある搬送面に落下させるレーキと、
前記乾燥室の上部で、前記駆動軸を回転する駆動部と、
前記乾燥室の最下段の搬送面に設けられる固定軸と、を備え、
前記駆動部は、前記駆動軸を吊り下げて、支持し、
前記駆動軸の下端に、前記固定軸を挿入して、前記駆動軸を軸支することを特徴とする乾燥装置。
駆動軸は、駆動部から吊り下げされ、駆動軸の重量は底板に直接かからないので、底板を貫通して、地面で駆動軸を支持する軸受部を不要にして、さらに、軸受部における被乾燥物の堆積箇所をなくすことにより駆動軸の垂直移動を防止することができる。
2.前記乾燥室上部の軸孔に配置され、前記駆動軸の周囲を覆って、シール液を溜めるシール液溜部と、をさらに備え、
前記駆動軸は、前記駆動軸の周囲を覆い、下端に開口を有し且つ上端を閉塞する筒状部材を、前記乾燥室の軸孔に有し、
前記筒状部材の下端を、前記シール液溜部にあるシール液に浸して、前記槽内のガスを前記槽内部に封入する、ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
前記筒状部材の下端を、前記シール液溜部にあるシール液に浸して、前記槽内のガスを前記槽内部に封入する、ことを特徴とする乾燥装置。
ラビリンスシールを用いることなく、乾燥装置内部を外部からシール可能である。
3.前記シール液溜部は、前記駆動軸が水平方向に移動しても、前記筒状部材の下端がシール液から離れず、且つ、前記筒状部材の下端が前記シール液溜部の内壁に接触しないように構成される、項目1又は2に記載の乾燥装置。
4.前記シール液溜部は、前記駆動軸毎にあり、前記シール液溜部の液面を維持するように、シール液を供給するシール液タンクとを、さらに備える項目1〜3の何れか1項に記載の乾燥装置。
5.シール液が水、又は、油、水及び油の混合物である、項目1〜4の何れか1項に記載の乾燥装置。
6.加熱ガスを加熱する加熱部、加熱ガスに含まれる粉塵を除去するサイクロン、加熱ガスの一部を、燃焼させて脱臭ないし無害化する脱臭装置と、被乾燥物を冷却する冷却手段と、駆動軸を回転させる駆動部の少なくとも1つを備える項目1〜5の何れか1項に記載の乾燥装置。
本実施形態に係る乾燥装置の第1例を示す図である。 本実施形態に係る乾燥装置の第2例を示す図である。 レーキの構造の一例を示す図である。 乾燥装置の一例を示す水平断面図である。 乾燥装置の一例を示す垂直断面図である。 下部シール構造の一例を示す図である。 従来の乾燥室の加熱ガスの流路の一例を示す図である。 本実施形態に係る乾燥室の加熱ガスの流路の一例を示す図である。 加熱部の一例を示す図である。 本実施形態に係る乾燥装置の第3例を示す図である。 本実施形態に係る乾燥装置の乾燥方法の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、[1]乾燥装置の構成概要、[2]上部シール機構、[3]下部シール機構、及び、[4]乾燥装置の加熱装置について、図1〜図11を参照して、順に説明する。
[1] 乾燥装置の概要
以下、乾燥装置の概要を説明する。
図1は、本実施形態に係る乾燥装置の第1例を示す図である。図1に示す乾燥装置1は、外部から供給される有機性廃棄物である被乾燥物を、加熱ガスと向流もしくは並流接触させることにより乾燥する。有機性廃棄物とは、下水汚泥、一般家庭の生ごみや食品残渣、食品工場の廃棄物、畜産廃棄物、それにメタン発酵装置や蒸発濃縮装置における残渣等を含むものである。加熱ガスは、例えば、蒸気である。
乾燥装置1は、被乾燥物を乾燥する乾燥部3と、加熱ガスを加熱する加熱部5を備える。乾燥部3は、被乾燥物を収納して乾燥する乾燥室20と、乾燥室20の上部に配置される駆動部80とを備える。加熱部5は、乾燥室20内に循環させる加熱ガスを加熱する加熱装置30と、ガスに含まれる粉塵を除去するサイクロン50と、加熱ガスの一部を、燃焼させて脱臭ないし無害化する脱臭装置60と、乾燥室20とサイクロン50から排出された被処理物を冷却する冷却部70とを備える。
乾燥室20は、その内壁もしくは外壁はキャスタブル耐火材もしくは断熱材で成形されており、内部に廃棄物を載せる搬送面21を、縦方向へ多段状に配置する。搬送面21は少なくとも最上段、中段、最下段に3面ある。また、各搬送面21の周縁は、乾燥室20の側壁により囲まれている。さらに、各搬送面21の搬出側には、被乾燥物を下段の搬送面21の搬入側に落とす落とし開口23が形成されている。各搬送面21には、有機性廃棄物を水平方向に移動させるレーキ22が配置される。このように、被乾燥物は、複数の搬送面21上を通過して乾燥されるので、例えば、加熱ガスが被乾燥物に直接接触することにより、被乾燥物の水分を蒸発させ、それにより、所望の含水率まで乾燥可能である。レーキの詳細は、図3を用いて後述する。
乾燥室20と加熱装置30とは、出口配管101a,入口配管101bで連結されており、それらの配管が加熱ガスの循環路になる。乾燥室20の上段には、加熱ガスの出口配管101aが接続すると共に、被乾燥物の導入口である被乾燥物導入口120aが設けられている。被乾燥物は、被乾燥物導入口120aから、最上段の搬送面に供給される。
一方、乾燥室20の中段のガス供給口120cには、加熱された加熱ガスの入口配管101bが接続する。乾燥室20の下段のガス放出口120e及び上段のガス放出口120dには、蒸発した水分を含む蒸気の出口配管102、及び、101aがそれぞれ接続する。なお、本実施形態に係る乾燥装置は、入口配管101bを、乾燥室20の中段に配置して、上部からガスを供給し、底部から引き抜くワンスルータイプと比して、加熱ガスの供給量を増やすことができる。なお、この効果については、図7及び図8を用いて、後述する。
加熱装置30は、乾燥槽20から排出される加熱ガスを、配管41から供給される加熱媒体と熱交換により加熱する。加熱媒体は、例えば、加熱ガスより高温の蒸気や、他のプラントの高温排気ガス等であり、熱交換が可能であればその態様は制限されない。
出口配管102は、サイクロン50が接続されており、サイクロン50により、蒸気中の粉塵を除去する。入口配管101bもしくは101aの途中から、蒸気の一部は、脱臭装置60へ供給される。
サイクロン50は、加熱ガス中に同伴した被乾燥物を回収する集塵装置である。また、配管101a、又は、102には、蒸気を一定方向へ循環させるための循環ファン(図示せず)が設けられている。サイクロン50には、開閉可能な排出ゲート21bが設けられており、排出ゲート21bは、シール機構を有しており、冷却部70が連通接続されている。
被乾燥物から発生した蒸発水分は、加熱ガスに随伴して加熱ガス量が増加するため、加熱ガスの一部は系外に放出する必要がある。しかし、加熱ガスは臭気を伴うため、系外に放出するためには、脱臭が必要になる。脱臭装置60は、加熱ガスの一部を燃焼脱臭して系外に放出することで、加熱ガス中の水分の蓄積を防ぐとともに、臭気を伴うガスの放出を防ぐ。
乾燥された被処理物は、被処理物排出口120bから冷却部に供給される。被処理物排出口120bには、開閉可能な排出ゲート21aが設けられており、排出ゲート21aは、シール機構を有しており、冷却部70が連通接続されている。ここでシール機構は、排出口120bから外部の空気が侵入することを防いで、乾燥室20内の被乾燥物の発熱及び発火を防止するための機構であり、例えば、ダブルバンパーやスライドゲートである。
冷却部70は、乾燥された被乾燥物を、冷却する。冷却部70では、乾燥された被乾燥物は、間接水冷などにより、冷却される。高温の被乾燥物を冷却することにより、被乾燥物の自然発火を防止する。冷却部70は、例えば、被乾燥物を移送する移送配管を冷却管内に内挿して、かかる冷却管内に冷却水を一定方向に流入および排出させることで構成される。
駆動部80は、乾燥室20の上部に配置され、駆動軸25を介して、レーキ22を回転させる。駆動部の詳細は、図4を用いて後述する。
冷却部70により、冷却して、乾燥装置1から排出される被処理物は、火力発電所やセメント工場等の燃料として利用できる。また、乾燥装置1は、10重量%以下に被乾燥物中の水分を除去できるので、空気輸送し、隣接する発電所や工場に搬送可能である。
図2は、本実施形態に係る乾燥装置の第2例を示す図である。図2に示す乾燥装置1Aは、図1に示す乾燥装置1と同じ構成を有するが、被乾燥物を乾燥する加熱ガスが、蒸気では無い点で異なる。この加熱ガスは、例えば、乾燥装置1Aに隣接するプラントの排出ガスであり、乾燥装置1の加熱ガスと熱交換するための十分に高い温度が無い高温排気ガスである。乾燥装置1Aは、多段構成であり、被乾燥物と加熱ガスとの接触時間が長いため、温度差が無くても所望の水分に被乾燥物を乾燥できる。
図3は、レーキの構造の一例を示す図である。図3に示すレーキ22は、駆動軸25が挿通される軸貫通孔31が中心部に開けられた円筒状の中心軸部32と、この中心軸部32から径方向に一対突設された腕部33とを備えている。腕部33は、中心軸部32の周方向に沿って円弧状に湾曲して形成されている。また、各腕部33は、中心軸部32の中心軸に対して互いに反対方向に突出している。さらに、互いに隣接するレーキ22は、中心軸部32の湾曲が互いに逆に形成されている。
そして、各駆動軸25の間隔は、各レーキ22の腕部33の回転半径の一部が、互いに隣接するレーキ22の腕部33の回転軌跡と重なるように定められ、各レーキ22が隣接する駆動軸25に干渉しないように位置決めされている。このように、レーキ22が回転することで、被乾燥物が開口23に向けて移送される。
図4は、乾燥装置の一例を示す水平断面図である。駆動部80はモータ82と図示されない歯車を有し、モータ82が生じる回転動力を、駆動部内の歯車を介して駆動軸25に伝えて、駆動軸25を回転させる。歯車は、互いに隣接するもの同士が連動している。このため、駆動軸25及びレーキ22は、互いに隣接するもの同士が交互に反対方向に回転連動する。
乾燥室20には、最上段に被乾燥物導入口120aが形成され、最下段に被処理物排出口120bが形成されている。被乾燥物導入口120aには、ホッパ124とスクリュコンベア125とを有する搬入装置126等が設けられる。
[2] 上部シール機構
図5は、乾燥装置の一例を示す垂直断面図である。図5には、1つの駆動軸を例に示すが、他の駆動軸についても同様の構成である。乾燥室20内には、上面が搬送面21となる耐熱金属板12が、水平方向に沿って上下に複数段に配置され、これら耐熱金属板12は、上下方向に互いに略等間隔に離間されている。さらに、上下の各段の搬送面21の互いに反対側の一端側は、被乾燥物の搬入側であり、また、上下の各段の搬送面21の互いに反対側の他端側は、被乾燥物の搬出側である。すなわち、各上段の搬送面21の搬出側の下方に、各下段の搬送面21の搬入側が配置されている。
そして、最上段の搬送面21に被乾燥物導入口2が連通し、最下段の搬送面21に被乾燥物排出口3が連通している。すなわち、最上段の搬送面21は、被乾燥物の投入段であり、最下段の搬送面21は、被乾燥物の排出段である。
また、乾燥室20内には、各搬送面21をなす耐熱金属板12には、複数の軸挿通孔24が設けられ、これら軸孔24には、駆回転軸である駆動軸25がそれぞれ挿通されている。これら各駆動軸25は、図4に示すように、上端部が乾燥室20の上部に配置された吊り下げ部材26に、ピン26aにより固定されることで吊り下げ支持されている。さらに、これら各駆動軸25には、各搬送面21上に密着して配置した複数のレーキ22が取り付けられている。
図5に示されるように、乾燥室20の上部には、シール機構200が設けられ、乾燥室20内のガスと、外部をシールする。シール機構は、乾燥室20の上部と、駆動部80との間に設けられる。シール機構200は、シール液を充填するシール液溜部210、駆動部側の端部が閉塞するとともに、駆動軸25に設けられる円筒状のシール用円筒部材220と、シール用円筒部材220の開放端をシール液溜部210に浸すことにより、シールする。シール機構200は、シール液溜部210と液レベルを同じくするシール液タンク230を併設し、各シール液溜部210とシール液タンク230の間を連通管240で接続する。シール液タンク230内にシール液を充填することにより、シール液溜部210の液レベルは自動的に一定に保持される。
本実施形態において、シール液は、油及び水等の液体を使うことができる。シール液は、槽内部からの伝熱影響を受けるシール液溜部及び駆動軸と接触するため、液温が上昇するので、液温上昇時におけるシール液の蒸発防止対策が必要である。そのため、シール液として水を用いる場合は、水面に油膜形成して水分蒸発を防ぐ水及び油を併用する場合がある。
シール液溜部210の液レベルは、乾燥室20内部の圧力影響、シール液の飛散等により変動する。シール液の充填時には、シール液タンク230にシール液を補給することにより、連結管を介して複数のシールポットに対して同時にシール液を供給できる。液レベルの管理は、シール液タンク230の液レベルを保持することにより、複数のシールポットに対して液レベルを一定に調整できる。そのため、当該シール機構200を採用した場合、シール液の充填作業、シール液レベル測定及び補給業務等の保守管理は、容易である。
[3] 下部シール機構
図6は、下部シール構造の一例を示す図であり、図6(a)が、下部シール構造の組立分解図であり、図6(b)が、下部シール組立後の図である。下部シール構造300は、最下段の棚板に取り付けられるレーキ22の下部につく円錐状レーキ受座320と、駆動軸25を軸支する固定軸310を有する。
乾燥室下部の軸受構造として、乾燥室外の有底円筒を設けないで、最下段の耐熱金属板12上に固定軸310を設け、固定軸310の根元に、円錐状レーキ受座320をさらに設けて、レーキ22を取付する。図5を用いて説明したように、各駆動軸25は、上端部が乾燥室20の上部に配置された吊り下げ部材26に、ピン26aにより固定されることで吊り下げ支持されている。そのため、駆動軸及びレーキの重量は、耐熱金属板12に直接かからないので、耐熱金属板12を貫通して、地面で駆動軸を支持する軸受部を不要にして、さらに、軸受部における被乾燥物の堆積箇所をなくすことにより駆動軸の垂直移動を防止することができる。
[4] 乾燥装置の加熱ガスの加熱装置
図7は、従来の乾燥室内部の加熱ガスの流路の一例を示す図である。図7において、点線は蒸気を示す。図7では、加熱ガスの入口を、乾燥室の上部側に、加熱ガスの出口を乾燥室の下部他端側に配置する。これにより、図中矢印で示すように、加熱ガスと被乾燥物の流れの方向が一致し、加熱ガスが被乾燥物に並流接触する。
図8は、本実施形態に係る乾燥室内部の加熱ガスの流路の一例を示す図である。図8に示す乾燥装置は、乾燥室20の中段から入り、上段への流路と、下段への流路の2つの流路がある。従前のように、乾燥室の上部から加熱ガスを供給し、下部から加熱ガスを排出する方法と比して、上流と下流の2つの流路に分岐するため、加熱ガス流量を増加し、相対的に加熱ガス温度を低下するができる。また、加熱ガスの流量を大きくすることができるので、被乾燥物と加熱ガスとの接触効率の向上により、乾燥効率が高くなる。また、加熱ガスが中段から入り、低温化したガスが上段と下段からでるので、駆動部80に高温の加熱ガスに対する耐熱対策は不要となり、また、図5に示した上段シール機構200のシール水の蒸発を防ぐこともできる。
図9(a)及び図9(b)は、加熱部の一例を示す図である。図9(a)に示す加熱部5aは、例えば、加熱装置30は、セメント工場排ガス等の廃熱、加熱装置32は、脱臭排ガスを熱源として利用する。図9(b)では、熱源として、燃焼炉60bの燃焼排ガスを利用するが、加熱装置32で、既設工場からの低温廃熱を部分的に利用することにより、熱源炉での燃料削減を図る。このように、図9(a)及び(b)では、加熱ガス流量を増やすことが可能であるので、他の熱源を利用して、小さい温度差で被乾燥物の乾燥が可能になる。
図10は、本実施形態に係る乾燥装置の第3例を示す図である。図10に示す乾燥装置1Bは、加熱ガスを一定方向へ循環させるための循環ファン25、26が示され、燃焼炉である脱臭装置60aを有する。燃焼炉を脱臭装置60aとして、燃焼熱を、加熱装置90で熱回収して、循環ガスを加熱する点で異なる。このように、循環ガスを燃焼焼却する熱量を利用することで、加熱装置30aで必要な熱量を下げることができる。
また、乾燥装置1Bは、冷却装置150を有する。冷却装置150は、被乾燥物から発生する蒸発水分が減少した場合に、水噴霧により蒸気雰囲気を形成し、被乾燥物の発熱及び発火を防止できる。
図11は、本実施形態に係る乾燥装置の乾燥方法の一例を示す図である。まず、被乾燥物の乾燥の処理(S101〜S105)について説明する。乾燥装置1は、被乾燥物を、被乾燥物導入口120aから、最上段の搬送面に供給する(S101)。被乾燥物は、搬送面上で加熱ガスにより乾燥される(S102)。乾燥された被乾燥物は、搬送面上をレーキで運ばれながら、搬送面の端部で、レーキにより開口から下段の搬送面に落とされる(S103)。最下段まで落とされた被乾燥物は、被処理物として処理物排出口120bから排出されて、冷却部で冷却され(S104)、冷却後、乾燥装置から排出される(S105)。
次に、加熱ガスの加熱処理(S201〜S205)について説明する。乾燥装置1は、乾燥物の中段にあるガス供給口120cから、加熱部によって加熱された加熱ガスが、供給される(S201)。被乾燥物と接触して、低温化した加熱ガスは、上段にあるガス排出口120d及び下段にあるガス排出口120eから排出される(S202)。排出した加熱ガスは、加熱装置30で加熱される(S203)。乾燥室20から排出された加熱ガスの一部は、燃焼させて脱臭ないし無害化される(S204)。乾燥室20内の蒸発水分が減少する場合、加熱ガスに水を供給して、被乾燥物の発熱及び発火を防ぐ(S205)。
以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素の組合せ、変形及びバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理及び請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
1 乾燥装置
3 乾燥部
5 加熱部
20 乾燥室
30、30a 加熱装置
50 サイクロン
60 脱臭装置
70 冷却部
80 駆動部
200 シール機構
300 下部シール構造

Claims (6)

  1. 被乾燥物を加熱ガスで乾燥する乾燥装置において、
    上部に軸孔を有する乾燥室と、
    前記乾燥室内に設けられ、且つ軸孔及び開口を有する複数の搬送面と、
    前記軸孔を貫通する複数の駆動軸と、
    前記複数の駆動軸周囲に設けられて、回転することにより、前記被乾燥物を、前記搬送面の一端側から他端側へと搬送し、かつ、前記開口から下段にある搬送面に落下させるレーキと、
    前記乾燥室の上部で、前記駆動軸を回転する駆動部と、
    前記乾燥室の最下段の搬送面に設けられる固定軸と、を備え、
    前記駆動部は、前記駆動軸を吊り下げて、支持し、
    前記駆動軸の下端に、前記固定軸を挿入して、前記駆動軸を軸支することを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記乾燥室上部の軸孔に配置され、前記駆動軸の周囲を覆って、シール液を溜めるシール液溜部と、をさらに備え、
    前記駆動軸は、前記駆動軸の周囲を覆い、下端に開口を有し且つ上端を閉塞する筒状部材を、前記乾燥室の軸孔に有し、
    前記筒状部材の下端を、前記シール液溜部にあるシール液に浸して、前記槽内のガスを前記槽内部に封入する、ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
    前記筒状部材の下端を、前記シール液溜部にあるシール液に浸して、前記槽内のガスを前記槽内部に封入する、ことを特徴とする乾燥装置。
  3. 前記シール液溜部は、前記駆動軸が水平方向に移動しても、前記筒状部材の下端がシール液から離れず、且つ、前記筒状部材の下端が前記シール液溜部の内壁に接触しないように構成される、請求項1又は2に記載の乾燥装置。
  4. 前記シール液溜部は、前記駆動軸毎にあり、前記シール液溜部の液面を維持するように、シール液を供給するシール液タンクとを、さらに備える請求項1〜3の何れか1項に記載の乾燥装置。
  5. シール液が水、又は、油、水及び油の混合物である、請求項1〜4の何れか1項に記載の乾燥装置。
  6. 加熱ガスを加熱する加熱部、加熱ガスに含まれる粉塵を除去するサイクロン、加熱ガスの一部を、燃焼させて脱臭ないし無害化する脱臭装置と、被乾燥物を冷却する冷却手段と、駆動軸を回転させる駆動部の少なくとも1つを備える請求項1〜5の何れか1項に記載の乾燥装置。
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