JP2014054941A - 列車通信システムおよび列車通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両上の通信装置を交換する場合に、地上側での設定変更の管理負荷を低減可能な列車通信システムを得ること。
【解決手段】車上システム1が車上通信制御装置2を備え、地上システム5が通信制御サーバ8と列車制御端末9とを備える場合に、車上通信制御装置2は、列車において交換後最初に起動したときに、自装置が搭載された列車の編成番号、列車番号、および自装置のアドレス情報を格納した立ち上げ通知を通信制御サーバ8へ送信し、通信制御サーバ8は、立ち上げ通知に基づいて、列車の編成番号、列車番号、アドレスの登録情報を変更し、列車制御端末9が生成した制御対象の列車の制御に必要なデータを地上システム5から制御対象の列車の車上通信制御装置2へ送信するとき、通信制御サーバ8に登録されたアドレスを用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、列車と地上側との間で通信を行う列車通信システムに関するものである。
従来、鉄道システムの信頼性を向上せさせる手法として、例えば、下記特許文献1では、鉄道車両の運転台に設置される主幹制御装置において、ノッチ信号に応答してノッチ信号を出力するノッチ信号駆動部、故障検出処理を行うCPU、CPUに対する入出力インタフェース部を2組用意し、1つの系が故障したときに残りの健全系に切り替わるように構成する技術が開示されている。
また、鉄道システムにおいて、無線通信技術を用いて地上側と列車間で通信を行う場合に、1つの編成や列車を1つのドメインとして扱う方法があり、例えば、下記特許文献2において開示されている。具体的に、ドメインネーム制御装置が、列車運行システムとして列車ダイヤデータベース(DB)、車両運用データベース(DB)および走行実績データベース(DB)を備えており、これらのデータベースの内容に基づいてDNS(Domain Name System)データを登録および削除している。地上側の装置は、登録されているDNSデータを参照して列車側との通信を行う。
特開平10−80009号公報 特開2003−60670号公報
しかしながら、上記従来の技術(特許文献1)によれば、通信設備が故障した際の規定はない、という問題があった。
また、上記従来の技術(特許文献2)によれば、故障等で車両上の通信装置、コンピュータを交換する場合など、通信装置やコンピュータのIPアドレスを変更する際には、地上側で変更されたIPアドレスを毎回修正する必要がある。そのため、車両の台数が増えた場合の管理負荷が大きくなる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両上の通信装置を交換する場合に、地上側での設定変更の管理負荷を低減可能な列車通信システムを得ることを目的する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、列車に搭載された車上システムおよび地上に設置された地上システムから構成される列車通信システムであって、前記車上システムが車上通信制御装置を備え、前記地上システムが通信制御サーバと列車制御端末とを備える場合に、前記車上通信制御装置は、前記列車において交換後最初に起動したときに、自装置が搭載された列車の編成番号、列車番号、および自装置のアドレス情報を格納した立ち上げ通知を前記通信制御サーバへ送信し、前記通信制御サーバは、前記立ち上げ通知に基づいて、列車の編成番号、列車番号、アドレスの登録情報を変更し、前記列車制御端末が生成した制御対象の列車の制御に必要なデータを前記地上システムから制御対象の列車の車上通信制御装置へ送信するとき、前記通信制御サーバに登録されたアドレスを用いる、ことを特徴とする。
この発明によれば、車両上の通信装置を交換する場合に、地上側での設定変更の管理負荷を低減できる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の列車通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の車上通信制御装置の構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1の通信制御サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施の形態1の列車番号を変更する処理を示すシーケンス図である。 図5は、実施の形態1のサーバ登録情報保持部が保持する登録情報の構成例を示す図である。 図6は、列車制御端末から送信するデータの構成例を示す図である。 図7は、実施の形態2の列車番号を指定して通信する処理を示すシーケンス図である。 図8は、実施の形態3の列車番号を変更する処理を示すシーケンス図である。 図9は、実施の形態3のサーバ登録情報保持部が保持する登録情報の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる列車通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の列車通信システムの構成例を示す図である。列車通信システムは、車上システム1と、地上システム5と、から構成され、2つのシステムがネットワーク4を介して接続している。なお、説明の便宜上、図1では車上システム1を1つとしているが、これに限定するものではない。地上システム5は、ネットワーク4を介して異なる列車に搭載された複数の車上システム1と接続することが可能である。
車上システム1は、列車に搭載されており、編成番号、列車番号の設定、地上システム5から受け付けた運行情報等のデータに従ってアプリケーションを実行する。地上システム5は、車上システム1から当該車上システム1が搭載された列車の編成番号、列車番号、およびIPアドレスの情報を取得・保持し、運行情報等のデータを車上システム1が搭載された列車と通信する際に使用する。ネットワーク4は、携帯電話や無線LAN等の無線通信技術を使用した既存の回線である。
車上システム1の構成について説明する。車上システム1は、車上通信制御装置2と、アプリケーション実行部3と、を備える。車上通信制御装置2は、装置起動時に、編成番号、列車番号、IPアドレスの情報を格納した立ち上げ通知を地上システム5へ送信する。アプリケーション実行部3は、地上システム5から受信した運行情報等のデータに従ってアプリケーションを実行する。例えば、受信したデータに従って、必要に応じて列車内の空調、電力、モータ等を制御することが可能である。
地上システム5の構成について説明する。地上システム5は、ルータ6と、スイッチ(SW)7と、通信制御サーバ8と、列車制御端末9と、を備える。ルータ6は、地上システムをネットワーク4に接続する通信機器である。スイッチ7は、通信制御サーバ8と接続し、通信制御サーバ8の通信を中継する通信機器である。通信制御サーバ8は、車上システム1から当該車上システム1が搭載された列車の編成番号、列車番号、IPアドレスの情報を取得・保持し、車上システム1と列車制御端末9の間の通信を制御する。列車制御端末9は、通信したい列車の編成番号または列車番号を宛先として運行情報等の列車の制御に必要なデータを生成して、通信制御サーバ8に送信する。地上システム5では、通信制御サーバ8が、列車制御端末9で生成されたデータを、編成番号、列車番号に対応する列車上の車上システム1に送信することにより、列車制御端末9において、列車の空調や電力、モータ等を制御し、列車からの走行情報などを管理することができる。
図2は、本実施の形態の車上通信制御装置2の構成例を示す図である。車上通信制御装置2は、車上登録情報処理部21と、車上登録情報保持部22と、車上制御部23と、車上通信部24と、を備える。車上登録情報処理部21は、整備員または乗務員から編成番号、列車番号等の変更の入力を受け付け、車上登録情報保持部22の内容を変更する。また、整備員または乗務員が確認できるように表示部を備えてもよい。車上登録情報保持部22は、自システムが搭載された列車の現在の編成番号、列車番号、IPアドレスの情報を保持する記憶部である。車上制御部23は、列車の起動時に地上システム5側へ立ち上げ通知を送信する制御等を行う。車上通信部24は、地上システム5側へ立ち上げ通知を送信し、また、地上システム5からのデータを受信する処理を行う。地上システム5から受信したデータについては、車上通信部24がアプリケーション実行部3へ転送する。
図3は、本実施の形態の通信制御サーバ8の構成例を示す図である。通信制御サーバ8は、サーバ登録情報処理部81と、サーバ登録情報保持部82と、サーバ制御部83と、サーバ通信部84と、を備える。サーバ登録情報処理部81は、各列車から通知された編成番号や列車番号、IPアドレスを受信し、サーバ登録情報保持部82の内容を変更する。また、システムの管理者等が確認できるように表示部を備えてもよい。サーバ登録情報保持部82は、自システムと接続する列車の編成番号、現在の列車番号、IPアドレスの情報を保持する記憶部である。サーバ制御部83は、車上システム1側から立ち上げ通知を受信した場合に、サーバ登録情報処理部81を介してサーバ登録情報保持部82に登録または内容を変更する制御を行い、また、列車制御端末9から受信した運行情報等のデータを車上システム1側へ送信する制御および車上システム1から受信したデータを列車制御端末9側へ送信する制御等を行う。サーバ通信部84は、車上システム1側へ運行情報等のデータを送信し、また、車上システム1からの立ち上げ通知を受信する処理を行うとともに、車上システム1から受信したデータを列車制御端末9側へ送信する処理を行う。
つづいて、列車通信システムにおいて、列車通信方法として、列車に設置されている車上通信制御装置が故障し、新規の車上通信制御装置2に交換する場合の処理について説明する。図4は、本実施の形態における車上通信制御装置を交換する処理を示すシーケンス図である。車上通信制御措置2は、IPアドレス192.168.0.2、編成番号0、列車番号0が設定された状態で保管され、整備員は故障した車上通信制御装置の替わりに車上通信制御装置2を設置する。設置する車上通信制御装置2の編成番号、列車番号は、故障前の車上通信制御装置と同じ編成番号H1、列車番号A1を設定し、車上通信制御装置2の車上登録情報保持部22に保存し、車上通信制御装置2を立ち上げる(ステップS1)。車上通信制御装置2では、車上制御部23が、装置が起動したことを示す立ち上げ通知を、車上通信部24を介して通信制御サーバ8へ送信する(ステップS2)。立ち上げ通知には、編成番号H1、列車番号A2、IPアドレス192.168.0.2、の情報が含まれる。
通信制御サーバ8では、サーバ通信部84で立ち上げ通知を受信し、サーバ制御部83が、サーバ登録情報処理部81を介してサーバ登録情報保持部82の登録情報の内容を変更する(ステップS3)。図5は、本実施の形態のサーバ登録情報保持部82が保持する登録情報の構成例を示す図である。登録情報は、登録番号(No.)と、編成番号と、列車番号と、IPアドレスと、から構成される。ここでは、図5(a)に示すように、車上通信制御装置が故障する前はNo.1として編成番号H1、列車番号A1、IPアドレス192.168.0.1であった登録情報が、図5(b)に示すように立ち上げ通知受信後にはNo.1として編成番号H1、列車番号A1、IPアドレス192.168.0.2としてサーバ登録情報保持部82に登録されていることを示す。なお、図5では、サーバ登録情報保持部82が、1つの編成番号の列車の登録情報のみを保持しているが、一例であり、複数の列車について登録情報を保持することが可能である。
つぎに、列車制御端末9において、編成番号H1の列車に対して、空調等、列車の状態を制御する必要が発生した場合には、制御対象として編成番号H1を指定した制御データを通信制御サーバ8に送信する(ステップS4)。図6は、列車制御端末9が送信するデータの構成例を示す図である。データには、通信先アドレス61(通信制御サーバ)、制御対象62(編成番号H1)、制御データ63の領域がある。通信ヘッダ64に、通信先アドレス61(通信制御サーバ)および制御対象62(編成番号H1)が設定され、通信データ65に、制御データ63が格納される。
通信制御サーバ8では、サーバ通信部84で制御データを受信すると、サーバ制御部83が、サーバ登録情報処理部81を介してサーバ登録情報保持部82の内容を確認し、編成番号H1に対するIPアドレス192.168.0.2を取得する(ステップS5)。そして、通信制御サーバ8では、サーバ制御部83が、取得したIPアドレスを通信ヘッダの通信先アドレスに設定し、サーバ通信部84を介して編成番号H1の車上通信制御装置2に対して制御データを送信する(ステップS6)。
編成番号H1である列車の車上通信制御装置2では、車上通信部24が、受信した制御データをアプリケーション実行部3へ転送する。そして、車上通信部24は、アプリケーション実行部3から制御を実行した処理結果を受け取り、この処理結果を列車制御端末データとして通信制御サーバ8へ送信する(ステップS7)。そして、通信制御サーバ8が、受信した列車制御端末データを列車制御端末9へ送信する(ステップS8)。これにより、列車制御端末9では、編成番号を指定した制御データを通信制御サーバ8へ送信し、通信制御サーバ8が制御対象の列車の車上通信制御装置2へ制御に必要なデータを送信することにより、対象の列車の制御を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態では、故障した車上通信制御装置の替わりに整備員が車上通信制御装置2を設置した場合に、新たに設置された車上通信制御装置2が、交換後最初に起動したときに、編成番号、列車番号、IPアドレスを設定した立ち上げ通知を通信制御サーバ8へ送信する。そして、通信制御サーバ8は、受信した立ち上げ通知に基づいて保持している登録情報を変更することとした。これにより、編成番号に対して、複数の列車番号のIPアドレスが登録されるのを防ぐことができる。また、車上通信制御装置の故障時に地上システム側で変更されたアドレスを毎回修正する必要はないため、車両の台数が増えた場合にも管理負荷が低減できる列車通信システムを得ることができる。
このように、本実施の形態の列車通信システムでは、列車制御端末9が、制御対象として編成番号を指定した制御データを通信制御サーバ8に送信するため、車上通信制御装置が故障し、新たに車上通信制御装置2のIPアドレスに変更した場合であっても、列車制御端末9では通信手順を変更することなく通信を行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、故障した車上通信制御装置を交換後、列車制御端末9から制御対象として編成番号を指定して制御データを送信する場合の動作を説明した。本実施の形態では、故障した車上通信制御装置を交換後、制御対象として車両の列車番号を指定して通信を行う。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図7は、本実施の形態における車上通信制御装置を交換する処理を示すシーケンス図である。本実施の形態における列車通信システム、車上通信制御装置2、および通信制御サーバ8の構成は、実施の形態1(図1〜3参照)と同様である。なお、新たな車上通信制御装置2に交換し、立ち上げ通知を送信して通信制御サーバ8のサーバ登録情報を変更するまでの動作は実施の形態1と同様である(ステップS1〜S3)。
つぎに、列車制御端末9において、列車番号A1の列車に対して、空調等、列車の状態を制御する必要が発生した場合には、まず、列車番号A1に対する編成番号を取得するため、列車番号A1を設定した編成番号解決要求を通信制御サーバ8に送信する(ステップS11)。
通信制御サーバ8では、サーバ通信部84で編成番号解決要求を受信すると、サーバ制御部83が、サーバ登録情報処理部81を介してサーバ登録情報保持部82の内容を確認し、列車番号A1に対する編成番号H1を取得する(ステップS12)。通信制御サーバ8では、サーバ制御部83が、サーバ通信部84を介して列車番号A1に対する編成番号H1の情報を編成番号解決応答として通知する(ステップS13)。
そして、列車制御端末9において、編成番号H1の列車に対して、空調等、列車の状態を制御する必要が発生した場合には、制御対象として編成番号H1を指定した制御データを通信制御サーバ8に送信する(ステップS4)。以降のステップS8までの処理は実施の形態1(図4参照)と同様である。
以上説明したように、本実施の形態では、列車制御端末9は、車両の列車番号を指定して列車の状態を制御する場合、列車番号に対応する編成番号を通信制御サーバ8に問い合わせて取得後、列車番号に対応する編成番号を持つ列車へ制御データを送信することとした。これにより、故障した車上通信制御装置を交換後、地上システム側で変更されたアドレスを毎回修正することなく、指定した列車番号の列車と通信できる列車通信システムを得ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、列車が駅に到着し、乗務員が列車番号を変更する場合の動作について、実施の形態1,2と異なる部分を説明する。
図8は、本実施の形態における車上通信制御装置を交換する処理を示すシーケンス図である。本実施の形態における列車通信システム、車上通信制御装置2、および通信制御サーバ8の構成は、実施の形態1(図1〜3参照)と同様である。なお、新たな車上通信制御装置2に交換し、立ち上げ通知を送信して通信制御サーバ8のサーバ登録情報を変更するまでの動作は実施の形態1と同様であるが(ステップS1〜S3)、本実施の形態では、車上通信制御装置2は、その後も立ち上げ通知と同等の情報を含む周期通知を定期的に通信制御サーバ8に送信する(ステップS2´)。通信制御サーバ8は、受信した周期通知内の編成番号、列車番号、IPアドレスを確認し、サーバ登録情報の内容と通知された内容が一致していれば登録情報を変更せずに終了する。
ここで、列車が駅に到着し、乗務員が列車番号をA1からA2に変更する(ステップS21)。車上通信制御装置2では、車上登録情報処理部21から車上登録情報保持部22の内容が変更される。車上制御部23は、定期的に周期通知を送信しているが、列車番号変更後は、編成番号H1、列車番号A2、IPアドレス192.168.0.2の情報を格納した周期通知を送信する(ステップS2´)。
通信制御サーバ8では、サーバ通信部84で周期通知を受信し、サーバ制御部83が、受信した周期通知内の編成番号、列車番号、IPアドレスを確認し、サーバ登録情報の内容と列車番号が異なるため、サーバ登録情報処理部81を介してサーバ登録情報保持部82の登録情報の内容を変更する(ステップS3)。図9は、サーバ登録情報保持部82が保持する登録情報の構成例を示す図である。図9(a)に示すように、変更前はNo.1として編成番号H1、列車番号A1、IPアドレス192.168.0.2であった登録情報が、図9(b)に示すように変更後にはNo.1として編成番号H1、列車番号A2、IPアドレス192.168.0.2としてサーバ登録情報保持部82に登録される。なお、図9では、サーバ登録情報保持部82が、1つの編成番号の列車の登録情報のみを保持しているが、一例であり、複数の列車について登録情報を保持することが可能である。
つぎに、列車制御端末9において、列車番号A2の列車に対して、空調等、列車の状態を制御する必要が発生した場合には、まず、列車番号A2に対する編成番号を取得するため、列車番号A2を設定した編成番号解決要求を通信制御サーバ8に送信する(ステップS22)。
通信制御サーバ8では、サーバ通信部84で編成番号解決要求を受信すると、サーバ制御部83が、サーバ登録情報処理部81を介してサーバ登録情報保持部82の内容を確認し、列車番号A2に対する編成番号H1を取得する(ステップS23)。通信制御サーバ8では、サーバ制御部83が、サーバ通信部84を介して列車番号A2に対する編成番号H1の情報を編成番号解決応答として通知する(ステップS24)。
そして、列車制御端末9において、編成番号H1の列車に対して、空調等、列車の状態を制御する必要が発生した場合には、制御対象として編成番号H1を指定した制御データを通信制御サーバ8に送信する(ステップS4)。以降のステップS8までの処理は実施の形態1,2(図4,7参照)と同様である。
以上説明したように、本実施の形態では、列車が駅に到着し、列車番号が変更したときにおいても、列車制御端末9は、車両の列車番号を指定して列車の状態を制御する場合、変更後の列車番号に対応する編成番号を通信制御サーバ8に問い合わせて取得後、変更後の列車番号に対応する編成番号を持つ列車へ制御データを送信することとした。これにより、列車番号が変更した場合においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態1〜3では、列車側と地上と通信を行う場合について説明したが、移動する対象は列車に限定するものではなく、例えば、航空機、船舶、バス等との通信システムにも適用可能である。
以上のように、本発明にかかる列車通信システムは、通信を行う一方が移動する通信システムに有用であり、特に、列車と通信を行う場合に適している。
1 車上システム、2 車上通信制御装置、3 アプリケーション実行部、4 ネットワーク、5 地上システム、6 ルータ、7 スイッチ(SW)、8 通信制御サーバ、9 列車制御端末、21 車上登録情報処理部、22 車上登録情報保持部、23 車上制御部、24 車上通信部、81 サーバ登録情報処理部、82 サーバ登録情報保持部、83 サーバ制御部、84 サーバ通信部。

Claims (6)

  1. 列車に搭載された車上システムおよび地上に設置された地上システムから構成される列車通信システムであって、前記車上システムが車上通信制御装置を備え、前記地上システムが通信制御サーバと列車制御端末とを備える場合に、
    前記車上通信制御装置は、
    前記列車において交換後最初に起動したときに、自装置が搭載された列車の編成番号、列車番号、および自装置のアドレス情報を格納した立ち上げ通知を前記通信制御サーバへ送信し、
    前記通信制御サーバは、
    前記立ち上げ通知に基づいて、列車の編成番号、列車番号、アドレスの登録情報を変更し、
    前記列車制御端末が生成した制御対象の列車の制御に必要なデータを前記地上システムから制御対象の列車の車上通信制御装置へ送信するとき、前記通信制御サーバに登録されたアドレスを用いる、
    ことを特徴とする列車通信システム。
  2. 前記列車制御端末は、
    制御対象とする列車の列車番号を用いて、前記制御対象とする列車の編成番号を前記通信制御サーバへ問い合わせ、前記通信制御サーバから通知を受けた編成番号を制御対象として設定し、当該列車の制御に必要なデータを前記通信制御サーバ経由で前記車上通信制御装置へ送信し、
    前記通信制御サーバは、
    前記列車制御端末から制御対象とする列車の列車番号を用いて列車の編成番号の問い合わせを受けた場合は、対象の列車の編成番号を前記列車制御端末へ通知し、
    前記車上通信制御装置は、
    受信した前記データに従って実行した車両制御アプリケーションによる処理結果を前記通信制御サーバ経由で前記列車制御端末へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の列車通信システム。
  3. 前記車上通信制御装置は、
    列車番号が変更された場合は、変更された列車番号を格納した周期通知を前記通信制御サーバへ送信し、また、列車番号の変更がない場合は、規定の間隔で前回の通知と同一内容の周期通知を前記通信制御サーバへ送信し、
    前記通信制御サーバは、
    自身の登録情報と異なる内容の周期通知を受信した場合は、当該周期通知に基づいて、列車の編成番号の登録情報を変更する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の列車通信システム。
  4. 列車に搭載された車上システムおよび地上に設置された地上システムから構成される列車通信システムにおける列車通信方法であって、前記車上システムが車上通信制御装置を備え、前記地上システムが通信制御サーバと列車制御端末とを備える場合に、
    前記車上通信制御装置が、前記列車において交換後最初に起動したときに、自装置が搭載された編成番号、列車番号、および自装置のアドレス情報を格納した立ち上げ通知を前記通信制御サーバへ送信する立ち上げ通知ステップと
    前記通信制御サーバが、前記立ち上げ通知に基づいて、列車の編成番号、列車番号、アドレスの登録情報を変更する登録情報変更ステップと、
    を含み、
    前記列車制御端末が生成した制御対象の列車の制御に必要なデータを前記地上システムから制御対象の列車の車上通信制御装置へ送信するとき、前記通信制御サーバに登録されたアドレスを用いる、
    ことを特徴とする列車通信方法。
  5. 前記列車制御端末が、制御対象とする列車の列車番号を用いて、前記列車の編成番号を前記通信制御サーバへ問い合わせる編成番号問い合わせステップと、
    前記通信制御サーバが、前記列車制御端末からの問い合わせを受けた場合は、対象の列車の編成番号を前記列車制御端末へ通知する編成番号応答ステップと、
    前記列車制御端末が、通知を受けた編成番号を制御対象として設定し、当該列車の制御に必要なデータを通信制御サーバ経由で前記車上通信制御装置へ送信するデータ送信ステップと、
    前記車上通信制御装置が、受信した前記データに従って実行した車両制御アプリケーションによる処理結果を前記通信制御サーバ経由で前記列車制御端末へ送信する処理結果送信ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の列車通信方法。
  6. 前記車上通信制御装置が、列車番号が変更された場合は、変更された列車番号を格納した周期通知を前記通信制御サーバへ送信する変更通知ステップと、
    前記車上通信制御装置が、列車番号の変更がない場合は、規定の間隔で前回の通知と同一内容の周期通知を前記通信制御サーバへ送信する定期送信ステップと、
    前記通信制御サーバが、自身の登録情報と異なる内容の周期通知を受信した場合は、当該周期通知に基づいて、列車の編成番号の登録情報を更新する登録情報更新ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の列車通信方法。
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