JP2014054522A - 配膳車 - Google Patents

配膳車 Download PDF

Info

Publication number
JP2014054522A
JP2014054522A JP2013169156A JP2013169156A JP2014054522A JP 2014054522 A JP2014054522 A JP 2014054522A JP 2013169156 A JP2013169156 A JP 2013169156A JP 2013169156 A JP2013169156 A JP 2013169156A JP 2014054522 A JP2014054522 A JP 2014054522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
partition
tray
projecting
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013169156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5394592B1 (ja
Inventor
Akira Oyabu
明 大藪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Erecta International Corp
Original Assignee
Erecta International Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Erecta International Corp filed Critical Erecta International Corp
Priority to JP2013169156A priority Critical patent/JP5394592B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5394592B1 publication Critical patent/JP5394592B1/ja
Publication of JP2014054522A publication Critical patent/JP2014054522A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Abstract

【課題】一台で、二連式トレーと平坦トレーとに対応可能な配膳車。
【解決手段】トレーを収納する収納室を有する配膳車は、収納室を二つの室に区分する上下複数段の仕切部材30を有する。仕切部材30は、仕切箱31と、仕切箱31の下部に取り付けられる可動仕切片35と、仕切箱31の上部に取り付けられる突没部材40を有している。突没部材40と可動仕切片35は、二連式トレーと、平坦トレーに対応するように変形可能である。
【選択図】図8

Description

本発明は、配膳車に係り、トレーを収納するとともに、仕切部材によって温蔵室と冷蔵室とに区分された収納室を有する箱型の配膳車に関する。
従来より、ホテルのレストランやルームサービス、病院給食、社員食堂、学生食堂等の施設では、提供される食品を遠隔地にある給食センター等で一括して調理し、調理済みの食品を配膳し易いようにトレー上に配置し、各施設に配設される冷蔵庫において配膳時間まで冷蔵して保存するようにしている所が多い。そして、配膳時において、保冷されていた食品を再加熱あるいは冷蔵して宿泊客等の食品支給者の元へ運ぶために冷蔵室と温蔵室とを備えた温冷配膳車が知られている(例えば特許文献1参照)。
この種の配膳車の収納室に収納されるトレーとしては、2つの平板状トレーを連結フランジで接続した二連式トレー(分割トレー)が一般的である。二つのトレーを接続してなる二連式トレーを配膳車の収納室に配置する際は、一方のトレーが冷蔵室に収容され他方のトレーが温蔵室に収容されるように、連結フランジを冷蔵室と温蔵室とを区分けする仕切部材に形成されているトレー通路に挿入する。これにより、一枚の二連式トレーを冷蔵室と温蔵室に跨るように配置することが一般的である。
特開平7−275134号公報
ところで、二連式トレーは連結フランジの存在によって、トレーに載置される食器の配置に制限が生じるため、連結フランジを有さない平坦トレー(フラットトレー)を収納できる配膳車が望まれている。
しかしながら、トレーを区分する仕切部材の形状は二連式トレーのみ又は平坦トレーのみに対応する形状となっているため、例えば二連式トレーに対応する配膳車の少なくとも一部の仕切部材を平坦トレーに対応させるには、多くの手間がかかるという問題がある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、一台の配膳車で二連式トレーと平坦トレーとに対応可能な配膳車を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の配膳車は、トレーを収納する収納室と、前記収納室を二つの室に区分する上下複数段の仕切部材であって、仕切箱と、前記仕切箱の下部に上下動自在に取り付けられ、下側に位置する前記仕切箱の上面に下端が当接する可動仕切片と、を有し、前記トレーを前記二つの室に跨るように配置する配膳車であって、前記仕切箱の上面には、前記二つの室に跨る連結部が平板状をなす第一トレーを収納するために、突出する第一位置と、矩形板面の周辺に広がり勾配の囲い縁を設けてなる第二トレーを収納するために、没入する第二位置とに切り替え可能な突没部材が設けられており、前記可動仕切片は、前記第一トレーを収納するために、前記平板状の連結部の全幅に密着する第一の態様と、前記第二トレーを収納するために、前記第二トレーの前記矩形板面の上面及び前記囲い縁の内面に密着する第二の態様とに変形可能とされていることを特徴とする。
上記配膳車において、前記突没部材は、前記仕切箱の内部に設けられたプッシュラッチ機構によって前記第一位置と前記第二位置とに切り替え可能とされていることが好ましい。
上記配膳車において、前記突没部材は、上端が前記突没部材の下部に連結されているとともに下端が前記仕切箱の上部に連結されている複数のリンクと、前記リンク同士を連結するピンとを有するパンタグラフ機構によって前記第一位置と前記第二位置とに切り替え可能とされている構成としてもよい。
上記配膳車において、前記パンタグラフ機構は、前記リンクの下端に連結されている移動片と、前記移動片の螺子孔に螺合する移動ボルトとを有しており、前記移動ボルトの頭部は、前記仕切箱の外部よりアクセス可能であることが好ましい。
上記配膳車において、前記可動仕切片は、仕切片本体と、平坦形状をなす平坦部と湾曲形状をなす湾曲部とを有するエンドピースとからなり、前記第一の態様は、前記エンドピースの平坦部が前記仕切片本体の下端部と同一平面上となるように前記エンドピースを前記仕切片本体に取り付ける態様であり、前記第二の態様は、前記エンドピースの湾曲部が前記第二トレーの囲い縁の内面に密着するように前記エンドピースを前記仕切片本体に取り付ける態様であることが好ましい。
上記配膳車において、前記可動仕切片は、仕切片本体と、突没式エンドピースとからなり、前記突没式エンドピースは、前記仕切片本体に固定され、前記第二トレーの囲い縁の内面に密着する形状の湾曲部を有する湾曲ピースと、前記湾曲ピース又は前記仕切片本体に突没自在に取り付けられ前記仕切片本体の下端部と同一平面となる平坦部を有する突没ピースと、を有する構成としてもよい。
本発明によれば、一台の配膳車で二連式トレーと平坦トレーとに対応可能な配膳車を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る配膳車の側面図である。 二連式トレーを示す斜視図である。 平坦トレーを示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る配膳車の仕切部材と、仕切部材間に挿入されたトレーの斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る配膳車の仕切箱と可動仕切片の詳細を示す斜視図である。 図5のA−A断面図である。 本発明の第一実施形態に係る配膳車の可動仕切片の詳細を示す斜視図である。 二連式トレーに対応した仕切部材の斜視図である。 平坦トレーに対応した仕切部材の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る配膳車の作用を説明する側面図である。 図10のB−B断面図である。 本発明の第二実施形態に係る平坦トレーに対応した仕切部材の断面図である。 本発明の第二実施形態に係る二連式トレーに対応した仕切部材の断面図である。 本発明の第三実施形態に係る仕切部材の斜視図である。 図14のC矢視図である。 本発明の第三実施形態に係る平坦トレーに対応した第二可動仕切片の側面図である。 本発明の第三実施形態に係る二連式トレーに対応した第一可動仕切片の側面図である。 本発明の第四実施形態に係る可動仕切片の斜視図である。 平坦トレーに対応する本発明の第四実施形態に係る可動仕切片の側面図である。 二連式トレーに対応する本発明の第四実施形態に係る可動仕切片の側面図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態に係る配膳車1の側面図である。配膳車1は、複数の二連式トレー70(第一トレー、図2参照)や、複数の平坦トレー80(第二トレー、図3参照。以下、二連式トレー70と平坦トレー80とを単にトレーと呼ぶこともある)を収納してこれら複数のトレーを運搬するために用いられる。
図2に示すように、二連式トレー70は、2つの平板状トレー71を連結フランジ72(連結部)を介して接続した形態のトレーである。2つの平板状トレー71は、平面視にて矩形状をなして上面が矩形板面74とされた平板部73と、平板部73の周辺において外側に広がった勾配を有する囲い縁75とを備えている。
連結フランジ72は、2つの囲い縁75同士を接続する平板状の部位であって、二連式トレー70は、囲い縁75の上端と連結フランジ72とが同一平面上となるように形成されている。
図3に示すように、平坦トレー80は、平面視にて矩形状をなして上面が矩形板面84とされた平板部83と、平板部83の周辺において外側に広がった勾配を有する囲い縁85とを備えている。平坦トレー80は、通常、平坦トレー80の短手方向(短辺に沿う方向)が配膳車1の幅方向(図1における紙面に直交する方向。以下、単に幅方向と称する。)に沿うように、収納室13(図1参照)に収納される。
配膳車1は、図1に示すように、箱型をなす配膳車本体10の下部に取り付けられた車輪11によって前後方向(図1における左右方向)に移動可能とされている。また、配膳車本体10内における前後方向中央には、配膳車本体10内の上下方向及び幅方向全域にわたって延在する隔壁12が設けられている。
配膳車本体10内には、この隔壁12によって前後方向に隔てられた2つの収納室13が区画形成されている。これら収納室13内の前後方向の寸法、即ち、各収納室13における前後方向両側の一対の壁面14同士の間隔は、トレーの長辺方向の寸法、即ち、トレーの平面視形状における長手方向の寸法よりも大きく設定されている。また、収納室13の幅方向の寸法は、トレーの短辺方向の寸法、即ち、トレーの平面視形状における短手方向の寸法の2倍程度に設定されている。
配膳車本体10の幅方向両側における2つの収納室13にそれぞれ対応する箇所には、開閉可能な扉15(図1においては前後方向一方側(図1の左側)の扉15のみ図示)が設けられている。この扉15を閉塞することによって収納室13を密閉することができる一方、該扉15を開放することで収納室13内に対するトレーの搬入及び搬出ができるようになっている。
この配膳車本体10内の各収納室13内には、複数のトレーをそれぞれ支持するためのトレー支持段20が、上下方向に一定間隔をあけて6段設けられている。各トレー支持段20には、トレーがその長手方向を前後方向に一致させるとともに短手方向を幅方向に一致させた状態で支持される。
図4に示すように、各トレー支持段20は、一対の金具21と、一対の支持バー22と、各支持バー22に設けられたブロック23と、ブロック23に接続された補強バー24と、支持バー22に支持された仕切部材30とを備えている。
金具21は、配膳車本体10内の幅方向にわたって延びるバー状をなしており、各収納室13における前後方向両側の一対の壁面14のそれぞれに固定されている。これら一対の金具21は、一対の壁面14における同一の高さ位置において、前後方向に互いに対向するように設けられている。
支持バー22は、前後方向に延びるバー状をなす部材であって、その両端はボルトを介して金具21と一体に壁面14に固定されている。このような支持バー22は、金具21の幅方向両側、即ち、収納室13の幅方向両側に一対が互いに平行に設けられている。
ブロック23は、前後方向に互いに間隔をあけて各支持バー22に2つが設けられており、一対の支持バー22を有する1段のトレー支持段20には計4つが設けられている。また、一方の支持バー22の2つのブロック23と他方の支持バー22の2つのブロック23同士は、互いに幅方向に一対一の関係で対向している。
各支持バー22におけるブロック23同士の前後方向の間隔はトレーの長辺の寸法よりも小さく設定されている。また、ブロック23は、該ブロック23に形成された孔部に支持バー22が挿通されることによって該支持バー22に一体に固定されている。これにより、ブロック23は支持バー22同様、収納室13の幅方向両端部側に配置されている。
また、ブロック23は、略直方体形状をなしており、ブロック23における直方体形状の外面のうちの上方を向く一の外面、即ち、ブロック23の上面は、水平面と略平行となるように配置されている。また、1段のトレー支持段20における4つのブロック23の上面は互いに同一平面上に位置している。
補強バー24は、幅方向に延びるバー状をなす部材であって、その両端は互いに幅方向に対向する一対のブロック23に固定されている。これによって、補強バー24は、支持バー22に直交するとともに金具21に平行をなすように配置されている。この補強バー24の延在方向に直交する断面形状は円形をなしており、補強バー24の断面円形状の頂部に当たる部分は、ブロック23の上面よりも下方に後退して配置されている。換言すれば、ブロック23の上面は補強バー24の上記頂部よりも上方に位置している。
仕切部材30は、幅方向に離間する一対の支持バー22によって収納室13の前後方向中央に支持されており、仕切箱31と可動仕切片35を備えている。
図5に示すように、仕切箱31は、内部が中空状とされて幅方向に延在する筐体状の仕切箱本体39と、仕切箱本体39の上面に突没可能に設けられている突没部材40とを有している。
仕切箱本体39は、前後方向に対向する一対の第一側板部32と、これら第一側板部32の上端に接続された上板部33と、一対の第一側板部32の下端に接続された下板部34とを有している。
一対の第一側板部32には、これら第一側板部32の厚み方向、即ち、前後方向に貫通する孔部がそれぞれ幅方向に離間して一対形成されている。そして、これら孔部にそれぞれ支持バー22が挿通されることによって、仕切箱31が支持バー22によって支持されている。なお、支持バー22は孔部に対して摺動不能に嵌合されており、これにより仕切箱31は支持バー22に対して前後方向に相対移動不能に固定されている。
このように仕切箱31が支持バー22に固定支持された状態では、水平面に平行に幅方向に延在する仕切箱本体39の上板部33の上面は、各ブロック23の上面と同一水平面上に位置している。
仕切箱本体39の下板部34には、仕切箱本体39の内外を上下に連通する第一凹部41(図6参照)が幅方向全域にわたって形成されている。そして、仕切箱本体39の第一凹部41内には、収納室13の幅方向に延在する可動仕切片35が、第一凹部41を介して仕切箱本体39の内外に突没可能となるように嵌合支持されている。
この可動仕切片35は、幅方向に並設されるように2つが設けられており、仕切片本体36とエンドピース37とを有している。
一方、仕切箱本体39の上板部33には、仕切箱本体39の内外を上下に連通する第二凹部42が幅方向全域にわたって形成されている。
そして、仕切箱本体39の第二凹部42内には、収納室13の幅方向に延在する突没部材40が、第二凹部42を介して仕切箱本体39の内外に突没可能となるように嵌合支持されている。
突没部材40は、仕切箱31の幅方向寸法と略同一の幅方向長さを有しているとともに、仕切箱31の前後方向寸法の約半分の前後方向寸法を有している。
図6に示すように、突没部材40は、仕切箱本体39の内部に設けられた高さ切替部材43に支持されている。高さ切替部材43は、切替部材本体44とストローク部材45とからなり、ストローク部材45を直接押下することによって、ストローク部材45の切替部材本体44からの突出量を二段階に変更可能な、いわゆるプッシュラッチ機構である。即ち、仕切箱31の突没部材40を上方から押下することによって、高さ切替部材43に支持された突没部材40の突出量を二段階に変更することができる。
即ち、突没部材40は、図8に示すような、その上端が仕切箱本体39の上板部33の上面から突出した状態である第一位置と、図9に示すような、その上端と仕切箱本体39の上板部33の上面とが同一平面上とされる状態である第二位置とに切り替えが可能とされている。
次に、可動仕切片35の変形機構について説明する。可動仕切片35は、は、二連式トレー70を収納するための第一の態様と、平坦トレー80を収容するための第二の態様とに変形可能とされている。
仕切片本体36は、幅方向に延在する角筒形状をなしており、該仕切片本体36の下面は平坦に形成されている。図6及び図7に示すように、仕切片本体36の幅方向両端(図7には一端のみ示す)には、ブロック形状の回転軸固定部材46が固定されている。回転軸固定部材46の略中央には、幅方向に突出する回転軸47が、軸周りに回転自在、かつ、幅方向外方に引き出し可能に取り付けられている。回転軸47は、圧縮コイルバネ48の弾性力によって幅方向内側に付勢されている。
エンドピース37は、各仕切片本体36の両端部に回転軸47を介して取り付けられている。即ち、エンドピース37は、幅方向外側に引き出し可能であり、かつ、回転軸47の軸回りに回転自在である。具体的には、エンドピース37は、図8に示すような、平坦形状をなす平坦部49を下方に向けた第一の態様と、図9に示すような、湾曲形状をなす湾曲部50を下方に向けた第二の態様とに切り替えることができる。
エンドピース37の平坦部49は、この平坦部49が下方に面するようにエンドピース37を回転させることによって、仕切片本体36の下面と同一平面上とすることができる。
また、エンドピース37の湾曲部50は、平坦トレー80の囲い縁85の内面に対応した形状となっている。この湾曲部50が下方に面するようにエンドピース37を回転させることによって、仕切片本体36の下面及びエンドピース37の湾曲部50とによって構成される下端面51は、平坦トレー80の短手方向に沿う断面形状における内面に密着する形状となる。
上記構成のトレー支持段20は、図1に示すように、収納室13内において上下方向に複数が並設されている。また、各可動仕切片35はそれぞれ自重によって仕切箱から下方に向かって突出した状態とされている。これによって、最下段を除くトレー支持段20の可動仕切片35の下端面が、直下のトレー支持段20の仕切箱31の突没部材40の上面にわたって当接する。
次に、トレーの収納方法について説明する。
配膳車1に従来の二連式トレー70を収納する際は、図8に示すように、突没部材40を仕切箱本体39より突出する、第一位置にするとともに、エンドピース37の平坦部49が下方を向く第一の形態とする。
また、配膳車1に平坦トレー80を収納する際は、図9に示すように、突没部材40が仕切箱本体39に収納される、第二位置にするとともに、エンドピース37の湾曲部50が下方を向く第二の形態とする。
さらに、同時に二連式トレー70と平坦トレー80を収納する場合は、図10に示すように、二連式トレー70の下方に位置する突没部材40を第一位置とする(仕切箱本体39より突出させる)とともに、平坦トレー80の下方に位置する突没部材40を第二位置とする(仕切箱本体39に収納する)。
さらに、二連式トレー70の直ぐ上方に位置する可動仕切片35のエンドピース37を第一の形態とする(平坦部49が下となるようにする)とともに、平坦トレー80の直ぐ上方に位置するエンドピース37を第二の形態とする(湾曲部50が下となるようにする)。
次いで、収納室13の幅方向一方側(図1の紙面手前側、図4の右側)から、仕切部材30における可動仕切片35のエンドピース37に対してトレーを押し込む。
この際、二連式トレー70の連結フランジ72が突出した突没部材40の上面によって支持されるとともに、二連式トレー70の平板部73が、ブロック23に支持される。また、図11に示すように、二連式トレー70の連結フランジ72の上面には、幅方向全幅に亘って平坦形状とされた可動仕切片35の下端面51が当接する。
一方、平坦トレー80の平板部83が仕切箱本体39の上面及びブロック23によって支持される。また、図11に示すように、平坦トレー80の上面には、仕切片本体36とエンドピース37の湾曲部50が密着する。
上記実施形態によれば、容易に二連式トレー70及び平坦トレー80の両方に対応する配膳車1を提供することができる。
二連式トレー70を収納する場合、連結フランジ72の全幅に亘って可動仕切片35の下端面51が当接するため、温蔵室と冷蔵部の区分けをより確実にすることができる。平坦トレー80を収納する場合、平坦トレー80の内面に可動仕切片35の下端面51が密着するため、温蔵室と冷蔵部の区分けをより確実にすることができる。
また、平坦トレー80を収納する場合は、平坦トレー80前後方向に移動させることにより、平坦トレー80の上方の空間の温蔵部及び冷蔵部の比率を任意に変更することができる。
(第二実施形態)
次に、本実施形態の第二実施形態に係る配膳車について説明する。
本実施形態の配膳車は、第一実施形態の配膳車と比較して、突没部材40の位置切り替え機構が異なる。
図12及び図13に示すように、本実施形態の突没部材40は、いわゆるパンタグラフ機構を用いた昇降機構53によって支持されている。
昇降機構53は、図12、及び図13に示すように、複数のリンク54と、リンク54同士を連結するピン55,58と、リンクの端部に接続された移動片56と、移動片56を移動させる移動ボルト57とを主な構成要素として備えている。
昇降機構53は、X字状に交差させたリンク54の互いの中間部分をピン55で軸支して、交差角度を変更可能にしたものである。具体的には第一リンク54aは、その上端が突没部材40の下面にピン55を介して回動自在に連結されている。第二リンク54bは、その下端が移動片56と回動自在に連結されている。
第一リンク54aと第二リンク54bとは中間位置で連結ピン55によって回動自在に連結されている。なお、本実施形態の昇降機構53は、幅方向に複数のリンク54が連結されている。
移動ボルト57は、六角穴付きボルトであり、軸部57aが配膳車1の幅方向に沿い、かつ、ボルトの頭部57bが仕切箱31の幅方向端部からアクセス可能なように仕切箱31に軸回りに回転自在に取り付けられている。移動片56には、移動ボルト57と螺合する雌ネジ孔(螺子孔)が形成されており、移動ボルト57を回転させることで移動片56が幅方向に移動するようになっている。移動片56が移動することによって、リンク54bの端部が移動し、昇降機構53の上部に設けられた突没部材40が上下するようになっている。
上記実施形態によれば、仕切箱31の幅方向から、昇降機構53を昇降させる移動ボルト57を回転させることができるため、突没部材40の切り替えがより容易となる。
(第三実施形態)
次に、本実施形態の第三実施形態に係る配膳車について説明する。
本実施形態の配膳車は、第一実施形態及び第二実施形態の配膳車と比較して、可動仕切片の構造が異なる。
図14に示すように、本実施形態の仕切部材30Cの可動仕切片35Cは第一実施形態の可動仕切片35の第一の態様、即ち、二連式トレー70に対応する第一可動仕切片61と、第一実施形態の可動仕切片35の第二の態様、即ち、平坦トレー80に対応する第二可動仕切片62からなり、それぞれ仕切箱本体39Cに上下移動自在に取り付けられている。
第一可動仕切片61と第二可動仕切片62は、収納室13の幅方向に延在する下方に平坦部を有する長尺状の板部材である。第一可動仕切片61と第二可動仕切片62はそれぞれ、仕切箱本体39Cの側面に形成されたフック部材63にフック係合孔64を介して取り付けられている。
図15に示すように、フック係合孔64は上下方向に長く形成されており、第一可動仕切片61と第二可動仕切片62とは、フック係合孔64の上端がフック部材63と接触する下端位置と、フック係合孔64の下端がフック部材63と接触する上端位置との間で上下動可能とされている。上下動は、重力に依存するものである。
図16に示すように、第二可動仕切片62の下面62aは、平坦トレー80の矩形板面84及び囲い縁85の内面に密着する形状とされている。即ち、第二可動仕切片62が平坦トレー80に密着することによって、温蔵室と冷蔵部の区分けをより確実にすることができる。
また、図17に示すように、第一可動仕切片61の下面61aは、二連式トレー70の連結フランジ72の全幅に密着する形状とされている。即ち、第一可動仕切片61が二連式トレー70の連結フランジ72に密着することによって、温蔵室と冷蔵部の区分けをより確実にすることができる。
(第四実施形態)
次に、本実施形態の第四実施形態に係る配膳車について説明する。
本実施形態の配膳車は、第一実施形態の配膳車と比較して仕切部材30Dの可動仕切板35Dの変形機構が異なる。
図18に示すように、本実施形態の可動仕切板35Dは、仕切箱31の下部に取り付けられた仕切片本体36と、突没式エンドピース90と、を有している。突没式エンドピース90は、一対の湾曲ピース91と、一対の湾曲ピース91の間に突没自在に配置された突没ピース92とを有している。
一対の湾曲ピース91は、仕切片本体36に固定されている板状の部材である。湾曲ピース91の厚さは、仕切片本体36の厚さ(幅方向に直交する方向の厚さ)の約1/3とされている。一対の湾曲ピース91は、可動仕切片35の長手方向に直交する水平方向からみた形状が、第一実施形態のエンドピース37と略同形状とされている。即ち、一対の湾曲ピース91の下方は、湾曲形状をなす湾曲部93となっている。湾曲部93は、平坦トレー80の囲い縁85の内面に対応した形状となっている。
一対の湾曲ピース91の間に配置された突没ピース92は、湾曲ピース91の端部に設けられた回転軸96を介して取り付けられている。回転軸96は、可動仕切片35の長手方向に直交する水平方向に延在する軸状部材である。回転軸96は、一対の湾曲ピース91に固定されているとともに、突没ピース92を貫通している。突没ピース92は、回転軸96まわりに回転自在に取り付けられている。
図19及び図20に示すように、突没ピース92は付勢手段であるねじりコイルばね94によって突出する方向に付勢されている。具体的には、ねじりコイルばね94は、ねじりコイルばね94の一片が突没ピース92の内面を押圧するように、かつ、ねじりコイルばね94の他片が一対の湾曲ピース91の間に設けられた干渉部材97を押圧するように配置されている。
突没ピース92は、ねじりコイルばね94の付勢力によって、通常状態は、図18及び図19に示すように、突出した状態にされている。突没ピース92は、突出した状態(通常状態)において、平坦部95が仕切片本体36の下面と同一平面上となるように形成されている。
突没ピース92は、押圧されることによって、ねじりコイルばね94の付勢力に逆らって一対の湾曲ピース91の間に引っ込む。突没ピース92が一対の湾曲ピース91の間に完全に引っ込むことによって、可動仕切片35の長手方向に直交する水平方向からは、突没ピース92は視認できなくなる。
本実施形態の配膳車1に従来の二連式トレー70を収納する際は、突没部材40(図5参照)を仕切箱本体39より突出する、第一位置にする。一方、図19に示すように、突没式エンドピース90の突没ピース92がねじりコイルばね94の付勢力により突出することで、二連式トレー70の連結フランジ72の全幅に亘って可動仕切片35の下端面が当接する。これにより、容易に温蔵室と冷蔵部の区分けをより確実にすることができる。
配膳車1に平坦トレー80を収納する際は、突没部材40が仕切箱本体39に収納される、第二位置にする。一方、図20に示すように、突没式エンドピース90の突没ピース92が一対の湾曲ピース91の間に引っ込むことで、平坦トレー80の内面に可動仕切片35の下端面が密着するため、容易に温蔵室と冷蔵部の区分けをより確実にすることができる。
なお、本実施形態において、突没式エンドピース90は、二連式トレー70及び平坦トレー80の二種類のトレーに対応する構成としたが、これに限ることはない。例えば、一対の湾曲ピース91の間に複数の形状の異なる突没ピース92を追加することによって、二連式トレー70、平坦トレー80に加えて、他の形状のトレーに対応させることができる。
また、本実施形態において、突没ピース92は回転軸96を介して一対の湾曲ピース91に取り付けられているが、突没ピース92を仕切片本体36に取り付けてもよい。
1 配膳車
10 配膳車本体
12 隔壁
13 収納室
14 壁面
15 扉
20 トレー支持段
21 金具
22 支持バー
23 ブロック
24 補強バー
30,30B,30C,30D 仕切部材
31 仕切箱
32 第一側板部
33 上板部
34 下板部
35,35C,35D 可動仕切片
36 仕切片本体
37 エンドピース
38 湾曲面
40 突没部材
43 高さ切替部材
53 昇降機構
61 第一可動仕切片
62 第二可動仕切片
70 二連式トレー(第一トレー、トレー)
72 連結フランジ(連結部)
80 平坦トレー(第二トレー、トレー)
90 突没式エンドピース
91 湾曲ピース
92 突没ピース
94 ねじりコイルばね
93 湾曲部
95 平坦部

Claims (6)

  1. トレーを収納する収納室と、
    前記収納室を二つの室に区分する上下複数段の仕切部材であって、仕切箱と、前記仕切箱の下部に上下動自在に取り付けられ、下側に位置する前記仕切箱の上面に下端が当接する可動仕切片と、を有し、
    前記トレーを前記二つの室に跨るように配置する配膳車であって、
    前記仕切箱の上面には、前記二つの室に跨る連結部が平板状をなす第一トレーを収納するために突出する第一位置と、矩形板面の周辺に広がり勾配の囲い縁を設けてなる第二トレーを収納するために没入する第二位置とに切り替え可能な突没部材が設けられており、
    前記可動仕切片は、前記第一トレーを収納するために、前記平板状の連結部の全幅に密着する第一の態様と、前記第二トレーを収納するために、前記第二トレーの前記矩形板面の上面及び前記囲い縁の内面に密着する第二の態様とに変形可能とされていることを特徴とする配膳車。
  2. 前記突没部材は、前記仕切箱の内部に設けられたプッシュラッチ機構によって前記第一位置と前記第二位置とに切り替え可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の配膳車。
  3. 前記突没部材は、上端が前記突没部材の下部に連結されているとともに下端が前記仕切箱の上部に連結されている複数のリンクと、前記リンク同士を連結するピンとを有するパンタグラフ機構によって前記第一位置と前記第二位置とに切り替え可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の配膳車。
  4. 前記パンタグラフ機構は、前記リンクの下端に連結されている移動片と、前記移動片の螺子孔に螺合する移動ボルトとを有しており、前記移動ボルトの頭部は、前記仕切箱の外部よりアクセス可能であることを特徴とする請求項3に記載の配膳車。
  5. 前記可動仕切片は、仕切片本体と、平坦形状をなす平坦部と湾曲形状をなす湾曲部とを有するエンドピースとからなり、
    前記第一の態様は、前記エンドピースの平坦部が前記仕切片本体の下端部と同一平面上となるように前記エンドピースを前記仕切片本体に取り付ける態様であり、
    前記第二の態様は、前記エンドピースの湾曲部が前記第二トレーの囲い縁の内面に密着するように前記エンドピースを前記仕切片本体に取り付ける態様であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配膳車。
  6. 前記可動仕切片は、仕切片本体と、突没式エンドピースとからなり、
    前記突没式エンドピースは、前記仕切片本体に固定され、前記第二トレーの囲い縁の内面に密着する形状の湾曲部を有する湾曲ピースと、
    前記湾曲ピース又は前記仕切片本体に突没自在に取り付けられ前記仕切片本体の下端面と同一平面となる平坦部を有する突没ピースと、を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配膳車。
JP2013169156A 2012-08-17 2013-08-16 配膳車 Active JP5394592B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169156A JP5394592B1 (ja) 2012-08-17 2013-08-16 配膳車

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181063 2012-08-17
JP2012181063 2012-08-17
JP2013169156A JP5394592B1 (ja) 2012-08-17 2013-08-16 配膳車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5394592B1 JP5394592B1 (ja) 2014-01-22
JP2014054522A true JP2014054522A (ja) 2014-03-27

Family

ID=50112304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013169156A Active JP5394592B1 (ja) 2012-08-17 2013-08-16 配膳車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5394592B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016059668A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 エレクター株式会社 配膳車
JP2017006245A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 エレクター株式会社 配膳車
JP2018187140A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 株式会社ネオシス 上方規制手段を設けたシャッター部を有する配膳装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5544451B1 (ja) * 2014-02-20 2014-07-09 エレクター株式会社 配膳車
JP5584840B1 (ja) * 2014-03-11 2014-09-03 エレクター株式会社 配膳車
JP5607275B1 (ja) * 2014-06-30 2014-10-15 株式会社太田治工 配膳車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016059668A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 エレクター株式会社 配膳車
JP2017006245A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 エレクター株式会社 配膳車
JP2018187140A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 株式会社ネオシス 上方規制手段を設けたシャッター部を有する配膳装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5394592B1 (ja) 2014-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5394592B1 (ja) 配膳車
US9677807B2 (en) Refrigerator
EP2282148B1 (en) Refrigerator
EP2826403B1 (en) Storage having pair of drawers drawn in opposite directions
KR101644018B1 (ko) 냉장고
CN105247307A (zh) 用于冰箱的搁架组件
JP4822466B2 (ja) 配膳車
JP2015036085A (ja) 配膳車
JP5584840B1 (ja) 配膳車
KR20080097612A (ko) 가변형 수납장
JP2007125081A (ja) 配膳車
JP5607275B1 (ja) 配膳車
JP2002005567A (ja) 棚を備えた冷蔵庫キャビネット
KR102216114B1 (ko) 높낮이 조절이 가능한 서랍장이 구비되는 인출식 주방 가구
JP6384837B2 (ja) 配膳車
KR101249588B1 (ko) 슬라이딩 수납함
CN108050762B (zh) 组合抽屉及具有其的冰箱
JP5544451B1 (ja) 配膳車
EP2630426B1 (en) Refrigerator and stopping arrangement of refrigerator shelf
JP2009160119A (ja) 配膳車
JP6384830B2 (ja) 配膳車
JP2019205793A (ja) 宅配ボックス、ショーケース
KR20190127394A (ko) 캠핑카의 코너 선반
JP3195857U (ja) 軌道玩具及び軌道玩具セット
CN109737683B (zh) 一种搁物架及冰箱

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5394592

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250