JP2014054003A - 充放電装置および充放電システム - Google Patents

充放電装置および充放電システム Download PDF

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Abstract

【課題】充放電制御に関する指令に基づいて二次電池の充放電が行われるようにするものであって、当該指令の通信異常に起因する充放電の不具合を抑えることが容易となる充放電装置を提供する。
【解決手段】二次電池の充放電制御に関する指令を逐次受信し、最新の前記指令に基づいて前記二次電池の充放電が行われるようにする充放電装置であって、前記指令の受信に係る通信の異常の有無を判別する通信判別部と、前記二次電池の充放電制御に関する制御情報を記憶する記憶部と、を備え、前記異常が有ると判別されたときには、前記指令の代わりに前記記憶部に記憶されている制御情報に基づいて、前記充放電が行われるようにする充放電装置とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、二次電池の充放電が行われるようにする充放電装置、およびこれを備えた充放電システムに関する。
従来、二次電池の充放電が行われるようにする充放電装置が広く利用されている。このような充放電装置としては、上位制御装置から逐次受信する指令に基づいて、二次電池の充放電が行われるようにするものがある。
例えば特許文献1には、充放電器(充放電装置)とメインコントローラ(上位制御装置)によって構成されたEV[Electric Vehicle:電気自動車]用の充放電システムの例が開示されている。この例によれば、メインコントローラからの指令により、充放電器内の充放電コントローラがコンバータ等の動作を制御する。
また特許文献2には、充電器とEVとの間の通信系統が故障したときに、予め定めた非常時の充電パターンによって、EVの二次電池の充電を行う例が開示されている。この例によれば、充電器とEVとの間の通信系統が故障しても、充電に関する不具合を極力抑えることが可能である。
特開2001−8380号公報 特開平6−343202号公報
上述した充放電装置によれば、最新の状況に対応した指令を逐次受信するようにしておき、そのときの状況に応じた適切な充放電を実現させることが容易である。しかし当該充放電装置は、当該指令の受信に係る通信に異常が生じると、二次電池の充放電を適切に制御することが出来なくなる。
その結果、過充電による二次電池の劣化が生じたり、放電が止まらなくなり二次電池のSOC[State Of Charge]が低下して、EVの走行可能距離が短くなったりする虞がある。また、大電流で二次電池を充放電したままの危険な状態で、充放電装置が操作不能となる虞もある。なお上述した特許文献2の例は、当該指令の通信異常に起因する充放電の不具合を、抑えるようにはなっていない。
本発明は上述した問題に鑑み、充放電制御に関する指令に基づいて二次電池の充放電が行われるようにするものであって、当該指令の通信異常に起因する充放電の不具合を抑えることが容易となる充放電装置の提供を目的とする。また本発明は、このような充放電装置を備えた充放電システムの提供を目的とする。
本発明に係る充放電装置は、二次電池の充放電制御に関する指令を逐次受信し、最新の前記指令に基づいて前記二次電池の充放電が行われるようにする充放電装置であって、前記指令の受信に係る通信の異常の有無を判別する通信判別部と、前記二次電池の充放電制御に関する制御情報を記憶する記憶部と、を備え、前記異常が有ると判別されたときには、前記指令の代わりに前記記憶部に記憶されている制御情報に基づいて、前記充放電が行われるようにする構成とする。
本構成によれば、充放電制御に関する指令に基づいて二次電池の充放電が行われるようにするものであって、当該指令の通信異常に起因する充放電の不具合を抑えることが容易となる。
また上記構成としてより具体的には、受信した前記指令の内容を、制御情報として前記記憶部に記憶させる構成としてもよい。また当該構成としてより具体的には、前記指令が受信される度に、前記記憶部に記憶されている制御情報を、最新の前記指令の内容に更新させる構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記記憶部には、前記制御情報として、予め決められた前記充放電装置の動作パターンが記憶されている構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記二次電池は、移動体の動力源として該移動体に搭載されたものである構成としてもよい。また当該構成としてより具体的には、前記移動体は、電気自動車である構成としてもよい。
また本発明に係る充放電システムは、上記構成の充放電装置と、前記充放電装置に対して前記指令を逐次送信する上位制御装置と、を有する構成とする。本構成によれば、上記構成の充放電装置の利点を享受することが可能となる。
また上記構成の充放電システムは、前記充放電装置は、前記上位制御装置に対して前記指令の送信要求電文を逐次送信し、前記上位制御装置は、前記送信要求電文を受信する度に前記指令を送信し、前記通信判別部は、前記送信要求電文を送信しても前記指令を受信しなかった事態が生じた場合、または、当該事態が所定回数続いた場合に、前記異常が有ると判別する構成としてもよい。
また上記構成の充放電システムは、前記上位制御装置は、一定の周期で最新の前記指令を送信し、前記通信判別部は、前回の前記指令の受信時から前記周期が経過しても次の前記指令を受信しなかった場合に、前記異常が有ると判別する構成としてもよい。
また上記構成の充放電システムは、前記充放電装置は、電力ラインからの供給電力を用いて前記二次電池が充電されるようにするとともに、前記二次電池の放電電力が前記電力ラインへ送出されるようにし、前記上位制御装置は、前記電力ラインの電力、該電力ラインに接続された電源の供給電力、または該電力ラインに接続された負荷の消費電力を監視し、該監視の結果に基づいて前記指令を逐次生成して送信する構成としてもよい。
本発明に係る充放電装置によれば、充放電制御に関する指令に基づいて二次電池の充放電が行われるようにするものであって、当該指令の通信異常に起因する充放電の不具合を抑えることが容易となる。また本発明に係る充放電システムによれば、本発明に係る充放電装置の利点を享受することが可能となる。
第1実施形態に係る電力システムの構成図である。 HEMSコントローラによる電力状態の監視に関する説明図である。 第1実施形態に係るPCS制御回路の動作に関するフローチャートである。 第2実施形態に係る電力システムの構成図である。 第2実施形態に係る通信監視部の動作に関するフローチャートである。 第3実施形態に係る電力システムの構成図である。 PV−PCS制御回路による電力状態の監視に関する説明図である。 第3実施形態に係るEV−充放電器制御回路の動作に関するフローチャートである。 第4実施形態に係る電力システムの構成図である。 第4実施形態に係る通信監視部の動作に関するフローチャートである。
本発明の実施形態について、第1実施形態から第4実施形態の各々を例に挙げ、以下に説明する。
1.第1実施形態
[電力システムの全体構成]
まず第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る電力システム9の構成図である。電力システム9は主として住宅(家庭)ごとに設置されるシステムであり、HEMS[Home Energy Management System]コントローラ1、PCS[Power Conditioning Subsystem:パワーコンディショナ]2、EV3、太陽電池4、電力系統5、および負荷6等を有している。なおEV3には、EV3の動力源として二次電池3aが搭載されている。
HEMSコントローラ1は、住宅におけるエネルギー管理を行う機能を有している。当該機能には、PCS2へ指令F1等を逐次送信することにより、PCS2を制御する機能が含まれる。指令F1は、二次電池3aの充放電制御に関する指令であり、一例としては、当該充放電を実行させるか停止させるか、或いは、充電と放電のどちらが行われるようにするか等を表す情報である。また指令F1は、PCS2の動作パターン、充放電のスケジュール、或いは各種の設定値などであっても構わない。
PCS2は、EV3、太陽電池4、電力系統5、および負荷6に接続される。PCS2は、これらの間における電力伝送が適切に行われるように、電圧変換等を行う機能を有している。当該機能には、HEMSコントローラ1から指令F1を逐次受信し、最新の指令F1に基づいて二次電池3aの充放電が行われるようにする機能が含まれる。
EV3は、例えば不図示のポートを介して、PCS2に対し着脱自在に接続可能となっている。EV3がPCS2に接続されているとき、二次電池3aはPCS2に接続された状態となる。太陽電池4は、太陽光の光電変換によって発電を行い、得られた直流電力をPCS2へ送出する。電力系統5は、交流電力をPCS2や負荷6へ送出する。負荷6は、例えば住宅内の電気機器であり、供給された電力を消費する。
また図1に示すようにPCS2は、PCS制御回路21、メモリ22、PV−DC/DC変換回路23、PV−DC/DC制御回路23a、EV−DC/DC変換回路24、EV−DC/DC制御回路24a、DC/AC変換回路25、およびDC/AC制御回路25a等を有している。
PCS制御回路21は、HEMSコントローラ1との通信を行うHEMS通信部21a、EV3とのCAN[Controller Area Network]通信を行うEV通信部21b、電力系統5の電力を監視する電力監視部21c、PCS2における電力管理を行う電力管理部21dを有しており、PCS2の各種動作を制御する。また電力管理部21dは、各制御回路(23a、24a、25a)との通信を行う機能を有している。
なおPCS制御回路21とHEMSコントローラ1の間の通信には、PCS制御回路21からのPCS2側の電力状態に関する各種情報の送信や、HEMSコントローラ1からの指令F1の送信などが含まれる。またPCS制御回路21とEV3の間のCAN通信には、PCS制御回路21からの要求電文の送信や、EV3が当該要求電文に応じて行うEV3側の電力状態に関する各種情報の送信などが含まれる。またPCS制御回路21と各制御回路(23a、24a、25a)の間の通信には、PCS制御回路21からの制御に関する指示の送信、および当該指示に対する各制御回路(23a、24a、25a)からの返信などが含まれる。
またPCS制御回路21は、各制御回路(23a、24a、25a)を介することなく、各変換回路(23〜25)の動作を強制的に停止させることが可能である。これによりPCS制御回路21は、非常時等において各変換回路(23〜25)の動作を停止させ、電力伝送を止めることにより安全性を確保することが可能となっている。
メモリ22は、単独運転用制御情報F2を記憶する役割を果たす。単独運転用制御情報F2は、二次電池3aの充放電制御に関する情報であり、詳しくは後述するように、PCS2の単独運転モードにおいて利用される情報である。
PV−DC/DC変換回路23は、一端が太陽電池4に接続され、他端がEV−DC/DC変換回路24およびDC/AC変換回路25に接続される。PV−DC/DC変換回路23は、太陽電池4から受ける直流電力の電圧値等を調節し、EV−DC/DC変換回路24やDC/AC変換回路25に送出する。PV−DC/DC変換回路23の動作は、PV−DC/DC制御回路23aによって制御される。
EV−DC/DC変換回路24は、一端が二次電池3aに接続され、他端がPV−DC/DC変換回路23およびDC/AC変換回路25に接続される。EV−DC/DC変換回路24は、直流電力の電圧値等を調節して送出する動作を双方向に行う。EV−DC/DC変換回路24の動作は、EV−DC/DC制御回路24aによって制御される。
DC/AC変換回路25は、一端が電力系統5および負荷6に接続され、他端がPV−DC/DC変換回路23およびEV−DC/DC変換回路24に接続される。DC/AC変換回路25は、交流電力を直流に変換する動作および直流電力を交流に変換する動作を行う。DC/AC変換回路25の動作は、DC/AC制御回路25aによって制御される。
なおPV−DC/DC制御回路23a、EV−DC/DC制御回路24a、およびDC/AC制御回路25aは、電力管理部21dとの通信を行うようになっており、電力管理部21dから与えられる指示に基づいて、各変換回路(23〜25)を制御する。
また図1に太線で示すように、電力システム9においては、電力を伝送する電力ラインLnが形成されている。二次電池3a、太陽電池4、電力系統5、および負荷6は、電力ラインLnを介して互いに接続され、電力の受渡しが可能となっている。
また図2に示すようにHEMSコントローラ1は、電力ラインLn等の電力状態を監視する。すなわちHEMSコントローラ1は、電力ラインLnの電力、電力ラインLnに接続された電源(太陽電池4や電力系統5)の供給電力、および電力ラインLnに接続された負荷6の消費電力を監視する。なおHEMSコントローラ1は、これらのうちの一部のみを監視するようになっていても構わない。
そしてHEMSコントローラ1は、最新の監視結果に基づいて指令F1を逐次生成し、PCS2へ送信するようになっている。例えばHEMSコントローラ1は、負荷6の消費電力に比べて太陽電池4の供給電力が大きいときには、余剰電力が二次電池3aに充電されるように、指令F1を生成して送信する。また例えばHEMSコントローラ1は、負荷6の消費電力が非常に大きいときには、二次電池3aの放電電力が負荷6への電力供給を補うように、指令F1を生成して送信する。
[PCSの動作]
次にPCS2が行う動作について、より詳細に説明する。通常時においてPCS制御回路21(主に電力管理部21d)は、HEMSコントローラ1から受信した最新の指令F1に基づいて、二次電池3aの充放電が適切に行われるように、各制御回路(23a、24a、25a)に必要な指示を与える。
なおPCS制御回路21は、指令F1だけでなく、EV3とのCAN通信により得た情報や電力系統5の電力状態の監視結果等にも基づき、これらの情報を総合的に勘案して各制御回路(23a、24a、25a)へ指示を与えるようになっている。例えばPCS制御回路21は、指令F1に基づけば二次電池3aの充電を行うべき状況であっても、EV3とのCAN通信により二次電池3aが満充電の状態であることが判ると、充電を行わないようにする。
またPCS制御回路21は、各種通信における異常の有無(情報の正常な伝送が可能であるか否か)を監視し、何らかの原因により異常があった場合には、安全性等の観点から適切な処理を行うようになっている。この動作について、図3に示すフローチャートを参照しながら、より詳細に説明する。
PCS制御回路21は、EV3からのCAN通信、各制御回路(23a、24a、25a)の何れかからの通信、およびHEMSコントローラ1からの通信の各々について、異常の有無を監視する(ステップS11〜S13)。
そしてPCS制御回路21は、EV3からのCAN通信に異常がある場合には(ステップS11のY)、EV−DC/DC制御回路24aへ、停止指令を送信する(ステップS14)。これによりEV−DC/DC制御回路24aは、EV−DC/DC変換回路24の動作を停止させる。その結果、当該CAN通信に異常がある状態で二次電池3aの充放電が行われることが防止され、安全性が確保される。
またPCS制御回路21は、各制御回路(23a、24a、25a)の何れかからの通信に異常がある場合には(ステップS12のY)、その制御回路に対応した変換回路の動作を強制的に停止させる(ステップS15)。なおここでの通信の異常は、例えば、PCS制御回路21からの指示に対する、各制御回路(23a、24a、25a)の何れかからの返信が無い状況等が該当する。
すなわちPCS制御回路21は、PV−DC/DC制御回路23aからの通信に異常がある場合には、PV−DC/DC変換回路23の動作を強制的に停止させる。またPCS制御回路21は、EV−DC/DC制御回路24aからの通信に異常がある場合には、EV−DC/DC変換回路24の動作を強制的に停止させる。またPCS制御回路21は、DC/AC制御回路25aからの通信に異常がある場合には、DC/AC変換回路25の動作を強制的に停止させる。その結果、制御回路に異常が有る状況で変換回路が動作することは防止され、安全性が確保される。
またHEMSコントローラ1からの通信に異常がある場合には、PCS制御回路21は指令F1を逐次受信することが出来ず(つまり指令F1の通信が途切れてしまい)、そのままでは二次電池3aの充放電に異常が生じる虞があるため、安全性等の観点から問題となる。そこでPCS制御回路21は、HEMSコントローラ1からの通信に異常がある場合には(ステップS13のY)、緊急的にHEMSコントローラ1から独立した単独運転モードによって、二次電池3aの充放電を制御する(ステップS16)。
単独運転モードにおいてPCS制御回路21は、HEMSコントローラ1から逐次受信する指令F1の代わりに、メモリ22に記憶されている単独運転用制御情報F2に基づいて、各制御回路(23a、24a、25a)に必要な指示を与える。なお単独運転用制御情報F2の具体的形態としては、各種の形態が挙げられる。
一例としては、単独運転用制御情報F2は、予め決められたPCS2の動作パターンを表す情報であっても良い。この場合は通常、単独運転用制御情報F2が表す動作パターンは、安全性を重視したものであることが望ましい。またこの動作パターンは、各変換回路(23〜25)の動作が全て停止するという内容であっても構わない。また単独運転用制御情報F2は、二次電池3aに関する最大SOC設定値や最少SOC設定値といった情報であっても良い。
また他の一例としては、単独運転用制御情報F2は、過去の何れかの時点で受信した指令F1の内容であっても良い。この場合、メモリ22は書換え可能なバッファメモリに準じた役割を果たし、PCS制御回路21には、受信した指令F1の内容を単独運転用制御情報F2としてメモリ22に記憶させる機能が設けられる。
またこの場合にPCS制御回路21は、HEMSコントローラ1から指令F1が受信される度に、メモリ22に記憶されている単独運転用制御情報F2を、最新の指令F1の内容に更新させるようにしても良い。このようにすれば、メモリ22内の単独運転用制御情報F2を出来るだけ新しい指令F1の内容に保つことができ、古い指令F1に基づく場合に比べ、二次電池3aの充放電が適切に制御されることが期待される。
また、PCS制御回路21がHEMSコントローラ1からの通信の異常の有無を判別する手法としては、各種の手法が挙げられる。この手法の幾つかの具体例について、以下に説明する。
まず、PCS制御回路21は、HEMSコントローラ1に対して指令F1の送信要求電文を逐次送信し、HEMSコントローラ1は、当該送信要求電文を受信する度に指令F1を送信するようになっているとする。
この場合においてPCS制御回路21は、基本的には当該送信要求電文を送信する度に指令F1を受信するはずであり、指令F1を受信しなかった場合には、通信に異常が有ると言える。そこでPCS制御回路21は、当該送信要求電文を送信しても指令F1を受信しなかった事態が生じた場合、または、当該事態が所定回数(例えば10回)続いた場合に、通信に異常が有ると判別する。
また、HEMSコントローラ1が一定の周期Pで最新の指令F1を送信するようになっているとする。この場合においてPCS制御回路21は、基本的には周期Pごとに指令F1を受信するはずであり、指令F1を受信しなかった場合には、通信に異常が有ると言える。そこでPCS制御回路21は、前回の指令F1の受信時から周期Pが経過しても次の指令F1を受信しなかったときに、通信に異常が有ると判別する。
なおPCS制御回路21は、HEMSコントローラ1からの通信だけでなく、EV3からのCAN通信や、各制御回路(23a、24a、25a)の何れかからの通信等についても、上述した手法に準じた手法、或いはその他の各種手法によって、異常の有無を判別する。またPCS制御回路21は、HEMSコントローラ1、EV3、および各制御回路(23a、24a、25a)に対して定期的に応答要求電文を送信し、これに対する応答の有無を確認することによって、通信の異常の有無を判別するようにしても良い。
2.第2実施形態
次に第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、PCSが通信監視部を備える点およびこれに関連する点を除き、基本的には第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分の説明を省略することがある。
図4は、第2実施形態に係る電力システム9の構成図である。電力システム9は主として住宅(家庭)ごとに設置されるシステムであり、HEMSコントローラ1、PCS2、EV3、太陽電池4、電力系統5、および負荷6等を有している。またPCS2は、通信監視部26を有している。
通信監視部26は、PCS制御回路21(HEMS通信部21a)とHEMSコントローラ1との間の通信、PCS制御回路21(EV通信部21b)とEV3の間の通信、および、PCS制御回路21(電力管理部21d)と各制御回路(23a、24a、25a)の間の通信について、異常の有無を監視する。また通信監視部26は、PCS制御回路21が正常に動作しているか否かをも監視する。
通信監視部26は、PCS制御回路21とは別に設けられており、PCS制御回路21が受信する通信だけではなく、PCS制御回路21が送信する通信についても、異常の有無を確認して対処することが可能である。また通信監視部26は各通信について、どちらからどちらへの通信であるかも判別し、通信に異常が有った際には、この判別結果に応じて対処を変えることが出来る。なお送受信が同じ通信線を用いて行われる場合であっても、通信の電文内容によって、どちらからどちらへの通信であるかは判別可能である。また通信監視部26は、通信が行われていない状況下であっても、当該通信が可能であるかを確認するための確認電文を送り、これに対する返事の有無を確認することによって、当該通信の異常の有無を判別することが出来る。
そして通信監視部26は、上述した監視の結果、何らかの原因により異常があった場合には、安全性等の観点から適切な処理を行うようになっている。すなわち第2実施形態では、PCS制御回路21がステップS11〜S16の動作を行う代わりに、通信監視部26が所定の一連の動作を行うようになっている。通信監視部26が行う動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら、より詳細に説明する。
通信監視部26は、PCS制御回路21が正常に動作しているか否かを監視する(ステップS21)。そして正常に動作していない場合には(ステップS21のN)、通信監視部26は、各制御回路(23a、24a、25a)へ停止指令を送り、外部(特に、HEMSコントローラ1およびEV3)へエラー情報を送信する(ステップS31)。
これにより各制御回路(23a、24a、25a)は、対応する変換回路(23〜25)の動作を停止させる。その結果、PCS制御回路21が正常に動作していない状況でPCS2が動作することは防止され、安全性が確保される。またエラー情報が送信されることにより、HEMSコントローラ1やEV3は、PCS制御回路21が正常に動作していないことを認識し、これに応じた動作を行うことが出来る。
また通信監視部26は、PCS制御回路21からEV−DC/DC制御回路24aへの通信の異常の有無を監視する(ステップS22)。そして異常がある場合には(ステップS22のY)、通信監視部26は、EV−DC/DC制御回路24aへ停止指令を送り、EV−DC/DC変換回路24の動作を停止させる(ステップS32)。その結果、EV−DC/DC制御回路24aに異常(PCS制御回路21から情報が届かない)がある状況でEV−DC/DC変換回路24が動作することは防止され、安全性が確保される。
また通信監視部26は、EV−DC/DC制御回路24aからPCS制御回路21への通信の異常の有無を監視する(ステップS23)。そして異常がある場合には(ステップS23のY)、通信監視部26は、その旨を知らせるためのエラー情報を、PCS制御回路21へ送信する(ステップS33)。
これによりPCS制御回路21は、EV−DC/DC制御回路24aからの通信に異常があることを認識し、EV−DC/DC変換回路24の動作を強制的に停止させる。このようにして、通信に異常のある状況ではEV−DC/DC変換回路24の動作が停止することにより、安全性が確保される。
また通信監視部26は、EV3からPCS制御回路21への通信の異常の有無を監視する(ステップS24)。そして異常がある場合には(ステップS24のY)、通信監視部26は、その旨を知らせるためのエラー情報を、PCS制御回路21へ送信する(ステップS34)。これによりPCS制御回路21は、EV3からの通信に異常があることを認識し、EV−DC/DC制御回路24aに停止指令を送信する。このようにしてEV−DC/DC変換回路24の動作を停止させることにより、通信に異常のある状況で二次電池3aの充放電が行われることは防止され、安全性が確保される。
また通信監視部26は、PCS制御回路21からEV3への通信の異常の有無を監視する(ステップS25)。そして異常がある場合には(ステップS25のY)、通信監視部26は、その旨を知らせるためのエラー情報を、PCS制御回路21へ送信する(ステップS35)。これによりPCS制御回路21は、EV3への通信に異常があることを認識し、EV−DC/DC制御回路24aに停止指令を送信する。このようにしてEV−DC/DC変換回路24の動作を停止させることにより、通信に異常のある状況で二次電池3aの充放電が行われることは防止され、安全性が確保される。
また通信監視部26は、PCS制御回路21からHEMSコントローラ1への通信の異常の有無を監視する(ステップS26)。そして異常がある場合には(ステップS26のY)、通信監視部26は、その旨を知らせるためのエラー情報をHEMSコントローラ1およびPCS制御回路21へ送る(ステップS36)。
これによりHEMSコントローラ1は、PCS制御回路21からの通信に異常が有ることを認識し、これに応じた動作を行うことが可能となる。またPCS制御回路21は、HEMSコントローラ1との通信が不安定であることを認識し、単独運転モードによる二次電池3aの充放電の制御を行う。
また通信監視部26は、HEMSコントローラ1からPCS制御回路21への通信の異常の有無を監視する(ステップS27)。そして異常がある場合には(ステップS27のY)、通信監視部26は、その旨を知らせるためのエラー情報をPCS制御回路21へ送信する(ステップS37)。これによりPCS制御回路21は、指令F1の適切な受信が不可であることを認識し、単独運転モードによる二次電池3aの充放電の制御を行う。なお単独運転モードの内容については、第1実施形態の場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
3.第3実施形態
[電力システムの全体構成]
次に第3実施形態について説明する。図6は、第3実施形態に係る電力システム9の構成図である。電力システム9は主として住宅(家庭)ごとに設置されるシステムであり、EV3、太陽電池4、電力系統5、負荷6、PV−PCS7、EV−充放電器8、およびリモコン(リモートコントローラ)RCを有している。なおEV3、太陽電池4、電力系統5、および負荷6の構成等については、第1実施形態の場合と同等であるため、ここでは説明を省略する。
PV−PCS7は、太陽電池4、電力系統5、負荷6、およびEV−充放電器8に接続される。PV−PCS7は、これらの間における電力伝送が適切に行われるように、電圧変換等を行う機能を有している。
またPV−PCS7は、EV−充放電器8へ指令F1等を逐次送信することにより、EV−充放電器8を制御する機能を有する。指令F1は、二次電池3aの充放電制御に関する指令であり、一例としては、当該充放電を実行させるか停止させるか、或いは、充電と放電のどちらが行われるようにするか等を表す情報である。また指令F1は、EV−充放電器8の動作パターン、充放電のスケジュール、或いは各種の設定値などであっても構わない。
EV−充放電器8は、PV−PCS7から指令F1を逐次受信し、最新の指令F1に基づいて二次電池3aの充放電が行われるようにする。なおEV−充放電器8は、例えば不図示のポートを介して、EV3が着脱自在に接続可能となっている。EV3がEV−充放電器8に接続されているとき、二次電池3aはEV−充放電器8に接続された状態となる。
また図6に太線で示すように、電力システム9においては、電力を伝送する電力ラインLnが形成されている。二次電池3a、太陽電池4、電力系統5、および負荷6は、電力ラインLnを介して互いに接続され、電力の受渡しが可能となっている。
また図6に示すようにPV−PCS7は、PV−PCS制御回路71、PV−DC/DC変換回路73、PV−DC/DC制御回路73a、DC/AC変換回路75、およびDC/AC制御回路75a等を有している。
PV−PCS制御回路71は、PV−PCS7の各種動作を制御する。またPV−PCS制御回路71は、図7に示すように、電力ラインLn等の電力状態を監視する。すなわちPV−PCS制御回路71は、電力ラインLnの電力、電力ラインLnに接続された電源(太陽電池4や電力系統5)の供給電力、および電力ラインLnに接続された負荷6の消費電力を監視する。
そしてPV−PCS制御回路71は、最新の監視結果に基づいて指令F1を逐次生成し、EV−充放電器8へ送信するようになっている。例えばPV−PCS制御回路71は、負荷6の消費電力に比べて太陽電池4の供給電力が大きいときには、余剰電力が二次電池3aに充電されるように、指令F1を生成して送信する。また例えばPV−PCS制御回路71は、負荷6の消費電力が非常に大きいときには、二次電池3aの放電電力が負荷6への電力供給を補うように、指令F1を生成して送信する。
またPV−PCS制御回路71は、リモコンRCとの通信が可能となっている。リモコンRCは、ユーザによる操作指示をPV−PCS制御回路71に伝え、PV−PCS制御回路71の動作にユーザの意図が反映されるようにする。またリモコンRCは、PV−PCS制御回路71から受取る各種情報を表示させ、ユーザに知らせる役割をも果たす。
PV−DC/DC変換回路73は、一端が太陽電池4に接続され、他端がEV−充放電器8(EV−DC/DC変換回路84)およびDC/AC変換回路75に接続される。PV−DC/DC変換回路73は、太陽電池4から受ける直流電力の電圧値等を調節し、EV−DC/DC変換回路84やDC/AC変換回路75に送出する。PV−DC/DC変換回路73の動作は、PV−DC/DC制御回路73aによって制御される。
DC/AC変換回路75は、一端が電力系統5および負荷6に接続され、他端がPV−DC/DC変換回路73およびEV−充放電器8(EV−DC/DC変換回路84)に接続される。DC/AC変換回路75は、交流電力を直流に変換する動作および直流電力を交流に変換する動作を行う。DC/AC変換回路75の動作は、DC/AC制御回路75aによって制御される。
また図6に示すようにEV−充放電器8は、EV−充放電器制御回路81、メモリ82、EV−DC/DC変換回路84、およびEV−DC/DC制御回路84a等を有している。
EV−充放電器制御回路81は、PV−PCS制御回路71との通信を行うPCS通信部81a、EV3とのCAN通信を行うEV通信部81b、およびEV−充放電器8における電力管理を行う電力管理部81dを有しており、EV−充放電器8の各種動作を制御する。また電力管理部21dは、EV−DC/DC制御回路84aとの通信を行う機能を有している。
なおEV−充放電器制御回路81とPV−PCS制御回路71の間の通信には、EV−充放電器制御回路81からの各種情報の送信や、PV−PCS制御回路71からの指令F1の送信などが含まれる。またEV−充放電器制御回路81とEV3の間のCAN通信には、EV−充放電器制御回路81からの要求電文の送信や、EV3が当該要求電文に応じて行うEV3側の電力状態に関する各種情報の送信などが含まれる。またEV−充放電器制御回路81とEV−DC/DC制御回路84aの間の通信には、EV−充放電器制御回路81からの制御に関する指示の送信、および当該指示に対するEV−DC/DC制御回路84aからの返信などが含まれる。
またEV−充放電器制御回路81は、EV−DC/DC制御回路84aを介することなく、EV−DC/DC変換回路84の動作を強制的に停止させることが可能である。これによりEV−充放電器制御回路81は、非常時等においてEV−DC/DC変換回路84の動作を停止させ、二次電池3aの充放電を止めることにより安全性を確保することが可能となっている。
メモリ82は、単独運転用制御情報F2を記憶する役割を果たす。単独運転用制御情報F2は、二次電池3aの充放電制御に関する情報であり、詳しくは後述するように、EV−充放電器8の単独運転モードにおいて利用される情報である。
EV−DC/DC変換回路84は、一端が二次電池3aに接続され、他端がPV−DC/DC変換回路73およびDC/AC変換回路75に接続される。EV−DC/DC変換回路84は、直流電力の電圧値等を調節して送出する動作を双方向に行う。EV−DC/DC変換回路84の動作は、EV−DC/DC制御回路84aによって制御される。
なおEV−DC/DC制御回路84aは、電力管理部81dとの通信を行うようになっており、電力管理部81dから与えられる指示に基づいて、EV−DC/DC変換回路84を制御する。
[EV−充放電器の動作]
次にEV−充放電器8が行う動作について、より詳細に説明する。通常時においてEV−充放電器制御回路81(主に電力管理部81d)は、PV−PCS制御回路71から受信した最新の指令F1に基づいて、二次電池3aの充放電が適切に行われるように、EV−DC/DC制御回路84aに必要な指示を与える。
なおEV−充放電器制御回路81は、指令F1だけでなく、EV3とのCAN通信により得た情報の監視結果等にも基づき、これらの情報を総合的に勘案してEV−DC/DC制御回路84aへ指示を与えるようになっている。例えばEV−充放電器制御回路81は、指令F1に基づけば二次電池3aの充電を行うべき状況であっても、EV3とのCAN通信により二次電池3aが満充電の状態であることが判ると、充電を行わないようにする。
またEV−充放電器制御回路81は、各種通信における異常の有無(情報の正常な伝送が可能であるか否か)を監視し、何らかの原因により異常があった場合には、安全性等の観点から適切な処理を行うようになっている。この動作について、図8に示すフローチャートを参照しながら、より詳細に説明する。
EV−充放電器制御回路81は、EV3からのCAN通信、EV−DC/DC制御回路84aからの通信、およびPV−PCS制御回路71からの通信の各々について、異常の有無を監視する(ステップS41〜S43)。
そしてEV−充放電器制御回路81は、EV3からのCAN通信に異常がある場合には(ステップS41のY)、EV−DC/DC制御回路84aへ、停止指令を送信する(ステップS44)。これによりEV−DC/DC制御回路84aは、EV−DC/DC変換回路84の動作を停止させる。その結果、当該CAN通信に異常がある状態で二次電池3aの充放電が行われることが防止され、安全性が確保される。
またEV−充放電器制御回路81は、EV−DC/DC制御回路84aからの通信に異常がある場合には(ステップS42のY)、EV−DC/DC変換回路84の動作を強制的に停止させる(ステップS45)。その結果、EV−DC/DC制御回路84aに異常が有る状況でEV−DC/DC変換回路84が動作することは防止され、安全性が確保される。なおここでの通信の異常は、例えば、EV−充放電器制御回路81からの指示に対する、EV−DC/DC制御回路84aからの返信が無い状況等が該当する。
またPV−PCS制御回路71からの通信に異常がある場合には、EV−充放電器制御回路81は指令F1を逐次受信することが出来ず(つまり指令F1の通信が途切れてしまい)、そのままでは二次電池3aの充放電に異常が生じる虞があるため、安全性等の観点から問題となる。そこでEV−充放電器制御回路81は、PV−PCS制御回路71からの通信に異常がある場合には(ステップS43のY)、緊急的にPV−PCS制御回路71から独立した単独運転モードによって、二次電池3aの充放電を制御する(ステップS46)。
単独運転モードにおいてEV−充放電器制御回路81は、PV−PCS制御回路71から逐次受信する指令F1の代わりに、メモリ82に記憶されている単独運転用制御情報F2に基づいて、EV−DC/DC制御回路84aに必要な指示を与える。なお単独運転用制御情報F2の具体的形態としては、各種の形態が挙げられる。
一例としては、単独運転用制御情報F2は、予め決められたEV−充放電器8の動作パターンを表す情報であっても良い。この場合は通常、単独運転用制御情報F2が表す動作パターンは、安全性を重視したものであることが望ましい。またこの動作パターンは、EV−DC/DC変換回路84の動作が停止するという内容であっても構わない。また単独運転用制御情報F2は、二次電池3aに関する最大SOC設定値や最少SOC設定値といった情報であっても良い。
また他の一例としては、単独運転用制御情報F2は、過去の何れかの時点で受信した指令F1の内容であっても良い。この場合、メモリ82は書換え可能なバッファメモリに準じた役割を果たし、EV−充放電器制御回路81には、受信した指令F1の内容を単独運転用制御情報F2としてメモリ82に記憶させる機能が設けられる。
またこの場合にEV−充放電器制御回路81は、PV−PCS制御回路71から指令F1が受信される度に、メモリ82に記憶されている単独運転用制御情報F2を、最新の指令F1の内容に更新させるようにしても良い。このようにすれば、メモリ82内の単独運転用制御情報F2を出来るだけ新しい指令F1の内容に保つことができ、古い指令F1に基づく場合に比べ、二次電池3aの充放電が適切に制御されることが期待される。
また、EV−充放電器制御回路81がPV−PCS制御回路71からの通信の異常の有無を判別する手法としては、各種の手法が挙げられる。この手法の幾つかの具体例について、以下に説明する。
まず、EV−充放電器制御回路81は、PV−PCS制御回路71に対して指令F1の送信要求電文を逐次送信し、PV−PCS制御回路71は、当該送信要求電文を受信する度に指令F1を送信するようになっているとする。
この場合においてEV−充放電器制御回路81は、基本的には当該送信要求電文を送信する度に指令F1を受信するはずであり、指令F1を受信しなかった場合には、通信に異常が有ると言える。そこでEV−充放電器制御回路81は、当該送信要求電文を送信しても指令F1を受信しなかった事態が生じた場合、または、当該事態が所定回数(例えば10回)続いた場合に、通信に異常が有ると判別する。
また、PV−PCS制御回路71が一定の周期Pで最新の指令F1を送信するようになっているケースを考える。このケースにおいてEV−充放電器制御回路81は、基本的には周期Pごとに指令F1を受信するはずであり、指令F1を受信しなかった場合には、通信に異常が有ると言える。そこでEV−充放電器制御回路81は、前回の指令F1の受信時から周期Pが経過しても次の指令F1を受信しなかったときに、通信に異常が有ると判別する。
なおEV−充放電器制御回路81は、PV−PCS制御回路71からの通信だけでなく、EV3からのCAN通信や、EV−DC/DC制御回路84aからの通信等についても、上述した手法に準じた手法、或いはその他の各種手法によって、異常の有無を判別する。またEV−充放電器制御回路81は、PV−PCS制御回路71、EV3、およびEV−DC/DC制御回路84aに対して定期的に応答要求電文を送信し、これに対する応答の有無を確認することによって、通信の異常の有無を判別するようにしても良い。
4.第4実施形態
次に第4実施形態について説明する。なお第4実施形態は、EV−充放電器が通信監視部を備える点およびこれに関連する点を除き、基本的には第3実施形態と同様である。以下の説明では、第3実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分の説明を省略することがある。
図9は、第4実施形態に係る電力システム9の構成図である。電力システム9は主として住宅(家庭)ごとに設置されるシステムであり、EV3、太陽電池4、電力系統5、負荷6、PV−PCS7、EV−充放電器8、およびリモコンRC等を有している。またEV−充放電器8は、通信監視部86を有している。
通信監視部86は、EV−充放電器制御回路81(PCS通信部81a)とPV−PCS制御回路71の間の通信、EV−充放電器制御回路81(EV通信部81b)とEV3の間の通信、および、EV−充放電器制御回路81(電力管理部81d)とEV−DC/DC制御回路84aの間の通信について、異常の有無を監視する。また通信監視部86は、EV−充放電器制御回路81が正常に動作しているか否かをも監視する。
通信監視部86は、EV−充放電器制御回路81とは別に設けられており、EV−充放電器制御回路81が受信する通信だけではなく、EV−充放電器制御回路81が送信する通信についても、異常の有無を確認して対処することが可能である。また通信監視部86は各通信について、どちらからどちらへの通信であるかも判別し、通信に異常が有った際には、この判別結果に応じて対処を変えることが出来る。なお送受信が同じ通信線を用いて行われる場合であっても、通信の電文内容によって、どちらからどちらへの通信であるかは判別可能である。また通信監視部86は、通信が行われていない状況下であっても、当該通信が可能であるかを確認するための確認電文を送り、これに対する返事の有無を確認することによって、当該通信の異常の有無を判別することが出来る。
そして通信監視部86は、上述した監視の結果、何らかの原因により異常があった場合には、安全性等の観点から適切な処理を行うようになっている。すなわち第4実施形態では、EV−充放電器制御回路81がステップS41〜S46の動作を行う代わりに、通信監視部86が所定の一連の動作を行うようになっている。通信監視部86が行う動作について、図10に示すフローチャートを参照しながら、より詳細に説明する。
通信監視部86は、EV−充放電器制御回路81が正常に動作しているか否かを監視する(ステップS51)。そして正常に動作していない場合には(ステップS51のN)、通信監視部86は、EV−DC/DC制御回路84aへ停止指令を送り、外部(特に、PV−PCS制御回路71およびEV3)へエラー情報を送信する(ステップS61)。
これによりEV−DC/DC制御回路84aは、EV−DC/DC変換回路84の動作を停止させる。その結果、EV−充放電器制御回路81が正常に動作していない状況でEV−充放電器8が動作することは防止され、安全性が確保される。またエラー情報が送信されることにより、PV−PCS制御回路71やEV3は、EV−充放電器制御回路81が正常に動作していないことを認識し、これに応じた動作を行うことが出来る。
また通信監視部86は、EV−充放電器制御回路81からEV−DC/DC変換回路84への通信の異常の有無を監視する(ステップS52)。そして異常がある場合には(ステップS52のY)、通信監視部86は、EV−DC/DC制御回路84aへ停止指令を送り、EV−DC/DC変換回路24の動作を停止させる(ステップS62)。その結果、EV−DC/DC制御回路84aに異常(EV−充放電器制御回路81から情報が届かない)がある状況でEV−DC/DC変換回路84が動作することは防止され、安全性が確保される。
また通信監視部86は、EV−DC/DC制御回路84aからEV−充放電器制御回路81への通信の異常の有無を監視する(ステップS53)。そして異常がある場合には(ステップS53のY)、通信監視部86は、その旨を知らせるためのエラー情報を、EV−充放電器制御回路81へ送信する(ステップS63)。これによりEV−充放電器制御回路81は、EV−DC/DC制御回路84aからの通信に異常があることを認識し、EV−DC/DC変換回路84の動作を強制的に停止させる。このようにして、通信に異常のある状況ではEV−DC/DC変換回路84の動作が停止することにより、安全性が確保される。
また通信監視部86は、EV3からEV−充放電器制御回路81への通信の異常の有無を監視する(ステップS54)。そして異常がある場合には(ステップS54のY)、通信監視部86は、その旨を知らせるためのエラー情報を、EV−充放電器制御回路81へ送信する(ステップS64)。これによりEV−充放電器制御回路81は、EV3からの通信に異常があることを認識し、EV−DC/DC制御回路84aに停止指令を送信する。このようにしてEV−DC/DC変換回路84の動作を停止させることにより、通信に異常のある状況で二次電池3aの充放電が行われることは防止され、安全性が確保される。
また通信監視部86は、EV−充放電器制御回路81からEV3への通信の異常の有無を監視する(ステップS55)。そして異常がある場合には(ステップS55のY)、通信監視部86は、その旨を知らせるためのエラー情報を、EV−充放電器制御回路81へ送信する(ステップS65)。これによりEV−充放電器制御回路81は、EV3への通信に異常があることを認識し、EV−DC/DC制御回路84aに停止指令を送信する。このようにしてEV−DC/DC変換回路84の動作を停止させることにより、通信に異常のある状況で二次電池3aの充放電が行われることは防止され、安全性が確保される。
また通信監視部86は、EV−充放電器制御回路81からPV−PCS制御回路71への通信の異常の有無を監視する(ステップS56)。そして異常がある場合には(ステップS56のY)、通信監視部86は、その旨を知らせるためのエラー情報をPV−PCS制御回路71およびEV−充放電器制御回路81へ送信する(ステップS66)。
これによりPV−PCS制御回路71は、EV−充放電器制御回路81からの通信に異常が有ることを認識し、これに応じた動作を行うことが可能となる。またEV−充放電器制御回路81は、PV−PCS制御回路71との通信が不安定であることを認識し、単独運転モードによる二次電池3aの充放電の制御を行う。
また通信監視部86は、PV−PCS制御回路71からEV−充放電器制御回路81への通信の異常の有無を監視する(ステップS57)。そして異常がある場合には(ステップS57のY)、通信監視部86は、その旨を知らせるためのエラー情報をEV−充放電器制御回路81へ送る(ステップS67)。これによりEV−充放電器制御回路81は、指令F1の適切な受信が不可であることを認識し、単独運転モードによる二次電池3aの充放電の制御を行う。なお単独運転モードの内容については、第3実施形態の場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
5.その他
以上に説明した通り、第1実施形態と第2実施形態におけるPCS2、および、第3実施形態と第4実施形態におけるEV−充放電器8は、何れも、二次電池3aの充放電が行われるようにする「充放電装置」に相当する。また第1実施形態と第2実施形態におけるHEMSコントローラ1、および、第3実施形態と第4実施形態におけるPV−PCS7は、何れも、充放電装置に対して指令F1を逐次送信する「上位制御装置」に相当する。また充放電装置と上位制御装置は、二次電池3aの充放電に関わる充放電システムを形成している。
充放電装置は、上位制御装置から指令F1を逐次受信し、最新の指令F1に基づいて二次電池3aの充放電が行われるようにする。また充放電装置は、指令F1の受信に係る通信の異常の有無を判別する機能部(通信判別部)と、二次電池3aの充放電制御に関する単独運転用制御情報F2を記憶する機能部(記憶部)を備える。そして充放電装置は、当該通信の異常が有ると判別されたときには、単独運転モードによって二次電池3aの充放電が行われるようにする。
単独運転モードでは、充放電装置は、指令F1の代わりに記憶部に記憶されている単独運転用制御情報F2に基づいて、二次電池3aの充放電が行われるようにする。そのため充放電装置によれば、指令F1の通信異常に起因する充放電の不具合を抑えることが容易となっている。
すなわち充放電装置によれば、例えば、過充電による二次電池3aの劣化が生じたり、放電が止まらなくなり二次電池3aのSOCが低下して、EV3の走行可能距離が短くなったりすることの抑制が容易である。また充放電装置によれば、大電流で二次電池3aを充放電したままの危険な状態で操作不能となることの抑制が容易である。
なお各実施形態において充放電装置は、当該通信の異常が有ると判別されて単独運転モードとなった後、当該通信の異常が回復したか否かを定期的に確認し、回復した場合には単独運転モードが解消される(指令F1に基づいた充放電が行われるように、通常の状態に戻る)ようになっていても良い。
また各実施形態において充放電装置は、電力ラインLnからの供給電力を用いて二次電池3aが充電されるようにするとともに、二次電池3aの放電電力が電力ラインLnへ送出されるようにする。また上位制御装置は、電力ラインLnの電力、電力ラインLnに接続された電源(太陽電池4または電力系統5)の供給電力、または電力ラインLnに接続された負荷6の消費電力を監視し、該監視の結果に基づいて指令F1を逐次生成して送信する。そのため当該監視の結果が二次電池3aの充放電制御に反映され、適切な充放電の実現が容易となっている。
また本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、二次電池の充放電を制御するPCS等に利用することができる。
1 HEMSコントローラ(上位制御装置)
2 PCS(充放電装置)
21 PCS制御回路
22 メモリ(記憶部)
23 PV−DC/DC変換回路
23a PV−DC/DC制御回路
24 EV−DC/DC変換回路
24a EV−DC/DC制御回路
25 DC/AC変換回路
25a DC/AC制御回路
26 通信監視部
3 EV(移動体)
3a 二次電池
4 太陽電池
5 電力系統
6 負荷
7 PV−PCS(上位制御装置)
71 PV−PCS制御回路
73 PV−DC/DC変換回路
73a PV−DC/DC制御回路
75 DC/AC変換回路
75a DC/AC制御回路
8 EV−充放電器(充放電装置)
82 メモリ(記憶部)
84 EV−DC/DC変換回路
84a EV−DC/DC制御回路
86 通信制御部
9 電力システム
RC リモコン

Claims (10)

  1. 二次電池の充放電制御に関する指令を逐次受信し、最新の前記指令に基づいて前記二次電池の充放電が行われるようにする充放電装置であって、
    前記指令の受信に係る通信の異常の有無を判別する通信判別部と、
    前記二次電池の充放電制御に関する制御情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記異常が有ると判別されたときには、前記指令の代わりに前記記憶部に記憶されている制御情報に基づいて、前記充放電が行われるようにすることを特徴とする充放電装置。
  2. 受信した前記指令の内容を、制御情報として前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の充放電装置。
  3. 前記指令が受信される度に、前記記憶部に記憶されている制御情報を、最新の前記指令の内容に更新させることを特徴とする請求項2に記載の充放電装置。
  4. 前記記憶部には、
    前記制御情報として、予め決められた前記充放電装置の動作パターンが記憶されていることを特徴とする請求項1に記載の充放電装置。
  5. 前記二次電池は、
    移動体の動力源として該移動体に搭載されたものであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の充放電装置。
  6. 前記移動体は、電気自動車であることを特徴とする請求項5に記載の充放電装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載の充放電装置と、
    前記充放電装置に対して前記指令を逐次送信する上位制御装置と、
    を有することを特徴とする充放電システム。
  8. 前記充放電装置は、前記上位制御装置に対して前記指令の送信要求電文を逐次送信し、
    前記上位制御装置は、前記送信要求電文を受信する度に前記指令を送信し、
    前記通信判別部は、
    前記送信要求電文を送信しても前記指令を受信しなかった事態が生じた場合、または、当該事態が所定回数続いた場合に、前記異常が有ると判別することを特徴とする請求項7に記載の充放電システム。
  9. 前記上位制御装置は、一定の周期で最新の前記指令を送信し、
    前記通信判別部は、
    前回の前記指令の受信時から前記周期が経過しても次の前記指令を受信しなかった場合に、前記異常が有ると判別することを特徴とする請求項7に記載の充放電システム。
  10. 前記充放電装置は、
    電力ラインからの供給電力を用いて前記二次電池が充電されるようにするとともに、前記二次電池の放電電力が前記電力ラインへ送出されるようにし、
    前記上位制御装置は、
    前記電力ラインの電力、該電力ラインに接続された電源の供給電力、または該電力ラインに接続された負荷の消費電力を監視し、該監視の結果に基づいて前記指令を逐次生成して送信することを特徴とする請求項7から請求項9の何れかに記載の充放電システム。
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