JP2014053990A - 回転電機 - Google Patents

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Shinya Nakayama
山 真 哉 中
Hideyuki Nakamura
村 英 之 中
Ryuji Ueda
田 隆 司 上
Masashi Fujita
田 真 史 藤
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Abstract

【課題】第2ロータから第1ロータへ付与される力を全体として低減させ、第1ロータの回転軸へ加わる負荷を軽減する。
【解決手段】回転電機100は多数の永久磁石5a、5bからなる第1磁石列10Aが外周に傾斜して配置され第1回転軸11回りを回転する第1ロータ10と、第1ロータ10の外周近傍に設けられ多数の永久磁石5a、5bからなる第2磁石列20Aがらせん状に設けられ、第1回転軸11に直交する第2回転軸21回りを回転する複数の第2のロータ20とを備えている。第2ロータ20は各々同一構造をもち、第2ロータ20は等間隔をおいて配置されている。このことにより各第2ロータ20から第1ロータ10への半径方向合成力を全体として打消すことができる。
【選択図】図12

Description

本発明の実施形態は、回転電機に関する。
発電機等の回転電機においては、発電機体格は発電機の回転数に反比例することが知られている。風力、潮力、波力などの自然エネルギーを動力源とした回転電機では、タービン翼などにより自然エネルギーを回転エネルギーに変換するが、回転速度は、低速であり、タービン翼によって得られた回転速度にて発電機を駆動する場合には発電機体格が大型となる傾向にある。発電機の体格を小型にするためタービン翼と発電機の間に機械式増速機を配置して、発電機の回転数を増速する方式が一般的であるが、磁気ウォームギヤを用いて発電機を増速する回転電機も提案されている。
特開平9−56146号公報 英国特許第2463102号
磁気ウォームギヤを用いた回転電機は、2種類のロータ(大ロータ、小ロータ)が機械的に非接触であるため、エネルギーの伝達効率が高く、保守性の面でも機械的増速機に比べ利点がある。
磁気ウォームギアを用いた増速システムは、ウォームホイールに相当する大ロータとウォームに相当する小ロータにより構成されるシステムであり、大ロータの円周上に小ロータが配置される構造となる。また大ロータおよび小ロータの表面には、ウォーム角度に応じてらせん状に永久磁石および磁性体が配列されており、その増速比に応じて小ロータの回転速度を増速する。また小ロータに発電機を内包、若しくは直結させることによって、発電機を駆動し発電を行うことができる。
大ロータおよび小ロータの空隙間には磁気的な吸引力若しくは反発力が作用し、また両ロータの磁石間に位相差が発生した場合は、空隙部のせん断方向に対しても磁気力が働く。この空隙部のせん断力は磁石がらせん状に配列されることから、更に小ロータの軸方向および接線方向に分解される。
小ロータで発電機を駆動させるシステムにおいては、小ロータに作用する接線方向の分力のみが発電機の回転に用いられることとなり、軸方向と径方向の磁気分力は発電には寄与しない分力となる。また小ロータは大ロータ外周に円周状に配列されているため、これらの磁気分力を合成した力が大ロータに対して作用する。この場合、力のベクトルによっては、例えば大ロータ軸受に対して大きな荷重が負荷されることも考えられ、この場合は、構成要素を大型化しなければならない。そのため、磁気ウォームギアのみではなく、システム全体として捉えた場合の最適な小ロータ配置が必要となる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、大ロータとなる第1ロータと、小ロータとなる第2ロータとを有する回転電機において、第2ロータから第1ロータへ付与される力を全体として低減させ、第1ロータの回転軸へ加わる負荷を軽減することができる回転電機を提供することを目的とする。
本実施形態によれば、多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、第1回転軸回りを回転するウォームホイールを構成する第1ロータと、第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、第2ロータは各々同一構造をもち、かつ各第2ロータを第1ロータの外周近傍に等間隔で配置することにより各第2ロータから第1ロータへの第1ロータの半径方向合成力を全体として打消すことを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機である。
本実施形態によれば、多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、第1回転軸回りを回転するウォームホイールを構成する第1ロータと、第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、第2ロータは各々同一構造をもち、かつ各々が同一の数の第2ロータを有する複数の第2ロータグループを構成し、各第2ロータグループを第1ロータの外周近傍に等間隔で配置することにより各第2ロータから第1ロータへの第1ロータの半径方向合成力を全体として打消すことを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機である。
本実施形態によれば、多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、第1回転軸回りを回転するウォームホイールを構成する第1ロータと、第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、第2ロータは各々同一構造をもち、かつ第1ロータの第1回転軸上方に位置する第2ロータの数を第1回転軸下方に位置する第2ロータの数より大きくし、各第2ロータから第1ロータへの第1ロータの半径方向合成力を全体として上方へ向けることを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機である。
本実施形態によれば、多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、第1回転軸回りを回転するウォームホイールを構成するとともに多段に配置された偶数台の第1ロータと、各第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、偶数台の第1ロータのうち半数の第1ロータについて第1磁石列を一方向に傾斜させ、残りの半数の第1ロータについて第1磁石列を他方向に傾斜させ、各第2ロータから対応する各第1ロータへの第1ロータの第1回転軸方向合成力を合計した第1回転軸方向合計力を全体として打消すことを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機である。
本実施形態によれば、多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、外部から軸方向の力が付与される第1回転軸回りを回転するとともにウォームホイールを構成する第1ロータと、第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、第1ロータについて、第1磁石列は所定方向に傾斜し、外力から第1ロータへ付与される第1回転軸方向の力に対して、各第2ロータから第1ロータへの第1ロータの第1回転軸方向合成力を逆方向に向けることを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機である。
本実施形態によれば、多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、外部から軸方向の力が付与される第1回転軸回りを回転するとともにウォームホイールを構成する第1ロータと、各第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、各第1ロータについて、第1磁石列は同一方向に傾斜し、外力から各第1ロータへ付与される第1回転軸方向の力に対して、各第2ロータから対応する各第1ロータへの第1ロータの第1回転軸方向合成力を合計した第1回転軸方向合計力を逆方向に向けることを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機である。
回転電機が組込まれた風力発電システムの概略構成を示す斜視図。 図1の風力発電システムにおけるナセルの内部構成の一例を示す概念図。 図2中に示されるナセルの中に設置される回転電機の構造の一例を示す斜視図。 図3中の面Aにて回転電機を切断した部分を小ロータの軸方向から見た場合の断面の概略形状を示す断面図。 小ロータに内蔵された発電機を示す図。 小ロータの外周面に永久磁石によりらせん状の磁極がN極、S極交互に配置されるよう形成された構成を説明するための概念図。 第1の実施形態による小ロータの鳥瞰図。 図7におけるA−A断面図であって磁気吸引力を示す図。 図7におけるB−B断面図であって小ロータの半径方向に働く半径方向分力を示す図。 第1の実施形態による小ロータの磁気吸引分力を示す図。 図7におけるB−B断面図であって大ロータに作用する磁気吸引力を示す図。 第1の実施形態における小ロータの配置図。 第2の実施形態における小ロータの配置図。 第3の実施形態における小ロータの配置図。 第4の実施形態における風力発電システムの概略構成を示す図。 第4の実施形態における大ロータおよび小ロータの配置図。 第5の実施形態における大ロータおよび小ロータの配置図。
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
最初に、図1乃至図12を参照して、第1の実施形態について説明する。なお、これらの図のうち、図1乃至図11は、後述する第2〜第5の実施形態にも適用される。
図1は、第1の実施形態に係る風力発電システム概略構成の一例を示す斜視図である。また、図2は、図1の風力発電システムにおけるナセルの内部構成の一例を示す概略図である。
図1に示される風力発電システムは、主な要素として、ナセル1、風車翼2、およびタワー3を備えている。
ナセル1は、タワー3の頂部に取り付けられ、図2に示されるように、回転電機100を収容するほか、回転電機100に搭載された発電機から発生される電力に対して電圧調整や周波数調整を行う電力調整部101などを収容している。ただし、電力調整部101は場合により地上に設けられる場合もある。
風車翼2は、ナセル1内の回転電機100の回転軸11に直結するよう取り付けられた翼軸(ブレード軸)2Aと、この翼軸2Aの周囲に取り付けられた複数の風車翼本体2Bとから成る。
タワー3は、地面に設置され、ナセル1を支持する。タワー3の内側には電力を伝達するケーブルCが設けられている。ケーブルCは、ナセル1側からタワー3の内側を通って下方に導かれ、地面近傍にてタワー3の外側へと導かれる。
このような構成において、風力により風車翼2が回転すると、その回転力は風車翼2の翼軸2Aからナセル1内に設置された回転電機100の回転軸11へと伝わり、回転電機100に搭載された発電機により発電が行われる。回転電機100の発電機から発生した電力は、電力調整部101により調整された後、ケーブルCを通じてナセル1からタワー3を通り、タワー3の外側へ送り出される。
電力調整部101が地上に設置される場合には、回転電機100の発電機から発生じた電力は、ケーブルを通じてナセル1からタワー3を通り、タワー3の外側へ送り出され、電力調整部101により調整される。
図3は、図2中に示されるナセル1の中に設置される回転電機100の構造の一例を示す斜視図である。
図3に示されるように、回転電機100は、トロイド状の第1のロータ10(以下、「大ロータ10」と称す)と、大ロータ10の外周側に離間して配置される1つ又は複数の円筒状の第2ロータ20(以下、「小ロータ20」と称す)と、小ロータ20の内径側に配置されるアウターロータ方式の発電機30とを有する。発電機30は、本実施形態では、永久磁石同期発電機によって構成され、永久磁石を備えた回転子およびコイルを備えた固定子により構成される。
大ロータ10は、図3に示されるように、風車翼2の翼軸2Aに直結するとともに軸受け11Aに支持された回転軸(第1回転軸)11と、支持部材(スポーク)12とを備え、回転軸11を中心に回転するように構成されている。大ロータ10の外周面は、小ロータ20の外周面とのギャップGを均等に保ちつつ小ロータ20の半周分を取り囲むよう、半円環状(U字形状)を構成している。ここで支持部材12は全面に渡って板状に形成されているが、重量、通風を考慮して板状の支持部材12に複数の開口を設けてもよい。小ロータ20は、大ロータ10の回転軸1の方向に対して垂直方向を向いた回転軸(第2回転軸)21を中心に回転するように構成されている。図3中の面Aにて回転電機100を切断した部分を小ロータ20の軸方向から見た場合の断面概略形状を図4に示す。図4に示されるように、大ロータ10と小ロータ20との間には、半円環状のギャップGがある。このように、大ロータ10の回転軸1と、小ロータ20の回転軸21とは、互いに直交している。
大ロータ10および小ロータ20は、それぞれの外周面に永久磁石を備え、磁気ウォームギヤを構成している。
具体的には図3に示すように、大ロータ10の外周には多数の永久磁石5Bからなる第1磁石列10Aが傾斜角αをもって傾斜して設けられている。
このうち各永久磁石5Bは、N極5cとS極5dを有し、、N極5cとS極5dとを有する永久磁石5Bが連続して配置されて第1磁石列10Aを構成している。
また第1磁石列10Aを構成する永久磁石5B間に磁性材6Bが介在されている。この磁性材6Bは永久磁石5Bを近接配置することにより磁極を形成するとともに、永久磁石5Bにより生じる渦電流損を抑える機能を果たす。
また図6に示すように、小ロータ20の外周には多数の永久磁石5Aからなる第2磁石列20Aが所定のらせん角βをもってらせん状に設けられている。
このうち各永久磁石5Aは、N極5aとS極5bとを有し、N極5aとS極5bとを有する永久磁石5Aが連続して配置されて第2磁石列20Aを構成している。
また第2磁石列20Aを構成する永久磁石5A間に磁性材6Aが介在されている。この磁性材6Aは永久磁石5Aを近接配置することにより磁極を形成するとともに、永久磁石5Aにより生じる渦電流損を抑える機能を果たす。
なお、第2磁石列20Aのらせん角βは磁気ウォームギアのウォーム角に対応する。
また少なくとも大ロータ10と小ロータ20とが磁気的に結合する領域においては、大ロータ10の第1磁石列10Aの間隔および第1磁石列10Aの傾斜角度αが、それぞれ、小ロータ20の第2磁石列20Aの間隔および第2磁石列20Aのらせん角βと略等しくなるように構成されていることが望ましい。
このような構成において、大ロータ10が回転すると、大ロータ10の第1磁石列10Aと小ロータ20の第2磁石列20Aとが吸引または反発することにより、大ロータ10の回転に追従して小ロータ20が回転する。このとき、大ロータ10の第1磁石列10Aによる磁極数と小ロータ20の第2磁石列20Aによるギヤ条数とで決まるギヤ比で小ロータ20の回転が増速され、小ロータ20の回転数に応じた電力が発電機30(図5参照)から発生する。
図5は第1の実施形態に係り、図3中の面Bにて回転電機100を切断した部分を小ロータ20の断面の概略形状を示すものである。図5において、発電機30は、アウターロータ方式永久磁石発電機であり、その界磁ロータ41は界磁ロータ鉄心51の内周面に、永久磁石9aを備えた構造であり、前記永久磁石9aによって前記界磁ロータ鉄心51に生じる磁束が、小ロータ20の外周の永久磁石5Aや磁性材6Aの特性を害さないように、非磁性リング52を設けている。界磁ロータ41の内周側には電機子ステータ50が設置されており、界磁ロータ41の発生する回転磁束に同期した電力が、電機子巻線22に誘起され、出力として取り出される。このような小ロータ20が複数あり、電機子巻線22の出力は、変換器によって、個別に整流され、その直流出力は加算回路によって加算され、更に交流変換器によって系統出力に相応した周波数の交流電力に変換される。前記電機子巻線の交流出力は、制御回路によって、小ロータ20ごとに制御される。出力制御には界磁ロータ41の位置検出を行う必要があるが、これについては、位置センタを用いる方法、センサレス制御による方法など種々の方法が知られており、条件に応じて選択される。
本実施形態によれば、発電機30の出力は、小ロータの取り付け位置や製造精度による伝達磁気力のばらつきや、大ロータの急峻な回転速度の変化によらず、制御することができるので、脱調状態に陥ることなく安定な発電出力を得ることが可能になる。
次に図6乃至図11により、大ロータ10と小ロータ20との間に生じる力の作用について説明する。
図6乃至図11に示すように、小ロータ20の外周にはN極5aおよびS極5bを含む永久磁石5Aからなる第2磁石列20Aが、小ロータ20の円周方向に対して所定のらせん角βをもってらせん状に配置されている。上述のように、同様に大ロータ10の外周にもN極5cおよびS極5dを含む永久磁石5Bからなる第1磁石列10Aが、大ロータ10の軸方向に対して傾斜して設けられている。
また小ロータ20の第2磁石列20A間には、磁性材6Aが介在され、大ロータ10の第1磁石列10A間にも磁性材6Bが介在されている。
ここで大ロータ10の第1磁石列10Aと小ロータ20の第2磁石列20Aとの間に位相差が生じた場合、大ロータ10と小ロータ20との間のギャップGにおいて大ロータ10の第1磁石列10Aと小ロータ20の第2磁石列20Aとの間に磁気吸引力が生じ、この磁気吸引力により大ロータ10の回転が小ロータ20の回転を生じさせる。
図8に示すように、大ロータ10と小ロータ20との間のギャップGに生じる磁気吸引力を21Fで表すことができる。
この場合、大ロータ10と小ロータ20との間の磁気吸引力21Fは更に、ギャップGにおいて小ロータ20の半径方向に働く半径方向分力23Fと、この半径方向分力23Fに直交するせん断方向分力22Fとに分解することができる。
ここで、図9は図7におけるB−B断面を示している。上述した小ロータ20の半径方向に働く半径方向分力23Fは、更にx軸方向の力と、y軸方向の力に分解される。図9に示すように、半径方向分力23Fのうちx軸方向の力は互いにキャンセルされることになる。このため結局、半径方向分力23Fは、y軸方向の合成ベクトルとなる。
次に大ロータ10と小ロータ20との間のギャップGに働く磁気吸引力21Fのうち、せん断方向分力22Fについて、図6、図10および図11により説明する。
図6に示すように、小ロータ20外表面にはN極5aとS極5bとを含む永久磁石5Aにより構成される第2磁石列20Aがウォーム角度に対応するらせん角βに応じてらせん状に配列されている。ここで磁気吸引力21Fのせん断方向分力22Fは、この第2磁石列20Aに対して直交する方向に作用する。この場合、せん断方向分力22Fは小ロータ20の軸方向分力24Fと接線方向分力25Fに分解されるが、この接線方向分力25Fが発電機の回転に用いられる磁気力となる。
図10に、小ロータ20における磁気吸引力21Fのうち、半径方向分力23F、軸方向分力24F、および接線方向分力25Fをそれぞれ示す。
次に図11により大ロータ10側に作用する磁気吸引力について説明する。図11は図7のB−B線断面図であり、大ロータ10に加わる接線方向分力と半径方向分力を表したものである。ここで、小ロータ20から大ロータ10に作用する接続方向分力25Fは、更にx軸方向分力とy軸方向分力に分解される。小ロータ20からのy軸方向分力は大ロータ10において偶力の関係となるが、大ロータ10の回転軸11とは直交する軸における偶力であるため、接線方向分力25Fの合成ベクトルはx軸方向のベクトルとなり、大ロータ10の軸方向分力35Fとして作用する。また小ロータ20における半径方向分力23Fは大ロータ10に対して反対方向のベクトルを持つ半径方向分力33Fとなり、同様に小ロータ20における軸方向分力24Fも反対方向のベクトルとなり、大ロータ10においては接線方向分力34Fとなる(図10および図11参照)。
次に上述した大ロータ10と小ロータ20との間に生じる吸引力21Fを考慮した小ロータ20の配置形態について、図12により説明する。
図12は、大ロータ10の外周近傍に配置された小ロータ20の配置形態を示す図である。
図12に示すように、大ロータ10の外周近傍に複数の小ロータ20が配置されている。図12において、各小ロータ20は同一構造をもち、各小ロータ20は大ロータの外周近傍に等間隔をおいて配置されている。
図12において、各小ロータ20は同一構造をもち、かつ各小ロータ20は大ロータ10の外周近傍に等間隔をおいて配置されているため、各小ロータ20から大ロータ10に対して作用する半径方向分力33Fは互いに等しく、かつ打消し合う方向に働く。
このため各小ロータ20から大ロータ10へ加わる大ロータ10の半径方向分力33Fを合成した半径方向合成力を全体として打消すことができる。
このように、大ロータ10の回転軸11に加わる半径方向の力を全体として打消すことができ、回転軸11を支持する軸受11Aに対する負荷を小さくすることができる。このため軸受11Aを過度に大きくしたり、過度に剛性を高める必要はなく、システム全体としての製造コスト低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について、図13により説明する。
図13に示す第2の実施形態において、図1乃至図12に示す第1の実施形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図13は大ロータ10の外周近傍に配置された小ロータ20の配置形態を示す図でありる。
図13に示すように、大ロータ10の外周近傍に複数の小ロータ20が配置されている。図13において、各ロータ20は同一構造をもち、かつ同一の数、例えば3台の小ロータ20により小ロータグループ(第2ロータグループ)20Gが構成されている。図13に示す実施形態によれば、3台の小ロータ20により構成された4組の小ロータ20Gが大ロータ10の外周近傍に配置されている。
そしてこれら4組の小ロータグループ20Gは大ロータ10の外周近傍に、等間隔をおいて配置されている。また各小ロータグループ20G内においても、3台の小ロータ20は等間隔をおいて配置されている。
図13において、各々が3台の小ロータ20からなる4組の小ロータグループ20Gが、大ロータ10の外周近傍に等間隔をおいて配置されているため、各小ロータ20から大ロータ10に対して作用する半径方向分力33Fは互いに等しく、かつ打消し合う方向に働く。
このため、各小ロータ20から大ロータ10へ加わる第1ロータ10の半径方向分力33Fを合成した半径方向合成力を全体として打消すことができる。
このことにより、大ロータ10の回転軸に加わる半径方向の力を全体として打消すことができ、回転軸11を支持する軸受11Aに対する負荷を軽減することができる。
このため軸受11Aを過度に大きくしたり、過度に剛性を高める必要はなく、システム全体としての製造コスト低減を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について図14により説明する。
図14に示す第3の実施形態において、図1乃至図12に示す第1の実施形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図14は大ロータ10の外周近傍に配置された小ロータ20の配置形態を示す図である。
図14に示すように、大ロータ10の外周近傍に複数の小ロータ20が配置されている。図14において、各小ロータ20は同一構造をもち、各大ロータ10の回転軸11より上方に位置する小ロータ20の数(5台)が回転軸11より下方に位置する小ロータ20の数(1台)より大きくなっている。
図14において、各小ロータ20は同一構造をもち、かつ各大ロータ10の回転軸11より上方に位置する小ロータ20の数(5台)が、回転軸11より下方に位置する小ロータ20の数(1台)より大きくなっているため、各小ロータ20から大ロータ10に対して作用する半径方向分力33Fは互いに等しく、かつ全体として上向きに働く。
このため各小ロータ20から大ロータ10へ加わる大ロータ10の半径方向分力33Fを合成した半径方向合成力を全体として上方へ向けることができる
このことにより、大ロータ10の回転軸11に加わる半径方向の力を全体として上方へ向けることができる。回転軸11に対しては、大ロータ10および小ロータ20等の固有の荷重が予め加わっているが、小ロータ20から大ロータ10へ加わる大ロータ10の半径方向合成力を全体として上方へ向けることにより、回転軸11を支持する軸受11Aに対する負荷をより小さくすることができる。このため軸受11Aを過度に大きくしたり、過度に剛性を高める必要はなく、システム全体としての製造コスト低減を図ることができる。
(第4の実施形態)
次に図15および図16により第4の実施形態について説明する。
図15および図16に示す第4の実施形態において、図1乃至図12に示す第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図15は風力発電システムの概略構成を示す図である。
図15に示すように風力発電システムは翼軸2Aと風車翼本体2Bとを有する風車翼2と、翼軸2Aに連結され軸受11Aにより支持された回転軸11と、回転軸11回りを回転する偶数台、例えば2台の大ロータ10とを備えている。図15に示すように、2台の大ロータ10は回転軸11に多段(2段)に配置され、各大ロータ10の外周近傍に複数の小ロータ20が配置されている。
図16において2台の大ロータ20のうち、例えば風車翼2側の大ロータ10の第1磁石列10Aは一方向に傾斜して配置され、風車翼2と反対側の大ロータ10の第1磁石列10Aは風車翼2側の大ロータ10と反対側の他方向に傾斜して配置されている。また2段の大ロータ10と、各大ロータ10に対して設けられた複数の小ロータ20とにより回転電機100が構成されている。
図16において、風車翼2側(左側)の大ロータ10に対して対応する各小ロータ20から付与される軸方向の合成力は、例えば図16の右方向へ働く。他方、残りの風車翼2と反対側(右側)の大ロータ10に対して対応する各小ロータ20から付与される軸方向の合成力は、例えば図16の左方向へ働く。
2台の大ロータ10に対して付与される軸方向の力35Fを図16に示す。図16において、各大ロータ10に対して働く半径方向分力が符号33Fにより示されている。
図16に示すように風車翼2側(左側)に位置する大ロータ10に対して対応する小ロータ20から付与される軸方向分力35Fを合成した軸方向合成力は図16の右方向に働く。他方、風車翼2と反対側(右側)に位置する大ロータ10に対して対応する小ロータ20から付与される軸方向分力35Fを合成した軸方向合成力は、図16の左方向へ働く。
そして図16において左側の大ロータ10に働く軸方向合成力と右側の大ロータ10に働く軸方向合成力とが結局打消し合う。このことにより、これら2台の大ロータ10に働く軸方向合成力を合計した軸方向合計力を略0とすることができる。このため回転軸11に働く軸方向の力を抑制することができ、回転軸11の軸方向の力を受けるスラスト軸受に過度の負荷が加わることはない。
なお、図15および図16に示す第4の実施形態において、各大ロータ10の外周近傍に配置される小ロータ20の配置形態としては、図12に示す第1の実施形態における配置形態、図13に示す第2の実施形態における配置形態、あるいは図14に示す第3の実施形態における配置形態のいずれかの形態をとることができる。
また図15および図16に示す第4の実施形態において、回転軸11に対して2台の大ロータ10を多段に設けた例を示したが、偶数台の大ロータ10であれば、4台、6台、または8台の大ロータ10を多段に回転軸11に設けてもよい。
(第5の実施形態)
次に図15および図17により第5の実施形態について説明する。
図15および図17に示す第5の実施形態において、図1乃至図12に示す第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図15は風力発電システムの概略構成を示す図である。
図15に示すように風力発電システムは翼軸2Aと風車翼本体2Bとを有する風車翼2と、翼軸2Aに連結され軸受11Aにより支持された回転軸11と、回転軸11回りを回転する偶数台、例えば2台の大ロータ10とを備えている。図15に示すように、2台の大ロータ10は回転軸11に多段(2段)に配置され、各大ロータ10の外周近傍に複数の小ロータ20が配置されている。
次に図17により大ロータ10と小ロータ20との関係を示す。図17において2台の大ロータ20のうち、例えば風車翼2側(左側)の大ロータ10の第1磁石列10Aと、風車翼2と反対側(右側)の大ロータ10の第1磁石列10Aは、いずれも同一方向に傾斜している。
また2段の大ロータ10と、各大ロータ10に対して設けられた複数の小ロータ20とにより回転電機100が構成されている。
図17において、風車翼2側(左側)の大ロータ10に対して対応する各小ロータ20から付与される軸方向の合成力は、例えば図17の左方向へ働く。他方、残りの風車翼2と反対側(右側)の大ロータ10に対して対応する各小ロータ20から付与される軸方向の合成力も、図17の左方向へ働く。
2台の大ロータ10に対して付与される軸方向の力を図17に示す。図17において、各大ロータ10に対して働く半径方向分力が符号33Fにより示されている。
図17に示すように風車翼2側(左側)に位置する大ロータ10に対して対応する小ロータ20から付与される軸方向分力35Fを合成した軸方向合成力は図17の左方向に働く。他方、風車翼2と反対側(右側)に位置する大ロータ10に対して対応する小ロータ20から付与される軸方向分力35Fを合成した軸方向合成力も、図17の左方向へ働く。
そして図17において左側の大ロータ10に働く軸方向合成力と右側の大ロータ10に働く軸方向合成力とを合計することにより、軸方向合計力を求めることができる。
ところで図15に示す風力発電システムにおいて、外部から風力が風車翼2に加えられ、風車翼2に外部からの風力が加えられると、この風力(外力)により回転軸11に対して図15および図17の右方向へ軸方向の力が働く。
本実施形態によれば、上述のように風車翼2側の大ロータ10に対応する小ロータ20から大ロータ10へ左方向へ軸方向合成力が働き、風車翼2と反対側の大ロータ10に対応する小ロータ20から大ロータ10へ同様に左方向へ軸方向合成力が働き、これら各大ロータ10に働く軸方向合成力を合計することにより、回転軸11に対して大ロータ10から左方向へ軸方向合計力が加わることになる(図15および図17参照)。
他方、上述のように外部の風力により回転軸11に対して図15および図17の右方向へ軸方向の力が働く。このため外部の風力により回転軸11に働く力と、大ロータ10から回転軸11に働く軸方向の力を打消すことができ、このことにより結局回転軸11に働く軸方向の力を抑制することができる。
このため回転軸11の軸方向の力を受けるスラスト軸受に過度の負荷が加わることはない。
また、図15および図17に示す第5の実施形態において、2台の大ロータ10を回転軸11に設置した例を示したが、これに限らず回転軸11に1台の大ロータ10を設置し、この大ロータ10に対応する小ロータ20から大ロータ10へ左方向へ加わる軸方向の合成力を生じさせ、外部の風力により回転軸11に働く右方向への軸方向の力を大ロータ10から回転軸11に働く左方向への軸方向の力により打消し合ってもよい。
なお、図15および図17に示す第5の実施形態において、各大ロータ10の外周近傍に配置される小ロータ20の配置形態としては、図12に示す第1の実施形態における配置形態、図13に示す第台2の実施形態における配置形態、あるいは図14に示す第3の実施形態における配置形態のいずれかの形態をとることができる。
また図15および図17に示す第4の実施形態において、回転軸11に対して2台の大ロータ10を多段に設けてもよく、3台あるいはそれ以上の大ロータ10を多段に回転軸11に設けてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 ナセル、2 風車翼、2A 翼軸、2B 風車軸本体、3 タワー、5A 小ロータの永久磁石、5B 大ロータの永久磁石、6A 磁性材、6B 磁性材、10 大ロータ、10A 第1磁石列、20 小ロータ、20B 第2磁石列、22F せん断方向分力、23F 半径方向分力、24F 軸方向分力、25F 接線方向分力、30 発電機、33F 半径方向分力、34F 接線方向分力、35F 軸方向分力、100 回転電機

Claims (6)

  1. 多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、第1回転軸回りを回転するウォームホイールを構成する第1ロータと、
    第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、
    第2ロータは各々同一構造をもち、かつ各第2ロータを第1ロータの外周近傍に等間隔で配置することにより各第2ロータから第1ロータへの第1ロータの半径方向合成力を全体として打消すことを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機。
  2. 多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、第1回転軸回りを回転するウォームホイールを構成する第1ロータと、
    第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、
    第2ロータは各々同一構造をもち、かつ各々が同一の数の第2ロータを有する複数の第2ロータグループを構成し、各第2ロータグループを第1ロータの外周近傍に等間隔で配置することにより各第2ロータから第1ロータへの第1ロータの半径方向合成力を全体として打消すことを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機。
  3. 多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、第1回転軸回りを回転するウォームホイールを構成する第1ロータと、
    第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、
    第2ロータは各々同一構造をもち、かつ第1ロータの第1回転軸上方に位置する第2ロータの数を第1回転軸下方に位置する第2ロータの数より大きくし、各第2ロータから第1ロータへの第1ロータの半径方向合成力を全体として上方へ向けることを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機。
  4. 多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、第1回転軸回りを回転するウォームホイールを構成するとともに多段に配置された偶数台の第1ロータと、
    各第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、
    偶数台の第1ロータのうち半数の第1ロータについて第1磁石列を一方向に傾斜させ、残りの半数の第1ロータについて第1磁石列を他方向に傾斜させ、各第2ロータから対応する各第1ロータへの第1ロータの第1回転軸方向合成力を合計した第1回転軸方向合計力を全体として打消すことを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機。
  5. 多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、外部から軸方向の力が付与される第1回転軸回りを回転するとともにウォームホイールを構成する第1ロータと、
    第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、
    第1ロータについて、第1磁石列は所定方向に傾斜し、外力から第1ロータへ付与される第1回転軸方向の力に対して、各第2ロータから第1ロータへの第1ロータの第1回転軸方向合成力を逆方向に向けることを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機。
  6. 多数の永久磁石からなる第1磁石列が外周に傾斜して設けられ、外部から軸方向の力が付与される第1回転軸回りを回転するとともにウォームホイールを構成する第1ロータと、
    各第1ロータの外周近傍に配置され、多数の永久磁石からなる第2磁石列が外周にらせん状に設けられ、第1回転軸に直交する第2回転軸回りを回転するウォームを構成するとともに各々が発電機を駆動する複数の第2ロータとを備え、
    各第1ロータについて、第1磁石列は同一方向に傾斜し、外力から各第1ロータへ付与される第1回転軸方向の力に対して、各第2ロータから対応する各第1ロータへの第1ロータの第1回転軸方向合成力を合計した第1回転軸方向合計力を逆方向に向けることを特徴とする磁気ウォームギアを用いた回転電機。
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