JP2014052909A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2014052909A5
JP2014052909A5 JP2012197851A JP2012197851A JP2014052909A5 JP 2014052909 A5 JP2014052909 A5 JP 2014052909A5 JP 2012197851 A JP2012197851 A JP 2012197851A JP 2012197851 A JP2012197851 A JP 2012197851A JP 2014052909 A5 JP2014052909 A5 JP 2014052909A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tensor
function
physical quantity
calculated
calculating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012197851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014052909A (ja
JP5782604B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from JP2012197851A external-priority patent/JP5782604B2/ja
Priority to JP2012197851A priority Critical patent/JP5782604B2/ja
Priority to PCT/JP2013/074782 priority patent/WO2014038729A2/en
Priority to EP13773870.4A priority patent/EP2893464A2/en
Priority to US14/426,080 priority patent/US20150205896A1/en
Priority to CN201380045961.8A priority patent/CN104603771B/zh
Publication of JP2014052909A publication Critical patent/JP2014052909A/ja
Publication of JP2014052909A5 publication Critical patent/JP2014052909A5/ja
Publication of JP5782604B2 publication Critical patent/JP5782604B2/ja
Application granted granted Critical
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

の発明に係る情報処理装置は、虚数単位である2つの数ε1、ε2であって、ε1、ε2のそれぞれを2乗すると0となり、互いに乗算に関して交換可能な数として定義されたε1、ε2を用いて、関数に対するテンソルの方向微分を行う情報処理装置であって、テンソルのij成分毎に、入力されたテンソル量Fの関数W(F)及びテンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1を用いたΔF1 (ij)を表わす式を計算する第1増分量計算手段と、テンソルのkl成分毎に、前記テンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1及びε2を用いた~ΔF2 (kl)を表わす式を計算する第2増分量計算手段と、テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記計算されたΔF1 (ij)を表わす式、前記計算された~ΔF2 (kl)を表わす式を用いて、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))を計算する関数計算手段と、テンソルのij成分毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、関数W(F)の前記テンソル量Fによる1階微分に基づく第1物理量を計算する第1物理量計算手段と、テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、前記関数W(F)の前記テンソル量Fによる2階微分に基づく前記第2物理量を計算する第2物理量計算手段と、を含み、前記ΔF1 (ij)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数が、前記第1物理量となるように予め定められ、前記~ΔF2 (kl)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数が、前記第2物理量となるように予め定められている。
の発明に係るプログラムは、虚数単位である2つの数ε1、ε2であって、ε1、ε2のそれぞれを2乗すると0となり、互いに乗算に関して交換可能な数として定義されたε1、ε2を用いて、関数に対するテンソルの方向微分を行うためのプログラムであって、コンピュータを、テンソルのij成分毎に、入力されたテンソル量Fの関数W(F)及びテンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1を用いたΔF1 (ij)を表わす式を計算する第1増分量計算手段、テンソルのkl成分毎に、前記テンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1及びε2を用いた~ΔF2 (kl)を表わす式を計算する第2増分量計算手段、テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記計算されたΔF1 (ij)を表わす式、前記計算された~ΔF2 (kl)を表わす式を用いて、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))を計算する関数計算手段、テンソルのij成分毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、関数W(F)の前記テンソル量Fによる1階微分に基づく第1物理量を計算する第1物理量計算手段、及びテンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、前記関数W(F)の前記テンソル量Fによる2階微分に基づく前記第2物理量を計算する第2物理量計算手段として機能させるためのプログラムであって、前記ΔF1 (ij)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数が、前記第1物理量となるように予め定められ、前記~ΔF2 (kl)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数が、前記第2物理量となるように予め定められたプログラムである。
の発明及び第の発明によれば、第1増分量計算手段によって、テンソルのij成分毎に、入力されたテンソル量Fの関数W(F)及びテンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1を用いたΔF1 (ij)を表わす式を計算する。第2増分量計算手段によって、テンソルのkl成分毎に、前記テンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1及びε2を用いた~ΔF2 (kl)を表わす式を計算する。
そして、関数計算手段によって、テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記計算されたΔF1 (ij)を表わす式、前記計算された~ΔF2 (kl)を表わす式を用いて、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))を計算する。第1物理量計算手段によって、テンソルのij成分毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、関数W(F)の前記テンソル量Fによる1階微分に基づく第1物理量を計算する。第2物理量計算手段によって、テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、前記関数W(F)の前記テンソル量Fによる2階微分に基づく前記第2物理量を計算する。
このように、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、関数W(F)のテンソル量Fによる1階微分に基づく第1物理量を計算し、関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、関数W(F)のテンソル量Fによる2階微分に基づく第2物理量を計算することにより、誤差の発生を抑制して、関数の1階微分に基づく物理量、2階微分に基づく物理量を計算することができる。
上記の第の発明において、前記関数は、シミュレーション対象に関する関数であって、前記第1物理量計算手段は、シミュレーションに用いられる前記第1物理量を計算し、前記第2物理量計算手段は、シミュレーションに用いられる前記第2物理量を計算するようにすることができる。
また、上記の第の発明に係る情報処理装置は、有限要素法(FEM)を用いたシミュレーションを行うシミュレーション手段を更に含み、入力されるテンソル量は、ひずみを示す変形勾配テンソルであって、前記シミュレーションは、材料の挙動に関するシミュレーションであって、前記第1物理量計算手段は、前記第1物理量として、応力テンソルを計算し、前記第2物理量計算手段は、前記第2物理量として、材料ヤコビアンを計算し、前記シミュレーション手段は、前記第1物理量計算手段によって計算された応力テンソル、及び前記第2物理量計算手段によって計算された材料ヤコビアンを用いて、シミュレーションを行うようにすることができる。
本発明の第1の参考例に係る情報処理装置を示すブロック図である。 本発明の第1の参考例に係る情報処理装置の微分計算処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第の実施の形態に係る情報処理装置のシミュレーション処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第の実施の形態に係る情報処理装置によるエネルギー関数をFEM計算に組み込む処理の処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。
図1に示すように、第1の参考例に係る情報処理装置10は、CPU12、ROM14、RAM16、HDD18、通信インタフェース20、及びこれらを相互に接続するためのバス22を備えている。
第1の参考例における情報処理装置10による微分計算方法では、後述するMulti dual numberを用いて、1変数の関数の1階微分値および2階微分値を計算する。
次に、第1の参考例に係る情報処理装置10による微分計算を行う際の動作について説明する。
以上説明したように、第1の参考例に係る情報処理装置によれば、Multi dual numberを用いて、関数f(a+ε1+ε2)を計算し、関数f(a+ε1+ε2)におけるε1またはε2の係数を、関数をスカラー量で微分したときの1階微分値f’(a)として取り出すと共に、関数f(a+ε1+ε2)におけるε1・ε2の係数を、2階微分値f’’(a)として取り出すことにより、誤差の発生を抑制して、関数の1階微分値、2階微分値を計算することができる。
なお、上記の参考例では、四則演算の定義を説明したが、Multi dual numberを引数にとった初等関数の計算も可能となる。以下にいくつかのMulti dual numberによる初等関数の計算例を示す。
次に、第2の参考例について説明する。なお、第2の参考例に係る情報処理装置は、第1の参考例と同様の構成となるため、同一符号を付して説明を省略する。
第2の参考例では、2変数の関数の偏微分値を計算している点が、第1の参考例と異なっている。
次に、第2の参考例に係る情報処理装置10による微分計算を行う際の動作について説明する。
以上説明したように、第2の参考例に係る情報処理装置によれば、Multi dual numberを用いて、g(a+ε1、b+ε2)を計算し、関数g(a+ε1、b+ε2)におけるε1の係数を、1階偏微分値∂g(a、b)/∂xとして取り出し、関数g(a+ε1、b+ε2)におけるε2の係数を、1階偏微分値∂g(a、b)/∂yとして取り出し、関数g(a+ε1、b+ε2)におけるε1・ε2の係数を、2階偏微分値∂2g(a、b)/∂x∂yとして取り出すことにより、誤差の発生を抑制して、関数の1階偏微分値、2階偏微分値を計算することができる。
次に、第の実施の形態について説明する。なお、第の実施の形態に係る情報処理装置は、第1の参考例と同様の構成となるため、同一符号を付して説明を省略する。
の実施の形態では、FEMを用いたシミュレーションを行っている点と、テンソル方向微分による微分値を計算している点が、第1の参考例と異なっている。
の実施の形態における情報処理装置10による微分計算方法では、Multi dual numberを用いて、エネルギー関数のテンソル方向微分による1階微分値および2階微分値を計算する。また、情報処理装置10による材料のシミュレーション方法では、上記の微分計算方法により計算される1階微分値および2階微分値を用いて、FEM計算を行い、入力されるひずみ(テンソル量)に対する応力を、シミュレーション結果として計算する。
Figure 2014052909
Figure 2014052909
Figure 2014052909
ここで、
Figure 2014052909

はεεの係数を取り出す演算子であり、 (kl)は以下の(21)式のように定義される。
また、増分量ΔF (ij) (kl)の求め方について説明する。
以下に示すように、ΔF (ij)を、Cauchy応力テンソルσを導くように設定し、 (kl)を、材料ヤコビアンC∇MJを導くように設定している.
次に、材料ヤコビアンC▽MJを導くための (kl)の設定方法を以下に示す。上記(9)式のようにC MJはτ ▽J とDの間の係数として定義される。まず、上記(8)式、(9)式を、以下の(31)式、(32)式のように増分形にする。
Figure 2014052909
Figure 2014052909
Figure 2014052909
Figure 2014052909
Figure 2014052909
ΔF (ij)は応力の計算(エネルギー関数Wを1階微分)のために使われ、ΔF (kl)は材料ヤコビアンの計算(エネルギー関数Wを2階微分)のために使われていることを考えると、ε1の係数に応力の成分を、ε1ε2の係数に材料ヤコビアンの成分が現れるように設定するのが自然である。そのため、ΔF (kl)の代わりに、上記(21)式の (kl)を使用すると、この目的がうまく果たされる。実際に上記(20)式、(22)式を計算して確かめてみる。
Figure 2014052909
次に、第の実施の形態に係る情報処理装置10によるFEMを用いたシミュレーションを行う際の動作について説明する。
まず、情報処理装置10に、材料のシミュレーションで用いる、材料科学の分野で提案された複数種類のエネルギー関数W(F)が入力される。また、エネルギー関数W(F)から、Cauchy応力テンソルσを導くためのΔF (ij)の式と、材料ヤコビアンC∇MJを導くための (kl)の式を、予め計算しておき、情報処理装置10に入力する。そして、情報処理装置10によって、図3に示すシミュレーション処理ルーチンが実行される。
ステップ310において、情報処理装置10に、ひずみのテンソル量(変形勾配テンソル)F^が入力されたか否かを判定する。そして、ステップ312において、エネルギー関数WからCauchy応力を計算するように予め設定され、かつ、入力されたΔF (ij)の式を、上記ステップ310で入力された変形勾配F^に基づいて、(ij)成分毎に計算する。このとき、MDN(Multi dual Numbers)であるε1を用いて上記(14)式のようにΔF (ij)が計算される。
次のステップ314では、エネルギー関数Wから材料ヤコビアンC∇MJを計算するように予め設定され、かつ、入力された (kl)の式を、上記ステップ310で入力された変形勾配F^に基づいて、(kl)成分毎に計算する。このとき、MDNであるε1、ε2を用いて上記(21)式のように (kl)が計算される。
そして、ステップ316において、上記ステップ312の計算結果及び上記ステップ314の計算結果に基づいて、(ij)成分,(kl)成分の組み合わせ毎に、エネルギー関数W(F^+ΔF (ij) (kl))の計算を行う。
次のステップ318では、後述するFEM計算におけるCauchy応力の成分σijの計算を、上記ステップ316で計算したエネルギー関数W(F^+ΔF (ij) (kl))のε1の係数を取り出す処理に置き換える。
また、ステップ320において、後述するFEM計算における材料ヤコビアンの成分(C∇MJijklの計算を、上記ステップ316で計算したエネルギー関数W(F^+ΔF (ij) (kl))のε1ε2の係数を取り出す処理に置き換えて、当該処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第の実施の形態に係る情報処理装置は、Multi dual numberを用いて、エネルギー関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))を計算し、エネルギー関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、エネルギー関数W(F)のテンソル量Fによる1階微分に基づく応力を計算し、エネルギー関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、エネルギー関数W(F)のテンソル量Fによる2階微分に基づく材料ヤコビアンを計算することにより、誤差の発生を抑制して、応力及び材料ヤコビアンを計算することができる。
なお、上記の第の実施の形態では、材料シミュレーションで用いるエネルギー関数を入力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、他のシミュレーションで用いる他の関数を入力するようにしてもよい。たとえば、高分子、金属、非鉄金属、半導体、セラミックス、土質、レオロジー物質、圧電材料、磁性材料、超電導物質、またはこれらを組み合わせた複合材料に対して、様々な応力場における変形量のシミュレーションを行うようにし、当該シミュレーションで用いる関数を入力するようにしてもよい。

Claims (7)

  1. 虚数単位である2つの数ε1、ε2であって、ε1、ε2のそれぞれを2乗すると0となり、互いに乗算に関して交換可能な数として定義されたε1、ε2を用いて、関数に対するテンソルの方向微分を行う情報処理装置であって、
    テンソルのij成分毎に、入力されたテンソル量Fの関数W(F)及びテンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1を用いたΔF1 (ij)を表わす式を計算する第1増分量計算手段と、
    テンソルのkl成分毎に、前記テンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1及びε2を用いた~ΔF2 (kl)を表わす式を計算する第2増分量計算手段と、
    テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記計算されたΔF1 (ij)を表わす式、前記計算された~ΔF2 (kl)を表わす式を用いて、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))を計算する関数計算手段と、
    テンソルのij成分毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、関数W(F)の前記テンソル量Fによる1階微分に基づく第1物理量を計算する第1物理量計算手段と、
    テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、前記関数W(F)の前記テンソル量Fによる2階微分に基づく第2物理量を計算する第2物理量計算手段と、を含み、
    前記ΔF1 (ij)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数が、前記第1物理量となるように予め定められ、
    前記~ΔF2 (kl)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数が、前記第2物理量となるように予め定められた
    情報処理装置。
  2. 前記ΔF1 (ij)を表わす式は、前記第1物理量と関数W(X)との関係式と、テンソル方向微分とε1による微分との関係とに基づいて予め定められ、
    前記~ΔF2 (kl)を表わす式は、(A)前記第1物理量の増分と前記第2物理量との関係式、及びテンソルの方向微分とε2による微分との関係に基づいて定められたε2を用いたΔF2 (kl)を表わす式と、(B)前記第2物理量と前記第1物理量との関係式と、前記第1物理量と前記関数W(X)との関係式とから得られる、第2物理量と関数W(X)との関係式とに基づいて予め定められた、ΔF2とε1とを用いた式である請求項記載の情報処理装置。
  3. 前記関数は、シミュレーション対象に関する関数であって、
    前記第1物理量計算手段は、シミュレーションに用いられる前記第1物理量を計算し、
    前記第2物理量計算手段は、シミュレーションに用いられる前記第2物理量を計算する請求項記載の情報処理装置。
  4. 有限要素法(FEM)を用いたシミュレーションを行うシミュレーション手段を更に含み、
    入力されるテンソル量は、ひずみを示す変形勾配テンソルであって、
    前記シミュレーションは、材料の挙動に関するシミュレーションであって、
    前記第1物理量計算手段は、前記第1物理量として、応力テンソルを計算し、
    前記第2物理量計算手段は、前記第2物理量として、材料ヤコビアンを計算し、
    前記シミュレーション手段は、前記第1物理量計算手段によって計算された応力テンソル、及び前記第2物理量計算手段によって計算された材料ヤコビアンを用いて、シミュレーションを行う請求項記載の情報処理装置。
  5. 虚数単位である2つの数ε1、ε2であって、ε1、ε2のそれぞれを2乗すると0となり、互いに乗算に関して交換可能な数として定義されたε1、ε2を用いて、関数に対するテンソルの方向微分を行うためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    テンソルのij成分毎に、入力されたテンソル量Fの関数W(F)及びテンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1を用いたΔF1 (ij)を表わす式を計算する第1増分量計算手段、
    テンソルのkl成分毎に、前記テンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1及びε2を用いた~ΔF2 (kl)を表わす式を計算する第2増分量計算手段、
    テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記計算されたΔF1 (ij)を表わす式、前記計算された~ΔF2 (kl)を表わす式を用いて、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))を計算する関数計算手段、
    テンソルのij成分毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、関数W(F)の前記テンソル量Fによる1階微分に基づく第1物理量を計算する第1物理量計算手段、及び
    テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、前記関数W(F)の前記テンソル量Fによる2階微分に基づく第2物理量を計算する第2物理量計算手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記ΔF1 (ij)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数が、前記第1物理量となるように予め定められ、
    前記~ΔF2 (kl)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数が、前記第2物理量となるように予め定められた
    プログラム。
  6. 虚数単位である2つの数ε1、ε2であって、ε1、ε2のそれぞれを2乗すると0となり、互いに乗算に関して交換可能な数として定義されたε1、ε2を用いて、シミュレーション対象である材料に関する関数に対するテンソルの方向微分を行う情報処理装置であって、
    テンソルのij成分毎に、ひずみを示す変形勾配テンソルとして入力されたテンソル量Fの関数W(F)及びテンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1を用いたΔF1 (ij)を表わす式を計算する第1増分量計算手段と、
    テンソルのkl成分毎に、前記テンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1及びε2を用いた~ΔF2 (kl)を表わす式を計算する第2増分量計算手段と、
    テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記計算されたΔF1 (ij)を表わす式、前記計算された~ΔF2 (kl)を表わす式を用いて、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))を計算する関数計算手段と、
    テンソルのij成分毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、関数W(F)の前記テンソル量Fによる1階微分に基づく応力テンソルを計算する第1物理量計算手段と、
    テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、前記関数W(F)の前記テンソル量Fによる2階微分に基づく材料ヤコビアンを計算する第2物理量計算手段と、
    前記第1物理量計算手段によって計算された応力テンソル、及び前記第2物理量計算手段によって計算された材料ヤコビアンを用いて、有限要素法(FEM)を用いた、前記材料の挙動に関するシミュレーションを行うシミュレーション手段と、
    を含み、
    前記ΔF1 (ij)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数が、前記応力テンソルとなるように予め定められ、
    前記~ΔF2 (kl)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数が、前記材料ヤコビアンとなるように予め定められた、
    情報処理装置。
  7. 虚数単位である2つの数ε1、ε2であって、ε1、ε2のそれぞれを2乗すると0となり、互いに乗算に関して交換可能な数として定義されたε1、ε2を用いて、シミュレーション対象である材料に関する関数に対するテンソルの方向微分を行うためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    テンソルのij成分毎に、ひずみを示す変形勾配テンソルとして入力されたテンソル量Fの関数W(F)及びテンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1を用いたΔF1 (ij)を表わす式を計算する第1増分量計算手段、
    テンソルのkl成分毎に、前記テンソル量Fの値(F=F^)に基づいて、ε1及びε2を用いた~ΔF2 (kl)を表わす式を計算する第2増分量計算手段、
    テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記計算されたΔF1 (ij)を表わす式、前記計算された~ΔF2 (kl)を表わす式を用いて、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))を計算する関数計算手段、
    テンソルのij成分毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数を取り出して、関数W(F)の前記テンソル量Fによる1階微分に基づく応力テンソルを計算する第1物理量計算手段、
    テンソルのij成分とkl成分との組み合わせ毎に、前記関数計算手段によって計算された関数W(F+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数を取り出して、前記関数W(F)の前記テンソル量Fによる2階微分に基づく材料ヤコビアンを計算する第2物理量計算手段、及び
    前記第1物理量計算手段によって計算された応力テンソル、及び前記第2物理量計算手段によって計算された材料ヤコビアンを用いて、有限要素法(FEM)を用いた、前記材料の挙動に関するシミュレーションを行うシミュレーション手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記ΔF1 (ij)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1の係数が、前記応力テンソルとなるように予め定められ、
    前記~ΔF2 (kl)を表わす式は、関数W(F^+ΔF1 (ij)+~ΔF2 (kl))におけるε1・ε2の係数が、前記材料ヤコビアンとなるように予め定められた、
    プログラム。
JP2012197851A 2012-09-07 2012-09-07 情報処理装置及びプログラム Active JP5782604B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012197851A JP5782604B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 情報処理装置及びプログラム
CN201380045961.8A CN104603771B (zh) 2012-09-07 2013-09-06 信息处理装置和方法
EP13773870.4A EP2893464A2 (en) 2012-09-07 2013-09-06 Information processing device, method and program
US14/426,080 US20150205896A1 (en) 2012-09-07 2013-09-06 Information processing device, method and program
PCT/JP2013/074782 WO2014038729A2 (en) 2012-09-07 2013-09-06 Information processing device, method and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012197851A JP5782604B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 情報処理装置及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014052909A JP2014052909A (ja) 2014-03-20
JP2014052909A5 true JP2014052909A5 (ja) 2014-07-17
JP5782604B2 JP5782604B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=49305053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012197851A Active JP5782604B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 情報処理装置及びプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20150205896A1 (ja)
EP (1) EP2893464A2 (ja)
JP (1) JP5782604B2 (ja)
CN (1) CN104603771B (ja)
WO (1) WO2014038729A2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6135607B2 (ja) * 2014-06-19 2017-05-31 マツダ株式会社 有限要素解析装置、該方法及び該プログラム
US11315012B2 (en) * 2018-01-12 2022-04-26 Intel Corporation Neural network training using generated random unit vector
CN113609662B (zh) * 2021-07-28 2024-02-06 西安电子科技大学 基于张量的半导体载流子有效质量各向异性的计算方法
CN115906583B (zh) * 2022-12-16 2023-08-01 中国人民解放军陆军工程大学 一种基于虚单元法的药柱结构完整性仿真分析方法及系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6665849B2 (en) * 1999-06-09 2003-12-16 Interuniversitair Microelektronica Centrum Vzw Method and apparatus for simulating physical fields
JP2006072566A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Mizuho Information & Research Institute Inc 流体構造連成解析方法及び流体構造連成解析プログラム
JP2007286801A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Keio Gijuku 高階の微分方程式を離散解析可能とする有限要素法の計算装置
FR2919050B1 (fr) * 2007-07-20 2012-03-23 Centre Nat Rech Scient Jauge de contrainte de type structure resonante acoustique et capteur d'au moins un parametre physique utilisant une telle jauge de contrainte.
TWI438041B (zh) * 2008-09-30 2014-05-21 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp 成形模擬方法、成形模擬裝置、程式、記錄媒體及基於模擬結果之成形方法
JP5669641B2 (ja) 2011-03-22 2015-02-12 ジヤトコ株式会社 多板式摩擦係合機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lee et al. Stress integration schemes for novel homogeneous anisotropic hardening model
JP2014052909A5 (ja)
Szekrényes Application of Reddy's third-order theory to delaminated orthotropic composite plates
JP5932290B2 (ja) 塑性に伴う体積変化に関係するパラメータを考慮した機械特性作成方法
JP2010502454A5 (ja)
Weng et al. Substructuring approach to the calculation of higher-order eigensensitivity
Plecnik et al. Finding only finite roots to large kinematic synthesis systems
CN107092751B (zh) 基于Bootstrap的变权重模型组合预测方法
JP2019219981A5 (ja) 処理装置、方法、およびプログラム
JP5782604B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP4941205B2 (ja) 有限要素解析装置
Guagliano et al. Multiparameter analysis of the stress field around a crack tip
Chen et al. Describing the non-saturating cyclic hardening behavior with a newly developed kinematic hardening model and its application in springback prediction of DP sheet metals
Uslu et al. Surface cracks in finite thickness plates under thermal and displacement-controlled loads–Part 2: Crack propagation
JP2014026440A (ja) シミュレーションプログラム、シミュレーション装置およびシミュレーション方法
Sitzmann et al. Variationally consistent quadratic finite element contact formulations for finite deformation contact problems on rough surfaces
Singh et al. Design optimization of stiffened panels using finite element integrated force method
EP3089057A2 (en) Method and apparatus for use in thermal coupled analysis
Duxbury et al. A consistent formulation for the integration of combined plasticity and creep
Bucher et al. Development of a generalized material interface for the simulation of finite elasto-plastic deformations
Celik Explicit dynamics simulation of Pecan fruit deformation under compressive loading—Part‐2: Explicit dynamics simulation procedure
KR101293982B1 (ko) 탄성중합체의 시뮬레이션 방법
JP2006209273A (ja) 磁界解析法及び磁界解析プログラム
Nowosielski et al. Compensation of springback effect in designing new pressing technologies
JP2015201015A (ja) 熱流体解析プログラム、情報処理装置および熱流体解析方法