JP2014052518A - 広告配信システムおよび広告配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の搭乗者に負担を掛けることなく広告に対する嗜好を判定し、嗜好にあった広告を提示する。
【解決手段】広告配信システムは、車両の搭乗者の視線の向きを検出する視線検出手段と、前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する広告検出手段と、前記搭乗者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記搭乗者が広告を見たときの前記生体情報から、前記搭乗者の広告の嗜好を判定し、嗜好情報記憶手段に記憶する嗜好判定手段と、前記嗜好情報記憶手段に記憶された広告の嗜好に基づいて、提示する広告を決定する広告提示手段と、を備える。広告の検出は、車外カメラから撮影される画像のうち搭乗者が注視している領域に画像処理を施すことで得るようにしても良いし、車両の位置および視線の向きから車両の搭乗者が見ている場所を取得し、広告の設置位置を格納したデータベースを参照することで得るようにしても良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、広告配信技術に関し、特に、車両内の搭乗者に対してその嗜好に応じた広告を配信する技術に関する。
車両における通信技術の普及に伴い、車載機器に対して広告を配信するシステムが提案されている。特許文献1には、広告情報や提供範囲などをデジタル放送などに多重化して車両に配信し、車載装置は自車両が提供範囲内に位置する広告を提示する技術が開示されている。
また、特許文献2には、車両のユーザ向けに、嗜好に合致する情報を提供するシステムが開示されている。具体的には、携帯電話機に入力された入力情報からユーザの現在の興味を抽出し、その興味にあう提供情報を提供する。
特開2002−215639号公報 特開2009−232415号公報
特許文献1による手法では単に現在地周辺の広告情報を提供するだけなので、ユーザにとって有用な情報が提供されるとは限らないという問題がある。広告の提示はドライバの注意を運転からそらしてしまうこともあるので、不要な情報の提供は避けることが望ましい。
特許文献2による手法を用いればユーザの嗜好にあった広告情報を提供できるので、不要な情報を提供することは避けられる。しかしながら、ユーザが携帯電話機等に入力をしなければ嗜好の判定は行えないという問題がある。
本発明の目的は、車両の搭乗者に負担を掛けることなく広告に対する嗜好を判定し、嗜好にあった広告を提示可能な技術を提供することにある。
本発明の一態様にかかる広告配信システムは、
車両の搭乗者の視線の向きを検出する視線検出手段と、
前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する広告検出手段と、
前記搭乗者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記搭乗者が広告を見たときの前記生体情報から、前記搭乗者の広告の嗜好を判定し、嗜好情報記憶手段に記憶する嗜好判定手段と、
前記嗜好情報記憶手段に記憶された広告の嗜好に基づいて、提示する広告を決定する広告提示手段と、
を備える。
このように、車両の搭乗者の視線の先にある広告の内容と、それを見たときの生体情報を取得することで、搭乗者の広告に対する嗜好を学習する。生体情報に基づいて嗜好を判定しているので、搭乗者の嗜好を適確に判断することができる。また、搭乗者が広告を見
るだけで嗜好が判断でき、嗜好の判定のために搭乗者に特段の操作を強いることもないので、搭乗者に負担が生じない。
本発明において、広告検出手段は、撮像手段と、前記撮像手段によって撮影された画像中のどの領域を前記搭乗者が見ているかを、前記視線検出手段によって検出された視線に基づいて判定する注視領域判定手段と、前記搭乗者が見ている前記画像中の領域に対して画像処理を施すことによって、前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する画像認識手段と、から構成することができる。特に、画像処理として文字認識処理を施して、広告に記載されている文字情報から広告の内容を検出することも好ましい。
このようにすることによって、車両の搭乗者が見ている広告の内容をシステムが把握することができる。
広告の検出は別の方法によって行うこともできる。たとえば、前記広告検出手段は、広告が設置されている場所とその内容との対応関係を記憶した広告情報記憶手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段から取得される位置情報と、前記視線検出手段から検出される前記搭乗者の視線に基づいて、前記搭乗者が見ている場所の位置を判定する注視位置判定手段と、前記搭乗者が見ている場所の位置と前記広告情報記憶手段とに基づいて、前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する検出手段と、から構成することができる。
このように広告の設置場所とその内容の対応関係が記憶された記憶手段があれば、車両の位置情報と視線の方向から広告の内容を把握することができる。
本発明における生体情報取得手段が取得する生体情報は、広告に対する興味を把握することができるものであればどのような生体情報であっても採用可能である。例えば、表情、心電、発汗量、発声の少なくともいずれかを採用することが好ましい。
また、本発明において、前記嗜好判定手段は、前記広告提示手段によって広告を提示した際にも、前記搭乗者の生体情報および提示した広告の内容から、前記搭乗者の広告の嗜好を判定し、前記嗜好情報記憶手段に記憶する、ことも好ましい。
このようにすれば、車両外部の広告を見たときの反応だけでなく、本システムによって提供される広告を見たときの反応に基づいて、搭乗者の嗜好を判定することができる。
なお、本発明は、上記手段の少なくとも一部を備える広告配信システムとして捉えることもできる。また、本発明の上記の処理の少なくとも一部を実行する広告配信方法として捉えることもできる。また、本発明は、この方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして捉えることもできる。上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、車両の搭乗者に負担を掛けることなく広告に対する嗜好を判定し、嗜好にあった広告を提示可能となる。
本実施形態にかかる広告配信システムの機能ブロック図である。 広告検出部の実装例を示す機能ブロック図である。 広告検出部の別の実装例を示す機能ブロック図である。 生体情報取得部の実装例を示す機能ブロック図である。 広告に対する嗜好を判定する処理の流れを示すフローチャートである。 広告を提示する処理の流れを示すフローチャートである。
<システム構成>
本実施形態にかかる広告配信システムは、車両の搭乗者が運転中に車両の外部にある広告を見たときの生体反応から、その広告に対する興味の度合いを判断して、搭乗者の広告に対する嗜好を判断する。そして、搭乗者の嗜好に合致した広告を提供する。なお、以下では、ドライバの嗜好を検出するものとして説明するが、本システムはドライバ以外の搭乗者の広告に対する嗜好を判断するようにしても良い。
図1は、本実施形態にかかる広告配信システムの機能ブロックを示す図である。広告配信システムは、視線検出部110、広告検出部120、生体情報取得部130、嗜好判定部140、嗜好データベース150、広告提示部160から構成される。これらの各機能部は、専用のハードウェアや、コンピュータプログラムなどのソフトウェアを実行する汎用の演算装置、またはこれらの組合せによって実現される。
視線検出部110は、ドライバの視線の向きを検出する機能部であり、いわゆるアイカメラ(アイマークレコーダ)によって実現可能である。視線の向きを検出する方法は、目(角膜)に光を当ててその反射光に基づいて検出する方法や、眼球の映像をカメラで撮影して瞳孔の中心位置を求めることで検出する方法など様々な手法があるが、本発明においては既知の任意の手法を採用することができる。視線検出部110によって検出されたドライバの視線の向きは、ドライバが見ている広告を検出するために用いられる。
広告検出部120は、ドライバの視線の先に存在する広告を検出する機能部である。広告検出の実現手段は複数の方法が存在する。2つの実装例を図2および図3にそれぞれ示す。
図2に示す実装例では、広告検出手段は、車外カメラ121と注視領域判定部122と画像認識部123とから構成される。車外カメラ121は、車両外部の様子を定期的に撮影するカメラである。車外カメラ121は、ドライバの視野を含むように概ね車両前方を撮影する。車外カメラ121が撮影する画像の解像度や撮影の間隔などは、広告の認識ができる範囲内で適宜設定が可能である。
注視領域判定部122は、視線検出部110から取得されるドライバの視線の向きに基づいて、車外カメラ121によって撮影された画像中のどの領域をドライバが見ているかを判定する機能部である。以下、ドライバが見ている撮影画像中の領域を、注視領域と称する。
画像認識部123は、注視領域に対して画像認識処理を施して、ドライバが見ている広告の内容を判断する機能部である。画像認識部123は、より具体的には、注視領域に写っている被写体が広告であるか否かの判定と、注視領域が広告である場合にその広告の内容を判定する処理を行う。注視領域が広告であるか否かの判定は、注視領域に写っている被写体が看板であるか否かをパターン認識によって行える。広告の内容を判定する処理は、例えば、文字認識処理によって広告に記載された文字列を取得する方法が簡便である。その他にも、あらかじめ登録された広告とのパターンマッチングによって、その内容を取得することもできる。なお、ここではまず注視領域が広告であるか否かを判定しているが、この判定を省略して直ちに文字認識処理などの広告内容取得処理を実行しても構わない。
広告内容の判断は、例えば、広告がどのジャンルに属するものであるのか決定するものであって良い。例えば、レストラン、ショッピング、行楽地等のいずれのジャンルに属するものであるのか判断するようにする。なお、ジャンル分けの詳細度は任意であって構わず、任意の詳細度のジャンルを採用することができる。さらには、個々の広告対象を認識して、それをジャンルとして採用しても構わない。このようにして取得された広告の内容は、嗜好判定部140に送られてドライバの広告に対する嗜好を判断するために用いられる。
広告検出部120の別の実装例について、図3を参照しながら説明する。本実装例では、広告検出部120は、GPS装置124、注視位置判定部125、広告情報データベース126、広告抽出部127から構成される。
GPS装置124は、GPS衛星からの信号に基づいて現在位置を取得する機能である。GPS装置124は、衛星信号以外に、携帯電話基地局からの信号や、車両に設けられたジャイロや車速センサおよび地図情報などを補助的に用いて位置検出精度を高めるものであっても良い。
注視位置判定部125は、視線検出部110から得られる視線の向きと、GPS装置124から得られる現在位置および車両が向いている方向に基づいて、ドライバが注視している位置(緯度経度情報)を算出する。
広告情報データベース126は、道路付近に設置されている広告について、その内容と設置位置などの情報が格納されているデータベースである。図3では、広告検出部120自体が広告情報データベース126を備えるように記載しているが、広告情報データベース126は広告検出部120の外部(さらには車両の外部)に設置し、通信によって必要なデータを取得するようにしても良い。
広告抽出部127は、注視位置判定部125によっては判定された注視位置に存在する広告についての情報を、広告情報データベース126から取得することによって、ドライバの視線の先に存在する広告を検出する。
このようにしても、ドライバが見ている広告を判断することができる。ドライバが見ている広告に関する情報は、嗜好判定部140へ入力される。
生体情報取得部130は、ドライバの生体情報を取得して、広告に対してどの程度興味があるか(ワクワク感がどの程度有るか)を判断する。取得する生体情報は、広告に対するドライバの興味を把握することができる情報であれば、どのようなものであっても良い。本実施形態では、表情、発声、心電および発汗量を採用する。本実施形態における生体情報取得部130の詳細な構成を図4に示す。図4に示すように、生体情報取得部130は、車内カメラ131、表情検出部132、マイク133、発声検出部134、ステアリング電極135、心電検出部136、発汗量検出部137、ワクワク感判定部138から構成される。
車内カメラ131は、車両の内部を撮影し、ドライバの表情を撮影するカメラである。車内カメラ131によって撮影されたドライバの顔画像は、表情検出部132に入力されてどのような表情であるかが判断される。
マイク133は、車両内部の音声を取得する。本実施形態では、ドライバが発する声を取得することが目的なので、ドライバの方向に指向性を有するマイクを用いることも好ましい。発声検出部134は、取得される音声から、ドライバが発した音声を抽出し、その
発声内容を取得したり、発声音量を取得したりする。
ステアリング電極135は、ステアリング上であってドライバが運転中に触る場所に設けられる。ステアリング電極135に流れる信号は、心電検出部136および発汗量検出部137に入力される。心電検出部136は、検出される信号電位に基づいてドライバの心拍を検出する。また、発汗量検出部137は、抵抗値の変化に基づいてドライバの発汗量を検出する。なお、電極を設ける位置はステアリングに限る必要は無く、シートなどに設けるようにしても構わない。
ワクワク感判定部138は、表情検出部132によって取得されるドライバの表情、発声検出部134によって検出されるドライバの発声内容やその音量、心電検出部136によって検出されるドライバの心電、および発汗量検出部137によって検出されるドライバの発汗量に基づいて、対象に対するドライバのポジティブな関心の程度(ワクワク感)を判断する。生体情報の変化とワクワク感との関係は、あらかじめ実験を行うことによって取得できる。表情や心拍および発汗量とワクワク感との関係については、例えば、以下の文献で紹介がされている。
廣瀬元紀 他著、「ワクワク感とイライラ感の生理反応による心身状態推定方法の検討」、日本感性工学会大会予稿集、第13巻、2011年
また、ドライバの発声内容に基くワクワク感の推定はつぎのように行うことができる。すなわち、音声認識技術によってドライバの発言内容を取得し、発言内容が所定の言葉であれば興味があると判断し、それ以外であればそれほど興味がないと判断する。また、発声の音量が大きくなった場合に、興味があると判断するようにしても良い。
嗜好判定部140は、広告検出部120から取得されるドライバが見ている広告の内容と、この広告をドライバが見たときに生体情報取得部130から得られるドライバの関心度合いとを入力として、ドライバの広告に関する嗜好を判定する。また、嗜好判定部140は、ドライバが車外の広告を見たときだけでなく、広告提示部160を介して車内で提供された広告に対する反応からも、ドライバの広告に関する嗜好を判定することが好ましい。嗜好判定部140によって、どのジャンルの広告にどの程度の関心があるかということが判定され、嗜好データベース150に格納される。
広告提示部160は、広告情報取得部161および出力部162から構成される。広告情報取得部161は、嗜好データベース150を参照してドライバの嗜好を取得して、嗜好と合致する広告を広告配信サーバ170から取得する。広告配信サーバ170は車両の外部に設けられ、広告情報取得部161が無線通信によってジャンルを指定して広告を要求する。広告情報取得部161が取得した広告は、画像表示装置や音声再生装置などの出力部162から出力されて、ドライバへ広告の提示が行われる。
ここでは、広告情報取得部161がジャンルを指定してサーバから広告を取得するものとして説明したが、その他の方法でドライバに提示する広告を決定しても良い。たとえば、広告配信サーバ170から複数のジャンルの広告配信がされ、広告提示部160においてドライバの嗜好に合致するものであるか否かを判定し、合致する場合にドライバへの提示を行うようにしても構わない。また、広告情報取得部161は必ずしも車両外部のサーバから広告情報を取得する必要は無く、車両内部の記憶装置の格納された広告情報からドライバの嗜好に合致する広告を選択して提示しても構わない。
(処理)
次に、広告配信システム100が実行する処理の流れを図5,図6のフローチャートを
参照して説明する。図5は、ドライバの嗜好を判定する処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、ドライバに広告を提示する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図5を参照して、嗜好判定処理について説明する。この処理は、車両の走行中に定期的に実行される。まず、視線検出部110によってドライバの視線の向きが検出される(S11)。広告検出部120は、ユーザの視線の先に広告が存在するか否かを判定する(S12)。この判定処理は、車外カメラから撮影される画像におけるドライバの注視領域内に広告が存在するか否かを画像処理技術を用いて判定することにより行える。あるいは、車両の現在位置と視線の向きからドライバが注視している位置を求め、広告の位置を格納したデータベースを参照することでも判定することができる。
ドライバの視線の先に広告が存在しない場合(S13−NO)には、上記処理を繰り返す。一方、ドライバの視線の先に広告が存在する場合には、広告検出部120がその広告の内容を取得する(S14)。この処理は、車外カメラの画像に対して画像処理を施すことでも実現できるし、広告データベースを参照することでも実現できる。また、ドライバが広告を見ているときの生体情報を生体情報取得部130が取得し、広告を見ている際の関心度合い(ワクワク感)を算出する(S15)。
広告検出部120がステップS14で検出した広告の内容と、生体情報取得部130がステップS15で取得したドライバのワクワク感が嗜好判定部140に入力され、ドライバの広告に対する嗜好を格納する嗜好データベース150を更新する(S16)。
次に、図6を参照して、広告提示処理について説明する。この処理は、ドライバに対して広告を提示すると判定されたタイミングに実行される。ドライバに対する広告提示のタイミング決定方法は、本発明においては特に限定されない。広告提示を行う際には、広告情報取得部161が、嗜好データベース150を参照してドライバの広告に対する嗜好を取得し、その嗜好に合致する広告情報を広告配信サーバ170から取得する(S21)。広告情報取得部161が取得した広告情報は出力部162から出力されて、ドライバに提示される(S22)。
なお、広告を提示した際におけるユーザの生体情報を生体情報取得部130が取得して、この広告に対するドライバの関心度合い(ワクワク感)を取得する(S23)。ステップS22において提示した広告の内容は広告情報取得部161から取得可能であるので、嗜好判定部140は、今回提示した広告の内容に対するドライバの関心度合いに基づいて、ドライバの嗜好を判定して嗜好データベース150を更新する(S24)。
(本実施形態の作用・効果)
本実施形態によれば、運転中にドライバが広告を見た際の生体情報に基づいて、ドライバの広告に対する嗜好を学習している。したがって、ドライバがシステムに対して能動的に入力を行わなくても、システムがドライバの嗜好を学習することができる。すなわち、ドライバに対して、特別な操作を要求することなく嗜好の学習が行えるので、ドライバに対して負担を掛けないで済む。また、生体情報(生理的反応)に基づいて嗜好を判定しているので、ドライバの嗜好をより適確に判定することができる。
そして、ドライバの嗜好に合致した広告情報を提示することで、ドライバにとって不要な広告を提示することが避けられる。広告の提示は運転の妨げになる可能性があるが、不要な広告提示を抑制することで、危険が生じる可能性を抑制することができる。
また、システムを介してドライバに提示した広告に対する反応も取得することによって、ドライバの広告に対する嗜好をより洗練させることが可能である。
(変形例)
上記の説明では、嗜好の判定を行う対象をドライバであるとして説明したが、ドライバ以外の車両の搭乗者を対象として、広告に対する嗜好の判定を行うようにしても構わない。
上記の説明では、ユーザの嗜好が状況に応じて変化することを無視している。しかし、ドライバの嗜好は、状況によっても変化すると考えられる。例えば、時間(午前、午後、夜間)や、曜日(平日、週末、休日)、場所(自宅付近、職場付近、観光地)、天気(晴れ、曇り、雨)、精神的および肉体的状況(快適、安心、イライラ、空腹)などによって変化する。そこで、より適確に嗜好に合致させるためには、状況に応じた嗜好を学習することが好ましい。すなわち、嗜好判定部140は、これら状況に関する情報も入力として受け付けて、状況に応じた嗜好を判定することが好ましい。そして、広告提示の際には、広告情報取得部161はその時点での状況をまず取得し、取得した状況におけるユーザの嗜好を取得し、この嗜好に合致する広告情報を取得するようにすることが好ましい。
また、広告提示部160はユーザの嗜好に合致する広告情報を提示するものとして説明したが、ユーザの嗜好と合致しないような広告を提示しても構わない。例えば、このようなユーザの嗜好を無視した広告の提示は、ユーザの嗜好を確認するために行うことができる。すなわち、本広告配信システム100がユーザの嗜好を確認する目的で広告を提示するようにしても構わない。このようにすることで、例えば、車両外部にはそれほど存在しないジャンルの広告についてのユーザの嗜好を、システムが把握できるようになる。
また、広告提示部160が提示した広告に基づく嗜好の学習処理は、必ずしも必須ではなく、省略しても構わない。
100 広告配信システム
110 視線検出部
120 広告検出部
130 生体情報取得部
140 嗜好判定部
150 嗜好データベース
160 広告提示部

Claims (12)

  1. 車両の搭乗者の視線の向きを検出する視線検出手段と、
    前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する広告検出手段と、
    前記搭乗者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記搭乗者が広告を見たときの前記生体情報から、前記搭乗者の広告の嗜好を判定し、嗜好情報記憶手段に記憶する嗜好判定手段と、
    前記嗜好情報記憶手段に記憶された広告の嗜好に基づいて、提示する広告を決定する広告提示手段と、
    を備える広告配信システム。
  2. 前記広告検出手段は、
    撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮影された画像中のどの領域を前記搭乗者が見ているかを、前記視線検出手段によって検出された視線に基づいて判定する注視領域判定手段と、
    前記搭乗者が見ている前記画像中の領域に対して画像処理を施すことによって、前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する画像認識手段と、
    を含む、請求項1に記載の広告配信システム。
  3. 前記画像処理は、文字認識処理である、請求項2に記載の広告配信システム。
  4. 前記広告検出手段は、
    広告が設置されている場所とその内容との対応関係を記憶した広告情報記憶手段と、
    位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段から取得される位置情報と、前記視線検出手段から検出される前記搭乗者の視線に基づいて、前記搭乗者が見ている場所の位置を判定する注視位置判定手段と、
    前記搭乗者が見ている場所の位置と前記広告情報記憶手段とに基づいて、前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する検出手段と、
    を含む、請求項1に記載の広告配信システム。
  5. 前記生体情報取得手段が取得する生体情報は、表情、心電、発汗量、発声の少なくともいずれかを含む、
    請求項1〜4のいずれかに記載の広告配信システム。
  6. 前記嗜好判定手段は、前記広告提示手段によって広告を提示した際にも、前記搭乗者の生体情報および提示した広告の内容から、前記搭乗者の広告の嗜好を判定し、前記嗜好情報記憶手段に記憶する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の広告配信システム。
  7. 広告配信システムによって実行される広告配信方法であって、
    車両の搭乗者の視線の向きを検出する視線検出ステップと、
    前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する広告検出ステップと、
    前記搭乗者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    前記搭乗者が広告を見たときの前記生体情報から、前記搭乗者の広告の嗜好を判定し、嗜好情報記憶手段に記憶する嗜好判定ステップと、
    前記嗜好情報記憶手段に記憶された広告の嗜好に基づいて、提示する広告を決定する広告提示ステップと、
    を含む広告配信方法。
  8. 前記広告検出ステップは、
    画像を撮影する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにおいて撮影された画像中のどの領域を前記搭乗者が見ているかを、前記視線検出ステップにおいて検出された視線に基づいて判定する注視領域判定ステップと、
    前記搭乗者が見ている前記画像中の領域に対して画像処理を施すことによって、前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する画像認識ステップと、
    を含む、請求項7に記載の広告配信方法。
  9. 前記画像処理は、文字認識処理である、請求項8に記載の広告配信方法。
  10. 前記広告検出ステップは、
    位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報取得ステップにおいて取得される位置情報と、前記視線検出ステップにおいて検出される前記搭乗者の視線に基づいて、前記搭乗者が見ている場所の位置を判定する注視位置判定ステップと、
    前記搭乗者が見ている場所の位置と、広告が設置されている場所とその内容との対応関係を記憶した広告情報記憶手段とに基づいて、前記搭乗者の視線の先に存在する広告を検出する検出ステップと、
    を含む、請求項7に記載の広告配信方法。
  11. 前記生体情報取得ステップにおいて取得される生体情報は、表情、心電、発汗量、発声の少なくともいずれかを含む、
    請求項7〜10のいずれかに記載の広告配信方法。
  12. 前記嗜好判定ステップは、前記広告提示ステップにおいて広告を提示した際にも、前記搭乗者の生体情報および提示した広告の内容から、前記搭乗者の広告の嗜好を判定し、前記嗜好情報記憶手段に記憶する、
    請求項7〜11のいずれかに記載の広告配信方法。
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