JP2014052175A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス板を前面に備えた冷蔵庫の扉をキャップレスにするにはドアフレームにガラス板を接着剤で固定する方法が一般的であるが、経年変化や衝撃で接着状態が劣化し最悪の場合、ガラス板が剥離して落下する危険があるため、ドアフレーム部材の支持構造が万が一機能しなくなった場合であっても、ガラス板を保持できる落下防止構造を持つ冷蔵庫を提供する。
【解決手段】ガラス板4を扉の前面に備えた冷蔵庫において、ガラス板4と係合部9を固定する第一の固定部10と、被係合部11を有するドアフレーム5とガラス板4とを固定する第二の固定部8とを有し、第二の固定部8が機能を有している場合に係合部9と被係合部11は未係合状態であり、第二の固定部8が機能を無くした場合には係合部9と被係合部11は係合状態となるガラス板4落下防止構造にする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス板を扉の前面に備えた冷蔵庫において経年変化や衝撃によるガラス板の落下防止構造に関する。
近年、冷蔵庫の扉のデザイン競争が進んでいる。扉の前面に光沢性のあるガラス面材を採用し、透明層で深みのある質感を出すことが可能になった。
図16に一例を示す。前面装飾部(ガラス板)90は、1枚の透明なプレートで形成され、前面装飾部90の周りが、キャップ装飾部80及びドア装飾部82に形成された結合溝と締付溝88にそれぞれ挟まれて設置される。前面装飾部90の背面には、冷蔵庫の外観に表現しようとする色が塗られ、ディスプレイ部70と接する部分は、ディスプレイ部70を観察可能に透明窓92が形成される(特許文献1)。
特表2009−501311号公報
しかしながら、ガラス板90の周囲をキャップ装飾部80等で囲うと正面から見た場合にキャップ装飾部80が露出することで、美観が損なわれる。そのためにキャップレスにするにはドアフレームにガラス板を接着剤で固定する方法が一般的であるが、経年変化や衝撃で接着状態が劣化し最悪の場合、ガラス板90が剥離して落下する危険があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであってドアフレーム部材の支持構造が万が一機能しなくなった場合であっても、ガラス板を保持することが可能な落下防止構造を持つ冷蔵庫を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決する為に、本発明の冷蔵庫は、ガラス板を扉の前面に備えた冷蔵庫において、前記ガラス板の落下を防止する落下防止ユニットを備え、前記落下防止ユニットは、係合部を有するガラス板保持部と、被係合部を有する扉側係合部とからなり、前記ガラス板と前記ガラス板保持部を第一の固定部によって固定するとともに、同ガラス板と前記扉側係合部とを第二の固定部によって固定し、前記第二の固定部が機能を有している場合に前記係合部と前記被係合部は未係合状態であり、前記第二の固定部が機能を無くした場合には前記係合部と前記被係合部が係合状態となることで前記ガラス板の落下を防止する構造とした。
本発明の冷蔵庫によれば、何らかの原因によって第二の固定部が万が一機能しなくなった場合に、第一の固定部がその負荷を吸収するので、ガラス板の落下が防止できる。
本発明の実施の形態1にかかる冷蔵庫の正面斜視図 同実施の形態1にかかる冷蔵庫の扉の一つを示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の扉の一つを示す分解斜視図 同図2のA−A断面拡大図 同実施の形態1にかかる冷蔵庫のガラス板の落下防止構造部を示す拡大断面図 同実施の形態1にかかる冷蔵庫のガラス板の落下運動を表す断面図 (a)(b)(c)同実施の形態2にかかる冷蔵庫のガラス板の落下防止構造部の他の例を示す拡大断面図 同実施の形態5にかかる冷蔵庫の扉の一つを示し発泡断熱材を発泡固化させる前の状態の扉の内側をガラス板側から見た斜視図 同実施の形態5における扉の内面をガラス板側から見た正面図 同図9のA部分の拡大正面図 同実施の形態5の冷蔵庫におけるガラス板の落下防止構造部の係合部と被係合部との係合部分を示す断面図 同実施の形態5の冷蔵庫におけるガラス板の落下防止構造部のガラス保持部と扉側係合部との係合部分を示す断面図 同実施の形態5における落下防止ユニットのガラス板保持部と扉側係合部とを分解して示す斜視図 同実施の形態5における落下防止ユニットのガラス板保持部を示し、(a)はガラス板側から見た正面図、(b)はガラス板とは反対側から見た正面図、(c)は側断面図 同実施の形態5における落下防止ユニットの扉側係合部を示し、(a)はガラス板側から見た正面図、(b)はガラス板とは反対側から見た正面図、(c)は側断面図 従来の冷蔵庫の扉を示す分解斜視図
第1の発明は、ガラス板を扉の前面に備えた冷蔵庫において、前記ガラス板の落下を防止する落下防止ユニットを備え、前記落下防止ユニットは、係合部を有するガラス板保持部と、被係合部を有する扉側係合部とからなり、前記ガラス板と前記ガラス板保持部を第一の固定部によって固定するとともに、同ガラス板と前記扉側係合部とを第二の固定部によって固定し、前記第二の固定部が機能を有している場合に前記係合部と前記被係合部は未係合状態であり、前記第二の固定部が機能を無くした場合には前記係合部と前記被係合部が係合状態となることで前記ガラス板の落下を防止する構成としてあり、これにより経年変化や衝撃等の何らかの原因によって第二の固定部が万が一機能しなくなった場合に、正常時に荷重負荷がかからない状態で固定能力を保持している第一の固定部がその負荷を吸収するので、ガラス板の落下を防止することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において前記落下防止ユニットの扉側係合部は扉を構成するドアフレームに形成するとともに、前記ドアフレームを第二の固定部によりガラス板に固定することによって前記扉側係合部をガラス板に固定した構成としたものであり、扉を構成するドアフレームに扉側係合部を形成しているので別部材を準備する必要がなく構成の簡素化も図ることができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の前記係合部は先端を傘形状としてあり、これによりドアフレームの被係合部に差し込むことができ、ガラス板をドアフレームに組み立てる工程を簡易化することができる。
第4の発明は、特に、第2の発明の前記係合部を板状のフック形状としてあり、これによりガラス板と板表面の接着管理がし易くできるとともに、フック形状にすることでドアフレームの被係合部に差し込むことができ、ガラス板をドアフレームに組み立てる工程を簡易化することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の前記第一の固定部は、前記ガラス板の裏面と前記係合部の表面とを接着材料を用いて接着してあり、これによりガラス板を加工することなく、ガラス板の裏面と係合部を固定することができる。
第6の発明は、特に、第2〜5のいずれか1つの発明の前記第二の固定部は、前記ガラス板の裏面と前記ドアフレームの表面とを接着材料を用いて接着してあり、これにより、ガラス板を加工することなく、ガラス板の裏面とドアフレームを固定することができるとともに、ガラス板をドアフレームに組み立てる工程を簡易化することができる。
第7の発明は、特に、第2〜6のいずれか1つの発明の前記第二の固定部は、前記ガラス板の裏面と前記ドアフレームとをウレタン発泡を用いて接着してあり、これにより、ガラス板を加工することなく、ガラス板の裏面とドアフレームを固定することができるとともに、ガラス板をドアフレームに組み立てる工程を簡易化することができる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明の前記落下防止ユニットの係合部は、前記ガラス板の上部に配置した構成としてあり、これにより第二の固定部が万が一機能しなくなった場合にガラス板上部の係合部がガラス板の落下や傾きを防止するためガラス板の下部を中心に回転落下したり、下部の係合部に荷重が集中することを防止できる。

第9の発明は、特に第1の発明において、前記落下防止ユニットのガラス板保持部は係合部を有する第一の固定部と扉側係合部が係合する第二の固定部とを有していてこれらを位置決め用弾性部材で一体に連係させた構成とするとともに、前記ガラス板保持部あるいは扉側係合部の少なくとも一方に前記係合部と被係合部との係合部分を略密閉状態に覆う囲い壁を設け、前記ガラス板保持部の第一の固定部及び第二の固定部をガラス板に接着固定するとともに、前記扉側係合部を扉の発泡断熱材中に埋設固定し、前記扉側係合部が前記ガラス板保持部の第二の固定部を介してガラス板に固定される構成として、前記第二の固定部が機能を有している場合に前記係合部と前記被係合部は未係合状態であり、前記第二の固定部が機能を無くした場合には前記係合部と前記被係合部が係合状態となることで前記ガラス板の落下を防止する構成としてある。これにより、経年変化や衝撃等の何らかの原因によって第二の固定部が万が一機能しなくなった場合に、前記第1の発明と同様正常時に荷重負荷がかからない状態で固定能力を保持している第一の固定部がその負荷を吸収するので、ガラス板の落下を防止することができる。
しかもこの第9の発明では、前記落下防止ユニットは、ガラス板保持部と扉側係合部とを係合して一体化した状態でガラス板に接着固定しておき、この状態でガラス板を扉側に取り付けることができ、これによってガラス板の取り付け作業時に係合部と被係合部とを位置合わせをする手間のかかる作業が不要になり、生産性が向上すると同時に、係合部と被係合部とはガラス板保持部と扉側係合部とを係合一体化した時点で精度よく遊び係合した状態となっており、ガラス板保持部の係合部と扉側係合部の被係合部との係合寸法を精度よく出しつつガラス板と扉の両者を簡単確実に取り付けることができ、扉落下防止信頼性の高い冷蔵庫を安価に提供することができる。

第10の発明は、特に第9の発明において、前記係合部と被係合部は上下方向に隙間を有し、前記上下方向の隙間より位置決め用弾性部材の上下方向の可動範囲を大きくした構成としてあり、これにより第一の固定部へ下方向の荷重負荷が加わるのを確実に防止することができ、第二の固定部が万が一機能しなくなった場合に機能する第一の固定部の落下防止機能を確実に発揮させることができて、ガラス板落下防止機能の信頼性を向上させることができる。
第11の発明は、特に第9及び第10の発明において、前記係合部と被係合部は前後方向に隙間を有し、前記前後方向の隙間より位置決め用弾性部材の前後方向の可動範囲を大きくした構成としてあり、これにより、第一の固定部へ前後方向の荷重負荷が加わるのを確実に防止することができ、第二の固定部が万が一機能しなくなった場合に機能する第一の固定部の前後方向の剥離落下防止機能を確実に発揮させることができて、ガラス板落下防止機能の信頼性を向上させることができる。
第12の発明は、特に第9〜第11の発明において、前記ガラス板保持部と扉側係合部の両者間には、これら両者を係合して一体化した際に係合部と被係合部を囲む環状の囲い壁を設けた構成としてあり、この囲い壁を設けたことによって発泡断熱材が発泡時に係合部と被係合部との係合部分に入り込んで係合部と被係合部との係合遊びがなくなり第一の固定部にも荷重負荷が加わり続けて落下防止機能が低下するようなことがなく、ガラス板落下防止機能の信頼性をさらに向上させることができる。

第13の発明は、特に第9から第12の発明において、前記ガラス板保持部と扉側係合部の両者間には、これら両者を係合して一体化した際に扉側係合部に加わる扉側の発泡断熱材の発泡圧力をガラス板保持部に加える加圧壁部を設けた構成としてあり、これによりガラス板保持部は発泡断熱材の発泡圧によって常にガラス板に押し付けられ、ガラス板との固定がバックアップされるようになって、ガラス板落下防止機能の信頼性を一段と向上させることができる。
第14の発明は、特に第13の発明において、前記加圧壁部は係合部と被係合部を略密閉状態に覆う環状リブで構成してあり、この環状リブによっても発泡断熱材が発泡時に係合部と被係合部との係合部分に入り込んで係合部と被係合部との係合遊びがなくなり第一の固定部にも荷重負荷が加わり続けて落下防止機能が低下するようなことを防止でき、ガラス板落下防止機能の信頼性をさらに向上させることができる。
第15の発明は、特に第9〜第14の発明において、前記扉側係合部にフランジ部を設け、このフランジ部のガラス板側に発泡断熱材が発泡充填して扉側係合部を保持する構成としてあり、これにより当該フランジ部が発泡断熱材によって係止される形となって扉側係合部がガラス板の荷重により前方へと剥離離脱するのを確実に防止することができ、ガラス板落下防止機能の信頼性をさらに向上させることができる。
第16の発明は、第9〜第15の発明において、前記ガラス板保持部または扉側係合部の周囲に上下方向を規定するポカヨケ用の位置決め片を設けた構成としてあり、これによりガラス板保持部及び扉側係合部を上下逆にしてガラス板と扉側に誤って固定し係合部と被係合部とが係合しない状態になってしまうのを未然に防止することができ、ガラス板落下防止機能の信頼性をさらに向上させることができる。
第17の発明は、特に、第1〜第16のいずれか1つの発明において、前記ガラス板は、裏面にフィルムを密着した構成としてあり、これによりガラス板の飛散防止や模様付けをできる。
第18の発明は、特に、第2〜第17の発明において、前記ドアフレームに前記ガラス板の下端面を支持する支持片部を設けた構成としてあり、これによりガラス板の垂直荷重を支持片部で受けることができ、第二の固定部が万が一機能しなくなった場合にも係合部への負担を軽減できる。
第19の発明は、特に、第15の発明において、前記係合部は、前記ガラス板の上部および下部に配置し、下部に配置した前記係合部と前記被係合部の遊び長さは、前記支持片
部の支持長さより短くした構成としてあり、これにより第二の固定部が万が一機能しなくなった場合にガラス板は前方に位置ずれしても支持片部で支持されるので、落下を防止できるとともに係合部は垂直荷重全部を受けることはなくガラス板の上部傾きによるモーメント分の荷重を受ける状態となるので、係合部の接着力や強度を少なくでき簡略化できる。
第20の発明は、第1〜第19の発明の前記ガラス板を樹脂板に置き換えたもので、透明や印刷した樹脂パネルをガラス板の代用とすることで、軽量化や低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
<冷蔵庫の構成>
以下図面を参照しながら、実施の形態1にかかる冷蔵庫の構成を説明する。
図1を用いて実施の形態1にかかる冷蔵庫の外観を説明する。図1は実施の形態1にかかる冷蔵庫の正面斜視図である。
冷蔵庫1は冷蔵室の観音開き式の扉2と、製氷室、切替室、冷凍室の各引き出し式の扉3を有し、扉2・扉3は全面を光沢性のあるガラス板4で構成することで、透明層で深みのある質感を得て高級感のある美観としている。また、ガラス板4は透明の樹脂板でも良く透過性があって保護用途に適する材質であれば良い。
図2は扉2の全体を示す斜視図、図3は同扉2の分解斜視図、図4は図2のA−A断面図、図5は扉の落下防止構造部を示す拡大断面図である。
扉2は、ガラス板4と、樹脂製のドアフレーム5と、インナードア6とを含む部品が積層状に重なって形成され、内部にウレタン等からなる発泡断熱材7が充填されている。
上記ガラス板4は、図4、図5に示すガラス板保持部9aと扉側係合部11aとからなる落下防止ユニットにて落下を防止している。
以下、その落下防止構造について、図4、図5を用い説明する。
扉側係合部11aはドアフレーム5の上下内縁部に一体成型してあり、被係合部11を有する。この扉側係合部11aはドアフレーム5の外縁部周囲を第二の固定部8によってガラス板4に接着することによって当該ガラス板4に固定してある。なお、第二の固定部8は両面テープや接着剤等の接着材料を用いる。そして、ドアフレーム5の裏側にインナードアを組み付けた状態でドアフレーム内部にウレタンを注入しウレタン発泡をさせることにより、ガラス板4とドアフレーム5とをウレタン発泡を用いて接着する。
つまり、第二の固定部8はウレタン発泡による接着力を用いても良く、その場合は両面テープの接着強度はガラス板を位置決め固定する程度のレベルとしても良い。
一方、ガラス板保持部9aは樹脂や金属で形成してあり、傘形状にした係合部9を有する。このガラス板保持部9aは第一の固定部10でガラス板4の上部に固定され、その係合部9は前記扉側係合部11aの被係合部11に嵌合させてある。なお、第一の固定部10も両面テープや接着剤等の接着材料を用いる。ガラス板4がドアフレーム5から落下す
る場合に備え、強力な接着力が必要になるため、係合部9の接着面は鏡面仕上げを施した後、脱脂処理することが品質上望ましい。
上記係合部9を嵌合させた被係合部11の発泡断熱材7側はキャップ12を取付けてウレタン発泡時の被係合部11内へのウレタンの進入を防止している。そして、係合部9と被係合部11は、第二の固定部8が機能を有している場合つまりガラス板4がドアフレームに正常に接着している場合には係合部9と被係合部11は未係合状態であり、第二の固定部8が機能を無くした場合つまりガラス板4がドアフレーム5から剥離して落下する場合には係合部9と被係合部11は係合状態となる配置にしてある。
次に、扉の落下防止構成まわりの組立方法について説明する。予めガラス板4に係合部9を有するガラス板保持部9aを第一の固定部10により取り付け、次にドアフレーム5の表面に両面テープを貼付した状態で、ガラス板4をドアフレーム5に正面方向から取り付ける。このときガラス板保持部9aの係合部9の傘形状部は一旦、ドアフレーム5に一体成型した扉側係合部11aの被係合部11と接触し、ガラス板4をドアフレーム5に取り付け完了状態でこの接触は開放されることにより、係合部9はいずれからも力を受けることがなくストレスフリー状態となる。よって、係合部9を有するガラス板保持部をガラス板4に固定する第一の固定部10は荷重の掛らない固定部としてクリープによる劣化を大幅に少なくでき、接着能力を経年的にも維持できる。
<作用効果>
以上のように説明した冷蔵庫1の構成に基づく作用効果を説明する。本実施の形態では扉の前面のガラス板の落下防止構造が形成された冷蔵庫について説明したので、冷蔵庫1のガラス板4が落下した場合の作用効果を説明する。
ガラス板4は、第二の固定部8が何らかの原因によって機能しなくなった場合にドアフレーム5から離脱して落下運動を始める。何らかの原因とは第二の固定部8の接着手段によって様々なものが考えられる。接着材や両面テープ、発泡ウレタンを第二の固定部8として用いた場合は使用耐久年数を超えた永年の使用等によって第二の固定部8が機能しなくなるおそれがある。
冷蔵庫は内部と外部で温度差が激しく、扉の開閉時に内部からの冷気によって扉のガラス板は結露や激しい温度変化の影響を受ける。また、使用者の使い方によっては、開閉時に激しい衝撃を扉に与えたり、収納物の出し入れ時にガラス板を含む扉に水や汁を溢す使用実態となる。そして、このような冷蔵庫特有の使用環境・実態によって比較的重量の重いガラス板を支持する第二の固定部の機能低下を招く可能性が高くなる。
本実施の形態の冷蔵庫においては、落下防止構造が形成されているので、ガラス板4は落下運度を始めても、所定の移動距離の移動後に再びドアフレーム5に固定される。
図5および図6を用いてガラス板4の落下運動の様子を説明する。図5は実施の形態1にかかる冷蔵庫のガラス板4の落下運動前(正常時)を表す断面図である。図6は実施の形態1にかかる冷蔵庫のガラス板4の落下運動を表す断面図である。図6に示されるように、ガラス板4の落下運動が始まるとガラス板4が前方に移動する。ガラス板4が前方に移動すると、係合部9が被係合部11に当接する。図6に示されるように、係合部9が被係合部11との接点が支点となって、ガラス板4の落下運動を停止させる。
以下、構成要素間の関係に基づき、より詳しく作用を説明する。
まず、ガラス板保持部9aの係合部9の傘形状部が第一の固定部10を介してガラス板
4に固定されているので、ガラス板4が前方に移動すると合わせて係合部9の傘形状部も前方に移動する。
続いて、ガラス板4が前方に移動すると、係合部9が扉側係合部11aの被係合部11と当接する。
つまり、本実施の形態のように落下防止構造を形成された冷蔵庫は、第二の固定部8が機能不全に陥り、ガラス板4が落下運動を始めた場合であっても、係合部9が被係合部11に当接するので、ガラス板4が完全に落下することが防止される。
続いて、本実施の形態にかかる落下防止構造が形成された冷蔵庫が有する、更なる作用効果について説明する。
係合部9と被係合部11とが当接した際には、ガラス板4と第一の固定部10との接合部に非常に大きな負荷がかかる。しかし、本実施の形態にかかる落下防止構造が形成された冷蔵庫においては、この非常に大きな負荷に対する対策がなされている。以下説明する。
ガラス板4が落下運動を始める前提として第二の固定部8が機能しなくなるおそれについて触れた。第二の固定部8とは対照的に、第一の固定部10は通常の使用状態において、機能不全になるおそれが非常に低い。第一の固定部10が機能不全になるおそれが非常に低いということは、万が一、ガラス板4が落下運動を始めた場合であっても、確実にガラス板4の落下を防止できるということである。
第一の固定部10が機能不全になるおそれが非常に低い理由について説明する。本実施の形態にかかる冷蔵庫は、通常の使用状態においては、ガラス板4と第一の固定部10との接合部には微小な負荷のみしかかからない。まず、係合部9と被係合部11は隙間を有しているので、係合部9はガラス板4による負荷を受けない。係合部9がガラス板4による負荷を受けないということは、ガラス板4と、係合部9を有するガラス板保持部9aを固定する第一の固定部10との間にも反作用の力が生じないということになる。仮に係合部9と被係合部11が当接されると、係合部9にガラス板4の自重による負荷がかかる。係合部9にガラス板4の自重による負荷がかかると、ガラス板4と、係合部9を固定する第一の固定部10との間にも反作用の力が生じる。
本実施の形態では、係合部9がガラス板4の自重による負荷を受けないので、第一の固定部10とガラス板4とを固定する接着材料の劣化速度は非常に緩やかである。
上述したように、第一の固定部10は第二の固定部8に比べて通常の使用状態でかかる負荷が少ない。よって第二の固定部8が機能不全に陥った際に、第一の固定部10も同様に機能不全に陥るという可能性が少ない。例えば第一の固定部10と第二の固定部8とが所定の耐用年数を持つ場合であって、冷蔵庫1が耐用年数を超えて使用された場合に、第二の固定部8は機能不全に陥る可能性が高いが、第一の固定部10は機能不全に陥る可能性が少ない。また、外観に晒されるガラス板4に強い衝撃が加わった際にも、第二の固定部8は機能不全に陥る可能性が高いが、第一の固定部10は機能不全に陥る可能性が少ない。
つまり、本実施の形態のような落下防止構造を形成された冷蔵庫は、上述したように落下防止構造が機能した際に、係合部9と被係合部11は隙間を有しているので、通常の使用の際に第一の固定部10に非常に弱い負荷しかかからず、より確実にガラス板4の落下を防止することができる。
さらに続いて、本実施の形態にかかる落下防止構造が形成された冷蔵庫が有する、作用効果について説明する。
第二の固定部8が機能不全に陥った際は、冷蔵庫1を修理する必要がある。ここで、第二の固定部8が機能不全に陥った場合であっても、冷蔵庫1の外観に変化が無い場合は、使用者に冷蔵庫1を修理させる動機付けを喚起することができない。本実施の形態のような落下防止構造を形成した冷蔵庫によれば、使用者に対して冷蔵庫1を修理する必要性を伝えることができる。
第二の固定部8が機能不全に陥った際に、使用者に対して冷蔵庫1を修理する必要性を伝えることができる点について説明する。本実施の形態においては、係合部9と被係合部11は隙間を有して配置された。このような構成によって、係合部9と被係合部11との隙間に応じた距離だけ、ガラス板4が前面に落下運動を起こす。よって、第二の固定部8が機能不全に陥った際には、視聴者は前面に移動したガラス板4を発見することになる。結果として、使用者に対して冷蔵庫1を修理する必要性を伝えることができる。
また、本実施の形態で説明した落下防止構造は冷蔵庫のみに適用可能なものではない。要は第一の部材の脱落防止構造であるので、脱落させたくない部材を有する装置、機器、構造、の全般に応用可能である。
<まとめ>
以上のように説明した、落下防止構造を備えた冷蔵庫によれば、第二の固定部8が機能不全に陥り、ガラス板4が落下運動を始めた場合であっても、係合部9と被係合部11が当接するので、ガラス板4が完全に落下することが防止される。
(実施の形態2)
本実施の形態は、前記係合部9と被係合部11の各種形状を示し、図7(a)に示すものは係合部9をフック、被係合部11を紐としたものであり、(b)は係合部9を球状体、被係合部11は実施の形態1と同様のものとしたものであり、(c)は係合部9をフック、被係合部11もフック形状としたものである。
これら各いずれのケースも、ドアフレーム5の被係合部11に差し込むことができ、ガラス板4をドアフレーム5に組み立てる工程を簡易化することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、図4に示すように前記ドアフレーム5に前記ガラス板4の下端面を支持する支持片部5aを設けた構成としてある。
これにより、ガラス板4の垂直荷重を支持片部5aで受けることができ、第二の固定部8が万が一機能しなくなった場合にも係合部9への負担を軽減できる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、前記実施の形態3において、前記係合部9を有するガラス板保持部9aと被係合部を有する扉側係合部11aとの組み合わせからなる落下防止ユニットは、前記ガラス板4の上部および下部にそれぞれ配置し、下部に配置した前記ガラス板保持部9aの係合部9と前記扉側係合部11aの被係合部11の遊び長さは、前記支持片部の支持長さより短くした構成としてある。
これにより、第二の固定部8が万が一機能しなくなった場合にガラス板4は前方に位置
ずれしても支持片部5aで支持されるので、落下を防止できるとともに、係合部9は垂直荷重全部を受けることはなくガラス板4の上部が前方に傾くようになって当該傾きによるモーメント分の荷重を受ける状態となるので、係合部9の接着力や強度を少なくでき簡略化できる。
(実施の形態5)
本実施の形態は、ガラス板4の落下防止機能の信頼性を確保しつつガラス板4の扉2への取り付けを容易にし生産性を向上させたものである。
つまり前記した実施の形態1における落下防止構造によれば、ガラス板4を扉2のドアフレーム5に固定する場合、ガラス板4に固定したガラス板保持部9aの係合部9をドアフレーム5に形成した扉側係合部11aの被係合部11に位置合わせしながらガラス板4をドアフレーム5に固定する必要がある。そのため、ガラス板取付作業に手間取ると同時に、ガラス板4をドアフレーム5に取り付けたのちの係合部9と被係合部11との位置が正規の位置からずれ係合部9と被係合部11が常時係当状態となって係合部9を有するガラス板保持部9aの第一の固定部10にも常時荷重ストレスがかかって落下防止機能の低下が懸念されるが、この実施の形態ではこのような課題をも解決したものである。
以下、図8〜図15を用いて本実施の形態における落下防止構造を説明する。なお、前記実施の形態と同じ部分については同一番号を付記して説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図8は発泡断熱材を発泡固化させる前の状態の扉の内側をガラス板側から見た斜視図、図9は同扉の内面をガラス板側から見た正面図、図10は図9のA部分の拡大正面図、図11は落下防止ユニットの係合部と被係合部との係合部分を示す断面図、図12は同落下防止ユニットのガラス保持部と扉側係合部との係合部分を示す断面図、図13は同落下防止ユニットのガラス板保持部と扉側係合部とを分解して示す斜視図、図14は同落下防止ユニットのガラス板保持部を示し、(a)はガラス板側から見た正面図、(b)はガラス板とは反対側から見た正面図、(c)は側断面図、図15は同落下防止ユニットの扉側係合部を示し、(a)はガラス板側から見た正面図、(b)はガラス板とは反対側から見た正面図、(c)は側断面図である。
本実施の形態において、落下防止ユニット13は図8、図9に示すように前記実施の形態1と同様ドアフレーム5の上下端部に位置するように設けてあるが、その扉側係合部11a(図11参照)はドアフレーム5に一体成型することなく別体形成品とし、ガラス板保持部9aに嵌め合い係合させてこれに一体化してある。
以下、上記落下防止ユニット13の構造を説明する。
扉側係合部11aは図13、図15に示すように略四角形板の一面略中央部に被係合部11を二つ形成し、当該被係合部11を囲むように被囲い壁15を形成して構成してあり、さらに上記被囲い壁15の両側部には略四角形板の周縁部で形成したフランジ部16があって、当該フランジ部16に被係合孔17が設けてある。この扉側係合部11aは後述するが、扉側の発泡断熱材7中に埋設固定される。
一方、ガラス板保持部9aは図10、図13、図14に示すように、略四角形板の外周部分に設けた第二の固定部8、その中央に位置する第一の固定部10、これら第二の固定部8と第一の固定部10とを連係する位置決め用弾性部材18をくり抜き形成するとともに、上記第一の固定部10の一面には二つの係合部9とこの二つの係合部9を囲む囲い壁19を一体形成して構成してある。そして、このガラス板保持部9aはその第一の固定部
10及び第二の固定部8を両面テープあるいは接着剤によってガラス板4に接着固定される。
上記ガラス板保持部9aの係合部9は当該係合部9と一体に形成した環状リブ20によってさらに囲まれるとともに、前記囲い壁19の両側部には第二の固定部8の一部であるフランジ21を形成し、当該フランジ21に係合爪22が形成してある。また、上記第二の固定部8の囲い壁19の上下四隅には位置決め用凹部23を有する位置決め片24が設けてあり、図8、図10に示すようにドアフレーム5に設けたリブ5bに位置決め用凹部23を嵌合させて位置決め固定してある。なお、上記位置決め片24の位置決め用凹部23の左右方向の位置は上下でそれぞれ異ならせてある。
次に、扉の落下防止構成まわりの組立方法について説明する。
まず、この実施の形態では予め扉側係合部11aとガラス板保持部9aとを嵌合させて係合し、落下防止ユニットを組み立てておく。すなわち、この落下防止ユニットはガラス板保持部9aの囲い壁19と扉側係合部11aの被囲い壁15を嵌合させると、ガラス板保持部9aの係合爪22が扉側係合部11aの被係合孔17に嵌合して係合し、両者が一体化する。
この時、ガラス板保持部9aの係合部9と扉側係合部11aの被係合部11とは所定の遊び寸法T1(図11参照)を持って嵌り合うとともに、第二の固定部8は係合爪22と被係合孔17の係合によって扉側係合部11aと一体となり(図12参照)、かつ、第一の固定部10は位置決め用弾性部材18によって第二の固定部8に対し可動自在な状態となっている。
このような状態で前記ガラス板保持部9aの第一の固定部10及び第二の固定部8を両面テープあるいは接着剤を介してガラス板4に接着固定する。
次に、上記の如く落下防止ユニットを接着固定したガラス板4を扉2のドアフレーム5に貼り付け、その後、ウレタン等の発泡断熱材7を発泡充填させてガラス板保持部9aと一体となった扉側係合部11aを発泡断熱材7中に埋設固定する。
なお、ガラス板保持部9aの位置決め用凹部23をドアフレーム5のリブ5bに固定して、落下防止ユニットをドアフレーム5に固定してからガラス板4をドアフレーム5に貼り付けてもよい。
これで、扉2の落下防止構成まわりの組立が完了するが、このガラス板4をドアフレーム5に貼り合わせるとき、前記実施の形態1のようにガラス板保持部9aの係合部9と扉側係合部11aの被係合部11とを位置合わせしたり、係合部9と被係合部11との係合遊び寸法T1にずれが生じたりすることがなく、扉落下防止信頼性の高い冷蔵庫を安価に提供することができる。
すなわち、ガラス板保持部9aの係合部9と扉側係合部11aの被係合部11は、当該ガラス板保持部9aと扉側係合部11aとを係合させてユニット化した時点ですでに精度よく嵌り合っているから、これをガラス板4に接着固定するだけでよく、ガラス板4をドアフレーム5に接着固定するときに係合部9と被係合部11とのを位置合わせをする手間のかかる作業が不要になるのである。しかも、上記ガラス板保持部9aの係合部9と扉側係合部11aの被係合部11との係合部分は、ガラス板保持部9aの係合爪22と扉側係合部11aの被係合孔17との嵌合で位置決め規制されており、この状態で扉2の発泡断熱材7を発泡させてもこれらの関係にずれが生じることがなく、高い精度を保つことがで
きるのである。よって、ガラス板保持部9aの係合部9と扉側係合部11aの被係合部11との位置関係を精度よく保ったままガラス板4を容易に取り付けることができ、取り付け精度と生産性の向上を両立させて扉落下防止信頼性の高い冷蔵庫を安価に提供することができるのである。
なお、扉落下防止の作用は先の実施の形態1と同様であるが、簡単に説明しておくと、この実施の形態の構造では、通常、発泡断熱材7中に埋設固定された扉側係合部11aと一体になっているガラス板保持部9aの第二の固定部8に扉荷重のストレスがかかることになる。この時ガラス板保持部9aの係合部9は扉側係合部11aの被係合部11との間に遊びがあるので被係合部11を介して扉荷重を受けることがなく、ストレスフリー状態となる。よって、係合部9を有するガラス板保持部9aの第一の固定部10は荷重のかからない固定部としてクリープによる劣化を大幅に低減でき、第一の固定部10の接着能力を経年的に維持できる。
このように第一の固定部10が機能不全になるおそれが非常に低いものとなるので、第二の固定部8による接着力に機能不全が生じて万が一、ガラス板4が落下運動を始めた場合であっても、確実にガラス板4の落下を防止できる。
なお、第一の固定部10が機能不全になるおそれが非常に低い理由についてさらに説明しておくと、本実施の形態にかかる落下防止構造では、第一の固定部10が第二の固定部8の中央部に一体形成されているので、この第一の固定部10にも第二の固定部8と同様ガラス板4の荷重が加わるように見えるが、この第一の固定部10は弾性変位可能な位置決め用弾性部材18を介して連係していて、なおかつ第一の固定部10に設けられている係合部9は第二の固定部8側となる被係合部11との間に遊び隙間T1を有しているから、第二の固定部8に対し第一の固定部10はほぼフリーな状態となっていて、ガラス板4の荷重はほとんどかからなくなる。すなわち、第一の固定部10にはガラス板4の荷重による反作用の力がほとんど生じなく、第一の固定部10が機能不全になるおそれが非常に低くなるのである。そして、上記位置決め用弾性部材18を設けて第一の固定部10と第二の固定部8を連係一体化したことにより、ガラス板保持部9aと扉側係合部11aを係合一体化するだけで前記係合部9と被係合部11との位置関係、すなわち遊び寸法を精度よく出すことができ、前記した第一の固定部10のストレスフリー状態を確実に維持して、第二の固定部8が機能不全になった時に確実にガラス板4の落下防止を保証できるようになる。
ここで、上記位置決め用弾性部材18はその上下方向の可動範囲を前記係合部9と被係合部11との間の上下方向の遊び隙間より大きくしてあり、これにより、第二の固定部8に対する第一の固定部10の可動変位を保証し、第一の固定部10にガラス板4の荷重負荷がかかりはじめることを防止することができる。よって、第二の固定部8が万が一機能しなくなった場合に機能する第一の固定部10の落下防止機能を確実に発揮させることができる。
また、前記係合部9と被係合部11との間には図11のT2で示すように前後方向に隙間を設け、前記前後方向の隙間T2より位置決め用弾性部材18の前後方向の可動範囲を大きくしてあり、これにより、ガラス板4が前側に離脱しかけても第一の固定部10へ前後方向の荷重負荷が加わるのを確実に防止することができ、第二の固定部8が万が一機能しなくなった場合に機能する第一の固定部10の前後方向の離脱落下防止機能も確実に発揮させることができる。
さらに、前記ガラス板保持部9aと扉側係合部11aの両者間には、これら両者を係合して一体化した際に係合部9と被係合部11を囲む環状の囲い壁19、15を設けてある
から、この囲い壁19、15によって発泡断熱材7の発泡時に当該発泡断熱材7が係合部9と被係合部11との係合部分に入り込んで係合部9と被係合部11との係合遊びがなくなり第一の固定部10にも荷重負荷が加わり続けるようになって落下防止機能が低下するようなことを防止することができる。
また、前記ガラス板保持部9aと扉側係合部11aの両者間には、扉側係合部11aに加わる発泡断熱材7の発泡圧力をガラス板保持部9aに加える環状リブ20からなる加圧壁部を設けたことにより、ガラス板保持部9aは発泡断熱材7の発泡圧によって常にガラス板4に押し付けられ、ガラス板4との接着固定がバックアップされるようになる。よって、ガラス板落下防止機能の信頼性を一段と向上させることができる。
加えて、前記環状リブ20からなる加圧壁部は係合部9と被係合部11を略密閉状態に覆うので、この環状リブ20によっても発泡断熱材7が発泡時に係合部9と被係合部11との係合部分に入り込んで係合部9と被係合部11との係合遊びがなくなるのを防止することができ、第一の固定部10にも荷重負荷が加わり続けるようになって落下防止機能が低下することを二重に防止することができる。
さらに、前記扉側係合部11aにはフランジ部16を設け、このフランジ部16のガラス板側に発泡断熱材7が発泡充填して扉側係合部11aを保持する構成としてあるから、扉側係合部11aがガラス板4の荷重によって前方へと離脱するのを確実に防止することができ、ガラス板落下防止機能の信頼性をさらに向上させることができる。
また、前記ガラス板保持部9aの周囲に設けた位置決め片24の位置決め用凹部23の左右方向の位置は上下でそれぞれ異ならせてあるから、ガラス板保持部9a及び扉側係合部11aを上下逆にしてガラス板4に誤って固定し係合部9と被係合部11とが係合しない状態になってしまうのを未然に防止することができ、ガラス板落下防止機能の信頼性をさらに向上させることができる。
以上、上記各実施の形態を持って具体的に説明したように本発明はガラス板の落下を確実に防止できるものであるが、更に幾つかの工夫を凝らすことが可能である。
例えば、前記各実施の形態に示したガラス板4は、裏面にフィルムを密着することにより、ガラス板4の飛散防止や模様付けをできる。
また、前記ガラス板4を樹脂板に置き換えることも可能であり、透明や印刷した樹脂パネルをガラス板の代用とすることで、軽量化や低コスト化を図ることができる。
また、実施の形態2、3、4で示した構成は、実施の形態4の落下防止構造にも適用できるものであり、さらに、実施の形態5で説明した落下防止ユニットの上下方向を規定するポカヨケ用の位置決め片24は扉側係合部11aの方に設けてもよいものである。

本発明の落下防止構造を備えた冷蔵庫は、家庭用冷蔵庫だけではなく、ワインクーラーとしても有用である。
1 冷蔵庫
2 扉
3 扉
4 ガラス板
5 ドアフレーム
5a 支持片部
5bリブ
6 インナードア
7 発泡断熱材
8 第二の固定部
9 係合部
9a ガラス板保持部
10 第一の固定部
11 被係合部
11a 扉側係合部
12 キャップ
13 落下防止ユニット
14 板状部
15 被囲い壁
16 フランジ部
17 被係合孔
18 位置決め用弾性部材
19 囲い壁
20 環状リブ(加圧壁部)
21 フランジ
22 係合爪
23 位置決め用凹部
24 位置決め片

Claims (20)

  1. ガラス板を扉の前面に備えた冷蔵庫において、前記ガラス板の落下を防止する落下防止ユニットを備え、前記落下防止ユニットは、係合部を有するガラス板保持部と、被係合部を有する扉側係合部とからなり、前記ガラス板と前記ガラス板保持部を第一の固定部によって固定するとともに、同ガラス板と前記扉側係合部とを第二の固定部によって固定し、前記第二の固定部が機能を有している場合に前記係合部と前記被係合部は未係合状態であり、前記第二の固定部が機能を無くした場合には前記係合部と前記被係合部が係合状態となることで前記ガラス板の落下を防止することを特徴とした冷蔵庫。
  2. 前記落下防止ユニットの扉側係合部は扉を構成するドアフレームに形成するとともに、前記ドアフレームを第二の固定部によりガラス板に固定することによって前記扉側係合部をガラス板に固定したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記係合部は、先端を傘形状とした請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記係合部は、板状のフック形状とした請求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 前記第一の固定部は、前記ガラス板の裏面と前記係合部の表面とを接着材料を用いて接着する請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記第二の固定部は、前記ガラス板の裏面と前記ドアフレームの表面とを接着材料を用いて接着する請求項2〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記第二の固定部は、前記ガラス板の裏面と前記ドアフレームとをウレタン発泡を用いて接着する請求項2〜6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記落下防止ユニットの係合部は、前記ガラス板の上部に配置する請求項1〜7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記落下防止ユニットのガラス板保持部は係合部を有する第一の固定部と扉側係合部が係合する第二の固定部とを有していてこれらを位置決め用弾性部材で一体に連係させた構成とするとともに、前記ガラス板保持部あるいは扉側係合部の少なくとも一方に前記係合部と被係合部との係合部分を略密閉状態に覆う囲い壁を設け、前記ガラス板保持部の第一の固定部及び第二の固定部をガラス板に接着固定するとともに、前記扉側係合部を扉の発泡断熱材中に埋設固定し、前記扉側係合部が前記ガラス板保持部の第二の固定部を介してガラス板に固定される構成として、前記第二の固定部が機能を有している場合に前記係合部と前記被係合部は未係合状態であり、前記第二の固定部が機能を無くした場合には前記係合部と前記被係合部が係合状態となることで前記ガラス板の落下を防止することを特徴とした冷蔵庫。
  10. 前記係合部と被係合部は上下方向に隙間を有し、前記上下方向の隙間より位置決め用弾性部材の上下方向の可動範囲を大きくした請求項9記載の冷蔵庫。
  11. 前記係合部と被係合部は前後方向に隙間を有し、前記前後方向の隙間より位置決め用弾性部材の前後方向の可動範囲を大きくした請求項9または10記載の冷蔵庫。
  12. 前記ガラス板保持部と扉側係合部の両者間には、これら両者を係合して一体化した際に係合部と被係合部を囲む環状の囲い壁を設けた請求項9〜11記載の冷蔵庫。
  13. 前記ガラス板保持部と扉側係合部の両者間にはこれら両者を係合して一体化した際に扉側係合部に加わる扉側の発泡断熱材の発泡圧力をガラス板保持部に加わえる加圧壁部を設けた請求項9〜12のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  14. 前記加圧壁部は係合部と被係合部を略密閉状態に覆う環状リブで構成した請求項13記載の冷蔵庫。
  15. 前記扉側係合部にフランジ部を設け、このフランジ部のガラス板側に発泡断熱材が発泡充填して扉側係合部を保持する構成としたことを特徴とする請求項9〜14に記載の冷蔵庫。
  16. 前記ガラス板保持部または扉側係合部の周囲に上下方向を規定するポカヨケ用の位置決め片を設けたことを特徴とする請求項9〜15に記載の冷蔵庫。
  17. 前記ガラス板は、裏面にフィルムを密着した請求項1〜16のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  18. 前記ドアフレームに前記ガラス板の下端面を支持する支持片部を設ける請求項2〜17のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  19. 前記係合部は、前記ガラス板の上部および下部に配置し、下部に配置した前記係合部と前記被係合部の遊び長さは、前記支持片部の支持長さより短くする請求項15に記載の冷蔵庫。
  20. 請求項1〜19の前記ガラス板を樹脂板に置き換えた冷蔵庫。


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