JP2014051811A - フィンガージョイントの破損判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィンガージョイントの破損を容易にかつ確実に判定する方法を提供する。
【解決手段】複数のマイクロフォンを備えた音採取手段を用いて、道路用橋梁に設置されているフィンガージョイントのフェイスプレートが振動している時に発生する音の音圧信号を採取して、前記音圧信号のうち、予め設定された周波数帯域である破損判定帯域にある音の減衰時間が基準減衰時間以上である音圧信号の音源方向を推定するとともに、フェイスプレートの映像を撮影し、前記音源方向のデータと前記フェイスプレートの画像データとを合成して音源方向を示す図形が描画された破損判定用画像を作成し、この作成された破損判定用画像からフィンガージョイントの破損箇所を特定するようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、高速道路等の橋梁に設置されるフィンガージョイントが破損しているか否かを判定する方法に関するものである。
従来、高速道路等の橋梁には、熱による橋桁の長さ方向の伸縮を吸収するため、橋桁の間に、図10に示すような、フィンガージョイント50と呼ばれる櫛型伸縮装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。
フィンガージョイント50は、それぞれが、櫛歯51aが形成されたフェイスプレート51と、フェイスプレート51の櫛歯51aが形成された側とは反対側から支持するウェブプレート52と、ウェブプレート52から橋桁60側に突出する複数のリブプレート53とを備えた一対のジョイント部材50A,50Bとから成り、各ジョイント部材50A,50Bを構成するフェイスプレート51の櫛歯51a同士を隙間を持たせて噛み合わせるようにして橋梁に設置することで、寒暖差による橋桁60の長さ方向の伸縮を吸収する。
なお、フェイスプレート51とウェブプレート52とリブプレート53とはそれぞれ鋼材から成り、溶接により組み立てられる。また、各ジョイント部材50A,50Bの橋桁60側は橋桁60のコンクリートと一体化されている。
特開2003−64613号公報
フィンガージョイント50は、車両走行による輪荷重の繰り返し作用を直接受けるため、フェイスプレート51が破断する場合がある。これは、フェイスプレート51と一体化している橋桁60のコンクリートの路面側の部分が削り取られてフェイスプレート51が振動し易くなり、その結果、フェイスプレート51に疲労亀裂が発生するためと考えられる。
フェイスプレート51の疲労亀裂を初期段階において把握することができれば、フェイスプレート51の破断前にフィンガージョイント50を交換できるので、高速道路の走行安全性を向上させることができるが、初期段階においては、フェイスプレート51の疲労亀裂は表面の外観目視だけでは把握できないのが現状であった。
そこで、配管等の傷の探査に用いられる超音波センサーやAEセンサーなどを用いてフェイスプレート51の疲労亀裂の有無を検査する方法が考えられるが、フィンガージョイント50は配管等に比べて面積が大きいので検査に時間がかかるだけでなく、フェイスプレート51が厚いため、ウェブプレートとの間に発生する亀裂を検出することが困難であるといった問題点があった。
本発明者らは、フェイスプレートとウェブプレートとの間に亀裂が存在するフィンガージョイントのフェイスプレートをハンマーなどで加振して振動させると、フィンガージョイントの固有振動周波数より高い周波数帯域の音(以下、加振音という)が発生することから、フェイスプレートを振動させて加振音の音源の位置を推定することで、フェイスプレートとウェブプレートとの間の亀裂の発生箇所を特定できることを見出した。
ところで、上記加振音が発生したフィンガージョイントを撤去し、磁性粉探傷器にて推定された加振音の音源の位置の破損状況を確認したところ、破損が確認できた部分と破損が確認できなかった部分とがあることが分かった。
破損が確認できた部分でも、破損は磁性粉探傷器でやっと確認できる程度の大きさであるので、加振音が発生した箇所があっても磁性粉探傷器では確認できない微小な破損しか存在しないフィンガージョイントは十分に使用可能である。
破損が確認できた部分からの加振音の大きさは、確認できない部分からの加振音の大きさよりも大きいので、加振音の大きさを考慮してフィンガージョイントの破損判定を行うことも考えられるが、破損判定はフィンガージョイントが橋梁に設置された状態で行うため、フィンガージョイントの設置場所や使用状況などで加振音の大きさがバラついてしまい、その結果、十分に使用可能なフィンガージョイントまで破損品であると判定してしまう虞があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、フィンガージョイントの破損を容易にかつ確実に判定する方法を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討の結果、破損が確認できた部分で発生した加振音と破損が確認できなかった部分で発生した加振音とは、音の大きさだけでなく、減衰の度合いも異なることから、音源位置の推定に使用した加振音の減衰の度合いを調べることで、フィンガージョイントの破損を確実に判定できることを見出し本発明に到ったものである。
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、道路用橋梁に設置されているフィンガージョイントの破損判定方法であって、複数のマイクロフォンを備えた音採取手段を用いて振動状態にある前記フィンガージョイントの発生する音の音圧信号を採取するステップと、前記音圧信号から予め設定された当該フィンガージョイントの固有振動周波数より高い周波数帯域である破損判定帯域にある判定帯域音の減衰時間を算出するステップと、前記音圧信号のうちの前記判定帯域音の減衰時間が予め設定された基準減衰時間以上である音圧信号の音源方向を推定するステップと、前記フィンガージョイントのフェイスプレートの映像を撮影するステップと、前記推定された音源方向のデータと、前記撮影されたフェイスプレートの画像データとを合成して前記推定された音源方向を示す図形が描画された破損判定用画像を作成するステップと、前記作成された破損判定用画像から当該フィンガージョイントが破損しているか否かを判定するステップと、を備えることを特徴とする。
これにより、加振音の発生箇所が磁性粉探傷器で確認できる破損であるか否かを確実に判別することができるので、フィンガージョイントの破損判定精度を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィンガージョイントの破損判定方法であって、前記フィンガージョイントの振動が、道路用橋梁を走行する車両が当該フィンガージョイント上を通過した時に発生する振動であることを特徴とする。
これにより、フィンガージョイントの状態を常時監視できるので、フィンガージョイントの破損を早期に発見することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のフィンガージョイントの破損判定方法であって、前記フィンガージョイントの振動が、当該フィンガージョイントのフェイスプレートに路面側から打撃を与えて加振したときに発生する振動であることを特徴とする。
これにより、フィンガージョイントを同一の条件で振動させることができるので、フィンガージョイントの破損を確実に判定できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフィンガージョイントの破損判定方法であって、前記減衰時間を、前記判定帯域音の数波長〜数十波長分の長さの時定数を有するフィルターでフィルタリングして求められた音圧信号の大きさの時間変化波形(レベル波形)から算出するようにしたことを特徴とする。
これにより、減衰時間の長さを精度よく求めることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のフィンガージョイントの破損判定方法であって、前記破損判定帯域を、破損に起因する発生音の変化の大きな2000Hz〜5000Hz帯域としたことを特徴とする。
これにより、フィンガージョイントの破損判定精度を向上させることができるとともに、推定された音源方向を示す図形が破損判定帯域の音源の方向を示す図形のみとなるので、音源位置の推定精度が向上する。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のフィンガージョイントの破損判定方法であって、前記音採取手段が、互いに交わる2つの直線上にそれぞれ所定の間隔で配置された第1及び第2のマイクロフォン対と前記第1及び第2のマイクロフォン対の作る平面上にない第5のマイクロフォンとを備え、前記第1のマイクロフォン対を構成する2つのマイクロフォン間の音の到達時間差と、前記第2のマイクロフォン対を構成する2つのマイクロフォン間の音の到達時間差と、前記第5のマイクロフォンと前記第1及び第2のマイクロフォン対を構成する4つのマイクロフォンのそれぞれとで構成される4組のマイクロフォン対を構成するマイクロフォン間の到達時間差とを用いて音源方向を推定することを特徴とする。
このような音採取手段を用いることにより、少ないマイクロフォン数で音源方向を精度よく推定できるので、亀裂の発生箇所を効率よくかつ正確に推定することができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本発明の実施の形態に係るフィンガージョイントの破損判定装置の構成を示す図である。 音・映像採取ユニットと加振手段の設置位置の一例を示す図である。 マイクロフォンの配置を示す図である。 破損判定用画像の一例を示す図である。 フィンガージョイントの打撃位置と破損箇所を示す図である。 加振音の周波数スペクトルを示す図である。 加振音の時系列波形を示す図である。 加振音の減衰特性を示す図である。 フィンガージョイントの破損判定方法を示すフローチャートである。 フィンガージョイントの一例を示す図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、フィンガージョイントの破損判定装置1の構成を示す図で、フィンガージョイントの破損判定装置1は、加振手段1Dと、音・映像採取ユニット10と、データ処理部20と、記憶・演算部30と、表示手段40とを備える。
加振手段1Dは、図2に示すように、ジョイント部材50A(または、ジョイント部材50B)のフェイスプレート51を打撃する加振部材としてのハンマー1aと、ハンマー1aを上下させるハンマー駆動部1bと、駆動部11bを支持する基台1cと、打撃毎に打撃信号を出力する信号発生部1dと、図示しない走行手段とを備え、自走してフェイスプレート51の所定の位置にハンマー1aによる打撃を加えて、ジョイント部材50A(または、ジョイント部材50B)を加振するとともに、打撃箇所を示す打撃信号を発生してデータ処理部20に出力する。
なお、図2では、データ処理部20、記憶・演算部30、及び、表示手段40については省略した。本例では、フェイスプレート51の打撃箇所を、櫛歯のある箇所の櫛歯とは反対側の箇所とした。
音・映像採取ユニット10は、図1に示すように、音採取手段11と、撮影手段としてのCCDカメラ(以下、カメラという)12と、マイクロフォン固定部13と、カメラ支持台14と、支柱15と、支持脚16とを備える。
音採取手段11は複数のマイクロフォンM1〜M5を備える。
マイクロフォンM1〜M5の配置は、図3に示すように、4個のマイクロフォンM1〜M4を、互いに直交する2直線(ここでは、x軸とy軸)上にそれぞれ所定の間隔Lで配置された2組のマイクロフォン対(M1,M3)及びマイクロフォン対(M2,M4)を構成するように配置するとともに、第5のマイクロフォンM5を前記マイクロフォンM1〜M4の作る平面上にない位置(ここでは、Z軸上)に配置する。本例では、マイクロフォンM5を、マイクロフォンM1〜M4の作る正方形を底面とする四角錐の頂点の位置に配置した。これにより、更に4組のマイクロフォン対(M5, M1)〜(M5, M4)が構成される。
カメラ12の撮影方向は、図1の白抜きの矢印Dに示すように、2組のマイクロフォン対(M1,M3)及びマイクロフォン対(M2,M4)が配置される直交する2直線の交点を通り前記2直線とほぼ45°をなす方向に設定してある。
本例では、高速道路の橋梁に設置されている状態のフィンガージョイント50を撮影するので、図2に示すように、音・映像採取ユニット10を橋桁60の路肩側に設置するとともに、打撃を与える側のジョイント部材50Aのフェイスプレート51の表面を見下ろすような位置にカメラ12が位置するように、音・映像採取ユニット10を設置する。なお、カメラ12の撮影範囲を水平角θで±60°、仰角φで−20°〜−60°の範囲とした。
マイクロフォン固定部13にはマイクロフォンM1〜M5が設置され、カメラ支持台14にはカメラ12が設置され、マイクロフォン固定部13とカメラ支持台14とは、3本の支柱15によって連結されている。つまり、音採取手段11とカメラ12とは一体化されている。なお、マイクロフォンM1〜M5は、カメラ12の上部に配置される。
支持脚16はいわゆる三脚で、音採取手段11とカメラ12とを計測箇所に支持する。
マイクロフォンM1〜M5は、音源であるフィンガージョイント50から伝播される音の音圧信号の大きさである音圧レベルをそれぞれ測定する。
データ処理部20は、データ取込手段21と、増幅器22と、A/D変換器23と、映像入出力手段24とを備える。
データ取込手段21は、加振手段1Dの信号発生部1dから送られてきた打撃信号が入力したときに、マイクロフォンM1〜M5で採取した音の音圧信号を増幅器22に取り込むとともに、映像入出力手段24への映像信号の取り込みを許可する測定開始スイッチの機能を備える。音圧信号と映像信号の取り込みは、予め設定した取込時間(例えば、2sec.)だけ行い、次の打撃信号が入って来た時点でデータの取り込みを再開する。
増幅器22はローパスフィルタを備え、マイクロフォンM1〜M5で採取した音の音圧信号から高周波ノイズ成分を除去するとともに、前記各音圧信号を増幅してA/D変換器23に出力する。
A/D変換器23は、音圧信号をA/D変換して得られた音圧波形データを記憶・演算部30のデータ記憶手段31に送る。
映像入出力手段24は、カメラ12で撮影された映像信号を入力し、この映像信号をA/D変換して得られた画像データをデータ記憶手段31に送る。
記憶・演算部30は、データ記憶手段31と、音源方向推定手段32と、減衰時間算出手段33と、破損判定用画像作成手段34と、破損判定手段35とを備える。
記憶・演算部30を構成する各手段は、例えば、パーソナルコンピュータのソフトウェアとメモリーとにより構成される。
データ記憶手段31は音圧波形データと画像データとを打撃箇所Fk(k=1〜n)毎に記憶する。
音源方向推定手段32は、データ記憶手段31に記憶された音圧波形データを用いて、音源方向である水平角θと仰角φとを算出するとともに音圧レベルを計測する。
水平角θと仰角φとは、マイクロフォンM1〜M5間のそれぞれの位相差を求め、この求められた位相差から推定するが、本例では、位相差に代えて、位相差に比例する物理量である到達時間差Dijを用いて水平角θ及び仰角φを求める。
具体的には、各マイクロフォン対(Mi, Mj)の時間遅れDijから、当該観測点から見た音源方向を推定する(i,j=1〜5)。
水平角θと仰角φとは以下の式(1)及び式(2)で表わせる。
ここで、時間遅れDijは、マイクロフォンMiに到達する音圧信号と、このマイクロフォンMiに対して対となるマイクロフォンMjに到達する音圧信号との時間差であり、この対となる2つのマイクロフォンMi及びMjに入力される信号のクロススペクトルPij(f)を求め、更に、対象とする周波数fの位相角情報Ψ(rad)を用いて、以下の式(3)により算出される。
なお、音源方向と音圧レベルとは周波数毎に計測するが、本例では、後述する破損判定帯域(2000Hz〜5000Hzの周波数帯域)についてのみ行う。
また、マイクロフォンM5に入力される信号の大きさを、観察される音の音圧信号の大きさとする。
減衰時間算出手段33は、帯域フィルター33aと減衰時間算出部33bとを備える。
帯域フィルター33aは、時定数が10msec.のバンドパスフィルターなどで構成され、A/D変換器23でA/D変換された加振音の音圧波形データから、フィンガージョイント50の破損を判定するために予め設定された周波数帯域である破損判定帯域の音圧信号のデータである音圧波形データを抽出して減衰時間算出部33bに送る。
減衰時間算出部33bは、加振音の音圧波形データから、破損判定帯域の音の大きさの時間変化波形であるレベル波形を求めるとともに、レベル波形から加振音の減衰時間を算出する。
破損判定帯域の設定方法とレベル波形の求め方については後述する。
破損判定用画像作成手段34は、打撃箇所Fk(k=1〜n)毎に、音源方向推定手段32で算出された加振音の音源方向のデータ(水平角θと仰角φ)及び音圧レベルと、データ記憶手段31に記憶された画像データとを合成し、例えば、図4(a)〜(c)に示すような、画像中に音源の方向を示す図形(例えば、円)が描画された破損判定用画像Gk(k=1〜n)を作成して表示手段40に出力する。
破損判定用画像Gkの横軸は水平角θで縦軸は仰角φで、周波数帯域が破損判定帯域(2000Hz〜5000Hz)、音圧レベルが所定値(例えば、70dBSPL)以上である加振音の音源方向を示す図形のみが描写される。図形が円の場合には、円の半径が加振音の音圧信号の大きさを表わす。
破損判定手段35は、打撃箇所毎に作成されたn個の破損判定用画像Gk(k=1〜n)の中から、音源の方向を示す図形が表示されている破損判定用画像があるか否かを判定することで、フィンガージョイント50が破損しているか否かを判定するとともに、例えば、音源方向を示す複数の図形の重心座標を求めるなどして、フェイスプレート51とウェブプレート52との間に亀裂が発生している箇所(破損箇所)を特定する。
なお、破損判定用画像は打撃箇所毎に作成されるので、破損箇所を打撃箇所Fkに対抗する櫛歯の根元であるとしても問題はない。
このとき、減衰時間算出手段33で算出した減衰時間が予め設定した基準減衰時間よりも短い箇所の加振音の音源の方向を示す図形を削除するようにすれば、フィンガージョイントが破損していると判定される箇所にのみ音源の方向を示す図形が表示された破損判定用画像Gを得ることができるので、フィンガージョイント50が破損している箇所(破損箇所)を確実に特定することができる。
表示手段40は、液晶ディスプレイ等の表示画面40Mを備え、破損判定用画像作成手段34で作成された破損判定用画像を表示画面40Mに表示する。
ここで、破損判定帯域の設定方法とレベル波形の求め方について説明する。
高速道路の橋梁部で使用中の複数のフィンガージョイントについて、図5に示すように、ジョイント部材50Aのフェイスプレート51の複数箇所(打撃箇所F1〜F11)を1箇所ずつハンマーで打撃して加振してジョイント部材50Aが発生する音の音圧信号を音採取手段にて採取するとともに、打撃箇所F1〜F11近傍をそれぞれカメラ12にて撮影して、破損判定用画像Gk(k=1〜11)を作成した後、加振音の発生したフィンガージョイントを撤去し、磁粉探傷器にてジョイント部材50Aの破損を調べた。
以下、破損判定帯域を設定する方法について、ジョイント部材50Aの打撃箇所F4と打撃箇所F6とで加振音の発生があったフィンガージョイントを例にとって説明するが、破損判定帯域を設定する際には、加振音が発生した複数のフィンガージョイントのジョイント部材50A,50Bについて調査をしたことはいうまでもない。
磁粉探傷器による検査の結果、図5に示すように、打撃箇所F6近傍には、フェイスプレート51とウェブプレート52の間の亀裂Kがあることが確認されたが、打撃箇所F4近傍では、加振音が発生したにもかかわらず破損は観察されなかった。以下、加振音が発生した打撃箇所を変化部、加振音が発生しなかった打撃箇所を健全部という。
前述した図4(a)〜(c)に示す破損判定用画像G1、G4、G6は、それぞれ、健全部F1、変化部F4,F6をそれぞれ加振したときの破損判定用画像で、図6(a)〜(c)は、健全部F1、変化部F4,F6をそれぞれ加振したときに発生した音をFFT分析して得られた周波数スペクトルの一例を示す図である。周波数スペクトルの横軸は周波数[Hz]、縦軸は音圧レベル[dB]で、一点鎖線で示した音圧レベルが70dBSPLに相当する。
図6(a)と図6(b),(c)を比較して分かるように、変化部F4と変化部F6とでは、健全部F1と比較して、音圧レベルが大きい周波数帯域があることが分かる。
図6では、この周波数帯域が2000Hz〜2500Hzの間にあるフィンガージョイントの周波数スペクトルを示したが、仕様の異なるフィンガージョイントで健全部F1との音圧レベルに明確な差がある周波数帯域を調べたところ、上記周波数帯域が2000Hz〜5000Hzの間にあることが分かった。
そこで、本例では、健全部F1との音圧レベルに明確な差がある周波数帯域である2000Hz〜5000Hz帯域を破損判定帯域に設定した。
次に、レベル波形の求め方について説明する。
図7(a)〜(c)は、設定された破損判定帯域の音圧信号をフィルタリングして抽出して得られた音圧信号の時間変化波形で、加振音の減衰時間は変化部F4では小さいが、変化部F6では長いことが分かった。なお、健全部F1では加振音の減衰時間が最も短い。
そこで、フィルタリングにより抽出された音圧信号である破損判定帯域音圧信号のRMS値を算出し、RMS値の時間変化波形であるレベル波形を求めた。
レベル波形の一例を図8に示す。同図の太い実線が変化部F6のレベル波形で、細い実線が変化部F4のレベル波形、太い一点鎖線が健全部F1のレベル波形である。
ここで、減衰時間を、音圧レベルが最大値となった時点から、最大値に対して50dB減少するまでの時間とすると、同図から明らかなように、変化部F6における加振音の減衰時間は変化部F4の加振音の減衰時間よりも明らかに長いことがわかる。したがって、加振音の減衰時間と閾値(予め設定した基準減衰時間)とを比較することで、加振音の発生箇所が磁性粉探傷器で確認できる程度の破損であるか否かを判別できる。
なお、本例では、RMS値を求める際の時定数を10msec.〜50msec.とした。これは、時定数が大きすぎるとフィンガージョイント全体からの影響が大きくなり、個別の現象が隠れてしまうためである。また、時定数が小さすぎると、細かな傷等の影響が反映されてしまうため、減衰時間の測定精度が低下するからである。したがって、レベル波形を求める際の時定数としては、10msec.〜50msec.、すなわち、破損判定帯域音の数波長〜数十波長分の長さとすることが好ましい。
次に、本発明によるフィンガージョイントの破損判定方法について、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、音・映像採取ユニット10を計測点にセットし、カメラ12の撮影方向を高速道路の橋梁に設置されているフィンガージョイント50を構成するジョイント部材50Aのフェイスプレート51における打撃箇所F1に向けた後、打撃箇所F1を打撃してフィンガージョイント50を加振する(ステップS10)。そして、マイクロフォンM1〜M5にてフィンガージョイント50の発生する加振音の音圧信号と打撃箇所F1近傍の画像を採取する(ステップS11)。
次に、マイクロフォンM1〜M5の出力信号である音圧信号を増幅してA/D変換して得られた音圧波形データをデータ記憶手段31に保存するとともに、カメラ12の映像信号をA/D変換して得られた画像データをデータ記憶手段31に保存する(ステップS12)。
次に、データ記憶手段31に保存された音圧波形データを用いて、加振音の音源方向である水平角θ及び仰角φを推定するとともに、音圧レベルとを算出する(ステップS13)。
また、音源方向の推定と並行して、データ記憶手段31に保存された音圧波形データから破損判定帯域の音圧信号を取り出し、この音圧信号のデータを用いてレベル波形を求めて、加振音の減衰時間を算出する(ステップS14)。
次に、図4(a)〜(c)に示すような、横軸が水平角θで縦軸を仰角φであるマップ上に、音源方向(θ,φ)と音圧信号の周波数及び大きさとを表示した円が表示された破損判定用画像を作成する(ステップS15)。円の径が音圧レベルを表わす。
破損判定用画像G1には破損判定帯域である2000Hz〜5000Hzの音圧信号の帯域成分(左下がりの斜線を施した円)のみが表示される。
次に、全ての打撃箇所Fk(k=1〜n)の破損判定用画像Gk(k=1〜n)を作成したか否かを判定する(ステップS16)。
全ての打撃箇所の破損判定用画像を作成していない場合には、加振手段1Dを自走させて次の打撃箇所まで自走した後、フェイスプレート51の所定の位置にハンマー1aによる打撃を加えて、次の打撃箇所Fk+1を打撃してフィンガージョイント50を加振した後、ステップS11〜ステップS16までの操作を行って、フィンガージョイント50の発生する音の音圧信号と打撃箇所Fk+1近傍の画像とを採取し、全ての打撃点Fk(k=1〜n)の破損判定用画像Gk(k=1〜n)を作成する。
全ての打撃箇所の破損判定用画像の作成が終了したら、ステップS17に進んで、n枚の破損判定用画像Gk(k=1〜n)のそれぞれについて、音源方向の推定に用いた加振音の減衰時間が予め設定した基準減衰時間以上であるか否かを判定し、加振音の減衰時間が基準減衰時間以上である破損判定用画像を選択し、この選択された破損判定用画像を破損箇所特定用画像とする(ステップS17)。
最後に、選択された破損箇所特定用画像を用いて、フィンガージョイント50を構成するジョイント部材50Aの破損箇所を特定する(ステップS18)。具体的には、図4(c)に示した破損判定用画像G6のように、破損箇所特定用画像の破損部近傍には音源位置を示す円が多数表示される。したがって、破損箇所特定用画像に表示されている円の大きさや密度などから亀裂Kの位置を特定することができる。
なお、前述したように、亀裂Kの位置を打撃箇所F6に対抗する櫛歯の根元であるとしてもよい。
フィンガージョイント50を構成するジョイント部材50Aの破損判定が終了したら、ステップS10に戻り、ステップS10〜ステップS19までの操作を行ってジョイント部材50Bの破損判定を行う。
なお、前記実施の形態では、音源方向の推定と減衰時間を算出とを並行して行ったが、減衰時間を先に算出し、算出された減衰時間が基準減衰時間以上の加振音についてのみ、音源方向の推定を行ってもよい。この場合、破損判定用画像Gkは、算出された減衰時間が基準減衰時間以上の加振音についてのみ作成すればよく、破損箇所特定用画像を選択する必要もないので、作業工程を簡略化できる。
また、音源方向の推定と減衰時間を算出とを並行して行い、減衰時間が算出された減衰時間が基準減衰時間以上の加振音のみ破損判定用画像を作成してもよい。
一方、本例の方法では、全ての打撃点について破損判定用画像を作成しているので、磁性粉探傷器で確認できる程度の破損でない場合でも、破損判定用画像をデータとして残せるという利点がある。
また、前記例では、レベル波形を求めて減衰時間を算出したが、図7(a)〜(c)に示すような破損判定帯域の音圧信号の時系列波形の包絡線から減衰時間を算出するようにしてもよい。
また、前記例では、フェイスプレート51の打撃箇所Fkを、櫛歯のある箇所の櫛歯とは反対側の11箇所としたが、これに限るものではなく、櫛歯であってもよいし、櫛歯と櫛歯の間であってもよい。
また、打撃箇所の数についても櫛歯の数に無関係に設定してもよい。打撃箇所の数は少なくとも1箇所であればよい。また、複数の打撃箇所Fkを一箇所ずつ順に打撃してもよいし、複数箇所を同時に打撃してもよい。
また、加振手段1Dは本発明の必須の事項ではなく、当該フィンガージョイント50が加振されて振動状態にある時に発生する音の音圧信号とその時のフェイスプレート51の映像とを採取して破損判定用画像を作成すれば、フィンガージョイント50の破損を判定することができる。
具体的には、作業員がハンマー1aにてフェイスプレート51を打撃することでフィンガージョイント50を振動させてもよい。
あるいは、高速道路を走行中の車両がフィンガージョイント50を通過したときにはタイヤの荷重によりフィンガージョイント50が加振されるので、車両通過時の音と映像とを採取して破損判定用画像を作成すれば、フィンガージョイント50を人為的に加振することなく、フィンガージョイント50の破損を判定することができるとともに、フィンガージョイントの状態を常時監視できるので、フィンガージョイントの破損を早期に発見することができる。
以上説明したように、本発明によれば、高速道路等の橋梁に設置さている状態のフィンガージョイント50の破損を確実にかつ短時間で判定することができるので、高速道路の保守管理を効率よく行うことができる。
1 フィンガージョイントの破損判定装置、
10 音・映像採取ユニット、11 音採取手段、12 カメラ、
13 マイクロフォン固定部、14 カメラ支持台、15 支柱、16 支持脚、
20 データ処理部、21 データ取込手段、22 増幅器、23 A/D変換器、
24 映像入出力手段、
30 記憶・演算部、31 データ記憶手段、32 音源方向推定手段、
33 減衰時間算出手段、33a 帯域フィルター、33b 減衰時間算出部、
34 破損判定用画像作成手段、35 破損判定手段、
40 表示手段、40M 表示画面、
50 フィンガージョイント、50A,50B ジョイント部材、
51 フェイスプレート、51a 櫛歯、52 ウェブプレート、53 リブプレート、60 橋桁、M1〜M5 マイクロフォン。

Claims (6)

  1. 道路用橋梁に設置されているフィンガージョイントの破損判定方法であって、
    複数のマイクロフォンを備えた音採取手段を用いて振動状態にある前記フィンガージョイントの発生する音の音圧信号を採取するステップと、
    前記音圧信号から予め設定された当該フィンガージョイントの固有振動周波数より高い周波数帯域である破損判定帯域にある判定帯域音の減衰時間を算出するステップと、
    前記音圧信号のうちの前記判定帯域音の減衰時間が予め設定された基準減衰時間以上である音圧信号の音源方向を推定するステップと、
    前記フィンガージョイントのフェイスプレートの映像を撮影するステップと、
    前記推定された音源方向のデータと、前記撮影されたフェイスプレートの画像データとを合成して前記推定された音源方向を示す図形が描画された破損判定用画像を作成するステップと、
    前記作成された破損判定用画像から当該フィンガージョイントが破損しているか否かを判定するステップと、
    を備えることを特徴とするフィンガージョイントの破損判定方法。
  2. 前記フィンガージョイントの振動が、道路用橋梁を走行する車両が当該フィンガージョイント上を通過した時に発生する振動であることを特徴とする請求項1に記載のフィンガージョイントの破損判定方法。
  3. 前記フィンガージョイントの振動が、当該フィンガージョイントのフェイスプレートに路面側から打撃を与えて加振したときに発生する振動であることを特徴とする請求項1に記載のフィンガージョイントの破損判定方法。
  4. 前記減衰時間を、前記判定帯域音の数波長〜数十波長分の長さの時定数を有するフィルターでフィルタリングして求められた音圧信号の大きさの時間変化波形から算出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフィンガージョイントの破損判定方法。
  5. 前記破損判定帯域が2000Hz〜5000Hz帯域であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のフィンガージョイントの破損判定方法。
  6. 前記音採取手段が、互いに交わる2つの直線上にそれぞれ所定の間隔で配置された第1及び第2のマイクロフォン対と前記第1及び第2のマイクロフォン対の作る平面上にない第5のマイクロフォンとを備え、
    前記第1のマイクロフォン対を構成する2つのマイクロフォン間の音の到達時間差と、
    前記第2のマイクロフォン対を構成する2つのマイクロフォン間の音の到達時間差と、
    前記第5のマイクロフォンと前記第1及び第2のマイクロフォン対を構成する4つのマイクロフォンのそれぞれとで構成される4組のマイクロフォン対を構成するマイクロフォン間の到達時間差とを用いて音源方向を推定することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のフィンガージョイントの破損判定方法。
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