JP2014050881A - 鉄筋引込装置及びその鉄筋籠横組立方法。 - Google Patents

鉄筋引込装置及びその鉄筋籠横組立方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄筋篭を組み立てる方法とその装置で、労働環境の改善から作業軽減と組立作業効率を上げることで組立コストの改善を図る。
【解決手段】フープ筋12及び補強筋13を横組方向に立てて各配置すると共に牽引装置またはローラ移送装置などの引込装置3で、該フープ筋12及び補強筋13内に主筋10を引き込んだ後、該フープ筋12及び補強筋13に主筋10を格子状に横組する横組立方法と、フープ筋12及び補強筋13を横組方向に立てて各配置し、その配置されたフープ筋12及び補強筋13内に主筋10を引き込む牽引装置またはローラ移送装置などの引込装置3設けることとし、また該主筋10を引き込む終端に当接基準板4を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋篭を構築現場内で組み立てる鉄筋籠横組立方法と、各配置されたフープ筋及び補強筋内に主筋を導入するための鉄筋引込装置に関する。
従来、鉄筋篭の組立は、コンクリ−ト構造物の構築場所まで鉄筋篭をクレ−ン等で吊り起こし搬送して設置することからその建て込み近くで横組みされることが一般的に行われている。
そして、その現状の鉄筋篭の組立は、柱状に配置した複数の縦主筋と環状または角状のフープ筋(使用要途により所用位置に補強筋を加える)を格子状に組み合わせて、円柱状または角柱状の鉄筋籠を、その建て込み近くで組立治具などを使用して横組みすることが一般的に行われている。
その、横組みするとき、予め組み立て治具に、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて各配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋内に、作業員が主筋を1本ずつ持ち込み、該フープ筋及び補強筋内で、該主筋を格子状となるように各配置して取付金具及び結束線で取付固定して組み立てている。
なお、上述した作業員がフープ筋及び補強筋内に、主筋を1本ずつ持ち込む従来作業に関して、まず、一般的に組立てられる鉄筋籠の直径は、800mm〜1200mmで、長さ8.5m〜12mであり、そこに使用されるフープ筋本数が45本〜65本位が使用され、そしてそのフープ筋に入れ込む主筋サイズは、鉄筋規格サイズがD32の長さ10mで、一本当たり/62.3kgの重量があり、そしてその使用本数が30本(1869kg)〜50本(3115kg)位で、最も多く施工されている使用例で、さらに大きいサイズの物は、鉄筋規格サイズがD35の長さ10mで、一本当たり/75.1kgの重量があり、このことを踏まえて、主筋重量の62.3kg〜75.1kgのものを30本〜50本を入れ込むには、作業員の過大な負担となり、実質、その主筋の鉄筋規格サイズD32の10mのものを30本入れ込むのに、4人の作業員が約40分位かかっており、大変重労働な作業をしていた。
しかして、鉄筋籠の組立に関連する先行技術として、鉄筋籠を支持する鉄筋籠支持パイプと、移動可能に挿入フレームに形成された複数のローラーからなる主筋テーブルと、該主筋テーブルに供給された主筋をフープ筋内に送り込むストライカーとからなる鉄筋籠横組立装置が記載され、該ストライカーをフープ筋側に移動させることで、主筋を一本ずつフープ筋内に送り込み、主筋とフープ筋とを結束することを繰り返すことで鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠が組立されるとする実施例を示す「鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠横組立法」がある。(例えば、特許文献1参照)
特許第3344354号公報
従来の鉄筋篭の組立は、一般的に手組の作業で行われることが最も多く実施され、そして該鉄筋籠を横組するときの手組の作業は、組み立て治具に、予め所定数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて各配置し、該フープ筋及び補強筋内に該主筋を一本ずつ、二人の作業員で持ち込んだ後、該主筋とフープ筋及び補強筋が格子状となるように取付金具及び結束線で取付固定し、その時、各主筋の先端が凹凸の不揃いにならないように揃えて組み立てることが必要であり、その持ち込み作業の手間と、その揃えて組み立てることの手間が課題で、その改善が求められていた。
その現状行われている現場での鉄筋篭の組立というのは、大型の鉄筋篭は大きく移動させるのが困難であるから、コンクリ−ト構造物の構築場所の建て込み近くで横組みされ、そしてその組み上がった鉄筋篭をそのままクレ−ン等で吊り起こして設置するのが一般的であり、よってそのような環境下では、鉄筋篭の組立を機械化して作業を軽減する装置をその現場近くに導入すること自体が、場所的にも不可能であり、そのことから、組立治具などで作業員による手組が一般的に行われていたので、作業効率と作業軽減とその環境などの改善が長らく待たれていた。
そして、その手組の際の作業において、上述したように主筋を一本ずつ二人の作業員でフープ筋及び補強筋内に持ち込む、その主筋の持ち込み移動が、高重量であるため極めて重労働な作業となり、それは前述したように高重量の主筋を数多く、手作業で行わなくてはならないため、少しの移動でもその労働負荷と作業時間の過大が問題となり、その労働環境の改善が求められ、またコスト削減から作業員数の削減も要請があった。
しかして、先行技術で開示される特許文献1の「鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠横組立法」は、複数のローラーからなる主筋テーブルと、該主筋テーブルに供給された主筋をフープ筋内に送り込むストライカーをフープ筋側に移動させることで、主筋を一本ずつフープ筋内に送り込み、主筋とフープ筋とを結束することを繰り返すことで鉄筋籠を組立る鉄筋籠横組立装置で、高重量の主筋を容易に移動でき作業改善する物であるが、上述したように鉄筋籠横組立装置そのものの導入が極めて難しく、またその装置も簡易な物でなく、建て込み近くに導入できるような簡易な装置が求められていた。
このような課題から本発明は、簡易な装置で、組み立て治具でありながら高重量の主筋をフープ筋及び補強筋内に容易に導入移動させて、鉄筋籠を横組で手組する鉄筋籠横組立方法と、その鉄筋引込装置で、労働負荷と作業時間の短縮を図り、その労働環境の改善と、作業員数の削減からコスト削減することで、上述した課題の解決を図ることを目的とする。
本発明は、上記課題を有効に達成するために、第1の解決手段として、鉄筋籠を横組で手組する組立方法を、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて配置すると共に手動または動力を有する牽引装置または動力により駆動回転するローラ移送装置などの引込装置で、前記所用数の主筋を該フープ筋及び補強筋内に導入した後、該フープ筋及び補強筋に、主筋を格子状に横組する横組立方法としたことにより、
所用数の該フープ筋及び補強筋内に、所用数の主筋を引込装置で導入して横組する横組立方法としている。
また、第2の解決手段として、鉄筋籠が組立できるように、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて各配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋内に所用数の主筋を導入できるように、手動または動力を有する牽引装置または動力により駆動回転するローラ移送装置などを用いた引込装置を、治具ベース上で組み立てられる鉄筋籠の該治具ベースのどちらか一方端側に設けたことにより、
引込装置で、所用数の該主筋を、所用数の該フープ筋及び補強筋内に導入して横組するとしている。
また、第3の解決手段として、所用数の主筋が、フープ筋及び補強筋内に導入されるその終端側の治具ベース上に当接基準板を設けたことにより、
該当接基準板を所用数の主筋の引き込み終端と、組立用の主筋の位置決め基準板として使用している。
本発明は、上述したそれぞれの手段によって有効な効果が得られるようにしたもので、特に、第1の解決手段の、所用数のフープ筋及び補強筋と、該フープ筋及び補強筋内に、所用数の主筋を格子状となるように各配置して鉄筋籠を横組する組立方法において、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて配置すると共に手動または動力を有する牽引装置または動力により駆動回転するローラ移送装置などの引込装置で、前記所用数の主筋を該フープ筋及び補強筋内に導入した後、該フープ筋及び補強筋に、主筋を格子状に横組することにより、
フープ筋及び補強筋内に、所用数の主筋を引込装置で導入する主筋の持ち込み作業が、施工実績の実測値から、主鉄筋D32の10mを30本入れ込むのに作業員3人で、約5分位完了でき、従来(引込装置を使用しない従来工法)の4人の作業員が、実質、約40分位掛かっていた持ち込み作業に比較して、大幅な時間短縮と、人員削減、それによるコスト削減が実現できた。
また、鉄筋籠を横組する組立作業で最も負担の掛かる一番の重労働であった、作業員による直接的な主筋の持ち込み作業が排除でき、引込装置による軽作業に振り返ることができるので、作業員の大幅な作業軽減が図れ、労働環境の改善ができた。
しかして、第2の解決手段の、所用数のフープ筋及び補強筋と、該フープ筋及び補強筋内に所用数の主筋を各配置して格子状に鉄筋籠を組立するとき、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて各配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋内に所用数の主筋を導入できるように、手動または動力を有する牽引装置または動力により駆動回転するローラ移送装置などを用いた引込装置を、治具ベース上で組み立てられる鉄筋籠の該治具ベースのどちらか一方端側に設けたことにより、
作業員による主筋の直接の持ち込み作業から、引込装置での導入作業により、直接負荷が掛からず、よって軽作業に振り返ることができるので、上述したように作業員の大幅な作業軽減が図れることで労働環境の改善ができ、また大幅な時間短縮と、人員削減、それによるコスト削減が実現できた。
また、従来の装置のように、組み上げる鉄筋籠に正比例した大型の装置は必要とせず、単に、鉄筋篭の組み立て治具の一方端から牽引装置などの引込装置で構成される簡易な装置で、コンクリ−ト構造物の構築場所でも使用できることで、該装置の使用が簡便で、その装置コストも抑えることができると共にそれによる作業が大幅に改善できるので、鉄筋篭の組立のコスト削減が容易で、作業員の大幅な作業軽減も図れる。
しかして、第3の解決手段の、所用数の主筋が、フープ筋及び補強筋内に導入されるその終端側の治具ベース上に当接基準板を設けたことにより、
引込装置でフープ筋及び補強筋内に、所用数の主筋を導入したときの該主筋の先端の不揃いを当接基準板に当接させることで、該主筋の先端を揃えることができるので、組立を始めるときにその先端を揃える手間が必要なくなり、その手間が軽減され、それは少しの先端を揃える程度の移動でも、一本の主筋が非常に重たいことから手で容易に移動できず、力の必要とする手間な作業となり、よって最初に該装置で移動したときに、先端が揃えられることが、作業上の大きな効果となる。
さらに、該フープ筋及び補強筋に、主筋を格子状に各配置しながら鉄筋籠を組立てるとき、該主筋の先端を当接基準板に当接させることで、その先端を揃えることができるので、主筋の組立用位置決め基準板として使用でき、上述したように主筋先端を揃える微調節が当接基準板に当接させるだけで、該先端が揃い、主筋引き込み後の組み立て作業の効率化も図れる。
よって、これらのことから本発明は、実用上著大な効果を奏する。
本発明の引込装置3及び主筋10の引込み状態を示す一部省略した正面図である。 本発明の図1の矢視A−A線断面図である。 本発明の組上がった状態の一部省略した鉄筋篭11を示す正面図である。 本発明の引込装置3及び主筋10の引込み状態を示す要部の正面図である。 本発明の引込装置3及び主筋10の組立状態を示す側面図である。 本発明の他の実施例の引込装置3及び主筋10の引込み状態を示す一部省略した正面図である。 本発明のその他の実施例の引込装置3及び主筋10の引込み状態を示す一部省略した正面図である。
鉄筋籠を横組で手組する組立方法を、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて配置すると共に手動または動力を有する牽引装置または動力により駆動回転するローラ移送装置などの引込装置で、前記所用数の主筋を該フープ筋及び補強筋内に導入した後、該フープ筋及び補強筋に、主筋を格子状に横組する横組立方法と、
所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて各配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋内に所用数の主筋を導入する引込装置を、牽引装置またはローラ移送装置などの引込装置とし、またその鉄筋籠の終端に当接基準板を設けて、主筋組立基準位置としたことで、主筋の導入作業及び鉄筋組立作業を容易で軽作業とし、鉄筋篭組立コストを大幅に削減する組立方法とその装置の提供を実現させた。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は鉄筋篭組立治具装置で、該鉄筋篭組立治具装置1は、治具ベース2上の一端部側に引込装置3と当接基準板4を設け、その治具ベース2上の所用位置に略等間隔でローラ5,5,…を各配設している。
そこで、該組立治具装置1の治具ベース2は、長手方向に並設する縦ベース6,6と所定間隔で配設される横ベース7,7,…を有し、組み立てる鉄筋篭に対応する所定長さの縦ベース6,6上に所定間隔でローラ5,5,…を横架してそれぞれ配設し、該ローラ5,5,…は、移動補助用で、空回転することで移動を容易にする。
そして該引込装置3は、ワイヤー8を巻き取る電動の装置で、該縦ベース6,6上に立設された板状の当接基準板4の挿通孔9を通してワイヤー8を巻き取れるように当接基準板4の背面側に、該引込装置3を設けている。
なお、引込装置3は、動力による装置としての実施例を示しているが、電源のないところでは手動による牽引装置を使用しても可能である。
また、該当接基準板4は、縦ベース6,6の終端部近傍に立設された板状で、該当接基準板4の略中央近傍に挿通孔9を開設すると共に該挿通孔9を通してワイヤー8を巻き取れるように立設され、そして後述する主筋10の先端が、該当接基準板4に当接するように配置されると共に後述する鉄筋篭11を組み立てるときの主筋10の先端の位置決め基準板ともなる。
なお、上述治具ベース2は、図1に示すように、後述するフープ筋12及び補強筋13の所用数を、組立所定位置に各立てて配置し若しくは初期には所定数まとめて各立てて保持し、図2に示すように、組立てのときフープ筋12及び補強筋13を該組立て所定位置に載置する載置台14を縦ベース6,6の間に設け、また該縦ベース6,6を横ベース7,7,…で各支持している。
しかして、該組立治具装置1を使用して組み立てる鉄筋篭11は、図3に示すように、鉄筋で環状に形成したフープ筋12及び補強のために数カ所設ける板状で環状に形成した補強筋13の内周側に、通常、該フープ筋12より太い主鉄筋の主筋10,10,…を格子状に配置して、その各交差部を取付金具15,15,…で取付け固定し、またフープ筋12,12,…の多くは結束線16,16,…で主筋10,10,…と結束固定して形成される。
そこで、本願発明の鉄筋篭組立治具装置1を使用して、該鉄筋篭11を組立てる前準備の主筋10,10,…の導入作業の工程手順として、図1及び図2に示すように、主筋10,10,…をローラ5,5,…上に載置すると共にワイヤー8により束ねて引込装置3で、当接基準板4の挿通孔9を通して、該ワイヤー8を巻き取り、各配置されたフープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…内に該主筋10,10,…の束を当接基準板4に当接するまで巻き取る。
そして、引込装置3でワイヤー8を巻き取ることで、該主筋10,10,…の束がローラ5,5,…上を移動して、図4に示すように、該当接基準板4に主筋10,10,…の先端部が当接する位置まで移動させることで、フープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…の中に主筋10,10,…の導入作業が完了し、該主筋10,10,…を取付け固定する組立準備が完了する。
そして、該ワイヤー8によって束ねられた主筋10,10,…を解くと共に各ローラ5,5,…を外し、図5に示すように、所定位置に設けられた載置台14上の補強筋13に、各主筋10,10,…を取付金具15,15,…で各取付け固定し、またフープ筋12,12,…も同様に、各主筋10,10,…を結束線16,16,…で結束固定(図示は省略した)して、鉄筋篭11が組み立てられる。
その主筋10を取付金具15で取付け固定するとき、主筋10の先端部を当接基準板4に当接させながら組み立てることで、鉄筋篭11の各主筋10の先端が正確に揃えられ、正確な鉄筋篭11の組立が容易に早くできる。
なお、該取付金具15及び結束線16の使用は、適宜変更して取付、結束され、その他金具、また溶接も合わせて、必要とする鉄筋篭の組み上がり状態により、適宜変更して使用する。
しかして、上述した引込装置3を当接基準板4の背面側に設ける実施例のものに対して、図6に示す他の実施例は、該当接基準板4の背面側の引込装置3に代えて滑車17、17aを設けるもので、そして該引込装置3は、該当接基準板4の反対側の治具ベース2近傍に設け、当接基準板4の挿通孔9にワイヤー8を通すと共に該滑車17、17aを介してフープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…内に主筋10,10,…を導入する実施例を示す鉄筋篭組立治具装置1aである。
そして、該主筋10,10,…の導入作業の工程手順は、主筋10,10,…をワイヤー8にて束ねると共に該ワイヤー8を挿通孔9に通すと共に滑車17、17aを介して、引込装置3の設置側に方向を転換させて、当接基準板4の反対側に設けられた該引込装置3でワイヤー8を巻き取ることで、図6で示す矢印のように、各配置されたフープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…内に該主筋10,10,…がローラ5,5,…上を移動し、該当接基準板4に主筋10,10,…の先端部が当接する位置まで移動させることで、主筋10,10,…の導入作業が完了して、主筋10,10,…を取付け固定する組立準備が完了する。
しかして、図7に示すその他の実施例は、上述する引込装置3に代えて、動力で駆動回転させるローラ移送装置18とし、該ローラ移送装置18は、一般にローラーコンベアーとして、ローラー内にモータを有し、自身で駆動回転するもので、図7に示すように矢印方向にローラを駆動回転させることで、主筋10,10,…を当接基準板4側へ移動させる該ローラ移送装置18を有する鉄筋篭組立治具装置1bとしたものである。
そこで、該鉄筋篭組立治具装置1bのローラ移送装置18の設置位置に関して、治具ベース2の、並設する縦ベース6,6に該ローラ移送装置18を横架すると共に主筋10,10,…を移動させるその移動区間の所定位置の一又は数カ所に、必要駆動力に合わせて配置し、また前述したと同様の空回転する移動補助用のローラ5は、その移動区間の所用位置に各配置して使用するが、それぞれ個別の図示は省略した。
そして、フープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…内に、主筋10,10,…を挿通移動させる導入作業は、まず主筋10,10,…をローラ移送装置18及びローラ5,5,…上に載置すると共に該ローラ移送装置18を回転駆動させて、該当接基準板4に主筋10,10,…の先端部が当接する位置まで移動させることで、主筋10,10,…の導入作業が完了して、主筋10,10,…を取付け固定する組立準備が完了する。
本発明の鉄筋籠横組立方法及びその鉄筋引込装置は、コンクリ−ト構造物の構築場所の近くで鉄筋籠を組み立てるとき、フープ筋及び補強筋内に主筋を導入するときに使用できる。
1 鉄筋篭組立治具装置
2 治具ベース
3 引込装置
4 当接基準板
10 主筋
11 鉄筋篭
12 フープ筋
13 補強筋
18 ローラ移送装置。
本発明は、各配置されたフープ筋及び補強筋内に主筋を導入するための鉄筋引込装置と、鉄筋篭を構築現場内で組み立てる鉄筋籠横組立方法に関する。
従来、鉄筋篭の組立は、コンクリ−ト構造物の構築場所まで鉄筋篭をクレ−ン等で吊り起こし搬送して設置することからその建て込み近くで横組みされることが一般的に行われている。
そして、その現状の鉄筋篭の組立は、柱状に配置した複数の縦主筋と環状または角状のフープ筋(使用要途により所用位置に補強筋を加える)を格子状に組み合わせて、円柱状または角柱状の鉄筋籠を、その建て込み近くで組立治具などを使用して横組みすることが一般的に行われている。
その、横組みするとき、予め組み立て治具に、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて各配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋内に、作業員が主筋を1本ずつ持ち込み、該フープ筋及び補強筋内で、該主筋を格子状となるように各配置して取付金具及び結束線で取付固定して組み立てている。
なお、上述した作業員がフープ筋及び補強筋内に、主筋を1本ずつ持ち込む従来作業に関して、まず、一般的に組立てられる鉄筋籠の直径は、800mm〜1200mmで、長さ8.5m〜12mであり、そこに使用されるフープ筋本数が45本〜65本位が使用され、そしてそのフープ筋に入れ込む主筋サイズは、鉄筋規格サイズがD32の長さ10mで、一本当たり/62.3kgの重量があり、そしてその使用本数が30本(1869kg)〜50本(3115kg)位で、最も多く施工されている使用例で、さらに大きいサイズの物は、鉄筋規格サイズがD35の長さ10mで、一本当たり/75.1kgの重量があり、このことを踏まえて、主筋重量の62.3kg〜75.1kgのものを30本〜50本を入れ込むには、作業員の過大な負担となり、実質、その主筋の鉄筋規格サイズD32の10mのものを30本入れ込むのに、4人の作業員が約40分位かかっており、大変重労働な作業をしていた。
しかして、鉄筋籠の組立に関連する先行技術として、鉄筋籠を支持する鉄筋籠支持パイプと、移動可能に挿入フレームに形成された複数のローラからなる主筋テーブルと、該主筋テーブルに供給された主筋をフープ筋内に送り込むストライカーとからなる鉄筋籠横組立装置が記載され、該ストライカーをフープ筋側に移動させることで、主筋を一本ずつフープ筋内に送り込み、主筋とフープ筋とを結束することを繰り返すことで鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠が組立されるとする実施例を示す「鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠横組立法」がある。(例えば、特許文献1参照)
特許第3344354号公報
従来の鉄筋篭の組立は、一般的に手組の作業で行われることが最も多く実施され、そして該鉄筋籠を横組するときの手組の作業は、組み立て治具に、予め所定数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて各配置し、該フープ筋及び補強筋内に該主筋を一本ずつ、二人の作業員で持ち込んだ後、該主筋とフープ筋及び補強筋が格子状となるように取付金具及び結束線で取付固定し、その時、各主筋の先端が凹凸の不揃いにならないように揃えて組み立てることが必要であり、その持ち込み作業の手間と、その揃えて組み立てることの手間が課題で、その改善が求められていた。
その現状行われている現場での鉄筋篭の組立というのは、大型の鉄筋篭は大きく移動させるのが困難であるから、コンクリート構造物の構築場所の建て込み近くで横組みされ、そしてその組み上がった鉄筋篭をそのままクレ−ン等で吊り起こして設置するのが一般的であり、よってそのような環境下では、鉄筋篭の組立を機械化して作業を軽減する装置をその現場近くに導入すること自体が、場所的にも不可能であり、そのことから、組立治具などで作業員による手組が一般的に行われていたので、作業効率と作業軽減とその環境などの改善が長らく待たれていた。
そして、その手組の際の作業において、上述したように主筋を一本ずつ二人の作業員でフープ筋及び補強筋内に持ち込む、その主筋の持ち込み移動が、高重量であるため極めて重労働な作業となり、それは前述したように高重量の主筋を数多く、手作業で行わなくてはならないため、少しの移動でもその労働負荷と作業時間の過大が問題となり、その労働環境の改善が求められ、またコスト削減から作業員数の削減も要請があった。
しかして、先行技術で開示される特許文献1の「鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠横組立法」は、複数のローラからなる主筋テーブルと、該主筋テーブルに供給された主筋をフープ筋内に送り込むストライカーをフープ筋側に移動させることで、主筋を一本ずつフープ筋内に送り込み、主筋とフープ筋とを結束することを繰り返すことで鉄筋籠を組立る鉄筋籠横組立装置で、高重量の主筋を容易に移動でき作業改善する物であるが、上述したように鉄筋籠横組立装置そのものの導入が極めて難しく、またその装置も簡易な物でなく、建て込み近くに導入できるような簡易な装置が求められていた。
このような課題から本発明は、簡易な鉄筋引込装置と、その簡易な組み立て治具でありながら高重量の主筋をフープ筋及び補強筋内に容易に導入移動させて、鉄筋籠を横組する鉄筋籠横組立方法とで、労働負荷と作業時間の短縮を図り、その労働環境の改善と、作業員数の削減からコスト削減することで、上述した課題の解決を図ることを目的とする。
本発明は、上記課題を有効に達成するために、第1の解決手段として、鉄筋籠が組立できるように、治具ベース上の主筋の全長に対応する載置台の所定位置に、所用数のフープ筋及び補強筋を各立設配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋内に所用数の主筋を導入できるように、その配置された治具ベースの一方端側にワイヤーなどで牽引する手動または動力を有する牽引装置を該治具ベースの端部側に設け、または主筋を載置して移送する移送用ローラを該治具ベースの所定位置に各配置した動力により駆動回転するローラ移送装置引込装置を設けたことにより、
引込装置で、該主筋を該フープ筋及び補強筋内に導入した後、該フープ筋及び補強筋に該主筋を格子状に各配置して鉄筋籠を横組するとしている。
また、第2の解決手段として、フープ筋及び補強筋内に所用数の主筋が導入されるその終端側の治具ベース上に当接基準板を設けたことにより、
該当接基準板を所用数の主筋の引き込み終端と、組立用の主筋の位置決め基準板として使用している。
また、第3の解決手段として、鉄筋籠を横組する組立において主筋の全長に対応した治具ベース上の載置台の所定位置に、所用数のフープ筋及び補強筋を各立設配置すると共に上記該牽引装置またはローラ移送装置の引込装置で、上記所用数の主筋を該フープ筋及び補強筋内に導入した後、該フープ筋及び補強筋に、主筋を格子状に横組する組立方法としたことにより、
フープ筋及び補強筋内に、該主筋を引込装置で導入した後、該フープ筋及び補強筋に該主筋を格子状に各配置して鉄筋籠を横組する組立方法としている。
本発明は、上述したそれぞれの手段によって有効な効果が得られるようにしたもので、特に、第1の解決手段の、所用数のフープ筋及び補強筋の内側に所用数の主筋を格子状に各配置して鉄筋籠を組立するとき、治具ベース上に設けられた該主筋の全長に対応する載置台の所定位置に該フープ筋及び補強筋を各立設配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋に所用数の主筋導入できるように、その配置された治具ベースの一方端側に引込装置を設け、該引込装置は、ワイヤーなどで牽引する手動または動力を有する牽引装置または主筋を載置して移送する移送用ローラを該治具ベースの所定位置に各配置した動力により駆動回転するローラ移送装置として設けたことにより、
作業員による主筋の直接の持ち込み作業から、引込装置での導入作業により、直接負荷が掛からず、よって軽作業に振り返ることができるので、上述したように作業員の大幅な作業軽減が図れることで労働環境の改善ができ、また大幅な時間短縮と、人員削減、それによるコスト削減が実現できた。
また、従来の装置のように、組み上げる鉄筋籠に正比例した大型の装置は必要とせず、単に、鉄筋篭の組み立て治具の一方端から牽引装置などの引込装置で構成される簡易な装置で、コンクリ−ト構造物の構築場所でも使用できることで、該装置の使用が簡便で、その装置コストも抑えることができると共にそれによる作業が大幅に改善できるので、鉄筋篭の組立のコスト削減が容易で、作業員の大幅な作業軽減も図れる。
しかして、第2の解決手段の、フープ筋及び補強筋内に所用数の主筋が導入されるその終端側の治具ベース上に当接基準板を設けたことにより、
引込装置でフープ筋及び補強筋内に、所用数の主筋を導入したときの該主筋の先端の不揃いを当接基準板に当接させることで、導入基準位置と該主筋の先端を揃えることができるので、組立を始めるときにその先端を揃える手間が必要なくなり、その手間が軽減され、それは少しの先端を揃える程度の移動でも、一本の主筋が非常に高重量であることから手で容易に移動できず、力の必要とする手間な作業となり、よって最初に該装置で移動したときに、先端が揃えられることが、作業上の大きな効果となる。
それは、該フープ筋及び補強筋に、主筋を格子状に各配置しながら鉄筋籠を組立てるとき、該主筋の先端を当接基準板に当接させることで、その先端を揃えることができるので、主筋の組立用位置決め基準板として使用でき、上述したように主筋先端を揃える微調節が当接基準板に当接させるだけで、該先端が揃い、主筋引き込み後の組み立て作業の効率化も図れる。
しかして、第3の解決手段の、所用数のフープ筋及び補強筋とその内側に所用数の主筋を格子状各配置して鉄筋籠を横組する組立において、治具ベース上に設けられる該主筋の全長に対応する載置台の所定位置に、該フープ筋及び補強筋を各立設配置すると共にその配置された治具ベースの一方端側から上記該牽引装置またはローラ移送装置の引込装置で、該主筋をその内側に導入した後、該フープ筋及び補強筋に該主筋を格子状に各配置して横組する方法により、
フープ筋及び補強筋内に、所用数の主筋を引込装置で導入する主筋の持ち込み作業が、施工実績の実測値から、主鉄筋D32の10mを30本入れ込むのに作業員3人で、約5分位で完了し、従来(引込装置を使用しない従来工法)の4人の作業員が、実質、約40分位掛かっていた持ち込み作業に比較して、大幅な時間短縮と、人員削減、それによるコスト削減が実現できた。
また、鉄筋籠を横組する組立作業で最も負担の掛かる一番の重労働であった、作業員による直接的な主筋の持ち込み作業が排除でき、引込装置による軽作業に振り返ることができるので、作業員の大幅な作業軽減が図れ、労働環境の改善ができた。
よって、これらのことから本発明は、実用上著大な効果を奏する。
本発明の引込装置3及び主筋10の引込み状態を示す一部省略した正面図である。 本発明の図1の矢視A−A線断面図である。 本発明の組上がった状態の一部省略した鉄筋篭11を示す正面図である。 本発明の引込装置3及び主筋10の引込み状態を示す要部の正面図である。 本発明の引込装置3及び主筋10の組立状態を示す側面図である。 本発明の他の実施例の引込装置3及び主筋10の引込み状態を示す一部省略した正面図である。 本発明のその他の実施例の引込装置3及び主筋10の引込み状態を示す一部省略した正面図である。
治具ベース上の主筋の全長に対応する載置台の所定位置に、所用数のフープ筋及び補強筋を各立設配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋内に所用数の主筋を導入できるように、その配置された治具ベースの一方端側にワイヤーなどで牽引する手動または動力を有する牽引装置を該治具ベースの端部側に設け、または主筋を載置して移送する移送用ローラを該治具ベースの所定位置に各配置した動力により駆動回転するローラ移送装置引込装置と、
またその鉄筋籠の終端側に位置する治具ベース上に当接基準板を設けて主筋組立基準位置として使用する鉄筋籠横組立用鉄筋引込装置と、
フープ筋及び補強筋とその内側に主筋を格子状に各配置して鉄筋籠を横組する組立において主筋の全長に対応した治具ベース上の載置台の所定位置に、所用数のフープ筋及び補強筋を各立設配置すると共に上記該牽引装置またはローラ移送装置の引込装置で、上記所用数の主筋を該フープ筋及び補強筋内に導入した後、該フープ筋及び補強筋に主筋を格子状に配置して鉄筋籠を横組するとした組立方法で、
主筋の導入作業及び鉄筋組立作業を容易にすると共に軽作業とし、鉄筋篭組立コストを大幅に削減する該装置とその組立方法の提供を実現させた。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は鉄筋篭組立治具装置で、該鉄筋篭組立治具装置1は、治具ベース2上の一端部側に引込装置3と当接基準板4を設け、その治具ベース2上の所用位置に略等間隔でローラ5,5,…を各配設している。
そこで、該組立治具装置1の治具ベース2は、長手方向に並設する縦ベース6,6と所定間隔で配設される横ベース7,7,…を有し、組み立てる鉄筋篭に対応する所定長さの縦ベース6,6上に所定間隔でローラ5,5,…を横架してそれぞれ配設し、該ローラ5,5,…は、移動補助用で、空回転することで移動を容易にする。
そして該引込装置3は、ワイヤー8を巻き取る電動の装置で、該縦ベース6,6上に立設された板状の当接基準板4の挿通孔9を通してワイヤー8を巻き取れるように当接基準板4の背面側に、該引込装置3を設けている。
なお、引込装置3は、動力による装置としての実施例を示しているが、電源のないところでは手動による牽引装置を使用しても可能である。
また、該当接基準板4は、縦ベース6,6の終端部近傍に立設された板状で、該当接基準板4の略中央近傍に挿通孔9を開設すると共に該挿通孔9を通してワイヤー8を巻き取れるように立設され、そして後述する主筋10の先端が、該当接基準板4に当接するように配置されると共に後述する鉄筋篭11を組み立てるときの主筋10の先端の位置決め基準板ともなる。
なお、上述治具ベース2は、図1に示すように、後述するフープ筋12及び補強筋13の所用数を、組立所定位置に各立てて配置し若しくは初期には所定数まとめて各立てて保持し、図2に示すように、組立てのときフープ筋12及び補強筋13を該組立て所定位置に載置する載置台14を縦ベース6,6の間に設け、また該縦ベース6,6を横ベース7,7,…で各支持している。
しかして、該組立治具装置1を使用して組み立てる鉄筋篭11は、図3に示すように、鉄筋で環状に形成したフープ筋12及び補強のために数カ所設ける板状で環状に形成した補強筋13の内周側に、通常、該フープ筋12より太い主鉄筋の主筋10,10,…を格子状に配置して、その各交差部を取付金具15,15,…で取付け固定し、またフープ筋12,12,…の多くは結束線16,16,…で主筋10,10,…と結束固定して形成される。
そこで、本願発明の鉄筋篭組立治具装置1を使用して、該鉄筋篭11を組立てる前準備の主筋10,10,…の導入作業の工程手順として、図1及び図2に示すように、主筋10,10,…をローラ5,5,…上に載置すると共にワイヤー8により束ねて引込装置3で、当接基準板4の挿通孔9を通して、該ワイヤー8を巻き取り、各配置されたフープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…内に該主筋10,10,…の束を当接基準板4に当接するまで巻き取る。
そして、引込装置3でワイヤー8を巻き取ることで、該主筋10,10,…の束がローラ5,5,…上を移動して、図4に示すように、該当接基準板4に主筋10,10,…の先端部が当接する位置まで移動させることで、フープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…の中に主筋10,10,…の導入作業が完了し、該主筋10,10,…を取付け固定する組立準備が完了する。
そして、該ワイヤー8によって束ねられた主筋10,10,…を解くと共に各ローラ5,5,…を外し、図5に示すように、所定位置に設けられた載置台14上の補強筋13に、各主筋10,10,…を取付金具15,15,…で各取付け固定し、またフープ筋12,12,…も同様に、各主筋10,10,…を結束線16,16,…で結束固定(図示は省略した)して、鉄筋篭11が組み立てられる。
その主筋10を取付金具15で取付け固定するとき、主筋10の先端部を当接基準板4に当接させながら組み立てることで、鉄筋篭11の各主筋10の先端が正確に揃えられ、正確な鉄筋篭11の組立が容易に早くできる。
なお、該取付金具15及び結束線16の使用は、適宜変更して取付、結束され、その他金具、また溶接も合わせて、必要とする鉄筋篭の組み上がり状態により、適宜変更して使用する。
しかして、上述した引込装置3を当接基準板4の背面側に設ける実施例のものに対して、図6に示す他の実施例は、該当接基準板4の背面側の引込装置3に代えて滑車17、17aを設けるもので、そして該引込装置3は、該当接基準板4の反対側の治具ベース2近傍に設け、当接基準板4の挿通孔9にワイヤー8を通すと共に該滑車17、17aを介してフープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…内に主筋10,10,…を導入する実施例を示す鉄筋篭組立治具装置1aである。
そして、該主筋10,10,…の導入作業の工程手順は、主筋10,10,…をワイヤー8にて束ねると共に該ワイヤー8を挿通孔9に通すと共に滑車17、17aを介して、引込装置3の設置側に方向を転換させて、当接基準板4の反対側に設けられた該引込装置3でワイヤー8を巻き取ることで、図6で示す矢印のように、各配置されたフープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…内に該主筋10,10,…がローラ5,5,…上を移動し、該当接基準板4に主筋10,10,…の先端部が当接する位置まで移動させることで、主筋10,10,…の導入作業が完了して、主筋10,10,…を取付け固定する組立準備が完了する。
しかして、図7に示すその他の実施例は、上述する引込装置3に代えて、動力で駆動回転させるローラ移送装置18とし、該ローラ移送装置18は、一般にローラーコンベアーとして、ローラ内にモータを有し、自身で駆動回転するもので、図7に示すように矢印方向にローラを駆動回転させることで、主筋10,10,…を当接基準板4側へ移動させる該ローラ移送装置18を有する鉄筋篭組立治具装置1bとしたものである。
そこで、該鉄筋篭組立治具装置1bのローラ移送装置18の設置位置に関して、治具ベース2の、並設する縦ベース6,6に該ローラ移送装置18を横架すると共に主筋10,10,…を移動させるその移動区間の所定位置の一又は数カ所に、必要駆動力に合わせて配置し、また前述したと同様の空回転する移動補助用のローラ5は、その移動区間の所用位置に各配置して使用するが、それぞれ個別の図示は省略した。
そして、フープ筋12,12,…及び補強筋13,13,…内に、主筋10,10,…を挿通移動させる導入作業は、まず主筋10,10,…をローラ移送装置18及びローラ5,5,…上に載置すると共に該ローラ移送装置18を回転駆動させて、該当接基準板4に主筋10,10,…の先端部が当接する位置まで移動させることで、主筋10,10,…の導入作業が完了して、主筋10,10,…を取付け固定する組立準備が完了する。
本発明の鉄筋引込装置及びその鉄筋籠横組立方法は、コンクリ−ト構造物の構築場所の近くで鉄筋籠を組み立てるとき、フープ筋及び補強筋内に主筋を導入するときに使用できる。
1 鉄筋篭組立治具装置
2 治具ベース
3 引込装置
4 当接基準板
10 主筋
11 鉄筋篭
12 フープ筋
13 補強筋
18 ローラ移送装置。

Claims (3)

  1. 所用数のフープ筋及び補強筋と、該フープ筋及び補強筋内に、所用数の主筋を格子状となるように各配置して鉄筋籠を横組する組立方法において、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて配置すると共に手動または動力を有する牽引装置または動力により駆動回転するローラ移送装置などの引込装置で、前記所用数の主筋を該フープ筋及び補強筋内に導入した後、該フープ筋及び補強筋に、主筋を格子状に横組することを特徴とした鉄筋籠横組立方法。
  2. 所用数のフープ筋及び補強筋と、該フープ筋及び補強筋内に所用数の主筋を各配置して格子状に鉄筋籠を組立するとき、所用数の該フープ筋及び補強筋を横組方向に立てて各配置し、その配置されたフープ筋及び補強筋内に所用数の主筋を導入できるように、手動または動力を有する牽引装置または動力により駆動回転するローラ移送装置などを用いた引込装置を、治具ベース上で組み立てられる鉄筋籠の該治具ベースのどちらか一方端側に設けたことを特徴とする鉄筋籠横組立用鉄筋引込装置。
  3. 所用数の主筋が、フープ筋及び補強筋内に導入されるその終端側の治具ベース上に当接基準板を設けたことを特徴とする請求項2記載の鉄筋籠横組立用鉄筋引込装置。
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