JP2014050821A - 粉粒体回収機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタの交換作業の簡素化を図り、内部の洗浄作業の省力化を図る。
【解決手段】本発明の粉粒体回収機は、複数のバグフィルタ52を有するフィルタユニット50と、フィルタユニット50を着脱可能に支持するガイド部材33,34,36と、筐体3の開口部を開閉可能な開閉扉と、往復動可能なように筐体3に設けられるハタキ軸と、ハタキ軸を中心にして回動可能に設けられる複数のハタキ杆86と、各ハタキ杆86より開口部側に突出するように設けられる外杆部材87と、を備え、外杆部材87は、フィルタユニット50を装着した状態ではバグフィルタ52の開口部側部分に接触又は近接した位置に配置され、フィルタユニット50を抜脱する際にはバグフィルタ52の開口部側部分に押圧されてハタキ杆86と共に開口部側に回動し、フィルタユニット50の抜脱経路から外れるように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、各種の粉塵の集塵や食品・医薬品等の生産工程で使用される生産設備に付帯する粉粒体回収機に関し、特に、フィルタに付着した粉粒体を払い落とすハタキ杆を備えた粉粒体回収機に関するものである。
従来、医薬品を製造する工程では、打錠機、充填機、造粒乾燥機、梱包機、包装機、計量機等の造粒製造工程の設備に付随して、医薬品原材料の粉粒体を適切に回収して再利用できる粉粒体回収機が求められている。
また、製麺等の食品を製造する工程では、原料生成工程、製粉工程、投入工程、フレコン計量工程、ブレンド工程、ふるい分け工程、麺カット工程、麺くず回収工程、製麺工程等の様々な工程において、様々な状態の食品原材料を適切に回収できる粉粒体回収機が求められている。
この種の医薬品・食料品などの製造工程で使用される粉粒体回収機においては、樹脂製のフィルタそのものを筐体本体から取り外して水洗いが可能であると共に、フィルタが装着される筐体内部が水洗い可能なように構成されており、異なる様々な仕様の粉粒体の回収工程を、それぞれ同じ回収機で実現できるように考慮されている。
さらに、この種の粉粒体回収機においては、衛生的な側面から内部にカビや細菌が繁殖しないようにする必要があり、筐体内部に粉粒体が溜まりにくく、水洗いで残留した粉粒体が容易に排出できるように、筐体内部は極力隅部やフランジ等がなく、曲面で構成されていることが望ましい。さらに、回収対象である粉粒体の仕様が一日のうちに数回変更される場合にも極力時間が掛からないで対応できるよう、簡単にフィルタの交換作業や筐体内部の水洗い洗浄作業ができることが望まれている。
このような要望を満足すべく、本出願人は、特許文献1において、集塵機の機体の内部でフィルタをブラケットに対して吊り下げた状態で取り付け自在に構成し、フィルタ装着板の上面側にフィルタ脱着クランプを設けることでフィルタの交換作業を簡単な操作で手軽に行なえるように工夫したフィルタ取付装置に関する技術を発明し、実現している。
また、本出願人は、特許文献2において、集塵用バケットの内部に取り付けたハタキ軸に多数のハタキ杆を並設し、該各ハタキ杆をバグフィルタの底部側の隙間に嵌め込んで前記ハタキ軸を進退動作させることによってダストを払い落とすように構成したフィルタ除塵装置において、各ハタキ杵を横倒できるようにハタキ軸を集塵用バケットに対して円周方向に回動操作自在に取付けたフィルタ除塵装置に関する技術を考案し、実現している。
特開2005−74267号公報 実開平4−70113号公報
しかしながら、上記した特許文献1では、フィルタを交換する場合、集塵機の機体の前面に取り付けたメンテナンス扉を開放すると共に、集塵機の機体の上側のルーフ体を上方に回動させて開放しなければ、フィルタ脱着クランプの操作ができないため、フィルタの交換作業が容易に可能なレベルとは言えない。
また、上記した特許文献2では、集塵用バケットの左右側板に上下回動自在に取り付けられたガイドフレームを上方に回動させてガイド長孔からガイドピンを外す操作を行うと共に、各ハタキ杵を横倒できるようにハタキ軸を集塵用バケットに対して円周方向に回動する操作を行った後に、フィルタの交換作業を行なう必要があるため、該作業の簡素化が図り難いといった問題がある。また、フィルタを取り出した後にハタキ杵やハタキ軸等の部品が集塵用バケット内に残っているため、集塵用バケットの内部を全面的に洗浄する際に、これらの部品が洗浄作業の邪魔になるといった問題もある。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、フィルタの交換作業の簡素化を図ることができると共に、内部の洗浄作業の省力化を図ることができるように工夫した粉粒体回収機を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するため、本発明の第1の粉粒体回収機は、粉粒体を含む空気を筐体内に吸い込んで濾過した後、該粉粒体を回収すると共に清浄空気を外部に排出するように構成した粉粒体回収機であって、吊下げ状態で並設される複数のバグフィルタを有するフィルタユニットと、該フィルタユニットを前記バグフィルタの並設方向と交差する方向に着脱可能に支持するガイド部材と、前記フィルタユニットの抜脱側において前記筐体に形成される開口部を開閉可能な開閉扉と、前記バグフィルタの並設方向に沿って往復動可能なように前記筐体に設けられるハタキ軸と、前記バグフィルタの両側及び隙間に対応するように前記ハタキ軸に所定間隔で並設され、前記ハタキ軸を中心にして前記開口部側に回動可能に設けられる複数のハタキ杆と、該各ハタキ杆より前記開口部側に突出するように設けられる外杆部材と、を備え、該外杆部材は、前記フィルタユニットを装着した状態では前記バグフィルタの前記開口部側部分に接触又は近接した位置に配置され、前記フィルタユニットを抜脱する際には前記バグフィルタの前記開口部側部分に押圧されて前記ハタキ杆と共に前記開口部側に回動し、前記フィルタユニットの抜脱経路から外れるように構成されていることを特徴とする。
上記した本発明の第1の粉粒体回収機によれば、フィルタユニットを抜脱する動作に伴ってハタキ杆が回動し、フィルタユニットの抜脱経路から外れて回避した状態になるため、ハタキ杵がフィルタユニットの抜脱動作の邪魔にならずに容易にフィルタユニットを取り外すことができる。
また、本発明の第2の粉粒体回収機は、前記ハタキ軸が前記フィルタユニットの下方に設けられ、前記各ハタキ杆の下端がベース部材にそれぞれ固定され、該ベース部材には前記ハタキ軸に対して上方から嵌脱可能な下向き溝が形成されていることを特徴とする。
従来は、フィルタユニットを取り付ける際、ハタキ杵の装着位置を調整しながら比較的重いフィルタユニットを挿入しなければならなかったため、その挿入操作が非常に面倒だったのに対して、上記した本発明の第2の粉粒体回収機によれば、フィルタユニットを取り付けた後に、バグフィルタの並設間隔内に比較的軽いハタキ杵を挿入すればよいため、フィルタユニットの取り付け作業の容易化を図ることができる。
また、本発明の第3の粉粒体回収機は、前記ハタキ軸が前記筐体の対向する側面に着脱自在に設けられていることを特徴とする。
上記した本発明の第3の粉粒体回収機によれば、ハタキ軸、ハタキ杆、及び外杆部材を筐体から取り外すことができるため、筐体内を流水により簡単に洗浄作業することができ、洗浄後に筐体内に残留物が残ることを極力防止でき、筐体内部を清潔に維持することができる。
さらに、本発明の第4の粉粒体回収機は、前記筐体の対向する側面にそれぞれ設けられる吊金具と、該各吊金具に着脱自在に懸架されると共に前記ハタキ軸の両端部が着脱自在に掛止され、該ハタキ軸の往復動方向に揺動可能な一対のリンク部材と、前記ハタキ軸の一端に形成され、前記筐体の一側面に着脱自在に貫挿される操作部材と、を備えていることを特徴とする。
上記した本発明の第4の粉粒体回収機によれば、リンク部材や操作部材も取り外すことができ、粉粒体回収機の筐体内部をほぼ空の状態にすることができるため、筐体内の流水による洗浄作業をより簡単に行うことができ、洗浄後に筐体内に残留物が残ることを防止でき、筐体内部をより清潔に維持することが可能となる。
さらに、本発明の第5の粉粒体回収機は、前記開閉扉には当接ガイドが内側に突出するように設けられ、前記フィルタユニットの着脱経路から外れる位置まで前記外杆部材が前記開口部側に回動した姿勢の時に前記開閉扉を閉鎖すると、前記外杆部材は、前記当接ガイドによって反開口部側に押圧され、前記バグフィルタの前記開口部側部分に接触又は近接した位置まで回動することを特徴とする。
上記した本発明の第5の粉粒体回収機によれば、フィルタユニットの取り外し時に開口部側に回動させたハタキ杵を、フィルタユニットの取り付け後に正規の位置に戻し忘れた場合でも、開閉扉の閉鎖操作に伴ってハタキ杆を正規の位置に移動させることができるため、ハタキ杵や外杆部材を誤操作によって破損又は損傷させることを防止することができる。
以上の如く構成された本発明に係る粉粒体回収機によれば、フィルタユニットの抜脱操作に伴ってハタキ杵の回動によるフィルタユニット抜脱経路からの自動回避を行うことができるため、フィルタユニットの抜脱作業の簡素化を図ることができる。また、フィルタユニットを装着した後にバグフィルタの並設間隔内に比較的軽いハタキ杵を容易に装着させることができるため、フィルタユニットの装着作業の容易化を図ることができる。さらに、粉粒体回収機の内部を流水により簡単に洗浄することができ、洗浄後の残留物の残存を極力防止でき、内部を清潔に維持することが可能となる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機において開閉扉を取り外した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機のフィルタ室の内部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機の仕切板の周辺構造を分解して示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機のフィルタユニットの構成を分解して示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機のフィルタユニットのロック機構を示す側面図であり、(a)はロック状態を示し、(b)はロック解除状態を示している。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機のハタキ設備の構成を分解して示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機のハタキ設備を示しており、(a)は斜視図で、(b)は側断面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機におけるフィルタユニットの抜脱動作を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機におけるフィルタユニットの抜脱動作を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機におけるフィルタユニットの抜脱動作を示す斜視図である。 (a)、(b)、(c)は本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機においてハタキ設備を取り外す方法について順を追って示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機においてハタキ杆を筐体内の正規の位置に収納する方法を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機について詳細に説明する。なお、これらの実施の形態は本発明の好適な具体例であって、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限りこれらの態様に限定されるものではない。
先ず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機1の全体構成について説明する。ここで、図1は粉粒体回収機1の外観を示す斜視図であり、図2は粉粒体回収機1において開閉扉10を取り外した状態を示す正面図である。なお、以下の説明において、左右の向きは、便宜上、正面視における向きを基準とする。
本発明の実施の形態に係る粉粒体回収機1は、内部にフィルタ室2を形成する筐体本体3と、筐体本体3の上方に接続されて内部にブロア室4を形成するルーフ体5と、を備えている。筐体本体3とルーフ体5とは通常は一体化されており、全面的なメンテナンスや洗浄作業の際には分割可能なように構成されている。
筐体本体3の右側面6には、後方上部側に円筒形状の吸気ダクト7の一端が接続されている。吸気ダクト7の他端は図示しない粉粒体加工設備等の粉粒体の発生源に接続されており、この吸気ダクト7を介して粉粒体を含む空気がフィルタ室2内に吸い込まれるようになっている。
筐体本体3の正面8には、矩形状の開口部9が形成され、この開口部9はメンテナンス用の開閉扉10により開閉可能となっている。開閉扉10は、開口部9の周縁部に取り付けられたヒンジ11を介して左横方向に回動可能に設けられ、筐体本体3の右側面6に取り付けられたロック金具12により開口部9の密閉状態を保持できるように構成されている。なお、開閉扉10は、開口部9を開閉可能に構成されていればこの形態に限定されるものではなく、例えば、筐体本体3の正面8に対してロック金具(図示省略)によって着脱自在に設けられていてもよい。さらに、左右両側に開閉する観音開きでもよい。
筐体本体3の底部には下方向に窄まった形状のホッパ部13が形成され、ホッパ部13の下側には粉粒体を回収するバケット14が固定金具15により着脱自在に設けられている。また、ホッパ部13の周囲には筐体本体3を立設させるための脚部16が固定されている。なお、フィルタ室2の内部の構成の詳細については後述する。
ルーフ体5のブロア室4には、下部に偏平なブロア17が水平姿勢で設けられ、ブロア17の上方にはモータ軸18を介してブロアモータ19がブロア17に接続されている。また、ブロアモータ19の側方には電装部20が配設されている。ルーフ体5の上面中央には円形の排気口21が形成されており、排気口21はメッシュ状部材22により覆われている。
次に、図3〜図8を参照しつつ、筐体本体3のフィルタ室2の内部の構成について説明する。ここで、図3は粉粒体回収機のフィルタ室の内部を示す斜視図、図4は粉粒体回収機の仕切板の周辺構造を分解して示す斜視図、図5は粉粒体回収機のフィルタユニットの構成を分解して示す斜視図、図6は粉粒体回収機のフィルタユニットのロック機構を示す側面図であり、(a)はロック状態を示し、(b)はロック解除状態を示しており、図7は粉粒体回収機のハタキ設備の構成を分解して示す斜視図、図8は粉粒体回収機のハタキ設備を示しており、(a)は斜視図で、(b)は側断面図である。
図3及び図4に示されているように、筐体本体3の上面は開口されており、この開口を塞ぐように仕切板27が取り付けられている。仕切板27には、左右に矩形のフィルタ開口部28が形成されており、仕切板27の上面側には、左右のフィルタ開口部28を跨ぐようにシート押え部材29が固定される。シート押え部材29は左右方向に細長い形状を成し、左右のフィルタ開口部28に対応する下面側部分は櫛歯状に形成され、左右にそれぞれ10個の凹部30が形成されている。
仕切板27の下面側には、後側周辺部に沿って左右方向に後側ガイド部材31が鉛直下向きに取り付けられており、後側ガイド部材31には左右に当接部32が水平に形成されている。仕切板27の下面側には、左右のフィルタ開口部28の左右外側周辺部に沿って前後方向に左側ガイド部材33及び右側ガイド部材34がそれぞれ鉛直下向きに取り付けられていると共に、左右のフィルタ開口部28の間の細長部分35に沿って前後方向に中央ガイド部材36が鉛直下向きに取り付けられている。左側ガイド部材33と右側ガイド部材34の内面、及び中央ガイド部材36の両面には、前方に向かって下傾するレール部37がそれぞれ形成されている。
また、仕切板27の下面側には、左右のフィルタ開口部28を覆うように矩形状の棚板40が矩形環状のパッキン41を介してそれぞれ気密に取り付けられている。左右の棚板40には、シート押え部材29の凹部30に対応する位置にそれぞれ10個のスリット状の連通開口部42が形成されている。なお、図4では、便宜上、棚板40及びパッキン41は一方のみを示している。そして、各棚板40の下方には、それぞれ左右に1組ずつフィルタユニット50が設けられ、フィルタユニット50の下方にはハタキ設備70が設けられている。
図3及び図5に示されているように、各フィルタユニット50は、棚板40に対応するように形成された矩形状のフィルタ枠51と、フィルタ枠51に吊り下げられるバグフィルタ52と、フィルタユニット50を仕切板27に固定するためのロック機構53と、を備えて構成されている。なお、図5では簡略化のため、フィルタユニット50は一方のみを示している。
フィルタ枠51には、棚板40の連通開口部42に対応する位置にそれぞれ10個のスリット状のフィルタ孔54が形成されている。左側のフィルタ枠51は左側ガイド部材33と中央ガイド部材36の各レール部37に沿って前後方向にスライド可能に設けられ、右側のフィルタ枠51は右側ガイド部材34と中央ガイド部材36の各レール部37に沿って前後方向にスライド可能に設けられている。
バグフィルタ52は、10個ずつ左右に並設されており、縦置きで上部が開口された封筒形を成し、その下端は左右方向の厚みが窄まるように縫製されている。なお、図3、図5及びその他の各斜視図では、簡略化のため、左右両側の2個のバグフィルタ52のみを示している。
バグフィルタ52の上部開口には上口パッキン55が装着され、上口パッキン55の内部にはスリット状の開口(図示省略)が上下に貫通して形成されている。また、上口パッキン55の上部には鍔部56が形成されており、鍔部56の下面がフィルタ枠51のフィルタ孔54の周辺部分に密着すると共に、鍔部56の上面が棚板40の連通開口部42の周辺部分に密着することにより、フィルタユニット50が棚板40及び仕切板27に気密に取り付けられるようになっている。
また、バグフィルタ52及び上口パッキン55の内部には、コルゲート状(波板状)のシート57がそれぞれ上方から挿入され、フィルタユニット50を棚板40及び仕切板27に気密に固定した時に連通開口部42を通って仕切板27の上方に突出したシート57の上端部はシート押え部材29の凹部30に嵌合し、シート47の上方への移動が規制されている。
図6に良く示されているように、ロック機構53は、フィルタ枠51の前端中央部に左右水平に取り付けられたガイドピン58を支点に上下方向に回動可能に設けられるロックレバー59と、ロックレバー59に左右水平に取り付けられたロックピン60を支点に上下方向に回動可能に設けられる側面視でくの字形状を有するフック61と、を備えている。フック61は、仕切板27の下面の前端中央部に突設されるロック部62に掛止可能となっている。
図7及び図8に示すように、ハタキ設備70は、バグフィルタ52の並設方向である左右方向に沿ってバグフィルタ52の下方前側に水平に設けられるハタキ軸71と、左右のフィルタユニット50に対応してハタキ軸71に設けられるハタキ杆ユニット72と、を備えている。なお、図7では、簡略化のため、左側のハタキ杆ユニット72のみを示している。
ハタキ軸71は丸棒状を成し、ハタキ軸71には、左右両端部と該左右両端部からそれぞれ中央側に所定距離離れた位置とに、合計4個の垂直位置決めピン73が上方垂直に突設されている。また、ハタキ軸71には、左右両端部の垂直位置決めピン73より両端側に、それぞれ1個ずつ合計2個の水平位置決めピン74が前後方向水平に突設され、水平位置決めピン74よりさらに両端側に、それぞれ1個ずつ合計2個の掛止突起75が前後方向水平に突設されている。
ハタキ軸71の右側端部には、丸棒状のジョイント部材76が右方に延出するように固定され、ジョイント部材76は、筐体本体3の右側面6に形成された丸孔77(図12参照)を貫挿している。ジョイント部材76の右側面6から右方に突出した先端部分にはネジ溝(図示省略)が螺設されており、このネジ溝に球状のノブ78が螺合し、このノブ78とジョイント部材76とにより操作部材を構成する。また、ジョイント部材76の貫挿部分と丸孔77との間の隙間は、丸孔77に取り付けられたゴム製のベローズ(蛇腹)63により密閉されており、ベローズ63により、丸孔77からのエア漏れが防止されると共に、ジョイント部材76の軸方向及び周方向への動きが許容されるようになっている。
丸孔77の僅か上方の右側面6の内面及び左側面64の内面の対向する位置には、それぞれ、一対の吊金具79が設けられている。吊金具79は、平面視でコの字状の本体部80と、本体部80の対向する鉛直面に前後方向水平に渡設される軸部81と、により構成され、本体部80が左右側面64,6の内面に固定され、軸部81には左右それぞれに一対のリンク部材82が着脱自在に懸架される。
リンク部材82は、金属板を平面視でコの字状に屈曲することにより形成され、その上部には縦長の第1掛止溝83が形成され、第1掛止溝83が吊金具79の軸部81に掛止することにより、リンク部材82は左右方向に揺動可能且つ吊金具79に対して着脱自在に構成されている。また、リンク部材82の下部には、横長の第2掛止溝84が形成され、第2掛止溝84にハタキ軸71の掛止突起75が掛止することにより、ハタキ軸71は左右方向に往復動可能且つリンク部材82に対して着脱自在に構成されている。
図8に良く示されているように、左右のハタキ杆ユニット72は、それぞれ、ハタキ軸71に装着されるベース部材85と、ベース部材85上に多数立設されるハタキ杆86と、ハタキ杆86より前方に突出するように設けられる外杆部材87と、を備えており、ベース部材85とハタキ杆86と外杆部材87は一体でハタキ軸71に対して前後方向に回動可能となっている。
ベース部材85は左右方向に細長い形状を成し、その下面側には側面視で逆U字状の下向き溝88が形成され、下向き溝88はハタキ軸71に対して嵌脱可能となっている。また、ベース部材85の左右両側端部には、ハタキ軸71の垂直位置決めピン73に対応する位置にそれぞれ嵌合穴89が形成されている。嵌合穴89は、その左右方向の幅が垂直位置決めピン73の外径にほぼ等しく且つその前後方向の長さが垂直位置決めピン73の外径より所定長大きくなるように形成されている。これにより、ベース部材85は、ハタキ軸71に対して軸方向の動きが拘束されると共に周方向の動きが所定長許容されるようになっている。
すなわち、ハタキ杆ユニット72は、図8(a)の左側のハタキ杆ユニット72及び図8(b)に示すように垂直位置決めピン73がベース部材85の嵌合穴89の前側部分に当接して最も後側に倒れた姿勢と、図8(a)の右側のハタキ杆ユニット72のように垂直位置決めピン73がベース部材85の嵌合穴89の後側部分に当接して最も前側に倒れた姿勢と、の間で回動可能となっている。また、ハタキ杆ユニット72が最も後側に倒れた姿勢において、ハタキ軸71を左右方向に往復動させると、ハタキ軸71と一体的に左右方向に移動可能となり、ハタキ杆ユニット72が右側の最も手前に倒れた姿勢において、ハタキ杵ユニット72を上方に持ち上げると、ハタキ軸71の垂直位置決めピン73との嵌合が外れ、ハタキ杵ユニット72を取り外し可能となる。
ハタキ杆86は、細い棒状部材をループ状に屈曲することにより形成され、下端がベース部材85に固定されている。ハタキ杆86は、バグフィルタ52の下端の左右両側及び隙間に対応した位置に、1つのベース部材85に対して11個並設されている。
外杆部材87は、細い棒状部材をコの字状に屈曲することにより形成され、左右両側のハタキ杆86の外側にそれぞれ固定されて前方に延出する左右の支持部90と、各支持部90の前端同士を連結する当接部91と、を備えて構成されている。
このようにハタキ杆ユニット72を構成することにより、筐体本体3のフィルタ室2にフィルタユニット50を装着した通常の使用状態では、ハタキ杆86がその重量バランスによって後方に倒れ、嵌合穴89の前方部分に垂直位置決めピン73が当接することで、ハタキ杆86の後端側のループ状部分がバグフィルタ52の下端の奥行き方向中央位置付近に静止した姿勢が保持されると共に、外杆部材87がバグフィルタ52の前端部分に接触又は近接する位置に静止した状態に保持される(図8(a)の左側のハタキ杆ユニット72及び図8(b)参照)。
次に、再び図2及び図3を参照しつつ、上記した構成を備えた粉粒体回収機1における粉粒体の基本的な回収動作について説明する。
図2中、一点鎖線の矢印は空気の流通方向を示しており、先ず、ルーフ体5のブロア室4内のブロアモータ19が駆動してブロア17が回転することにより、図示しない粉粒体加工設備等の粉粒体の発生源から筐体本体3の内部に粉粒体を含む空気(通常の集塵機の場合の含塵空気又はダーティエア)が吸気ダクト7を通ってフィルタ室2に吸い込まれる。
フィルタ室2において、その空気は、いずれかのバグフィルタ52を通過して粉粒体が濾過された後、粉粒体を含まない清浄空気(クリーンエア)となり、それぞれのバグフィルタ52の上部開口から、棚板40の連通開口部42を通過して、ブロア室4内に流入し、排気口21から外部に排出される。
一方、フィルタ室2で空気がバグフィルタ52の内部に吸引される過程において、空気中から濾過された粉粒体はバグフィルタ52の外面に捕集され、この捕集された粉粒体は、一部が自重で落下してホッパ部13に誘導されて最下部のバケット14に収集されるが、大部分はバグフィルタ52の外面に付着する。
この時、粉粒体のバグフィルタ52の外面への付着によりバグフィルタ52が目詰まりし、図示しないマノメータ(圧力計)で計測中の清浄空気側の圧力が所定値より低下したことを自動制御システムによって検知若しくは作業員の目視によって確認されると、自動制御システム若しくは作業員の操作により粉粒体回収機1が停止される。その後、ノブ78を把持してジョイント部材76を筐体本体3の右側面6に対して進退動作させると、左右一対のリンク部材82がそれぞれ左右の吊金具79に対して左右方向に揺動し、ハタキ軸71及び左右のハタキ杆ユニット72が一体で左右方向に往復動する。これにより、ハタキ杆86が各バグフィルタ52の外面に付着した粉粒体を払い落とし、払い落された粉粒体はホッパ部13に誘導されてバケット14に収集される。
このようにしてバケット14に収集された粉粒体は、固定金具15を解除してバケット14をホッパ部13から取り外すことにより、所定場所に廃棄されたり、或いは、再利用されたりする。なお、前述した払い落とし操作は、必ずしも粉粒体回収機1の停止状態で行なわなくとも、稼動状態で行なってもよい。
ところで、このようにハタキ設備70によりバグフィルタ52の外面に付着した粉粒体の払い落とし作業を行ったとしても、粉粒体を払い落せない程、バグフィルタ52が目詰まりしている場合がある。また、バグフィルタ52が目詰まりしていないものの、回収対象である粉粒体のタイプを変更して異なる工程の粉粒体回収作業を行なったり、或いは、同じタイプの粉粒体を吸引し続ける場合であっても、筐体本体3の内部に粉粒体が残留するのを防止するために、一日に一回若しくは数日に一回の割合で内部を流水洗浄したりする場合がある。
特に、医薬品や食料品といった衛生的にシビアな粉粒体を回収して再利用するような用途の場合には、衛生的な側面から内部にカビや細菌が繁殖しないようにする必要があるため、筐体内部に粉粒体が溜まりにくく、水洗いで簡単に残留した粉粒体を排出できるように、筐体内部は極力隅部やフランジ等の出っ張り部分がなく、曲面で構成されていることが望ましい。さらに、一日のうちに数回、回収対象である粒体のタイプを変更する場合にも対応すべく、変更作業には極力時間が掛からないよう、簡単にフィルタ交換や内部の洗浄作業ができることが望まれている。
次に、このような場合にフィルタユニット50を取り外す方法について、図6、及び図8〜図11を参照しつつ説明する。なお、左右いずれのフィルタユニットも取り外し方法は同様であるため、以下の説明では、右側のフィルタユニット50を取り外す方法について説明する。
図6(a)中の二点鎖線の矢印のように、ガイドピン58を支点にロックレバー59を略90度上方に回動させてフック61をロック部62から外すと、図6(b)に示すように、フィルタ枠51が右側ガイド部材34と中央ガイド部材36のレール部37にガイドされた若干前傾した姿勢となる。
この姿勢のままロックレバー59を前方に引くと、図9に示すように、フィルタ枠51が右側ガイド部材34と中央ガイド部材36のレール部37に沿って前方にスライドし、フィルタユニット50は前側に迫り出してくる。この時、フィルタユニット50の各バグフィルタ52の前端部によって外杵部材87が押圧され、ベース部材85がハタキ軸71を支点に前側に回転することにより、ハタキ杵86は徐々に前側に起き上がってくる。そのままフィルタユニット50をさらに前方に引き出していき、ハタキ杆86のループ状部分92がハタキ軸71よりも前側に来る辺りまで移動させると、外杵部材87も相当前側に移動しているため、ハタキ杵ユニット72に対して特に操作を加えなくても、ハタキ杵ユニット72はその自重により前方に回転する。
図10は、図9の状態よりもさらにフィルタユニット50を前方に引き出した状態を示しており、この状態では、図8(a)の右側のハタキ杆ユニット72のように、垂直位置決めピン73がベース部材85の嵌合穴89の後方部分に当接することにより、ハタキ杵86が最も前側に倒れた姿勢に保持される。この姿勢では、外杵部材87がバグフィルタ52の下端部よりも下方の位置まで下がり、フィルタユニット50の抜脱経路から外れるようになる。したがって、このままフィルタユニット50を手前側に持ち上げれば、図11に示すように、フィルタユニット50を完全に取り外すことができる。なお、図11において、ハタキ杆ユニット72は起立した姿勢で示されているが、フィルタユニット50を取り外した時は、上記したようにハタキ杆ユニット72は最も前側に倒れた姿勢に保持されている(図8(a)の右側のハタキユニット72参照)。
上記したように、一旦フィルタユニット50を筐体本体3から取り外し、筐体本体3の内部を全面的に洗浄する場合、図11に示すように、筐体本体3の内部にはハタキ設備70が残っており、内部の洗浄に不都合が生じる場合がある。そこで、本実施の形態に係る粉粒体回収機1では、上記したようにハタキ設備70を容易に取り外せるようにしている。
以下において、筐体本体3の内部を洗浄作業する際にハタキ設備70を取り外す方法について、主に図12を参照しつつ説明する。ここで、図12(a)、(b)、(c)はハタキ設備70を取り外す方法について順を追って示す説明図である。
先ず、図12(a)に示すように、左右のハタキ杆ユニット72を上方に持ち上げ、ハタキ軸71との嵌合を解除することにより取り外すと共に、ノブ78をジョイント部材76との螺合を解除する方向に回転させてジョイント部材76から取り外す。
次いで、図12(b)に示すように、左側のリンク部材82を持ち上げて左側のリンク部材82の第1掛止溝83から左側の吊金具79の軸部81を外す。この時、ハタキ軸71は左側が高く傾斜した姿勢となるが、右側のリンク部材82はまだ右側の吊金具79に懸架されている状態にある。この状態で、ハタキ軸72の左側の掛止突起75と左側のリンク部材82の第2掛止溝84との掛止状態を解除させれば、左側のリンク部材を取り外すことができる。
次いで、図12(c)に示すように、左側のリンク部材82の第2掛止溝84とハタキ軸71の左側の掛止突起75との掛止状態を解除することにより左側のリンク部材82をハタキ軸71から取り外すと共に、ハタキ軸71を斜め左上方向に引き抜いていき、右側のリンク部材82を右側の吊金具79から取り外すか、或いは、ハタキ軸71の右側の掛止突起75と右側のリンク部材82の第2掛止溝84との掛止状態を解除させるかによって、ハタキ軸71を斜め左上方向にさらに引き抜くことができ、ジョイント部材76をベローズ63から引き抜くことができるため、ハタキ軸71全体を筐体本体3から取り外すことができる。
このように、ハタキ杵ユニット72及びハタキ軸71の取り外し作業は、何ら工具を使用することなく、簡単に行うことができる。また、ハタキ杵ユニット72及びハタキ軸71を取り外した後は、筐体本体3の内部に吊金具79が残っているだけであるため、筐体本体3内部の流水洗浄等を簡単に行うことができる。
なお、ハタキ杵ユニット72及びハタキ軸71の取り付け作業は、上記した取り外し作業の各ステップを逆に行うことにより可能であるが、ハタキ杵ユニット72の取り付け作業は、フィルタユニット52を取り付けた後でも行うことが可能である。
すなわち、上記したようフィルタユニット50を取り外した後、新しいフィルタユニット50を筐体本体3に取り付ける際、ハタキ杆ユニット72が装着されている状態では、フィルタユニット50の10個のバグフィルタ52をそれぞれハタキ杆86の間に位置合わせする必要がある。しかしながら、フィルタ枠51に懸架された10個のバグフィルタ52は、ハタキ杵86のループ状部分92により区画されていない状態では、特にバグフィルタ52の下端側が左右方向に自由に揺動し、バグフィルタ52同士がくっ付いてしまう場合もあり、これを各ガイド部材33,34,36に懸架させながら、ハタキ杵86のループ状部分92に位置合せするのは、非常に困難である。そのため、従来はフィルタユニット50を一旦筐体本体3に装着した後、バグフィルタ52の下端部分を1つずつ引き出し、ハタキ杵86の間の所定位置に挿入していたため、フィルタユニット50の取り付け作業に非常に手間が掛かっていた。
これに対して、上記した本発明の実施の形態によれば、ハタキ杵ユニット72のベース部材85を門形の溝形状に形成し、ベース部材85をハタキ軸71に対して上方から被せるだけでハタキ杆ユニット72を取り付け可能なように構成することにより、フィルタユニット50を筐体本体3に取り付けた後に、ハタキ杆ユニット72をハタキ軸71に取り付けることが可能となる。したがって、フィルタユニット50の取り付け作業の簡略化を図ることができる。
また、フィルタユニット50を取り付けた後のハタキ杵ユニット72の姿勢が最も前側に倒れた姿勢(図8(a)の右側のハタキユニット72参照)のままであったとしても、開閉扉10を閉鎖する際に、外杵部材87の扉側の角部が開閉扉10の内面に当接することにより、ハタキ杆ユニット72は後方に押圧され、バグフィルタ52の前端部分に接触又は近接した正規の位置まで回動する。
この場合、図13に示すように、開閉扉10の内面の外杆部材87との当接位置に、当接ガイド100を内側に突出するように設けてもよい。
図13は当接ガイド100を設けた開閉扉10を閉鎖することによりハタキ杆ユニット72を筐体本体3の内部の所定位置に収納する方法を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。図13(c)には、フィルタユニット50を引き出した状態を二点鎖線で示し、ハタキ杆ユニット72は回転角度の異なる3通りの姿勢を示している。また、図13(c)において、最もハタキ杵ユニット72が後方に倒れた姿勢が粉粒体回収機1の動作時のもので、この時、外杵部材87は上記した通り、フィルタユニット50のバグフィルタ52の前端部分に接触又は近接した正規の位置で静止している。また、最も前方に倒れた姿勢が、フィルタユニット50の取り外し終了時点のものであり、この姿勢では、フィルタユニット50のバグフィルタ52の下端よりも若干下方に外杵部材87の当接部91が移動しており、フィタユニット50の引き出し動作の邪魔にならないようになっている。
図13に示す例では、当接ガイド100は、開閉扉10の内面に左右2個設けられている。そして、当接ガイド100の内面には、図13(a)に良く示されているように、僅かに凹状に湾曲した傾斜面101が形成されており、この傾斜面101は、左右のハタキ杆ユニット72が最も前方に倒れた姿勢の時に外杆部材87の角部に当接するように形成されている。また、これらの当接ガイド110は、ハタキ杵ユニット72が前記正規の位置に収納された時には、ハタキ杵ユニット72に接することなく、筐体本体3の開口部9内に収まるようになっている。
ハタキ杵ユニット72が最も前方に倒れた姿勢の時に、このように当接ガイド100を設けた開閉扉10を閉鎖すると、先ずは外杵部材87の扉側の角部が当接ガイド100の傾斜面101の内面に当接し、ハタキ杆ユニット72は上方に回動する。次に、ハタキ杆ユニット72は、図13(c)で示す中間的な角度の位置まで移動し、その後は、開閉扉10の内面に押圧され、さらに後方に回動し、ハタキ杆86の重量バランスによって、バグフィルタ52の前端部分に接触又は近接した前記正規の位置まで回動する。
このように外杵部材87の角部が当接した際に、ハタキ杵ユニット72を上方に回動させるよう開閉扉10の内面に当接ガイド100を設けることにより、非常にスムーズにハタキ杵ユニット72を前記正規の位置にセットすることが可能となる。
なお、図13中、当接ガイド100は、左右に1個ずつ合計2個設けられているが、これらを連続させて横長状のものを1個だけ設ける等、設置位置、個数、形状等は各種変更が可能である。
このように本発明の実施の形態によれば、フィルタユニット50の取り外し作業や、フィルタユニット50を取り付けた後のハタキ杵ユニット72の取り付け作業を簡単に行うことができ、特別な工具など用いずにメンテナンスや洗浄作業を容易且つ確実に行うことが可能となる。
また、例え、誤ってハタキ杵ユニット72を最も前方に傾斜させた状態で開閉扉10を閉鎖操作したとしても、ハタキ杵86のループ状部分92や外杵部材87を開閉扉10と筐体本体3との間に挟み込んで、変形させたり破損させたりしてしまう虞がない。
本発明の技術は、医薬品・食料品、または化粧品などの製造工程で使用される粉粒体回収機や、金属加工設備に付帯して用いられる様々な粉塵を収集する集塵機において採用されて好適なものである。
1 粉粒体回収機
3 筐体本体
6 右側面
9 開口部
10 開閉扉
33 左側ガイド部材
34 右側ガイド部材
36 中央ガイド部材
50 フィルタユニット
52 バグフィルタ
64 左側面
71 ハタキ軸
72 ハタキ杆ユニット
76 ジョイント部材(操作部材)
78 ノブ(操作部材)
79 吊金具
82 リンク部材
85 ベース部材
86 ハタキ杆
87 外杆部材
88 下向き溝
100 当接ガイド

Claims (5)

  1. 粉粒体を含む空気を筐体内に吸い込んで濾過した後、該粉粒体を回収すると共に清浄空気を外部に排出するように構成した粉粒体回収機であって、
    吊下げ状態で並設される複数のバグフィルタを有するフィルタユニットと、
    該フィルタユニットを前記バグフィルタの並設方向と交差する方向に着脱可能に支持するガイド部材と、
    前記フィルタユニットの抜脱側において前記筐体に形成される開口部を開閉可能な開閉扉と、
    前記バグフィルタの並設方向に沿って往復動可能なように前記筐体に設けられるハタキ軸と、
    前記バグフィルタの両側及び隙間に対応するように前記ハタキ軸に所定間隔で並設され、前記ハタキ軸を中心にして前記開口部側に回動可能に設けられる複数のハタキ杆と、
    該各ハタキ杆より前記開口部側に突出するように設けられる外杆部材と、
    を備え、該外杆部材は、前記フィルタユニットを装着した状態では前記バグフィルタの前記開口部側部分に接触又は近接した位置に配置され、前記フィルタユニットを抜脱する際には前記バグフィルタの前記開口部側部分に押圧されて前記ハタキ杆と共に前記開口部側に回動し、前記フィルタユニットの抜脱経路から外れるように構成されていることを特徴とする粉粒体回収機。
  2. 前記ハタキ軸は前記フィルタユニットの下方に設けられ、前記各ハタキ杆の下端はベース部材にそれぞれ固定され、該ベース部材には前記ハタキ軸に対して上方から嵌脱可能な下向き溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の粉粒体回収機。
  3. 前記ハタキ軸は前記筐体の対向する側面に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉粒体回収機。
  4. 前記筐体の対向する側面にそれぞれ設けられる吊金具と、
    該各吊金具に着脱自在に懸架されると共に前記ハタキ軸の両端部が着脱自在に掛止され、該ハタキ軸の往復動方向に揺動可能な一対のリンク部材と、
    前記ハタキ軸の一端に形成され、前記筐体の一側面に着脱自在に貫挿される操作部材と、
    を備えていることを特徴とする請求項3に記載の粉粒体回収機。
  5. 前記開閉扉には当接ガイドが内側に突出するように設けられ、前記フィルタユニットの着脱経路から外れる位置まで前記外杆部材が前記開口部側に回動した姿勢の時に前記開閉扉を閉鎖すると、前記外杆部材は、前記当接ガイドによって反開口部側に押圧され、前記バグフィルタの前記開口部側部分に接触又は近接した位置まで回動することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の粉粒体回収機。
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