JP2014050242A - 送電鉄塔の耐震装置 - Google Patents

送電鉄塔の耐震装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014050242A
JP2014050242A JP2012191990A JP2012191990A JP2014050242A JP 2014050242 A JP2014050242 A JP 2014050242A JP 2012191990 A JP2012191990 A JP 2012191990A JP 2012191990 A JP2012191990 A JP 2012191990A JP 2014050242 A JP2014050242 A JP 2014050242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring member
movable plate
insulator
transmission tower
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012191990A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Shigematsu
重松  孝一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012191990A priority Critical patent/JP2014050242A/ja
Publication of JP2014050242A publication Critical patent/JP2014050242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

【課題】地震によって前後の送電鉄塔が動くことにより、中央の送電鉄塔に電力線を通して掛かる力を緩和することが可能になる耐震装置を提供する。
【解決手段】耐震装置1は、送電鉄塔に固定される固定プレート10と、固定プレート10に、回転軸30によって回転自在に軸支される可動プレート20と、可動プレート20の回転に応じて変形し、可動プレート20を、回転方向に抗する方向に付勢する第1ばね部材40及び第2ばね部材41とを備え、可動プレート20は電力線210、310からの設定値以上の張力が掛かった場合に回転し、第1ばね部材40は電力線210からの張力によって、第2ばね部材41は電力線310からの張力によって引っ張られることにより、可動プレート20が所定角度回転した状態で保持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、送電鉄塔の耐震装置に関する。
従来、送電鉄塔に架線されている電力線の張力の変化によって、送電鉄塔に悪影響を及ぼすことを低減する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、鉄塔間に架設された送電線に着氷雪(着雪又は着氷)が発生することによって送電線の張力が増大した場合に、これを緩和する張力緩和装置について開示されている。
特開2011−217436号公報
ところで、送電鉄塔の耐震性能については、架空送電線路の保安上、守る必要がある事項を定めた「架空送電規程」の付録に解析結果が紹介されており、兵庫県南部地震の最大規模の加速度を記録した観測波形に対し、通常に設計条件として適用する風圧荷重(40m/s)で設計されていれば耐えられるとしている。そのため、110kV以下のローカル送電線には、耐震を目的とした設計が考慮されていない。
しかし、風圧による揺れに対する送電鉄塔自体の強度は確保しているが、地震によって前後の送電鉄塔が動くことにより、送電鉄塔における電力線の支持点張力が設計以上になった場合の強度については確保されていない。このため、送電鉄塔の腕金が破損するおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決し、地震によって前後の送電鉄塔の少なくともいずれか一方が動くことにより、電力線を通して中央の送電鉄塔に掛かる力を緩和させることを実現した送電鉄塔の耐震装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
(1) 送電鉄塔に固定される固定プレートと、当該固定プレートに、回転軸によって回転自在に軸支される可動プレートと、当該可動プレートの回転に応じて変形し、前記可動プレートの回転方向に抗する方向に前記可動プレートを付勢する第1ばね部材及び第2ばね部材とを備え、前記可動プレートは、若番側の送電鉄塔に支持された電力線を、耐張吊型がいしを介して接続する第1がいし接続部と、老番側の送電鉄塔に支持された電力線を、耐張吊型がいしを介して接続する第2がいし接続部と、前記第1ばね部材の一端部に接続する第1ばね部材接続部と、前記第2ばね部材の一端部に接続する第2ばね部材接続部とを有し、前記第1がいし接続部と前記第2がいし接続部、及び前記第1ばね部材接続部と第2ばね部材接続部は、前記回転軸に対してそれぞれ点対称に配置され、前記第1ばね部材接続部は、前記第1がいし接続部と対向し、前記第2ばね部材接続部は、前記第2がいし接続部と対向し、前記固定プレートは、前記第1がいし接続部と前記第1ばね部材接続部とを結ぶ線の延長上に配置され、前記第1ばね部材の他端部に接続する第3ばね部材接続部と、前記第2がいし接続部と前記第2ばね部材接続部とを結ぶ線の延長上に配置され、前記第2ばね部材の他端部に接続する第4ばね部材接続部と、を有し、前記第1ばね部材は、前記若番側の送電鉄塔に支持された電力線からの張力によって引っ張られ、前記第2ばね部材は、前記老番側の送電鉄塔に支持された電力線からの張力によって引っ張られることを特徴とする送電鉄塔の耐震装置。
(1)によれば、若番の送電鉄塔及び老番の送電鉄塔の少なくともいずれか一方が地震によって動いた場合に、可動プレートに対して電力線からの張力がかかる。この張力により、可動プレートが回転するとともに第1及び第2ばね部材が変形して、可動プレートが所定角度回転した状態で維持される。これにより、第1及び第2ばね部材の変形によって、送電鉄塔における電力線の支持点に掛かる力が吸収され、しかも、可動プレートが所定角度回転することによって電力線が弛緩するため、送電鉄塔における電力線の支持点に掛かる力を緩和させることが可能になり、電力線からの大きな張力が送電鉄塔に加わることによる送電鉄塔への悪影響を低減することが可能になる。
(2) (1)において、前記第1ばね部材及び前記第2ばね部材は、コイル状のばねからなり、前記可動プレートに設定値以上の張力が掛かって回転した場合に伸長することを特徴とする送電鉄塔の耐震装置。
(2)によれば、第1ばね部材及び第2ばね部材は、通常状態において、可動プレート20が回転しないように保持し、可動プレートに設定値以上の張力が掛かって回転した場合に、可動プレートが所定角度回転した状態で保持することが可能になる。
(3) (2)において、前記可動プレートは、前記回転軸を軸方向視した場合に矩形形状であり、前記可動プレートにおける互いに対向する長辺の両端部に、前記第1がいし接続部及び前記第2ばね部材接続部、及び前記第2がいし接続部及び前記第1ばね部材接続部にそれぞれ配置されていることを特徴とする送電鉄塔の耐震装置。
(3)によれば、電力線に張力がかかった場合に、可動プレートに対して均等に負荷を掛けることが可能になる。
本発明によれば、地震によって前後の送電鉄塔の少なくともいずれか一方が動くことにより、前後の送電鉄塔との間に位置する送電鉄塔に対して電力線を通して掛かる力を緩和することが可能になる。
本発明の一実施形態における耐震装置1の構成を示す平面図である。 図1の側面図である。 固定プレート10の構成を示す平面図である。 可動プレート20の構成を示す平面図である。 送電鉄塔の配置例を示す説明図である。 本実施形態の耐震装置1の動作説明図である。 送電鉄塔100に掛かる力を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における耐震装置1の構成を示す平面図、図2は、図1の側面図、図3は、固定プレート10の構成を示す平面図、図4は、可動プレート20の構成を示す平面図である。
耐震装置1は、固定プレート10と、可動プレート20と、回転軸30と、第1ばね部材40と、第2ばね部材41とを備えている。
固定プレート10は、金属板によって構成されており、図3に示すように、可動プレート設置部11と、第1ばね部材設置部12と、第2ばね部材設置部13と、鉄塔固定部16とを備えている。
可動プレート設置部11は、可動プレート20と略同じ大きさの矩形形状であり、可動プレート20を載置するための平面を備えている。また、可動プレート設置部11の中心には、中心に回転軸30を通すための孔部10aが形成されている。
第1ばね部材設置部12は、可動プレート設置部11における一方の長辺の一部から側方に延在する矩形の平板体である。また、第1ばね部材設置部12の端部には、第1ばね部材設置部12の端部の一部を直角に曲げを施してなる、第3ばね部材接続部に相当する第1ばね部材取付部14が形成されている。
第2ばね部材設置部13は、可動プレート設置部11における他方の長辺の一部から側方に延在する矩形の平板体である。また、第2ばね部材設置部13の端部には、第2ばね部材設置部13の端部の一部を直角に曲げを施してなる、第4ばね部材接続部に相当する第2ばね部材取付部15が形成されている。第1ばね部材設置部12及び第2ばね部材設置部13は、可動プレート設置部11の対角線方向に配置されている。
鉄塔固定部16は、可動プレート設置部11における互いに対向する短辺の片方の短辺から延在する矩形の平板体である。可動プレート設置部11と鉄塔固定部16とによって一つの矩形の平板体が形成される。この鉄塔固定部16が送電鉄塔100(図5参照)の腕金102(図5参照)に固定される。
可動プレート20は、略矩形形状の金属板によって構成されており、図3に示すように、平板部21と、第1ばね部材接続部22と、第2ばね部材接続部23と、第1がいし接続部24と、第2がいし接続部25とを備えている。
平板部21は、固定プレート10の可動プレート設置部11に載置される矩形の平板体である。平板部21の中心には孔部20aが形成されており、平板部21を可動プレート設置部11に載置した場合に、孔部10aと孔部20aとによって貫通孔が形成される。この貫通孔に回転軸30が挿通される。
第1ばね部材接続部22は、平板部21における一方の長辺の一部から直角方向に延在する矩形の平板体である。第2ばね部材接続部23は、平板部21における他方の長辺の一部から直角方向に延在する矩形の平板体である。
第1がいし接続部24は、平板部21における他方の長辺の一部から側方に延在する延在片であり、第1がいし接続部24の中央部には、孔部24aが形成されている。第2がいし接続部25は、平板部21における一方の長辺の一部から側方に延在する延在片であり、第2がいし接続部25の中央部には、孔部25aが形成されている。孔部24a及び孔部25aには、耐張吊型がいし220及び耐張吊型がいし320を可動プレート20に接続するためのリング部材が通される。
第1ばね部材接続部22と第2ばね部材接続部23及び第1がいし接続部24と第2がいし接続部25は、孔部20aに対して点対称の位置に配置されている。
このため、第1ばね部材接続部22は、第1がいし接続部24と対向し、平板部21の長辺において第2がいし接続部25と隣り合っている。また、第2ばね部材接続部23は、第2がいし接続部25と対向し、平板部21の長辺において第1がいし接続部24と隣り合っている。
そして、図1、図2に示すように、固定プレート10上に可動プレート20を載置し、孔部10aと孔部20aとに形成される貫通孔に回転軸30を挿通する。更に、回転軸30の両端部をナット50によって可動プレート20が回転可能な程度に締め付ける。これにより、可動プレート20が固定プレート10上に回転軸30によって回転自在に軸支される。
この時、第1ばね部材取付部14は第1ばね部材接続部22に対向し、第2ばね部材取付部15は第1ばね部材接続部22に対向する。
また、図1、図2において、第1ばね部材40及び第2ばね部材41は、コイル状のばねであり、第1ばね部材40は、第1ばね部材取付部14と第1ばね部材接続部22との間に配置され、第1ばね部材40の一端部は第1ばね部材接続部22に接続され、第1ばね部材40の他端部は第1ばね部材取付部14に接続される。同様に、第2ばね部材41は、第2ばね部材取付部15と第2ばね部材接続部23との間に配置され、第2ばね部材41の一端部は第2ばね部材接続部23に接続され、第2ばね部材41の他端部は第2ばね部材取付部15に接続される。
このように構成された耐震装置1においては、第1ばね部材40及び第2ばね部材41が伸長していない状態において、第1がいし接続部24と第1ばね部材接続部22とを結ぶ直線の延長上に第1ばね部材取付部14が配置されている。同様に、第2がいし接続部25と第2ばね部材接続部23とを結ぶ直線の延長上に第2ばね部材取付部15が配置されている。このため、第1がいし接続部24に作用する引っ張り力は、第1ばね部材40に対して作用し、第1ばね部材40を伸長させる。第2がいし接続部25に作用する引っ張り力は、第2ばね部材41に対して作用し、第2ばね部材41を伸長させる。
図5は送電鉄塔の配置例を示す説明図である。耐震装置1が設置されている送電鉄塔100の前後に、若番側の送電鉄塔200及び老番側の送電鉄塔300が配置されており、送電鉄塔100と若番側の送電鉄塔200との間に電力線210が架設されている。また、送電鉄塔100と老番側の送電鉄塔300との間に電力線310が架設されている。
更に、図1、図2に示すように、若番側の送電鉄塔200に支持された電力線210は、耐張吊型がいし220を介して第1がいし接続部24に接続される。老番側の送電鉄塔300に支持された電力線310は、耐張吊型がいし320を介して第1がいし接続部24に接続される。すなわち、送電鉄塔100における耐震装置1の設置箇所が、電力線の支持点となる。
第1ばね部材40及び第2ばね部材41は、通常状態において電力線210及び電力線310からの張力では伸長せず、電力線210及び電力線310の張力の和が設定値を超えた場合に伸長するように設定されている。
図6は、本実施形態の耐震装置1の動作説明図である。
図6(a)は、通常状態を示すものであり、第1ばね部材40及び第2ばね部材41は伸長しないため、可動プレート20は一定位置で保持される。ここで、例えば、地震が発生して、若番側の送電鉄塔200及び老番側の送電鉄塔300の少なくともいずれか一方に揺れが発生した場合、電力線210及び電力線310の少なくともいずれか一方の張力が変動する。そして、電力線210の張力と電力線310の張力の和が設定値を超えた場合に、図6(b)に示すように、可動プレート20が回転する。可動プレート20が回転すると、第1ばね部材40及び第2ばね部材41が伸長し、可動プレート20に対して回転に抗する方向の付勢力が作用する。そして、可動プレート20は、電力線210及び電力線310からの張力と第1ばね部材40及び第2ばね部材41の付勢力との均衡がとれる回転位置で保持される。
送電鉄塔100、200、300の揺れが治まった場合には、図6(a)に示す通常状態に戻る。
次に、本実施形態の耐震装置1の動作について、より具体的に説明する。
通常、送電鉄塔間に電力線を架設する際には、電力線に対して弛みを持たせている。このため、電力線に接続されている耐張吊型がいしは、送電鉄塔の支持点から斜め下方を向いている。このため、送電鉄塔の支持点には、電力線からの張力の水平方向成分と、鉛直方向成分が作用している。特に、送電鉄塔の支持点に作用する鉛直方向成分は、若番側の送電鉄塔に支持された電力線からの張力の鉛直方向成分と、老番側の送電鉄塔に支持された電力線からの張力の鉛直方向成分との和によって求められる。
本実施形態によれば、図7(a)に示すように、通常状態における電力線210からの張力をT1、張力T1の鉛直方向成分をF1、電力線310からの張力をT2、張力T2による鉛直方向成分をF2とした場合、送電鉄塔100の支持点にかかる垂直荷重Fは、F=F1+F2となる。
ここで、例えば、地震が発生して、若番側の送電鉄塔200が揺れることにより、張力T1がT1’だけ増加して、鉛直方向成分がF1+F1’に増加したとする。仮に、送電鉄塔100に本実施形態の耐震装置1が設置されていない場合には、図7(b)に示すように、送電鉄塔100の支持点にかかる垂直荷重Fは、F=F1+F1’+F2となる。
しかし、本実施形態の耐震装置1が設置されている場合には、図6(b)に示すように、可動プレート20が回転することにより、第2がいし接続部25が送電鉄塔300側に移動する。このため、電力線310は弛緩され、図7(c)に示すように、張力T2がT2’だけ減少する。これに伴い、鉛直方向成分Fも鉛直方向成分F2’だけ減少する。したがって、送電鉄塔100の支持点にかかる垂直荷重Fは、F=F1+F1’+F2−F2’となり、更に、第1ばね部材40及び第2ばね部材41による引っ張り力の吸収分も加わる。このように、耐震装置1を設置することにより、送電鉄塔200の揺れに起因する送電鉄塔100の支持点に掛かる力の増加を抑制することが可能になる。
なお、若番側の送電鉄塔200及び老側の送電鉄塔300の両方が揺れる場合も、可動プレート20が回転することにより、電力線210、310が弛緩するため、張力T1、T2が減少する。これにより、送電鉄塔200及び送電鉄塔300の揺れに起因する送電鉄塔100の支持点に掛かる力の増加を抑制することが可能になる。
以上、説明したように構成された本実施形態によれば、若番の送電鉄塔200及び老番の送電鉄塔300の少なくともいずれか一方が地震によって動いた場合に、可動プレート20に対して電力線210、310からの張力がかかる。この張力により、可動プレート20が回転するとともに第1ばね部材40及び第2ばね部材41が変形(伸長)して、可動プレート20が所定角度回転した状態で維持される。これにより、第1ばね部材40及び第2ばね部材41の変形によって、送電鉄塔100における電力線の支持点に掛かる力が吸収され、しかも、可動プレート20が所定角度回転することによって電力線210、310が弛緩するため、送電鉄塔100における電力線の支持点に掛かる力を緩和させることが可能になり、電力線210、310から大きな張力が送電鉄塔100に加わることによる送電鉄塔100への悪影響を低減することが可能になる。
また、本実施形態によれば、第1ばね部材40及び第2ばね部材41は、コイル状のばねからなり、可動プレート20に設定値以上の張力が掛かって回転した場合に伸長する。これにより、第1ばね部材40及び第2ばね部材41は、通常状態において、可動プレート20が回転しないように保持し、可動プレート20に設定値以上の張力が掛かって回転した場合に、可動プレート20が所定角度回転した状態で保持することが可能になる。
また、本実施形態によれば、可動プレート20は、回転軸30を軸方向視した場合に矩形形状であり、可動プレート20における互いに対向する長辺の両端部に、第1がいし接続部24及び第2ばね部材接続部23、及び第2がいし接続部25及び第1ばね部材接続部22にそれぞれ配置されている。このため、電力線210、310に張力がかかった場合に、可動プレート20に対して均等に負荷を掛けることが可能になり、可動プレート20の変形を防止することが可能になる。
なお、上述した本発明の実施形態によれば、送電鉄塔100に耐震装置1を設置しているが、送電鉄塔200、300に耐震装置1を設置してもよい。
1 耐震装置
10 固定プレート
10a 孔部
11 可動プレート設置部
12 第1ばね部材部材設置部
13 第2ばね部材部材設置部
14 第1ばね部材取付部
15 第2ばね部材取付部
16 鉄塔固定部
20 可動プレート
20a 孔部
21 平板部
22 第1ばね部材接続部
23 第2ばね部材接続部
24 第1がいし接続部
24a 孔部
25 第2がいし接続部
30 回転軸
40 第1ばね部材
41 第2ばね部材
50 ナット
100 送電鉄塔
102 腕金
200、300 送電鉄塔
210、310 電力線
220、320 耐張吊型がいし

Claims (3)

  1. 送電鉄塔に固定される固定プレートと、
    当該固定プレートに、回転軸によって回転自在に軸支される可動プレートと、
    当該可動プレートの回転に応じて変形し、前記可動プレートの回転方向に抗する方向に前記可動プレートを付勢する第1ばね部材及び第2ばね部材とを備え、
    前記可動プレートは、
    若番側の送電鉄塔に支持された電力線を、耐張吊型がいしを介して接続する第1がいし接続部と、
    老番側の送電鉄塔に支持された電力線を、耐張吊型がいしを介して接続する第2がいし接続部と、
    前記第1ばね部材の一端部に接続する第1ばね部材接続部と、
    前記第2ばね部材の一端部に接続する第2ばね部材接続部とを有し、
    前記第1がいし接続部と前記第2がいし接続部、及び前記第1ばね部材接続部と第2ばね部材接続部は、前記回転軸に対してそれぞれ点対称に配置され、
    前記第1ばね部材接続部は、前記第1がいし接続部と対向し、
    前記第2ばね部材接続部は、前記第2がいし接続部と対向し、
    前記固定プレートは、前記第1がいし接続部と前記第1ばね部材接続部とを結ぶ線の延長上に配置され、前記第1ばね部材の他端部に接続する第3ばね部材接続部と、前記第2がいし接続部と前記第2ばね部材接続部とを結ぶ線の延長上に配置され、前記第2ばね部材の他端部に接続する第4ばね部材接続部と、を有し、
    前記第1ばね部材は、前記若番側の送電鉄塔に支持された電力線からの張力によって引っ張られ、
    前記第2ばね部材は、前記老番側の送電鉄塔に支持された電力線からの張力によって引っ張られることを特徴とする送電鉄塔の耐震装置。
  2. 前記第1ばね部材及び前記第2ばね部材は、コイル状のばねからなり、前記可動プレートが回転した場合に伸長することを特徴とする請求項1記載の送電鉄塔の耐震装置。
  3. 前記可動プレートは、前記回転軸を軸方向視した場合に矩形形状であり、
    前記可動プレートにおける互いに対向する長辺の両端部に、前記第1がいし接続部及び前記第2ばね部材接続部、及び前記第2がいし接続部及び前記第1ばね部材接続部にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項2記載の送電鉄塔の耐震装置。
JP2012191990A 2012-08-31 2012-08-31 送電鉄塔の耐震装置 Pending JP2014050242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012191990A JP2014050242A (ja) 2012-08-31 2012-08-31 送電鉄塔の耐震装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012191990A JP2014050242A (ja) 2012-08-31 2012-08-31 送電鉄塔の耐震装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014050242A true JP2014050242A (ja) 2014-03-17

Family

ID=50609392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012191990A Pending JP2014050242A (ja) 2012-08-31 2012-08-31 送電鉄塔の耐震装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014050242A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106549350A (zh) * 2016-12-06 2017-03-29 国网山东省电力公司曹县供电公司 高压输电线路自动张紧u型连接装置
CN106684791A (zh) * 2015-09-03 2017-05-17 沈小红 一种电力线路风绳紧固器
CN107611899A (zh) * 2017-09-22 2018-01-19 国家电网公司 一种角度可调整的耐张线夹
KR101984229B1 (ko) * 2018-12-31 2019-09-03 이우규 내진 기능을 갖는 송전탑 시스템

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106684791A (zh) * 2015-09-03 2017-05-17 沈小红 一种电力线路风绳紧固器
CN106684791B (zh) * 2015-09-03 2018-08-24 宣城市裕诚模具有限公司 一种电力线路风绳紧固器
CN106549350A (zh) * 2016-12-06 2017-03-29 国网山东省电力公司曹县供电公司 高压输电线路自动张紧u型连接装置
CN107611899A (zh) * 2017-09-22 2018-01-19 国家电网公司 一种角度可调整的耐张线夹
CN107611899B (zh) * 2017-09-22 2021-11-02 国家电网公司 一种角度可调整的耐张线夹
KR101984229B1 (ko) * 2018-12-31 2019-09-03 이우규 내진 기능을 갖는 송전탑 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5285708B2 (ja) 風力発電装置
JP2014050242A (ja) 送電鉄塔の耐震装置
US8274028B2 (en) Counterweighted active tracking solar panel rack
US7057103B1 (en) Transmission tower devices for reducing longitudinal shock loads
JP6000372B2 (ja) 4導体束に用いるスペースダンパー
US20100243825A1 (en) Tension balancer
KR101024895B1 (ko) 송전선로의 점퍼지지대용 아킹 혼 장치
CN203026855U (zh) 用于动力电缆固定保护的卡箍组件
EP2824786B1 (en) Vibration damper for an aerial cable or conductor
JP5223209B2 (ja) アークホーン取付金具の角度調整装置と、アークホーン取付金具の角度調整方法
JP2008035672A (ja) 電線把持ユニット、電線架線構造および電線用スペーサ
KR101955308B1 (ko) 가공송전선로를 고정하는 철탑구조
JP5389142B2 (ja) 架線の衝撃荷重緩和装置
CN110392790A (zh) 用于螺栓连接的安全装置
US3474184A (en) Spacer damper
CN111276924B (zh) 一种能够自适应的杆塔导地线张力释放装置
KR100963979B1 (ko) 배전용 가공전선의 애자 링커
JP4669572B1 (ja) ケーブル式落橋防止構造及びケーブル式落橋防止装置
JP2013126304A (ja) 避雷防止装置、及び避雷防止送電線システム
JP2005295785A (ja) 長幹支持がいしの固定構造
KR101477522B1 (ko) 감전사고 방지를 위한 가공 배전선 절연체
US2999894A (en) Apparatus for suppressing galloping conductors
CN109003857B (zh) 双臂伸缩式隔离开关的振动抑制装置
WO2015034873A1 (en) Impact-absorbing wire and cable fixture, system, and related methods
JP2008262790A (ja) 懸垂吊碍子装置の横振れ抑制装置