JP2014048868A - レギュレータ回路及びこれを用いた半導体装置 - Google Patents

レギュレータ回路及びこれを用いた半導体装置 Download PDF

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Ichinosuke Hirai
一之介 平井
Kenichi Kawakami
賢一 川上
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宏之 渕上
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Abstract

【課題】オフセット起動が生じた場合でも、安定した出力電圧を供給する。
【解決手段】実施の形態に係るレギュレータ回路は、出力電圧を分圧した帰還電圧を出力する分圧器と、帰還電圧と基準電圧との差を増幅して誤差信号を出力する誤差増幅器と、誤差信号に応じて駆動される第1出力トランジスタと、外部から入力されるモード選択信号に応じて第1出力トランジスタとともに誤差信号に応じて駆動される第2出力トランジスタと、を有する出力ドライバ部と、モード選択信号に応じて、第2出力トランジスタのゲートをローレベルにクランプするクランプ回路とを備える
【選択図】図1

Description

本発明はレギュレータ回路に関し、例えばマイコン、OSC(oscillator)等に使用される電源回路の分野のレギュレータ回路及びこれを用いた半導体装置に関する。
近年、高度なロジック回路、大容量のメモリ回路等(以下、周辺回路とする)の集積化がさらに進んでいる。このような状況の中、電力削減を目的として電源電圧の低電圧化が進むと共に、周辺回路をモード毎(高負荷、低負荷)に切り替えて制御を行うようになってきた。
このため、電源回路の分野では、低負荷から高負荷をカバーでき、安定した電圧供給ができる負荷ドライブ能力の高いレギュレータ回路が求められている。つまり、高負荷を許容できるドライブ能力の高いレギュレータ回路が必要となるにつれて、レギュレータ回路の出力トランジスタのサイズが大きいものが必要となってきた。そこで、従来から、負荷状態に応じて、動作させる出力トランジスタを変更する技術が提案されている。
ここで特許文献1には、負荷状況に応じてレギュレータ出力部を動作させる技術が開示されている。特許文献1が開示するスイッチングレギュレータは、コンバータ部を2台具備し、それらを制御信号で低負荷時は1台、高負荷時は2台駆動することで、高効率化を図っている。さらに特許文献2〜4には、負荷電流の検知結果に応じて出力トランジスタを制御する技術が開示されている。
特開2011−125075号公報 特開2006−238603号公報 特開2005−86931号公報 特開2005−174351号公報 特開2004−88956号公報
上記のようなレギュレータ回路において、外部ノイズ等により電源電圧が低下し、GNDレベルまで到達せずにその後復旧するオフセット起動が生じることがある。周辺回路が低負荷であり、低負荷用の出力トランジスタのみが動作しているときにオフセット起動が生じると、カップリングにより高負荷用の出力トランジスタがオンとなり、レギュレータ回路から高電圧が出力される場合がある。これにより、周辺回路の誤動作が発生したり、レギュレータ回路からの出力電圧が周辺回路の耐圧レベルを超えた場合には物理的な破壊が起こる恐れがある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、レギュレータ回路は、低負荷モードの場合に、高負荷モード時に駆動される出力トランジスタのゲートをローレベルにクランプする。
前記一実施の形態によれば、オフセット起動が生じた場合でも、安定した出力電圧を供給することができる。
実施の形態1に係るレギュレータ回路の構成を示す図である。 実施の形態1に係るレギュレータ回路のタイミングチャートである。 実施の形態2に係る半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態2に係る半導体装置のタイミングチャートである。
本実施の形態は、レギュレータ回路に関し、例えば、マイコン、OSC等に使用される電源回路に用いられるレギュレータ回路に関する。実施の形態に係るレギュレータ回路は、周辺回路が高負荷の場合(高負荷モード)と低負荷の場合(低負荷モード)に応じて、駆動する出力トランジスタを切り替え制御して、低負荷から高負荷をカバーできる電圧を供給することができる。
実施の形態に係るレギュレータ回路は、低負荷モードの場合に、高負荷モード時に駆動される出力トランジスタのゲートをローレベルにクランプする。これによって、周辺回路に高電圧が印加されるのを防止し、周辺回路の誤作動、破壊等を抑制する。以下、具体的な構成について詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係るレギュレータ回路について、図1を参照して説明する。図1は、実施の形態1に係るレギュレータ回路10の構成を示す図である。図1に示すように、レギュレータ回路10は、ドライバ部1、制御部2、分圧器3、誤差増幅器4を備えている。
ドライバ部1は、低負荷ドライブ用のノンドープNchトランジスタNTL(以下、低負荷用トランジスタNTLとする)、高負荷ドライブ用のノンドープNchトランジスタNTH(以下、高負荷用トランジスタNTHとする)を有している。低負荷用トランジスタNTLのゲートはノードDRVに接続され、ドレインは電源VDDに接続され、ソースは出力端子REGCに接続されている。高負荷用トランジスタNTHのゲートはノードDRVHに接続され、ドレインは電源VDDに接続され、ソースは出力端子REGCに接続されている。
制御部2は、モード選択信号Vcntに応じて高負荷モードと低負荷モードとを切り替える。制御部2は、ノンドープNchトランジスタからなる低負荷用スイッチLCSW、高負荷用スイッチHCSW、NchトランジスタからなるクランプスイッチNCA、トランスファースイッチSW1、インバータINV、容量Cを有している。
実施の形態1では、トランスファースイッチSW1は、PchトランジスタPT1、NchトランジスタNT1を抱き合わせた構成を有している。すなわち、PchトランジスタPT1のソースはNchトランジスタNT1のドレインと接続されており、PchトランジスタPT1のドレインはNchトランジスタNT1のソースと接続されている。なお、トランスファースイッチSW1の構成は一例であり、図1に示す例に限られない。
入力端子CNTからは、高負荷モードを使用するか、低負荷モードを使用するかの選択を行うモード選択信号Vcntが入力される。モード選択信号Vcntは、インバータINVに入力される。インバータINVの出力は、ノードCNTBに接続される。ノードCNTBは、高負荷用スイッチHCSWのゲートに接続される。高負荷用スイッチHCSWのソースはノードFHCに接続され、ドレインはノードFBに接続されている。
モード選択信号Vcntは、トランスファースイッチSW1のPchトランジスタPT1のゲートに入力されている。また、ノードCNTBは、トランスファースイッチSW1のNchトランジスタNT1のゲートに接続されている。すなわち、NchトランジスタNT1のゲートには、モード選択信号Vcntの反転信号が入力される。トランスファースイッチSW1の一方はノードDRVに接続され、他方はノードDRVHに接続されている。
また、モード選択信号Vcntは、低負荷用スイッチLCSWゲートに入力される。低負荷用スイッチLCSWのソースはノードFLCに接続され、ドレインはノードFBに接続されている。
さらに、モード選択信号Vcntは、NchトランジスタからなるクランプスイッチNCAのゲートに入力されている。クランプスイッチNCAのソースはグランドGNDに接続され、ドレインはノードDRVHに接続されている。容量C2の一方が出力端子REGCに接続され、他方はノードFBに接続されている。クランプスイッチNCAは、モード選択信号Vcntに応じて、高負荷用トランジスタNTHのゲートをローレベルにクランプするクランプ回路を構成する。
分圧器3は、出力端子REGCから出力される出力電圧を分圧した帰還電圧を誤差増幅器4に出力する。実施の形態1では、分圧器3は、高負荷用抵抗HC、低負荷用抵抗LC、Nchトランジスタからなる遮断スイッチN1を有している。高負荷用抵抗HCは、低負荷用抵抗LCよりも抵抗値が小さい。このように、分圧比が異なる高負荷用抵抗HC、低負荷用抵抗LCをモードに応じて切り替えて用いることにより、出力電圧Vregcの値を切り替えることができる。高負荷用抵抗HCの一方は出力端子REGCに接続され、他方はノードFLに接続されている。高負荷用抵抗HCの抵抗分圧されたノードは、ノードFHCに接続されている。
ノードFLは、遮断スイッチN1のドレインに接続されている。遮断スイッチN1のソースはグランドGNDに接続され、ゲートはノードCNTBに接続されている。低負荷用抵抗LCの一方は出力端子REGCに接続され、他方はグランドGNDに接続されている。低負荷用抵抗LCの抵抗分圧されたノードは、ノードFLCに接続されている。分圧器3は、モード選択信号Vcntに応じて低負荷用抵抗LCと高負荷用抵抗HCのいずれか一方で出力電圧Vregcを分圧する。
誤差増幅器4の非反転入力端子には、入力端子REFから基準電圧Vrefが入力される。誤差増幅器4の反転入力端子はノードFBが接続されており、帰還電圧が入力される。誤差増幅器4は帰還電圧と基準電圧Vrefとを比較し、誤差信号をノードDRV及びトランスファースイッチSW1に出力する。
ここで、レギュレータ回路10の動作について説明する。実施の形態1に係るレギュレータ回路10は、高負荷モード、低負荷モードの2種類のモードを切り替えて動作する。以下の例では、低負荷用抵抗LCと高負荷用抵抗HCの抵抗値の比は、高負荷用抵抗HC:低負荷用抵抗LC=1:150(各抵抗の単位は数百KΩ程度)とする。また、低負荷用トランジスタNTLと高負荷用トランジスタNTHの駆動能力の比は、低負荷用トランジスタNTL:高負荷用トランジスタNTH=1:19であるものとする。なお、上記の比率は一例であり、動作仕様によって大小関係が崩れない範囲で適宜変更することが可能である。
<高負荷モード>
高負荷モード時は、ローレベルのモード選択信号Vcntが入力される。モード選択信号Vcntがローレベルであるため、トランスファースイッチSW1、高負荷用スイッチHCSW、遮断スイッチN1がオンする。一方、クランプスイッチNCA、低負荷用スイッチLCSWはオフである。これにより、ノードDRVHはハイレベルとなり、高負荷用トランジスタNTHがオンとなる。すなわち、低負荷用トランジスタNTLだけでなく、低負荷用トランジスタNTLよりも電流能力の高い高負荷用トランジスタNTHが有効となる。
このとき、低負荷用スイッチLCSWのゲートはローレベルであるため、ノードFLCのレベルはノードFBには伝わらない。すなわち、高負荷用抵抗HCは、高負荷用トランジスタNTHが低負荷用トランジスタNTLとともに動作するときに選択される。これにより、接続される高負荷の周辺回路に対して、所定の出力電圧を出力することができる。高負荷用スイッチHCSWは、高負荷用抵抗HCからの帰還電圧を誤差増幅器4にフィードバックする。これにより、高負荷用抵抗HCの分圧値に応じた電圧が帰還電圧として、ノードFHCを介してノードFBに伝達される。
誤差増幅器4では、入力端子REFから入力される基準電圧Vrefとフィードバックされた帰還電圧の誤差を検知し、基準電圧Vrefと帰還電圧との差分である誤差信号をノードDRVに出力する。低負荷用トランジスタNTLは、ノードDRVを介して入力されるノード電圧Vdrvに応じて駆動される。
また、高負荷モードでは、トランスファースイッチSW1はオンとなっている。このため、トランスファースイッチSW1は、誤差増幅器4からの誤差信号を高負荷用トランジスタNTHに伝達する。このため、高負荷モードでは、高負荷用トランジスタNTHも低負荷用トランジスタNTLとともにノードDRVHを介して入力されるノード電圧Vdrvに応じて駆動される。
<低負荷モード>
一方、低負荷モード時は、ハイレベルのモード選択信号Vcntが入力される。モード選択信号Vcntがハイレベルであるため、トランスファースイッチSW1及び高負荷用スイッチHCSW及び遮断スイッチN1がオフする。また、クランプスイッチNCA、低負荷用スイッチLCSWがオンする。クランプスイッチNCAがオンするため、ノードDRVHはロークランプ状態となり、ノード電圧Vdrvhはローレベルとなる。従って、高負荷用トランジスタNTHのゲートがローレベルであるグランドGNDにクランプされる。
これにより、高負荷用トランジスタNTHの電流能力が下がり、低負荷用トランジスタNTLの電流能力が支配的となる。すなわち、低負荷モードでは、低負荷用トランジスタNTLのみが有効となる。つまり、クランプスイッチNCAは、低負荷用トランジスタNTLが動作し、高負荷用トランジスタNTHが動作していない場合に、高負荷用トランジスタNTHのゲートをローレベルにクランプする。
このとき、高負荷用スイッチHCSWのゲートはローレベルであるため、ノードFHCのレベルはノードFBには伝わらない。すなわち、低負荷用抵抗LCは、低負荷用トランジスタNTLが動作し、高負荷用トランジスタNTHが動作しないときに選択される。また、遮断スイッチN1がオフであるため、高負荷用抵抗HCへの導通が遮断される。
低負荷用スイッチLCSWは、低負荷用抵抗LCからの帰還電圧を誤差増幅器4にフィードバックする。これにより、低負荷用抵抗LCの分圧値に応じた電圧が帰還電圧として、ノードFLCを介してノードFBに伝達される。誤差増幅器4では、入力端子REFから入力される基準電圧Vrefとフィードバックされた帰還電圧の誤差を検知し、基準電圧Vrefと帰還電圧との差分である誤差信号をノードDRVに出力する。
図2は、実施の形態1に係るレギュレータ回路の動作を説明するタイミングチャートである。図2において、Vregcは出力端子REGCから出力される出力電圧であり、VdrvはノードDRVのノード電圧であり、VdrvhはノードDRVHのノード電圧である。なお、各電圧の大きさを説明するために、出力電圧Vregc、ノード電圧Vdrv、Vdrvh、モード選択信号Vcntとともに、電源VDD、グランドGND、レギュレータ回路10の出力期待値を示している。
時間TA1以前は、電源VDDから所定のレベルの電圧が出力されているものとする。そして、時間TA1からTA2まで電源VDDが低下し、GNDレベルまで到達せずにその後、T13からT16で復旧するオフセット起動が生じたものとする。
電源VDDの瞬低が発生すると、出力電圧Vregcが電源VDDの低下とともに低下する。時間TA2において、電源VDDの低下が収まったときに、ノードDRVのノード電圧Vdrvと、ノードDRVHのノード電圧Vdrvhがカップリングにより電源VDDの電位と略等しくなったとする。
モード選択信号Vcntは、時間TA2の後の時間T10以前はローレベルであり、T10以降はハイレベルである。時間T10においてモード選択信号Vcntがローレベルからハイレベルに変更されると、高負荷モードから低負荷モードに切り替わる。なお、モード選択信号Vcntがローレベルからハイレベルに切り替わる時間は一例であり、時間T10以前でも構わない。
高負荷モードでは、接続される周辺回路は高負荷であり、周辺回路の誤動作等の発生は少ない。これに対し、低負荷モードでは、接続される周辺回路は低負荷であるため、カップリングによりノードDRVHの電圧が上がり、高負荷用トランジスタNTHがオンして高電圧の出力電圧Vregcが出力されると、周辺回路の誤動作、破壊が起こる恐れがある。
本実施の形態では、時間T11において低負荷モードとなり、トランスファースイッチSW1がオフし、クランプスイッチNCAがオンとなる。これにより、時間T12に示すようにノードDRVHがローレベルにクランプされる。ノードDRVHがローレベルにクランプされることにより、高負荷用トランジスタNTHの能力(gm)が下がり電流供給能力が低下する。
従って、低負荷モードでは、高負荷用トランジスタNTHは動作せず、低負荷用トランジスタNTLによりノードDRVの電位に応じた電流供給がなされる。すなわち、時間T12では、高負荷用トランジスタNTHの電流供給能力が下がっている。つまり、電流能力は、低負荷用トランジスタNTL>>高負荷用トランジスタNTHとなる。
時間T13〜T16において電源VDDが上昇すると、時間T13〜T14の間ノード電圧Vdrvがともに上昇する。出力電圧Vregcは、ノード電圧Vdrvの上昇に伴ってT15まで上昇を続ける。このとき、出力電圧Vregcはレギュレータの出力期待値を超えるが、後段の周辺回路の耐圧限界を超えることはない。このように、本実施の形態では、低負荷モードのときに電源VDDの瞬低が発生したとしても、後段の周辺回路に高電圧が伝送されるのを防止することができる。
時間T17では、ノード電圧Vdrvが低下し始める。これに伴って、時間T18〜T19の間に出力電圧Vregcはレギュレータ出力期待値に戻る。時間T19では、ノードDRVのレベルが安定し、時間T20において安定した出力電圧Vregcが得られる。
このように、実施の形態1では、高負荷用トランジスタNTH、低負荷用トランジスタNTLのいずれを動作させるかを決定するモード選択信号Vcntに応じて、低負荷モードのときに、高負荷用トランジスタNTHのゲートをロークランプ状態とする。これにより、電源VDDの瞬低が発生してオフセット起動が起こった場合でも、出力電圧Vregcの上昇を抑制することができ、後段の周辺回路の耐圧を超えることがない。このため、周辺回路の誤動作や破壊を防止することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る半導体装置について、図3を参照して説明する。図3は、実施の形態2に係る半導体装置100の構成を示す図である。図3に示すように、半導体装置100は、レギュレータ回路10、周辺回路20、パワーオンリセット回路POR、遅延回路DELを有している。なお、レギュレータ回路10は、実施の形態1において説明したものと同一であるため、説明を省略する。
パワーオンリセット回路PORには、電源VDDが接続されている。パワーオンリセット回路PORからの出力は、遅延回路DELを介して、モード選択信号Vcntとしてレギュレータ回路10に入力される。レギュレータ回路10からの出力電圧Vregcは周辺回路20に入力される。
パワーオンリセット回路PORは、電源VDDの電圧と所定の閾値(POR閾値)とを比較し、比較信号を遅延回路DELに出力する。パワーオンリセット回路PORとしては、一般的な外付け又はマクロのパワーオンリセット回路を用いることができる。
遅延回路DELは、パワーオンリセット回路PORからの比較信号を遅延した遅延信号をモード選択信号Vcntとしてレギュレータ回路10に出力する。図3に示す例では、遅延回路DELは、2つのインバータ、OR回路を含む一般的な構成のものを用いることができる。なお、これらの構成は一例であり、この例に限定されるものではない。
ここで、図4を参照して、図3に記載の半導体装置100の動作について説明する。図4は、実施の形態2に係る半導体装置の動作を説明するタイミングチャートである。図4において、Vregcは出力端子REGCから出力される出力電圧であり、VdrvはノードDRVのノード電圧であり、VdrvhはノードDRVHのノード電圧である。
なお、各電圧の大きさを説明するために、出力電圧Vregc、ノード電圧Vdrv、Vdrvh、モード選択信号Vcntとともに、電源VDD、グランドGND、レギュレータ回路10の出力期待値、パワーオンリセット回路PORの閾値(POR閾値)を示している。
実施の形態1と同様に、時間TA1以前は、電源VDDから所定のレベルの電圧が出力されているものとする。そして、時間TA1からTA2まで電源VDDが低下し、GNDレベルまで到達せずにその後、T13からT16で復旧するオフセット起動が生じたものとする。
電源VDDの瞬低が発生すると、出力電圧Vregcが電源VDDの低下とともに低下する。時間TA2において、電源VDDの低下が収まったときに、ノードDRVのノード電圧Vdrvと、ノードDRVHのノード電圧Vdrvhがカップリングにより電源VDDの電位と略等しくなったとする。
本実施の形態では、パワーオンリセット回路PORは、電源VDDの電圧とPOR閾値とを比較している。電源VDDの電圧値がPOR閾値よりも低くなると、パワーオンリセット回路PORはハイレベルの比較信号を出力する。パワーオンリセット回路PORは、例えば、電源の瞬間停止時や電源投入時に活性化し、比較信号を出力する。これにより、レギュレータ回路10では、電源の瞬間停止等の電源異常時において低負荷状態から動作させることができ、周辺回路内部にいきなり高負荷状態の電圧が印加されることがなく、周辺回路の誤動作や破壊を防止することが可能となる。
パワーオンリセット回路PORからの比較信号は、遅延回路DELを介して、レギュレータ回路10にモード選択信号Vcntとして入力される。モード選択信号Vcntがローレベルからハイレベルに変更されると、レギュレータ回路10では高負荷モードから低負荷モードに切り替わる。
実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、低負荷モードにおいてトランスファースイッチSW1がオフし、クランプスイッチNCAがオンとなる。これにより、時間T12に示すようにノードDRVHがローレベルにクランプされる。ノードDRVHがローレベルにクランプされることにより、高負荷用トランジスタNTHの能力(gm)が下がり電流供給能力が低下する。
その後、時間T13〜T16において電源VDDが上昇する。時間T14において、電源VDDの電圧がPOR閾値以上になると、パワーオンリセット回路PORはローレベルの比較信号を出力する。比較信号は、遅延回路DELにおいて、インバータによって決定される所定時間遅延される。従って、パワーオンリセット回路PORがローレベルの比較信号を出力した後の所定時間は、モード選択信号Vcntハイレベルのままである。これにより、オーバーシュートした出力電圧Vregcの出力を抑制することができる。なお、出力電圧Vregcのオーバーシュート量が許容できる場合は、遅延回路DELは設けなくても構わない。
時間T13〜T14の間ノード電圧Vdrvがともに上昇する。出力電圧Vregcは、ノード電圧Vdrvの上昇に伴ってT15まで上昇を続ける。しかし、出力電圧Vregcは、後段の周辺回路の耐圧限界を超えることはない。このように、低負荷モードのときに電源VDDの瞬低が発生したとしても、後段の周辺回路に高電圧が伝送されるのを防止することができる。
時間T17では、ノード電圧Vdrvが低下し始める。これに伴って、時間T18〜T19の間に出力電圧Vregcはレギュレータ出力期待値に戻る。時間T19では、ノードDRVのレベルが安定し、時間T20において安定した出力電圧Vregcが得られる。時間T20において、遅延回路DELがローレベルの信号を出力することにより、モード選択信号Vcntがローレベルとなる。
このように、本実施の形態では、パワーオンリセット回路PORとレギュレータ回路10とを組み合わせることにより、電源電圧の降下があった場合にモード選択信号Vcntをローレベルからハイレベルとすることができる。これにより、周辺回路の誤動作等を抑制することができる。
また、電源電圧のレベルがPOR閾値以上になった後、遅延回路DELの遅延段数分の遅延時間を経過した時点でモード選択信号Vcntをローレベルにすることができるため、出力電圧Vregcのオーバーシュートを抑制することができる。また、モード選択信号Vcntがハイレベルの間、高負荷用トランジスタNTHをオフすることができるため、電源VDDの電圧降下時の電流消費を低減することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 ドライバ部
2 制御部
3 分圧器
4 誤差増幅器
10 レギュレータ回路
20 周辺回路
100 半導体装置
NTL 低負荷用トランジスタ
NTH 高負荷用トランジスタ
INV インバータ
SW1 トランスファースイッチ
NT1 Nchトランジスタ
PT1 Pchトランジスタ
NCA クランプスイッチ
LCSW 低負荷用スイッチ
HCSW 高負荷用スイッチ
LC 低負荷用抵抗
HC 高負荷用抵抗
C 容量
N1 遮断スイッチ
GND グランド
VDD 電源
REGC 出力端子
REF 入力端子
CNT 入力端子
DRV ノード
DRVH ノード
FHC ノード
FLC ノード
FB ノード
FL ノード
CNTB ノード
Vcnt モード選択信号
Vref 基準電圧
Vregc 出力電圧
Vdrv ノード電圧
Vdrvh ノード電圧
POR パワーオンリセット回路
DEL 遅延回路

Claims (10)

  1. 出力電圧を分圧した帰還電圧を出力する分圧器と、
    前記帰還電圧と基準電圧とを比較して誤差信号を出力する誤差増幅器と、
    電源電圧に接続され、前記誤差信号に応じて駆動される第1出力トランジスタと、前記電源電圧に接続され、外部から入力されるモード選択信号に応じて前記第1出力トランジスタとともに前記誤差信号に応じて駆動される第2出力トランジスタと、を有する出力ドライバ部と、
    前記モード選択信号に応じて、前記第2出力トランジスタのゲートをローレベルにクランプするクランプ回路と、
    を備えるレギュレータ回路。
  2. 前記クランプ回路は、前記第1出力トランジスタが動作し、前記第2出力トランジスタが動作していない場合に、前記第2出力トランジスタをローレベルにクランプする請求項1に記載のレギュレータ回路。
  3. 前記分圧器は、第1分圧抵抗と前記第1分圧抵抗よりも小さい第2分圧抵抗とを備え、
    前記モード選択信号に応じて前記第1分圧抵抗と前記第2分圧抵抗のいずれか一方で前記出力電圧を分圧する請求項1に記載のレギュレータ回路。
  4. 前記第1出力トランジスタが動作し、前記第2出力トランジスタが動作しないときに前記第1分圧抵抗が選択され、
    前記第1出力トランジスタ、前記第2出力トランジスタがともに動作するときに前記第2分圧抵抗が選択される請求項3に記載のレギュレータ回路。
  5. 前記分圧器は、前記第1分圧抵抗が選択される場合、前記第2分圧抵抗への導通を遮断する遮断スイッチをさらに備える請求項3に記載のレギュレータ回路。
  6. 前記モード選択信号に応じて高負荷モードと低負荷モードとを切り替える制御部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記低負荷モードのときに、前記第1分圧抵抗からの前記帰還電圧を前記誤差増幅器にフィードバックする第1スイッチと、
    前記低負荷モードのときに、前記第2出力トランジスタをローレベルにクランプする前記クランプ回路と、
    前記高負荷モードのときに、前記第2分圧抵抗からの前記帰還電圧を前記誤差増幅器にフィードバックする第2スイッチと、
    前記高負荷モードのときに、前記誤差信号を前記第2出力トランジスタに伝達するトランスファースイッチと、
    を有する請求項3に記載のレギュレータ回路。
  7. 前記トランスファースイッチは、互いにソースとドレイン及びドレインとソースがそれぞれ接続されたNchトランジスタ、Pchトランジスタを含み、
    前記Pchトランジスタには前記モード選択信号が入力され、前記Nchトランジスタには前記モード選択信号の反転信号が入力される請求項6に記載の電源回路。
  8. 前記電源電圧と所定の閾値とを比較し、比較信号を出力するリセット回路と、
    前記比較信号に応じた前記モード選択信号が入力される請求項1に記載のレギュレータ回路と、
    を備える半導体装置。
  9. 前記比較信号を遅延して、前記モード選択信号として出力する遅延回路をさらに備える請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記リセット回路は、電源の瞬間停止状態時や電源投入時に活性化し、前記比較信号を出力する請求項8記載の半導体装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018013977A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

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