JP2014048779A - 自動取引装置、作業管理システム、作業管理方法、及びプログラム - Google Patents

自動取引装置、作業管理システム、作業管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業者が作業報告を行う際の利便性を向上させることが可能な、自動取引装置、作業管理システム、作業管理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】作業計画情報を記憶する情報処理装置から前記作業計画情報を受信する受信部と、操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るカード読取部と、前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する表示部と、前記カード読取部により読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記表示部に前記作業登録画面を表示させるか否かを判断する判断部と、前記作業登録画面に入力された作業実績情報を前記情報処理装置に送信する送信部と、を備える、自動取引装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動取引装置、作業管理システム、作業管理方法、及びプログラムに関する。
昨今、金融機関のATM(Automated teller machine)に代表される自動取引装置は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。
一般的に、この自動取引装置に対する清掃作業などの各種作業は、運用管理会社などに委託された会社により行われることが多い。このため、担当の作業者により確実に作業が行われたことを運用管理会社側で把握することが求められており、そのための手法が各種提案されている。
例えば特許文献1では、自動取引装置の背面扉の内側に設けられた係員ポネルに対して保守係員により入力された作業開始情報または作業終了情報を、管理装置へ送信する技術が開示されている。また、特許文献2では、自動取引装置の後面扉に設けられた係員操作表示部に対する保守員の操作により記録された入店時刻または退店時刻を、上位装置へ送信する技術が開示されている。
特開平9−016823号公報 特開2007−058482号公報
しかしながら、従来技術では、作業者が作業報告を行う際の利便性が低かった。例えば、作業者が報告を行うための操作部が、自動取引装置の背面側に設けられていたり、施錠されている箇所の内側に設けられていた。このため、作業者は自動取引装置を移動させたり、開錠することが必要だった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、作業者が作業報告を行う際の利便性を向上させることが可能な、新規かつ改良された自動取引装置、作業管理システム、作業管理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、作業計画情報を記憶する情報処理装置から前記作業計画情報を受信する受信部と、操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るカード読取部と、前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する表示部と、前記カード読取部により読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記表示部に前記作業登録画面を表示させるか否かを判断する判断部と、前記作業登録画面に入力された作業実績情報を前記情報処理装置に送信する送信部と、を備える、自動取引装置が提供される。
前記自動取引装置は、前記自動取引装置に対応づけられた店番または端末番号を記憶する記憶部をさらに備え、前記送信部は、前記記憶部に記憶された前記店番または前記端末番号を前記情報処理装置へ送信し、前記受信部は、前記情報処理装置から前記店番または前記端末番号に対応する前記作業計画情報を受信してもよい。
前記作業実績情報は、前記作業計画情報に含まれる各作業項目の開始時刻、前記各作業項目の終了時刻、および前記操作者識別情報を含んでもよい。
前記判断部は、前記操作者識別情報が示す操作者が作業者である場合に、前記表示部に前記作業登録画面を表示させてもよい。
前記判断部は、前記操作者識別情報が示す操作者が作業者でない場合に、前記表示部に前記取引画面を表示させてもよい。
前記表示部は、前記操作者による前記作業登録画面に対する前記作業実績情報の入力が完了した場合、前記取引画面を表示してもよい。
前記作業実績情報は、前記操作者により報告される前記自動取引装置における異常の有無に関する情報を含んでもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、オペレータによる作業計画情報の入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力された前記作業計画情報を、前記作業計画情報および作業実績情報を記憶する情報処理装置へ送信する送信部と、前記情報処理装置から前記作業実績情報を受信する受信部と、前記作業実績情報を含む作業状況画面を表示する表示部と、前記作業実績情報に含まれる異常の有無に関する情報に基づいて、前記作業状況画面の表示態様を変化させる制御部と、を備える、作業管理端末が提供される。
前記作業管理端末は、音声を出力する音声出力部をさらに備え、前記制御部は、前記作業実績情報に含まれる異常の有無に関する情報に基づいて、前記音声出力部に警告音を出力させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置および作業管理端末からなる作業管理システムであって、前記情報処理装置は、作業計画情報および作業実績情報を記憶する記憶部、を備え、前記作業管理端末は、オペレータによる前記作業計画情報の入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力された前記作業計画情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と、前記情報処理装置から前記作業実績情報を受信する受信部と、前記作業実績情報を含む作業状況画面を表示する表示部と、を備える、作業管理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置、作業管理端末、および自動取引装置からなる作業管理システムであって、前記情報処理装置は、作業計画情報および作業実績情報を記憶する記憶部、を備え、前記作業管理端末は、オペレータによる前記作業計画情報の入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力された前記作業計画情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と、前記情報処理装置から前記作業実績情報を受信する受信部と、前記作業実績情報を含む作業状況画面を表示する表示部と、を備え、前記自動取引装置は、前記情報処理装置から前記作業計画情報を受信する受信部と、操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るカード読取部と、前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する表示部と、前記カード読取部により読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記表示部に前記作業登録画面を表示させるか否かを判断する判断部と、前記作業登録画面に入力された前記作業実績情報を前記情報処理装置に送信する送信部と、を備える、作業管理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、作業計画情報を記憶する情報処理装置から前記作業計画情報を受信するステップと、操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るステップと、前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示するステップと、読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記作業登録画面を表示させるか否かを判断するステップと、前記作業登録画面に入力された作業実績情報を前記情報処理装置に送信するステップと、を備える、作業管理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、作業計画情報を記憶する情報処理装置から前記作業計画情報を受信する受信部と、操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るカード読取部と、前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する表示部と、前記カード読取部により読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記表示部に前記作業登録画面を表示させるか否かを判断する判断部と、前記作業登録画面に入力された作業実績情報を前記情報処理装置に送信する送信部、として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、作業者が作業報告を行う際の利便性を向上させることができる。
本発明の各実施形態による情報処理システムの構成を示した説明図である。 本発明の各実施形態による自動取引装置の外部構成を示した説明図である。 本発明の第1の実施形態による構成を示した第1の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態による構成を示した第2の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態による作業管理データベースの一例を示した説明図である。 本発明の各実施形態による作業者データベースの一例を示した説明図である。 本発明の第1の実施形態による清掃作業前の動作を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による清掃作業時の動作を示した第1のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による清掃作業時の動作を示した第2のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるオペレータによる作業状況の確認の動作を示したフローチャートである。 本発明の各実施形態による取引画面の表示例を示した図である。 本発明の各実施形態による暗証番号入力画面の表示例を示した図である。 本発明の第1の実施形態による清掃作業登録画面の第1の表示例を示した図である。 本発明の第1の実施形態による清掃作業登録画面の第2の表示例を示した図である。 本発明の第1の実施形態による清掃作業登録画面の第3の表示例を示した図である。 本発明の第2の実施形態による作業管理データベースの一例を示した説明図である。 本発明の第2の実施形態による警送作業時の動作を示した第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による警送作業時の動作を示した第2のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるオペレータによる作業状況の確認の動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による警送作業登録画面の表示例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて自動取引装置10aおよび自動取引装置10bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、自動取引装置10aおよび10bを特に区別する必要が無い場合には、単に自動取引装置10と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.作業管理システムおよび自動取引装置の基本構成
2.各実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
3.まとめ
4.変形例
<1.作業管理システムおよび自動取引装置の基本構成>
本発明は、一例として「2−1.第1の実施形態」〜「2−2.第2の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、本発明の各実施形態による自動取引装置10は、
A.作業計画情報を記憶する作業管理サーバ30(情報処理装置)から前記作業計画情報を受信する通信部110(受信部)と、
B.操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るカード読取部104と、
C.前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する操作表示部102(表示部)と、
D.前記カード読取部104により読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記操作表示部102に前記作業登録画面を表示させるか否かを判断する判断部114と、
E.前記作業登録画面に入力された作業実績情報を前記作業管理サーバ30に送信する通信部110(送信部)と、
を備える。
以下では、まず、このような各実施形態において共通する作業管理システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の各実施形態による作業管理システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の各実施形態による作業管理システムは、自動取引装置10、通信網12、ホストコンピュータ14、作業管理端末20、および作業管理サーバ30を含む。
自動取引装置10は、金融機関の顧客による操作に基づいて金銭の取引を実行する顧客操作型端末である。図1では、この自動取引装置10が、金融機関の営業店、出張所などの店舗1に設置される例を記載しているが、かかる例に限定されず、例えば、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディングなどの多様な施設に設置されてもよい。また、図1に示したように、自動取引装置10は一つの店舗1に複数台設置されてもよい。
ここで、図2を参照し、自動取引装置10の外部構成について説明する。図2は、本発明の各実施形態による自動取引装置10の外部構成を示した説明図である。図2に示したように、自動取引装置10は、通帳挿入口150、レシート排出口152、カード読取部104、硬貨挿入口154、紙幣挿入口156、および操作表示部102を備える。
通帳挿入口150は顧客の通帳の挿入および排出を行う。また、レシート排出口152は、取引情報が印字されたレシートの排出を行うための開口部である。
カード読取部104は、操作者を識別するための情報(以下、操作者識別情報と称する)が記録されたカードの挿入または排出を行うための開口部を有する。なお、操作者識別情報が記録されたカードとは、顧客に発行されるキャッシュカードであってもよいし、作業者一人ひとりに発行される作業者用認証カードであってもよい。また、作業者は、清掃作業者や警送作業者など、運用管理会社3などの指示を受けて店舗1において何らかの作業を行う者であってもよい。
また、カード読取部104は、この開口部に対して挿入されるカードの磁気ストライプやIC(Integrated Circuit)チップなどに記録されたデータの読み取りや書き込みを行う。なお、操作者は、顧客であってもよいし、清掃作業者などの作業者であってもよい。
硬貨挿入口154は、顧客による硬貨の入金口、および顧客への硬貨の出金口としての機能を有する。また、紙幣挿入口156は、顧客による紙幣の入金口、および顧客への紙幣の出金口としての機能を有する。
操作表示部102は、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部、および顧客操作を検出する顧客操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、顧客操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、図2においては表示部および顧客操作部の機能が自動取引装置10において一体的に構成される例を示しているが、表示部および顧客操作部の機能は分離して構成されてもよい。
ここで、図1を参照して、引き続き作業管理システムの構成について説明する。通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の有線の伝送路である。例えばIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)により構成される。ホストコンピュータ14は、この通信網12を介して自動取引装置10と通信することができる。なお、通信網12aは、金融機関の勘定系ネットワークであり、また、通信網12bは保守または監視の用途に利用されるネットワークである。但し、通信網12aおよび通信網12bは、物理的には通信回線が接続されていてもよい。
ホストコンピュータ14は、金融機関の事務センタなどのセンタ2に設置され、金融機関の基幹業務などに利用されるコンピュータである。このホストコンピュータ14は、通信網12aを介して自動取引装置10と通信することにより、各種取引を制御する。例えば、ホストコンピュータ14は、自動取引装置10を操作する顧客の認証を行ったり、自動取引装置10において顧客により指示された入金や振込などの金銭取引(勘定の取引処理)を実行したりする。また、ホストコンピュータ14は、口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報(口座の元帳)を管理する。なお、ホストコンピュータ14は、自動取引装置10と直接通信する代わりに、GW(Gateway)サーバなどを経由して通信してもよい。
作業管理端末20は、運用管理会社3のオペレータによって使用される情報処理端末である。この作業管理端末20は、後述するように、作業管理サーバ30から受信される作業実績情報を含む作業状況画面を表示する。このため、オペレータは、当該作業状況画面を監視することにより、作業者による作業の実施状況を確認できる。
また、作業管理端末20は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の演算および制御手段、磁気ディスク、半導体メモリなどの記憶手段および通信手段を備える。また、作業管理端末20は、運用管理会社3内に設置されたLAN(Local Area Network)などの通信回線を介して作業管理サーバ30と相互に通信可能に接続される。なお、作業管理端末20は、一般的に市販されている汎用コンピュータであってもよいし、PC(Personal Computer)であってもよい。
作業管理サーバ30は、運用管理会社3内に設置されるコンピュータであり、例えば、作業管理端末20に対して処理の指示を行ったり、作業管理端末20との間で各種データの送受信を行う。また、作業管理サーバ30は、通信網12bを介して自動取引装置10との間で各種データの送受信を行う。この作業管理サーバ30は、CPU、MPU等の演算および制御手段、磁気ディスク、半導体メモリなどの記憶手段および通信手段を備える。
また、作業管理サーバ30は、作業計画情報および作業実績情報が記録される作業管理データベース40を備える。ここで、作業計画情報は、自動取引装置10に対して作業者に実施させる作業の計画情報である。また、作業実績情報は、作業計画情報に対して、作業者により実施された作業実績に関する情報である。例えば、作業実績情報は、作業計画情報に含まれる各作業項目の開始時刻、各作業項目の終了時刻、および操作者識別情報を含んでもよい。また、作業実績情報は、操作者により報告される自動取引装置10における異常の有無に関する情報を含んでもよい。
また、作業管理サーバ30は、例えば作業者識別番号、氏名など作業者に関する情報が記録される作業者データベース50を備える。
なお、作業管理データベース40は、運用管理会社3の代わりに、センタ2などの金融機関の施設、もしくは他の会社に備えられてもよい。また、作業者データベース50は、作業管理サーバ30の代わりに、自動取引装置10に備えられてもよい。また、作業管理データベース40および作業者データベース50の具体的な構成については、後に詳しく説明する。
以上、本発明の各実施形態による作業管理システムの基本構成について説明した。上述した作業管理システムにおいて、本発明の各実施形態による自動取引装置10は、作業者が作業報告を行う際の利便性を向上させることが可能である。以下、このような本発明の各実施形態について順次詳細に説明する。
<2.各実施形態の詳細な説明>
[2−1.第1の実施形態]
(2−1−1.構成)
(2−1−1−1.自動取引装置10)
図3は、本発明の第1の実施形態による自動取引装置10の構成を示した機能ブロック図である。図3に示したように、本発明の第1の実施形態による自動取引装置10は、制御部100、操作表示部102、カード読取部104、入出金部106、係員操作部108、通信部110、記憶部112、および判断部114を有する。
制御部100は、操作表示部102などの各構成要素を含め自動取引装置10全体の動作を、記憶部112に格納されるソフトウェアに基づいて制御する。また、制御部100は、通信部110を介してホストコンピュータ14や作業管理サーバ30などと通信を行う機能を有する。
操作表示部102は、作業管理サーバ30から受信される作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する。また、操作表示部102は、操作者による当該作業登録画面に対する作業実績情報の入力が完了した場合に、当該取引画面を表示してもよい。
カード読取部104は、上述したように、操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取る。
入出金部106は、自動取引装置10内に設けられた紙幣入出金機(図示省略)および硬貨入出金機(図示省略)により構成され、紙幣および硬貨の入出金処理を行う。ここで、入金処理は、紙幣入出金機が紙幣挿入口156に入金された紙幣を計数し、紙幣入出金機内に設けられた金庫(図示省略)に収納したり、または、硬貨入出金機が硬貨挿入口154に入金された硬貨を計数し、硬貨入出金機に設けられた金庫(図示省略)に収納する処理である。また、出金処理は、例えば取引画面において顧客により現金引き出しが選択される場合に、紙幣入出金機または硬貨入出金機が、顧客により指定される金額に相当する紙幣または硬貨をそれぞれ金庫から繰り出して計数し、紙幣挿入口156または硬貨挿入口154から排出する処理である。
係員操作部108は、自動取引装置10に関する設定情報などの各種情報を表示したり、金融機関の係員などによる当該設定情報に対する変更などの入力を受け付ける。この係員操作部108は、タッチパネルなどの操作部および液晶ディスプレイなどの表示部により構成される。また、係員操作部108は、自動取引装置10の後面扉の内側など、原則として顧客が接触できない箇所に設けられる。
通信部110は、通信網12を介して作業管理サーバ30との間で各種データの送受信を行う。例えば、通信部110は、作業管理サーバ30から作業計画情報を受信したり、操作表示部102に表示される作業登録画面に入力された作業実績情報を作業管理サーバ30に送信する。また、通信部110は、後述するように、記憶部112に記憶された店番または端末番号を作業管理サーバ30へ送信し、作業管理サーバ30から当該店番または当該端末番号に対応する作業計画情報を受信してもよい。また、通信部110は、通信網12を介してホストコンピュータ14との間で、顧客の取引データなどの各種データを送受信する。
記憶部112は、半導体メモリや磁気ディスクなどの記憶装置により構成される。この記憶部112は、例えば自動取引装置10が設置されている店舗1を識別するための店番、および自動取引装置10を識別するための端末番号などの各種データを記憶する。また、記憶部112は、例えば操作表示部102に画面を表示させるためのソフトウェアなどの各種ソフトウェアを記憶する。
判断部114は、カード読取部104により読み取られた操作者識別情報に基づいて、操作表示部102に作業登録画面を表示させるか否かを判断する。例えば、判断部114は、操作者識別情報が示す操作者が作業者である場合に、操作表示部102に作業登録画面を表示させてもよい。また、判断部114は、操作者識別情報が示す操作者が作業者でない場合に、操作表示部102に取引画面を表示させてもよい。
なお、本発明の第1の実施形態によれば、自動取引装置10に内蔵されるCPU、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのハードウェアを、上述した自動取引装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
(2−1−1−2.作業管理端末20)
また、図4は、本発明の第1の実施形態による作業管理端末20または作業管理サーバ30の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、本発明の第1の実施形態による作業管理端末20は、通信部200、制御部202、入力部204、表示部206、および音声出力部208を有する。
通信部200は、運用管理会社3内に設置されたLANなどの通信回線を介して、作業管理サーバ30との間で各種データの送受信を行う。例えば、通信部200は、入力部204により入力された作業計画情報を作業管理サーバ30へ送信したり、作業管理サーバ30から作業実績情報を受信する。
制御部202は、通信部200、入力部204、表示部206、および音声出力部208の動作を制御する。また、制御部202は、通信部200により受信される作業実績情報に含まれる異常の有無に関する情報に基づいて、後述する作業状況画面の表示態様を変化させる。また、制御部202は、上述した異常の有無に関する情報に基づいて、音声出力部208に警告音を出力させてもよい。
入力部204は、作業管理端末20を操作するオペレータによる入力操作を受け付ける。例えば、入力部204は、オペレータによる作業計画情報の入力を受け付けたり、オペレータによる作業者データベース50に対するデータの登録、変更、削除などの各種指示を受け付ける。
表示部206は、通信部200により受信される作業実績情報を含む画面である作業状況画面を表示する。
音声出力部208は、入力部204により受け付けられるオペレータの操作または制御部202による制御に基づいて、音声を出力する。
(2−1−1−3.作業管理サーバ30)
また、図4に示したように、本発明の第1の実施形態による作業管理サーバ30は、通信部300、制御部302、作業管理データベース40、および作業者データベース50を有する。
通信部300は、通信網12を介して自動取引装置10との間で、例えば作業計画情報を送信したり、作業実績情報を受信するなど各種データの送受信を行う。また、通信部300は、運用管理会社3内に設置された通信回線を介して、作業管理端末20との間で各種データの送受信を行う。
制御部302は、通信部300の動作を制御する。また、制御部302は、作業管理データベース40または作業者データベース50に対して、データの抽出、登録、更新、削除などの各種操作を行う。
作業管理データベース40(記憶部)は、作業計画情報および作業実績情報が記録されるデータベースである。ここで、図5を参照して、本発明の第1の実施形態による作業管理データベース40の一例(作業管理データベース40a)について説明する。
図5に示したように、作業管理データベース40aでは、端末識別情報列400aと、作業計画情報列406aと、作業実績情報列416aとが対応づけて記録される。ここで、作業計画情報列406aは、清掃会社等の作業員による作業の実施前に、オペレータによって作業管理端末20を介して入力される列である。また、作業実績情報列416aは、清掃会社等の作業員による作業の実施後に、当該作業員により、自動取引装置10を介して入力される列である。
また、端末識別情報列400aは、店番列402aおよび端末番号列404aを含む。また、作業計画情報列406aは、作業項目列408a、作業予定日列410a、業種区分列412a、および作業会社列414aを含む。また、作業実績情報列416aは、作業日列418a、開始時刻列420a、終了時刻列422a、および作業者列424aを含む。
なお、店番列402aは、当該自動取引装置10が設置されている店舗1を識別するための番号を示す。また、端末番号列404aは、当該自動取引装置10に対して付与された連番を示す。作業項目列408aは、自動取引装置10に対して作業員が行う予定の作業項目を示す。ここで、作業項目列408aには、例えば「通常清掃作業」「特殊清掃作業」といった定型的な作業項目が入力されてもよいし、「空缶撤去」などの任意な指示や連絡文言が入力されてもよい。
また、作業予定日列410aは、当該作業項目列408aを行う予定日付を示す。また、業種区分列412aは、後述する作業会社列414aの業種を示す。また、作業会社列414aは、作業依頼先である会社の会社名もしくは識別番号を示す。また、作業日列418aは、当該作業を行った日付を示す。また、開始時刻列420aは、当該作業を開始した時刻を示す。また、終了時刻列422aは、当該作業を終了した時刻を示す。また、作業者列424aは、当該作業を行った作業者の氏名もしくは識別番号を示す。
例えば、図5の3行目に示したデータは、店番が「123」である店舗1に設置された自動取引装置10に関するデータであり、作業計画に関しては、「ATM脇の空缶撤去」という作業項目を、「2012/07/01」に、業種が「清掃業」である「A清掃会社」に作業させる計画であることを示している。また、当該データは、作業実績に関しては、「2012/07/01」の「10:00」に作業が開始され、「10:30」に作業が終了し、作業者識別番号が「100857」である作業者によって作業が実施されたことを示している。
作業者データベース50は、作業者に関する情報が記録されるデータベースである。ここで、図6を参照して、作業者データベース50の一例について説明する。
図6に示したように、作業者データベース50では、作業者識別番号列500と、氏名列502と、会社名列504と、暗証番号列506とが対応づけて記録される。作業者識別番号列500は、当該作業者に付与された作業者識別番号を示す。なお、作業者識別番号は、各作業者に対して一意に付与される識別番号である。また、氏名列502は、当該作業者の氏名を示す。また、会社名列504は、当該作業者が属する会社名を示す。また、暗証番号列506は、当該作業者が所有する認証カードに対応づけて予め登録された暗証番号を示す。
例えば、図6の2行目に示したデータは、当該作業者の作業者識別番号が「100857」、氏名が「鈴木 花子」、所属する会社名が「A清掃会社」、暗証番号が「3958」であることを示している。
(2−1−2.動作)
(2−1−2−1.清掃作業前の動作)
以上、本発明の第1の実施形態による構成について説明した。続いて、本発明の第1の実施形態による動作について説明する。図7は、第1の実施形態による、清掃作業者による作業前の動作を示すフローチャートである。なお、清掃作業者は、清掃会社との契約により清掃作業を行う者であってもよいし、金融機関との契約により清掃作業を行う者であってもよい。
図7に示したように、まず、運用管理会社3のオペレータが、作業管理端末20の入力部204に対して、作業計画情報を入力する(S101)。ここで、オペレータは、例えば作業受託会社から予め入手した作業予定表などを参照して作業計画情報を入力してもよい。次に、通信部200は、入力部204が受け付けた作業計画情報を作業管理サーバ30へ送信する。
続いて、作業管理サーバ30の制御部302は、受信された作業計画情報を作業管理データベース40に登録する(S103)。例えば図5に示した例では、制御部302が、作業管理データベース40aの3行目に対して、店番が「123」である店舗1に設置された自動取引装置10に関して「ATM脇の空缶撤去」という作業項目を「2012/07/01」に「A清掃会社」に作業させるという作業計画情報を登録した例を示している。
(2−1−2−2.清掃作業時の動作)
以上、清掃作業者による作業前の動作について説明した。続いて、清掃作業時の動作について説明する。図8は、清掃作業者による作業時の動作を示す第1のフローチャートである。
図8に示したように、清掃作業者による作業前は、自動取引装置10の操作表示部102は、例えば図11に示したような取引画面、もしくはその待機画面を表示する(S151)。
ここで、図11を参照して、取引画面の表示例(取引画面60)について説明する。図11に示したように、取引画面60は、例えば、引出ボタン600、残高照会ボタン602、預入れボタン604、振込ボタン606、暗証番号変更ボタン608、定期預金取引ボタン610、限度額変更・照会ボタン612、および外貨預金取引ボタン614など各種手続きに遷移するボタンを含む。この取引画面60において、顧客は、表示された複数のボタンの中から1つを、指で押下することにより、希望する手続きを開始することができる。
この取引画面表示時(S151)において、清掃作業者は、予め作業管理データベース40に登録された清掃作業を行う。例えば、清掃作業者は、自動取引装置10本体を洗剤等を使用して拭き上げたり、床面の塵等の除去などを行う。なお、清掃作業者は、通常、これらの清掃作業を店舗1単位に行うので、自動取引装置10が複数台設置されている店舗1の場合は、店舗1に設置されている全ての自動取引装置10に対して清掃作業を行ってもよい。
清掃作業が終了すると、清掃作業者は、予め発行された認証カードを自動取引装置10のカード読取部104へ挿入する(S153)。なお、カード読取部104は、認証カードまたはキャッシュカードなど、金融機関により発行された所定のカード以外のカードが挿入された場合は、当該カードを排出する。
続いて、カード読取部104は、挿入された認証カードに記録されている操作者識別情報を読み取る(S155)。ここで、操作者識別情報は、作業者識別番号など本人認証のための情報であってもよい。
続いて、操作表示部102は、例えば図12に示したような暗証番号入力画面を表示する(S157)。そして、操作表示部102は、この暗証番号入力画面において、清掃作業者により入力される暗証番号を受け付ける。
ここで、図12を参照して、暗証番号入力画面の表示例(暗証番号入力画面70)について説明する。図12に示したように、暗証番号入力画面70は、例えば、暗証番号入力欄700、および暗証番号入力キー702を含む。この暗証番号入力画面70において、清掃作業者は、暗証番号入力キー702を指で押下することにより、認証カードに対応づけて予め登録されている暗証番号を入力する。
続いて、通信部110は、自動取引装置10の端末識別情報、カード読取部104により読み取られた操作者識別情報、および操作表示部102に入力された暗証番号などを作業管理サーバ30へ送信する(S159)。
以上、S159までの動作について説明した。次に、図9を参照して、S159より後の動作について説明する。図9は、清掃作業者による作業時の動作を示す第2のフローチャートである。
図9に示したように、続いて、作業管理サーバ30の制御部302は、受信された操作者識別情報が示す操作者が清掃作業者であるか否かを判定する(S161)。より具体的には、制御部302は、受信された操作者識別情報および暗証番号と、作業者データベース50に登録されている内容とを照合し、本人認証を行うとともに、清掃作業者であるか否かを判定する。
当該操作者が清掃作業者であると判定された場合は(S161:Yes)、制御部302は、作業管理データベース40から、受信された端末識別情報に対応する作業計画情報を抽出する。そして、通信部300は、抽出された作業計画情報を自動取引装置10へ送信する(S163)。
一方、本人認証に失敗した場合、または当該操作者が清掃作業者でないと判定された場合は(S161:No)、制御部302は、例えば当該操作者が清掃作業者でない旨のメッセージを、通信部300に自動取引装置10へ送信させる。
続いて、自動取引装置10の判断部114は、受信された情報が作業計画情報であるか否かに基づいて、操作表示部102に清掃作業登録画面(作業登録画面)を表示させるか否かを判断する。判断部114により清掃作業登録画面を表示させないと判断された場合は、自動取引装置10は、後述するS173の処理を行う。一方、判断部114により清掃作業登録画面を表示させると判断された場合は、操作表示部102は、例えば図13に示したような、当該作業計画情報を含む清掃作業登録画面を表示する(S165)。
続いて、清掃作業者は、この清掃作業登録画面に対して作業実績情報を入力する(S167)。ここで、図13〜図15を参照して、清掃作業登録画面の表示例および作業実績情報の入力例について説明する。
‐清掃作業登録画面の第1の表示例‐
図13は、清掃作業登録画面の第1の表示例(清掃作業登録画面80‐1)である。図13に示したように、清掃作業登録画面80‐1は、識別情報表示欄800、入店時刻入力欄802、入店時刻入力キー804、作業項目表示欄806、作業完了ボタン808、作業終了時刻表示欄810、取消ボタン812、および終了ボタン814を含む。
識別情報表示欄800は、自動取引装置10の端末識別情報や、清掃作業者の作業者識別番号などを表示する表示欄である。
また、入店時刻入力欄802は、清掃作業者が店舗1に入店した時刻を入力するための入力欄である。この入店時刻入力欄802には、初期値として、清掃作業登録画面80‐1が表示された際の時刻が表示されてもよい。また、入店時刻入力キー804は、入店時刻入力欄802に対して、清掃作業者が入店時刻を入力するための入力キーである。図13に示したように、この入店時刻入力キー804は、入店時刻入力欄802に表示されている時刻を、例えば10分などの所定の間隔で、上矢印キーにより早めたり、下矢印キーにより遅くしたりすることができる。なお、入店時刻入力キー804は、図13に示したような上下キーの代わりに、「0」から「9」までを含む数字キーであってもよい。
また、作業項目表示欄806は、受信された作業計画情報に含まれる作業項目を表示するための表示欄である。また、作業完了ボタン808は、作業項目表示欄806に表示された各作業項目に関して、清掃作業者が作業の終了時刻を登録するためのボタンである。例えば、清掃作業者は、作業項目表示欄806aの作業項目(「ATM脇の空缶撤去」)を完了した場合、作業完了ボタン808aを押下することにより、作業完了ボタン808aを押下した時刻を記憶部112に記憶させることができる。また、作業終了時刻表示欄810は、作業項目表示欄806に表示された各作業項目に関して、清掃作業者により作業完了ボタン808が押下された時刻を表示するための表示欄である。例えば、作業終了時刻表示欄810aは、記憶部112に記憶された、作業完了ボタン808aが押下された時刻である「2012/07/01 10:30」を表示する。
また、終了ボタン814は、入店時刻入力欄802に入力された内容、および作業項目表示欄806に表示された内容を清掃作業者が確定し、作業管理サーバ30へ送信するためのボタンである。この終了ボタン814が押下されると、自動取引装置10は、後述するS169の処理を行う。
また、取消ボタン812は、例えば作業完了ボタン808を押下した時刻など、清掃作業者が清掃作業登録画面80‐1に対して入力した作業実績情報を取り消すためのボタンである。この取消ボタン812が押下されると、自動取引装置10は、入力された作業実績情報を記憶部112から削除するとともに、後述するS173の処理を行う。なお、変形例として、自動取引装置10は、後述するS173の処理を行う代わりに、清掃作業登録画面を初期化して(S165)、清掃作業者に作業実績情報を再入力させてもよい。
‐清掃作業登録画面の第2の表示例‐
また、図14は、清掃作業登録画面の第2の表示例(清掃作業登録画面80‐2)である。図14に示したように、清掃作業登録画面80‐2は、図13に示した清掃作業登録画面80‐1と比較して、作業完了ボタン808および作業終了時刻表示欄810の代わりに、作業開始ボタン816、作業完了ボタン818、作業不要ボタン820、および作業時刻表示欄822を含む。
作業開始ボタン816は、作業項目表示欄806に表示された各作業項目に関して、清掃作業者が作業の開始時刻を登録するためのボタンである。例えば、清掃作業者は、作業項目表示欄806aの作業項目(「ATM脇の空缶撤去」)を開始する直前に、作業開始ボタン816aを押下することにより、作業開始ボタン816aを押下した時刻を記憶部112に記憶させることができる。
また、作業完了ボタン818の機能は、図13に示した作業完了ボタン808と概略同様である。従って、ここでは、説明を省略する。
また、作業不要ボタン820は、作業項目表示欄806に表示された各作業項目に関して、清掃作業者が作業不要と判断した作業項目を登録するためのボタンである。例えば、清掃作業者の入店時に「ATM脇の空缶」がすでに顧客などにより撤去されている場合は、清掃作業者は、「ATM脇の空缶撤去」を行う代わりに、作業不要ボタン820aを押下することにより、当該作業項目に関して作業不要である旨を記憶部112に記憶させることができる。
また、作業時刻表示欄822は、作業項目表示欄806に表示された各作業項目に関して、清掃作業者により作業開始ボタン816および作業完了ボタン818が押下された時刻を表示したり、または作業不要ボタン820が押下されたことを表示するための表示欄である。例えば、作業時刻表示欄822aは、記憶部112に記憶された、作業開始ボタン816aが押下された時刻である「2012/07/01 10:00」、および作業完了ボタン818aが押下された時刻である「2012/07/01 10:30」を表示する。
‐清掃作業登録画面の第3の表示例‐
また、図15は、清掃作業登録画面の第3の表示例(清掃作業登録画面80‐3)である。図15に示したように、清掃作業登録画面80‐3は、図13に示した清掃作業登録画面80‐1と比較して、作業完了ボタン808および作業終了時刻表示欄810の代わりに、作業終了時刻入力欄824、および作業終了時刻入力キー826を含む。
作業終了時刻入力欄824は、作業項目表示欄806に表示された各作業項目に関して、清掃作業者が作業の終了時刻を入力するための入力欄である。この作業終了時刻入力欄824には、初期値として、清掃作業登録画面80‐3が表示された際の時刻が表示されてもよい。
また、作業終了時刻入力キー826は、作業終了時刻入力欄824に対して、清掃作業者が各作業項目の終了時刻を入力するための入力キーである。図15に示したように、この作業終了時刻入力キー826は、作業終了時刻入力欄824に表示されている時刻を、例えば10分などの所定の間隔で、上矢印キーにより早めたり、下矢印キーにより遅くしたりすることができる。なお、作業終了時刻入力キー826は、図15に示したような上下キーの代わりに、「0」から「9」までを含む数字キーであってもよい。
以上、S165〜S167における、清掃作業登録画面の表示例および作業実績情報の入力例について説明した。続いて、S167より後の動作について説明する。
続いて、通信部110は、清掃作業登録画面に入力された作業実績情報を作業管理サーバ30へ送信する(S169)。例えば、図13に示した清掃作業登録画面80‐1の例では、通信部110は、端末識別情報、作業者識別番号、作業日、入店時刻入力欄802に入力された入店時刻、および各作業完了ボタン808が押下された時刻などを作業管理サーバ30へ送信してもよい。
なお、清掃作業は、一般的に自動取引装置10単位ではなく、店舗1単位での作業となる。このため、同一店舗1に自動取引装置10が複数台設置されている場合は、清掃作業者に、いずれか一台の自動取引装置10に対して作業実績情報を入力させてもよい(S167)。そして、S169において、当該自動取引装置10は、入力された作業実績情報に加えて、同一店舗1内の全ての自動取引装置10に対して同一の作業実績情報が入力された旨のメッセージを、作業管理サーバ30へ送信してもよい。
続いて、作業管理サーバ30の制御部302は、受信された作業実績情報を作業管理データベース40に登録する(S103)。例えば図5に示した例では、作業管理データベース40aにおける3〜4行目の作業実績情報列416aは、図13〜図15に示した清掃作業登録画面のいずれかに対して入力された作業実績情報が、制御部302により登録された例を示している。なお、図5に示したように、開始時刻列420aには、図13〜図15における入店時刻入力欄802に入力された入店時刻が記録されてもよい。また、制御部302は、上述した「同一店舗1内の全ての自動取引装置10に対して同一の作業実績情報が入力された旨のメッセージ」が受信された場合は、受信された作業実績情報に含まれる店番と、店番列402aの値が等しい作業管理データベース40aのデータに対して、同一の作業実績情報を登録してもよい。
続いて、自動取引装置10のカード読取部104は、S153で挿入された認証カードを排出する(S173)。
続いて、操作表示部102は、取引画面、もしくはその待機画面を表示する(S175)。そして、清掃作業者は、当該取引画面において現金支払い等の通常の取引が行えることを確認した後、退店する。
(2−1−2−3.オペレータによる作業状況の確認の動作)
以上、清掃作業者による作業時の動作について説明した。続いて、図10を参照し、オペレータによる作業状況の確認の動作について説明する。
図10に示したように、運用管理会社3のオペレータは、例えば当日分の作業状況を確認するため、まず、作業管理端末20の入力部204を介して、作業管理サーバ30に対して作業実績情報を提供するように要求する(S177)。
続いて、作業管理サーバ30の制御部302は、作業管理端末20から要求された作業実績情報を作業管理データベース40から抽出する。そして、通信部300は、抽出された作業実績情報を当該作業管理端末20へ送信する(S179)。
続いて、作業管理端末20の制御部202は、受信された作業実績情報を含む作業状況画面を生成する。そして、表示部206は、生成された作業状況画面を表示する(S181)。
ここで、制御部202は、作業が計画通りに実施されていない、つまり当日分で作業実績情報の全てまたは一部が登録されていないデータが存在する場合は、例えば表示欄の背景色を変化させるなど作業状況画面の表示態様を変化させたり、音声出力部208に警告音を出力させてもよい。このような注意喚起の措置により、オペレータは、清掃作業の委託先会社に連絡するなど迅速に対応することができる。
(2−1−3.効果)
以上説明したように、第1の実施形態によれば、自動取引装置10は、カード読取部104により読み取られた操作者識別情報に基づいて、顧客が取引を行うための取引画面を表示する操作表示部102に対して、作業登録画面を表示させるか否かを判断する。そして、自動取引装置10は、当該作業登録画面に入力された作業実績情報を作業管理サーバ30へ送信する。このため、作業者は、作業報告を行うために、例えば自動取引装置10を移動させたり、自動取引装置10を開錠することが不要であり、かつ、顧客による取引操作と類似した操作により作業報告を行うことができるので、利便性が高い。また、ITリテラシーが低い作業者であっても、容易に作業報告を行うことができる。
また、作業者は、電話等による人伝での作業報告をする必要がなく、自動取引装置10に対して作業実績情報を入力するだけでよいので、作業者、運用管理会社3ともに作業負荷が少ない。
また、作業対象である自動取引装置10自身が作業実績情報を作業管理サーバ30へ送信するので、運用管理会社3は、作業を行った場所の確かさも同時に確認することができ、正確な作業実績報告が可能となる。
また、自動取引装置10が複数台設置されている店舗1においては、作業員はいずれか一台の自動取引装置10に対して作業実績情報を入力するだけでよいので、報告の負荷がさらに軽減される。また、多数の顧客が店舗1に来店している状況においても、作業員はいずれか一台の自動取引装置10に対して作業実績情報を入力するだけでよいので、顧客の待ち時間をほとんど発生させないという効果が得られる。
また、運用管理会社3のオペレータは、作業管理端末20を介して作業管理データベース40を参照することにより、各自動取引装置10における作業状況をほぼリアルタイムに確認することができる。このため、作業状況の確認にかかるオペレータの負荷が軽減できる。特に、自動取引装置10の台数が増加したり、作業委託会社数が増加した場合に、より顕著に効果が得られる。
また、運用管理会社3は、オペレータに作業管理端末20に作業計画情報を入力させるとともに、作業実績情報を逐次確認させることにより、作業者に対する作業管理を厳格に行うことができる。また、運用管理会社3は、緊急で作業者へ連絡する事項が発生したり、作業計画を変更する場合でも、作業管理データベース40の内容を更新させるだけで、作業時において、作業者に直接情報を展開することができる。
[2−2.第2の実施形態]
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。上述したように、第1の実施形態では、作業者は、運用管理会社による作業計画に基づいて作業を行い、当該作業計画に対する作業実績の報告を行うことを前提とする。次に説明するように、第2の実施形態によれば、作業者は、作業計画に対する作業実績だけでなく、作業時において発見した自動取引装置10における異常の有無に関する情報も報告することができる。
(2−2−1.構成)
第2の実施形態による構成は、第1の実施形態と概略同様である。従って、ここでは顕著な相違点である作業管理データベース40の構成について説明する。なお、第2の実施形態では、作業者が警送業者であることを前提とする。このため、第2の実施形態による作業管理データベース40は、第1の実施形態と比較して、警送会社の作業管理を考慮して、作業実績情報に関する項目が拡充される。
図16は、第2の実施形態による作業管理データベース40の一例(作業管理データベース40b)を示した説明図である。図16に示したように、作業管理データベース40bは、図5に示した作業管理データベース40aと比較して、作業実績情報列416bにおいて異常報告列426bおよび装填回収情報列428bを追加で含む。
異常報告列426bは、作業者が現地で異常を感じた場合に、運用管理会社3へ報告する内容を示す。また、装填回収情報列428bは、現金装填や現金回収作業を行った場合の金種、枚数、または金額などの内訳情報を示す。
(2−2−2.動作)
(2−2−2−1.警送作業前の動作)
以上、本発明の第2の実施形態による構成について説明した。続いて、本発明の第2の実施形態による動作について説明する。なお、警送作業前の動作については、図7に示した第1の実施形態による動作と同様である。従って、ここでは説明を省略する。
(2−2−2−2.警送作業時の動作)
続いて、警送作業時の動作について説明する。図17は、警送作業者による作業時の動作を示す第1のフローチャートである。
図17に示したように、警送作業者による作業前は、S151と同様にして、自動取引装置10の操作表示部102は、取引画面、もしくはその待機画面を表示する(S251)。この取引画面表示時(S251)において、警送作業者は、事前に作業管理データベース40に登録された警送作業を行う。例えば、警送作業者は、自動取引装置10に対して現金を装填したり、店舗1の壁面にポスターを掲示したりする。なお、第1の実施形態1における清掃作業とは異なり、警送作業は、自動取引装置10ごとに作業内容が異なる場合が多い。このため、同一店舗に自動取引装置10が複数台設置されている場合でも、警送作業者は、別々の作業計画に従って作業を行う。
警送作業が終了すると、S153と同様にして、警送作業者は、予め発行された認証カードを自動取引装置10のカード読取部104へ挿入する(S253)。なお、S253〜S259の動作は、図8に示したS153〜S159の動作と同様である。従って、ここでは説明を省略する。
以上、S259までの動作について説明した。次に、図18を参照して、S259より後の動作について説明する。図18は、警送作業者による作業時の動作を示す第2のフローチャートである。
図18に示したように、続いて、作業管理サーバ30の制御部302は、受信された操作者識別情報が示す操作者が警送作業者であるか否かを判定する(S261)。より具体的には、制御部302は、受信された操作者識別情報および暗証番号と、作業者データベース50に登録されている内容とを照合し、本人認証を行うとともに、警送作業者であるか否かを判定する。
当該操作者が警送作業者であると判定された場合は(S261:Yes)、制御部302は、作業管理データベース40から、受信された端末識別情報に対応する作業計画情報を抽出する。そして、通信部300は、抽出された作業計画情報を自動取引装置10へ送信する(S263)。
一方、本人認証に失敗した場合、または当該操作者が警送作業者でないと判定された場合は(S261:No)、制御部302は、例えば当該操作者が警送作業者でない旨のメッセージを、通信部300に自動取引装置10へ送信させる。
続いて、自動取引装置10の判断部114は、受信された情報が作業計画情報であるか否かに基づいて、操作表示部102に警送作業登録画面(作業登録画面)を表示させるか否かを判断する。判断部114により警送作業登録画面を表示させないと判断された場合は、自動取引装置10は、後述するS273の処理を行う。一方、判断部114により警送作業登録画面を表示させると判断された場合は、操作表示部102は、例えば図20に示したような、当該作業計画情報を含む警送作業登録画面を表示する(S265)。
続いて、警送作業者は、この警送作業登録画面に対して作業実績情報を入力する(S267)。ここで、図20を参照して、警送作業登録画面の表示例(警送作業登録画面90)および作業実績情報の入力例について説明する。
図20に示したように、警送作業登録画面90は、識別情報表示欄900、入店時刻入力欄902、入店時刻入力キー904、作業項目表示欄906、作業完了ボタン908、作業終了表示欄910、異常なしボタン912、異常ありボタン914、取消ボタン916、および終了ボタン918を含む。
なお、識別情報表示欄900、入店時刻入力欄902、入店時刻入力キー904、作業項目表示欄906、作業完了ボタン908、取消ボタン916、および終了ボタン918は、それぞれ図13に示した清掃作業登録画面80‐1における識別情報表示欄800、入店時刻入力欄802、入店時刻入力キー804、作業項目表示欄806、作業完了ボタン808、取消ボタン812、および終了ボタン814と同様である。従って、ここでは説明を省略する。
作業終了表示欄910は、作業項目表示欄906に表示された各作業項目に関して、警送作業者により作業完了ボタン908が押下された時刻、または警送作業者により行われた作業の内容を表示するための表示欄である。例えば、作業終了表示欄910bに示したように、作業項目が「現金装填」である場合は、自動取引装置10は、警送作業者が装填もしくは回収した金種、および枚数などの装填回収情報を自動計算し、作業終了表示欄910に表示してもよい。また、自動取引装置10は、後述するS269において、この装填回収情報を作業実績情報に含めて、作業管理サーバ30へ送信してもよい。
また、異常なしボタン912は、警送作業者が現地で異常を発見しなかったことを報告するためのボタンである。また、異常ありボタン914は、警送作業者が現地で異常を発見したことを報告するためのボタンである。例えば、自動取引装置10の操作表示部102が汚れていたり、自動取引装置10の周辺に埃塵が累積している場合など、清掃が必要であると警送作業者が感じた場合に、警送作業者はこの異常ありボタン914を押下する。
以上、警送作業登録画面の表示例および作業実績情報の入力例について説明した。続いて、S267より後の動作について説明する。
S269〜S275の動作は、図8に示したS169〜S175の動作と同様である。従って、ここでは説明を省略する。
(2−1−2−3.オペレータによる作業状況の確認の動作)
以上、警送作業者による作業時の動作について説明した。続いて、図19を参照し、オペレータによる作業状況の確認の動作について説明する。図19は、オペレータによる作業状況の確認の動作を示すフローチャートである。
S277〜S279の動作は、図10に示したS177〜S179の動作と同様である。従って、ここでは説明を省略する。
S279の後、作業管理端末20の制御部202は、作業管理サーバ30から受信された作業実績情報を含む作業状況画面を生成する。そして、表示部206は、生成された作業状況画面を表示する(S281)。
ここで、制御部202は、当該作業実績情報に含まれる異常の有無に関する情報に基づいて、例えば作業状況画面全体の背景色を変化させるなど、作業状況画面の表示態様を変化させてもよい。また、制御部202は、当該作業実績情報に含まれる異常の有無に関する情報に基づいて、音声出力部208に警告音を出力させてもよい。
また、制御部202は、当日分で作業実績情報の全てまたは一部が登録されていないデータが存在する場合は、例えば表示欄の背景色を変化させるなど作業状況画面の表示態様を変化させたり、音声出力部208に警告音を出力させてもよい。
続いて、オペレータは、表示された作業状況画面を目視し、異常報告があるか否かを確認する(S283)。
異常報告があると確認された場合は(S283:Yes)、オペレータは、異常報告の内容に基づいて、関係する業者へ連絡するか、または、作業管理端末20の入力部204に対して作業計画を入力する(S285)。これにより、例えば清掃が必要な自動取引装置10に対して、清掃作業者に迅速に清掃を実施させることが可能となる。
(2−2−3.効果)
以上説明したように、第2の実施形態によれば、自動取引装置10は、警送作業者に対して、自動取引装置10における異常の有無に関する情報を警送作業登録画面に登録させ、作業管理サーバ30へ送信する。そして、作業管理端末20は、作業管理サーバ30から受信される作業実績情報に含まれる異常有無に関する情報に基づいて、作業状況画面の表示態様を変化させたり、警告音を出力する。このため、運用管理会社3は、例えば自動取引装置10の汚れなど、警送作業者が発見した現地の異常をリアルタイムで把握することができる。そして、運用管理会社3は、例えば清掃が必要な自動取引装置10に対して、清掃作業者に迅速な清掃指示を行うことが可能となり、清掃に関する品質を向上させることができる。
また、既存の自動取引装置では、現金の有り高情報を一日数回程度しか金融機関のホストコンピュータへ送信しないので、金融機関における資金計画の担当者は、各自動取引装置における現金の装填回収情報を正確に把握できないという課題がある。これに対し、本発明の第2の実施形態による自動取引装置10は、警送作業者が現金装填または現金回収を行った場合に、金種および枚数などの装填回収情報を作業実績情報に含めて、作業管理サーバ30へ送信する。このため、作業管理サーバ30からホストコンピュータ14へ装填回収情報を連携させることにより、金融機関における資金計画の担当者は、各自動取引装置10における現金の装填回収情報を精度高く把握することができる。
また、運用管理会社3は、警送作業者による装填回収情報をリアルタイムで把握することができるので、警送作業者による作業の漏れを防止することが可能となる。
<3.まとめ>
以上説明したように、本発明の各実施形態による自動取引装置10は、カード読取部104により読み取られた操作者識別情報に基づいて、顧客が取引を行うための取引画面を表示する操作表示部102に対して、作業登録画面を表示させるか否かを判断する。そして、自動取引装置10は、当該作業登録画面に入力された作業実績情報を作業管理サーバ30へ送信する。このため、自動取引装置10は、作業者が作業報告を行う際の利便性を向上させることができる。
<4.変形例>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した各実施形態では、清掃作業者もしくは警送作業者は、まず、取引画面表示時(S151またはS251)において作業を行い、作業を完了した後に、認証カードをカード読取部104に挿入し、そして、操作表示部102に表示される清掃作業登録画面もしくは警送作業登録画面に対して作業実績情報を入力する(S167またはS267)フローについて説明したが、本発明はかかる例に限定されない。
変形例として、例えば、清掃作業者もしくは警送作業者は、店舗1の入店時に、まず、認証カードをカード読取部104に挿入し、操作表示部102に清掃作業登録画面もしくは警送作業登録画面を表示させてから(S165またはS265)、作業を開始してもよい。そして、清掃作業者もしくは警送作業者は、作業を完了した際、または各作業項目を完了する都度に、作業実績情報を入力してもよい(S167またはS267)。この変形例によれば、自動取引装置10は、清掃作業者もしくは警送作業者による作業の開始時刻をより正確に記録することができるという効果がある。
また、上述した各実施形態では、本発明による自動取引装置10が、金融機関に適用される例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、小売店におけるマルチメディアキオスク端末、鉄道駅または空港における自動券売機、または飲食店における食券販売機などに適用されてもよい。
1 店舗
2 センタ
3 運用管理会社
10 自動取引装置
12 通信網
14 ホストコンピュータ
20 作業管理端末
30 作業管理サーバ
40 作業管理データベース
50 作業者データベース
100 制御部
102 操作表示部
104 カード読取部
106 入出金部
108 係員操作部
110 通信部
112 記憶部
114 判断部
150 通帳挿入口
152 レシート排出口
154 硬貨挿入口
156 紙幣挿入口
200 通信部
202 制御部
204 入力部
206 表示部
208 音声出力部
300 通信部
302 制御部

Claims (13)

  1. 作業計画情報を記憶する情報処理装置から前記作業計画情報を受信する受信部と、
    操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るカード読取部と、
    前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する表示部と、
    前記カード読取部により読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記表示部に前記作業登録画面を表示させるか否かを判断する判断部と、
    前記作業登録画面に入力された作業実績情報を前記情報処理装置に送信する送信部と、
    を備える、自動取引装置。
  2. 前記自動取引装置は、前記自動取引装置に対応づけられた店番または端末番号を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記送信部は、前記記憶部に記憶された前記店番または前記端末番号を前記情報処理装置へ送信し、
    前記受信部は、前記情報処理装置から前記店番または前記端末番号に対応する前記作業計画情報を受信する、請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記作業実績情報は、前記作業計画情報に含まれる各作業項目の開始時刻、前記各作業項目の終了時刻、および前記操作者識別情報を含む請求項1または2に記載の自動取引装置。
  4. 前記判断部は、前記操作者識別情報が示す操作者が作業者である場合に、前記表示部に前記作業登録画面を表示させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動取引装置。
  5. 前記判断部は、前記操作者識別情報が示す操作者が作業者でない場合に、前記表示部に前記取引画面を表示させる、請求項4に記載の自動取引装置。
  6. 前記表示部は、前記操作者による前記作業登録画面に対する前記作業実績情報の入力が完了した場合、前記取引画面を表示する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動取引装置。
  7. 前記作業実績情報は、前記操作者により報告される前記自動取引装置における異常の有無に関する情報を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動取引装置。
  8. オペレータによる作業計画情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部により入力された前記作業計画情報を、前記作業計画情報および作業実績情報を記憶する情報処理装置へ送信する送信部と、
    前記情報処理装置から前記作業実績情報を受信する受信部と、
    前記作業実績情報を含む作業状況画面を表示する表示部と、
    前記作業実績情報に含まれる異常の有無に関する情報に基づいて、前記作業状況画面の表示態様を変化させる制御部と、
    を備える、作業管理端末。
  9. 前記作業管理端末は、音声を出力する音声出力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記作業実績情報に含まれる異常の有無に関する情報に基づいて、前記音声出力部に警告音を出力させる、請求項8に記載の作業管理端末。
  10. 情報処理装置および作業管理端末からなる作業管理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    作業計画情報および作業実績情報を記憶する記憶部、
    を備え、
    前記作業管理端末は、
    オペレータによる前記作業計画情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部により入力された前記作業計画情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と、
    前記情報処理装置から前記作業実績情報を受信する受信部と、
    前記作業実績情報を含む作業状況画面を表示する表示部と、
    を備える、作業管理システム。
  11. 情報処理装置、作業管理端末、および自動取引装置からなる作業管理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    作業計画情報および作業実績情報を記憶する記憶部、
    を備え、
    前記作業管理端末は、
    オペレータによる前記作業計画情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部により入力された前記作業計画情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と、
    前記情報処理装置から前記作業実績情報を受信する受信部と、
    前記作業実績情報を含む作業状況画面を表示する表示部と、
    を備え、
    前記自動取引装置は、
    前記情報処理装置から前記作業計画情報を受信する受信部と、
    操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るカード読取部と、
    前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する表示部と、
    前記カード読取部により読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記表示部に前記作業登録画面を表示させるか否かを判断する判断部と、
    前記作業登録画面に入力された前記作業実績情報を前記情報処理装置に送信する送信部と、
    を備える、作業管理システム。
  12. 作業計画情報を記憶する情報処理装置から前記作業計画情報を受信するステップと、
    操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るステップと、
    前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示するステップと、
    読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記作業登録画面を表示させるか否かを判断するステップと、
    前記作業登録画面に入力された作業実績情報を前記情報処理装置に送信するステップと、
    を備える、作業管理方法。
  13. コンピュータを、
    作業計画情報を記憶する情報処理装置から前記作業計画情報を受信する受信部と、
    操作者により挿入される認証カードから操作者識別情報を読み取るカード読取部と、
    前記作業計画情報を含む作業登録画面、および顧客が取引を行うための取引画面を表示する表示部と、
    前記カード読取部により読み取られた前記操作者識別情報に基づいて、前記表示部に前記作業登録画面を表示させるか否かを判断する判断部と、
    前記作業登録画面に入力された作業実績情報を前記情報処理装置に送信する送信部、
    として機能させるための、プログラム。
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