JP2014047816A - 回転体 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温の物品を搬送等する回転体において、放熱を抑制するとともに使用中における振動の発生の少ない回転体を提供する。
【解決手段】外周面が略円柱形状の胴体1aと胴体1aの端に固定された軸部材1eとを有する回転体であって、胴体1aは、胴体の中心線に沿う方向において端部に設けられた軸固定部1kを有し、軸部材1eは、その固定部の外周面が軸固定部1kの内周面に直接固定されており、胴体1aの中心線に沿う方向において、胴体1aと軸部材1eの間に配置された空隙部1Lを有する回転体である。
【選択図】図1(b)

Description

本発明は、例えば鋼板圧延ラインにおいて搬送される加熱された鋼板や鋼片その他高温に加熱された物品の搬送・支持等に好適に使用される回転体に関する。
鋼板・鋼片などの物品を高温状態に維持したり、熱処理するために、製鉄所は、多くの加熱炉、均熱炉または熱処理炉を備えている。これらの炉では、主に、搬送用のロール(回転体)で鋼板・鋼片などの物品を搬送している。以下、高温に加熱され、搬送される物品の一例として、鋼板を例に従来技術を説明する。
上記ロールが組み込まれる炉の一例である加熱炉10の構成を図8に示す。加熱炉10の両側の炉壁10a・10aにはロール11の胴体11aが挿通可能な貫通孔が形成されている。その貫通孔から軸部材11eが露出するように、ロール11は、貫通孔を貫き水平に配置されており、軸部材11eは、炉外に配置された軸受10b・10bで回転自在に支持されている。ここで、胴体11aは、鋼板Wを加熱しつつ搬送する加熱室10cの内に配置されており、加熱室10cにおいて加熱された鋼板Wは、胴体11aで支持されながら、搬送される。
上記のように加熱炉中に組み込まれ加熱された鋼板等の物品を搬送するロールとして使用可能なセラミックス製の胴体を備えた耐熱性ロールの一例が下記特許文献1および2に開示されている。
特許文献1には、鋼板と接触する中空状の胴体と、前記胴体に接合された軸部材とからなる溶融金属めっき浴用ロールであって、前記胴体及び軸部材をそれぞれセラミックスで形成してなり、前記胴体の内面は両端側の大径域と中央の小径域とからなり、前記軸部材は小径部とフランジ部と大径部とを有し、前記胴体の大径域に前記軸部材の大径部が接合されており、かつ、前記軸部材には前記大径部及び前記フランジ部を通る複数の長さ方向溝部が形成されており、前記軸部材が前記胴体の両端部に接合された状態では、前記溝部は前記ロールの内部に連通する孔を形成していることを特徴とする溶融金属めっき浴用ロールが開示されている。
特許文献2には、金属製の軸部材にセラミックス製スリーブを外装した高温下で使用するロールであって、前記軸部材内に水を流通させてロール軸部材を水冷とし、この軸部材と前記スリーブとの間には断熱材を配し、前記スリーブの両端のうち少くとも一方をその軸方向に前記軸部材を座とする押付材により弾圧的に押圧し、実質的にこの押圧力のみで前記スリーブをその外面に対して直交する方向に作用する荷重を支持するようにした耐高温用ロールが開示されている。
特開2006-193814号公報 特開昭64−55325号公報
近年、鋼板の組織や特性の均質化のため加熱された鋼板の温度分布の均一化が要請されている。また、地球環境保全のため省エネルギー化が要請されている。特許文献1・2に記載されたロールは、いずれも熱伝導率が金属よりも低いセラミックスで胴体が構成されているので、上記要請に対応することができるものの以下の問題があった。
すなわち、図8に示すように、鋼板Wは加熱室10cで加熱されるが、鋼板Wに加えられた熱は、鋼板Wが接触する外周面を通じ胴体11aへ伝達される。ここで、特許文献1に記載されたロールを図8に示すロール11に適用した場合、特許文献1のロールは胴体11aと軸部材11eとが密着した状態で接合されているため、上記のように胴体11aへ伝達された熱は、炉外に配置された軸部材11eへと伝熱し、炉外へ放熱される。このように鋼板Wに加えられた熱が、胴体11aおよび軸11eを通じ炉外に容易に放熱されるため、鋼板Wの温度分布が不均一となり、またエネルギー使用量の削減にも限界があった。
一方で、特許文献2に記載のロールを図8に示すロール11に適用した場合、その胴体11aを構成するセラミックス製スリーブと軸部材11eを構成する金属製のロール軸の間に断熱材を介在させているので、胴体11aから軸部材11eへの伝熱は、当該断熱材で断熱される。その結果、炉外に配置された軸部材11eへ胴体11aから伝達される熱が減少し、さらに軸部材11eを水冷構造としているので、軸部材11eから炉外への放熱を抑制することができる。しかしながら、特許文献2のロールは、剛性の低いセラミックスファイバーからなる断熱材が使用中に変形し、胴体11aと軸部材11eの軸心がずれてしまい、胴体11aの振れ回りに起因する振動が発生し、搬送される鋼板にうねりや疵等の表面欠陥が発生するという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、高温の物品を搬送等する回転体において、放熱を抑制するとともに使用中における振動の発生の少ない回転体を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様について、その具体例である図1を参照しつつ説明するが、本発明は、図1に示す具体例に限定されない。本発明に係る回転体1は、外周面1bが略円柱形状の胴体1aと胴体1aの端に固定された軸部材1eとを有している。胴体1aは、その中心線Iに沿う方向において端部に設けられた軸固定部1kを有している。また、軸部材1eは、その固定部1iの外周面1jが軸固定部1kの内周面1dに直接固定されている。そして、回転体1は、胴体1aの中心線Iに沿う方向(以下、中心線方向と言う場合がある。)において、胴体1aと軸部材1eの間に配置された空隙部1Lを有している。
かかる回転体1によれば、高温の物品は、胴体1aの外周面1bに接触しつつ搬送される。そして、当該物品の熱は、外周面1bを通じ胴体1aへ伝達される。胴体1aに伝達された熱は、中心線方向に伝熱し、胴体1aの端に到達する。ここで、本発明に係る回転体1は、中心線方向において胴体1aと軸部材1eの間に配置された空隙部1Lを有している。この中空の空隙部1Lは断熱部を構成しており、上記のように胴体1aの端に達した熱が軸部材1eへ伝達することが抑制される。その結果、回転体1からの放熱が抑制され、物品の温度分布の均一化および省エネルギー化を図ることができる。
加えて、軸部材1eは、他の部材を介することなく、その固定部1iが胴体1aの端部に設けられた軸固定部1kに直接固定されており、胴体1aと軸部材1eの軸心のずれによる胴体1aの振れ回りの発生が抑制される。その結果、回転体1の振動の発生が低減され、搬送される物品に表面欠陥が生じることを防止できる。
なお、上記空隙部は、前記胴体の中心線周りにおいて、ほぼ全周に設けられていることが望ましい。この望ましい態様および下記する態様の作用効果については、発明を実施するための形態の項で詳細に説明する。
上記空隙部は、固定部の外周面および軸固定部の内周面の少なくとも一方の面に形成された凹部であってもよい。この凹部は、中心線方向に形成された溝または周方向に形成された溝とすることが好ましい。周方向に形成された溝とする場合には、胴体の中心線周りにおいて、ほぼ全周に設けられていることが望ましい。
本発明の別の態様は、上記胴体が、少なくとも2の胴部材で構成されており、その胴部材のうち少なくとも一の胴部材は、中心線方向において端部に設けられた固定部を有し、他の胴部材は、その外周面が一の胴部材の固定部の内周面に密着され、固定されている構成である。この構成の場合には、上記のように胴体と軸部材の間に配置された空隙部に替え、中心線方向において、一の胴部材と他の胴部材の間に配置された空隙部を有する構成としてもよい。この別の態様の場合でも、空隙部は、胴体の中心線周りにおいて、ほぼ全周に設けられていることが望ましい。
さらに、この別の態様の場合でも、上記空隙部は、前記他の胴部材の外周面および固定部の内周面の少なくとも一方の面に形成された凹部であってもよい。この凹部は、中心線方向に形成された溝または周方向に形成された溝とすることが好ましい。周方向に形成された溝とする場合には、胴体の中心線周りにおいて、ほぼ全周に設けられていることが望ましい。
さらに加えて、上記胴体および軸部材がいずれもセラミックスで構成されていることが望ましい。
本発明の回転体によれば、上記説明したように本発明の目的を達成することができる。
本発明に係る第1実施形態の回転体を一部断面で示す正面図である。 図1(a)のA部の拡大図である。 図1(a)のB―B断面図である。 図1の回転体の第1変形例の回転体を一部断面で示す正面図である。 図1の回転体の第2変形例の回転体を一部断面で示す正面図である。 図3(a)のC−C断面図である。 本発明に係る第2実施形態の回転体を一部断面で示す正面図である。 図4(a)のD部の拡大図である。 本発明に係る第3実施形態の回転体を一部断面で示す正面図である。 図5(a)のE−E断面図である。 本発明に係る第4実施形態の回転体の正断面図である。 図6(a)のF部の拡大図である。 本発明に係る第5実施形態の回転体の正断面図である。 図7(a)のG部の拡大図である。 回転体が組み込まれる加熱炉の構成を示す図である。
以下、本発明について、その第1〜第5実施形態の回転体に基づき図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は、下記第1〜第5実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。また、第1〜第5実施形態の回転体の有する各構成要素は、当該実施形態の実施にのみ限定されず、適宜組み合わせて実施することができる。
[第1実施形態]
本発明に係わる第1実施形態の回転体について、一部断面で示す正面図である図1(a)、図1(a)のA部拡大図である図1(b)、図1(a)のB−B断面図である図1(c)を参照して説明する。第1態様の回転体1は、図1に示すように、胴体1aと胴体1aの端に固定された軸部材1eを有している。外周面1bが略円柱形状である胴体1aは、その中心線Iに沿う方向において端部に設けられた軸固定部1kを備えており、軸部材1eは、その固定部1iの外周面1jが、軸固定部1kの内周面1dに密着され、直接固定されている。そして、中心線方向において、胴体1aと軸部材1eの間には、空隙部1Lが配置されている。以下、回転体1の基本的な構成要素である、胴体1a、軸部材1eおよび空隙部1Lについて、その順に説明する。なお、図1(a)に示すように、本態様の回転体1は、2の軸部材1eおよび当該2の軸部材1eが固定される軸固定部1kを胴体1aの両端に有しているが、各々の構成は同様であるため、左側(一方側)の軸部材1eおよび軸固定部1kについて説明し、右側(他方側)の軸部材1eの説明は省略する(第2〜第5態様の回転体についても同様)。
[胴体]
略円筒形状をなす第1態様の胴体1aは、図1(a)に示すように、胴体1aと同軸に中心線方向に延びる略円柱形状の中空部1cを有し、高温の物品が接触するその外周面1bの外観は略円柱形状である。この胴体1aの形状は略円筒形状に限定されず、高温の物品が接触する部分の外周面1bの外観が略円柱形状であればよく、それ以外の部分は他の形状であってもよい。そして、本態様の回転体1では、図1(b)に示すように、中心線方向において、略円柱形状の中空部1cの端部が、そのまま軸固定部1kとなっている。
なお、胴体1aは、中実であってもよい。その例を、図1の回転体の第1変形例である回転体2の一部断面で示す正面図である図2を参照し説明する。なお、図1の回転体1と同一の構成要素には同一符号を付している(以下、図3〜図7に示す態様の回転体についても同様)。図2に示すように、回転体2の胴体2aは、中空部が無く中実である。そして、胴体2aは、その端部に胴体2aと同軸に形成された凹状の軸固定部2kを有し、当該軸固定部2kに軸部材1eの固定部1iが固定されている構成である。
図1に示す胴体1aを構成する材料は特段の限定はないが、高温の物品との摩擦による外周面1bの摩耗を抑制する点および胴体1aにおける伝熱を抑え回転体1からの放熱を抑制する点から、熱伝導率が低く高硬度なセラミックスで構成することが望ましい。セラミックスとしては、アルミナ・ジルコニア・シリカその他の酸化物系セラミックス、硼化ジルコニウム・硼化チタン・硼化ボロンその他の硼化物系セラミックス、炭化シリコン・炭化ボロンその他の炭化物系セラミックスなどを使用することができる。しかしながら、高温に加熱された物品を搬送する回転体1としては、高温強度および耐熱衝撃性に優れていることが好ましい。そのため、胴体1aを構成するセラミックスとしては、窒化珪素・窒化アルミその他の窒化物系セラミックスが好ましく、特に高温強度に優れたサイアロンを含む窒化珪素質セラミックス、更に好ましくは4点曲げ強度500MPa以上、ビッカース硬度1300以上、相対密度95%以上、ヤング率250〜350GPaの窒化珪素質セラミックスで胴体1aを構成すれば好適である。
上記窒化珪素質セラミックスは、窒化珪素結晶または窒化珪素中にAlおよびOが固溶したサイアロン結晶の硬質粒子を主結晶とし、その間を焼結助剤から形成される粒界相で構成しているため、耐熱性を有し、高強度、高硬度が得られることから、加熱された鋼板などを搬送する回転体として使用する場合には、好ましい。特に、4点曲げ強度500MPa以上であると、鋼板が搬送された際の機械的応力により割損しにくくなるのとともに、ビッカース硬度1300以上であると、鋼板による胴体1aの磨耗を少なくして長寿命の回転体が得られるためである。また相対密度95%以上であると、4点曲げ強度500MPa以上、ビッカース硬度1300以上が得られるため好ましく。ヤング率が250〜350GPaであると、胴体にたわみが発生しにくく、鋼板の搬送がスムーズに行え、鋼板の品質に悪影響が生じ難く、下記で説明する長尺の胴体を有する第4および第5態様の回転体の場合には特に好ましい。焼結助剤としては、Al、MgO、希土類元素酸化物などが好ましいが、中でも窒化珪素を主結晶とし、焼結助剤にMgOを1〜7質量%及び希土類元素酸化物を1〜7質量%用いた窒化珪素質セラミックスは、高強度と耐熱衝撃性を両立させる観点から好ましい。希土類元素としてはY、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの何れの元素でも好適に用いることができるが、これらの中でもY、Ce、Sm、Dy、Er、Yb、Lu、とりわけY、Erが特性およびコストの面で望ましい。中でもYが特に好ましい。
上記のように胴体1aは中実であってもよいが、上記のようにセラミックス、特に好ましくはサイアロンを含む窒化珪素質セラミックスで略円筒形状の胴体1aを構成した場合には、図1に示すように、高温の物品が接触する胴体1aは略円筒形状をなしていることが好ましい。胴体1aを略円筒形状とすることにより、高温の物品が接触する部分の肉厚を薄くすることができ、胴体1aに生じる熱衝撃応力が抑制され、胴体1aが割損することを防ぐことができる。ここで、胴体1aの肉厚は5〜30mmとすることがより好ましい。5mm未満の場合は、鋼板を搬送する際の鋼板からの荷重により破損しやすくなることもあるためであり、30mm以上の場合は、加熱された鋼板による熱衝撃により胴体1aが割損しやすくなることもあるためである。
[軸部材]
軸部材1eは、軸受に接続されるべき軸受部1f、軸受部1fに連なるフランジ部1g、およびフランジ部1gに連なる固定部1iを有しており、これらは同軸に配置されている。軸固定部1kの内径とほぼ同一の外径を有する固定部1iは、その外周面1jが軸固定部1kの内周面1dと密着した状態で当該軸固定部1kに直接固定されている。
フランジ部1gは、胴体1aに向かい徐々に拡径する略円錐台形状をなしている。フランジ部1gの胴体1aの側の外径は、軸受部1fおよび固定部1iよりも大径であり、胴体1aの外径とほぼ等しい。そして、フランジ部1gの胴体1aの側の外周には、フランジ部1gと同軸に略円環状の凸部1hが形成されている。この凸部1hの端面は、相対する胴体1aの端面と接触した状態で配置されている。このように、フランジ部1gに凸部1hを設け、その端面が胴体1aの端面に接触するようフランジ部1gを構成することにより、回転体1の組立時における中心線方向における軸部材1eの位置決めが容易となる。また、小径の軸受部1fに連なる大径のフランジ部1gは、胴体1aに向かい徐々に拡径する略円錐台形状をなしているので、肉厚の急変部が少なく、耐熱衝撃性を高めることができる。なお、凸部1hは、略円環形状とする必要はなく、フランジ部1gの端の一部に設けていればよい。
上記凸部1hは必須の構成ではなく、図2に示す第1変形例の回転体2の軸部材2eのように凸部を設けなくてもよい。この場合には、胴体2aの端部に設けられた凹状の軸固定部2kの右側面に固定部1iの端面を突き合わせることにより、中心線方向の位置決めすればよい。そして、図2に示す回転体2の場合には、中心線方向において、フランジ部1gと胴体2aとの各々の相対する端面が離隔するように配置され、外周部が開口した空隙部2Lが形成されることとなる。
なお、本態様の軸部材1eは図示するように中実であるが、中心線Iに沿い軸部材1eを貫通する中空部を設けた中空状の軸部材であってもよい。しかしながら、軸部材1eを中実とすることにより、中空状の軸部材に比べてその強度を高めることができる。ここで、高温の物品は軸部材1eには直接接触しないので熱衝撃による破損は生じにくいが、使用時において作用する過大な負荷や取り扱い時により生じる衝撃により軸部材が破損する場合がある。このような場合であっても、断面積を確保できる中実状とすることで軸部材1eの強度を高め、その破損を防ぐことができる。この軸部材1eを中実にする構成は、軸部材1eが小径である場合、特に最小径が50mm以下の部分を有する軸部材1eにおいて有効である。
胴体1aの軸固定部1kと軸部材1eの固定部1iとの固定方法は、螺子などの部材などによる機械的固定、拡散接合、ロウ付けなどの各種の固定方法を利用することができる。しかしながら、回転体1の操業の安定性およびコストの面から、焼嵌めにより固定することが好ましい。焼嵌めにより固定する場合には、軸固定部1kの内径で焼嵌め代を除した値である焼嵌め率は0.01/1000〜0.5/1000の範囲内であるのが好ましい。焼嵌め率が0.01/1000未満であると、軸固定部1kによる固定部1iの締付け力が不十分であり、固定部1iが脱落するおそれがある。また焼嵌め率が0.5/1000を超えると、焼嵌めによる締付け力が大きくなりすぎ、胴体1aまたは軸部材1eが破損するおそれがある。より好ましい焼嵌め率は0.2/1000〜0.3/1000である。また、振れ回りによる振動を防ぐため、胴体1aの軸固定部1kと軸部材1eの固定部1iとの同心度は、0.2mm以下が好ましい。
胴体1aと同様に軸部材1eを構成する材料にも特段の制限はないが、炉内における熱膨張量がほぼ同等となるよう胴体1aを構成する材料と熱膨張係数が近似した材料を使用することが好ましく、同一の材料とすることがより好ましい。これにより、胴体1aの緩みにより生じる胴体1aの振れ回りに起因する振動の発生を抑制できる。また、軸部材1eにおける伝熱を抑え回転体1からの放熱を抑制する点から、熱伝導率が低いセラミックスで構成することが望ましい。すなわち、胴体1aをセラミックスで構成した場合には、軸部材1eもセラミックス、望ましくは胴体1aと同一のセラミックスで構成し、回転体1をセラミックス一体構造とすることが最も好ましい。なお、選択しうるセラミックスは、胴体1aと同様である。
[空隙部]
中心線方向において胴体1aと軸部材1eとの間に設けられた空隙部1Lは、上記したように断熱部として作用することにより、胴体1aから軸部材1eへの熱の伝達を制限し、回転体1からの放熱を抑制する要素である。本態様の空隙部1Lは、図1(b)・(c)に示すように、フランジ部1gの右端に設けられた略円環状の凸部1hとほぼ同心円状に、固定部1iの周囲に形成された略円環状の凹部1Lである。なお、当該凹部1Lは、胴体1aの端面に形成してもよく、胴体1aおよびフランジ部1gの双方に形成してもよい。また、空隙部1Lに、例えばセラミックスファイバー等からなる断熱材を充填し、断熱機能を更に強化してもよい。
ここで、本態様の間隙部(凹部)1Lは、中心線Iの周りのほぼ全周に形成されているが、部分的に形成してもよい。その例を、図1の回転体の第2変形例である回転体3の正面図である図3(a)および図3(a)のC−C断面図である図3(b)を参照し説明する。なお、図3(a)では、理解のため胴体1aの一部のみを断面で示している。
第2変形例に係る回転体3の軸部材3eは、図3(a)に示すように、フランジ部1gの胴体1aの側に配置された複数本の凸部3hを有している。中心線I周りの方向(以下、周方向という場合がある。)の凸部3hの断面形状は略矩形状であり、その中心線方向における高さはほぼ同一である。そして、凸部3hの端面は、各々、胴体1aの端面に接触するように配置されている。また、図3(b)に示すように、中心線方向から見た場合に等角度に配置された複数本の凸部3hは、固定部1iの外周面から外側に向かい放射状に延びており、等角度で配置されている。なお、凸部3hは、不等角度で配置してもよく、またその本数は1本でもよい。
ここで、第2変形例の回転体3の間隙部3Lは、図3に示すように、凸部3hの間に離隔して配置された複数の凹部3Lである。中心線Iと直交する方向(以下、半径方向という場合がある。)における断面形状が略三角形状の凹部(間隙部)3Lは、各々の間に凸部3hが介在しているため、中心線Iの周りにおいて部分的に配置されていることとなる。このように間隙部は、中心線周りにおいて部分的に配置してもよいが、断熱部として有効に作用させ、胴体から軸部材への熱の伝達を抑制するためには、空隙部1Lは十分な体積を有することが望ましく、図1に示す間隙部1Lのように、中心線Iの周りのほぼ全周に渡り配置することが好ましい。
[第2実施形態]
本発明に係る第2実施形態の回転体4について図4を参照しつつ説明する。ここで、図4(a)は、第2態様の回転体4を一部断面で示す正面図、図4(b)は、図4(a)のD部の拡大図である。第2態様の回転体は、(1)軸部材4eが単純な円柱形状である点、(2)胴体1aの軸固定部1kの内周面1dに密着するように配置された軸部材4eの外周面に凹部4mが形成されている点で、上記第1態様の回転体1と相違している。以下、上記(1)および(2)の相違点について詳細に説明する。
回転体4の中実である軸部材4eは、中心線方向における外径が一定で凹凸のない単純な円柱形状をなしている。この軸部材4eの外径は、胴体1aの軸固定部1kの内径とほぼ同一の大きさである。そして、軸部材4eは、その右端部(一方端部)に配置された固定部1iの外周面1jが、軸固定部1kの内周面1dに密着した状態となるよう配置され、固定されている。
そして、本態様の回転体4は、軸部材4eの外周面1jに形成された間隙部である凹部4mを有しており、この凹部4mが断熱部として作用し、胴体1aから軸部材4eへの熱の伝達が制限され、回転体4からの放熱が抑制される。また、軸部材4eは、他の部材を介することなく、軸固定部1kに直接固定されており、胴体1aと軸部材4eの軸心のずれによる胴体1aの振れ回りの発生が抑制される。
ここで、本態様の凹部4mは、具体的には、周方向に形成された溝である。凹部4mの形態は、例えば軸部材4eの外周面1jに掘り込まれた有底孔など特段限定されないが、断熱のための体積を確保するためには溝とすることが好ましい。さらに、溝4mは一条でも構わないが、十分な体積を有することで断熱機能を発揮しつつ、溝4mが形成されない非開口部における軸部材4eと軸固定部1kとの密着性を確保するためには、中心線方向において複数条形成しておくことが望ましい。さらに、周方向における溝4mの幅は一定でなくてもよいが、機械加工等により容易に形成できるという点から一定の幅とすることが望ましい。加えて、溝4mは、半径方向から眺めた場合に、中心線Iに対しほぼ直角に交差するよう形成されているが、傾斜していてもよい。また、中心線方向おける溝4mの断面形状は、図示する略矩形状に限定されず、略半円形状、略三角形状その他各種の形状とすることができる。しかしながら、軸部材4eをセラミックスで構成する場合には、溝の角部を起点とした熱衝撃による割れを防止するため当該角部にR部を設けるか、角部の無い略半円形状の溝とすることが好ましい。
断熱部として有効に機能させるためには、溝4mは十分な体積を有することが好ましく、中心線I周りにおいて外周面1jのほぼ全周に設けられていることが望ましい。さらに、溝4mに、例えばセラミックスファイバー等からなる断熱材を充填し、断熱機能を更に強化してもよい。また、凹部4mは、軸部材4eの外周面に替え、軸固定部1kの内周面1dに形成してもよく、双方に形成してもよい。加えて、本態様の軸部材4eに替えて、第1態様の軸部材1eを胴体1aに固定し、当該軸部材1eに第1態様の間隙部1Lおよび上記凹部4mの双方を設けてもよい。
[第3実施形態]
本発明に係る第3実施形態の回転体5について図5を参照しつつ説明する。ここで、図5(a)は、第3態様の回転体5を一部断面で示す正面図、図5(b)は、図5(a)のE−E断面図である。第3態様の回転体は、軸固定部1kの内周面1dに設けられた凹部5mを有しているが、当該凹部5mは、中心線方向に形成された溝であるという点で、上記第2態様の回転体4と相違している。この溝5mは、胴体5aに替え、軸部材4eの固定部1iの外周面1jに形成してもよく、双方に形成してもよい。
かかる回転体5によれば、上記回転体1および4と同様に、溝5mが断熱部として作用し、胴体5aから軸部材4eへの熱の伝達が制限され、回転体5からの放熱が抑制される。また、軸部材4eは、他の部材を介することなく、その固定部1iが軸固定部1kに直接固定されており、胴体1aと軸部材4eの軸心のずれによる胴体1aの振れ回りの発生が抑制される。また、本態様の溝5mによれば、当該溝5mは中心線方向に形成されているので、回転体5に曲げ応力が作用した場合でも、胴体5aまたは軸部材4eの破損を効果的に抑制できる。
ここで、溝5mは、図示するように中心線Iと平行に配置する必要はなく、傾斜した状態となるよう配置してもよい。また、溝5mは一条でも構わないが、断熱効果を発揮させるためには複数条形成することが好ましい。さらに、半径方向における溝5mの断面形状は、図5(b)に示す略半円形状に限定されず、略矩形状、略三角形状その他各種の形状とすることができる。しかしながら、胴体5aをセラミックスで構成する場合には、溝の角部を起点とした熱衝撃による割れを防止するため当該角部にR部を設けるか、角部の無い略半円形状の溝とすることが好ましい。
[第4実施形態]
本発明に係る第4実施形態の回転体6について図6を参照しつつ説明する。ここで、図6(a)は、第4態様の回転体6の正断面図、図6(b)は、図6(a)のF部の拡大図である。
第4態様の回転体6は、(1)3個の胴部材6n〜6pを有し、胴部材6n〜6pの組み合わせにより胴体6aが構成されている点、(2)中心線方向において、中央に配置された一の胴部材6oと、当該胴部材6oの両側に配置された他の胴部材6n・6pとの間に各々配置された空隙部6Lを有する点で、第1態様の回転体と相違している。ここで、本態様の回転体6は、長尺の胴体6aを有する回転体を構成する場合に有利な構造である。つまり、胴体6aを構成する3個の胴部材6n〜6pのうち、中心線方向において中央部に配置された胴部材6oが、搬送すべき高温の物品が接触する要素であり、胴部材6oの両側に配置された胴部材6n・6pは、長尺の胴体6aを形成するため胴部材6oに接続される要素である。なお、本態様の胴体6aは3個の胴部材6n〜6pで構成されているが、胴体は、少なくとも2個の胴部材で構成されていればよい。
以下、上記(1)および(2)の相違点を中心に詳細に説明する。なお、図6(a)に示すように、本態様の回転体6は、中心線方向において、中央に配置された一の胴部材6oと、胴部材6oの両側に配置された他の胴部材6n・6pを有しているが、胴部材6n・6pと胴部材6oとの関係は同様であるため、左側(一方側)の胴部材6nと中央の胴部材6oに関して説明し、右側(他方側)の胴部材6pの説明は省略する(第5態様の回転体についても同様)。
図6(a)に示すように、中心線方向において、胴体6aの中央部を構成する略円筒形状の胴部材(以下、理解のため第1の胴部材という場合がある。)6oは、中心線Iに沿い貫通された略円柱形状の中空部6cを有しており、図6(b)に示すように、中心線方向における中空部6cの両端がそのまま固定部6kとなっている。そして、第1の胴部材6oの左側に配置された略円筒形状の胴部材(以下、理解のため第2の胴部材という場合がある。第5態様の胴部材7nについて同じ。)6nは、左側に配置された大径部6rと、大径部6rの右側に連なる小径部6sを有している。ここで、大径部6rと同軸に配置された小径部6sの外径は、第1の胴部材6oの固定部6kの内径とほぼ同一であり、小径部6sの外周面6qが固定部6kの内周面6dに密着した状態で、胴部材6n・6oが同軸に固定されており、これにより胴部6aが形成される。なお、胴部材6o・6n同士の固定は、上記第1態様の回転体と同様に、焼嵌めで固定することが望ましい。
軸部材1eの構成は、上記第1態様の回転体と同様である。すなわち、胴体6aの端部、つまり第2の胴部材6nの大径部6rの端部に形成された軸固定部1kに、軸部材1eの固定部1iが固定されている。ここで、図6(a)に示すように、フランジ部1gの右端面と胴体6aの左端面とは接触した状態となっており、第1態様の回転体のように、中心線方向において軸部材1eと胴体6aとの間に空隙部は配置されていない。
そして、本態様の回転体6は、第1態様の軸部材と胴体との間に設けられた空隙部に替え、中心線方向において、第1の胴部材6oと第2の胴部材6nの間に配置された空隙部6Lを有している。具体的には、第1の胴部材6oに固定された第2の胴部材6nにおいて、その大径部6rの右端面6tは、相対する第1の胴部材6oの端面と離間した状態で配置されており、両者の間に形成される間隙により外周部が開口した空隙部6Lが形成される。かかる回転体6によれば、空隙部6Lが断熱部として作用し、高温の物品が接触する第1の胴部材6oから第2の胴部材6nへの熱の伝達が制限され、もって回転体6からの放熱が抑制される。また、第2の胴部材6nは、他の部材を介することなく、第1の胴部材6oの固定部6kに直接固定されており、第1の胴部材6oと第2の胴部材6nの軸心のずれによる胴体6aの振れ回りの発生が抑制される。
なお、中心線I周りにおいて、上記空隙部6Lは部分的に配置してもよいが、断熱部として有効に作用させ、胴体から軸部材への熱の伝達を抑制するためには、空隙部6Lは十分な体積を有することが望ましく、中心線Iの周りのほぼ全周に渡り配置することが好ましい。また、中心線方向における第2の胴部材6nの位置決め固定のため、第1態様の回転体と同様に、第2の胴部材6nの大径部6rの右端面に凸部を設けてもよい。さらに、長尺の胴体6aを形成するため第1の胴部材6oに接続される第2の胴部材6nは、略円筒形状に限定されず、例えば半径方向における断面形状は略矩形状や略三角形状その他各種の形状としてもよい。しかしながら、回転中の動バランスを確保する点から第2の胴部材6nは、略円筒形状とすることが望ましい。
[第5実施形態]
本発明に係る第5実施形態の回転体7について図7を参照しつつ説明する。ここで、図7(a)は、第5態様の回転体7の正断面図、図7(b)は、図7(a)のG部の拡大図である。第5態様の回転体は、基本的に上記第4態様の回転体と同一の構成であるが、第2の胴部材7nの大径部6rの右端面6tは胴部材6oの端面と接触するように配置されており、第1の胴部材6oと第2の胴部材7nの間に配置された間隙を有していない。すなわち、本態様の回転体7は、第4態様の間隙部に替え、第1の胴部材60の固定部6kの内周面6dに密着するように配置された第2の胴部材7nの小径部6sの外周面6qに凹部7mが形成されている点で、相違している。なお、当該凹部7mは、第2の胴部材7nの小径部6sの外周面6qに替え、第1の胴部材6oの固定部6kの内周面6dに形成してもよく、双方に形成してもよい。加えて、第4態様の間隙部6Lおよび上記凹部7mの双方を第2の胴部材7nに設けてもよい。
かかる回転体7によれば、上記第4態様の回転体6と同様に、凹部7mが断熱部として作用し、高温の物品が接触する第1の胴部材6oから第2の胴部材6nへの熱の伝達が制限され、もって回転体7からの放熱が抑制される。また、第2の胴部材6nは、他の部材を介することなく、第1の胴部材6oの固定部6kに直接固定されており、第1の胴部材6oと第2の胴部材6nの軸心のずれによる胴体6aの振れ回りの発生が抑制される。
ここで、本態様の凹部7mは、具体的には、周方向に形成された溝である。この溝は、上記第3態様の溝と同様に、中心線方向に形成してもよい。断熱部を構成する溝7mは、図示するように一条でも構わないが、十分な体積を有することで断熱機能を発揮しつつ、溝7mが形成されない非開口部における第1の胴部材6oと第2の胴部材7nの密着性を確保するためには、中心線方向において複数条形成しておくことが望ましい。さらに、周方向における溝7mの幅は一定でなくてもよいが、機械加工等により容易に形成できるという点から一定の幅とすることが望ましい。加えて、溝7mは、半径方向から眺めた場合に、中心線Iに対しほぼ直角に交差するよう形成されているが、傾斜していてもよい。また、中心線方向おける溝7mの断面形状は、図示する略矩形状に限定されず、略半円形状、略三角形状その他各種の形状とすることができる。しかしながら、第2の胴部材7nをセラミックスで構成する場合には、溝の角部を起点とした熱衝撃による割れを防止するため当該角部にR部を設けるか、角部の無い略半円形状の溝とすることが好ましい。
1(2〜7、11) 回転体
1a(2a、5a、6a、11a) 胴体
1b 外周面
1c(6c) 中空部
1e(4e、11e) 軸部材
1k(2k) 軸固定部
1L(2L、3L、6L) 空隙部
4m(5m、7m) 凹部
6n(6o、6p、7n、7p) 胴部材
6k 固定部
6r 大径部
6s 小径部
I 中心線

Claims (13)

  1. 外周面が略円柱形状の胴体と前記胴体の端に固定された軸部材とを有する回転体であって、
    前記胴体は、前記胴体の中心線に沿う方向において端部に設けられた軸固定部を有し、
    前記軸部材は、その固定部の外周面が前記軸固定部の内周面に直接固定されており、
    前記胴体の中心線に沿う方向において、前記胴体と前記軸部材の間に配置された空隙部を有する回転体。
  2. 前記空隙部は、前記胴体の中心線周りにおいて、ほぼ全周に設けられている請求項1に記載の回転体。
  3. 前記空隙部は、前記固定部の外周面および前記軸固定部の内周面の少なくとも一方の面に形成された凹部である請求項1に記載の回転体。
  4. 前記凹部は、前記胴体の中心線に沿う方向に形成された溝である請求項3に記載の回転体。
  5. 前記凹部は、周方向に形成された溝である請求項3に記載の回転体。
  6. 前記溝は、前記胴体の中心線周りにおいて、ほぼ全周に設けられている請求項5に記載の回転体。
  7. 前記胴体は、少なくとも2の胴部材で構成されており、
    前記胴部材のうち少なくとも一の胴部材は、前記胴体の中心線に沿う方向において端部に設けられた固定部を有し、
    他の胴部材は、その外周面が前記一の胴部材の固定部の内周面に密着され、固定されており、
    前記胴体と軸部材の間に配置された空隙部に替え、前記胴体の中心線に沿う方向において、前記一の胴部材と他の胴部材の間に配置された空隙部を有する請求項1に記載の回転体。
  8. 前記空隙部は、前記胴体の中心線周りにおいて、ほぼ全周に設けられている請求項7に記載の回転体。
  9. 前記空隙部は、前記他の胴部材の外周面および前記一の胴部材の固定部の内周面の少なくとも一方の面に形成された凹部である請求項7に記載の回転体。
  10. 前記凹部は、前記胴体の中心線に沿う方向に形成された溝である請求項9に記載の回転体。
  11. 前記凹部は、周方向に形成された溝である請求項9に記載の回転体。
  12. 前記溝は、前記胴体の中心線周りにおいて、ほぼ全周に設けられている請求項11に記載の回転体。
  13. 前記胴体および軸部材がいずれもセラミックスで構成されている請求項1乃至12のいずれかに記載の回転体。
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