JP2014046972A - ラベル貼り付け装置 - Google Patents

ラベル貼り付け装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014046972A
JP2014046972A JP2012192737A JP2012192737A JP2014046972A JP 2014046972 A JP2014046972 A JP 2014046972A JP 2012192737 A JP2012192737 A JP 2012192737A JP 2012192737 A JP2012192737 A JP 2012192737A JP 2014046972 A JP2014046972 A JP 2014046972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
picking
strip
roll
label strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012192737A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Tabuchi
国広 田渕
Kenichiro Abe
建一郎 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Kikoh Co Ltd
Original Assignee
Toa Kikoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Kikoh Co Ltd filed Critical Toa Kikoh Co Ltd
Priority to JP2012192737A priority Critical patent/JP2014046972A/ja
Publication of JP2014046972A publication Critical patent/JP2014046972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

【課題】ピッキング動作を短時間で行うことができるラベル貼り付け装置を提供する。
【解決手段】ラベル帯状体Bを搬送するラベル帯状体搬送手段11と、ラベル帯状体Bから単一ラベルLを剥ぎ取る複数のピッキングロール13とを備え、ピッキングロール13は、ラベル帯状体Bの搬送方向に対して反対方向に移動しつつ、その外周面のラベル帯状体Bに面する部分がラベル帯状体Bとともに移動する方向に自転し、ラベル帯状体Bの先頭の単一ラベルLを、その外周面に保持してラベル帯状体Bから剥ぎ取るラベル貼り付け装置A。ピッキングロール13をラベル帯状体Bの搬送方向に対して反対方向に移動させつつ、単一ラベルLを外周面に保持してラベル帯状体Bから剥ぎ取るので、ピッキング動作を短時間で行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラベル貼り付け装置に関する。さらに詳しくは、多数枚の単一ラベルからなるラベル帯状体、特に多数枚の単一ラベルを少しずつずらして重ね合わせて連結した剥離紙の無いラベル帯状体(以下、「ノンセパレータラベル」という。)から、単一ラベルを1枚ずつ剥ぎ取り、被着体に貼り付けるラベル貼り付け装置に関する。
粘着性ラベルは食品や化粧品などの容器の表示に幅広く使用されている。このようなラベルとして、複数枚の単一ラベルを等間隔に並べて剥離紙に貼り付けたラベル帯状体(以下、「セパレータラベル」という。)が知られている。
セパレータラベルは、機械的な爪や吸着装置、単一ラベルの剛性を利用して、剥離紙から単一ラベルが剥離され、容器などの被着体に順次貼り付けられる。例えば、図6に示すように、セパレータラベルSLをローラ100に巻回して、その搬送方向を反転させる。そうすると、剥離紙Sはローラ100に沿って反転し、ラベルLはその剛性によりローラ100の位置で剥離紙Sから剥がされ、反転せずにそのままの搬送方向に進行する。被着体Cは、コンベアなどにより搬送されており、ローラ100の近傍を通過する際に剥離紙Sから剥がされたラベルLと接触することで、被着体CにラベルLが貼り付けられる。
ところで、近年、省資源、省エネルギーの観点から剥離紙の無いラベル帯状体(ノンセパレータラベル)が考案されている。ノンセパレータラベルは、多数枚の単一ラベルを少しずつずらして重ね合わせて連結して構成されている(例えば、特許文献1)。
搬送されているラベル帯状体から単一ラベルを1枚ずつ剥ぎ取るピッキング動作は、ピッキング対象の単一ラベルの前端がピッキング位置(図6に示す例ではローラ100の位置)を通過してから、次の単一ラベルの前端がピッキング位置に達するまでの間に行う必要がある。
セパレータラベルは、単一ラベルが重なること無く並べられているため、その間隔は少なくとも単一ラベルの長さ分はある。そのため、少なくとも単一ラベルの長さの範囲内でピッキング動作を完了すればよい。一方、ノンセパレータラベルは、単一ラベルが少しずつずらして重ね合わせられているため、その間隔は単一ラベルのずらし幅だけである。しかも、一般にずらし幅は単一ラベルの長さの3〜20%程度である。そのため、ノンセパレータラベルの場合は、単一ラベルのずらし幅の範囲内でピッキング動作を完了させる必要があり、セパレータラベルに比べて非常に短いので、この範囲内でピッキング動作を完了させるのは困難であるという問題がある。
また、生産速度を向上させようとすると、必然的にピッキング動作を短時間で完了させる必要があるが、従来のピッキング動作を短時間で行おうとすると単一ラベルの剥ぎ取りに失敗するなど正確性が悪くなる。逆に、正確性を保とうとすると時間がかかり、ピッキング動作が間に合わないという問題がある。
特許第3205804号公報
本発明は上記事情に鑑み、ピッキング動作を短時間で行うことができるラベル貼り付け装置を提供することを目的とする。
第1発明のラベル貼り付け装置は、多数枚の単一ラベルからなるラベル帯状体から、該単一ラベルを1枚ずつ剥ぎ取り、被着体に貼り付ける装置であって、前記ラベル帯状体を搬送するラベル帯状体搬送手段と、前記ラベル帯状体から前記単一ラベルを剥ぎ取るピッキングロールと、を備え、前記ピッキングロールは、前記ラベル帯状体の搬送方向に対して反対方向に移動しつつ、その外周面の該ラベル帯状体に面する部分が該ラベル帯状体とともに移動する方向に自転し、前記ピッキングロールは、前記ラベル帯状体の先頭の前記単一ラベルを、その外周面に保持して該ラベル帯状体から剥ぎ取ることを特徴とする。
第2発明のラベル貼り付け装置は、第1発明において、回転ドラムを備え、該回転ドラムには、その回転軸を中心として複数の前記ピッキングロールがサテライト状に配置されており、前記回転ドラムの回転により、前記複数のピッキングロールは、前記ラベル帯状体側に位置する該ピッキングロールが該ラベル帯状体の搬送方向に対して反対方向に移動する方向に公転することを特徴とする。
第3発明のラベル貼り付け装置は、第2発明において、前記ラベル帯状体搬送手段、前記回転ドラムおよび前記ピッキングロールは、該ラベル帯状体搬送手段の搬送速度をv、該回転ドラムの角速度をω1、該回転ドラムの回転軸から該ピッキングロールの自転軸までの距離をr1、該ピッキングロールの自転の角速度をω2、該ピッキングロールの半径をr2としたときに、以下の式を満たすように制御される
v=r2ω2-(r1+r21
ことを特徴とする。
第4発明のラベル貼り付け装置は、第2または第3発明において、前記複数のピッキングロールは、前記回転ドラムに等間隔に配置され、前記ラベル帯状体搬送手段および前記回転ドラムは、該ラベル帯状体搬送手段の搬送速度をv、該回転ドラムの角速度をω1、隣り合う前記単一ラベルの前端同士の距離をs、該ピッキングロールの数をnとしたときに、以下の式を満たすように制御される
v=(sn/2π)ω1
ことを特徴とする。
第5発明のラベル貼り付け装置は、第1、第2、第3または第4発明において、前記ピッキングロールは、前記単一ラベルを吸引する単一ラベル吸引手段が設けられていることを特徴とする。
第6発明のラベル貼り付け装置は、第1、第2、第3、第4または第5発明において、先頭の前記単一ラベルを除く前記ラベル帯状体の先頭近傍を、前記ピッキングロールから離す方向に吸引するラベル帯状体吸引手段を備えることを特徴とする。
第7発明のラベル貼り付け装置は、第1、第2、第3、第4または第5発明において、前記ラベル帯状体の先頭近傍を、幅方向に湾曲させる湾曲手段を備えることを特徴とする。
第8発明のラベル貼り付け装置は、第1、第2、第3、第4、第5、第6または第7発明において、前記ピッキングロールから前記単一ラベルを移し取る転写ベルトと、該転写ベルトから前記単一ラベルを移し取り、該単一ラベルを前記被着体に貼り付ける貼り付けロールと、を備えることを特徴とする。
第1発明によれば、ピッキングロールをラベル帯状体の搬送方向に対して反対方向に移動させつつ、単一ラベルを外周面に保持してラベル帯状体から剥ぎ取るので、ピッキング動作を短時間で行うことができる。また、ピッキングロールは、その外周面のラベル帯状体に面する部分がラベル帯状体とともに移動する方向に自転するため、ラベル帯状体に無理な力をかけることなく単一ラベルを剥ぎ取ることができ、単一ラベルの剥ぎ取りに失敗することを防止できる。
第2発明によれば、回転ドラムの回転により複数のピッキングロールを公転させるので、ピッキングロールを高速に移動させることができ、ピッキング動作を短時間で行うことができる。
第3発明によれば、ピッキングロールの外周面のラベル帯状体に面する部分とラベル帯状体とが同じ速度で移動するので、それらが相対的に静止し、ラベル帯状体に無理な力をかけることなく単一ラベルを剥ぎ取ることができる。そのため、単一ラベルの剥ぎ取りに失敗することを防止できる。
第4発明によれば、各単一ラベルの前端がピッキング位置に達する時間間隔と、各ピッキングロールがピッキング位置に達する時間間隔が一致するため、単一ラベルを次々にスムーズに剥ぎ取ることができる。
第5発明によれば、単一ラベル吸引手段により、ピッキングロールが単一ラベルに接触するだけで、その単一ラベルを吸引して外周面に保持することができる。
第6発明によれば、ラベル帯状体吸引手段によりラベル帯状体が保持されるので、先頭の単一ラベルのみをピッキングロールにより確実に剥ぎ取ることができる。
第7発明によれば、ラベル帯状体の先頭近傍が幅方向に湾曲することにより、ラベル帯状体を長尺方向に曲げる力に対する剛性が増し、単一ラベルの剥ぎ取りに失敗することを防止できる。
第8発明によれば、転写ベルトと貼り付けロールにより、単一ラベルを被着体に貼り付けることができる。
本発明の第1実施形態に係るラベル貼り付け装置の説明図である。 同ラベル貼り付け装置のピッキング位置近傍の拡大図である。 同ラベル貼り付け装置のピッキングロールによる単一ラベルの剥ぎ取りの様子を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るラベル貼り付け装置のピッキング位置近傍の拡大図であって、部分断面図である。 (a)は図4におけるVa-Va線矢視断面図、(b)は図4におけるVb-Vb線矢視断面図である。 従来のラベル貼り付け装置の説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係るラベル貼り付け装置Aは、多数枚の単一ラベルLからなるラベル帯状体Bから単一ラベルLを1枚ずつ剥ぎ取るラベルピッキング部1と、ロール状に巻かれたラベル帯状体Bを回転させて、その巻を戻しつつラベルピッキング部1に送り出す送り出しベルト2と、ラベルピッキング部1から単一ラベルLを移し取る転写ベルト3と、転写ベルト3から単一ラベルLを移し取り、その単一ラベルLを食品や化粧品の容器などの被着体Cに貼り付ける貼り付けロール4とから構成されている。
図3に示すように、本実施形態のラベル貼り付け装置Aに用いられるラベル帯状体Bは、多数枚の単一ラベルLを少しずつずらして重ね合わせて、単一ラベルLの粘着面を後続の単一ラベルLの表面に貼り付けることにより連結した剥離紙の無いラベル帯状体、いわゆるノンセパレータラベルである。
なお、図示の例では、単一ラベルLが矩形であるが、その形状は特に限定されず、円形など他の形状でもよい。また、単一ラベルL同士のずらし幅は、一般に単一ラベルLの長さの3〜20%程度であるが、隣り合う単一ラベルL同士に重なる部分があり、かつ完全に重ならなければ、これより長くてもよいし、短くてもよい。
図1に示すように、ラベルピッキング部1は、送り出しベルト2で送り出されたラベル帯状体Bを搬送するコンベア11と、その外周面がコンベア11の搬送面に対向するように配置された回転ドラム12と、回転ドラム12に設けられた複数のピッキングロール13とを備えている。複数のピッキングロール13は、回転ドラム12の回転軸を中心としてサテライト状に、回転ドラム12の外周に沿って等間隔に配置されている。ラベル帯状体Bはコンベア11により、その長尺方向に沿って図1における右方向に搬送される。また、回転ドラム12は図1における時計回りに回転し、ピッキングロール13はそれぞれ図1における反時計回りに回転する。
なお、コンベア11が特許請求の範囲に記載のラベル帯状体搬送手段に相当する。
図2に示すように、複数のピッキングロール13のうちコンベア11に最も接近したピッキングロール13aは、その外周面が、ラベル帯状体Bを構成する単一ラベルLのうち先頭の単一ラベルLfの表面に接触する。ここで、単一ラベルLは図2における上側が印刷などが施された表面であり、下側が粘着面である。以下、図2におけるピッキングロール13aの位置をピッキング位置pという。
回転ドラム12の回転により、複数のピッキングロール13は、ラベル帯状体B側(図2における下側)に位置するピッキングロール13aがラベル帯状体Bの搬送方向(矢印a)に対して反対方向に移動する方向に公転する(矢印b)。すなわち、複数のピッキングロール13はラベル帯状体Bに向かってその搬送方向(矢印a)とは逆向きに進入する。さらに、ピッキングロール13aは、その外周面のラベル帯状体Bに面する部分がラベル帯状体Bとともに移動する方向に自転する(矢印c)。
コンベア11、回転ドラム12およびピッキングロール13は、以下の数1を満たすように、その搬送速度、および回転速度が制御される。
Figure 2014046972
ここで、vはコンベア11の搬送速度、ω1は回転ドラム12の角速度(図1参照)、r1は回転ドラム12の回転軸からピッキングロール13の自転軸までの距離(図1参照)、ω2はピッキングロール13の自転の角速度、r2はピッキングロール13の半径である。
このように制御すれば、ピッキングロール13aの外周面のラベル帯状体Bに面する部分とラベル帯状体Bとが同じ速度vで移動するので、ピッキング位置pにおいて、それらが相対的に静止した状態となる。
また、コンベア11および回転ドラム12は、以下の数2を満たすように、その搬送速度、および回転速度が制御される。
Figure 2014046972
ここで、sは隣り合う単一ラベルLの前端同士の距離、すなわち単一ラベルL同士のずらし幅、nはピッキングロール13の数である。なお、数2は以下の数3および数4から導かれる。
Figure 2014046972
Figure 2014046972
ここで、tはラベル帯状体Bがずらし幅sだけ搬送されるのにかかる時間である。
このように制御すれば、各単一ラベルLの前端がピッキング位置に達する時間間隔と、各ピッキングロール13がピッキング位置pに達する時間間隔が一致するため、単一ラベルLを次々にスムーズに剥ぎ取ることができる。
ピッキングロール13は、単一ラベルLを吸引する単一ラベル吸引手段13sが内蔵されている。単一ラベル吸引手段13sは、例えば、ピッキングロール13の外周面に形成された多数の孔と、ピッキングロール13の外部から内部に向かってその孔から空気を吸引する吸引装置などからなる。単一ラベルLを吸引できる領域は、ピッキングロール13の外周面において孔が形成される領域などにより決まるが、少なくとも単一ラベルLの長さ分の領域を有することが好ましい。なお、単一ラベルLを吸引できる領域は単一ラベルLの長さより長くてもよく、ピッキングロール13の外周面の全体が単一ラベルLを吸引できるように構成してもよい。
一方、コンベア11の裏面(搬送面と逆側の面)には、ピッキング位置pの手前にラベル帯状体Bの先頭近傍を吸引するラベル帯状体吸引手段14が設けられている。コンベア11はメッシュコンベアなど通気性を有するコンベアであり、ラベル帯状体吸引手段14で空気を吸引することで、コンベア11の搬送面上のラベル帯状体Bをピッキングロール13から離す方向に吸引して、コンベア11に密着させることができる。ラベル帯状体吸引手段14のラベル帯状体Bを吸引できる領域は、先頭の単一ラベルLの前端がピッキング位置pに位置している状態において、先頭から2番目の単一ラベルLの前端より後方側となっている。そのため、先頭の単一ラベルLはラベル帯状体吸引手段14に直接吸引されず、先頭の単一ラベルLを除くラベル帯状体Bの先頭近傍が吸引される。
ラベルピッキング部1は、以上のような構成であるから、ラベル帯状体Bがコンベア11により搬送されて、先頭の単一ラベルLfの前端がピッキング位置pに達すると、その単一ラベルLfがピッキングロール13aの外周面に接触する。ピッキングロール13aには単一ラベル吸引手段13sが内蔵されているため、ピッキングロール13aが単一ラベルLfに接触するだけで、その単一ラベルLfを吸引して外周面に保持することができる。そして、ピッキングロール13aの公転運動および自転運動により、単一ラベルLfがその外周面に巻き付きながらラベル帯状体Bから剥ぎ取られる(図3参照)。この際、ラベル帯状体吸引手段14によりラベル帯状体Bの先頭近傍が保持されるので、先頭の単一ラベルLfのみをピッキングロール13aにより確実に剥ぎ取ることができ、単一ラベルLが剥ぎ取られなかったり、2枚同時に剥ぎ取られたりするなどの不具合を防止できる。
ピッキングロール13aは、ラベル帯状体Bの搬送方向に対して反対方向に移動しつつ、単一ラベルLfを外周面に保持してラベル帯状体Bから剥ぎ取るので、ピッキング位置pからの退避が速く、ピッキング動作を短時間で行うことができる。しかも、ピッキングロール13aは公転しているため、ピッキング位置pでラベル帯状体Bに最接近して、単一ラベルLfを吸引しながらラベル帯状体Bから離間して退避する。そして、複数のピッキングロール13が公転しており、ピッキングロール13が次々にピッキング位置pに来るので、ラベル帯状体Bがずらし幅sだけ搬送される間に、ピッキングロール13aがピッキング動作を完了して退避し、次のピッキングロール13がピッキング位置pに来る。そのため、次の単一ラベルLの前端がピッキング位置pに達すると、次のピッキングロール13によりその単一ラベルLが剥ぎ取られる。このように、回転ドラム12の回転により複数のピッキングロール13を公転させるので、ピッキングロール13を高速に移動させることができ、ピッキング動作を短時間で行うことができる。
また、ピッキングロール13aの自転により、ピッキングロール13aの外周面のラベル帯状体Bに面する部分とラベル帯状体Bとが同じ速度で移動するので、それらが相対的に静止し、ラベル帯状体Bに無理な力をかけることなく単一ラベルLを剥ぎ取ることができる。このように、単一ラベルLを搬送方向やその逆方向に引っ張ったり、無理に持ち上げたりしないので、単一ラベルLの剥ぎ取りに失敗することを防止できる。
図1に示すように、ピッキングロール13に剥ぎ取られた単一ラベルLは、回転ドラム12の回転により半周だけ公転した後に、転写ベルト3に移し取られる。単一ラベルLをピッキングロール13から転写ベルト3に移す際には、ピッキングロール13を、その外周面の転写ベルト3に面する部分が転写ベルト3とともに移動する方向に自転させつつ、単一ラベル吸引手段13sによる吸引を停止させる。なお、転写ベルト3の搬送速度はコンベア11よりも速く設定されており、ラベルピッキング部1から次々に供給される単一ラベルLが互いに重ならないようになっている。また、単一ラベルLの粘着面は転写ベルト3の搬送面を向いており、単一ラベルLはその粘着により転写ベルト3に保持される。
転写ベルト3に移された単一ラベルLは、さらに貼り付けロール4に移される。なお、単一ラベルLの粘着面は貼り付けロール4の外側を向いている。貼り付けロール4は、例えば半周分(図1における右半周分)だけ吸引可能なサクションロールであり、単一ラベルLの表面を吸引することで保持する。
貼り付けロール4の近傍には、コンベアなどの搬送手段で被着体Cが搬送されており、貼り付けロール4に移された単一ラベルLの粘着面と接触することで、その単一ラベルLが被着体Cに貼り付けられる。
以上のように、転写ベルト3と貼り付けロール4により、ラベルピッキング部1で剥ぎ取った単一ラベルLを、被着体Cに貼り付けることができる。
(第2実施形態)
前述のごとく、ラベル帯状体Bから単一ラベルLを1枚ずつ剥ぎ取るピッキング動作を短時間で行おうとすると正確性が悪くなる。具体的には、単一ラベルLの剛性が不足し、単一ラベルLが剥ぎ取られなかったり、2枚同時に剥ぎ取られたりするなどの不具合が生じる。上記第1実施形態では、ラベル帯状体吸引手段14によりラベル帯状体Bの先頭近傍を保持することにより上記不具合を防止しているが、これに代えて、ラベル帯状体Bの剛性を増すことによっても上記不具合を防止できる。
図4に示すように、本発明の第2実施形態に係るラベル貼り付け装置は、第1実施形態におけるコンベア11の後端がピッキング位置pの手前に位置している。コンベア11の裏面には、ラベル帯状体Bを吸引するラベル帯状体吸引手段14が設けられている。また、コンベア11の後端とピッキング位置pとの間には、曲げロール15と、一対の押さえバー16が設けられている。
図5(a)に示すように、曲げロール15は、ラベル帯状体Bの粘着面側(図5(a)における下側)に配置されている。曲げロール15は、その幅寸法がラベル帯状体Bの幅寸法よりも狭く、ラベル帯状体Bの幅方向中央に配置されている。一方、一対の押さえバー16は、ラベル帯状体Bの表面側(図5(a)における上側)に配置されている。押さえバー16は、長尺の板部材であって、ラベル帯状体Bの幅方向両縁に沿って、それぞれ配置されている。なお、押さえバー16の位置や長さは、ピッキングロール13のピッキング動作に干渉しないように調整される。
ラベル帯状体Bは、コンベア11の後端から排出された後、上記曲げロール15と押さえバー16に挟まれて、ピッキング位置pまで搬送される。この際、曲げロール15は、ラベル帯状体Bの移動に従って回転する。そして、ラベル帯状体Bの幅方向中央が曲げロール15により押し上げられ、ラベル帯状体Bの幅方向両縁が一対の押さえバー16により下向きに押さえられることにより、ラベル帯状体Bの先頭近傍は、幅方向に上に凸に湾曲させられる。
なお、曲げロール15および一対の押さえバー16が、特許請求の範囲に記載の湾曲手段に相当する。
図4および図5(b)に示すように、ピッキング位置pには、ラベル帯状体Bの粘着面側(図5(a)における下側)にブレードロール17が設けられている。ブレードロール17は、そのロール外周面にブレード17bが突出して設けられたものである。ブレードロール17は、図示しない駆動源により回転し、ブレード17bで先頭の単一ラベルLfの前端を跳ね上げてピッキングロール13に押し付けることができる。
以上のように、曲げロール15および一対の押さえバー16によりラベル帯状体Bの先頭近傍が幅方向に湾曲することにより、ラベル帯状体Bは長尺方向に曲げる力に対する剛性が増す。そのため、単一ラベルLが剥ぎ取られなかったり、2枚同時に剥ぎ取られたりするなどの不具合を防止できる。
一方、ラベル帯状体Bの剛性が増すことにより、ピッキングロール13の単一ラベル吸引手段13sによる吸引力では単一ラベルLの剥ぎ取りが困難になる。この点、ブレードロール17が回転し、ブレード17bが先頭の単一ラベルLの前端を跳ね上げてピッキングロール13に押し付けるため、先頭の単一ラベルLを確実にピッキングロール13に剥ぎ取らせることができる。
なお、ラベル帯状体を湾曲させる湾曲手段は、上記曲げロール15および一対の押さえバー16からなる構成に限定されない。また、上記実施形態のように、ラベル帯状体Bの幅方向中央がピッキングロール13の外周面に接するように凸状に湾曲させてもよいし、ラベル帯状体Bの幅方向中央がピッキングロール13の外周面から離れるように凹状に湾曲させてもよい。
さらになお、ブレードロール17に設けられるブレード17bの数は1つでもよいし、複数でもよい。先頭の単一ラベルLfの前端を跳ね上げてピッキングロール13に押し付けることができれば、他の構成の跳ね上げ手段を用いてもよい。
(その他の実施形態)
上記実施形態において、ピッキングロール13は常に自転するように構成してもよいし、ラベル帯状体Bから単一ラベルLを剥ぎ取る時、および単一ラベルLを転写ベルト3に移す時にのみ自転するように構成してもよい。
また、ピッキングロール13への単一ラベルLの保持手段は、単一ラベル吸引手段13sに限定されず、機械的な爪など他の手段を採用してもよい。
また、転写ベルト3および貼り付けロール4を介することなく、ピッキングロール13から直接被着体Cに単一ラベルLを貼り付けるように構成してもよい。
上記実施形態では、回転ドラム12によりピッキングロール13を公転するように構成したが、ピッキング位置pにおいてピッキングロール13をラベル帯状体Bの搬送方向に対して反対方向に移動させることができればよい。すなわち、ピッキングロール13の軌道は円形に限定されず、楕円形や矩形など、種々の軌道を採用することができる。ピッキングロール13の搬送手段は、その軌道や制御の容易さなどから最適な手段を選択すればよく、特に限定されない。
さらに、ピッキングロール13の数は特に限定されない。ピッキングロール13を複数備える構成でもよいし、1つのみ備える構成でもよい。
本発明に係るラベル貼り付け装置は、ノンセパレータラベルを用いる場合に限定されない。複数枚の単一ラベルを並べて剥離紙に貼り付けたラベル帯状体である、いわゆるセパレータラベルを用いてもよい。セパレータラベルを用いた場合でも、ピッキング動作を短時間で行うことができるという効果を奏することができる。
A ラベル貼り付け装置
B ラベル帯状体
L 単一ラベル
C 被着体
1 ラベルピッキング部
11 コンベア
12 回転ドラム
13 ピッキングロール
13s 単一ラベル吸引手段
14 ラベル帯状体吸引手段
15 曲げロール
16 押さえバー
17 ブレードロール
2 送り出しベルト
3 転写ベルト
4 貼り付けロール

Claims (8)

  1. 多数枚の単一ラベルからなるラベル帯状体から、該単一ラベルを1枚ずつ剥ぎ取り、被着体に貼り付ける装置であって、
    前記ラベル帯状体を搬送するラベル帯状体搬送手段と、
    前記ラベル帯状体から前記単一ラベルを剥ぎ取るピッキングロールと、を備え、
    前記ピッキングロールは、前記ラベル帯状体の搬送方向に対して反対方向に移動しつつ、その外周面の該ラベル帯状体に面する部分が該ラベル帯状体とともに移動する方向に自転し、
    前記ピッキングロールは、前記ラベル帯状体の先頭の前記単一ラベルを、その外周面に保持して該ラベル帯状体から剥ぎ取る
    ことを特徴とするラベル貼り付け装置。
  2. 回転ドラムを備え、
    該回転ドラムには、その回転軸を中心として複数の前記ピッキングロールがサテライト状に配置されており、
    前記回転ドラムの回転により、前記複数のピッキングロールは、前記ラベル帯状体側に位置する該ピッキングロールが該ラベル帯状体の搬送方向に対して反対方向に移動する方向に公転する
    ことを特徴とする請求項1記載のラベル貼り付け装置。
  3. 前記ラベル帯状体搬送手段、前記回転ドラムおよび前記ピッキングロールは、該ラベル帯状体搬送手段の搬送速度をv、該回転ドラムの角速度をω1、該回転ドラムの回転軸から該ピッキングロールの自転軸までの距離をr1、該ピッキングロールの自転の角速度をω2、該ピッキングロールの半径をr2としたときに、以下の式を満たすように制御される
    v=r2ω2-(r1+r21
    ことを特徴とする請求項2記載のラベル貼り付け装置。
  4. 前記複数のピッキングロールは、前記回転ドラムに等間隔に配置され、
    前記ラベル帯状体搬送手段および前記回転ドラムは、該ラベル帯状体搬送手段の搬送速度をv、該回転ドラムの角速度をω1、隣り合う前記単一ラベルの前端同士の距離をs、該ピッキングロールの数をnとしたときに、以下の式を満たすように制御される
    v=(sn/2π)ω1
    ことを特徴とする請求項2または3記載のラベル貼り付け装置。
  5. 前記ピッキングロールは、前記単一ラベルを吸引する単一ラベル吸引手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のラベル貼り付け装置。
  6. 先頭の前記単一ラベルを除く前記ラベル帯状体の先頭近傍を、前記ピッキングロールから離す方向に吸引するラベル帯状体吸引手段を備える
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のラベル貼り付け装置。
  7. 前記ラベル帯状体の先頭近傍を、幅方向に湾曲させる湾曲手段を備える
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のラベル貼り付け装置。
  8. 前記ピッキングロールから前記単一ラベルを移し取る転写ベルトと、
    該転写ベルトから前記単一ラベルを移し取り、該単一ラベルを前記被着体に貼り付ける貼り付けロールと、を備える
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載のラベル貼り付け装置。
JP2012192737A 2012-09-03 2012-09-03 ラベル貼り付け装置 Pending JP2014046972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012192737A JP2014046972A (ja) 2012-09-03 2012-09-03 ラベル貼り付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012192737A JP2014046972A (ja) 2012-09-03 2012-09-03 ラベル貼り付け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014046972A true JP2014046972A (ja) 2014-03-17

Family

ID=50607041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012192737A Pending JP2014046972A (ja) 2012-09-03 2012-09-03 ラベル貼り付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014046972A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037311A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 フレンド株式会社 ラベル貼付装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037311A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 フレンド株式会社 ラベル貼付装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8220736B2 (en) Web separator with reverse rotation mechanism for tissue paper winding machine
CN205396759U (zh) 一种卡纸贴标机
JP4959355B2 (ja) 搬送ドラム、ラベル貼付容器製造方法およびラベル貼付容器製造装置
CN101941541B (zh) 制备并施加折叠活页的方法和设备
US9051142B2 (en) Apparatus for separating individual flat, bendable objects from the underside of a stack of such objects
US8016011B2 (en) Labeling apparatus
JP2014046972A (ja) ラベル貼り付け装置
US20150203234A1 (en) Label dispenser
USRE24097E (en) To articles on a conveyor
JP5800492B2 (ja) ラベル貼着装置
JP2001315732A (ja) ラベル貼り付け装置
EP3647213B1 (en) A labeling machine and a labeling process for applying label sheets onto articles
WO2014192150A1 (ja) ラベル貼付装置
JP5775735B2 (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP5785431B2 (ja) シート貼付装置
JP6381342B2 (ja) ラベル貼付装置
JP4944992B2 (ja) フラット材料片を供給し、かつフラット材料片を見当正しく搬送するための装置及び方法
JP4309206B2 (ja) ラベリング装置
JP5150659B2 (ja) 多重ラベル
JP6540034B2 (ja) ラベルテープ及びラベル貼付システム
JP2016037311A (ja) ラベル貼付装置
CN211593234U (zh) 一种贴签机
JP4152031B2 (ja) フィルム貼付装置
JP2016150805A (ja) シート搬送装置およびプリント装置
JP2014151977A (ja) 小巻装置