JP2014046957A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体をコンパクトに形成することができ、部材数を削減でき、部品の挿入ミスもなく、しかも、従来品と比較して機能的な低下が生じる虞もなく、円滑な液の汲み上げ、噴出が可能であり、良好な吐出弁機能を発揮できるトリガー式液体噴出器を提案する。
【解決手段】トリガーF操作により容器体100内の液をシリンダ筒30内に吸い上げて、ノズルDの先端の噴出口より噴出するトリガー式液体噴出器であって、縦流路paを画成する縦筒19より前方へ突設した後端閉塞のシリンダ嵌合筒22内周にシリンダ筒を嵌着し、縦流路paを下部縦流路pa1及び上部縦流路pa2とに区画し、下部縦流路内とシリンダ筒内とを連通させる第1連通孔24と、シリンダ筒内と上部縦流路内とを連通させる第2連通孔25とを設け、シリンダ筒より一体に延設した弾性部31を介して、第1連通孔を圧接閉塞する吐出弁体32を一体に設けて吐出弁V1を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明はトリガー式液体噴出器に関する。
トリガー操作により内臓ポンプ機構の作用で、装着した容器体内の液を汲み上げ、先端のノズルより液状、霧状等に噴出するトリガー式液体噴出が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
上記トリガー式液体噴出器は、装着した容器体内とパイプを介して連通する縦流路と、縦流路の上部に連通して前方へ延設し、先端に嵌着したノズル内と連通する射出流路と、射出流路下方に於いて縦流路内と連通して前方へ突設したシリンダ筒と、を備えた本体を備え、シリンダ筒内を摺動するプランジャを操作するトリガーを、射出流路前部位置の本体より揺動可能に垂設している。
また、縦流路内とシリンダ筒内との連通路は一箇所設けられており、その連通路の上流位置の縦流路内に吐出弁を配置し、連通路の下流位置の縦流路内に吸上げ弁を配置している。また、吐出弁は縦流路内に突設した弁座上に玉状の吐出弁体を載置した構成となっており、吸上げ弁は縦流路上端より垂設された弾性板に支持された吸上げ弁板を、縦流路内の吸上げ弁用の弁座に圧接した形態を採っており、吸上げ弁板下方に吸上げ弁体の上下動を規制する棒状の弁抑えを一体に垂設している。
特許第3781904号公報
本発明は、特殊構成の吐出弁構造を採用することで、部材数を削減でき、また、全体をコンパクトに形成することができ、部品の挿入ミスもなく、特に丈を短く形成することができ、しかも、従来品と比較して機能的な低下が生じる虞もなく、円滑な液の汲み上げ、噴出が可能であるトリガー式液体噴出器を提案する。また、本体を複数の構成体で形成し、それらを組み付けることで簡単に形成でき、また、吐出弁もこれらの組み付け操作で自動的に形成できるトリガー式液体噴出器を提案する。更に、 本体を構成するシリンダ部材の嵌着を容易確実に行うことができるトリガー式液体噴出器を提案する。また、上記特殊構成の吐出弁構造を採用する上で、シリンダ部分、特に吐出弁の弁口部分のヒケを防止できてより良好な弁機能を発揮できるトリガー式液体噴出器を提案する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、装着キャップAにより装着した容器体100内とパイプ15を介して連通する縦流路paと、縦流路paと連通して前方へ突設したシリンダ筒30と、シリンダ筒30上方位置に於いて縦流路paと連通して前方へ延設した射出流路pbとを備えた本体Bと、射出流路pbと内部を連通して本体B先端部に嵌着したノズルDと、シリンダ筒30内を摺動可能に嵌合したプランジャEと、本体Bよりシリンダ筒30前方に、前方付勢状態で前後揺動可能に垂設し、プランジャEの先端に連繋させてプランジャEの前後動を操作するトリガーFと、本体Bの上面、両側面、後面を被覆して本体Bに嵌着したカバーGとを備え、トリガーF操作により容器体100内の液をシリンダ筒30内に吸い上げて、ノズルDの先端の噴出口より噴出するトリガー式液体噴出器であって、縦流路paを画成する縦筒19より前方へ突設した後端閉塞のシリンダ嵌合筒22内周にシリンダ筒30を嵌着し、縦流路paを下部縦流路pa1及び上部縦流路pa2とに区画し、下部縦流路pa1内とシリンダ筒30内とを連通させる第1連通孔24と、シリンダ筒30内と上部縦流路pa2内とを連通させる第2連通孔25とを設け、シリンダ筒30より一体に延設した弾性部31を介して、第1連通孔24を圧接閉塞する吐出弁体32を一体に設けて吐出弁V1を構成し、第2連通孔25下流の液流路内に吸上げ弁V2を設けた。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、シリンダ嵌合筒22の奥壁21裏面と縦筒19との間に隙間42を設け、第1連通孔24及び第2連通孔25をそれぞれ画成する第1連通孔筒43及び第2連通孔筒44により両者を連通させた。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、弾性部31として、シリンダ筒30内面より第1連通孔24の中心に向かった後吐出弁体32の外周に沿って湾曲し、次いで第1連通孔24の中心に向かい先端を吐出弁体32の外縁部に一体に連結した弾性支持板33を、吐出弁体32の外周に等間隔に配置させて構成した。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、弾性部31として、シリンダ筒30内面上部の間隔を開けた位置よりそれぞれ垂設した一対の弾性支持板33を、その下端部を吐出弁体32の両側にそれぞれ一体に連結して構成した。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第4の手段のいずれかの手段に於いて、本体Bの下端部に容器体口頸部101内周に液密嵌合させ、外周面にフランジ17を突設した有頂のインナーリング16を備え、装着キャップAの周壁10上端部より延設したフランジ状頂壁11をインナーリング16のフランジ17上面に回動可能に係止させて、本体Bに対して装着キャップAを回動可能に装着し、容器体口頸部101内周に先端部を嵌合させた長尺のインナーリング16を、口頸部101外周に先端部を螺着させた周壁10の螺動下降により、インナーリング16を口頸部101内周に液密に嵌着させる如く構成した。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、吸上げ弁V2を、射出流路pb内に突設した吸上げ弁用の弁座37に、上流方向圧接状態の吸上げ弁体41を設けて構成した。
本発明は、縦流路paを画成する縦筒19より前方へ突設した後端閉塞のシリンダ嵌合筒22内周にシリンダ筒30を嵌着し、縦流路paを下部縦流路pa1及び上部縦流路pa2とに区画し、下部縦流路pa1内とシリンダ筒30内とを連通させる第1連通孔24と、シリンダ筒30内と上部縦流路pa2内とを連通させる第2連通孔25とを設け、シリンダ筒30より一体に延設した弾性部31を介して、第1連通孔24を圧接閉塞する吐出弁体32を一体に設けて吐出弁V1を構成し、第2連通孔25下流の液流路内に吸上げ弁V2を設けたので、従来縦流路内に存在した吐出弁V1をシリンダ筒30内に収容しているため縦流路paを短く形成することができ、その結果、全体をコンパクトに形成することができ、部品の挿入ミスもなく、特に全体の丈を短く形成することができる。しかも、従来品と比較して機能的な低下が生じる虞もなく、円滑な液の汲み上げ、噴出が可能である。
また、例えば、シリンダ嵌合筒22に対してシリンダ筒30を前方より嵌着するという簡単な手段で組み付けを行なえるという利点があり、また、吐出弁V1もこの組み付け操作で自動的に形成できるという利点がある。また、吐出弁体32は弾性部31を介してシリンダ筒30と一体に形成されるので、別体としての玉状吐出弁体を使用している従来品と比較して部材数を減少させることができるという利点もある。
シリンダ嵌合筒22の奥壁21裏面と縦筒19との間に隙間42を設け、第1連通孔24及び第2連通孔25をそれぞれ画成する第1連通孔筒43及び第2連通孔筒44により両者を連通させた場合には、吐出弁V1の弁座となるシリンダ嵌合筒22の奥壁21にヒケが生じるという不都合を確実に防止でき、吐出弁V1の弁機能をより良好とすることができる。
弾性部31として、シリンダ筒30内面より第1連通孔24の中心に向かった後吐出弁体32の外周に沿って湾曲し、次いで第1連通孔24の中心に向かい先端を吐出弁体32の外縁部に一体に連結した弾性支持板33を、吐出弁体32の外周に等間隔に配置させて構成した場合には、良好な弁機能を発揮できる。
弾性部31として、シリンダ筒30内面上部の間隔を開けた位置よりそれぞれ垂設した一対の弾性支持板33を、その下端部を吐出弁体32の両側にそれぞれ一体に連結して構成した場合も、同様に良好な弁機能を発揮できる。
本体Bの下端部に容器体口頸部101内周に液密嵌合させ、外周面にフランジ17を突設した有頂のインナーリング16を備え、装着キャップAの周壁10上端部より延設したフランジ状頂壁11をインナーリング16のフランジ17上面に回動可能に係止させて、本体Bに対して装着キャップAを回動可能に装着し、容器体口頸部101内周に先端部を嵌合させた長尺のインナーリング16を、口頸部101外周に先端部を螺着させた周壁10の螺動下降により、長尺のインナーリング16を口頸部101内周に液密に嵌着させる如く構成した場合には、インナーリング16を口頸部101に対して不動に嵌着できるため、容器体100に対して本体Bが傾いてしまう不都合をより確実に防止でき、その結果、トリガーFの傾きを防止でき、正規の垂設状態を維持することができ、容器体100を握ってのトリガーF操作に支障をきたすこともなく、しかも、長尺のインナーリング16を装着キャップAにより簡単に無理なく嵌着できるという利点も兼ね備えている。
吸上げ弁V2を、射出流路pb内に突設した吸上げ弁用の弁座37に、上流方向圧接状態の吸上げ弁体41を設けて構成した場合には、シリンダ筒30内からの加圧液のより確実な遮断が可能であり、液切れの良い吐出が可能となる。
トリガー式液体噴出器の縦断面図である。(第1実施例) 図1のW−W線に沿う要部拡大断面図である。(第1実施例) トリガー式液体噴出器の縦断面図である。(第2実施例) 図3のX−X線に沿う要部拡大断面図である(第2実施例) 図3のY−Y線に沿う要部拡大横断面図である。(実施例2) 図3の二点鎖線Zで囲まれた部分の要部拡大断面図である。(実施例2)
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明トリガー式液体噴出器の第1実施例を示し、図中1はトリガー式液体噴出器を示す。尚、説明の便宜上、図1の左方を前部、右方を後部、手前を右部、奥方を左部として説明する。(図3も同様)
トリガー式液体噴出器1は、装着キャップAと、本体Bと、連結部材Cと、ノズルDと、プランジャEと、トリガーFと、カバーGとを備えている。
装着キャップAは、容器体100の口頸部101外周に螺着してトリガー式液体噴出器1を容器体100に装着固定するもので、周壁10の上端縁よりフランジ状頂壁11を延設して、本体Bの下部に回動可能に連設されている。
本体Bは、装着した容器体100内とパイプ15を介して連通する縦流路paと、縦流路paと内部を連通して前方へ突設したシリンダ筒30と、シリンダ筒30上方位置に於いて縦流路paと連通して前方へ延設した射出流路pbとを備えている。
第1実施例に於いて、本体Bは更に、本体部B1と、シリンダ部材B2とを組み付け構成している。
本体部B1は、上端を閉塞した下端開口のインナーリング16を備え、インナーリング16の外周下部より突設したフランジ17上面に、装着キャップA上端のフランジ状頂壁11を回動可能に係止させて、本体部B1(本体B)に対して装着キャップAを回動可能に装着している。そして、容器体口頸部101内周に先端部を嵌合させたインナーリング16を、口頸部101外周に先端部を螺着させた装着キャップ周壁10の螺動下降により、インナーリング16を口頸部101内周に液密に嵌着させる如く構成している。インナーリング16は長尺に形成されており、口頸部101内周に嵌着させた際に容器体100に対して本体部B1が傾くことを防止できる程度に充分な長さを備えている。具体的な長さは口頸部101の径や長さにより適宜選択すればよいが、上記構成により充分長尺であっても容易確実な着脱が可能となる。
また、インナーリング16の頂板18の後部偏心位置を貫通してインナーリング16内に下端を開口した有頂の縦筒19を上方に起立し、縦筒19の内部に縦流路paを画成している。尚、第1実施例では、縦筒19の頂部はカバーGにより閉塞している。また、縦筒19の上端部に基端を開口した射出筒20を前方へ延設し、射出筒20内に射出流路pbを画成している。更に、インナーリング16上の縦筒19前面より、前端を開口し、後端を奥壁21により閉塞したシリンダ嵌合筒22を突設しており、シリンダ嵌合筒22内にシリンダ部材B2を嵌着している。シリンダ嵌合筒22はインナーリング16の頂板18と一部を共有しており、また、その奥壁21は縦筒19と一部を共有して構成されている。
縦筒19の上部所定位置には上下を区画する隔壁23を横設しており、縦筒19内に画成した縦流路paを、隔壁23下方の下部縦流路pa1と、隔壁23上方の上部縦流路pa2として画成している。また、下部縦流路pa1内からシリンダ嵌合筒22内に連通する第1連通孔24と、シリンダ嵌合筒22内から上部縦流路pa2内に連通する第2連通孔25とを、シリンダ嵌合筒22の奥壁21にそれぞれ穿設している。また、上部縦流路pa2は、射出筒20内に画成された射出流路pbへと連通している。
シリンダ部材B2は、シリンダ嵌合筒22内に嵌合させたシリンダ筒30より一体に延設した弾性部31を介して第1連通孔24を圧接閉塞する吐出弁体32を一体に設けて吐出弁V1を構成している。第1実施例に於ける弾性部31は、図2に示す如く、シリンダ筒30内面より第1連通孔24の中心に向かった後吐出弁体32の外周に沿って湾曲し、次いで第1連通孔24の中心に向かい先端を吐出弁体32の外縁部に一体に連結した三本の弾性支持板33を、吐出弁体32の外周に等間隔に配置させて構成している。
また、シリンダ嵌合筒22とシリンダ筒30との間には環状の隙間34を設けており、この環状の隙間34を介して、インナーリング16の頂板18に穿設した下部通気孔35と、シリンダ筒30上部に穿設した上部通気孔36とを連通し、プランジャEを押し込んだ際に外部と容器体100内が連通し、負圧化した容器体100内に外気が導入される如く構成している。
また、射出流路pb内に吸上げ弁V2を設けている。吸上げ弁V2は、射出筒20内の前後方向中間に突設形成した吸上げ弁用の弁座37と、吸上げ弁部材38とで構成しており、吸上げ弁部材38は、射出筒20の先端部に嵌着し、周囲に液の流通が可能な透孔を備えた装着基部39と、装着基部39の後方に連設した、蛇行状の弾性板40と、弾性板40後部に連設された、周縁部を吸上げ弁用の弁座37内周に圧接した吸上げ弁体41とで構成し、常時閉弁状態に維持されている。
連結部材Cは、射出筒20の先端外周に装着筒部50を嵌合させて射出筒20の先端に嵌着しており、連結部材Cを介して射出筒20の先端にノズルDを連結している。装着筒部50先端に射出筒20先端面を被覆する基板51を備え、基板51に設けた透孔52を介して射出流路pb内とノズルD先端の噴出口とを連通している。また、装着筒部50の前部両側からはバネ板53を一体に垂設しており、バネ板53垂設部分後方の両側にトリガーFの両側板上端部をそれぞれ枢着している。
プランジャEは、シリンダ筒30内周に摺動可能に嵌合させた摺動部60を、シリンダ筒30内を前後動可能な支柱61の後端部より突設し、摺動部60が上部通気孔36を閉塞する位置から後方への押し込みが可能に装着されている。
トリガーFは射出筒20の前部位置の連結部材Cに上端部を回動可能に枢着して、前後揺動可能に装着されており、また、連結部材Cの左右より一体に垂設された一対のバネ板53の下端部を、トリガーFの両側面上部にそれぞれ連係させて常時前方へ付勢された状態で枢着されている。また、プランジャEの先端部をトリガーFの上部に連係させて、トリガーFの引き込みによりプランジャEの押し込みが可能に、押し込んだ状態からバネ板53の弾性復元力で元の状態に復元するトリガーにより、プランジャEを元の状態に引き戻すよう構成されている。
カバーGは、本体Bの上面、両側面、後面を被覆して本体Bに嵌着したもので、第1実施例では、本体B1上面を被覆する頂壁部70の両側より、本体Bの両側面を被覆する一体の側壁部71を垂設し、頂壁部70の後端縁及び両側壁部71の後端縁を連結する後壁部72を延設し、縦筒19の後部下部より突設した取付板26の後端部に後壁部72の下端部を嵌着している。また、頂壁部70の後部下面より垂設したシール筒73を、縦筒19の上端に密に嵌着して縦筒19上端を閉塞している。
上記の如く構成したトリガー式液体噴出器1は、図1の状態からトリガーFを後方へ引くことで、プランジャEを押し込み、シリンダ筒30内の液が第2連通孔25から上部縦流路pa22内を介して射出流路pb内に圧入され、吸上げ弁V2を開いてノズルD内を介してノズルDの噴出口より噴出される。
次いでトリガーFの引き込みをやめるとバネ板53の弾性復元力によりトリガーFが元の状態に戻されるとともに、プランジャEが引き出され、負圧化したシリンダ筒30内に吐出弁V1を開いて容器体100内の液が導入される。
図3は第2実施例を示し、本実施例は第1実施例と基本的に類似するため、相違部分のみを以下に説明する。
第2実施例に於ける本体部B1は、シリンダ嵌合筒22の奥壁21裏面と縦筒19との間に隙間42を設け、第1連通孔24及び第2連通孔25をそれぞれ画成する第1連通孔筒43及び第2連通孔筒44により両者を連通させている。第1実施例では縦筒19の前端部とシリンダ嵌合筒22の奥壁21の中央部とを共有して構成しているため、その接合部分の肉厚がどうしも厚くなるが、本例では、隙間42を設けているため、吐出弁V1の弁座を構成するシリンダ嵌合筒22の奥壁21の中央部分を適度の肉厚に構成でき、ヒケが生じることがなく、良好な弁機能を発揮することができる如く構成している。
また、本例では、弾性部31として、シリンダ筒30内面上部の間隔を開けた位置よりそれぞれ垂設した一対の弾性支持板33を、その下端部を吐出弁体32の両側にそれぞれ一体に連結して構成している。その他の構成は第1実施例と同様であるため同符号を付して説明を省略する。また、その作用も第1実施例と同様であるため省略する。尚、第2実施例の弾性部31として、第1実施例の弾性部31を使用することは当然可能であり、第2実施例の弾性部31を第1実施例の弾性部31として採用することも当然可能である。また、第2実施例の隙間42の構成を第1実施例に採用することも可能である。
1:トリガー式液体噴出器
A:装着キャップ
10…周壁、11…フランジ状頂壁
B:本体
B1:本体部
15…パイプ、16…インナーリング、17…フランジ、18…頂板、19…縦筒、
20…射出筒、21…奥壁、22…シリンダ嵌合筒、23…隔壁、24…第1連通孔、
25…第2連通孔、26…取付板
B2:シリンダ部材
30…シリンダ筒、31…弾性部、32…吐出弁体、33…弾性支持板、34…隙間、
35…下部通気孔、36…上部通気孔、37…吸上げ弁用の弁座、
38…吸上げ弁部材、39…装着基部、40…弾性板、41…吸上げ弁体、
42…隙間、43…第1連通孔筒、44…第2連通孔筒
C:連結部材
50…装着筒部、51…基板、52…透孔、53…バネ板
D:ノズル
E:プランジャ
60…摺動部、61…支柱
Fトリガー
G:カバー
70…頂壁部、71…側壁部、72…後壁部、73…シール筒
pa:縦流路
pa1:下部縦流路
pa2:上部縦流路
pb:射出流路
V1:吐出弁
V2:吸上げ弁
100:容器体
101…口頸部

Claims (6)

  1. 装着キャップ(A)により装着した容器体(100)内とパイプ(15)を介して連通する縦流路(pa)と、縦流路(pa)と連通して前方へ突設したシリンダ筒(30)と、シリンダ筒(30)上方位置に於いて縦流路(pa)と連通して前方へ延設した射出流路(pb)とを備えた本体(B)と、射出流路(pb)と内部を連通して本体(B)先端部に嵌着したノズル(D)と、シリンダ筒(30)内を摺動可能に嵌合したプランジャ(E)と、本体(B)よりシリンダ筒(30)前方に、前方付勢状態で前後揺動可能に垂設し、プランジャ(E)の先端に連繋させてプランジャ(E)の前後動を操作するトリガー(F)と、本体(B)の上面、両側面、後面を被覆して本体(B)に嵌着したカバー(G)とを備え、トリガー(F)操作により容器体(100)内の液をシリンダ筒(30)内に吸い上げて、ノズル(D)の先端の噴出口より噴出するトリガー式液体噴出器であって、縦流路(pa)を画成する縦筒(19)より前方へ突設した後端閉塞のシリンダ嵌合筒(22)内周にシリンダ筒(30)を嵌着し、縦流路(pa)を下部縦流路(pa1)及び上部縦流路(pa2)とに区画し、下部縦流路(pa1)内とシリンダ筒(30)内とを連通させる第1連通孔(24)と、シリンダ筒(30)内と上部縦流路(pa2)内とを連通させる第2連通孔(25)とを設け、シリンダ筒(30)より一体に延設した弾性部(31)を介して、第1連通孔(24)を圧接閉塞する吐出弁体(32)を一体に設けて吐出弁(V1)を構成し、第2連通孔(25)下流の液流路内に吸上げ弁(V2)を設けたことを特徴とする泡吐出器。
  2. シリンダ嵌合筒(22)の奥壁(21)裏面と縦筒(19)との間に隙間(42)を設け、第1連通孔(24)及び第2連通孔(25)をそれぞれ画成する第1連通孔筒(43)及び第2連通孔筒(44)により両者を連通させた請求項1に記載の泡吐出器。
  3. 弾性部(31)として、シリンダ筒(30)内面より第1連通孔(24)の中心に向かった後吐出弁体(32)の外周に沿って湾曲し、次いで第1連通孔(24)の中心に向かい先端を吐出弁体(32)の外縁部に一体に連結した弾性支持板(33)を、吐出弁体(32)の外周に等間隔に配置させて構成した請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の泡吐出器。
  4. 弾性部(31)として、シリンダ筒(30)内面上部の間隔を開けた位置よりそれぞれ垂設した一対の弾性支持板(33)を、その下端部を吐出弁体(32)の両側にそれぞれ一体に連結して構成した請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の泡吐出器。
  5. 本体(B)の下端部に容器体口頸部(101)内周に液密嵌合させ、外周面にフランジ(17)を突設した有頂のインナーリング(16)を備え、装着キャップ(A)の周壁(10)上端部より延設したフランジ状頂壁(11)をインナーリング(16)のフランジ(17)上面に回動可能に係止させて、本体(B)に対して装着キャップ(A)を回動可能に装着し、容器体口頸部(101)内周に先端部を嵌合させた長尺のインナーリング(16)を、口頸部(101)外周に先端部を螺着させた周壁(10)の螺動下降により、インナーリング(16)を口頸部(101)内周に液密に嵌着させる如く構成した請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の泡吐出器。
  6. 吸上げ弁(V2)を、射出流路(pb)内に突設した吸上げ弁用の弁座(37)に、上流方向圧接状態の吸上げ弁体(41)を設けて構成した請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の泡吐出器。
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