JP2014046022A - 自覚式検眼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輻輳性調節による影響を低減し、かつ、所定の検査距離に応じた輻輳及び調節を被検眼に生じさせた状態で検査することができる自覚式検眼装置を提供すること。
【解決手段】自覚式検眼装置は、被検眼からの第1の距離に呈示される視標と、前記被検眼と前記視標との間に形成される第1の光路を偏向することによって前記第1の距離より短い第2の距離に前記視標が呈示されたかのように前記被検眼が前記視標を視認するための第2の光路を形成する偏向部と、前記第2の光路により前記被検眼に生じる輻輳性調節力と前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて前記被検眼が前記第2の距離に前記視標が呈示されたかのように視認するための調節刺激量を演算する演算部と、前記演算部により演算された調節刺激量に相当する球面度の球面レンズを前記第2の光路に配置する配置部とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は自覚式検眼装置に関する。
自覚式検眼装置は、被検眼に視標を呈示し、その見え方に対する被検者からの応答に基づいて、被検眼の視機能を検査する装置である。
自覚式検眼装置を用いた検査には、遠方視に係る検査をする遠用検査と近方視に係る検査をする近用検査との2種類の検査がある。遠用検査は、遠用検査距離(一般的には被検眼から5メートル以上)に配置された視標である遠用視標を用いた検査である。近用検査は、近用検査距離(例えば被検眼から40センチメートルなど)に配置された視標である近用視標を用いた検査である。ここで、検査距離とは両眼を結んだ線から視標までの距離である。
このように、従来、これら2種類の検査を行うためには遠用視標と近用視標との2種類の視標を用意する必要がある。また、1種類の視標を用いて遠用検査と近用検査とを行うことができる自覚式検眼装置が存在した。
この1種類の視標を用いて遠用検査と近用検査とを行うことができる自覚式検眼装置は、被検眼に検査距離に応じた輻輳刺激と調節刺激を付加する必要がある。この作用によって自覚式検眼装置は、被検眼が検査距離を注視している状態を生じさせる。人の眼は所定の検査距離の視標を注視するとき、その距離に応じて視軸が輻輳する。従って、この装置は、例えばプリズムレンズを用いて、近用検査距離を注視している状態に相当する輻輳を被検眼の視軸に生じさせる。また、人の眼は所定の検査距離の視標を注視するとき、その距離に応じた調節が生じる。従って、この装置は、例えば球面レンズを用いて近用検査距離を注視している状態に相当する調節を被検眼に生じさせる。このように、この装置は、検査距離を注視している状態に相当する輻輳及び調節を被検眼に生じさせた状況において、遠用検査、近用検査を行なうものである。
特開2008−148930号公報
しかしながら、人の眼は視軸が輻輳されることによって調節が誘発される。これは輻輳性調節と呼ばれる現象である。従来の自覚式検眼装置を用いて輻輳刺激と調節刺激とを共に被検眼に付加する場合、まず被検眼の視軸に輻輳を生じさせることによって被検眼に輻輳性調節が生じ、さらに検査距離に応じた調節を被検眼に生じさせることになる。つまり、上述した輻輳刺激と調節刺激とを共に被検眼に付加する場合においては、従来の自覚式検眼装置は、輻輳性調節の影響により、過剰な調節を被検眼に生じさせていた。
本発明が解決しようとする課題は、輻輳性調節による影響を低減し、かつ、所定の検査距離に応じた輻輳及び調節を被検眼に生じさせた状態で検査することができる自覚式検眼装置を提供することである。
請求項1に記載の自覚式検眼装置は、被検眼からの第1の距離に呈示される視標と、前記被検眼と前記視標との間に形成される第1の光路を偏向することによって前記第1の距離より短い第2の距離に前記視標が呈示されたかのように前記被検眼が前記視標を視認するための第2の光路を形成する偏向部と、前記第2の光路により前記被検眼に生じる輻輳性調節量と前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて前記被検眼が前記第2の距離に前記視標が呈示されたかのように視認するための調節刺激量を演算する演算部と、前記演算部により演算された前記調節刺激量に相当する球面度の球面レンズを前記第2の光路に配置する配置部とを有し、前記球面レンズが前記第2の光路に配置された状態において前記被検眼を検査することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自覚式検眼装置であって、前記偏向部はプリズムレンズを有し、前記プリズムレンズが前記第1の光路を屈折させることにより前記第1の光路を偏向することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の自覚式検眼装置であって、前記偏向部は、前記視標から被検眼までの光学的距離を作る光学系と前記視標とが左眼及び右眼のそれぞれについて一体的に構成された視標光学系と、前記視標光学系を駆動する駆動部とを有し、前記駆動部が前記視標光学系を駆動することにより前記第1の光路を偏向することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の自覚式検眼装置であって、前記演算部は、前記被検眼の調節力を示す調節力情報を予め記憶する記憶部を有し、前記調節力情報に示す調節力と前記第2の距離とに基づいて前記第2の光路により前記被検眼に生じる輻輳性調節量を演算することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の自覚式検眼装置であって、前記記憶部は、前記被検眼の輻輳性調節量が前記被検眼の調節力のうち占め得る範囲を予め記憶し、前記演算部は、前記記憶部により記憶された範囲の上限と前記調節力情報に示す調節力と前記第2の距離とに基づいて前記第2の光路により前記被検眼に生じる輻輳性調節量を演算することを特徴とする。
この発明に係る自覚式検眼装置は、輻輳性調節による影響を低減し、かつ、所定の検査距離に応じた輻輳及び調節を被検眼に生じさせた状態で検査を行うことができる。
実施形態の自覚式検眼装置の構成例を表すブロック図である。 実施形態の自覚式検眼装置の概略を表す模式図である。 実施形態の自覚式検眼装置の概略を表す模式図である。 実施形態の自覚式検眼装置の動作例を表すフローチャートである。 実施形態の自覚式検眼装置の構成例を表すブロック図である。 実施形態の自覚式検眼装置の概略を表す模式図である。 実施形態の自覚式検眼装置の概略を表す模式図である。
この発明に係る自覚式検眼装置の実施形態の例について、図面を参照しながら説明する。
〈第1の実施形態〉
[構成]
図1は、この実施形態に係る自覚式検眼装置1の構成を表すブロック図である。図2は、被検眼E(左眼EL、右眼ER)が第1の光路A1を介して視標10を注視する様子を表す模式図である。図3は、被検眼Eが第2の光路A2を介して視標10を注視する様子を表す模式図である。
自覚式検眼装置1は、視標10と、偏向部11と、演算部12と、配置部13と、制御部14と、操作部15と、表示部16とを有する。
(視標10)
視標10は、被検眼Eからの第1の距離N1に呈示される。ここで、第1の距離N1とは被検眼Eの両眼を結んだ線から視標10までの距離である。被検者は、第1の光路A1を介して視標10を目視し、その見え方を応答する。視標10は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスによって被検眼に呈示される。また、視標10は、紙に印刷された態様によって被検眼に呈示されてもよい。
(偏向部11)
偏向部11は、被検眼Eと視標10との間に形成される第1の光路A1を偏向することによって、第1の距離N1より短い第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように被検眼Eが視標10を視認するための第2の光路A2を形成する。この偏向によって形成された第2の光路A2を介して被検眼Eが視標10を目視するとき、被検眼Eの視軸A3は第2の光路A2に合致するように輻輳する。そして、視軸A3の交差点Pと両眼を結ぶ線との距離が第2の距離N2に相当するので、被検眼Eは、視標10が第2の距離N2に呈示されたものとして注視する。視軸A3とは、水晶体L(左眼の水晶体LL及び右眼の水晶体LR)の中心と中心窩F(左眼の中心窩FL及び右眼の中心窩FR)とを通過する軸である。なお、第2の距離N2は、後述する操作部15及び制御部14を介して操作者によって指定されてよい。
また、偏向部11は、プリズムレンズ110を有し、プリズムレンズ110が第1の光路を屈折させることにより第1の光路A1を偏向する。プリズムレンズ110のプリズム量αは、次式によって求められる。
Figure 2014046022
偏向部11は、被検者の眼球回旋中心間距離PD、第1の距離N1及び第2の距離N2を表す情報を後述する制御部14から受け、プリズム量αを求める。被検者の眼球回旋中心間距離PD、第1の距離N1及び第2の距離N2は、後述する操作部15を介して操作者によって入力されてよい。
例えば偏向部11は、例えばプリズム量が異なる複数のプリズムレンズを有してよい。偏向部11は、これら複数のプリズムレンズのうちから[数1]によって求めたプリズム量αに相当するプリズム量のプリズムレンズ110を第1の光路A1に配置する。このプリズムレンズ110は、第1の光路A1を屈折する。それにより偏向部11は、第1の光路A1を変更し、第2の光路A2を形成する。なお、図3に示すように、プリズムレンズ110は、第1の光路A1に対してベースアウト(外寄せ)となるように配置される。
(演算部12)
演算部12は、第2の光路A2により被検眼Eに生じる輻輳性調節量βと第1の距離N1と第2の距離N2とに基づいて、被検眼Eが第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように視認するための調節刺激量γを演算する。まず、輻輳性調節量βについて説明する。人の眼は視軸が輻輳されることによって調節が誘発される。これは輻輳性調節と呼ばれる現象である。この現象により生じる調節量を輻輳性調節量と呼ぶ。なお、臨床的な標準値として、人の眼は、片眼あたり1Δ輻輳すると0.08D(D:ディオプター)の調節が生じることが知られている。演算部12は、被検眼Eが第2の距離N2の位置を注視したときに生じる輻輳性調節量βを次式によって演算する。なお、被検者のCA/C比が予め測定されている場合、演算部12は、上記臨床的な標準値の代わりに当該被検者のCA/C比を用いて輻輳性調節量βを演算してよい。
Figure 2014046022
演算部12は、[数2]によって求めた輻輳性調節量βと第1の距離N1と第2の距離N2とに基づいて、次式によって調節刺激量γを演算する。
Figure 2014046022
上記[数3]について説明する。まず、輻輳性調節量βによる影響がない状況を仮定すると、被検眼Eには、第1の距離N1の位置を注視するとき、1000/N1の調節が生じる。同様に、被検眼Eには、第2の距離N2の位置を注視するとき、1000/N2の調節が生じる。従って、第1の距離N1に位置する視標10を用いて被検眼Eが第2の距離N2の位置を注視している状態とするためには、自覚式検眼装置1は、被検眼Eに1000/N2−1000/N1の調節を生じさせればよいことになる。
ただし、この調節量は輻輳性調節量βによる影響がないと仮定した上でのものなので、被検眼Eが第2の距離N2の位置を注視する状態よりも過剰な調節量である。従って、この過剰な調節力と輻輳性調節量βとの差分が調節刺激量γとなる。
また、演算部12は、被検眼の調節力を示す調節力情報を予め記憶する記憶部120を有し、調節力情報に示す調節力と第2の距離N2とに基づいて第2の光路A2により被検眼Eに生じる輻輳性調節量βを演算してもよい。調節力情報とは、例えば人の年齢と調節力の臨床的な標準値との相関を表す情報でよい。この臨床的な調節力の標準値として、一般的に下表のような年齢と調節力との関係が知られている。
Figure 2014046022
記憶部120は[表1]に示す被検者の年齢と調節力との関係を調節力情報として記憶する。例えば被検者の年齢が50歳(調節力1.0D)であり、[数2]による輻輳性調節量βが1.3Dであるとき、演算部12は、被検眼の輻輳性調節量βを1.0Dとして[数3]の演算をする。つまり、演算部12は、[数2]による輻輳性調節量βと調節力情報に示す調節力とのうち小さい方の値を[数3]における輻輳性調節量βとして演算する。なお、[数2]による輻輳性調節量βと調節力情報に示す調節力とが等しい場合は、どちらを[数3]における輻輳性調節量βとしても同義である。また、被検者の年齢は、後述する操作部15を介して操作者によって入力されてよい。
また、記憶部120は、被検眼Eの輻輳性調節量が被検眼Eの調節力のうち占め得る範囲を予め記憶し、演算部12は、記憶部120により記憶された範囲の上限と調節力情報に示す調節力と第2の距離N2とに基づいて第2の光路A2により被検眼Eに生じる輻輳性調節量βを演算してもよい。被検眼Eの輻輳性調節量は、被検眼Eの調節力のうち占め得る範囲がある場合がある。例えば被検眼Eの調節力が1.0Dでありこの範囲が50%であるとすると、この被検眼の輻輳性調節量は最大でも0.5Dである。例えば調節力情報に示す調節力が1.0Dであり、この範囲が50%、[数2]による輻輳性調節量βが1.3Dであるとき、演算部12は、被検眼の輻輳性調節量βを0.5Dとして[数3]の演算をする。つまり、演算部12は、[数2]による輻輳性調節量βと輻輳性調節量が被検眼Eの調節力のうち占め得る範囲の上限とのうち小さい方の値を[数3]における輻輳性調節量βとして演算する。なお、[数2]による輻輳性調節量βと調節力情報に示す調節力とが等しい場合は、どちらを[数3]における輻輳性調節量βとしても同義である。また、この範囲は、後述する操作部15を介して操作者によって入力されてよい。
(配置部13)
配置部13は、球面レンズ130を有し、演算部12により演算された調節刺激量γに相当する球面度の球面レンズ130を前記第2の光路に配置する。配置部13は、例えば球面度が異なる複数の球面レンズを有してよい。配置部13は、これら複数の球面レンズのうちから演算部12が演算した調節刺激量γに相当する球面度の球面レンズ130を第2の光路A2に配置する。
(制御部14、操作部15、表示部16)
制御部14は、各部の動作を制御する。制御部14は、例えば処理装置と記憶装置を含んで構成される。処理装置としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)が用いられる。記憶装置は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)を含んで構成される。記憶装置には、自覚式検眼装置1の各部の機能を実行するためのコンピュータプログラムが記憶されている。処理装置は、これらコンピュータプログラムを実行することで、上記制御処理を実現する。操作部15は、自覚式検眼装置1を操作するために操作者により使用される。操作部15には、自覚式検眼装置1の筺体などに設けられた各種のハードウェアキー(ボタン、スイッチ等)が含まれる。また、タッチパネルディスプレイやGUIが設けられている場合、これに表示される各種のソフトウェアキーも操作部15に含まれる。表示部16は、球面レンズ130の球面度数やプリズムレンズ110のプリズム量などの情報を表示する。表示部16は、例えば液晶ディスプレイなどの表示デバイスで構成される。
[動作]
図4はこの実施形態の自覚式検眼装置1の動作を表すフローチャートである。
(S01)
制御部14は、視標10を制御して被検眼Eからの第1の距離に視標10を呈示する。
(S02)
制御部14は、偏向部11を制御して、被検眼Eと視標10との間に形成される第1の光路A1を偏向させることによって、第1の距離N1より短い第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように被検眼Eが視標10を視認するための第2の光路A2を形成させる。
(S03)
制御部14は、演算部12を制御して、第2の光路A2により被検眼Eに生じる輻輳性調節量βと第1の距離N1と第2の距離N2とに基づいて、被検眼Eが第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように視認するための調節刺激量γを演算させる。
(S04)
制御部14は、球面レンズを有する配置部13を制御して、演算部12により演算された調節刺激量γに相当する球面度の球面レンズ130を第2の光路A2に配置する。
(S05)
自覚式検眼装置1は、球面レンズ130が第2の光路A2に配置された状態において被検眼Eを検査する。以上で、図4に示す動作を終了する。
[作用・効果]
この実施形態の自覚式検眼装置1の作用及び効果について説明する。
自覚式検眼装置1は、被検眼Eからの第1の距離N1に呈示される視標10と、被検眼Eと視標10との間に形成される第1の光路A1を偏向することによって第1の距離N1より短い第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように被検眼Eが視標10を視認するための第2の光路A2を形成する偏向部11と、第2の光路A2により被検眼Eに生じる輻輳性調節量βと第1の距離N1と第2の距離N2とに基づいて被検眼Eが第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように視認するための調節刺激量γを演算する演算部12と、演算部12により演算された調節刺激量γに相当する球面度の球面レンズ130を第2の光路A2に配置する配置部13とを有し、球面レンズ130が第2の光路A2に配置された状態において被検眼Eを検査する。また、偏向部11はプリズムレンズ110を有し、プリズムレンズ110が第1の光路A1を屈折させることにより第1の光路A1を偏向してよい。また、演算部12は、被検眼Eの調節力を示す調節力情報を予め記憶する記憶部120を有し、調節力情報に示す調節力と第2の距離N2とに基づいて第2の光路A2により被検眼Eに生じる輻輳性調節量βを演算してよい。また、記憶部120は、被検眼Eの輻輳性調節量βが被検眼Eの調節力のうち占め得る範囲を予め記憶し、演算部12は、記憶部120により記憶された範囲の上限と調節力情報に示す調節力と第2の距離N2とに基づいて第2の光路A2により被検眼Eに生じる輻輳性調節量βを演算してよい。このように、自覚式検眼装置1は、第2の光路A2による輻輳及び輻輳性調節量βと球面レンズ130による調節刺激量γとを被検眼Eに生じさせ、第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように被検眼Eが第1の距離N1に呈示された視標10を視認する状態で検査することができる。それにより、輻輳性調節による影響を低減し、かつ、所定の検査距離に応じた輻輳及び調節を被検眼に生じさせた状態で検査する自覚式検眼装置を提供することができる。
〈第2の実施形態〉
図5は、第2の実施形態の自覚式検眼装置1の構成を表すブロック図である。図6は、被検眼E(左眼EL、右眼ER)が第1の光路A1を介して視標10を注視する様子を表す模式図である。図7は、被検眼Eが第2の光路A2を介して視標10を注視する様子を表す模式図である。この実施形態の自覚式検眼装置1は、第1の実施形態に対し偏向部の構成が異なる。他の構成は第1の実施形態と同様である。
[構成]
(偏向部11)
偏向部11は、視標10から被検眼Eまでの光学的距離を作る光学系1110(左眼系光学系1110L、右眼系光学系1110R)と視標10(左眼系視標10L、右眼系視標10R)とが左眼及び右眼のそれぞれについて一体的に構成された視標光学系111(左眼系視標光学系111L、右眼系視標光学系111R)と、視標光学系111を駆動する駆動部112とを有し、駆動部112が視標光学系111を駆動することにより第1の光路A1を偏向する。視標光学系111、視標10及び光学系1110は、例えば一般的な左右眼独立視標内蔵型の検眼装置の光学デバイス構成を援用して構成されてよい。駆動部112は、例えばモータや歯車などの一般的な機械機構によって構成されてよい。駆動部112による視標光学系111の片眼あたりの駆動量δは次式によって求められる。
Figure 2014046022
光学系1110が第1の距離N1に相当する光学的距離を作り、被検眼Eに視標10が呈示された状態から、偏向部11は、被検者の眼球回旋中心間距離PD、第1の距離N1及び第2の距離N2を制御部14から受け、[数4]によって駆動量δを求め、駆動部112を介して視標光学系111を駆動する。偏向部11は、この駆動により第1の光路A1を偏向し、第2の光路A2を形成する。
上述したように、第2の実施形態に係る自覚式検眼装置1の他の構成は第1の実施形態と同様である。従って、第2の実施形態に係る自覚式検眼装置1は、第1の実施形態と同様に、被検眼Eが第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように視認するための調節刺激量γを演算し、演算された調節刺激量γに相当する球面度の球面レンズ130を第2の光路A2に配置し、球面レンズ130が第2の光路A2に配置された状態において被検眼Eを検査する。
[作用・効果]
この実施形態の自覚式検眼装置1の作用及び効果について説明する。
自覚式検眼装置1は、被検眼Eからの第1の距離N1に呈示される視標10と、被検眼Eと視標10との間に形成される第1の光路A1を偏向することによって第1の距離N1より短い第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように被検眼Eが視標10を視認するための第2の光路A2を形成する偏向部11と、第2の光路A2により被検眼Eに生じる輻輳性調節量βと第1の距離N1と第2の距離N2とに基づいて被検眼Eが第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように視認するための調節刺激量γを演算する演算部12と、演算部12により演算された調節刺激量γに相当する球面度の球面レンズ130を第2の光路A2に配置する配置部13とを有し、球面レンズ130が第2の光路A2に配置された状態において被検眼Eを検査する。また、偏向部11は、視標10から被検眼Eまでの光学的距離を作る光学系1110と視標10とが左眼及び右眼のそれぞれについて一体的に構成された視標光学系111と、視標光学系111を駆動する駆動部112とを有し、駆動部112が視標光学系111を駆動することにより第1の光路A1を偏向してよい。このように、自覚式検眼装置1は、第2の光路A2による輻輳及び輻輳性調節量βと球面レンズ130による調節刺激量γとを被検眼Eに生じさせ、第2の距離N2に視標10が呈示されたかのように被検眼Eが第1の距離N1に呈示された視標10を視認する状態で検査することができる。それにより、輻輳性調節による影響を低減し、かつ、所定の検査距離に応じた輻輳及び調節を被検眼に生じさせた状態で検査する自覚式検眼装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 自覚式検眼装置
10 視標
10L 左眼系視標
10R 右眼系視標
11 偏向部
12 演算部
13 配置部
14 制御部
15 操作部
16 表示部
110 プリズムレンズ
111 視標光学系
111L 左眼系視標光学系
111R 右眼系視標光学系
112 駆動部
120 記憶部
130 球面レンズ
1110 光学系
1110L 左眼系光学系
1110R 右眼系光学系
A1 第1の光路
A2 第2の光路
A3 視軸
E 被検眼
EL 左眼
ER 右眼
F 中心窩
FL 中心窩
FR 中心窩
L 水晶体
LL 水晶体
LR 水晶体
N1 第1の距離
N2 第2の距離
P 交差点
PD 眼球回旋中心間距離
α プリズム量
β 輻輳性調節量
γ 調節刺激量
δ 駆動量

Claims (5)

  1. 被検眼からの第1の距離に呈示される視標と、
    前記被検眼と前記視標との間に形成される第1の光路を偏向することによって前記第1の距離より短い第2の距離に前記視標が呈示されたかのように前記被検眼が前記視標を視認するための第2の光路を形成する偏向部と、
    前記第2の光路により前記被検眼に生じる輻輳性調節量と前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて前記被検眼が前記第2の距離に前記視標が呈示されたかのように視認するための調節刺激量を演算する演算部と、
    球面レンズを有し、前記演算部により演算された前記調節刺激量に相当する球面度の球面レンズを前記第2の光路に配置する配置部と
    を有し、前記球面レンズが前記第2の光路に配置された状態において前記被検眼を検査することを特徴とする自覚式検眼装置。
  2. 前記偏向部はプリズムレンズを有し、前記プリズムレンズが前記第1の光路を屈折させることにより前記第1の光路を偏向することを特徴とする請求項1に記載の自覚式検眼装置。
  3. 前記偏向部は、前記視標から被検眼までの光学的距離を作る光学系と前記視標とが左眼及び右眼のそれぞれについて一体的に構成された視標光学系と、前記視標光学系を駆動する駆動部とを有し、前記駆動部が前記視標光学系を駆動することにより前記第1の光路を偏向することを特徴とする請求項1に記載の自覚式検眼装置。
  4. 前記演算部は、前記被検眼の調節力を示す調節力情報を予め記憶する記憶部を有し、前記調節力情報に示す調節力と前記第2の距離とに基づいて前記第2の光路により前記被検眼に生じる輻輳性調節量を演算することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自覚式検眼装置。
  5. 前記記憶部は、前記被検眼の輻輳性調節量が前記被検眼の調節力のうち占め得る範囲を予め記憶し、
    前記演算部は、前記記憶部により記憶された範囲の上限と前記調節力情報に示す調節力と前記第2の距離とに基づいて前記第2の光路により前記被検眼に生じる輻輳性調節量を演算することを特徴とする請求項4に記載の自覚式検眼装置。
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