JP2014045571A - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

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Yoshitomo Iijima
彬友 飯島
Ryota Ogawa
涼太 尾河
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Abstract

【課題】本発明の目的は、連結されたプロテクタ同士の連結部の強度の向上を図りつつ、組立作業性の向上を図ったワイヤハーネス用プロテクタを提供することにある。
【解決手段】プロテクタ1は、円筒状の第1プロテクタ2と、円筒状の第2プロテクタ3と、を備え、第1プロテクタには、その長手方向端部における外面にリブ22が設けられ、第2プロテクタ3は、第1樋状部4と、第1樋状部に組み付けられる第2樋状部5と、第1樋状部に第2樋状部が組み付けられた状態で固定する固定部41、51と、を備え、第1樋状部と第2樋状部とのうち一方には、リブを挿通させる貫通孔50aが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に配索されるワイヤハーネスを挿通させるワイヤハーネス用プロテクタに関するものである。
自動車には多種多様な電子機器が搭戴されている。これら多種多様な電子機器に電力供給及び信号伝達を行うために、前記自動車には、複数の電線が束ねられて構成されたワイヤハーネスが複数配索されている。このワイヤハーネスが外部緩衝材と接触しないようにワイヤハーネスに樹脂成形品からなるプロテクタが外装されている。
近年、ワイヤハーネス用プロテクタは、車体の形状に合わせて長尺化する傾向にあり、このような長尺なプロテクタを一度に成形する場合には、金型が大型化する問題があった。そこで、プロテクタをその長手方向中間部で分割して別体に成形し、これら分割したプロテクタ同士を連結して一つのプロテクタを組み立てていた。このようなプロテクタの一例として、特許文献1に開示されたプロテクタについて説明する。特許文献1に開示された従来のプロテクタは、図7に示すように、第1プロテクタ102と、第2プロテクタ103と、を備え、これらの第1、及び第2プロテクタ102、103は、互いの長手方向端部における連結部で連結されている。
第1プロテクタ102は、長方形状の第1底壁121と、第1底壁121の幅方向の両縁から立設した第1両側壁122と、を有した樋形状の第1プロテクタ本体120と、第1蓋123と、を備えている。第2プロテクタ103は、長方形状の第2底壁131と、第2底壁131の幅方向の両縁から立設した第2両側壁132と、を有した樋形状の第2プロテクタ本体130と、第2蓋133と、を備えている。
この第1底壁121には、第2底壁131のリブ134に嵌合する位置決め孔124が穿設されている。また、第1両側壁122には、その内面に、第2両側壁132の左右一対のフック部135を係止するフック止め突起125が突設され、その外面に、第2両側壁132の左右一対のロック爪136を係止するロック爪係止枠部126が設けられている。また、第1両側壁122には、ロック爪係止枠部126よりも中央側に隣接して、第1蓋、及び第2蓋123、133の各々に設けられたロック部137、138を挿入係止する2個の被ロック部127、128が並設されている。
このような従来のプロテクタ101は、第1プロテクタ本体120の上面に第2プロテクタ本体130を近付け、ロック爪136をロック爪係止枠部126に挿入係止して、リブ134を位置決め孔124に挿入嵌合するとともにフック部135をフック止め突起125に係止させて、第2プロテクタ本体130を第1プロテクタ本体120に内嵌させる。そして、第1蓋、及び第2蓋123、133を第1プロテクタ本体120、第2プロテクタ本体130にそれぞれ被せて、そのロック部137、138を、第1プロテクタ本体120の被ロック部127、128に挿入係止して組み立てられていた。
実開2008−259276号公報
しかしながら、従来のプロテクタ101は、分割した第1、第2プロテクタ102、103同士を連結して1つのプロテクタを組み立てていたから、第1プロテクタ102と第2プロテクタ103との連結部に力がかかり易く、自動車の走行中の振動に耐え得る強度を確保するのが困難であるという問題があった。また、従来のプロテクタ101は、第1プロテクタ本体120に第2プロテクタ本体130を内嵌させてから、第1、及び第2蓋123、133を第1、及び第2プロテクタ本体120、130にそれぞれ被せて係止させることで組み立てられていたから、組立作業性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、連結されたプロテクタ同士の連結部の強度の向上を図りつつ、組立作業性の向上を図ったワイヤハーネス用プロテクタを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、自動車に配索されるワイヤハーネスを挿通させるワイヤハーネス用プロテクタであって、円筒状に形成された第1プロテクタと、前記第1プロテクタの長手方向端部に連結される円筒状の第2プロテクタと、を備え、前記第1プロテクタには、その長手方向端部における外面から突出して設けられた少なくとも1つのリブが設けられ、前記リブは、前記第1プロテクタ及び前記第2プロテクタの連結方向に沿って延びて形成され、前記第2プロテクタは、第1樋状部と、前記第1樋状部に組み付けられる第2樋状部と、前記第1樋状部と前記第2樋状部とを固定する固定部と、を備え、前記第1樋状部と前記第2樋状部とのうち少なくともいずれか一方には、前記リブを挿通させる貫通孔が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1プロテクタにおける前記リブ、と前記第2プロテクタにおける前記貫通孔と、のうち少なくともいずれか一方と隣設する位置に、車体固定用のブラケットが設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記第1プロテクタは、第3樋状部と、前記第3樋状部に組み付けられる第4樋状部と、で構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載の発明において、前記固定部は、前記第1樋状部と一体に設けられた係止部と、前記第2樋状部と一体に設けられて前記係止部に係止する係止受け部と、を備え、前記係止部と前記係止受け部との係止方向が、前記貫通孔の貫通方向と平行であることを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、第1プロテクタにはリブが設けられ、第2プロテクタは、第1樋状部と、第2樋状部と、これら第1、第2樋状部を組み付けた状態で固定する固定部と、を備え、これら第1樋状部または第2樋状部のうち少なくともいずれか一方には、リブが挿通される貫通孔が設けられているから、第1樋状部と第2樋状部との間に第1プロテクタが挟み込まれてリブが貫通孔内に挿通されることにより、第1プロテクタと第2プロテクタとの連結方向の移動を規制できるとともに、第1プロテクタと第2プロテクタとが相対的に回転することを規制でき、かつ、第1、及び第2プロテクタの連結部は、第1、及び第2プロテクタの長手方向端部同士が全周に亘って重ねられて二重になるから、第1、及び第2プロテクタの連結部における強度を確保できる。
また、第2プロテクタの第1樋状部と第2樋状部との間に第1プロテクタを挟み込むだけで、リブが貫通孔内に挿通され、第1樋状部と第2樋状部とが固定されて第1プロテクタと第2プロテクタとが連結されるから、従来のように、第1、及び第2蓋を第1、及び第2プロテクタ本体にそれぞれ被せて係止させる作業を省略することができ、組立け作業性を向上することができる。また、第2プロテクタが第1樋状部と、第1樋状部に組み付けられる第2樋状部と、を備えているから、第2プロテクタの内側にワイヤハーネスを挿通させる際に、ワイヤハーネスを第1樋状部と第2樋状部との間に挟み込むだけで、第2プロテクタの内側にワイヤハーネスを挿通させることができるから、より一層、組付け作業性の向上を図ることができる。また、第1プロテクタ及び第2プロテクタが分割可能に構成されているから、ワイヤハーネス用プロテクタを製造する際の金型を小さくできて第1及び、第2プロテクタの成形を容易にすることができる。
請求項2に記載の本発明によれば、リブ又はスリットと隣設する位置に、車体固定用のブラケットが設けられているから、第1及び、第2プロテクタの連結部と車体の被固定部とを近接させることができ、連結部に作用する走行中の振動を抑制することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、第1プロテクタは、第3樋状部と、第3樋状部に組み付けられる第4樋状部と、で構成されているから、第2プロテクタの内側にワイヤハーネスを挿通させる方法と同様に、ワイヤハーネスを第3樋状部と第4樋状部との間に挟み込むだけで、第1プロテクタの内側にワイヤハーネスを挿通させることができ、より一層、組付け作業性の向上を図ることができる。
請求項4に記載の本発明によれば、固定部は、第1樋状部と一体に設けられた係止部と、第2樋状部と一体に設けられて係止部に係止する係止受け部と、を備え、係止部と係止受け部との係止方向は、貫通孔の貫通方向と平行な方向、即ち同じ方向になるように形成されているから、第1樋状部と第2樋状部との間に第1プロテクタを挟み込むだけで、リブが貫通孔内に挿通され、係止部が係止受け部に係止することが連続的に行われて、第1プロテクタと第2プロテクタとが連結されるから、より一層、組付け作業性の向上を図ることができる。
本発明の一実施の形態にかかるプロテクタを示す斜視図である。 図1に示されたプロテクタの分解斜視図である。 図1に示されたプロテクタを構成する第2プロテクタの第1樋状部を示す斜視図である。 図1に示されたプロテクタを構成する第2プロテクタの第2樋状部を示す斜視図である。 図1中のI−I線に沿う断面図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 従来のプロテクタを示す斜視図である。
以下、本発明に係るワイヤハーネス用プロテクタを、図1乃至図6を参照して説明する。ワイヤハーネス用プロテクタは、図1に示すように、自動車に配索されるワイヤハーネスが、外部緩衝材と接触しないように、ワイヤハーネスに外装されるものであり、ハイブリッド車のワイヤハーネスに用いられるものである。
ワイヤハーネス用プロテクタ1は、図1、図2に示すように、内側にワイヤハーネスを挿通させる円筒状の第1プロテクタ2と、この第1プロテクタ2に連結される円筒状の第2プロテクタ3と、を備えて構成されている。第1プロテクタ2には、その長手方向端部に被重なり部21(図2に示す)が設けられ、第2プロテクタ3には、その長手方向端部に被重なり部21の外周に重なる重なり部31が設けられている。そして、これらの第1、及び第2プロテクタ2、3は、被重なり部21と重なり部31が重ねられた状態で固定される。また、第1、及び第2プロテクタ2、3における被重なり部21及び重なり部31を、総称して「連結部」と記す場合がある。
ここで、第1プロテクタ2と第2プロテクタ3との連結方向を矢印Yで示し、第1プロテクタ2の第1下側部2A(後述する)と第1上側部2B(後述する)との縁同士が合わさる上下方向、及び第2プロテクタ3の第2下側部4(後述する)と第2上側部5(後述する)との縁同士が合わさる上下方向、を矢印Zで示し、矢印Yと矢印Zとの双方に直交する方向を矢印Xで示す。
第1プロテクタ2は、図2に示すように、樋状に形成された第1下側部2A(第3樋状部)と、樋状に形成された第1上側部2B(第4樋状部)との2部材から構成されている。第1下側部2A、及び第1上側部2Bはそれぞれ、絶縁性の合成樹脂からなり、射出成形により成形されている。第1下側部2Aと第1上側部2Bは、これらの縁同士が合された状態で、図示しない固定手段で固定される。この第1上側部2Bの外面には、被重なり部21にリブ22が形成されている。リブ22は、上下方向、即ち第1プロテクタ2の径方向(矢印Z方向)に突出して形成されているとともに、第1プロテクタ2と第2プロテクタ3との連結方向(矢印Y方向)に沿って延びて形成されている。このリブ22は、図5、図6に示すように、第1プロテクタ2と第2プロテクタ3とが連結されると、その上端が、第2上側部5(後述する)の上側本体部50の外面よりも上方に位置し、かつ、枠状部52の上端よりも下方に位置している。
第2プロテクタ3は、図2、図6に示すように、第2プロテクタ本体30と、第2プロテクタ本体30の第1プロテクタ2側端部に設けられて、第1プロテクタ2の被重なり部21の外面に重なる重なり部31と、を備えて構成されている。第2プロテクタ本体30と重なり部31との間には拡径部32が、第2プロテクタ3の全周に設けられていて、第2プロテクタ本体30の内径寸法よりも、重なり部31の内径寸法が大きくなるように形成されている。第2プロテクタ本体30の内径寸法は、第1プロテクタ2の内径寸法と略等しく形成されていて、第1、及び第2プロテクタ2、3同士を連結する際に、第1プロテクタ2の先端部が、拡径部32の内面32a(図3、図6に示す)に当接されるように形成されている。また、拡径部32の外面から第2プロテクタ本体30に亘って、突状リブ33が2つ形成されている。重なり部31には、その先端部に肉厚に形成された補強リブ34が設けられている。
また、第2プロテクタ3は、図3、図4に示すように、樋状に形成された第2下側部4(第1樋状部)と、樋状に形成された第2上側部5(第2樋状部)と、を備えて構成されている。第2下側部4及び第2上側部5はそれぞれ、絶縁性の合成樹脂からなり、射出成形により成形されている。
第2下側部4は、図3に示すように、樋状に形成された下側本体部40と、重なり部31に設けられて第2上側部5の係止受け部51(後述する)に係止する一対の係止部41と、を一体に備えて構成されている。
係止部41は、図3に示すように、下側本体部40の外縁から矢印X方向に延在して形成された延在部43と、この延在部43の上面から立設して矢印X方向に弾性変形可能な撓み部44と、撓み部44の外面から突出して形成された係止突起45と、を備えて構成されている。撓み部44は、延在部43の下側本体部40から矢印X方向に離れた外縁から上方に立設して設けられている。係止突起45は、撓み部44の上端から下方に向かうに従って徐々に撓み部44から離れる方向に傾斜面45aを有して形成されているとともに、その下端は延在部43から離間して設けられている。このような係止部41は、第2下側部4と第2上側部5とが上下方向(矢印Z方向)に近付けられることにより、係止受け部51に係止する。
第2上側部5は、図4に示すように、樋状に形成された上側本体部50と、重なり部31に設けられて第2下側部4の係止部41に係止する係止受け部51と、を一体に備えて構成されている。
上側本体部50には、図5、図6に示すように、第1プロテクタ2のリブ22が挿通されるスリット50a(貫通孔)が形成されている。このスリット50aは、上下方向(矢印Z方向)に貫通しているとともに、平面視が長方形状に形成されていて、その長手方向が、第1、及び第2プロテクタ2、3の連結方向(矢印Y方向)に沿って形成されている。スリット50aは、その長手寸法が、第1プロテクタ2のリブ22の長手寸法よりも僅かに大きく形成され、その幅寸法が、リブ22の幅寸法よりも僅かに大きく形成されていて、その内側にリブ22を挿通させる。
係止受け部51は、図4に示すように、上側本体部50の外面から枠状に立設された枠状部52と、枠状部52の矢印X方向の両端部に設けられた一対の係止枠部53と、を備えている。枠状部52は、上側本体部50の外面における矢印X方向両端から上方に立設された一対の第1立設壁54と、上側本体部50の外面から立設されて一対の第1立設壁54の矢印Y方向の両端に連なる一対の第2立設壁55と、を備えて構成されている。この枠状部52の上端は、補強リブ34の上端、拡径部32の上端よりも上方に位置している。一対の第2立設壁55のうち一方は、補強リブ34とスリット50aの縁との間に設けられ、他方は、拡径部32とスリット50aの縁との間に設けられている。第2下側部4の係止部41及び、第2上側部5の係止受け部51は、特許請求の範囲に記載された『固定部』を構成する。
係止枠部53は、図4、図5に示すように、一対の第1立設壁54のそれぞれの外面における矢印Y方向の両端部から立設された一対の側壁56と、一対の側壁56の下端部同士を連結する連結壁57と、を有して構成されている。連結壁57には、その上面に、係止突起45の下面と対向可能な対向面57aが設けられている。第1立設壁54と連結壁57との間は、第2下側部4の撓み部44の撓み空間を成している。
さらに第2プロテクタ3には、第2プロテクタ本体30の重なり部31側端部に設けられて、互いに連結された第1、及び第2プロテクタ3を車体パネル(車体)に固定するためのブラケット6が設けられている。ブラケット6は、図3に示すように、第2下側部4と一体に設けられ、下側本体部40の外面から上方に立ち上がる立上部61と、立上部61の端部に連なって車体パネル(車体)の表面に重なる車体固定部62と、を有して構成されている。
続いて、ワイヤハーネス用プロテクタ1の組み立て方法について以下に説明する。まず、第1下側部2Aと第1上側部2Bとの間にワイヤハーネスを挟み込み、第1プロテクタ2を組み立て、この状態で、第1プロテクタ2の先端部を、第2プロテクタ3における第2下側部4の拡径部32の内面32aに当接させ、第2上側部5のスリット50aをリブ22に近付け、第2上側部5と第2下側部4との間に第1プロテクタ2を挟み込む。この際、リブ22が、第2上側部5のスリット50a内に挿通され、第2下側部4の撓み部44が、第2上側部5の係止受け部51の第1立設壁54と連結壁57との間に進入され、連結壁57の下端が係止突起45の傾斜面45に当接し、撓み部44が内側に撓んで、連結壁57が係止突起45を乗り上げ、乗り越えて、撓み部44が自然状態に復元することで、係止突起45の下面と係止枠部53の対向面57aとが対向して、係止部41が係止受け部51に係止する。こうして、第1、及び第2プロテクタ2、3が連結されて、ワイヤハーネス用プロテクタ1は組み立てられる。この後、ブラケット6の車体固定部62を車体パネルに重ね、ボルトを用いて、互いに連結された第1、及び第2プロテクタ2、3を車体パネルに固定する。
このようなワイヤハーネス用プロテクタ1は、第2下側部(第1樋状部)4と第2上側部(第2樋状部)5との間に第1プロテクタ2が挟み込まれてリブ22がスリット(貫通孔)50a内に挿通されることにより、第1、及び第2プロテクタ2、3との連結方向(矢印Y方向)の移動を規制できるとともに、第1プロテクタ2と第2プロテクタ3とが相対的に回転することを規制でき、かつ、第1、及び第2プロテクタ2、3の連結部21、31は、第1、及び第2プロテクタ2、3の長手方向端部同士が全周に亘って重ねられて二重になるから、第1、及び第2プロテクタ2、3の連結部21、31における強度を確保できる。
また、第2プロテクタ3の第1下側部2Aと第1上側部2Bとの間に第1プロテクタ2を挟み込むだけで、リブ22がスリット50a内に挿通され、第1下側部2Aと第1上側部2Bが固定されて第1プロテクタ2と第2プロテクタ3とが連結されるから、組立け作業性を向上することができる。また、第2プロテクタ3が第1下側部2Aと、第1下側部2Aに組み付けられる第1上側部2Bと、を備えているから、第2プロテクタ3の内側にワイヤハーネスを挿通させる際に、ワイヤハーネスを第1下側部2Aと第1上側部2Bとの間に挟み込むだけで、第2プロテクタ3の内側にワイヤハーネスを挿通させることができ、より一層、組付け作業性の向上を図ることができる。また、第1、及び第2プロテクタ2、3が分割可能に構成されているから、ワイヤハーネス用プロテクタ1を製造する際の金型を小さくできて第1及び、第2プロテクタ2、3の成形を容易にすることができる。
なお、上述した実施形態では、リブ22及び、リブ22が挿通されるスリット50aが1つずつ設けられていたが、リブ22及び、スリット50aが複数設けられてもよい。リブ22は、第1プロテクタ2の径方向に突出して設けられていればよい。また、リブ22、及びスリット50aは、第1上側部2B及び、第2上側部5にそれぞれ設けられていたが、第1下側部2A及び、第2下側部4にそれぞれ設けられていてもよく、第1上側部2B及び、第2上側部5と、第1下側部2A及び、第2下側部4の両方に設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、ブラケット6は、第2プロテクタ3に設けられていたが、第1プロテクタ2に設けられていてもよく、第1、及び第2プロテクタ2、3の両方に設けられていてもよい。また、ブラケット6は、第2下側部4に設けられていたが、第2上側部5に設けられていてもよく、第1下側部2Aに設けられていてもよく、第1上側部2Bに設けられていてもよい。即ち、ブラケット6は、リブ22及びスリット50aと、隣接する位置に設けられていればよい。
また、上述した実施形態では、固定部は、係止部41と係止受け部51とで構成され、係止受け部51は、第2上側部5と一体に形成されていた、即ち、第2上側部5は、上側本体部50と係止受け部51とを一体に備えて構成されていたが、本発明はこれに限ったものではなく、係止受け部51は、上側本体部50と別体に構成されていてもよい。即ち、係止受け部51は、枠状部52と係止枠部53とが一体に構成されていてもよい。この場合において、ワイヤハーネス用プロテクタを組み立てる際には、第1プロテクタ2の被重なり部21を、下側本体部40と上側本体部50との間に挟み込んで、リブ22をスリット50a内に挿通させた状態で、係止受け部51を、上側本体部50の上方から、第2下側部4の係止部41に近付け、係止部41と係止受け部51とを係止させてもよい。
また、本発明ワイヤハーネス用プロテクタは、ハイブリッド車等に限らず、ガソリン車(特に、アイドリングストップ機能を備えた車両)のワイヤハーネスにも適用可能である。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ワイヤハーネス用プロテクタ
2 第1プロテクタ
2A 第1下側部(第3樋状部)
2B 第1上側部(第4樋状部)
3 第2プロテクタ
4 第2下側部(第1樋状部)
5 第2上側部(第2樋状部)
41 係止部
50a スリット(貫通孔)
51 係止受け部

Claims (4)

  1. 自動車に配索されるワイヤハーネスを挿通させるワイヤハーネス用プロテクタであって、
    円筒状に形成された第1プロテクタと、
    前記第1プロテクタの長手方向端部に連結される円筒状の第2プロテクタと、を備え、
    前記第1プロテクタには、その長手方向端部における外面から突出して設けられた少なくとも1つのリブが設けられ、前記リブは、前記第1プロテクタ及び前記第2プロテクタの連結方向に沿って延びて形成され、
    前記第2プロテクタは、第1樋状部と、前記第1樋状部に組み付けられる第2樋状部と、前記第1樋状部と前記第2樋状部とを固定する固定部と、を備え、
    前記第1樋状部と前記第2樋状部とのうち少なくともいずれか一方には、前記リブを挿通させる貫通孔が設けられていることを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 前記第1プロテクタにおける前記リブと、前記第2プロテクタにおける前記貫通孔と、のうち少なくともいずれか一方と隣設する位置に、車体固定用のブラケットが設けられていることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  3. 前記第1プロテクタは、第3樋状部と、前記第3樋状部に組み付けられる第4樋状部と、で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  4. 前記固定部は、前記第1樋状部と一体に設けられた係止部と、前記第2樋状部と一体に設けられて前記係止部に係止する係止受け部と、を備え、
    前記係止部と前記係止受け部との係止方向が、前記貫通孔の貫通方向と平行であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
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