JP2014044388A - 液晶表示装置、偏光板および偏光子保護フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リタデーションが3000〜30000nmであるポリエステルフィルムの少なくとも片面に、水性ポリエステル樹脂(A)と水溶性チタンキレート化合物、水溶性チタンアシレート化合物、水溶性ジルコニウムキレート化合物、及び水溶性ジルコニウムアシレート化合物から成る群より選択される1種以上(B)とを主たる構成成分とする水系塗布液から形成される塗布層が積層された、連続的な発光スペクトルを有する白色光源をバックライト光源とする液晶表示装置用偏光子保護フィルム。
【選択図】なし
Description
項1.
リタデーションが3000〜30000nmであるポリエステルフィルムの少なくとも片面に、水性ポリエステル樹脂(A)と水溶性チタンキレート化合物、水溶性チタンアシレート化合物、水溶性ジルコニウムキレート化合物、及び水溶性ジルコニウムアシレート化合物から成る群より選択される1種以上(B)とを主たる構成成分とする水系塗布液から形成される塗布層が積層された、連続的な発光スペクトルを有する白色光源をバックライト光源とする液晶表示装置用偏光子保護フィルム。
項2.
前記(A)と(B)との混合比(A/B)が、質量換算で、10/90〜95/5である、項1に記載の偏光子保護フィルム。
項3.
水性ポリエステル樹脂(A)が、スルホン酸金属塩基を含有する芳香族ジカルボン酸成分をポリエステルの全ジカルボン酸成分に対し1〜10モル%含有する共重合ポリエステル樹脂である、項1又は2に記載の偏光子保護フィルム。
項4.
水性ポリエステル樹脂(A)のガラス転移温度が40℃以上である、項1〜3のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
項5.
ポリエステルフィルムのリタデーションと厚さ方向リタデーションの比(Re/Rth)が0.2以上である、項1〜4のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
項6.
ポリエステルフィルムが3層以上からなり、その最外層以外の層に紫外線吸収剤を含有し、380nmの光線透過率が20%以下である、項1〜5のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
項7.
塗布層上に電子線若しくは紫外線硬化型アクリル樹脂又はシロキサン系熱硬化性樹脂からなるハードコート層が更に積層された、項1〜6のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
項8.
塗布層上に防眩層、反射防止層、低反射層、低反射防眩層、反射防止防眩層及び帯電防止層からなる群より選択される1種以上の層を有する、項1〜6のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
項9.
偏光子の少なくとも片側に項1〜8のいずれかに記載の偏光子保護フィルムが積層された、連続的な発光スペクトルを有する白色光源をバックライト光源とする液晶表示装置用偏光板。
項10.
偏光子保護フィルムが、紫外線硬化型、電子線硬化型又は熱硬化型の接着剤を介して偏光子に積層されている、項9に記載の液晶表示装置用偏光板。
項11.
バックライト光源が連続的な発光スペクトルを有する白色光源であり、項9又は10に記載の偏光板を有する、液晶表示装置。
項12.
液晶に対して射出光側に配される偏光板が項9又は10に記載の偏光板である、項11に記載の液晶表示装置。
項13.
前記連続的な発光スペクトルを有する白色光源が、白色発光ダイオードである、項11又は12に記載の液晶表示装置。
偏光子の片側に複屈折性を有するポリエステルフィルムを配した場合、偏光子から出射した直線偏光はポリエステルフィルムを通過する際に乱れが生じる。透過した光はポリエステルフィルムの複屈折と厚さの積であるリタデーションに特有の干渉色を示す。そのため、光源として冷陰極管や熱陰極管など不連続な発光スペクトルを用いると、波長によって異なる透過光強度を示し、虹状の色斑が生じる(参照:第15回マイクロオプティカルカンファレンス予稿集、第30〜31項)。
本発明の偏光子保護フィルムの基材フィルムとして用いられるポリエステルフィルムは、3000〜30000nmのリタデーションを有する配向ポリエステルフィルムであることが好ましい。リタデーションが3000nm未満では、偏光子保護フィルムとして用いた場合、斜め方向から観察した時に強い干渉色を呈するため、包絡線形状が光源の発光スペクトルと相違し、良好な視認性を確保することができない。好ましいリタデーションの下限値は4500nm以上、次に好ましくは5000nm以上、より好ましくは6000nm以上、更に好ましくは8000nm以上、より更に好ましくは10000nm以上である。
ポリエステルフィルムの製造に使用可能なジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルスルホンカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、3,3−ジエチルコハク酸、グルタル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカジカルボン酸等が挙げられる。
本発明の偏光子保護フィルムは、少なくともその片面に、水性ポリエステル樹脂(A)と、水溶性のチタンキレート化合物、水溶性のチタンアシレート化合物、水溶性のジルコニウムキレート化合物、及び水溶性のジルコニウムアシレート化合物から成る群より選択される少なくとも1種(B)とを主たる構成成分とする樹脂組成物からなる塗布層を有する。当該組成物は、(A)/(B)の混合比(質量比)が10/90〜95/5であることが好ましい。
(1)まず、塗布層中のキレートまたはアシレートの残渣から塗布液中に含有させたキレートまたはアシレートの種類を同定する。
(2)次いで、塗布層中の金属元素(TiまたはZr)の含有量から、塗布液中の前記の金属キレート化合物または金属アシレート化合物の含有量を算出する。
さらに、10質量%未満であれば、アルコール類以外の有機溶剤を溶解可能な範囲で混合してもよい。但し、塗布液中のアルコール類とその他の有機溶剤との合計量は、50質量%未満とすることが好ましい。
偏光子保護フィルムの少なくとも片面の塗布層に、ハードコート層を積層して用いることができる。ハードコート層は特に限定されないが、乾燥、熱、化学反応、もしくは電子線、放射線、紫外線のいずれかを照射することによって重合、および/または反応する樹脂化合物を用いることができる。このような硬化性樹脂としては、メラミン系、アクリル系、シリコン系、ポリビニルアルコール系の硬化性樹脂が挙げられる。これらのハードコート層は、前記の電子線または紫外線硬化型アクリル樹脂またはシロキサン系熱硬化性樹脂を含むハードコート層形成用塗布液を塗布して得ることができる。塗布液は特に希釈する必要はないが、塗布液の粘度、濡れ性、塗布層の厚み等に応じて、有機溶剤により希釈してもよい。ハードコート層は、前記の偏光子保護フィルムの少なくとも片面の塗布層上にハードコート層形成用塗布液を塗布後、必要に応じて乾燥させた後、硬化型樹脂の硬化条件に合わせて、電子線または紫外線を照射し、及び加熱することにより塗布層を硬化させることにより、ハードコート層を形成する。
本発明の偏光子保護フィルムである配向ポリエステルフィルムは、偏光子との接着性の改良のために、上記塗布層が設けられる面とは反対側の面に、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂またはポリアクリル樹脂の少なくとも1種類を主成分とする易接着層を有することが好ましい。ここで、「主成分」とは易接着層を構成する固形成分のうち50質量%以上である成分をいう。易接着層の形成に用いる塗布液は、水溶性又は水分散性の共重合ポリエステル樹脂、アクリル樹脂及びポリウレタン樹脂の内、少なくとも1種を含む水性塗布液が好ましい。これらの塗布液としては、例えば、特許第3567927号公報、特許第3589232号公報、特許第3589233号公報、特許第3900191号公報、特許第4150982号公報等に開示された水溶性又は水分散性共重合ポリエステル樹脂溶液、アクリル樹脂溶液、ポリウレタン樹脂溶液等が挙げられる。
延伸温度、延伸倍率はフィルムの厚み斑に大きな影響を与えることから、厚み斑の観点からも製膜条件の最適化を行う必要がある。特にリタデーションを高くするために縦延伸倍率を低くすると、縦厚み斑の値が高くなることがある。縦厚み斑の値は延伸倍率のある特定の範囲で非常に高くなる領域があることから、この範囲を外したところで製膜条件を設定することが望ましい。
厚み斑(%)=((dmax−dmin)/d)×100
リタデーションとは、フィルム上の直交する二軸の屈折率の異方性(△Nxy=|Nx−Ny|)とフィルム厚みd(nm)との積(△Nxy×d)で定義されるパラメーターであり、光学的等方性、異方性を示す尺度である。二軸の屈折率の異方性(△Nxy)は、以下の方法により求めた。二枚の偏光板を用いて、フィルムの配向軸方向を求め、配向軸方向が直交するように4cm×2cmの長方形を切り出し、測定用サンプルとした。このサンプルについて、直交する二軸の屈折率(Nx,Ny)、及び厚さ方向の屈折率(Nz)をアッベ屈折率計(アタゴ社製、NAR−4T、測定波長589nm)によって求め、前記二軸の屈折率差の絶対値(|Nx−Ny|)を屈折率の異方性(△Nxy)とした。フィルムの厚みd(nm)は電気マイクロメータ(ファインリューフ社製、ミリトロン1245D)を用いて測定し、単位をnmに換算した。屈折率の異方性(△Nxy)とフィルムの厚みd(nm)の積(△Nxy×d)より、リタデーション(Re)を求めた。
厚さ方向リタデーションとは、フィルム厚さ方向断面から見たときの2つの複屈折△Nxz(=|Nx−Nz|)、△Nyz(=|Ny−Nz|)にそれぞれフィルム厚さdを掛けて得られるリタデーションの平均を示すパラメーターである。リタデーションの測定と同様の方法でNx、Ny、Nzとフィルム厚みd(nm)を求め、(△Nxz×d)と(△Nyz×d)との平均値を算出して厚さ方向リタデーション(Rth)を求めた。
分光光度計(日立製作所製、U−3500型)を用い、空気層を標準として各フィルムの波長300〜500nm領域の光線透過率を測定し、波長380nmにおける光線透過率を求めた。
PVAとヨウ素からなる偏光子の片側に後述する方法で作成したポリエステルフィルムを偏光子の吸収軸とフィルムの配向主軸が垂直になるように貼り付け、その反対の面にTACフィルム(富士フイルム(株)社製、厚み80μm)を貼り付けて偏光板を作成した。
得られた偏光板を、青色発光ダイオードとイットリウム・アルミニウム・ガーネット系黄色蛍光体とを組み合わせた発光素子からなる白色LEDを光源(日亜化学、NSPW500CS)とする液晶表示装置の出射光側にポリエステルフィルムが視認側(又は射出光側)になるように設置した。この液晶表示装置は、液晶セルの入射光側に2枚のTACフィルムを偏光子保護フィルムとする偏光板を有する。液晶表示装置の偏光板の正面、及び斜め方向から目視観察し、虹斑の発生有無について、以下のように判定した。なお、比較例3では白色LEDの代わりに冷陰極管を光源とするバックライト光源を用いた。
◎ : いずれの方向からも虹斑の発生無し。
○ : 斜め方向から観察した時に、一部極薄い虹斑が観察できる。
× : 斜め方向から観察した時に、明確に虹斑が観察できる。
東洋精機製作所製エレメンドルフ引裂試験機を用いて、JIS P−8116に従い、各フィルムの引裂き強度を測定した。引裂き方向はフィルムの配向主軸方向と平行となるように行ない、以下のように判定した。なお、配向軸方向の測定は分子配向計(王子計測器株式会社製、MOA−6004型分子配向計)で測定した。
○:引裂き強度が50mN以上
×:引裂き強度が50mN未満
JIS K7121に準拠し、示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ株式会社製、DSC6200)を使用して、25〜300℃の温度範囲にわたって20℃/minで昇温させ、DSC曲線から得られた補外ガラス転移開始温度をガラス転移温度とした。
ハードコート積層偏光子保護フィルムをJIS−K5400の8.5.1の記載に準拠し、ハードコート層と基材フィルムとの密着性を求める。
密着性(%)=(1−剥がれたマス目の数/100)×100
前記のハードコート積層偏光子保護フィルムを、高温高湿槽中で60℃、95RH%の環境下500時間放置し、次いで、ハードコート積層偏光子保護フィルムを取りだし、室温で12時間放置した。その後、前記(7)と同様の方法でハードコート層と基材フィルムとの密着性を求め、下記の基準でランク分けをした。
◎:100%
○:96%以上100%未満
△:80%以上96%未満
×:80%未満
前記のハードコート積層偏光子保護フィルムを10cm(フィルム幅方向)×15cm(フィルム長手方向)の面積に切り出し、試料フィルムを作成した。得られた試料フィルムのハードコート層面とは反対面に、黒色光沢テープ(日東電工株式会社製、ビニルテープ No21;黒)を貼り合わせた。この試料フィルムのハードコート面を上面にして、3波長形昼白色(ナショナル パルック、F.L 15EX-N 15W)を光源として、斜め上から目視でもっとも反射が強く見える位置関係(光源からの距離40〜60cm、15〜45°の角度)で観察した。
◎:あらゆる角度からの観察でも虹彩状色彩が見られない
○:ある角度によっては僅かに虹彩状色彩が見られる
△:僅かに虹彩状色彩が観察される
×:はっきりとした虹彩状色彩が観察される
エステル化反応缶を昇温し200℃に到達した時点で、テレフタル酸を86.4質量部およびエチレングリコール64.6質量部を仕込み、撹拌しながら触媒として三酸化アンチモンを0.017質量部、酢酸マグネシウム4水和物を0.064質量部、トリエチルアミン0.16質量部を仕込んだ。ついで、加圧昇温を行いゲージ圧0.34MPa、240℃の条件で加圧エステル化反応を行った後、エステル化反応缶を常圧に戻し、リン酸0.014質量部を添加した。さらに、15分かけて260℃に昇温し、リン酸トリメチル0.012質量部を添加した。次いで15分後に、高圧分散機で分散処理を行い、15分後、得られたエステル化反応生成物を重縮合反応缶に移送し、280℃で減圧下重縮合反応を行った。
乾燥させた紫外線吸収剤(2,2’−(1,4−フェニレン)ビス(4H−3,1−ベンズオキサジノン−4−オン)10質量部、粒子を含有しないPET(A)(固有粘度が0.62dl/g)90質量部を混合し、混練押出機を用い、紫外線吸収剤含有するポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を得た。(以後、PET(B)と略す。)
常法によりエステル交換反応および重縮合反応を行って、ジカルボン酸成分として(ジカルボン酸成分全体に対して)テレフタル酸46モル%、イソフタル酸46モル%および5−スルホナトイソフタル酸ナトリウム8モル%、グリコール成分として(グリコール成分全体に対して)エチレングリコール50モル%およびネオペンチルグリコール50モル%の組成の水分散性スルホン酸金属塩基含有共重合ポリエステル樹脂を調製した。次いで、水51.4質量部、イソプロピルアルコール38質量部、n−ブチルセルソルブ5質量部、ノニオン系界面活性剤0.06質量部を混合した後、加熱撹拌し、77℃に達したら、上記水分散性スルホン酸金属塩基含有共重合ポリエステル樹脂5質量部を加え、樹脂の固まりが無くなるまで撹拌し続けた後、樹脂水分散液を常温まで冷却して、固形分濃度5.0質量%の均一な水分散性共重合ポリエステル樹脂液を得た。さらに、凝集体シリカ粒子(富士シリシア(株)社製、サイリシア310)3質量部を水50質量部に分散させた後、上記水分散性共重合ポリエステル樹脂液99.46質量部にサイリシア310の水分散液0.54質量部を加えて、撹拌しながら水20質量部を加えて、偏光子との易接着層形成用塗布液を得た。
撹拌機、温度計、および部分還流式冷却器を具備するステンレススチール製オートクレーブに、ジメチルテレフタレート186質量部、ジメチルイソフタレート186質量部、ジメチル 5−ナトリウムスルホイソフタレート23.7部、ネオペンチルグリコール137質量部、エチレングリコール191質量部、およびテトラ−n−ブチルチタネート0.5質量部を仕込み、160℃から220℃まで、4時間かけてエステル交換反応を行った。次いで255℃まで昇温し、反応系を徐々に減圧した後、29Paの減圧下で1時間30分反応させ、共重合ポリエステル樹脂(A−1)を得た。得られた共重合ポリエステル樹脂は、淡黄色透明であった。
撹拌機、温度計と還流装置を備えた反応器に、上記で製造したポリエステル樹脂(A−1)20質量部、エチレングリコールモノブチルエーテル15質量部を入れ、100℃で加熱、撹拌し、樹脂を溶解した。樹脂が完全に溶解した後、水65質量部をポリエステル溶液に攪拌しつつ徐々に添加した。添加後、液を攪拌しつつ室温まで冷却して、固形分20質量%の乳白色のポリエステルの水分散液(B−1)を作成した。同様にポリエステル樹脂(A−1)の代わりにポリエステル樹脂(A−2)〜(A−4)を使用して、水分散液を作成し、それぞれ水分散液(B−2)〜(B−4)とした。
基材フィルム中間層用原料として粒子を含有しないPET(A)樹脂ペレット90質量部と紫外線吸収剤を含有したPET(B)樹脂ペレット10質量部を135℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した後、押出機2(中間層II層用)に供給し、また、PET(A)を常法により乾燥して押出機1(外層I層および外層III用)にそれぞれ供給し、285℃で溶解した。この2種のポリマーを、それぞれステンレス焼結体の濾材(公称濾過精度10μm粒子95%カット)で濾過し、2種3層合流ブロックにて、積層し、口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化し、未延伸フィルムを作った。この時、I層、II層、III層の厚さの比は10:80:10となるように各押し出し機の吐出量を調整した。
未延伸フィルムの厚みを変更することにより、厚み約100μmとすること以外は実施例1と同様にして一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例1と同様の方法により作製された未延伸フィルムを、加熱されたロール群及び赤外線ヒーターを用いて105℃に加熱し、その後周速差のあるロール群で走行方向に1.5倍延伸した後、実施例1と同様の方法で幅方向に4.0倍延伸して、フィルム厚み約50μmの二軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例3と同様の方法で、走行方向に2.0倍、幅方向に4.0倍延伸して、フィルム厚み約50μmの二軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例3と同様の方法で、走行方向に3.3倍、幅方向に4.0倍延伸して、フィルム厚み約75μmの二軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例1と同様の方法で、中間層に紫外線吸収剤を含有するPET樹脂(B)を用いずに、フィルム厚み50μmの一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られたフィルムは虹状の色斑は解消されたが、380nmの光線透過率が高く、光学機能性色素を劣化させる懸念がある。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例3と同様の方法で、走行方向に4.0倍、幅方向に1.0倍延伸して、フィルム厚み約100μmの一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られたフィルムはReが3000nm以上で視認性は良好であるが、機械強度はやや劣っていた。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例3と同様の方法で、走行方向に3.5倍、幅方向に3.7倍延伸して、フィルム厚み約250μmの二軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られたフィルムはReが4500nm以上であるが、Re/Rth比が0.2を下回ったため、斜め方向での極薄い虹斑が認められた。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例1と同様の方法で、走行方向に1.0倍、幅方向に3.5倍延伸して、フィルム厚み約75μmの一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例1と同様の方法を用い、未延伸フィルムの厚みを変更することにより、厚み約275μmの一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
ポリエステル水分散液(B−2)48質量部、ヒドロキシビス(ラクタト)チタンの44質量%溶液(松本製薬(株)製、TC310)15質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−2)と略記する)。この塗布液(C−2)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
ポリエステル水分散液(B−3)12質量部、ジイソプロポキシビス(トリエタノールアミナト)チタンの80質量%溶液(松本製薬(株)製、TC400)17質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−3)と略記する)。この塗布液(C−3)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
ポリエステル水分散液(B−4)24質量部、ジイソプロポキシビス(アセチルアセナト)チタンの11質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−4)と略記する)。この塗布液(C−4)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
ポリエステル水分散液(B−4)32質量部、ジルコニウムアセテート10質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−5)と略記する)。この塗布液(C−5)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
液晶表示装置の光源を有機発光ダイオード(OLED)として虹斑観察を行ったこと、及びハードコート層に粒子を添加して表面に凹凸を付与して防眩層に変えて評価を行ったこと以外は、実施例1と同様にした。
実施例3と同様の方法で、走行方向に3.6倍、幅方向に4.0倍延伸して、フィルム厚み約38μmの二軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られたフィルムはリタデーションが低く、斜め方向から観察した時に虹状の色斑が観察された。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
実施例1と同様の方法を用い、未延伸フィルムの厚みを変更することにより、厚み約10μmの一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られたフィルムは非常に裂けやすく、コシ感が無いので偏光子保護フィルムとして用いることが出来なかった。また、リタデーションも低く、虹状の色斑が観察された。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
液晶表示装置の光源を冷陰極管として虹斑観察を行った以外は、実施例1と同様にした。得られた偏光子保護フィルムに、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
ポリエステル水分散液(B−1)80質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−6)と略記する)。この塗布液(C−6)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
ポリエステル水分散液(B−1)64質量部、ブロックイソシアネート基を有する自己架橋型ポリウレタン樹脂(第一工業製薬製、エラストロンH−3)10質量部、エラストロン用触媒(第一工業製薬製、Cat64)1質量部、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−7)と略記する)。この塗布液(C−7)を用いた以外は実施例1と同様にして、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
ヒドロキシビス(ラクタト)チタンの44質量%溶液(松本製薬(株)製、TC310)40質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−8)と略記する)。この塗布液(C−8)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
ポリエステル水分散液(B−2)32質量部、ブロックイソシアネート基を有する自己架橋型ポリウレタン樹脂(第一工業製薬製、エラストロンH−3)5質量部、エラストロン用触媒(第一工業製薬製、Cat64)0.5質量部、酸化ニオブゾル10質量%水溶液(多木化学(株)製、SAM−0)64質量部、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−9)と略記する)。この塗布液(C−9)を用いた以外は実施例1と同様にして、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
固形分濃度20質量%のアクリル樹脂エマルジョン(メチルメタクリレート/エチルアクリレート/アクリル酸/N−メチロールアクリルアミド=60/40/2/4;質量比)80質量部、ジ−n−ブトキシビス(トリエタノールアミナト)チタン3.2質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−10)と略記する)。この塗布液(C−10)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設けハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
固形分濃度20質量%のアクリル樹脂エマルジョン(メチルメタクリレート/エチルアクリレート/アクリル酸/N−メチロールアクリルアミド=25/75/4/2:質量比)48質量部、チタン変性水性樹脂(松本製薬(株)製、オルガチックスWS680)6.4質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)をそれぞれ塗布液に対し1質量%、コロイダルシリカ微粒子(触媒化成工業製、カタロイドSI80P;平均粒径80nm)水分散液を樹脂固形分に対しシリカとして2質量%添加し、塗布液を調製した(以下、塗布液(C−11)と略記する)。この塗布液(C−11)を用いた以外は実施例1と同様の方法で、塗布層を有する一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。得られた偏光子保護フィルムに実施例1と同様の方法でハードコート層を設けハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
塗布層形成用塗布液を用いない以外は実施例1と同様にして未コートの一軸配向PETフィルムである偏光子保護フィルムを得た。この偏光子保護フィルムの片面に、実施例1と同様の方法でハードコート層を設け、ハードコート積層偏光子保護フィルムを得た。評価結果を表2に示す。
電子顕微鏡で観察した粒子径(幅/長さ)が0.01−0.02μm/0.05−0.1μmである、酸化チタン超微粒子(石原産業製、TTO−S−1)10質量部に水90質量部を加えて、分散器(AUTO CELL MASTER CM−200)で5000rpm、30分間分散し、濃度が10質量%の酸化チタン粒子の水分散液Aを作成した。次いで、ポリエステル水分散液(B−4)30質量部、水150質量部およびイソプロピルアルコール100質量部をそれぞれ混合し、さらにアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、ネオペレックス No6Fパウダー)を塗布液に対し1質量%添加し、ポリエステルの水性分散液Bを調整した。前記で調整した酸化チタン粒子の水分散液Aを、ポリエステルの水性分散液Bに対し30質量部添加し、塗布液を調整した。しかしながら、前記塗布液中で酸化チタン微粒子がゲル状になって沈降したため、基材フィルムへの塗布を止めた。
Claims (13)
- リタデーションが3000〜30000nmであるポリエステルフィルムの少なくとも片面に、水性ポリエステル樹脂(A)と水溶性チタンキレート化合物、水溶性チタンアシレート化合物、水溶性ジルコニウムキレート化合物、及び水溶性ジルコニウムアシレート化合物から成る群より選択される1種以上(B)とを主たる構成成分とする水系塗布液から形成される塗布層が積層された、連続的な発光スペクトルを有する白色光源をバックライト光源とする液晶表示装置用偏光子保護フィルム。
- 前記(A)と(B)との混合比(A/B)が、質量換算で、10/90〜95/5である、請求項1に記載の偏光子保護フィルム。
- 水性ポリエステル樹脂(A)が、スルホン酸金属塩基を含有する芳香族ジカルボン酸成分をポリエステルの全ジカルボン酸成分に対し1〜10モル%含有する共重合ポリエステル樹脂である、請求項1又は2に記載の偏光子保護フィルム。
- 水性ポリエステル樹脂(A)のガラス転移温度が40℃以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
- ポリエステルフィルムのリタデーションと厚さ方向リタデーションの比(Re/Rth)が0.2以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
- ポリエステルフィルムが3層以上からなり、その最外層以外の層に紫外線吸収剤を含有し、380nmの光線透過率が20%以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
- 塗布層上に電子線若しくは紫外線硬化型アクリル樹脂又はシロキサン系熱硬化性樹脂からなるハードコート層が更に積層された、請求項1〜6のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
- 塗布層上に防眩層、反射防止層、低反射層、低反射防眩層、反射防止防眩層及び帯電防止層からなる群より選択される1種以上の層を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の偏光子保護フィルム。
- 偏光子の少なくとも片側に請求項1〜8のいずれかに記載の偏光子保護フィルムが積層された、連続的な発光スペクトルを有する白色光源をバックライト光源とする液晶表示装置用偏光板。
- 偏光子保護フィルムが、紫外線硬化型、電子線硬化型又は熱硬化型の接着剤を介して偏光子に積層されている、請求項9に記載の液晶表示装置用偏光板。
- バックライト光源が連続的な発光スペクトルを有する白色光源であり、請求項9又は10に記載の偏光板を有する、液晶表示装置。
- 液晶に対して射出光側に配される偏光板が請求項9又は10に記載の偏光板である、請求項11に記載の液晶表示装置。
- 前記連続的な発光スペクトルを有する白色光源が、白色発光ダイオードである、請求項11又は12に記載の液晶表示装置。
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