JP2014043575A - ニッケル−リン被覆メモリーディスクのためのハイブリッド研磨材を含む研磨組成物 - Google Patents

ニッケル−リン被覆メモリーディスクのためのハイブリッド研磨材を含む研磨組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】小型ハードディスクのメモリーディスクに利用するための、Ni−P被覆メモリーディスクの研摩用に用いる埋め込まれた研磨材、微小うねりおよび端部ロールオフを、基材の除去速度を犠牲にすることなく最小化する、メモリーまたは硬質ディスクの研磨のための研磨組成物および方法の提供
【解決手段】(a)以下の(i)〜(iv)を含む研磨材、(i)0.8:1〜1.2:1の平均アスペクト比を有する第1のアルファアルミナ粒子、(ii)1.2:1より大きな平均アスペクト比を有する第2のアルファアルミナ粒子、(iii)ヒュームドアルミナ粒子、および(iv)湿式法シリカ粒子、ならびに(b)水、を含む研磨組成物、および、基材、特にはニッケル−リン基材を研磨する方法
【選択図】なし

Description

メモリーまたは硬質ディスクの増大した記憶容量への要求ならびに、メモリーまたは硬質ディスクの小型化(例えば、コンピュータ装置中のより小さなハードドライブへの要求のために)への傾向は、最大限の性能を確実にするための、そのようなディスクの平坦化または研磨を含む、メモリーまたは硬質ディスクの製造プロセスの重要性を強調し続けている。
半導体装置製造に関連して、幾つかの化学機械研磨(CMP)組成物および方法が存在しているけれども、ほとんどの慣用のCMP方法または商業的に入手可能なCMP組成物は、メモリーもしくは硬質ディスクの平坦化または研磨には適切でない。
用語「メモリーまたは硬質ディスク」は、電磁的な形態で情報を保持するための、いずれかの磁気ディスク、ハードディスク、硬質ディスク、またはメモリーディスクを表している。メモリーまたは硬質ディスクは、典型的にはニッケル−リンを含む表面を有しているか、しかしながらメモリーまたは硬質ディスク表面は、いずれかの他の好適な材料を含むことができる。ディスクドライブの記録ヘッドと、メモリーもしくは硬質ディスクの表面との間の距離は、記録密度が向上し、それがメモリーもしくは硬質ディスクに対して磁気ヘッドのより低い浮上高さを要求するとともに減少してきているので、メモリーまたは硬質ディスクの平坦度は向上されなければならない。磁気ヘッドのより低い浮上高さが許容されるためには、メモリーまたは硬質ディスクの表面仕上げの向上が必要とされる。
磁気ヘッドの浮上高さに影響するメモリーまたは硬質ディスクの表面特性としては、うねり(waviness)および微小うねり(microwaviness)が挙げられる。うねりおよびそり(warp)は、ディスク表面全体に亘る平坦からの全体の偏差である。表面偏差の中間的な形態が、ここでは微小うねりと表され、存在する可能性がある。微小うねりは、トランスデューシングヘッドの長さの水準である波長の範囲のディスク表面のうねりである。最近の技術を用いると、これらの波長は、概ね10〜5000ミクロンの範囲である。低い浮上ヘッド高さでは、微小うねりが、エアベアリング共鳴を起こし、それ故にヘッドとディスクの過剰な間隙調整を引き起こす可能性がある。微小うねりからもたらされる間隙調整は、そのディスク表面へのデータの貧弱な上書きを引き起こす可能性があり、そして場合によっては、ヘッドとディスク表面との衝突さえも引き起こし、ディスク表面および/または記録ヘッドの損傷をもたらす可能性がある。
メモリーまたは硬質ディスクの研磨の間に、典型的にはそのディスクの端部は、ディスクの残りの表面よりも、研摩用具からより高い圧力を受け、それがディスクの端部における湾曲した、または丸みのある輪郭を招く。丸みを帯びた端部領域は、当技術分野では、端部ロールオフ(roll-off)、摩擦落ち(rub-off)またはダブオフ(dub-off)として知られている。ディスク上のこのような丸みを帯びた領域は、記録には不適当である。
通常は、メモリーまたは硬質ディスクのための研磨組成物は、基材の除去速度を増大させるための研磨材を含んでいる。また、高い除去速度は、研摩パッドの基材への下方への力の増加によって達成される。しかしながら、下方への力の増加は、研摩剤粒子が、基材表面に埋め込まれるようになることを招き、結果として微小うねりおよび表面粗さに悪影響を与える。
当技術分野では、埋め込まれた研磨材、微小うねりおよび端部ロールオフを、基材の除去速度を犠牲にすることなく最小化する、メモリーまたは硬質ディスクの研磨のための研磨組成物および方法への要求がなお存在している。
本発明は、(a)以下の(i)〜(iv)を含む研磨材、(i)0.8:1〜1.2:1の平均アスペクト比を有する第1のアルファアルミナ粒子、(ii)1.2:1より大きな平均アスペクト比を有する第2のアルファアルミナ粒子、(iii)ヒュームドアルミナ粒子、および(iv)湿式法シリカ粒子、ならびに(b)水、を含む研磨組成物を提供する。
本発明は、基材を研磨する方法を提供し、この方法は、(i)基材、特には、ニッケル−リンの少なくとも1層を含む基材を準備すること、(ii)研磨パッドを準備すること、(iii)本発明の研磨組成物を準備すること、(iv)この基材の表面を研摩パッドおよび研磨組成物と接触させること、ならびに(v)基材の表面の少なくとも1部を研摩して、基材の少なくとも一部、特にはニッケル−リンの少なくとも一部、を基材の表面からを除去して、そして基材の表面を研磨すること、を含んでいる。
図1は、0.8:1〜1.2:1の平均アスペクト比を有するアルファアルミナ粒子の走査型電子顕微鏡(SEM)画像である。
図2は、1.2:1より大きな平均アスペクト比を有するアルファアルミナ粒子のSEM画像である。
本発明は、研磨材および水を含む、研磨材および水から本質的になる、あるいは、研磨材および水からなる、研磨組成物を提供する。この研磨材は、(i)0.8:1〜1.2:1の平均アスペクト比を有する第1のアルファアルミナ粒子、(ii)1.2:1より大きな平均アスペクト比を有する第2のアルファアルミナ粒子、(iii)ヒュームドアルミナ粒子、および(iv)湿式法シリカ粒子、を含む、から本質的になる、あるいは、からなる。
アルファアルミナ粒子は、約50質量%以上のアルミナのアルファ多形体を含むアルミナ粒子を表しており、その多形体は、典型的には高温、例えば1400℃超で形成される。
本研磨組成物は、0.8:1〜1.2:1の平均アスペクト比を有する第1のアルファアルミナ粒子を含んでいる。用語、アスペクト比は、研磨材粒子の技術分野において一般的に知られており、そして幅に対する長さの比、または断面(例えば、直径)に対する長さの比、または不規則形状の粒子が問題である場合には、最小の断面寸法に対する最大の断面寸法の比を表している。
第1および第2のアルファアルミナ粒子のアスペクト比は、例えば、随意選択的に、画像解析ソフトウエア、例えば、Media Cybernetic LP(シルヴァースプリング、メリーランド州)によって市販されているIMAGE-PRO PLUS画像解析ソフトウエアに支援された光学顕微鏡を用いて、当業者は容易に測定することができる。例えば、研磨材粒子のアスペクト比の特性を決定するために、一定量の研磨材粒子の代表的な試料の二次元の輪郭を、画像解析に用いることができる。
図1および2は、異なるアスペクト比を有するアルファアルミナ粒子間の物理的な外観の差異を描写している。具体的には、図1は、0.8:1〜1.2:1の平均アスペクト比を有するアルファアルミナ粒子の走査型電子顕微鏡(SEM)画像である。図2は、1.2:1より大きな平均アスペクト比を有するアルファアルミナ粒子のSEM画像である。
第1のアルファアルミナ粒子は、0.8:1以上、0.9:1以上、1:1以上、1.05:1以上、または1.1:1以上の平均アスペクト比を有することができる。あるいは、もしくは、更には、第1のアルファアルミナ粒子は、1.2:1以下、1.1:1以下、または1:1以下の平均アスペクト比を有することができる。従って、第1のアルファアルミナ粒子は、上記の端点のいずれかの2つによって定められた平均アスペクト比を有することができる。例えば、第1のアルファアルミナ粒子は、0.8:1〜1.1:1、0.9:1〜1:1、または1.05〜1:1の平均アスペクト比を有することができる。
第1のアルファアルミナ粒子は、いずれかの好適な粒子径を有することができる。概ね球形の粒子の粒子径は、その粒子の直径である。いずれかの非球形の粒子の粒子径は、その粒子を取り囲む最小球形の直径である。第1のアルファアルミナ粒子は、50nm以上、100nm以上、200nm以上、300nm以上、400nm以上、または450nm以上の平均粒子径(例えば、平均粒子直径)を有することができる。あるいは、もしくは、更には、第1のアルファアルミナ粒子は、800nm以下、700nm以下、600nm以下、500nm以下、または450nm以下の平均粒子径を有することができる。従って、第1のアルファアルミナ粒子は、上記の端点のいずれかの2つによって定められる平均粒子径を有することができる。例えば、第1のアルファアルミナ粒子は、50〜500nm、200〜500nm、300〜600nm、300〜700nm、450〜600nm、または400〜700nmの平均粒子径を有することができる。
本研磨組成物は、いずれかの好適な量の第1のアルファアルミナ粒子を含むことができる。本研磨組成物は、0.01質量%以上、0.05質量%以上、0.1質量%以上、または0.3質量%以上の第1のアルファアルミナ粒子を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、本研磨組成物は、5質量%以下、3質量%以下、1質量%以下、0.8質量%以下、または0.5質量%以下の第1のアルファアルミナ粒子を含むことができる。従って、本研磨組成物は、上記の端点のいずれかの2つで定められる量の第1のアルファアルミナを含むことができる。例えば、本研磨組成物は、0.01〜5質量%、0.1〜3質量%、0.3〜0.8質量%、または0.1〜0.8質量%の第1のアルファアルミナ粒子を含むことができる。
本研磨組成物は、1.2:1より大きな平均アスペクト比を有する第2のアルファアルミナを含んでいる。第2のアルファアルミナ粒子は、1:2以上、1.3:1以上、1.5:1以上、2:1以上、または2.5:1以上の平均アスペクト比を有することができる。あるいは、もしくは、更には、第2のアルファアルミナ粒子は、5:1以下、4::1以下、または3:1以下の平均アスペクト比を有することができる。従って、第2のアルファアルミナ粒子は、上記の端点のいずれかの2つで定められる平均アスペクト比を有することができる。例えば、第2のアルファアルミナ粒子は、1.3:1〜5:1、1.3:1〜5:1、または2:1〜4:1の平均アスペクト比を有することができる。
第2のアルファアルミナ粒子は、いずれかの好適な粒子径を有することができる。第2のアルファアルミナ粒子は、20nm以下、30nm以下、40nm以下、50nm以下、または75nm以下の平均粒子径(例えば、平均粒子直径)を有することができる。あるいは、もしくは、更には、第2のアルファアルミナ粒子は、500nm以下、400nm以下、300nm以下、250nm以下、または200nm以下の平均粒子径を有することができる。従って、第2のアルファアルミナ粒子は、上記の端点のいずれかの2つで定められる平均粒子径を有することができる。例えば、第2のアルファアルミナ粒子は、20〜500nm、30〜500nm、30〜400nm、50〜300nm、50〜250nm、75〜250nmまたは75〜200nmの平均粒子径を有することができる。
本研磨組成物は、いずれかの好適な量の第2のアルファアルミナ粒子を含むことができる。本研磨組成物は、0.01質量%以上、0.05質量%以上、0.1質量%以上、または0.3質量%以上の第2のアルファアルミナ粒子を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、本研磨組成物は、5質量%以下、3質量%以下、1質量%、0.8質量%以下、または0.5質量%以下の第2のアルファアルミナ粒子を含むことができる。従って、本研磨組成物は、上記の端点のいずれかの2つで定められる量で、第2のアルファアルミナ粒子を含むことができる。例えば、本研磨粒子組成物は、0.01〜5質量%、0.1〜3質量%、0.3〜0.8質量%、または0.1〜0.8質量%の第2のアルファアルミナ粒子を含むことができる。
研磨材は、0.1:1以上、0.3:1以上、0.5:1以上、または0.7:1以上の、第2のアルファアルミナ粒子に対する第1のアルファアルミナ粒子の質量比を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、第2のアルファアルミナ粒子に対する第1のアルファアルミナ粒子の質量比は、1.3:1以下、1.1:1以下、1:1以下、0.9:1以下、または0.8:1以下であることができる。従って、第2のアルファアルミナ粒子に対する第1のアルファアルミナ粒子の質量比は、上記の端点のいずれかの2つによって定めることができる。例えば、第2のアルファアルミナ粒子に対する第1のアルファアルミナ粒子の質量比は、0.1:1〜1:1、0.3:1〜1:1、0.5:1〜1:1、0.5:1〜1.1:1、または0.7:1〜0.9:1であることができる。
本研磨組成物は、ヒュームドアルミナ粒子を含んでいる。ヒュームドアルミナは、酸化アルミニウムの非晶形である。ヒュームドアルミナは、凝集体構造を有しており、それは、概ね球形の一次粒子が、一次粒子の鎖状の凝集体に結合している。一次粒子は、共有結合および静電的相互作用によって、互いに結合しており、そして典型的には、例えば機械的エネルギーの投入、例えば高せん断混合、による分解に抵抗力がある。複数のヒュームドアルミナ凝集体は、集塊の形態に、より緩やかに結合していることができる。集塊は、その成分の凝集体へと、容易に分解される。ヒュームドアルミナの粒子径は、一次粒子の凝集体(個々の一次粒子または複数の凝集体の集塊ではなく)を含む、最小の球形の直径を表している。
ヒュームドアルミナ粒子は、いずれかの好適な平均粒子径(すなわち、平均粒子直径)を有することができる。ヒュームドアルミナ粒子は、30nm以上、40nm以上、50nm以上、70nm以上、または100nm以上の平均粒子径を有することができる。あるいは、もしくは、更には、ヒュームドアルミナ粒子は、250nm以下、230nm以下、210nm以下、190nm以下、または150nm以下の平均粒子径を有することができる。従って、ヒュームドアルミナ粒子は、上記の端点のいずれかの2つで定められる平均粒子径を有することができる。例えば、ヒュームドアルミナ粒子は、30〜250nm、30〜230nm、50〜190nm、70〜150nm、または100〜150nmの平均粒子径を有することができる。
本研磨組成物は、いずれかの好適な量のヒュームドアルミナ粒子を含むことができる。本研磨組成物は、0.01質量%以上、0.05質量%以上、0.1質量%以上、または0.3質量%のヒュームドアルミナ粒子を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、本研磨組成物は、5質量%以下、3質量%以下、1質量%以下、0.8質量%以下、または0.5質量%以下のヒュームドアルミナ粒子を含むことができる。従って、本研磨組成物は、ヒュームドアルミナ粒子について列挙した上記の端点のいずれかの2つで定められる量のヒュームドアルミナ粒子を含むことができる。例えば、本研磨組成物は、0.01〜5質量%、0.1〜3質量%、0.3〜0.8質量%、または0.1〜0.8質量%のヒュームドアルミナ粒子を含むことができる。
本研磨組成物は、湿式法シリカ粒子(例えば、縮合重合または沈降シリカ粒子)を含んでいる。縮合重合シリカ粒子は、典型的には、Si(OH)を縮合してコロイド状粒子を形成することによって調製され、コロイド状粒子は、約1nm〜約1000nmの範囲の平均粒子径を有すると規定される。このような湿式法シリカ粒子は、米国特許第5,230,833号明細書に従って調製することができ、またはいずれかの種々の商業的に入手可能な製品、例えば、Akzo-Nobel Bindzil 50/80製品、Nalco DVSTS006製品、およびFuso PL 2製品、ならびにDuPont、Bayer、Applied Research、Nissan Chemical、およびClariantから入手可能な他の同様の製品、として得ることができる。
湿式法シリカ粒子は、いずれかの好適な平均粒子径(すなわち、平均粒子直径)を有することができる。湿式法シリカ粒子は、4nm以上、10nm以上、15nm以上、20nm以上、または25nm以上の平均粒子径を有することができる。あるいは、もしくは、更には、湿式法粒子は、180nm以下、120nm以下、110nm以下、100nm以下、90nm以下、80nm以下、70nm以下、60nm以下、50nm以下、または40nm以下の平均粒子径を有することができる。従って、湿式法シリカ粒子は、上記の端点のいずれか2つで定められる平均粒子径を有することができる。例えば、湿式法シリカ粒子は、10〜100nm、20〜100nm、20〜80nm、20〜60nm、または20〜40nmの平均粒子径を有することができる。
本研磨組成物は、いずれかの好適な量の湿式法シリカを含むことができる。本研磨組成物は、0.5質量%以上、1質量%以上、2質量%以上、または5質量%以上の湿式法シリカ粒子を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、本研磨組成物は、25質量%以下、20質量%以下、15質量%以下、10質量%以下、8質量%以下、6質量%以下、または5質量%以下の湿式法シリカ粒子を含むことができる。従って、本研磨組成物は、上記の端点のいずれか2つで定められる量の湿式法シリカ粒子を含むことができる。例えば、本研磨組成物は、0.5〜20質量%、1〜15質量%、5〜15質量&、または0.5〜5質量%の湿式法シリカ粒子を含むことができる。
研磨材は、いずれかの好適な量の第1のアルファアルミナ粒子、第2のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ粒子、および湿式法シリカを含むことができる。例えば、研磨材は、本研磨組成物中の研磨材の総質量を基準として、1〜10質量%の第1アルファアルミナ粒子、10〜60質量%の第2のアルファアルミナ粒子、5〜20質量%のヒュームドアルミナ粒子、および20〜60質量%の湿式法シリカを含むことができる。
本研磨組成物は、好ましくは、いずれかの他の形態のアルミナ、例えば、ここに記載した第1および第2のアルファアルミナ粒子およびヒュームドアルミナ粒子以外のアルミナ粒子、を含まない。同様に、本研磨組成物は、好ましくは、いずれかの他の形態のシリカ、例えば、ここに記載された湿式法シリカ粒子以外のシリカ粒子、を含まない。更に、本研磨組成物は、好ましくは、ここに記載したアルミナおよびシリカ粒子以外のいずれかの研磨材、すなわちここに記載した第1および第2のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ粒子、および湿式シリカ粒子以外の研磨材粒子を含まない。
好ましくは、研磨材は、研磨組成物中でコロイド状に安定である。用語、コロイドは、液状担体(例えば、水)中の粒子の懸濁液を表す。コロイド状に安定とは、時間の経過における懸濁の維持を表している。本発明の文脈では、研磨材が、100mLのメスシリンダ中に容れて、そして撹拌なしに、2時間に亘って放置し、このメスシリンダの底部50mL中の粒子の濃度( g/mLで[B] )と、メスシリンダの上部50mL中の粒子の濃度(g/mLで[T])との間の差を、研磨材組成物中の粒子の初期濃度(g/mLで[C])で割り算した値が、0.5以下である(すなわち、{[B]−[T]}/[C]≦0.5)場合には、研磨材はコロイド状に安定であると考えられる。より好ましくは、[B]−[T]/[C]の値は、0.3以下であり、そしてより好ましくは0.1以下である。
本研磨組成物は、いずれかの好適な量の研磨材を含むことができる。本研磨組成物は、0.5質量%以上、1質量%以上、2質量%以上、または5質量%以上の研磨材を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、本研磨組成物は、25質量%以下、20質量%以下、15質量%以下、10質量%以下、8質量%以下、6質量%以下、または5質量%以下の研磨材を含むことができる。従って、本研磨組成物は、上記の端点のいずれかの2つによって定められる量の研磨材を含むことができる。例えば、本研磨組成物は、0.5〜20質量%、1〜15質量%、5〜15質量%、または0.5〜5質量%の研磨材を含むことができる。
本研磨組成物は、水を含んでいる。水は、研摩または平坦化される好適な基材の表面への研磨材粒子の適用を促進するように用いることができる。好ましくは、水は、脱イオン水である。
本研磨組成物は、いずれかの好適なpHを有することができる。本研磨組成物は、望ましくは、酸性のpH,すなわち、7未満のpHを有している。好ましくは、本研磨組成物は、6以下(例えば、5以下)のpHを有している。更により好ましくは、本研磨組成物は、1〜4(例えば2〜4)のpHを有している。本研磨組成物は、随意選択的に、pH調節剤、例えば、水酸化カリウム、水酸化アンモニウムおよび/または硝酸を含んでいる。また、本研磨組成物は、随意選択的にpH緩衝系を含んでいる。多くのそのようなpH緩衝系が、当技術分野では知られている。pH緩衝剤は、いずれかの好適な緩衝剤、例えば、重炭酸塩炭酸塩緩衝系、アミノアルキルスルホン酸など、であることができる。本研磨組成物は、本研磨組成物のpHを、好適な範囲内に達せしめ、および/または維持するのに好適な量が用いられる限り、いずれかの好適な量のpH調節剤および/またはpH緩衝剤を含むことができる。
本研磨組成物は、随意選択的に、少なくとも1種の酸化剤を更に含むことができる。この酸化剤の機能は、基材、例えば、例としてニッケル−リンを含む1つの層もしくは複数の層、の少なくとも一部を酸化することである。酸化剤は、いずれかの好適な酸化剤であることができる。好適な酸化剤の限定するものではない例としては、過酸化水素、過硫酸塩(例えば、過硫酸アンモニウム)、第二鉄塩(例えば、硝酸第二鉄)、過酸化水素の固体形態およびそれらの組合わせ、が挙げられる。過酸化水素の固体形態としては、過炭酸ナトリウム、過酸化カルシウム、および過酸化マグネシウムが挙げられ、それらは、水に溶解した時に、遊離の過酸化水素を放出する。好ましくは、酸化剤は、過酸化水素である。
本研磨組成物は、いずれかの好適な量の酸化剤を含むことができる。本研磨組成物は、0.01質量%以上、0.5質量%以上、0.1質量%以上、1質量%以上、または1.5質量%以上の酸化剤を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、本研磨組成物は、10質量%以下、5質量%以下、3質量%以下、2質量%以下、または1.5質量%以下の酸化剤を含むことができる。従って、本研磨組成物は、上記の端点のいずれかの2つで定められる量の酸化剤を含むことができる。例えば、本研磨組成物は、0.01〜10質量%、0.5〜5質量%、0.1〜3質量%、1.5〜3質量%、または1.5〜2質量%の量の酸化剤を含むことができる。
本研磨組成物は、随意選択的に、少なくとも1種の、ニッケルに対するキレート化剤を更に含んでいる。このキレート化剤は、ニッケルに対するいずれかの好適なキレート化剤であることができる。好適なキレート化剤の限定するものではない例としては、アミノ酸(例えば、グリシン)および有機カルボン酸(例えば、ニコチン酸および酒石酸)が挙げられる。
本研磨組成物は、いずれかの好適な量のキレート化剤を含むことができる。本研磨組成物は、0.01質量%以上、0.5質量%以上、0.1質量%以上、1質量%以上、または1.5質量%以上のキレート化剤を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、本研磨組成物は、10質量%以下、5質量%以下、3質量%以下、2質量%以下、または1.5質量%以下のキレート化剤を含むことができる。従って、本研磨組成物は、上記の端点のいずれかの2つで定められる量のキレート化剤を含むことができる。例えば、本研磨組成物は、0.01〜10質量%、0.5〜5質量%、0.1〜3質量%、1.5〜3質量%、または1.5〜2質量%の量のキレート化剤を含むことができる。
本研磨組成物は、随意選択的に、少なくとも1種のノニオン性界面活性剤を更に含むことができる。このノニオン性界面活性剤は、いずれかの好適なノニオン性界面活性剤であることができる。好適なノニオン性界面活性剤としては、シロキサン単位、エチレンオキシド単位および/またはプロピレンオキシド単位を含む共重合体界面活性剤が挙げられ、それらは、直鎖、ペンダントまたはトリシロキサン構造を有することができる。好適なノニオン性界面活性剤の限定するものではない例としては、アルキルフェノールエトキシレート(例えば、ノニルフェノールエトキシレート)、アルコールエトキシレート、シロキサンエトキシレートなど、が挙げられる。好ましくは、ノニオン性界面活性剤としては、ノニルフェノールエトキシレート、例えば、Dow Corning(ミッドランド、ミシガン州)から入手可能なTergitol NPシリーズ、およびシロキサンエトキシレート、例えば、General Electric(スケネクタディ、ニューヨーク州)から入手可能なSilwetシリーズ、が挙げられる。
本研磨組成物は、いずれかの好適な量のノニオン性界面活性剤を含むことができる。本研磨組成物は、0.01質量%以上、0.5質量%以上、0.1質量%以上、1質量%以上、または1.5質量%以上のノニオン性界面活性剤を含むことができる。あるいは、もしくは、更には、本研磨組成物は、10質量%以下、5質量%以下、3質量%以下、2質量%以下、または1.5質量%以下のノニオン性界面活性剤を含むことができる。従って、本研磨組成物は、上記の端点のいずれかの2つで定められる量のノニオン性界面活性剤を含むことができる。例えば、本研磨組成物は、0.01〜10質量%、0.5〜5質量%、0.1〜3質量%、1.5〜3質量%、または1.5〜2質量%のノニオン性界面活性剤を含むことができる。
本研磨組成物は、随意選択的に、1種もしくは2種以上の他の添加剤を更に含むことができる。そのような添加剤としては、界面活性剤および/またはレオロジー調節剤、消泡剤、および殺生物剤が挙げられる。添加剤は、本研磨組成物中に、いずれかの好適な濃度で存在することができる。そのような添加剤としては、いずれかの好適な分散剤、例えば、1種もしくは2種以上のアクリル系モノマー、それの組合わせ、およびそれらの塩を含む、単独重合体、またはランダム、ブロックもしくは傾斜アクリレート共重合体(例えば、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ビニルアクリレートおよびスチレンアクリレート)を挙げることができる。殺生物剤は、いずれかの好適な殺生物剤、例えば、イソチアゾリンオン殺生物剤であることができる。
本発明の研磨組成物は、いずれかの好適な技術によって調製することができ、それらの多くが、当業者には知れられている。本研磨組成物は、バッチまたは連続プロセスで調製することができる。通常は、本研磨組成物は、その成分を、いずれかの順番で組み合わせることによって調製することができる。ここで用いられる用語「成分」は、それぞれの原料(例えば、第1のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ粒子、研磨材、水など)ならびに、原料のいずれかの組合わせ(例えば、研磨材、水、酸化剤、キレート化剤など)を包含している。
例えば、研磨材は、水の中に分散されていることができる。酸化剤、キレート化剤、およびノニオン性界面活性剤を、本研磨組成物中にこれらの成分を混合することができるいずれかの方法によって加え、そして混合することができる。基材の研磨をもたらすように除去される1種もしくは2種以上の材料の除去速度を向上させる他の化合物も、本研磨組成物の調製において同様に用いることができる。本研磨組成物は、1種または2種以上の成分、例えばpH調節成分、を本研磨組成物に、使用の直前(例えば、使用の前の約7日間内に、または使用の前の約1時間内に、または使用の前の約1分間内に)加えることによって、使用の前に調製することができる。また、本研磨組成物は、これらの成分を、研摩操作の間に、基材の表面で混合することによって調製することができる。
また、本研磨組成物は、濃縮物とし提供することができ、それは、使用の前に、適当な量の水で希釈されることが意図されている。そのような場合には、本研磨組成物濃縮物は、例えば研磨材および水を、この濃縮物の適当な量の水での希釈によって、本研磨組成物のそれぞれの成分が、研摩組成物中に、それぞれの成分について上記で記載した適切な範囲内の量で存在するように、含有することができる。更には、当業者には理解されるように、この濃縮物は、最終的な研磨組成物中に存在する水の適当な一部を、これらの成分および他の好適な添加剤が、この濃縮物中に少なくとも部分的に、もしくは完全に溶解しているように、含有することができる。
本発明は、(i)基材、例えば少なくとも1つのニッケル−リン層を含む基材、を準備すること、(ii)研磨パッドを準備すること、(iii)ここに記載したような研磨組成物を準備すること、(iv)この基材の表面を、研摩パッドおよび研磨組成物と接触させること、ならびに(v)この基材の表面の少なくとも一部を、この基材の表面の少なくとも一部を除去するように、例えば、少なくとも一部のニッケル−リンを、この基材の表面から除去して、そしてこの基材の表面を研磨するように、研摩すること、を含む、基材の研磨方法を提供する。
本発明の研磨方法は、化学機械研磨装置と組合わせての使用に特に好適である。典型的には、この装置は、プラテン(これは、使用時に、作動して、そして軌道の、直線状の、または環状の動きをもたらす速度を有している)、プラテンと接触し、そして動作時にプラテンと共に動く研磨パッド、ならびに基材を研摩パッドの表面に対して接触させ、そして動かすことによって研磨される基材を保持する支持体を含んでいる。基材の研磨は、この基材を、研磨パッドおよび本発明の研磨組成物と接触させ、そして次いでこの研磨パッドを基材に対して動かして、基材の少なくとも一部を研摩して、基材を研磨することによって発生する。
基材は、いずれかの好適な研磨パッド(例えば、研摩表面)とともに研磨組成物で研磨することができる。好適な研磨パッドとしては、例えば、織物および不織研磨パッドが挙げられる。更には、好適な研磨パッドは、種々の密度、硬度、厚さ、圧縮性、圧縮に対する回復の能力、および圧縮弾性率のいずれかの好適なポリマーを含むことができる。好適なポリマーとしては、例えばポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル、ナイロン、フルオロカーボン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリアミン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン、それらの共形成された製品(coformed products)、およびそれらの混合物、が挙げられる。硬質ポリウレタン研磨パッドは、本発明の研磨方法に関連して、特に有用である。
望ましくは、化学機械研磨装置は、その場での(in situ)終点検知システムを更に含んでおり、その多くが当技術分野で知られている。研磨されている基材の表面から反射される分析光または他の輻射線によって、研磨プロセスを検査および監視する技術は、当技術分野で知られている。そのような方法は、例えば、米国特許第5,196,353号明細書、第5,433,651号明細書、第5,609,511号明細書、第5,643,046号明細書、第5,658,183号明細書、第5,730,642号明細書、第5,838,447号明細書、第5,872,633号明細書、第5,893,796号明細書、第5,949,927号明細書、および第5,964,643号明細書中に記載されている。望ましくは、研磨されている基材に関する研磨プロセスの進行の検査または監視は、研磨終点の決定、すなわち、特定の基材に対する研磨プロセスを、何時終了するかの決定を可能にする。
以下の例は、本発明を更に説明するが、しかしながら、勿論のこと、その範囲を限定するものとは決して解釈してはならない。
これらの例において示されたこれらの研磨実験は、CR200研磨パッド(Ceiba Technologiesから入手可能である)に対して9.51kPa(1.38psi)の下向きの力の圧力で、特に断りのない限り、20〜30rpmのプラテン速度、および25〜30rpmの支持体速度での、商業的に入手可能な研磨装置の使用を含んでいる。
光学表面分析計(OSA)アルミナカウントを、斜めおよび直角の入射角に調節した2つの独立したレーザー波長(405nmおよび660nm)を用いて、OSA Candela 6100(KLA Tencorから入手可能である)によって、60秒間に亘る、P2 KISS buffer工程の後に測定した。OSAアルミナカウントは、埋め込まれたアルミナ粒子の量の間接的な測定である。
ディスク表面の粗さ測定は、Texture Measurement System(TMS)によって測定したが、これは670nmの波長を有するクラスIIレーザーを装備したスキャタロメーターが組み込まれている。
基材の表面の、微小うねり、短い微小うねり、および低周波粗さ(LF−Ra)測定は、200〜1450μm、80〜500μm、および20〜200μmのそれぞれの波長で、Zygo干渉計を用いて測定した。
例1
研磨組成物を、0.7質量%の、2〜2.7:1の平均アスペクト比を有する第2のアルファアルミナ粒子、0.18質量%のヒュームドアルミナ粒子、2.63質量%の、80m/gの平均表面積を有するコロイド状シリカ粒子、0.8質量%の過酸化水素、および0.0108質量%のオルガノシロキサン、そして残りは水で調製した。第2のアルファアルミナ粒子は、350nmの平均粒子径を有していた。この研磨組成物は、異なる研磨条件下で、ニッケル−リン(Ni−P)基材を研磨するのに用いた。研摩パラメータとしては、表1中に示したように、12秒間の下降(ramp down)時間および下方に向けた力、および水洗浄時間が挙げられる。
ニッケル−リン基材の除去速度(RR)を、それぞれの研磨条件の組合わせについて測定し、そして表1中に示した。更に、結果として得られたニッケル−リン基材は、埋め込まれたアルミナ粒子(OSAカウント)、微小うねり、および粗さ(TMS Ra)について評価し、その結果を表1中に示した。
表1に示したデータから明らかなように、除去速度は、下向きの力の関数として増加した。例えば、他が同じ条件では、下向きの力が7.24kPaから9.51kPaへ、11.72kPaへと増加するに連れて、基材の除去速度は、37.88オングストローム/分から、41.48オングストローム/分へ、42.81オングストローム/分へと増加した。しかしながら、他が同じ条件で、下向きの力が、7.24kPaから9.51kPaへ、11.72kPaへと増加するに連れて、基材中に埋め込まれたアルミナ粒子の数は、望ましくないが、847から、1187へ、2474へと増加した。下向きの力が、9.51kPaで一定に保持され、そして水での洗浄時間が、12秒間から、30秒間へ、60秒間へと増加した場合には、基材の除去速度は増加し、そして基材中に埋め込まれたアルミナ粒子の数は、基材表面の微小うねりおよび粗さとともに、減少した。
例2
研磨組成物2A〜2Hは、表2中に示した量の、1〜1.1:1の平均アスペクト比を有する第1のアルミナ粒子、2〜2.7:1の平均アスペクト比を有する第2のアルファアルミナ粒子、および湿式法シリカ粒子で調製した。更に、研磨組成物2A〜2Hは、0.18質量%の、130nmの平均粒子径を有するヒュームドアルミナ粒子、0.8質量%の酒石酸、0.6質量%の過酸化水素、および0.0108質量%オルガノシロキサンを含んでいる。
この研磨組成物を、同様の条件下で、ニッケル−リン基材を研磨するのに用いた。結果として得たニッケル−リン基材は、研磨後とバフ研磨後の両方の埋め込まれたアルミナ粒子(OSAカウント)について評価し、そして表2中に示した。
研磨組成物2A〜2Dは、研磨組成物2A〜2Dが、350nmの平均粒子径の第2のアルファアルミナ粒子を用いているが、一方で研磨組成物2E〜2Hは500nmの平均粒子径の第2のアルファアルミナ粒子を用いている以外は、それぞれ研磨組成物2E〜2Hと同様である。研摩組成物2A〜2Dおよび研磨組成物2E〜2Hのそれぞれの群の中では、1つの研磨組成物だけが、研磨材として、第二のアルファアルミナ粒子およびヒュームドアルミナ粒子を用いており(研磨組成物2Aおよび2E)、1つの研磨組成物だけが、研磨材として、第1および第2のアルファアルミナ粒子およびヒュームドアルミナ粒子を用いており(研磨組成物2Bおよび2F)、1つの研磨組成物だけが、研磨材として、第2のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ粒子、および湿式法シリカ粒子を用いており(研磨組成物2Cおよび2G)、そして1つの研磨組成物は、研磨材として、第1および第2のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ粒子、ならびに湿式法シリカ粒子を用いている(研磨組成物2Dおよび2H)。
表2中に示したデータから明らかなように、研磨材が第1のアルファアルミナ粒子を含んでいない場合には、研磨後およびバフ研磨後の基材の欠陥カウントは、研磨材が、ヒュームドアルミナ粒子に加えて、第1のアルファアルミナ粒子および第2のアルファアルミナ粒子の両方を含む場合によりも大きい(研磨組成物2Aおよび2B、研磨組成物2Cおよび2D、研磨組成物2Eおよび2F、ならびに研磨組成物2Gおよび2Hを比較のこと)。更に、研磨材が、湿式法シリカ粒子を含んでいない場合には、研磨後およびバフ研磨後の基材の欠陥カウントは、少なくとも、第2のアルミナ粒子が、350nmの平均粒子径を有する場合には、研磨材が、第2のアルファアルミナ粒子およびヒュームドアルミナ粒子に加えて、湿式法シリカ粒子を含む場合よりも大きい(研磨組成物2Aおよび2C、ならびに研磨組成物2Bおよび2Dを比較のこと)。
例3
研磨組成物3A〜3Hは、表3A中に示した量の、1〜1.1:1の平均アスペクト比を有する第1のアルファアルミナ粒子、2〜2.7:1の平均アスペクト比を有する第2のアルファアルミナ粒子、および湿式法シリカで調製した。更に、研磨組成物3A〜3Hは、0.18質量%の、130nmの平均粒子径を有するヒュームドアルミナ粒子、1質量%の酒石酸、0.6質量%の過酸化水素、および0.0108質量%のオルガノシロキサンを含んでいる。
これらの研磨組成物を、同様の条件下で、ニッケル−リン基材を研磨するのに用いた。ニッケル−リン基材の除去速度(RR)を、それぞれの研磨組成物について測定し、そして表3Bに示した。更に、結果として得られたニッケル−リン基材を、微小うねり、短い微小うねり、低周波数粗さ、およびロールオフについて評価し、それらの結果を表3B中に示した。
研磨組成物3A〜3Dは、研磨組成物3A〜3Dが、350nmの平均粒子径を有する第2のアルファアルミナ粒子を用いているが、一方で、研磨組成物3E〜3Hは、500nmの平均粒子径の第2のアルファアルミナ粒子を用いている以外は、それぞれ研磨組成物3E〜3Hと同様である。研摩組成物3A〜3Dおよび研磨組成物3E〜3Hのそれぞれの群の中では、1つの研磨組成物だけが、研磨材として、第二のアルファアルミナ粒子およびヒュームドアルミナ粒子を用いており(研磨組成物3Aおよび3E)、1つの研磨組成物だけが、研磨材として、第1および第2のアルファアルミナ粒子およびヒュームドアルミナ粒子を用いており(研磨組成物3Bおよび3F)、1つの研磨組成物だけが、研磨材として、第2のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ粒子、および湿式法シリカ粒子を用いており(研磨組成物3Cおよび3G)、そして1つの研磨組成物が、研磨材として、第1および第2のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ粒子、ならびに湿式法シリカ粒子を用いている(研磨組成物3Dおよび3H)。
表3B中に示したデータから明らかなように、大きな除去速度が得られたが、しかしながら、研磨材が、500nmの平均粒子径を有する第2のアルファアルミナ粒子を含む場合には、350nmの平均粒子径を有する第2のアルファアルミナ粒子を含む研磨材と対比して、微小うねり、短い微小うねり、および低周波数粗さは増加した(研磨組成物3Aおよび3E,研磨組成物3Bおよび3F、研磨組成物3Cおよび3G、ならびに研磨組成物3Dおよび3Hを比較のこと)。
研磨材が、第1のアルファアルミナ粒子、第2のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ粒子、および湿式法シリカ粒子を含む場合には、結果として得られた基材について、容認可能な微小うねり、短い微小うねり、および低周波数粗さ特性とともに、容認可能な除去速度が得られた。例えば、研磨組成物3Dは、研磨組成物3A〜3Cに比べて、容認可能な除去速度および研磨された基材の表面特性のバランスを示した。同様に、研磨組成物3Hは、研磨組成物3E〜3Gに比べて、容認可能な除去速度および研磨された基材の表面特性のバランスを示した。
例4
研磨組成物4A〜4Hは、0.1質量%の、1〜1.1の平均アスペクト比および200nmの平均粒子径を有する第1のアルファアルミナ粒子、0.86質量%の、2〜2.7の平均アスペクト比および500nmの平均粒子径を有する第2のアルファアルミナ粒子、1.65質量%の、表4に示した表面積を有する湿式法シリカ、0.24質量%のヒュームドアルミナ粒子、0.108質量%のオルガノシロキサン(Silwet L7200)、1質量%のキレート化剤、および2.1質量%の、表4に示した酸化剤で調製した。
これらの研磨組成物を、同様の条件下で、ニッケル−リン基材を研磨するのに用いた。結果として得たニッケル−リン基材を、研磨後の埋め込まれたアルミナ粒子(OSAカウント)について評価し、そして表4中に示した。
表4に示したデータから明らかなように、研磨組成物が、80m/gのより小さな表面積を有する湿式法シリカ粒子を含む場合(すなわち、湿式法シリカ粒子が、より大きなサイズである場合)には、170m/gのより大きな表面積と対比して(すなわち、より小さなサイズの湿式法粒子と対比して)より少ない欠陥カウントが観察され、研磨後に基材中の埋め込まれたアルミナ粒子がより少ないことを示している。特には、研磨組成物4A〜4D(80m/gの表面積を有するシリカを含んでいる)は、他は同じ研磨組成物4E〜4H(170m/gの表面積を有するシリカを含んでいる)の研磨後の欠陥カウントよりも、それぞれ有意に少ない、研磨後の欠陥カウントを有していた。
更に、これらの研磨組成物中でのキレート化剤としてのニコチン酸の使用は、典型的には、キレート化剤としてグリシンを用いた場合よりも、より小さな研磨後の欠陥カウントをもたらした。例えば、研磨組成物4D、4Gおよび4H(キレート化剤としてニコチン酸を含んでいる)は、それぞれ130、236、および290の研磨後の欠陥カウントをもたらしたが、これらは研磨組成物4B、4Eおよび4F(キレート化剤としてグリシンを含んでいる)の使用からもたらされた、それぞれ223、324、および374の研磨後の欠陥カウントよりも少ない。しかしながら、研磨組成物4A(過酸化水素およびグリシンを含んでいる)は、161の研磨後の欠陥カウントを示した研磨組成物4C(過酸化水素およびニコチン酸を含んでいる)よりもより小さい、134の研磨後の欠陥カウントを示した。
また、表4中のデータから明らかなように、研磨組成物中での酸化剤としての過酸化水素の使用は、典型的には、酸化剤として過硫酸ナトリウムを用いた場合よりも、より小さな、研磨後の欠陥カウントをもたらした。例えば、研磨組成物4A、4E、および4G(酸化剤として過酸化水素を含んでいる)は、それぞれ134、324、および236の研磨後の欠陥カウントをもたらした。対照的に、4B、4F、および4H(酸化剤として過硫酸ナトリウムを含んでいる)は、それぞれ223、374、および290の研磨後の欠陥カウントをもたらした。しかしながら、研磨組成物4C(ニコチン酸を、過酸化水素と組合わせて含んでいる)は、130の研磨後の欠陥カウントをもたらした研磨組成物4D(ニコチン酸と過硫酸ナトリウムを含んでいる)と対比して、より大きな、161の欠陥カウントをもたらした。
例5
研磨組成物5A〜5Bを、1.1〜1:1の平均アスペクト比および200nmの平均粒子径を有する第1のアルファアルミナ粒子、2〜2.7:1の平均アスペクト比および500nmの平均粒子径を有する第2のアルファアルミナ粒子、ヒュームドアルミナ、湿式法シリカ粒子、キレート化剤、および表5中に示した種類および量の酸化剤で調製した。
これらの研磨組成物を、同様の条件下で、ニッケル‐リン基材を研磨するために用いた。ニッケル−リン基材の除去速度(RR)を測定して、そして表5中に示した。更に、結果として得たニッケル−リン基材を、微小うねりについて評価し、そして表5中にその結果を示した。
表5に示したデータから明らかなように、本発明の組成物は、容認可能な微小うねりの結果をもたらし、一方で、Ni−Pの高い除去速度をも有していた。
本明細書において引用した、刊行物、特許出願および特許を含めた全ての参照文献を、それぞれの参照文献を、個々に、そして具体的に参照することによって本明細書の内容とし、かつ説明したのと同様に、参照することによって本明細書の内容とする。
本発明を説明する文脈における(特に添付の特許請求の範囲における文脈における)、用語「a」および「an」および「the」ならびに同様の指示語の使用は、特に断りのない限り、そして文脈から明確に否定されない限り、単数および複数の両方を包含すると解釈されなければならない。用語「含む(comprising)」、「有する」、「含む(including)」および「含む(containing)」は、特に断りのない限り、解放型である(すなわち(「が挙げられるが、それらには限定されない」ことを意味する)と解釈されなければならない。本明細書における範囲の列挙は、特に断りのない限り、その範囲内に収まるそれぞれの個々の値を個別に参照するための簡略な方法の役割をすることを意図したものであり、そしてそれぞれの個々の値が、それらが本明細書中に個別に記載されているのと同様に本明細書中に組み込まれる。本明細書に記載された全ての方法は、特に断りのない限り、または文脈から明確に否定されない限り、いずれかの好適な順番で行うことができる。本明細書において与えられる、いずれかの例、および全ての例の使用あるいは、例示的な表現(例えば、「例えば」)は、単に、本発明をより明らかにすることを意図しており、そして特に断りのない限り、本発明の範囲に限定を加えるものではない。本明細書中のいずれの用語も、特許請求していない要素が、本発明の実施に必須であると示していると解釈されてはならない。
本発明の好ましい態様が、本明細書に記載されており、本発明を実施するための、本発明者らによって知られているベストモードが含まれている。これらの好ましい態様の変形が、前述の説明を読めば、当業者には明らかであろう。本発明者らは、当業者が、そのような変形を適切に用いることを想定しており、そして本発明者らは、本発明が、本明細書に具体的に記載したのとは違ったように実施されることを意図している。従って、本発明は、適用可能な法律が許すように、添付の特許請求の範囲に記載さした主題の全ての変更と等価物を含んでいる。更には、それらの可能な全ての変形における上記の要素の全ての組合わせは、特に断りのない限り、あるいは文脈によって明確に否定されない限り、本発明に包含される。

Claims (22)

  1. (a)以下の(i)〜(iv)を含む研磨材、
    (i)第1のアルファアルミナ粒子、該第1のアルファアルミナ粒子は、0.8:1〜1.2:1の平均アスペクト比を有する、
    (ii)第2のアルファアルミナ粒子、該第2のアルファアルミナ粒子は、1.2:1より大きな平均アスペクト比を有する、
    (iii)ヒュームドアルミナ粒子、
    (iv)湿式法シリカ粒子、ならびに
    (b)水、
    を含んでなる研磨組成物。
  2. 前記第2のアルファアルミナ粒子が、1.3:1〜5:1の平均アスペクト比を有する、請求項1記載の組成物。
  3. 前記第1のアルファアルミナ粒子の前記第2のアルファアルミナ粒子に対する質量比が、0.1:1〜1:1である、請求項1記載の組成物。
  4. 前記研磨材が、前記研磨組成物中の該研磨材の総質量を基準として、(i)1〜10質量%の第1のアルファアルミナ粒子、(ii)20〜60質量%の第2のアルファアルミナ粒子、(iii)5〜20質量%のヒュームドアルミナ粒子、および(iv)20〜60質量%の湿式法シリカ粒子、を含む、請求項1記載の組成物。
  5. 前記組成物が、1質量%〜10質量%の前記研磨材を含む、請求項1記載の組成物。
  6. 前記組成物が、更に酸化剤を含む、請求項1記載の組成物。
  7. 前記組成物が、更に、ニッケルに対するキレート化剤を含む、請求項1記載の組成物。
  8. 前記組成物が、更にノニオン性界面活性剤を含む、請求項1記載の組成物。
  9. 前記第1のアルファアルミナ粒子が、200nm〜600nmの平均粒子径を有し、かつ前記第2のアルファアルミナ粒子が、100nm〜600nmの平均粒子径を有する、請求項1記載の組成物。
  10. 前記組成物が、1〜4のpHを有する、請求項1記載の組成物。
  11. 基材の研磨方法であって、該方法が、
    (i)基材を準備すること、
    (ii)研磨パッドを準備すること、
    (iii)以下の(a)および(b)を含む研磨組成物を準備すること、
    (a)以下の(A)〜(D)を含む研磨材、
    (A)第1のアルファアルミナ粒子、該第1のアルファアルミナ粒子は、0.81:1〜1.2:1の平均アスペクト比を有する、
    (B)第2のアルファアルミナ粒子、該第2のアルファアルミナ粒子は、1:2より大きな平均アスペクト比を有する、
    (C)ヒュームドアルミナ粒子、
    (D)湿式法シリカ粒子、および
    (b)水、
    (iv)該基材の表面を、該研磨パッドおよび該研磨組成物と接触させること、ならびに
    (v)該基材の該表面の少なくとも一部を研摩して、該基材の少なくとも一部を除去して、該基材の該表面を研磨すること、
    を含んでなる、方法。
  12. 前記第2のアルファアルミナ粒子が、1.3:1〜5:1の平均アスペクト比を有する、請求項11記載の方法。
  13. 前記第1のアルファアルミナ粒子の前記第2のアルファアルミナ粒子に対する質量比が、0.1:1〜1:1である、請求項11記載の方法。
  14. 前記研磨材が、前記研磨組成物中の該研磨材の総質量を基準として、(i)1〜10質量%の第1のアルファアルミナ粒子、(ii)20〜60質量%の第2のアルファアルミナ粒子、(iii)5〜20質量%のヒュームドアルミナ粒子、および(iv)20〜60質量%の湿式法シリカ粒子、を含む、請求項11記載の方法。
  15. 前記組成物が、1質量%〜10質量%の前記研磨材を含む、請求項11記載の方法。
  16. 前記組成物が、更に酸化剤を含む、請求項11記載の方法。
  17. 前記組成物が、更に、ニッケルに対するキレート化剤を含む、請求項11記載の方法。
  18. 前記組成物が、更にノニオン性界面活性剤を含む、請求項11記載の方法。
  19. 前記第1のアルファアルミナ粒子が、200nm〜600nmの平均粒子径を有し、かつ前記第2のアルファアルミナ粒子が、100nm〜600nmの平均粒子径を有する、請求項11記載の方法。
  20. 前記組成物が、1〜4のpHを有する、請求項11記載の方法。
  21. 前記基材が少なくとも1層のニッケル−リンを含み、かつニッケル−リンの少なくとも一部を該基材の前記表面から除去して、該基材の該表面を研磨する、請求項11記載の方法。
  22. 前記基材が、ニッケル−リンをコーティングされたアルミニウムメモリーディスクである、請求項21記載の方法。
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