JP2014042714A - 超音波トランスデューサー装置およびプローブ並びに電子機器および超音波診断装置 - Google Patents

超音波トランスデューサー装置およびプローブ並びに電子機器および超音波診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波トランスデューサー装置とは別の装置を用いることなしに圧電素子の感度を検出することができる。
【解決手段】基板44は複数の開口46を有する。個々の開口46に振動膜51が形成される。振動膜51には圧電素子24が取り付けられる。圧電素子24は駆動信号の供給に応じて変形する。圧電素子24の変形は振動膜51の変形を引き起こす。振動膜51の変形は隣接する他の圧電素子24で応力を発生させる。他の圧電素子24で起電圧が生成される。こうして他の圧電素子24の感度は測定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、超音波トランスデューサー装置、並びに、それを利用したプローブ、電子機器および超音波診断装置等に関する。
超音波トランスデューサー装置は1枚の基板を備えることができる。基板には開口が形成される。個々の開口に超音波トランスデューサー素子が設けられる。超音波トランスデューサー素子は振動膜を備える。振動膜は基板の表面から開口を塞ぐ。振動膜には圧電素子が取り付けられる。圧電素子の働きで個々の超音波トランスデューサー素子ごとに振動膜の振動が引き起こされる。振動膜の振動に応じて超音波が生成される。こうした超音波トランスデューサー装置では圧電素子の圧電体膜は薄く形成されることができる。
特開2009−302445号公報
特許文献1に開示されるように、圧電体膜には分極が確立される。圧電体膜が薄く形成されると、相対的に抗電圧が低いので、電磁ノイズや温度などの外乱により分極量は低下しやすい。分極量は時間の経過とともに低下することが懸念される。分極の低下は感度の低下となり、感度の低下は測定の精度の悪化に繋がる。しかしながら、超音波トランスデューサー装置とは別の装置例えば校正装置を用いることなしに、圧電素子の感度は検出されることはできなかった。
本発明の少なくとも1つの態様によれば、超音波トランスデューサー装置とは別の装置を用いることなしに圧電素子の感度を検出することができる。
(1)本発明の一態様は、複数の開口を有する基板と、前記開口を塞ぐ振動膜と、前記振動膜上であって前記開口ごとに設けられる圧電素子と、前記圧電素子のうちの一部の圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、前記圧電素子のうちの一部の圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記圧電素子のうちの前記駆動信号が入力されていない圧電素子の振動を検出する検出部と、を備える、超音波トランスデューサー装置に関する。
一部の圧電素子は駆動信号の供給に応じて変形する。圧電素子の変形は対応する振動膜の変形を引き起こす。振動膜の変形に応じて基板は変形する。基板の変形は別の振動膜の変形を引き起こす。別の振動膜の変形は、駆動信号が入力されていない圧電素子でも応力を発生させる。駆動信号が入力されていない圧電素子で起電圧が生成される。こうした起電圧が検出されることで、超音波トランスデューサー装置とは別の装置例えば校正装置を用いることなしに、圧電素子の感度は検出されることができる。
(2)超音波トランスデューサー装置は制御処理部を備えることができる。前記制御処理部は、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子の振動を検出した検出結果に基づき前記圧電素子の感度を判別することができる。こうして感度の良否は判別されることができる。
(3)超音波トランスデューサー装置では、前記複数の開口が前記基板の厚み方向の平面視においてマトリクス状またはライン状に配置され、前記検出部は、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子のうちの前記駆動信号が入力されている前記一部の圧電素子に隣接している圧電素子の振動を検出することができる。こうして駆動信号が入力されている一部の圧電素子は駆動信号が入力されていない圧電素子に確実に変形を引き起こすことができる。
(4)前記検出部は、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子のうちの前記駆動信号が入力されている二つの前記圧電素子の間に位置しかつ前記二つの圧電素子に隣接している圧電素子の振動を検出することができる。こうして駆動信号が入力されていない圧電素子には両側から変形力が加わる。したがって、一度の駆動信号の供給で圧電素子の応力は増大することができる。圧電素子の起電圧は増大する。その結果、感度の検出の精度は高められることができる。
(5)前記制御処理部は、前記駆動信号を入力しない前記圧電素子の感度が所定値以下と判別されると、前記駆動信号を入力しない前記圧電素子に分極用電圧を供給することができる。使用に先立って圧電素子には分極が確立される。分極量は時間の経過とともに低下する。その結果、圧電素子の感度は低下していく。したがって、圧電素子の感度が所定値以下に低下した際に圧電素子に分極用電圧が供給されれば、圧電素子では再び十分な分極が確立されることができる。圧電素子の感度は良好に維持されることができる。
(6)前記制御処理部は、前記駆動信号を入力しない前記圧電素子の感度が所定値以下と判別されると、感度が前記所定値以下を示す通知信号を出力することができる。圧電素子の感度低下は制御処理部から外部に通知されることができる。こうした通知に基づきユーザーは圧電素子の感度低下を知ることができる。
(7)超音波トランスデューサー装置は制御処理部を備えることができる。前記制御処理部は、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子の振動を検出した検出結果に基づき通知信号を出力することができる。こうして検出結果は制御処理部から外部に通知されることができる。こうした通知に基づきユーザーは圧電素子の感度低下を判断することができる。
(8)本発明の他の態様は、第1の開口、第2の開口、および、前記第1の開口と前記第2の開口とに挟まれた部分である隔壁部を有する基板と、前記第1の開口および前記第2の開口を塞ぐ振動膜と、前記基板の厚み方向の平面視において前記第1の開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第1の圧電素子と、前記基板の厚み方向の平面視において前記第2の開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第2の圧電素子と、前記第1の圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、前記第1の圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記駆動信号が入力されていない前記第2の圧電素子の振動を検出する検出部と、を備え、前記隔壁部は、前記基板の厚み方向の平面視における前記第1の開口と前記第2の開口との間の距離の最小値より前記基板の厚み方向の厚みが大きい形状を有する超音波トランスデューサー装置に関する。
第1の圧電素子は駆動信号の供給に応じて変形する。第1の圧電素子の変形は第1の開口に重なる振動膜の変形を引き起こす。振動膜の変形に応じて隔壁部は変形する。隔壁部の変形は第2の開口に重なる振動膜の変形を引き起こす。第2の開口に重なる振動膜の変形は第2の圧電素子で応力を発生させる。駆動信号が入力されていない第2の圧電素子で起電圧が生成される。こうした起電圧が検出されることで、超音波トランスデューサー装置とは別の装置例えば校正装置を用いることなしに、第2の圧電素子の感度は検出されることができる。
(9)本発明のさらに他の態様は、マトリクス状またはライン状に配置される複数の第1開口、および、前記複数の第1開口が配置される領域の輪郭の外側に配置される第2開口を有する基板と、前記第1開口および前記第2開口を塞ぐ振動膜と、前記基板の厚み方向の平面視において前記複数の第1開口ごとに前記振動膜上に設けられた第1圧電素子と、前記基板の厚み方向の平面視において前記第2開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第2圧電素子と、前記第1圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、前記第1圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記駆動信号が入力されていない前記第2圧電素子の振動を検出する検出部と、を備える超音波トランスデューサー装置に関する。
第1圧電素子は駆動信号の供給に応じて変形する。第1圧電素子の変形は第1開口に重なる振動膜の変形を引き起こす。振動膜の変形に応じて基板は変形する。基板の変形は第2開口に重なる振動膜の変形を引き起こす。第2開口に重なる振動膜の変形は第2圧電素子で応力を発生させる。駆動信号が入力されていない第2圧電素子で起電圧が生成される。こうした起電圧が検出されることで、超音波トランスデューサー装置とは別の装置例えば校正装置を用いることなしに、第2圧電素子の感度は検出されることができる。
(10)超音波トランスデューサー装置では、前記第1開口および前記第2開口は同一の形状に形成されることができ、前記第1圧電素子および前記第2圧電素子は同一の構造に形成されることができる。こうして第2圧電素子の特性は第1圧電素子の特性に関連づけられることができる。第2圧電素子の特性は第1圧電素子の特性を高い精度で反映することができる。
(11)本発明のさらに他の態様は、マトリクス状またはライン状に配置される複数の第1開口、前記第1開口が配置される領域の輪郭の外側に配置される第2開口、および、前記複数の第1開口が配置される領域の外側かつ前記第1開口よりも前記第2開口に近い位置に配置される第3開口を有する基板と、前記第1開口、前記第2開口および前記第3開口を塞ぐ振動膜と、前記基板の厚み方向の平面視において前記複数の第1開口ごとに前記振動膜上に設けられた第1圧電素子と、前記基板の厚み方向の平面視において前記第2開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第2圧電素子と、前記基板の厚み方向の平面視において前記第3開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第3圧電素子と、前記第3圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、前記第3圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記駆動信号が入力されていない前記第2圧電素子の振動を検出する検出部とを備える超音波トランスデューサー装置に関する。
第3圧電素子は駆動信号の供給に応じて変形する。第3圧電素子の変形は第3開口の振動膜の変形を引き起こす。振動膜の変形に応じて基板は変形する。基板の変形は第2開口の振動膜の変形を引き起こす。第2開口の振動膜の変形は第2圧電素子で応力を発生させる。駆動信号が入力されていない第2圧電素子で起電圧が生成される。こうした起電圧が検出されることで、超音波トランスデューサー装置とは別の装置例えば校正装置を用いることなしに、第2圧電素子の感度は検出されることができる。一般に、第2圧電素子の特性は第1圧電素子の特性を反映することから、第2圧電素子の感度に基づき第1圧電素子の感度は推定されることができる。
(12)前記基板の厚み方向の平面視で前記第3圧電素子は前記第2圧電素子よりも大きい面積を有することができる。こうして第2圧電素子にはより大きい変形力が加えられることができる。その結果、振動の検出の精度は高められることができる。
(13)超音波トランスデューサー装置は制御処理部を備えることができる。前記制御処理部は、前記駆動信号が入力されていない前記第2圧電素子の振動を検出した検出結果に基づき前記第1圧電素子の感度を判別することができる。こうして感度の良否は判別されることができる。
(14)前記制御処理部は、前記第1圧電素子の感度が所定値以下と判別されると、前記第1圧電素子に分極用電圧を供給することができる。使用に先立って圧電素子には分極が確立される。分極量は時間の経過とともに低下する。その結果、圧電素子の感度は低下していく。したがって、圧電素子の感度が所定値以下に低下した際に圧電素子に分極用電圧が供給されれば、圧電素子では再び十分な分極が確立されることができる。圧電素子の感度は良好に維持されることができる。
(15)前記制御処理部は、前記第1圧電素子の感度が所定値以下と判別されると、感度が前記所定以下を示す通知信号を出力することができる。圧電素子の感度低下は制御処理部から外部に通知されることができる。こうした通知に基づきユーザーは圧電素子の感度低下を知ることができる。
(16)いずれの超音波トランスデューサー装置もプローブに組み込まれて利用されることができる。プローブは、超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置を支持する筐体とを備えることができる。
(17)超音波トランスデューサー装置は電子機器に組み込まれて利用されることができる。電子機器は、超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置に接続されて、前記超音波トランスデューサー装置の出力を処理する処理部とを備えることができる。
(18)超音波トランスデューサー装置は超音波診断装置に組み込まれて利用されることができる。超音波診断装置は、超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置に接続されて、前記超音波トランスデューサー装置の出力を処理し、画像を生成する処理部と、前記画像を表示する表示装置と、を備えることができる。
(19)いずれの超音波トランスデューサー装置もプローブヘッドに組み込まれて利用されることができる。プローブヘッドは、超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置を支持する筐体とを備えることができる。
(20)本発明のさらに他の態様は、隔壁部によって区画された複数の開口を有する基板と、前記開口を塞ぐ振動膜と、前記振動膜上であって前記開口ごとに設けられる圧電素子と、複数の前記圧電素子うちの一部の圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、前記一部の圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子の振動を検出する検出部と、を備え、前記駆動信号が前記一部の圧電素子に入力されることで振動する前記振動膜の振動が前記隔壁部を変形させて前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子を振動させる超音波トランスデューサー装置に関する。
一部の圧電素子は駆動信号の供給に応じて変形する。圧電素子の変形は対応する振動膜の振動を引き起こす。振動膜の振動に応じて隔壁部は変形する。隔壁部の変形は別の振動膜の変形を引き起こす。別の振動膜の変形は、駆動信号が入力されていない圧電素子でも応力を発生させる。駆動信号が入力されていない圧電素子で起電圧が生成される。こうした起電圧が検出されることで、超音波トランスデューサー装置とは別の装置例えば校正装置を用いることなしに、圧電素子の感度は検出されることができる。
一実施形態に係る電子機器の一具体例すなわち超音波診断装置を概略的に示す外観図である。 超音波プローブの拡大正面図である。 第1実施形態に係る超音波トランスデューサー素子ユニットの拡大平面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 超音波診断装置の回路構成を概略的に示すブロック図である。 感度検出モードの動作を概略的に示すフローチャートである。 図4に対応し、感度検出モードの仕組みを概略的に示す拡大断面図である。 シリコンウエハー上に形成された可撓膜および第2導電体を概略的に示す部分拡大垂直断面図である。 第2導電体上に形成された圧電体膜および第1導電膜を概略的に示す部分拡大垂直断面図である。 シリコンウエハーを覆う導電材の膜を概略的に示す部分拡大垂直断面図である。 シリコンウエハーに形成された開口および補強板を概略的に示す部分拡大垂直断面図である。 第2実施形態に係る超音波トランスデューサー素子ユニットの拡大部分平面図である。 図12のB−B線に沿った断面図である。 第2実施形態に係る超音波トランスデューサー素子ユニットを利用する超音波診断装置の回路構成を概略的に示すブロック図である。 第3実施形態に係る超音波トランスデューサー素子ユニットの拡大部分平面図である。 他の実施形態に係る超音波診断装置の回路構成を概略的に示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(1)超音波診断装置の全体構成
図1は本発明の一実施形態に係る電子機器の一具体例すなわち超音波診断装置11の構成を概略的に示す。超音波診断装置11は装置端末12と超音波プローブ(プローブ)13とを備える。装置端末12と超音波プローブ13とはケーブル14で相互に接続される。装置端末12と超音波プローブ13とはケーブル14を通じて電気信号をやりとりする。装置端末12にはディスプレイパネル(表示装置)15が組み込まれる。ディスプレイパネル15の画面は装置端末12の表面で露出する。装置端末12では、後述されるように、超音波プローブ13で検出された超音波に基づき画像が生成される。画像化された検出結果がディスプレイパネル15の画面に表示される。
図2に示されるように、超音波プローブ13は筐体16を有する。筐体16内には超音波トランスデューサー素子ユニット(以下「素子ユニット」という)17が収容される。素子ユニット17の表面は筐体16の表面で露出することができる。素子ユニット17は表面から超音波を出力するとともに超音波の反射波を受信する。その他、超音波プローブ13は、プローブ本体13aに着脱自在に連結されるプローブヘッド13bを備えることができる。このとき、素子ユニット17はプローブヘッド13bの筐体16内に組み込まれることができる。
図3は第1実施形態に係る素子ユニット17の平面図を概略的に示す。素子ユニット17は基体21を備える。基体21には素子アレイ22が形成される。素子アレイ22は超音波トランスデューサー素子(以下「素子」という)23の配列で構成される。配列は複数行複数列のマトリクスで形成される。個々の素子23は圧電素子部24を備える。圧電素子部24は上部電極25、下部電極26および圧電体膜27で構成される。個々の素子23ごとに上部電極25および下部電極26の間に圧電体膜27が挟み込まれる。素子ユニット17は1枚の超音波トランスデューサー素子チップとして構成される。
基体21の表面には複数本の第1導電体28が形成される。第1導電体28は配列の行方向に相互に平行に延びる。1行の素子23ごとに1本の第1導電体28が割り当てられる。1本の第1導電体28は配列の行方向に並ぶ素子23の圧電体膜27に共通に接続される。第1導電体28は個々の素子23ごとに上部電極25を形成する。第1導電体28の両端は1対の引き出し配線29にそれぞれ接続される。引き出し配線29は配列の列方向に相互に平行に延びる。したがって、全ての第1導電体28は同一長さを有する。こうしてマトリクス全体の素子23に共通に上部電極25は接続される。
基体21の表面には複数本の第2導電体31が形成される。第2導電体31は配列の列方向に相互に平行に延びる。1列の素子23ごとに1本の第2導電体31が割り当てられる。1本の第2導電体31は配列の列方向に並ぶ素子23の圧電体膜27に共通に配置される。列ごとに素子23の通電は切り替えられる。こうした通電の切り替えに応じてラインスキャンやセクタースキャンは実現される。1列の素子23は同時に超音波を出力することから、1列の個数すなわち配列の行数は超音波の出力レベルに応じて決定されることができる。行数は例えば10〜15行程度に設定されればよい。図中では省略されて5行が描かれる。配列の列数はスキャンの範囲の広がりに応じて決定されることができる。列数は例えば128列や256列に設定されればよい。図中では省略されて8列が描かれる。その他、配列では千鳥配置が確立されてもよい。千鳥配置では偶数列の素子23群は奇数列の素子23群に対して行ピッチの2分の1でずらされればよい。奇数列および偶数列の一方の素子数は他方の素子数に比べて1つ少なくてもよい。さらにまた、上部電極25および下部電極26の役割は入れ替えられてもよい。すなわち、マトリクス全体の素子23に共通に下部電極が接続される一方で、配列の列ごとに共通に素子23に上部電極が接続されてもよい。
基体21の輪郭は、相互に平行な1対の直線で仕切られて対向する第1辺21aおよび第2辺21bを有する。第1辺21aと素子アレイ22の輪郭との間に1ラインの第1端子アレイ32aが配置される。第2辺21bと素子アレイ22の輪郭との間に1ラインの第2端子アレイ32bが配置される。第1端子アレイ32aは第1辺21aに平行に1ラインを形成することができる。第2端子アレイ32bは第2辺21bに平行に1ラインを形成することができる。第1端子アレイ32aは1対の上部電極端子33および複数の下部電極端子34で構成される。同様に、第2端子アレイ32bは1対の上部電極端子35および複数の下部電極端子36で構成される。1本の引き出し配線29の両端にそれぞれ上部電極端子33、35は接続される。引き出し配線29および上部電極端子33、35は素子アレイ22を二等分する垂直面で面対称に形成されればよい。1本の第2導電体31の両端にそれぞれ下部電極端子34、36は接続される。第2導電体31および下部電極端子34、36は素子アレイ22を二等分する垂直面で面対称に形成されればよい。ここでは、基体21の輪郭は矩形に形成される。基体21の輪郭は正方形であってもよく台形であってもよい。
基体21には第1フレキシブルプリント配線板(以下「第1配線板」という)37が連結される。第1配線板37は第1端子アレイ32aに覆い被さる。第1配線板37の一端には上部電極端子33および下部電極端子34に個別に対応して導電線すなわち第1信号線38が形成される。第1信号線38は上部電極端子33および下部電極端子34に個別に向き合わせられ個別に接合される。同様に、基体21には第2フレキシブルプリント配線板(以下「第2配線板」という)41が覆い被さる。第2配線板41は第2端子アレイ32bに覆い被さる。第2配線板41の一端には上部電極端子35および下部電極端子36に個別に対応して導電線すなわち第2信号線42が形成される。第2信号線42は上部電極端子35および下部電極端子36に個別に向き合わせられ個別に接合される。
図4に示されるように、基体21は基板44および可撓膜45を備える。基板44の表面に可撓膜45が一面に形成される。基板44には個々の素子23ごとに開口46が形成される。開口46は基板44に対してアレイ状に配置される。開口46が配置される領域の輪郭は素子アレイ22の輪郭に相当する。隣接する2つの開口46の間には仕切り壁(隔壁部)47が区画される。隣接する開口46は仕切り壁47で仕切られる。仕切り壁47の壁厚みは開口46の間隔に相当する。仕切り壁47は相互に平行に広がる平面内に2つの壁面を規定する。壁厚みは2つの壁面の距離に相当する。すなわち、壁厚みは壁面に直交して壁面の間に挟まれる垂線の長さで規定されることができる。
可撓膜45は、基板44の表面に積層される酸化シリコン(SiO)層48と、酸化シリコン層48の表面に積層される酸化ジルコニウム(ZrO)層49とで構成される。可撓膜45は開口46に接する。こうして開口46の輪郭に対応して可撓膜45の一部が振動膜51を形成する。振動膜51は、可撓膜45のうち、開口46に臨むことから基板44の厚み方向に膜振動することができる部分である。酸化シリコン層48の膜厚は共振周波数に基づき決定されることができる。
振動膜51の表面に第2導電体31、圧電体膜27および第1導電体28が順番に積層される。第2導電体31には例えばチタン(Ti)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)およびチタン(Ti)の積層膜が用いられることができる。圧電体膜27は例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)で形成されることができる。第1導電体28は例えばイリジウム(Ir)で形成されることができる。第1導電体28および第2導電体31にはその他の導電材が利用されてもよく、圧電体膜27にはその他の圧電材料が用いられてもよい。ここでは、第1導電体28の下で圧電体膜27は完全に第2導電体31を覆う。圧電体膜27の働きで第1導電体28と第2導電体31との間で短絡は回避されることができる。
基体21の表面には保護膜53が積層される。保護膜53は例えば全面にわたって基体21の表面に覆い被さる。その結果、素子アレイ22や第1および第2端子アレイ32a、32b、第1および第2配線板37、41は保護膜53で覆われる。保護膜53には例えばシリコーン樹脂膜が用いられることができる。保護膜53は、素子アレイ22の構造や、第1端子アレイ32aおよび第1配線板37の接合、第2端子アレイ32bおよび第2配線板41の接合を保護する。
基体21の裏面には補強板54が固定される。補強板54の表面に基体21の裏面が重ねられる。補強板54は素子ユニット17の裏面で開口46を閉じる。補強板54はリジッドな基材を備えることができる。補強板54は例えばシリコン基板から形成されることができる。基体21の板厚は例えば100μm程度に設定され、補強板54の板厚は例えば100〜150μm程度に設定される。ここでは、仕切り壁47は補強板54に結合される。補強板54は個々の仕切り壁47に少なくとも1カ所の接合域で接合される。接合にあたって接着剤は用いられることができる。
(2)超音波診断装置の回路構成
図5に示されるように、超音波診断装置11は素子ユニット17に電気的に接続される集積回路チップ58を備える。集積回路チップ58はマルチプレクサー59および送受信回路61を備える。マルチプレクサー59は素子ユニット17側のポート群59aと送受信回路61側のポート群59bとを備える。素子ユニット17側のポート群59aには配線62経由で第1信号線38および第2信号線42が接続される。こうしてポート群59aは素子アレイ22に繋がる。ここでは、送受信回路61側のポート群59bには集積回路チップ55内の規定数の信号線63が接続される。規定数はスキャンにあたって同時に出力される素子23の列数に相当する。マルチプレクサー59はケーブル14側のポートと素子ユニット17側のポートとの間で相互接続を管理する。
送受信回路61は規定数の切り替えスイッチ64を備える。個々の切り替えスイッチ64はそれぞれ個別に対応の信号線63に接続される。送受信回路61は個々の切り替えスイッチ64ごとに送信経路65および受信経路66を備える。切り替えスイッチ64には送信経路65と受信経路66とが並列に接続される。切り替えスイッチ64はマルチプレクサー59に選択的に送信経路65または受信経路66を接続する。送信経路65にはパルサー67が組み込まれる。パルサー67は振動膜52の共振周波数に応じた周波数でパルス信号を出力する。受信経路66にはアンプ68、ローパスフィルター(LPF)69およびアナログデジタル変換器(ADC)71が組み込まれる。個々の素子23の出力信号は増幅されてデジタル信号に変換される。
送受信回路61は駆動/受信回路72を備える。送信経路65および受信経路66は駆動/受信回路72に接続される。駆動/受信回路72はスキャンの形態に応じて同時にパルサー67を制御する。駆動/受信回路72はスキャンの形態に応じて出力信号のデジタル信号を受信する。駆動/受信回路72は制御線73でマルチプレクサー59に接続される。マルチプレクサー59は駆動/受信回路72から供給される制御信号に基づき相互接続の管理を実施する。
装置端末12には処理回路74が組み込まれる。処理回路74は例えば中央演算処理装置(CPU)やメモリーを備えることができる。超音波診断装置11の全体動作は処理回路74の処理に従って制御される。ユーザーから入力される指示に応じて処理回路74は駆動/受信回路72を制御する。処理回路74は素子23の出力信号に応じて画像を生成する。画像は描画データで特定される。
装置端末12には描画回路75が組み込まれる。描画回路75は処理回路74に接続される。描画回路75にはディスプレイパネル15が接続される。描画回路75は処理回路74で生成された描画データに応じて駆動信号を生成する。駆動信号はディスプレイパネル15に送り込まれる。その結果、ディスプレイパネル15に画像が映し出される。
(3)超音波診断装置の動作
次に超音波診断装置11の動作を簡単に説明する。処理回路74は超音波診断モードと感度検出モードとを切り替える。超音波診断モードでは超音波診断装置11で超音波診断が実施されることができる。感度検出モードでは圧電素子部24の感度の低下が判定されることができる。処理回路74が超音波診断モードを選択すると、処理回路74は駆動/受信回路72に超音波の送信および受信を指示する。駆動/受信回路72はマルチプレクサー59に制御信号を供給するとともに個々のパルサー67に駆動信号を供給する。パルサー67は駆動信号の供給に応じてパルス信号を出力する。マルチプレクサー59は制御信号の指示に従ってポート群59bのポートにポート群59aのポートを接続する。パルス信号はポートの選択に応じて上部電極端子33、35および下部電極端子34、36を通じて列ごとに素子23に供給される。パルス信号の供給に応じて振動膜53は振動する。その結果、対象物(例えば人体の内部)に向けて所望の超音波ビームは発せられる。
超音波の送信後、切り替えスイッチ64は切り替えられる。マルチプレクサー59はポートの接続関係を維持する。切り替えスイッチ64は送信経路65および信号線63の接続に代えて受信経路66および信号線63の接続を確立する。超音波の反射波は振動膜43を振動させる。その結果、素子23から出力信号が出力される。出力信号はデジタル信号に変換されて駆動/受信回路72に送り込まれる。
超音波の送信および受信は繰り返される。繰り返しにあたってマルチプレクサー59はポートの接続関係を変更する。その結果、ラインスキャンやセクタースキャンは実現される。スキャンが完了すると、処理回路74は出力信号のデジタル信号に基づき画像を形成する。形成された画像はディスプレイパネル15の画面に表示される。
図6に示されるように、処理回路74が感度検出モードを選択すると、処理回路74はステップS1で特定の1列の素子23群(以下「対象検出素子列」という)を選択する。ここでは、図3に示されるように、複数本の第2導電体31のうち、最も外側に位置する2本の第2導電体31以外の1本の第2導電体31に接続される素子23群が対象検出素子列76として選択されることができる。この選択に応じて駆動/受信回路72はマルチプレクサー59に制御信号を供給する。制御信号では、対象検出素子列76と、対象検出素子列76の両側に隣接する2列の素子23群(以下「対象駆動素子列」という)とが特定される。マルチプレクサー59は、制御信号の指示に従って、ポート群59bの任意のポートに、対象検出素子列76および対象駆動素子列77にそれぞれ繋がるポート群59aのポートを個別に接続する。切り替えスイッチ64の切り替えに応じて、対象検出素子列76は受信経路66に接続され、2列の対象駆動素子列77はそれぞれ送信経路65に接続される。
処理回路74はステップS2で対象駆動素子列77に対する駆動信号の供給を指示する。処理回路74は2つのパルサー67に駆動信号を供給する。パルサー67は駆動信号の供給に応じてパルス信号(駆動信号)を出力する。パルス信号は第1導電体28および第2導電体31を通じて対象駆動素子列77に供給される。こうして対象駆動素子列77では個々の圧電素子部24に電圧が印加される。このとき、駆動/受信回路72は、一部の素子23の圧電素子部24に駆動信号を入力する入力部として機能する。
対象駆動素子列77では駆動信号の供給に応じて圧電体膜27は変形する。圧電体膜27の変形は振動膜51の変形すなわち振動を引き起こす。図7に示されるように、対象駆動素子列77の振動膜51の振動に応じて基板44の仕切り壁47は振動する。仕切り壁47の振動は対象検出素子列76の振動膜51で振動を引き起こす。この振動に応じて対象検出素子列76の圧電体膜27では応力が生成される。応力の生成に応じて圧電体膜27では起電圧が生成される。起電圧は出力信号として出力される。対象検出素子列76は対象駆動素子列77に隣接することから、対象駆動素子列77の振動膜51は確実に対象検出素子列76の振動膜51の変形を引き起こすことができる。
処理回路74はステップS3で対象検出素子列76に対する出力信号の受信を指示する。出力信号はデジタル信号に変換されて駆動/受信回路72に送り込まれる。このとき、駆動/受信回路72は、圧電素子のうちの一部の圧電素子すなわち対象駆動素子列77の圧電素子部24に駆動信号が入力されている期間に、圧電素子のうちの駆動信号が入力されていない圧電素子すなわち対象検出素子列76の圧電素子部24の振動を検出する検出部として機能する。処理回路74は出力信号の検出値を特定する。特定された検出値はステップS4で予め決められた閾値に比べられる。閾値は例えば処理回路74のメモリといった記憶部に予め格納されていればよい。検出値が閾値以上であれば、感度は良好と判断される。感度検出モードは終了する。検出値が閾値を下回れば、処理回路74は圧電体膜27の分極量の低下を判別する。圧電素子部24の感度の低下すなわち「異常」が判断される。こうして「異常」が検出されると、処理回路74はステップS5で分極処理の実施を指示する。分極処理が実施されると、個々の圧電体膜27に分極用電圧が供給される。圧電体膜27では分極用電圧の印加に応じて分極が実現される。
前述のように、素子ユニット17では使用に先立って個々の圧電体膜27で分極が確立される。分極量は時間の経過とともに低下する。その結果、素子23の感度は低下していく。したがって、素子23の感度の低下が検出された際に圧電体膜27に改めて分極用電圧が供給されれば、圧電体膜27では再び十分な分極が確立されることができる。素子23の感度は良好な状態に戻されることができる。
素子ユニット17では超音波診断にあたって素子アレイ22全体の素子23が超音波の発信および受信を実施する。個々の素子23は超音波の送信と受信とで切り替えられる。素子23は送信時に振動膜51から超音波ビームを放射する。受信時には、対象物から反射してきた超音波は当該振動膜51の振動を引き起こす。こうして反射してきた超音波に応じて素子23から出力信号は出力される。そして、素子アレイ22中の3列の素子23群が感度の判定にあたって利用される。したがって、感度の判定にあたってそれ専用の構造が改めて付加される必要はない。感度の判定は簡単に実現されることができる。
この例では、感度の判定にあたって検出対象である1列の素子23の振動膜51に両側の2列の素子23から変形力が加えられる。したがって、単純に片側の1列の素子23から変形力が加えられる場合に比べて、一度の駆動信号の供給で検出対象である圧電体膜27の応力は増大することができる。圧電体膜27の起電圧は増大する。その結果、判定の精度は高められることができる。素子ユニット17では各列ごとに全列で感度の判定が実施されることもできる。この場合には、素子アレイ22の両端の列では検出対象である圧電体膜27に片側の1列の素子23からのみ変形力が加えられる。その他、素子アレイ22の両端の列は感度の判定にあたってのみ駆動電圧を受信し超音波診断モードでは利用されなくてもよい。
分極量の低下の判別にあたって、ステップS4の検出値および閾値の比較に代えて、出力信号の信号波形の変化率が観察されてもよい。例えば信号レベルの立ち上がりが閾値以上であれば、感度は良好と判断されることができる。信号レベルの立ち上がりが閾値を下回れば、分極量の低下は判別されることができる。信号レベルの立ち上がりは、所定の時間間隔で検出される信号レベルの大きさに基づき特定されることができる。
その他、ステップS5の分極処理に代えて処理回路74は「異常」の検出に応じて通知信号を生成してもよい。例えば通知信号には感度の低下を表示する画像信号が含まれることができる。こうした画像信号は描画回路75に送り込まれることができる。感度の低下はディスプレイパネル15の画面表示でユーザーに通知されることができる。こうしてユーザーは圧電体膜27の感度低下を知ることができる。こうした通知に応じてプローブヘッド13bや素子ユニット17が交換されてもよく外部装置を通じて圧電体膜27の分極処理が実施されてもよい。
通知信号には、前述の画像信号に代えて、起電圧の大きさを示す画像信号が含まれてもよい。起電圧の大きさはディスプレイパネル15の画面表示でユーザーに提示されることができる。ユーザーは起電圧の大きさに基づき分極量が適正か否かを判断することができる。こうした通知信号の出力にあたって、処理回路74は、対象駆動素子列77の圧電素子部24に駆動信号を入力する駆動期間の積分信号を出力することができる。こうして駆動期間分の出力信号の積分値が取得されることができる。
(4)超音波トランスデューサー素子ユニットの製造方法
図8に示されるように、シリコンウエハー78の表面で個々の素子ユニット17ごとに第2導電体31および下部電極端子34、36(図8以降では図示されず)を形成する。第2導電体31および下部電極端子34、36の形成に先立ってシリコンウエハー78の表面に酸化シリコン膜79および酸化ジルコニウム膜81を相次いで形成する。酸化ジルコニウム膜81の表面に導電膜を形成する。導電膜はチタン、イリジウム、白金およびチタンの積層膜で構成される。フォトリソグラフィ技術に基づき導電膜から第2導電体31および下部電極端子34、36を成形する。
図9に示されるように、第2導電体31の表面で個々の素子23ごとに圧電体膜27および第1導電膜82を形成する。圧電体膜27および第1導電膜82の形成にあたってシリコンウエハー78の表面に圧電材料膜および導電材の膜を成膜する。圧電材料膜はPZT膜から構成される。導電材の膜はイリジウム膜から構成される。フォトリソグラフィ技術に基づき個々の素子23ごとに圧電材料膜および導電材の膜から圧電体膜27および第1導電膜82を成形する。
続いて、図10に示されるように、シリコンウエハー78の表面に導電材の膜83を成膜する。導電材の膜83は個々の第1導電膜82に覆い被さる。隣接する第1導電膜82は膜83で相互に接続される。そして、フォトリソグラフィ技術に基づき膜83から第2導電膜を成形する。第2導電膜は、第1導電体31に直交する方向に延び、次々と第1導電体31を横切る。第2導電膜は素子アレイ22の行方向に第1導電膜82を相互に接続する。第2導電膜は第2導電体31、引き出し配線29および上部電極端子33、35を形成する。第2導電膜の一部は第1導電膜82に重なって第1導電膜82とともに上部電極25を形成する。
その後、図11に示されるように、シリコンウエハー78の裏面からアレイ状の開口46を形成する。開口46の形成にあたってエッチング処理を施す。酸化シリコン膜79はエッチングストップ層として機能する。酸化シリコン膜79および酸化ジルコニウム膜81に振動膜51は区画される。開口46の形成後、シリコンウエハー78の裏面に補強板用のウエハー84の表面を重ね合わせる。重ね合わせに先立ってウエハー84はハンドリング機構やステージ上に保持される。ウエハー84には例えばリジッドな絶縁性基板が用いられることができる。絶縁性基板にはシリコンウエハーが用いられることができる。接合にあたって例えば接着剤が用いられることができる。接合後、シリコンウエハー78から個々の素子ユニット17を切り出す。切り出した素子ユニット17で分極処理を実施する。個々の圧電体膜27に分極用電圧が印加される。
(5)第2実施形態に係る超音波トランスデューサー素子ユニット
図12は第2実施形態に係る素子ユニット17aの構造を概略的に示す。第2実施形態では基体21上に前述の素子アレイ22に加えて感度検出モードに専用の圧電素子セット85が形成される。素子アレイ22は前述のように第1素子23の配列で構成される。圧電素子セット85は素子アレイ22の輪郭の外側に配置される。圧電素子セット85は1つの第2素子86および1対の第3素子87を備える。第2素子86は検出専用の素子として機能する。第3素子87は駆動専用の素子として機能する。第2素子86は2つの第3素子87の間に配置される。第2素子86および第3素子87は第1素子23と同様に圧電素子部24を備える。圧電素子部24は上部電極25、圧電体膜27および下部電極26で構成される。第2素子86は第1素子23と同一構造に形成される。
基体21の表面には第1補助導電体88が形成される。第1補助導電体88は第2素子86および第3素子87に共通に割り当てられる。第1補助導電体88は第2素子86および第3素子87の圧電体膜27に共通に接続される。第1補助導電体88は個々の素子86、87ごとに上部電極25を形成する。第1補助導電体88の一端は例えば引き出し配線29に接続される。第1補助導電体88は第1導電体28および引き出し配線29と同一の材料から形成されることができる。
基体21の表面には第2補助導電体89が形成される。第2補助導電体89は第2素子86の圧電体膜27に接続される。第2補助導電体89は第2素子86の下部電極26を形成する。こうして第2素子86では圧電体膜27に第1補助導電体88および第2補助導電体89から駆動電圧が印加される。第2補助導電体89は第2導電体31と同一の材料から形成されることができる。
基体21の表面には第3補助導電体91が形成される。第3補助導電体91は第3素子87の圧電体膜27に共通に接続される。第3補助導電体91は第3素子87の下部電極26を形成する。こうして第3素子87では圧電体膜27に第1補助導電体88および第3補助導電体91から駆動電圧が印加される。第3補助導電体91は第2導電体31と同一の材料から形成されることができる。
第1端子アレイ32aには第1補助電極端子92および第2補助電極端子93が組み込まれる。第1補助電極端子92は第2補助導電体89に電気的に接続される。第1補助電極端子92は第2補助導電体89に一体化されることができる。第2補助電極端子93は第3補助導電体91に電気的に接続される。第2補助電極端子93は第3補助導電体91に一体化されることができる。第1補助電極端子92および第2補助電極端子93は第1配線板37の第1信号線38に個別に接合される。
図13に示されるように、基板44には前述の第1開口46に加えて第2開口94および第3開口95が形成される。第2開口94は第2素子86の振動膜51を区画する。第3開口95は第3素子87の振動膜51を区画する。したがって、第2開口94および第3開口95は素子アレイ22の輪郭の外側に配置される。第3開口95は第1開口46よりも第2開口94に近接して配置される。第2開口94上に第2素子86の圧電素子部24は配置される。第3開口95上に第3素子87の圧電素子部24は配置される。こうして第2素子86および第3素子87の圧電素子部24は個々に対応する振動膜51に結合される。
このとき、第3素子87の圧電素子部24は第1および第2素子23、86の圧電素子部24よりも大きい面積で形成される。具体的には、第2素子86の輪郭の中心軸に直交する方向に第3素子87の圧電素子部24は第2素子86の圧電素子部24の第1幅W1よりも大きい第2幅W2を有する。しかも、第3素子87の圧電素子部24は第3開口95の輪郭の外側まで広がる。すなわち、第3素子87の圧電素子部24は第3開口95を横切って基板44の対岸を接続する。圧電素子部24の大きさは圧電体膜27のうち上部電極25および下部電極26で挟まれる領域で規定されればよい。
図14に示されるように、第2実施形態に係る素子ユニット17aの利用にあたって超音波診断装置11の制御回路チップ58では前述の上部電極端子33、35および下部電極端子34、36に加えて配線62経由で第1補助電極端子92および第2補助電極端子93がマルチプレクサー59のポート群59aに接続される。処理回路74で感度検出モードが選択されると、マルチプレクサー59の働きで第1補助電極端子92は受信経路66に接続され第2補助電極端子93は送信経路に接続される。その他の構成および動作は前述と同様である。
処理回路74が超音波診断モードを選択すると、前述と同様に、上部電極端子33、35および下部電極端子34、36を通じて素子アレイ22内の第1素子23に駆動信号は供給される。マルチプレクサー59の働きでラインスキャンやセクタースキャンは実現される。検出信号に応じてディスプレイパネル15の画面に画像が表示される。
処理回路74が感度検出モードを選択すると、駆動/受信回路72はマルチプレクサー59に制御信号を供給する。制御信号では第2素子86および第3素子87が特定される。マルチプレクサー59は、制御信号の指示に従って、ポート群59bの任意のポートに、第1補助電極端子92および第2補助電極端子93に繋がるポート群59aのポートを個別に接続する。切り替えスイッチ64の切り替えに応じて、第1補助電極端子92は受信経路66に接続され、第2補助電極端子93は送信経路65に接続される。
処理回路74は第3素子87に対する駆動信号の供給を指示する。処理回路74はパルサー67に駆動信号を供給する。パルサー67は駆動信号の供給に応じてパルス信号(駆動信号)を出力する。パルス信号は第1補助導電体88および第2補助導電体89を通じて第3素子87に供給される。
第3素子87では駆動信号の供給に応じて圧電体膜27は変形する。圧電体膜27の変形は振動膜51の変形を引き起こす。第3素子87の振動膜51の変形は第2素子86の振動膜51で変形を引き起こす。この変形に応じて第2素子86の圧電体膜27では応力が生成される。応力の生成に応じて圧電体膜27では起電圧が生成される。起電圧は出力信号として出力される。
処理回路74は第2素子86に対する出力信号の受信を指示する。出力信号はデジタル信号に変換されて駆動/受信回路72に送り込まれる。処理回路74は出力信号の検出値を特定する。特定された検出値は予め決められた閾値に比べられる。検出値が閾値以上であれば、感度検出モードは終了する。検出値が閾値を下回れば、処理回路74は圧電体膜27の分極量の低下を認定する。一般に、第2素子86の特性は第1圧電素子23の特性を反映することから、第2素子86の異常に基づき第1素子23の異常は推定されることができる。こうして第2素子86で圧電素子部24の感度の低下すなわち「異常」が判断されると、前述と同様に、処理回路74は分極処理の実施を指示してもよく通知信号を生成してもよい。
ここでは、第2素子86は第1素子23と同一の構造を有する。第2開口94は第1開口46と同一の形状に形成される。振動膜51は同一形状および同一膜厚を有する。圧電素子部24は同一の構造を有する。こうして第2素子86の特性は第1素子23の特性に簡単に関連づけられることができる。第2素子86の特性は第1素子23の特性を高い精度で反映することができる。素子アレイ22内では個々の素子で特性のばらつきは小さいことから、1つの第2素子86で特性が特定されれば、全ての第1素子23の特性は推定されることができる。
圧電素子セット85では検出対象である第2素子86の振動膜51に両側の第3素子87から変形力が加えられる。したがって、単純に片側から変形力が加えられる場合に比べて、一度の駆動信号の供給で検出対象である圧電体膜27の応力は増大することができる。圧電体膜27の起電圧は増大する。その結果、判定の精度は高められることができる。しかも、第3素子87では振動膜51は圧電体膜27の変形を増幅することができる。その結果、第2素子86の圧電体膜27の変形は増大することができる。判定の精度は一層高められることができる。ただし、第3素子87の圧電体から第2素子86の圧電体膜27に十分な変形力が加わる限り、第3素子87では振動膜51は省略されることができる。
圧電素子セット85では第3素子87の圧電素子部24は第2素子86の圧電素子部24よりも大きく形成される。こうして第2素子86にはより大きい変形力が加えられることができる。その結果、判定の精度は高められることができる。圧電素子セット85は素子アレイ22の輪郭の外側に配置されることから、第3素子87の拡大は素子アレイ22内の第1素子23には影響しない。
加えて、第3素子87の圧電素子部24は第3開口95の輪郭の外側まで広がる。第3素子87の変形は直接的に第2開口94の周囲の基板44すなわち仕切り壁47に伝達されることができる。したがって、第3素子87の変形が振動膜51を通じて第2開口94の周囲の基板44に伝達される場合に比べて、第3素子87の変形は効率的に第2素子86に伝達されることができる。その結果、第2素子86の応力は増大することができる。判定の精度は高められることができる。
(6)第3実施形態に係る超音波トランスデューサー素子ユニット
図15は第3実施形態に係る素子ユニット17bの構造を概略的に示す。第3実施形態では基体21上に前述の圧電素子セット85に代えて感度検出モードに専用の単一の第2素子86が基体21上に形成される。第2素子86は素子アレイ22の輪郭の外側に配置される。第2素子86は第1素子23と同様に圧電素子部24を備える。第2素子86は第1素子23と同一構造に形成される。第2補助導電体89は第2素子86の圧電体膜27に接続される。第1補助電極端子92は第2補助導電体89に電気的に接続される。その他の構成および動作は前述と同様である。
処理回路74が感度検出モードを選択すると、駆動/受信回路72はマルチプレクサー59に制御信号を供給する。制御信号では第2素子86および第2素子86に最も近い1列の第1素子23群(以下「対象駆動素子列」という)が特定される。マルチプレクサー59は、制御信号の指示に従って、ポート群59bの任意のポートに、対処駆動素子列および第2補助電極端子93に繋がるポート群59aのポートを個別に接続する。切り替えスイッチ64の切り替えに応じて、第1補助電極端子92は受信経路66に接続され、第2補助電極端子93は送信経路65に接続される。
(7)他の実施形態に係る超音波診断装置
図16は他の実施形態に係る超音波診断装置11aの回路構成を概略的に示す。超音波診断装置11aでは素子ユニット17、17a、17bに集積回路チップ58aが接続される。素子ユニット17、17a、17bでは素子アレイ22の列ごとに送信用の素子23と受信用の素子23とが割り当てられる。送信用の列と受信用の列とは例えば交互に配置されることができる。集積回路チップ58aでは送信経路65および受信経路66が個別にマルチプレクサー59に接続される。マルチプレクサー59は超音波の送信時には送信用の列ごとに素子23に送信経路65を接続する。マルチプレクサー59は超音波の受信時には受信用の列ごとに素子23に受信経路66を接続する。送信経路65に接続される素子23は超音波の送信を担当する。受信経路66に接続される素子23は超音波の受信を担当する。こうして個々の素子23ごとに超音波の送信および受信が分担されることから、個々の素子23は超音波の送信または受信に特化して調整されることができる。その結果、超音波の受信感度は向上することができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれる。例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語とともに記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えられることができる。また、超音波診断装置11、11a、超音波プローブ13、プローブヘッド13b、素子ユニット17、17a、素子23、86、87、集積回路チップ58、58a等の構成および動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形が可能である。
11 電子機器としての超音波診断装置、11a 電子機器としての超音波診断装置、13 プローブ(超音波プローブ)、13b プローブヘッド、15 表示装置(ディスプレイパネル)、16 筐体、17 超音波トランスデューサー装置の一部を構成する超音波トランスデューサー素子ユニット、17a 超音波トランスデューサー装置の一部を構成する超音波トランスデューサー素子ユニット、17b 超音波トランスデューサー装置の一部を構成する超音波トランスデューサー素子ユニット、23 (第1)超音波トランスデューサー素子、24 (第1および第2)圧電素子(圧電素子部)、44 基板、46 (第1)開口、51 振動膜、64 切り替えスイッチ、65 送信経路、66 受信経路、72 入力部および検出部(駆動/受信回路)、74 処理部としての処理回路、94 第2開口、95 第3開口。

Claims (20)

  1. 複数の開口を有する基板と、
    前記開口を塞ぐ振動膜と、
    前記振動膜上であって前記開口ごとに設けられる圧電素子と、
    前記圧電素子のうちの一部の圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、
    前記圧電素子のうちの一部の圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記圧電素子のうちの前記駆動信号が入力されていない圧電素子の振動を検出する検出部と、を備える、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  2. 請求項1に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    制御処理部を備え、
    前記制御処理部は、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子の振動を検出した検出結果に基づき前記圧電素子の感度を判別する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  3. 請求項1または2に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    前記複数の開口が前記基板の厚み方向の平面視においてマトリクス状またはライン状に配置され、
    前記検出部は、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子のうちの前記駆動信号が入力されている前記一部の圧電素子に隣接している圧電素子の振動を検出する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  4. 請求項3に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    前記検出部は、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子のうちの前記駆動信号が入力されている二つの圧電素子の間に位置しかつ前記二つの圧電素子に隣接している圧電素子の振動を検出する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    前記制御処理部は、前記駆動信号を入力しない前記圧電素子の感度が所定値以下と判別されると、前記駆動信号を入力しない前記圧電素子に分極用電圧を供給する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  6. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    前記制御処理部は、前記駆動信号を入力しない前記圧電素子の感度が所定値以下と判別されると、感度が前記所定値以下を示す通知信号を出力する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  7. 請求項1に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    制御処理部を備え、
    前記制御処理部は、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子の振動を検出した検出結果に基づき通知信号を出力する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  8. 第1の開口、第2の開口、および、前記第1の開口と前記第2の開口とに挟まれた部分である隔壁部を有する基板と、
    前記第1の開口および前記第2の開口を塞ぐ振動膜と、
    前記基板の厚み方向の平面視において前記第1の開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第1の圧電素子と、
    前記基板の厚み方向の平面視において前記第2の開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第2の圧電素子と、
    前記第1の圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、
    前記第1の圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記駆動信号が入力されていない前記第2の圧電素子の振動を検出する検出部と、を備え、
    前記隔壁部は、前記基板の厚み方向の平面視における前記第1の開口と前記第2の開口との間の距離の最小値より前記基板の厚み方向の厚みが大きい形状を有する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  9. マトリクス状またはライン状に配置される複数の第1開口、および、前記複数の第1開口が配置される領域の輪郭の外側に配置される第2開口を有する基板と、
    前記第1開口および前記第2開口を塞ぐ振動膜と、
    前記基板の厚み方向の平面視において前記複数の第1開口ごとに前記振動膜上に設けられた第1圧電素子と、
    前記基板の厚み方向の平面視において前記第2開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第2圧電素子と、
    前記第1圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、
    前記第1圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記駆動信号が入力されていない前記第2圧電素子の振動を検出する検出部と、を備える、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  10. 請求項9に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    前記第1開口および前記第2開口は同一の形状に形成され、前記第1圧電素子および前記第2圧電素子は同一の構造に形成されている、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  11. マトリクス状またはライン状に配置される複数の第1開口、前記複数の第1開口が配置される領域の輪郭の外側に配置される第2開口、および、前記複数の第1開口が配置される領域の輪郭の外側かつ前記第1開口より前記第2開口に近い位置に配置される第3開口を有する基板と、
    前記第1開口、前記第2開口および前記第3開口を塞ぐ振動膜と、
    前記基板の厚み方向の平面視において前記複数の第1開口ごとに前記振動膜上に設けられた第1圧電素子と、
    前記基板の厚み方向の平面視において前記第2開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第2圧電素子と、
    前記基板の厚み方向の平面視において前記第3開口に重なる位置を含んで前記振動膜上に設けられた第3圧電素子と、
    前記第3圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、
    前記第3圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記駆動信号が入力されていない前記第2圧電素子の振動を検出する検出部と、を備える、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  12. 請求項11に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    前記基板の厚み方向の平面視で前記第3圧電素子は前記第2圧電素子よりも大きい面積を有する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  13. 請求項9〜12のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    制御処理部を備え、
    前記制御処理部は、前記駆動信号が入力されていない前記第2圧電素子の振動を検出した検出結果に基づき前記第1圧電素子の感度を判別する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  14. 請求項13に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    前記制御処理部は、前記第1圧電素子の感度が所定値以下と判別されると、前記第1圧電素子に分極用電圧を供給する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  15. 請求項13に記載の超音波トランスデューサー装置において、
    前記制御処理部は、前記第1圧電素子の感度が所定値以下と判別されると、感度が前記所定値以下を示す通知信号を出力する、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置を支持する筐体とを備える、
    ことを特徴とするプローブ。
  17. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置に接続されて、前記超音波トランスデューサー装置の出力を処理する処理部とを備える、
    ことを特徴とする電子機器。
  18. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置に接続されて、前記超音波トランスデューサー装置の出力を処理し、画像を生成する処理部と、前記画像を表示する表示装置と、を備える、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  19. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置と、
    前記超音波トランスデューサー装置を支持する筐体と、を備える、
    ことを特徴とするプローブヘッド。
  20. 隔壁部によって区画された複数の開口を有する基板と、
    前記開口を塞ぐ振動膜と、
    前記振動膜上であって前記開口ごとに設けられる圧電素子と、
    複数の前記圧電素子うちの一部の圧電素子に駆動信号を入力する入力部と、
    前記一部の圧電素子に前記駆動信号が入力されている期間に、前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子の振動を検出する検出部と、を備え、
    前記駆動信号が前記一部の圧電素子に入力されることで振動する前記振動膜の振動が前記隔壁部を変形させて前記駆動信号が入力されていない前記圧電素子を振動させる、
    ことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
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