JP2014041858A - テープフィーダ - Google Patents

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    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0417Feeding with belts or tapes
    • H05K13/0419Feeding with belts or tapes tape feeders

Abstract

【課題】テープ進行路がベース部の一側方に開放された形状に形成されているテープフィーダであって、キャリヤテープがテープ進行路から脱落しにくく、キャリヤテープの取り付け作業が容易なテープフィーダを提供することを目的とする。
【解決手段】一側方に開放された溝形状のテープ進行路47を備えたベース部31と、外周部に設けられた送りピン45pをキャリヤテープ21に設けられた送り孔21bに係合させて回転することによりキャリヤテープ21を牽引してテープ進行路47上で進行させるスプロケットを備えて成るテープフィーダ13が、ベース部31のテープ進行路47以外の部分に、テープ進行路47上を進行するキャリヤテープ21の開放側の側方をキャリヤテープ21の進行方向に対して垂直な方向に延びた垂直延設部81及び垂直延設部81からキャリヤテープ21の上面側に張り出して延びた張り出し部82から成る複数の脱落防止部80を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、部品実装装置に装着され、部品を保持したキャリヤテープを牽引して進行させることで部品を所定の部品供給位置に供給するテープフィーダに関するものである。
テープフィーダは、キャリヤテープの進行路であるテープ進行路を備えたベース部と、ベース部に取り付けられて外周部に送りピンが設けられたスプロケットを有して成り、キャリヤテープに設けられた送り孔にスプロケットの送りピンを係合させてスプロケットを回転させることにより、キャリヤテープを牽引してテープ進行路上で進行させ、キャリヤテープに保持された部品を所定の部品供給位置に供給するようになっている。
このようなテープフィーダでは、テープ進行路はベース部の内部にトンネル状に形成されているのが一般的であるが、テープ進行路がベース部の一側方に開放された形状を有しているものも知られている(例えば、特許文献1)。テープ進行路がトンネル状に形成されているものでは、テープフィーダにキャリヤテープを新規に取り付けるときには、キャリヤテープの先端部をテープ進行路のトンネルの入口から挿入して少しずつ送り、キャリヤテープがトンネルの出口から出たところでテープの先端部を引っ張るようにするため、テープフィーダへのキャリヤテープの取り付け作業が煩雑であった。
これに対し、テープ進行路がベース部の一側方に開放された形状に形成されているタイプのテープフィーダでは、テープフィーダにキャリヤテープを新規に取り付けるときには、キャリヤテープをベース部の側方からテープ進行路内に押し込めばよいので、テープフィーダへのキャリヤテープの取り付け作業の煩雑さが改善される。なお、この場合、テープ進行路内に取り付けたキャリヤテープが開放側から脱落しないようにするため、テープ進行路内にはキャリヤテープの進行方向に対して垂直な方向に突出した突起状の脱落防止部が設けられる。
特開2005−203524号公報
しかしながら、キャリヤテープはリールに巻かれた状態で供給され、リールから引き出されたキャリヤテープには湾曲した癖がついていることから、キャリヤテープが脱落防止部を越えてテープ進行路から脱落してしまう場合があった。また、脱落防止部がテープ進行路内に設けられているため、テープフィーダにキャリヤテープを新規に取り付ける際には、キャリヤテープを脱落防止部とテープ進行路との隙間に押し込まなければならず、テープフィーダへのキャリヤテープの取り付け作業が容易でないという問題点があった。
そこで本発明は、テープ進行路がベース部の一側方に開放された形状に形成されているテープフィーダであって、キャリヤテープが湾曲している場合においてもキャリヤテープがテープ進行路から脱落しにくく、キャリヤテープの取り付け作業が容易な構成のテープフィーダを提供することを目的とする。
請求項1に記載のテープフィーダは、キャリヤテープの進行路として、下部筐体とその上方に位置する上部筐体との間に一側方に開放された溝形状のテープ進行路を備えたベース部と、前記ベース部に取り付けられ、外周部に設けられた送りピンをキャリヤテープに設けられた送り孔に係合させて回転することにより前記キャリヤテープを牽引して前記テープ進行路上で進行させ、前記キャリヤテープに保持された部品を所定の部品供給位置に供給するスプロケットと、前記ベース部の前記テープ進行路以外の部分に設けられ、前記テープ進行路上を進行する前記キャリヤテープの前記テープ進行路の開放された側の側方を前記キャリヤテープの進行方向に対して垂直な方向に延びた垂直延設部及び前記垂直延設部から前記キャリヤテープの上面側に張り出して延びた張り出し部から成る複数の脱落防止部とを備えた。
請求項2に記載のテープフィーダは、請求項1に記載のテープフィーダであって、前記下部筐体は、前記テープ進行路のキャリヤテープの進行方向の後端であるテープ入口よりも後方に突出した突出部を有し、前記脱落防止部の少なくともひとつが前記突出部に設けられた。
請求項3に記載のテープフィーダは、請求項1又は2に記載のテープフィーダであって、前記張り出し部の前記キャリヤテープの幅方向の寸法は前記キャリヤテープの幅方向の寸法の半分以下である。
本発明では、テープ進行路上のキャリヤテープが開放側に移動しようとしてもこれが脱落防止部の垂直延設部によって阻止され、また、湾曲したキャリヤテープが脱落防止部を超えようとしても垂直延設部からキャリヤテープの上面側に張り出して延びた張り出し部に当接してこれが阻止されるので、キャリヤテープはテープ進行路から脱落しにくい。また、脱落防止部がテープ進行路以外の部分に設けられているため、キャリヤテープをテープ進行路に容易にセットすることができ、テープフィーダへのキャリヤテープの取り付け作業が容易になる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の構成図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダをフィーダ挿着部とともに示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの側面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分拡大側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分斜視図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダにキャリヤテープを取り付ける手順を説明する図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分拡大斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装装置による部品実装作業の実行手順を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装装置1は、図示しない上流工程側の装置(例えば半田印刷機や他の部品実装装置)から送られてきた基板2の搬入及び位置決め、位置決めした基板2の電極部3上への部品4の装着及び部品4を装着した基板2の下流工程側の装置(例えば他の部品実装装置や検査機、リフロー炉等)への搬出から成る一連の動作を繰り返し実行するものである。
図1において、部品実装装置1は、基台10の中央に基板2を水平面内の一の方向(オペレータOPから見た左右方向。X軸方向とする)に搬送して位置決めする基板位置決め部としての基板搬送コンベア11を有しており、基台10上の基板搬送コンベア11の側方に設置されたフィーダ挿着部12には部品4の供給を行う部品供給部としての複数のテープフィーダ13がそれぞれX軸方向と直交する水平方向(オペレータOPから見た前後方向。Y軸方向とする)に着脱自在に取り付けられている。
基台10上には直交座標ロボットから成るヘッド移動機構14が設けられており、このヘッド移動機構14によって装着ヘッド15が水平面内で移動される。ヘッド移動機構14は、基台10に固定されてY軸方向に延びたY軸テーブル14a、Y軸テーブル14aに沿って移動されるX軸方向に延びたX軸テーブル14b及びX軸テーブル14bに沿って移動される移動ステージ14cから成り、装着ヘッド15は移動ステージ14cに取り付けられている。装着ヘッド15には、部品4を真空吸着する複数の吸着ノズル16が、上下方向(Z軸方向とする)への移動と上下軸回りの回転が自在な状態で取り付けられている。
装着ヘッド15には撮像視野を下方に向けた基板カメラ17が取り付けられており、基台10上のフィーダ挿着部12と基板搬送コンベア11との間の領域には撮像視野を上方に向けた部品カメラ18が取り付けられている。
図2及び図3において、各テープフィーダ13は部品収納部21aに部品4が収納されたキャリヤテープ21をリール22から引き出して送り、部品供給位置13aに部品4を連続的に供給する構成となっている。以下のテープフィーダ13の説明では、フィーダ挿着部12に挿着された状態でオペレータOPから見た基台10の中央側(基板搬送コンベア11側)に向く方向をテープフィーダ13の前方と称し、これとは反対の方向をテープフィーダ13の後方と称する。
図2及び図3において、テープフィーダ13は、ベース部31及びリール保持部32を備えて成る。ベース部31は、オペレータOPから見て上下及び前後方向に延びた板状の部材から成る側板41と側板41の右面に位置する下部筐体42及び上部筐体43が一体的に構成されており、下部筐体42は側板41の右側領域における前半分領域の全体と後半分の下部領域を占め、上部筐体43は側板41の右側領域における後半分の上部領域を占めている。なお、下部筐体42及び上部筐体43は、側板41と一体的に構成されたものではなく、側板41に取り付けられた構成であってもよい。下部筐体42内の前方上部にはスプロケット駆動モータ44によって回転駆動されるスプロケット45が設けられている。
図4において、下部筐体42の上面はベース部31の後方側から水平な後方水平部46a、前方に向けて上昇傾斜する傾斜部46b及び水平な前方水平部46cから成るテープ案内路46を形成しており、上部筐体43の下面はテープ案内路46のうち後方水平部46a及び傾斜部46bの後半分と一定の間隔(キャリヤテープ21の厚さ寸法よりもやや大きい寸法の間隔)を保って離間した状態で位置している。このためベース部31には下部筐体42とその上方に位置する上部筐体43との間に一側方(ここではオペレータOPから見た右側方)に開放された溝形状のキャリヤテープ21の進行路(以下、テープ進行路47と称する)が形成された状態となっている。
図2及び図3において、リール保持部32はベース部31の下部筐体42の後端部の下方に設けられており、下部筐体42から下方に延びる下垂柱51、下垂柱51から後方に広がって延びた板状の平板部52及び平板部52からX軸方向に延びて設けられたリール支持軸53を有して成り、リール22はリール支持軸53に中心部が挿通されて回転自在に保持されている。
リール22から引き出されたキャリヤテープ21は下部筐体42の後端部から平板部52の上方を水平後方に延びて設けられたガイド支持軸54の後端のガイド部55においてガイドされてテープ進行路47の後端のキャリヤテープ21の入口(以下、テープ入口47aと称する。図5(a))からテープ進行路47内に入り、テープ案内路46上を進んで下部筐体42の前上部に位置するスプロケット45の上方に導かれる。
キャリヤテープ21の長手方向には送り孔21bが一定間隔で設けられており(図2の拡大図)、これら送り孔21bのうちスプロケット45の直上に位置するものがスプロケット45の外周部に設けられた送りピン45pと係合される。
図2、図3及び図4において、ベース部31の前方のスプロケット45を上方から覆う位置にはテープ押さえ部材60が設けられている。このテープ押さえ部材60は下方に開口した断面「コ」の字形状でY軸方向に延びた部材から成り、水平な上面61、その上面のX軸方向に対向する両端面から下方に延びて設けられた一対の側面62、後端部から斜め後方に延びて設けられた後方延出部63及び前端部から下方に延びて設けられた下方延出部64を有している。
図5(b)において、テープ押さえ部材60の上面61には部品取り出し位置13pの直上に位置するように部品取り出し開口61pが設けられている。スプロケット45がスプロケット駆動モータ44によって間欠的に回転駆動されるとキャリヤテープ21が一定時間間隔でテープ案内路46上を進行し、部品4を部品取り出し開口61pに(すなわち部品供給位置13aに)連続的に供給する。
なお、キャリヤテープ21の表面(上面)には部品4が部品収納部21aから脱落するのを防止するためのトップテープ21tが貼り付けられているが、このトップテープ21tは部品収納部21aが部品供給位置13aに到達する前に引き剥がされたうえで、テープ押さえ部材60の部品取り出し開口61pの後方に隣接して設けられたトップテープ引き出し口61aから後上方に引き出され、テープ案内路46の傾斜部46bの上方に設けられたテープ回収機構70によって巻き取られて回収される(図2及び図3)。
図4において、ベース部31の下面には断面が逆「T」字形状を有した連結部31aがベース部31の長手方向(Y軸方向)に延びて設けられており、この連結部31aがフィーダ挿着部12のスロット12a(図1及び図2)にY軸方向に差し込まれることによって、テープフィーダ13がフィーダ挿着部12に挿着される(図3)。このとき、ベース部31の下面の前端部に前方に突出して設けられた突起31bがフィーダ挿着部12の前端部に設けられた突起当接部12bに後方から当接することで、テープフィーダ13のフィーダ挿着部12に対する位置決めがなされる。
図5(b)及び図6(a),(b),(c)に示すように、テープ押さえ部材60は、ベース部31内の前後2箇所に設けられたばね等の付勢部材65によってベース部31の側に付勢されており、キャリヤテープ21のスプロケット45の送りピン45pと係合する部分の近傍を上方から押さえることにより、リール22に巻き付けられていたことによって湾曲した状態となっているキャリヤテープ21の癖を矯正して、送り孔21bが送りピン45pから離脱することを防止するようになっている。
このようなテープフィーダ13において、新規にキャリヤテープ21をテープフィーダ13に取り付けるときには、オペレータOPは先ず、リール保持部32に保持されたリール22からキャリヤテープ21を一定量引き出したうえで、その引き出したキャリヤテープ21の一部をベース部31の右側からテープ進行路47内に嵌め込む。このとき、引き出したキャリヤテープ21の先頭部は、テープ進行路47よりも前方に位置するようにする。
このようにしてテープ進行路47内にキャリヤテープ21の一部を嵌め込んだら、次いでオペレータOPは、キャリヤテープ21の先頭部をテープ押さえ部材60とベース部31との間に挿通するため、テープ押さえ部材60の後端側の端部(キャリヤテープ21の進行方向と反対側の端部。具体的には後方延出部63)を付勢部材65による付勢力に抗して持ち上げ操作する(図6(a)→図6(b)。図6(b)中に示す矢印A)。
このテープ押さえ部材60の後端側の端部の持ち上げ操作により、テープ押さえ部材60の前端部(キャリヤテープ21の進行方向側の端部)から下方に延びて設けられた下方延出部64の下端がベース部31の先端面(前端面)に当接し、テープ押さえ部材60はその当接部SPを揺動支点として揺動する(図6(b)中に示す矢印B)。このときテープ押さえ部材60は、一方の側面62に上下方向に延びて設けられた弧状の揺動ガイド66をベース部31の側面に設けられたガイド内突起31cに対して摺動させるようにして揺動する。なお、このときの最大揺動角度は、揺動ガイド66によって比較的小さい角度(10度程度)に限定される。
このようにしてテープ押さえ部材60が揺動された場合、テープ押さえ部材60とベース部31との間には、キャリヤテープ21の厚さを超える寸法Tを有する隙間SK(図6(b))が形成されるようになっており(隙間形成工程)、オペレータOPはこのテープ押さえ部材60の後端部の持ち上げ操作した状態を保持しておけば、テープ押さえ部材60とベース部31との間に形成された上記隙間SKにキャリヤテープ21を容易に挿通することができる(図6(c)。キャリヤテープ挿通工程)。しかも、キャリヤテープ21はテープ押さえ部材60のベース部31との間の隙間SK内で前後移動させることができるので、キャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット45の送りピン45pに容易に係合させることができる(係合工程)。
オペレータOPは、上記のようにしてキャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット45の送りピン45pに係合させたら、テープ押さえ部材60から手を離してテープ押さえ部材60の持ち上げ状態を解除する(持ち上げ状態解除工程)。これによりテープ押さえ部材60はもとの位置に復帰し、キャリヤテープ21のテープフィーダ13への取り付けが完了する。
図2、図3及び図5(b)に示すように、ベース部31に設けられたテープ案内路46におけるテープ進行路47の前方部分(すなわちテープ進行路47以外の部分)には、キャリヤテープ21がテープ進行路47から(テープ案内路46から)脱落するのを防止する脱落防止部80(前方脱落防止部80a)が設けられている。この脱落防止部80は、テープ進行路47上を進行するキャリヤテープ21のテープ進行路47の開放された側の側方(ここでは右側方)をキャリヤテープ21の進行方向に対して垂直な方向に延びた垂直延設部81及び垂直延設部81からキャリヤテープ21の上面側に張り出して延びた張り出し部82から成る。
また、図2、図3及び図5(a)に示すように、下部筐体42は、テープ進行路47のキャリヤテープ21の進行方向の後端であるテープ入口47aよりも後方(キャリヤテープ21の進行方向と反対の方向)に突出した突出部42aを有しており、この突出部42a(すなわちテープ進行路47以外の部分)にも脱落防止部80(後方脱落防止部80b)が設けられている。この突出部42aに設けられた脱落防止部80は、キャリヤテープ21がテープ進行路47上から開放側に脱落するのを防止するだけでなく、スプロケット45に牽引されてベース部31の外部(後方)を進行するキャリヤテープ21がテープ入口47aにスムーズに入ることができるようにする機能をも有している。
このように脱落防止部80を備えたテープフィーダ13では、テープ進行路47上のキャリヤテープ21が開放側(ここではオペレータOPから見て右側)に脱落しそうになってもこれが脱落防止部80の垂直延設部81によって阻止され、また、湾曲したキャリヤテープ21が脱落防止部を超えようとしても垂直延設部81からキャリヤテープ21の上面側に張り出して延びた張り出し部82に下方から当接してこれが阻止されるので、キャリヤテープ21はテープ進行路47から脱落しにくくなっている。
なお、上記脱落防止部80(前方脱落防止部80a及び後方脱落防止部80b)では、図7に示すように、張り出し部82のキャリヤテープ21の幅方向の寸法S1は、キャリヤテープ21の幅方向の寸法S2の半分以下となっている。すなわち、張り出し部82の幅方向の寸法S2は、湾曲したキャリヤテープ21が垂直延設部81の上端部を超えることを阻止できる最小限度の寸法を有したものとなっている。このため、キャリヤテープ21のテープ進行路47からの脱落を防止しつつも、キャリヤテープ21をテープ進行路47内に取り付ける際の作業性を向上させることができる。
図8において、基板2の搬送及び位置決め動作は部品実装装置1に備えられた制御装置90が基板搬送コンベア11の作動制御を行うことによってなされ、各テープフィーダ13におけるキャリヤテープ21の搬送動作(部品供給位置13aへの部品4の供給動作)は、制御装置90が各テープフィーダ13に備えられた前述のスプロケット駆動モータ44によりスプロケット45を回転作動させることによってなされる。各テープフィーダ13はフィーダ挿着部12に挿着されることによって制御装置90と電気的に接続され、制御装置90によるスプロケット駆動モータ44等の作動制御が可能となる。
装着ヘッド15の水平面内での移動動作は、制御装置90がヘッド移動機構14の作動制御(Y軸テーブル14aに対するX軸テーブル14bの移動制御及びX軸テーブル14bに対する移動ステージ14cの移動の制御)を行うことによってなされる(図8)。装着ヘッド15に対する各吸着ノズル16の上下方向への移動と上下軸回りの回転は、制御装置90が装着ヘッド15内に設けられたノズル駆動機構16A(図8)の作動制御を行うことによってなされ、各吸着ノズル16による部品4の吸着及びその解除動作は、制御装置90が吸着動作機構16B(図8)の作動制御を行うことによってなされる。
図8において、基板カメラ17による撮像動作の制御と部品カメラ18による撮像動作の制御は制御装置90によってなされる。基板カメラ17の撮像動作によって得られた画像データと部品カメラ18の撮像動作によって得られた画像データは制御装置90に入力され、制御装置90が備える画像認識部90aにおいて画像認識処理がなされる。
このような部品実装装置1において、制御装置90によって各テープフィーダ13のスプロケット駆動モータ44が間欠駆動されると、そのテープフィーダ13に備えられたスプロケット45が間欠的に回転し、そのスプロケット45によってキャリヤテープ21が牽引されてベース部31に設けられたテープ案内路46(テープ進行路47を含む)上をベース部31の後端側から前端側に向けて断続的に進行するので、キャリヤテープ21の部品収納部21aが一定時間間隔でテープ押さえ部材60の部品取り出し開口61pの下方位置に位置され、部品取り出し位置13pに部品4が一定時間間隔で供給される。
このように、本実施の形態におけるテープフィーダ13は、キャリヤテープ21の進行路として、下部筐体42とその上方に位置する上部筐体43との間に一側方に開放された溝形状のテープ進行路47を備えたベース部31及びベース部31に取り付けられ、外周部に設けられた送りピン45pをキャリヤテープ21に設けられた送り孔21bに係合させて回転することによりキャリヤテープ21を牽引してテープ進行路47上で進行させ、キャリヤテープ21に保持された部品4を所定の部品供給位置13aに供給するスプロケット45及びベース部31のテープ進行路47以外の部分に設けられ、テープ進行路47上を進行するキャリヤテープ21のテープ進行路47の開放された側の側方をキャリヤテープ21の進行方向に対して垂直な方向に延びた垂直延設部81及び垂直延設部81からキャリヤテープ21の上面側に張り出して延びた張り出し部82から成る複数の脱落防止部80を備えたものとなっている。
次に、上記構成の部品実装装置1により、基板2上の電極部3に部品4を装着する部品実装作業を行う手順を図9のフローチャートを参照して説明する。部品実装作業では、制御装置90は先ず、基板搬送コンベア11を作動させ、部品実装装置1の上流工程側の装置から送られてきた基板2を受け取って部品実装装置1の内部に搬入し、所定の作業位置に位置決めする(ステップST1)。
制御装置90は、基板2の搬入及び位置決めを行ったら、装着ヘッド15を移動させて基板カメラ17を基板2の上方に移動させ、基板カメラ17に基板2上の一対の基板マーク2m(図1)の撮像を行わせて画像認識部90aにおいて画像認識する。そして、得られた一対の基板マーク2mの位置を予め設定された基準の位置と比較することによって、基板2の基準の位置からの位置ずれを算出する(ステップST2)。
制御装置90は、基板2の基準の位置からの位置ずれを算出したら、テープフィーダ13の作動制御を行ってそのテープフィーダ13の部品供給位置13aに部品4を供給しつつ、装着ヘッド15をテープフィーダ13の上方に位置させたうえで、テープフィーダ13の部品供給位置13aに供給された部品4を吸着する(ステップST3)。
制御装置90は、吸着ノズル16により部品4を吸着したら、その部品4が部品カメラ18の上方を通過するように装着ヘッド15を移動させ、部品カメラ18に部品4を撮像させて画像認識部90aにおいて画像認識を行う(ステップST4)。この画像認識の際には、制御装置90は、部品4の吸着ノズル16に対する位置ずれ(吸着ずれ)を算出する。
制御装置90は、部品4の画像認識を行ったら、装着ヘッド15を基板2の上方に位置させ、吸着ノズル16により吸着した部品4を基板2上の電極部3に接触させたうえで吸着ノズル16による部品4の吸着を解除し、部品4を基板2に装着する(ステップST5)。この部品装着工程では、制御装置90は、ステップST2で求めた基板2の位置ずれと、ステップST4で求めた部品4の吸着ずれが修正されるように、基板2に対する吸着ノズル16の位置補正(回転補正を含む)を行う。このように装着ヘッド15は、テープフィーダ13が供給する部品4を吸着ノズル16により吸着して基板2に装着するものとなっている。
制御装置90は、基板2に対する部品4の装着を行ったら、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了したか否かの判断を行う(ステップST6)。そして、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していなかったときにはステップST3に戻って吸着ノズル16による次の部品4のピックアップを行い、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していたときには、基板搬送コンベア11を作動させて基板2を部品実装装置1から搬出し(ステップST7)、基板2の1枚当たりの部品実装作業を終了する。
なお、上記部品実装装置1による部品実装作業において、使用しているテープフィーダ13に部品切れが生じた場合には、前述した手順、すなわち、テープ押さえ部材60のキャリヤテープ21の進行方向と反対側の端部を付勢部材65による付勢力に抗して持ち上げ操作し、テープ押さえ部材60のキャリヤテープ21の進行方向側の端部から下方に延びて設けられた下方延出部64の下端をベース部31の先端面に当接させてその当接部SPを揺動支点としてテープ押さえ部材60を揺動させることで、テープ押さえ部材60とベース部31との間にキャリヤテープ21の厚さを超える寸法を有する隙間SKを形成させる工程(前述の隙間形成工程)及びテープ押さえ部材60とベース部31との間に形成させた隙間SKにキャリヤテープ21を挿通し、キャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット45の送りピン45pに係合させた後にテープ押さえ部材60の持ち上げ状態を解除することでキャリヤテープ21をテープフィーダ13に取り付ける工程(前述のキャリヤテープ挿通工程、係合工程及び持ち上げ状態解除工程)を含むキャリヤテープ21の取り付け方法で新規のキャリヤテープ21をテープフィーダ13に取り付ける。
以上説明したように、本実施の形態におけるテープフィーダ13では、テープ進行路47上のキャリヤテープ21が開放側に移動しようとしてもこれが脱落防止部80の垂直延設部81によって阻止され、また、湾曲したキャリヤテープ21が脱落防止部80を超えようとしても垂直延設部81からキャリヤテープ21の上面側に張り出して延びた張り出し部82に当接してこれが阻止されるので、キャリヤテープ21はテープ進行路47から脱落しにくい。また、脱落防止部80がテープ進行路47以外の部分(上記実施の形態では、テープ進行路47とテープ押さえ部材60の間の部分と下部筐体42の後方への突出部42aの2箇所)に設けられているため、キャリヤテープ21をテープ進行路47に容易にセットすることができ、テープフィーダ13へのキャリヤテープ21の取り付け作業が容易である。
なお、上述の実施の形態では、脱落防止部80はテープ進行路47とテープ押さえ部材60の間の部分と下部筐体42の後方への突出部42aの2箇所のそれぞれにひとつずつ設けられた構成となっていたが、これは一例であり、脱落防止部80はテープ進行路47以外の部分の何箇所に設けられていてもよい(1箇所であってもよい)。脱落防止部80はテープ進行路47とテープ押さえ部材60との間のみでもよいが、上述の実施形態に示したように、下部筐体42の突出部42aに少なくともひとつの脱落防止部80が設けられていることが好ましい。
テープ進行路がベース部の一側方に開放された形状に形成されているテープフィーダであって、キャリヤテープが湾曲している場合においてもキャリヤテープがテープ進行路から脱落しにくく、キャリヤテープの取り付け作業が容易な構成のテープフィーダを提供する。
4 部品
13 テープフィーダ
13a 部品供給位置
21 キャリヤテープ
21b 送り孔
31 ベース部
42 下部筐体
42a 突出部
43 上部筐体
45 スプロケット
45p 送りピン
47 テープ進行路
47a テープ入口
80 脱落防止部
81 垂直延設部
82 張り出し部

Claims (3)

  1. キャリヤテープの進行路として、下部筐体とその上方に位置する上部筐体との間に一側方に開放された溝形状のテープ進行路を備えたベース部と、
    前記ベース部に取り付けられ、外周部に設けられた送りピンをキャリヤテープに設けられた送り孔に係合させて回転することにより前記キャリヤテープを牽引して前記テープ進行路上で進行させ、前記キャリヤテープに保持された部品を所定の部品供給位置に供給するスプロケットと、
    前記ベース部の前記テープ進行路以外の部分に設けられ、前記テープ進行路上を進行する前記キャリヤテープの前記テープ進行路の開放された側の側方を前記キャリヤテープの進行方向に対して垂直な方向に延びた垂直延設部及び前記垂直延設部から前記キャリヤテープの上面側に張り出して延びた張り出し部から成る複数の脱落防止部とを備えたことを特徴とするテープフィーダ。
  2. 前記下部筐体は、前記テープ進行路のキャリヤテープの進行方向の後端であるテープ入口よりも後方に突出した突出部を有し、前記脱落防止部の少なくともひとつが前記突出部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 前記張り出し部の前記キャリヤテープの幅方向の寸法は前記キャリヤテープの幅方向の寸法の半分以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のテープフィーダ。
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