JP2014041223A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】オートフォーカスカメラに好適なリアフォーカス、インナーフォーカス式で防振機能を備え、高画質でコンパクトな望遠ズームレンズ及びそれを用いた光学装置を提供すること。
【解決手段】物体側から順に正の第1レンズ群と、負の第2レンズ群と、正の第3レンズ群、及び後群を有し、前記レンズ群どうしの間隔を変化させてズーミングを行い、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群を物体側へ移動させ、前記第3群全体又は一部のレンズ群で防振を行い、ftを望遠端における全系の焦点距離、mRPを広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も正の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量、mRNを広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量としたとき、
0.04 < |mRN−mRP|/ft <0.06
なる条件を満足させること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有した光学機器に関し、特に一眼レフカメラやビデオカメラ等に好適に用いられる高変倍比のズームレンズに関するものである。
進行中の車等移動物体上からの撮影では撮影系に振動が伝わり撮影画像にブレが生じる。また焦点距離の長いレンズやFNoの大きい暗いレンズでの手持ち撮影では手ブレにより、撮影画像にブレが生じることがある。これらのブレを光学的または電気的に補正したデジタルスチルカメラやビデオカメラ或いは撮影レンズが発売されており、手ブレ補正或いは防振は一般的なものとなっている。
また、従来ズームレンズのフォーカシング方法として、第1レンズ群を移動させる、所謂前玉フォーカス式や、第2レンズ群以降のレンズ群を移動させる、所謂インナーフォーカス式、リアフォーカス式が知られている。
一般にインナーフォーカス式やリアフォーカス式のズームレンズは、前玉フォーカス式のズームレンズに比べて、第1レンズ群の光線有効径が小さくなるので、レンズ系全体の小型化が図れるという利点を有している。また、比較的小型軽量のレンズ群を移動させてフォーカシングを行うため、特にオートフォーカスカメラにおいては迅速なフォーカシングが可能となるといった特徴も有している。
従来、このような防振機能を有し且つインナーフォーカス式やリアフォーカス式のズームレンズのとして、特許文献1、特許文献2が開示されている。
特開2000−47107号公報 特開2008−304857号公報
近年、一眼レフカメラにおいても従来の銀塩カメラに代わってデジタルカメラが主流となっている。また、撮像センサーの画素数が年々増加してており、インクジェットプリンターなどの普及で撮影画像を拡大鑑賞する機会が増えている。拡大鑑賞した場合、撮影レンズの収差や手ブレ等による画像の劣化が顕著に表れるようになる。このような鑑賞環境の変化により、撮影レンズの更なる小型軽量化、光学性能向上、防振機能の向上が求められている。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、オートフォーカスカメラに好適なリアフォーカス、インナーフォーカス式で多群移動ズームにより高画質化、コンパクト化を達成すること。且つ軽量なレンズ群を駆動することで省エネと良好な防振性能を達成することが可能な望遠ズームレンズを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群、及び複数のレンズ群より成る後群を有し、ズーミングに際して、前記レンズ群どうしの間隔を変化させるズームレンズにおいて、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群を物体側へ移動させ、前記第3群全体又は一部のレンズ群を光軸に略垂直方向に変位させて防振を行い、ftを望遠端における全系の焦点距離、mRPを広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も正の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量、mRNを広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量としたとき、
0.04 < |mRN−mRP|/ft <0.06
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によればオートフォーカスカメラに好適なリアフォーカス、インナーフォーカス式で且つ防振機能を備え、高画質でコンパクトな望遠ズームレンズを提供することができる。
本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 実施例1のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図 実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図 実施例1のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図 実施例1のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図 本発明の実施例2のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 実施例2のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 実施例2のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 実施例2のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図 実施例2のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図 実施例2のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図 実施例2のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図 本発明の実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図 実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図 実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図 実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図 本発明の実施例4のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 実施例4のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 実施例4のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図 実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図 実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図 実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。
図2は実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図3は実施例1のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図4は実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図である。
図5は実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図である。
図6は実施例1のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図である。
図7は実施例1のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図である。
図8は本発明の実施例2のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。
図9は実施例2のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図10は実施例2のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図11は実施例2のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図である。
図12は実施例2のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図である。
図13は実施例2のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図である。
図14は実施例2のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図である。
図15は本発明の実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。
図16は実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図17は実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図18は実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図である。
図19は実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図である。
図20は実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図である。
図21は実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図である。
図22は本発明の実施例4のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。
図23は実施例4のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図24は実施例4のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図25は実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図である。
図26は実施例3のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図である。
図27は実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの横収差図である。
図28は実施例3のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させ、0.3度防振したときの横収差図である。
防振していない状態の横収差図において上段は最大像高に対し7割の像高での収差図、下段は画面中心の収差図である。
防振時の横収差図において上段は最大像高に対し7割の像高での収差図、中段は画面中心の収差図、下段は最大像高に対し−7割の像高での収差図である。
レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。
図1のレンズ断面図においてL1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群、L5は負の屈折力の第5レンズ群である。ここで、屈折力とは光学的パワーのことであり、焦点距離の逆数である。
図8、図15、図22のレンズ断面図においてL1〜L6は順に正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群である。
SPは開口絞りである。
レンズ後方には不図示の像面があり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子の撮像面が、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する感光面が置かれる。
縦収差図中、球面収差、歪曲、色収差において、実線はd線、2点鎖線はg線であり、縦収差図中、非点収差において、鎖線はメリディオナル像面、実線はサジタル像面である。
ωは半画角、FnoはFナンバーである。
横収差図において実線はメリジオナル像面、破線はサジタル像面である。又、横収差図において横軸は瞳面上における高さである。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は各レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。
図1の実施例1では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印の如く第1レンズ群L1は物体側へ移動している。第2レンズ群L2は第1レンズ群L1との間隔を大にしつつ像側へ移動している。第3レンズ群L3は第2レンズ群L2との間隔を小にしつつ物体側へ移動している。第4レンズ群L4は第3レンズ群L3との間隔を大にしつつ物体側へ移動している。第5レンズ群L5は第4レンズ群L4との間隔を小にしつつ物体側へ移動している。絞りSPは第3レンズ群L3と一体に移動している。
図8、図15、図22の実施例2、実施例3、実施例4では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印の如く第1レンズ群L1は物体側へ移動している。第2レンズ群L2は固定である。第3レンズ群L3は第2レンズ群L2との間隔を小にしつつ物体側へ移動している。第4レンズ群L4は第3レンズ群L3との間隔を大にしつつ物体側へ移動している。第5レンズ群L5は第4レンズ群L4との間隔を小にしつつ物体側へ移動している。第6レンズ群L6は第5レンズ群L5との間隔を小にしつつ物体側へ移動している。絞りSPは第3レンズ群L3と一体に移動している。
次に、各実施例の前述した特徴以外の特徴について説明する。
各実施例の光学系は、物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群、及び複数のレンズ群より成る後群を有している。ズーミングに際して、前記レンズ群同士の間隔を変化させている。
第3レンズ群を物体側より正の屈折力を有する第3a群と第3b群に分割し、第3a群を光軸と略垂直方向に変位させて防振を行っている。
またftを望遠端における全系の焦点距離、mRPを広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も正の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量、mRNを広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量としたとき、
0.04 < |mRN−mRP|/ft <0.06 ・・・(1)
なる条件式を満足している。
実施例1では、mRPはL4、mRNはL5である。実施例2、実施例3、実施例4では、mRPはL5、mRNはL6である。
条件式(1)は望遠端の焦点距離に対し広角端から望遠端へズーミングする際の後群中最も正の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量と最も負の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量の差の絶対値を規定している。これは高変倍を達成しつつレンズ全長を短くするためのものである。
条件式(1)の下限値を超えてmRNとmRPの差の絶対値が小さくなると後群での変倍効果が小さくなりレンズ全長が長くなる。
条件式(1)の上限値を超えてmRNとmRPの差の絶対値が大きくなると後群での変倍効果が大きくなるが、レンズ群の移動スペースを確保するために、広角端でのレンズ全長が長くなってくる。
さらに各実施例の光学系は、f3を第3レンズ群の焦点距離、f3aを第3レンズ群中防振時光軸と略垂直に移動するレンズ群の焦点距離、β3atを第3レンズ群中防振時光軸と略垂直に移動するレンズ群の横倍率、βRtを第3レンズ群中防振時光軸と略垂直に移動するレンズ群より像面側に配置されるレンズ群全体の横倍率としたとき、
0.15< f3a/ft <0.35・・・(2)
−2.5< β3at <−1.1・・・(3)
0.7< |f3a/f3| <1.6 ・・・(4)
5< βRt <0.95・・・(5)
0.15< f3/ft <0.35・・・(6)
なる条件式を満足させている。
条件式(2)〜(6)は、第3レンズ群を物体側より正の屈折力を有する第3a群と第3b群に分割し、第3a群を光軸と略垂直方向に変位させて防振を行うための条件式である。
防振群の光軸と垂直方向の変位量に対する結像点の光軸と垂直方向の変位の比は、防振群の横倍率をβa、防振群より像側のレンズ群の横倍率をβRとしたとき、
(1−βa)×βR
で表すことができる。また、手ブレによる撮影光学系の光軸の振れ角をθ、光学系の焦点距離をfとしたとき、像点のブレ量は、
f×tanθ
となる。
これらの式より、振れ角θの手ブレを補正するために必要な防振群の変位量は、
f×tanθ/{(1−βa)×βR}
となる。
防振機構の小型化及び省電力化を図るためには、防振群の最大変位量が小さいことが求められる。逆に防振群の光軸と垂直方向の変位量に対する結像点の光軸と垂直方向の変位の比が大きすぎると防振群の光軸と垂直方向の変位量を高精度に制御する必要が生じる。
本実施例では条件式(2)〜(6)を満足することで、防振群の光軸と垂直方向の最大変位量を小さくし、且つ防振群の光軸と垂直方向の変位量に対する結像点の光軸と垂直方向の変位の比を適切にしている。
さらに各実施例の光学系は、f1を第1レンズ群の焦点距離、f2を第2レンズ群の焦点距離としたとき、
0.4 < f1/ft <0.55・・・(7)
11< |f2/ft| <0.2 ・・・(8)
なる条件式を満足させている。
条件式(7)は望遠端での全系の焦点距離に対する第1群の焦点距離を規定するものである。
条件式(7)の下限値を超えて第1群の正の屈折力が強くなるとレンズ全長のコンパクト化には有利だが第1群で発生する諸収差が増大しこれをバランス良く補正することが困難となる。
条件式(7)の上限値を超えて第1群の正の屈折力が弱くなると収差補正には有利な方向だがレンズ全長が増大する。
条件式(8)は望遠端での全系の焦点距離に対する第2群の焦点距離を規定するものである。
条件式(8)の下限値を超えて第2群の負の屈折力が強くなるとレンズ全長のコンパクト化には有利だが第2群で発生する諸収差が増大しこれをバランス良く補正することが困難となる。
条件式(8)の上限値を超えて第2群の負の屈折力が弱くなると収差補正には有利な方向だがレンズ全長が増大する。
さらに実施例2、実施例3、実施例4の光学系は、fRN2を前記後群中2番目に負の屈折力の強いレンズ群の焦点距離としたとき、
15< |fRN2/ft| <0.4・・・(9)
なる条件式を満足させている。
該実施例では、後群を負の屈折力の第4群L4、正の屈折力の第5群L5、負の屈折力の第6群L6で構成している。fRN2は前記L4の焦点距離である。
条件式(9)は望遠端での全系の焦点距離に対する第4群の焦点距離を規定するものである。
条件式(9)の下限値を超えて第4群の負の屈折力が強くなるとレンズ系のコンパクト化には有利だが収差補正が困難となる。
条件式(9)の上限値を超えて第4群の負の屈折力が弱くなるとレンズ全長が増大してくる。
さらに各実施例の光学系は、fRPを前記後群中最も正の屈折力の強いレンズ群の焦点距離、fRNを前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群の焦点距離、m1を広角端から望遠端へズーミングする際の第1レンズ群の光軸方向の移動量としたとき、
0.1< fRP/ft <0.15 ・・・(10)
0.12< |fRN/ft|<0.2 ・・・(11)
−0.25< m1/ft <−0.15・・・(12)
−0.15< mRN/ft <−0.08・・・(13)
なる条件式を満足させている。
条件式(10)、条件式(11)を満足するように後群中の各レンズ群の焦点距離を設定することで光学系の小型化を達成している。
条件式(12)は望遠端での全系の焦点距離に対する広角端から望遠端へズーミングする際の第1群の移動量を規定するものである。
条件式(13)は望遠端での全系の焦点距離に対する広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量を規定するものである。
条件式(12)、条件式(13)はどちらも広角端でのレンズ全長を短くし携帯性を良くするものである。
条件式(12)の下限値を超えて移動量が大きくなると広角端でのレンズ全長が短くなるが第1群の移動機構を構成するための鏡筒構造が複雑となる。
条件式(12)の上限値を超えて移動量が小さくなると広角端でのレンズ全長が長くなり、携帯性が悪くなる。
条件式(13)の下限値を超えて移動量が大きくなると広角端でのレンズ全長が短くなるが前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群の位置敏感度が大きくなり鏡筒を高精度にする必要が生じる。
条件式(13)の上限値を超えて移動量が小さくなると広角端でのレンズ全長が長くなり、携帯性が悪くなる。
一般的にズームレンズのフォーカス方式としては、第1群を用いて行う所謂前玉フォーカスが一般的である。これは鏡筒構造を簡単にできるためであるが、望遠ズームでは第1群のレンズ重量が重いためオートフォーカス用のズームレンズでは重量の軽いレンズ群でのフォーカシングが求められている。
そこで、各実施例の光学系は、無限遠から至近へのフォーカシングに際し、第1群に比べ重量の軽い、後群中最も負の屈折力の強いレンズ群を光軸方向像面側へ移動させている。具体的には、実施例1ではL5、実施例2〜4ではL6を光軸方向像面側へ移動させている。
また各実施例の光学系において、無限遠から至近へのフォーカシングを前記後群中最も正の屈折力の強いレンズ群を光軸方向物体側へ移動させて行うことも可能である。具体的には、実施例1ではL4、実施例2〜4ではL5を光軸方向物体側へ移動して無限遠から至近へのフォーカシングを行うことが可能である。
実施例2〜4では、前記L6又は、L5の移動と同時に無限遠から至近へのフォーカシングに際しL4を物体側へ移動させることで至近性能の向上を図ることが可能である。
以上のように各実施例によれば、オートフォーカスカメラに好適なリアフォーカス、インナーフォーカス式で且つ防振機能を備え、高画質でコンパクトな望遠ズームレンズを達成することができる。
[実施例]
以下に、実施例1〜4に各々対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、riは第i番目(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndi、νdiはそれぞれd線を基準とした屈折率、アッベ数を示す。fは焦点距離、FnoはFナンバーである。
(非球面データ)には、非球面を次式で表した場合の非球面係数を示す。
但し、
x:光軸方向の基準面からの変位量
h:光軸に対して垂直な方向の高さ
R:ベースとなる2次曲面の半径
k:円錐定数
:n次の非球面係数
なお、「E−Z」の表示は「10−Z」を意味する。
又前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。


[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 114.416 5.60 1.48749 70.2 66.41
2 1056.763 0.15 66.18
3 108.690 2.80 1.74950 35.0 64.97
4 67.477 0.12 62.66
5 68.051 9.90 1.43387 95.1 62.66
6 658.071 (可変) 61.82
7 282.822 2.50 1.83400 37.2 29.49
8 525.200 1.20 1.72916 54.7 28.92
9 59.617 4.50 28.23
10 -93.892 1.40 1.56907 71.3 28.06
11 35.605 2.50 1.80518 25.4 28.34
12 72.850 (可変) 28.27
13 103.533 6.50 1.48749 70.2 29.62
14 -30.313 1.00 1.58144 40.8 29.68
15 -63.068 1.00 29.98
16* 38.700 5.00 1.60300 65.4 29.26
17 59.393 1.80 1.67270 32.1 27.83
18 53.939 3.50 27.11
19(絞り) ∞ 10.66 26.60
20 -51.961 2.10 1.60311 60.6 23.91
21 709.718 (可変) 24.08
22 441.272 3.50 1.48749 70.2 28.00
23 -69.183 0.15 28.13
24 193.880 1.60 1.80518 25.4 27.92
25 47.285 1.50 27.55
26 112.741 3.00 1.51633 64.1 27.63
27 -148.222 0.15 27.78
28 43.305 4.10 1.63854 55.5 27.96
29 -212.409 (可変) 27.74
30 783.115 1.35 1.83481 42.7 27.12
31 38.590 5.00 1.72825 28.5 26.54
32 -187.004 1.35 1.77250 49.6 26.27
33 56.344 (可変) 25.87
像面 ∞

非球面データ
第16面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.85044e-007

各種データ
ズーム比 3.77
広角 中間 望遠
焦点距離 102.74 197.83 387.19
Fナンバー 4.63 5.38 5.83
画角 11.89 6.24 3.20
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 161.47 187.52 197.18
BF 71.35 89.88 115.35

d 6 4.11 51.48 88.79
d12 23.74 14.54 7.17
d21 28.54 21.73 15.54
d29 21.16 15.84 1.75
d33 71.35 89.88 115.35

入射瞳位置 60.65 177.61 388.63
射出瞳位置 -61.51 -51.13 -41.75
前側主点位置 83.94 97.90 -178.49
後側主点位置 -31.39 -107.94 -271.85

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 185.01
2 7 -48.86
3 13 121.02
4 22 47.72
5 30 -63.62


[数値実施例2]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 110.584 7.00 1.48749 70.2 66.25
2 7033.918 0.15 65.85
3 100.584 2.80 1.74950 35.0 64.24
4 61.443 0.12 61.59
5 61.918 9.20 1.43387 95.1 61.59
6 352.306 (可変) 60.87
7 106.639 2.50 1.83400 37.2 29.34
8 525.200 1.20 1.72916 54.7 28.79
9 43.147 4.80 27.66
10 -56.065 1.40 1.56907 71.3 27.57
11 43.554 2.50 1.80518 25.4 28.18
12 118.512 (可変) 28.19
13 112.198 5.80 1.48749 70.2 29.68
14 -33.659 1.00 1.67270 32.1 29.75
15 -58.078 2.00 30.13
16 43.859 4.50 1.60300 65.4 29.44
17 56.210 1.80 1.67270 32.1 28.20
18 57.556 3.50 27.64
19(絞り) ∞ (可変) 27.21
20 -43.079 2.10 1.60311 60.6 23.33
21 -208.648 (可変) 23.83
22 352.540 3.50 1.48749 70.2 28.37
23 -63.013 0.15 28.51
24 150.359 1.60 1.80518 25.4 28.26
25 44.552 2.00 28.08
26 125.198 3.00 1.51633 64.1 28.35
27 -170.987 0.15 28.74
28 41.764 4.10 1.63854 55.5 29.73
29 -246.502 (可変) 29.61
30 418.847 1.35 1.83481 42.7 28.94
31 36.582 5.00 1.72825 28.5 28.20
32 -376.556 1.35 1.77250 49.6 27.91
33 53.921 (可変) 27.42
像面 ∞

各種データ
ズーム比 3.80
広角 中間 望遠
焦点距離 101.58 191.46 386.26
Fナンバー 4.63 5.24 5.83
画角 12.02 6.45 3.21
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 160.63 191.88 204.09
BF 70.98 84.31 107.22

d 6 5.48 50.07 85.18
d12 20.00 13.15 7.00
d19 11.10 17.41 23.14
d21 26.77 19.33 12.57
d29 22.70 17.35 1.63
d33 70.98 84.31 107.22

入射瞳位置 63.14 178.17 382.30
射出瞳位置 -62.09 -57.48 -52.38
前側主点位置 87.18 111.09 -166.24
後側主点位置 -30.59 -107.15 -279.03

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 181.18
2 7 -47.63
3 13 68.92
4 20 -90.44
5 22 47.04
6 30 -64.99

[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 106.739 5.60 1.48749 70.2 66.52
2 485.684 0.15 66.22
3 102.189 2.80 1.74950 35.0 65.13
4 64.464 0.12 62.73
5 64.987 9.70 1.43387 95.1 62.74
6 686.779 (可変) 62.08
7 123.616 1.40 1.71300 53.9 28.35
8 39.871 4.50 27.41
9 -65.922 1.40 1.61800 63.4 27.40
10 42.893 3.00 1.84666 23.8 28.18
11 222.886 (可変) 28.23
12* 87.392 5.50 1.48749 70.2 29.85
13 -39.236 1.00 1.67270 32.1 29.87
14 -62.554 1.50 30.09
15 34.892 4.60 1.60300 65.4 29.04
16 159.637 1.80 1.83400 37.2 28.14
17 51.833 3.50 26.95
18(絞り) ∞ (可変) 26.45
19 -41.123 2.10 1.60311 60.6 22.69
20 -906.639 (可変) 23.11
21 562.917 3.50 1.48749 70.2 27.59
22 -60.595 0.15 27.77
23 138.426 1.60 1.80518 25.4 27.60
24 45.386 1.50 27.52
25 96.083 3.00 1.51633 64.1 27.70
26 -162.281 0.15 28.00
27 42.281 4.10 1.63854 55.5 28.77
28 -236.692 (可変) 28.61
29 -5627.048 1.35 1.83481 42.7 27.96
30 52.210 4.20 1.72825 28.5 27.43
31 -82.691 1.35 1.77250 49.6 27.25
32 55.479 (可変) 26.71
像面 ∞

非球面データ
第12面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.44704e-007 A 6= 5.08805e-010

各種データ
ズーム比 3.77
広角 中間 望遠
焦点距離 102.97 196.65 387.81
Fナンバー 4.63 5.38 5.83
画角 11.87 6.28 3.19
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 161.07 188.30 200.83
BF 71.07 88.42 111.01

d 6 11.76 56.34 91.46
d11 22.66 14.76 7.78
d18 11.63 13.18 15.16
d20 25.56 19.78 15.19
d28 19.89 14.66 1.68
d32 71.07 88.42 111.01

入射瞳位置 70.19 189.47 400.18
射出瞳位置 -60.30 -52.23 -46.79
前側主点位置 92.45 111.19 -165.09
後側主点位置 -31.90 -108.23 -276.80

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 184.36
2 7 -49.19
3 12 63.84
4 19 -71.49
5 21 43.45
6 29 -59.68

[数値実施例4]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 108.034 6.30 1.48749 70.2 66.25
2 1109.534 0.15 65.92
3 101.512 2.80 1.74950 35.0 64.52
4 62.549 0.12 61.96
5 63.042 9.50 1.43387 95.1 61.97
6 444.186 (可変) 61.24
7 80.819 1.40 1.71300 53.9 28.45
8 37.991 4.50 27.46
9 -59.253 1.40 1.61800 63.4 27.43
10 46.591 2.80 1.84666 23.8 28.10
11 161.844 (可変) 28.14
12 114.343 6.00 1.48749 70.2 29.81
13 -35.131 0.00 29.91
14 -35.131 1.00 1.63980 34.5 29.91
15 -61.910 1.00 30.24
16 41.151 3.50 1.60300 65.4 29.67
17 56.547 1.80 1.67270 32.1 28.77
18 57.537 3.50 28.17
19(絞り) ∞ (可変) 27.73
20 -45.251 2.10 1.60311 60.6 23.39
21 -408.853 (可変) 23.82
22 334.329 3.50 1.48749 70.2 28.72
23 -61.045 0.15 28.84
24 160.613 1.60 1.80518 25.4 28.85
25 44.680 1.50 28.71
26 101.919 3.00 1.51633 64.1 28.78
27 -184.186 0.15 29.09
28 40.734 4.10 1.63854 55.5 30.00
29 -445.807 (可変) 29.85
30 633.726 1.35 1.83481 42.7 29.16
31 39.749 4.88 1.72825 28.5 28.45
32 -170.481 1.35 1.77250 49.6 28.20
33 55.268 (可変) 27.68
像面 ∞

各種データ
ズーム比 3.81
広角 中間 望遠
焦点距離 101.43 191.29 386.22
Fナンバー 4.63 5.26 5.83
画角 12.04 6.45 3.21
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 161.42 192.17 204.42
BF 70.82 84.66 107.53

d 6 8.31 52.89 88.01
d11 19.93 13.44 7.57
d19 11.48 16.92 21.96
d21 29.45 22.19 15.57
d29 22.81 17.28 1.86
d33 70.82 84.66 107.53

入射瞳位置 62.86 177.44 380.43
射出瞳位置 -64.68 -58.98 -53.46
前側主点位置 88.36 113.99 -159.94
後側主点位置 -30.61 -106.63 -278.69

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 181.37
2 7 -47.42
3 12 66.15
4 20 -84.55
5 22 47.14
6 30 -63.87
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
L1:第1レンズ群
L2:第2レンズ群
L3:第3レンズ群
L4:第4レンズ群
L5:第5レンズ群
L6:第6レンズ群
SP:開口絞り
縦収差図中、球面収差、歪曲、色収差において、
実線:d線
2点鎖線:g線
縦収差図中、非点収差において、
鎖線:メリディオナル像面
実線:サジタル像面

Claims (9)

  1. 物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群、及び複数のレンズ群より成る後群を有し、ズーミングに際して、前記レンズ群どうしの間隔を変化させるズームレンズにおいて、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群を物体側へ移動させ、前記第3群全体又は一部のレンズ群を光軸に垂直方向に変位させて防振を行い、下記の条件式を満足することを特徴としたズームレンズ。
    0.04 < |mRN−mRP|/ft <0.06
    ここで、
    ftは望遠端における全系の焦点距離、
    mRPは広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も正の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量、
    mRNは広角端から望遠端へズーミングする際の前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群の光軸方向の移動量である。
  2. 下記の条件式を満足することを特徴とした請求項1に記載のズームレンズ。
    0.15<f3a/ft<0.35
    −2.5<β3at<−1.1
    0.7<|f3a/f3|<1.6
    5<βRt<0.95
    0.15<f3/ft<0.35
    ここで、
    f3は第3レンズ群の焦点距離、
    f3aは第3レンズ群中防振時光軸と垂直に移動するレンズ群の焦点距離、
    β3atは第3レンズ群中防振時光軸と垂直に移動するレンズ群の横倍率、
    βRtは第3レンズ群中防振時光軸と垂直に移動するレンズ群より像面側に配置されるレンズ群全体の横倍率である。
  3. 下記の条件式を満足することを特徴とした請求項1に記載のズームレンズ。
    0.4<f1/ft<0.55
    11<|f2/ft|<0.2
    ここで、
    f1は第1レンズ群の焦点距離、
    f2は第2レンズ群の焦点距離である。
  4. 下記の条件式を満足することを特徴とした請求項1に記載のズームレンズ。
    15<|fRN2/ft|<0.4
    ここで、fRN2は前記後群中2番目に負の屈折力の強いレンズ群の焦点距離である。
  5. 下記の条件式を満足することを特徴とした請求項1に記載のズームレンズ。
    0.1<fRP/ft<0.15
    0.12<|fRN/ft|<0.2
    −0.25< m1/ft<−0.15
    −0.15< mRN/ft<−0.08
    ここで、
    fRPは前記後群中最も正の屈折力の強いレンズ群の焦点距離、
    fRNは前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群の焦点距離、
    m1は広角端から望遠端へズーミングする際の第1レンズ群の光軸方向の移動量である。
  6. 無限遠から至近へのフォーカシングに際し、前記後群中最も負の屈折力の強いレンズ群を光軸方向像面側へ移動させたことを特徴とした請求項1に記載のズームレンズ。
  7. 無限遠から至近へのフォーカシングに際し、前記後群中最も正の屈折力の強いレンズ群を光軸方向物体側へ移動させたことを特徴とした請求項1に記載のズームレンズ。
  8. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のズームレンズ。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子とを有していることを特徴とする撮像装置。
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