JP2014041044A - トルクセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】バックヨークからのリング磁石の脱落を防止すること。
【解決手段】第1シャフト11と共に回転する磁気発生部22と、第2シャフト12と共に回転する回転磁気回路部25と、ハウジング30に固定された固定磁気回路部31と、トーションバー21のねじれ変形に伴って磁気発生部22から回転磁気回路部25を通じて固定磁気回路部31に導かれる磁束密度を検出する磁気検出器48と、を備え、磁気発生部22は、第1シャフト11の外周面に固定される環状のバックヨーク24と、バックヨーク24の端面に結合される環状のリング磁石23と、バックヨーク24とリング磁石23とに亘って吸着する熱収縮チューブ60と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、ステアリングシャフトに作用するトルクを検出するトルクセンサに関するものである。
車両のステアリング装置に設けられるトルクセンサとして、ステアリングシャフトに作用する操舵トルクを磁力によって検出する非接触タイプのものが知られている。
特許文献1には、トルクセンサの磁気発生部として、入力シャフトに固定されるバックヨークと、バックヨークに固定されるリング磁石と、を備えるものが開示されている。
特開2009−244205号公報
一般的に、リング磁石は接着剤を介してバックヨークに結合される。リング磁石とバックヨークの間の接着不良が発生した場合には、リング磁石がバックヨークから脱落するおそれがある。リング磁石が脱落した場合には、トルクセンサの出力に誤差が生じてしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、バックヨークからのリング磁石の脱落を防止することを目的とする。
本発明は、ハウジング内に回転自在に支持された第1シャフトと第2シャフトとを連結するトーションバーに作用するトルクを検出するトルクセンサであって、前記第1シャフトと共に回転する磁気発生部と、前記第2シャフトと共に回転する回転磁気回路部と、前記ハウジングに固定された固定磁気回路部と、前記トーションバーのねじれ変形に伴って前記磁気発生部から前記回転磁気回路部を通じて前記固定磁気回路部に導かれる磁束密度を検出する磁気検出器と、を備え、前記磁気発生部は、前記第1シャフトの外周面に固定される環状のバックヨークと、前記バックヨークの端面に結合される環状のリング磁石と、前記バックヨークと前記リング磁石とに亘って吸着する熱収縮チューブと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、バックヨークとリング磁石とに亘って吸着する熱収縮チューブを備えるため、バックヨークからのリング磁石の脱落を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るトルクセンサが適用される電動パワーステアリング装置の縦断面図である。 リング磁石、回転磁気回路部、固定磁気回路部、及び磁気センサの斜視図である。 磁気発生部の底面図である。 回転磁気回路部の斜視図である。 磁気発生部の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るトルクセンサの磁気発生部の断面図である。 図6の一点鎖線で囲んだ部分の拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るトルクセンサ100について説明する。
まず、図1を参照して、トルクセンサ100が適用される電動パワーステアリング装置1について説明する。
電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト10と出力シャフト12がステアリングホイールに連係して回転し、出力シャフト12の下端に設けられたピニオンと噛合するラック軸を軸方向に移動させることで車輪を操舵するものである。
電動パワーステアリング装置1は、操舵トルクを補助的に付与するアシスト機構として、出力シャフト12に連結されたウォームホイールと、ウォームホイールと噛合するウォームと、ウォームを回転駆動する電動モータと、を備える。電動パワーステアリング装置1は、電動モータの回転トルクによって出力シャフト12に操舵補助トルクを付与する。
ステアリングシャフト10は、第1シャフトとしての入力シャフト11と、入力シャフト11に連結されたトーションバー21と、から構成される。入力シャフト11は、転がり軸受37を介してハウジング30に回転自在に支持される。第2シャフトとしての出力シャフト12は、転がり軸受38を介してハウジング41に回転自在に支持される。入力シャフト11の下端側と出力シャフト12の上端側との間には、滑り軸受39が介装される。入力シャフト11と出力シャフト12は、同一軸上で回転自在にハウジング30,41に支持される。
入力シャフト11は円筒状に形成されており、入力シャフト11の内部にはトーションバー21が同軸に収められる。トーションバー21の上端部は、ピン28を介して入力シャフト11の上端部に連結される。トーションバー21の下端部は、入力シャフト11の下端開口部より突出しており、セレーション29を介して出力シャフト12に連結される。トーションバー21は、ステアリングホイールを介して入力シャフト11に入力される操舵トルクを出力シャフト12に伝達し、その操舵トルクに応じて回転軸Oを中心にねじれ変形する。
電動パワーステアリング装置1には、入力シャフト11と出力シャフト12とを連結するトーションバー21に作用する操舵トルクを検出する非接触式のトルクセンサ100が設けられる。以下では、トルクセンサ100について説明する。
図1及び図2に示すように、トルクセンサ100は、入力シャフト11に固定され入力シャフト11と共に回転する磁気発生部22と、出力シャフト12に固定され出力シャフト12と共に回転する回転磁気回路部25と、ハウジング30に固定された固定磁気回路部31と、トーションバー21のねじれ変形に伴って磁気発生部22から回転磁気回路部25を通じて固定磁気回路部31に導かれる磁束密度を検出する磁気検出器としての磁気センサ48と、を備える。トルクセンサ100は、トーションバー21に作用する操舵トルクを磁気センサ48の出力に基づいて検出する。
上記構成に代え、磁気発生部22を出力シャフト12と共に回転するように出力シャフト12に固定し、回転磁気回路部25を入力シャフト11と共に回転するように入力シャフト11に固定するようにしてもよい。
図1,図3,及び図5に示すように、磁気発生部22は、入力シャフト11に固定される環状のバックヨーク24と、バックヨーク24の端面に結合される環状のリング磁石23と、を備える。
リング磁石23は、入力シャフト11の回転軸O方向に磁気を発生する環状の永久磁石である。リング磁石23は、回転軸O方向へ向けて硬磁性体を着磁することによって形成される多極磁石であり、周方向に等しい幅で形成される12個の磁極を有する。つまり、リング磁石23の上端面23a及び下端面23bには、6個のN極と6個のS極が周方向に交互に配設される。リング磁石23に形成される磁極数は、2個以上の範囲で任意に設定される。
バックヨーク24は軟磁性体によって形成され、下端面51cにリング磁石23の上端面23aである上部磁極面が結合される。バックヨーク24は、リング磁石23を入力シャフト11に連結する連結部材としての機能と、リング磁石23の隣り合う磁極を結んで磁束を導く継鉄としての機能とを有し、リング磁石23の下端面23bである下部磁極面に磁力を集中させる。
図1,図2,及び図4に示すように、回転磁気回路部25は、磁気発生部22のリング磁石23から発生する磁束が導かれる第1軟磁性リング26及び第2軟磁性リング27と、出力シャフト12に取り付けられる取付部材70と、取付部材70に第1軟磁性リング26及び第2軟磁性リング27を固定するモールド樹脂71と、を備える。
第1軟磁性リング26は、環状の第1磁路環部26Cと、第1磁路環部26Cから下向きに突出する6個の第1磁路柱部26Bと、各第1磁路柱部26Bの先端からそれぞれ内向きに屈折してリング磁石23の下端面23bに対峙する第1磁路先端部26Aと、からなる。第2軟磁性リング27は、環状の第2磁路環部27Cと、第2磁路環部27Cから上向きに突出する6個の第2磁路柱部27Bと、各第2磁路柱部27Bの端部からそれぞれ内向きに屈折してリング磁石23の下端面23bに対峙する第2磁路先端部27Aと、からなる。
第1軟磁性リング26及び第2軟磁性リング27は、それぞれプレス加工によって形成される。第1軟磁性リング26及び第2軟磁性リング27は、プレス加工に限らず、鋳造、焼結等によって形成してもよい。
第1磁路先端部26A及び第2磁路先端部27Aは平板状に形成される。第1磁路先端部26Aと第2磁路先端部27Aは、トーションバー21の回転軸Oと直交する同一平面上に、回転軸Oを中心として周方向に交互に等間隔を空けて配置される。
第1磁路先端部26Aと第2磁路先端部27Aは、トーションバー21にトルクが作用していない中立状態で、トーションバー21の径方向に延びるそれぞれの中心線がリング磁石23のN極とS極の境界を指すように配置される。
第1磁路柱部26Bと第2磁路柱部27Bは、それぞれ平板状に形成され、回転軸O方向に延設される。第1磁路柱部26Bは、所定の間隙を空けてリング磁石23の外周面を囲むように配置される。第1磁路柱部26Bは、リング磁石23の磁束を短絡しないように設けられる。また、第2磁路柱部27Bは、回転軸Oに沿って第1磁路柱部26Bと反対方向に延設される。
第1磁路環部26C及び第2磁路環部27Cは、回転軸Oと直交する平面上に配置され、全周がつながった環状に形成される。第1磁路環部26C及び第2磁路環部27Cは、この形状に限られず、部分的にスリットが形成されたC字形状であってもよい。
第1磁路環部26Cはリング磁石23より上方に配置され、第2磁路環部27Cはリング磁石23より下方に配置される。つまり、リング磁石23は、回転軸O方向について第1磁路環部26Cと第2磁路環部27Cの間に配置される。
図1及び図2に示すように、固定磁気回路部31は、第1軟磁性リング26の第1磁路環部26Cの外周に沿って設けられた第1集磁リング32と、第2軟磁性リング27の第2磁路環部27Cの外周に沿って設けられた第2集磁リング33と、第1集磁リング32に接続された第1集磁ヨーク34と、第2集磁リング33に接続された第2集磁ヨーク35と、を備える。
第1集磁リング32及び第2集磁リング33は、部分的にスリットが形成されたC字形状であり、ハウジング30の内周面にかしめ固定される。第1集磁リング32の内周面は第1軟磁性リング26の第1磁路環部26Cに対峙し、第2集磁リング33の内周面は第2軟磁性リング27の第2磁路環部27Cに対峙する。
このように、第1集磁リング32及び第2集磁リング33は、回転磁気回路部25の外周に配置され、回転磁気回路部25の回転振れや偏心の影響を緩和して磁気センサ48側へ磁束を導く機能を有する。
第1集磁ヨーク34は第1集磁リング32の外周面に当接する円弧状の内周面34aを有するブロック状に形成され、第2集磁ヨーク35は第2集磁リング33の外周面に当接する円弧状の内周面35aを有するブロック形状に形成される。
第1集磁ヨーク34には一対の集磁凸部34bが回転軸O方向に延設され、第2集磁ヨーク35にも一対の集磁凸部35bが回転軸O方向に延設される。第1集磁ヨーク34の一対の集磁凸部34bと第2集磁ヨーク35の一対の集磁凸部35bは、所定の隙間である磁気ギャップをもって互いに対向する。つまり、第1集磁ヨーク34と第2集磁ヨーク35との間には、周方向に並ぶ一対の磁気ギャップが形成される。一対の磁気ギャップ内のそれぞれには、磁気センサ48が設置される。
第1集磁ヨーク34及び第2集磁ヨーク35は、回転磁気回路部25からの磁束を第1集磁リング32及び第2集磁リング33を介して磁気センサ48へ集める機能を有する。
第1集磁ヨーク34、第2集磁ヨーク35、磁気センサ48、及び基板47は、モールド樹脂を介してセンサホルダ40に固定される。樹脂製のセンサホルダ40は、円筒部40aがハウジング30の開口部30aに嵌挿されると共に、ボルトを介して金属製のハウジング30に取り付けられる。
磁気を検出するための磁気センサ48にはホール素子が用いられる。ホール素子は、これを通過する磁束密度に応じた電圧を信号として出力するものである。磁気センサ48は、磁気ギャップの磁場の大きさ及び方向に応じた電圧を、基板47及び端子44を通じて出力する。端子44は、センサホルダ40に接続される配線を介して電動パワーステアリング装置1の駆動を制御するコントローラに接続される。
次に、トルクセンサ100による操舵トルクの検出方法について説明する。
トーションバー21にトルクが作用しない中立状態では、第1軟磁性リング26の第1磁路先端部26Aと第2軟磁性リング27の第2磁路先端部27Aとは、それぞれリング磁石23のN極及びS極に同一の面積で対峙して両者を磁気短絡する。そのため、磁束は回転磁気回路部25と固定磁気回路部31に導かれない。
ドライバによるステアリングホイールの操作によってトーションバー21に特定の方向のトルクが作用した場合には、このトルクの方向に応じてトーションバー21はねじれ変形する。トーションバー21がねじれ変形すると、第1磁路先端部26AがS極よりN極に大きな面積を持って対峙する一方、第2磁路先端部27AがN極よりS極に大きな面積を持って対峙する。リング磁石23からの磁束は回転磁気回路部25を通じて固定磁気回路部31に導かれる。具体的には、N極から第1軟磁性リング26、第1集磁リング32、第1集磁ヨーク34、第2集磁ヨーク35、第2集磁リング33、第2軟磁性リング27を経由してS極に向かう経路である。第1集磁ヨーク34と第2集磁ヨーク35の間の磁気ギャップに設置された磁気センサ48は、磁束の大きさ及び方向に応じた電圧値を出力する。
一方、ドライバによるステアリングホイールの操作によってトーションバー21に上記とは逆方向のトルクが作用した場合には、このトルクの方向に応じてトーションバー21が逆方向にねじれ変形する。トーションバー21がねじれ変形すると、第1磁路先端部26AがN極よりS極に大きな面積を持って対峙する一方、第2磁路先端部27AがS極よりN極に大きな面積を持って対峙する。リング磁石23からの磁束は、回転磁気回路部25を通じて固定磁気回路部31に導かれるが、上記とは逆の経路となる。具体的には、N極から第2軟磁性リング27、第2集磁リング33、第2集磁ヨーク35、第1集磁ヨーク34、第1集磁リング32、第1軟磁性リング26を経由してS極に向かう経路である。第1集磁ヨーク34と第2集磁ヨーク35の間の磁気ギャップに設置された磁気センサ48は、磁束の大きさ及び方向に応じた電圧値を出力する。
第1磁路先端部26Aがリング磁石23のN極とS極に対峙する面積差、及び第2磁路先端部27Aがリング磁石23のN極とS極に対峙する面積差が大きいほど磁気ギャップに誘導される磁束が大きくなり、磁気センサ48の出力電圧も増大する。したがって、リング磁石23の磁極数を増やすことにより、磁気センサ48に導かれる磁束密度を高めることができる。
以下では、主に図5を参照して、磁気発生部22について詳しく説明する。
バックヨーク24は、入力シャフト11の外径と略同一の内径を有し、入力シャフト11の外周面に圧入されて固定される環状の本体部51と、本体部51と同一の内径を有すると共に本体部51と比較して外径が小さい薄肉環状部52と、を備える。
バックヨーク24は、本体部51の上端面51aに荷重を加えることによって入力シャフト11の外周面に圧入され、本体部51の内周に形成された段部51bが入力シャフト11の外周に形成された段部11a(図1参照)に当接するまで圧入される。このように、本体部51の上端面51aは、バックヨーク24の圧入時に荷重受け面として機能する。
入力シャフト11の外周面には互いに平行な平面部が形成され、その平面部に薄肉環状部52の一部がかしめられる。このように、薄肉環状部52は入力シャフト11の外周面に固定され、入力シャフト11に対するバックヨーク24の相対回転が防止される。
リング磁石23は、上端面23aが接着剤を介してバックヨーク24の下端面51cに接合される。また、バックヨーク24は軟磁性体によって形成されるため、リング磁石23が及ぼす磁界によって磁化され、リング磁石23に吸着する。このように、リング磁石23とバックヨーク24は、接着剤の接着力及び磁力によって結合する。
しかし、リング磁石23とバックヨーク24の間の接着不良が発生した場合には、リング磁石23がバックヨーク24から脱落するおそれがある。その対策として、磁気発生部22は、バックヨーク24とリング磁石23とに亘って吸着する熱収縮チューブ60を備える。
熱収縮チューブ60は、熱を加えることによって収縮する特性を有する樹脂製のチューブである。熱収縮チューブ60をバックヨーク24とリング磁石23とに亘って吸着させる際には、リング磁石23が接着剤を介してバックヨーク24に結合された状態で、バックヨーク24とリング磁石23を円筒状の熱収縮チューブ60の内側に配置し、加熱炉内で熱収縮チューブ60に熱を加える。これにより、熱収縮チューブ60は収縮してバックヨーク24とリング磁石23とに亘って吸着し、両者を覆う。熱収縮チューブ60は径方向の収縮率が高いが、軸方向にも収縮する。なお、加熱炉内で熱収縮チューブ60に熱を加える代わりに、ヒートガンを用いて熱収縮チューブ60に熱を加えるようにしてもよい。
収縮した熱収縮チューブ60は、内側に折れ曲ってバックヨーク24の上端面51aに吸着する第1屈折部60aと、バックヨーク24及びリング磁石23の外周面に吸着する円筒部60bと、内側に折れ曲ってリング磁石23の下端面23bに吸着する第2屈折部60cと、を備える。第1屈折部60aは、バックヨーク24に引っ掛かってバックヨーク24に対する熱収縮チューブ60の軸方向(回転軸O方向)への移動を規制する機能を有する。一方、第2屈折部60cは、リング磁石23を抱え込んでリング磁石23を保持する機能を有する。このように、熱収縮チューブ60はバックヨーク24とリング磁石23を一体に保持する機能を有するため、バックヨーク24からのリング磁石23の脱落が防止される。
以上の第1実施形態によれば、バックヨーク24とリング磁石23は、両者に亘って吸着する熱収縮チューブ60によって一体に保持されるため、バックヨーク24からのリング磁石23の脱落を防止することができる。
<第2実施形態>
主に図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態に係るトルクセンサについて説明する。
以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係るトルクセンサは、バックヨーク24及び熱収縮チューブ60の構成が第1実施形態と異なる。以下に、詳しく説明する。
上記第1実施形態では、熱収縮チューブ60の第1屈折部60aは、折れ曲って径方向に収縮する際、円筒部60bと異なりバックヨーク24によって収縮が規制されないため、収縮量が大きい。そのため、均等に収縮せず盛り上がってしまうおそれがある。その場合には、その盛り上がった部分が周辺の部材に当たって損傷してゴミが発生し、そのゴミがトルクセンサ100の出力の外乱となるおそれがある。また、第1屈折部60aは、バックヨーク24の圧入時に荷重受け面として機能する上端面51aに吸着するものであるため、バックヨーク24の圧入時に第1屈折部60aが荷重を受けて損傷するおそれがある。これらの問題点を解決するために、第2実施形態ではバックヨーク24及び熱収縮チューブ60が以下のように構成される。
図6及び図7に示すように、バックヨーク24の本体部51の外周面には、環状の溝部65が形成される。溝部65は、リング磁石23から遠ざかる方向に向かって外径が小さくなるテーパ面65aを有するV字形状に形成される。
熱収縮チューブ60の第1屈折部60aは、上端面51aではなく溝部65の内側、具体的にはテーパ面65aに吸着するように構成される。
第1屈折部60aは溝部65に引っ掛かってバックヨーク24に対する熱収縮チューブ60の軸方向(回転軸O方向)への移動を規制するものであり、上端面51aに引っ掛かるものではないため、バックヨーク24の圧入時に上端面51aに荷重を作用させても、第1屈折部60aが損傷することがない。
また、第1屈折部60aが吸着するテーパ面65aは傾斜状に形成されるため、第1屈折部60aは、折れ曲って径方向に収縮する際、上記第1実施形態の場合と比較して径方向の収縮量が小さい。そのため、均等に収縮し、盛り上がるのが防止される。
万が一盛り上がったとしても、第1屈折部60aは溝部65の内側にあるため、盛り上がった部分が周辺の部材に当たって損傷するのが防止され、また、盛り上がった部分がバックヨーク24の外径寸法に影響を与えることもない。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、ドライバがハンドルに加える操舵力を補助する電動パワーステアリング装置に用いられるトルクセンサとして利用することができる。
100 トルクセンサ
1 電動パワーステアリング装置
11 入力シャフト
12 出力シャフト
21 トーションバー
22 磁気発生部
23 リング磁石
24 バックヨーク
25 回転磁気回路部
30 ハウジング
31 固定磁気回路部
60 熱収縮チューブ
60a 第1屈折部
60b 円筒部
60c 第2屈折部
65 溝部
65a テーパ面

Claims (5)

  1. ハウジング内に回転自在に支持された第1シャフトと第2シャフトとを連結するトーションバーに作用するトルクを検出するトルクセンサであって、
    前記第1シャフトと共に回転する磁気発生部と、
    前記第2シャフトと共に回転する回転磁気回路部と、
    前記ハウジングに固定された固定磁気回路部と、
    前記トーションバーのねじれ変形に伴って前記磁気発生部から前記回転磁気回路部を通じて前記固定磁気回路部に導かれる磁束密度を検出する磁気検出器と、を備え、
    前記磁気発生部は、
    前記第1シャフトの外周面に固定される環状のバックヨークと、
    前記バックヨークの端面に結合される環状のリング磁石と、
    前記バックヨークと前記リング磁石とに亘って吸着する熱収縮チューブと、
    を備えることを特徴とするトルクセンサ。
  2. 前記熱収縮チューブは、内側に折れ曲って前記バックヨークに吸着する第1屈折部を有することを特徴とする請求項1に記載のトルクセンサ。
  3. 前記熱収縮チューブは、前記バックヨーク及び前記リング磁石の外周面に吸着する円筒部と、内側に折れ曲って前記リング磁石に吸着する第2屈折部と、をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のトルクセンサ。
  4. 前記バックヨークの外周面には、環状の溝部が形成され、
    前記熱収縮チューブの前記第1屈折部は、前記溝部の内側に吸着することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のトルクセンサ。
  5. 前記溝部は、前記リング磁石から遠ざかる方向に向かって外径が小さくなるテーパ面を有し、
    前記熱収縮チューブの前記第1屈折部は、前記テーパ面に吸着することを特徴とする請求項4に記載のトルクセンサ。
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