JP5412194B2 - 相対角度検出装置及びパワーステアリング装置 - Google Patents

相対角度検出装置及びパワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、相対角度検出装置及びパワーステアリング装置に関する。
近年、ステアリング回転補助を行なうために、ステアリングに加わる回転トルクを、磁気センサを用いて検出する相対角度検出装置(トルクセンサ)が提案されている。
例えば、特許文献1には、以下のように構成されたトルクセンサが記載されている。すなわち、特許文献1に記載のトルクセンサは、入力軸と出力軸とを同軸上に連結するトーションバー、入力軸の端部に取り付けられるリング状の磁石、出力軸の端部に取り付けられる一組の磁気ヨーク、及び磁気ヨークに生じる磁束密度を検出する磁気センサ等より構成される。磁気ヨークは、磁石のN極及びS極と同数(12個)の爪が全周に等間隔に設けられている。この磁気ヨークと磁石は、トーションバーに捩れが生じていない状態で、磁気ヨークに設けられた爪の中心と磁石のN極とS極との境界とが一致するように配置されている。磁気センサは、軸方向に対向する磁気ヨークと磁気ヨークとの間に設けられるギャップ内に挿入されて磁束密度を検出する。
特開2003−149062号公報
磁気センサを用いて検出する相対角度検出装置の近くに、例えば車載スピーカ等の磁性を示す部材が存在すると、その部材から生じる磁界の影響により検出誤差を生じる可能性がある。
これに対して、磁気ヨーク間の磁束密度を検出する磁気センサが配置されている位置とは異なる位置、例えばこの磁気センサよりも回転半径方向の外側の位置に第2の磁気センサを配置し、この第2の磁気センサの出力値に基づいて磁気ヨーク間に配置された磁気センサの検出値を補正することも考えられる。しかしながら、かかる手法においては、これら2つの磁気センサが置かれた磁気的環境が異なるため、両磁気センサに生じる外部磁界による磁気ノイズのレベルが異なり、磁気ノイズの影響を低減することは難しい。
本発明は、磁気ノイズの影響を低減し、精度高く2つの回転軸の相対角度を検出することができる装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、第1の回転軸と第2の回転軸との相対角度を検出する相対角度検出装置であって、前記第1の回転軸に設けられ、当該第1の回転軸の周方向に着磁された磁石と、前記第2の回転軸に設けられ、前記磁石の外周面に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第1の集束部を有する第1の集束部材と、前記第2の回転軸に設けられ、前記磁石の外周面に対向するとともに前記第1の集束部材の前記第1の集束部が対向する前記磁石の極性と同じ極性の磁極に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第2の集束部を有する第2の集束部材と、前記第2の回転軸の軸方向に前記第1の集束部材と前記第2の集束部材との間に設けられ、前記第1の集束部材の前記第1の集束部が対向する前記磁石の極性とは異なる極性の磁極に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第3の集束部を有する第3の集束部材と、前記第1の集束部材と前記第3の集束部材との間の磁束密度を検出する第1の磁束密度検出手段と、前記第2の集束部材と前記第3の集束部材との間の磁束密度を検出する第2の磁束密度検出手段と、前記第1の磁束密度検出手段および前記第2の磁束密度検出手段が検出した磁束密度に基づいて前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との相対角度を検出する相対角度検出手段と、を備えることを特徴とする相対角度検出装置である。
ここで、前記第1の磁束密度検出手段および前記第2の磁束密度検出手段に前記磁石が形成する磁界とは異なる外部磁界が前記第1の回転軸の軸方向に生じている場合には、当該第1の磁束密度検出手段および当該第2の磁束密度検出手段が検出する磁束密度は符号が同じとなることが好適である。
また、前記磁石は、周方向にN極とS極とが交互に配置された円筒状の磁石であり、前記第1の集束部材は前記磁石の周方向に配置されたN極およびS極と同数の前記第1の集束部を有し、前記第2の集束部材は当該磁石の周方向に配置されたN極およびS極と同数の前記第2の集束部を有し、前記第3の集束部材は当該磁石の周方向に配置されたN極およびS極と同数の前記第3の集束部を有し、当該第1の集束部と当該第3の集束部は周方向に交互に配置されており、当該第2の集束部と当該第3の集束部は周方向に交互に配置されていることが好適である。
また、前記第1の集束部材は、前記第1の集束部よりも前記第1の回転軸の回転半径方向に延出する第1の延出部を有し、前記第2の集束部材は、前記第2の集束部よりも前記第1の回転軸の回転半径方向に延出する第2の延出部を有し、前記第3の集束部材は、前記第3の集束部よりも前記第1の回転軸の回転半径方向に延出する第3の延出部を有し、前記第1の磁束密度検出手段は、前記第1の集束部材の前記第1の延出部と前記第3の集束部材の前記第3の延出部との間の磁束密度を検出し、前記第2の磁束密度検出手段は、前記第2の集束部材の前記第2の延出部と前記第3の集束部材の前記第3の延出部との間の磁束密度を検出することが好適である。
そして、前記第3の集束部材の前記第3の集束部は、前記第1の集束部材側に延びる第1側集束部と、前記第2の集束部材側に延びる第2側集束部とを有することが好適である。
また、他の観点から捉えると、本発明は、ステアリングホイールに連結される第1の回転軸と、トーションバーを介して前記第1の回転軸と連結される第2の回転軸と、前記第1の回転軸に設けられ、当該第1の回転軸の周方向に着磁された磁石と、前記第2の回転軸に設けられ、前記磁石の外周面に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第1の集束部を有する第1の集束部材と、前記第2の回転軸に設けられ、前記磁石の外周面に対向するとともに前記第1の集束部材の前記第1の集束部が対向する前記磁石の極性と同じ極性の磁極に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第2の集束部を有する第2の集束部材と、前記第2の回転軸の軸方向に前記第1の集束部材と前記第2の集束部材との間に設けられ、前記第1の集束部材の前記第1の集束部が対向する前記磁石の極性とは異なる極性の磁極に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第3の集束部を有する第3の集束部材と、前記第1の集束部材と前記第3の集束部材との間の磁束密度を検出する第1の磁束密度検出手段と、前記第2の集束部材と前記第3の集束部材との間の磁束密度を検出する第2の磁束密度検出手段と、前記第1の磁束密度検出手段および前記第2の磁束密度検出手段が検出した磁束密度に基づいて前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との相対角度を検出する相対角度検出手段と、を備えることを特徴とするパワーステアリング装置である。
本発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、磁気ノイズの影響を低減させることができ、2つの回転軸の相対角度をより精度高く検出することができる。
実施の形態に係る相対角度検出装置を適用した電動パワーステアリング装置の断面図である。 図1におけるX部の拡大図である。 実施の形態に係る相対角度検出装置の主要部品の概略構成図である。 相対角度検出装置を、図1におけるY方向から見た図である。 第1の回転軸と第2の回転軸とが相対変位する前の相対角度検出装置の状態を示す図である。 図4で見た場合に、磁石(第1の回転軸)がヨーク(第2の回転軸)に対して反時計回転方向に回転した状態を示す図である。 図4で見た場合に、磁石がヨークに対して時計回転方向に回転した状態を示す図である。 磁石(第1の回転軸)とヨーク(第2の回転軸)との相対角度と第1の磁気センサおよび第2の磁気センサが検出する磁束密度との関係を示す図である。 出力電圧V1、出力電圧V2および減算値Vdと、両回転軸の相対角度との相関関係を示す図である。 他の実施の形態に係る相対角度検出装置の主要部品の概略構成図である。 他の態様のヨークを備えた相対角度検出装置の概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る相対角度検出装置1を適用した電動パワーステアリング装置100の断面図である。図2は、図1におけるX部の拡大図である。図3は、実施の形態に係る相対角度検出装置1の主要部品の概略構成図である。図4は、相対角度検出装置1を、図1におけるY方向から見た図である。なお、図3においては、ブラケット60は省略している。
相対角度検出装置(以下、単に「検出装置」という。)1は、ハウジング110に回転可能に支持された第1の回転軸120と、同じくハウジング110に回転可能に支持された第2の回転軸130との相対角度を検出する装置である。
ハウジング110は、例えば自動車などの乗り物の本体フレーム(以下、「車体」と称する場合もある。)に固定される部材であり、第1ハウジング111と第2ハウジング112とが、例えばボルトなどにより結合されて構成される。
第1の回転軸120は、例えばステアリングホイールが連結される回転軸であり、軸受113を介して第1ハウジング111に回転可能に支持されている。
第2の回転軸130は、トーションバー140を介して第1の回転軸120に同軸的に結合されているとともに軸受114を介して第2ハウジング112に回転可能に支持されている。また、第2の回転軸130に形成されたピニオン131が、車輪に連結されるラック軸(不図示)のラック(不図示)と噛み合っている。そして、第2の回転軸130の回転運動がピニオン131、ラックを介してラック軸の直線運動に変換され、車輪が操舵される。
また、第2の回転軸130には、例えば圧入などによりウォームホイール150が固定されている。このウォームホイール150は、第2ハウジング112に固定された電動モータ160の出力軸に連結されたウォームギヤ161と噛み合っている。
以上のように構成された電動パワーステアリング装置100は、第1の回転軸120と第2の回転軸130との相対角度を検出装置1にて検出し、検出した相対角度に基づいてステアリングホイールに加えられた操舵トルクを認識する。そして、認識した操舵トルクに基づいて電動モータ160を駆動し、電動モータ160の発生トルクをウォームギヤ161、ウォームホイール150を介して第2の回転軸130に伝達する。これにより、電動モータ160の発生トルクが、ステアリングホイールに加える運転者の操舵力をアシストする。
以下に、検出装置1について詳述する。
検出装置1は、第1の回転軸120に取り付けられる磁石10と、磁石10が形成する磁界内に配置されたヨーク30と、ヨーク30に生じる磁束密度を検出する磁気センサ40と、磁気センサ40からの出力値に基づいて第1の回転軸120と第2の回転軸130との相対角度を検出する相対角度検出部50とを有している。
磁石10は、円筒状であり、図3に示すように、第1の回転軸120の周方向にN極とS極とが交互に配置されるとともに周方向に着磁されている。この磁石10は、カラー11を介して第1の回転軸120に取り付けられている。つまり、磁石10がカラー11に固定されており、カラー11が第1の回転軸120に固定されている。そして、磁石10は第1の回転軸120とともに回転する。なお、磁石10の第1の回転軸120の軸方向の長さは、ヨーク30の長さよりも長い。
ヨーク30は、第1の集束部材の一例としての第1のヨーク31と、第2の集束部材の一例としての第2のヨーク32と、第1の回転軸120の軸方向に第1のヨーク31と第2のヨーク32との間に設けられた、第3の集束部材の一例としての第3のヨーク33とから構成されている。これら第1のヨーク31、第2のヨーク32および第3のヨーク33は、第2の回転軸130に取り付けられる。
第1のヨーク31は、磁石10の外径よりも大きな径の孔が内側に形成された円板状の第1の円環部31aと、この第1の円環部31aから第1の回転軸120の軸方向に延びるように形成された複数の第1の突起部31bとを有している。
第1の突起部31bは、磁石10のN極およびS極と同数形成されている。つまり、磁石10のN極およびS極がそれぞれ例えば12個である場合には、第1の突起部31bも12個形成されている。そして、この第1の突起部31bは、第1の回転軸120の回転半径方向においては、図2,図4に示すように、磁石10の外周面と対向するようにこの外周面よりもやや外側に配置されており、その第1の突起部31bの磁石10と対向する面は、第1の回転軸120の回転軸に直交する方向に見ると長方形である。
そして、第1の突起部31bは、磁石10により形成される磁力線を集束する第1の集束部の一例として機能し、第1の円環部31aは、第1の突起部31bよりも第1の回転軸120の回転半径方向に延出する第1の延出部の一例として機能する。
第2のヨーク32は、磁石10の外径よりも大きな径の孔が内側に形成された円板状の第2の円環部32aと、この第2の円環部32aから第1の回転軸120の軸方向に延びるように形成された複数の第2の突起部32bとを有している。
第2の突起部32bは、磁石10のN極およびS極と同数形成されている。そして、この第2の突起部32bは、第1の回転軸120の回転半径方向においては、図2,図4に示すように、磁石10の外周面と対向するようにこの外周面よりもやや外側に配置されており、その第2の突起部32bの磁石10と対向する面は、第1の回転軸120の回転軸に直交する方向に見ると長方形である。
そして、第2の突起部32bは、磁石10により形成される磁力線を集束する第2の集束部の一例として機能し、第2の円環部32aは、第2の突起部32bよりも第1の回転軸120の回転半径方向に延出する第2の延出部の一例として機能する。
第3のヨーク33は、磁石10の外径よりも大きな径の孔が内側に形成された円板状の第3の円環部33aと、この第3の円環部33aから第1の回転軸120の軸方向に、第1のヨーク31側へ延びるように形成された複数の第3の突起部33bと、第2のヨーク32側へ延びるように形成された複数の第4の突起部34bとを有している。
第3の突起部33bおよび第4の突起部34bは、磁石10のN極およびS極と同数形成されている。そして、この第3の突起部33bおよび第4の突起部34bは、第1の回転軸120の回転半径方向においては、図2,図4に示すように、磁石10の外周面と対向するようにこの外周面よりもやや外側に配置されており、その第3の突起部33bおよび第4の突起部34bの磁石10と対向する面は、第1の回転軸120の回転軸に直交する方向に見ると長方形である。
そして、第3の突起部33bおよび第4の突起部34bは、磁石10により形成される磁力線を集束する第3の集束部の一例として機能し、第3の円環部33aは、第3の突起部33bおよび第4の突起部34bよりも第1の回転軸120の回転半径方向に延出する第3の延出部の一例として機能する。また、第3の突起部33bは、第1のヨーク31側に延びる第1側集束部の一例として機能し、第4の突起部34bは、第2のヨーク32側に延びる第2側集束部の一例として機能する。
また、第1のヨーク31の第1の突起部31bと第3のヨーク33の第3の突起部33bとは、第1の回転軸120の周方向に交互に配置されている。第2のヨーク32の第2の突起部32bと第3のヨーク33の第4の突起部34bとは、第1の回転軸120の周方向に交互に配置されている。
なお、本実施の形態に係る第3のヨーク33においては、第3の突起部33bおよび第4の突起部34bは、第1の回転軸120の軸方向に一体的に連続して形成されている。
そして、本実施の形態に係る検出装置1においては、トーションバー140に操舵トルクが加わっていない状態、つまりトーションバー140に捩れが生じていない初期状態のときに、図4に示すように、第1の回転軸120の周方向において、時計回転方向に見た場合に磁石10のN極とS極との境界線と第1のヨーク31の第1の突起部31bの周方向の中心が一致するように配置されている。
第2のヨーク32の第2の突起部32bは、第1の回転軸120の周方向には、第1のヨーク31の第1の突起部31bと同じ位置となるように配置されている。つまり、トーションバー140に操舵トルクが加わっていない初期状態のときに、第1の突起部31bが対向する磁石10のN極とS極との境界線と、第2の突起部32bの周方向の中心が一致するように配置されている。すなわち、図4に示すように、時計回転方向に見た場合に磁石10のN極とS極との境界線と第2の突起部32bの周方向の中心が一致するように配置されている。そして、トーションバー140に操舵トルクが加わってトーションバー140に捩れが生じ、第1の突起部31bが磁石10のN極あるいはS極と対向する場合に、第2の突起部32bは、第1の突起部31bが対向する極性と同じ極性の磁極に対向する。
第3のヨーク33の第3の突起部33bおよび第4の突起部34bは、初期状態のときに、第1の回転軸120の周方向において、図4に示すように、時計回転方向に見た場合に磁石10のS極とN極との境界線と第3の突起部33bおよび第4の突起部34bの周方向の中心が一致するように配置されている。そして、トーションバー140に操舵トルクが加わってトーションバー140に捩れが生じ、第1の突起部31bが磁石10のN極あるいはS極と対向する場合に、第3の突起部33bおよび第4の突起部34bは、第1の突起部31bが対向する極性とは異なる極性の磁極に対向する。
また、本実施の形態に係るヨーク30においては、図2に示すように、第1のヨーク31、第2のヨーク32および第3のヨーク33は、インサートモールド成形により一体化されている。そして、インサートモールド成形する際にブラケット60(図2参照)をも一体成形している。ブラケット60は、第2の回転軸130の軸方向に延びる薄肉円筒状の軸方向部位61と、軸方向部位61から第2の回転軸130の回転半径方向に延びる円板状の半径方向部位62とを有する。そして、ブラケット60の軸方向部位61が第2の回転軸130に圧入、溶接あるいはねじ止めされることにより、軸方向部位61が第2の回転軸130に固定されている。これにより、ヨーク30は、第2の回転軸130に固定される。
なお、ヨーク30を成形する際には、第1のヨーク31、第2のヨーク32として同じ部品を使用し、配置方向を変えるだけにすることにより部品の種類が増えるのを抑制することが可能となる。
第1の磁気センサ41は、ハウジング110に固定されており、第1の回転軸120の軸方向において、第1のヨーク31の第1の円環部31aと第3のヨーク33の第3の円環部33aとの間に配置されている。第1の磁気センサ41は、第1のヨーク31と第3のヨーク33との間の磁束密度を検出し、検出した磁束密度を電気信号(例えば電圧信号)に変換して出力するセンサであり、磁気抵抗素子、ホールIC、ホール素子などを例示することができる。
また、第2の磁気センサ42は、ハウジング110に固定されており、第1の回転軸120の軸方向において、第2のヨーク32の第2の円環部32aと第3のヨーク33の第3の円環部33aとの間に配置されている。第2の磁気センサ42は、第2のヨーク32と第3のヨーク33との間の磁束密度を検出し、検出した磁束密度を電気信号(例えば電圧信号)に変換して出力するセンサであり、磁気抵抗素子、ホールIC、ホール素子などを例示することができる。
そして、第1の磁気センサ41と第2の磁気センサ42とは、例えば第1の回転軸120の軸方向に同じ向きの磁界が生じている場合には、同じ符号の磁束密度を検出するように配置されている。
相対角度検出部50は、第1の磁気センサ41が検出した磁束密度B1から第2の磁気センサ42が検出した磁束密度B2を減算する減算部51と、減算部51が減算することにより得た磁束密度Bfin(=B1−B2)から第1の回転軸120と第2の回転軸130との相対角度を導き出す導出部52とを有する。例えば、第1の磁気センサ41および第2の磁気センサ42が磁束密度を検出し、検出した磁束密度を電圧信号に変換して出力するセンサである場合には、減算部51は、第1の磁気センサ41の出力電圧V1から第2の磁気センサ42の出力電圧V2を減算し、導出部52は、出力電圧V1から出力電圧V2を減算した値と、両回転軸120,130の相対角度との相関関係を示すマップに、出力電圧V1から出力電圧V2を減算した値を代入することにより両回転軸120,130の相対角度を検出してもよい。
相対角度検出部50は、ハウジング110の外側に設けられて電動パワーステアリング装置100の電動モータ160を制御する制御装置(不図示)により実現されることを例示することができる。あるいは、相対角度検出部50を、電動モータ160を制御する制御装置とは別のコンピュータ(不図示)により実現してもよい。かかる場合には、このコンピュータが、第1の磁気センサ41の出力値と第2の磁気センサ42の出力値とに基づいて両回転軸120,130の相対角度を算出し、算出した相対角度を電動モータ160の制御装置へ出力する。
以上のように構成された検出装置1においては、以下に示すように作用する。
図5は、第1の回転軸120と第2の回転軸130とが相対変位する前の検出装置1の状態を示す図である。図5(a)は、磁石10とヨーク30との関係を、図1におけるY方向に見た図である。図5(b)は、磁石10およびヨーク30を、(a)におけるZ方向に見た図である。
トーションバー140に操舵トルクが加わっていない状態、つまりトーションバー140に捩れが生じていない初期状態のときは、図4、図5(a)に示すように、第1の回転軸120の周方向において、ヨーク30の全ての突起部である第1の突起部31b〜第4の突起部34bの周方向の中心と、磁石10のN極とS極との境界線とが一致する。かかる場合、第1の突起部31b〜第4の突起部34bの各突起部には、磁石10のN極とS極とから同数の磁力線が出入りする。そのため、第1のヨーク31の第1の円環部31aと第3のヨーク33の第3の円環部33aとの間、および第2のヨーク32の第2の円環部32aと第3のヨーク33の第3の円環部33aとの間には磁束密度差が生じないので、第1の磁気センサ41および第2の磁気センサ42の出力はゼロとなる。
ステアリングホイールに操舵トルクが入力されてトーションバー140に捩れが生じると、磁石10とヨーク30との周方向の相対位置が変化する。
図6は、図4で見た場合に、磁石10(第1の回転軸120)がヨーク30(第2の回転軸130)に対して反時計回転方向に回転した状態を示す図である。図7は、図4で見た場合に、磁石10がヨーク30に対して時計回転方向に回転した状態を示す図である。それぞれの図において、(a)は磁石10とヨーク30との関係を、図1におけるY方向から見た図である。(b)は磁石10およびヨーク30を、(a)におけるZ方向に見た図である。
また、図8は、磁石10(第1の回転軸120)とヨーク30(第2の回転軸130)との相対角度と第1の磁気センサ41および第2の磁気センサ42が検出する磁束密度との関係を示す図である。
図6および図7に示すように、トーションバー140が捩れると、第1の回転軸120の周方向において、ヨーク30の第1の突起部31b〜第4の突起部34bの周方向の中心と、磁石10のN極とS極との境界線とが一致しなくなる。つまり、初期状態に比べて、磁石10のいずれかの磁極がヨーク30の第1の突起部31b〜第4の突起部34bと対向する領域が増加する。
より具体的には、図6の状態においては、第1のヨーク31の第1の突起部31bおよび第2のヨーク32の第2の突起部32bは、磁石10のN極と対向する領域が増加し、第3のヨーク33の第3の突起部33bおよび第4の突起部34bは、磁石10のS極と対向する領域が増加する。そのため、磁石10のN極から第1の突起部31bおよび第2の突起部32bに向かう磁力線が、第1の突起部31bおよび第2の突起部32bから磁石10のS極に向かう磁力線よりも増加する。また、第3の突起部33bおよび第4の突起部34bから磁石10のS極に向かう磁力線が、磁石10のN極から第3の突起部33bおよび第4の突起部34bに向かう磁力線よりも増加する。これにより、第1のヨーク31の第1の円環部31aから第3のヨーク33の第3の円環部33aへ向かう磁束密度が増加するとともに第2のヨーク32の第2の円環部32aから第3のヨーク33の第3の円環部33aへ向かう磁束密度が増加する。
そして、第1のヨーク31の第1の円環部31aから第3のヨーク33の第3の円環部33aへ向かう方向をプラスの方向とすると、初期状態から、図4で見た場合に、磁石10(第1の回転軸120)がヨーク30(第2の回転軸130)に対して時計回転方向に回転するにしたがって、第1の磁気センサ41が検出する磁束密度B1がプラスの方向へ大きくなる。他方、第2の磁気センサ42が検出する磁束密度B2がマイナスの方向へ大きくなる。
また、図7の状態においては、第1のヨーク31の第1の突起部31bおよび第2のヨーク32の第2の突起部32bは、磁石10のS極と対向する領域が増加し、第3のヨーク33の第3の突起部33bおよび第4の突起部34bは、磁石10のN極と対向する領域が増加する。そのため、第1の突起部31bおよび第2の突起部32bから磁石10のS極に向かう磁力線が、磁石10のN極から第1の突起部31bおよび第2の突起部32bに向かう磁力線よりも増加する。また、磁石10のN極から第3の突起部33bおよび第4の突起部34bに向かう磁力線が、第3の突起部33bおよび第4の突起部34bから磁石10のS極に向かう磁力線よりも増加する。これにより、第3のヨーク33の第3の円環部33aから第1のヨーク31の第1の円環部31aへ向かう磁束密度が増加するとともに第3のヨーク33の第3の円環部33aから第2のヨーク32の第2の円環部32aへ向かう磁束密度が増加する。それゆえ、初期状態から、図4で見た場合に、磁石10(第1の回転軸120)がヨーク30(第2の回転軸130)に対して反時計回転方向に回転するにしたがって、第1の磁気センサ41が検出する磁束密度B1がマイナスの方向へ大きくなる。他方、第2の磁気センサ42が検出する磁束密度B2がプラスの方向へ大きくなる。
図8においては、第1の回転軸120と第2の回転軸130とを、両方向に磁極1個(α度)分相対的に回転させた場合の磁束密度の変化を示している。そして、トーションバー140が両方向に1/3×α度捩れることを許容する仕様にすることで、第1の磁気センサ41および第2の磁気センサ42は、トーションバー140の捩れ角に比例する磁束密度の変化を検出することができる。
そして、第1の磁気センサ41は検出した磁束密度B1を電気信号(例えば電圧信号)として出力し、第2の磁気センサ42は検出した磁束密度B2を電気信号(例えば電圧信号)として出力する。そして、本実施の形態に係る検出装置1においては、相対角度検出部50の減算部51が、第1の磁気センサ41が検出する磁束密度B1から第2の磁気センサ42が検出する磁束密度B2を減算することにより磁束密度Bfin(=B1−B2)を算出する。そして、導出部52は、磁束密度Bfinと予め記憶されたマップとに基づいて第1の回転軸120と第2の回転軸130との相対角度を導き出す。
本実施の形態に係る検出装置1における第1の磁気センサ41および第2の磁気センサ42が、検出した磁束密度を電圧信号に変換して出力するセンサである場合には、相対角度検出部50の減算部51は、第1の磁気センサ41の出力電圧V1から第2の磁気センサ42の出力電圧V2を減算してもよい。かかる場合、導出部52は、予め経験則に基づいて導き出され記憶領域(例えばROM)に記憶された、出力電圧V1から出力電圧V2を減算した減算値Vd(=V1−V2)と、両回転軸120,130の相対角度との相関関係を示すマップに、減算値Vdを代入することにより両回転軸120,130の相対角度を検出する。なお、図9が、出力電圧V1、出力電圧V2および減算値Vdと、両回転軸120,130の相対角度との相関関係を示す図である。
以上より、相対角度検出部50は、第1の磁気センサ41および第2の磁気センサ42の出力値に基づいて第1の回転軸120と第2の回転軸130との相対角度を検出することが可能となる。
上述のように構成された検出装置1においては、例えば、車載スピーカ等の磁性を示す部材が近くに存在し、その部材から図2の方向の外部磁界が磁気センサ40に対して生じたとしても、検出誤差を生じ難いため、精度高く両回転軸120,130の相対角度を検出することが可能となる。
すなわち、本実施の形態に係る検出装置1においては、2つの磁気センサ41,42が、入力される操舵トルクに応じて一方はプラス方向の磁束密度を検出し、他方はマイナス方向の磁束密度を検出するように、磁石10が形成する磁界の範囲内に3つのヨークを設けるとともに2つの磁気センサを配置した。そのため、トーションバー140が捩れることに起因して検出することとなる2つの磁気センサ41,42の検出値は、符号が異なる磁束密度である。他方、磁気センサ41,42の外部磁界の磁束密度の検出値は同符号である。それゆえ、これら2つの磁気センサ41,42の検出値の差をとることにより、外部ノイズがキャンセルされ、検出誤差が生じ難くなる。
図10は、他の実施の形態に係る相対角度検出装置1の主要部品の概略構成図である。
上述した検出装置1に対して、さらに、第1のヨーク31〜第3のヨーク33の各ヨークに近接する第1の集磁リング71〜第3の集磁リング73を備えてもよい。より具体的には、第1のヨーク31に近接して配置され、第1のヨーク31から磁束を誘導する第1の誘導部材の一例としての第1の集磁リング71と、第2のヨーク32に近接して配置され、第2のヨーク32から磁束を誘導する第2の誘導部材の一例としての第2の集磁リング72と、第3のヨーク33に近接して配置され、第3のヨーク33から磁束を誘導する第3の誘導部材の一例としての第3の集磁リング73とを備える。そして、第1のヨーク31の第1の円環部31aに第1の集磁リング71の第1の円環部71aを近接して配置し、第2のヨーク32の第2の円環部32aに第2の集磁リング72の第2の円環部72aを近接して配置し、第3のヨーク33の第3の円環部33aに第3の集磁リング73の第3の円環部73aを近接して配置する。
そして、入力される操舵トルクに応じて一方はプラス方向の磁束密度を検出し、他方はマイナス方向の磁束密度を検出するように、第1の集磁リング71に形成された第1の延出部71bと第3の集磁リング73に形成された第3の延出部73bとの間に第1の磁気センサ41を、第2の集磁リング72に形成された第2の延出部72bと第3の集磁リング73に形成された第3の延出部73bとの間に第2の磁気センサ42を配置する。
かかる構成においても、磁気センサ40が外部磁界の影響を受けたとしても、2つの磁気センサ41,42の検出値は、相反する方向への磁束密度変化となり、これら2つの磁気センサ41,42の検出値の差をとることにより、外部ノイズをキャンセルすることができる。それゆえ、検出装置1は、本構成を採用しない装置に比べて、検出誤差を生じ難いため、より精度高く両回転軸120,130の相対角度を検出することが可能となる。
図11は、他の態様のヨークを備えた相対角度検出装置1の概略構成図である。上述した実施の形態においては、第3のヨーク33が、第3の円環部33aから、第1のヨーク31側へ延びるように形成された第3の突起部33bと、第2のヨーク32側へ延びるように形成された第4の突起部34bとを有しているが、図11のように構成してもよい。すなわち、第3のヨーク33を、第3の円環部33aと、第3の円環部33aから第1のヨーク31側へ延びるように形成された第3の突起部33bとから構成する。そして、第3のヨーク33とは別に、磁石10の外径よりも大きな径の孔が内側に形成された円板状の第4の円環部34aと、この第4の円環部34aから第1の回転軸120の軸方向に、第2のヨーク32側へ延びるように形成された複数の第4の突起部34bとを有する第4のヨーク34を備えていてもよい。
そして、第1の磁気センサ41を、第1のヨーク31の第1の円環部31aと第3のヨーク33の第3の円環部33aとの間に配置し、第2の磁気センサ42を、第2のヨーク32の第2の円環部32aと第4のヨーク34の第4の円環部34aとの間に配置する。かかる構成においても、検出装置1は、検出誤差を生じ難いため、本構成を採用しない装置に比べて、より精度高く両回転軸120,130の相対角度を検出することが可能となる。
1…相対角度検出装置、10…磁石、30…ヨーク、31…第1のヨーク、32…第2のヨーク、33…第3のヨーク、40…磁気センサ、41…第1の磁気センサ、42…第2の磁気センサ、50…相対角度検出部、60…ブラケット、100…電動パワーステアリング装置、110…ハウジング、120…第1の回転軸、130…第2の回転軸、140…トーションバー、150…ウォームホイール、160…電動モータ

Claims (6)

  1. 第1の回転軸と第2の回転軸との相対角度を検出する相対角度検出装置であって、
    前記第1の回転軸に設けられ、当該第1の回転軸の周方向に着磁された磁石と、
    前記第2の回転軸に設けられ、前記磁石の外周面に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第1の集束部を有する第1の集束部材と、
    前記第2の回転軸に設けられ、前記磁石の外周面に対向するとともに前記第1の集束部材の前記第1の集束部が対向する前記磁石の極性と同じ極性の磁極に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第2の集束部を有する第2の集束部材と、
    前記第2の回転軸の軸方向に前記第1の集束部材と前記第2の集束部材との間に設けられ、前記第1の集束部材の前記第1の集束部が対向する前記磁石の極性とは異なる極性の磁極に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第3の集束部を有する第3の集束部材と、
    前記第1の集束部材と前記第3の集束部材との間の磁束密度を検出する第1の磁束密度検出手段と、
    前記第2の集束部材と前記第3の集束部材との間の磁束密度を検出する第2の磁束密度検出手段と、
    前記第1の磁束密度検出手段および前記第2の磁束密度検出手段が検出した磁束密度に基づいて前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との相対角度を検出する相対角度検出手段と、
    を備えることを特徴とする相対角度検出装置。
  2. 前記第1の磁束密度検出手段および前記第2の磁束密度検出手段に前記磁石が形成する磁界とは異なる外部磁界が前記第1の回転軸の軸方向に生じている場合には、当該第1の磁束密度検出手段および当該第2の磁束密度検出手段が検出する磁束密度は符号が同じとなることを特徴とする請求項1に記載の相対角度検出装置。
  3. 前記磁石は、周方向にN極とS極とが交互に配置された円筒状の磁石であり、
    前記第1の集束部材は前記磁石の周方向に配置されたN極およびS極と同数の前記第1の集束部を有し、前記第2の集束部材は当該磁石の周方向に配置されたN極およびS極と同数の前記第2の集束部を有し、前記第3の集束部材は当該磁石の周方向に配置されたN極およびS極と同数の前記第3の集束部を有し、当該第1の集束部と当該第3の集束部は周方向に交互に配置されており、当該第2の集束部と当該第3の集束部は周方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の相対角度検出装置。
  4. 前記第1の集束部材は、前記第1の集束部よりも前記第1の回転軸の回転半径方向に延出する第1の延出部を有し、
    前記第2の集束部材は、前記第2の集束部よりも前記第1の回転軸の回転半径方向に延出する第2の延出部を有し、
    前記第3の集束部材は、前記第3の集束部よりも前記第1の回転軸の回転半径方向に延出する第3の延出部を有し、
    前記第1の磁束密度検出手段は、前記第1の集束部材の前記第1の延出部と前記第3の集束部材の前記第3の延出部との間の磁束密度を検出し、
    前記第2の磁束密度検出手段は、前記第2の集束部材の前記第2の延出部と前記第3の集束部材の前記第3の延出部との間の磁束密度を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の相対角度検出装置。
  5. 前記第3の集束部材の前記第3の集束部は、前記第1の集束部材側に延びる第1側集束部と、前記第2の集束部材側に延びる第2側集束部とを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の相対角度検出装置。
  6. ステアリングホイールに連結される第1の回転軸と、
    トーションバーを介して前記第1の回転軸と連結される第2の回転軸と、
    前記第1の回転軸に設けられ、当該第1の回転軸の周方向に着磁された磁石と、
    前記第2の回転軸に設けられ、前記磁石の外周面に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第1の集束部を有する第1の集束部材と、
    前記第2の回転軸に設けられ、前記磁石の外周面に対向するとともに前記第1の集束部材の前記第1の集束部が対向する前記磁石の極性と同じ極性の磁極に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第2の集束部を有する第2の集束部材と、
    前記第2の回転軸の軸方向に前記第1の集束部材と前記第2の集束部材との間に設けられ、前記第1の集束部材の前記第1の集束部が対向する前記磁石の極性とは異なる極性の磁極に対向して当該磁石により形成される磁力線を集束する第3の集束部を有する第3の集束部材と、
    前記第1の集束部材と前記第3の集束部材との間の磁束密度を検出する第1の磁束密度検出手段と、
    前記第2の集束部材と前記第3の集束部材との間の磁束密度を検出する第2の磁束密度検出手段と、
    前記第1の磁束密度検出手段および前記第2の磁束密度検出手段が検出した磁束密度に基づいて前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との相対角度を検出する相対角度検出手段と、
    を備えることを特徴とするパワーステアリング装置。
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